JPH10244597A - 側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体及びその製造方法並びにそれに用いる発泡成形用金型 - Google Patents

側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体及びその製造方法並びにそれに用いる発泡成形用金型

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JPH10244597A
JPH10244597A JP9050123A JP5012397A JPH10244597A JP H10244597 A JPH10244597 A JP H10244597A JP 9050123 A JP9050123 A JP 9050123A JP 5012397 A JP5012397 A JP 5012397A JP H10244597 A JPH10244597 A JP H10244597A
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谷 偉和雄 水
Tadanobu Maeda
田 忠 信 前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で、安価な発泡成形用金型を提供する。 【解決手段】 側面部に木板が配設された平板状熱可塑
性樹脂発泡体において、該木板に穴部が穿設されている
ことを特徴とする、側面部に木板が配設された平板状熱
可塑性樹脂発泡体。及び、発泡成形用金型として上下面
部を構成する金属板と側面部を構成する金属枠とから形
成され、該金属枠の相対する側面部に蒸気供給口兼ドレ
ン口を形成した金型を用い、該金型の側面部に穴部が穿
設されている木板を該木板の穴部に前記蒸気供給口兼ド
レン口を合わせて配設した後、金型内に熱可塑性樹脂予
備発泡粒子を供給して、該予備発泡粒子を水蒸気加熱に
より加熱発泡させることを特徴とする、側面部に木板が
配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。並び
に、それに用いる発泡成形用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用断熱パネル
等として用いられる側面部に木板が配設された平板状熱
可塑性樹脂発泡体及びその製造方法並びにそれに用いる
発泡成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、側面部に木板が配設された建築用
断熱パネルは、例えば、特開平6−238761号公報
に、少なくとも一面が開放されているパネル枠の側面部
に木板を配設し、周囲から加圧保持して、このパネル枠
内に予備発泡粒子を充填した後、予備発泡粒子を加熱発
泡させることによってパネル枠と発泡樹脂成形体とを一
体的に形成して製造する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平6
−238761号公報に記載される建築用断熱パネルの
製造方法においては、広い面でも均一に斑なく発泡させ
ることができる様に、上面加圧板と金属箱とにそれぞれ
水蒸気及び冷却水を導入する装置が備えられた構造とな
っている。そのために、広い面積の熱可塑性樹脂発泡成
形体を得るためには、装置全体を巨大化しなければなら
なかった。例えば、屋根パネルや床パネル用の長さ2〜
5m程度の広幅の建築用パネルを成形するためには、斑
無く均一に発泡させるため、その面積に応じて多数の水
蒸気導入口と冷却水導入口を設けなければならず、それ
故、広幅の建築用パネルを成形する発泡成形装置は非常
に高額な装置となってしまった。また、上記公報に記載
される方法では、枠材と熱可塑性樹脂発泡成形体との一
体成形を行なった後で、冷却による経時変化により発泡
樹脂成形体が収縮し、枠材と発泡樹脂成形体との間に隙
間が生じるため、断熱効果が低下するという問題も生じ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
問題点に鑑みて鋭意検討した結果、広い面積でも斑なく
発泡させることができ、大型化しても安価に発泡成形体
を得るためには、発泡成形用金型の側面部に水蒸気供給
口兼ドレン口を設け、かつ側面部に配設される木板に上
記水蒸気供給口兼ドレン口に合わせた穴部を穿設するこ
とにより達成することができるとの知見を得て、本発明
の側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体
及びその製造方法並びにそれに用いる発泡成形用金型を
完成するに至ったものである。
【0005】即ち、本発明の側面部に木板が配設された
平板状熱可塑性樹脂発泡体は、側面部に木板が配設され
た平板状熱可塑性樹脂発泡体において、該木板に穴部が
穿設されていることを特徴とするものである。また、本
発明のもう一方の発明である側面部に木板が配設された
平板状熱可塑性樹脂発泡体の製造方法は、側面部に木板
が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体を製造する方法
において、発泡成形用金型として上下面部を構成する金
属板と側面部を構成する金属枠とから形成され、該金属
枠の相対する側面部に蒸気供給口兼ドレン口を形成した
金型を用い、該金型の側面部に穴部が穿設されている木
板を該木板の穴部に前記蒸気供給口兼ドレン口を合わせ
て配設した後、金型内に熱可塑性樹脂予備発泡粒子を供
給して、該予備発泡粒子を水蒸気加熱により加熱発泡さ
せることを特徴とするものである。更に、本発明のもう
一方の発明である側面部に木板が配設された平板状熱可
塑性樹脂発泡体を製造するための発泡成形用金型は、上
面及び下面部を構成する金属板と側面部を構成する金属
枠とから構成されており、該金属枠の相対する側面部に
蒸気供給口兼ドレン口を形成したことを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の側面部に木板が配
設された平板状熱可塑性樹脂発泡体及びその製造方法並
びにそれに用いる発泡成形用金型の一実施形態につい
て、以下に図面に基づき具体的に説明する。 [I] 発泡成形用金型 (1) 金型の構造 本発明の側面部に木板18a,18bが配設された平板
状熱可塑性樹脂発泡体1を製造するための発泡成形用金
型2aは、図1の発泡成形装置Iに示すように、その上
下面部に上面部を構成する金属板(以下、上金属板とい
う)2a及び下面部を構成する金属板(以下、下金属板
という)2bが形成されており、このフラットな上下金
属板2a,2bにはたわみを防止するための梁が適宜縦
横に設けられているものであって、該上下金属板2a,
2bの材質としては、アルミニウム、鉄等を使用するこ
とができる。また、その上下金属板2a,2bの外側
は、放熱を防止するために、通常、断熱材3a,3bで
覆われている。
【0007】本発明の側面部に木板18a,18bが配
設された平板状熱可塑性樹脂発泡体1を製造するための
発泡成形用金型2の側面部を構成する金属枠2c(以下
金属枠という)は、図4に示すように、相対する側面部
に上記供給口5a兼ドレン口5bを備えている、略長方
形の金属枠2cであり、その材質にはアルミニウム、鉄
等を使用することができる。上記上下面部を構成する金
属板2a,2b及び金属枠2cの外側は、放熱を防止す
るため、通常、断熱材3bで覆われているが、発泡成形
体1から該金属板2a,2b及び該金属枠2cへの放熱
を防止するためにも、その内側に断熱層4a,4bを設
けることが好ましい。この様に内側に断熱層4a,4b
を設けることにより、ユーティリティの削減を計ること
ができる。断熱層4a,4bに用いられる材質として
は、例えば、ブチルゴム、ベークライト、シリコンゴム
等の3〜10mmのシートを使用することができる。
【0008】(2) 作動用機器 本発明の側面部に木板18a,18bが配設された平板
状熱可塑性樹脂発泡体1を製造するための発泡成形用金
型2の上金属板2aの両サイドには、図1に示すよう
に、上下させて開閉するための上金属板作動用シリンダ
ー6を取り付けた構造のものを使用することができる。
上金属板作動用シリンダー6は、空圧式や油圧式のもの
を使用することができる。本発明の発泡成形用金型2の
下金属板2bの下方側に架台を設け、該下金属板2bに
離型ピン7を取り付けたものを使用することができる。
該離型ピン7は、空圧式や油圧式のシリンダー8により
作動することができる。また、下金属板2bには熱可塑
性予備発泡粒子9を充填するための充填用エアーフィダ
ー10が取り付けられている。上記金属枠2cは、下金
属板2bに固定できる構造のもので、蒸気供給口5a兼
ドレン口5bは、チャンバー方式でもパイプ方式のいず
れでも良いが、他種類の金属枠2cに手軽に対応できる
点、真空吸引による冷却が行い易い点からパイプ方式が
好ましい。
【0009】チャンバーは金属枠2cの相対する両側面
に取り付けられ、蒸気の供給及び真空吸引するための蒸
気口5a兼ドレン口5bを金属枠2c上に有するもので
ある。蒸気口5a兼ドレン口5bは、熱可塑性予備発泡
粒子9より小さいスリット11や錐穴を有するコアーベ
ント12を適宜間隔で設けたものを使用することができ
る。蒸気供給パイプ13及びドレンパイプ14は、図2
に示すように、配管の接続方法により、蒸気供給パイプ
13としてもドレンパイプ14としも使用できるもので
あり、該蒸気供給パイプ13及びドレンパイプ14は、
ノズル先端部13a,13bを金属枠2cの側面部より
挿入して、金型2の内部に装着できるものである。該パ
イプ13,14の間隔は、100〜400mmが好まし
く、該パイプ13,14の径は、10〜30mmが好ま
しい。金属枠2cの対応する部分には、穴が設けられて
いる。上下金属板2a,2bは、図1に示すように、両
者を固定できる係り止め部15a,15bを有し、ロッ
クピン16をサイドからロックピン作動用シリンダー1
7により、差し込み、固定できる構造になっている。
【0010】(3) 成形材料 本発明の側面部に木板18a,18bが配設された平板
状熱可塑性樹脂発泡体1の製造において用いられる材料
としては、発泡金型2の金属枠2cの内側に木板18
a,18a又は木板18b,18b、或いは、木板18
a,18a及び木板18b,18bを配置した木枠18
を設置して、又、上下金属板2a,2bの内側に合板1
9等を設置して、上記発泡体1と一体成形することがで
きるが、蒸気供給口5a、ドレン口5b、予備発泡粒子
9充填口に相当する部位に対応する穴部12を有するこ
とが必要になる。また、木板18a,18aや木板18
b,18b或いは木板18a,18a,18b,18b
を配置した木枠18、或いは、合板19等が移動する虞
れがあるときは、両面テープ等で仮止めしておくことが
好ましい。
【0011】図4に示すような周囲が囲まれた木枠18
でなく、一方が開放された木枠18を用いる場合、或い
は、相対する一方の相対面のみに木板18a,18aを
用いる場合、フリーの発泡体面は収縮により、内側に反
る傾向がある。このような場合は、金属枠2cの対応す
る面を凸状にするのが好ましい。これら木板18a,1
8a、木板18b,18b、木枠18、又は、合板19
等は、予備発泡粒子9と接触する側に、予め接着剤を刷
毛塗り等で塗工して接着層20を形成して使用する。接
着剤としては、エポキシ系、ウレタン系、酢酸ビニル
系、再生ゴム系、合成ゴム系の溶剤型接着剤、アクリル
系、酢酸ビニル系SBR系の水性分散液型接着剤等が使
用できる。塗布量は、40〜150g/m2が好まし
い。予備発泡粒子9としては、ポリスチレン系、ポリプ
ロピレン系、ポリエチレン系等の熱可塑性樹脂予備発泡
粒子9を使用することができる。予備発泡粒子6の発泡
倍率は、5〜100倍のものが好ましい。
【0012】[II] 側面部に木板が配設された平板状
熱可塑性樹脂発泡体の製造 (1) 木枠設置、予備発泡粒子充填 上金属板1aを上金属作動用シリンダー6には上方に型
開きし、木板18a,18a,18b,18b、18
c、木枠18、合板19等を適宜配置し、上金属板2a
を閉じ、ロックピン16で固定する。次いで、充填用エ
アーフィダー10で予備発泡粒子9を充填する。
【0013】(2) 発泡成形 金属枠1cの一方の蒸気供給口5aより蒸気を供給しな
がら、他方のドレン口5bより真空吸引する第1の排気
工程を実施し、次いで、ドレン口5b側から蒸気を供給
して蒸気供給口5a側から真空吸引する第2の排気工程
を行う。次いで、蒸気供給口5a側及びドレン口5b側
から蒸気を供給する本加熱工程を行い予備発泡粒子9を
融着させる。最後に両サイドから真空吸引する冷却工程
を行う。各工程の所要時間は、第1の排気工程が30〜
120秒、第2の排気工程が30〜120秒、本加熱工
程60〜120秒、冷却工程30〜60秒である。成形
後、(パイプ方式の場合は、通常パイプを抜き取り)、
ロックピン16を外し、上金属板1aを型開きした後、
離型ピン7で平板状熱可塑性樹脂発泡成形体1を上側に
持ち上げた状態で長手方向よりローラー21を差し込
み、離型ピン7を下げて平板状熱可塑性樹脂発泡成形体
1をローラー21の上にのせる。以下、移動用ローラー
コンベアー22に乗せた後、リフター等で養生場所まで
運び出し、養生させる。
【0014】[III ] 側面部に木板が配設された平板
状熱可塑性樹脂発泡体 (1) 構 造 本発明の側面部に木板18a,18bが配設された平板
状熱可塑性樹脂発泡体1の製造において製造される側面
部に木板18a,18bが配設された平板状熱可塑性樹
脂発泡体1は、図5(a),(b)及び図6(a),
(b)に示す様に、側面部に配設された木板18a,1
8a及び/又は木板18b,18bに穴部12が穿設さ
れているものである。該木板18a,18a及び/又は
木板18b,18bに穿設された穴部12は、その製造
工程中で予備発泡粒子9を発泡成形する際に供給される
水蒸気の供給口5a並びにドレン口5bとして用いられ
る。
【0015】該穴部12の大きさは、水蒸気の供給口5
a並びにドレン口5bとして用いられることから、水蒸
気を供給したり、水を排出できれば良く、一般に6〜3
0mm、好ましくは8〜25mmの大きさである。該穴
部12は、水蒸気供給パイプ13及びドレンパイプ14
が挿通することができる6〜30mmφの大きさである
ことが特に好ましい。また、その数は必要に応じて適宜
開けられる。該穴部12が穿設された木板18a,18
a又は木板18b,18bは、図5(a),(b)及び
図6(a),(b)に示す様に、相対する側面部に配設
されている。また、平板状熱可塑性樹脂発泡体1は、図
5(a)に示す様に、側面部全体に木板18a,18
a,18b,18bを配設して木枠18とすることもで
きるし、或いは、図5(a)及び図6(a)に示す様
に、木板18a,18aの中央部に木板18cを配設す
ることもできる。更に、図5(a)に示す様に、その上
面部及び/又は下面部に合板19を配設することもでき
る。これら木板18a,18bと平板状熱可塑性樹脂発
泡体1との間には、或いは、合板19と平板状熱可塑性
樹脂発泡体1との間には接着層20を設けることもでき
る。
【0016】(2) 用 途 この様にして得られる側面部に木板18a,18bが配
設された平板状熱可塑性樹脂発泡体1は、側面部の木板
18a,18a又は木板18b,18bに穴部が多数穿
設されているが、木板18a,18a又は木板18b,
18bと平板状熱可塑性樹脂発泡体1との間には接着層
20が設けられて強固に接着されていることから、冷却
されて平板状熱可塑性樹脂発泡体1が収縮した後でも両
者の間に隙間ができることがなく、しかも、側面部に穴
部12が多数穿設されているが、柱等の他の木材と釘等
で固定することができることから、建築用断熱パネル、
型枠パネル等として用いることができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例について図1〜図7に基づいて
説明する。 実施例1 図5(a)に示す断熱パネルを成形するために、図1に
示す下記仕様の発泡成形用金型1内に、図4に示す下記
仕様の木枠18を配置し、該木枠18上に合板19を乗
せた後、型閉めし、下記仕様の予備発泡粒子9を充填し
て、下記の示す手順で発泡成形を行ない。下記の示す方
法で評価した。
【0018】発泡成形用金型 発泡成形用金型は、上下金属板1a,1bともアルミニ
ウム製で、その金属枠1cの内寸法は、幅910mm、
長さ1,500mm、厚み117mmであり、金属枠1
cの長さ方向の相対する側面に蒸気供給及び真空吸引す
るための部屋を設け、図7に示すコアーベント12:
(有)ビルソム日石製(商品名:ブラス・ベントホー
ル)スリット11幅0.3mm、大きさ30mmφを4
0mm間隔で打ち込んだ金属枠1cを使用した。
【0019】合板及び木枠 図5(a)及び(b)に示す様に、合板19は、市販の
合板、幅910mm、長さ1,820mm、厚み12m
mをカットしたものを使用した。長手方向の木板18
a,18aは、杉板、幅105mm、長さ1,500m
m、厚み30mmを使用し、蒸気供給口5a兼ドレン口
5bが金属枠1aのコアーベント12と同じ位置になる
よう30mmφの穴部12を40mm間隔で開けたもの
を使用した。短手方向の木板18b,18bは、同材質
で長さ850mmのものを500mmピッチで配置し
た。
【0020】接着層 合板19及び木枠18が予備発泡粒子と接触する面に、
コニシ(株)社製クロロプレンゴム系溶剤型接着剤(商
品名:G17)をヘラで50g/m2 塗布し、室温で3
0分間乾燥させた。
【0021】予備発泡粒子 予備発泡粒子としては、三菱化学ビーエーエスエフ社
製、発泡製ポリスチレン樹脂(商品名:スチロポール
JF−200)を50倍発泡させたものを使用した。
【0022】成 形 (1) 第1及び第2の排気工程 図1に示す発泡成形装置のバルブ23、26を閉じ、バ
ルブ24、25を開いて、バルブ24より水蒸気を供給
しながらバルブ25より真空吸引する第1の排気工程を
60秒間実施した後、バルブ24、25を閉じ、バルブ
23、26を開いて、バルブ26より水蒸気を供給しな
がらバルブ23より真空吸引する第2の排気工程を60
秒間実施した。 (2) 本加熱工程 次いで、バルブ23を閉じ、バルブ24を開き、バルブ
24、26より蒸気供給する本加熱工程を60秒間実施
した。 (3)冷却工程 次いで、バルブ24、26を閉じ、バルブ23、25を
開き、バルブ23、25より真空吸引する冷却工程を6
0秒間実施した。
【0023】成形体の取出 図3に示すように上金属板作動用シリンダー6を作動さ
せて上金属板1aを上昇させて金型を開き、離型ピン7
を上に作動させて、発泡成形体と金属枠1cの間にロー
ラー21を渡し、金型1の外へ引き出し、移動用ローラ
ーコンベアー22上に乗せた後、リフターに乗せ替え所
定の保管場所に運んだ。
【0024】評 価 発泡成形体1の評価は目視にて行なった。その結果、発
泡成形体1は、合板19及び木枠18と発泡粒子1が十
分に接着しており、発泡粒子1の間隙もなく、建築用の
断熱パネルとして良好なものであった。
【0025】実施例2 図6(a)及び(b)に示す様な、断熱パネル(幅91
0mm、長さ1000mm、厚み105mm)の成形
を、以下に示す事項に変更した以外は実施例1とほぼ同
様に実施した。
【0026】金属枠 図6(b)に示す様に、金属枠1cの長手方向の相対す
る側面に12mmφの穴を250mmピッチで開け、図
2に示す様に、銅パイプを挿入して、蒸気供給口5a兼
ドレン口5bとした。銅パイプは、内径10mmφで、
金型1への挿入長さは、350mmで、その側面部に
0.5mmφの錐穴を30mmピッチに設けたものを使
用した。
【0027】木 板 材質を桧板、長さを1,000mmにした以外は、実施
例1と同様の木板18aを使用した。両サイドの桧板1
8aは金属枠1cの蒸気供給口5a兼ドレン口5bに対
応する部位に、12mmφの穴を開け、発泡成形体粒子
1と接触する側に接着剤20を塗布して使用した。中央
の桧板19bについては、両面に接着剤20を塗布して
使用した。
【0028】成 形 成形時間は、第1の排気工程及び第2の排気工程共に1
20秒、本加熱工程120秒、冷却工程60秒であっ
た。
【0029】評 価 得られた形成体は、実施例1と同様に木板18a,18
a,18cと発泡成形体粒子1との接着は十分で、か
つ、銅パイプの跡以外は、発泡成形体粒子1の間隙も無
かったが、フリーな発泡体面が若干内側に反っていた。
【0030】実施例3 上下金属板の内側に、断熱層としてブチルゴム製の厚さ
10mmのシートを設け、成形時間が第1の排気工程及
び第2の排気工程共に60秒、本金発工程60秒、冷却
工程30秒で行なった以外は、実施例2と同様に行なっ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明の発泡成形用金型及び熱可塑性樹
脂発泡体の成形方法によれば、建築用の断熱パネルのよ
うな大型の発泡成形体を、相対する両側面に蒸気供給口
兼ドレン口を形成することにより、簡易で、安価な発泡
成形用金型とすることができ、しかも、得られる熱可塑
性樹脂発泡体は、木枠及び合板等と優れた接着性を示す
一体成形体として得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にて用いた発泡成形装
置の正面図である。
【図2】図2は、本発明実施例にて用いた発泡成形用金
型の発泡成形中の正面断面図である。
【図3】図3は、本発明実施例にて用いた発泡成形用金
型での成形体の取り出し装置の概略図である。
【図4】図4は、本発明実施例の発泡成形用金型の金属
枠と木枠の配置図である。
【図5】図5の(a)は本発明実施例で発泡成形された
建築用断熱パネル成形体の斜視図であり、図5の(b)
は木枠に開けられた穴の寸法を表わす図である。
【図6】図6の(a)は本発明実施例で発泡成形された
建築用断熱パネル成形体の斜視図であり、図6の(b)
は木枠に開けられた穴の寸法を表わす図である。
【図7】図7は、本発明実施例で用いたコアーベントの
斜視図である。
【符号の説明】
I 発泡成形装置 1 平板状熱可塑性樹脂発泡成形体 2 発泡成形用金型 2a 上金属板 2b 下金属板 2c 金属枠 3a,3b 断熱材 4a,4b 断熱層 5a 蒸気供給口 5b ドレン口 6 上金属板作動用シリンダー 7 離型ピン 8 シリンダー 9 熱可塑性予備発泡粒子 10 充填用エアーフィーダー 11 スリット 12 コアーベント 13 蒸気供給パイプ 14 ドレンパイプ 15a 上型ロック係止め 15b 下型ロック係止め 18 木枠 18a,18b,18c, 木板 19 合板 20 接着層 21 ローラー 22 移動用ローラーコンベアー 23,24,25,26 バルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:04 B29L 31:10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面部に木板が配設された平板状熱可塑性
    樹脂発泡体において、該木板に穴部が穿設されているこ
    とを特徴とする、側面部に木板が配設された平板状熱可
    塑性樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】木板が相対する側面部に配設されている、
    請求項1に記載の側面部に木板が配設された平板状熱可
    塑性樹脂発泡体。
  3. 【請求項3】木板が側面部全体に配設された木枠であ
    る、請求項1に記載の側面部に木板が配設された平板状
    熱可塑性樹脂発泡体。
  4. 【請求項4】平板状熱可塑性樹脂発泡体の中央部にも木
    板が配設されている、請求項1〜3のいずれかに記載の
    側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体。
  5. 【請求項5】木板と平板状熱可塑性樹脂発泡体との間に
    接着層が設けられている、請求項1〜4のいずれかに記
    載の側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡
    体。
  6. 【請求項6】上面部及び/又は下面部に合板が配設され
    ている、請求項1〜5のいずれかに記載の側面部に木板
    が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体。
  7. 【請求項7】合板と平板状熱可塑性樹脂発泡体との間に
    接着層が設けられている、請求項6に記載の側面部に木
    板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体。
  8. 【請求項8】側面部に木板が配設された平板状熱可塑性
    樹脂発泡体を製造する方法において、発泡成形用金型と
    して上下面部を構成する金属板と側面部を構成する金属
    枠とから形成され、該金属枠の相対する側面部に蒸気供
    給口兼ドレン口を形成した金型を用い、該金型の側面部
    に穴部が穿設されている木板を該木板の穴部に前記蒸気
    供給口兼ドレン口を合わせて配設した後、金型内に熱可
    塑性樹脂予備発泡粒子を供給して、該予備発泡粒子を水
    蒸気加熱により加熱発泡させることを特徴とする、側面
    部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発泡体の製造
    方法。
  9. 【請求項9】金型内に熱可塑性樹脂予備発泡粒子を供給
    する前に、金型の上面部及び/又は下面部に合板を配設
    する、側面部に木板が配設された平板状熱可塑性樹脂発
    泡体の製造方法。
  10. 【請求項10】木板及び/又は合板が、予め予備発泡粒
    子と接触する側に接着層を形成した木板及び/又は合板
    である、請求項8又は9に記載の側面部に木板が配設さ
    れた平板状熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
  11. 【請求項11】上面及び下面部を構成する金属板と側面
    部を構成する金属枠とから構成されており、該金属枠の
    相対する側面部に蒸気供給口兼ドレン口を形成したこと
    を特徴とする、側面部に木板が配設された平板状熱可塑
    性樹脂発泡体を製造するための発泡成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113967997A (zh) * 2021-10-22 2022-01-25 三杰节能新材料股份有限公司 一种预制直埋保温管聚氨酯的均衡厚度倾斜发泡注射方法
JP2023166302A (ja) * 2022-05-09 2023-11-21 株式会社コノミハウス 下地材
CN120002910A (zh) * 2025-03-11 2025-05-16 常州大学 一种高分子材料发泡成型用模具及成型方法

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