JPH10249918A - 押出ラインの外径制御装置及び外径制御方法 - Google Patents
押出ラインの外径制御装置及び外径制御方法Info
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- JPH10249918A JPH10249918A JP9082071A JP8207197A JPH10249918A JP H10249918 A JPH10249918 A JP H10249918A JP 9082071 A JP9082071 A JP 9082071A JP 8207197 A JP8207197 A JP 8207197A JP H10249918 A JPH10249918 A JP H10249918A
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 押出ラインの加減速時に、希望する引取速度
及び目標外径まで短時間で押出機及び引取機を誘導でき
る外径制御装置を提供する。 【解決手段】 押出機2の押出モータ11及び引取モー
タ21の回転速度をそれぞれ検出して実際引取速度デー
タに対する実際ワーク外径データ及び実際押出速度デー
タをコントローラCPUに与える押出速度検出器12及
び引取速度検出器22と、入力器50,60からの前記
各入力引取速度、入力ワーク外径、入力押出速度を記憶
する更新可能なメモリMと、内蔵する制御特性で引出機
3及び押出機2を制御しかつ入力引取速度時の実際押出
速度データ又は入力押出速度及び目標外径と実際ワーク
外径データとの差から入力引取速度に対する新たな押出
速度を演算してメモリM内の入力押出速度を新たな押出
速度に書き換えるコントローラCPUとを備える。
及び目標外径まで短時間で押出機及び引取機を誘導でき
る外径制御装置を提供する。 【解決手段】 押出機2の押出モータ11及び引取モー
タ21の回転速度をそれぞれ検出して実際引取速度デー
タに対する実際ワーク外径データ及び実際押出速度デー
タをコントローラCPUに与える押出速度検出器12及
び引取速度検出器22と、入力器50,60からの前記
各入力引取速度、入力ワーク外径、入力押出速度を記憶
する更新可能なメモリMと、内蔵する制御特性で引出機
3及び押出機2を制御しかつ入力引取速度時の実際押出
速度データ又は入力押出速度及び目標外径と実際ワーク
外径データとの差から入力引取速度に対する新たな押出
速度を演算してメモリM内の入力押出速度を新たな押出
速度に書き換えるコントローラCPUとを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電線被覆ラ
イン等の押出ラインに用いる外径制御装置に関し、特
に、ラインの立ち上げや立ち下げ時のようなライン速度
加減速時に定常運転状態まで押出ラインを誘導する外径
制御装置及び外径制御方法に関する。
イン等の押出ラインに用いる外径制御装置に関し、特
に、ラインの立ち上げや立ち下げ時のようなライン速度
加減速時に定常運転状態まで押出ラインを誘導する外径
制御装置及び外径制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電線被覆ラインのような押出ラ
インにおいて、ワークの外径即ち被覆外径を制御するに
は、引取速度Vt と押出速度Ve の速度比(Ve /Vt
=Kπ(D2 −d2 )/4)を演算して押出速度Ve を
得るか、または、設定外径Dと測定外径Do の偏差ΔD
によるPI制御により必要な設定外径Dを得ている。
インにおいて、ワークの外径即ち被覆外径を制御するに
は、引取速度Vt と押出速度Ve の速度比(Ve /Vt
=Kπ(D2 −d2 )/4)を演算して押出速度Ve を
得るか、または、設定外径Dと測定外径Do の偏差ΔD
によるPI制御により必要な設定外径Dを得ている。
【0003】ところで、PI制御はライン速度が一定の
場合は比較的好結果が得られるけれども、押出ラインの
立ち上げ時等のようにライン速度が変化する状況下で
は、ライン速度が加減速するから、制御が不安定になり
やすく、外径偏差ΔDが大きい場合は、応答速度が遅い
ので、製品歩留まりが悪くなる。また、前述した速度比
制御による場合、同じ外径に仕上げるために必要な速度
比制御は、押出機の押出速度と押出量の非直線性などが
原因となって、押出機と引取機の組み合わせ特性やライ
ン速度が異なれば、当然に異なった結果となる。
場合は比較的好結果が得られるけれども、押出ラインの
立ち上げ時等のようにライン速度が変化する状況下で
は、ライン速度が加減速するから、制御が不安定になり
やすく、外径偏差ΔDが大きい場合は、応答速度が遅い
ので、製品歩留まりが悪くなる。また、前述した速度比
制御による場合、同じ外径に仕上げるために必要な速度
比制御は、押出機の押出速度と押出量の非直線性などが
原因となって、押出機と引取機の組み合わせ特性やライ
ン速度が異なれば、当然に異なった結果となる。
【0004】その点に注目して、従来では、特開昭62
−177810号公報により、先の定数Kに注目した制
御方法が提案されている。つまり、この外径制御では、
定数Kを補正することで外径を制御するが、この外径制
御法は、ライン速度が一定であることを主眼にした外径
制御であるので、ライン速度が変化する立ち上げの際に
は有効ではなく、ライン速度が時々刻々変化する状態で
の制御では、従来型より優れているけれども、実用には
数々の問題がある。また、ライン速度可変時の外径制御
としては、従来では、特開平5−321369号公報に
より提案された制御装置がある。即ち、この制御装置は
ライン速度の加速時(立上げ時)に使用するもので、先
の特開昭62−177810号公報で提案された制御方
法に比較した場合、ライン速度が変化する際の外径制御
を目的とした点では、応用範囲が広いと考えられるが、
やはりその中心は、前述した速度比の関係式である。
−177810号公報により、先の定数Kに注目した制
御方法が提案されている。つまり、この外径制御では、
定数Kを補正することで外径を制御するが、この外径制
御法は、ライン速度が一定であることを主眼にした外径
制御であるので、ライン速度が変化する立ち上げの際に
は有効ではなく、ライン速度が時々刻々変化する状態で
の制御では、従来型より優れているけれども、実用には
数々の問題がある。また、ライン速度可変時の外径制御
としては、従来では、特開平5−321369号公報に
より提案された制御装置がある。即ち、この制御装置は
ライン速度の加速時(立上げ時)に使用するもので、先
の特開昭62−177810号公報で提案された制御方
法に比較した場合、ライン速度が変化する際の外径制御
を目的とした点では、応用範囲が広いと考えられるが、
やはりその中心は、前述した速度比の関係式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この速
度比の関係式をライン速度が変化する状態下で用いる
と、誤差を招くおそれがある。つまり、現状のライン速
度での設定外径に対応する速度比は、外径測定位置と押
出機との距離が離れていることから、次の瞬間では成立
しない危険があり、この方式の場合仕上がり外径は、許
容範囲内であっても、その表面状態は手動で立ち上げた
ものより劣る。加えると、この制御装置によっても、ラ
イン速度が可変するラインにおいては断面積制御の関係
式が厳密には成立しないこと、外径測定位置と押出機と
の距離が離れている事実からする測定外径に遅れがある
こと、実際に組み合わされた押出機と引取機の特性が押
出ラインによって異なること等からする立ち上げ速度に
問題がある。
度比の関係式をライン速度が変化する状態下で用いる
と、誤差を招くおそれがある。つまり、現状のライン速
度での設定外径に対応する速度比は、外径測定位置と押
出機との距離が離れていることから、次の瞬間では成立
しない危険があり、この方式の場合仕上がり外径は、許
容範囲内であっても、その表面状態は手動で立ち上げた
ものより劣る。加えると、この制御装置によっても、ラ
イン速度が可変するラインにおいては断面積制御の関係
式が厳密には成立しないこと、外径測定位置と押出機と
の距離が離れている事実からする測定外径に遅れがある
こと、実際に組み合わされた押出機と引取機の特性が押
出ラインによって異なること等からする立ち上げ速度に
問題がある。
【0006】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の外径制御装置や外径制御方法の現状に鑑み、押出ライ
ンの加減速時に、希望する引取速度及び目標外径まで短
時間で押出機及び引取機を誘導でき、しかも、この誘導
時に、適用される押出ラインの特性を学習できる外径制
御装置及び外径制御方法を得るにある。
の外径制御装置や外径制御方法の現状に鑑み、押出ライ
ンの加減速時に、希望する引取速度及び目標外径まで短
時間で押出機及び引取機を誘導でき、しかも、この誘導
時に、適用される押出ラインの特性を学習できる外径制
御装置及び外径制御方法を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、 1) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力できる入力器と、前記押出機の押出モータの回転速
度及び前記引取モータの回転速度をそれぞれ検出して1
点以上の実際引取速度データに対する実際ワーク外径デ
ータ及び実際押出速度データを前記コントローラに与え
る押出速度検出器及び引取速度検出器と、前記入力器か
らの前記入力目標外径、各入力引取速度及び入力押出速
度を記憶する更新可能なメモリと、内蔵する制御特性で
前記引出機及び押出機を制御しかつ入力引取速度時の実
際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外径と実際
ワーク外径データとの差から入力引取速度に対する新た
な押出速度を演算して前記メモリ内の前記入力押出速度
を新たな押出速度に書き換える前記コントローラとを備
える押出ラインの外径制御装置、 2) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力かつ記憶するステップ1と、前記入力引取速度で前
記引取機をかつ前記入力押出速度で前記押出機を駆動し
て実際引取速度データ、実際押出速度データ及び実際ワ
ーク外径データを測定するステップ2と、前記実際引取
速度データと設定された引取加速度とから前記引取機へ
の引取速度指令を演算するステップ3と、前記引取機の
引取速度指令が前記入力引取速度に達したか否かを判断
しかつ同実際引取速度データが同入力引取速度に達した
ら、実際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外径
と実際ワーク外径データとの差から演算される入力引取
速度に対する新たな押出速度で前記入力押出速度を更新
するステップ4,5と、前記引取機の実際引取速度デー
タが設定最終速度に達したかを判断しかつ前記引取機の
実際引取速度データが設定最終速度に達したら前記引取
機の実際引取速度データの加減速を終了させて前記引取
機の実際引取速度データを設定最終速度で保持するステ
ップ6,7と、前記実際引取速度データが設定最終速度
に達していないとき、前記ステップで演算された前記引
取速度指令と目標外径に適した前記押出機への押出速度
指令を記憶されている制御特性とから演算するステップ
8と、実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を
0にするよう押出速度指令を補正するステップ9と、前
記引取速度指令で前記引取機の引取モータを、押出速度
指令で前記押出機の押出モータを駆動して前記ステップ
2に戻るステップ10と、を備える押出ラインの外径制
御方法により達成される。
的は、 1) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力できる入力器と、前記押出機の押出モータの回転速
度及び前記引取モータの回転速度をそれぞれ検出して1
点以上の実際引取速度データに対する実際ワーク外径デ
ータ及び実際押出速度データを前記コントローラに与え
る押出速度検出器及び引取速度検出器と、前記入力器か
らの前記入力目標外径、各入力引取速度及び入力押出速
度を記憶する更新可能なメモリと、内蔵する制御特性で
前記引出機及び押出機を制御しかつ入力引取速度時の実
際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外径と実際
ワーク外径データとの差から入力引取速度に対する新た
な押出速度を演算して前記メモリ内の前記入力押出速度
を新たな押出速度に書き換える前記コントローラとを備
える押出ラインの外径制御装置、 2) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力かつ記憶するステップ1と、前記入力引取速度で前
記引取機をかつ前記入力押出速度で前記押出機を駆動し
て実際引取速度データ、実際押出速度データ及び実際ワ
ーク外径データを測定するステップ2と、前記実際引取
速度データと設定された引取加速度とから前記引取機へ
の引取速度指令を演算するステップ3と、前記引取機の
引取速度指令が前記入力引取速度に達したか否かを判断
しかつ同実際引取速度データが同入力引取速度に達した
ら、実際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外径
と実際ワーク外径データとの差から演算される入力引取
速度に対する新たな押出速度で前記入力押出速度を更新
するステップ4,5と、前記引取機の実際引取速度デー
タが設定最終速度に達したかを判断しかつ前記引取機の
実際引取速度データが設定最終速度に達したら前記引取
機の実際引取速度データの加減速を終了させて前記引取
機の実際引取速度データを設定最終速度で保持するステ
ップ6,7と、前記実際引取速度データが設定最終速度
に達していないとき、前記ステップで演算された前記引
取速度指令と目標外径に適した前記押出機への押出速度
指令を記憶されている制御特性とから演算するステップ
8と、実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を
0にするよう押出速度指令を補正するステップ9と、前
記引取速度指令で前記引取機の引取モータを、押出速度
指令で前記押出機の押出モータを駆動して前記ステップ
2に戻るステップ10と、を備える押出ラインの外径制
御方法により達成される。
【0008】また、前述した目的は、本発明において
は、 3) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力できる入力器と、前記入力器からの前記各入力引取
速度、入力目標外径、入力押出速度を記憶する更新可能
なメモリと、前記入力器からの前記入力引取速度及び前
記入力押出速度で前記引出機及び押出機を制御しかつ内
蔵する制御特性を用いて前記入力引取速度時の実際押出
速度データと入力押出速度及び目標外径と前記外径検出
器から得られる実際ワーク外径データデータとの差から
入力引取速度に対する新たな押出速度を演算して前記メ
モリ内の前記入力押出速度を新たな押出速度に書き換え
る前記コントローラとを備える押出ラインの外径制御装
置、 4) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラを備える押出ラインの外径
制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設定
最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上の
前記入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性とし
て入力かつ記憶するステップ1と、前記入力引取速度で
前記引取機をかつ前記入力押出速度で前記押出機を駆動
して実際ワーク外径データを測定するステップ2と、前
記引取速度と設定された引取加速度とから前記引取機へ
の新たな引取速度を演算するステップ3と、前記引取機
の引取速度指令が前記入力引取速度に達したか否かを判
断しかつ同実際引取速度データが同入力引取速度に達し
たら、実際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外
径と実際ワーク外径データとの差から演算される入力引
取速度に対する新たな押出速度で前記入力押出速度を更
新するステップ4,5と、前記引取機の引取速度が設定
最終速度に達したかを判断しかつ前記引取機の引取速度
が設定最終速度に達したら前記引取機の引取速度の加減
速を終了させて前記引取機の引取速度を設定最終速度で
保持するステップ6,7と、前記引取速度が設定最終速
度に達していないとき、前記ステップ3で演算された前
記引取速度と目標外径に適した前記押出機への押出速度
指令を記憶されている制御特性とから演算するステップ
8と、実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を
0にする補正した押出速度を得るステップ9と、前記新
たな引取速度指令で前記引取機の引取モータを、新たな
押出速度で前記押出機の押出モータを駆動して前記ステ
ップ2に戻るステップ10と、を備えた押出ラインの外
径制御方法によっても達成される。
は、 3) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラとを備える押出ラインの外
径制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設
定最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上
の入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性として
入力できる入力器と、前記入力器からの前記各入力引取
速度、入力目標外径、入力押出速度を記憶する更新可能
なメモリと、前記入力器からの前記入力引取速度及び前
記入力押出速度で前記引出機及び押出機を制御しかつ内
蔵する制御特性を用いて前記入力引取速度時の実際押出
速度データと入力押出速度及び目標外径と前記外径検出
器から得られる実際ワーク外径データデータとの差から
入力引取速度に対する新たな押出速度を演算して前記メ
モリ内の前記入力押出速度を新たな押出速度に書き換え
る前記コントローラとを備える押出ラインの外径制御装
置、 4) 押出ラインの押出材料を供給する押出機と、押出後
のワークを引き取る引取機と、前記ワークの外径を検出
する外径検出器と、前記引取機の引取モータを駆動して
同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減速しかつ前
記押出ラインで得られるワーク外径が目標外径となるよ
うに前記押出機の押出モータを駆動して同押出機の押出
速度を制御するコントローラを備える押出ラインの外径
制御装置において、目標外径、引取加速度及び前記設定
最終速度以外のライン速度加減速時の任意の1点以上の
前記入力引取速度に対する入力押出速度を制御特性とし
て入力かつ記憶するステップ1と、前記入力引取速度で
前記引取機をかつ前記入力押出速度で前記押出機を駆動
して実際ワーク外径データを測定するステップ2と、前
記引取速度と設定された引取加速度とから前記引取機へ
の新たな引取速度を演算するステップ3と、前記引取機
の引取速度指令が前記入力引取速度に達したか否かを判
断しかつ同実際引取速度データが同入力引取速度に達し
たら、実際押出速度データ又は入力押出速度及び目標外
径と実際ワーク外径データとの差から演算される入力引
取速度に対する新たな押出速度で前記入力押出速度を更
新するステップ4,5と、前記引取機の引取速度が設定
最終速度に達したかを判断しかつ前記引取機の引取速度
が設定最終速度に達したら前記引取機の引取速度の加減
速を終了させて前記引取機の引取速度を設定最終速度で
保持するステップ6,7と、前記引取速度が設定最終速
度に達していないとき、前記ステップ3で演算された前
記引取速度と目標外径に適した前記押出機への押出速度
指令を記憶されている制御特性とから演算するステップ
8と、実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を
0にする補正した押出速度を得るステップ9と、前記新
たな引取速度指令で前記引取機の引取モータを、新たな
押出速度で前記押出機の押出モータを駆動して前記ステ
ップ2に戻るステップ10と、を備えた押出ラインの外
径制御方法によっても達成される。
【0009】なお、後述する本発明の好ましい実施例の
説明においては、押出ラインの定常状態で押出機及び引
取機を制御する外径制御装置の押出ラインの加減速時の
問題を解決する外径制御装置及び外径制御方法を例示す
るけれども、同外径制御装置及び外径制御方法は、押出
ラインのライン速度を加減速する目的のためだけに設計
された押出ライン立ち上げ装置及び押出ライン立ち上げ
方法であってもよい。
説明においては、押出ラインの定常状態で押出機及び引
取機を制御する外径制御装置の押出ラインの加減速時の
問題を解決する外径制御装置及び外径制御方法を例示す
るけれども、同外径制御装置及び外径制御方法は、押出
ラインのライン速度を加減速する目的のためだけに設計
された押出ライン立ち上げ装置及び押出ライン立ち上げ
方法であってもよい。
【0010】
【作用】本発明による外径制御装置及び外径制御方法
は、このような構成であるから、ライン速度が変化する
都度、前述した制御動作を繰り返すので、装置特性を記
憶するライン速度ポイントでの設定外径を得るための押
出速度の値が、押出ライン特有の特性値に徐々に近づ
き、この学習結果により、誤差を減ずる方向で毎回同じ
ワークを仕上げることができる。
は、このような構成であるから、ライン速度が変化する
都度、前述した制御動作を繰り返すので、装置特性を記
憶するライン速度ポイントでの設定外径を得るための押
出速度の値が、押出ライン特有の特性値に徐々に近づ
き、この学習結果により、誤差を減ずる方向で毎回同じ
ワークを仕上げることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例の詳細を
説明する。図1及び図2は電線被覆ラインに施された本
発明の第1実施例を示し、図1に示すように、電線被覆
ライン(押出ライン)は芯線1に絶縁被覆1a(押出材
料)を被覆する押出機2と、図示を省略する水浴槽での
絶縁被覆1aの固化後に同絶縁被覆1aの外径を測定す
る外径検出器4と、完成された被覆電線(ワーク)を引
き取る引取器3とから構成される。
説明する。図1及び図2は電線被覆ラインに施された本
発明の第1実施例を示し、図1に示すように、電線被覆
ライン(押出ライン)は芯線1に絶縁被覆1a(押出材
料)を被覆する押出機2と、図示を省略する水浴槽での
絶縁被覆1aの固化後に同絶縁被覆1aの外径を測定す
る外径検出器4と、完成された被覆電線(ワーク)を引
き取る引取器3とから構成される。
【0012】前記押出器2の押出モータ11は速度制御
ユニット13を介してかつ前記引取機3の引取モータ2
1は、速度制御ユニット23を介して本発明の外径制御
装置のコントローラCPUからの命令により調速され、
外径検出器4からの出力信号は変換ユニット41を介し
て同コントローラCPUに入力される。つまり、外径制
御装置のコントローラCPUは、通常の定常運転(ライ
ン速度一定)では、外径検出器4での絶縁被覆外径の監
視下に、設定最終速度Vteで引取機3の引取モータ22
を駆動し、公知の外径比制御やPI制御で押出モータ1
1の回転速度を制御する。
ユニット13を介してかつ前記引取機3の引取モータ2
1は、速度制御ユニット23を介して本発明の外径制御
装置のコントローラCPUからの命令により調速され、
外径検出器4からの出力信号は変換ユニット41を介し
て同コントローラCPUに入力される。つまり、外径制
御装置のコントローラCPUは、通常の定常運転(ライ
ン速度一定)では、外径検出器4での絶縁被覆外径の監
視下に、設定最終速度Vteで引取機3の引取モータ22
を駆動し、公知の外径比制御やPI制御で押出モータ1
1の回転速度を制御する。
【0013】本発明の外径制御装置は、電線被覆ライン
の加減速制御時にあっては、前記コントローラCPUに
よる制御下に、前記引取機3の引取モータ21を駆動し
て同引取機3の引取速度Vtを設定最終速度Vteまで加
減速しかつ前記電線被覆ラインで得られる被覆電線外径
D(ワーク外径)が目標外径Do となるように前記押出
機2の押出モータ11を駆動するが、この目的のため、
同外径制御装置は、デジタルスイッチ50,60(入力
器)と、前記押出モータ11の回転速度及び前記引取モ
ータ21の回転速度をそれぞれ検出できる押出速度検出
器12及び引取速度検出器22とを備えている。
の加減速制御時にあっては、前記コントローラCPUに
よる制御下に、前記引取機3の引取モータ21を駆動し
て同引取機3の引取速度Vtを設定最終速度Vteまで加
減速しかつ前記電線被覆ラインで得られる被覆電線外径
D(ワーク外径)が目標外径Do となるように前記押出
機2の押出モータ11を駆動するが、この目的のため、
同外径制御装置は、デジタルスイッチ50,60(入力
器)と、前記押出モータ11の回転速度及び前記引取モ
ータ21の回転速度をそれぞれ検出できる押出速度検出
器12及び引取速度検出器22とを備えている。
【0014】即ち、これらのデジタルスイッチ50,6
0からは、前記コントローラCPUに対して、前記設定
最終速度Vte以外のライン速度加減速時の任意の1点以
上の前記入力引取速度Vpnに対する入力押出速度Vepn
、及び目標外径Do を制御特性として入力できる。前
記押出速度検出器12及び前記引取速度検出器22は、
前記速度制御ユニット13及び前記速度制御ユニット2
3にそれぞれ出力信号を与えて、コントローラCPUか
ら指示された速度に押出モータ11及び引取モータ21
の回転速度を変速する。
0からは、前記コントローラCPUに対して、前記設定
最終速度Vte以外のライン速度加減速時の任意の1点以
上の前記入力引取速度Vpnに対する入力押出速度Vepn
、及び目標外径Do を制御特性として入力できる。前
記押出速度検出器12及び前記引取速度検出器22は、
前記速度制御ユニット13及び前記速度制御ユニット2
3にそれぞれ出力信号を与えて、コントローラCPUか
ら指示された速度に押出モータ11及び引取モータ21
の回転速度を変速する。
【0015】前記押出速度検出器12及び前記引取速度
検出器22は、押出モータ11の回転速度及び前記引取
モータの回転速度をそれぞれ検出して1点以上の実際引
取速度データVt に対する実際外径データD及び実際押
出速度データVe を前記コントローラCPUに与える。
検出器22は、押出モータ11の回転速度及び前記引取
モータの回転速度をそれぞれ検出して1点以上の実際引
取速度データVt に対する実際外径データD及び実際押
出速度データVe を前記コントローラCPUに与える。
【0016】そして、前記コントローラCPUは、デー
タバスを介して前記デジタルスイッチ50,60からの
前記各入力引取速度Vpn、目標外径Do 、入力押出速度
Vepn を記憶する更新可能なメモリMとの情報の授受を
行うが、このメモリMに記憶された入力押出速度Vepn
は、後述する手順で書き換え更新される。同コントロー
ラCPUは、前記入力引取速度Vpn及び前記入力押出速
度Vepnで前記引出機3及び押出機2を制御しかつ内蔵
する制御特性を用いて入力引取速度Vpn時の実際押出速
度データVe または入力押出速度Vepn 及び目標外径D
oと実際被覆電線外径Dとの差から入力引取速度Vpnに
対する新たな押出速度Vecを演算して前記メモリM内の
入力押出速度Vepn を新たな押出速度Vecに書き換え
る。
タバスを介して前記デジタルスイッチ50,60からの
前記各入力引取速度Vpn、目標外径Do 、入力押出速度
Vepn を記憶する更新可能なメモリMとの情報の授受を
行うが、このメモリMに記憶された入力押出速度Vepn
は、後述する手順で書き換え更新される。同コントロー
ラCPUは、前記入力引取速度Vpn及び前記入力押出速
度Vepnで前記引出機3及び押出機2を制御しかつ内蔵
する制御特性を用いて入力引取速度Vpn時の実際押出速
度データVe または入力押出速度Vepn 及び目標外径D
oと実際被覆電線外径Dとの差から入力引取速度Vpnに
対する新たな押出速度Vecを演算して前記メモリM内の
入力押出速度Vepn を新たな押出速度Vecに書き換え
る。
【0017】次に、図2のフローチャートを用いて、前
述した電線被覆ラインにおけるライン速度加減速時の制
御動作の実際を説明する。まず、ステップS1では、前
記設定最終速度Vte以外のライン速度加減速時の任意の
1点以上の前記入力引取速度Vpnに対する入力押出速度
Vepn 、目標外径Do 、及び引取加速度At がデジタル
スイッチ50,60から入力され、これらの入力引取速
度Vpn、入力押出速度Vepn 、目標外径Do 及び引取加
速度At がメモリMに記憶される。つまり、このステッ
プS1では、押出ラインが持っておりかつ所望の外径に
なるためのライン速度Vt と実際押出速度Ve の関係が
入力かつ記憶され、これらのデータが後述する押出ライ
ンの動的特性に基づく押出速度指令Ve'の演算に用いら
れる。
述した電線被覆ラインにおけるライン速度加減速時の制
御動作の実際を説明する。まず、ステップS1では、前
記設定最終速度Vte以外のライン速度加減速時の任意の
1点以上の前記入力引取速度Vpnに対する入力押出速度
Vepn 、目標外径Do 、及び引取加速度At がデジタル
スイッチ50,60から入力され、これらの入力引取速
度Vpn、入力押出速度Vepn 、目標外径Do 及び引取加
速度At がメモリMに記憶される。つまり、このステッ
プS1では、押出ラインが持っておりかつ所望の外径に
なるためのライン速度Vt と実際押出速度Ve の関係が
入力かつ記憶され、これらのデータが後述する押出ライ
ンの動的特性に基づく押出速度指令Ve'の演算に用いら
れる。
【0018】次に、ステップS2では、コントローラC
PUは前記入力引取速度Vpnで前記引取機3をかつ前記
入力押出速度Vepn で前記押出機を駆動するけれども、
このステップにおいては、押出速度検出器12、引取速
度検出器22及び外径測定器4から実際引取速度データ
Vt 、実際押出速度データVe 及び実際被覆電線外径デ
ータDがコントローラCPUに呼び込まれる。
PUは前記入力引取速度Vpnで前記引取機3をかつ前記
入力押出速度Vepn で前記押出機を駆動するけれども、
このステップにおいては、押出速度検出器12、引取速
度検出器22及び外径測定器4から実際引取速度データ
Vt 、実際押出速度データVe 及び実際被覆電線外径デ
ータDがコントローラCPUに呼び込まれる。
【0019】この後、コントローラCPUでは、前記実
際引取速度データVt と設定された引取加速度At とか
ら前記引取機3への引取速度指令Vt'が演算される(ス
テップS3)。つまり、このステップS3では、所定時
間後の引取機3の実際引取速度データVt を予め設定さ
れた引取加速度At で演算し引取速度指令Vt'が作られ
る。この引取速度指令Vt'は所定時間経過後の実際引取
速度データVt を引取加速度At で修正したものとな
る。
際引取速度データVt と設定された引取加速度At とか
ら前記引取機3への引取速度指令Vt'が演算される(ス
テップS3)。つまり、このステップS3では、所定時
間後の引取機3の実際引取速度データVt を予め設定さ
れた引取加速度At で演算し引取速度指令Vt'が作られ
る。この引取速度指令Vt'は所定時間経過後の実際引取
速度データVt を引取加速度At で修正したものとな
る。
【0020】次いで、ステップS4に移り、このステッ
プS4では、実際引取速度データVt が前記入力引取速
度Vpnに達したか否かが判断され、実際引取速度データ
Vtが同入力引取速度Vpnに達したら、実際押出速度デ
ータVe 又は入力押出速度Vep及び実際ワーク外径Dと
目標外径Do により演算された新たな押出速度Vec(S
5)で前記入力押出速度Vepn を更新する(ステップS
6)。これらのステップS4,S5,S6では、入力さ
れた動的特性を押出ラインがもつ本来の特性により近づ
ける働きとなるから、次回の外径制御が更に安定したも
のとなる。
プS4では、実際引取速度データVt が前記入力引取速
度Vpnに達したか否かが判断され、実際引取速度データ
Vtが同入力引取速度Vpnに達したら、実際押出速度デ
ータVe 又は入力押出速度Vep及び実際ワーク外径Dと
目標外径Do により演算された新たな押出速度Vec(S
5)で前記入力押出速度Vepn を更新する(ステップS
6)。これらのステップS4,S5,S6では、入力さ
れた動的特性を押出ラインがもつ本来の特性により近づ
ける働きとなるから、次回の外径制御が更に安定したも
のとなる。
【0021】ステップS6の後、コントローラCPU
は、前記引取機3の実際引取速度データVt が設定最終
速度Vteに達したかを判断(ステップS7)し、前記引
取機3の実際引取速度データVt が設定最終速度Vteに
達したら、前記引取機3の実際引取速度データVt の加
減速を終了させて前記引取機3の実際引取速度データV
t を設定最終速度Vteで保持する(ステップS8)。こ
の場合、コントローラCPUは、設定最終速度Vteで前
記引取機3の引取速度指令Vt'を、書き換えると同時
に、書き換えられた引取速度指令Vt'で引取機3を変速
制御し、定常状態(ライン速度一定)での一般的な外径
制御状態に入る。
は、前記引取機3の実際引取速度データVt が設定最終
速度Vteに達したかを判断(ステップS7)し、前記引
取機3の実際引取速度データVt が設定最終速度Vteに
達したら、前記引取機3の実際引取速度データVt の加
減速を終了させて前記引取機3の実際引取速度データV
t を設定最終速度Vteで保持する(ステップS8)。こ
の場合、コントローラCPUは、設定最終速度Vteで前
記引取機3の引取速度指令Vt'を、書き換えると同時
に、書き換えられた引取速度指令Vt'で引取機3を変速
制御し、定常状態(ライン速度一定)での一般的な外径
制御状態に入る。
【0022】この場合、前記実際引取速度データVt が
設定最終速度Vteに達していないときには、ステップS
9へ移行し、コントローラCPUは、前記ステップS3
で演算された前記引取速度指令Vt'と記憶されている制
御特性とから、目標外径Doに適した前記押出機2への
押出速度指令Ve'を演算する。即ち、このステップS9
においては、記憶された押出ラインの動的特性に基づ
き、所定時間後の実際引取速度データVt (=押出速度
指令Vt')の時に必要な実際押出速度データVeを演算
しその演算結果を押出速度指令Ve'とすることになる。
設定最終速度Vteに達していないときには、ステップS
9へ移行し、コントローラCPUは、前記ステップS3
で演算された前記引取速度指令Vt'と記憶されている制
御特性とから、目標外径Doに適した前記押出機2への
押出速度指令Ve'を演算する。即ち、このステップS9
においては、記憶された押出ラインの動的特性に基づ
き、所定時間後の実際引取速度データVt (=押出速度
指令Vt')の時に必要な実際押出速度データVeを演算
しその演算結果を押出速度指令Ve'とすることになる。
【0023】次のステップS10では、コントローラC
PUは、実際被覆電線外径データDと目標外径Do との
外径偏差ΔDを0にするように押出速度指令Ve'を補正
するが、この補正により、外径偏差ΔDが確実に0に向
かう。
PUは、実際被覆電線外径データDと目標外径Do との
外径偏差ΔDを0にするように押出速度指令Ve'を補正
するが、この補正により、外径偏差ΔDが確実に0に向
かう。
【0024】この後、ステップS11では、前記引取速
度指令Vt'で前記引取機3の引取モータ22を、押出速
度指令Ve'で前記押出機2の押出モータ11を駆動した
後、前記ステップS2に戻る。
度指令Vt'で前記引取機3の引取モータ22を、押出速
度指令Ve'で前記押出機2の押出モータ11を駆動した
後、前記ステップS2に戻る。
【0025】前述したステップS2からステップ11ま
での繰返ステップでは、実際引取速度データVt が所望
の設定最終速度Vteに達したか判断するもので、同設定
最終速度Vteに達した時は、制御が終了され、実際引取
速度データVt が設定最終速度Vteに保持され、設定最
終速度Vteに達していない場合は、動的特性の入力を除
く、各ステップが繰返えされる。以上のようなステップ
では、ライン速度が変化する度に、前述の動作が繰り返
されるので、押出ラインの特性を記憶するライン速度ポ
イントでの目標外径を得るための押出速度の値は、押出
ラインが本来的にもつ特性値に近づき、誤差を減ずる方
向で毎回同じ被覆電線を仕上げることができる。
での繰返ステップでは、実際引取速度データVt が所望
の設定最終速度Vteに達したか判断するもので、同設定
最終速度Vteに達した時は、制御が終了され、実際引取
速度データVt が設定最終速度Vteに保持され、設定最
終速度Vteに達していない場合は、動的特性の入力を除
く、各ステップが繰返えされる。以上のようなステップ
では、ライン速度が変化する度に、前述の動作が繰り返
されるので、押出ラインの特性を記憶するライン速度ポ
イントでの目標外径を得るための押出速度の値は、押出
ラインが本来的にもつ特性値に近づき、誤差を減ずる方
向で毎回同じ被覆電線を仕上げることができる。
【0026】図3は本発明の第2実施例による外径制御
装置を示し、この外径制御装置は押出器2及び引取機3
を制御するコントローラCPUを備える。このコントロ
ーラCPUは、速度制御ユニット13を介して押出器2
の押出モータ11をかつ前記速度制御ユニット23を介
して引取機3引取モータ21を制御するが、その制御運
転中、外径検出器4からの出力信号は変換ユニット41
を介して同コントローラCPUに入力される。
装置を示し、この外径制御装置は押出器2及び引取機3
を制御するコントローラCPUを備える。このコントロ
ーラCPUは、速度制御ユニット13を介して押出器2
の押出モータ11をかつ前記速度制御ユニット23を介
して引取機3引取モータ21を制御するが、その制御運
転中、外径検出器4からの出力信号は変換ユニット41
を介して同コントローラCPUに入力される。
【0027】つまり、第1実施例の場合と同様に、第2
実施例による外径制御装置のコントローラCPUは、通
常の定常運転(ライン速度一定)では、外径検出器4で
の絶縁被覆外径の監視下に、設定最終速度Vteで引取機
3の引取モータ22を駆動し、公知の外径比制御やPI
制御で押出モータ11の回転速度を制御する。また、第
2実施例による外径制御装置は、電線被覆ラインの加減
速の制御のためのデジタルスイッチ50,60(入力
器)、前記押出モータ11の回転速度及び前記引取モー
タ21の回転速度をそれぞれ検出できる押出速度検出器
12及び引取速度検出器22を備えるが、これらの押出
速度検出器12及び引取速度検出器22の出力は、速度
制御ユニット13及び速度制御ユニット23にそれぞれ
出力信号を与えて、これらの速度制御ユニット13及び
速度制御ユニット23により押出モータ11及び引取モ
ータ21がローカル制御される。
実施例による外径制御装置のコントローラCPUは、通
常の定常運転(ライン速度一定)では、外径検出器4で
の絶縁被覆外径の監視下に、設定最終速度Vteで引取機
3の引取モータ22を駆動し、公知の外径比制御やPI
制御で押出モータ11の回転速度を制御する。また、第
2実施例による外径制御装置は、電線被覆ラインの加減
速の制御のためのデジタルスイッチ50,60(入力
器)、前記押出モータ11の回転速度及び前記引取モー
タ21の回転速度をそれぞれ検出できる押出速度検出器
12及び引取速度検出器22を備えるが、これらの押出
速度検出器12及び引取速度検出器22の出力は、速度
制御ユニット13及び速度制御ユニット23にそれぞれ
出力信号を与えて、これらの速度制御ユニット13及び
速度制御ユニット23により押出モータ11及び引取モ
ータ21がローカル制御される。
【0028】つまり、第2実施例による外径制御装置に
あっては、押出速度検出器12及び引取速度検出器22
の出力信号がコントローラCPUに入力されない点、即
ち、実際引取速度データVt =引取速度指令Vt'、及
び、実際押出速度データVe =押出速度指令Ve'とし
て、電線被覆ラインの加減速制御が行われる点において
のみ、第1実施例による外径制御装置と相違する。この
理由は、押出ラインにおいては、第1実施例において述
べた実際押出速度データVe と押出速度指令Ve'及び実
際引取速度データVt と引取速度指令Vt'には遅れがほ
とんど生じないことによる。
あっては、押出速度検出器12及び引取速度検出器22
の出力信号がコントローラCPUに入力されない点、即
ち、実際引取速度データVt =引取速度指令Vt'、及
び、実際押出速度データVe =押出速度指令Ve'とし
て、電線被覆ラインの加減速制御が行われる点において
のみ、第1実施例による外径制御装置と相違する。この
理由は、押出ラインにおいては、第1実施例において述
べた実際押出速度データVe と押出速度指令Ve'及び実
際引取速度データVt と引取速度指令Vt'には遅れがほ
とんど生じないことによる。
【0029】次に、図4及び図5に示すフローチャート
を用いて、第2実施例による外径制御装置の制御動作を
説明する。図4及び図5に示すフローチャートは押出ラ
インが停止している状態から設定最終速度Vteまで立ち
上げる場合を示している。なお、フローチャート中のn
・Vpn及びVepn であるが、”n”は設定された特性デ
ータのNo. を示し(n=1、2、3、・・・・)、Vpnは入力特性N
o. =nのライン速度を、Vepn は入力特性No. =nの
時の設定外径Do するのに適した実際押出速度データV
e を示す。また、以下の説明は、引取機3と押出ライン
にはスリップ等による影響がないものとし、実際引取速
度データVt =ライン速度Vt とした場合である。
を用いて、第2実施例による外径制御装置の制御動作を
説明する。図4及び図5に示すフローチャートは押出ラ
インが停止している状態から設定最終速度Vteまで立ち
上げる場合を示している。なお、フローチャート中のn
・Vpn及びVepn であるが、”n”は設定された特性デ
ータのNo. を示し(n=1、2、3、・・・・)、Vpnは入力特性N
o. =nのライン速度を、Vepn は入力特性No. =nの
時の設定外径Do するのに適した実際押出速度データV
e を示す。また、以下の説明は、引取機3と押出ライン
にはスリップ等による影響がないものとし、実際引取速
度データVt =ライン速度Vt とした場合である。
【0030】まず、目標外径Do となる前記引取機3の
引取速度と前記押出機2の押出速度の関係(制御特性)
が入力されるが、この入力は”START”の前に当然
入力される必要があるので、フローチャートでは省略さ
れている。つまり、入力方法及び記憶方法は問わないけ
れども、第2実施例では、最終引取速度Vteを100%
とした10%毎のライン速度(0. 1Vte、0. 2Vt
e、0. 3Vte、0. 4Vte、0. 5Vte、0. 6Vt
e、0. 7Vte、0. 8Vte、0. 9Vte、Vte)にお
ける特性(押出速度 Vep1 Vep2 、Vep3 、Vep4 、
Vep5 、Vep6 、Vep7 、Vep8 、Vep9 、Vep10)
をデジタルスイッチ50,60により設定し、メモリM
に記憶させた。n=1の場合、本実施例においては、V
pnはライン速度0.1Vteを、Vepnはライン速度0.
1Vte(Vteは設定最終引取速度)の時の設定外径Do
にするのに適した実際押出速度データVe を示す。同様
にして n=2の場合は、ライン速度0.2Vteの時を示
し、Vpn=O.2Vte を示すことになる。また、n =
0 の場合は、ライン速度Vt =0、Vpn=0を初期値
とする値である。
引取速度と前記押出機2の押出速度の関係(制御特性)
が入力されるが、この入力は”START”の前に当然
入力される必要があるので、フローチャートでは省略さ
れている。つまり、入力方法及び記憶方法は問わないけ
れども、第2実施例では、最終引取速度Vteを100%
とした10%毎のライン速度(0. 1Vte、0. 2Vt
e、0. 3Vte、0. 4Vte、0. 5Vte、0. 6Vt
e、0. 7Vte、0. 8Vte、0. 9Vte、Vte)にお
ける特性(押出速度 Vep1 Vep2 、Vep3 、Vep4 、
Vep5 、Vep6 、Vep7 、Vep8 、Vep9 、Vep10)
をデジタルスイッチ50,60により設定し、メモリM
に記憶させた。n=1の場合、本実施例においては、V
pnはライン速度0.1Vteを、Vepnはライン速度0.
1Vte(Vteは設定最終引取速度)の時の設定外径Do
にするのに適した実際押出速度データVe を示す。同様
にして n=2の場合は、ライン速度0.2Vteの時を示
し、Vpn=O.2Vte を示すことになる。また、n =
0 の場合は、ライン速度Vt =0、Vpn=0を初期値
とする値である。
【0031】この入力の場合の入力点数は多い程よい
が、その記憶ステップとコストなどの実状からすると、
10点程度が適している。また、動的特性の入力方法と
しては、ライン速度が変化する際の電線被覆ラインの試
験的な動作を記憶したものであってもよい。また、図4
及び図5のフローチャートにおいて示されている”n”
は特性データNo. を示すとともに、押出速度指令Vt'の
該当する範囲No. (Vep n-1≦Vt'<Vep n)を示すこ
とにもなる。
が、その記憶ステップとコストなどの実状からすると、
10点程度が適している。また、動的特性の入力方法と
しては、ライン速度が変化する際の電線被覆ラインの試
験的な動作を記憶したものであってもよい。また、図4
及び図5のフローチャートにおいて示されている”n”
は特性データNo. を示すとともに、押出速度指令Vt'の
該当する範囲No. (Vep n-1≦Vt'<Vep n)を示すこ
とにもなる。
【0032】まず、ステップA1では、n=1、ステッ
プB6ではn=1+1とされ、メモリMに記憶されたN
o. =nの入力データがコントローラCPUに読み出さ
れ、同コントローラCPUにより入力データNo. nの入
力データに応じたライン速度Vt で引取機3が、入力押
出速度Venに応じた押出速度Ve で押出機2が運転され
る。
プB6ではn=1+1とされ、メモリMに記憶されたN
o. =nの入力データがコントローラCPUに読み出さ
れ、同コントローラCPUにより入力データNo. nの入
力データに応じたライン速度Vt で引取機3が、入力押
出速度Venに応じた押出速度Ve で押出機2が運転され
る。
【0033】次に、ステップA2,B1に移行し、実際
引取速度データVt 、実際押出速度データVe 、実際被
覆電線外径データDが測定されるけれども、本実施例で
は、先に指摘したように、実際引取速度データVt =引
取速度指令Vt'、実際押出速度データVe =押出速度指
令Ve'として、処理する。
引取速度データVt 、実際押出速度データVe 、実際被
覆電線外径データDが測定されるけれども、本実施例で
は、先に指摘したように、実際引取速度データVt =引
取速度指令Vt'、実際押出速度データVe =押出速度指
令Ve'として、処理する。
【0034】続いて、コントローラCPU内に設定され
た引取加速度At から、引取速度指令Vt'を演算(ステ
ップA3・B2)する。つまり、この引取速度指令Vt'
の演算においては、以下の式を用いるので、時間Δtを
予め設定しておく必要がある。この場合の時間Δtは、
押出ラインに応じて任意に選ぶことができるが、長すぎ
ると本発明の効果が薄れ、短すぎると速度制御ユニット
の応答も関与してくること等を考慮するとよい(本実施
例では、時間Δtを50msとし、現在の実際引取速度
データVt として引取速度指令Vt'=Vt +Δt・ At
と計算した。)。
た引取加速度At から、引取速度指令Vt'を演算(ステ
ップA3・B2)する。つまり、この引取速度指令Vt'
の演算においては、以下の式を用いるので、時間Δtを
予め設定しておく必要がある。この場合の時間Δtは、
押出ラインに応じて任意に選ぶことができるが、長すぎ
ると本発明の効果が薄れ、短すぎると速度制御ユニット
の応答も関与してくること等を考慮するとよい(本実施
例では、時間Δtを50msとし、現在の実際引取速度
データVt として引取速度指令Vt'=Vt +Δt・ At
と計算した。)。
【0035】その後、入力された特性値とA3またはB
2で演算された引取速度指令Vt'に適した押出速度指令
Ve'を演算する(ステップA4・B9)。本実施例の演
算方法は、演算された引取速度指令Vt'を範囲とする
(Vep n-1≦Vt'<Vep n)Vep n-1 とVepn から引
取速度指令Vt'に適した押出速度指令Ve'を計算して演
算する方法である。例えば、Vt'= 4m/sec 、Vp n-1
= 1m/sec 、Vp n = 5m/sec 、Vep n-1 = 150rpm
、Vep n = 300rpm の場合、その間の変化は連続的
であるべきだから、直線的な変化と考えて、ΔVep/Δ
Vp =(300−150)/(5−1)=37. 5[rpm
・sec/m] 用いてVe'= Vep n-1+ΔVep/ΔVp (Vt'
−Vp n-1 )=150+37. 5(4−1)=262.
5[rpm] となる。勿論、施すべき押出ライン(電線被覆
ライン)によっては、演算方法そのものを同押出ライン
に適した演算に置換えてもよい。
2で演算された引取速度指令Vt'に適した押出速度指令
Ve'を演算する(ステップA4・B9)。本実施例の演
算方法は、演算された引取速度指令Vt'を範囲とする
(Vep n-1≦Vt'<Vep n)Vep n-1 とVepn から引
取速度指令Vt'に適した押出速度指令Ve'を計算して演
算する方法である。例えば、Vt'= 4m/sec 、Vp n-1
= 1m/sec 、Vp n = 5m/sec 、Vep n-1 = 150rpm
、Vep n = 300rpm の場合、その間の変化は連続的
であるべきだから、直線的な変化と考えて、ΔVep/Δ
Vp =(300−150)/(5−1)=37. 5[rpm
・sec/m] 用いてVe'= Vep n-1+ΔVep/ΔVp (Vt'
−Vp n-1 )=150+37. 5(4−1)=262.
5[rpm] となる。勿論、施すべき押出ライン(電線被覆
ライン)によっては、演算方法そのものを同押出ライン
に適した演算に置換えてもよい。
【0036】この後、先に求めた押出速度指令Ve'に実
際引取速度データVt の時の外径偏差ΔDを補正(ステ
ップB10)するが、本発明では、動的特性により求め
た適した押出速度で押出ラインをを運転しているので、
外径偏差ΔDは大変小さな値となるから、このステップ
B10では、PI制御を行えばよい。
際引取速度データVt の時の外径偏差ΔDを補正(ステ
ップB10)するが、本発明では、動的特性により求め
た適した押出速度で押出ラインをを運転しているので、
外径偏差ΔDは大変小さな値となるから、このステップ
B10では、PI制御を行えばよい。
【0037】次に、ステップA5,B11では、前述し
た演算結果の引取速度指令Vt'で引取機3の実際引取速
度データVt を、押出速度指令Ve'で押出機2の実際押
出速度データVe を置き換え、これらの速度で引取機3
及び押出機2を駆動する。具体的に言えば、引取速度指
令Vt'及び押出速度指令Ve'を引取機3及び押出機2の
速度制御ユニット23,13に入力することになる。
た演算結果の引取速度指令Vt'で引取機3の実際引取速
度データVt を、押出速度指令Ve'で押出機2の実際押
出速度データVe を置き換え、これらの速度で引取機3
及び押出機2を駆動する。具体的に言えば、引取速度指
令Vt'及び押出速度指令Ve'を引取機3及び押出機2の
速度制御ユニット23,13に入力することになる。
【0038】ここで注意すべき点は、電線等の被覆ライ
ンの場合、押出速度が低いと被覆状態が断続的になり全
周全長に亙って被覆されない事実である。したがって、
このようなおそれがある場合、全周全長に被覆されるま
で、そのままの加速度で加速し、全周全長に渡り被覆さ
れたことを確認した後、本発明による外径制御を行う必
要がある(ステップA6)。この条件を満たすには、ラ
イン速度がVp n=1 (つまり0. 1Vte)より高い場合
もあるけれども、この場合は、ライン速度VtがVpn=
1を超えた時点で、n=2とすればよい。しかし、この
ような事態は稀であるので、説明を簡単にするため、第
2実施例でのフローチャート中ではライン速度が”Vp
n”を超えたかどうかの判断は省略し、Vpn=1よりも
低い実際引取速度データVt で全周に被覆されたものと
してある。ライン速度が動的特性を設定した時点、即ち
本実施例では最終引取速度Vteを100%とした10%
毎のライン速度(0. 1Vte、0. 2Vte、0. 3Vt
e、0. 4Vte、0. 5Vte、0. 6Vte、0. 7Vt
e、0. 8Vte、0. 9Vte、Vte)に達したかがステ
ップB3で判断され、ライン速度が動的特性を設定した
ライン速度Vpnに達した時の実際押出速度データVe ま
たは入力押出速度Vepn及び実際ワーク外径Dと目標外
径Do によりもとまる新たな押出速度Vec(ステップB
4)で、メモリMに入力された入力引取速度Vpnに対す
る入力押出速度Vepn が更新される(ステップB5)。
ンの場合、押出速度が低いと被覆状態が断続的になり全
周全長に亙って被覆されない事実である。したがって、
このようなおそれがある場合、全周全長に被覆されるま
で、そのままの加速度で加速し、全周全長に渡り被覆さ
れたことを確認した後、本発明による外径制御を行う必
要がある(ステップA6)。この条件を満たすには、ラ
イン速度がVp n=1 (つまり0. 1Vte)より高い場合
もあるけれども、この場合は、ライン速度VtがVpn=
1を超えた時点で、n=2とすればよい。しかし、この
ような事態は稀であるので、説明を簡単にするため、第
2実施例でのフローチャート中ではライン速度が”Vp
n”を超えたかどうかの判断は省略し、Vpn=1よりも
低い実際引取速度データVt で全周に被覆されたものと
してある。ライン速度が動的特性を設定した時点、即ち
本実施例では最終引取速度Vteを100%とした10%
毎のライン速度(0. 1Vte、0. 2Vte、0. 3Vt
e、0. 4Vte、0. 5Vte、0. 6Vte、0. 7Vt
e、0. 8Vte、0. 9Vte、Vte)に達したかがステ
ップB3で判断され、ライン速度が動的特性を設定した
ライン速度Vpnに達した時の実際押出速度データVe ま
たは入力押出速度Vepn及び実際ワーク外径Dと目標外
径Do によりもとまる新たな押出速度Vec(ステップB
4)で、メモリMに入力された入力引取速度Vpnに対す
る入力押出速度Vepn が更新される(ステップB5)。
【0039】この更新は、前述したステップB9及びB
10で設定された押出速度指令Ve'から一層外径偏差の
小さな値を得られる実際押出速度データVe になるの
で、押出速度を最適な値に向かう方向で更新することに
なり、制御回数を増すごとに仕上がり外径の偏差が小さ
くなっていく効果をもたらす。
10で設定された押出速度指令Ve'から一層外径偏差の
小さな値を得られる実際押出速度データVe になるの
で、押出速度を最適な値に向かう方向で更新することに
なり、制御回数を増すごとに仕上がり外径の偏差が小さ
くなっていく効果をもたらす。
【0040】引取速度が設定最終速度Vteに達するまで
以上の処理を繰返し、引取速度が設定最終速度Vteに達
したら、前記引取機3の引取速度の加速を終了させ、引
取速度を設定最終速度Vteで保持することで、ライン速
度が変化する際の外径制御を終了し、引取速度が設定最
終速度Vteに達していないときは ステップB9以降の
処理を継続する(ステップB6,B8)
以上の処理を繰返し、引取速度が設定最終速度Vteに達
したら、前記引取機3の引取速度の加速を終了させ、引
取速度を設定最終速度Vteで保持することで、ライン速
度が変化する際の外径制御を終了し、引取速度が設定最
終速度Vteに達していないときは ステップB9以降の
処理を継続する(ステップB6,B8)
【0041】前記第2実施例の説明では、不連続なライ
ン速度に対する動的特性を入力する例を説明したが、入
力される動的特性は関数の形で与えてもよく、その場合
にあっては、適した押出速度指令Ve'は与えらた動的特
性の関数を用いた計算に置換演算される。
ン速度に対する動的特性を入力する例を説明したが、入
力される動的特性は関数の形で与えてもよく、その場合
にあっては、適した押出速度指令Ve'は与えらた動的特
性の関数を用いた計算に置換演算される。
【0042】前述した各実施例では、ライン速度が一定
加速度で変速される場合、即ち押出ラインの立ち上げの
際を例示したが、加速度が一定でない場合は、入力され
た特性値により押出加速度を求める際に更に高度な処理
を施したり、特性値の入力点数を増やせばよい。しか
し、ライン速度の加速度が変化する場合、特に加速度の
急激な変化は被覆電線が切れたりする等の危険が増すの
で、実際にはその様な場合は極めて少ない。
加速度で変速される場合、即ち押出ラインの立ち上げの
際を例示したが、加速度が一定でない場合は、入力され
た特性値により押出加速度を求める際に更に高度な処理
を施したり、特性値の入力点数を増やせばよい。しか
し、ライン速度の加速度が変化する場合、特に加速度の
急激な変化は被覆電線が切れたりする等の危険が増すの
で、実際にはその様な場合は極めて少ない。
【0043】なお、前述した実施例は、定常状態でも押
出ラインの引取機及び押出機を制御する外径制御装置の
場合を例示したが、本発明は、押出ラインの立ち上げ装
置として特別に設計された外径制御装置に適用すること
もできる。また、前述した各実施例では、引取機3の引
取速度を調速しながら、押出機2の押出速度を制御して
ワークの外径制御を行うものであるが、逆に押出機2の
押出速度を調速しながら、引取機3の引取速度を制御し
て外径制御することも可能である。
出ラインの引取機及び押出機を制御する外径制御装置の
場合を例示したが、本発明は、押出ラインの立ち上げ装
置として特別に設計された外径制御装置に適用すること
もできる。また、前述した各実施例では、引取機3の引
取速度を調速しながら、押出機2の押出速度を制御して
ワークの外径制御を行うものであるが、逆に押出機2の
押出速度を調速しながら、引取機3の引取速度を制御し
て外径制御することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、押出ラインが加減速される際に、同押出ライ
ンがもつ固有な制御特性に則った外径制御が可能になる
から、次のような効果が得られる。
によれば、押出ラインが加減速される際に、同押出ライ
ンがもつ固有な制御特性に則った外径制御が可能になる
から、次のような効果が得られる。
【0045】1)制御の遅れを含めた押出ラインの特性に
基づく外径制御が得られる。
基づく外径制御が得られる。
【0046】2)したがって、適用される押出ラインの能
力に見合った外径制御が実現できるから、同押出ライン
の能力内で最大のライン速度の可変が可能になり、押出
ラインの立ち上げ時間が短縮される。
力に見合った外径制御が実現できるから、同押出ライン
の能力内で最大のライン速度の可変が可能になり、押出
ラインの立ち上げ時間が短縮される。
【0047】3)ライン速度一定時の制御を用いると、ラ
イン速度が可変する場合には、補正量を修正しなくては
ならないけれども、本発明では、ライン速度の変化に伴
う押出速度の動的特性をもとに押出速度を変速させるこ
とで、外径偏差を更に小さくするための制御ステップに
ライン速度一定での制御ステップを用いることができ、
設定最終速度Vteに達した後は、そのままライン速度一
定下での外径制御に用いることも可能になる。
イン速度が可変する場合には、補正量を修正しなくては
ならないけれども、本発明では、ライン速度の変化に伴
う押出速度の動的特性をもとに押出速度を変速させるこ
とで、外径偏差を更に小さくするための制御ステップに
ライン速度一定での制御ステップを用いることができ、
設定最終速度Vteに達した後は、そのままライン速度一
定下での外径制御に用いることも可能になる。
【0048】4)本発明の外径制御装置及び外径制御方法
は、押出ラインの引取装置と押出機の能力関係を問わな
いので、既存の設備へ簡単に適用できる。
は、押出ラインの引取装置と押出機の能力関係を問わな
いので、既存の設備へ簡単に適用できる。
【0049】5)本発明の外径制御装置及び外径制御方法
では、滑らかな押出速度の変化を実現できるので、押出
材料の表面の仕上がりがよい。
では、滑らかな押出速度の変化を実現できるので、押出
材料の表面の仕上がりがよい。
【0050】6)本発明によると、押出ライン起動時の総
合的なロスを減らすことができるから、製品コストを削
減できる。
合的なロスを減らすことができるから、製品コストを削
減できる。
【0051】7)本発明では、メモリ内にライン速度可変
時の制御状態が記憶されるから、同記憶データの呼び出
しにより押出ラインの状態を簡単に把握できる。
時の制御状態が記憶されるから、同記憶データの呼び出
しにより押出ラインの状態を簡単に把握できる。
【図1】本発明の第1実施例による外径制御装置のブロ
ックダイヤグラムである。
ックダイヤグラムである。
【図2】同外径制御装置の制御フローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例による外径制御装置のブロ
ックダイヤグラムである。
ックダイヤグラムである。
【図4】同外径制御装置の前半の制御フローチャートで
ある。
ある。
【図5】同外径制御装置の後半の制御フローチャートで
ある。
ある。
1 芯線 1a 被覆電線 2 押出機 3 引取機 4 外径測定器 11 押出モータ 12 押出速度検出器 13,23 速度制御ユニット 41 変換ユニット 50,60 デジタルスイッチ CPU コントローラ Do 目標外径 D ワーク外径 M メモリ Ve 押出速度データ Ve' 押出速度指令 Vt 引取速度データ Vt' 引取速度指令 Vepn 入力押出速度 Vpn 入力引取速度
Claims (6)
- 【請求項1】 押出ラインの押出材料を供給する押出機
と、押出後のワークを引き取る引取機と、前記ワークの
外径を検出する外径検出器と、前記引取機の引取モータ
を駆動して同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減
速しかつ前記押出ラインで得られるワーク外径が目標外
径となるように前記押出機の押出モータを駆動して同押
出機の押出速度を制御するコントローラとを備える押出
ラインの外径制御装置において、 目標外径、引取加速度及び前記設定最終速度以外のライ
ン速度加減速時の任意の1点以上の入力引取速度に対す
る入力押出速度を制御特性として入力できる入力器と、 前記押出機の押出モータの回転速度及び前記引取モータ
の回転速度をそれぞれ検出して1点以上の実際引取速度
データに対する実際ワーク外径データ及び実際押出速度
データを前記コントローラに与える押出速度検出器及び
引取速度検出器と、 前記入力器からの前記入力目標外径、各入力引取速度及
び入力押出速度を記憶する更新可能なメモリと、 内蔵する制御特性で前記引出機及び押出機を制御しかつ
入力引取速度時の実際押出速度データ又は入力押出速度
及び目標外径と実際ワーク外径データとの差から入力引
取速度に対する新たな押出速度を演算して前記メモリ内
の前記入力押出速度を新たな押出速度に書き換える前記
コントローラとを備えることを特徴とする押出ラインの
外径制御装置。 - 【請求項2】 押出ラインの押出材料を供給する押出機
と、押出後のワークを引き取る引取機と、前記ワークの
外径を検出する外径検出器と、前記引取機の引取モータ
を駆動して同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減
速しかつ前記押出ラインで得られるワーク外径が目標外
径となるように前記押出機の押出モータを駆動して同押
出機の押出速度を制御するコントローラとを備える押出
ラインの外径制御装置において、 目標外径、引取加速度及び前記設定最終速度以外のライ
ン速度加減速時の任意の1点以上の入力引取速度に対す
る入力押出速度を制御特性として入力かつ記憶するステ
ップ1と、 前記入力引取速度で前記引取機をかつ前記入力押出速度
で前記押出機を駆動して実際引取速度データ、実際押出
速度データ及び実際ワーク外径データを測定するステッ
プ2と、 前記実際引取速度データと設定された引取加速度とから
前記引取機への引取速度指令を演算するステップ3と、 前記引取機の引取速度指令が前記入力引取速度に達した
か否かを判断しかつ同実際引取速度データが同入力引取
速度に達したら、実際押出速度データ又は入力押出速度
及び目標外径と実際ワーク外径データとの差から演算さ
れる入力引取速度に対する新たな押出速度で前記入力押
出速度を更新するステップ4,5と、 前記引取機の実際引取速度データが設定最終速度に達し
たかを判断しかつ前記引取機の実際引取速度データが設
定最終速度に達したら前記引取機の実際引取速度データ
の加減速を終了させて前記引取機の実際引取速度データ
を設定最終速度で保持するステップ6,7と、 前記実際引取速度データが設定最終速度に達していない
とき、前記ステップで演算された前記引取速度指令と目
標外径に適した前記押出機への押出速度指令を記憶され
ている制御特性とから演算するステップ8と、 実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を0にす
るよう押出速度指令を補正するステップ9と、 前記引取速度指令で前記引取機の引取モータを、押出速
度指令で前記押出機の押出モータを駆動して前記ステッ
プ2に戻るステップ10と、を備えることを特徴とする
押出ラインの外径制御方法。 - 【請求項3】 押出ラインの押出材料を供給する押出機
と、押出後のワークを引き取る引取機と、前記ワークの
外径を検出する外径検出器と、前記引取機の引取モータ
を駆動して同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減
速しかつ前記押出ラインで得られるワーク外径が目標外
径となるように前記押出機の押出モータを駆動して同押
出機の押出速度を制御するコントローラとを備える押出
ラインの外径制御装置において、 目標外径、引取加速度及び前記設定最終速度以外のライ
ン速度加減速時の任意の1点以上の入力引取速度に対す
る入力押出速度を制御特性として入力できる入力器と、 前記入力器からの前記各入力引取速度、入力目標外径、
入力押出速度を記憶する更新可能なメモリと、 前記入力器からの前記入力引取速度及び前記入力押出速
度で前記引出機及び押出機を制御しかつ内蔵する制御特
性を用いて前記入力引取速度時の実際押出速度データと
入力押出速度及び目標外径と前記外径検出器から得られ
る実際ワーク外径データデータとの差から入力引取速度
に対する新たな押出速度を演算して前記メモリ内の前記
入力押出速度を新たな押出速度に書き換える前記コント
ローラとを備えることを特徴とする押出ラインの外径制
御装置。 - 【請求項4】 押出ラインの押出材料を供給する押出機
と、押出後のワークを引き取る引取機と、前記ワークの
外径を検出する外径検出器と、前記引取機の引取モータ
を駆動して同引取機の引取速度を設定最終速度まで加減
速しかつ前記押出ラインで得られるワーク外径が目標外
径となるように前記押出機の押出モータを駆動して同押
出機の押出速度を制御するコントローラを備える押出ラ
インの外径制御装置において、 目標外径、引取加速度及び前記設定最終速度以外のライ
ン速度加減速時の任意の1点以上の前記入力引取速度に
対する入力押出速度を制御特性として入力かつ記憶する
ステップ1と、 前記入力引取速度で前記引取機をかつ前記入力押出速度
で前記押出機を駆動して実際ワーク外径データを測定す
るステップ2と、 前記引取速度と設定された引取加速度とから前記引取機
への新たな引取速度を演算するステップ3と、 前記引取機の引取速度指令が前記入力引取速度に達した
か否かを判断しかつ同実際引取速度データが同入力引取
速度に達したら、実際押出速度データ又は入力押出速度
及び目標外径と実際ワーク外径データとの差から演算さ
れる入力引取速度に対する新たな押出速度で前記入力押
出速度を更新するステップ4,5と、 前記引取機の引取速度が設定最終速度に達したかを判断
しかつ前記引取機の引取速度が設定最終速度に達したら
前記引取機の引取速度の加減速を終了させて前記引取機
の引取速度を設定最終速度で保持するステップ6,7
と、 前記引取速度が設定最終速度に達していないとき、前記
ステップ3で演算された前記引取速度と目標外径に適し
た前記押出機への押出速度指令を記憶されている制御特
性とから演算するステップ8と、 実際ワーク外径データと目標外径との外径偏差を0にす
る補正した押出速度を得るステップ9と、 前記新たな引取速度指令で前記引取機の引取モータを、
新たな押出速度で前記押出機の押出モータを駆動して前
記ステップ2に戻るステップ10と、を備えたことを特
徴とする押出ラインの外径制御方法。 - 【請求項5】 前記外径制御装置は、押出ラインのライ
ン速度を加減速する目的のためだけに設計された押出ラ
イン立ち上げ装置であることを特徴とする請求項1また
は請求項3記載の外径制御装置。 - 【請求項6】 前記外径制御方法は、押出ラインのライ
ン速度を加減速する目的の押出ライン立ち上げ装置に施
されることを特徴とする請求項2または請求項4記載の
外径制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9082071A JPH10249918A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 押出ラインの外径制御装置及び外径制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9082071A JPH10249918A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 押出ラインの外径制御装置及び外径制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10249918A true JPH10249918A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13764261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9082071A Pending JPH10249918A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | 押出ラインの外径制御装置及び外径制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10249918A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113500760A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-15 | 江苏亨通光电股份有限公司 | 一种挤塑速度补偿方法、系统、计算机设备及存储介质 |
| JP2022178172A (ja) * | 2021-05-19 | 2022-12-02 | 東芝プラントシステム株式会社 | 自動制御システム、押出機制御装置、押出機制御方法、およびプログラム |
| CN120809391A (zh) * | 2025-09-15 | 2025-10-17 | 上海电气集团腾恩驰科技(苏州)有限公司 | 一种屏蔽型数据电缆加工的智能化控制方法及系统 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9082071A patent/JPH10249918A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022178172A (ja) * | 2021-05-19 | 2022-12-02 | 東芝プラントシステム株式会社 | 自動制御システム、押出機制御装置、押出機制御方法、およびプログラム |
| CN113500760A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-10-15 | 江苏亨通光电股份有限公司 | 一种挤塑速度补偿方法、系统、计算机设备及存储介质 |
| CN120809391A (zh) * | 2025-09-15 | 2025-10-17 | 上海电气集团腾恩驰科技(苏州)有限公司 | 一种屏蔽型数据电缆加工的智能化控制方法及系统 |
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