JPH10246283A - 制振器 - Google Patents
制振器Info
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- JPH10246283A JPH10246283A JP5000797A JP5000797A JPH10246283A JP H10246283 A JPH10246283 A JP H10246283A JP 5000797 A JP5000797 A JP 5000797A JP 5000797 A JP5000797 A JP 5000797A JP H10246283 A JPH10246283 A JP H10246283A
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- Japan
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- vibration
- permanent magnet
- electromagnet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない消費電力で大きな加振力を制振対象に
及ぼすことが出来ると共に、複数の又は広い周波数域の
振動に対して能動的な制振効果を有利に得ることの出来
る制振器を提供すること。 【解決手段】 電磁石12と永久磁石14,16を用い
て、その何れか一方を挟んだ両側に他方を配設すること
により、電磁石12への通電にて永久磁石14,16と
の間に吸引/反発力が生ぜしめられる二つの磁気ギャッ
プ60,68を形成すると共に、それら電磁石12と永
久磁石14,16を、弾性部材18,20,22によ
り、制振対象26に対して独立的に弾性支持せしめるこ
とにより、複数の振動系を構成せしめた。
及ぼすことが出来ると共に、複数の又は広い周波数域の
振動に対して能動的な制振効果を有利に得ることの出来
る制振器を提供すること。 【解決手段】 電磁石12と永久磁石14,16を用い
て、その何れか一方を挟んだ両側に他方を配設すること
により、電磁石12への通電にて永久磁石14,16と
の間に吸引/反発力が生ぜしめられる二つの磁気ギャッ
プ60,68を形成すると共に、それら電磁石12と永
久磁石14,16を、弾性部材18,20,22によ
り、制振対象26に対して独立的に弾性支持せしめるこ
とにより、複数の振動系を構成せしめた。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、制振対象に装着されて制振対象
における振動を低減せしめる制振器に係り、特に内部に
加振手段を備え、制振対象に加振力を及ぼすことによっ
て振動を能動的に抑制せしめる制振器に関するものであ
る。
における振動を低減せしめる制振器に係り、特に内部に
加振手段を備え、制振対象に加振力を及ぼすことによっ
て振動を能動的に抑制せしめる制振器に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】自動車の車体等のように振動が問題となる
部材である制振対象において、その振動を低減するため
の手段の一つとして、防振しようとする振動に対応した
加振力を制振対象に及ぼすことにより、制振対象の振動
を抑制するようにした能動型の制振器が、提案されてい
る。
部材である制振対象において、その振動を低減するため
の手段の一つとして、防振しようとする振動に対応した
加振力を制振対象に及ぼすことにより、制振対象の振動
を抑制するようにした能動型の制振器が、提案されてい
る。
【0003】ところが、このような能動型の制振器によ
って有効な制振効果を得るためには、防振しようとする
振動に見合うだけの加振力を制振対象に及ぼし得る加振
手段を採用する必要があるために、特に自動車の車体等
のように制振対象が大型で振動エネルギが大きい場合に
は、加振手段が大型化したり、加振手段の消費エネルギ
(電力等)が大きくなったりすることが避けられないと
いう不具合があったのであり、また、充分な加振力を制
振対象に及ぼすことが難しいために満足できる制振効果
を得ることが難しいという問題もあった。
って有効な制振効果を得るためには、防振しようとする
振動に見合うだけの加振力を制振対象に及ぼし得る加振
手段を採用する必要があるために、特に自動車の車体等
のように制振対象が大型で振動エネルギが大きい場合に
は、加振手段が大型化したり、加振手段の消費エネルギ
(電力等)が大きくなったりすることが避けられないと
いう不具合があったのであり、また、充分な加振力を制
振対象に及ぼすことが難しいために満足できる制振効果
を得ることが難しいという問題もあった。
【0004】また、特開平3−292219号公報や特
開平6−235438号公報には、永久磁石の磁路上に
形成した円筒形のギャップにコイルを収容配置せしめ
て、コイルへの通電により、永久磁石とコイルを相対的
に軸方向に変位させるようにしたボイスコイルタイプの
電磁駆動機構を採用すると共に、コイルと永久磁石の何
れか一方の側を制振対象に対して弾性支持せしめて一つ
の振動系を構成することにより、かかる振動系の共振作
用を利用して加振力を制振対象に対して効率的に及ぼす
ようにしたものが提案されている。
開平6−235438号公報には、永久磁石の磁路上に
形成した円筒形のギャップにコイルを収容配置せしめ
て、コイルへの通電により、永久磁石とコイルを相対的
に軸方向に変位させるようにしたボイスコイルタイプの
電磁駆動機構を採用すると共に、コイルと永久磁石の何
れか一方の側を制振対象に対して弾性支持せしめて一つ
の振動系を構成することにより、かかる振動系の共振作
用を利用して加振力を制振対象に対して効率的に及ぼす
ようにしたものが提案されている。
【0005】しかしながら、このような能動型の制振器
においては、たとえ振動系の共振作用を利用してもボイ
スコイルタイプの電磁駆動機構によって充分な加振力を
得ることが難しいことに加えて、振動系の共振作用に基
づく加振力伝達特性の向上効果が発揮されるのが、振動
系の固有振動数域に限られてしまうために、複数の或い
は広い周波数域の振動に対して有効な制振効果を得るこ
とが極めて困難であるという問題があった。それに加え
て、ボイスコイルタイプの電磁駆動機構を採用している
ために、コイル側と永久磁石側が軸方向の相対変位に際
して摺接し易く、摺接部位における異音の発生やエネル
ギの損失,部品の劣化等が問題となり易いという問題も
あった。
においては、たとえ振動系の共振作用を利用してもボイ
スコイルタイプの電磁駆動機構によって充分な加振力を
得ることが難しいことに加えて、振動系の共振作用に基
づく加振力伝達特性の向上効果が発揮されるのが、振動
系の固有振動数域に限られてしまうために、複数の或い
は広い周波数域の振動に対して有効な制振効果を得るこ
とが極めて困難であるという問題があった。それに加え
て、ボイスコイルタイプの電磁駆動機構を採用している
ために、コイル側と永久磁石側が軸方向の相対変位に際
して摺接し易く、摺接部位における異音の発生やエネル
ギの損失,部品の劣化等が問題となり易いという問題も
あった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、請求項1乃至4に記載の発
明は、何れも、上述の如き事情を背景として為されたも
のであって、その解決課題とするところは、制振対象に
対して大きな加振力を効率的に及ぼすことの出来る、改
良された構造の制振器を提供することにある。
明は、何れも、上述の如き事情を背景として為されたも
のであって、その解決課題とするところは、制振対象に
対して大きな加振力を効率的に及ぼすことの出来る、改
良された構造の制振器を提供することにある。
【0007】また、請求項1乃至4に記載の発明は、何
れも、加振力発生手段における摺接が回避されることに
より、異音の発生や部品の劣化等の問題が防止されると
共に、加振力を効率的に得ることのできる、改良された
構造の制振器を提供することも、目的とする。
れも、加振力発生手段における摺接が回避されることに
より、異音の発生や部品の劣化等の問題が防止されると
共に、加振力を効率的に得ることのできる、改良された
構造の制振器を提供することも、目的とする。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、加振
力を発生する加振手段を備え、制振対象に加振力を及ぼ
すことにより、該制振対象の振動を能動的に抑制する制
振器において、電磁石と永久磁石を用い、その何れか一
方を挟んだ両側に他方をそれぞれ配設せしめて、それら
電磁石と永久磁石を前記制振対象に対して互いに独立的
に弾性支持せしめると共に、それら電磁石と永久磁石の
各磁極面を対向位置せしめて二つの磁気ギャップを形成
することにより、該電磁石への通電によって、それら電
磁石と永久磁石の間に吸引/反発力を生ぜしめて加振力
を得るようにしたことにある。
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、加振
力を発生する加振手段を備え、制振対象に加振力を及ぼ
すことにより、該制振対象の振動を能動的に抑制する制
振器において、電磁石と永久磁石を用い、その何れか一
方を挟んだ両側に他方をそれぞれ配設せしめて、それら
電磁石と永久磁石を前記制振対象に対して互いに独立的
に弾性支持せしめると共に、それら電磁石と永久磁石の
各磁極面を対向位置せしめて二つの磁気ギャップを形成
することにより、該電磁石への通電によって、それら電
磁石と永久磁石の間に吸引/反発力を生ぜしめて加振力
を得るようにしたことにある。
【0009】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた制振器においては、電磁石を挟んだ両側に二
つの永久磁石が配設され、或いは永久磁石を挟んだ両側
に二つの電磁石が配設されることにより、全体として三
つの磁石部材(電磁石および永久磁石)によるサンドイ
ッチ構造が採用されて、それら各磁石部材が所定間隙の
磁気ギャップを介して、磁極面において対向位置せしめ
られている。
造とされた制振器においては、電磁石を挟んだ両側に二
つの永久磁石が配設され、或いは永久磁石を挟んだ両側
に二つの電磁石が配設されることにより、全体として三
つの磁石部材(電磁石および永久磁石)によるサンドイ
ッチ構造が採用されて、それら各磁石部材が所定間隙の
磁気ギャップを介して、磁極面において対向位置せしめ
られている。
【0010】それ故、かかる制振器においては、真ん中
に配された磁石部材の両磁極によって形成される磁界が
共に有効に利用されることとなり、電磁石への通電によ
って大きな加振力が発揮されるのであり、以て、制振対
象に対して大きな加振力を及ぼして有効な制振効果を発
揮し得る制振器が、コンパクトな構造をもって有利に実
現されるのである。
に配された磁石部材の両磁極によって形成される磁界が
共に有効に利用されることとなり、電磁石への通電によ
って大きな加振力が発揮されるのであり、以て、制振対
象に対して大きな加振力を及ぼして有効な制振効果を発
揮し得る制振器が、コンパクトな構造をもって有利に実
現されるのである。
【0011】また、請求項1に記載の発明に従う構造と
された制振器においては、電磁石と永久磁石が、それぞ
れ制振対象に対して弾性支持されることによって、それ
ぞれ独立した振動系が構成されることとなる。
された制振器においては、電磁石と永久磁石が、それぞ
れ制振対象に対して弾性支持されることによって、それ
ぞれ独立した振動系が構成されることとなる。
【0012】それ故、かかる制振器においては、電磁石
を含む振動系の共振作用と、永久磁石を含む振動系の共
振作用とを、それぞれ利用することによって、より一層
優れた制振効果を得ることが出来るのであり、制振特性
の設定自由度も有利に確保され得るのである。
を含む振動系の共振作用と、永久磁石を含む振動系の共
振作用とを、それぞれ利用することによって、より一層
優れた制振効果を得ることが出来るのであり、制振特性
の設定自由度も有利に確保され得るのである。
【0013】具体的には、例えば、請求項1に記載の発
明に従う構造とされた制振器において、電磁石を含む振
動系と永久磁石を含む振動系が同じ固有振動数を持つよ
うにチューニングすることが可能であり、それによっ
て、かかる固有振動数に対応した周波数域で、それら両
方の振動系における共振作用に基づいて、制振対象に対
する加振力の伝達効率を極めて有利に得ることが出来る
のである。なお、電磁石と永久磁石を制振対象に対して
互いに独立的に弾性支持せしめる構造とは、電磁石を含
む振動系と永久磁石を含む振動系とに対して、互いに異
なる固有振動数を持つようにチューニングを設定するこ
とができるような支持構造をいう。
明に従う構造とされた制振器において、電磁石を含む振
動系と永久磁石を含む振動系が同じ固有振動数を持つよ
うにチューニングすることが可能であり、それによっ
て、かかる固有振動数に対応した周波数域で、それら両
方の振動系における共振作用に基づいて、制振対象に対
する加振力の伝達効率を極めて有利に得ることが出来る
のである。なお、電磁石と永久磁石を制振対象に対して
互いに独立的に弾性支持せしめる構造とは、電磁石を含
む振動系と永久磁石を含む振動系とに対して、互いに異
なる固有振動数を持つようにチューニングを設定するこ
とができるような支持構造をいう。
【0014】或いはまた、請求項2に記載の発明のよう
に、請求項1に記載の発明に従う構造とされた制振器に
おいて、前記電磁石が弾性支持されることによって構成
される振動系と、前記永久磁石が弾性支持されることに
よって構成される振動系とを、互いに異なる周波数域に
チューニングすることも可能である。このような請求項
2に記載の発明に従う構造とされた制振器においては、
電磁石を含む振動系と永久磁石を含む振動系がそれぞれ
チューニングされた、互いに異なる固有振動数に対応し
た複数の周波数域で、振動系の共振作用に基づく優れた
加振力の伝達効率を得ることが出来るのである。
に、請求項1に記載の発明に従う構造とされた制振器に
おいて、前記電磁石が弾性支持されることによって構成
される振動系と、前記永久磁石が弾性支持されることに
よって構成される振動系とを、互いに異なる周波数域に
チューニングすることも可能である。このような請求項
2に記載の発明に従う構造とされた制振器においては、
電磁石を含む振動系と永久磁石を含む振動系がそれぞれ
チューニングされた、互いに異なる固有振動数に対応し
た複数の周波数域で、振動系の共振作用に基づく優れた
加振力の伝達効率を得ることが出来るのである。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明に従う構造とされた制振器におい
て、前記電磁石と前記永久磁石のうち、その何れか一方
を挟んだ両側にそれぞれ配設される他方のもの同士が、
前記制振対象に対して、それぞれ独立的に弾性支持され
ていることを、特徴とする。
又は2に記載の発明に従う構造とされた制振器におい
て、前記電磁石と前記永久磁石のうち、その何れか一方
を挟んだ両側にそれぞれ配設される他方のもの同士が、
前記制振対象に対して、それぞれ独立的に弾性支持され
ていることを、特徴とする。
【0016】このような請求項3に記載の発明に従う構
造とされた制振器においては、サンドイッチ構造をもっ
て配設される三つの磁石部材が、それぞれ、互いに独立
して制振対象に対して弾性支持されることから、三つの
独立した振動系が構成されることとなるのであり、それ
故、それら三つの振動系に対するチューニングを独立し
て行うことが可能となって、制振特性の設定自由度の更
なる向上が達成される。例えば、それら三つの振動系
を、それぞれ、互いに異なる固有振動数を持つようにチ
ューニングすれば、各固有振動数に対応した広い周波数
域で、振動系の共振作用に基づく優れた加振力の伝達効
率を得ることが可能となるのである。
造とされた制振器においては、サンドイッチ構造をもっ
て配設される三つの磁石部材が、それぞれ、互いに独立
して制振対象に対して弾性支持されることから、三つの
独立した振動系が構成されることとなるのであり、それ
故、それら三つの振動系に対するチューニングを独立し
て行うことが可能となって、制振特性の設定自由度の更
なる向上が達成される。例えば、それら三つの振動系
を、それぞれ、互いに異なる固有振動数を持つようにチ
ューニングすれば、各固有振動数に対応した広い周波数
域で、振動系の共振作用に基づく優れた加振力の伝達効
率を得ることが可能となるのである。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた制振器
において、前記加振手段に固定されるブラケットに対し
て、前記電磁石と前記永久磁石が、それぞれ、支持ゴム
弾性体によって弾性的に連結支持されていると共に、そ
れら電磁石と永久磁石の接近方向への相対変位によって
圧縮変形せしめられる緩衝ゴム弾性体が設けられている
ことを、特徴とする。
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた制振器
において、前記加振手段に固定されるブラケットに対し
て、前記電磁石と前記永久磁石が、それぞれ、支持ゴム
弾性体によって弾性的に連結支持されていると共に、そ
れら電磁石と永久磁石の接近方向への相対変位によって
圧縮変形せしめられる緩衝ゴム弾性体が設けられている
ことを、特徴とする。
【0018】このような請求項4に記載の発明に従う構
造とされた制振器においては、緩衝ゴム弾性体の弾性力
に基づいて、電磁石と永久磁石の当接や吸着が有効に防
止されることとなり、それによって、電磁石と永久磁石
の当接に起因する異音の発生や部材の損傷等が有利に回
避され得るのである。
造とされた制振器においては、緩衝ゴム弾性体の弾性力
に基づいて、電磁石と永久磁石の当接や吸着が有効に防
止されることとなり、それによって、電磁石と永久磁石
の当接に起因する異音の発生や部材の損傷等が有利に回
避され得るのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0020】先ず、図1には、本発明の第一の実施形態
としての制振器10が、示されている。この制振器10
は、一つの電磁石12と、該電磁石12を挟んだ両側に
配設された第一の永久磁石14と第二の永久磁石16を
備えており、それら電磁石12,第一の永久磁石14お
よび第二の永久磁石16が、第一のゴム弾性体18,第
二のゴム弾性体20および第三のゴム弾性体22を介し
て、それぞれ、ブラケット24に対して弾性的に連結支
持せしめられている。そして、ブラケット24が、自動
車ボデー等の制振対象26に対して固定的に取り付けら
れることにより、電磁石12と第一及び第二の永久磁石
14,16の間に生ぜしめられる磁力に基づいて、ブラ
ケット24を介して、制振対象に加振力が及ぼされるよ
うになっている。
としての制振器10が、示されている。この制振器10
は、一つの電磁石12と、該電磁石12を挟んだ両側に
配設された第一の永久磁石14と第二の永久磁石16を
備えており、それら電磁石12,第一の永久磁石14お
よび第二の永久磁石16が、第一のゴム弾性体18,第
二のゴム弾性体20および第三のゴム弾性体22を介し
て、それぞれ、ブラケット24に対して弾性的に連結支
持せしめられている。そして、ブラケット24が、自動
車ボデー等の制振対象26に対して固定的に取り付けら
れることにより、電磁石12と第一及び第二の永久磁石
14,16の間に生ぜしめられる磁力に基づいて、ブラ
ケット24を介して、制振対象に加振力が及ぼされるよ
うになっている。
【0021】より詳細には、電磁石12は、アルミニウ
ム合金等の非磁性材からなる略円筒形状のボビン28に
電線が巻回されて形成されたコイル(ソレノイド)27
に対して、軟鉄等の強磁性体からなる鉄心29が挿入さ
れてボビン28に固着された構造とされている。また、
ボビン28には、軸方向中央部分において、径方向外方
に突出する円環板状の支持板部30が一体形成されてお
り、この支持板部30によって、コイル27が、実質的
に軸方向両側に二分割されている。
ム合金等の非磁性材からなる略円筒形状のボビン28に
電線が巻回されて形成されたコイル(ソレノイド)27
に対して、軟鉄等の強磁性体からなる鉄心29が挿入さ
れてボビン28に固着された構造とされている。また、
ボビン28には、軸方向中央部分において、径方向外方
に突出する円環板状の支持板部30が一体形成されてお
り、この支持板部30によって、コイル27が、実質的
に軸方向両側に二分割されている。
【0022】さらに、ボビン28の支持板部30の径方
向外方には、所定距離を隔てて、円環板形状の取付金具
31が配設されており、これら支持板部30の外周縁部
と取付金具31の内周縁部とを互いに連結するようにし
て、略円環板形状を有する第一のゴム弾性体18が配設
されている。換言すれば、第一のゴム弾性体18の内周
縁部と外周縁部に対して、ボビン28の支持板部30と
取付金具31が、それぞれ加硫接着されているのであ
る。そして、支持板部30が、ブラケット24に固定さ
れることによって、電磁石12が、第一のゴム弾性体1
8を介し、ブラケット24に対して弾性支持せしめられ
ている。なお、図1からも明らかなように、電磁石12
は、コイル27への通電によって、鉄心29の軸方向両
端部(図1中、上下端部)に磁極が形成されるようにな
っている。
向外方には、所定距離を隔てて、円環板形状の取付金具
31が配設されており、これら支持板部30の外周縁部
と取付金具31の内周縁部とを互いに連結するようにし
て、略円環板形状を有する第一のゴム弾性体18が配設
されている。換言すれば、第一のゴム弾性体18の内周
縁部と外周縁部に対して、ボビン28の支持板部30と
取付金具31が、それぞれ加硫接着されているのであ
る。そして、支持板部30が、ブラケット24に固定さ
れることによって、電磁石12が、第一のゴム弾性体1
8を介し、ブラケット24に対して弾性支持せしめられ
ている。なお、図1からも明らかなように、電磁石12
は、コイル27への通電によって、鉄心29の軸方向両
端部(図1中、上下端部)に磁極が形成されるようにな
っている。
【0023】ブラケット24は、上金具32と下金具3
3によって構成されている。上金具32は、大径の円筒
部34を有しており、該円筒部34の軸方向上端部に
は、径方向内方に向かって延び出す円環板形状の延出部
35と、該延出部35の内周縁部から軸方向外方(図1
中、上方)に向かって突出する円筒形状の支持筒部36
が一体形成されている一方、円筒部34の軸方向下端部
には、径方向外方に突出する環状の段差部38と、該段
差部38の外周縁部から軸方向外方(図1中、下方)に
向かって突出する円環形状のかしめ部40が一体形成さ
れている。また、下金具33は、大径の円筒部42を有
しており、該円筒部42の軸方向上端部には、径方向外
方に屈曲した環状の連結部44が一体形成されている一
方、円筒部42の軸方向下端部には、径方向内方に向か
って延び出す円環板形状の延出部46と、該延出部46
の内周縁部から軸方向外方(図1中、下方)に向かって
突出する円筒形状の支持筒部48が一体形成されてお
り、更に、支持筒部48の開口周縁部には、外向きフラ
ンジ状の取付部50が一体形成されている。そして、こ
れら上金具32と下金具33は、下金具33の連結部4
4に対して、上金具32のかしめ部40がかしめ固定さ
れることにより、ブラケット24を構成しており、下金
具33の取付部50に設けられた複数の取付孔52にお
いて、制振対象26に対してボルト固定されるようにな
っている。
3によって構成されている。上金具32は、大径の円筒
部34を有しており、該円筒部34の軸方向上端部に
は、径方向内方に向かって延び出す円環板形状の延出部
35と、該延出部35の内周縁部から軸方向外方(図1
中、上方)に向かって突出する円筒形状の支持筒部36
が一体形成されている一方、円筒部34の軸方向下端部
には、径方向外方に突出する環状の段差部38と、該段
差部38の外周縁部から軸方向外方(図1中、下方)に
向かって突出する円環形状のかしめ部40が一体形成さ
れている。また、下金具33は、大径の円筒部42を有
しており、該円筒部42の軸方向上端部には、径方向外
方に屈曲した環状の連結部44が一体形成されている一
方、円筒部42の軸方向下端部には、径方向内方に向か
って延び出す円環板形状の延出部46と、該延出部46
の内周縁部から軸方向外方(図1中、下方)に向かって
突出する円筒形状の支持筒部48が一体形成されてお
り、更に、支持筒部48の開口周縁部には、外向きフラ
ンジ状の取付部50が一体形成されている。そして、こ
れら上金具32と下金具33は、下金具33の連結部4
4に対して、上金具32のかしめ部40がかしめ固定さ
れることにより、ブラケット24を構成しており、下金
具33の取付部50に設けられた複数の取付孔52にお
いて、制振対象26に対してボルト固定されるようにな
っている。
【0024】そして、ブラケット24を構成する上筒金
具32の段差部38と下筒金具33の連結部44の間
で、取付金具31の外周縁部が挟まれて、かしめ部40
でかしめ固定されており、それによって、電磁石12
が、第一のゴム弾性体18を介して、ブラケット24に
より弾性的に支持せしめられている。
具32の段差部38と下筒金具33の連結部44の間
で、取付金具31の外周縁部が挟まれて、かしめ部40
でかしめ固定されており、それによって、電磁石12
が、第一のゴム弾性体18を介して、ブラケット24に
より弾性的に支持せしめられている。
【0025】さらに、電磁石12の軸方向上方(図1
中、上方)には、所定距離を隔てて、第一の永久磁石1
4が配設されている。この第一の永久磁石14は、厚肉
の円板形状を有しており、軸方向両端部(図1中、上下
端部)に両磁極を備えている。また、第一の永久磁石1
4の下端面には、鉄等の強磁性材で形成されて浅底のカ
ップ形状を有する第一のヨーク56が重ね合わされて固
着されている。そして、磁極面としての第一のヨーク5
6の下端面58が、電磁石12の磁極面としての鉄心2
9の上端面59に対して、所定の大きさの第一のギャッ
プ(空間)60を隔てて対向位置する状態で、電磁石1
2と第一の永久磁石14が同軸上に配設されている。
中、上方)には、所定距離を隔てて、第一の永久磁石1
4が配設されている。この第一の永久磁石14は、厚肉
の円板形状を有しており、軸方向両端部(図1中、上下
端部)に両磁極を備えている。また、第一の永久磁石1
4の下端面には、鉄等の強磁性材で形成されて浅底のカ
ップ形状を有する第一のヨーク56が重ね合わされて固
着されている。そして、磁極面としての第一のヨーク5
6の下端面58が、電磁石12の磁極面としての鉄心2
9の上端面59に対して、所定の大きさの第一のギャッ
プ(空間)60を隔てて対向位置する状態で、電磁石1
2と第一の永久磁石14が同軸上に配設されている。
【0026】また、第一の永久磁石14は、ブラケット
24における上金具32の支持筒部36内に配設位置せ
しめられており、第一の永久磁石14および第一のヨー
ク56の外周面と支持筒部36との径方向対向面間に第
二のゴム弾性体20が介装されている。即ち、第二のゴ
ム弾性体20は、円環ブロック形状を有しており、第二
のゴム弾性体20の内周面に第一の永久磁石14および
第一のヨーク56の外周面が加硫接着されると共に、第
二のゴム弾性体20の外周面に支持筒部36の内周面が
加硫接着されることによって、第一の永久磁石14およ
び第一のヨーク56が、第二のゴム弾性体20を介し
て、ブラケット24により弾性支持されているのであ
る。
24における上金具32の支持筒部36内に配設位置せ
しめられており、第一の永久磁石14および第一のヨー
ク56の外周面と支持筒部36との径方向対向面間に第
二のゴム弾性体20が介装されている。即ち、第二のゴ
ム弾性体20は、円環ブロック形状を有しており、第二
のゴム弾性体20の内周面に第一の永久磁石14および
第一のヨーク56の外周面が加硫接着されると共に、第
二のゴム弾性体20の外周面に支持筒部36の内周面が
加硫接着されることによって、第一の永久磁石14およ
び第一のヨーク56が、第二のゴム弾性体20を介し
て、ブラケット24により弾性支持されているのであ
る。
【0027】なお、第二のゴム弾性体20には、軸方向
下方(図1中、下方)に向かって突出して、電磁石12
のボビン28に当接する緩衝ゴム部70が一体形成され
ている。そして、電磁石12と第一の永久磁石14が、
相対的に接近方向に変位せしめられた際、この緩衝ゴム
部70が圧縮変形して大きな弾性力が、相対的な接近方
向の変位量に応じて、電磁石12と第一の永久磁石14
の接近に抗する方向に及ぼされることにより、電磁石1
2と第一のヨーク56との当接や吸着が可及的に防止さ
れるようになっている。
下方(図1中、下方)に向かって突出して、電磁石12
のボビン28に当接する緩衝ゴム部70が一体形成され
ている。そして、電磁石12と第一の永久磁石14が、
相対的に接近方向に変位せしめられた際、この緩衝ゴム
部70が圧縮変形して大きな弾性力が、相対的な接近方
向の変位量に応じて、電磁石12と第一の永久磁石14
の接近に抗する方向に及ぼされることにより、電磁石1
2と第一のヨーク56との当接や吸着が可及的に防止さ
れるようになっている。
【0028】また一方、電磁石12の軸方向下方(図1
中、下方)には、所定距離を隔てて、第二の永久磁石1
6が配設されている。この第二の永久磁石16は、第一
の永久磁石14と同様、厚肉の円板形状を有しており、
軸方向両端部(図1中、上下端部)に両磁極を備えてい
る。また、第二の永久磁石16の上端面には、浅底の逆
カップ形状を有する第二のヨーク62が重ね合わされて
固着されている。そして、磁極面としての第二のヨーク
62の上端面64が、電磁石12の磁極面としての鉄心
29の下端面66に対して、所定の大きさの第二のギャ
ップ(空間)68を隔てて対向位置する状態で、電磁石
12と第二の永久磁石16が同軸上に配設されている。
中、下方)には、所定距離を隔てて、第二の永久磁石1
6が配設されている。この第二の永久磁石16は、第一
の永久磁石14と同様、厚肉の円板形状を有しており、
軸方向両端部(図1中、上下端部)に両磁極を備えてい
る。また、第二の永久磁石16の上端面には、浅底の逆
カップ形状を有する第二のヨーク62が重ね合わされて
固着されている。そして、磁極面としての第二のヨーク
62の上端面64が、電磁石12の磁極面としての鉄心
29の下端面66に対して、所定の大きさの第二のギャ
ップ(空間)68を隔てて対向位置する状態で、電磁石
12と第二の永久磁石16が同軸上に配設されている。
【0029】また、第二の永久磁石16は、ブラケット
24における下金具33の支持筒部48内に配設位置せ
しめられており、第二の永久磁石16および第二のヨー
ク62の外周面と支持筒部48との径方向対向面間に第
三のゴム弾性体22が介装されている。即ち、第三のゴ
ム弾性体22は、円環ブロック形状を有しており、第三
のゴム弾性体22の内周面に第二の永久磁石16および
第二のヨーク62の外周面が加硫接着されると共に、第
三のゴム弾性体22の外周面に支持筒部48の内周面が
加硫接着されることによって、第二の永久磁石16およ
び第二のヨーク62が、第三のゴム弾性体22を介し
て、ブラケット24により弾性支持されているのであ
る。
24における下金具33の支持筒部48内に配設位置せ
しめられており、第二の永久磁石16および第二のヨー
ク62の外周面と支持筒部48との径方向対向面間に第
三のゴム弾性体22が介装されている。即ち、第三のゴ
ム弾性体22は、円環ブロック形状を有しており、第三
のゴム弾性体22の内周面に第二の永久磁石16および
第二のヨーク62の外周面が加硫接着されると共に、第
三のゴム弾性体22の外周面に支持筒部48の内周面が
加硫接着されることによって、第二の永久磁石16およ
び第二のヨーク62が、第三のゴム弾性体22を介し
て、ブラケット24により弾性支持されているのであ
る。
【0030】なお、第三のゴム弾性体22には、軸方向
上方(図1中、上方)に向かって突出して、電磁石12
のボビン28に当接する緩衝ゴム部71が一体形成され
ている。そして、電磁石12と第二の永久磁石16が、
相対的に接近方向に変位せしめられた際、この緩衝ゴム
部71が圧縮変形して大きな弾性力が、相対的な接近方
向の変位量に応じて、電磁石12と第二の永久磁石16
の接近に抗する方向に及ぼされることにより、電磁石1
2と第二のヨーク62との当接や吸着が可及的に防止さ
れるようになっている。
上方(図1中、上方)に向かって突出して、電磁石12
のボビン28に当接する緩衝ゴム部71が一体形成され
ている。そして、電磁石12と第二の永久磁石16が、
相対的に接近方向に変位せしめられた際、この緩衝ゴム
部71が圧縮変形して大きな弾性力が、相対的な接近方
向の変位量に応じて、電磁石12と第二の永久磁石16
の接近に抗する方向に及ぼされることにより、電磁石1
2と第二のヨーク62との当接や吸着が可及的に防止さ
れるようになっている。
【0031】また、ここにおいて、第一の永久磁石14
と第二の永久磁石16は、互いに磁極が上下反対となる
ように配設されており、電磁石12の鉄心29に対向せ
しめられる面、即ち第一のヨーク56の下端面58側の
磁極と、第二のヨーク62の上端面64の磁極が、とも
に同じ磁極となるように設定されている。具体的には、
本実施形態では、第一の永久磁石14では、軸方向上面
がS極で下面がN極とされているのに対して、第二の永
久磁石16では、軸方向上面がN極で下面がS極とされ
ている。
と第二の永久磁石16は、互いに磁極が上下反対となる
ように配設されており、電磁石12の鉄心29に対向せ
しめられる面、即ち第一のヨーク56の下端面58側の
磁極と、第二のヨーク62の上端面64の磁極が、とも
に同じ磁極となるように設定されている。具体的には、
本実施形態では、第一の永久磁石14では、軸方向上面
がS極で下面がN極とされているのに対して、第二の永
久磁石16では、軸方向上面がN極で下面がS極とされ
ている。
【0032】従って、上述の如き構造とされた制振器1
0においては、電磁石12のコイル27に通電すると、
電磁石12における鉄心29の上下端面59,66に磁
極が形成されることにより、第一及び第二の永久磁石1
4,16に対して、磁力による吸引乃至は反発力が及ぼ
されることとなり、その結果、第一,第二,第三のゴム
弾性体18,20,22によって弾性支持された電磁石
12と第一の永久磁石14および第二の永久磁石16の
間に、第一,第二,第三のゴム弾性体18,20,22
の弾性変形に基づいて、軸方向(図1中、上下方向)に
相対的な変位が生ぜしめられることとなる。
0においては、電磁石12のコイル27に通電すると、
電磁石12における鉄心29の上下端面59,66に磁
極が形成されることにより、第一及び第二の永久磁石1
4,16に対して、磁力による吸引乃至は反発力が及ぼ
されることとなり、その結果、第一,第二,第三のゴム
弾性体18,20,22によって弾性支持された電磁石
12と第一の永久磁石14および第二の永久磁石16の
間に、第一,第二,第三のゴム弾性体18,20,22
の弾性変形に基づいて、軸方向(図1中、上下方向)に
相対的な変位が生ぜしめられることとなる。
【0033】それ故、電磁石12のコイル27に対し
て、交番電流を給電すれば、電磁石12の上下端面5
9,66の磁極が変化することにより、電磁石12と第
一の永久磁石14および第二の永久磁石16の間に加振
力が及ぼされることとなる。そして、この加振力を、ブ
ラケット24を介して、制振対象26に伝達せしめるこ
とにより、制振対象26における振動を能動的に抑制し
制御することが可能となるのである。なお、制振対象2
6に対して有効な能動的防振効果を得るためには、公知
の如く、例えば、防振しようとする振動に対応した周波
数成分等を有する参照信号を用いて電磁石12への供給
電流を制御することにより、防振しようとする振動に対
応した周波数の加振力を制振対象に及ぼすようにされ
る。
て、交番電流を給電すれば、電磁石12の上下端面5
9,66の磁極が変化することにより、電磁石12と第
一の永久磁石14および第二の永久磁石16の間に加振
力が及ぼされることとなる。そして、この加振力を、ブ
ラケット24を介して、制振対象26に伝達せしめるこ
とにより、制振対象26における振動を能動的に抑制し
制御することが可能となるのである。なお、制振対象2
6に対して有効な能動的防振効果を得るためには、公知
の如く、例えば、防振しようとする振動に対応した周波
数成分等を有する参照信号を用いて電磁石12への供給
電流を制御することにより、防振しようとする振動に対
応した周波数の加振力を制振対象に及ぼすようにされ
る。
【0034】ここにおいて、上述の如き構造とされた制
振器10においては、電磁石12の上下両側に、第一の
永久磁石14と第二の永久磁石16がそれぞれ配設され
ていることから、電磁石12の上下両側に生ぜしめられ
る磁界を有効に利用することが出来るのであり、少ない
消費電力によって、大きな加振力を効率的に生ぜしめる
ことが可能となって、有効な制振効果が発揮され得るの
である。なお、前述の如く、第一の永久磁石14と第二
の永久磁石16は、互いに磁極が上下反対となるように
配設されていることから、電磁石12への通電時に、第
一の永久磁石14と第二の永久磁石16に対して、それ
ぞれ同一方向の加振力が及ぼされることとなる。
振器10においては、電磁石12の上下両側に、第一の
永久磁石14と第二の永久磁石16がそれぞれ配設され
ていることから、電磁石12の上下両側に生ぜしめられ
る磁界を有効に利用することが出来るのであり、少ない
消費電力によって、大きな加振力を効率的に生ぜしめる
ことが可能となって、有効な制振効果が発揮され得るの
である。なお、前述の如く、第一の永久磁石14と第二
の永久磁石16は、互いに磁極が上下反対となるように
配設されていることから、電磁石12への通電時に、第
一の永久磁石14と第二の永久磁石16に対して、それ
ぞれ同一方向の加振力が及ぼされることとなる。
【0035】しかも、かかる制振器10においては、磁
力で相対変位(加振)せしめられる電磁石12と第一及
び第二の永久磁石14,16が、何れも、第一,第二及
び第三のゴム弾性体18,20,22によって弾性支持
されていることにより、電磁石12と第一のゴム弾性体
18によって第一の振動系が構成されていると共に、第
一の永久磁石14と第二のゴム弾性体20によって第二
の振動系が、第二の永久磁石16と第三のゴム弾性体2
2によって第三の振動系が、それぞれ構成されているこ
とから、それら第一,第二及び第三の振動系の共振作用
を利用することによって、電磁石12と第一及び第二の
永久磁石14,16の間に生ぜしめられる加振力を、よ
り効率的に制振対象26に及ぼすことが可能であり、そ
れによって、一層優れた制振効果を得ることが出来るの
である。
力で相対変位(加振)せしめられる電磁石12と第一及
び第二の永久磁石14,16が、何れも、第一,第二及
び第三のゴム弾性体18,20,22によって弾性支持
されていることにより、電磁石12と第一のゴム弾性体
18によって第一の振動系が構成されていると共に、第
一の永久磁石14と第二のゴム弾性体20によって第二
の振動系が、第二の永久磁石16と第三のゴム弾性体2
2によって第三の振動系が、それぞれ構成されているこ
とから、それら第一,第二及び第三の振動系の共振作用
を利用することによって、電磁石12と第一及び第二の
永久磁石14,16の間に生ぜしめられる加振力を、よ
り効率的に制振対象26に及ぼすことが可能であり、そ
れによって、一層優れた制振効果を得ることが出来るの
である。
【0036】特に、複数の独立した振動系を備えている
ことから、複数の乃至は広い周波数域で振動系の共振作
用を利用して優れた制振効果を得ることが出来るのであ
り、例えば、自動車用制振器として用いた場合には、電
磁石12を含んで構成された第一の振動系の固有振動数
を、アイドル振動等に相当する低周波数域にチューニン
グする一方、第一の永久磁石14を含んで構成された第
二の振動系および第二の永久磁石16を含んで構成され
た第三の振動系の固有振動数を、共にこもり音等に相当
する高周波数域にチューニングすることによって、低周
波数域の振動に対する制振効果と、高周波数域の振動に
対する制振効果を、何れも、振動系の共振作用を利用し
て有効に得ることが可能となるのである。なお、各振動
系の固有振動数は、電磁石12の構成部品や第一,第二
の永久磁石および第一,第二のヨーク56,62の質量
や第一,第二及び第三のゴム弾性体18,20,22の
ばね定数を調節することによって、容易にチューニング
できる。
ことから、複数の乃至は広い周波数域で振動系の共振作
用を利用して優れた制振効果を得ることが出来るのであ
り、例えば、自動車用制振器として用いた場合には、電
磁石12を含んで構成された第一の振動系の固有振動数
を、アイドル振動等に相当する低周波数域にチューニン
グする一方、第一の永久磁石14を含んで構成された第
二の振動系および第二の永久磁石16を含んで構成され
た第三の振動系の固有振動数を、共にこもり音等に相当
する高周波数域にチューニングすることによって、低周
波数域の振動に対する制振効果と、高周波数域の振動に
対する制振効果を、何れも、振動系の共振作用を利用し
て有効に得ることが可能となるのである。なお、各振動
系の固有振動数は、電磁石12の構成部品や第一,第二
の永久磁石および第一,第二のヨーク56,62の質量
や第一,第二及び第三のゴム弾性体18,20,22の
ばね定数を調節することによって、容易にチューニング
できる。
【0037】加えて、上述の如き制振器10において
は、磁力の吸引,反発を利用して加振力を得るものであ
るから、従来のボイスコイルタイプの電磁駆動機構に比
して、大きな加振力が容易に得られることは勿論、コイ
ル側と永久磁石側の相対変位に際しての摺接が回避され
るのであり、それ故、摺接に起因する異音の発生やエネ
ルギの損失,部品の劣化等が、悉く解消され得るといっ
た利点もある。
は、磁力の吸引,反発を利用して加振力を得るものであ
るから、従来のボイスコイルタイプの電磁駆動機構に比
して、大きな加振力が容易に得られることは勿論、コイ
ル側と永久磁石側の相対変位に際しての摺接が回避され
るのであり、それ故、摺接に起因する異音の発生やエネ
ルギの損失,部品の劣化等が、悉く解消され得るといっ
た利点もある。
【0038】次に、図2及び図3には、本発明の第二の
実施形態としての制振器72が示されている。本実施形
態の制振器72は、第一の実施形態としての制振器10
に対して、電磁石と永久磁石の配設形態を反対にしたも
のであって、一つの永久磁石74と、該永久磁石72を
挟んだ両側に配設された第一及び第二の電磁石76,7
8を有している。そして、それら永久磁石74と第一及
び第二の電磁石76,78が、第一のゴム弾性体80と
第二のゴム弾性体82によって、ブラケット98,11
2に対して、それぞれ弾性支持されてなる構造とされて
いる。
実施形態としての制振器72が示されている。本実施形
態の制振器72は、第一の実施形態としての制振器10
に対して、電磁石と永久磁石の配設形態を反対にしたも
のであって、一つの永久磁石74と、該永久磁石72を
挟んだ両側に配設された第一及び第二の電磁石76,7
8を有している。そして、それら永久磁石74と第一及
び第二の電磁石76,78が、第一のゴム弾性体80と
第二のゴム弾性体82によって、ブラケット98,11
2に対して、それぞれ弾性支持されてなる構造とされて
いる。
【0039】より詳細には、永久磁石74は、厚肉の円
板形状を有しており、軸方向両面(図2中、上下面)に
磁極が設定されている。また、永久磁石74の軸方向両
面には、それぞれ強磁性材からなる厚肉円板形状の上ヨ
ーク86と下ヨーク88が重ね合わされて固着されてお
り、それによって、上ヨーク86の上端面90と下ヨー
ク88の下端面92が、両磁極面とされている。更にま
た、永久磁石74の外周面には、非磁性材からなる支持
リング94が固着されていると共に、この支持リング9
4の径方向外方には、所定距離を隔てて円環板形状の取
付金具96が配設されており、これら支持リング94と
取付金具96の間に第一のゴム弾性体80が介装され
て、支持リング94と取付金具96が弾性的に連結され
ている。そして、取付金具96が、その径方向一方向で
対向位置する部位で、それぞれ、制振対象100にボル
ト固定されて立設される一対の竪板形状の第一のブラッ
ト98,98の上端部にボルト固定されることにより、
上下ヨーク86,88を有する永久磁石74が、第一の
ゴム弾性体80を介して弾性支持されている。
板形状を有しており、軸方向両面(図2中、上下面)に
磁極が設定されている。また、永久磁石74の軸方向両
面には、それぞれ強磁性材からなる厚肉円板形状の上ヨ
ーク86と下ヨーク88が重ね合わされて固着されてお
り、それによって、上ヨーク86の上端面90と下ヨー
ク88の下端面92が、両磁極面とされている。更にま
た、永久磁石74の外周面には、非磁性材からなる支持
リング94が固着されていると共に、この支持リング9
4の径方向外方には、所定距離を隔てて円環板形状の取
付金具96が配設されており、これら支持リング94と
取付金具96の間に第一のゴム弾性体80が介装され
て、支持リング94と取付金具96が弾性的に連結され
ている。そして、取付金具96が、その径方向一方向で
対向位置する部位で、それぞれ、制振対象100にボル
ト固定されて立設される一対の竪板形状の第一のブラッ
ト98,98の上端部にボルト固定されることにより、
上下ヨーク86,88を有する永久磁石74が、第一の
ゴム弾性体80を介して弾性支持されている。
【0040】また、永久磁石74の軸方向両側に配設さ
れた第一及び第二の電磁石76,78は、互いに同じ構
造とされている。即ち、かかる電磁石76,78は、何
れも、鉄等の強磁性材で形成された円形ブロック形状の
磁路形成材102に対して、軸方向一方の側に開口する
円環状の周溝104を形成し、この周溝104内に、非
磁性材からなるボビン106に巻回したコイル108を
挿入して収容配置せしめた構造とされている。なお、磁
路形成材102の周溝104の開口部には、非磁性材か
らなる押えリング110がボルト固定されており、コイ
ル108の周溝104からの抜け出しが防止されてい
る。
れた第一及び第二の電磁石76,78は、互いに同じ構
造とされている。即ち、かかる電磁石76,78は、何
れも、鉄等の強磁性材で形成された円形ブロック形状の
磁路形成材102に対して、軸方向一方の側に開口する
円環状の周溝104を形成し、この周溝104内に、非
磁性材からなるボビン106に巻回したコイル108を
挿入して収容配置せしめた構造とされている。なお、磁
路形成材102の周溝104の開口部には、非磁性材か
らなる押えリング110がボルト固定されており、コイ
ル108の周溝104からの抜け出しが防止されてい
る。
【0041】そして、これら第一の電磁石76と第二の
電磁石78は、永久磁石74を挟んだ軸方向両側におい
て、同一軸上で所定距離を隔てて位置し、各磁路形成材
102の周溝104の開口側で向き合う状態で、第二の
ブラケット112によって、相互に固定的に連結されて
いる。この第二のブラケット112は、円板形状の底板
114における径方向一方向で対向位置する外周縁部か
ら、一対の竪板形状の支持竪壁116,116が上方向
に向かってそれぞれ立設された構造とされており、支持
竪壁116,116の先端部によって、第一の電磁石7
6が吊り下げ状態で固定的に支持されていると共に、底
板114上に第二の電磁石78が載置されてボルト固定
されている。なお、図3に示されているように、支持竪
壁116,116は、第一のブラケット98,98に対
して、周方向に90度だけずれて位置せしめられてお
り、永久磁石74側と干渉しないようになっている。
電磁石78は、永久磁石74を挟んだ軸方向両側におい
て、同一軸上で所定距離を隔てて位置し、各磁路形成材
102の周溝104の開口側で向き合う状態で、第二の
ブラケット112によって、相互に固定的に連結されて
いる。この第二のブラケット112は、円板形状の底板
114における径方向一方向で対向位置する外周縁部か
ら、一対の竪板形状の支持竪壁116,116が上方向
に向かってそれぞれ立設された構造とされており、支持
竪壁116,116の先端部によって、第一の電磁石7
6が吊り下げ状態で固定的に支持されていると共に、底
板114上に第二の電磁石78が載置されてボルト固定
されている。なお、図3に示されているように、支持竪
壁116,116は、第一のブラケット98,98に対
して、周方向に90度だけずれて位置せしめられてお
り、永久磁石74側と干渉しないようになっている。
【0042】さらに、第二のブラケット112の底板1
14には、径方向中間部分において下方に突出する環状
突起118が設けられており、この環状突起118が、
径方向外方に所定距離を隔てて配設された円環形状の固
定金具120に対して、径方向対向面間に介装された円
環板形状の第二のゴム弾性体82により、弾性的に連結
されている。そして、固定金具120が制振対象100
にボルト固定されることにより、第二のブラケット11
2によって連結された第一及び第二の電磁石76,78
が、第二のゴム弾性体82を介して、制振対象100に
対して弾性支持されるようになっている。
14には、径方向中間部分において下方に突出する環状
突起118が設けられており、この環状突起118が、
径方向外方に所定距離を隔てて配設された円環形状の固
定金具120に対して、径方向対向面間に介装された円
環板形状の第二のゴム弾性体82により、弾性的に連結
されている。そして、固定金具120が制振対象100
にボルト固定されることにより、第二のブラケット11
2によって連結された第一及び第二の電磁石76,78
が、第二のゴム弾性体82を介して、制振対象100に
対して弾性支持されるようになっている。
【0043】また、このようにして永久磁石74の両側
に配設された第一及び第二の電磁石76,78は、各磁
極面としての第一の電磁石76における磁路形成材10
2の下端面122と第二の電磁石78における磁路形成
材102の上端面124が、永久磁石74の各磁極面と
しての上ヨーク86の上端面90と下ヨーク88の下端
面92に対して、それぞれ、所定大きさの空間である第
一及び第二のギャップ126,128を隔てて、軸方向
で対向位置せしめられている。なお、第一のゴム弾性体
80には、軸方向両側において、第一及び第二の電磁石
76,78における押えリング110に向かって突出す
る環状突条130が一体形成されており、この環状突条
130が押えリング110に当接することによって、永
久磁石74に対する第一及び第二の電磁石76,78の
軸方向の過大な相対変位量が緩衝的に制限されるように
なっている。
に配設された第一及び第二の電磁石76,78は、各磁
極面としての第一の電磁石76における磁路形成材10
2の下端面122と第二の電磁石78における磁路形成
材102の上端面124が、永久磁石74の各磁極面と
しての上ヨーク86の上端面90と下ヨーク88の下端
面92に対して、それぞれ、所定大きさの空間である第
一及び第二のギャップ126,128を隔てて、軸方向
で対向位置せしめられている。なお、第一のゴム弾性体
80には、軸方向両側において、第一及び第二の電磁石
76,78における押えリング110に向かって突出す
る環状突条130が一体形成されており、この環状突条
130が押えリング110に当接することによって、永
久磁石74に対する第一及び第二の電磁石76,78の
軸方向の過大な相対変位量が緩衝的に制限されるように
なっている。
【0044】従って、上述の如き構造とされた制振器7
2においては、第一の電磁石76と第二の電磁石78の
各コイル108に交番電流を通電することによって、そ
れら第一及び第二の電磁石76,78と永久磁石74の
間に、磁力による吸引,反発力に基づいて相対的な変位
力(加振力)が生ぜしめられることとなる。なお、第一
の電磁石76と第二の電磁石78は同一構造とされてい
ることから、同じ電流を通電することにより、永久磁石
74に対する対向面(上下端面122,124)に同一
の磁極が生ぜしめられ、両電磁石76,78において、
永久磁石74に対する同一方向の相対的変位力が生ぜし
められることとなる。
2においては、第一の電磁石76と第二の電磁石78の
各コイル108に交番電流を通電することによって、そ
れら第一及び第二の電磁石76,78と永久磁石74の
間に、磁力による吸引,反発力に基づいて相対的な変位
力(加振力)が生ぜしめられることとなる。なお、第一
の電磁石76と第二の電磁石78は同一構造とされてい
ることから、同じ電流を通電することにより、永久磁石
74に対する対向面(上下端面122,124)に同一
の磁極が生ぜしめられ、両電磁石76,78において、
永久磁石74に対する同一方向の相対的変位力が生ぜし
められることとなる。
【0045】そこにおいて、かかる制振器72において
は、永久磁石74と第一のゴム弾性体80によって第一
の振動系が、第一及び第二の電磁石76,78と第二の
ゴム弾性体82によって第二の振動系が、互いに独立し
て形成されていることから、永久磁石74と第一及び第
二の電磁石76,78の間に生ぜしめられた加振力が、
それら第一の振動系および第二の振動系の共振作用を利
用して、制振対象100に対して効率的に及ぼされるの
であり、その結果、制振対象100に対して有効な制振
効果が発揮されるのである。
は、永久磁石74と第一のゴム弾性体80によって第一
の振動系が、第一及び第二の電磁石76,78と第二の
ゴム弾性体82によって第二の振動系が、互いに独立し
て形成されていることから、永久磁石74と第一及び第
二の電磁石76,78の間に生ぜしめられた加振力が、
それら第一の振動系および第二の振動系の共振作用を利
用して、制振対象100に対して効率的に及ぼされるの
であり、その結果、制振対象100に対して有効な制振
効果が発揮されるのである。
【0046】また、本実施形態の制振器72において
は、永久磁石74の両磁極による磁界が何れも有効に利
用されることから、少ない消費電力で大きな加振力を効
率的に得ることが出来る等、第一の実施形態としての制
振器10と同様な効果が、何れも有効に発揮され得る
が、特に、本実施形態の制振器72は、高価で稀少な永
久磁石の使用量が少なくてすみ、省資源効果も発揮され
るのである。
は、永久磁石74の両磁極による磁界が何れも有効に利
用されることから、少ない消費電力で大きな加振力を効
率的に得ることが出来る等、第一の実施形態としての制
振器10と同様な効果が、何れも有効に発揮され得る
が、特に、本実施形態の制振器72は、高価で稀少な永
久磁石の使用量が少なくてすみ、省資源効果も発揮され
るのである。
【0047】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、
これらの実施形態によって何等限定的に解釈されるもの
ではない。
きたが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、
これらの実施形態によって何等限定的に解釈されるもの
ではない。
【0048】例えば、永久磁石や電磁石を弾性支持せし
める弾性体として、例示の如きゴム弾性体の他、板ばね
等の弾性部材を採用することも可能である。
める弾性体として、例示の如きゴム弾性体の他、板ばね
等の弾性部材を採用することも可能である。
【0049】また、永久磁石を有する振動系の固有振動
数や電磁石を有する振動系の固有振動数は、それぞれ、
防振すべき振動の周波数に応じて適宜に設定されるもの
であり、何等、限定されるものではない。
数や電磁石を有する振動系の固有振動数は、それぞれ、
防振すべき振動の周波数に応じて適宜に設定されるもの
であり、何等、限定されるものではない。
【0050】更にまた、電磁石を有する振動系と永久磁
石を有する振動系とは、異なる固有振動数を独立して設
定できるように構成されていれば良く、例えば、第一の
実施形態における制振器10において、第二及び第三の
ゴム弾性体20,22を介装しないで、第一及び第二の
永久磁石14,16を、それぞれブラケット24に剛接
し、ブラケット24を制振対象26に対して、弾性部材
を介して弾性的に取り付けるようにすることも可能であ
る。
石を有する振動系とは、異なる固有振動数を独立して設
定できるように構成されていれば良く、例えば、第一の
実施形態における制振器10において、第二及び第三の
ゴム弾性体20,22を介装しないで、第一及び第二の
永久磁石14,16を、それぞれブラケット24に剛接
し、ブラケット24を制振対象26に対して、弾性部材
を介して弾性的に取り付けるようにすることも可能であ
る。
【0051】さらに、前記実施形態において、本発明
を、制振対象に加振力を及ぼすものに適用したものの具
体例を示したが、その他、本発明は、動的吸振器の如き
作用によって制振対象の振動エネルギを低減せしめる制
振器等に対しても、適用可能である。
を、制振対象に加振力を及ぼすものに適用したものの具
体例を示したが、その他、本発明は、動的吸振器の如き
作用によって制振対象の振動エネルギを低減せしめる制
振器等に対しても、適用可能である。
【0052】加えて、本発明は、自動車のボデーやマフ
ラ等、或いは自動車以外の各種装置における制振対象に
おいて、その振動を低減せしめる制振器に対して、何れ
も、有利に適用され得ることは、勿論である。
ラ等、或いは自動車以外の各種装置における制振対象に
おいて、その振動を低減せしめる制振器に対して、何れ
も、有利に適用され得ることは、勿論である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至4に記載の発明に従う構造とされた制振器におい
ては、何れも、中央に配設された電磁石または永久磁石
の両側の磁極によって形成される磁界が共に有効に利用
されることにより、少ない消費電力とコンパクトな構造
で大きな加振力が生ぜしめられることに加えて、電磁石
および永久磁石によって複数の振動系が構成されてお
り、それら各振動系の固有振動周波数域で共振作用に基
づく効率的な加振力伝達が可能となることから、複数の
又は広い周波数域の振動に対して極めて有効な制振効果
が発揮されるのである。
1乃至4に記載の発明に従う構造とされた制振器におい
ては、何れも、中央に配設された電磁石または永久磁石
の両側の磁極によって形成される磁界が共に有効に利用
されることにより、少ない消費電力とコンパクトな構造
で大きな加振力が生ぜしめられることに加えて、電磁石
および永久磁石によって複数の振動系が構成されてお
り、それら各振動系の固有振動周波数域で共振作用に基
づく効率的な加振力伝達が可能となることから、複数の
又は広い周波数域の振動に対して極めて有効な制振効果
が発揮されるのである。
【図1】本発明の第一の実施形態としての制振器を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】本発明の第二の実施形態としての制振器を示す
縦断面図であって、図3におけるII−II断面に相当する
図である。
縦断面図であって、図3におけるII−II断面に相当する
図である。
【図3】図2に示された制振器の平面図である。
10 制振器 12 電磁石 14 第一の永久磁石 16 第二の永久磁石 18 第一のゴム弾性体 20 第二のゴム弾性体 22 第三のゴム弾性体 26 制振対象 27 コイル 60 第一のギャップ 68 第二のギャップ 72 制振器 74 永久磁石 76 第一の電磁石 78 第二の電磁石 80 第一のゴム弾性体 82 第二のゴム弾性体 100 制振対象 108 コイル 126 第一のギャップ 128 第二のギャップ
Claims (4)
- 【請求項1】 加振力を発生する加振手段を備え、制振
対象に加振力を及ぼすことにより、該制振対象の振動を
能動的に抑制する制振器において、 電磁石と永久磁石を用い、その何れか一方を挟んだ両側
に他方をそれぞれ配設せしめて、それら電磁石と永久磁
石を前記制振対象に対して互いに独立的に弾性支持せし
めると共に、それら電磁石と永久磁石の各磁極面を対向
位置せしめて二つの磁気ギャップを形成することによ
り、該電磁石への通電によって、それら電磁石と永久磁
石の間に吸引/反発力を生ぜしめて加振力を得るように
したことを特徴とする制振器。 - 【請求項2】 前記電磁石が弾性支持されることによっ
て構成される振動系と、前記永久磁石が弾性支持される
ことによって構成される振動系とが、互いに異なる周波
数域にチューニングされている請求項1に記載の制振
器。 - 【請求項3】 前記電磁石と前記永久磁石のうち、その
何れか一方を挟んだ両側にそれぞれ配設される他方のも
の同士が、前記制振対象に対して、それぞれ独立的に弾
性支持されている請求項1又は2に記載の制振器。 - 【請求項4】 前記加振手段に固定されるブラケットに
対して、前記電磁石と前記永久磁石が、それぞれ、支持
ゴム弾性体によって弾性的に連結支持されていると共
に、それら電磁石と永久磁石の接近方向への相対変位に
よって圧縮変形せしめられる緩衝ゴム弾性体が設けられ
ている請求項1乃至3の何れかに記載の制振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5000797A JPH10246283A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 制振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5000797A JPH10246283A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 制振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10246283A true JPH10246283A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12846950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5000797A Pending JPH10246283A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | 制振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10246283A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6305675B1 (en) | 1999-08-27 | 2001-10-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Oscillating force generator and vibration damper using the generator |
| US8616536B2 (en) | 2010-06-23 | 2013-12-31 | Hyundai Motor Company | Active dynamic vibration absorber apparatus for vehicle |
| CN108788376A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-13 | 贵州新蒲几米电子科技有限公司 | 一种电路板夹具 |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP5000797A patent/JPH10246283A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6305675B1 (en) | 1999-08-27 | 2001-10-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Oscillating force generator and vibration damper using the generator |
| DE10041807C2 (de) * | 1999-08-27 | 2003-08-07 | Tokai Rubber Ind Ltd | Oszillationskraftgenerator und Vibrationsdämpfer, der den Generator verwendet |
| US8616536B2 (en) | 2010-06-23 | 2013-12-31 | Hyundai Motor Company | Active dynamic vibration absorber apparatus for vehicle |
| CN108788376A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-13 | 贵州新蒲几米电子科技有限公司 | 一种电路板夹具 |
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