JPH10246223A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
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- JPH10246223A JPH10246223A JP5008897A JP5008897A JPH10246223A JP H10246223 A JPH10246223 A JP H10246223A JP 5008897 A JP5008897 A JP 5008897A JP 5008897 A JP5008897 A JP 5008897A JP H10246223 A JPH10246223 A JP H10246223A
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- bearing
- bearing member
- dynamic pressure
- bearing device
- stator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高剛性で低摩擦で耐久性に優れた
動圧軸受装置を提供し、また、環状部材を、モータのロ
ータ又はステータとすることにより部品点数がより少な
い低コストな動圧軸受装置を提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明の動
圧軸受装置では、樹脂製の軸受部材は円筒状孔に円筒状
のラジアル軸受面を有し、ラジアル軸受面は動力発生用
の溝を有し、軸受部材は外周面が軸受部材より剛性の大
きい環状部材に固定されて補強されている。
動圧軸受装置を提供し、また、環状部材を、モータのロ
ータ又はステータとすることにより部品点数がより少な
い低コストな動圧軸受装置を提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明の動
圧軸受装置では、樹脂製の軸受部材は円筒状孔に円筒状
のラジアル軸受面を有し、ラジアル軸受面は動力発生用
の溝を有し、軸受部材は外周面が軸受部材より剛性の大
きい環状部材に固定されて補強されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザビームプリン
タ、磁気ディスク装置などの情報機器およびその他の精
密回転機器等に用いられる動圧軸受装置に関する。
タ、磁気ディスク装置などの情報機器およびその他の精
密回転機器等に用いられる動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報機器であるLBP(レーザビ
ームプリンタ)、CD−ROM駆動装置等の軸受装置に
は、滑り軸受、玉軸受、動圧軸受が用いられている。ま
た、新たな情報機器であるDVD(ディジタルビデオデ
ィスク)の軸受装置にも、同様な軸受を用いることが考
えられ、一部実用化されつつある。
ームプリンタ)、CD−ROM駆動装置等の軸受装置に
は、滑り軸受、玉軸受、動圧軸受が用いられている。ま
た、新たな情報機器であるDVD(ディジタルビデオデ
ィスク)の軸受装置にも、同様な軸受を用いることが考
えられ、一部実用化されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザビームプリン
タ、CD−ROM駆動装置等の軸受装置は高剛性、低摩
擦で耐久性に優れていることが求められている。しかし
ながら、従来の軸受装置には、以下のような問題点があ
った。
タ、CD−ROM駆動装置等の軸受装置は高剛性、低摩
擦で耐久性に優れていることが求められている。しかし
ながら、従来の軸受装置には、以下のような問題点があ
った。
【0004】滑り軸受を用いた軸受装置では、スラスト
軸受がラジアル軸受のほかに必要であり、部品点数が多
くなっていた。また、軸振れが大きく、ラジアル軸受と
軸との隙間の量だけ軸振れが発生しやすかった。さら
に、耐摩耗性が悪く、特に回転数が速くなると摩耗が大
きくなりやすかった。
軸受がラジアル軸受のほかに必要であり、部品点数が多
くなっていた。また、軸振れが大きく、ラジアル軸受と
軸との隙間の量だけ軸振れが発生しやすかった。さら
に、耐摩耗性が悪く、特に回転数が速くなると摩耗が大
きくなりやすかった。
【0005】玉軸受を用いた軸受装置では、玉軸受自体
の価格が高く、また、回転むらや振動も起こりやすかっ
た。
の価格が高く、また、回転むらや振動も起こりやすかっ
た。
【0006】動圧軸受(金属製)を用いた軸受装置で
は、スラスト軸受がラジアル軸受のほかに必要であっ
て、部品点数が多くなっていた。また、起動・停止時の
接触で摩耗しやすく、耐摩耗性が低かった。さらに、動
圧発生用の溝加工や軸受面を高精度に仕上げるための製
造コストが高かった。
は、スラスト軸受がラジアル軸受のほかに必要であっ
て、部品点数が多くなっていた。また、起動・停止時の
接触で摩耗しやすく、耐摩耗性が低かった。さらに、動
圧発生用の溝加工や軸受面を高精度に仕上げるための製
造コストが高かった。
【0007】以上より、本願の発明者等は耐摩擦・耐摩
耗性に優れ、射出成形により一体成形でき、コストの低
い樹脂製軸受部材の動圧軸受を提案していた。しかし、
樹脂は金属に比べ剛性が低いため、アンバランス量(ラ
ジアル荷重)が大きくなると樹脂製軸受部材が変位(弾
性変形)すると言う問題が生じた。
耗性に優れ、射出成形により一体成形でき、コストの低
い樹脂製軸受部材の動圧軸受を提案していた。しかし、
樹脂は金属に比べ剛性が低いため、アンバランス量(ラ
ジアル荷重)が大きくなると樹脂製軸受部材が変位(弾
性変形)すると言う問題が生じた。
【0008】そこで、本発明は、樹脂製軸受部材より剛
性の大きい環状部材で樹脂製軸受部材を補強することに
より、高剛性で低摩擦で耐久性に優れた動圧軸受装置を
提供することを目的とする。また、環状部材を、モータ
のロータ又はステータとすることにより部品点数がより
少ない低コストな動圧軸受装置を備えたモータを提供す
ることを目的とする。
性の大きい環状部材で樹脂製軸受部材を補強することに
より、高剛性で低摩擦で耐久性に優れた動圧軸受装置を
提供することを目的とする。また、環状部材を、モータ
のロータ又はステータとすることにより部品点数がより
少ない低コストな動圧軸受装置を備えたモータを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の動圧軸受装置では、樹脂製の軸受部材は円
筒状孔に円筒状のラジアル軸受面を有し、ラジアル軸受
面は動圧発生用の溝を有し、軸受部材は外周面が軸受部
材より剛性の大きい環状部材に固定されて補強されてい
る。軸受部材の外周面は軸方向の両端部が環状部材に取
り付けられて補強されていてもよい。環状部材はモータ
の駆動機構を構成するロータであってもよい。環状部材
はモータの駆動機構を構成するステータであってもよ
い。
に、本発明の動圧軸受装置では、樹脂製の軸受部材は円
筒状孔に円筒状のラジアル軸受面を有し、ラジアル軸受
面は動圧発生用の溝を有し、軸受部材は外周面が軸受部
材より剛性の大きい環状部材に固定されて補強されてい
る。軸受部材の外周面は軸方向の両端部が環状部材に取
り付けられて補強されていてもよい。環状部材はモータ
の駆動機構を構成するロータであってもよい。環状部材
はモータの駆動機構を構成するステータであってもよ
い。
【0010】
【作用】軸受部材を、前記軸受部材より剛性の大きい環
状部材で補強することにより、樹脂製軸受部材の剛性不
足が補えて、大きなアンバランス量でも樹脂製軸受部材
が変位すると言うことがない。また、環状部材を、モー
タのロータ又はステータにすることにより、構造が簡単
で部品点数が少なく低コストなモータにできる。
状部材で補強することにより、樹脂製軸受部材の剛性不
足が補えて、大きなアンバランス量でも樹脂製軸受部材
が変位すると言うことがない。また、環状部材を、モー
タのロータ又はステータにすることにより、構造が簡単
で部品点数が少なく低コストなモータにできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例の動圧軸受装置を備
えたモータ1の断面図である。
る。図1は、本発明の第1の実施例の動圧軸受装置を備
えたモータ1の断面図である。
【0012】本実施例のモータ1では、樹脂製軸受部材
4は円筒状孔2に動圧発生用の溝5を有する円筒状のラ
ジアル軸受面6とラジアル軸受面6に接続するスラスト
軸受面7とを有して一体形成されている。ラジアル軸受
面6は動圧軸受面でスラスト軸受面7はすべり軸受面で
あり、円筒状孔2の内部には潤滑流体として潤滑剤が入
れられている。軸受部材4は外周面が、環状部材として
の金属製ハウジング3に接着固定されている。軸受部材
4には軸16が回転自在に挿入されている。そして、金
属製ハウジング3の外周面にはステータ9が固定され、
また金属製ハウジング3はベース(又はプリント基板)
10にねじ11により固定されている。ステータ9はコ
イル12を有しており、ステータ9の半径方向外側に
は、ステータ9に対向するようにロータ14が配置され
ている。ロータ14はヨーク13を介して軸16に固定
されている。ロータ14とステータ9は動圧軸受装置を
備えたモータ1の駆動機構を構成している。
4は円筒状孔2に動圧発生用の溝5を有する円筒状のラ
ジアル軸受面6とラジアル軸受面6に接続するスラスト
軸受面7とを有して一体形成されている。ラジアル軸受
面6は動圧軸受面でスラスト軸受面7はすべり軸受面で
あり、円筒状孔2の内部には潤滑流体として潤滑剤が入
れられている。軸受部材4は外周面が、環状部材として
の金属製ハウジング3に接着固定されている。軸受部材
4には軸16が回転自在に挿入されている。そして、金
属製ハウジング3の外周面にはステータ9が固定され、
また金属製ハウジング3はベース(又はプリント基板)
10にねじ11により固定されている。ステータ9はコ
イル12を有しており、ステータ9の半径方向外側に
は、ステータ9に対向するようにロータ14が配置され
ている。ロータ14はヨーク13を介して軸16に固定
されている。ロータ14とステータ9は動圧軸受装置を
備えたモータ1の駆動機構を構成している。
【0013】上記のように構成された動圧軸受装置は、
軸受部材4を接着により軸受部材4より剛性の大きい金
属製ハウジング3に固定し、軸受部材4の円筒部4aを
補強することにより、ロータ14に大きなアンバランス
荷重がありロータ(軸)回転に伴う大きな遠心力(ラジ
アル荷重)が作用しても軸受部材4が曲げ変位(曲げ弾
性変形)する事はない。
軸受部材4を接着により軸受部材4より剛性の大きい金
属製ハウジング3に固定し、軸受部材4の円筒部4aを
補強することにより、ロータ14に大きなアンバランス
荷重がありロータ(軸)回転に伴う大きな遠心力(ラジ
アル荷重)が作用しても軸受部材4が曲げ変位(曲げ弾
性変形)する事はない。
【0014】軸受部材4の外周面と金属ハウジング3と
の接着による固定は軸受部材4の軸方向全面でも、上部
のみでもよい。上部のみの接着による固定でも、軸受部
材の底部近傍の高さに設けられている小さなフランジ2
1の軸方向両側面が、ハウジング3とベース10のねじ
止めにより軸方向に押圧されてフランジ21がハウジン
グ3に固定されているため、軸受部材4の外周面は上下
2カ所がハウジング3に固定されていることになり、軸
受部材4の曲げ変位に対する補強は十分である。このよ
うに、樹脂製軸受部材4は曲げ剛性が金属より劣るが、
低摩擦で耐摩耗性が良く、射出成形により安価に製造で
きる。軸受部材4の円筒部4aの曲げ剛性不足を補うこ
とにより、高剛性で低摩擦で耐久性に優れた低コストな
動圧軸受装置とすることができる。また、凸球面状のス
ラスト軸受面7とラジアル軸受面6とを有する一つの軸
受部材4によってラジアル荷重とスラスト荷重とを支持
できる。
の接着による固定は軸受部材4の軸方向全面でも、上部
のみでもよい。上部のみの接着による固定でも、軸受部
材の底部近傍の高さに設けられている小さなフランジ2
1の軸方向両側面が、ハウジング3とベース10のねじ
止めにより軸方向に押圧されてフランジ21がハウジン
グ3に固定されているため、軸受部材4の外周面は上下
2カ所がハウジング3に固定されていることになり、軸
受部材4の曲げ変位に対する補強は十分である。このよ
うに、樹脂製軸受部材4は曲げ剛性が金属より劣るが、
低摩擦で耐摩耗性が良く、射出成形により安価に製造で
きる。軸受部材4の円筒部4aの曲げ剛性不足を補うこ
とにより、高剛性で低摩擦で耐久性に優れた低コストな
動圧軸受装置とすることができる。また、凸球面状のス
ラスト軸受面7とラジアル軸受面6とを有する一つの軸
受部材4によってラジアル荷重とスラスト荷重とを支持
できる。
【0015】図2に第2の実施例を示す。第1の実施例
と異なる点は、樹脂製軸受部材4のフランジ21を第1
の実施例よりラジアル方向に大きくし、ベース10を軸
受部材4のフランジ21の上面とハウジング3のフラン
ジ20の下面で挟み込んでベース10と軸受部材4とを
ハウジング3にねじ11によってねじ止め固定した点で
ある。軸受部材4と環状部材の金属製ハウジング3との
接着による固定は第1の実施例同様、軸受部材4の外周
面の軸方向全面でも上部のみでも良い。ねじ11を軸受
部材4より軸方向にはみ出さないようにすると、軸受部
材4の長さを変えずに軸受装置を薄く出来るという利点
がある。その他の作用、効果は第1の実施例と同様であ
る。
と異なる点は、樹脂製軸受部材4のフランジ21を第1
の実施例よりラジアル方向に大きくし、ベース10を軸
受部材4のフランジ21の上面とハウジング3のフラン
ジ20の下面で挟み込んでベース10と軸受部材4とを
ハウジング3にねじ11によってねじ止め固定した点で
ある。軸受部材4と環状部材の金属製ハウジング3との
接着による固定は第1の実施例同様、軸受部材4の外周
面の軸方向全面でも上部のみでも良い。ねじ11を軸受
部材4より軸方向にはみ出さないようにすると、軸受部
材4の長さを変えずに軸受装置を薄く出来るという利点
がある。その他の作用、効果は第1の実施例と同様であ
る。
【0016】図3に第3の実施例を示す。第1の実施例
と異なる点は、ベース10とハウジング3のフランジ2
0で軸受部材4のフランジ21を挟み込んでベース10
と軸受部材4とをハウジング3にねじ11によってねじ
止め固定した点である。第1の実施例よりハウジング3
の加工工数が少なく、軸受部材4のフランジ21の厚み
精度が不要である。軸受部材4のフランジ21をハウジ
ング3に直接固定するため、第2の実施例よりねじ止め
による固定の強度が高くなる。その他の作用、効果は第
1の実施例と同様である。
と異なる点は、ベース10とハウジング3のフランジ2
0で軸受部材4のフランジ21を挟み込んでベース10
と軸受部材4とをハウジング3にねじ11によってねじ
止め固定した点である。第1の実施例よりハウジング3
の加工工数が少なく、軸受部材4のフランジ21の厚み
精度が不要である。軸受部材4のフランジ21をハウジ
ング3に直接固定するため、第2の実施例よりねじ止め
による固定の強度が高くなる。その他の作用、効果は第
1の実施例と同様である。
【0017】図4に第4の実施例を示す。第3の実施例
と異なる点は、軸受部材4の外周面は円筒状孔開口近傍
部分4cを他の部分より小径とし、その部分を環状部材
のハウジング3と接着又は圧入して固定した点である。
通常、樹脂製軸受部材4の外径面を圧入した場合、外径
しめしろが内径収縮量に影響を及ぼし、内径・外径寸法
の比(d/D)と材質などにより異なるが、内径の収縮
量は外径のしめしろの80〜100%となり、動圧軸受
に必要な樹脂製軸受部材4の内径の精度を確保できな
い。したがって、本実施例では潤滑剤だまり8(潤滑剤
だまり8の内径を円筒状孔2の他の部分の内径より大き
くして耐久性向上に必要十分な量の潤滑剤を確保してい
る)に対応する部分の外径部である開口近傍部分4cに
金属製ハウジング3を圧入することにより、ラジアル軸
受面6に影響を及ぼさないようにしている。軸受部材4
は圧入部分を他の部分より薄肉とすることにより、圧力
が軸方向に及ぼす影響を小さくでき、必要なラジアル軸
受面6の精度を落とさず圧入によるハウジング3と軸受
部材4との固定ができる。また、軸受部材4の外径の精
度は、圧入する部分である開口近傍部分4c(径が小さ
い部分)のみ出せばよいため、成形が容易である。その
他の作用、効果は第3の実施例と同様である。
と異なる点は、軸受部材4の外周面は円筒状孔開口近傍
部分4cを他の部分より小径とし、その部分を環状部材
のハウジング3と接着又は圧入して固定した点である。
通常、樹脂製軸受部材4の外径面を圧入した場合、外径
しめしろが内径収縮量に影響を及ぼし、内径・外径寸法
の比(d/D)と材質などにより異なるが、内径の収縮
量は外径のしめしろの80〜100%となり、動圧軸受
に必要な樹脂製軸受部材4の内径の精度を確保できな
い。したがって、本実施例では潤滑剤だまり8(潤滑剤
だまり8の内径を円筒状孔2の他の部分の内径より大き
くして耐久性向上に必要十分な量の潤滑剤を確保してい
る)に対応する部分の外径部である開口近傍部分4cに
金属製ハウジング3を圧入することにより、ラジアル軸
受面6に影響を及ぼさないようにしている。軸受部材4
は圧入部分を他の部分より薄肉とすることにより、圧力
が軸方向に及ぼす影響を小さくでき、必要なラジアル軸
受面6の精度を落とさず圧入によるハウジング3と軸受
部材4との固定ができる。また、軸受部材4の外径の精
度は、圧入する部分である開口近傍部分4c(径が小さ
い部分)のみ出せばよいため、成形が容易である。その
他の作用、効果は第3の実施例と同様である。
【0018】図5に第5の実施例を示す。第3の実施例
と異なる点は、ハウジングがなく図6に示すような環状
部材のステータ9の内周面に直接樹脂製軸受部材4を固
定してある点である。軸受部材4の下部のフランジ21
をステータ9とベース10で挟んで押圧してねじ11に
よりステータ9とベース10とに固定し、上部及び中間
部をステータ9に直接接着固定している。部品点数が少
なく、組立も容易になるという利点がある。その他の作
用、効果は第3の実施例と同様である。動圧軸受装置を
備えたモータ1の駆動機構を構成するステータ9は鋼製
の環状部材であって樹脂製の軸受部材4より剛性が大き
く、内周部は環状部である。
と異なる点は、ハウジングがなく図6に示すような環状
部材のステータ9の内周面に直接樹脂製軸受部材4を固
定してある点である。軸受部材4の下部のフランジ21
をステータ9とベース10で挟んで押圧してねじ11に
よりステータ9とベース10とに固定し、上部及び中間
部をステータ9に直接接着固定している。部品点数が少
なく、組立も容易になるという利点がある。その他の作
用、効果は第3の実施例と同様である。動圧軸受装置を
備えたモータ1の駆動機構を構成するステータ9は鋼製
の環状部材であって樹脂製の軸受部材4より剛性が大き
く、内周部は環状部である。
【0019】図7に第6の実施例を示す。第5の実施例
と異なる点は、軸受部材4の外周面の上部とステータ9
の内周面との間の隙間に充填剤30を埋めてステータ9
と軸受部材4とを固定している点である。軸受部材4と
ステータ9は接着せずとも隙間を充填剤30で埋めるこ
とにより軸受部材4の補強は十分できる。その他の作
用、効果は第5の実施例と同様である。本実施例に限ら
れず、軸受部材4の外周面の軸方向両端部2カ所を軸受
部材4より剛性の大きい環状部材に固定して補強できれ
ばよい。また、本発明は第1〜6の実施例を通常に組み
合わせたものであっても良い。軸受部材4の外周面は、
動圧軸受装置を備えたモータの駆動機構を構成する鋼製
の環状部材のロータ14に取り付けられて補強されても
良い。ロータ14は樹脂製の軸受部材4より剛性が大き
く、この場合は、軸受部材4が回転する。
と異なる点は、軸受部材4の外周面の上部とステータ9
の内周面との間の隙間に充填剤30を埋めてステータ9
と軸受部材4とを固定している点である。軸受部材4と
ステータ9は接着せずとも隙間を充填剤30で埋めるこ
とにより軸受部材4の補強は十分できる。その他の作
用、効果は第5の実施例と同様である。本実施例に限ら
れず、軸受部材4の外周面の軸方向両端部2カ所を軸受
部材4より剛性の大きい環状部材に固定して補強できれ
ばよい。また、本発明は第1〜6の実施例を通常に組み
合わせたものであっても良い。軸受部材4の外周面は、
動圧軸受装置を備えたモータの駆動機構を構成する鋼製
の環状部材のロータ14に取り付けられて補強されても
良い。ロータ14は樹脂製の軸受部材4より剛性が大き
く、この場合は、軸受部材4が回転する。
【0020】なお、動圧発生用の溝5を有するラジアル
軸受面6が高精度を要する軸受部材4は射出成形により
製造されるが、軸受部材4の外周面よりラジアル方向外
方へ延びるフランジ21が円筒状孔2の開口近傍部分4
cや軸方向の中央部分と同じ高さに位置すると、円筒状
孔2の内周面は軸受部材4のラジアル方向の肉厚の相違
の影響によるひけによって精度良く成形されない。従っ
て、フランジ21を軸受部材4の底部近傍の高さに設け
て円筒状孔2の内周面が軸受部材4の肉厚の相違より受
ける影響を少なくして円筒状孔2の内周面を精度良く成
形している。また、軸受部材4は環状部材に固定されて
剛性が高くなっている。なお、軸受部材4にはフランジ
21を設けなくても良い。
軸受面6が高精度を要する軸受部材4は射出成形により
製造されるが、軸受部材4の外周面よりラジアル方向外
方へ延びるフランジ21が円筒状孔2の開口近傍部分4
cや軸方向の中央部分と同じ高さに位置すると、円筒状
孔2の内周面は軸受部材4のラジアル方向の肉厚の相違
の影響によるひけによって精度良く成形されない。従っ
て、フランジ21を軸受部材4の底部近傍の高さに設け
て円筒状孔2の内周面が軸受部材4の肉厚の相違より受
ける影響を少なくして円筒状孔2の内周面を精度良く成
形している。また、軸受部材4は環状部材に固定されて
剛性が高くなっている。なお、軸受部材4にはフランジ
21を設けなくても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、低摩擦で耐摩耗性が良
く、射出成形により安価に製造できる軸受部材の曲げ剛
性不足を簡単に補強できるため、高剛性で低摩擦で耐久
性に優れた低コストな動圧軸受装置を得ることができ
る。すなわち、樹脂製軸受部材の剛性不足が補えて、大
きなアンバランス量でも樹脂製軸受部材が変位すること
がない。また、環状部材を、動圧軸受装置を備えたモー
タの駆動機構を構成するロータ又はステータにすること
により、構造が簡単で部品点数が少なくなり、低コスト
にすることができる。
く、射出成形により安価に製造できる軸受部材の曲げ剛
性不足を簡単に補強できるため、高剛性で低摩擦で耐久
性に優れた低コストな動圧軸受装置を得ることができ
る。すなわち、樹脂製軸受部材の剛性不足が補えて、大
きなアンバランス量でも樹脂製軸受部材が変位すること
がない。また、環状部材を、動圧軸受装置を備えたモー
タの駆動機構を構成するロータ又はステータにすること
により、構造が簡単で部品点数が少なくなり、低コスト
にすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例の断面図である。
【図5】本発明の第5の実施例の断面図である。
【図6】ステータの一部削除説明図である。
【図7】本発明の第6の実施例の断面図である。
【符号の説明】 1 モータ 2 円筒状孔 3 ハウジング 4 軸受部材 5 溝 6 ラジアル軸受面 7 スラスト軸受面 8 潤滑剤だまり 9 ステータ 10 ベース 11 ねじ 12 コイル 14 ロータ 16 軸 20 フランジ 21 フランジ 30 充填剤 4a 円筒部 4c 開口近傍部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂谷 郁紀 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂製の軸受部材は円筒状孔に円筒状のラ
ジアル軸受面を有し、該ラジアル軸受面は動圧発生用の
溝を有し、前記軸受部材は外周面が軸受部材より剛性の
大きい環状部材に固定されて補強されている動圧軸受装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5008897A JPH10246223A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 動圧軸受装置 |
| US09/033,781 US6033118A (en) | 1997-03-05 | 1998-03-03 | Hydro-dynamic fluid bearing device and manufacturing method of the same |
| US09/388,355 US6074098A (en) | 1997-03-05 | 1999-09-01 | Hydro-dynamic fluid bearing device and manufacturing method of the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5008897A JPH10246223A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 動圧軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10246223A true JPH10246223A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12849296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5008897A Pending JPH10246223A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 動圧軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10246223A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008139911A1 (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-20 | Ntn Corporation | 流体軸受装置 |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP5008897A patent/JPH10246223A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008139911A1 (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-20 | Ntn Corporation | 流体軸受装置 |
| US8277126B2 (en) | 2007-05-07 | 2012-10-02 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
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