JPH10247953A - 受信機 - Google Patents
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- JPH10247953A JPH10247953A JP4813197A JP4813197A JPH10247953A JP H10247953 A JPH10247953 A JP H10247953A JP 4813197 A JP4813197 A JP 4813197A JP 4813197 A JP4813197 A JP 4813197A JP H10247953 A JPH10247953 A JP H10247953A
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Abstract
オフセット電圧が、受信機から出力されるべき復調デー
タのデータ判定に用いられるベースバンド信号に与える
データ誤り判定の原因を排除することのできる受信機を
得る。 【解決手段】 信号を受信する受信回路固有の直流オフ
セット電圧を出力する直流オフセット電圧出力手段10
0と、受信回路が受信した受信信号から生成され受信回
路固有の直流オフセット電圧成分を含んだベースバンド
信号から直流オフセット電圧出力手段が出力した直流オ
フセット電圧成分を相殺し出力する直流オフセット電圧
相殺手段101とを備えた。
Description
成されたベースバンド信号を可変利得アンプにより増幅
する構成の受信機において、このベースバンド信号に含
まれる受信回路固有の直流オフセット電圧成分の影響を
排除する受信機に関する。
は、小形化、軽量化が進んでいる。小形で軽量な受信機
として、ダイレクトコンバージョン受信機と呼ばれる受
信機がある。ダイレクトコンバージョン受信機は、アン
テナを介して受信されたRF(Radio Frequency)信号
を、IF(Intermediate Frequency)信号に変換する
ことなく、ベースバンド信号に直接変換することから、
IF信号に対する増幅、フィルタリング等の処理が不要
となり、その分、所要部品が低減できて受信機の小形
化、軽量化が図れるという利点がある。
ダイレクトコンバージョン受信機”,添谷 みゆき、上
野 隆、鶴見 博史 著、電子情報通信学会春季大会B
−322、1993.に記載された従来のダイレクトコ
ンバージョン受信機の構成図である。
はバンドパスフィルタ、4a、4bはミクサであり、バ
ンドパスフィルタ3の出力信号は2分岐されて、それぞ
れミクサ4a、4bの一方の入力端子に入力されるよう
になっている。
bは可変利得アンプで、ローパスフィルタ6a、6bの
出力信号はそれぞれ可変利得アンプ8a、8bの一方の
入力端子に入力されるようになっている。
12はデータ判定器、13は入力された信号の位相をπ
/2移相する移相器、14はキャリア発振器であり、キ
ャリア発振器14の出力信号(キャリア信号)は2分岐
されてそれぞれミクサ4aの一方の入力端子と、移相器
13に入力されるようになっている。また、移相器13
の出力信号(π/2移相された信号)は、ミクサ4bの
一方の入力端子に入力されるようになっている。
るための利得制御電圧生成器であり、利得制御電圧生成
器15には、A/D変換器10a、10bの出力信号が
入力されると共に、利得制御電圧生成器15からの出力
信号(制御電圧)がそれぞれ可変利得アンプ8a、8b
の入力端子にそれぞれ入力されるようになっている。
クトコンバージョン受信機の動作について図10を参照
して説明する。
ド信号を含むRF(R0adio Frequency)信号は、アン
プ2に入力されてある予め定められた固定増幅率で増幅
される。そして、アンプ2の出力信号は、バンドパスフ
ィルタ3に入力されて不要な周波数成分が除去される。
は、2分岐されて、一方の信号はミクサ4aに入力さ
れ、ミクサ4aでキャリア発振器14からの後述するよ
うな出力信号(キャリア信号)と乗積される。
1を介して受信された信号と同一周波数のキャリア信号
を出力している。従って、ミクサ4aの出力信号(乗積
された信号)には、ベースバンド信号とキャリア信号の
周波数(キャリア周波数)の2倍の周波数の信号とが含
まれている。
2分岐された他方の信号は、ミクサ4bに入力されて移
相器13の出力信号と乗積される。ミクサ4bの出力信
号は、後述するように、ローパスフィルタ6bに入力さ
れてベースバンド信号が取り出される。
a、4bの出力信号から、不要なキャリア周波数の2倍
の周波数信号を除去して、それぞれベースバンド信号の
みを出力する。
たベースバンド信号は、それぞれ可変利得アンプ8a、
8bに入力されて、それぞれA/D変換器10a、10
bに入力するために予め定められた適正なある振幅まで
増幅される。
それぞれA/D変換器10a、10bによりディジタル
信号に変換される。A/D変換器10a、10bの出力
信号はそれぞれ2分岐され、分岐された一方の信号は共
にデータ判定器12に入力される。
の入力に基づいて出力されるべきデジタルデータが判定
され、その判定結果として、データ判定器12から復調
データが出力される。
れぞれ出力されてさらに分岐され、データ判定器12に
入力されない他方の信号は、共に利得制御電圧生成器1
5に入力され、利得制御電圧生成器15は、それら入力
信号に基づいて、可変利得アンプ8a、8bの利得を制
御するための制御信号となる制御電圧を決定して可変利
得アンプ8a、8bに出力する。
ずれも利得制御電圧生成器15の制御信号(制御電圧)
に対応して利得(増幅率)を変化させる。
/D変換器10a、10bからそれぞれ出力されてさら
に分岐された信号である入力信号に基づいて、入力信号
が予め定められた規定値未満である場合には、可変利得
8a、8bの利得が増加するような制御信号(制御電
圧)を出力し、逆に、この規定値を越える場合には、可
変利得アンプ8a、8bの利得が減少するような制御電
圧を出力する。
A/D変換器10aに、また可変利得アンプ8bからA
/D変換器10bにそれぞれ出力される信号が常に一定
の振幅になるようにしている。
このように構成されており、ダイレクトコンバージョン
受信機を、特に、陸上の移動体通信に使用する場合で
は、基地局と移動体との距離が大きく変わることにより
受信信号電力が大きく変化し、さらに、フェージングに
よっても受信信号電力が大きく変化するので、A/D変
換器10a、10bの入力信号振幅を一定にするために
可変利得アンプ8a、8bの利得の増幅率を、例えば8
0(dB)という大きな値にする必要がある。
6a、6bの内部や、可変利得アンプ8a、8bの内部
では、この回路固有の直流のオフセット電圧成分(以
下、DCオフセットという)が発生し、可変利得アンプ
8a、8bの入力点には、ローパスフィルタ6a、6b
で発生するDCオフセットと、可変利得アンプ8a、8
bの内部で発生するDCオフセットが存在している。
ではあるが、ベースバンド信号を増幅する可変利得アン
プ8a、8bの最大利得が大きい場合は、これらDCオ
フセットが大きく増幅されて可変利得アンプ8a、8b
から出力され、A/D変換器10a、10bにそれぞれ
入力されるベースバンド信号には大きく増幅されたDC
オフセットが含まれる。
入力信号にそれぞれ含まれる増幅されたDCオフセット
は、後段のデータ判定器12におけるデータ判定の際
に、データの誤判定の原因となりビット誤り率特性が劣
化するという問題点がある。
端のDCオフセットが僅かに100(μV)であったと
しても、最大利得が80(dB)(真数で表すと10
80/20=104)の場合は、 100μV ×104=1(V) (1) となるので、最大利得時では、A/D変換器10a、1
0bに入力されるベースバンド信号には、DCオフセッ
トの影響のない本来であれば、数mVであるはずなの
に、1(V)という非常に大きなDCオフセットが含ま
れる。
イレクトコンバージョン受信機”、三村 政博、大庭
基、長谷川 誠、牧本 三夫、横崎 克司 著、電子情
報通信学会春季大会B−211、1991.に示され
た、従来のダイレクトコンバージョン受信機を図11に
示す。
構成として、11a、11bはそれぞれハイパスフィル
タであり、可変利得アンプ8a、8bの出力はそれぞれ
ハイパスフィルタ11a、11bに入力され、ハイパス
フィルタ11a、11bの出力はA/D変換器10a、
10bに入力されるようになっている。
信機では、可変利得アンプ8aとA/D変換器10aと
の間に挿入したハイパスフィルタ11aと、可変利得ア
ンプ8bとA/D変換器10bとの間に挿入したハイパ
スフィルタ11bとによって、それぞれDCオフセット
が除去される。
コンバージョン受信機では、以下に述べるとおり、変調
方式によってはベースバンド信号のスペクトルの一部が
削除されてしまうという問題点がある。
受信機は、送信信号が周波数偏移変調(frequency shi
ft keying、以下、FSK変調という)と呼ばれる変調
方式により変調されている場合のダイレクトコンバージ
ョン受信機の構成である。
a、6bから出力されるベースバンド信号のスペクトル
は、例えば数kHzの周波数近傍にのみ存在し、0Hz近
傍には存在しない。
設定したハイパスフィルタ11a、11bにより、DC
オフセット(0Hzの信号)と数kHz未満の低域周波数
成分とを同時に除去しても、ビット誤り率特性は劣化せ
ず問題はない。
用されている位相偏移変調(phaseshift keying、以
下、PSK変調という)と呼ばれる変調方式により送信
信号が変調される場合は、ローパスフィルタ6a、6b
から出力されるベースバンド信号のスペクトルは、0H
zまで連続して存在する。
は、DCオフセットの成分のみならずベースバンド信号
の低域周波数成分をも同時に除去してしまい、ベースバ
ンド信号が歪んでビット誤り率特性が劣化する。
ジョン受信機は、受信信号電力が大きく変動する通信シ
ステムに使用する場合には、大きく増幅されたDCオフ
セットのためビット誤り率特性が劣化するという問題点
がある。
来の方式では、低域周波数成分を削除してしまうので、
PSK変調波を受信する場合にはベースバンド信号のス
ペクトルの一部をも削除してしまうという問題点があっ
た。
点を解決するためになされたもので、受信機から出力さ
れるべき復調データのデータ判定の際にデータ誤り判定
の原因となるベースバンド信号に含まれる受信機の回路
内部で発生するこの回路固有のオフセット電圧を排除す
ることのできる受信機を得ることを目的とする。
は、位相変移変調されたラジオ信号を受信してベースバ
ンド信号を生成すると共に前記ラジオ信号の電力に応じ
て前記ベースバンド信号を増幅する受信機において、信
号を受信する受信回路固有の直流オフセット電圧を前記
ベースバンド信号を増幅する手段と少なくとも同等な手
段を用いて出力する直流オフセット電圧出力手段と、受
信回路が受信した受信信号から生成され受信回路固有の
直流オフセット電圧成分を含んだベースバンド信号から
直流オフセット電圧出力手段が出力した直流オフセット
電圧成分を相殺し出力する直流オフセット電圧相殺手段
とを備えたものである。
通話状態での直流オフセット電圧相殺手段の出力に基づ
いて受信回路固有の直流オフセット電圧成分の大きさを
定める直流オフセット電圧制御回路を含むようにしたも
のである。
通話状態での第1の直流オフセット電圧相殺手段の出力
と非通話状態での第2の直流オフセット電圧相殺手段の
出力との平均値に基づいて受信回路固有の直流オフセッ
ト電圧成分の大きさを定める直流オフセット電圧制御回
路を含むようにしたものである。
流オフセット相殺手段の出力結果をA/D変換するA/
D変換器と、A/D変換器の出力を平滑化する平滑化回
路と、平滑化回路の出力電圧中から受信回路固有の直流
オフセット電圧成分の影響を排除する大きさに直流オフ
セット電圧の大きさを算出する直流オフセット電圧計算
回路と、タイミング制御回路から出力されるスルー信号
に基づいて直流オフセット電圧計算回路が算出する直流
オフセット電圧を出力すると共にタイミング制御回路か
ら出力されるホールド信号に基づいて直流オフセット電
圧計算回路が最後に算出した直流オフセット電圧を保持
して出力するホールド回路と、ホールド回路の出力をD
/A変換するD/A変換器とで構成されたものである。
流オフセット相殺手段の出力結果の正負を判定する判定
回路と、判定回路が出力する正負の判定結果の数を計数
して正又は負のいずれかの計数値が予め定められた数に
達した場合にその達した方の判定結果を出力して再び計
数をやり直すランダムフォークフィルタと、ランダムフ
ォークフィルタの出力に基づいて受信回路固有の直流オ
フセット電圧成分を相殺する大きさに直流オフセット電
圧の大きさを定める電圧調節回路と、タイミング制御回
路から出力されるスルー信号に基づいて電圧調整回路が
定めた直流オフセット電圧を出力すると共にタイミング
制御回路から出力されるホールド信号に基づいて電圧調
整回路が最後に定めた直流オフセット電圧を保持して出
力するホールド回路と、ホールド回路の出力をD/A変
換するD/A変換器とで構成されたものである。
後から予め定められた時刻までの間にスルー信号を出力
するようにしたものである。
ホールド信号を出力するようにしたものである。
信回路固有の直流オフセット電圧成分を相殺する予め求
められた電圧を発生する固定電圧発生手段としたもので
ある。
イレクトコンバージョン受信機)の構成図である。図1
中、前記従来例に対する新たな構成として、16a、1
6bは減算器、18a、18bは可変利得アンプであ
り、即ち可変利得アンプ8a、8b、18a、18bは
全て同様な特性を有する素子で構成され、いずれも1つ
の利得を決定するためのある入力信号(印加電圧)に基
づいて利得が決定されるようになっている。
得アンプ8a、8bの出力信号(増幅されたベースバン
ド信号)から、可変利得アンプ18a、18bの出力信
号(以下、レプリカDCオフセットという)を減算した
信号を出力するようになっている。
であり、オフセット電圧制御回路20a、20bは、共
に減算器16a、16bの出力信号をそれぞれ入力し
て、減算器16a、16bの出力信号に含まれる増幅さ
れたDCオフセットを検出し、これらのDCオフセット
を0に相殺するような電圧Ea 、Eb をそれぞれ出力す
ると共に、後述するタイミング制御回路の出力信号であ
るタイミング信号に基づいて、これらの電圧Ea 、Eb
をそれぞれ保持するようになっている。
器22は、可変利得アンプ8a、8b、18a、18b
が全て最大利得で動作させるための予め設定された電圧
を発生するようになっている。
御回路24が出力するHi レベル又はLo レベルのタイ
ミング信号に基づいて、利得制御電圧生成器15の出力
信号である出力電圧(端子A)と、電圧発生器22の出
力信号である出力電圧(端子B)のいずれか一方を、可
変利得アンプ8a、8b、18a、18bの利得(増幅
率)を決めるための電圧取り込み元として選択するよう
になっている。
力電圧は、可変利得アンプ8a、8b、18a、18b
にそれぞれ入力されて、可変利得アンプ8a、8bは共
に印加電圧に基づいた利得でローパスフィルタ6a、6
bの出力であるベースバンド信号をそれぞれ増幅して出
力するようになっている。
基づいて、可変利得アンプ18a、18bも印加電圧に
基づいた利得で、オフセット電圧制御回路20a、20
bの出力である電圧Ea 、Eb をそれぞれ増幅して出力
するようになっている。
ット電圧制御回路20a、20bにより、減算器16
a、16bの出力信号中に含まれる増幅されたDCオフ
セットを検出し、このDCオフセットを0に相殺するレ
プリカDCオフセットを生成するレプリカDCオフセッ
ト生成手段100を構成している。
述したレプリカDCオフセットを用いてこれらDCオフ
セットを0に相殺する処理を行うDCオフセット相殺手
段101を構成している。
レベル又はLo レベルのタイミング信号を出力して、こ
れら手段の動作タイミングを切り換え制御するようにな
っている。
に係る受信機の動作を図1乃至図4を参照して説明す
る。
機の起動直後)の非受信状態において、可変利得アンプ
8a、8b、18a、18bを最大利得(即ち、固定し
た利得)で動作させて、受信機の内部、前述したような
例えば可変利得アンプ8a、8bの入力点で既に発生し
ていてこの回路固有のDCオフセットを0に相殺するた
めの電圧、即ち、電圧Ea 、Eb をそれぞれ求める動作
を行う(図2のステップ1)。
通常の受信動作での利得制御電圧生成器15が行うこれ
らアンプの利得の制御において、電圧Ea 、Eb に基づ
いてこの回路固有のDCオフセットをそれぞれ相殺する
動作をそれぞれ行う(図2のステップ2)。
24から出力されるタイミング信号に基づいて切り換え
られる。
て受信機が起動すると、タイミング制御回路24はHi
レベルのタイミング信号を選択スイッチ23に出力す
る。
24のこの出力信号(Hi レベルのタイミング信号)に
基づいて、可変利得アンプ8a、8b、18a、18b
それぞれの利得を定めるための制御電圧の取り込み元を
電圧発生器22が接続された端子Bとして選択する。
b を決定する場合では、可変利得アンプ8a、8b、1
8a、18bは全て最大利得(即ち、固定した利得)で
動作させられる。
全て80(dB)、可変利得アンプ8a、8bの入力点
において既に発生しているこの回路固有のDCオフセッ
トがそれぞれ100(μV)であるとすれば、これらア
ンプが全て最大利得で動作させられる場合は前出した式
(1)より、1(V)のDCオフセットが可変利得アン
プ8a、8bの出力信号中にそれぞれ増幅されて含まれ
ている。
80(dB)で動作させられているので、オフセット電
圧制御回路20a、20bは、可変利得アンプ8a、8
b、18a、18bが全て最大利得で動作させられてい
る場合に、可変利得アンプ18a、18bから出力され
るそれぞれのレプリカDCオフセットによって、可変利
得アンプ8a、8bの出力信号中に含まれているこの回
路固有の増幅されたDCオフセットを相殺するよう、演
算器16a、16bの出力信号中にそれぞれ含まれる増
幅されたDCオフセットを検出して、これら与えようと
する電圧Ea 、Eb をそれぞれ求める。
ング制御回路24から出力されるタイミング信号の出力
により受信機が通常の受信状態になる際に、オフセット
電圧制御回路20a、20bそれぞれに保持(ホール
ド)させる。
た後、タイミング制御回路24はLo レベルのタイミン
グ信号を出力して選択スイッチ23を端子Bから端子A
へ切り換えて、受信機を通常の受信状態にする。
ルのタイミング信号への切り換えは、受信機が起動して
Hiレベルのタイミング信号を出力した後、予め定めら
れた一定の短時間経過後に行うようにする。従って、上
述した電圧Ea 、Eb は受信機起動後の短時間で算出さ
れる。
る毎に上述した電圧Ea 、Eb を求める動作をこのよう
な短時間で行うことで、温度変化などによる回路固有の
DCオフセットの発生量が電源ONの毎に異なる場合で
あっても、可変利得アンプ8a、8bの出力信号に含ま
れる増幅されたDCオフセットを新たに求めたレプリカ
DCオフセットによって相殺することができる。
してより具体的に説明する。図3は、図1から取り出し
たオフセット電圧制御回路20a周辺の構成図である。
オフセット電圧制御回路20bもオフセット電圧制御回
路20aと同様な構成であり同様な動作をするので、両
者を代表してオフセット電圧制御回路20aについて説
明する。
路20aの具体的な構成としては、例えば図4に掲げる
ものが考えられる。
減算器16aの出力信号を入力してA/D変換する。2
02aは平滑化回路であり、A/D変換器201aの出
力信号を平滑化(平均化)して雑音の影響を低減し、減
算器16aの出力信号中に含まれる増幅されたDCオフ
セットを高精度で検出するものである。
り、平滑化回路202aから出力された増幅されたDC
オフセットを入力し、このDCオフセットを0に相殺す
るために必要なレプリカDCオフセットの基となる電圧
Ea を計算して出力するようになっている。
グ制御回路24からの出力信号(タイミング信号)がH
i レベル(スルー信号)の場合は入力信号をそのまま素
通しして出力するが、このタイミング信号がLo レベル
(ホールド信号)に変化した場合にその時刻の直前の入
力信号(電圧)を保持(ホールド)し、このLo レベル
信号の受信中はその保持(ホールド)した電圧を出力し
続けるようになっている。
回路204aの出力、即ち、オフセット電圧計算回路2
03aにより計算された値(デジタル値)をアナログ電
圧に変換して出力するようになっている。
回路20aでは、オフセット電圧計算回路203aは、
以下のようにして電圧Ea を算出する。
おいて、ベースバンド信号中に含まれるDCオフセット
がxa (V)であり、可変利得アンプ18aが電圧発生
器22の出力に基づいた最大利得80(dB)(真数で
表すと1080/20=104)の固定した利得で動作させら
れ、オフセット電圧制御回路20aがaa (V)の電圧
を出力している場合に、減算器16aの出力信号に含ま
れるDCオフセットがΔa (V)であるとすれば、式
(2)が成立する。 Δa =xa −104・aa (2)
が、検出されたDCオフセットを0に相殺する電圧とし
てEa (V)を算出して、オフセット電圧制御回路20
aからaa(V)の電圧に代えてEa (V)を出力する
ことでΔa (V)を0に相殺するから、この状態では
式(3)が成立する。 Δa =xa −104・Ea =0 (3)
ると、式(4)が得られる。 Ea =Δa /104+aa (4)
で、オフセット電圧制御回路20aからの出力電圧がa
a (V)の場合、減算器16aの出力信号に含まれる増
幅されたDCオフセットであるΔa (V)が検出されれ
ば、オフセット電圧計算回路203aは、減算器16a
の出力信号に含まれる増幅されたDCオフセットを0に
相殺する電圧Ea (V)を、式(4)を用いて計算によ
り求めることができる。さらに、オフセット電圧計算回
路203aは、ホールド回路204aを介してその計算
で求めた電圧Ea (V)を出力する。
電源がONとなって受信機が起動した直後から予め定め
られたある短い一定時間内に、可変利得アンプ8a、1
8aの利得を最大利得に固定して動作させ、回路内部で
発生しているこの回路固有のDCオフセットを0に相殺
するために必要な電圧Ea を上述した処理によって決定
する。
と、タイミング制御回路24からはHi レベルのタイミ
ング信号(スルー信号)に代えてLo レベルのタイミン
グ信号(ホールド信号)が出力され、この受信機は電圧
Ea を求める状態から通常の受信状態に切り替わる。
イミング信号がHiレベルからLoレベルに切り替わった
時点で、ホールド回路204aはこのタイミング信号に
基づいてオフセット電圧計算回路203aにより計算さ
れた電圧Ea を通常の受信状態で用いる電圧として保持
(ホールド)する。
ベルのタイミング信号を受信している間は、この保持し
ている電圧Ea を出力し続け、新たな電圧Ea の算出は
行わない。
ンプ18aには既に前述のように求められてホールド回
路204に保持されている電圧Ea (V)が常に印加さ
れている。
ンテナ1を介して受信される受信信号の電力変化に応じ
て、利得電圧生成器15からの制御信号に基づいて可変
利得アンプ8aの利得も変化し、可変利得アンプ8aの
出力信号であるベースバンド信号にもその利得に応じて
増幅された回路内部で発生しているこの回路固有の増幅
されたDCオフセットが含まれる。
利得アンプ8aと同様な構成を有し、かつ前記従来例の
ように利得電圧生成器15からの制御信号に基づいて、
可変利得アンプ8aと同一の利得で動作しているので、
可変利得アンプ18aから出力されるレプリカDCオフ
セットはその利得の変化に応じて増減するが、それは可
変利得アンプ8aにより増幅されたこの回路固有のDC
オフセットを0に相殺できる量である。
フセットの成分は、上述した電圧Ea を可変利得アンプ
18aで増幅したものを用いて減算器16aにおいて0
に相殺されるので、通常の受信状態では、利得制御電圧
生成器15が出力する制御信号に基づいて可変利得アン
プ8a、18aの利得が変化しても、減算器16aの出
力、即ち、A/D変換器10aへの入力信号の振幅はD
Cオフセットの影響が排除された一定値に保たれる。
力点で減算することで、可変利得アンプ8aの入力点に
おいてDCオフセットを0に相殺する構成も考えられ
る。
発生するDCオフセットは利得と共に変化するので、電
圧Ea を可変利得アンプ8aの入力点で減算する構成で
は、ローパスフィルタ6a内部で発生するDCオフセッ
トは除去できるが、可変利得アンプ8a内部で発生して
利得と共に変化するDCオフセットまでは除去できな
い。
圧Ea を可変利得アンプ18aで増幅してから可変利得
アンプ8aの出力信号から減算するように構成している
ので、可変利得アンプ18aに可変利得アンプ8aと同
等なアンプ素子を用いることで、可変利得アンプ8a、
18aの内部で発生するDCオフセット量が利得の変化
に対応して変化するので、利得がどのように変化して
も、ローパスフィルタ6aから出力されるDCオフセッ
トと共に可変利得アンプ8a内部で発生するDCオフセ
ットをも0に相殺できる。
スバンド信号からレプリカDCオフセットを減算してい
るだけであるから、従来の構成のように、ベースバンド
信号のスペクトルが削られることなく、DCオフセット
を除去できる。また、受信機から出力されるべき復調デ
ータのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因となるベ
ースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生する
この回路固有のオフセット電圧を排除することのできる
受信機を得ることができる。
制御回路20aの入力信号を減算器16aの出力信号と
して説明したが、A/D変換器10aの出力信号として
も良い。この場合は、オフセット電圧制御回路20aに
おけるA/D変換器201aは、A/D変換器10aに
より代用されるので、構成が簡易になる。
は、図2で説明したような電源がONとなって受信機が
起動された直後の一定時間内に行うだけではなく、通常
の受信状態における非受信時に行っても良い。
う前述した電圧Ea 、Eb の設定動作を、図5に示すよ
うな動作タイミングで、受信器の受信状態の合間の非受
信状態においても断続的に行ってもよい。
より同一周波数を複数のユーザが使用する形態が取ら
れ、通信は割り当てられたタイムスロットのみで行うの
で通信の空き時間が存在する。
a 、Eb の設定動作を断続的に行う。この処理には、温
度変動等によりベースバンド信号に含まれるDCオフセ
ット量が変化した場合であっても、レプリカDCオフセ
ットがその変化に柔軟に追随できるという利点がある。
も同様に、受信器の受信状態の合間の非受信状態におい
てレプリカDCオフセットを断続的に求めるようにして
もよい。
たオフセット電圧制御回路20a、20bの構成として
は、図4に示した構成の他に以下に述べるような構成を
採用してレプリカDCオフセットを発生させても良い。
クトコンバージョン受信機)中のオフセット電圧制御回
路20aの構成図である。オフセット電圧制御回路20
a、20bは同様な構成なので、ここでも実施の形態1
と同様に両者を代表してオフセット電圧制御回路20a
について説明する。
として、206aは減算器16aの出力信号を入力し
て、その入力信号の正負を判別し、その正負に応じて2
値の信号、「1」又は「0」のいずれかを出力する比較
器である。
力信号を平滑化(平均化)すると共に、それら出力信号
「1」、「0」の出力数をそれぞれカウントしていずれ
か一方のカウント数が予め定められたあるしきい値を越
えた場合にそのカウント数に先に達した方の出力信号を
出力すると共に、そのカウントをリセットして再度カウ
ント動作を行うランダムウォークフィルタ(以下、RW
Fという)。
信号に基づいてDCオフセットを0に相殺するための電
圧を増加、減少させる制御を行う電圧制御回路である。
回路20aは、前記実施の形態1と同様に電源がONに
なって受信機が起動すると、選択スイッチ23はタイミ
ング制御回路24からのHi レベルのタイミング信号に
基づいて端子Bを選択するので、以下に示すような電圧
Ea を算出する動作を行う。
aに入力されて、その正負が判別される。比較器206
aは、入力信号が正の場合に「1」の信号を、負の場合
に「0」の信号を出力するものとすれば、減算器16a
の出力信号中に増幅された正のDCオフセットが存在す
る場合は、比較器206aの出力信号中には「1」の信
号が多く含まれる。
オフセットが存在する場合には、比較器206aの出力
信号中には「0」の信号が多く含まれている。
に入力され平滑化(平均化)されて雑音の影響が低減さ
れる。それと共に、RWF207aは、図示しない内部
カウンタを用いて、入力信号中の「1」の数のカウント
が、「0」の数のカウントより先にある予め定められた
あるしきい値以上になった場合に「1」を出力して内部
カウンタをリセットする。
が、「1」の数のカウントより先にある予め定められた
あるしきい値以上になった場合に「0」を出力して内部
カウンタをリセットする動作を繰り返す。
例えば正のDCオフセットが含まれている場合、比較器
206aからの出力信号中には前述のように「1」の信
号が多く含まれるので、RWF207aからは「1」の
信号が出力される。
の出力が「1」である場合は、減算器16aの出力信号
中にはまだ相殺されていないDCオフセットが多く含ま
れていることから、出力値(DCオフセットを相殺する
電圧)を増加させる。
る場合には、減算器16aの出力信号中ではDCオフセ
ットが相殺され過ぎていることからこの出力値を減少さ
せる。
ホールド回路204aを介してD/A変換器205aに
入力されてアナログ電圧に変換され、可変利得アンプ1
8aに入力される。そして、さらに可変利得アンプ18
aにより増幅されて、減算器16aにおいて増幅された
ベースバンド信号から減算される。
DCオフセットが存在する場合には、RWF207aか
らの出力が「1」の信号となるので、電圧制御回路20
8aは出力値を増加させ、その結果、D/A変換器20
6aの出力も増加し、可変利得アンプ18aの出力が増
加する。即ち、ベースバンド信号から減算されるレプリ
カDCオフセット量が増加して、ベースバンド信号に含
まれる正のDCオフセットが0に近づく。
Cオフセットが存在する場合も上記の場合と同様、この
場合は、比較器205aからは「0」が、RWF207
aからは「0」がそれぞれ出力され、電圧制御回路20
8aは出力値を減少させて、その結果、D/A変換器2
05aからの出力も減少し、可変利得アンプ18aから
の出力が減少する。
るベースバンド信号から減算されるレプリカDCオフセ
ットが減少して、ベースバンド信号に含まれる負のDC
オフセットが0に近づく。
様に、タイミング制御回路24からHi レベルの信号
が出力されている間、即ち、受信機が起動した後の短時
間に繰り返されることによって、増幅されたベースバン
ド信号に含まれる増幅されたDCオフセットの成分は0
に収束する。
と、タイミング制御回路24から出力されるタイミング
信号はHi レベルからLo レベルに切り替えられ、この
受信機はレプリカDCオフセットを求める状態から通常
の受信状態(DCオフセットを0に相殺する状態)に切
り替わる。
(電圧電圧Ea 、Eb の保持、DCオフセットの相殺等
の動作)は実施の形態1と同様なのでその説明は省略す
る。
も、図3に示した構成と同様に、可変利得アンプ8aの
出力である増幅されたベースバンド信号に含まれるDC
オフセットの影響を排除できる。
スバンド信号からレプリカDCオフセットを減算してい
るだけであるから、従来の構成のように、ベースバンド
信号のスペクトルが削られることなく、DCオフセット
を除去できる。また、受信機から出力されるべき復調デ
ータのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因となるベ
ースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生する
この回路固有のオフセット電圧を排除することのできる
受信機を得ることができる。
制御回路20aの入力信号を減算器16aの出力信号と
して説明したが、A/D変換器10aの出力信号として
も良い。即ち、A/D変換器10aからの出力信号のMS
B(most significant bit)は、減算器16aの出力
の正負に応じて「1」、「0」の値となり、比較器20
6aからの出力と同一なので、比較器206aが不要と
なり構成が簡易になる。
て、非受信状態でのレプリカDCオフセットの生成及び
通常の受信状態でのDCオフセットの0への相殺は以下
に示すような構成で行ってもよい。
レクトコンバージョン受信機)の構成図である。図6
中、実施の形態3では実施例1、2において2つ用いて
いた可変利得アンプ18a、18bを1つの可変利得ア
ンプ18としてまとめ、また、オフセット電圧制御回路
20a、20bも1つのオフセット電圧制御回路20と
してまとめてそれぞれ構成している。
器16a、16bの出力信号(出力電圧)を入力して、
これら信号の平均電圧を出力するようになっている。そ
して、オフセット電圧制御回路20は、平均電圧検出器
34からの出力を入力して、実施の形態1、2と同様に
平均電圧検出器34からの出力が0に相殺するよう、出
力電圧Eを制御するようになっている。
圧制御回路20周辺の構成図である。実施の形態3に係
るオフセット電圧制御回路20の具体的な構成として
は、例えば実施の形態1(図4)乃至実施の形態2(図
5)において既に説明したものが考えられる。ここでは
説明の便宜上、オフセット電圧制御回路20の内部構成
が、具体的に図3(実施の形態1)に示したものを例と
して取り上げ、図3乃至図7を参照して説明する。
フセット電圧制御回路20では、以下のようにして電圧
Eが算出される。
平均電圧検出器34は減算器16a、16bの出力を入
力して、これら入力信号の平均電圧を出力している。即
ち、減算器16aの出力をΔa 、減算器16bの出力を
Δb 、平均電圧検出器34の出力をΔとすると、平均電
圧検出器34は式(5)に従ってΔを計算して出力す
る。 Δ=(Δa +Δb )/2 (5) そして、平均電圧検出器34の出力は、オフセット電圧
制御回路20に入力される。
おいて、減算器16a、16bに入力される2つのベー
スバンド信号中に含まれるDCオフセットがそれぞれx
a 、xb (V)であり、可変利得アンプ18が電圧発生
器22の出力に基づいた最大利得80(dB)(真数で
表すと1080/20=104)の固定した利得で動作させら
れ、オフセット電圧制御回路20がa(V)の電圧を出
力している場合に、減算器16a、16bの出力信号中
に含まれるDCオフセットがそれぞれΔa 、Δb (V)
であるとすれば、式(6)が成立する。 Δa =xa −104 ・a Δb =xb −104 ・a (6)
(6)よりΔa =Δb となる。そこで、 x=xa =xb 、 Δ=Δa =Δb (7) とおくと、式(8)が成り立つ。 Δ=x−104 ・a (8)
されたDCオフセットを0に相殺する電圧としてE
(V)を算出して、オフセット電圧制御回路20からa
(V)の電圧に代えてE(V)を出力してΔ(V)を0
に相殺するから、この状態では式(9)が成立する。 Δ=x−104 ・E=0 (9)
と、式(10)が得られる。 E=Δ/104 +a (10)
ト電圧計算回路は、オフセット電圧制御回路20の出力
電圧がa(V)の場合のDCオフセットである電圧Δ
(V)の値を用いて、レプリカDCオフセットとなる電
圧E(V)を式(10)により計算する。
で、オフセット電圧制御回路20からの出力電圧がa
(V)の場合、平均電圧検出器34の出力電圧(減算器
16a、16bの出力電圧の平均値)であるDCオフセ
ットの平均値Δ(V)が検出されれば、オフセット電圧
計算回路は、減算器16a、16bの出力に含まれる増
幅されたDCオフセットを0に相殺する電圧E(V)を
式(10)を用いて計算により求めることができる。
ルド回路204a、D/A変換回路205aを介してそ
の計算値を可変利得アンプ18に出力する。
実施の形態1と同様に、受信機が電源ONとなって起動
した直後から予め定められたある短い一定時間内に、可
変利得アンプ8、18の利得を最大利得に固定して動作
させ、回路内部で発生しているこの回路固有のDCオフ
セットを0に相殺するために必要な電圧Eを上述した処
理によって決定する。
と、タイミング制御回路24からはHi レベルのタイミ
ング信号に代えてLo レベルのタイミング信号が出力さ
れ、この受信機はレプリカDCオフセットを求める状態
から通常の受信状態に切り替わる。
イミング信号がHi レベルからLoレベルに切り替わっ
た時点で、実施の形態1と同様に、オフセット電圧制御
回路20のホールド回路はタイミング信号の受信に基づ
いてオフセット電圧計算回路により計算された電圧E
(V)を通常の受信状態で用いる電圧として保持(ホー
ルド)する。
ルのタイミング信号を受信している間は、この保持され
た電圧E(V)が可変利得アンプ18に与えられる。
るレプリカDCオフセットが減算器16a、16bにそ
れぞれ与えられることで、前述したようなこの回路固有
のDCオフセットは減算器16a、16bにおいてそれ
ぞれ実施の形態1と同様に相殺することができる。
bから出力される各々のベースバンド信号に含まれるD
Cオフセットがそれぞれ等しく(xa =xb )、式
(7)の仮定が成立することを前提としている。
電圧E(V)をD/A変換器を介して出力させれば、減
算器16a、16bの出力信号中のDCオフセットは完
全に0に相殺できる。
等により、厳密にはxa =xb という仮定は成立しない
場合が多いので、実施の形態3の構成では、減算器16
a、16bの出力のDCオフセットは厳密には0に相殺
できない。
ければ、DCオフセットは非常に小さな値にすることが
でき、実用上問題はない。
(V)の場合について考察すると以下のようになる。可
変利得アンプ18の最大利得を80(dB)(真数で表
すと1080/20=104)、a=50(μV)の場合は、
Δa 、Δb は式(6)より、 Δa =1−104×50×10-6=0.5(V) Δb =0.9−104×50×10-6=0.4(V) である。
オフセット電圧計算回路が式(10)により電圧E
(V)を計算すると、 E=0.45/104 +50×10-6=95(μV) (8) となる。
力は95(μV)となるので、減算器16a、16bの
出力信号に含まれる増幅されたDCオフセットはそれぞ
れ、 1−104×95×10-6=0.05(V) 0.9−104 ×95×10-6=−0.05(V) (14) となって、十分に小さな値に低減される。
5に示すような構成のものであっても良いことは実施の
形態2の説明から明らかである。この場合も、減算器1
6a、16bの出力信号に含まれる増幅されたDCオフ
セットは十分に小さな値に制御することができる。
波された可変利得アンプ8a、8bの出力である2つの
増幅されたベースバンド信号に含まれる増幅されたDC
オフセットの値の平均値に基づいてレプリカDCオフセ
ットを生成するように構成しているので、この構成は、
可変利得アンプ8a、8bの各出力のDCオフセットの
量に大きな差異がない場合に適用できる。
スバンド信号からレプリカDCオフセットを減算してい
るだけであるから、従来の構成のように、ベースバンド
信号のスペクトルが削られることなく、DCオフセット
を除去できる。また、受信機から出力されるべき復調デ
ータのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因となるベ
ースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生する
この回路固有のオフセット電圧を排除することのできる
受信機を得ることができる。
であったレプリカDCオフセットを出力する可変利得ア
ンプと、オフセット電圧制御回路をそれぞれ1個に削減
してまとめて構成することで、回路構成を簡易にできる
という利点がある。
6bの入力点での増幅されたDCオフセットがそれぞれ
予め分かっていれば、可変利得アンプ18a、18bの
入力点にこれらDCオフセットをそれぞれ0に相殺する
ための電源をそれぞれ与えることで、減算器16a、1
6bの出力信号からDCオフセットの影響を排除するよ
うにしてもよい。
レクトコンバージョン受信機)の構成図である。図8に
示す受信機では、電圧制御回路20a、20bに代え
て、それぞれのDCオフセットを0に相殺する固定電圧
を発生する固定電圧発生器36a、36bを設けてあ
る。
は、受信機の製造過程において、受信機が通常の受信状
態の場合の減算器16a、16bの出力信号に含まれる
この回路固有のDCオフセットを予め調べて、それぞれ
のDCオフセットを0に相殺するように電圧Ea 、Eb
をそれぞれ決定する。
カDCオフセットとなる電圧Ea 、Eb を求めていた
が、この場合では、受信機の製造過程で予め固定して設
定したレプリカDCオフセットを与えているので、実施
の形態1乃至2に比べて温度影響に対するDCオフセッ
トの変動への追随は柔軟でないが、オフセット電圧制御
回路を必要としないので回路構成が簡易になるという利
点がある。
の形態1乃至2の構成を簡易にしたことに対応して、1
つの可変利得アンプ18と1つの固定レプリカDCオフ
セット発生器36によって図8の回路構成を簡易に構成
したものである。
の製造過程において、受信機が通常の受信状態の場合の
減算器16a、16bの出力信号に含まれるこの回路固
有のDCオフセットの平均を0に相殺するように電圧E
を決定する。
スバンド信号からレプリカDCオフセットを減算してい
るだけであるから、従来の構成のように、ベースバンド
信号のスペクトルが削られることなく、DCオフセット
を除去できる。また、受信機から出力されるべき復調デ
ータのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因となるベ
ースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生する
この回路固有のオフセット電圧を排除することのできる
受信機を得ることができる。
を求めていたが、ここでは、受信機の製造過程で予め固
定設定した電圧を与えているので、実施の形態3に比べ
温度影響に対するDCオフセットの変動への追随は柔軟
でないが、2つのベースバンド信号に含まれるDCオフ
セット量がほぼ等しい場合には、オフセット電圧制御回
路を必要とせず、図9の構成が適用できるので回路構成
が簡易になるという利点がある。
ラジオ信号を受信してベースバンド信号を生成すると共
に前記ラジオ信号の電力に応じて前記ベースバンド信号
を増幅する受信機において、信号を受信する受信回路固
有の直流オフセット電圧を前記ベースバンド信号を増幅
する手段と少なくとも同等な手段を用いて出力する直流
オフセット電圧出力手段と、受信回路が受信した受信信
号から生成され受信回路固有の直流オフセット電圧成分
を含んだベースバンド信号から直流オフセット電圧出力
手段が出力した直流オフセット電圧成分を相殺し出力す
る直流オフセット電圧相殺手段とを備えたので、受信機
から出力されるべき復調データのデータ判定の際にデー
タ誤り判定の原因となるベースバンド信号に含まれる受
信機の回路内部で発生するこの回路固有のオフセット電
圧を排除することのできる受信機を得ることができる。
通話状態での直流オフセット電圧相殺手段の出力に基づ
いて受信回路固有の直流オフセット電圧成分の大きさを
定める直流オフセット電圧制御回路を含むようにしたの
で、受信機から出力されるべき復調データのデータ判定
の際にデータ誤り判定の原因となるベースバンド信号に
含まれる受信機の回路内部で発生するこの回路固有のオ
フセット電圧を排除することのできる受信機を得ること
ができる。
通話状態での第1の直流オフセット電圧相殺手段の出力
と非通話状態での第2の直流オフセット電圧相殺手段の
出力との平均値に基づいて受信回路固有の直流オフセッ
ト電圧成分の大きさを定める直流オフセット電圧制御回
路を含むようにしたので、受信機から出力されるべき復
調データのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因とな
るベースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生
するこの回路固有のオフセット電圧を排除することので
きる受信機を得ることができる。
流オフセット相殺手段の出力結果をA/D変換するA/
D変換器と、A/D変換器の出力を平滑化する平滑化回
路と、平滑化回路の出力電圧中から受信回路固有の直流
オフセット電圧成分の影響を排除する大きさに直流オフ
セット電圧の大きさを算出する直流オフセット電圧計算
回路と、タイミング制御回路から出力されるスルー信号
に基づいて直流オフセット電圧計算回路が算出する直流
オフセット電圧を出力すると共にタイミング制御回路か
ら出力されるホールド信号に基づいて直流オフセット電
圧計算回路が最後に算出した直流オフセット電圧を保持
して出力するホールド回路と、ホールド回路の出力をD
/A変換するD/A変換器とで構成されたので、受信機
から出力されるべき復調データのデータ判定の際にデー
タ誤り判定の原因となるベースバンド信号に含まれる受
信機の回路内部で発生するこの回路固有のオフセット電
圧を排除することのできる受信機を得ることができる。
流オフセット相殺手段の出力結果の正負を判定する判定
回路と、判定回路が出力する正負の判定結果の数を計数
して正又は負のいずれかの計数値が予め定められた数に
達した場合にその達した方の判定結果を出力して再び計
数をやり直すランダムフォークフィルタと、ランダムフ
ォークフィルタの出力に基づいて受信回路固有の直流オ
フセット電圧成分を相殺する大きさに直流オフセット電
圧の大きさを定める電圧調節回路と、タイミング制御回
路から出力されるスルー信号に基づいて電圧調整回路が
定めた直流オフセット電圧を出力すると共にタイミング
制御回路から出力されるホールド信号に基づいて電圧調
整回路が最後に定めた直流オフセット電圧を保持して出
力するホールド回路と、ホールド回路の出力をD/A変
換するD/A変換器とで構成されたので、受信機から出
力されるべき復調データのデータ判定の際にデータ誤り
判定の原因となるベースバンド信号に含まれる受信機の
回路内部で発生するこの回路固有のオフセット電圧を排
除することのできる受信機を得ることができる。
後から予め定められた時刻までの間にスルー信号を出力
するようにしたので、受信機から出力されるべき復調デ
ータのデータ判定の際にデータ誤り判定の原因となるベ
ースバンド信号に含まれる受信機の回路内部で発生する
この回路固有のオフセット電圧を排除することのできる
受信機を得ることができる。
ホールド信号を出力するようにしたので、受信機から出
力されるべき復調データのデータ判定の際にデータ誤り
判定の原因となるベースバンド信号に含まれる受信機の
回路内部で発生するこの回路固有のオフセット電圧を排
除することのできる受信機を得ることができる。
信回路固有の直流オフセット電圧成分を相殺する予め求
められた電圧を発生する固定電圧発生手段としたので、
受信機から出力されるべき復調データのデータ判定の際
にデータ誤り判定の原因となるベースバンド信号に含ま
れる受信機の回路内部で発生するこの回路固有のオフセ
ット電圧を排除することのできる受信機を得ることがで
きる。
説明図である。
説明図である。
利得アンプ、20、20a、20b オフセット電圧制
御回路、22 電圧発生器、23 選択スイッチ、24
タイミング制御回路、201a A/D変換器、20
2a 平滑化回路、203a オフセット電圧計算回
路、204a ホールド回路、205a D/A変換
器、206a 比較器、207a ランダムウォークフ
ィルタ、208a 電圧制御回路、34 平均電圧検出
器、36、36a、36b、固定電圧発生器。
Claims (8)
- 【請求項1】 位相変移変調されたラジオ信号を受信し
てベースバンド信号を生成すると共に前記ラジオ信号の
電力に応じて前記ベースバンド信号を増幅する受信機に
おいて、信号を受信する受信回路固有の直流オフセット
電圧を前記ベースバンド信号を増幅する手段と少なくと
も同等な手段を用いて出力する直流オフセット電圧出力
手段と、前記受信回路が受信した受信信号から生成され
前記受信回路固有の直流オフセット電圧成分を含んだベ
ースバンド信号から前記直流オフセット電圧出力手段が
出力した直流オフセット電圧成分を相殺し出力する直流
オフセット電圧相殺手段とを備えたことを特徴とする受
信機。 - 【請求項2】 直流オフセット電圧出力手段は、非通話
状態での直流オフセット電圧相殺手段の出力に基づいて
受信回路固有の直流オフセット電圧成分の大きさを定め
る直流オフセット電圧制御回路を含むことを特徴とする
請求項1に記載の受信機。 - 【請求項3】 直流オフセット電圧出力手段は、非通話
状態での第1の直流オフセット電圧相殺手段の出力と非
通話状態での第2の直流オフセット電圧相殺手段の出力
との平均値に基づいて受信回路固有の直流オフセット電
圧成分の大きさを定める直流オフセット電圧制御回路を
含むことを特徴とする請求項1に記載の受信機。 - 【請求項4】 直流オフセット電圧制御回路は、直流オ
フセット相殺手段の出力結果をA/D変換するA/D変
換器と、該A/D変換器の出力を平滑化する平滑化回路
と、該平滑化回路の出力電圧中から受信回路固有の直流
オフセット電圧成分の影響を排除する大きさに直流オフ
セット電圧の大きさを算出する直流オフセット電圧計算
回路と、タイミング制御回路から出力されるスルー信号
に基づいて前記直流オフセット電圧計算回路が算出する
直流オフセット電圧を出力すると共に前記タイミング制
御回路から出力されるホールド信号に基づいて前記直流
オフセット電圧計算回路が最後に算出した直流オフセッ
ト電圧を保持して出力するホールド回路と、該ホールド
回路の出力をD/A変換するD/A変換器とで構成され
たことを特徴とする請求項2叉は3に記載の受信機。 - 【請求項5】 直流オフセット電圧制御回路は、直流オ
フセット相殺手段の出力結果の正負を判定する判定回路
と、該判定回路が出力する正負の判定結果の数を計数し
て正又は負のいずれかの計数値が予め定められた数に達
した場合にその達した方の判定結果を出力して再び計数
をやり直すランダムフォークフィルタと、該ランダムフ
ォークフィルタの出力に基づいて受信回路固有の直流オ
フセット電圧成分を相殺する大きさに直流オフセット電
圧の大きさを定める電圧調節回路と、タイミング制御回
路から出力されるスルー信号に基づいて前記電圧調整回
路が定めた直流オフセット電圧を出力すると共に前記タ
イミング制御回路から出力されるホールド信号に基づい
て前記電圧調整回路が最後に定めた直流オフセット電圧
を保持して出力するホールド回路と、該ホールド回路の
出力をD/A変換するD/A変換器とで構成されたこと
を特徴とする請求項2叉は3に記載の受信機。 - 【請求項6】 タイミング制御回路は、電源投入直後か
ら予め定められた時刻までの間にスルー信号を出力する
ことを特徴とする請求項4叉は5に記載の受信機。 - 【請求項7】 タイミング制御回路は、非通話時にホー
ルド信号を出力することを特徴とする請求項4乃至6の
いずれかに記載の受信機。 - 【請求項8】 直流オフセット電圧出力手段を、受信回
路固有の直流オフセット電圧成分を相殺する予め求めら
れた電圧を発生する固定電圧発生手段としたことを特徴
とする請求項1に記載の受信機。
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Cited By (15)
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