JPH10250166A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH10250166A
JPH10250166A JP5762697A JP5762697A JPH10250166A JP H10250166 A JPH10250166 A JP H10250166A JP 5762697 A JP5762697 A JP 5762697A JP 5762697 A JP5762697 A JP 5762697A JP H10250166 A JPH10250166 A JP H10250166A
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JP
Japan
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drum
outer peripheral
peripheral surface
charging roller
charging
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Application number
JP5762697A
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English (en)
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Tadao Kamano
忠雄 鎌野
Shinichiro Fujii
信一郎 藤井
Yasuhiro Suzuki
康裕 鈴木
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の印字媒体をドラムに確実かつ安定して吸
着保持しつつ高品質印字を安定して行えるようにする。 【解決手段】電圧印加または接地された状態で印字媒体
Mを回転中のドラム10の外周面11(12)に押圧可
能な帯電ローラ21と、帯電ローラ21よりもドラム回
転方向(Y方向)上流側に配設されかつ印字媒体Mに帯
電される電荷と逆極性の電荷をドラム外周面11(1
2)に帯電可能なドラム帯電部材(31)とを設けた構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能なドラムの外周面に電荷吸着力を利用して印字媒体
を吸着保持させかつドラムとともに回転中の印字媒体に
インクを吹付けて印字可能に形成されたインクジェット
プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルヘッドを行方向の全長に渡
って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印字
をし、1行印字後に印字媒体〔普通紙,プラスチックフ
ィルム(OHPフィルム)〕Mを列方向に1行送りして
これらを繰り返すいわゆるシリアル型のインクジェット
プリンタに比較して大幅な印字高速化を図れかつ多数枚
に渡って連続印字運転可能であるとともに、いわゆるレ
ーザープリンタに比較して大幅な小型化を図れるインク
ジェットプリンタが本出願人から提案(例えば、特願平
8−296959号)されている。
【0003】図7において、ドラム10は一定の周速度
で回転可能でありかつその外周面11に印字媒体Mを保
持可能である。すなわち、ドラム10の外周面11に媒
体保持手段による保持力を利用して印字媒体Mを保持
し,かつドラム10の回転を利用して回転移送させる。
【0004】このドラム10の回転(Y)方向には各色
用ノズルヘッド(印字ヘッド)200が配設されてい
る。したがって、行方向(紙面に垂直方向)の全長に一
体型の各色用ノズルヘッド200あるいは行方向に複数
のノズルヘッド要素を並べた一体的な各色用ノズルヘッ
ド200を、例えばインクジェットノズル間ピッチ分だ
け往復移動させつつ回転中の印字媒体Mに各色用インク
ジェットノズル207からインクを吹付けて行方向印字
させるとともに、インクジェットノズル間ピッチの往動
中にドラム10の回転を利用しつつ列方向印字させるこ
とができる。つまり、行方向印字と列方向印字とを同時
的に進行可能であるから大幅な印字高速化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルヘッド200と当該各
色用インクタンク(インクカセット)213とが離れた
位置に配設されているので、各色用ノズルヘッド200
を軽くでき行方向の往復移動速度をより大幅に高められ
る点も一層の印字高速化を助長するとともに、各色用イ
ンクタンク(インクカセット)213の容量を大幅に拡
大できるので、例えば500枚以上の連続印字運転がで
きるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図7で右)側には給送手段60と媒体供給手段9
0とが設けられ、他方(図7で左)側には媒体剥離手段
140と媒体排出搬送手段160と方向切換手段190
とが設けられている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90は、給
送されて来た印字媒体Mを所定のタイミングでドラム1
0側へ給送する。媒体剥離手段140は印字後印字媒体
Mをドラム10から剥離し、かつ媒体排出搬送手段16
0は剥離された印字媒体Mを図7で左方向に排出搬送す
る。方向切換手段190は排出トレイ192および上部
排出トレイ193のいずれかに選択切換する。
【0008】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,回転移送,印字,剥離,排出搬送を連続して行える
から、1分間に例えば20枚以上のA4サイズについて
多色カラー印字することができる。
【0009】ここに、印字媒体Mの保持力を得るものと
しては、電荷吸着力,負圧吸着力および機械的挟持力の
いずれかまたは任意の組合せを利用して構築することが
考えられるが、特に小型化には電荷吸着力利用の帯電手
段の採用が有力である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ドラム外周面
11と反対側から印字媒体Mに押圧接触する帯電ローラ
21と、帯電ローラ21よりもドラム回転方向上流側で
ドラム外周面11(12)を帯電する逆極性帯電部材
(31)とを設け、印字媒体Mとドラム外周面11とに
互いに極性が異なる電荷を帯電可能に形成したインクジ
ェットプリンタが本出願人から提案(特願平9−575
41号)されている。これにより、印字媒体Mをドラム
外周面11に確実かつ安定して保持させることができ
た。
【0011】しかし、印字媒体Mの厚みや紙質等の種類
に応じて印字媒体Mをドラム外周面11に安定して保持
できない場合がある。この原因を調べてみると、帯電ロ
ーラ21に一定の電圧を印加した場合、印字媒体Mの種
類によっては帯電ローラ21からの電荷が印字媒体Mを
貫通し、逆極性帯電部材(31)によって帯電されたド
ラム外周面11の電荷を消失させ電荷吸着力が低下して
しまうことによることが判明した。具体的には、プラス
チックフィルム(OHP用フィルム),表面被覆処理し
た専用紙および普通紙の順に電荷が貫通しやすくなるの
で、特に普通紙の場合には不安定保持が発生しやすい。
かかる事態が発生したのでは、安定した高品質印字が阻
害される。
【0012】本発明の目的は、種々の印字媒体をドラム
に確実かつ安定して保持しつつ高品質印字を安定して行
えるインクジェットプリンタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
の周速度で回転可能なドラムと,電圧印加または接地さ
れた状態で印字媒体を回転中のドラムの外周面に押圧可
能な帯電ローラと、ドラムに電荷吸着保持された印字媒
体にインクを吹付けて印字可能な印字ヘッドと、帯電ロ
ーラよりもドラム回転方向上流側に配設されかつ印字媒
体に帯電される電荷と逆極性の電荷をドラム外周面に帯
電可能なドラム帯電部材とを設けたことを特徴とする。
【0014】かかる発明の場合、例えば、印字媒体とし
て普通紙(A4サイズ用紙等)が選択されている場合に
は、普通紙がドラム外周面に供給される前に、ドラム帯
電部材に電圧(例えばDC+5kV)が印加される。こ
れにより、ドラム外周面に電荷(正電荷)が帯電され
る。
【0015】普通紙がドラム外周面に供給されてきた場
合には、帯電ローラを、普通紙と接触を開始した時点か
ら接地する。
【0016】これにより、普通紙は、接地された帯電ロ
ーラと接触することになり、当該普通紙にはドラム外周
面に帯電された電荷と逆極性の電荷が誘導帯電される。
【0017】その結果、普通紙とドラム外周面との間に
は、電荷吸着力が作用することになり、普通紙はドラム
外周面に確実に保持される。
【0018】また、例えば、印字媒体がプラスチックフ
ィルム(OHP用フィルム)の場合には、上記した場合
と同様にドラム外周面に電荷(正電荷)を帯電させ,帯
電ローラでプラスチックフィルムにドラム外周面に帯電
された電荷とは逆極性の電荷(負電荷)を接触帯電させ
る。
【0019】これにより、プラスチックフィルムとドラ
ム外周面との間には電荷吸着力が作用し、当該プラスチ
ックフィルムはドラム外周面に確実に保持される。
【0020】したがって、種々の印字媒体をドラム外周
面に確実に保持して高品質印字を行える。
【0021】また、請求項2の発明は、前記帯電ローラ
よりもドラム回転方向下流側に配設されかつ電圧印加ま
たは接地された状態で前記ドラム外周面上の印字媒体に
接触可能な導電性部材と、この導電性部材を前記ドラム
外周面に接触・離隔可能な接離手段とを設けたことを特
徴とする。
【0022】かかる発明では、印字媒体が普通紙の場合
には、ドラム外周面に電荷(例えば、正電荷)が帯電さ
れるとともに、該ドラム外周面に供給された普通紙は接
地された帯電ローラおよび導電性部材と接触される。こ
れにより、普通紙にはドラム外周面に帯電された電荷と
逆極性の電荷が一段と効果的に誘導帯電される。その結
果、普通紙とドラム外周面との間には電荷吸着力が一段
と安定して作用することになり、普通紙はドラム外周面
に一層確実に保持される。
【0023】また、印字媒体がOHPの場合には、請求
項1の発明と同様にドラム外周面とプラスチック用フィ
ルムとに互いに極性の異なる電荷を帯電させて、OHP
用フィルムをドラム外周面に確実に保持できる。
【0024】また、請求項3の発明は、前記帯電ローラ
が、1×104 〜1×106 Ω・cmの電気抵抗値を有
し、かつ印字媒体への帯電完了後に前記ドラム外周面か
ら離隔可能に構成され、前記ドラム外周面に1×1012
〜1×1020Ω・cmの電気絶縁層を形成し、前記ドラ
ム帯電部材に印加する電圧が切換可能に構成されたイン
クジェットプリンタである。
【0025】かかる発明では、帯電ローラが低抵抗(1
×104 〜1×106 Ω・cm)とされるとともに、ド
ラム外周面に高抵抗(1×1012〜1×1020Ω・c
m)の電気絶縁層が形成され、しかもドラム帯電部材に
印加する電圧が切換可能とされているので、印字媒体に
一段と効率よく帯電することができるとともに、印字媒
体の種類に応じてより適した帯電電圧でドラム外周面を
帯電することができる。また、帯電完了後に帯電ローラ
をドラム外周面から離隔することにより、帯電ローラが
印字媒体に印字ヘッドから吹付けられたインクと接触す
るのが防止される。
【0026】したがって、種々の印字媒体をドラム外周
面に一段と確実に保持して高品質印字を行える。
【0027】さらに、請求項4の発明は、前記帯電ロー
ラに印加する電圧が切換可能に構成されたインクジェッ
トプリンタである。
【0028】かかる発明の場合、印字媒体の種類に応じ
てドラム外周面および印字媒体に異なる極性の電荷を一
段と過不足なく帯電させることができる。したがって、
種々の印字媒体をより一段と確実にドラム外周面に保持
して高品質印字を行える。
【0029】さらにまた、請求項5の発明は、前記導電
性部材に印加する電圧が切換可能に構成されたことを特
徴とする。
【0030】かかる発明の場合、印字媒体の種類に応じ
てドラム外周面および印字媒体に異なる極性の電荷を一
段と過不足なく帯電させることができる。したがって、
種々の印字媒体をより一段と確実にドラム外周面に保持
して高品質印字を行える。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、図1
〜図6に示す如く、ドラム10の周辺にドラム帯電部材
(31)と帯電ローラ21と導電性部材(41)とを、
この順でドラム回転方向(Y方向)上流側から下流側に
配設した構成とされている。
【0032】なお、全体的構成は先提案インクジェット
プリンタ(図7)の場合と同様に構築した場合について
説明する。ただし、図7の場合と共通する部分について
は、それらの説明を簡略化または省略する。
【0033】図1において、ドラム10は、例えば20
PPMの多色カラー印字を達成可能な120rpmで軸
部15を中心として回転可能である。ドラム10の軸部
15は、アース線19でグランドに接続されている(接
地されている)。
【0034】ドラム10の外周面11には、電気抵抗値
(体積抵抗率)が1×1012〜1×1020Ω・cmの電
気絶縁層12が形成されている。帯電後の表面電位(例
えば、800V以上)を確保するためである。この実施
形態では、ドラム外周面11に密着貼付けされた厚さ2
5μmのポリエステルフィルムシートから形成してあ
る。ポリエステルフィルムシートの厚さを25μmとし
たのは、厚さを種々変えて印字媒体Mの保持具合を実験
した結果、厚さが25μmの場合に印字媒体Mをドラム
11により確実に保持できることが判明したためであ
る。なお、上記電気絶縁層12をテフロン樹脂コーティ
ング法によって形成してもよい。
【0035】このドラム10の周辺には、ドラム帯電部
材(31),媒体供給手段90,媒体保持手段20を形
成する帯電ローラ21,導電性部材(41),除電手段
26,媒体剥離手段140および各色用ノズルユニット
(印字ヘッド)200が、この順で回転(Y)方向の上
流側から下流側に配設されている。
【0036】帯電ローラ21は、後に詳述する接離手段
29によって図1に示す実線状態(圧接)と2点鎖線状
態(離反)とに選択的に切換可能でかつ圧接状態におい
て印字媒体Mに直接帯電(負帯電)可能に形成されてい
る。
【0037】この帯電ローラ21は、帯電効率の向上を
図るために電気抵抗値(体積抵抗率)が1×104 〜1
×106 Ω・cmの導電性ゴム製とされている。導電性
ゴムは、ウレタンゴムやシリコンゴム等から選択され
る。この実施形態では、ウレタンゴムを採用した。帯電
ローラ21には、選択切換回路23を介して電源装置2
2から負電圧が印加される。電源装置22は、印加電圧
を切替可能に形成されている。
【0038】選択切換回路23は、切換スイッチ23S
および電路(23L1,23L2等)を含み、切換スイ
ッチ23Sによる電路切換によって帯電ローラ23と電
源装置22とを接続・遮断可能かつ帯電ローラ21を接
地可能に形成されている。
【0039】接離手段29は、図2に示す如く、ピン部
材29Pを中心に回動可能なリンクレバー29Lと,こ
のリンクレバー29Lの一方側(上方側)29LFを図
で左方向に引張るスプリング29SPと,他方側(下方
側)29LBをスプリング29SPの引張力に抗して図
で下方に押下げる偏心カム29Cとからなる。帯電ロー
ラ(21)は、支軸29Sを介してリンクレバー29L
に回転自在に装着されている。
【0040】したがって、偏心カム29Cで他方側29
LBを下方に押下げていない状態では、スプリング29
SPの付勢力(引張力)によって、帯電ローラ(21)
をドラム外周面11(12)乃至印字媒体Mに接触させ
ることができる。しかも、一定の押圧力をもって接触さ
れる。偏心カム29Cで他方端29LBを下方に押下げ
れば帯電ローラ(21)をドラム外周面11(12)か
ら離反させることができる。
【0041】そして、この接離手段29は、後記の駆動
制御部250によって、前進・後退される。少くとも前
進は、帯電ローラ21がドラム外周面11(12)に接
触した直後に印字媒体Mの先端を帯電することのできる
タイミングで実行される。
【0042】ドラム帯電部材(31)は、帯電ローラ2
1よりもドラム回転方向(Y方向)上流側に配設されか
つ印字媒体Mに帯電される電荷(負電荷)と逆極性の電
荷(正電荷)をドラム外周面11(電気絶縁層12)に
帯電させる手段である。
【0043】この実施形態では、ドラム帯電部材は、帯
電ローラ21よりもドラム回転方向上流側に配設された
コロナ放電器31から形成されている。このコロナ放電
器31には、電源装置32から正電圧が印加される。電
源装置32は、印加電圧を切替可能に形成されている。
【0044】導電性部材(41)は、帯電ローラ21よ
りもドラム回転方向(Y方向)下流側に配設されかつ電
圧印加または接地された状態でドラム外周面11(1
2)上の印字媒体Mに接触可能に形成されている。この
導電性部材(41)は、導電性部材用接離手段45を用
いてドラム外周面11(12)に接触・離隔される。
【0045】この実施形態では、導電性部材は、帯電ロ
ーラ21よりもドラム回転方向下流側に配設された導電
性ブラシ41から形成されている。この導電性ブラシ4
1には、上記した電源装置22および選択切換回路23
を利用して電圧が印加される(または、接地される)。
すなわち、導電性ブラシ41は、接続回路(電路42
L,切換スイッチ42S等)および選択切換回路23を
介して電源装置22と接続・遮断可能かつ接地可能に構
成されている。
【0046】導電性部材用接離手段は、導電性部材(4
1)に接続されたソレノイド45から形成されている。
このソレノイド45を励磁することにより導電性部材
(41)はドラム外周面11から離隔し,消磁すること
によりドラム外周面11に接触する構成とされている。
【0047】帯電条件設定手段(250)は、ドラム帯
電部材(31),帯電ローラ21,導電性部材(41)
に対する帯電条件(接地も含む)を印字媒体Mの種類に
応じて設定する手段である。この実施形態では、帯電条
件設定手段は、図3に示す本インクジェットプリンタ全
体を駆動制御する駆動制御部250から形成されてい
る。駆動制御部250は、CPU,ROM,RAM,キ
ーボード等を含んでなり、ドラム10等を回転駆動する
メインモータ10M,電源装置(22,32),切換ス
イッチ(23S,42S),媒体供給手段90,各色用
ノズルユニット200,各種センサー(10S,97,
98)等が接続されている。
【0048】詳しくは、帯電条件設定手段は、印字媒体
Mの種類〔例えば、プラスチックフィルム(OHP用フ
ィルム),普通紙〕に応じて選定された帯電条件を設定
記憶可能な設定部(例えば、RAM等)と,印字媒体M
の種類を入力する入力部(例えば、キーボード)と,入
力された印字媒体Mに応じた帯電条件でドラム帯電部材
(31),帯電ローラ21,導電性部材(41)が帯電
(または接地)されるように各電源装置(22,3
2),切換スイッチ(23S,42S)および接離手段
(29,45)を駆動制御可能な制御部(CPU,RO
M等)とから形成されている。
【0049】この実施形態における帯電条件は、印字媒
体Mが普通紙の場合には、ドラム帯電部材(31)に印
加する電圧はDC+4.5(または+5)kV,帯電ロ
ーラ21および導電性部材(41)は接地である。ま
た、印字媒体Mがプラスチックフィルム(OHP用フィ
ルム)の場合には、ドラム帯電部材(31)に印加する
電圧はDC+5kV,帯電ローラ21単独〔または帯電
ローラ21および導電性部材(41)〕に印加する電圧
はDC−800Vである。
【0050】除電手段26は、AC電位を印加可能なコ
ロナ放電器から形成され、媒体剥離手段140による機
械的な剥離に先立って、外周面11(12)と印字媒体
Mとの間の電荷吸着力を消失化させることができる。
【0051】媒体供給手段90は、一対の供給ローラ9
1,92からなりドラム10側への媒体供給機能の他、
印字媒体Mの姿勢調整機能および供給スタンバイ機能を
有する。
【0052】すなわち、図1で下方側から給送されて来
た印字媒体Mの先端は、両ローラ91,92の接触部9
3に突当てられかつ上流側のガイド94内で弾性変形さ
れる。したがって、印字媒体Mの先端はドラム(軸部1
5)軸線方向に一致されスキューなく供給可能となる。
姿勢調整工程に入ったか否かは、媒体センサー97で確
認可能である。
【0053】また、姿勢調整が終了すると、両ローラ9
1,92は、印字媒体Mの先端が媒体センサー98で検
出される位置まで、下流側ガイド96に沿って当該印字
媒体Mをドラム10側へ移動させる。これにより、印字
媒体Mの先端側が両ローラ91,92によって噛込ま
れ、ドラム10側への供給スタンバイ状態が確立する。
【0054】そして、所定のタイミングで印字媒体Mを
ドラム10(11)側へ供給することができる。供給さ
れた印字媒体Mの先端が外周面11に保持された後は、
一方ローラ91が図3に示す係合分離手段95によって
図1に2点鎖線で示すように右方向に移動される。した
がって、印字媒体Mの後端側がフリーとなるので、ドラ
ム10による回転移送の負荷とならない。なお、係合分
離手段95は、上記接離手段29の場合と同様に形成し
てある。
【0055】次に、この実施形態の作用について説明す
る。駆動制御部250は、装置電源(パワー)が投入
(ON)されると、ドラム10等を駆動可能なメインモ
ータ10Mを駆動させる。次に、駆動制御部250は、
ドラム回転位置センサー10Sによってドラム10の回
転位置(角度)が予め設定された回転位置に到達したこ
とが検出されると、媒体供給手段90を駆動して供給ス
タンバイ状態にされていた印字媒体Mを図1に示すドラ
ム10側へドラム周速度相当の移動速度で供給する。
【0056】これに先立ち(あるいは同時的に)、駆動
制御部250は、入力部から入力された印字媒体Mの種
類〔例えば、プラスチックフィルム(OHP用フィル
ム)〕に応じた帯電条件でドラム帯電部材(31),帯
電ローラ21,導電性部材(41)が帯電(または接
地)されるように各電源装置(22,32),切換スイ
ッチ(23S,42S),接離手段(29,45)を駆
動制御する。
【0057】これにより、ドラム帯電部材(31)には
DC+5kVが印加されるとともに,図4に示す如く、
帯電ローラ21がドラム外周面11(12)に接触さ
れ,当該帯電ローラ21にDC−800Vが印加され
る。または、図5に示す如く、帯電ローラ21および導
電性部材(41)がドラム外周面11(12)に接触さ
れ,当該帯電ローラ21および導電性部材(41)にD
C−800Vが印加される。
【0058】したがって、供給されて来た印字媒体M
〔プラスチックフィルム(OHP用フィルム)〕の先端
が,ドラム10の回転に従動回転する帯電ローラ21と
電気絶縁層12との間に突入した時点から、印字媒体M
には負電荷が帯電される。すなわち、印字媒体Mの先端
にさらに電荷を与えその補助電荷吸着力でドラム10の
外周面11(12)に印字媒体Mをさらに確実かつ安定
して吸着保持させることができる。
【0059】この先端保持が確立されると、この実施形
態ではドラム回転位置検出器10Sの出力信号から確認
されると、駆動制御部250は媒体供給手段90の一方
ローラ91を図1の2点鎖線状態に移動する。したがっ
て、印字媒体Mの後端側は、両ローラ91,92からフ
リー状態となるので、ドラム10の回転移送負荷となら
ない。
【0060】かくして、印字媒体M〔プラスチックフィ
ルム(OHP用フィルム)〕は、低電気抵抗値の帯電ロ
ーラ21等によってドラム10の電気絶縁層12に押圧
されつつ帯電される。これにより、印字媒体Mは、ドラ
ム外周面11(電気絶縁層12)に密着され、ドラム1
0の回転に伴ってY方向に回転移送される。
【0061】このように、ドラム10の外周面11(1
2)には、印字媒体Mに帯電される電荷(負電荷)とは
逆極性の電荷(正電荷)が帯電されるので、印字媒体M
〔プラスチックフィルム(OHP用フィルム)〕をドラ
ム10に確実かつ安定して保持することができる。
【0062】また、印字媒体として普通紙(A4サイズ
用紙等)が選択されている場合には、普通紙がドラム外
周面11(12)に供給される前に、ドラム帯電部材
(31)に電圧(DC+4.5kV又は+5kV)が印
加される。これにより、ドラム外周面11(12)に電
荷(正電荷)が帯電される。
【0063】普通紙がドラム外周面11(12)に供給
されてきた場合には、図6に示す如く、帯電ローラ21
および導電性部材(41)をドラム外周面11(12)
に接触させる。そして、帯電ローラ21および導電性部
材(41)を、普通紙と接触を開始した時点から接地す
る。
【0064】これにより、普通紙は、接地された帯電ロ
ーラ21および導電性部材(41)と接触することにな
り、当該普通紙にはドラム外周面11(12)に帯電さ
れた電荷と逆極性の電荷が誘導帯電される。
【0065】その結果、普通紙とドラム外周面11(1
2)との間には、電荷吸着力が作用することになり、普
通紙はドラム外周面11(12)に確実に保持される。
【0066】ドラム10の1回転中に、ドラム回転位置
センサー10Sの働きによって印字媒体Mの後端が帯電
ローラ21を通過したことが検出(確認)されると、帯
電ローラ21は接離手段29によって図1の2点鎖線状
態に後退され電気絶縁層12側から離反される。また、
導電性部材(41)も後退され電気絶縁層12側から離
反される。したがって、印字媒体Mは、ドラム外周面1
1(12)に吸着保持されかつY方向に回転移送され
る。
【0067】この後のドラム4(2〜5)回転中に印字
ヘッド(各色用ノズルユニット)200からインクをジ
ェットしつつ回転移送中の印字媒体Mに印字する。
【0068】ドラム4回転で印字媒体Mに多色カラー印
字が終了すると、駆動制御部250は媒体剥離手段14
0を働かせて印字済印字媒体Mの先端側を機械的に剥離
する。剥離された印字媒体Mは、引渡手段も兼ねる媒体
剥離手段(剥離爪)140によって媒体排出搬送手段
(160)側へ引渡される。
【0069】しかして、この実施形態によれば、電圧印
加または接地された状態で印字媒体Mを回転中のドラム
10の外周面11(12)に押圧可能な帯電ローラ21
と、ドラム10に電荷吸着保持された印字媒体Mにイン
クを吹付けて印字可能な印字ヘッド(200)と、帯電
ローラ21よりもドラム回転方向(Y方向)上流側に配
設されかつ印字媒体Mに帯電される電荷と逆極性の電荷
をドラム外周面11(12)に帯電可能なドラム帯電部
材(31)とを設けたので、種々の印字媒体Mをドラム
10に確実に保持しつつ高品質印字を安定して行える。
【0070】また、帯電ローラ21よりもドラム回転方
向下流側に配設されかつ電圧印加または接地された状態
でドラム外周面11(21)上の印字媒体Mに接触可能
な導電性部材(41)と、この導電性部材(41)をド
ラム外周面11(12)に接触・離隔可能な接離手段と
を設けたので、種々の印字媒体Mをドラム10に一段と
確実に保持しつつ高品質印字を安定して行える。
【0071】また、帯電ローラ21が、1×104 〜1
×106 Ω・cmの電気抵抗値を有し、かつ印字媒体M
への帯電完了後にドラム外周面11(12)から離隔可
能に構成され、ドラム外周面11に1×1012〜1×1
20Ω・cmの電気絶縁層12を形成し、ドラム帯電部
材(31)に印加する電圧が切換可能に構成されている
ので、印字媒体Mに一段と効率よく帯電することができ
るとともに、印字媒体Mの種類に応じてより適した帯電
電圧でドラム外周面11(12)を帯電することができ
る。また、帯電完了後に帯電ローラ21および導電性部
材(41)をドラム外周面11(12)から離隔するこ
とにより、当該帯電ローラ21等が印字媒体Mに印字ヘ
ッド(200)から吹付けられたインクと接触するのが
防止される。したがって、種々の印字媒体Mをドラム外
周面11(12)に一段と確実に保持して高品質印字を
行える。
【0072】また、帯電ローラ21に印加する電圧が切
換可能に構成されているので、印字媒体Mの種類に応じ
てドラム外周面11(12)および印字媒体Mに逆極性
の電荷を一段と過不足なく帯電させることができる。し
たがって、種々の印字媒体Mをより一段と確実にドラム
外周面11(12)に保持して高品質印字を行える。
【0073】また、導電性部材(41)に印加する電圧
が切換可能に構成されているので、印字媒体Mの種類に
応じてドラム外周面11(12)および印字媒体Mに逆
極性の電荷を一段と過不足なく帯電させることができ
る。したがって、種々の印字媒体Mをより一段と確実に
ドラム外周面11(12)に保持して高品質印字を行え
る。
【0074】なお、上記実施形態における帯電条件とし
て、印字媒体Mが普通紙とプラスチックフィルム(OH
P用フィルム)の場合について述べたが、これに限ら
ず、例えば表面被覆処理された専用紙の帯電条件とし
て、ドラム帯電部材(31)に印加する電圧をDC+
4.5(または+5)kV,帯電ローラ21単独〔また
は帯電ローラ21および導電性部材(31)〕に印加す
る電圧をDC−200Vとしても良い。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電圧印加また
は接地された状態で印字媒体を回転中のドラムの外周面
に押圧可能な帯電ローラと、ドラムに電荷吸着保持され
た印字媒体にインクを吹付けて印字可能な印字ヘッド
と、帯電ローラよりもドラム回転方向上流側に配設され
かつ印字媒体に帯電される電荷と逆極性の電荷をドラム
外周面に帯電可能なドラム帯電部材とを設けたので、種
々の印字媒体をドラムに確実に保持しつつ高品質印字を
安定して行える。
【0076】また、請求項2の発明によれば、帯電ロー
ラよりもドラム回転方向下流側に配設されかつ電圧印加
または接地された状態でドラム外周面上の印字媒体に接
触可能な導電性部材と、この導電性部材をドラム外周面
に接触・離隔可能な接離手段とを設けたので、種々の印
字媒体をドラムに一段と保持しつつ高品質印字を安定的
に行える。
【0077】また、請求項3の発明によれば、帯電ロー
ラが、1×104 〜1×106 Ω・cmの電気抵抗値を
有し、かつ印字媒体への帯電完了後にドラム外周面から
離隔可能に構成され、ドラム外周面に1×1012〜1×
1020Ω・cmの電気絶縁層を形成し、ドラム帯電部材
に印加する電圧が切換可能に構成されているので、請求
項1の発明の場合と同様な効果を奏する他、一段と円滑
に印字を行えるとともに、より一層の帯電効率の向上を
図ることができる。
【0078】さらに、請求項4の発明によれば、帯電ロ
ーラに印加する電圧が切換可能に構成されているので、
印字媒体の種類に応じてドラム外周面および印字媒体に
逆極性の電荷を一段と過不足なく帯電させることができ
る。したがって、種々の印字媒体をより一段と確実にド
ラム外周面に保持して高品質印字を行える。
【0079】さらにまた、請求項5の発明によれば、導
電性部材に印加する電圧が切換可能に構成されているの
で、印字媒体の種類に応じてドラム外周面および印字媒
体に逆極性の電荷を一段と過不足なく帯電させることが
できる。したがって、種々の印字媒体をより一段と確実
にドラム外周面に保持して高品質印字を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、帯電ローラ用の接離手段を説明するた
めの図である。
【図3】同じく、駆動制御部を説明するための図であ
る。
【図4】同じく、プラスチックフィルム(OHP用フィ
ルム)をドラム外周面に保持する場合の帯電条件を説明
するための図である。
【図5】同じく、プラスチックフィルム(OHP用フィ
ルム)をドラム外周面に保持する場合の別の帯電条件を
説明するための図である。
【図6】同じく、普通紙をドラム外周面に保持する場合
の帯電条件を説明するための図である。
【図7】先提案インクジェットプリンタを説明するため
の図である。
【符号の説明】
10 ドラム 11 外周面 12 電気絶縁層 21 帯電ローラ 22 電源装置 29 接離手段 31 コロナ放電器(ドラム帯電部材) 32 電源装置 41 導電性ブラシ(導電性部材) 45 ソレノイド(導電性部材用接離手段) 200 各色用ノズルユニット(印字ヘッド)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周速度で回転可能なドラムと,電
    圧印加または接地された状態で印字媒体を回転中のドラ
    ムの外周面に押圧可能な帯電ローラと、ドラムに電荷吸
    着保持された印字媒体にインクを吹付けて印字可能な印
    字ヘッドと、帯電ローラよりもドラム回転方向上流側に
    配設されかつ印字媒体に帯電される電荷と逆極性の電荷
    をドラム外周面に帯電可能なドラム帯電部材とを設けた
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記帯電ローラよりもドラム回転方向下
    流側に配設されかつ電圧印加または接地された状態で前
    記ドラム外周面上の印字媒体に接触可能な導電性部材
    と、この導電性部材を前記ドラム外周面に接触・離隔可
    能な接離手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記帯電ローラが、1×104 〜1×1
    6 Ω・cmの電気抵抗値を有し、かつ印字媒体への帯
    電完了後に前記ドラム外周面から離隔可能に構成され、
    前記ドラム外周面に1×1012〜1×1020Ω・cmの
    電気絶縁層を形成し、前記ドラム帯電部材に印加する電
    圧が切換可能に構成されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記帯電ローラに印加する電圧が切換可
    能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3
    までのいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材に印加する電圧が切換可
    能に構成されたことを特徴とする請求項2から請求項4
    までのいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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US09/152,115 US6247809B1 (en) 1997-01-08 1998-09-03 Ink-jet printer
US09/850,775 US6536895B2 (en) 1997-01-08 2001-05-08 Ink-jet printer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003089245A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Dainippon Printing Co Ltd プリンタ装置
EP2228225A1 (en) * 2009-03-09 2010-09-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
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