JPH10242492A - 非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法及び光起電力素子 - Google Patents
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法及び光起電力素子Info
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- JPH10242492A JPH10242492A JP9044190A JP4419097A JPH10242492A JP H10242492 A JPH10242492 A JP H10242492A JP 9044190 A JP9044190 A JP 9044190A JP 4419097 A JP4419097 A JP 4419097A JP H10242492 A JPH10242492 A JP H10242492A
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- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的低い基板温度で良好な膜質の非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜を製造する。 【解決手段】 原料ガスを希釈用ガスで希釈し、プラズ
マCVD法により基板上に非晶質シリコンゲルマニウム
薄膜を製造する方法において、水素ガスなどの希釈用ガ
スによる原料ガスの希釈率を、原料ガス中のシリコン用
原料ガスに対して25倍以上とし、かつ基板温度を20
0℃以下にして非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造
することを特徴としている。
リコンゲルマニウム薄膜を製造する。 【解決手段】 原料ガスを希釈用ガスで希釈し、プラズ
マCVD法により基板上に非晶質シリコンゲルマニウム
薄膜を製造する方法において、水素ガスなどの希釈用ガ
スによる原料ガスの希釈率を、原料ガス中のシリコン用
原料ガスに対して25倍以上とし、かつ基板温度を20
0℃以下にして非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造
することを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜を製造する方法及び該製造方法により得
られる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を用いた光起電
力素子に関するものである。
ルマニウム薄膜を製造する方法及び該製造方法により得
られる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を用いた光起電
力素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、安価でかつ容易に大面積の半
導体素子が形成できる材料として非晶質シリコン等に代
表される非晶質半導体薄膜が用いられている。非晶質半
導体薄膜の一般的な形成方法の一つとして、プラズマC
VD法が知られている。また、非晶質半導体薄膜を用い
た半導体素子の一つとして、光エネルギーを電気エネル
ギーに変換する光起電力素子が知られている。
導体素子が形成できる材料として非晶質シリコン等に代
表される非晶質半導体薄膜が用いられている。非晶質半
導体薄膜の一般的な形成方法の一つとして、プラズマC
VD法が知られている。また、非晶質半導体薄膜を用い
た半導体素子の一つとして、光エネルギーを電気エネル
ギーに変換する光起電力素子が知られている。
【0003】光起電力素子としては、光エネルギーを効
率よく電気エネルギーに変換することが望ましく、エネ
ルギー変換効率の向上を目的として種々の検討がなされ
ている。このような変換効率の向上を図る一つの技術と
して、積層型太陽電池が知られている。積層型太陽電池
は、太陽光のスペクトルを有効に利用するため、複数の
発電単位構造を積層しており、各発電単位構造における
半導体材料を光学的バンドギャップの異なるように組み
合わせている。例えば、光入射側に位置する発電単位構
造では、相対的に光学的バンドギャップの大きい非晶質
シリコンを用い、光入射側から遠い発電単位構造におい
ては、非晶質シリコンよりも光学的バンドギャップの小
さい非晶質シリコンゲルマニウムが用いられる。これに
より、非晶質シリコンでは吸収され難い赤外線領域も含
む長波長光を非晶質シリコンゲルマニウムの発電層で吸
収させることができ、太陽光を効率よく吸収し発電する
ことができる。
率よく電気エネルギーに変換することが望ましく、エネ
ルギー変換効率の向上を目的として種々の検討がなされ
ている。このような変換効率の向上を図る一つの技術と
して、積層型太陽電池が知られている。積層型太陽電池
は、太陽光のスペクトルを有効に利用するため、複数の
発電単位構造を積層しており、各発電単位構造における
半導体材料を光学的バンドギャップの異なるように組み
合わせている。例えば、光入射側に位置する発電単位構
造では、相対的に光学的バンドギャップの大きい非晶質
シリコンを用い、光入射側から遠い発電単位構造におい
ては、非晶質シリコンよりも光学的バンドギャップの小
さい非晶質シリコンゲルマニウムが用いられる。これに
より、非晶質シリコンでは吸収され難い赤外線領域も含
む長波長光を非晶質シリコンゲルマニウムの発電層で吸
収させることができ、太陽光を効率よく吸収し発電する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、良好な膜質の
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜をプラズマCVD法に
より形成するためには、薄膜形成時の基板温度を高くし
て膜中の水素含有量をある程度まで低減させる必要があ
ることが知られている( Jpn.J.Appl.Phys. 34 (1995)1
741 )。しかしながら、ガラス基板などの透光性基板の
上に積層型太陽電池を形成する場合、非晶質シリコン層
の発電単位構造の上に、非晶質シリコンゲルマニウムの
発電単位構造を形成する必要があり、非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜形成の際の基板温度を高くすると、下地
層である非晶質シリコン層に熱的なダメージを与えてし
まうという問題があった。すなわち、非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜形成の際の基板温度が高くなると、既に
形成した下地層の発電単位構造におけるp型非晶質シリ
コン層中のボロンなどのドーパントが、i型非晶質シリ
コン層中に拡散したり、または透明電極層のドーパント
がp型非晶質シリコン層中に拡散し、下地層の非晶質シ
リコンからなる太陽電池層の性能が低下し、結果として
高品質な積層型太陽電池を製造することが困難であっ
た。
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜をプラズマCVD法に
より形成するためには、薄膜形成時の基板温度を高くし
て膜中の水素含有量をある程度まで低減させる必要があ
ることが知られている( Jpn.J.Appl.Phys. 34 (1995)1
741 )。しかしながら、ガラス基板などの透光性基板の
上に積層型太陽電池を形成する場合、非晶質シリコン層
の発電単位構造の上に、非晶質シリコンゲルマニウムの
発電単位構造を形成する必要があり、非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜形成の際の基板温度を高くすると、下地
層である非晶質シリコン層に熱的なダメージを与えてし
まうという問題があった。すなわち、非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜形成の際の基板温度が高くなると、既に
形成した下地層の発電単位構造におけるp型非晶質シリ
コン層中のボロンなどのドーパントが、i型非晶質シリ
コン層中に拡散したり、または透明電極層のドーパント
がp型非晶質シリコン層中に拡散し、下地層の非晶質シ
リコンからなる太陽電池層の性能が低下し、結果として
高品質な積層型太陽電池を製造することが困難であっ
た。
【0005】また、上述した積層型太陽電池の下地層に
対する熱的なダメージを低減するため、非晶質シリコン
ゲルマニウム層形成時の基板温度を低くすると、非晶質
シリコンゲルマニウムの膜質が低下し、やはり高品質な
積層型太陽電池を製造することが困難であった。
対する熱的なダメージを低減するため、非晶質シリコン
ゲルマニウム層形成時の基板温度を低くすると、非晶質
シリコンゲルマニウムの膜質が低下し、やはり高品質な
積層型太陽電池を製造することが困難であった。
【0006】本発明は、上述の問題を解消することを目
的とするものであり、比較的低い基板温度で良好な膜質
の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造することがで
きる製造方法及び該製造方法により得られる非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を用いた光起電力素子を提供する
ことを目的としている。
的とするものであり、比較的低い基板温度で良好な膜質
の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造することがで
きる製造方法及び該製造方法により得られる非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を用いた光起電力素子を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、原
料ガスを希釈用ガスで希釈し、プラズマCVD法により
基板上に非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造する方
法であり、希釈用ガスによる原料ガスの希釈率を、原料
ガス中のシリコン用原料ガスに対して25倍以上とし、
かつ基板温度を200℃以下にして非晶質シリコンゲル
マニウム薄膜を製造することを特徴としている。
料ガスを希釈用ガスで希釈し、プラズマCVD法により
基板上に非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造する方
法であり、希釈用ガスによる原料ガスの希釈率を、原料
ガス中のシリコン用原料ガスに対して25倍以上とし、
かつ基板温度を200℃以下にして非晶質シリコンゲル
マニウム薄膜を製造することを特徴としている。
【0008】本発明において、希釈用ガスによる原料ガ
スの希釈率は、原料ガス中のシリコン用原料ガスに対し
て定められる。従って、原料ガス中のシリコン用原料ガ
スとして、モノシランやジシランなどのシラン系原料ガ
スを用いている場合には、このシラン系原料ガスに対し
て25倍以上の希釈率となるように希釈用ガスによって
希釈する。希釈用ガスとしては、水素ガスまたは、ヘリ
ウム、アルゴン、キセノンなどの不活性ガスが一般的に
使用され、水素ガスと不活性ガスの混合ガスを希釈用ガ
スとして用いてもよい。
スの希釈率は、原料ガス中のシリコン用原料ガスに対し
て定められる。従って、原料ガス中のシリコン用原料ガ
スとして、モノシランやジシランなどのシラン系原料ガ
スを用いている場合には、このシラン系原料ガスに対し
て25倍以上の希釈率となるように希釈用ガスによって
希釈する。希釈用ガスとしては、水素ガスまたは、ヘリ
ウム、アルゴン、キセノンなどの不活性ガスが一般的に
使用され、水素ガスと不活性ガスの混合ガスを希釈用ガ
スとして用いてもよい。
【0009】本発明において、原料ガスの希釈率は、シ
リコン用原料ガスに対して25倍以上であり、好ましく
は25倍以上200倍以下である。原料ガスの希釈率が
25倍未満になると、比較的低い基板温度で良好な膜質
の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造することがで
きるという本発明の効果が得られない。また希釈率が高
くなりすぎると、堆積速度が低下し、生産効率が悪くな
り工業的に不利になる。また、非晶質シリコンゲルマニ
ウム薄膜が微結晶化するおそれがある。
リコン用原料ガスに対して25倍以上であり、好ましく
は25倍以上200倍以下である。原料ガスの希釈率が
25倍未満になると、比較的低い基板温度で良好な膜質
の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を製造することがで
きるという本発明の効果が得られない。また希釈率が高
くなりすぎると、堆積速度が低下し、生産効率が悪くな
り工業的に不利になる。また、非晶質シリコンゲルマニ
ウム薄膜が微結晶化するおそれがある。
【0010】本発明における基板温度は200℃以下で
ある。基板温度が200℃を超えると、比較的低い基板
温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
製造するという本発明の目的が達成されない。すなわ
ち、積層型太陽電池において非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜の基板温度が高くなると、上述のように下地層の
太陽電池層に熱的なダメージを与える。本発明において
基板温度は、好ましくは140℃〜200℃、さらに好
ましくは180℃〜200℃である。基板温度が低すぎ
ると、薄膜形成が困難であったり、あるいは堆積速度が
低下し、工業的に不利な場合がある。
ある。基板温度が200℃を超えると、比較的低い基板
温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
製造するという本発明の目的が達成されない。すなわ
ち、積層型太陽電池において非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜の基板温度が高くなると、上述のように下地層の
太陽電池層に熱的なダメージを与える。本発明において
基板温度は、好ましくは140℃〜200℃、さらに好
ましくは180℃〜200℃である。基板温度が低すぎ
ると、薄膜形成が困難であったり、あるいは堆積速度が
低下し、工業的に不利な場合がある。
【0011】本発明の製造方法で製造される非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜は、例えば、光起電力素子の発電
層として形成される場合、p型またはn型などの導電型
半導体薄膜の上に形成される。
コンゲルマニウム薄膜は、例えば、光起電力素子の発電
層として形成される場合、p型またはn型などの導電型
半導体薄膜の上に形成される。
【0012】本発明に従う好ましい実施態様における薄
膜形成条件の一例は、表1に示す通りである。
膜形成条件の一例は、表1に示す通りである。
【0013】
【表1】
【0014】なお、原料ガスとしては、モノシランの代
わりにジシラン等の高次シランを用いてもよい。また、
原料ガスとして水素化ガスを用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、ハロゲン系の原
料ガスを用いてもよい。また、上記薄膜形成条件では、
水素ガスを希釈用ガスとして用いているが、上述のよう
にヘリウム、アルゴン、キセノン等の不活性ガスを希釈
用ガスとして用いてもよく、水素ガスと不活性ガスの混
合ガスを希釈用ガスとして用いてもよい。
わりにジシラン等の高次シランを用いてもよい。また、
原料ガスとして水素化ガスを用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、ハロゲン系の原
料ガスを用いてもよい。また、上記薄膜形成条件では、
水素ガスを希釈用ガスとして用いているが、上述のよう
にヘリウム、アルゴン、キセノン等の不活性ガスを希釈
用ガスとして用いてもよく、水素ガスと不活性ガスの混
合ガスを希釈用ガスとして用いてもよい。
【0015】本発明の製造方法により、比較的低い基板
温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成することができる理由についてその詳細は明らかで
はないが、以下のように推測される。
温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成することができる理由についてその詳細は明らかで
はないが、以下のように推測される。
【0016】すなわち、本発明に従い原料ガスの希釈率
を25倍以上とすることにより、プラズマ中に直接成膜
に寄与しない水素ラジカルや水素イオンあるいは不活性
ガスのイオン等が多量に発生し、これらのラジカルやイ
オン等によって薄膜の成長表面を叩くことにより、薄膜
の成長表面において成膜に寄与するシラン系及びゲルマ
ン系ラジカルにエネルギーを付与し、それらが基板温度
低下によって失ったエネルギーを補償することによっ
て、低い基板温度でも膜質を低下することなく、高品質
な非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成することがで
きるものと思われる。
を25倍以上とすることにより、プラズマ中に直接成膜
に寄与しない水素ラジカルや水素イオンあるいは不活性
ガスのイオン等が多量に発生し、これらのラジカルやイ
オン等によって薄膜の成長表面を叩くことにより、薄膜
の成長表面において成膜に寄与するシラン系及びゲルマ
ン系ラジカルにエネルギーを付与し、それらが基板温度
低下によって失ったエネルギーを補償することによっ
て、低い基板温度でも膜質を低下することなく、高品質
な非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成することがで
きるものと思われる。
【0017】上述のように、本発明によれば、原料ガス
を高希釈化することにより発生する水素ラジカルや水素
イオン等によって薄膜の成長表面を叩くことにより、良
好な膜質を形成できるものと思われるが、水素ラジカル
や水素イオン等による薄膜の成長表面への衝撃が大きく
なりすぎると、膜特性が逆に悪くなる場合も考えられ
る。このような場合には、基板に200V以下の正バイ
アスを印加しながら非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成することにより、水素ラジカルや水素イオン等によ
る衝撃を抑制することができる。また、基板の上方の金
属メッシュを設け、該金属メッシュに200V以下の正
バイアスを印加しながら非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を形成させてもよい。
を高希釈化することにより発生する水素ラジカルや水素
イオン等によって薄膜の成長表面を叩くことにより、良
好な膜質を形成できるものと思われるが、水素ラジカル
や水素イオン等による薄膜の成長表面への衝撃が大きく
なりすぎると、膜特性が逆に悪くなる場合も考えられ
る。このような場合には、基板に200V以下の正バイ
アスを印加しながら非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成することにより、水素ラジカルや水素イオン等によ
る衝撃を抑制することができる。また、基板の上方の金
属メッシュを設け、該金属メッシュに200V以下の正
バイアスを印加しながら非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を形成させてもよい。
【0018】上記実施態様では、基板または金属メッシ
ュに200V以下の正バイアスを印加している。印加す
る正バイアスは、さらに好ましくは50〜150Vであ
る。印加する正バイアスが高くなりすぎると、水素ラジ
カルや水素イオンによる薄膜の成長表面の活性化が極端
に低減し、本発明の効果である膜質の良好な非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を形成できなくなる場合がある。
ュに200V以下の正バイアスを印加している。印加す
る正バイアスは、さらに好ましくは50〜150Vであ
る。印加する正バイアスが高くなりすぎると、水素ラジ
カルや水素イオンによる薄膜の成長表面の活性化が極端
に低減し、本発明の効果である膜質の良好な非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を形成できなくなる場合がある。
【0019】本発明の製造方法に従い得られる非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜は、従来の高い基板温度で形成
される非晶質シリコンゲルマニウム薄膜に比べ、同じ光
学ギャップであっても、水素含有量が少なく、ゲルマニ
ウム含有量が多い傾向にある。
リコンゲルマニウム薄膜は、従来の高い基板温度で形成
される非晶質シリコンゲルマニウム薄膜に比べ、同じ光
学ギャップであっても、水素含有量が少なく、ゲルマニ
ウム含有量が多い傾向にある。
【0020】すなわち、本発明の非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜は、光学ギャップが1.30〜1.40eV
であり、かつ水素含有量が5〜10原子%で、ゲルマニ
ウム含有量が40〜55原子%である。さらに限定的に
は、光学ギャップが1.32〜1.36eVであり、か
つ水素含有量が5〜8原子%で、ゲルマニウム含有量が
45〜55原子%である。なお、ここでの光学ギャップ
は、hをプランク定数、νを振動数、αを吸収係数とし
たときに、hν対 3√(αhν)のプロットにより求め
られる光学ギャップである。この3乗根プロットによる
光学ギャップについては、Jpn.J.Appl.Phys. 30 (1991)
1008. に詳細に説明されている。
ニウム薄膜は、光学ギャップが1.30〜1.40eV
であり、かつ水素含有量が5〜10原子%で、ゲルマニ
ウム含有量が40〜55原子%である。さらに限定的に
は、光学ギャップが1.32〜1.36eVであり、か
つ水素含有量が5〜8原子%で、ゲルマニウム含有量が
45〜55原子%である。なお、ここでの光学ギャップ
は、hをプランク定数、νを振動数、αを吸収係数とし
たときに、hν対 3√(αhν)のプロットにより求め
られる光学ギャップである。この3乗根プロットによる
光学ギャップについては、Jpn.J.Appl.Phys. 30 (1991)
1008. に詳細に説明されている。
【0021】従来の製造方法により得られる非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜では、水素含有量が減少しゲルマ
ニウム含有量が増大すると、光学ギャップが狭まる傾向
にあるが、本発明の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
は、光学ギャップがほぼ同一でかつ光導電率も同等以上
に保つことができる。これは、薄膜中のゲルマニウム原
子の結合状態が従来の製造方法によるものと異なってい
るためと思われる。
コンゲルマニウム薄膜では、水素含有量が減少しゲルマ
ニウム含有量が増大すると、光学ギャップが狭まる傾向
にあるが、本発明の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
は、光学ギャップがほぼ同一でかつ光導電率も同等以上
に保つことができる。これは、薄膜中のゲルマニウム原
子の結合状態が従来の製造方法によるものと異なってい
るためと思われる。
【0022】本発明の光起電力素子は、上記本発明の製
造方法により得られる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
を備える光起電力素子である。すなわち、本発明の光起
電力素子は、p型薄膜半導体層、i型薄膜薄膜層、及び
n型薄膜半導体層を積層した構造を有し、薄膜半導体層
のうちの少なくとも一つの半導体層が、上記本発明の製
造方法により製造された非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜または上記本発明の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
であることを特徴としている。
造方法により得られる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
を備える光起電力素子である。すなわち、本発明の光起
電力素子は、p型薄膜半導体層、i型薄膜薄膜層、及び
n型薄膜半導体層を積層した構造を有し、薄膜半導体層
のうちの少なくとも一つの半導体層が、上記本発明の製
造方法により製造された非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜または上記本発明の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
であることを特徴としている。
【0023】さらに、より限定された実施態様において
は、p型薄膜半導体層、i型薄膜半導体層、及びn型薄
膜半導体層を積層した発電単位構造を少なくとも2つ積
層させた積層型の光起電力素子であり、光入射側から2
番目以降の発電単位構造のうちの少なくとも1つの半導
体層が、上記本発明の製造方法により製造された非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜または上記本発明の非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜であることを特徴としている。
は、p型薄膜半導体層、i型薄膜半導体層、及びn型薄
膜半導体層を積層した発電単位構造を少なくとも2つ積
層させた積層型の光起電力素子であり、光入射側から2
番目以降の発電単位構造のうちの少なくとも1つの半導
体層が、上記本発明の製造方法により製造された非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜または上記本発明の非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜であることを特徴としている。
【0024】本発明の製造方法により製造された非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜または本発明の非晶質シリコ
ンゲルマニウム薄膜は、良好な膜質を有しており、高い
エネルギー変換効率を得ることができる。
シリコンゲルマニウム薄膜または本発明の非晶質シリコ
ンゲルマニウム薄膜は、良好な膜質を有しており、高い
エネルギー変換効率を得ることができる。
【0025】また、積層型光起電力素子において、光入
射側から2番目以降の発電単位構造のうちの少なくとも
1つの半導体層として、本発明の非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜を用いることにより、下地層の発電単位構造
に熱的なダメージを与えることなく積層型光起電力素子
を製造することができる。従って、エネルギー変換効率
の高い積層型光起電力素子とすることができる。
射側から2番目以降の発電単位構造のうちの少なくとも
1つの半導体層として、本発明の非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜を用いることにより、下地層の発電単位構造
に熱的なダメージを与えることなく積層型光起電力素子
を製造することができる。従って、エネルギー変換効率
の高い積層型光起電力素子とすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従い原料ガスを
高倍率で希釈しプラズマCVD法により形成した場合の
基板温度と光導電率σph(Ω・cm)-1との関係を示
す図である。○印は、H2 :SiH4 =54:1となる
ように水素ガスで希釈し、□印はH2:SiH4 =2
7:1となるように水素ガスで希釈した場合の結果を示
している。なお、原料ガスとしてのモノシランのガス流
量は7.5sccmとし、ゲルマンのガス流量は0.5
sccmとし、水素ガスの流量を200〜400scc
mで変化させ上記の希釈率とした。なお、基板温度は1
80℃、200℃、230℃に変化させて薄膜を形成し
た。
高倍率で希釈しプラズマCVD法により形成した場合の
基板温度と光導電率σph(Ω・cm)-1との関係を示
す図である。○印は、H2 :SiH4 =54:1となる
ように水素ガスで希釈し、□印はH2:SiH4 =2
7:1となるように水素ガスで希釈した場合の結果を示
している。なお、原料ガスとしてのモノシランのガス流
量は7.5sccmとし、ゲルマンのガス流量は0.5
sccmとし、水素ガスの流量を200〜400scc
mで変化させ上記の希釈率とした。なお、基板温度は1
80℃、200℃、230℃に変化させて薄膜を形成し
た。
【0027】また、比較として、H2 :SiH4 =2.
5:1となるように水素ガスで希釈した場合の結果を×
印で示す。なお、ガス流量はモノシラン30sccm、
ゲルマン2〜3.2sccm、水素75sccmとし
た。なお、基板温度は170℃、200℃、230℃と
した。
5:1となるように水素ガスで希釈した場合の結果を×
印で示す。なお、ガス流量はモノシラン30sccm、
ゲルマン2〜3.2sccm、水素75sccmとし
た。なお、基板温度は170℃、200℃、230℃と
した。
【0028】いずれの場合も、RF電力密度は20mW
/cm2 とした。図1の結果から明らかなように、本発
明に従い原料ガスを高い希釈率で希釈した場合には、2
00℃及び180℃の低い温度でも高い光導電率が得ら
れており、230℃の×印の従来の光導電率と同等以上
の光導電率を示している。
/cm2 とした。図1の結果から明らかなように、本発
明に従い原料ガスを高い希釈率で希釈した場合には、2
00℃及び180℃の低い温度でも高い光導電率が得ら
れており、230℃の×印の従来の光導電率と同等以上
の光導電率を示している。
【0029】図2は、図1のデータを得た各薄膜形成条
件で形成した非晶質シリコンゲルマニウム薄膜中の水素
含有量(a)及びゲルマニウム含有量(b)を示してい
る。図2(a)から明らかなように、基板温度200℃
以下の○印及び□印で示される本発明に従う非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜は、×印で示される従来の低い水
素希釈率で形成された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
に比べ、水素含有量が相対的に低く、5〜8原子%の範
囲内であることがわかる。
件で形成した非晶質シリコンゲルマニウム薄膜中の水素
含有量(a)及びゲルマニウム含有量(b)を示してい
る。図2(a)から明らかなように、基板温度200℃
以下の○印及び□印で示される本発明に従う非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜は、×印で示される従来の低い水
素希釈率で形成された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
に比べ、水素含有量が相対的に低く、5〜8原子%の範
囲内であることがわかる。
【0030】また、図2(b)から明らかなように、本
発明に従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜は、ゲルマ
ニウム含有量が従来のものに比べ高く、46〜55原子
%の範囲内であることがわかる。
発明に従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜は、ゲルマ
ニウム含有量が従来のものに比べ高く、46〜55原子
%の範囲内であることがわかる。
【0031】図2に示した非晶質シリコンゲルマニウム
薄膜は、いずれも上記の3乗根プロットによる光学的ギ
ャップが1.32eV程度のものである。これは、Tau
c'sプロットによれば1.40eVから1.45eV程
度であり、積層型太陽電池の下部発電層材料としては最
適とされる光学的ギャップ幅である。このようにほぼ同
等の光学的ギャップ幅であるにもかかわらず、本発明に
従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜は水素含有量が相
対的に低く、ゲルマニウム含有量が相対的に高くなって
いる。従って、本発明に従う非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜は、ゲルマニウム原子の結合状態において、従来
の薄膜形成条件で形成される非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜と異なっているものと思われる。
薄膜は、いずれも上記の3乗根プロットによる光学的ギ
ャップが1.32eV程度のものである。これは、Tau
c'sプロットによれば1.40eVから1.45eV程
度であり、積層型太陽電池の下部発電層材料としては最
適とされる光学的ギャップ幅である。このようにほぼ同
等の光学的ギャップ幅であるにもかかわらず、本発明に
従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜は水素含有量が相
対的に低く、ゲルマニウム含有量が相対的に高くなって
いる。従って、本発明に従う非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜は、ゲルマニウム原子の結合状態において、従来
の薄膜形成条件で形成される非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜と異なっているものと思われる。
【0032】図3は、フロントセルにa−Si:H(非
晶質シリコン)の発電層を有し、ボトムセルにa−Si
Ge:H(非晶質シリコンゲルマニウム)の発電層を有
する2層積層型太陽電池の一例を示す断面図である。図
3に示すように、ガラス基板1の上に、酸化錫からなる
透明電極2が形成されており、この透明電極2の表面は
テクスチャー化されている。このテクスチャー化された
透明電極2の表面上に、p型a−SiC:H層3(膜厚
100Å)が形成され、その上にi型a−Si:H層4
(膜厚1300Å)が形成され、その上にn型a−S
i:H5(膜厚100Å)が形成されてフロントセルが
構成されている。その上には、p型a−Si:H層6
(膜厚100Å)、i型a−SiGe:H層7(膜厚1
000Å)、及びn型a−Si:H層8(膜厚100
Å)が形成されてボトムセルが構成されている。n型a
−Si:H層8の上には、Agからなる裏面金属電極9
が形成されている。
晶質シリコン)の発電層を有し、ボトムセルにa−Si
Ge:H(非晶質シリコンゲルマニウム)の発電層を有
する2層積層型太陽電池の一例を示す断面図である。図
3に示すように、ガラス基板1の上に、酸化錫からなる
透明電極2が形成されており、この透明電極2の表面は
テクスチャー化されている。このテクスチャー化された
透明電極2の表面上に、p型a−SiC:H層3(膜厚
100Å)が形成され、その上にi型a−Si:H層4
(膜厚1300Å)が形成され、その上にn型a−S
i:H5(膜厚100Å)が形成されてフロントセルが
構成されている。その上には、p型a−Si:H層6
(膜厚100Å)、i型a−SiGe:H層7(膜厚1
000Å)、及びn型a−Si:H層8(膜厚100
Å)が形成されてボトムセルが構成されている。n型a
−Si:H層8の上には、Agからなる裏面金属電極9
が形成されている。
【0033】以上のような図3に示す積層型太陽電池の
各半導体膜を表2に示す条件で形成し、積層型太陽電池
を作製した。
各半導体膜を表2に示す条件で形成し、積層型太陽電池
を作製した。
【0034】
【表2】
【0035】表2に示すように、実施例1は、原料ガス
の希釈率が約54倍で基板温度が180℃の形成条件で
形成しており、比較例1は、原料ガスの希釈率が約2.
5倍で基板温度が230℃、比較例2は、原料ガスの希
釈率が約2.5倍で基板温度が180℃、比較例3は、
原料ガスの希釈率が約54倍で基板温度が230℃の形
成条件となっている。
の希釈率が約54倍で基板温度が180℃の形成条件で
形成しており、比較例1は、原料ガスの希釈率が約2.
5倍で基板温度が230℃、比較例2は、原料ガスの希
釈率が約2.5倍で基板温度が180℃、比較例3は、
原料ガスの希釈率が約54倍で基板温度が230℃の形
成条件となっている。
【0036】以上のようにして作製した4種類の積層型
太陽電池について、出力パラメーターの初期特性を測定
した。表3に、開放電圧(Voc)、短絡電流(Is
c)、曲線因子(F.F.)、及び変換効率を示す。
太陽電池について、出力パラメーターの初期特性を測定
した。表3に、開放電圧(Voc)、短絡電流(Is
c)、曲線因子(F.F.)、及び変換効率を示す。
【0037】
【表3】
【0038】表3から明らかなように、本発明の製造方
法に従い形成された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
有する実施例1の太陽電池は、F.F.が良く変換効率
が高くなっていることがわかる。これは、ボトムセルの
発電層として用いられている非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜の膜質が良くなった結果、発電層中で光照射によ
り発生したキャリアの再結合が抑制されたためと考えら
れる。
法に従い形成された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
有する実施例1の太陽電池は、F.F.が良く変換効率
が高くなっていることがわかる。これは、ボトムセルの
発電層として用いられている非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜の膜質が良くなった結果、発電層中で光照射によ
り発生したキャリアの再結合が抑制されたためと考えら
れる。
【0039】また比較例3では、膜質のよい非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜が形成されているはずであるが、
薄膜形成の際の基板温度が230℃と高いため、フロン
トセルが熱ダメージを受け、その影響で変換効率が実施
例1に比べ低くなっているものと思われる。
コンゲルマニウム薄膜が形成されているはずであるが、
薄膜形成の際の基板温度が230℃と高いため、フロン
トセルが熱ダメージを受け、その影響で変換効率が実施
例1に比べ低くなっているものと思われる。
【0040】次に、光劣化後の出力パラメーターを測定
した。光劣化のための光照射の条件としては、1年間屋
外暴露相当の条件(500mW/cm2 、25℃、16
0分)とした。評価結果を表4に示す。
した。光劣化のための光照射の条件としては、1年間屋
外暴露相当の条件(500mW/cm2 、25℃、16
0分)とした。評価結果を表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】表4に示すように光照射の安定化(光劣
化)後の特性においても、本発明に従う実施例1のF.
F.が高く、変換効率が高くなっている。
化)後の特性においても、本発明に従う実施例1のF.
F.が高く、変換効率が高くなっている。
【0043】次に、表2の実施例1に示す条件で、水素
ガス流量を200sccmとし、原料ガスの希釈率を約
27倍とし、基板温度を180℃、200℃、230℃
に変化させ、これら以外の条件は実施例1と同様にし
て、図3に示す積層型太陽電池を作製した。得られた積
層型太陽電池の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の光学
ギャップは、いずれも1.32eVであった。基板温度
を変化させた各太陽電池の変換効率を、初期値及び上記
と同様の1年間屋外暴露相当条件の光照射後(安定化
後)で測定した。測定結果を図4に示す。
ガス流量を200sccmとし、原料ガスの希釈率を約
27倍とし、基板温度を180℃、200℃、230℃
に変化させ、これら以外の条件は実施例1と同様にし
て、図3に示す積層型太陽電池を作製した。得られた積
層型太陽電池の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の光学
ギャップは、いずれも1.32eVであった。基板温度
を変化させた各太陽電池の変換効率を、初期値及び上記
と同様の1年間屋外暴露相当条件の光照射後(安定化
後)で測定した。測定結果を図4に示す。
【0044】図4に示す結果から明らかなように、基板
温度が200℃を超えると、初期値及び安定化後の両方
において変換効率が急激に低下することがわかる。これ
は、上述のように、基板温度が200℃を超えると、フ
ロントセルが熱ダメージを受けるためと思われる。
温度が200℃を超えると、初期値及び安定化後の両方
において変換効率が急激に低下することがわかる。これ
は、上述のように、基板温度が200℃を超えると、フ
ロントセルが熱ダメージを受けるためと思われる。
【0045】図5は、本発明の製造方法において、基板
に正バイアスを印加する場合の製造装置を模式的に示す
図である。図5に示すように、基板11は、基板ホルダ
ー10の上に載せられており、基板ホルダー10に直流
電源13の+極が接続されている。電極12には、RF
電源(図示せず)が接続され、電極12と基板ホルダー
10との間にプラズマが発生する。本実施態様では、基
板ホルダー10に正バイアスを印加することにより基板
11に正バイアスを印加し、基板11に衝撃を与える水
素イオンを反発させ、水素イオンの衝撃よるダメージを
低減し、これによる薄膜の膜質の低下を抑制している。
本実施態様においては、正バイアスとして200V以下
の正バイアスを印加しながら、基板11上に非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を形成する。
に正バイアスを印加する場合の製造装置を模式的に示す
図である。図5に示すように、基板11は、基板ホルダ
ー10の上に載せられており、基板ホルダー10に直流
電源13の+極が接続されている。電極12には、RF
電源(図示せず)が接続され、電極12と基板ホルダー
10との間にプラズマが発生する。本実施態様では、基
板ホルダー10に正バイアスを印加することにより基板
11に正バイアスを印加し、基板11に衝撃を与える水
素イオンを反発させ、水素イオンの衝撃よるダメージを
低減し、これによる薄膜の膜質の低下を抑制している。
本実施態様においては、正バイアスとして200V以下
の正バイアスを印加しながら、基板11上に非晶質シリ
コンゲルマニウム薄膜を形成する。
【0046】図6は、基板に印加する電圧を変化させ、
形成される非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の光導電率
と印加電圧との関係を求めた結果を示す図である。非晶
質シリコンゲルマニウム薄膜のプラズマCVDによる薄
膜形成条件としては、基板温度150℃、RF電力密度
30mW/cm2 、SiH4 流量5sccm、GeH 4
流量4sccm、水素流量250sccm、水素による
原料ガスの希釈率50倍とした。
形成される非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の光導電率
と印加電圧との関係を求めた結果を示す図である。非晶
質シリコンゲルマニウム薄膜のプラズマCVDによる薄
膜形成条件としては、基板温度150℃、RF電力密度
30mW/cm2 、SiH4 流量5sccm、GeH 4
流量4sccm、水素流量250sccm、水素による
原料ガスの希釈率50倍とした。
【0047】図6から明らかなように、印加電圧が10
0Vのときに最も光導電率が高くなっている。印加電圧
が100Vを超えると、徐々に光導電率が低下し、印加
電圧が200Vを超えると、無電圧印加時とほぼ同程度
になることがわかる。また、負バイアスを印加すると、
無電圧印加時よりも悪くなることがわかる。図6から、
印加電圧としては、50〜150V程度がさらに望まし
いことがわかる。
0Vのときに最も光導電率が高くなっている。印加電圧
が100Vを超えると、徐々に光導電率が低下し、印加
電圧が200Vを超えると、無電圧印加時とほぼ同程度
になることがわかる。また、負バイアスを印加すると、
無電圧印加時よりも悪くなることがわかる。図6から、
印加電圧としては、50〜150V程度がさらに望まし
いことがわかる。
【0048】図7は、基板11の上方に、金属メッシュ
14を設け、金属メッシュ14に正バイアスを印加しな
がら、基板11上に非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成する装置を模式的に示す図である。このように基板
11上方に金属メッシュ14を設けた場合にも、同様に
200V以下の正バイアスを印加することにより、基板
に衝撃を与える水素イオンを反発させ、基板上に形成さ
れる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜が受けるダメージ
を低減することができ、良好な膜質の非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜を形成することができる。
14を設け、金属メッシュ14に正バイアスを印加しな
がら、基板11上に非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成する装置を模式的に示す図である。このように基板
11上方に金属メッシュ14を設けた場合にも、同様に
200V以下の正バイアスを印加することにより、基板
に衝撃を与える水素イオンを反発させ、基板上に形成さ
れる非晶質シリコンゲルマニウム薄膜が受けるダメージ
を低減することができ、良好な膜質の非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜を形成することができる。
【0049】図8は、本発明に従い形成される非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜を発電層として有する光起電力
素子を示す断面図である。図8を参照して、ガラス基板
21の上には、酸化錫からなる透明電極22が形成され
ている。透明電極22の上には、B2 H6 、SiH4 、
CH4 及びH2 の混合ガスを用いて、グロー放電プラズ
マCVD法により形成されたp型非晶質シリコンカーバ
イド(a−SiC)層23が設けられている。その上に
は、SiH4 、H2 及びCH4 の混合ガスを用いて、p
/i界面でのキャリアの再結合を低減させるため、i型
非晶質シリコンカーバイド層24が設けられている。そ
の上には、SiH4 、GeH4 及びH2の混合ガスを用
いて、本発明に従う製造方法により、i型非晶質シリコ
ンゲルマニウム(a−SiGe)層25が形成されてい
る。このi層25は、図9に示すように、a−Siグレ
ーデッド部25a、s−SiGe部25b、及びa−S
iグレーデッド部25cをこの順に積層した構造を有し
ている。なお、図9はこのようなi層25のグレーデッ
ド構造のバンドギャップを模式的に示している。
リコンゲルマニウム薄膜を発電層として有する光起電力
素子を示す断面図である。図8を参照して、ガラス基板
21の上には、酸化錫からなる透明電極22が形成され
ている。透明電極22の上には、B2 H6 、SiH4 、
CH4 及びH2 の混合ガスを用いて、グロー放電プラズ
マCVD法により形成されたp型非晶質シリコンカーバ
イド(a−SiC)層23が設けられている。その上に
は、SiH4 、H2 及びCH4 の混合ガスを用いて、p
/i界面でのキャリアの再結合を低減させるため、i型
非晶質シリコンカーバイド層24が設けられている。そ
の上には、SiH4 、GeH4 及びH2の混合ガスを用
いて、本発明に従う製造方法により、i型非晶質シリコ
ンゲルマニウム(a−SiGe)層25が形成されてい
る。このi層25は、図9に示すように、a−Siグレ
ーデッド部25a、s−SiGe部25b、及びa−S
iグレーデッド部25cをこの順に積層した構造を有し
ている。なお、図9はこのようなi層25のグレーデッ
ド構造のバンドギャップを模式的に示している。
【0050】i層25の上には、PH3 、SiH4 及び
H2 の混合ガスを用いてn型a−Si層26が形成さ
れ、さらにその上にAgをスパッタリング法により蒸着
した裏面電極27が形成されている。
H2 の混合ガスを用いてn型a−Si層26が形成さ
れ、さらにその上にAgをスパッタリング法により蒸着
した裏面電極27が形成されている。
【0051】図8に示す光起電力素子におけるそれぞれ
の膜厚はp層23が100Å、界面i層24が100
Å、p側グレーデッド部25aが200Å、発電層とな
るa−SiGe部25bが800Å、n側グレーデッド
部25cが200Å、n層26が100Åである。i層
25の薄膜形成条件の詳細を表5に示す。
の膜厚はp層23が100Å、界面i層24が100
Å、p側グレーデッド部25aが200Å、発電層とな
るa−SiGe部25bが800Å、n側グレーデッド
部25cが200Å、n層26が100Åである。i層
25の薄膜形成条件の詳細を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】表5に示すように、基板にバイアス電圧1
00Vを印加した実施例2と、基板にバイアス電圧を印
加していない実施例3の2種類の光起電力素子を作製し
た。
00Vを印加した実施例2と、基板にバイアス電圧を印
加していない実施例3の2種類の光起電力素子を作製し
た。
【0054】作製した実施例2及び実施例3の光起電力
素子について、初期特性及び光劣化後の、R65フィル
タ下での変換効率及びF.F.を測定した。光劣化のた
めの光照射の条件は、R65フィルタ下でAM1.5、
125mW/cm2 、48℃、310時間とした。測定
結果を表6に示す。
素子について、初期特性及び光劣化後の、R65フィル
タ下での変換効率及びF.F.を測定した。光劣化のた
めの光照射の条件は、R65フィルタ下でAM1.5、
125mW/cm2 、48℃、310時間とした。測定
結果を表6に示す。
【0055】
【表6】
【0056】表6から明らかなように、非晶質シリコン
ゲルマニウム薄膜形成の際、基板に100Vのバイアス
電圧を印加した実施例2は、バイアス電圧を印加してい
ない実施例3に比べ、F.F.が高く、変換効率が向上
していることがわかる。また、光劣化後においても、同
様に変換効率が向上している。
ゲルマニウム薄膜形成の際、基板に100Vのバイアス
電圧を印加した実施例2は、バイアス電圧を印加してい
ない実施例3に比べ、F.F.が高く、変換効率が向上
していることがわかる。また、光劣化後においても、同
様に変換効率が向上している。
【0057】以上のことから明らかなように、本発明に
従い非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成する際、基
板にバイアス電圧を印加することにより、水素イオンの
基板への衝撃を制御することができ、より良好な膜質の
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成することができ
る場合がある。従って、本発明に従い非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜を形成する場合、水素ガスなどの希釈用
ガスによる希釈倍率の調整に加え、基板へのバイアス電
圧の印加も良好な膜質の薄膜形成条件のファクターとし
て考慮することが好ましい。
従い非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成する際、基
板にバイアス電圧を印加することにより、水素イオンの
基板への衝撃を制御することができ、より良好な膜質の
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成することができ
る場合がある。従って、本発明に従い非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜を形成する場合、水素ガスなどの希釈用
ガスによる希釈倍率の調整に加え、基板へのバイアス電
圧の印加も良好な膜質の薄膜形成条件のファクターとし
て考慮することが好ましい。
【0058】上記各実施例では、基板としてガラス基板
を用いた太陽電池を例に示したが、本発明の光起電力素
子の基板は、これに限定されるものではなく、アクリル
等のプラスチック基板やポリイミド等のフィルム状基板
を用いてもよい。また、従来の太陽電池において用いら
れている導電性基板やセラミック基板などその他の基板
を用いてもよい。さらには、太陽電池の構造も、上記各
実施例に限定されるものではなく、種々の太陽電池構造
に本発明は適用されるものである。
を用いた太陽電池を例に示したが、本発明の光起電力素
子の基板は、これに限定されるものではなく、アクリル
等のプラスチック基板やポリイミド等のフィルム状基板
を用いてもよい。また、従来の太陽電池において用いら
れている導電性基板やセラミック基板などその他の基板
を用いてもよい。さらには、太陽電池の構造も、上記各
実施例に限定されるものではなく、種々の太陽電池構造
に本発明は適用されるものである。
【0059】さらに、本発明の製造方法により製造され
る非晶質シリコンゲルマニウム薄膜及び本発明の非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜は、光起電力素子の用途に限
定されるものではなく、赤外線検出装置や、その他の半
導体装置にも幅広く用いることができるものである。
る非晶質シリコンゲルマニウム薄膜及び本発明の非晶質
シリコンゲルマニウム薄膜は、光起電力素子の用途に限
定されるものではなく、赤外線検出装置や、その他の半
導体装置にも幅広く用いることができるものである。
【0060】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、比較的低い
基板温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を製造することができる。また、基板に200V以下
の正バイアスを印加したり、基板上方に設けられた金属
メッシュに200V以下の正バイアスを印加することに
より、形成される薄膜の膜質を制御することができる。
基板温度で良好な膜質の非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を製造することができる。また、基板に200V以下
の正バイアスを印加したり、基板上方に設けられた金属
メッシュに200V以下の正バイアスを印加することに
より、形成される薄膜の膜質を制御することができる。
【0061】また、本発明の製造方法によれば、200
℃以下の低い基板温度で非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を形成することができるので、積層型光起電力素子の
製造において、下地層に熱的ダメージを与えるのを低減
することができる。従って、変換効率の高い積層型光起
電力素子を製造することができる。
℃以下の低い基板温度で非晶質シリコンゲルマニウム薄
膜を形成することができるので、積層型光起電力素子の
製造において、下地層に熱的ダメージを与えるのを低減
することができる。従って、変換効率の高い積層型光起
電力素子を製造することができる。
【図1】本発明に従い形成される非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜の基板温度と光導電率の関係を示す図。
ニウム薄膜の基板温度と光導電率の関係を示す図。
【図2】本発明に従い形成される非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜の水素含有量及びゲルマニウム含有量を示す
図。
ニウム薄膜の水素含有量及びゲルマニウム含有量を示す
図。
【図3】本発明に従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
を用いた積層型光起電力素子を示す断面図。
を用いた積層型光起電力素子を示す断面図。
【図4】本発明に従う非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
を用いた積層型光起電力素子における変換効率と薄膜形
成の際の基板温度との関係を示す図。
を用いた積層型光起電力素子における変換効率と薄膜形
成の際の基板温度との関係を示す図。
【図5】本発明に従う製造方法において基板に正バイア
スを印加する装置を模式的に示す図。
スを印加する装置を模式的に示す図。
【図6】基板に印加する電圧と得られる薄膜の光導電率
との関係を示す図。
との関係を示す図。
【図7】本発明に従う製造方法において基板の上方の金
属メッシュを設け、金属メッシュに正バイアスを印加す
る装置を模式的に示す図。
属メッシュを設け、金属メッシュに正バイアスを印加す
る装置を模式的に示す図。
【図8】本発明に従い製造される非晶質シリコンゲルマ
ニウム薄膜を用いた光起電力素子の一例を示す断面図。
ニウム薄膜を用いた光起電力素子の一例を示す断面図。
【図9】図8に示す光起電力素子のi層のグレーデッド
構造を模式的に示す図。
構造を模式的に示す図。
1…ガラス基板 2…透明電極 3…p型a−SiC:H層 4…i型a−Si:H層 5…n型a−Si:H層 6…p型a−Si:H層 7…i型a−SiGe:H層 8…n型a−Si:H層 9…裏面金属電極 10…基板ホルダー 11…基板 12…電極 13…直流電源 14…金属メッシュ 21…ガラス基板 22…透明導電膜 23…p層 24…i型a−SiC層 25…i層 26…n層 27…裏面電極層
Claims (9)
- 【請求項1】 原料ガスを希釈用ガスで希釈し、プラズ
マCVD法により基板上に非晶質シリコンゲルマニウム
薄膜を製造する方法において、 前記希釈用ガスによる前記原料ガスの希釈率を、前記原
料ガス中のシリコン用原料ガスに対して25倍以上と
し、かつ基板温度を200℃以下にして非晶質シリコン
ゲルマニウム薄膜を製造することを特徴とする非晶質シ
リコンゲルマニウム薄膜の製造方法。 - 【請求項2】 前記希釈用ガスが、水素もしくは不活性
ガスまたはこれらの混合ガスである請求項1に記載の非
晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法。 - 【請求項3】 前記非晶質シリコンゲルマニウム薄膜が
導電型半導体膜の上に形成されることを特徴とする請求
項1または2に記載の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
の製造方法。 - 【請求項4】 前記基板に200V以下の正バイアスを
印加しながら、前記非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を
形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法。 - 【請求項5】 前記基板の上方に金属メッシュを設け、
該金属メッシュに200V以下の正バイアスを印加しな
がら前記非晶質シリコンゲルマニウム薄膜を形成するこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非
晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法。 - 【請求項6】 光学ギャップが1.30〜1.40eV
であり、かつ水素含有量が5〜10原子%で、ゲルマニ
ウム含有量が40〜55原子%であることを特徴とする
非晶質シリコンゲルマニウム薄膜。 - 【請求項7】 前記非晶質シリコンゲルマニウム薄膜
が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法によ
り製造された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜である請
求項6に記載の非晶質シリコンゲルマニウム薄膜。 - 【請求項8】 p型薄膜半導体層、i型薄膜半導体層、
及びn型薄膜半導体層を積層した構造を有する光起電力
素子であって、 前記薄膜半導体層のうちの少なくとも1つの半導体層
が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法によ
り製造された非晶質シリコンゲルマニウム薄膜、または
請求項6もしくは7に記載の非晶質シリコンゲルマニウ
ム薄膜であることを特徴とする光起電力素子。 - 【請求項9】 p型薄膜半導体層、i型薄膜半導体層、
及びn型薄膜半導体層を積層した発電単位構造を少なく
とも2つ積層させた積層型光起電力素子であって、 光入射側から2番目以降の前記発電単位構造のうちの少
なくとも1つの半導体層が、請求項1〜5のいずれか1
項に記載の製造方法により製造された非晶質シリコンゲ
ルマニウム薄膜、または請求項6もしくは7に記載の非
晶質シリコンゲルマニウム薄膜であることを特徴とする
光起電力素子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9044190A JPH10242492A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法及び光起電力素子 |
| US09/030,691 US6080998A (en) | 1997-02-27 | 1998-02-25 | Amorphous silicon germanium thin film and photovoltaic element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9044190A JPH10242492A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法及び光起電力素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242492A true JPH10242492A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12684661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9044190A Pending JPH10242492A (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 非晶質シリコンゲルマニウム薄膜の製造方法及び光起電力素子 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6080998A (ja) |
| JP (1) | JPH10242492A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009038064A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 光電変換装置及びその製造方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1172863A3 (en) * | 2000-07-10 | 2007-02-14 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method of installing solar cell modules, and solar cell module |
| US8084265B2 (en) * | 2001-05-05 | 2011-12-27 | Alliance for Sustianable Energy, LLC | Method and Pd/V2 O5 device for H2 detection |
| US7122736B2 (en) * | 2001-08-16 | 2006-10-17 | Midwest Research Institute | Method and apparatus for fabricating a thin-film solar cell utilizing a hot wire chemical vapor deposition technique |
| JP4022657B2 (ja) * | 2003-07-07 | 2007-12-19 | ミネベア株式会社 | 誘電体光学薄膜の製造方法 |
| JP2007081137A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Fujifilm Corp | 光電変換素子及び固体撮像素子 |
| TW201117159A (en) * | 2009-11-06 | 2011-05-16 | Ind Tech Res Inst | Display module and use of the same |
| US9099596B2 (en) * | 2011-07-29 | 2015-08-04 | International Business Machines Corporation | Heterojunction photovoltaic device and fabrication method |
| US10790145B2 (en) | 2018-09-05 | 2020-09-29 | Micron Technology, Inc. | Methods of forming crystallized materials from amorphous materials |
| US11018229B2 (en) | 2018-09-05 | 2021-05-25 | Micron Technology, Inc. | Methods of forming semiconductor structures |
| US10707298B2 (en) | 2018-09-05 | 2020-07-07 | Micron Technology, Inc. | Methods of forming semiconductor structures |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5084777A (en) * | 1989-11-14 | 1992-01-28 | Greyhawk Systems, Inc. | Light addressed liquid crystal light valve incorporating electrically insulating light blocking material of a-SiGe:H |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP9044190A patent/JPH10242492A/ja active Pending
-
1998
- 1998-02-25 US US09/030,691 patent/US6080998A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009038064A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 光電変換装置及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6080998A (en) | 2000-06-27 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |