JPH10247490A - パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板 - Google Patents

パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板

Info

Publication number
JPH10247490A
JPH10247490A JP9049376A JP4937697A JPH10247490A JP H10247490 A JPH10247490 A JP H10247490A JP 9049376 A JP9049376 A JP 9049376A JP 4937697 A JP4937697 A JP 4937697A JP H10247490 A JPH10247490 A JP H10247490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
substance
porous sheet
electrode plate
coagulable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9049376A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Miyazaki
祐一 宮崎
Shin Miyanowaki
伸 宮之脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP9049376A priority Critical patent/JPH10247490A/ja
Priority to EP97304213A priority patent/EP0814521B1/en
Priority to US08/876,983 priority patent/US6162264A/en
Priority to DE69711269T priority patent/DE69711269T2/de
Publication of JPH10247490A publication Critical patent/JPH10247490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ひび割れ跡が残っておらず、また、パターン
エッジから粉落ちしない未塗工部のパターンを、効率よ
く、精度よく形成する方法、非水電解液2次電池用電極
板の製造方法、および、得られた電極板。 【解決手段】 本発明の方法は、基体上に形成された多
孔質塗工膜に、固化後の凝集力が前記塗工膜の凝集力よ
りも大となる液状の凝固性物質を所望のパターンに含浸
させる工程と、塗工膜の含浸部上に多孔性シートを接触
させて、含浸部のに存在する液状の凝固性物質の一部を
多孔性シート内に移行させてから一体的に固化させる工
程と、塗工膜の含浸部を、その上に貼り付いている多孔
性シートごと剥離して、基体表面をパターン状に露出さ
せる工程とを少なくとも有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体上の塗工膜お
よび基体の露出部分を所望のパターンに形成する方法、
かかるパターン形成方法を応用した非水電解液2次電池
用電極板の製造方法、および、かかる製造方法によって
製造された非水電解液2次電池用電極板に関する。本発
明によれば、リチウムイオン2次電池で代表される非水
電解液2次電池用の電極板上に電極層の塗工部と未塗工
部を所望のパターンに形成することができる。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器や通信機器の小型化およ
び軽量化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源とし
て用いられる2次電池に対しても小型化および軽量化の
要求が強い。このため、従来のアルカリ蓄電池に代わ
り、高エネルギー密度で高電圧を有するリチウムイオン
2次電池に代表される非水電解液2次電池が提案されて
いる。
【0003】図6は一般的な円筒型リチウムイオン2次
電池の構造を示す。一般的な円筒型リチウムイオン2次
電池41は、外観的には金属製の円柱で、一端には正極
48、他端には負極49を備えている。電池の内部は、
通常、LiCoO2のようなリチウム化合物からなる正
極板42と、炭素系材料からなる負極板43と、正極板
42と負極板43との短絡を防止するためにそれらの中
間に位置するセパレーター44とを重ね巻きした構造に
なっている。また、正極板42に含有されるリチウムは
水と反応する性質を持っているので、電解液としてはリ
チウム塩を有機溶媒に溶かした非水電解液45が電池内
に充填されている。また電極板には、電流を取り出すた
めの端子(正極リード端子46または負極リード端子4
7)が付けられる。
【0004】2次電池の性能に大きく影響を及ぼす正極
用および負極用電極板に関しては、充放電サイクル寿命
を延長させるため、また、高エネルギー密度化のため、
電極板を薄膜化することによって電池内に巻き込まれる
電極板の面積をより大きくすることが提案されている。
例えば、特開昭63−10456号公報や特開平3−2
85262号公報には、金属酸化物、硫化物またはハロ
ゲン化物等の正極活物質粉末、導電剤および結着剤(バ
インダー)を適当な湿潤剤(以下、溶媒という)に分
散、溶解させて、ペースト状の活物質塗工液を調製し、
金属箔からなる集電体を基体とし、該基体上に前記塗工
液を塗布して正極活物質層(以下、正極塗工膜という。
また、基体上に負極用の塗工液を塗布した負極活物質層
を以下、負極塗工膜といい、正極および負極塗工膜の両
方をいう場合は単に、塗工膜という)を形成して得られ
る正極電極板が開示されている。この正極電極板におい
ては、結着剤として、例えばポリフッ化ビニリデンのよ
うなフッ素系樹脂、シリコーン・アクリル共重合体、ス
チレン・ブタジエン共重合体等が用いられている。
【0005】上記の塗布型電極板において活物質塗工液
を調製するための結着剤は、非水電解液に対して化学的
に安定であること、電解液中に溶出しないこと、また、
何らかの溶媒に溶解して基体上に薄く塗布できるもので
あることが必要である。さらに、塗布、乾燥を経て出来
上がった塗工膜には、電池の組立工程において剥離、脱
落、ひび割れ等が生じないように、可撓性を備えている
こと、および、集電体との密着性に優れていることが要
求される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記電極板には、活物
質や塗工膜の存在が好ましくない部分がある。例えば、
電流を取り出すための端子を付ける部分や電極板を切断
加工する部分などがそれである。このため電極板上に
は、電池設計時に決定された所定パターンの未塗工部が
設けられている。図7は電極板の平面図であり、その塗
工膜2の間にリード端子を取り付けるための未塗工部8
aが形成されている。また、図8は電極板の原反の平面
図であり、塗工膜2の間に長手方向に直交する線状の未
塗工部8bが複数形成されている。
【0007】従来、未塗工部のパターンを形成する方法
としては、電極用塗工液を集電体上に塗布する際に、コ
ーターヘッドを機械的に制御することにより塗工部(塗
工膜が存在している部分)と未塗工部のパターンを直接
形成する方法、または、電極用塗工液を集電体上に塗布
して乾燥させた後の塗工膜を、機械的手段、例えばヘラ
等で削り落とすことにより剥離させて未塗工部を形成す
る方法があった。
【0008】しかしながら、コーターヘッドを機械的に
制御する方法では機械精度が不充分だという問題があ
り、パターンの寸法精度を保ちながら高速なパターン形
成をすることが困難であるとともに、塗工膜の厚さにバ
ラツキが生じやすい。また、塗工膜を乾燥させてから削
り落とす方法では剥離に長時間を要し、それ以外にも、
パターンの寸法精度が悪いとか、剥離時または剥離後に
パターンのエッジから粉落ちが起こるという問題があっ
た。
【0009】そこで本発明者らは、以前に、基体上に形
成された多孔質塗工膜に、固化後の凝集力が塗工膜のそ
れよりも大となる液状物質を任意のパターン状に含浸さ
せ、上記液状物質を固化させた後、固化物質が含浸され
た塗工膜を剥離することによって基体表面をパターン状
に露出させる方法を提案した(特願平8−177507
号)。
【0010】このような凝集性物質を利用する方法によ
れば、塗工膜厚のバラツキが小さく、パターンの寸法精
度に優れ、パターンエッジからの粉落ちがなく、従っ
て、未塗工部のパターンを高い精度で効率よく形成する
ことができる。
【0011】凝集性物質を利用して塗工膜を剥離する場
合には、凝集性物質の凝集力が大きいほど塗工膜をうま
く剥離することができる。しかしながら、その凝集力が
大きすぎると、凝集性物質を含浸、固化させた部分の塗
工膜がひび割れやすくなる。ひび割れた部分の塗工膜を
剥離すると、基体上にひび割れ跡が残る。ひび割れ跡に
は、微量の塗工膜がひびのあった部分に沿ってすじ状に
残存している。ひび割れ跡の塗工膜は、凝集性物質の塗
布と剥離を2回以上繰り返すことにより完全になくすこ
とができるが、そうすると生産性が極めて悪くなるし、
パターンの寸法精度も落ちる。また、ひび割れがパター
ンエッジ付近に生じると、凝集性物質を含浸、固化させ
た塗工膜の破片が塗工膜のパターンエッジ部分に残りや
すくなる。従って、パターンエッジの切れが悪くなり、
パターンの寸法精度を悪化させる。
【0012】本発明の目的は、凝集性物質を利用して多
孔質塗工膜のパターンを形成する方法、および、かかる
パターン形成方法を応用した電極板の製造方法を改良す
ることにある。具体的には、先ず第1の目的は、その生
産効率を向上させることにある。また、第2の目的は、
塗工膜のひび割れによる悪影響を防止して、電極板の品
質を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するために鋭意検討を重ねた。その結果、液状の凝
固性物質を塗工膜中に存在する多くの微細な空隙に含浸
させて固化させると、該凝固性物質が含浸部の塗工膜を
包み込むように固化することを知見し、また、固化の際
に、該凝固性物質が含浸する部分の塗工膜に多孔性シー
トを接触させ、塗工膜と多孔性シートとを該凝固性物質
によって結合させると、塗工膜の含浸部分を多孔性シー
トごと剥離できることを知見した。本発明は、上記した
知見に基づいてなされたものである。
【0014】本発明のパターン形成方法は、(1)基体
上に形成された多孔質塗工膜に、固化後の凝集力が前記
塗工膜の凝集力よりも大となる液状の凝固性物質を所望
のパターン状に含浸させる工程と、(2)凝固性物質を
含浸させた部分の塗工膜上に多孔性シートを接触させ
て、塗工膜の内部または表面に存在する液状の凝固性物
質の一部を多孔性シート内に移行させ、塗工膜内の凝固
性物質と多孔性シート内の凝固性物質とを一体的に固化
させる工程と、(3)塗工膜内の凝固性物質と多孔性シ
ート内の凝固性物質とが一体的に固化した状態で、凝固
性物質を含浸する部分の塗工膜を、その上に貼り付いて
いる多孔性シートごと剥離して、基体表面をパターン状
に露出させる工程とを少なくとも有することを特徴とし
ている。
【0015】本発明のパターン形成方法によれば、凝集
性物質をパターン状に含浸、固化させた部分の塗工膜
を、パターン部の上に貼り付いている多孔性シートと共
に引き剥すので、パターン部の塗工膜の全てを一度の操
作で、且つ、取り残しなく除去することができる。
【0016】また本発明の方法では、凝集性物質を含浸
させた部分の塗工膜上に、凝集性物質が液状の時に多孔
性シートを貼り付けるので、除去したい部分の塗工膜が
ひび割れにくい。従って、凝集力の大きい凝固性物質を
使用した場合でも、基体の露出部分にひび割れ跡が残り
にくいし、パターンエッジの切れも良い。
【0017】本発明のパターン形成方法においては、基
体表面をパターン状に露出させる工程において、パター
ン部の塗工膜上に貼り付いている多孔性シートにテンシ
ョンをかけ弛まないようにしながら、これを基体から引
き剥すことにより、凝固性物質を含浸する部分の塗工膜
を多孔性シートごと剥離するのが好ましい。パターン部
の塗工膜を剥離するために多孔性シートを引っ張ると、
多孔性シートが多孔性シートと塗工膜の界面で剥がれて
しまって、その結果、多孔性シートだけが電極板から剥
離し、肝心の塗工膜が基体上に残存してしまう場合があ
る。剥離時に多孔性シートを弛めないようにすることに
よって、このような多孔性シートだけが剥がれてしまう
事態を防止することができる。
【0018】凝固性物質としては、常温で固体であり、
加温によって液状となる物質を使用するのが好ましい。
塗工膜にパターン状に含浸させた凝集性物質を、加熱に
より再溶融および再固化させることが可能なので、多孔
性シートと塗工膜とを一体固化する工程のバリエーショ
ンが豊富であり、連続的な製造ラインにも間欠的な製造
ラインにも適用できる。
【0019】本発明の電極板の製造方法は上記のパター
ン形成方法を応用したものであり、(1)集電体の表面
を所望のパターンに露出させた非水電解液2次電池用電
極板の製造方法であって、(2)集電体と、少なくとも
活物質と結着剤とを含有する電極塗工液を当該集電体上
に塗布・乾燥して形成した塗工膜とを有する電極板を準
備する工程と、(3)前記の塗工膜に、固化後の凝集力
が前記塗工膜の凝集力よりも大となる液状の凝固性物質
を所望のパターン状に含浸させる工程と、(4)凝固性
物質を含浸させた部分の塗工膜上に多孔性シートを接触
させて、塗工膜の内部または表面に存在する液状の凝固
性物質の一部を多孔性シート内に移行させ、塗工膜内の
凝固性物質と多孔性シート内の凝固性物質とを一体的に
固化させる工程と、(5)塗工膜内の凝固性物質と多孔
性シート内の凝固性物質とが一体的に固化した状態で、
凝固性物質を含浸する部分の塗工膜を、その上に貼り付
いている多孔性シートごと剥離して、集電体表面をパタ
ーン状に露出させる工程とを少なくとも有することを特
徴としている。
【0020】凝固性物質として常温で固体であり、加温
によって液状となる物質を使用する場合には、上述した
ように、工程のバリエーションが豊富になる。例えば、
(1)準備した前記電極板の塗工膜上に、溶融した凝固
性物質を含浸させ、(2)含浸させた凝固性物質が固化
する前に多孔性シートを接触させて溶融状態の凝固性物
質の一部を多孔性シート内にしみ込ませ、(3)その
後、凝固性物質を冷却、固化し、(4)固化した凝固性
物質を含浸する部分の塗工膜をその上に貼り付いている
多孔性シートごと剥離することによって電極板を製造す
ることができる。
【0021】また、(1)準備した前記電極板の塗工膜
上に、溶融した凝固性物質を含浸させ、これを一旦冷
却、固化させ、(2)凝固性物質を含浸する部分の塗工
膜上に多孔性シートを接触させ、その接触部分を加熱し
て凝固性物質の一部を再溶融して多孔性シート内にしみ
込ませ、(3)その後、凝固性物質を再び冷却、固化
し、(4)固化した凝固性物質を含浸する部分の塗工膜
をその上に貼り付いている多孔性シートごと剥離するこ
とによって電極板を製造することもできる。
【0022】さらに、(1)準備した前記電極板の塗工
膜上に、溶融した凝固性物質を含浸させ、一旦冷却、固
化させ、(2)凝固性物質を含浸する部分の塗工膜上に
加熱した多孔性シートを接触させ、凝固性物質の一部を
再溶融させると共に多孔性シートを凝固性物質を含浸す
る塗工膜に食い込ませ、(3)その後、凝固性物質を再
び冷却、固化し、(4)固化した凝固性物質を含浸する
部分の塗工膜をその上に貼り付いている多孔性シートご
と剥離することによって電極板を製造することもでき
る。
【0023】上記方法によって製造された非水電解液2
次電池用電極板は、剥離後の未塗工部(集電体が露出し
た部分)にひび割れ跡が残っておらず、パターンの寸法
精度に優れ、パターンエッジからの粉落ちが起こらない
ので、優れた品質を備えている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明のパターンの形成方
法および集電体の表面を所望のパターンに露出させた非
水電解液2次電池用電極板の製造方法の実施形態につい
て、図1の(a)〜(d)に示す工程模式図により工程
順に説明する。図1において、(a)は準備工程、
(b)は含浸工程、(c)は固化工程、そして(d)は
剥離工程を示す。
【0025】(a)準備工程 先ず図1(a)に示すように、基体である集電体10上
に、少なくとも活物質と結着剤とを含有する電極塗工液
を塗布・乾燥して多孔質の電極塗工膜2を形成する。
【0026】基体である集電体10としては、例えば、
アルミニウムまたは銅等の金属箔が好ましく用いられ
る。集電体の厚さは、通常、10〜30μm程度とす
る。
【0027】活物質には、正極用活物質と負極用活物質
がある正極用活物質としては、例えばLiCoO2、L
iNiO2もしくはLiMn24等のリチウム酸化物、
またはTiS2、MnO2、MoO3もしくはV25等の
カルコゲン化合物を例示することができる。これらの正
極用活物質は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。負極用活物質としては、例えば、
金属リチウムまたはリチウム合金等のようなリチウム含
有金属、グラファイト、カーボンブラックまたはアセチ
レンブラックのような炭素質材料が好んで用いられる。
特に、LiCoO 2を正極用活物質として用い、炭素質
材料を負極用活物質として用いることにより、4ボルト
程度の高い放電電圧のリチウム系2次電池が得られる。
前記正極活物質および前記負極活物質は、これらの活物
質を塗工膜中に均一に分散させるために、1〜100μ
mの範囲の粒径を有し、且つ平均粒径が約10μmの粉
体であるのが好ましい。
【0028】結着剤(バインダー)は、非水電解液に対
して電気化学的に安定であり、電解液中に溶出せず、金
属箔からなる集電体上に塗工液を薄く塗布できるよう何
らかの溶媒に可溶であることが必要である。結着剤とし
ては、例えば、熱可塑性樹脂、より具体的には、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸エステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、セル
ロース樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリビニル樹脂、フ
ッ素系樹脂またはポリイミド樹脂等を使用することがで
きる。この際、反応性官能基を導入したアクリレートモ
ノマーまたはオリゴマーをバインダー中に混入させるこ
とも可能である。また、アクリレートオリゴマーを単独
で使用してもよいし、アクリレートオリゴマーとアクリ
レートモノマーとの混合物を使用してもよい。
【0029】塗工液は、適宜選択した活物質と結着剤と
を、N−メチル−2−ピロリドンやトルエンのような有
機溶媒からなる分散媒または溶媒中に入れ、さらに必要
に応じて導電剤を混合し、ホモジナイザー、ボールミ
ル、サンドミルまたはロールミル等の分散機により混合
分散して調製することができる。この時、活物質と結着
剤との配合割合は従来と同様でよく、例えば、正極板の
場合は結着剤:活物質=5:5〜1:9(重量比)程度
とするのが好ましく、負極板の場合は結着剤:活物質=
2:8〜1:9(重量比)程度とするのが好ましい。ま
た導電剤としては、例えば、グラファイト、カーボンブ
ラックまたはアセチレンブラック等の炭素質材料が必要
に応じて用いられる。
【0030】調製された塗工液は、グラビアコーター、
グラビリバース、ダイコートまたはスライドコート等を
用いて、基体である集電体上に塗布され、乾燥されて電
極塗工膜になる。
【0031】電極塗工膜2は、複数回塗布・乾燥を繰り
返すことにより形成してもよく、乾燥膜厚を通常10〜
200μm、好ましくは50〜170μmの範囲にす
る。
【0032】得られた塗工膜を金属ロール、加熱ロール
またはシートプレス機等を用いてプレス処理することに
より、塗工膜の均質性を向上させることができる。ただ
し、プレス処理をしてもしなくても差し支えない。プレ
ス圧力は、通常500〜7500kgf/cm2、好ま
しくは3000〜5000kgf/cm2である。50
0kgf/cm2よりプレス圧力が小さいと塗工膜の均
質性が得られにくく、7500kgf/cm2よりプレ
ス圧力が大きいと集電体を含めて電極板自体が破損して
しまう場合がある。
【0033】以上の準備工程によって、厚さのバラツキ
が小さく、均質な塗工膜を得ることができる。
【0034】(b)含浸工程 次に図1(b)に示すように、前記塗工膜2に、固化後
の凝集力が塗工膜2の凝集力よりも大となる液状の凝固
性物質3を含浸させて、所望のパターンを描く含浸塗工
膜部4を形成する。
【0035】凝固性物質3の固化後の凝集力は、塗工膜
の凝集力よりも大きいことが必要である。言い換えれ
ば、凝固性物質は、塗工膜よりも強固に固化しなければ
ならない。凝固性物質の固化後の凝集力が塗工膜の凝集
力よりも小さいと、凝集性物質を含浸させた部分の塗工
膜を完全且つ正確に取り除くことが困難になる。すなわ
ち、パターン部の集電体表面に塗工膜の一部がこびりつ
いたまま残ったり、パターンエッジの切れが悪くてパタ
ーンの寸法精度が落ちたり、また、塗工膜に対する多孔
性シートの接着性が弱くて多孔性シートごと塗工膜を剥
離することができなくなったりする。
【0036】本発明において「凝集力」とは、狭義の凝
集力のみを指しているのではなく、物質を固化させ、あ
るいは固化状態を維持するために作用する力全般を意味
している。従って、本発明における「凝集力」には、狭
義の凝集力である原子間または分子間引力が包含される
のはもちろんのこと、例えば、原子間の共有結合のよう
な化学的結合に寄与する力も包含される。
【0037】凝固性物質は、いかなる機構で固化するも
のであっても差し支えない。例えば、重合性または架橋
性液状物質のように化学反応によって不可逆的に固化す
る材料を使用することもできる。しかしながら、不可逆
的に固化するものよりも、一定の条件に従って可逆的に
固化と液状化を繰り返す材料の方が便利である。例え
ば、常温では固体であり且つ加温すると液状となる物質
は、加熱により流動性を調節できるので、実際の作業に
おいて非常に使いやすい。
【0038】常温では固体であり且つ加温すると液状と
なる物質としては、熱溶融性物質を好適に使用できる。
熱溶融性物質としては、エチレン系又はプロピレン系の
ホモポリマー又はコポリマー(例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン共重合体、プロピレン共重合
体など)を1種又は2種以上含有する熱可塑性樹脂や、
有機または無機のワックス等を例示できる。
【0039】凝固性物質として熱溶融性物質を使用する
場合、その融点は、20〜250℃の範囲が好ましく、
60℃以上または150℃以下の範囲が特に好ましい。
融点が低すぎると室温下で柔らかすぎるため、その取り
扱いが難しく、生産性が劣ってくる。一方、融点が高す
ぎるとエネルギー的に不経済になる。
【0040】溶融性物質の溶融時粘度は、10〜500
00cpsの範囲が好ましく、400cps以上または
6000cps以下の範囲が特に好ましい。溶融時の粘
度が高すぎると凝固性物質が塗工膜中の微細な空隙に浸
透しにくいので、浸透時間が長くなり、生産性に劣って
くる。一方、溶融時の粘度が低すぎると、凝固性物質が
毛細管現象により塗工膜中に広がりすぎてしまうので、
凝固性物質を正確にパターン状に含浸させることが困難
になる。また、パターン部の塗工膜を剥離する際の作業
性を向上させるためには、凝固性物質と基体である集電
体との密着強度がなるべく小さい方が好ましい。
【0041】塗工膜のパターン部に含浸させた凝固性物
質は、液状の状態にあるうちに塗工膜中の微細な空隙を
通り、集電体と塗工膜の界面にまで達する必要がある。
もし、凝固性物質が界面まで達する前に固化すると、剥
離によってパターン状に露出させた集電体の表面に塗工
膜の一部が残ってしまう。凝固性物質として熱溶融性物
質を使用する場合には、集電体を加温して熱溶融性物質
の固化を遅らせたり、熱溶融性物質の温度を十分に高く
して固化するまでの時間を長くしたり、または溶融粘度
の低い熱溶融性物質を選択して浸透速度を速くしたりす
ることによって、このような問題を回避することができ
る。
【0042】凝固性物質3を塗工膜2にパターン状に含
浸させるためには、例えば、液状の凝集性物質を塗工膜
の所定位置に、ディスペンサー、グラビアロールまたは
ダイヘッド等の一般的な塗布装置を使って塗布する。凝
固性物質が溶融性物質の場合には、溶融した凝固性物質
を塗工膜上にパターン状に塗布する方法の他に、パター
ン状に成型した凝固性物質を塗工膜上に配置し、塗工膜
を加熱することにより塗工膜に接した凝固性物質を溶融
させる方法、パターン状に成型した凝固性物質を、加熱
した塗工膜上に所定の圧力で押し付けることにより塗工
膜に接した凝固性物質を溶融させる方法、または固形の
凝固性物質を加熱した塗工膜上に所定圧力で押し付けな
がら塗工膜上を移動させ、その軌跡でパターンを形成す
る方法等を採用することもできる。
【0043】以上の含浸工程によって、寸法精度に優れ
る含浸塗工部のパターンを形成することができる。
【0044】(c)固化工程 次に図1(c)に示すように、凝固性物質をパターン状
に含浸させた含浸塗工膜部4上に、多孔性シート5を接
触させて、含浸塗工膜部4内または含浸塗工膜部4上の
凝固性物質の一部を多孔性シート5内に移行させる。こ
の移行によって、含浸塗工部4に対応する部分の多孔性
シートにも、含浸部6aが形成される。その後、含浸塗
工膜部4の凝固性物質と多孔性シート5内の凝固性物質
とを一体的に固化する。
【0045】集電体10の表面まで到達して固化した凝
固性物質は、通常、集電体10に弱く付着しているた
め、含浸塗工部4を容易に剥離することができる。含浸
塗工膜部4を剥離するためには、集電体にテンションを
かけて湾曲させることによって含浸塗工膜部4を集電体
から浮き上がらせてもよく、ヘラ状のものでかき取って
もよく、粘着テープで剥してもよく、エアーで吹き飛ば
してもよい。しかし、作業効率を考えた場合、集電体に
テンションをかけたりヘラやエアガンを用いたりする方
法よりも、全ての含浸塗工部4を一度の操作で一括して
除去できる方法をとるほうが効率的である。またヘラや
エアガンによる場合には、細かい剥離片が出る。
【0046】これに対して本発明では、多孔性シート5
を使用することによって、含浸塗工部4を一括して剥離
するので、作業効率が非常によくなる。しかも、ヘラや
エアガンによる場合と異なり、細かい剥離片が出ない。
【0047】また、凝集性物質を利用して塗工膜を剥離
する方法では、凝集性物質の種類によっては、凝集性物
質を含浸、固化させた部分の塗工膜がひび割れてしまう
場合がある。特に、凝集力の大きい凝集性物質は、電極
塗工膜の剥離を容易にするが、その反面、塗工膜のひび
割れを引き起こしやすい。このような塗工膜のひび割れ
は幾つかの悪影響をもたらす。先ず第1には、ひび割れ
た部分の塗工膜を剥離すると、基体の露出面にひび割れ
跡が残ると言う問題がある。ひび割れ跡は、微量の塗工
膜がひびのあった部分に沿ってすじ状に残存している状
態であるから、パターン部の剥離が充分でないことを意
味する。ひび割れ跡の塗工膜は、凝集性物質の塗布と剥
離を2回以上繰り返すことにより完全になくすことがで
きるが、そうすると生産性が極めて悪くなるし、パター
ンの寸法精度も落ちる。第2には、ひび割れがパターン
エッジ付近に生じると、凝集性物質を含浸、固化させた
塗工膜の破片が塗工膜のパターンエッジ部分に残りやす
くなると言う問題がある。この事態は、パターンエッジ
の切れが悪いことを意味し、パターンの寸法精度を悪化
させる。
【0048】これに対して本発明では、含浸塗工膜部4
の上に、凝集性物質が液状の時に多孔性シート5を貼り
付けるので、除去したい部分の塗工膜がひび割れにく
い。従って、基体の露出部分にひび割れ跡が残りにくい
し、パターンエッジの切れも良い。
【0049】多孔性シート5としては、例えば、ポリエ
ステルメッシュ、金属メッシュ、布、紙、不織布等を使
用することができる。
【0050】多孔性シート5の厚さは、後の剥離工程で
含浸塗工膜部4と共に支障無く剥離できる強度があるの
であればできるだけ薄い方がよい。その好ましい厚さは
400μm以下であり、特に好ましくは40〜120μ
m以下である。厚みが400μm以上になると、含浸塗
工部に存在する溶融した凝固性物質の大部分が毛細管現
象により多孔性シート内に移行してしまうので、含浸塗
工部4をきれいに剥離できない場合がある。
【0051】また、多孔性シート5の繊維径や開口率
が、パターンの形成に影響を及ぼす場合がある。多孔性
シートの繊維径は、好ましくは150μm以下とし、特
に好ましくは30〜70μm以下とする。繊維径が15
0μmより太い場合には、多孔性シートと凝固性物質の
接着力(食いつき)が弱くなる。多孔性シートの開口率
は、できるだけ大きい方がよい。メッシュシート(ポリ
エステルメッシュ、金属メッシュ等)の場合には、開口
率を30%以上とするのが好ましく、50〜80%以上
とするのが特に好ましい。開口率が30%より小さい場
合には、多孔性シート内へ凝固性物質を浸透させるのに
時間がかかるため、凝固性物質と多孔性シートとの間の
気泡の噛み込みによる多孔性シートの貼り付き不良や、
毛細管現象によるパターンエッジの広がりなどが起こり
易い。ここで開口率とは、メッシュシートを上から見た
時にすき間部分が占める面積(繊維が占めていない領
域)を、シート全体の面積に対する比として表わしたも
のである。メッシュシートの開口率は、繊維の太さや織
り方によって変動する。
【0052】凝固性物質として溶融性物質を用いる場合
には、溶融した凝固性物質を含浸塗工部4の空隙にしみ
こませ、固化する前に、前記多孔性シート5を含浸塗工
部4の表面に接触させ、含浸塗工部4の凝固性物質の一
部を多孔性シート5内にしみこませた後、冷却・固化さ
せることにより、含浸塗工部4と多孔性シート5とを一
体的に固化させることができる。
【0053】また、別の方法としては、溶融した凝固性
物質を含浸塗工部4の空隙にしみこませ、冷却・固化し
た後に、前記多孔性シート5を含浸塗工部4の表面に接
触させ、その接触部分を加熱して凝固性物質を再溶融
し、その一部を多孔性シート5内にしみこませた後、再
び冷却・固化させることにより含浸塗工部4と多孔性シ
ート5とを一体的に固化させることもできる。ここで、
接触部分の加熱方法としては、熱ロール、ヒーター板、
ドライヤー、赤外線等の各種の方法が使用可能である。
金属メッシュを用いる場合には、IH(高周波誘導)加
熱により直接メッシュを発熱させてもよい。または、ニ
クロム線等の発熱体を多孔性シートとして用いてもよ
い。
【0054】さらに別の方法としては、溶融した凝固性
物質を含浸塗工部4の空隙にしみこませ、冷却・固化し
た後に、加熱した多孔性シート5を含浸塗工部4の表面
に接触させ、接触部分の凝固性物質を再溶融し、多孔性
シート5を含浸塗工部4に食い込ませた後、再び冷却・
固化させることにより含浸塗工部4と多孔性シート5と
を一体的に固化する。ここで、多孔性シート5は、例え
ば、熱ロール、ヒーター板、ドライヤー、赤外線等の各
種方法であらかじめ加熱しておくことができる。金属メ
ッシュを用いる場合には、あらかじめIH(高周波誘
導)加熱しておいてもよい。ニクロム線等の発熱体を多
孔性シートに用い、あらかじめ加熱しておいてもよい。
【0055】このような何れかの方法により、含浸塗工
部4と多孔性シート5とを一体的に固化することができ
るため、次の剥離工程で含浸塗工部の一括除去が可能に
なる。
【0056】(d)剥離工程 最後に、塗工膜2内の凝固性物質と多孔性シート5内の
凝固性物質とが一体的に固化した状態で、凝固性物質を
含浸する含浸塗工膜部4を、その上に貼り付いている多
孔性シート5ごと剥離して、集電体10表面をパターン
状に露出させて未塗工部8を得る。
【0057】多孔性シート5を用いた剥離工程におい
て、多孔性シート5がたるんだ状態、すなわち多孔性シ
ート5の含浸部6aの面と未含浸6bの面とが平行でな
くなるような状態(屈曲したり、ゆがんだりするような
状態)で含浸塗工膜部4を集電体10から剥離させよう
とすると、含浸塗工膜部4と多孔性シート5の界面で剥
離が起こり、含浸塗工膜部4が集電体10の上に残った
ままになることが多い。これに対して図2の(a)およ
び(b)に示すように、多孔性シート5にテンションを
かけ、たるみをなくした状態のままで剥離作業すると、
含浸塗工部の一部を集電体上に残すことなく、きれいに
除去することができる。
【0058】多孔性シート5にテンションをかけた状態
で剥離する際には、図3に示すように、引き剥がしロー
ル26を基点にして、電極板の原反12の方を多孔性シ
ート5から離していくようにして剥離を行うのが好まし
い。なお、多孔性シート5として、ある程度の強度をも
つプラスチック板のような非可撓性シートを用いる場合
には、そのままでもテンションがかかっているのと同じ
状態で剥離を行なえるので、引き剥がしロールが不要で
ある。
【0059】多孔性シートは枚葉状のものであってもよ
いし、長尺状のものであってもよい。図4に、長尺状の
多孔性シートの使用例を示す。図4の方法によれば、長
尺の多孔性シート5は、テンションをかけた状態で繰り
出しロール21から繰り出され、支持ロール23、23
で支持され、巻取りロール22に巻き取られて行く。一
方、電極板の原反12は、繰り出しロール24から繰り
出され、支持ロール23で支持され、巻取りロール25
に巻き取られて行く。電極板の原反12には、先ず塗布
装置29によって溶融状態の凝固性物質がパターン状に
含浸され、次に電極板の原反12と多孔性シート5とが
重ね合わされ、次に冷却・固化装置30によって冷却、
固化が行われる。それから、引き剥がしロール26を基
点にして、電極板の原反12の方を多孔性シート5から
離していくようにして剥離が行われ、最後に、パターン
状の集電体露出部が形成された長尺の電極板が巻取りロ
ール25に巻き取られる。図4に示す方法によれば、長
尺の電極板を連続的に製造することができる。
【0060】図5は、多孔性シート5にテンションをか
けた状態で引き剥がしロール26を水平移動させること
によって、電極板の原反12の方を多孔性シート5から
離していくようにして剥離を行う方法を示したものであ
る。
【0061】なお多孔性シートは、1回の剥離で使い捨
てにしてもよいし、洗浄や清掃して再使用してもよい。
【0062】以上の(a)〜(d)の工程を順次経るこ
とによって、所望の未塗工部パターンを有する非水電解
液2次電池用電極板を、短時間で効率よく製造すること
ができる。また、得られた電極板の未塗工部は、パター
ンの寸法精度に優れ、パターンエッジからの粉落ちがな
く、且つ、ひび割れ跡も残っていない。
【0063】上記電極板を用いて2次電池を作製する際
には、電池の組立工程に移る前に塗工膜中の水分を除去
するために、加熱処理や減圧処理等をあらかじめ行うこ
とが好ましい。
【0064】この電極板を用いて、例えばリチウム系2
次電池を作製する場合には、溶質であるリチウム塩を有
機溶媒に溶かした非水電解液が用いられる。この際に使
用される有機溶媒としては環状エステル類、鎖状エステ
ル類、環状エーテル類、鎖状エーテル類等を例示でき
る。より具体的には、環状エステル類としては、プロピ
レンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロ
ラクトン、ビニレンカーボネート、2−メチル−γ−ブ
チロラクトン、アセチル−γ−ブチロラクトン、γ−バ
レロラクトン等を例示できる。鎖状エステル類として
は、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ
ブチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、メチル
エチルカーボネート、メチルブチルカーボネート、メチ
ルプロピルカーボネート、エチルブチルカーボネート、
エチルプロピルカーボネート、ブチルプロピルカーボネ
ート、プロピオン酸アルキルエステル、マロン酸ジアル
キルエステル、酢酸アルキルエステル等を例示できる。
環状エーテル類としては、テトラヒドロフラン、アルキ
ルテトラヒドロフラン、ジアルキルアルキルテトラヒド
ロフラン、アルコキシテトラヒドロフラン、ジアルコキ
シテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、アルキ
ル−1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキソラン等を
例示できる。鎖状エーテル類としては、1,2−ジメト
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン、ジエチルエー
テル、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチ
レングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリ
コールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコール
ジアルキルエーテル等を例示できる。
【0065】また、上記の有機溶媒とともに非水電解液
を形成する溶質のリチウム塩としては、LiClO4
LiBF4、LiPF6、LiAsF6、LiCl、Li
Br等の無機リチウム塩、または、LiB(C
654、LiN(SO2CF32、LiC(SO2
33、LiOSO2CF3、LiOSO225、Li
OSO23 7、LiOSO249、LiOSO25
11、LiOSO2613、LiOSO 2715等の有機
リチウム塩が用いられる。
【0066】
【実施例】次に、実施例および比較例により本発明をさ
らに具体的に説明する。実施例1〜6は極めて優れた結
果を与えた。実施例7〜9は若干劣る結果を与えたが、
その原因は、多孔性シートの開口率、メッシュナンバ
ー、繊維の線径、シート厚などの因子がうまく調節され
ていなかったためと思われた。一方、比較例1〜3では
望ましい結果を得ることができなかった。特に比較例3
では、電極板の塗工膜にポリプロピレンワックスを含浸
させたにもかかわらず多孔性シートを使用しなかったた
めに、集電体上にワックスのひび割れ跡が残った。
【0067】(実施例1) (1)正極電極板 結着剤としてポリフッ化ビニリデン樹脂のワニス(呉羽
化学工業(株)製、KF#1100、12%N−メチル
−2−ピロリドン溶液)を33重量部とり、そこに、正
極活物質として1〜100μmの粒径を持ち且つ平均粒
径10μmのLiCoO2粉末を89重量部、および導
電剤としてグラファイト粉末を8重量部、それぞれ加
え、プラネタリーミキサー((株)小平製作所製)で3
0分間攪はん混合して、スラリー状の正極用塗工液を得
た。
【0068】得られた正極用塗工液を、ダイコーターに
より、厚さ20μm、幅300mmのアルミ箔からなる
集電体基体上に塗工した。塗工された集電体基体を、長
さ8mの乾燥オーブン(オーブン内が80℃、100
℃、130℃、140℃と温度区域が分かれている)中
に4m/分の速度で通過させて乾燥処理することによっ
て、乾燥膜厚が90μmの塗工膜をアルミ箔基体上に形
成した。さらに、80℃の真空オーブン中で48時間エ
ージングして水分を除去して、正極用の電極板を作製し
た。
【0069】(2)負極電極板 負極活物質としてグラファイト粉末を85重量部、結着
剤としてポリフッ化ビニリデン樹脂のワニス(呉羽化学
工業(株)製、KF#1100、12%N−メチル−2
−ピロリドン溶液)を125重量部、分散媒体としてN
−メチル−2−ピロリドンを115重量部の割合で配合
した後、前記と同様にプラネタリーミキサー((株)小
平製作所製)で30分間攪はん混合してスラリー状の負
極塗工液を得た。
【0070】得られた負極塗工液を、ダイコーターによ
り、厚さ15μm、幅300mmの圧延銅箔からなる集
電体基体上に塗工した。その後、塗工された集電体基体
を、長さ8mの乾燥オーブン(オーブン内が80℃、1
00℃、130℃、140℃と温度区域が分かれてい
る)中に2m/分の速度で通過させて乾燥処理すること
によって、乾燥膜厚が135μmの塗工膜を銅箔基体上
に形成した。さらに、正極の場合と同様に80℃の真空
オーブン中で48時間エージングして水分を除去して、
負極用の電極板を作製した。
【0071】(3)パターン形成 こうして得られた正極電極板と負極電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
ポリエステルメッシュ(日本特殊織物(株)製、TNO
70S、70メッシュ、線径71μm)をテンションを
かけながら溶融ワックスの塗布面に接触させ、ワックス
をほぼ均一にしみこませた後、ホットプレートを取り去
り、ワックスを固化させた。
【0072】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなく、メッシュに支持されており、電極板の原反をメ
ッシュから引き離すことでワックスおよびワックスがし
みこんだ部分の塗工膜は集電体界面からパターン状に容
易に剥離した。剥離したワックスおよびワックスがしみ
こんだ塗工膜は、メッシュ上にパターン形状を保ったま
ま付着していた。また、集電体上の塗工膜のパターンの
エッジはシャープであり、塗工膜の粉落ち等は認められ
なかった。
【0073】(実施例2)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、10cm×20cm×3c
mの直方体に成形加工したポリプロピレンワックス(三
洋化成工業(株)製、ビスコール550P)の板を電極
板上に静置し、5kgfの力で3秒間加圧した。その
後、ポリプロピレン板を取り去り、電極塗工膜の上に残
った溶融ワックスの塗布面にポリエステルメッシュ(日
本特殊織物(株)製、TNO70S、70メッシュ、線
径71μm)をテンションをかけながら接触させ、ワッ
クスをほぼ均一にしみこませた後、ホットプレートを取
り去り、ワックスを固化させた。
【0074】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなく、メッシュに支持されており、塗工膜の原反をメ
ッシュから引き離すことでワックスおよびワックスがし
みこんだ部分の塗工膜は集電体界面からパターン状に容
易に剥離した。剥離したワックスおよびワックスがしみ
こんだ塗工膜は、メッシュ上にパターン形状を保ったま
ま付着していた。また、集電体上の塗工膜のパターンの
エッジはシャープであり、塗工膜の粉落ち等は認められ
なかった。
【0075】(実施例3)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
ステンレスメッシュ(80メッシュ、線径54μm)を
テンションをかけながら溶融ワックスの塗布面に接触さ
せ、ワックスをほぼ均一にしみこませた後、ホットプレ
ートを取り去り、ワックスを固化させた。
【0076】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなくメッシュに支持されており、電極板の原反をメッ
シュから引き離すことでワックスおよびワックスがしみ
こんだ部分の塗工膜は集電体界面からパターン状に容易
に剥離した。剥離したワックスおよびワックスがしみこ
んだ塗工膜は、メッシュ上にパターン形状を保ったまま
付着していた。また、集電体上の塗工膜のパターンのエ
ッジはシャープであり、塗工膜の粉落ち等は認められな
かった。
【0077】(実施例4)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
不織布(日本バイリーン(株)製、KH−3002K)
をテンションをかけながら溶融ワックス塗布面に接触さ
せ、ワックスをほぼ均一にしみこませた後、ホットプレ
ートを取り去り、ワックスを固化させた。
【0078】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなくメッシュに支持されており、電極板の原反をメッ
シュから引き離すことでワックスおよびワックスがしみ
こんだ部分の塗工膜は集電体界面からパターン状に容易
に剥離した。剥離したワックスおよびワックスがしみこ
んだ塗工膜は、メッシュ上にパターン形状を保ったまま
付着していた。また、集電体上の塗工膜のパターンのエ
ッジはシャープであり、塗工膜の粉落ち等は認められな
かった。
【0079】(実施例5)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
100℃まで冷却して固化させ、ステンレスメッシュ
(80メッシュ、線径54μm)をテンションをかけな
がらワックスの表面に接触させた。メッシュの上から1
90℃に加熱した熱板を3秒間軽く触れさせ、メッシュ
と接触した部分のワックスを部分的に溶かし、メッシュ
をワックスの含浸層に食い込ませ、冷却固化した。
【0080】固化したワックスはメッシュに支持されて
おり、電極板の原反をメッシュから引き離すことでワッ
クスおよびワックスがしみこんだ部分の塗工膜は集電体
界面からパターン状に容易に剥離した。剥離したワック
スおよびワックスがしみこんだ塗工膜は、メッシュ上に
パターン形状を保ったまま付着していた。また、集電体
上の塗工膜のパターンのエッジはシャープであり、塗工
膜の粉落ち等は認められなかった。
【0081】(実施例6)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
100℃まで冷却して固化させ、予め190℃に加熱し
たステンレスメッシュ(80メッシュ、線径54μm)
をテンションをかけながらワックスの塗布面に接触さ
せ、メッシュをワックスの含浸層に食い込ませ、冷却固
化した。
【0082】固化したワックスはメッシュに支持されて
おり、電極板の原反をメッシュから引き離すことでワッ
クスおよびワックスがしみこんだ部分の塗工膜は集電体
界面からパターン状に容易に剥離した。剥離したワック
スおよびワックスがしみこんだ塗工膜は、メッシュ上に
パターン形状を保ったまま付着していてた。また、集電
体上の塗工膜のパターンのエッジはシャープであり、塗
工膜の粉落ち等は認められなかった。
【0083】(実施例7)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
ポリエステルメッシュ(日本特殊織物(株)製、TNO
40T、40メッシュ、線径200μm)をテンション
をかけながら溶融ワックスの塗布面に接触させ、ワック
スをほぼ均一にしみこませた後、ホットプレートを取り
去り、ワックスを固化させた。
【0084】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなくメッシュに支持されていた。しかしながら、電極
板の原反をメッシュから引き離す際に、塗工膜からメッ
シュが剥離しやすく、ワックスがしみこんだ部分の塗工
膜の一部が集電体表面に取り残された。
【0085】(実施例8)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
ポリエステルメッシュ(日本特殊織物(株)製、TNO
390T、390メッシュ、線径34μm、開口率23
%)をテンションをかけながら溶融ワックスの塗布面に
接触させた。
【0086】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなくメッシュに支持されていた。また、ワックスおよ
びワックスがしみこんだ部分の塗工膜を集電体表面から
メッシュごと剥離することができた。しかし、メッシュ
と溶融ワックスの間の気泡が消えるまで十数秒を要し、
メッシュと塗工膜の界面に溶融ワックスが広がってしま
い、パターン形状が崩れてしまった。
【0087】(実施例9)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅100mm、
長さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、
不織布(日本バイリーン(株)製、FC−406、厚さ
420μm)をテンションをかけながら溶融ワックスの
塗布面に接触させた。
【0088】固化したワックスは大きなヒビが入ること
もなくメッシュに支持されていた。しかしながら、塗工
膜の表面に載っていた溶融ワックスの大部分は不織布に
吸い込まれてしまったせいで、電極板の原反を不織布か
ら引き離す際に、塗工膜から不織布が剥離しやすくな
り、ワックスがしみこんだ部分の塗工膜の一部が集電体
表面に取り残された。
【0089】(比較例1)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板の上に、幅1
0mm、長さ200mmの粘着テープを貼り、これを剥
すことによって未塗工部を作製した。
【0090】剥離面には、多量の塗工膜が残り、また、
パターンのエッジはシャープでなく、塗工膜の粉落ちが
認められた。
【0091】(比較例2)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板の塗工膜をヘ
ラでこすり落とすことで、幅10mm、長さ200mm
の未塗工部を作製した。
【0092】剥離面には、多量の塗工膜が残りパターン
を形成するのは困難であった。また、集電体に傷が付い
てしまった。
【0093】(比較例3)実施例1と同様に正極電極板
と負極電極板を作製した。得られた電極板を、190℃
のホットプレート上に載せ、250℃に加熱溶融させた
ポリプロピレンワックス(三洋化成工業(株)製、ビス
コール550P)をホットメルトガンで幅10mm、長
さ200mm、厚さ0.6mmの帯状に塗布した後、ホ
ットプレートを取り去り、空冷により室温まで冷却し固
化させた。
【0094】固化する際、塗布したワックスには大きな
ヒビが入り、多数の細片に分かれた。細片を除去する
と、集電体の上にワックスのヒビ割れ跡が残っていた。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のパターン形
成方法および非水電解液2次電池用電極板の製造方法に
よれば、固化後の凝集力が塗工膜の凝集力よりも大きい
凝固性物質により、基体上または集電体上に形成された
塗工膜の一部と多孔性シートとを一体的に固化させ、塗
工膜を形成した基体から多孔性シートを引き剥すことに
よって、未塗工部パターンを形成することができるの
で、未塗工部パターンの形成が短時間で効率よく行うこ
とができる。この方法は機械的手段を用いないため、剥
離部のエッジからの塗工膜の粉落ちを引き起こさず、寸
法精度に優れたパターンを形成することができる。そし
て、このパターン形成方法を応用することによって、寸
法精度に優れ、ひび割れ跡がなく、しかもパターンエッ
ジから粉落ちしない、信頼性に優れた非水電解液2次電
池用電極板を得ることができる。
【0096】また、凝固性物質として再溶解および再固
化を繰り返すことのできる材料を用いることによって、
いくつかの工程を選択することができるため、連続的な
製造ラインにも間欠的な製造ラインにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン形成方法および非水電解液2
次電池用電極板の製造方法の一例を示す工程模式図であ
る。
【図2】剥離工程の一例を示す模式図である。
【図3】剥離工程の別の一例を示す模式図である。
【図4】剥離工程の別の一例を示す模式図である。
【図5】剥離工程の別の一例を示す模式図である。
【図6】一般的な円筒型リチウムイオン2次電池の構造
を示す斜視図である。
【図7】未塗工部のパターンを有する電極板の一例を示
す平面図である。
【図8】未塗工部のパターンを有する電極板の別の一例
を示す平面図である。
【符号の説明】
2…電極塗工膜 3…凝固性物質 4…含浸塗工膜部 5…多孔性シート 6a…シートの含浸部 6b…シートの未含浸部 8…未塗工部 10…集電体 12…電極板の原反 21…多孔性シートの繰り出しロール 22…多孔性シートの巻取りロール 23…支持ロール 24…電極板の繰り出しロール 25…電極板の巻取りロール 26…引き剥しロール 29…塗布装置 30…冷却・固化装置 41…円筒型リチウム2次電池 42…正極板 43…負極板 44…セパレーター 45…非水電解液 46…正極リード端子 47…負極リード端子 48…正極 49…負極

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に形成された多孔質塗工膜に、固
    化後の凝集力が前記塗工膜の凝集力よりも大となる液状
    の凝固性物質を所望のパターン状に含浸させる工程と、 凝固性物質を含浸させた部分の塗工膜上に多孔性シート
    を接触させて、塗工膜の内部または表面に存在する液状
    の凝固性物質の一部を多孔性シート内に移行させ、塗工
    膜内の凝固性物質と多孔性シート内の凝固性物質とを一
    体的に固化させる工程と、 塗工膜内の凝固性物質と多孔性シート内の凝固性物質と
    が一体的に固化した状態で、凝固性物質を含浸する部分
    の塗工膜を、その上に貼り付いている多孔性シートごと
    剥離して、基体表面をパターン状に露出させる工程とを
    少なくとも有することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 基体表面をパターン状に露出させる前記
    工程において、前記多孔性シートにテンションをかけ弛
    まないようにしながら、これを基体から引き剥すことに
    より、凝固性物質を含浸する部分の塗工膜を多孔性シー
    トごと剥離することを特徴とする請求項1に記載のパタ
    ーン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記の凝固性物質が、常温で固体であ
    り、加温によって液状となる物質である請求項1に記載
    のパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 集電体の表面を所望のパターンに露出さ
    せた非水電解液2次電池用電極板の製造方法であって、 集電体と、少なくとも活物質と結着剤とを含有する電極
    塗工液を当該集電体上に塗布・乾燥して形成した塗工膜
    とを有する電極板を準備する工程と、 前記の塗工膜に、固化後の凝集力が前記塗工膜の凝集力
    よりも大となる液状の凝固性物質を所望のパターン状に
    含浸させる工程と、 凝固性物質を含浸させた部分の塗工膜上に多孔性シート
    を接触させて、塗工膜の内部または表面に存在する液状
    の凝固性物質の一部を多孔性シート内に移行させ、塗工
    膜内の凝固性物質と多孔性シート内の凝固性物質とを一
    体的に固化させる工程と、 塗工膜内の凝固性物質と多孔性シート内の凝固性物質と
    が一体的に固化した状態で、凝固性物質を含浸する部分
    の塗工膜を、その上に貼り付いている多孔性シートごと
    剥離して、集電体表面をパターン状に露出させる工程と
    を少なくとも有することを特徴とする、非水電解液2次
    電池用電極板の製造方法。
  5. 【請求項5】 集電体表面をパターン状に露出させる前
    記工程において、前記多孔性シートにテンションをかけ
    弛まないようにしながら、これを集電体から引き剥すこ
    とにより、凝固性物質を含浸する部分の塗工膜を多孔性
    シートごと剥離することを特徴とする、請求項4に記載
    の非水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記凝固性物質が、常温で固体であり、
    加温によって液状となる物質である請求項4に記載の非
    水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  7. 【請求項7】 常温で固体であり加温によって液状とな
    る前記物質が、熱可塑性樹脂、または有機もしくは無機
    のワックスである請求項6に記載の非水電解液2次電池
    用電極板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性樹脂が、エチレン系または
    プロピレン系のホモポリマー又はコポリマーの中から選
    ばれる少なくとも一種からなる熱可塑性樹脂である請求
    項7に記載の非水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  9. 【請求項9】 常温で固体であり加温によって液状とな
    る前記物質の融点が、20〜250℃の範囲である請求
    項6に記載の非水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  10. 【請求項10】 常温で固体であり加温によって液状と
    なる前記物質の溶融時の粘度が、10〜50000cp
    sの範囲である請求項6に記載の非水電解液2次電池用
    電極板の製造方法。
  11. 【請求項11】 準備した前記電極板の塗工膜上に、溶
    融した凝固性物質を含浸させ、含浸させた凝固性物質が
    固化する前に多孔性シートを接触させて溶融状態の凝固
    性物質の一部を多孔性シート内にしみ込ませ、その後、
    凝固性物質を冷却、固化し、固化した凝固性物質を含浸
    する部分の塗工膜をその上に貼り付いている多孔性シー
    トごと剥離することを特徴とする、請求項6に記載の非
    水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  12. 【請求項12】 準備した前記電極板の塗工膜上に、溶
    融した凝固性物質を含浸させ、一旦冷却、固化させた
    後、凝固性物質を含浸する部分の塗工膜上に多孔性シー
    トを接触させ、その接触部分を加熱して凝固性物質の一
    部を再溶融して多孔性シート内にしみ込ませ、その後、
    凝固性物質を再び冷却、固化し、固化した凝固性物質を
    含浸する部分の塗工膜をその上に貼り付いている多孔性
    シートごと剥離することを特徴とする、請求項6に記載
    の非水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  13. 【請求項13】 準備した前記電極板の塗工膜上に、溶
    融した凝固性物質を含浸させ、一旦冷却、固化させた
    後、凝固性物質を含浸する部分の塗工膜上に加熱した多
    孔性シートを接触させ、凝固性物質の一部を再溶融させ
    ると共に多孔性シートを凝固性物質を含浸する塗工膜に
    食い込ませ、その後、凝固性物質を再び冷却、固化し、
    固化した凝固性物質を含浸する部分の塗工膜をその上に
    貼り付いている多孔性シートごと剥離することを特徴と
    する、請求項6に記載の非水電解液2次電池用電極板の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記多孔性シートが、ポリエステルメ
    ッシュ、金属メッシュ、布、紙または不織布である請求
    項4に記載の非水電解液2次電池用電極板の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項4乃至14の何れかに記載され
    た方法により製造された非水電解液2次電池用電極板。
JP9049376A 1996-06-17 1997-03-04 パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板 Pending JPH10247490A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9049376A JPH10247490A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板
EP97304213A EP0814521B1 (en) 1996-06-17 1997-06-16 Process for producing porous coating layer and process for producing electrode plate for secondary battery with nonaqueous electrolyte
US08/876,983 US6162264A (en) 1996-06-17 1997-06-16 Process for producing porous coating layer electrode plate for secondary battery with nonaqueous electrolyte process for producing same and sheet for peeling active material layer
DE69711269T DE69711269T2 (de) 1996-06-17 1997-06-16 Verfahren zur Herstellung von poröser Beschichtung und Verfahren zur Herstellung einer Elektrodenplatte für Sekundärbatterie mit nichtwässerigem Elektrolyt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9049376A JPH10247490A (ja) 1997-03-04 1997-03-04 パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10247490A true JPH10247490A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12829317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9049376A Pending JPH10247490A (ja) 1996-06-17 1997-03-04 パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10247490A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7575606B2 (en) 2004-02-20 2009-08-18 Panasonic Corporation Method for producing lithium ion secondary battery

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7575606B2 (en) 2004-02-20 2009-08-18 Panasonic Corporation Method for producing lithium ion secondary battery
US8302559B2 (en) 2004-02-20 2012-11-06 Panasonic Corporation Method of producing lithium ion secondary battery

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6162264A (en) Process for producing porous coating layer electrode plate for secondary battery with nonaqueous electrolyte process for producing same and sheet for peeling active material layer
US6315801B1 (en) Process for producing an electrode plate with a terminal mounting portion and/or an identification mark
CN100334752C (zh) 锂离子二次电池的制备方法
US6152971A (en) Electrode plate for secondary battery with nonaqueous electrolyte and process for producing same
US6423446B1 (en) Electrode plate for secondary battery with nonaqueous electrolyte and process for producing same
JP4643780B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法
JP4612132B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板又は該電極板の中間製品、及びその製造方法
JP2000040506A (ja) 非水電解液二次電池用電極板およびその製造方法
WO2024243820A1 (zh) 极片处理系统、处理极片的方法
JPH1064525A (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法
US20020172755A1 (en) Method of fabrication of composite electrodes in lithium ion battery and cells
JP3626558B2 (ja) パターン形成方法及び非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JP4619465B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JP3990033B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JPH1064526A (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法
JPH10247490A (ja) パターン形成方法、非水電解液2次電池用電極板の製造方法および非水電解液2次電池用電極板
JPH11185734A (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法
JPH08250110A (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JP3590220B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JPH10255772A (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JP4426661B2 (ja) 非水電解液二次電池用電極板及びその製造方法
JPH10284064A (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JPH11329417A (ja) 非水電解液二次電池用電極板およびその製造方法
JPH10223209A (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法
JPH10223208A (ja) 非水電解液二次電池用電極板の製造方法