JPH1024664A - 熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物 - Google Patents
熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物Info
- Publication number
- JPH1024664A JPH1024664A JP8182946A JP18294696A JPH1024664A JP H1024664 A JPH1024664 A JP H1024664A JP 8182946 A JP8182946 A JP 8182946A JP 18294696 A JP18294696 A JP 18294696A JP H1024664 A JPH1024664 A JP H1024664A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- thermal transfer
- layer
- sheet
- organic solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像が揮発性有機溶剤や可塑剤と接触して
も、画像を形成しているインクの溶出や移行が生じない
ように画像を保護する。 【解決手段】 熱転写式画像保護シート10では、裏面
にバックコート12を施したベースフィルム11の表面
に、離型層1・耐有機溶剤層2・接着層3をこの順に積
層して構成された画像保護層20が形成されている。こ
の画像保護シートは、昇華型熱転写プリンターによる印
画紙への画像転写後に、印画紙上の画像を保護するため
に使用するものであって、画像保護層20をサーマルヘ
ッドで印画紙の画像上に転写することにより画像を被覆
保護するものである。耐有機溶剤層2は、親水性ブチラ
ール樹脂の架橋物を主成分としており、画像が有機溶剤
等と接触することに起因するインク溶出等を防止するも
のである。
も、画像を形成しているインクの溶出や移行が生じない
ように画像を保護する。 【解決手段】 熱転写式画像保護シート10では、裏面
にバックコート12を施したベースフィルム11の表面
に、離型層1・耐有機溶剤層2・接着層3をこの順に積
層して構成された画像保護層20が形成されている。こ
の画像保護シートは、昇華型熱転写プリンターによる印
画紙への画像転写後に、印画紙上の画像を保護するため
に使用するものであって、画像保護層20をサーマルヘ
ッドで印画紙の画像上に転写することにより画像を被覆
保護するものである。耐有機溶剤層2は、親水性ブチラ
ール樹脂の架橋物を主成分としており、画像が有機溶剤
等と接触することに起因するインク溶出等を防止するも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇華型熱転写技術に
関し、詳しくは熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写
シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物に関
する。
関し、詳しくは熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写
シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物に関
する。
【0002】
【従来の技術】昇華型熱転写は、熱転写インクシートの
インク、すなわち基材上に塗布された常温で固体のイン
クをサーマルヘッドにより加熱・気化させることにより
被転写紙(印画紙)に転写するものである。とくに、昇
華型カラー熱転写では、上記昇華性インクとしてイエロ
ー、マゼンタおよびシアンの3種類のインクが使用され
る。
インク、すなわち基材上に塗布された常温で固体のイン
クをサーマルヘッドにより加熱・気化させることにより
被転写紙(印画紙)に転写するものである。とくに、昇
華型カラー熱転写では、上記昇華性インクとしてイエロ
ー、マゼンタおよびシアンの3種類のインクが使用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
昇華型熱転写方式(D2T2とも呼ばれる)による印画
物は、揮発性の有機溶剤たとえばアセトンや低級アルコ
ールと接触すると、画像が消失する(インクが溶け出
す)欠点があった。また、可塑剤を含む材質たとえば、
軟質ポリ塩化ビニルシート、プラスチック消しゴムと接
触すると画像がこれらの材質に移行し、これら材質への
色移り、および印画物の色抜けが生じるという問題があ
った。
昇華型熱転写方式(D2T2とも呼ばれる)による印画
物は、揮発性の有機溶剤たとえばアセトンや低級アルコ
ールと接触すると、画像が消失する(インクが溶け出
す)欠点があった。また、可塑剤を含む材質たとえば、
軟質ポリ塩化ビニルシート、プラスチック消しゴムと接
触すると画像がこれらの材質に移行し、これら材質への
色移り、および印画物の色抜けが生じるという問題があ
った。
【0004】そこで、これらの問題を防止するため、被
転写紙への画像転写後に画像を保護するための層を転写
することが試みられている。しかしながら、従来の画像
保護層では、アセトン等の溶剤との接触による画像溶出
を防ぐことはできなかった。これは、画像保護層の成分
が溶け出すためである。
転写紙への画像転写後に画像を保護するための層を転写
することが試みられている。しかしながら、従来の画像
保護層では、アセトン等の溶剤との接触による画像溶出
を防ぐことはできなかった。これは、画像保護層の成分
が溶け出すためである。
【0005】したがって本発明の目的は、画像が揮発性
の有機溶剤や可塑剤と接触しても画像を形成しているイ
ンクの溶出や、移行が生じるないように画像(インク
層)を保護することにある。すなわち本発明は、(1)
画像保護機能に優れた画像保護層を設けた熱転写式画像
保護シート、(2)前記画像保護層を設けた昇華型熱転
写シートおよび、(3)前記画像保護層により画像を保
護した形態の印画物を提供することにある。
の有機溶剤や可塑剤と接触しても画像を形成しているイ
ンクの溶出や、移行が生じるないように画像(インク
層)を保護することにある。すなわち本発明は、(1)
画像保護機能に優れた画像保護層を設けた熱転写式画像
保護シート、(2)前記画像保護層を設けた昇華型熱転
写シートおよび、(3)前記画像保護層により画像を保
護した形態の印画物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱転写式画
像保護シートは、シート状基材の表面に、離型層と耐有
機溶剤層と接着層(接着剤層)とをこの順に積層してな
る熱転写式画像保護層を設けた画像保護シートであっ
て、前記耐有機溶剤層は、親水性ブチラール樹脂の架橋
物を主成分とすることを特徴とするものである(図1を
参照)。
像保護シートは、シート状基材の表面に、離型層と耐有
機溶剤層と接着層(接着剤層)とをこの順に積層してな
る熱転写式画像保護層を設けた画像保護シートであっ
て、前記耐有機溶剤層は、親水性ブチラール樹脂の架橋
物を主成分とすることを特徴とするものである(図1を
参照)。
【0007】また、本発明に係る昇華型熱転写シート
は、基材フィルムの表面に昇華性インク層と、離型層と
耐有機溶剤層と接着層とをこの順に積層してなる熱転写
式画像保護層とを、基材フィルムの長手方向に交互に設
けた昇華型熱転写シートであって、前記耐有機溶剤層
は、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分とすること
を特徴とするものである(図1および図2を参照)。
は、基材フィルムの表面に昇華性インク層と、離型層と
耐有機溶剤層と接着層とをこの順に積層してなる熱転写
式画像保護層とを、基材フィルムの長手方向に交互に設
けた昇華型熱転写シートであって、前記耐有機溶剤層
は、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分とすること
を特徴とするものである(図1および図2を参照)。
【0008】さらに、本発明に係る熱転写式画像保護層
を設けた印画物は、昇華型熱転写シートから転写された
印画紙表面の画像を画像保護層で被覆した印画物であっ
て、前記画像保護層は、親水性ブチラール樹脂の架橋物
を主成分とする耐有機溶剤層を有することを特徴とする
ものである。
を設けた印画物は、昇華型熱転写シートから転写された
印画紙表面の画像を画像保護層で被覆した印画物であっ
て、前記画像保護層は、親水性ブチラール樹脂の架橋物
を主成分とする耐有機溶剤層を有することを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。 実施の形態1 図1は熱転写式画像保護シートの構成を示す断面図であ
る。この画像保護シート10は、昇華型熱転写式プリン
ターによる被転写紙(印画紙、被転写シート)への画像
転写後に、被転写紙上の画像を保護するために使用する
ものであって、上記熱転写式プリンターにセットして被
転写紙に重ね、当該画像保護シート上の画像保護層20
をサーマルヘッドで転写することにより画像を被覆保護
するものである。
面を参照しながら説明する。 実施の形態1 図1は熱転写式画像保護シートの構成を示す断面図であ
る。この画像保護シート10は、昇華型熱転写式プリン
ターによる被転写紙(印画紙、被転写シート)への画像
転写後に、被転写紙上の画像を保護するために使用する
ものであって、上記熱転写式プリンターにセットして被
転写紙に重ね、当該画像保護シート上の画像保護層20
をサーマルヘッドで転写することにより画像を被覆保護
するものである。
【0010】この画像保護シート10では、裏面にバッ
クコート12(耐熱滑性層)を施したシート状基材、例
えばポリエチレンテレフタレート製のベースフィルム1
1の表面に、離型層1・耐有機溶剤層2・接着層3をこ
の順に積層して構成された上記画像保護層20が形成さ
れている。
クコート12(耐熱滑性層)を施したシート状基材、例
えばポリエチレンテレフタレート製のベースフィルム1
1の表面に、離型層1・耐有機溶剤層2・接着層3をこ
の順に積層して構成された上記画像保護層20が形成さ
れている。
【0011】実施の形態2 図2は昇華型熱転写シートの平面図である。この熱転写
シート30は、いわゆる「ダンダラ塗り方式」のもので
あって、裏面に図1と同様の、バックコート12を施し
たベースフィルム11の表面に、昇華性のインク層40
が当該熱転写シート30の長手方向にイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の順に塗布され、シアン
に続いて、図1と同様の構成からなる画像保護層20が
形成されている。この場合、昇華性インク層40と画像
保護層20とは、ベースフィルム11の長手方向に交互
に形成されている。
シート30は、いわゆる「ダンダラ塗り方式」のもので
あって、裏面に図1と同様の、バックコート12を施し
たベースフィルム11の表面に、昇華性のインク層40
が当該熱転写シート30の長手方向にイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)の順に塗布され、シアン
に続いて、図1と同様の構成からなる画像保護層20が
形成されている。この場合、昇華性インク層40と画像
保護層20とは、ベースフィルム11の長手方向に交互
に形成されている。
【0012】上記熱転写シート30による印画(熱転
写)においては、熱転写式プリンターのサーマルヘッド
でインク層40の3色のインクを順に昇華させることに
より被転写紙上に画像を転写した後、サーマルヘッドの
熱により画像保護層20を被転写紙の画像上に転写し、
画像を画像保護層20で被覆保護する。図1の画像保護
シート10が画像保護専用であるのに対し、この熱転写
シート30は画像転写機能と画像保護機能とを兼ね備え
ているものである。なお、上記ダンダラ塗り方式の熱転
写シートに代えてイエロー、マゼンタ、シアンの各イン
ク層をシートの長手方向に、かつ互いに平行に設けた、
いわゆる「すじ塗り方式」の熱転写シートとすることも
できる。
写)においては、熱転写式プリンターのサーマルヘッド
でインク層40の3色のインクを順に昇華させることに
より被転写紙上に画像を転写した後、サーマルヘッドの
熱により画像保護層20を被転写紙の画像上に転写し、
画像を画像保護層20で被覆保護する。図1の画像保護
シート10が画像保護専用であるのに対し、この熱転写
シート30は画像転写機能と画像保護機能とを兼ね備え
ているものである。なお、上記ダンダラ塗り方式の熱転
写シートに代えてイエロー、マゼンタ、シアンの各イン
ク層をシートの長手方向に、かつ互いに平行に設けた、
いわゆる「すじ塗り方式」の熱転写シートとすることも
できる。
【0013】つぎに、上記画像保護層20の構成につい
て詳細に説明する。 離型層1: (1)機能:隣接する耐有機溶剤層2および、接着層3
を被転写紙の画像上に熱転写する際、円滑に離型するた
めのものである。 (2)材質:疎水性バインダーとフィラーとの混合分散
物からなる。 疎水性バインダーの役割は、耐有機溶剤層2(親水性)
との親和性を低下させ、画像保護層20を形成するとき
の層間の混じり合いを防止し、離型性を付与することに
ある。疎水性バインダーの素材としては、ポリエステル
樹脂等が使用できる。また、フィラーの役目は熱転写時
の、画像保護層20の転写開始部および転写終了部(エ
ッジ)のキレを良くすることにある。フィラーの素材と
しては、分散性を考慮すると疎水性フィラーが好適であ
る。
て詳細に説明する。 離型層1: (1)機能:隣接する耐有機溶剤層2および、接着層3
を被転写紙の画像上に熱転写する際、円滑に離型するた
めのものである。 (2)材質:疎水性バインダーとフィラーとの混合分散
物からなる。 疎水性バインダーの役割は、耐有機溶剤層2(親水性)
との親和性を低下させ、画像保護層20を形成するとき
の層間の混じり合いを防止し、離型性を付与することに
ある。疎水性バインダーの素材としては、ポリエステル
樹脂等が使用できる。また、フィラーの役目は熱転写時
の、画像保護層20の転写開始部および転写終了部(エ
ッジ)のキレを良くすることにある。フィラーの素材と
しては、分散性を考慮すると疎水性フィラーが好適であ
る。
【0014】耐有機溶剤層2: (1)機能:画像を保護することである。この耐有機溶
剤層には耐溶剤性を付与してあり、したがって画像表面
への有機溶剤到達が防止される。 (2)材質:親水性バインダー中にフィラーを分散した
ものを架橋させたものである。 親水性バインダーの役割は、耐溶剤性を付与することに
ある。有機溶剤に侵されない素材として親水性樹脂を採
用し、架橋により機械的強度をもたせてある。この親水
性樹脂としては、水、アルコールに可溶のブチラール樹
脂(ポリビニルブチラール樹脂)が好適である。親水性
バインダーとしては、その他にポリビニルアコール樹脂
が採用できる。架橋剤としては、親水性樹脂がブチラー
ル樹脂の場合にはグリオキザールが、親水性樹脂がポリ
ビニルアコール樹脂の場合にはグリオキザールが使用で
きる。また、フィラーの役目は熱転写時の、画像保護層
20の転写開始部および転写終了部(エッジ)のキレを
良くすることにある。フィラーの素材としては、分散性
を考慮すると親水性フィラーが好適であり、具体例とし
てカオリン、クレー、タルク、シリカ、炭酸カルシウ
ム、雲母、アルミナ、石こう等が挙げられる。
剤層には耐溶剤性を付与してあり、したがって画像表面
への有機溶剤到達が防止される。 (2)材質:親水性バインダー中にフィラーを分散した
ものを架橋させたものである。 親水性バインダーの役割は、耐溶剤性を付与することに
ある。有機溶剤に侵されない素材として親水性樹脂を採
用し、架橋により機械的強度をもたせてある。この親水
性樹脂としては、水、アルコールに可溶のブチラール樹
脂(ポリビニルブチラール樹脂)が好適である。親水性
バインダーとしては、その他にポリビニルアコール樹脂
が採用できる。架橋剤としては、親水性樹脂がブチラー
ル樹脂の場合にはグリオキザールが、親水性樹脂がポリ
ビニルアコール樹脂の場合にはグリオキザールが使用で
きる。また、フィラーの役目は熱転写時の、画像保護層
20の転写開始部および転写終了部(エッジ)のキレを
良くすることにある。フィラーの素材としては、分散性
を考慮すると親水性フィラーが好適であり、具体例とし
てカオリン、クレー、タルク、シリカ、炭酸カルシウ
ム、雲母、アルミナ、石こう等が挙げられる。
【0015】接着層3: (1)機能:熱転写時に、熱転写シートから離型した画
像保護層20を被転写紙(受像紙)の表面に熱接着する
ことにある。 (2)材質:熱可塑性のバインダーとフィラーとの混合
分散物からなる。 熱可塑性バインダーの役目は、サーマルヘッドの熱を利
用して可塑化し、被転写紙表面に熱接着することであ
る。また、隣接する層との接着性を確保するため、ボロ
ン化合物を添加する。フィラーの役割は離型層1、耐有
機溶剤層2の場合と同様に、熱転写時の画像保護層20
の転写開始部および転写終了部(エッジ)のキレを良く
することにある。フィラーの素材は、分散性を考慮する
と疎水性フィラーが好適である。
像保護層20を被転写紙(受像紙)の表面に熱接着する
ことにある。 (2)材質:熱可塑性のバインダーとフィラーとの混合
分散物からなる。 熱可塑性バインダーの役目は、サーマルヘッドの熱を利
用して可塑化し、被転写紙表面に熱接着することであ
る。また、隣接する層との接着性を確保するため、ボロ
ン化合物を添加する。フィラーの役割は離型層1、耐有
機溶剤層2の場合と同様に、熱転写時の画像保護層20
の転写開始部および転写終了部(エッジ)のキレを良く
することにある。フィラーの素材は、分散性を考慮する
と疎水性フィラーが好適である。
【0016】
【実施例】つぎに、本発明を実施例および比較例により
更に具体的に説明する。 〔画像保護層形成用塗布液の調製〕 離型層形成用塗布液: ・ポリエステル樹脂 東洋紡績(株)製 バイロン200 10重量部 ・テトラドデシルアンモニウム置換スメクタイト 5重量部 ・トルエン 45重量部 ・メチルエチルケトン 45重量部 この処方においてポリエステル樹脂は疎水性バインダー
であり、スメクタイトはフィラーである。この処方の混
合物をサンドミルにて分散し、離型層形成用塗布液を得
た。
更に具体的に説明する。 〔画像保護層形成用塗布液の調製〕 離型層形成用塗布液: ・ポリエステル樹脂 東洋紡績(株)製 バイロン200 10重量部 ・テトラドデシルアンモニウム置換スメクタイト 5重量部 ・トルエン 45重量部 ・メチルエチルケトン 45重量部 この処方においてポリエステル樹脂は疎水性バインダー
であり、スメクタイトはフィラーである。この処方の混
合物をサンドミルにて分散し、離型層形成用塗布液を得
た。
【0017】 耐有機溶剤層形成用塗布液: ・ブチラール樹脂 積水化学(株)製 KX−5 固形分7.9% 75重量部 ・スメクタイト クニミネ工業(株)製 スメクトンSA 3重量部 ・イソプロピルアルコール/水=4/6混合液 75重量部 上記処方の混合物をサンドミルにて分散して得た液にグ
リオキザール40%水溶液15重量部を添加し、耐有機
溶剤層形成用塗布液を得た。上記処方においてスメクタ
イトはフィラーであり、グリオキザールは架橋剤であ
る。
リオキザール40%水溶液15重量部を添加し、耐有機
溶剤層形成用塗布液を得た。上記処方においてスメクタ
イトはフィラーであり、グリオキザールは架橋剤であ
る。
【0018】 接着層形成用塗布液: ・塩酢ビ樹脂 電気化学工業(株)製 デンカビニール♯1000GK 10重量部 ・テトラドデシルアンモニウム置換スメクタイト 3重量部 ・ボロン化合物 ボロンインターナショナル(株)製 DLG−1100K(45%MEK溶液) 7重量部 ・トルエン 45重量部 ・メチルエチルケトン 45重量部 上記処方において塩酢ビ樹脂は熱可塑性バインダー、ス
メクタイトはフィラー、ボロン化合物は接着促進剤であ
る。上記処方の混合物をサンドミルにて分散し、接着層
形成用塗布液を得た。
メクタイトはフィラー、ボロン化合物は接着促進剤であ
る。上記処方の混合物をサンドミルにて分散し、接着層
形成用塗布液を得た。
【0019】〔熱転写式画像保護シートの作製〕裏面に
耐熱滑性層を設けたPETフィルム(厚さ6μm)の表
面に、次の要領で上記離型層形成用塗布液、耐有機溶剤
層形成用塗布液、および接着層形成用塗布液をこの順に
積層塗布することにより熱転写式画像保護シート、すな
わち熱転写式画像保護層を形成した熱転写シート(図1
を参照)を得た。 (1)ワイヤーバー♯5を使用して離型層形成用塗布液
を塗布した後、120℃で1分間乾燥、(2)ワイヤー
バー♯10を使用して耐有機溶剤層形成用塗布液を塗布
した後、120℃で1分間乾燥、(3)ワイヤーバー♯
10を使用して接着層形成用塗布液を塗布した後、12
0℃で1分間乾燥。
耐熱滑性層を設けたPETフィルム(厚さ6μm)の表
面に、次の要領で上記離型層形成用塗布液、耐有機溶剤
層形成用塗布液、および接着層形成用塗布液をこの順に
積層塗布することにより熱転写式画像保護シート、すな
わち熱転写式画像保護層を形成した熱転写シート(図1
を参照)を得た。 (1)ワイヤーバー♯5を使用して離型層形成用塗布液
を塗布した後、120℃で1分間乾燥、(2)ワイヤー
バー♯10を使用して耐有機溶剤層形成用塗布液を塗布
した後、120℃で1分間乾燥、(3)ワイヤーバー♯
10を使用して接着層形成用塗布液を塗布した後、12
0℃で1分間乾燥。
【0020】〔画像保護層の転写〕プリンターとしてソ
ニー(株)製 UP−3000を、インクシートとして
ソニー(株)製 UPC−3010用インクシートを、
印画紙としてソニー(株)製 UPC−7040用印画
紙を100mm×140mmに裁断したものを、それぞ
れ使用した。上記インクシートは、従来使用されてきた
昇華型カラー熱転写シートであり、裏面に耐熱滑性層を
設けたベースフィルムの表面にイエロー、マゼンタ、シ
アンの順に昇華性のインク層が塗布されたものである。
ニー(株)製 UP−3000を、インクシートとして
ソニー(株)製 UPC−3010用インクシートを、
印画紙としてソニー(株)製 UPC−7040用印画
紙を100mm×140mmに裁断したものを、それぞ
れ使用した。上記インクシートは、従来使用されてきた
昇華型カラー熱転写シートであり、裏面に耐熱滑性層を
設けたベースフィルムの表面にイエロー、マゼンタ、シ
アンの順に昇華性のインク層が塗布されたものである。
【0021】上記プリンター、インクシートおよび印画
紙を使用して得た印画物と、このインクシートと同一形
状にした上記熱転写式画像保護シートとを上記プリンタ
ーにセットし、この熱転写式画像保護シートの画像保護
層を印画紙画像全面に熱転写した。その結果、光沢のあ
る透明な画像保護層が印画紙上に転写された。
紙を使用して得た印画物と、このインクシートと同一形
状にした上記熱転写式画像保護シートとを上記プリンタ
ーにセットし、この熱転写式画像保護シートの画像保護
層を印画紙画像全面に熱転写した。その結果、光沢のあ
る透明な画像保護層が印画紙上に転写された。
【0022】〔耐溶剤性試験〕上記のようにして得た、
画像形成後の印画紙上に画像保護層を転写した印画物を
以下「実施例1の印画物」といい、画像形成後の印画紙
のままで画像保護層を転写していない印画物を「比較例
1の印画物」という。また、ソニー(株)製のインクシ
ート UPC−3040を用いて作製した印画物を「比
較例2の印画物」という。この印画物では、画像表面に
従来の透明保護膜が形成されている。上記3種類の印画
物をそれぞれ3枚用意し、これらを1枚ずつ個別に各種
の有機溶剤に浸漬して画像の変化を調べた。その結果を
〔表1〕に示す。
画像形成後の印画紙上に画像保護層を転写した印画物を
以下「実施例1の印画物」といい、画像形成後の印画紙
のままで画像保護層を転写していない印画物を「比較例
1の印画物」という。また、ソニー(株)製のインクシ
ート UPC−3040を用いて作製した印画物を「比
較例2の印画物」という。この印画物では、画像表面に
従来の透明保護膜が形成されている。上記3種類の印画
物をそれぞれ3枚用意し、これらを1枚ずつ個別に各種
の有機溶剤に浸漬して画像の変化を調べた。その結果を
〔表1〕に示す。
【0023】
【表1】
【0024】〔表1〕から明らかのように、本発明に係
る熱転写式画像保護層を印画物上に転写することで、画
像の有機溶剤に対する耐性が大幅に向上した。
る熱転写式画像保護層を印画物上に転写することで、画
像の有機溶剤に対する耐性が大幅に向上した。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る熱転写式画像保護シート、および昇華型熱転写シー
トでは、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分とする
耐有機溶剤層を有する熱転写式画像保護層を設け、この
画像保護層を熱転写式プリンターにより印画紙の画像上
に転写して、この画像を被覆保護するように構成したも
のである。したがって本発明によれば、印画紙上の画像
が揮発性の有機溶剤や、可塑剤と接触しても画像を形成
しているインクの溶出や、移行(色抜け、色移り)が生
じることがなくなり、また、有機溶剤によるデータかい
ざん(不正に改めること)等を防止することができる。
このため、印画紙上の情報を長期間、鮮明な状態で保存
することができる効果がある。また、本発明に係る印画
物は、印画紙上の画像を上記画像保護層で被覆保護した
ものであるから、この画像をそのままの状態で長期間保
存することができる効果がある。
係る熱転写式画像保護シート、および昇華型熱転写シー
トでは、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分とする
耐有機溶剤層を有する熱転写式画像保護層を設け、この
画像保護層を熱転写式プリンターにより印画紙の画像上
に転写して、この画像を被覆保護するように構成したも
のである。したがって本発明によれば、印画紙上の画像
が揮発性の有機溶剤や、可塑剤と接触しても画像を形成
しているインクの溶出や、移行(色抜け、色移り)が生
じることがなくなり、また、有機溶剤によるデータかい
ざん(不正に改めること)等を防止することができる。
このため、印画紙上の情報を長期間、鮮明な状態で保存
することができる効果がある。また、本発明に係る印画
物は、印画紙上の画像を上記画像保護層で被覆保護した
ものであるから、この画像をそのままの状態で長期間保
存することができる効果がある。
【図1】本発明に係る熱転写式画像保護シートの実施の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る昇華型熱転写シートの実施の形態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
1……離型層、2……耐有機溶剤層、3……接着層、1
0……熱転写式画像保護シート、11……ベースフィル
ム、12……バックコート、20……画像保護層、30
……昇華型熱転写シート、40……昇華性インク層。
0……熱転写式画像保護シート、11……ベースフィル
ム、12……バックコート、20……画像保護層、30
……昇華型熱転写シート、40……昇華性インク層。
Claims (3)
- 【請求項1】 シート状基材の表面に、離型層と耐有機
溶剤層と接着層とをこの順に積層してなる熱転写式画像
保護層を設けた画像保護シートであって、前記耐有機溶
剤層は、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分とする
ことを特徴とする熱転写式画像保護シート。 - 【請求項2】 基材フィルムの表面に昇華性インク層
と、離型層と耐有機溶剤層と接着層とをこの順に積層し
てなる熱転写式画像保護層とを、基材フィルムの長手方
向に交互に設けた昇華型熱転写シートであって、前記耐
有機溶剤層は、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成分
とすることを特徴とする昇華型熱転写シート。 - 【請求項3】 昇華型熱転写シートから転写された印画
紙上の画像を画像保護層で被覆した印画物であって、前
記画像保護層は、親水性ブチラール樹脂の架橋物を主成
分とする耐有機溶剤層を有することを特徴とする、熱転
写式画像保護層を設けた印画物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8182946A JPH1024664A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8182946A JPH1024664A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1024664A true JPH1024664A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16127133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8182946A Pending JPH1024664A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1024664A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005096245A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 保護層転写シート、及び印画物 |
| JP2010076391A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Toppan Printing Co Ltd | 熱転写性シート |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP8182946A patent/JPH1024664A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005096245A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 保護層転写シート、及び印画物 |
| JP2010076391A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Toppan Printing Co Ltd | 熱転写性シート |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2732810B2 (ja) | 感熱色素転写用色素供与体要素及び保護層の形成方法 | |
| JPH047720B2 (ja) | ||
| JPS59224392A (ja) | 感熱転写材 | |
| JPH0694232B2 (ja) | 昇華転写記録用被熱転写シートの製造方法 | |
| JPH05330245A (ja) | 画像記録方法 | |
| JPH0684119B2 (ja) | 感熱転写用受像紙 | |
| WO1988003093A1 (fr) | Feuille recevant une image transferee thermiquement lors de la preparation d'un original transparent. | |
| JPH1081072A (ja) | 色素供与体素子 | |
| JP2540494B2 (ja) | 透過原稿作成用被熱転写シ−ト | |
| US6114027A (en) | Protect layer transfer sheet | |
| JP2548909B2 (ja) | 滑性を付与した被熱転写シ−ト | |
| JPH1024664A (ja) | 熱転写式画像保護シート、昇華型熱転写シートおよび、熱転写式画像保護層を設けた印画物 | |
| JP2006306087A (ja) | 保護層転写シート及び印画物 | |
| JP2807882B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JPH08276696A (ja) | 接着層転写シートおよびこの接着層転写シートを用いた画像形成方法と画像形成物 | |
| JPS61197284A (ja) | 熱転写シ−ト | |
| JPH0651416B2 (ja) | 熱転写記録用インクリボン | |
| JP2732831B2 (ja) | 被熱転写シート | |
| JPS6221580A (ja) | 昇華転写式ハ−ドコピ−用印画紙 | |
| JPH05212977A (ja) | 熱転写体 | |
| JPH03268998A (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP2959239B2 (ja) | 熱転写記録用シート | |
| JPS61268485A (ja) | 感熱転写材 | |
| JP2713339B2 (ja) | 被熱転写シート | |
| JP2007203669A (ja) | 転写型画像保護フィルム |