JPH10250235A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH10250235A
JPH10250235A JP9094328A JP9432897A JPH10250235A JP H10250235 A JPH10250235 A JP H10250235A JP 9094328 A JP9094328 A JP 9094328A JP 9432897 A JP9432897 A JP 9432897A JP H10250235 A JPH10250235 A JP H10250235A
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JP
Japan
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ink layer
resin
weight
parts
thermal transfer
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Withdrawn
Application number
JP9094328A
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English (en)
Inventor
Yuuji Nagahamaya
祐二 長浜谷
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラフ紙印字性およびドット再現性に優れた熱
転写記録媒体を提供すること。 【解決手段】 ベースフィルム2にインク層3を積層
し、前記インク層3を構成する主バインダを熱可塑性樹
脂および紫外線硬化樹脂により構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写記録媒体に
係り、特に、ワープロ、ファクシミリ等の情報処理装置
の出力用端末機器として利用されている再生記録装置に
おける記録媒体である熱転写記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ワープロ、ファクシミリ、コンピ
ュータ等の情報処理装置の出力用端末機器として、各種
プリンタが用いられており、その記録方式として、熱転
写方式、電子写真方式、インクジェット方式、ワイヤド
ット方式等各種の方式が提案されている。
【0003】これらの中で、その静寂性、低コスト性、
小型化適応能力、簡易操作性、高信頼性の各点から、サ
ーマルヘッドと称される発熱抵抗素子アレイを用いた熱
転写方式が従来より広く用いられており、近年ではその
用途が業務用から家庭用、さらにはホビー用へと拡大し
ている。
【0004】また、この熱転写方式は、熱転写記録媒体
のインクをサーマルヘッドの熱により溶融して普通紙か
らなる記録用紙に転写する溶融熱転写方式と設定温度以
上の熱により発色する感熱紙を使用しこの感熱紙をサー
マルヘッドの熱により発色する昇華熱転写方式の2種類
に大別できるが、価格の面から溶融熱転写記録方式が主
流となっているのが現状である。
【0005】このような溶融型熱転写方式のプリンタに
使用されインクリボンと称される熱転写記録媒体は、ベ
ースフィルムの表面に熱転写記録材料で構成されるイン
ク層を積層させた構造となっている。
【0006】前記熱転写記録媒体のベースフイルムの材
料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ETP)、ポリフェニレンサルファイト(PPS)、ア
ラミド、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリカーボネート等を挙げることができる。
【0007】また、前記ベースフィルムの背面には、摺
接によるサーマルヘッドの摩耗の低減、熱転写記録媒体
たるインクリボンの走行の安定化、インクリボンの巻取
り時のインク面との融着防止等の目的で潤滑層を塗布す
るのが一般的である。
【0008】前記熱転写記録媒体のインク層は、熱溶融
性物質により構成されるバインダを主成分とし、着色剤
として各種顔料および各種添加剤を微量添加することに
より構成されている。そして、前記熱溶融性物質として
は、ワックスあるいは熱可塑性樹脂が単独あるいは混合
されて使用されるものである。
【0009】このインク層に用いられるワックスとして
は、カルナバワックス、キャンデリラワックス、パラフ
ィンワックス等を挙げることができ、これらが単独ある
いは混合されて使用される。また、インク層に用いられ
る熱溶融性樹脂としては、エチレン酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレンエチルアクリレート共重合体(E
EA)、ポリステレン(PS)、スチレン−アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができ、これらの
樹脂が単独あるいは混合されて使用される。
【0010】このように構成された熱転写記録媒体は、
まず、ベースフィルムの裏面側すなわち潤滑層側から図
示しないサーマルヘッドを圧接させることにより図示し
ない記録用紙に密着される。そして、所望の記録に対応
する部位の発熱抵抗素子を発熱させることにより、この
発熱した発熱抵抗素子に対向した部位のインクが熱溶融
あるいは軟化して記録用紙に転写されて、この転写され
たインクにより所望の記録を行なうようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな熱転写記録媒体においては、熱溶融性物質からなる
バインダとして、ワックスあるいは熱可塑性樹脂が使用
されるものであり、このバインダをワックス単独とした
場合には、ラフ紙に対する印字を良好に行なうことがで
きず、また、バインダを熱可塑性樹脂単独とした場合に
は、ドット再現性に劣るという問題を有している。ま
た、バインダとしてワックスと熱可塑性樹脂とを混合し
て使用した場合には、ラフ紙に対する印字性およびドッ
ト再現性をともにある程度改善することができるが、や
はり、ラフ紙印字性およびドット再現性が満足できるも
のではないという問題を有している。
【0012】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
であり、ラフ紙印字性およびドット再現性に優れた熱転
写記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明の請求項1に記載の熱転写記録媒体は、ベ
ースフィルムにインク層を積層してなる熱転写記録媒体
であって、前記インク層を構成する主バインダを熱可塑
性樹脂および熱可塑性を示さない樹脂により構成したこ
とを特徴とするものである。
【0014】この請求項1に記載の発明によれば、熱可
塑性樹脂および熱可塑性を示さない樹脂をインク層の主
バインダにするようにしているので、バインダを構成す
る各樹脂の粒子を極めて細かくかつ均一に分散させるこ
とができ、その結果、インク層の加熱エリアの境界部分
において、極めてシャープにインク層を切ることがで
き、エッジの再現性の良好な印字を得ることができるも
のである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記熱可塑性を示さない樹脂を紫外線硬化樹
脂としたことを特徴とするものである。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、バイ
ンダを構成する熱可塑性を示さない樹脂を紫外線硬化樹
脂とし、紫外線を照射することによりインク層を硬化さ
せてインク層を形成するようにしているので、インク層
の硬化速度が大きく、バインダを構成する各樹脂の粒子
を極めて細かくかつ均一に分散させることができるもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図3を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明に係る熱転写記録媒体の実
施の一形態を示したもので、本発明の熱転写記録媒体1
は、ベースフィルム2上に熱転写用記録材料からなるイ
ンク層3が離型層4を介して積層形成された構成とされ
ており、前記ベースフィルム2の背面には、潤滑層5が
成膜されている。また、本実施形態においては、前記イ
ンク層3を構成する熱転写用記録材料は、熱可塑性樹脂
と熱可塑性を示さない樹脂とその他微量のワックスとに
より構成されるバインダと、着色剤と、その他の添加剤
とを配合して形成されるものである。そして、本実施形
態においては、前記バインダを構成する熱可塑性を示さ
ない樹脂としては、紫外線を照射することにより硬化す
る紫外線硬化樹脂が用いられている。
【0019】本実施形態においてベースフィルム2の材
料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ETP)、ポリフェニレンサルファイト(PPS)、ア
ラミド、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリカーボネート等が挙げられる。このベースフ
イルム2の厚さ寸法は、0.5〜20μmとされ、好ま
しくは、2〜10μmとされる。厚さ寸法が、0.5μ
m以下では強度が不足し、20μm以上では感度不足と
なるためである。
【0020】また、前記熱可塑性樹脂としては、例え
ば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン
エチルアクリレート共重合体(EEA)、ポリステレン
(PS)、スチレン−アクリル樹脂、ポリエステル樹脂
等を挙げることができ、これらの樹脂が単独あるいは混
合されて使用される。この熱可塑性樹脂の配合量は、5
〜60重量部とされ、好ましくは、10〜50重量部と
される。5重量部以下では、熱転写性に劣り、60重量
部以上では、ドット再現性に劣るためである。
【0021】また、前記紫外線硬化樹脂としては、例え
ば、アクリルモノマー等が使用され、ガラス転移温度
(Tg)は50℃以上、好ましくは90℃以上とされ
る。この紫外線硬化樹脂の配合量は、5〜90重量部と
され、好ましくは、10〜80重量部とされる。5重量
部以下では、効果がでないし、90重量部以上では、熱
転写性に劣るためである。
【0022】ここで、ガラス転移温度とは、粘性域ある
いは弾性域の状態から硬い非晶質領域の状態へ変化する
温度であり、この温度は、紫外線硬化組成物の配合比や
硬化温度等により決定される温度である。
【0023】また、ワックスとしては、例えば、パラフ
ィン等の石油系、カルナウバ、キャンデリラ等の植物
系、ビーズ等の動物系、モンタン等の石炭系、フィッシ
ャー・トロプシュ等の合成系等の各種ワックスや低分子
量ポリエチレン等を挙げることができ、これらが単独あ
るいは混合されて使用される。このワックスの配合量
は、0〜10重量部とされ、好ましくは、0〜5重量部
とされる。10重量部以上では、ラフ紙印字性に劣るた
めである。
【0024】着色剤としては、例えば、カーボンブラッ
ク等の黒色顔料、イエロー、マゼンダ、シアン等の公知
の染料が使用される。この着色剤の配合量は、1〜25
重量部とされ、好ましくは、3〜20重量部とされる。
1重量部以下では、着色力が不足し、25重量部以上で
は、インクが脆くなりフィルム状になりにくいためであ
る。
【0025】その他、シリコーンオイル等のオイル、ホ
ホバ油等の液状ワックス、水添ロジンや水添テルペン等
の粘着付与性樹脂、分散剤、光反応開始剤等が適量配合
される。前記オイルおよび液状ワックスは、インク層3
の柔軟性を付与するために添加されるものであり、粘着
付与性樹脂は、熱可塑性樹脂の溶融時における粘着性の
改善のために添加されるものである。これらの配合量
は、合計で0〜20重量部とされ、好ましくは、0〜1
0重量部とされる。オイルが20重量部以上では、汚れ
が発生しやすく、粘着付与性樹脂が20重量部以上で
は、インクが脆くなりフィルム状になりにくいためであ
る。
【0026】また、前記離型層4を構成する材料として
は、ワックスやその他のオイル等が使用されるものであ
り、前記ワックスとしては、例えば、パラフィン等の石
油系、カルナウバ、キャンデリラ等の植物系、ビーズ等
の動物系、モンタン等の石炭系、フィッシャー・トロプ
シュ等の合成系等の各種ワックスや低分子量ポリエチレ
ン等を挙げることができ、その他のオイル等としては、
シリコーンオイル等のオイル、ホホバ油等の液状ワック
ス等を挙げることができる。これらの配合量は、ワック
スがほぼ100重量部とされ、その他のオイル等が0〜
20重量部とされ、好ましくは、0〜10重量部とされ
る。オイル等が20重量部以上では、インクの密着性が
低下するためである。
【0027】さらに、前記潤滑層5を構成する材料とし
ては、例えば、フッ素系またはシリコン系コーティング
剤が挙げられる。この潤滑層5の厚さ寸法は、0〜1μ
mとされ、好ましくは、0〜0.5μmとされる。厚さ
寸法が、1μm以上では感度不足になるためである。こ
の潤滑層5による背面処理を施すことにより摺接による
サーマルヘッドの摩耗の低減、熱転写記録媒体1たるイ
ンクリボンの走行の安定化、インクリボンの巻取り時の
インク面との融着防止を図ることができる。
【0028】次に、この熱転写記録媒体1の製造方法に
ついて説明する。
【0029】まず、ベースフイルム2の表面にワイヤー
バー等の塗工手段により離型層4の材料を塗工し、一定
の膜厚の離型層4を形成しておく。
【0030】次に、前述した熱転写記録材料を構成する
各材料を熱溶融物質が溶融される温度下で通常の攪拌機
を用いて混合する。そして、これを室温に冷却した後、
3本ロールミル等の通常の分散機によりミーリングし、
前記熱転写記録材料を作製する。この場合に、分散効率
を向上させるためにわずかに加熱してもよい。
【0031】そして、この熱転写記録材料を、ダイレク
トグラビア、オフセットグラビア、ナイフ、ブレード、
リバースあるいはワイヤーバー等の通常の塗工手段によ
り、ベースフィルム2の片面全体に一定の膜厚で塗布す
る。この場合に、塗工効率を向上させるためにわずかに
加熱してもよい。
【0032】その後、前記ベースフィルム2に塗布され
た熱転写記録材料に対して、紫外線を照射し、これによ
り、前記熱転写記録材料が重合反応より硬化してインク
層3を形成することができる。
【0033】この場合に、本実施形態においては、熱可
塑性樹脂および紫外線硬化樹脂をインク層3の主バイン
ダにしており、紫外線を照射することによりインク層3
を硬化させてインク層3を形成するようにしているの
で、バインダを構成する各樹脂の粒子を極めて細かくか
つ均一に分散させることができる。
【0034】通常、サーマルヘッドによりインクリボン
を加熱した場合、加熱されたエリアの境界部分におい
て、バインダの粒子に沿ってインク層3が切れて、この
加熱エリア部分のインク層3が記録用紙に転写されるも
のであるが、本実施形態においては、バインダを構成す
る各樹脂の粒子を極めて細かくかつ均一に分散させるこ
とができるので、図2(a)に示すように、インク層3
の加熱エリアの境界部分において、極めてシャープにイ
ンク層3を切ることができ、エッジの再現性の良好な印
字を得ることができるものである。
【0035】これに対して、従来のものは、図2(b)
に示すように、バインダの粒子が大きくしかも粒子間の
距離があり、各粒子がばらついて分散されているので、
加熱エリアの境界部分において、バインダの粒子に沿っ
てインク層3を切った場合に、インク層3の切断面に凹
凸が形成されてしまい、インク層3をシャープに切るこ
とができず、印字ドットの周囲がぼやけてしまい、ドッ
ト再現性が悪くなってしまう。
【0036】したがって、本実施形態においては、熱可
塑性樹脂および紫外線硬化樹脂をインク層3の主バイン
ダにすることにより、バインダを構成する各樹脂の粒子
を極めて細かくかつ均一に分散させることができ、その
結果、インク層3の加熱エリアの境界部分において、極
めてシャープにインク層3を切ることができるので、印
字ドットのエッジの再現性の良好な印字を行なうことが
でき、しかも、ラフ紙に対して良好な印字を行なうこと
ができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例についてさら
に説明する。
【0038】(実施例1)ベースフィルムの材料として
ポリエステルフィルムを用いるとともに、離型層の材料
であるパラフィンワックスとして、日本精蝋製の155
(100重量部)を用い、このパラフィンワックスをト
ルエンに溶解した後、これを6μmの膜厚を有するポリ
エステルフィルムの一面にワイヤーバーにより塗工、乾
燥し、1gm−2の離型層が形成されたベースフィルム
を得た。
【0039】また、紫外線硬化樹脂であるモノマーとし
て、東亜合成化学製のM−156(Tg=94℃)(6
0重量部)、熱可塑性樹脂として、三井デュポン製のE
LVAX200W(15重量部)および三洋化成製のハ
イマー75B(10重量部)、着色剤として、三菱化成
製カーボンブラックMA−100(5重量部)、開始剤
として、イルガキュア369(5重量部)、粘着付与性
樹脂として、ヤスハラケミカル製のCLEARON P
−85(5重量部)を、90℃の温度下でスターラーに
より30分撹拌混合した後、室温に冷却し、3本ロール
ミルによりミーリングし、前記熱転写記録材料を作製し
た。
【0040】この作製した熱転写記録材料をワイヤーバ
ーを用いてベースフィルムの離型層の上に塗工し、3g
mm−2のインク層を形成した。
【0041】その後、前記インク層に、高圧水銀灯によ
り紫外線光(5000mj/cm2)を照射しこのイン
ク層を硬化させてインクリボンを製造した。
【0042】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙および山
桜名刺エリート4に印字させたところ、共にドット再現
性が良好で、ボイドのない印字が得られた。
【0043】(実施例2)また、紫外線硬化樹脂である
モノマーとして、東亜合成化学製のM−156(Tg=
94℃)(55重量部)および東亜合成化学製のM−2
10(Tg=75℃)(5重量部)、熱可塑性樹脂とし
て、三井デュポン製のELVAX200W(10重量
部)、三井デュポン製のELVAX500W(10重量
部)および三洋化成製のハイマー75B(5重量部)、
着色剤として、三菱化成製カーボンブラックMA−10
0(5重量部)、開始剤として、イルガキュア369
(5重量部)、粘着付与性樹脂として、荒川化学工業製
のスーパーエステルA−75(5重量部)を、90℃の
温度下でスターラーにより30分攪拌混合した後、室温
に冷却し、3本ロールミルによりミーリングし、前記熱
転写記録材料を作製した。
【0044】この作製した熱転写記録材料をワイヤーバ
ーを用いて前記実施例1と同様に作製されたベースフィ
ルムの離型層の上に塗工し、3gmm−2のインク層を
形成した。
【0045】その後、前記インク層に、高圧水銀灯によ
り紫外線光(5000mj/cm2)を照射しこのイン
ク層を硬化させてインクリボンを製造した。
【0046】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙および山
桜名刺エリート4に印字させたところ、共にドット再現
性が良好で、ボイドのない印字が得られた。
【0047】(比較例1)熱可塑性樹脂として、三井デ
ュポン製のEVAFLEX210(8重量部)、ワック
スとして、日本精蝋製のHNP−3(82重量部)、着
色剤として、三菱化成製カーボンブラックMA−100
(5重量部)、粘着付与性樹脂として、ヤスハラケミカ
ル製のCLEARON P−85(5重量部)を、トル
エン/2−ブタノンに溶解した後、ワイヤーバーを用い
て前記実施例1と同様に作製されたベースフィルムの離
型層の上に塗工、乾燥し、3gmm−2のインク層を形
成することにより、インクリボンを製造した。
【0048】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙および山
桜名刺エリート4に印字させたところ、標準紙に印字し
た場合には、ドット再現性の良好な印字が得られたもの
の、山桜名刺エリート4に印字した場合には、ボイドの
多い印字しか得られなかった。
【0049】(比較例2)熱可塑性樹脂として、三井デ
ュポン製のEVAFLEX210(78重量部)、ワッ
クスとして、日本精蝋製のHNP−3(12重量部)、
着色剤として、三菱化成製カーボンブラックMA−10
0(5重量部)、粘着付与性樹脂として、ヤスハラケミ
カル製のCLEARON P−85(5重量部)を、ト
ルエン/2−ブタノンに溶解した後、ワイヤーバーを用
いて前記実施例1と同様に作製されたベースフィルムの
離型層の上に塗工、乾燥し、3gmm−2のインク層を
形成することにより、インクリボンを製造した。
【0050】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙および山
桜名刺エリート4に印字させたところ、共にボイドのな
い印字を得られたが、ドット再現性の悪い印字しか得ら
れなかった。
【0051】(比較例3)熱可塑性樹脂として、三井デ
ュポン製のEVAFLEX210(60重量部)、ワッ
クスとして、日本精蝋製のHNP−3(30重量部)、
着色剤として、三菱化成製カーボンブラックMA−10
0(5重量部)、粘着付与性樹脂として、ヤスハラケミ
カル製のCLEARON P−85(5重量部)を、ト
ルエン/2−ブタノンに溶解した後、ワイヤーバーを用
いて前記実施例1と同様に作製されたベースフィルムの
離型層の上に塗工、乾燥し、3gmm−2のインク層を
形成することにより、インクリボンを製造した。
【0052】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙にに印字
させたところ、ドット再現性のかなり悪い印字しか得ら
れなかった。また、山桜名刺エリート4に印字させたと
ころ、高デューティではボイドは少ないが、低デューテ
ィではボイドの多い印字しか得られなかった。
【0053】(比較例4)また、熱可塑性樹脂として、
三井デュポン製のEVAFLEX210(60重量
部)、ワックスとして、日本精蝋製のHNP−3(20
重量部)、SiO2(10重量部)、着色剤として、三
菱化成製カーボンブラックMA−100(5重量部)、
粘着付与性樹脂として、ヤスハラケミカル製のCLEA
RON P−85(5重量部)を、トルエン/2−ブタ
ノンに溶解した後、ワイヤーバーを用いて前記実施例1
と同様に作製されたベースフィルムの離型層の上に塗
工、乾燥し、3gmm−2のインク層を形成することに
より、インクリボンを製造した。
【0054】このインクリボンをアルプス電気株式会社
製SmileProfileに装着し、標準紙にに印字
させたところ、比較例3よりは良好であるものの、やは
りドット再現性の悪い印字しか得られなかった。また、
山桜名刺エリート4に印字させたところ、やはり低デュ
ーティでボイドの多い印字しか得られなかった。
【0055】図3(a)、(b)はそれぞれ前記実施例
によるインクリボンを用いて印字した場合における印字
ドットの拡大図を示したもので、図3(a)は実施例1
のインクリボンを用いた場合の印字ドット、図3(b)
は比較例4のインクリボンを用いた場合の印字ドットを
示すものである。
【0056】これによれば、図3(a)に示す実施例1
のインクリボンを用いた場合は、印字ドットのエッジが
シャープであり、ドット再現性が極めて高いことがわか
る。一方、図3(b)に示す比較例4のインクリボンを
用いた場合は、印字ドットのエッジがぼやけており、ド
ット再現性が低いことがわかる。
【0057】なお、本発明は前述した実施形態のものに
限定されるものではなく、必要に応じて種々変更するこ
とが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明に係る熱転写記録媒体は、熱可塑性樹脂および熱可塑
性を示さない樹脂をインク層の主バインダにするように
したので、バインダを構成する各樹脂の粒子を極めて細
かくかつ均一に分散させることができ、その結果、イン
ク層の加熱エリアの境界部分において、極めてシャープ
にインク層を切ることができ、印字ドットのエッジの再
現性の良好な印字を行なうことができ、しかも、ラフ紙
に対して良好な印字を行なうことができる。
【0059】また、請求項2に記載の発明は、バインダ
を構成する熱可塑性を示さない樹脂を紫外線硬化樹脂と
し、紫外線を照射することによりインク層を硬化させて
インク層を形成するようにしたので、インク層の硬化速
度が大きく、バインダを構成する各樹脂の粒子を極めて
細かくかつ均一に分散させることができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写記録媒体の実施の一形態
を示す概略断面図
【図2】 図2(a)は本発明の熱転写記録媒体におけ
るインク層の切断状態を示す説明図、図2(b)は従来
の熱転写記録媒体におけるインク層の切断状態を示す説
明図
【図3】 図3(a)は実施例1のインクリボンを用い
た場合の印字ドット、図3(b)は比較例4のインクリ
ボンを用いた場合の印字ドットを示す拡大写真図
【符号の説明】
1 熱転写記録媒体 2 ベースフィルム 3 インク層 4 離型層 5 潤滑層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムにインク層を積層してな
    る熱転写記録媒体であって、前記インク層を構成する主
    バインダを熱可塑性樹脂および熱可塑性を示さない樹脂
    により構成したことを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性を示さない樹脂を紫外線硬
    化樹脂としたことを特徴とする請求項1に記載の熱転写
    記録媒体。
JP9094328A 1997-03-07 1997-03-07 熱転写記録媒体 Withdrawn JPH10250235A (ja)

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JP9094328A JPH10250235A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 熱転写記録媒体

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JP9094328A JPH10250235A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 熱転写記録媒体

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JPH10250235A true JPH10250235A (ja) 1998-09-22

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JP9094328A Withdrawn JPH10250235A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 熱転写記録媒体

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JP (1) JPH10250235A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100361825C (zh) * 2003-06-09 2008-01-16 上海高雅玻璃有限公司 用紫外线固化型粘合剂的金属箔烫印方法
JP2022129992A (ja) * 2021-02-25 2022-09-06 ゼネラル株式会社 感熱転写媒体

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