JPH10249238A - 電気集塵器の荷電トラブルの診断装置 - Google Patents
電気集塵器の荷電トラブルの診断装置Info
- Publication number
- JPH10249238A JPH10249238A JP5774697A JP5774697A JPH10249238A JP H10249238 A JPH10249238 A JP H10249238A JP 5774697 A JP5774697 A JP 5774697A JP 5774697 A JP5774697 A JP 5774697A JP H10249238 A JPH10249238 A JP H10249238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- cause
- trouble
- value
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気集塵器で荷電トラブルが生じたときその
原因を容易に診断できるようにする。 【解決手段】 電気集塵器において、診断モードで荷電
電流を制御する電流コントローラ21と、荷電電流値を
検出する電流検出器22と、荷電電圧値を検出する電圧
検出器23と、荷電トラブルの原因によって異なる荷電
電流値と荷電電圧値の特性データを原因別にモデルとし
て予め記憶するトラブルデータベース25と、電流検出
器22と電圧検出器23の検出データを、トラブルデー
タベース25に記憶されている原因別のモデルと比較し
て荷電トラブルの原因を判断する推論コントローラ24
と、推論コントローラ24の判断結果を表示する原因表
示手段26とを設ける。
原因を容易に診断できるようにする。 【解決手段】 電気集塵器において、診断モードで荷電
電流を制御する電流コントローラ21と、荷電電流値を
検出する電流検出器22と、荷電電圧値を検出する電圧
検出器23と、荷電トラブルの原因によって異なる荷電
電流値と荷電電圧値の特性データを原因別にモデルとし
て予め記憶するトラブルデータベース25と、電流検出
器22と電圧検出器23の検出データを、トラブルデー
タベース25に記憶されている原因別のモデルと比較し
て荷電トラブルの原因を判断する推論コントローラ24
と、推論コントローラ24の判断結果を表示する原因表
示手段26とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中のダスト
を除去するための電気集塵器において、荷電トラブルが
生じたとき、その原因を診断する診断装置に関する。
を除去するための電気集塵器において、荷電トラブルが
生じたとき、その原因を診断する診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼却炉の排ガス処理等、排ガス中のダス
トを除去するためには電気集塵器が広く使用されてい
る。
トを除去するためには電気集塵器が広く使用されてい
る。
【0003】図7に示すように、電気集塵器1は、集塵
室2内に放電電極3と集塵電極4が配設されている。放
電電極3は支持碍子5によって支持され、壁貫通碍子6
を介して直流高圧電源7と接続されている。集塵電極4
は接地されている。
室2内に放電電極3と集塵電極4が配設されている。放
電電極3は支持碍子5によって支持され、壁貫通碍子6
を介して直流高圧電源7と接続されている。集塵電極4
は接地されている。
【0004】直流高圧電源7は、サイリスタ9とトラン
ス10とシリコン整流器11とを備えており、電力供給
ライン8から電力(通常、電圧200V〜400Vの単
相商用電力)の供給を受けると、サイリスタ9によって
給電時間を制限し、トランス10で電圧を200V〜4
00Vから約50kVに昇圧し、シリコン整流器11で
整流した後、放電電極3に給電する。
ス10とシリコン整流器11とを備えており、電力供給
ライン8から電力(通常、電圧200V〜400Vの単
相商用電力)の供給を受けると、サイリスタ9によって
給電時間を制限し、トランス10で電圧を200V〜4
00Vから約50kVに昇圧し、シリコン整流器11で
整流した後、放電電極3に給電する。
【0005】すると、放電電極3と集塵電極4との間に
コロナ放電が発生し、排ガス中のダストが帯電して集塵
電極4に吸引捕集される。集塵電極4に付着したダスト
は、槌打装置(図示略)によって下部のホッパ12に払
い落され、ダストバルブ13から系外へ排出される。
コロナ放電が発生し、排ガス中のダストが帯電して集塵
電極4に吸引捕集される。集塵電極4に付着したダスト
は、槌打装置(図示略)によって下部のホッパ12に払
い落され、ダストバルブ13から系外へ排出される。
【0006】このような電気集塵器1では、図8に示す
ように、支持碍子5が沿面放電や外力で割れ14を生じ
る「碍子割れ」、図9に示すように、放電電極3と集塵
電極4との間に異物15が入って短絡する「電極間短
絡」、図10に示すように、集塵電極4に高抵抗ダスト
16が付着することにより、通常とは逆に集塵電極4か
らコロナ放電を開始して電圧を低下させる「逆電離現
象」、図11に示すように、集塵電極4及び放電電極3
にダストが固着し、成長したダスト17が電圧を低下さ
せる「ダスト短絡」、図12に示すように、集塵電極4
及び放電電極3に排ガス中のファイバー18が付着して
電圧を低下させる「ファイバー付着」等を原因とする荷
電トラブルを生ずることがある。
ように、支持碍子5が沿面放電や外力で割れ14を生じ
る「碍子割れ」、図9に示すように、放電電極3と集塵
電極4との間に異物15が入って短絡する「電極間短
絡」、図10に示すように、集塵電極4に高抵抗ダスト
16が付着することにより、通常とは逆に集塵電極4か
らコロナ放電を開始して電圧を低下させる「逆電離現
象」、図11に示すように、集塵電極4及び放電電極3
にダストが固着し、成長したダスト17が電圧を低下さ
せる「ダスト短絡」、図12に示すように、集塵電極4
及び放電電極3に排ガス中のファイバー18が付着して
電圧を低下させる「ファイバー付着」等を原因とする荷
電トラブルを生ずることがある。
【0007】運転中にこのような荷電トラブルを生じる
と、荷電電圧が低下し、または荷電電圧が0Vとなっ
て、電気集塵器1への荷電は停止される。このとき、故
障警報が表示されオペレータに荷電トラブルを知らせ
る。そこで、オペレータは荷電トラブルが解消するよう
対処しなければならない。
と、荷電電圧が低下し、または荷電電圧が0Vとなっ
て、電気集塵器1への荷電は停止される。このとき、故
障警報が表示されオペレータに荷電トラブルを知らせ
る。そこで、オペレータは荷電トラブルが解消するよう
対処しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、荷電トラブル
がどのような原因で生じたのか判らないと、オペレータ
は直ちに対処することができず、原因を究明するために
無駄な時間や労力や費用がかかる。また、オペレータ
は、原因を究明するための熟達した経験と知識を必要と
する。
がどのような原因で生じたのか判らないと、オペレータ
は直ちに対処することができず、原因を究明するために
無駄な時間や労力や費用がかかる。また、オペレータ
は、原因を究明するための熟達した経験と知識を必要と
する。
【0009】本発明は、電気集塵器における上記問題を
解決するものであって、電気集塵器で荷電トラブルが生
じたときその原因を容易に判断することのできる、電気
集塵器の荷電トラブルの診断装置を提供することを目的
とする。
解決するものであって、電気集塵器で荷電トラブルが生
じたときその原因を容易に判断することのできる、電気
集塵器の荷電トラブルの診断装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、集塵室内に放電電極と集塵電極を配設して
直流高圧電源で荷電することにより集塵を行う電気集塵
器において、診断モードで荷電電流を制御する電流コン
トローラと、荷電電流値を検出する電流検出器と、荷電
電圧値を検出する電圧検出器と、荷電トラブルの原因に
よって異なる荷電電流値と荷電電圧値の特性データを原
因別にモデルとして予め記憶するトラブルデータベース
と、電流検出器と電圧検出器の検出データを、トラブル
データベースに記憶されている原因別のモデルと比較し
て荷電トラブルの原因を判断する推論コントローラと、
推論コントローラの判断結果を表示する原因表示手段と
を設けて電気集塵器の荷電トラブルの診断装置を構成し
ている。
決するため、集塵室内に放電電極と集塵電極を配設して
直流高圧電源で荷電することにより集塵を行う電気集塵
器において、診断モードで荷電電流を制御する電流コン
トローラと、荷電電流値を検出する電流検出器と、荷電
電圧値を検出する電圧検出器と、荷電トラブルの原因に
よって異なる荷電電流値と荷電電圧値の特性データを原
因別にモデルとして予め記憶するトラブルデータベース
と、電流検出器と電圧検出器の検出データを、トラブル
データベースに記憶されている原因別のモデルと比較し
て荷電トラブルの原因を判断する推論コントローラと、
推論コントローラの判断結果を表示する原因表示手段と
を設けて電気集塵器の荷電トラブルの診断装置を構成し
ている。
【0011】電気集塵器の運転中に、荷電トラブルが発
生して荷電が停止され、故障警報が表示されると、オペ
レータは、電気集塵器の荷電トラブルの診断装置を診断
モードとし、電流コントローラによって一定の時間経過
で電流を増加させて行く。
生して荷電が停止され、故障警報が表示されると、オペ
レータは、電気集塵器の荷電トラブルの診断装置を診断
モードとし、電流コントローラによって一定の時間経過
で電流を増加させて行く。
【0012】その際の荷電電流値と荷電電圧値とは電流
検出器と電圧検出器とで検出され、検出データは推論コ
ントローラに取り込まれる。推論コントローラは、検出
データを、トラブルデータベースに予め記憶されている
原因別のモデルと比較して荷電トラブルの原因を判断
し、判断結果を原因表示手段に表示する。
検出器と電圧検出器とで検出され、検出データは推論コ
ントローラに取り込まれる。推論コントローラは、検出
データを、トラブルデータベースに予め記憶されている
原因別のモデルと比較して荷電トラブルの原因を判断
し、判断結果を原因表示手段に表示する。
【0013】オペレータは、表示された荷電トラブルの
原因に基づいて電気集塵器の所定の個所を点検し、原因
を確認して荷電トラブルが解消するよう適切な処置をと
ることができる。
原因に基づいて電気集塵器の所定の個所を点検し、原因
を確認して荷電トラブルが解消するよう適切な処置をと
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
である電気集塵器の荷電トラブルの診断装置の構成図で
ある。
である電気集塵器の荷電トラブルの診断装置の構成図で
ある。
【0015】ここで、電気集塵器自体の構成は、図7に
示す電気集塵器1と同様であって、集塵室2内に放電電
極3と集塵電極4が配設されている。放電電極3は支持
碍子5によって支持され、壁貫通碍子6を介して直流高
圧電源7と接続されている。集塵電極4は接地されてい
る。
示す電気集塵器1と同様であって、集塵室2内に放電電
極3と集塵電極4が配設されている。放電電極3は支持
碍子5によって支持され、壁貫通碍子6を介して直流高
圧電源7と接続されている。集塵電極4は接地されてい
る。
【0016】直流高圧電源7は、サイリスタ9とトラン
ス10とシリコン整流器11とを備えており、電力供給
ライン8から電力(通常電圧200V〜400Vの単相
商用電力)の供給を受けると、サイリスタ9によって給
電時間を制限し、トランス10で電圧を200V〜40
0Vから約50kVに昇圧し、シリコン整流器11で整
流した後、放電電極3に給電する。
ス10とシリコン整流器11とを備えており、電力供給
ライン8から電力(通常電圧200V〜400Vの単相
商用電力)の供給を受けると、サイリスタ9によって給
電時間を制限し、トランス10で電圧を200V〜40
0Vから約50kVに昇圧し、シリコン整流器11で整
流した後、放電電極3に給電する。
【0017】すると、放電電極3と集塵電極4との間に
コロナ放電が発生し、排ガス中のダストが帯電して集塵
電極4に吸引捕集される。集塵電極4に付着したダスト
は、槌打装置(図示略)によって下部のホッパ12に払
い落され、ダストバルブ13から系外へ排出される。
コロナ放電が発生し、排ガス中のダストが帯電して集塵
電極4に吸引捕集される。集塵電極4に付着したダスト
は、槌打装置(図示略)によって下部のホッパ12に払
い落され、ダストバルブ13から系外へ排出される。
【0018】図1の荷電トラブルの診断装置では、電力
供給ライン8に、オペレータが荷電トラブルの原因を調
べるとき診断モードに切替えるための診断モード切替ス
イッチ20が設けられている。また、診断モードで直流
高圧電源の荷電電流を制御する電流コントローラ21が
設けられている。さらに、シリコン整流器11と放電電
極3との間に荷電電流値を検出する電流検出器22、放
電電極3と集塵電極4との間に荷電電圧値を検出する電
圧検出器23が設けられている。
供給ライン8に、オペレータが荷電トラブルの原因を調
べるとき診断モードに切替えるための診断モード切替ス
イッチ20が設けられている。また、診断モードで直流
高圧電源の荷電電流を制御する電流コントローラ21が
設けられている。さらに、シリコン整流器11と放電電
極3との間に荷電電流値を検出する電流検出器22、放
電電極3と集塵電極4との間に荷電電圧値を検出する電
圧検出器23が設けられている。
【0019】この荷電トラブルの診断装置は、推論コン
トローラ24と、トラブルデータベース25と、原因表
示手段26とを備えており、電流検出器22と電圧検出
器23の検出データはデータ入力コントローラ27を介
して推論コントローラ24に取り込まれるようになって
いる。
トローラ24と、トラブルデータベース25と、原因表
示手段26とを備えており、電流検出器22と電圧検出
器23の検出データはデータ入力コントローラ27を介
して推論コントローラ24に取り込まれるようになって
いる。
【0020】トラブルデータベース25は、荷電トラブ
ルの原因によって異なる荷電電流値と荷電電圧値の特性
データを原因別にモデルとして記憶する記憶装置であっ
て、ここでは、「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電
離現象」、「ダスト短絡」、及び「ファイバー付着」の
各原因ごとのモデルが予め記憶されている。
ルの原因によって異なる荷電電流値と荷電電圧値の特性
データを原因別にモデルとして記憶する記憶装置であっ
て、ここでは、「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電
離現象」、「ダスト短絡」、及び「ファイバー付着」の
各原因ごとのモデルが予め記憶されている。
【0021】図2乃至図6は、トラブルデータベース2
5に記憶される、荷電トラブルの原因別のモデルの説明
図である。図2は、原因が「碍子割れ」である場合の、
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであり、電
流コントローラ21の作用値VRの変化に対する荷電電
流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
5に記憶される、荷電トラブルの原因別のモデルの説明
図である。図2は、原因が「碍子割れ」である場合の、
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであり、電
流コントローラ21の作用値VRの変化に対する荷電電
流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
【0022】ここで、荷電電流値Iは電流コントローラ
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR1 となる点でピーク値VP を持ち、作用値VR
がVR2 まで増加すると平衡値VU まで低下して以後は
略一定となる。なお、VP ≒2kV〜3kV、VU ≒0
kVである。
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR1 となる点でピーク値VP を持ち、作用値VR
がVR2 まで増加すると平衡値VU まで低下して以後は
略一定となる。なお、VP ≒2kV〜3kV、VU ≒0
kVである。
【0023】図3は、原因が「電極間短絡」である場合
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。こ
こで、荷電電流値Iは電流コントローラ21の作用値V
Rの増加に伴って増加する。荷電電圧値Vは、常にV≒
0kVとなる。
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。こ
こで、荷電電流値Iは電流コントローラ21の作用値V
Rの増加に伴って増加する。荷電電圧値Vは、常にV≒
0kVとなる。
【0024】図4は、原因が「逆電離現象」である場合
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
【0025】ここで、荷電電流値Iは電流コントローラ
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR3 となる点でピーク値VP を持ち、作用値VR
がVR4 まで増加すると平衡値VU まで低下して以後は
略一定となる。なお、VP ≒20kV、VU ≒10kV
である。
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR3 となる点でピーク値VP を持ち、作用値VR
がVR4 まで増加すると平衡値VU まで低下して以後は
略一定となる。なお、VP ≒20kV、VU ≒10kV
である。
【0026】図5は、原因が「ダスト短絡」である場合
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフであ
り、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対する
荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
【0027】ここで、荷電電流値Iは電流コントローラ
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR5 まで増加すると平衡値VU に達して以後は略
一定となる。なお、VU ≒5kV〜10kVである。
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR5 まで増加すると平衡値VU に達して以後は略
一定となる。なお、VU ≒5kV〜10kVである。
【0028】図6は、原因が「ファイバー付着」である
場合の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフで
あり、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対す
る荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
場合の、荷電電流値Iと荷電電圧値Vの特性のグラフで
あり、電流コントローラ21の作用値VRの変化に対す
る荷電電流値Iと荷電電圧値Vの変化が示されている。
【0029】ここで、荷電電流値Iは電流コントローラ
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR6 となる点で火花を多発し、停滞値V1 とな
る。この状態が保持されて、時間ΔTが経過するとフア
イバー18が焼き切れてフアイバー18から放電電極
3、または集塵電極4までの間隔が大きくなり、荷電電
圧値Vは、作用値VRの増加によって増加し、作用値V
RがVR7 となる点で停滞値V2 となる。
21の作用値VRの増加に伴って増加する。荷電電圧値
Vは、まず作用値VRの増加に伴って増加し、作用値V
RがVR6 となる点で火花を多発し、停滞値V1 とな
る。この状態が保持されて、時間ΔTが経過するとフア
イバー18が焼き切れてフアイバー18から放電電極
3、または集塵電極4までの間隔が大きくなり、荷電電
圧値Vは、作用値VRの増加によって増加し、作用値V
RがVR7 となる点で停滞値V2 となる。
【0030】このように、荷電電流値Iと荷電電圧値V
の特性データは原因ごとに異なっているので、これらの
データを「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電離現
象」、「ダスト短絡」、及び「ファイバー付着」の各原
因ごとのモデルとして予め記憶することにより、原因の
診断が可能となる。
の特性データは原因ごとに異なっているので、これらの
データを「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電離現
象」、「ダスト短絡」、及び「ファイバー付着」の各原
因ごとのモデルとして予め記憶することにより、原因の
診断が可能となる。
【0031】推論コントローラ24はCPUとして推論
プロセッサを備えており、電流検出器22と電圧検出器
23の検出データを、トラブルデータベース25に記憶
されている原因別のモデルと比較して荷電トラブルの原
因を判断する。この推論コントローラ24の判断結果は
原因表示手段26に表示される。原因表示手段26は、
「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電離現象」、「ダ
スト短絡」、及び「ファイバー付着」の各原因を表示す
るものであり、表示灯やCRTデイスプレー上の画像表
示等、適宜選択できる。
プロセッサを備えており、電流検出器22と電圧検出器
23の検出データを、トラブルデータベース25に記憶
されている原因別のモデルと比較して荷電トラブルの原
因を判断する。この推論コントローラ24の判断結果は
原因表示手段26に表示される。原因表示手段26は、
「碍子割れ」、「電極間短絡」、「逆電離現象」、「ダ
スト短絡」、及び「ファイバー付着」の各原因を表示す
るものであり、表示灯やCRTデイスプレー上の画像表
示等、適宜選択できる。
【0032】運転中に荷電トラブルが生じた場合、例え
ば所定の電圧値(8〜10kV)より荷電電圧値が低下
した場合には、低電圧リレー(図示略)により電気集塵
器1への荷電は停止される。所定の電圧値より荷電電圧
値が低下しない場合もオペレータは必要に応じて荷電を
停止することができる。
ば所定の電圧値(8〜10kV)より荷電電圧値が低下
した場合には、低電圧リレー(図示略)により電気集塵
器1への荷電は停止される。所定の電圧値より荷電電圧
値が低下しない場合もオペレータは必要に応じて荷電を
停止することができる。
【0033】荷電トラブルが生じて原因を診断するとき
には、オペレータは診断モード切替スイッチ20を切替
えて荷電トラブルの診断装置を診断モードとし、電流コ
ントローラ21によって一定の時間経過で電流を増加さ
せて行く。
には、オペレータは診断モード切替スイッチ20を切替
えて荷電トラブルの診断装置を診断モードとし、電流コ
ントローラ21によって一定の時間経過で電流を増加さ
せて行く。
【0034】その際の荷電電流値Iと荷電電圧値Vとは
電流検出器22と電圧検出器23とで検出され、検出デ
ータは推論コントローラ24に取り込まれる。推論コン
トローラ24は、検出データを、トラブルデータベース
25に予め記憶されている原因別のモデルと比較して荷
電トラブルの原因を判断し、判断結果を原因表示手段2
6に表示する。
電流検出器22と電圧検出器23とで検出され、検出デ
ータは推論コントローラ24に取り込まれる。推論コン
トローラ24は、検出データを、トラブルデータベース
25に予め記憶されている原因別のモデルと比較して荷
電トラブルの原因を判断し、判断結果を原因表示手段2
6に表示する。
【0035】オペレータは、表示された荷電トラブルの
原因に基づいて電気集塵器1の所定の個所を点検し、原
因を確認して荷電トラブルが解消するよう適切な処置を
とることができる。
原因に基づいて電気集塵器1の所定の個所を点検し、原
因を確認して荷電トラブルが解消するよう適切な処置を
とることができる。
【0036】電流検出器22と電圧検出器23の検出デ
ータと推論コントローラ24の判断結果は、トラブルデ
ータベース25に送られる。荷電トラブル後の内部点検
で原因が確認されたら、このデータは統計処理され、そ
の結果によって過去の実績に基づいて入力されているト
ラブルデータベース25の荷電トラブルの原因別のモデ
ルの初期値のチューンアップが行なわれる。
ータと推論コントローラ24の判断結果は、トラブルデ
ータベース25に送られる。荷電トラブル後の内部点検
で原因が確認されたら、このデータは統計処理され、そ
の結果によって過去の実績に基づいて入力されているト
ラブルデータベース25の荷電トラブルの原因別のモデ
ルの初期値のチューンアップが行なわれる。
【0037】オペレータによる診断用としては以上の構
成であればよいが、この荷電トラブルの診断装置では、
これに加えて、遠隔支援システム30が設けられてい
る。電流検出器22と電圧検出器23の検出データと推
論コントローラ24の判断結果は、トラブルデータベー
ス25からデータ入出力コントローラ27、通信コント
ローラ28、モデム29を経て、電話回線を通して遠隔
支援システム30に送られる。遠隔支援システム30
は、モデム34、通信コントローラ35、マンマシンコ
ントローラ36、CRT37、マンマシンデータベース
38を備えており、例えばメーカーサイド等の支援拠点
に設置される。支援拠点では、マンマシンコントローラ
36により、電話回線で送られてきたデータとマンマシ
ンデータベース38のデータとに基づいてトラブルパタ
ーンを確認し、荷電トラブルの原因の確認支援を行うこ
とができる。
成であればよいが、この荷電トラブルの診断装置では、
これに加えて、遠隔支援システム30が設けられてい
る。電流検出器22と電圧検出器23の検出データと推
論コントローラ24の判断結果は、トラブルデータベー
ス25からデータ入出力コントローラ27、通信コント
ローラ28、モデム29を経て、電話回線を通して遠隔
支援システム30に送られる。遠隔支援システム30
は、モデム34、通信コントローラ35、マンマシンコ
ントローラ36、CRT37、マンマシンデータベース
38を備えており、例えばメーカーサイド等の支援拠点
に設置される。支援拠点では、マンマシンコントローラ
36により、電話回線で送られてきたデータとマンマシ
ンデータベース38のデータとに基づいてトラブルパタ
ーンを確認し、荷電トラブルの原因の確認支援を行うこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気集塵
器の荷電トラブルの診断装置によれば、オペレータは熟
達した経験や知識がなくても、無駄な時間や労力や費用
を費やすことなく、電気集塵器の荷電トラブルの原因を
容易に判断することができるので、荷電トラブル時の早
期復旧が可能となり、電気集塵器の停止時間を低減して
稼働率を向上させることができる。
器の荷電トラブルの診断装置によれば、オペレータは熟
達した経験や知識がなくても、無駄な時間や労力や費用
を費やすことなく、電気集塵器の荷電トラブルの原因を
容易に判断することができるので、荷電トラブル時の早
期復旧が可能となり、電気集塵器の停止時間を低減して
稼働率を向上させることができる。
【図1】この発明の実施の一形態である電気集塵器の荷
電トラブルの診断装置の構成図である。
電トラブルの診断装置の構成図である。
【図2】原因が「碍子割れ」の場合の荷電トラブルのモ
デルの説明図である。
デルの説明図である。
【図3】原因が「電極間短絡」の場合の荷電トラブルの
モデルの説明図である。
モデルの説明図である。
【図4】原因が「逆電離現象」の場合の荷電トラブルの
モデルの説明図である。
モデルの説明図である。
【図5】原因が「ダスト短絡」の場合の荷電トラブルの
モデルの説明図である。
モデルの説明図である。
【図6】原因が「ファイバー付着」の場合の荷電トラブ
ルのモデルの説明図である。
ルのモデルの説明図である。
【図7】電気集塵器の構成図である。
【図8】「碍子割れ」の状態の説明図である。
【図9】「電極間短絡」の状態の説明図である。
【図10】「逆電離現象」の状態の説明図である。
【図11】「ダスト短絡」の状態の説明図である。
【図12】「ファイバー付着」の状態の説明図である。
1 電気集塵器 2 集塵室 3 放電電極 4 集塵電極 5 支持碍子 6 貫通碍子 7 直流高圧電源 8 電力供給ライン 9 サイリスタ 10 トランス 11 シリコン整流器 12 ホッパ 13 ダストバルブ 14 割れ 15 異物 16 高抵抗ダスト 17 成長したダスト 18 ファイバー 20 診断モード切替スイッチ 21 電流コントローラ 22 電流検出器 23 電圧検出器 24 推論コントローラ 25 トラブルデータベース 26 原因表示手段 27 データ入力コントローラ 28 データ入出力コントローラ 29 モデム 30 遠隔支援システム 34 モデム 35 通信コントローラ 36 マンマシンコントローラ 37 CRT 38 マンマシンデータベース
Claims (1)
- 【請求項1】 集塵室内に放電電極と集塵電極を配設し
て直流高圧電源で荷電することにより集塵を行う電気集
塵器において、診断モードで荷電電流を制御する電流コ
ントローラと、荷電電流値を検出する電流検出器と、荷
電電圧値を検出する電圧検出器と、荷電トラブルの原因
によって異なる荷電電流値と荷電電圧値の特性データを
原因別にモデルとして予め記憶するトラブルデータベー
スと、電流検出器と電圧検出器の検出データを、トラブ
ルデータベースに記憶されている原因別のモデルと比較
して荷電トラブルの原因を判断する推論コントローラ
と、推論コントローラの判断結果を表示する原因表示手
段とを設けたことを特徴とする電気集塵器の荷電トラブ
ルの診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5774697A JPH10249238A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気集塵器の荷電トラブルの診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5774697A JPH10249238A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気集塵器の荷電トラブルの診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10249238A true JPH10249238A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13064476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5774697A Pending JPH10249238A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気集塵器の荷電トラブルの診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10249238A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2436311A (en) * | 2006-03-22 | 2007-09-26 | Textron Fastening Syst Ltd | Improved Hydraulic Damper Valve |
| JP2008068207A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Midori Anzen Co Ltd | 電気集塵機の電源装置 |
| JP2008525163A (ja) * | 2004-11-02 | 2008-07-17 | ザ ウォーター カンパニー エルエルシー | 脱イオンおよび電気化学的浄化用の関連構成要素および装置および電極の再生方法 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5774697A patent/JPH10249238A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008525163A (ja) * | 2004-11-02 | 2008-07-17 | ザ ウォーター カンパニー エルエルシー | 脱イオンおよび電気化学的浄化用の関連構成要素および装置および電極の再生方法 |
| GB2436311A (en) * | 2006-03-22 | 2007-09-26 | Textron Fastening Syst Ltd | Improved Hydraulic Damper Valve |
| GB2436311B (en) * | 2006-03-22 | 2008-04-09 | Textron Fastening Syst Ltd | Improved hydraulic damper valve |
| US7926157B2 (en) | 2006-03-22 | 2011-04-19 | Avdel Uk Limited | Hydraulic damper valve |
| JP2008068207A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Midori Anzen Co Ltd | 電気集塵機の電源装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9630186B2 (en) | Method and a device for cleaning an electrostatic precipitator | |
| CN105750087A (zh) | 空气净化器及其防积尘装置及方法 | |
| CN87107946A (zh) | 一种检测在由普通的或间歇式的直流电压供电的静电过滤器中的反向电晕的方法和装置 | |
| CN115945297A (zh) | 一种电除尘器状态监测与故障诊断装置及方法 | |
| US7452403B2 (en) | System and method for applying partial discharge analysis for electrostatic precipitator | |
| JP2011069634A (ja) | 高電圧印加式不良碍子検出器 | |
| US4680669A (en) | Corona discharging apparatus | |
| JP4871684B2 (ja) | 電気集塵機の電源装置 | |
| JP3121184B2 (ja) | 電気集塵機の診断検出装置 | |
| CN112156893B (zh) | 一种电净化组件升压异常判定装置及方法 | |
| KR102536854B1 (ko) | 건식 세정형 전기집진장치 | |
| JP3338489B2 (ja) | 電気集塵装置 | |
| JP3659113B2 (ja) | 電気集塵機及びその異常検出方法。 | |
| JPH0475788B2 (ja) | ||
| CN114895088B (zh) | 一种关口电能计量装置异常识别系统 | |
| JP2011072870A (ja) | 電気集塵機及び電気集塵機の安全制御装置並びに電気集塵機の安全制御方法 | |
| JPS6094160A (ja) | 電気集塵装置の運転方法 | |
| BR102023001945B1 (pt) | Dispositivo para eliminar descarga elétrica em eletrodos de precipitadores eletrostáticos | |
| JPS58133849A (ja) | 電気集塵装置の異常状態検出装置 | |
| JPH09267050A (ja) | 電気集塵機のダスト塊の除去方法及びその装置 | |
| JPS62186959A (ja) | 電気集塵機の汚れ予告方法 | |
| JPH05212312A (ja) | 電気集塵装置の運転方法 | |
| JP2012091170A (ja) | 電気集塵機及び電気集塵機の安全制御装置並びに電気集塵機の安全制御方法 | |
| JPS62186958A (ja) | 電気集塵機高圧電源回路 | |
| JPS624457A (ja) | 電気集塵装置の粉塵除去方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040109 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050802 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |