JPH10250019A - 金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルム - Google Patents
金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルムInfo
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- JPH10250019A JPH10250019A JP9064361A JP6436197A JPH10250019A JP H10250019 A JPH10250019 A JP H10250019A JP 9064361 A JP9064361 A JP 9064361A JP 6436197 A JP6436197 A JP 6436197A JP H10250019 A JPH10250019 A JP H10250019A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フレーバ性、耐熱性、耐衝撃性、特に耐衝撃性
に優れ、金属板との密着性も良好な金属板貼合わせ用積
層ポリエステルフィルムを得ることを課題とする。本発
明の積層ポリエステルフィルムをラミネートした金属板
は成形加工することによって製造される飲料缶、食品缶
などの金属缶に好適に使用することができる。 【解決手段】ポリエステル層(A)と、イミド系可塑剤
を含有するポリエステル組成物からなるポリエステル層
(B)とが配置されてなる金属板貼合わせ用積層ポリエ
ステルフィルム。
に優れ、金属板との密着性も良好な金属板貼合わせ用積
層ポリエステルフィルムを得ることを課題とする。本発
明の積層ポリエステルフィルムをラミネートした金属板
は成形加工することによって製造される飲料缶、食品缶
などの金属缶に好適に使用することができる。 【解決手段】ポリエステル層(A)と、イミド系可塑剤
を含有するポリエステル組成物からなるポリエステル層
(B)とが配置されてなる金属板貼合わせ用積層ポリエ
ステルフィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板貼合わせ用
積層ポリエステルフィルムに関するものである。詳しく
は、フレーバ性、耐熱性、耐衝撃性、特に耐衝撃性に優
れ、成形加工によって製造される飲料缶、食品缶などの
金属缶に好適な金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィ
ルムに関するものである。
積層ポリエステルフィルムに関するものである。詳しく
は、フレーバ性、耐熱性、耐衝撃性、特に耐衝撃性に優
れ、成形加工によって製造される飲料缶、食品缶などの
金属缶に好適な金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属缶の缶内面及び外面には腐食
防止を目的として、エポキシ系、フェノール系等の各種
熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布
し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しか
しながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は塗料の
乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有機
溶剤による環境汚染など解決すべき課題を有していた。
防止を目的として、エポキシ系、フェノール系等の各種
熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布
し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しか
しながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は塗料の
乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有機
溶剤による環境汚染など解決すべき課題を有していた。
【0003】これらの問題を解決する方法として、金属
缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板
にめっき等各種の表面処理を施した金属板にポリエステ
ルフィルムをラミネートする方法が行われている。ポリ
エステルフィルムをラミネートしたり、フィルムのラミ
ネート金属板を成形加工して金属缶を製造する場合、ポ
リエステルフィルムには次のような特性が要求される。
缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板
にめっき等各種の表面処理を施した金属板にポリエステ
ルフィルムをラミネートする方法が行われている。ポリ
エステルフィルムをラミネートしたり、フィルムのラミ
ネート金属板を成形加工して金属缶を製造する場合、ポ
リエステルフィルムには次のような特性が要求される。
【0004】(1)金属板との密着性に優れること。
【0005】(2)製缶後の乾燥、印刷焼付け、レトル
ト殺菌処理等の加熱によって、ラミネートされたポリエ
ステルフィルムが結晶化または劣化し、フィルムの剥
離、収縮、クラック、ピンホール等を生じないこと。
ト殺菌処理等の加熱によって、ラミネートされたポリエ
ステルフィルムが結晶化または劣化し、フィルムの剥
離、収縮、クラック、ピンホール等を生じないこと。
【0006】(3)金属缶に対する衝撃によって、ポリ
エステルフィルムが剥離したり、クラックが発生したり
しないこと。
エステルフィルムが剥離したり、クラックが発生したり
しないこと。
【0007】(4)缶の内容物の香り成分がポリエステ
ルフィルムに吸着したり、ポリエステルフィルムの溶出
成分や臭いによって内容物の風味がそこなわれないこと
(以下フレーバ性と記載する)。
ルフィルムに吸着したり、ポリエステルフィルムの溶出
成分や臭いによって内容物の風味がそこなわれないこと
(以下フレーバ性と記載する)。
【0008】これらの要求を解決するために多くの提案
がなされており、例えば特開平1−22530号公報に
は特定の密度、面配向係数を有するポリエステルフィル
ム、特開平2−57339号公報には特定の結晶性を有
する共重合ポリエステルフィルム等が開示されている
が、前記の要求を十分に満足できるものではない。ま
た、例えば、特開平5−154971号公報、特開平5
−269819号公報、特開平5−254065号公報
では、特定の共重合ポリエステル層と異なる他のポリエ
ステル層とから構成されたポリエステルフィルム等が開
示されている。しかしながら、これらの提案は上述のよ
うな多岐にわたる要求特性を総合的に満足できるもので
はなく、特に耐衝撃性に対しては十分に満足できるレベ
ルにあるとはいえなかった。
がなされており、例えば特開平1−22530号公報に
は特定の密度、面配向係数を有するポリエステルフィル
ム、特開平2−57339号公報には特定の結晶性を有
する共重合ポリエステルフィルム等が開示されている
が、前記の要求を十分に満足できるものではない。ま
た、例えば、特開平5−154971号公報、特開平5
−269819号公報、特開平5−254065号公報
では、特定の共重合ポリエステル層と異なる他のポリエ
ステル層とから構成されたポリエステルフィルム等が開
示されている。しかしながら、これらの提案は上述のよ
うな多岐にわたる要求特性を総合的に満足できるもので
はなく、特に耐衝撃性に対しては十分に満足できるレベ
ルにあるとはいえなかった。
【0009】一方、特開昭55−71750号公報、特
開昭58−83047号公報および特開昭60−350
49号公報には、ポリエステルの成形性、得られる成形
品の特性などを改良するために、ポリエステルに各種の
アイオノマー等を配合することが開示されている。しか
しながら、単にこの開示技術を金属板貼合わせ用ポリエ
ステルフィルムに適用しても、上述のような多岐にわた
る要求特性を総合的に満足できるものではなく、特に耐
熱性、フレーバ性などに劣るものであった。
開昭58−83047号公報および特開昭60−350
49号公報には、ポリエステルの成形性、得られる成形
品の特性などを改良するために、ポリエステルに各種の
アイオノマー等を配合することが開示されている。しか
しながら、単にこの開示技術を金属板貼合わせ用ポリエ
ステルフィルムに適用しても、上述のような多岐にわた
る要求特性を総合的に満足できるものではなく、特に耐
熱性、フレーバ性などに劣るものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記し
た従来技術の問題点を解消することにあり、フレーバ
性、耐熱性、耐衝撃性、特に耐衝撃性に優れ、成形加工
によって製造される金属缶に好適な金属板貼合わせ用積
層ポリエステルフィルムを提供することにある。
た従来技術の問題点を解消することにあり、フレーバ
性、耐熱性、耐衝撃性、特に耐衝撃性に優れ、成形加工
によって製造される金属缶に好適な金属板貼合わせ用積
層ポリエステルフィルムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、ポリエステル層(A)と、イミド系可塑剤を含有す
るポリエステル組成物からなるポリエステル層(B)と
が配置されてなる金属板貼合わせ用積層ポリエステルフ
ィルムによって達成できる。
は、ポリエステル層(A)と、イミド系可塑剤を含有す
るポリエステル組成物からなるポリエステル層(B)と
が配置されてなる金属板貼合わせ用積層ポリエステルフ
ィルムによって達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリエステル層
(A)またはポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルとは、フィルムに成形しうるものであればどのよう
なものでもよく、例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレ
ンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロ
ロフェノキシ)エタン4,4´−ジカルボキシレート、
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
等を挙げることができ、これらのうちポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレート、ポリテトラメチレンテレフタレートが耐
熱性、耐衝撃性、フレーバ性の点から好ましい。
(A)またはポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルとは、フィルムに成形しうるものであればどのよう
なものでもよく、例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレ
ンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(2−クロ
ロフェノキシ)エタン4,4´−ジカルボキシレート、
ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
等を挙げることができ、これらのうちポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレート、ポリテトラメチレンテレフタレートが耐
熱性、耐衝撃性、フレーバ性の点から好ましい。
【0013】本発明のポリエステル層(A)を構成する
ポリエステルの融点は、特に限定されるものではない
が、金属板との密着性、製缶工程での乾燥、印刷焼付け
等の加熱処理に耐えうる耐熱性、および耐衝撃性の点か
ら、好ましくは150〜250℃であり、より好ましく
は170〜240℃、さらに好ましくは180〜230
℃である。ポリエステルの融点が150℃未満である
と、製缶工程での乾燥等の熱によりポリマーの劣化が進
行し、クラック、ピンホールの発生が起こり耐衝撃性、
またフレーバ性に劣る場合がある。また、ポリエステル
の融点が250℃を越えると製缶工程での乾燥、印刷焼
付け等の加熱処理によって結晶化が進行し、クラック、
ピンホールの発生が起こり耐衝撃性に劣る場合がある。
ポリエステルの融点は、特に限定されるものではない
が、金属板との密着性、製缶工程での乾燥、印刷焼付け
等の加熱処理に耐えうる耐熱性、および耐衝撃性の点か
ら、好ましくは150〜250℃であり、より好ましく
は170〜240℃、さらに好ましくは180〜230
℃である。ポリエステルの融点が150℃未満である
と、製缶工程での乾燥等の熱によりポリマーの劣化が進
行し、クラック、ピンホールの発生が起こり耐衝撃性、
またフレーバ性に劣る場合がある。また、ポリエステル
の融点が250℃を越えると製缶工程での乾燥、印刷焼
付け等の加熱処理によって結晶化が進行し、クラック、
ピンホールの発生が起こり耐衝撃性に劣る場合がある。
【0014】このような融点を有する共重合ポリエステ
ルは上述した芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分
からなるポリエステルに、該ポリエステルを構成する芳
香族ジカルボン酸成分、グリコール成分以外のジカルボ
ン酸成分および/またはグリコール成分の種類または組
成を適宜変更したり、ジカルボン酸成分および/または
グリコール成分の二種以上を併用することによって得る
ことができ、特に限定されるものではない。
ルは上述した芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分
からなるポリエステルに、該ポリエステルを構成する芳
香族ジカルボン酸成分、グリコール成分以外のジカルボ
ン酸成分および/またはグリコール成分の種類または組
成を適宜変更したり、ジカルボン酸成分および/または
グリコール成分の二種以上を併用することによって得る
ことができ、特に限定されるものではない。
【0015】共重合しうるジカルボン酸成分としては、
例えばテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル
スルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−スルホイソ
フタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、
マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を挙げ
ることができる。これらのジカルボン酸成分のうちイソ
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸が耐熱性、耐衝撃
性、フレーバ性の点から特に好ましい。これらのジカル
ボン酸成分はアルキルエステル等であっても構わない。
例えばテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル
スルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン
酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−スルホイソ
フタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、
マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を挙げ
ることができる。これらのジカルボン酸成分のうちイソ
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸が耐熱性、耐衝撃
性、フレーバ性の点から特に好ましい。これらのジカル
ボン酸成分はアルキルエステル等であっても構わない。
【0016】また、前記したポリエステルに共重合しう
るグリコール成分としては例えばエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール等を挙
げることができ、これらのグリコール成分うちエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノールが耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ま
しい。
るグリコール成分としては例えばエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール等を挙
げることができ、これらのグリコール成分うちエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノールが耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ま
しい。
【0017】これらの共重合成分は共重合ポリエステル
を構成する全酸成分に対して1〜40mol%共重合す
ることが金属板との密着性の点から好ましく、より好ま
しくは5〜30mol%、さらに好ましくは7〜20m
ol%である。共重合量がかかる範囲に満たないと金属
板との密着性、金属缶の製造工程においてフィルムの結
晶化が促進されるなどして、フィルムが剥離したり、耐
衝撃性に劣る場合がある。一方、かかる範囲を越えると
融点が低くなるために耐熱性に劣る場合がある。
を構成する全酸成分に対して1〜40mol%共重合す
ることが金属板との密着性の点から好ましく、より好ま
しくは5〜30mol%、さらに好ましくは7〜20m
ol%である。共重合量がかかる範囲に満たないと金属
板との密着性、金属缶の製造工程においてフィルムの結
晶化が促進されるなどして、フィルムが剥離したり、耐
衝撃性に劣る場合がある。一方、かかる範囲を越えると
融点が低くなるために耐熱性に劣る場合がある。
【0018】具体的な共重合ポリエステルとしては、例
えば芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタル酸または
ナフタレンジカルボン酸、グリコール成分としてエチレ
ングリコールからなるポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
に、ジカルボン酸成分として、例えばテレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、グリコール成分
として、例えばエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサンジメタノールを全酸成分に対し
て1〜40mol%共重合することが金属板との密着性
の点で好ましい。より好ましくは5〜30mol%、さ
らに好ましくは7〜20mol%である。
えば芳香族ジカルボン酸成分としてテレフタル酸または
ナフタレンジカルボン酸、グリコール成分としてエチレ
ングリコールからなるポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート
に、ジカルボン酸成分として、例えばテレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、グリコール成分
として、例えばエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサンジメタノールを全酸成分に対し
て1〜40mol%共重合することが金属板との密着性
の点で好ましい。より好ましくは5〜30mol%、さ
らに好ましくは7〜20mol%である。
【0019】本発明におけるポリエステル層(B)を構
成するポリエステルはイミド系可塑剤を含有している。
この際のイミド系可塑剤の含有量は特に限定されること
はないが、金属板との密着性、製缶工程での乾燥、印刷
焼付け等の加熱処理に耐えうる耐熱性、製缶後の耐衝撃
性の点から、好ましくは20重量%以下であり、より好
ましくは0.1〜15重量%である。イミド系可塑剤の
含有量がかかる範囲、特に20重量%を越えると耐熱
性、フレーバ性に劣る場合がある。
成するポリエステルはイミド系可塑剤を含有している。
この際のイミド系可塑剤の含有量は特に限定されること
はないが、金属板との密着性、製缶工程での乾燥、印刷
焼付け等の加熱処理に耐えうる耐熱性、製缶後の耐衝撃
性の点から、好ましくは20重量%以下であり、より好
ましくは0.1〜15重量%である。イミド系可塑剤の
含有量がかかる範囲、特に20重量%を越えると耐熱
性、フレーバ性に劣る場合がある。
【0020】本発明の可塑剤は、下記一般式(1)で表
される。
される。
【0021】
【化5】 (ただし、R1、R2はそれぞれフェニル基、シクロアル
キル基もしくはこれらの水素の一つを炭化水素基で置換
した基、P1、P2はそれぞれ下記構造式(2)、
(3)、(4)のいずれかで表される基、Qはアルキレ
ン基、フェニレン基、−S−基、−SO2−基、−O−
基、−CH2−基、−CO−基もしくはこれらの基を含
有する2価の基、nは1〜20の自然数。なお、n個の
P1は、それぞれ同一でも異なっていてもよい。)
キル基もしくはこれらの水素の一つを炭化水素基で置換
した基、P1、P2はそれぞれ下記構造式(2)、
(3)、(4)のいずれかで表される基、Qはアルキレ
ン基、フェニレン基、−S−基、−SO2−基、−O−
基、−CH2−基、−CO−基もしくはこれらの基を含
有する2価の基、nは1〜20の自然数。なお、n個の
P1は、それぞれ同一でも異なっていてもよい。)
【化6】
【化7】
【化8】
【0022】このようなイミド系化合物は、例えば1,2,
3,4-ブタンテトラカルボン酸および/またはその無水物
と、脂肪族1級モノアミンまたは芳香族1級モノアミ
ン、さらに脂肪族1級ジアミンまたは芳香族1級ジアミ
ンを脱水縮合させることにより製造することができる。
3,4-ブタンテトラカルボン酸および/またはその無水物
と、脂肪族1級モノアミンまたは芳香族1級モノアミ
ン、さらに脂肪族1級ジアミンまたは芳香族1級ジアミ
ンを脱水縮合させることにより製造することができる。
【0023】ここで、脂肪族1級モノアミンとしては、
エチルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシ
ルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルア
ミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミ
ン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデ
シルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミ
ン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、エイコシ
ルアミン、ヘネイコシルアミン、ドコシルアミン、シク
ロヘキシルアミン、メチルシクロヘキシルアミン、ジメ
チルシクロヘキシルアミン、ジエチルシクロヘキシルア
ミンなどが挙げられる。
エチルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシ
ルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルア
ミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミ
ン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデ
シルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミ
ン、オクタデシルアミン、ノナデシルアミン、エイコシ
ルアミン、ヘネイコシルアミン、ドコシルアミン、シク
ロヘキシルアミン、メチルシクロヘキシルアミン、ジメ
チルシクロヘキシルアミン、ジエチルシクロヘキシルア
ミンなどが挙げられる。
【0024】また、芳香族第1級モノアミンとしては、
アニリン、トルイジン、エチルアニリン、プロピルアニ
リン、ブチルアニリン、ペンチルアニリン、ヘキシルア
ニリン、ヘプチルアニリン、オクチルアニリン、ノニル
アニリン、デシルアニリン、ウンデシルアニリン、ドデ
シルアニリン、トリデシルアニリン、テトラデシルアニ
リン、ペンタデシルアニリン、ヘキサデシルアニリン、
ヘプタデシルアニリン、オクタデシルアニリン、ノナデ
シルアニリン、エイコシルアニリン、ヘネイコシルアニ
リン、ドコシルアニリン等が挙げられる。
アニリン、トルイジン、エチルアニリン、プロピルアニ
リン、ブチルアニリン、ペンチルアニリン、ヘキシルア
ニリン、ヘプチルアニリン、オクチルアニリン、ノニル
アニリン、デシルアニリン、ウンデシルアニリン、ドデ
シルアニリン、トリデシルアニリン、テトラデシルアニ
リン、ペンタデシルアニリン、ヘキサデシルアニリン、
ヘプタデシルアニリン、オクタデシルアニリン、ノナデ
シルアニリン、エイコシルアニリン、ヘネイコシルアニ
リン、ドコシルアニリン等が挙げられる。
【0025】一方、脂肪族1級ジアミンとしては、エチ
レンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミンウ
ンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、1,
3-ビスアミノシクロヘキサン、ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、m-キシリレンジアミンおよびこれらの構造異
性体などが挙げられる。
レンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミンウ
ンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、1,
3-ビスアミノシクロヘキサン、ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、m-キシリレンジアミンおよびこれらの構造異
性体などが挙げられる。
【0026】芳香族1級ジアミンとしては、ベンジジ
ン、ジメチルベンジジン、ジアミノフェニルメタン、ジ
アミノジトリルメタンジアミノジフェニルエタン、ジア
ミノジフェニルプロパン、ジアミノジフェニルブタン、
ジアミノジフェニルエーテル、ジアミノジフェニルスル
ホン、ジアミノジフェニルベンゾフェノン、o,m,p-フェ
ニレンジアミントリレンジアミン、キシレンジアミンを
挙げることができる。
ン、ジメチルベンジジン、ジアミノフェニルメタン、ジ
アミノジトリルメタンジアミノジフェニルエタン、ジア
ミノジフェニルプロパン、ジアミノジフェニルブタン、
ジアミノジフェニルエーテル、ジアミノジフェニルスル
ホン、ジアミノジフェニルベンゾフェノン、o,m,p-フェ
ニレンジアミントリレンジアミン、キシレンジアミンを
挙げることができる。
【0027】これらより成るイミド系可塑剤は、1種の
み用いても良く、また、2種以上を併用して用いても良
い。
み用いても良く、また、2種以上を併用して用いても良
い。
【0028】本発明のポリエステル層(B)を構成する
ポリエステルにイミド系可塑剤を含有させる方法は特に
限定されないが、例えばポリエステルにイミド系可塑剤
を配合・添加する方法等によって得られる。具体的に
は、ポリエステルとイミド系可塑剤とを直接、あるいは
予めブレンダー、ミキサーなどで混合した後、通常ある
いはベント式の一軸、二軸押出し機を用いて溶融混練す
る方法、あるいはポリエステルフィルムを製造する際
に、ポリエステルとイミド系可塑剤を配合し、溶融押出
しする方法、さらにはポリエステルの製造反応工程でイ
ミド系可塑剤を添加する方法等を挙げることができる。
ポリエステルにイミド系可塑剤を含有させる方法は特に
限定されないが、例えばポリエステルにイミド系可塑剤
を配合・添加する方法等によって得られる。具体的に
は、ポリエステルとイミド系可塑剤とを直接、あるいは
予めブレンダー、ミキサーなどで混合した後、通常ある
いはベント式の一軸、二軸押出し機を用いて溶融混練す
る方法、あるいはポリエステルフィルムを製造する際
に、ポリエステルとイミド系可塑剤を配合し、溶融押出
しする方法、さらにはポリエステルの製造反応工程でイ
ミド系可塑剤を添加する方法等を挙げることができる。
【0029】本発明におけるポリエステル層(B)を構
成するポリエステルは、前記したようにポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート、ポリテトラメチレンテレフタレートな
どのポリエステルであってもよく、さらには該ポリエス
テルを構成する芳香族ジカルボン酸成分、グリコール成
分以外のジカルボン酸成分またはグリコール成分を共重
合したポリエステルであってもよい。ポリエステル層
(B)を構成するポリエステルが共重合ポリエステルの
場合には、金属板との密着性、ラミネート金属板を成形
加工して得られる金属缶の耐衝撃性の点から特に好まし
い。前記したポリエステルに共重合しうるジカルボン酸
成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、5−スルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカ
ルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカ
ルボン酸等を挙げることができる。これらのジカルボン
酸成分のうちイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸が
耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ましい。
これらのジカルボン酸成分はアルキルエステル等であっ
ても構わない。
成するポリエステルは、前記したようにポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカ
ルボキシレート、ポリテトラメチレンテレフタレートな
どのポリエステルであってもよく、さらには該ポリエス
テルを構成する芳香族ジカルボン酸成分、グリコール成
分以外のジカルボン酸成分またはグリコール成分を共重
合したポリエステルであってもよい。ポリエステル層
(B)を構成するポリエステルが共重合ポリエステルの
場合には、金属板との密着性、ラミネート金属板を成形
加工して得られる金属缶の耐衝撃性の点から特に好まし
い。前記したポリエステルに共重合しうるジカルボン酸
成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボ
ン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシ
エタンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、5−スルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカ
ルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカ
ルボン酸等を挙げることができる。これらのジカルボン
酸成分のうちイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸が
耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ましい。
これらのジカルボン酸成分はアルキルエステル等であっ
ても構わない。
【0030】また、前記したポリエステルに共重合しう
るグリコール成分としては例えばエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール等を挙
げることができ、これらのグリコール成分うちエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノールが耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ま
しい。
るグリコール成分としては例えばエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール等の脂肪族グリコール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール等を挙
げることができ、これらのグリコール成分うちエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノールが耐衝撃性、フレーバ性の点から特に好ま
しい。
【0031】以上のジカルボン酸成分、グリコール成分
は一種のみを用いても、二種以上を併用してもよい。こ
れらの共重合成分は共重合ポリエステルを構成する全酸
成分に対して1〜40mol%共重合することが金属板
との密着性の点から好ましく、より好ましくは5〜30
mol%、さらに好ましくは7〜20mol%である。
共重合量がかかる範囲、特に1mol%に満たないと金
属板との密着性、金属缶の製造工程においてフィルムの
結晶化が促進されるなどして、フィルムが剥離したり、
耐衝撃性に劣る場合がある。一方、かかる範囲、特に4
0mol%を越えると融点が低くなるために耐熱性に劣
る場合がある。
は一種のみを用いても、二種以上を併用してもよい。こ
れらの共重合成分は共重合ポリエステルを構成する全酸
成分に対して1〜40mol%共重合することが金属板
との密着性の点から好ましく、より好ましくは5〜30
mol%、さらに好ましくは7〜20mol%である。
共重合量がかかる範囲、特に1mol%に満たないと金
属板との密着性、金属缶の製造工程においてフィルムの
結晶化が促進されるなどして、フィルムが剥離したり、
耐衝撃性に劣る場合がある。一方、かかる範囲、特に4
0mol%を越えると融点が低くなるために耐熱性に劣
る場合がある。
【0032】本発明のポリエステル層(B)を構成する
ポリエステルの融点は特に限定されるものではないが、
製缶工程での乾燥、印刷焼付け等の加熱処理に耐えうる
耐熱性、および耐衝撃性の点から、好ましくは270℃
以下であり、より好ましくは150〜260℃、さらに
好ましくは180〜250℃である。融点がかかる範
囲、特に270℃を越えると製缶工程での乾燥、印刷焼
付け等の加熱処理によって結晶化が進行し、クラック、
ピンホールの発生が起こり耐衝撃性に劣る場合がある。
ポリエステルの融点は特に限定されるものではないが、
製缶工程での乾燥、印刷焼付け等の加熱処理に耐えうる
耐熱性、および耐衝撃性の点から、好ましくは270℃
以下であり、より好ましくは150〜260℃、さらに
好ましくは180〜250℃である。融点がかかる範
囲、特に270℃を越えると製缶工程での乾燥、印刷焼
付け等の加熱処理によって結晶化が進行し、クラック、
ピンホールの発生が起こり耐衝撃性に劣る場合がある。
【0033】本発明のポリエステル層(A)およびポリ
エステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエス
テルは、ジエチレングリコール含有量が1.5重量%以
下であることが好ましく、より好ましくは1.2重量%
以下、さらに好ましくは1.0重量%以下である。ポリ
エステル中のジエチレングリコール含有量が多い場合に
は、製缶工程での乾燥、印刷焼付け等の加熱処理によっ
てポリマの劣化が進行し、クラック、ピンホールの発生
が起こり耐衝撃性、フレーバ性に劣る場合がある。
エステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエス
テルは、ジエチレングリコール含有量が1.5重量%以
下であることが好ましく、より好ましくは1.2重量%
以下、さらに好ましくは1.0重量%以下である。ポリ
エステル中のジエチレングリコール含有量が多い場合に
は、製缶工程での乾燥、印刷焼付け等の加熱処理によっ
てポリマの劣化が進行し、クラック、ピンホールの発生
が起こり耐衝撃性、フレーバ性に劣る場合がある。
【0034】本発明のポリエステル層(A)およびポリ
エステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエス
テルは、ゲルマニウム、アンチモン、チタンから選ばれ
る少なくとも一種以上の元素を1〜500ppm含有す
ることが好ましい。より好ましくは2〜400ppm、
さらに好ましくは3〜300ppmである。ゲルマニウ
ム、アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一種以
上の元素量がかかる範囲、特に1ppmに満たないとフ
レーバ性向上の効果が十分でない場合があり、またかか
る範囲、特に500ppmを越えると、ポリエステルに
異物が発生し結晶核剤となり結晶化しやすくなるため耐
衝撃性が悪化したり、耐熱性が低下したりする場合があ
る。本発明のポリエステルに、ポリエステル中にゲルマ
ニウム、アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一
種以上の元素の前記特定量を含有させるとフレーバ性を
向上させることができるため好ましい。これらの元素の
中ではフレーバ性の点からゲルマニウム元素が特に好ま
しい。
エステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエス
テルは、ゲルマニウム、アンチモン、チタンから選ばれ
る少なくとも一種以上の元素を1〜500ppm含有す
ることが好ましい。より好ましくは2〜400ppm、
さらに好ましくは3〜300ppmである。ゲルマニウ
ム、アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一種以
上の元素量がかかる範囲、特に1ppmに満たないとフ
レーバ性向上の効果が十分でない場合があり、またかか
る範囲、特に500ppmを越えると、ポリエステルに
異物が発生し結晶核剤となり結晶化しやすくなるため耐
衝撃性が悪化したり、耐熱性が低下したりする場合があ
る。本発明のポリエステルに、ポリエステル中にゲルマ
ニウム、アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一
種以上の元素の前記特定量を含有させるとフレーバ性を
向上させることができるため好ましい。これらの元素の
中ではフレーバ性の点からゲルマニウム元素が特に好ま
しい。
【0035】本発明のポリエステルに、ゲルマニウム、
アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一種以上の
元素を含有させるために使用する化合物は、ゲルマニウ
ム化合物としては、例えば二酸化ゲルマニウム、結晶水
含有水酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム酸化物、水酸
化物、あるいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマ
ニウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラブトキシ
ド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等のゲルマニウ
ムアルコキシド化合物、ゲルマニウムフェノレート、ゲ
ルマニウムβ−ナフトレート等のゲルマニウムフェノキ
シド化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸ゲルマニウ
ム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム
等を挙げることができる。
アンチモン、チタンから選ばれる少なくとも一種以上の
元素を含有させるために使用する化合物は、ゲルマニウ
ム化合物としては、例えば二酸化ゲルマニウム、結晶水
含有水酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム酸化物、水酸
化物、あるいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマ
ニウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラブトキシ
ド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等のゲルマニウ
ムアルコキシド化合物、ゲルマニウムフェノレート、ゲ
ルマニウムβ−ナフトレート等のゲルマニウムフェノキ
シド化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸ゲルマニウ
ム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム
等を挙げることができる。
【0036】アンチモン化合物としては、三酸化二アン
チモン、三弗化アンチモン、酢酸アンチモン、硼酸アン
チモン、ギ酸アンチモン、亜アンチモン酸等を挙げるこ
とができる。
チモン、三弗化アンチモン、酢酸アンチモン、硼酸アン
チモン、ギ酸アンチモン、亜アンチモン酸等を挙げるこ
とができる。
【0037】チタン化合物としては、二酸化チタン等の
酸化物、水酸化チタニウム等の水酸化物、テトラメトキ
シチタネート、テトラエトキシチタネート、テトラプロ
ポキシチタネート、テトライソプロポキシチタネート、
テトラブトキシチタネート等のアルコキシド化合物、テ
トラヒドロキシエチルチタネート等のグリコキシド化合
物、フェノキシド化合物、酢酸塩等の化合物を挙げるこ
とができる。
酸化物、水酸化チタニウム等の水酸化物、テトラメトキ
シチタネート、テトラエトキシチタネート、テトラプロ
ポキシチタネート、テトライソプロポキシチタネート、
テトラブトキシチタネート等のアルコキシド化合物、テ
トラヒドロキシエチルチタネート等のグリコキシド化合
物、フェノキシド化合物、酢酸塩等の化合物を挙げるこ
とができる。
【0038】上記の元素をポリエステルに含有させる方
法は従来公知の任意の方法を採用することができ特に限
定されるものではなく、通常ポリエステルの製造が完結
する以前の任意の段階において、反応触媒として添加す
ることが好ましい。このような方法として、ゲルマニウ
ムの場合を例に挙げると、ゲルマニウム化合物の粉体を
そのまま添加する方法や、あるいは特公昭54−222
34号公報に記載されているように、ポリエステルの出
発原料であるグリコール成分中にゲルマニウム化合物を
溶解させて添加する方法等を挙げることができる。
法は従来公知の任意の方法を採用することができ特に限
定されるものではなく、通常ポリエステルの製造が完結
する以前の任意の段階において、反応触媒として添加す
ることが好ましい。このような方法として、ゲルマニウ
ムの場合を例に挙げると、ゲルマニウム化合物の粉体を
そのまま添加する方法や、あるいは特公昭54−222
34号公報に記載されているように、ポリエステルの出
発原料であるグリコール成分中にゲルマニウム化合物を
溶解させて添加する方法等を挙げることができる。
【0039】本発明のポリエステルフィルムは、得られ
るポリエステルフィルムの滑り性、金属缶の成形加工
性、耐衝撃性の向上のため、各種の粒子を含有すること
が好ましい。このような粒子は特に限定されるものでは
ないが、例えば無機粒子としては乾式法および湿式法シ
リカ、多孔質シリカ、コロイド状シリカ、酸化チタン、
酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、スピネ
ル、酸化鉄、リン酸カルシウム等、また有機粒子あるい
は有機高分子粒子としてはポリスチレン粒子、架橋ポリ
スチレン粒子、スチレン・アクリル系架橋粒子、アクリ
ル系架橋粒子、スチレン・メタクリル系架橋粒子、メタ
クリル系架橋粒子などのビニル系粒子、シリコーン、ベ
ンゾグアナミン・ホルムアルデヒド、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリフェニルエステル、フェノール樹脂等
を構成成分とする粒子を挙げることができる。
るポリエステルフィルムの滑り性、金属缶の成形加工
性、耐衝撃性の向上のため、各種の粒子を含有すること
が好ましい。このような粒子は特に限定されるものでは
ないが、例えば無機粒子としては乾式法および湿式法シ
リカ、多孔質シリカ、コロイド状シリカ、酸化チタン、
酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、スピネ
ル、酸化鉄、リン酸カルシウム等、また有機粒子あるい
は有機高分子粒子としてはポリスチレン粒子、架橋ポリ
スチレン粒子、スチレン・アクリル系架橋粒子、アクリ
ル系架橋粒子、スチレン・メタクリル系架橋粒子、メタ
クリル系架橋粒子などのビニル系粒子、シリコーン、ベ
ンゾグアナミン・ホルムアルデヒド、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリフェニルエステル、フェノール樹脂等
を構成成分とする粒子を挙げることができる。
【0040】これら粒子の平均粒子径、含有量は特に限
定されるものではないが、得られるポリエステルフィル
ムの滑り性、金属缶の成形加工性、耐衝撃性の点から平
均粒子径は0.01〜5μmの範囲が好ましく、さらに
は0.05〜3μmの範囲が好ましい。また含有量は
0.001〜3重量%が好ましく、さらには0.005
〜2重量%が好ましい。
定されるものではないが、得られるポリエステルフィル
ムの滑り性、金属缶の成形加工性、耐衝撃性の点から平
均粒子径は0.01〜5μmの範囲が好ましく、さらに
は0.05〜3μmの範囲が好ましい。また含有量は
0.001〜3重量%が好ましく、さらには0.005
〜2重量%が好ましい。
【0041】本発明のポリエステルフィルムへ粒子を含
有させる方法は、特に限定されるものではないが、例え
ば本発明の積層ポリエステルフィルムのポリエステル層
(A)またはポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルに配合・添加する方法等を挙げることができる。ポ
リエステルに配合・添加するにあたっては、ポリエステ
ルの製造反応工程で粒子を添加する方法、あるいはポリ
エステルに粒子を通常またはベント式の一軸、二軸押出
機を用いて溶融混練する方法等を挙げることができる。
有させる方法は、特に限定されるものではないが、例え
ば本発明の積層ポリエステルフィルムのポリエステル層
(A)またはポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルに配合・添加する方法等を挙げることができる。ポ
リエステルに配合・添加するにあたっては、ポリエステ
ルの製造反応工程で粒子を添加する方法、あるいはポリ
エステルに粒子を通常またはベント式の一軸、二軸押出
機を用いて溶融混練する方法等を挙げることができる。
【0042】本発明におけるポリエステルの固有粘度は
ポリエステルフィルムの強度の低下や結晶化が起こりに
くく、金属缶の成形加工時に破断やクラックが発生しな
い点で0.50dl/g以上が好ましく、またフィルム
の製膜工程での延伸を容易にする点で2.0dl/g以
下が好ましい。固有粘度のさらに好ましい範囲は0.5
5〜1.5dl/g、特に好ましい範囲は0.60〜
1.0dl/gである。
ポリエステルフィルムの強度の低下や結晶化が起こりに
くく、金属缶の成形加工時に破断やクラックが発生しな
い点で0.50dl/g以上が好ましく、またフィルム
の製膜工程での延伸を容易にする点で2.0dl/g以
下が好ましい。固有粘度のさらに好ましい範囲は0.5
5〜1.5dl/g、特に好ましい範囲は0.60〜
1.0dl/gである。
【0043】本発明のポリエステルを製造する際には、
従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用することがで
き、反応触媒としては例えばアルカリ金属化合物、アル
カリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛化合物、マンガン
化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物等、着色
防止剤としては例えばリン化合物等を挙げることができ
る。
従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用することがで
き、反応触媒としては例えばアルカリ金属化合物、アル
カリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛化合物、マンガン
化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物等、着色
防止剤としては例えばリン化合物等を挙げることができ
る。
【0044】本発明における積層ポリエステルフィルム
のポリエステル層(A)、ポリエステル層(B)を構成
するポリエステルの融点の差は、特に限定されないが、
金属板との接着性、耐衝撃性、耐熱性を向上させるた
め、適宜その目的に応じてポリエステル層(A)を構成
するポリエステルの融点に対するポリエステル層(B)
を構成するポリエステルの融点差を1〜50℃とするこ
とができる。ポリエステル層(A)を構成するポリエス
テルの融点がポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルの融点より高い場合には、その差はより好ましくは
1〜40℃、さらに好ましくは2〜30℃であり、逆に
低い場合には、その差はより好ましくは1〜40℃、さ
らに好ましくは2〜30℃である。特に本発明のポリエ
ステルフィルムにおいてポリエステル層(B)が金属板
とラミネートされる場合に、ポリエステル層(B)を構
成するポリエステルの融点が、ポリエステル層(A)を
構成するポリエステルの融点より、1〜50℃高い場合
には耐熱性が向上し、逆に1〜50℃低い場合には接着
性、耐衝撃性が向上する。
のポリエステル層(A)、ポリエステル層(B)を構成
するポリエステルの融点の差は、特に限定されないが、
金属板との接着性、耐衝撃性、耐熱性を向上させるた
め、適宜その目的に応じてポリエステル層(A)を構成
するポリエステルの融点に対するポリエステル層(B)
を構成するポリエステルの融点差を1〜50℃とするこ
とができる。ポリエステル層(A)を構成するポリエス
テルの融点がポリエステル層(B)を構成するポリエス
テルの融点より高い場合には、その差はより好ましくは
1〜40℃、さらに好ましくは2〜30℃であり、逆に
低い場合には、その差はより好ましくは1〜40℃、さ
らに好ましくは2〜30℃である。特に本発明のポリエ
ステルフィルムにおいてポリエステル層(B)が金属板
とラミネートされる場合に、ポリエステル層(B)を構
成するポリエステルの融点が、ポリエステル層(A)を
構成するポリエステルの融点より、1〜50℃高い場合
には耐熱性が向上し、逆に1〜50℃低い場合には接着
性、耐衝撃性が向上する。
【0045】上述したように、本発明における積層ポリ
エステルフィルムのポリエステル層(A)、ポリエステ
ル層(B)を構成するポリエステルの融点差は目的に応
じて適宜設定することができる。
エステルフィルムのポリエステル層(A)、ポリエステ
ル層(B)を構成するポリエステルの融点差は目的に応
じて適宜設定することができる。
【0046】本発明の積層ポリエステルフィルムはフレ
ーバ性の点から積層部のポリエステルフィルム中のアセ
トアルデヒド含有量を10ppm以下とすることが好ま
しく、より好ましくは9ppm以下、さらに好ましくは
8ppm以下である。アセトアルデヒド含有量がかかる
範囲、特に10ppmを越えるとフレーバ性に劣る場合
がある。アセトアルデヒド含有量を10ppm以下とす
る方法は特に限定されるものではない。例えばポリエス
テルを重縮合反応等で製造する際の熱分解によって生じ
るアセトアルデヒドを除去するため、ポリエステルフィ
ルムのポリエステル層(A)またはポリエステル層
(B)を構成するポリエステルを減圧下あるいは不活性
ガス雰囲気下において、ポリエステルの融点以下の温度
で熱処理する方法等によって得られたポリエステルをフ
ィルムに成形する方法等を挙げることができ、好ましく
はポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下に
おいて150℃以上、融点以下の温度での固相重合した
ポリエステルをフィルムに成形する方法がよい。
ーバ性の点から積層部のポリエステルフィルム中のアセ
トアルデヒド含有量を10ppm以下とすることが好ま
しく、より好ましくは9ppm以下、さらに好ましくは
8ppm以下である。アセトアルデヒド含有量がかかる
範囲、特に10ppmを越えるとフレーバ性に劣る場合
がある。アセトアルデヒド含有量を10ppm以下とす
る方法は特に限定されるものではない。例えばポリエス
テルを重縮合反応等で製造する際の熱分解によって生じ
るアセトアルデヒドを除去するため、ポリエステルフィ
ルムのポリエステル層(A)またはポリエステル層
(B)を構成するポリエステルを減圧下あるいは不活性
ガス雰囲気下において、ポリエステルの融点以下の温度
で熱処理する方法等によって得られたポリエステルをフ
ィルムに成形する方法等を挙げることができ、好ましく
はポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下に
おいて150℃以上、融点以下の温度での固相重合した
ポリエステルをフィルムに成形する方法がよい。
【0047】また、本発明の積層ポリエステルフィルム
はフレーバ性の点から積層部のポリエステルフィルム中
の環状三量体などからなるオリゴマーはより少ない方が
好ましい。特に環状三量体の含有量を0.9重量%以下
とすることが好ましく、さらには0.8重量%以下とす
ることが好ましい。積層部のポリエステルフィルム中の
オリゴマー含有量がかかる範囲、特に0.9重量%を越
えるとフレーバー性に劣る場合がある。オリゴマー含有
量を0.9重量%以下とする方法は特に限定されるもの
ではないが、上述のアセトアルデヒド含有量を減少させ
る方法と同様の方法等を採用することで達成できる。
はフレーバ性の点から積層部のポリエステルフィルム中
の環状三量体などからなるオリゴマーはより少ない方が
好ましい。特に環状三量体の含有量を0.9重量%以下
とすることが好ましく、さらには0.8重量%以下とす
ることが好ましい。積層部のポリエステルフィルム中の
オリゴマー含有量がかかる範囲、特に0.9重量%を越
えるとフレーバー性に劣る場合がある。オリゴマー含有
量を0.9重量%以下とする方法は特に限定されるもの
ではないが、上述のアセトアルデヒド含有量を減少させ
る方法と同様の方法等を採用することで達成できる。
【0048】さらに、本発明の積層ポリエステルフィル
ムには、各層に必要に応じて酸化防止剤、可塑剤、帯電
防止剤、耐候剤、末端封鎖剤等の添加剤も適宜使用する
ことができる。
ムには、各層に必要に応じて酸化防止剤、可塑剤、帯電
防止剤、耐候剤、末端封鎖剤等の添加剤も適宜使用する
ことができる。
【0049】本発明の積層ポリエステルフィルムは、未
延伸のシート状のものでもよいし、一軸または二軸に延
伸された延伸フィルムであってもよい。
延伸のシート状のものでもよいし、一軸または二軸に延
伸された延伸フィルムであってもよい。
【0050】本発明の積層ポリエステルフィルムは、従
来公知の任意の方法を用いて製造することができ、例え
ば、ポリエステル層(A)を構成するポリエステルおよ
びポリエステル層(B)を構成するポリエステル組成物
を、予め別々に製膜し、フィルム化後、ラミネートして
製造する方法、あるいは別々に溶融して、ダイより共押
出して製造する方法等を挙げることができ、特に限定さ
れるものではない。
来公知の任意の方法を用いて製造することができ、例え
ば、ポリエステル層(A)を構成するポリエステルおよ
びポリエステル層(B)を構成するポリエステル組成物
を、予め別々に製膜し、フィルム化後、ラミネートして
製造する方法、あるいは別々に溶融して、ダイより共押
出して製造する方法等を挙げることができ、特に限定さ
れるものではない。
【0051】例えば、共押出法による二軸延伸フィルム
の場合は、前記したポリエステル層(A)を構成するポ
リエステルおよびポリエステル層(B)を構成するポリ
エステル組成物とを十分に乾燥させた後、別々に溶融し
て、ダイより共押出し、固化前に積層融着させた後、キ
ャスティングドラム上に溶融押出して未延伸フィルムと
し、次いでこの未延伸フィルムを同時あるいは逐次に二
軸延伸する方法が挙げられる。また逐次二軸延伸の場
合、その延伸順序はフィルムを長手方向、幅方向の順、
あるいはこの逆としてもよい。更に逐次二軸延伸におい
ては、長手方向あるいは幅方向の延伸を2回以上行うこ
とも可能である。フィルムの長手方向及び幅方向の延伸
倍率は目的とするフィルムの配向度、強度、弾性率等に
応じて任意に設定することができるが、好ましくは2.
5〜5.0倍である。長手方向、幅方向の延伸倍率はど
ちらを大きくしてもよく、同一としてもよい。また、延
伸温度はポリエステルのガラス転移温度以上、結晶化温
度以下の範囲であれば任意の温度とすることができる
が、通常は60〜150℃が好ましい。更に二軸延伸の
後にフィルムの熱処理を行うことができる。この熱処理
はオーブン中、加熱されたロール上等、従来公知の任意
の方法で行うことができる。熱処理温度はポリエステル
の結晶化温度以上、軟化点以下の任意の温度とすること
ができるが、好ましくは110〜230℃である。また
熱処理時間は任意とすることができる。熱処理はフィル
ムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつつ
行ってもよい。
の場合は、前記したポリエステル層(A)を構成するポ
リエステルおよびポリエステル層(B)を構成するポリ
エステル組成物とを十分に乾燥させた後、別々に溶融し
て、ダイより共押出し、固化前に積層融着させた後、キ
ャスティングドラム上に溶融押出して未延伸フィルムと
し、次いでこの未延伸フィルムを同時あるいは逐次に二
軸延伸する方法が挙げられる。また逐次二軸延伸の場
合、その延伸順序はフィルムを長手方向、幅方向の順、
あるいはこの逆としてもよい。更に逐次二軸延伸におい
ては、長手方向あるいは幅方向の延伸を2回以上行うこ
とも可能である。フィルムの長手方向及び幅方向の延伸
倍率は目的とするフィルムの配向度、強度、弾性率等に
応じて任意に設定することができるが、好ましくは2.
5〜5.0倍である。長手方向、幅方向の延伸倍率はど
ちらを大きくしてもよく、同一としてもよい。また、延
伸温度はポリエステルのガラス転移温度以上、結晶化温
度以下の範囲であれば任意の温度とすることができる
が、通常は60〜150℃が好ましい。更に二軸延伸の
後にフィルムの熱処理を行うことができる。この熱処理
はオーブン中、加熱されたロール上等、従来公知の任意
の方法で行うことができる。熱処理温度はポリエステル
の結晶化温度以上、軟化点以下の任意の温度とすること
ができるが、好ましくは110〜230℃である。また
熱処理時間は任意とすることができる。熱処理はフィル
ムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつつ
行ってもよい。
【0052】本発明の積層ポリエステルフィルムは、厚
みが5〜100μmが好ましく、より好ましくは10〜
75μmであり、さらに好ましくは15〜50μmであ
る。さらに、ポリエステル層(A)の厚み(Ta)とポ
リエステル層(B)の厚み(Tb)との比は、特に限定
されるものではないが、金属板との接着性、耐熱性、耐
衝撃性の点でTa/Tbが0.01〜10が好ましく、
より好ましくは0.05〜7、さらに好ましくは0.1
〜5である。
みが5〜100μmが好ましく、より好ましくは10〜
75μmであり、さらに好ましくは15〜50μmであ
る。さらに、ポリエステル層(A)の厚み(Ta)とポ
リエステル層(B)の厚み(Tb)との比は、特に限定
されるものではないが、金属板との接着性、耐熱性、耐
衝撃性の点でTa/Tbが0.01〜10が好ましく、
より好ましくは0.05〜7、さらに好ましくは0.1
〜5である。
【0053】本発明の積層ポリエステルフィルムは、金
属板と貼り合わせて使用するが、金属板としてはブリ
キ、ティンフリースチール、アルミニウム等の板が適切
である。金属板へのポリエステルフィルムの貼り合わせ
は、例えば金属板を予めフィルムの融点以上に加熱し、
フィルムを貼り合わせた後冷却する、あるいは、フィル
ムに予め接着剤層を設けておき、この接着剤層面に金属
板を貼り合わせる方法等を挙げることができ、特に本発
明のポリエステルフィルムは、フィルムに予め接着剤層
を設けることなく金属板に貼り合わせて使用できるとい
った効果がある。
属板と貼り合わせて使用するが、金属板としてはブリ
キ、ティンフリースチール、アルミニウム等の板が適切
である。金属板へのポリエステルフィルムの貼り合わせ
は、例えば金属板を予めフィルムの融点以上に加熱し、
フィルムを貼り合わせた後冷却する、あるいは、フィル
ムに予め接着剤層を設けておき、この接着剤層面に金属
板を貼り合わせる方法等を挙げることができ、特に本発
明のポリエステルフィルムは、フィルムに予め接着剤層
を設けることなく金属板に貼り合わせて使用できるとい
った効果がある。
【0054】本発明のポリエステルフィルムを金属板と
貼り合わせる場合には、金属板との接着性、製缶後の耐
衝撃性、フレーバ性の点から、ポリエステルフィルムの
ポリエステル層(B)を金属板と貼り合わせ、ポリエス
テル層(A)が内容物と接する側となることが好まし
い。
貼り合わせる場合には、金属板との接着性、製缶後の耐
衝撃性、フレーバ性の点から、ポリエステルフィルムの
ポリエステル層(B)を金属板と貼り合わせ、ポリエス
テル層(A)が内容物と接する側となることが好まし
い。
【0055】本発明の積層ポリエステルフィルムは、ポ
リエステル層(A)とポリエステル層(B)とが配置さ
れたフィルムであるが、ポリエステル層(A)とポリエ
ステル層(B)との間またはその両面あるいはいづれか
の面に、他の異なる層を配置したフィルムであってもよ
い。
リエステル層(A)とポリエステル層(B)とが配置さ
れたフィルムであるが、ポリエステル層(A)とポリエ
ステル層(B)との間またはその両面あるいはいづれか
の面に、他の異なる層を配置したフィルムであってもよ
い。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明する。なお粒子、ポリエステルおよびフ
ィルムの特性は以下の方法により測定、評価した。
らに詳細に説明する。なお粒子、ポリエステルおよびフ
ィルムの特性は以下の方法により測定、評価した。
【0057】(1)粒子の平均粒子径 ポリエステルまたはフィルムを0.2μm厚みの超薄切
片にカッティング後、透過型電子顕微鏡にて観察し、少
なくとも100個以上の粒子について、個々の面積円相
当径を求め、その相加平均を平均粒子径とした。
片にカッティング後、透過型電子顕微鏡にて観察し、少
なくとも100個以上の粒子について、個々の面積円相
当径を求め、その相加平均を平均粒子径とした。
【0058】(2)粒子の含有量 蛍光X線測定により元素量と蛍光X線強度の検量線から
Si(ケイ素)などの金属を定量し、換算した。
Si(ケイ素)などの金属を定量し、換算した。
【0059】(3)ポリエステル特性 A.ポリエステル中のGe、Sb、Ti元素の含有量 蛍光X線測定により元素量と蛍光X線強度の検量線から
定量した。
定量した。
【0060】B.ポリエステルの固有粘度 ポリエステルをオルソクロロフェノールに溶解し、25
℃において測定した。
℃において測定した。
【0061】C.ポリエステルの融点 ポリエステルを結晶化させ、示差走査熱量計(パーキン
・エルマー社製DSC−4型)により、16℃/min
の昇温速度で測定した。
・エルマー社製DSC−4型)により、16℃/min
の昇温速度で測定した。
【0062】D.ポリエステル中のジエチレングリコー
ルの含有量(DEG量) ポリエステルをアミノ分解し、中和、濾過処理後、ガス
クロマトグラフィーで測定した。
ルの含有量(DEG量) ポリエステルをアミノ分解し、中和、濾過処理後、ガス
クロマトグラフィーで測定した。
【0063】(4)フィルム特性 A.ポリエステルおよびフィルム中のアセトアルデヒド
含有量(AA量) ポリエステルまたはフィルムの微粉末を2g採取し、イ
オン交換水と共に耐圧容器に仕込み、120℃で60分
間水抽出後、高感度ガスクロで定量した。
含有量(AA量) ポリエステルまたはフィルムの微粉末を2g採取し、イ
オン交換水と共に耐圧容器に仕込み、120℃で60分
間水抽出後、高感度ガスクロで定量した。
【0064】B.ポリエステルおよびフィルム中のオリ
ゴマ含有量 ポリエステルまたはフィルム100mgをオルソクロロ
フェノール1mlに溶解し、液体クロマトグラフ(島津
製作所(株)製モデルLC−6A)で環状三量体量を測
定し、オリゴマ量とした。
ゴマ含有量 ポリエステルまたはフィルム100mgをオルソクロロ
フェノール1mlに溶解し、液体クロマトグラフ(島津
製作所(株)製モデルLC−6A)で環状三量体量を測
定し、オリゴマ量とした。
【0065】C.ポリエステルフィルムの耐熱性 成形した金属缶を210℃で5分間加熱し、金属缶に貼
合わせたフィルムの状態を観察し、以下の基準で耐熱性
を評価した。
合わせたフィルムの状態を観察し、以下の基準で耐熱性
を評価した。
【0066】 ◎ …… フィルムに剥離、収縮が全く発生しない。 ○ …… フィルムに剥離、収縮がわずかに発生する。 × …… フィルムの剥離、収縮の発生が著しい。
【0067】D.ポリエステルフィルムの耐衝撃性 成形した金属缶に水を充填し、1mの高さから金属缶を
大理石上に落下させた。10個の金属缶を落下させ、そ
れぞれの金属缶について通電テスト(ERVテスト)を
行い、以下の基準で耐衝撃性を評価した。なお通電テス
トとは落下させた金属缶に1%塩化ナトリウム水溶液を
充填し、水溶液中に設けた電極と金属缶に6Vの電圧を
印加したときに流れる電流値を測定するテストである。
大理石上に落下させた。10個の金属缶を落下させ、そ
れぞれの金属缶について通電テスト(ERVテスト)を
行い、以下の基準で耐衝撃性を評価した。なお通電テス
トとは落下させた金属缶に1%塩化ナトリウム水溶液を
充填し、水溶液中に設けた電極と金属缶に6Vの電圧を
印加したときに流れる電流値を測定するテストである。
【0068】 ◎ …… 電流値0.2mA以下が9個以上のもの。 ○ …… 電流値0.2mA以下が5〜8個のもの。 × …… 電流値0.2mA以下が5個未満のもの。
【0069】E.ポリエステルフィルムのフレーバ性 150mm×450mmに切り出したポリエステルフィ
ルムを、香料水溶液(d−リモネン20ppm水溶液)
に5日間浸漬し、ついでフィルムを80℃で30分間熱
処理し、ガスクロマトグラフィーによりフィルム1gあ
たりのd−リモネンの吸着量(μg/g)を定量しフィ
ルムのフレーバ性を評価した。
ルムを、香料水溶液(d−リモネン20ppm水溶液)
に5日間浸漬し、ついでフィルムを80℃で30分間熱
処理し、ガスクロマトグラフィーによりフィルム1gあ
たりのd−リモネンの吸着量(μg/g)を定量しフィ
ルムのフレーバ性を評価した。
【0070】 ◎ …… d−リモネン吸着量20未満 ○ …… d−リモネン吸着量20〜30 × …… d−リモネン吸着量30以上
【0071】また、成形した金属缶に香料水溶液(d−
リモネン20ppm水溶液)を入れ、密封後1ヶ月放置
し、その後開封して官能検査によって、臭気の変化を以
下の基準で評価した。
リモネン20ppm水溶液)を入れ、密封後1ヶ月放置
し、その後開封して官能検査によって、臭気の変化を以
下の基準で評価した。
【0072】 ◎ …… 臭気に変化が見られない。 ○ …… 臭気にほとんど変化が見られない。 × …… 臭気の変化が著しい。
【0073】F.フィルムの積層の厚さ(Ta、Tb) 積層部の粒子の含有量がそれぞれ違う場合には、2次イ
オン質量分析装置(SIMS)を用いて、A層(もしく
はB層)側から、フィルム中の粒子のうち、粒子に起因
する元素で最も高濃度の元素と、ポリエステルに起因す
る炭素元素の濃度比(M+/C+)を厚さ方向に対して分
析を行い、これが変化する深さをA層(もしくはB層)
の厚みTa(もしくはTb)とし、総厚みからこの厚み
を引いたものをB層(もしくはA層)の厚みTb(もし
くはTa)とした。
オン質量分析装置(SIMS)を用いて、A層(もしく
はB層)側から、フィルム中の粒子のうち、粒子に起因
する元素で最も高濃度の元素と、ポリエステルに起因す
る炭素元素の濃度比(M+/C+)を厚さ方向に対して分
析を行い、これが変化する深さをA層(もしくはB層)
の厚みTa(もしくはTb)とし、総厚みからこの厚み
を引いたものをB層(もしくはA層)の厚みTb(もし
くはTa)とした。
【0074】また、共重合組成などポリマー組成が各層
で異なる場合には、表面からエッチングしながらXPS
(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法)などで上記
同様のデプスプロファイルを測定し積層厚みを求め、さ
らに場合によっては電子顕微鏡などによる断面観察でポ
リマーの違いなどによるコントラストの差から界面を確
認し、積層厚さを求めた。
で異なる場合には、表面からエッチングしながらXPS
(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法)などで上記
同様のデプスプロファイルを測定し積層厚みを求め、さ
らに場合によっては電子顕微鏡などによる断面観察でポ
リマーの違いなどによるコントラストの差から界面を確
認し、積層厚さを求めた。
【0075】参考例A テレフタル酸ジメチル88重量部、イソフタル酸12重
量部、エチレングリコール57重量部、酢酸マンガン
0.03重量部を添加し、エステル交換反応を行った。
次いで反応終了後、リン酸0.01重量部、二酸化ゲル
マニウム0.012重量部を添加し、さらに平均粒子径
0.40μmの乾式法シリカを10重量部含むエチレン
グリコールスラリー1.0重量部を添加した。その後、
重縮合反応を行い固有粘度0.65dl/gの共重合ポ
リエステルを得た。次いで該ポリエステルを減圧下19
0℃で8時間固相重合反応せしめ、固有粘度0.70d
l/g、融点226℃、ゲルマニウム元素量50pp
m、ジエチレングリコール量0.9重量%、またアセト
アルデヒド量4ppm、オリゴマー量0.58重量%の
共重合ポリエステルを得た。
量部、エチレングリコール57重量部、酢酸マンガン
0.03重量部を添加し、エステル交換反応を行った。
次いで反応終了後、リン酸0.01重量部、二酸化ゲル
マニウム0.012重量部を添加し、さらに平均粒子径
0.40μmの乾式法シリカを10重量部含むエチレン
グリコールスラリー1.0重量部を添加した。その後、
重縮合反応を行い固有粘度0.65dl/gの共重合ポ
リエステルを得た。次いで該ポリエステルを減圧下19
0℃で8時間固相重合反応せしめ、固有粘度0.70d
l/g、融点226℃、ゲルマニウム元素量50pp
m、ジエチレングリコール量0.9重量%、またアセト
アルデヒド量4ppm、オリゴマー量0.58重量%の
共重合ポリエステルを得た。
【0076】参考例B〜H 表1に示したように、参考例Aと同様の方法で、ポリエ
ステル組成、粒子種類・量、含有元素量、固相重合反応
条件を変更して、各種ポリエステルを得た。
ステル組成、粒子種類・量、含有元素量、固相重合反応
条件を変更して、各種ポリエステルを得た。
【0077】参考例I テレフタル酸ジメチル88重量部、1,4−ブタンジオ
ール82重量部、テトラブチルチタネート0.1重量部
を添加し、エステル交換反応を行った。次いで、重縮合
反応を行い固有粘度0.80dl/gのポリエステルを
得た。
ール82重量部、テトラブチルチタネート0.1重量部
を添加し、エステル交換反応を行った。次いで、重縮合
反応を行い固有粘度0.80dl/gのポリエステルを
得た。
【0078】
【表1】
【0079】ただし、表中の略称は以下の通り: DMT テレフタル酸ジメチル NDCA ナフタレンジカルボン酸ジメチル IPA イソフタル酸 EG エチレングリコール CHDM シクロヘキサンジメタノール BG 1,4−ブタンジオール
【0080】参考例J 1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸46.8gと、ヘキサ
デシルアミン48.2g、さらにエチレンジアミン6g
をフラスコ中でジメチルホルムアミドを溶媒として混
合、260℃まで徐々に昇温しながら撹拌し、縮合され
た水およびジメチルホルムアミドを留去した。その後、
さらに撹拌しながら徐々に減圧して、完全に留去を完了
させ、フラスコ底に残留した化合物(可塑剤W)を得
た。
デシルアミン48.2g、さらにエチレンジアミン6g
をフラスコ中でジメチルホルムアミドを溶媒として混
合、260℃まで徐々に昇温しながら撹拌し、縮合され
た水およびジメチルホルムアミドを留去した。その後、
さらに撹拌しながら徐々に減圧して、完全に留去を完了
させ、フラスコ底に残留した化合物(可塑剤W)を得
た。
【0081】参考例K エチレンジアミンの代わりに、m-キシリレンジアミン1
3.6gを用いる他は、参考例Jと同様の方法により、
残留化合物(可塑剤X)を得た。
3.6gを用いる他は、参考例Jと同様の方法により、
残留化合物(可塑剤X)を得た。
【0082】参考例L ヘキサデシルアミンの代わりに、p-ドデシルアニリン5
5.2gを用いる他は、参考例Jと同様の方法により、
残留化合物(可塑剤Y)を得た。
5.2gを用いる他は、参考例Jと同様の方法により、
残留化合物(可塑剤Y)を得た。
【0083】参考例M エチレンジアミンの代わりに、4,4'−ジアミノジフェニ
ルメタン20.8gを用いる他は、参考例Jと同様の方
法により、残留化合物(可塑剤Z)を得た。
ルメタン20.8gを用いる他は、参考例Jと同様の方
法により、残留化合物(可塑剤Z)を得た。
【0084】参考例P 参考例Fのポリエステル90重量部と、可塑剤W10重
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
【0085】参考例Q 参考例Gのポリエステル75重量部と、可塑剤X25重
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
【0086】参考例R 参考例Hのポリエステル85重量部と、可塑剤Y15重
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
【0087】参考例S 参考例Hのポリエステル85重量部と、可塑剤Z15重
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
量部とをベント式二軸混練機で溶融混練して、イミド系
可塑剤含有ポリエステル組成物を得た。
【0088】実施例1 ポリエステル層(A)として、参考例Aのポリエステ
ル、ポリエステル層(B)として参考例Pのイミド系可
塑剤含有ポリエステル組成物をそれぞれ十分に乾燥し、
それぞれ別々に常法より溶融した後、お互いに隣接した
ダイから共押出して、積層、融着させて急冷固化し、未
延伸積層フィルムを得た。次いで、この未延伸フィルム
を90℃で3.5倍に縦延伸した後、105℃で3.5
倍に横延伸し、190℃で熱処理して、ポリエステル層
(A)5μm、ポリエステル層(B)20μmのトータ
ル厚み25μmのポリエステルフィルムを得た。このフ
ィルム特性評価結果を表2に示した。アセトアルデヒド
量8ppm、オリゴマ量0.8重量%で、耐熱性、耐衝
撃性、フレーバ性ともに良好であった。
ル、ポリエステル層(B)として参考例Pのイミド系可
塑剤含有ポリエステル組成物をそれぞれ十分に乾燥し、
それぞれ別々に常法より溶融した後、お互いに隣接した
ダイから共押出して、積層、融着させて急冷固化し、未
延伸積層フィルムを得た。次いで、この未延伸フィルム
を90℃で3.5倍に縦延伸した後、105℃で3.5
倍に横延伸し、190℃で熱処理して、ポリエステル層
(A)5μm、ポリエステル層(B)20μmのトータ
ル厚み25μmのポリエステルフィルムを得た。このフ
ィルム特性評価結果を表2に示した。アセトアルデヒド
量8ppm、オリゴマ量0.8重量%で、耐熱性、耐衝
撃性、フレーバ性ともに良好であった。
【0089】実施例2〜7 表2に示したようにポリエステル層(A)およびポリエ
ステル層(B)を変更し、実施例1と同様の方法でポリ
エステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価
結果を表2に示した。いずれも、耐熱性、耐衝撃性、フ
レーバ性ともに良好であった。
ステル層(B)を変更し、実施例1と同様の方法でポリ
エステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価
結果を表2に示した。いずれも、耐熱性、耐衝撃性、フ
レーバ性ともに良好であった。
【0090】実施例8 ポリエステル層(A)として、参考例Aのポリエステ
ル、ポリエステル層(B)として、イミド系可塑剤含有
量が5重量%となるように参考例Pのイミド系可塑剤含
有ポリエステル組成物および参考例Iのポリエステルを
ブレンドした以外は、実施例1と同様の方法でポリエス
テルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価結果
を表2に示した。いずれも、耐熱性、耐衝撃性、フレー
バ性ともに良好であった。
ル、ポリエステル層(B)として、イミド系可塑剤含有
量が5重量%となるように参考例Pのイミド系可塑剤含
有ポリエステル組成物および参考例Iのポリエステルを
ブレンドした以外は、実施例1と同様の方法でポリエス
テルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価結果
を表2に示した。いずれも、耐熱性、耐衝撃性、フレー
バ性ともに良好であった。
【0091】比較例1〜4 表2に示したようにポリエステル層(A)およびポリエ
ステル層(B)を変更し、実施例1と同様の方法でポリ
エステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価
結果を表2に示した。いずれも本発明の範囲外であり、
耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性いずれかに劣っていた。
ステル層(B)を変更し、実施例1と同様の方法でポリ
エステルフィルムを得た。得られたフィルムの特性評価
結果を表2に示した。いずれも本発明の範囲外であり、
耐熱性、耐衝撃性、フレーバ性いずれかに劣っていた。
【0092】
【表2】
【0093】
【発明の効果】本発明の金属板貼合わせ用積層ポリエス
テルフィルムはフレーバ性、耐熱性、滑り性、耐衝撃
性、特に耐衝撃性に優れ、金属板との密着性も良好で、
本発明のポリエステルフィルムをラミネートした金属板
は成形加工することによって製造される飲料缶、食品缶
などの金属缶に好適に使用することができる。
テルフィルムはフレーバ性、耐熱性、滑り性、耐衝撃
性、特に耐衝撃性に優れ、金属板との密着性も良好で、
本発明のポリエステルフィルムをラミネートした金属板
は成形加工することによって製造される飲料缶、食品缶
などの金属缶に好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29C 55/12 B29C 55/12 B32B 15/08 104 B32B 15/08 104A C08G 63/183 C08G 63/183 63/189 63/189 63/86 63/86 B29K 67:00 B29L 7:00 9:00
Claims (12)
- 【請求項1】 ポリエステル層(A)と、イミド系可塑
剤を含有するポリエステル組成物からなるポリエステル
層(B)とが配置されてなる金属板貼合わせ用積層ポリ
エステルフィルム。 - 【請求項2】 イミド系可塑剤が、下記一般式(1)で
表されることを特徴とする請求項1記載のポリエステル
フィルム。 【化1】 (ただし、R1、R2はそれぞれフェニル基、シクロアル
キル基もしくはこれらの水素の一つを炭化水素基で置換
した基、P1、P2はそれぞれ下記構造式(2)、
(3)、(4)のいずれかで表される基、Qはアルキレ
ン基、フェニレン基、−S−基、−SO2−基、−O−
基、−CH2−基、−CO−基もしくはこれらの基を含
有する2価の基、nは1〜20の自然数。なお、n個の
P1は、それぞれ同一でも異なっていてもよい。) 【化2】 【化3】 【化4】 - 【請求項3】 前記ポリエステル層(A)および前記ポ
リエステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエ
ステルが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレートまたはポリテ
トラメチレンテレフタレートである請求項1または2記
載の金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 前記ポリエステル層(A)および前記ポ
リエステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエ
ステルが、共重合ポリエステルである請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエステル
フィルム。 - 【請求項5】 前記ポリエステル層(A)および前記ポ
リエステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエ
ステル中のジエチレングリコール含有量が1.5重量%
以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属板
貼合わせ用積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項6】 前記ポリエステル層(A)および前記ポ
リエステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリエ
ステルが、ゲルマニウム、アンチモンおよびチタンより
なる群の中から選ばれた少なくとも一種の元素を1〜5
00ppm含有することを特徴とする請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエステル
フィルム。 - 【請求項7】 前記ポリエステル層(A)を構成するポ
リエステルの融点が150〜250℃である請求項1〜
6のいずれか1項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエ
ステルフィルム。 - 【請求項8】 前記ポリエステル層(A)がイソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、脂肪族ジカルボ
ン酸、脂肪族グリコールおよび脂環式グリコールよりな
る群の中から選ばれた少なくとも一種の成分が共重合さ
れたポリエステルからなる請求項7記載の金属板貼合わ
せ用積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項9】 前記ポリエステル層(B)を構成するポ
リエステルの融点が270℃以下である請求項1〜8の
いずれか1項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエステ
ルフィルム。 - 【請求項10】 イミド系可塑剤の含有量が20重量%
以下である請求項1〜9のいずれか1項に記載の金属板
貼合わせ用積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項11】 前記ポリエステル層(A)および前記
ポリエステル層(B)の少なくとも一方を構成するポリ
エステルが、平均粒子径0.01〜5μmの粒子を0.
001〜3重量%含有する請求項1〜10のいずれか1
項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項12】 前記ポリエステル層(A)の厚み(T
a)と前記ポリエステル層(B)の厚み(Tb)との比
Ta/Tbが0.01〜10である請求項1〜11のい
ずれか1項に記載の金属板貼合わせ用積層ポリエステル
フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064361A JPH10250019A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064361A JPH10250019A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250019A true JPH10250019A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13256058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9064361A Pending JPH10250019A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 金属板貼合わせ用積層ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10250019A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001026088A (ja) * | 1999-05-12 | 2001-01-30 | Toray Ind Inc | 3ピース金属缶ラミネート用ポリエステルフィルム |
| CN110591063A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-20 | 沈阳建筑大学 | 一种含酰亚胺结构的改性聚萘二甲酸乙二醇酯及其制备方法 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9064361A patent/JPH10250019A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001026088A (ja) * | 1999-05-12 | 2001-01-30 | Toray Ind Inc | 3ピース金属缶ラミネート用ポリエステルフィルム |
| CN110591063A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-20 | 沈阳建筑大学 | 一种含酰亚胺结构的改性聚萘二甲酸乙二醇酯及其制备方法 |
| CN110591063B (zh) * | 2019-09-24 | 2022-06-07 | 沈阳建筑大学 | 一种含酰亚胺结构的改性聚萘二甲酸乙二醇酯及其制备方法 |
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