JPH1024606A - インクタンク及び該インクタンクを有する記録ヘッドユニット - Google Patents

インクタンク及び該インクタンクを有する記録ヘッドユニット

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JPH1024606A
JPH1024606A JP8181944A JP18194496A JPH1024606A JP H1024606 A JPH1024606 A JP H1024606A JP 8181944 A JP8181944 A JP 8181944A JP 18194496 A JP18194496 A JP 18194496A JP H1024606 A JPH1024606 A JP H1024606A
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JP
Japan
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ink
supply liquid
liquid chamber
ink supply
tank
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Application number
JP8181944A
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English (en)
Inventor
Kohei Suyama
宏平 須山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のインク供給動作のみならず、環境変化
時にもインクを低背圧で供給でき、衝撃を受けてもイン
ク漏れを起こさないようにすること。 【解決手段】 インクタンク19を、互いに隣接したサ
ブインク供給液室101と、サブインク供給液室101
より容積が小さいインク供給液室100と、インク吸収
体103を内包し大気と連通する大気連通口109を有
するインク保持室102とに区分した。連通路a105
を介してインク供給液室100をサブインク供給液室1
01と連通させ、連通路a105より低い位置にある連
通路c107を介してインク供給液室100をインク保
持室102と連通させ、連通路a105と略同レベルの
連通路b106を介してサブインク供給液室101をイ
ンク保持室102と連通させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置、複写機、筆記具、ファクシミリ等の記録装置に
おいて、使用液体であるインクを貯蔵可能なインクタン
ク、及び、このインクタンクを有する記録ヘッドユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクを用いて画像を形成す
る画像形成装置はファクシミリやコンピュータ等の出力
機器として用いられており、最近では高速化に対する要
求が高まりつつある。
【0003】従来のインクタンクを以下説明する。図1
3は従来のインクタンク119の構成を示すものであ
る。図13において、151は毛細管力によりインクを
吸収、保持し、インクタンク119内の背圧を調整する
インク吸収体であり、152はインク吸収体151をほ
ぼ隙間なく収容したインク供給液室である。153はイ
ンク供給液室152と隣接し、インク供給液室152と
連通したインク保持室である。154はインク供給液室
152とインク保持室153の下部でインクを相互に行
き来させる連通路である。155はインク供給液室15
2とインク保持室153を区分する仕切壁であり、15
6は仕切壁155のインク供給液室152側で、仕切壁
155の中間部より連通路154まで略垂直に溝状に形
成された大気導入通路である。157はインク供給液室
152側に大気を導入する為に形成された大気連通口で
ある。158はインクタンク119内のインクを印字ヘ
ッド(図示せず)へ供給する為のインク供給口である。
【0004】以上のように構成された従来のインクタン
クについて、以下そのインク供給動作を説明する。ま
ず、インクタンク119内には、インクがインク供給液
室152とインク保持室153に充填されており、この
時のインクはインク吸収体151の毛細管力とインク供
給液室152及びインク保持室153のインク水頭がほ
ぼ釣り合った状態で保持されている。
【0005】この状態から、インク供給液室152内に
内包されたインク吸収体151に吸収されたインクが、
インク供給口158より排出され、インクの減少容積分
だけ大気連通口157より大気がインク供給液室152
内に導入される。この時のインク供給口158付近の背
圧は、インク供給液室152の水頭変化分だけ上昇す
る。
【0006】更にインクが消費され、インク供給液室1
52側に設けられた大気導入通路156の近傍まで水位
が下がると、大気導入通路156付近でインク吸収体1
51に形成されたメニスカスが破断し、インク保持室1
53のインクが連通路154よりインク供給液室152
へ供給され、おおむねインクの減少容積分だけ大気が大
気連通口157、大気導入通路156を通じてインク保
持室153内へ大気置換される。
【0007】この時、インク供給口158付近の背圧は
一定の背圧を示す、つまり、インク保持室153のイン
クが減少する間はおおむね一定である。インク保持室1
53のインクがすべて消費されると、インク供給液室1
52内のインクが再び消費され、インクの減少による水
頭変化分だけ背圧が再び上昇する。
【0008】しかしながら、インク保持室153内のイ
ンク水頭が無い状態なので、インクタンク119内の背
圧はインク吸収体151の毛細管力とインク吸収体15
1に吸収されたインクの水頭の釣合だけとなり、非常に
高い背圧を示す。
【0009】次に、外部環境変化が起きた場合のインク
の背圧変化について説明する。インク保持室153内の
インクが消費され、大気置換によりインク保持室153
内部に大気が導入されている状態で外部環境が変化し、
例えば、外部環境が高温低圧状態になると、導入された
大気が膨張し、インク保持室153内のインクが連通路
154を通じてインク供給液室152側へ排出される。
インク保持室153内のインクが消費されていない状
態、もしくは、完全に消費されて大気状態である場合に
は、高温低圧状態となってもインク供給液室152内は
常に大気連通口157により大気と連通状態であるた
め、インクがインク供給口158より押し出されること
は無い。インク保持室153内のインクが最もインク供
給液室152へ押し出されるのは、インク保持室153
のインク容積の1/2だけ大気が導入されている状態で
あり、この時高温低圧状態に外部環境が変化すると、導
入された大気が最悪2倍に膨張し、インク保持室153
に保持された1/2のインク全てがインク供給液室15
2へ押し出される。つまり、インク供給液室152のイ
ンクが増加し、インク保持室153の水頭が無い状態と
なり、インク吸収体151の毛細管力とインク吸収体1
51に吸収されたインクの水頭値によってのみ背圧が決
定され、インク充填直後の背圧と比較すると背圧値は極
端に高くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法及び構成では、インク供給液室152のインク
が無くなる前にインク保持室153のインクが消費さ
れ、インク保持室153の水頭がなくなると、インク保
持室153のインク消費後に供給されるインクの背圧は
極端に高くなり、印字ヘッドへのインク供給の応答性の
悪化すなわち印字時の高速化の妨げとなるという問題点
を有していた。
【0011】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、インクタンク内のイ
ンクが完全に消費されるまでインクタンク背圧を低く設
定できるとともに、外部環境変化が起きてもインク漏れ
の無い低背圧のインクタンク、及び、このインクタンク
を用いた記録ヘッドユニットを提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、インクを
貯蔵するインクタンクであって、複数の仕切壁により分
割された第1インク供給液室と、第2インク供給液室
と、インク保持室とを少なくとも備え、上記第1インク
供給液室はインクを取り出すためのインク供給口を有す
る一方、上記インク保持室は毛細管力を調整したインク
吸収体を収容するとともに大気連通口を有し、上記イン
ク保持室と上記第1インク供給液室とを相互連通させる
第1連通路と、上記インク保持室と上記第2インク供給
液室とを相互連通させる第2連通路とを各仕切壁の下部
に穿設し、上記第1連通路を上記第2連通路より下方に
配置せしめたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、上記第1
インク供給液室の容積を上記第2インク供給液室の容積
より小さく設定したことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、上記イ
ンク保持室の仕切壁内面に上記第1及び第2連通路の少
なくとも一つと連通する大気導入溝を形成することによ
り大気導入を促進するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、上記イン
ク供給口に抵抗の大きい毛細管部材を取り付けることに
よりインクの漏れを防止したことを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、上記イン
クタンクの本体を内部のインクが視認可能な材料で構成
したことを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、記録ヘッ
ドと、該記録ヘッドにインクを供給するインクタンク
と、上記記録ヘッドとインクタンクを支承するキャリッ
ジとを備えた記録ヘッドユニットであって、上記記録ヘ
ッドと上記インクタンクのインク排出口とをインク流路
で連通させるとともに、上記記録ヘッドに複数のインク
吐出孔を穿設し、上記インク流路に設けられた吐出エネ
ルギ発生手段に通電することにより上記複数のインク吐
出孔より選択的にインクを吐出させるようにしたことを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明にかか
る記録ヘッドユニットを示しており、例えばインクジェ
ット記録装置に取り付けられる。この記録ヘッドユニッ
トは、記録ヘッド50を有するヘッドブロック63と、
記録ヘッド50に印字用インクを供給するインクタンク
19と、ヘッドブロック63及びインクタンク19を支
承するキャリッジ14とを備えている。記録ヘッド50
は、抵抗体であるインク自身を気泡発生のアクチュエー
ターとし、電気信号に応じてインク自身に通電して沸騰
現象を生じせしめるための熱エネルギーを発生させる電
極を用いて記録を行う通電式バブルジェット方式のもの
である。
【0019】図1及び図2に示されるように、記録ヘッ
ド50を有するヘッドブロック63には、キャリッジ1
4に形成された複数の位置決め用突起56に対応して、
上下左右及び回転方向の位置決め溝57が形成されてい
る。記録ヘッド50は、成膜技術によりガラス基板54
上に複数の列状をなすように形成された電極59と電気
配線60とを備え、この電極59と電気配線60を介し
てインクに電力を供給するために、アルミ板51上に固
定されたフレキシブル基板53が本体装置からの電気信
号を受けるパッド部68に接続されるとともに、フレキ
シブル基板53と上記電気配線60とがワイヤーボンデ
ィングまたはTAB接合により接続されている。
【0020】このようにガラス基板54に接続されたフ
レキシブル基板53には、ヘッドブロック63の位置決
め穴55が穿設され、ヘッドブロック63に形成された
突起52がこの位置決め穴55に挿入されることによ
り、フレキシブル基板53はヘッドブロック63に対し
位置決めされるとともに、ヘッドブロック63に形成さ
れたインク流路62とガラス基板54に形成された流路
65とが連通した状態で封止接合されている。
【0021】図3に示されるように、ガラス基板54上
には、ポリイミド製のノズル64が熱硬化性接着剤等で
接着されており、インクを沸騰させるための電極59に
対応してインク流路66と複数のインク吐出孔67がレ
ーザー加工によりポリイミド製ノズル64に形成されて
いる。また、ヘッドブロック63のインクタンク19側
のインク流入口58には、吐出部へのゴミや気泡の流入
を防止するためのフィルター61が配設されている。
【0022】上記構成のヘッドブロック63において、
インクタンク19からヘッドブロック63のインク流路
62及び記録ヘッド50のガラス基板54上の流路65
を通過したインクは、ノズル64上に形成された共通液
室と複数のインク流路66を経由して、インク吐出孔6
7に供給される。
【0023】インクタンク19は交換可能で、キャリッ
ジ14に配設されたインクタンク左右位置決め溝及び加
圧手段(図示せず)により着脱自在に保持されており、
そのインク供給口108がヘッドブロック63のインク
タンク接合部に円筒状弾性体59を介して接続されてい
る。円筒状弾性体59の内部には環状リブが突設せしめ
られており、キャリッジ14に取り付けられたインクタ
ンク19を板バネ65により図1の右側に付勢すること
により、そのインク供給口108を弾性体59の環状リ
ブを挟んでヘッドブロック63のインクタンク接合部に
弾性的に押圧するようにしたので、インクタンク19と
ヘッドブロック63とが完全封止状態で接続され、接合
部からの気泡の侵入を遮断している。接合の際は、イン
クタンク19のインク供給口108に溶着されたフィル
ター等の毛細管部材108−1とヘッドブロック63の
フィルター61とが直接接合され、外部から空気が侵入
することなく接合動作が完了する。
【0024】以上説明したように、本実施形態では、イ
ンクタンク19を容易にかつ確実に交換可能とし、イン
クタンク19とヘッドブロック63との接合部からの気
泡の混入を防止するようにしたので、インクタンク交換
時の操作性が向上した。
【0025】上記構成の記録ヘッドユニットは、例えば
図4のインクジェット記録装置に設けられ、記録ヘッド
ユニットの配置及び動作を図4の横置き印字姿勢を例に
とり説明する。
【0026】図4において、記録媒体1をピックアップ
ローラー11を用いてプラテン21の下方から上方へ給
紙し、紙押さえ10によって記録媒体1をプラテン21
に向かって押圧することにより記録媒体1を固定する。
【0027】キャリッジ14は、印字面に平行に配置さ
れたキャリッジガイド20及びキャリッジシャフト18
により摺動自在に支持されるとともに、フレーム22に
回動自在に支持されたプーリー7とドライブプーリー1
7に張設されたタイミングベルト23に連結されてお
り、ピックアップローラー11より給紙された記録媒体
1に対し左右方向に往復移動する。タイミングベルト2
3は、ドライブプーリー17を介して駆動モーター15
により駆動され、駆動モーター15の正逆回転に連動し
て回転駆動制御される。
【0028】8はフォトカプラーであり、キャリッジ1
4のフォトカプラー8近辺の任意の位置で、キャリッジ
14に突設された突起13を検知し、駆動モーター15
の回転方向の切り替え等を行うホームポジション検出手
段である。
【0029】画像記録信号は、記録ヘッド50を搭載す
るキャリッジ14の移動にタイミングを計って記録ヘッ
ド50に送られ、記録媒体1上の所定の位置でインク滴
を吐出させて記録をおこなう。
【0030】記録中、インクタンク19内のインクは記
録ヘッド50のインク吐出部まで供給され、記録媒体1
に記録されるが、所定のタイミングで駆動部材4により
記録ヘッド50に対してクリーニングブレード9を上下
方向に移動させることにより記録ヘッド50のクリーニ
ングを行っている。一方、記録を行わない場合、記録ヘ
ッド50は図中左側のホームポジションに移動せしめら
れ、吸引手段(図示せず)と連通する開口が形成された
キャップ部材6でカバーされており、吸引手段によりキ
ャップ内開口を介してインク吐出部を吸引することによ
り、乾燥したインクによるインク吐出部の目詰まりを防
止している。なお、キャップ部材6はキャップ支持部材
5により支持されている。
【0031】3は、吸引回復、クリーニング動作等を所
定の位置で実施するため、クリーニングブレード駆動部
材4及びキャップ支持部材5を駆動するカムシャフトで
あり、キャリツジモーター15とは別に本体支持板24
に支持されたモーター2の回転動作に連動して回転動作
を行う。しかしながら、吸引動作、ブレード動作等はこ
の形態でなくともよく、従来周知の方法でもよい。吸引
回復、ブレード動作等のタイミングは、キャリッジ14
がホームポジション側領域にきたときフォトカプラー8
によりホームポジション検出信号を検知し所望の処理に
よって所定のタイミングでモーター2の回転動作を制御
して行われるよう構成されている。
【0032】次に、キャリッジ14に載置されるインク
タンク19を詳細に説明する。図5は本発明のインクタ
ンク構成図であり、インクタンク19は、インク供給液
室100と、インク供給液室100に隣接したサブイン
ク供給液室101と、インク供給液室100とサブイン
ク供給液室101と互いに隣接したインク保持室102
とで構成されており、インク供給液室100の容積はサ
ブインク供給液室101の容積よりも小さく設定されて
いる。
【0033】103は、インクタンク19内のインクを
保持する為のインク吸収体であり、ポリエーテルポリオ
ールとトルエンジイソシアネートを主剤として補助剤に
第3級アミンと整泡剤のシリコンで発泡後、爆発法など
で除膜して連通されたものであり、1インチあたりの空
孔の数が30から70程度のものを1/2から1/4程
度に圧縮してインク保持室102にほぼ隙間なく挿入さ
れている。
【0034】インク吸収体103の圧縮には、ヒートプ
レス等の方法をもちいてインク保持室102内へ挿入す
る前に成形してもよいが、ヒートプレス後の分泌物がイ
ンク吸収体103内に残りインクを変質させる場合があ
るので、イソプロピルアルコール等で10分程度の超音
波洗浄後、純水で更に10分程度超音波洗浄し60度の
高温乾燥したものでもよい。
【0035】105は、インク供給液室100とサブイ
ンク供給液室101の仕切壁104の下部に穿設され、
インクを相互連通させる為のインク連通路aである。1
06は、サブインク供給液室101とインク保持室10
2との仕切壁104−1の下部に穿設され、インクを相
互連通させるためのインク連通路bである。107は、
インク供給液室100とインク保持室102の仕切壁1
04の下部に穿設され、インクを行き来させるためのイ
ンク連通路cである。108は、インクタンク19のイ
ンクを記録ヘッド50へ供給する為のインク供給口であ
り、仕切壁104と対向するインク供給液室100側壁
の下部に穿設されている。109は、インク保持室10
2と大気を連通させる為の大気連通口であり、インク保
持室102の上部壁に穿設されている。
【0036】次に、インクタンク19内のインクが消費
された時のインクタンク19内の背圧について説明す
る。図6は、インクタンク19内にインクが充填された
直後インクを供給しているインク保持室102のインク
を消費している状態図であり、インク供給液室100と
サブインク供給液室101のインクはまだ消費されてい
ない。この時、インクタンク19内の背圧は、インク保
持室102内に内包されたインク吸収体103の毛細管
力と、インク保持室102、インク供給液室100、サ
ブインク供給液室101のインクの水頭がほぼ釣り合っ
た状態で保持されている。ここで、インク供給口108
よりインクが消費され続けると、インク吸収体103に
保持されたインクが消費され続ける。
【0037】図7は、インクタンク19内のインク消費
量に対するインクの背圧を示す図であり、図7を用いて
この時のタンク内の背圧変化について説明する。図7に
おいて、Aは、純粋なインク吸収体103の毛細管力と
インク吸収体103に保持されたインクの水頭関係を示
しており、インク吸収体103のインク水頭が減少する
とインクの水頭減少分だけ背圧は高くなる。しかしなが
ら、インク供給液室100及びサブインク供給液室10
1のインク水頭が存在し、その水頭が変化することなく
インク吸収体103のインクが消費されると、インク供
給液室100とサブインク供給液室101のどちらか高
い方の水頭分だけインクの背圧変化はA1のように低い
方にオフセットされる。
【0038】次に、インク保持室102のインク水頭が
サブインク供給液室101のインク連通路b106近傍
まで下がると、図8で示すように、インク連通路b10
6とインク吸収体103で形成するインクのメニスカス
が破断し、インク供給液室100のインクの減少分だけ
大気がサブインク供給液室101内に取り込まれる。こ
の変化は、サブインク供給液室101内のインクが完全
に消費されるまで続く。この時のインクタンク内の背圧
はインクの消費、大気の取り込みを繰り返す間、厳密に
は微妙に背圧の上下変化を繰り返すが、図7のB1の変
化で示すように、おおむね一定である。
【0039】更にインクが消費されると、図9で示すよ
うに、インク保持室102内のインク吸収体103内の
残りのインクが消費される。この時の背圧変化は、図7
のC1で示され、このインク消費間にインク供給液室1
00内のインク水頭は変化せず、図7のAの背圧変化す
なわちインク吸収体103の水頭変化分のみの背圧変化
より低い背圧変化となる。もしもインク供給液室100
の水頭がなければ、図7のCのように高い背圧変化とな
る。
【0040】更にインクが消費されると、図10で示す
ように、インク保持室102のインクが完全に消費さ
れ、インク供給液室100内のインクが消費され始め
る。インク供給液室100内のインクが消費されると、
サブインク供給液室101との間のインク連通路a10
5より径が大きく、低い位置に配置されたインク保持室
102とのインク連通路c107のメニスカスが破断し
て、インク消費体積分大気がインク供給液室100内に
取り込まれ背圧をバランスする。この時の背圧変化は、
図7のD1で示すように、サブインク供給液室101の
背圧変化と同じように変化する。
【0041】次に、外部環境変化が起きた時の各部屋間
のインクの行き来について説明する。インク保持室10
2のインクを消費している間は、インク保持室102は
大気連通口109で外気と連通しているので、外部の環
境変化が起きてもインクタンク19内は変化しない。
【0042】しかしながら、サブインク供給液室101
内のインクを消費している間に、外部環境が変化し、例
えば高温低圧状態になると、サブインク供給液室101
内にインクと置換され取り込まれた空気が膨張し、サブ
インク供給液室101内のインクを空気の膨張分だけイ
ンク保持室102側へ押し出す。このインクを押し出す
量が最も大い場合は、サブインク供給液室101内のイ
ンクが1/2消費された状態である。つまり、1/2の
空気が倍に膨張すると1/2のインクがインク吸収体1
03内に押し出される。この時、インクタンク19のイ
ンク消費が始まると、インク保持室102内のインクが
消費されることになるが、インク供給液室100の水頭
は変化していないので、インク消費に対する背圧変化は
低く、インク充填時のインクの背圧変化と同じように、
インク供給液室100内の水頭が加わった状態で背圧変
化をする。この状態を図11で示しており、B1の1/
2の背圧変化がC1の背圧に置き換わっている。C1の
背圧変化はA1の1/2のインク消費後の背圧変化と同
じ背圧値で始まる。
【0043】インク供給液室100のインクが1/2消
費さた時も、同じようにインク保持室102内へインク
が吸収され漏れることがない。すなわち、外部環境変化
の有無にかかわらずインクタンク内の背圧を低く設定で
き外部環境変化によるインク漏れのないインクタンクを
実現できる。
【0044】また、図12のように、インク保持室10
2の内壁で連通路b106及び連通路c107に通じる
溝110,111を設けることで、インク保持室102
からインク供給液室100、サブインク供給液室101
への大気導入時の急激な背圧変化を防止できる。更に、
インク供給口108にフィルター等の流体抵抗体などを
設けることでインクタンク19等の落下等の外部衝撃が
加わってもインクタンク19よりインクが漏れにくくす
ることができる。
【0045】また、インクタンク19の材料を透明のア
クリロニトリルブタジレンスチレン、ポリカーボネー
ト、アクリル、ポリプロピレン等の材料で構成すること
でインクの消費状態をユーザーに容易に判断させること
が可能である。
【0046】尚、上記実施形態において、インクタンク
19の内部は、インク供給液室100と、サブインク供
給液室101と、インク保持室102とに分割されてい
るが、必ずしも3分割に限定されるものではなく、4室
以上に分割することも可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、インクタ
ンクの内部を、第1インク供給液室(インク供給液室)
と、第2インク供給液室(サブインク供給液室)と、イ
ンク保持室とに少なくとも分割し、インク保持室と第1
インク供給液室とを相互連通させる第1連通路を、イン
ク保持室と第2インク供給液室とを相互連通させる第2
連通路より下方に配置せしめたので、インクタンク内の
インクが完全に消費されるまでのインクタンク背圧を低
く設定できる。つまり、印字ヘッドのインク吐出後に容
易にインクを供給でき、高周波数での印字の際もインク
が途切れることがない。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、第
1インク供給液室の容積を第2インク供給液室の容積よ
り小さく設定したので、外部環境変化により高温低圧状
態となったとしても、インク漏れの心配がない。
【0049】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
インク保持室の仕切壁内面に第1及び第2連通路の少な
くとも一つと連通する大気導入溝を形成したので、イン
ク保持室からインク供給液室へ安定に大気を導入でき、
ひいては極端な背圧変化の低減が可能である。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、イ
ンク供給口に抵抗の大きい毛細管部材を取り付けたの
で、インクタンクが外部より衝撃を受けても、インク漏
れを防止できる。
【0051】また、請求項5に記載の発明によれば、イ
ンクタンクの本体を内部のインクが視認可能な材料で構
成したので、ユーザーはインクの残量を容易に確認でき
る。
【0052】また、請求項6に記載の発明によれば、記
録ヘッドとインクタンクのインク排出口とをインク流路
で連通させ、このインク流路に設けられた吐出エネルギ
発生手段に通電することにより記録ヘッドに形成された
複数のインク吐出孔より選択的にインクを吐出させるよ
うにしたので、インクタンクの背圧を低く設定すること
により、高速印字にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる記録ヘッドユニットの縦断面
図である。
【図2】 図1の記録ヘッドユニットに取り付けられる
記録ヘッドの部分分解斜視図である。
【図3】 図2の記録ヘッドを構成するガラス基板とノ
ズルの分解斜視図である。
【図4】 図1の記録ヘッドユニットを搭載したインク
ジェット記録装置の斜視図である。
【図5】 本発明にかかるインクタンクの部分断面斜視
図である。
【図6】 図5のインクタンクを背面から見た場合の斜
視図であり、インク保持室内のインクが消費されている
状態を示している。
【図7】 インク消費量に対するインクタンク内の背圧
変化を示す状態図である。
【図8】 図5のインクタンクを背面から見た場合の斜
視図であり、サブインク供給液室内のインクが消費され
ている状態を示している。
【図9】 図5のインクタンクを背面から見た場合の斜
視図であり、サブインク供給液室内のインクが完全に消
費された状態を示している。
【図10】 図5のインクタンクを背面から見た場合の
斜視図であり、インク供給液室内のインクが消費されて
いる状態を示している。
【図11】 図7と同様な図で、外部環境変化が発生し
た場合のインク消費量に対するインクタンク内の背圧変
化を示す状態図である。
【図12】 図5の変形例にかかるすインクタンクの斜
視図である。
【図13】 従来のインクタンクの部分断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
14 キャリッジ 19 インクタンク 50 記録ヘッド 54 ガラス基板 59 電極 60 配線 61 フィルター 62 インク流路 63 ヘッドブロック 64 ノズル 67 インク吐出孔 100 インク供給液室 101 サブインク供給液室 102 インク保持室 103 インク吸収体 104 仕切壁 104−1 仕切壁 105 連通路a 106 連通路b 107 連通路c 108 インク供給口 109 大気連通口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを貯蔵するインクタンクであっ
    て、複数の仕切壁により分割された第1インク供給液室
    と、第2インク供給液室と、インク保持室とを少なくと
    も備え、上記第1インク供給液室はインクを取り出すた
    めのインク供給口を有する一方、上記インク保持室は毛
    細管力を調整したインク吸収体を収容するとともに大気
    連通口を有し、上記インク保持室と上記第1インク供給
    液室とを相互連通させる第1連通路と、上記インク保持
    室と上記第2インク供給液室とを相互連通させる第2連
    通路とを各仕切壁の下部に穿設し、上記第1連通路を上
    記第2連通路より下方に配置せしめたことを特徴とする
    インクタンク。
  2. 【請求項2】 上記第1インク供給液室の容積を上記第
    2インク供給液室の容積より小さく設定した請求項1記
    載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 上記インク保持室の仕切壁内面に上記第
    1及び第2連通路の少なくとも一つと連通する大気導入
    溝を形成することにより大気導入を促進するようにした
    請求項1記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 上記インク供給口に抵抗の大きい毛細管
    部材を取り付けることによりインクの漏れを防止した請
    求項1記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 上記インクタンクの本体を内部のインク
    が視認可能な材料で構成した請求項1記載のインクタン
    ク。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドと、該記録ヘッドにインクを
    供給するインクタンクと、上記記録ヘッドとインクタン
    クを支承するキャリッジとを備え、上記記録ヘッドと上
    記インクタンクのインク排出口とをインク流路で連通さ
    せるとともに、上記記録ヘッドに複数のインク吐出孔を
    穿設し、上記インク流路に設けられた吐出エネルギ発生
    手段に通電することにより上記複数のインク吐出孔より
    選択的にインクを吐出させるようにした記録ヘッドユニ
    ット。
JP8181944A 1996-07-11 1996-07-11 インクタンク及び該インクタンクを有する記録ヘッドユニット Pending JPH1024606A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209970A (ja) * 2002-12-16 2004-07-29 Canon Inc 液体タンクおよび記録装置
JP2007083458A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 気体遮断弁及びそれを備えた液滴吐出装置並びにリザーバータンク

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