JPH10241976A - Ac電流検出装置 - Google Patents
Ac電流検出装置Info
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- JPH10241976A JPH10241976A JP9040958A JP4095897A JPH10241976A JP H10241976 A JPH10241976 A JP H10241976A JP 9040958 A JP9040958 A JP 9040958A JP 4095897 A JP4095897 A JP 4095897A JP H10241976 A JPH10241976 A JP H10241976A
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- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 claims description 5
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Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電流検出トランスとともにラインコイルとが
必要であった。 【解決手段】 AC電源ラインに挿入される巻線L1,
L2からなるラインコイルにて電源ライン上のノイズを
低減するとともに、巻線の異なるこれらの巻線L1,L
2を一次側とするとともに二次側の巻線L3にて一次電
流を変成して電流値を検出するようにしたため、回路内
の部品点数を削減して回路規模を縮小化することが可能
なAC電流検出装置を提供することができる。
必要であった。 【解決手段】 AC電源ラインに挿入される巻線L1,
L2からなるラインコイルにて電源ライン上のノイズを
低減するとともに、巻線の異なるこれらの巻線L1,L
2を一次側とするとともに二次側の巻線L3にて一次電
流を変成して電流値を検出するようにしたため、回路内
の部品点数を削減して回路規模を縮小化することが可能
なAC電流検出装置を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC電源の電流値
を検出するAC電流検出装置に関する。
を検出するAC電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のAC電流検出装置を利用
したインバータエアコンとして図5に示すものが知られ
ている。AC電源は商用電源を使用しており、ラインコ
イル1を介して整流用ブリッジ2に接続するとともに、
同整流用ブリッジ2の出力を平滑してコンプレッサ駆動
用直流モータ3に接続している。むろん、このラインコ
イル1はノイズフィルタとして作動するものであり、図
示しないコアに対して二つの巻線を逆相に巻回して構成
されている。一方、コンプレッサ駆動用直流モータ3の
負荷を制御するためラインコイル1と整流用ブリッジ2
との間に電流検出トランス4を介在させてあり、この電
流検出トランス4の出力に基づいてインバータ制御回路
5が上記コンプレッサ駆動用直流モータ3の出力を制御
している。
したインバータエアコンとして図5に示すものが知られ
ている。AC電源は商用電源を使用しており、ラインコ
イル1を介して整流用ブリッジ2に接続するとともに、
同整流用ブリッジ2の出力を平滑してコンプレッサ駆動
用直流モータ3に接続している。むろん、このラインコ
イル1はノイズフィルタとして作動するものであり、図
示しないコアに対して二つの巻線を逆相に巻回して構成
されている。一方、コンプレッサ駆動用直流モータ3の
負荷を制御するためラインコイル1と整流用ブリッジ2
との間に電流検出トランス4を介在させてあり、この電
流検出トランス4の出力に基づいてインバータ制御回路
5が上記コンプレッサ駆動用直流モータ3の出力を制御
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のAC電
流検出装置の場合、電流検出トランスとともにラインコ
イルを使用しており、二つの部品を備えることになって
組み付けスペースを要するとともに部品点数が増加する
という課題があった。
流検出装置の場合、電流検出トランスとともにラインコ
イルを使用しており、二つの部品を備えることになって
組み付けスペースを要するとともに部品点数が増加する
という課題があった。
【0004】本発明は、上記課題をかんがみてなされた
もので、回路内の部品点数を削減し、回路規模を縮小化
することが可能なAC電流検出装置の提供を目的とす
る。
もので、回路内の部品点数を削減し、回路規模を縮小化
することが可能なAC電流検出装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、AC電源ラインの一線ま
たは各線に挿入される巻線にて電源ライン上のノイズを
低減するノイズフィルタと、このノイズフィルタの巻線
を一次側とするとともに二次側の巻線にて一次電流を変
成して電流値を検出する変流手段とを備えた構成として
ある。
め、請求項1にかかる発明は、AC電源ラインの一線ま
たは各線に挿入される巻線にて電源ライン上のノイズを
低減するノイズフィルタと、このノイズフィルタの巻線
を一次側とするとともに二次側の巻線にて一次電流を変
成して電流値を検出する変流手段とを備えた構成として
ある。
【0006】上記のように構成とした請求項1にかかる
発明においては、上記ノイズフィルタは、AC電源ライ
ンの一線または各線に挿入された巻線にて電源ライン上
でのノイズを低減している。ここにいう巻線とは、少な
くとも電源に対して直列に接続されて電源ライン上での
ノイズを低減するものであればよい。従って、電源ライ
ンに挿入される巻線とコンデンサからなるLC回路等で
構成することができる。
発明においては、上記ノイズフィルタは、AC電源ライ
ンの一線または各線に挿入された巻線にて電源ライン上
でのノイズを低減している。ここにいう巻線とは、少な
くとも電源に対して直列に接続されて電源ライン上での
ノイズを低減するものであればよい。従って、電源ライ
ンに挿入される巻線とコンデンサからなるLC回路等で
構成することができる。
【0007】むろん、巻線特性や巻線の材質等について
も特に限定されるものではないが、かかる巻線にはAC
電源から常時電流が流されている場合が多いので、抵抗
分による発熱性が低く、絶縁耐力が高いといった材質の
巻線を用いる方が有利である。一方、上記変流手段は、
上記ノイズフィルタの巻線を一次側としつつ、二次側の
巻線にて一次電流を変成して電流値を検出している。す
なわち、一次側の巻線に交流電流が流れれば、二次側の
巻線に閉回路を形成しておくことにより励磁電流が流
れ、二次側の励磁電流値を測定することで一次電流値を
概算する。
も特に限定されるものではないが、かかる巻線にはAC
電源から常時電流が流されている場合が多いので、抵抗
分による発熱性が低く、絶縁耐力が高いといった材質の
巻線を用いる方が有利である。一方、上記変流手段は、
上記ノイズフィルタの巻線を一次側としつつ、二次側の
巻線にて一次電流を変成して電流値を検出している。す
なわち、一次側の巻線に交流電流が流れれば、二次側の
巻線に閉回路を形成しておくことにより励磁電流が流
れ、二次側の励磁電流値を測定することで一次電流値を
概算する。
【0008】また、請求項2にかかる発明は、AC電源
に接続される負荷の前段側に挿入される第一の巻線と、
同負荷の後段側に同第一の巻線とは逆相関係となるよう
に挿入されるとともに同第一の巻線の巻数とは異ならせ
た巻数の第二の巻線とからなるラインコイルと、このラ
インコイルを一次側とするとともに二次側の第三の巻線
にて一次電流を変成して電流値を検出する変流手段とを
備えた構成としてある。
に接続される負荷の前段側に挿入される第一の巻線と、
同負荷の後段側に同第一の巻線とは逆相関係となるよう
に挿入されるとともに同第一の巻線の巻数とは異ならせ
た巻数の第二の巻線とからなるラインコイルと、このラ
インコイルを一次側とするとともに二次側の第三の巻線
にて一次電流を変成して電流値を検出する変流手段とを
備えた構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記ラインコイルはAC電源に接続され
る負荷の前段側に挿入される第一の巻線と、同負荷の後
段側に挿入される第二の巻線とから構成されている。さ
らに、第一の巻線と第二の巻線とでは異なった巻数とし
てあるとともに、両巻線を流れる電流が互いに逆相関係
にある。このため、第一の巻線に発生する磁界と第二の
巻線に発生する磁界とは互いに逆向きとなってある程度
の磁界は相殺され、ラインコイル全体としては両巻線の
巻数の差に応じた磁界が生じることになる。かかる構成
としたラインコイルは、特に、AC電源ラインでのノイ
ズ低減回路として有効であり、より詳しくは、電源ライ
ンとアース間を伝導するコモンモードノイズを阻止する
働きを有している。
明においては、上記ラインコイルはAC電源に接続され
る負荷の前段側に挿入される第一の巻線と、同負荷の後
段側に挿入される第二の巻線とから構成されている。さ
らに、第一の巻線と第二の巻線とでは異なった巻数とし
てあるとともに、両巻線を流れる電流が互いに逆相関係
にある。このため、第一の巻線に発生する磁界と第二の
巻線に発生する磁界とは互いに逆向きとなってある程度
の磁界は相殺され、ラインコイル全体としては両巻線の
巻数の差に応じた磁界が生じることになる。かかる構成
としたラインコイルは、特に、AC電源ラインでのノイ
ズ低減回路として有効であり、より詳しくは、電源ライ
ンとアース間を伝導するコモンモードノイズを阻止する
働きを有している。
【0010】一方、上記変流手段は、上記ラインコイル
を一次側として二次側の第三の巻線にて一次電流を変成
して電流値を検出している。すなわち、上述したように
第一の巻線と第二の巻線とを異なった巻数としてあるの
で、ラインコイル全体として磁界が発生することにな
り、この磁界を利用して二次側に励磁電流を発生させて
いる。ここにおいて、第一の巻線と第二の巻線を同一の
巻数としてしまえば、両者が発生する磁界は完全に相殺
され、ラインコイルは全体として磁界を生じない。この
ような状態では二次側に励磁電流を発生させることがで
きず、この意味で、第一の巻線と第二の巻線を異なった
巻数としてある。
を一次側として二次側の第三の巻線にて一次電流を変成
して電流値を検出している。すなわち、上述したように
第一の巻線と第二の巻線とを異なった巻数としてあるの
で、ラインコイル全体として磁界が発生することにな
り、この磁界を利用して二次側に励磁電流を発生させて
いる。ここにおいて、第一の巻線と第二の巻線を同一の
巻数としてしまえば、両者が発生する磁界は完全に相殺
され、ラインコイルは全体として磁界を生じない。この
ような状態では二次側に励磁電流を発生させることがで
きず、この意味で、第一の巻線と第二の巻線を異なった
巻数としてある。
【0011】ところで、上述したような変流手段におい
て、回路を流れる電流の許容範囲内でコアが磁気飽和し
てしまうと、一次電流が増大しても磁束密度の時間変化
が現れなくなってしまう。このような場合、一次電流が
増大しても二次電流は時間変化しなくなってしまい、一
次電流を正しく概算できないことになりかねない。そこ
で、請求項3にかかるAC電流検出装置は、請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載のAC電流検出装置にお
いて、各巻線が巻回されるコアが磁気飽和を発生しない
ようにすることを要旨とする。
て、回路を流れる電流の許容範囲内でコアが磁気飽和し
てしまうと、一次電流が増大しても磁束密度の時間変化
が現れなくなってしまう。このような場合、一次電流が
増大しても二次電流は時間変化しなくなってしまい、一
次電流を正しく概算できないことになりかねない。そこ
で、請求項3にかかるAC電流検出装置は、請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載のAC電流検出装置にお
いて、各巻線が巻回されるコアが磁気飽和を発生しない
ようにすることを要旨とする。
【0012】磁気飽和を生じないようにするためには、
ケイ素鋼板を積層して鉄心を形成しても良いし、飽和磁
束密度が高く磁気飽和特性が緩やかな圧粉磁性体のコア
を用いるようにしてもよいし、上記第一及び第二の巻線
の巻数を全体的に少なくしてもよいし、あるいは両者を
併用するようにしてもよく適宜変更可能である。また、
高周波成分を低減させるフィルタとしての観点で有れば
フェライトなどを利用しても良い。
ケイ素鋼板を積層して鉄心を形成しても良いし、飽和磁
束密度が高く磁気飽和特性が緩やかな圧粉磁性体のコア
を用いるようにしてもよいし、上記第一及び第二の巻線
の巻数を全体的に少なくしてもよいし、あるいは両者を
併用するようにしてもよく適宜変更可能である。また、
高周波成分を低減させるフィルタとしての観点で有れば
フェライトなどを利用しても良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ノイズフ
ィルタ用の巻線と電流検出トランスを一体化することに
より、回路内の部品点数を削減して回路規模を縮小化す
ることが可能なAC電流検出装置を提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、ラインコイ
ルと電流検出トランスとを一体化することにより、さら
に回路規模の縮小化を図ることができる。さらに、請求
項3にかかる発明によれば、コアの磁気飽和を発生させ
ないようにしたため、電流の検出精度を向上させること
ができる。
ィルタ用の巻線と電流検出トランスを一体化することに
より、回路内の部品点数を削減して回路規模を縮小化す
ることが可能なAC電流検出装置を提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、ラインコイ
ルと電流検出トランスとを一体化することにより、さら
に回路規模の縮小化を図ることができる。さらに、請求
項3にかかる発明によれば、コアの磁気飽和を発生させ
ないようにしたため、電流の検出精度を向上させること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるAC電流検出装置を利用したインバータエアコンを
回路図により示している。同図において、商用AC電源
はAC電流検出装置10を介して整流用ブリッジ20に
接続するとともに、この整流用ブリッジ20の出力を平
滑しコンプレッサ駆動用直流モータ30に接続してあ
る。
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるAC電流検出装置を利用したインバータエアコンを
回路図により示している。同図において、商用AC電源
はAC電流検出装置10を介して整流用ブリッジ20に
接続するとともに、この整流用ブリッジ20の出力を平
滑しコンプレッサ駆動用直流モータ30に接続してあ
る。
【0015】AC電流検出装置10は、図2に示すいわ
ゆるCI形状のフェライトからなるコア11と、当該コ
ア11に巻回される三つの巻線L1〜L3とから構成さ
れる。すなわち、図3に示すように同コア11に対して
各巻線L1〜L3を巻回してある。これらの巻回順序は
特に限定されるものではなく、巻線L1,巻線L2,巻
線L3の順番であっても良いし、巻線L1,巻線L3,
巻線L2の順番であっても良いし、巻線L3,巻線L
1,巻線L2の順番であっても良い。むろん、コア11
の形状は特に限定されるものではなく、EI形状のもの
であってもよいし、リング状のものであっても良い。
ゆるCI形状のフェライトからなるコア11と、当該コ
ア11に巻回される三つの巻線L1〜L3とから構成さ
れる。すなわち、図3に示すように同コア11に対して
各巻線L1〜L3を巻回してある。これらの巻回順序は
特に限定されるものではなく、巻線L1,巻線L2,巻
線L3の順番であっても良いし、巻線L1,巻線L3,
巻線L2の順番であっても良いし、巻線L3,巻線L
1,巻線L2の順番であっても良い。むろん、コア11
の形状は特に限定されるものではなく、EI形状のもの
であってもよいし、リング状のものであっても良い。
【0016】これらの巻線L1〜L3のうち、巻線L1
はAC電源と整流用ブリッジ20間における一方の電源
ラインに挿入され、巻線L2はAC電源と整流用ブリッ
ジ20間における他方の電源ラインに挿入されている。
また、巻線L1と巻線L2とは互いに逆相関係となるよ
うに巻回されており、コア11を伴って全体としてライ
ンコイル10aを形成し、AC電源からのノイズを低減
するノイズフィルタの役割を果たしている。ここにおい
て、コア11はフェライトで構成されているため、高周
波成分のノイズを効率よく低減することができる。
はAC電源と整流用ブリッジ20間における一方の電源
ラインに挿入され、巻線L2はAC電源と整流用ブリッ
ジ20間における他方の電源ラインに挿入されている。
また、巻線L1と巻線L2とは互いに逆相関係となるよ
うに巻回されており、コア11を伴って全体としてライ
ンコイル10aを形成し、AC電源からのノイズを低減
するノイズフィルタの役割を果たしている。ここにおい
て、コア11はフェライトで構成されているため、高周
波成分のノイズを効率よく低減することができる。
【0017】本実施形態においては、図2に示す形状の
コア11を用いているが、必ずしもこの形状にとらわれ
る必要はなく、各巻線L1〜L3の磁束が互いに漏出し
ないようになっていればよい。従って、各巻線L1〜L
3の中心に磁束が誘導される限り、各種の形状の鉄心を
用いても構わないし、また、圧粉磁性体などによって形
成しても構わない。また、本実施形態においては巻線L
1,L2,L3を隣接せしめているが、上記のようにコ
ア11にて磁束を誘導している限り、重ね巻きするよう
にしてもよい。
コア11を用いているが、必ずしもこの形状にとらわれ
る必要はなく、各巻線L1〜L3の磁束が互いに漏出し
ないようになっていればよい。従って、各巻線L1〜L
3の中心に磁束が誘導される限り、各種の形状の鉄心を
用いても構わないし、また、圧粉磁性体などによって形
成しても構わない。また、本実施形態においては巻線L
1,L2,L3を隣接せしめているが、上記のようにコ
ア11にて磁束を誘導している限り、重ね巻きするよう
にしてもよい。
【0018】ところで、一般的にノイズフィルタ用のラ
インコイルとしては、二つの巻線間で同一の巻数として
も一向に構わないが、本実施形態のラインコイル10a
においては巻線L1と巻線L2を互いに異なった巻数と
なるように巻回してある。これにより、逆相関係にある
巻線L1の発生する磁界と巻線L2の発生する磁界は一
部相殺されることになるが、このように巻数を異ならせ
ておけばラインコイル10aのコア11内には磁界を発
生する。
インコイルとしては、二つの巻線間で同一の巻数として
も一向に構わないが、本実施形態のラインコイル10a
においては巻線L1と巻線L2を互いに異なった巻数と
なるように巻回してある。これにより、逆相関係にある
巻線L1の発生する磁界と巻線L2の発生する磁界は一
部相殺されることになるが、このように巻数を異ならせ
ておけばラインコイル10aのコア11内には磁界を発
生する。
【0019】むろん、巻数を異ならせて磁界を発生させ
るにしても、コア11の磁気飽和が発生しない程度にし
ている。詳しくは後述するが、巻線L3にてラインコイ
ル10aの磁界の変化に基づく励磁電流を発生させてい
るので、コア11が磁気飽和に達すると正確な電流値を
検出できなくなってしまう。そこで、本実施形態におい
ては、コア11をフェライトにて形成し、飽和磁束密度
が高く磁気飽和特性が緩やかとなるようにしているとと
もに、巻線L1,L2間の巻数差を予め調整してコア1
1の磁気飽和を防止している。
るにしても、コア11の磁気飽和が発生しない程度にし
ている。詳しくは後述するが、巻線L3にてラインコイ
ル10aの磁界の変化に基づく励磁電流を発生させてい
るので、コア11が磁気飽和に達すると正確な電流値を
検出できなくなってしまう。そこで、本実施形態におい
ては、コア11をフェライトにて形成し、飽和磁束密度
が高く磁気飽和特性が緩やかとなるようにしているとと
もに、巻線L1,L2間の巻数差を予め調整してコア1
1の磁気飽和を防止している。
【0020】一方、巻線L3にはコンプレッサ駆動用直
流モータ30の出力を制御するためのインバータ制御回
路40を接続し、巻線L3側に全体として閉回路を形成
している。従って、上述したようにラインコイル10a
に電流が流れると磁界が発生して巻線L3側に励磁電流
が発生する。この励磁電流は各巻線の巻数比が一定であ
る限り、ラインコイル10aを流れる電流に比例するた
め、かかる励磁電流を測定することでラインコイル10
a側を流れる電流を概算する。すなわち、一次側のライ
ンコイル10aを流れる電流を二次側の巻線L3で変成
していることになり、この意味でラインコイルと巻線L
3が上記変流手段を構成する。
流モータ30の出力を制御するためのインバータ制御回
路40を接続し、巻線L3側に全体として閉回路を形成
している。従って、上述したようにラインコイル10a
に電流が流れると磁界が発生して巻線L3側に励磁電流
が発生する。この励磁電流は各巻線の巻数比が一定であ
る限り、ラインコイル10aを流れる電流に比例するた
め、かかる励磁電流を測定することでラインコイル10
a側を流れる電流を概算する。すなわち、一次側のライ
ンコイル10aを流れる電流を二次側の巻線L3で変成
していることになり、この意味でラインコイルと巻線L
3が上記変流手段を構成する。
【0021】なお、インバータ制御回路40は、巻線L
3に対して直列接続された電流検出用抵抗を収容してお
り、この電流検出用抵抗にて電流値を検出し、その検出
結果に基づいてコンプレッサ駆動用直流モータ30の出
力を制御している。また、本実施形態においては、上記
AC電流検出装置をインバータエアコンに適用している
が、AC電源を用いるものであれば、家電を始めとする
各種のAC電流検出に適用可能であることは言うまでも
ない。
3に対して直列接続された電流検出用抵抗を収容してお
り、この電流検出用抵抗にて電流値を検出し、その検出
結果に基づいてコンプレッサ駆動用直流モータ30の出
力を制御している。また、本実施形態においては、上記
AC電流検出装置をインバータエアコンに適用している
が、AC電源を用いるものであれば、家電を始めとする
各種のAC電流検出に適用可能であることは言うまでも
ない。
【0022】次に本実施形態の動作について説明する。
商用AC電源は、AC電流検出装置10を介して整流用
ブリッジ20に接続されるとともに、この整流用ブリッ
ジ20の出力を平滑しコンプレッサ駆動用直流モータ3
0に接続してある。これによりかかる回路には常時直流
電流が流れ、コンプレッサ駆動用直流モータ30は動作
している。AC電流検出装置10は、コア11と当該コ
ア11に巻回された巻線L1〜L3にて構成されてお
り、AC電源と整流用ブリッジ20間の一方の電源ライ
ンに挿入される巻線L1と、当該巻線L1とは逆相関係
であって同AC電源と整流用ブリッジ20間の他方の電
源ラインに挿入される巻線L2とからなるラインコイル
10aにて電源ライン上のノイズを低減している。さら
に、この巻線L1と巻線L2は巻数を異ならせてあるた
め、互いの磁界は幾分か相殺されるものの、ラインコイ
ル10a全体としては巻数の差に応じた磁界が発生する
ことになる。
商用AC電源は、AC電流検出装置10を介して整流用
ブリッジ20に接続されるとともに、この整流用ブリッ
ジ20の出力を平滑しコンプレッサ駆動用直流モータ3
0に接続してある。これによりかかる回路には常時直流
電流が流れ、コンプレッサ駆動用直流モータ30は動作
している。AC電流検出装置10は、コア11と当該コ
ア11に巻回された巻線L1〜L3にて構成されてお
り、AC電源と整流用ブリッジ20間の一方の電源ライ
ンに挿入される巻線L1と、当該巻線L1とは逆相関係
であって同AC電源と整流用ブリッジ20間の他方の電
源ラインに挿入される巻線L2とからなるラインコイル
10aにて電源ライン上のノイズを低減している。さら
に、この巻線L1と巻線L2は巻数を異ならせてあるた
め、互いの磁界は幾分か相殺されるものの、ラインコイ
ル10a全体としては巻数の差に応じた磁界が発生する
ことになる。
【0023】一方、巻線L3にはインバータ制御回路4
0を接続して全体として閉回路を形成してあり、上述し
たようにラインコイル10aに磁界が発生すると励磁電
流が流れる。周知の通り、各巻線の巻数が一定である限
り、巻線L3に発生する励磁電流は、ラインコイル10
a側を流れる電流値に比例する。そこで、かかる励磁電
流をインバータ制御回路40内の巻線L3に直列接続さ
れた電流検出用抵抗にて測定し、測定電流値に基づい
て、コンプレッサ駆動用直流モータ30の出力を制御し
ている。
0を接続して全体として閉回路を形成してあり、上述し
たようにラインコイル10aに磁界が発生すると励磁電
流が流れる。周知の通り、各巻線の巻数が一定である限
り、巻線L3に発生する励磁電流は、ラインコイル10
a側を流れる電流値に比例する。そこで、かかる励磁電
流をインバータ制御回路40内の巻線L3に直列接続さ
れた電流検出用抵抗にて測定し、測定電流値に基づい
て、コンプレッサ駆動用直流モータ30の出力を制御し
ている。
【0024】図4(a)は、上記構成とした回路におい
てAC100V電源を用い、コンプレッサ駆動用直流モ
ータ30の消費電力が基準状態におけるインバータ制御
回路40の検出電流の時間変化を波形図により示してお
り、図4(b)は、同消費電力が基準時の約1.5倍の
時のインバータ制御回路40の検出電流の時間変化を波
形図により示している。同図からも明らかなようにそれ
ぞれの場合の出力に比例した電流値を検出できており、
同電流値が一定となるようにインバータ制御回路40が
コンプレッサ駆動用直流モータ30の出力を制御してい
る。
てAC100V電源を用い、コンプレッサ駆動用直流モ
ータ30の消費電力が基準状態におけるインバータ制御
回路40の検出電流の時間変化を波形図により示してお
り、図4(b)は、同消費電力が基準時の約1.5倍の
時のインバータ制御回路40の検出電流の時間変化を波
形図により示している。同図からも明らかなようにそれ
ぞれの場合の出力に比例した電流値を検出できており、
同電流値が一定となるようにインバータ制御回路40が
コンプレッサ駆動用直流モータ30の出力を制御してい
る。
【0025】このように、AC電源ラインに挿入される
巻線L1,L2からなるラインコイルにて電源ライン上
のノイズを低減するとともに、巻線の異なるこれらの巻
線L1,L2を一次側とするとともに二次側の巻線L3
にて一次電流を変成して電流値を検出するようにしたた
め、回路内の部品点数を削減して回路規模を縮小化する
ことが可能なAC電流検出装置を提供することができ
る。
巻線L1,L2からなるラインコイルにて電源ライン上
のノイズを低減するとともに、巻線の異なるこれらの巻
線L1,L2を一次側とするとともに二次側の巻線L3
にて一次電流を変成して電流値を検出するようにしたた
め、回路内の部品点数を削減して回路規模を縮小化する
ことが可能なAC電流検出装置を提供することができ
る。
【図1】本実施形態にかかるAC電流検出装置を利用し
たインバータエアコンの回路図である。
たインバータエアコンの回路図である。
【図2】コアの正面図である。
【図3】巻線を巻回した状態のコアの正面図である。
【図4】インバータ制御回路の検出電流の時間変化を示
す波形図である。
す波形図である。
【図5】従来のAC電流検出装置を利用したインバータ
エアコンの回路図である。
エアコンの回路図である。
10…AC電流検出装置 10a…ラインコイル 11…コア L1,L2,L3…巻線
Claims (3)
- 【請求項1】 AC電源ラインの一線または各線に挿入
される巻線にて電源ライン上のノイズを低減するノイズ
フィルタと、 このノイズフィルタの巻線を一次側とするとともに二次
側の巻線にて一次電流を変成して電流値を検出する変流
手段とを具備することを特徴とするAC電流検出装置。 - 【請求項2】 AC電源に接続される負荷の前段側に挿
入される第一の巻線と、同負荷の後段側に同第一の巻線
とは逆相関係となるように挿入されるとともに同第一の
巻線の巻数とは異ならせた巻数の第二の巻線とからなる
ラインコイルと、 このラインコイルを一次側とするとともに二次側の第三
の巻線にて一次電流を変成して電流値を検出する変流手
段とを具備することを特徴とするAC電流検出装置。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
に記載のAC電流検出装置において、各巻線を巻回する
コアが磁気飽和を発生しないようにしたことを特徴とす
るAC電流検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9040958A JPH10241976A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | Ac電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9040958A JPH10241976A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | Ac電流検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241976A true JPH10241976A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12595005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9040958A Pending JPH10241976A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | Ac電流検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10241976A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010004971A1 (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | カルソニックカンセイ株式会社 | モータ駆動装置 |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP9040958A patent/JPH10241976A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010004971A1 (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-14 | カルソニックカンセイ株式会社 | モータ駆動装置 |
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