JPH10250551A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH10250551A JPH10250551A JP9063599A JP6359997A JPH10250551A JP H10250551 A JPH10250551 A JP H10250551A JP 9063599 A JP9063599 A JP 9063599A JP 6359997 A JP6359997 A JP 6359997A JP H10250551 A JPH10250551 A JP H10250551A
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- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホイールシリンダでの作動液の振動の液圧制
御弁への影響を低減して安定した制御を行う。 【解決手段】 液圧制御弁5からホイールシリンダ3へ
液圧を作用させるべく、液圧増幅装置31に接続された
管路32と液圧制御弁5の反力室18との間に管路17
を接続する。管路17の途中に、通常流路54と、オリ
フィスを有する減衰流路55とを切り換える切換弁51
を設ける。ホイールシリンダ3における作動液の振動を
センサ10から検出し、その振幅が所定値を超えた時点
にて、切換弁51を制御して通常流路54から減衰流路
55へ切り換えて、液圧制御弁5のスプール16への振
動の影響を低減させる制御装置ECU30を設ける。
御弁への影響を低減して安定した制御を行う。 【解決手段】 液圧制御弁5からホイールシリンダ3へ
液圧を作用させるべく、液圧増幅装置31に接続された
管路32と液圧制御弁5の反力室18との間に管路17
を接続する。管路17の途中に、通常流路54と、オリ
フィスを有する減衰流路55とを切り換える切換弁51
を設ける。ホイールシリンダ3における作動液の振動を
センサ10から検出し、その振幅が所定値を超えた時点
にて、切換弁51を制御して通常流路54から減衰流路
55へ切り換えて、液圧制御弁5のスプール16への振
動の影響を低減させる制御装置ECU30を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両用
ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置に関す
るものである。
ブレーキの液圧を制御するブレーキ液圧制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブレーキ液圧制御装置として、外
部液圧供給源を有するものが知られている。この外部液
圧供給源を備えたブレーキ液圧制御装置とは、ブレーキ
ペダルを踏み込んだ際に、ブレーキペダルの操作量をセ
ンサにより検出し、その検出結果から、ブレーキ操作に
応じて液圧制御弁の駆動を制御して外部液圧供給源から
各車輪のホイールシリンダへ倍力されたブレーキ液を供
給するものであり、この種のブレーキ液圧制御装置とし
ては、各車輪のホイールシリンダへの外部液圧供給源か
らの液圧をそれぞれ制御することにより、車輪のロック
を防止するアンチロックブレーキシステムが組み込まれ
ているものが知られている。
部液圧供給源を有するものが知られている。この外部液
圧供給源を備えたブレーキ液圧制御装置とは、ブレーキ
ペダルを踏み込んだ際に、ブレーキペダルの操作量をセ
ンサにより検出し、その検出結果から、ブレーキ操作に
応じて液圧制御弁の駆動を制御して外部液圧供給源から
各車輪のホイールシリンダへ倍力されたブレーキ液を供
給するものであり、この種のブレーキ液圧制御装置とし
ては、各車輪のホイールシリンダへの外部液圧供給源か
らの液圧をそれぞれ制御することにより、車輪のロック
を防止するアンチロックブレーキシステムが組み込まれ
ているものが知られている。
【0003】このブレーキ液圧制御装置には、シリンダ
内に摺動可能にスプール及びこのスプールをシリンダ内
にて移動させるソレノイドを備えた液圧制御弁が用いら
れており、この液圧制御弁は、スプールをソレノイドに
よってシリンダ内にて移動させることにより、外部液圧
供給源とホイールシリンダとの連通を開閉するようにな
っている。そして、上記液圧制御弁では、ソレノイドが
設けられた一端部と反対側に反力室が設けられており、
この反力室に、液圧制御弁を介してホイールシリンダへ
送り出された外部液圧供給源からの液圧を導くことによ
って、ソレノイドの推力と反力室から受ける反力とをバ
ランスさせてブレーキペダルの操作に応じた所望の制動
力をホイールシリンダが発生するようになっており、こ
れは良好な応答性をもって行われるようになっている。
内に摺動可能にスプール及びこのスプールをシリンダ内
にて移動させるソレノイドを備えた液圧制御弁が用いら
れており、この液圧制御弁は、スプールをソレノイドに
よってシリンダ内にて移動させることにより、外部液圧
供給源とホイールシリンダとの連通を開閉するようにな
っている。そして、上記液圧制御弁では、ソレノイドが
設けられた一端部と反対側に反力室が設けられており、
この反力室に、液圧制御弁を介してホイールシリンダへ
送り出された外部液圧供給源からの液圧を導くことによ
って、ソレノイドの推力と反力室から受ける反力とをバ
ランスさせてブレーキペダルの操作に応じた所望の制動
力をホイールシリンダが発生するようになっており、こ
れは良好な応答性をもって行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作動液
の温度が上昇して、この作動液の粘性が低下してくる
と、ホイールシリンダからの振動が液圧制御弁の反力室
へ伝達されやすくなり、これにより液圧制御弁のスプー
ルにも振動が伝達されて、その安定性が低下してしまう
という問題があった。
の温度が上昇して、この作動液の粘性が低下してくる
と、ホイールシリンダからの振動が液圧制御弁の反力室
へ伝達されやすくなり、これにより液圧制御弁のスプー
ルにも振動が伝達されて、その安定性が低下してしまう
という問題があった。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、ブレーキ作動時に液圧制御弁のスプールが安定して
作動されるとともに、良好な応答性が確保されたブレー
キ液圧制御装置を提供することを目的としている。
で、ブレーキ作動時に液圧制御弁のスプールが安定して
作動されるとともに、良好な応答性が確保されたブレー
キ液圧制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置は、倍力され
た高い液圧を発生する外部液圧供給源と、シリンダ内に
スプールを摺動可能に設け、該シリンダの一端側には該
スプールの一端側を制御信号の大きさに応じて押圧する
制動力発生手段を設け、該シリンダの他端側には前記ホ
イールシリンダへ送り出される液圧に応じて前記スプー
ルの他端側を押圧する反力発生手段を設け、該スプール
のそれぞれ両端側に作用する押圧力をバランスさせて前
記外部液圧供給源とホイールシリンダとの間の連通を制
御する液圧制御弁と、前記液圧制御弁の反力発生手段へ
前記液圧制御弁からホイールシリンダへ送り出される液
圧を導くために、前記液圧制御弁のホイールシリンダ出
力側と反力発生手段との間に設けられた管路と、該管路
に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段へ前記ホイ
ールシリンダ出力側の液圧をオリフィスを有する減衰流
路を介して導くか否かを切り換える切換弁と、前記ホイ
ールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダに発生し
た液圧を検出するセンサと、ブレーキペダルの操作に応
じて目標液圧を求め、この目標液圧に応じた大きさの制
御信号を該液圧制御弁の制動力発生手段へ出力して、前
記ホイールシリンダにブレーキペダルの操作に応じた目
標液圧を発生させる一方、その際、該センサから出力さ
れるホイールシリンダの液圧に基づいて、前記ホイール
シリンダの液圧の振動が所定の振幅を超えたときには、
前記切換弁を駆動して、前記管路に減衰流路を介在させ
る弁制御手段とを備えてなることを特徴としている。
に、請求項1記載のブレーキ液圧制御装置は、倍力され
た高い液圧を発生する外部液圧供給源と、シリンダ内に
スプールを摺動可能に設け、該シリンダの一端側には該
スプールの一端側を制御信号の大きさに応じて押圧する
制動力発生手段を設け、該シリンダの他端側には前記ホ
イールシリンダへ送り出される液圧に応じて前記スプー
ルの他端側を押圧する反力発生手段を設け、該スプール
のそれぞれ両端側に作用する押圧力をバランスさせて前
記外部液圧供給源とホイールシリンダとの間の連通を制
御する液圧制御弁と、前記液圧制御弁の反力発生手段へ
前記液圧制御弁からホイールシリンダへ送り出される液
圧を導くために、前記液圧制御弁のホイールシリンダ出
力側と反力発生手段との間に設けられた管路と、該管路
に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段へ前記ホイ
ールシリンダ出力側の液圧をオリフィスを有する減衰流
路を介して導くか否かを切り換える切換弁と、前記ホイ
ールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダに発生し
た液圧を検出するセンサと、ブレーキペダルの操作に応
じて目標液圧を求め、この目標液圧に応じた大きさの制
御信号を該液圧制御弁の制動力発生手段へ出力して、前
記ホイールシリンダにブレーキペダルの操作に応じた目
標液圧を発生させる一方、その際、該センサから出力さ
れるホイールシリンダの液圧に基づいて、前記ホイール
シリンダの液圧の振動が所定の振幅を超えたときには、
前記切換弁を駆動して、前記管路に減衰流路を介在させ
る弁制御手段とを備えてなることを特徴としている。
【0007】請求項2記載のブレーキ液圧制御装置は、
倍力された高い液圧を発生する外部液圧供給源と、シリ
ンダ内にスプールを摺動可能に設け、該シリンダの一端
側には該スプールの一端側を制御信号の大きさに応じて
押圧する制動力発生手段を設け、該シリンダの他端側に
は前記ホイールシリンダへ送り出される液圧に応じて前
記スプールの他端側を押圧する反力発生手段を設け、該
スプールのそれぞれ両端側に作用する押圧力をバランス
させて前記外部液圧供給源とホイールシリンダとの間の
連通を制御する液圧制御弁と、前記液圧制御弁の反力発
生手段へ前記液圧制御弁からホイールシリンダへ送り出
される液圧を導くために、前記液圧制御弁のホイールシ
リンダ出力側と反力発生手段との間に設けられた管路
と、該管路に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段
へ前記ホイールシリンダ出力側の液圧を導くか、所定圧
に維持された所定液圧流路を導いて前記液圧制御弁の反
力発生手段へは導かないかを切り換える切換弁と、前記
ホイールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダに発
生した液圧を検出するセンサと、ブレーキペダルの操作
に応じて目標液圧を求め、この目標液圧に応じた大きさ
の制御信号を該液圧制御弁の制動力発生手段へ出力し
て、前記ホイールシリンダにブレーキペダルの操作に応
じた目標液圧を発生させる一方、その際、該センサから
出力されるホイールシリンダの液圧に基づいて、前記ホ
イールシリンダの液圧の振動が所定の振幅を超えたとき
には、前記切換弁を駆動して、前記反力発生手段へ前記
所定液圧流路の液圧を導くとともに、前記目標液圧に応
じた大きさの制御信号を前記センサの出力の帰還制御に
よる制御信号に替える弁制御手段とを備えてなることを
特徴としている。
倍力された高い液圧を発生する外部液圧供給源と、シリ
ンダ内にスプールを摺動可能に設け、該シリンダの一端
側には該スプールの一端側を制御信号の大きさに応じて
押圧する制動力発生手段を設け、該シリンダの他端側に
は前記ホイールシリンダへ送り出される液圧に応じて前
記スプールの他端側を押圧する反力発生手段を設け、該
スプールのそれぞれ両端側に作用する押圧力をバランス
させて前記外部液圧供給源とホイールシリンダとの間の
連通を制御する液圧制御弁と、前記液圧制御弁の反力発
生手段へ前記液圧制御弁からホイールシリンダへ送り出
される液圧を導くために、前記液圧制御弁のホイールシ
リンダ出力側と反力発生手段との間に設けられた管路
と、該管路に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段
へ前記ホイールシリンダ出力側の液圧を導くか、所定圧
に維持された所定液圧流路を導いて前記液圧制御弁の反
力発生手段へは導かないかを切り換える切換弁と、前記
ホイールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダに発
生した液圧を検出するセンサと、ブレーキペダルの操作
に応じて目標液圧を求め、この目標液圧に応じた大きさ
の制御信号を該液圧制御弁の制動力発生手段へ出力し
て、前記ホイールシリンダにブレーキペダルの操作に応
じた目標液圧を発生させる一方、その際、該センサから
出力されるホイールシリンダの液圧に基づいて、前記ホ
イールシリンダの液圧の振動が所定の振幅を超えたとき
には、前記切換弁を駆動して、前記反力発生手段へ前記
所定液圧流路の液圧を導くとともに、前記目標液圧に応
じた大きさの制御信号を前記センサの出力の帰還制御に
よる制御信号に替える弁制御手段とを備えてなることを
特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブレーキ液圧制御
装置の実施の形態を図によって説明する。図1におい
て、符号1はブレーキペダルであって、このブレーキペ
ダル1の踏み込みによってマスターシリンダ2が液圧を
発生するようになっている。また符号3は液圧によって
制動力を発生するホイールシリンダ、符号4は外部液圧
供給源、符号5は前記マスターシリンダ2の出力に基づ
いて前記外部液圧供給源4からホイールシリンダ3に作
用する圧力を調整する液圧制御弁である。
装置の実施の形態を図によって説明する。図1におい
て、符号1はブレーキペダルであって、このブレーキペ
ダル1の踏み込みによってマスターシリンダ2が液圧を
発生するようになっている。また符号3は液圧によって
制動力を発生するホイールシリンダ、符号4は外部液圧
供給源、符号5は前記マスターシリンダ2の出力に基づ
いて前記外部液圧供給源4からホイールシリンダ3に作
用する圧力を調整する液圧制御弁である。
【0009】前記マスターシリンダ2の出力側の管路3
7には、切り換え弁6を介してストロークシュミレータ
7が接続されている。このストロークシュミレータ7
は、その内部にバネ等の付勢部材が設けられており、マ
スターシリンダ2から送り出される作動液を一時的に吸
収して蓄えることにより、ブレーキペダル1の踏み代を
確保するものである。また、マスターシリンダ2の出力
側管路37には、切り換え弁からなるフェイルセーフ弁
8を介して前記ホイールシリンダ3が接続されている。
なお、符号9、10は液圧を測定するセンサであって、
これらの出力はそれぞれ制御装置ECU30へ供給され
るようになっている。この制御装置ECU30は、前記
センサ9によって検出された圧力によって、前記液圧制
御弁5を操作するコイル(後に説明する)の駆動電流を
制御するようになっている。
7には、切り換え弁6を介してストロークシュミレータ
7が接続されている。このストロークシュミレータ7
は、その内部にバネ等の付勢部材が設けられており、マ
スターシリンダ2から送り出される作動液を一時的に吸
収して蓄えることにより、ブレーキペダル1の踏み代を
確保するものである。また、マスターシリンダ2の出力
側管路37には、切り換え弁からなるフェイルセーフ弁
8を介して前記ホイールシリンダ3が接続されている。
なお、符号9、10は液圧を測定するセンサであって、
これらの出力はそれぞれ制御装置ECU30へ供給され
るようになっている。この制御装置ECU30は、前記
センサ9によって検出された圧力によって、前記液圧制
御弁5を操作するコイル(後に説明する)の駆動電流を
制御するようになっている。
【0010】前記外部液圧供給源4の内部構成を説明す
る。符号4aは液圧ポンプであって、この液圧ポンプ4
aはモータ4cによって駆動されて液圧を発生するよう
になっている。前記液圧ポンプ4aの出力側にはアキュ
ームレータ4bが接続され、発生した高い液圧を蓄える
ようになっている。そしてこの液圧ポンプ4aは、リザ
ーバ4dの作動液を加圧して液圧制御弁5に供給するよ
うになっている。また、符号4Eは、アキュームレータ
4b内の圧力を検出する圧力センサであり、この圧力セ
ンサ4Eからの検出結果に基づいて、制御装置ECU3
0がアキュームレータ4bの圧力が所定値以下となった
際に、前記モータ4cを駆動させて液圧ポンプ4aによ
って加圧を行なわせるようになっている。また、符号4
Fは、アキュームレータ4bにおける過剰な液圧をリザ
ーバ4dへ逃がすリリーフ弁である。
る。符号4aは液圧ポンプであって、この液圧ポンプ4
aはモータ4cによって駆動されて液圧を発生するよう
になっている。前記液圧ポンプ4aの出力側にはアキュ
ームレータ4bが接続され、発生した高い液圧を蓄える
ようになっている。そしてこの液圧ポンプ4aは、リザ
ーバ4dの作動液を加圧して液圧制御弁5に供給するよ
うになっている。また、符号4Eは、アキュームレータ
4b内の圧力を検出する圧力センサであり、この圧力セ
ンサ4Eからの検出結果に基づいて、制御装置ECU3
0がアキュームレータ4bの圧力が所定値以下となった
際に、前記モータ4cを駆動させて液圧ポンプ4aによ
って加圧を行なわせるようになっている。また、符号4
Fは、アキュームレータ4bにおける過剰な液圧をリザ
ーバ4dへ逃がすリリーフ弁である。
【0011】次に、前記液圧制御弁5の構造を説明す
る。符号11はボディーであって、このボディー11の
内部にはバルブ穴12が設けられ、このバルブ穴12に
連通する液圧供給ポート13、ドレーンポート14、出
力ポート15がそれぞれ設けられ図示の位置でバルブ穴
12内に開口している。すなわち前記液圧供給ポート1
3は外部液圧供給源4に接続され、前記ドレーンポート
14はバルブ穴12の両端を互いに連通するとともにリ
ザーバ4dに接続されて大気開放され、前記出力ポート
15は液圧増幅装置31及びフェイルセーフ弁8を介し
てホイールシリンダ3に接続されている。
る。符号11はボディーであって、このボディー11の
内部にはバルブ穴12が設けられ、このバルブ穴12に
連通する液圧供給ポート13、ドレーンポート14、出
力ポート15がそれぞれ設けられ図示の位置でバルブ穴
12内に開口している。すなわち前記液圧供給ポート1
3は外部液圧供給源4に接続され、前記ドレーンポート
14はバルブ穴12の両端を互いに連通するとともにリ
ザーバ4dに接続されて大気開放され、前記出力ポート
15は液圧増幅装置31及びフェイルセーフ弁8を介し
てホイールシリンダ3に接続されている。
【0012】前記バルブ穴12には、スプール16が摺
動自在に収容されている。このスプール16は、中央部
が縮径されていて、前記液圧供給ポート13と出力ポー
ト15を連通させるための環状連通溝16aとなってい
る。この環状連通溝16aが設けられていることによ
り、前記液圧供給ポート13とスプール16との間に可
変絞りsが形成され、また、前記ドレーンポート14と
スプール16との間に可変絞りtが形成されている。し
たがってスプール16が図中左方向へ移動することによ
って前記可変絞りsが開くとともに可変絞りtが閉じて
出力ポート15の圧力が増加し、スプール16が図中右
方向へ移動することによって逆に圧力が減少する。
動自在に収容されている。このスプール16は、中央部
が縮径されていて、前記液圧供給ポート13と出力ポー
ト15を連通させるための環状連通溝16aとなってい
る。この環状連通溝16aが設けられていることによ
り、前記液圧供給ポート13とスプール16との間に可
変絞りsが形成され、また、前記ドレーンポート14と
スプール16との間に可変絞りtが形成されている。し
たがってスプール16が図中左方向へ移動することによ
って前記可変絞りsが開くとともに可変絞りtが閉じて
出力ポート15の圧力が増加し、スプール16が図中右
方向へ移動することによって逆に圧力が減少する。
【0013】前記出力ポート15の出力は、前記ホイー
ルシリンダ3へ向かう管路32から分岐した管路17を
介して、液圧制御弁5の一端の反力室18に連通され、
この反力室18へ供給されるようになっている。この反
力室18は、反力発生手段19を構成する。この反力発
生手段19は、中央に貫通孔19aが形成された筒体1
9bから構成されたもので、この筒体19bの貫通孔1
9aには、前記スプール16の端部の中心から突出する
細径の圧力ピン20が摺動自在に挿入され、圧力ピン2
0の先端側に反力室18が形成されている。さらに、前
記反力発生手段19の筒体19bとスプール16の一端
との間には、筒体19bをバルブ12内の一端側に位置
決めし、スプール16へ図中右方へ弾性力を与える手段
としての圧縮ばねからなる反力スプリング21が介在さ
せられている。
ルシリンダ3へ向かう管路32から分岐した管路17を
介して、液圧制御弁5の一端の反力室18に連通され、
この反力室18へ供給されるようになっている。この反
力室18は、反力発生手段19を構成する。この反力発
生手段19は、中央に貫通孔19aが形成された筒体1
9bから構成されたもので、この筒体19bの貫通孔1
9aには、前記スプール16の端部の中心から突出する
細径の圧力ピン20が摺動自在に挿入され、圧力ピン2
0の先端側に反力室18が形成されている。さらに、前
記反力発生手段19の筒体19bとスプール16の一端
との間には、筒体19bをバルブ12内の一端側に位置
決めし、スプール16へ図中右方へ弾性力を与える手段
としての圧縮ばねからなる反力スプリング21が介在さ
せられている。
【0014】また、管路17には、切換弁51が設けら
れている。この切換弁51は、制御装置ECU30から
ソレノイド52へ制御信号が出力されることによりソレ
ノイド52によって圧縮バネ53の付勢力に反して切り
換えられて、管路17の途中に通常流路54からオリフ
ィスを有する減衰流路55を介在させるようになってい
る。つまり、制御装置ECU30が切換弁51の弁制御
手段とされている。
れている。この切換弁51は、制御装置ECU30から
ソレノイド52へ制御信号が出力されることによりソレ
ノイド52によって圧縮バネ53の付勢力に反して切り
換えられて、管路17の途中に通常流路54からオリフ
ィスを有する減衰流路55を介在させるようになってい
る。つまり、制御装置ECU30が切換弁51の弁制御
手段とされている。
【0015】また前記液圧制御弁5の他端には、比例ソ
レノイドからなる制動力発生手段22が設けられてい
る。この制動力発生手段22は、前記バルブ穴12と同
軸にかつ軸方向へ移動可能に設けられた可動子23と、
この可動子23に軸方向への推進力を与えるべく設けら
れたコイル24およびヨーク25と、前記可動子23と
ヨーク25との間に介在して図中左方へ弾性力を与える
圧縮ばね26とから構成されている。
レノイドからなる制動力発生手段22が設けられてい
る。この制動力発生手段22は、前記バルブ穴12と同
軸にかつ軸方向へ移動可能に設けられた可動子23と、
この可動子23に軸方向への推進力を与えるべく設けら
れたコイル24およびヨーク25と、前記可動子23と
ヨーク25との間に介在して図中左方へ弾性力を与える
圧縮ばね26とから構成されている。
【0016】なお、符号27は前記出力ポート15の圧
力をフェイルセーフ弁8に与えることによって出力ポー
ト15をホイールシリンダ3へ連通させるべく操作する
管路、符号28は前記出力ポートの圧力を切り換え弁6
に与えることによってマスターシリンダ2をストローク
シュミレータ7へ連通させるべく操作する管路である。
力をフェイルセーフ弁8に与えることによって出力ポー
ト15をホイールシリンダ3へ連通させるべく操作する
管路、符号28は前記出力ポートの圧力を切り換え弁6
に与えることによってマスターシリンダ2をストローク
シュミレータ7へ連通させるべく操作する管路である。
【0017】そして、前記外部液圧供給源4のアキュー
ムレータ4bと上記構造の液圧制御弁5の液圧供給ポー
ト13との間の管路には、制御装置ECU30からの信
号によって開閉駆動される液圧通路開閉弁29が設けら
れている。即ち、この液圧通路開閉弁29によって、外
部液圧供給源4から液圧制御弁5への液圧の供給路が開
閉されるようになっている。また、液圧制御弁5の出力
ポート15と前記フェイルセーフ弁8との間には、液圧
増幅装置31が設けられている。
ムレータ4bと上記構造の液圧制御弁5の液圧供給ポー
ト13との間の管路には、制御装置ECU30からの信
号によって開閉駆動される液圧通路開閉弁29が設けら
れている。即ち、この液圧通路開閉弁29によって、外
部液圧供給源4から液圧制御弁5への液圧の供給路が開
閉されるようになっている。また、液圧制御弁5の出力
ポート15と前記フェイルセーフ弁8との間には、液圧
増幅装置31が設けられている。
【0018】この液圧増幅装置31は、径の異なる二つ
のシリンダ部41a、41bが形成されたシリンダ本体
41と、大径プランジャ部34aと小径プランジャ部3
4bとを有する凸状に形成され、大径プランジャ部34
aが大径シリンダ部41aに、小径プランジャ部34b
が小径シリンダ部41bに、それぞれ摺動可能に配設さ
れたプランジャ本体34とから構成されている。そし
て、この大径シリンダ部41aと大径プランジャ部34
aとによって区画されたスペースが入力側液圧室33と
され、小径シリンダ部41bと小径プランジャ部34b
とによって区画されたスペースが出力側液圧室35とさ
れている。そして、入力側液圧室33には、管路32を
介して液圧制御弁5の出力ポート15が接続され、出力
側液圧室35には、管路36を介してフェイルセーフ弁
8が接続されている。
のシリンダ部41a、41bが形成されたシリンダ本体
41と、大径プランジャ部34aと小径プランジャ部3
4bとを有する凸状に形成され、大径プランジャ部34
aが大径シリンダ部41aに、小径プランジャ部34b
が小径シリンダ部41bに、それぞれ摺動可能に配設さ
れたプランジャ本体34とから構成されている。そし
て、この大径シリンダ部41aと大径プランジャ部34
aとによって区画されたスペースが入力側液圧室33と
され、小径シリンダ部41bと小径プランジャ部34b
とによって区画されたスペースが出力側液圧室35とさ
れている。そして、入力側液圧室33には、管路32を
介して液圧制御弁5の出力ポート15が接続され、出力
側液圧室35には、管路36を介してフェイルセーフ弁
8が接続されている。
【0019】また、出力側液圧室35には、圧縮スプリ
ングが配設されており、この圧縮スプリングによってプ
ランジャ本体34が大径シリンダ部41a側へ付勢され
ている。
ングが配設されており、この圧縮スプリングによってプ
ランジャ本体34が大径シリンダ部41a側へ付勢され
ている。
【0020】そして、この液圧増幅装置31の前記入力
側液圧室33に液圧制御弁5を介して外部液圧供給源4
から加圧されたブレーキ液が供給され、その液圧によっ
てプランジャ本体34が図中矢印イ方向へ、圧縮スプリ
ングの付勢力に反して押圧されて摺動される。これによ
り、出力側液圧室35が小径プランジャ部34bによっ
て圧縮され、内部のブレーキ液が、管路36を介してフ
ェイルセーフ弁8へ加圧されて送り出されるようになっ
ている。
側液圧室33に液圧制御弁5を介して外部液圧供給源4
から加圧されたブレーキ液が供給され、その液圧によっ
てプランジャ本体34が図中矢印イ方向へ、圧縮スプリ
ングの付勢力に反して押圧されて摺動される。これによ
り、出力側液圧室35が小径プランジャ部34bによっ
て圧縮され、内部のブレーキ液が、管路36を介してフ
ェイルセーフ弁8へ加圧されて送り出されるようになっ
ている。
【0021】ここで、出力側液圧室35から管路36を
介して送り出されるブレーキ液の液圧は、それぞれのプ
ランジャ部34a、34bの面積の比率だけ増加され
る。つまり、入力側液圧室33における液圧Pinと出力
側液圧室35の液圧Poutとの関係は、入力側液圧室3
3の大径プランジャ部34aの受圧面積をAinとし、出
力側液圧室35の小径プランジャ34bの受圧面積をA
outとすると次式にて表すことができる。
介して送り出されるブレーキ液の液圧は、それぞれのプ
ランジャ部34a、34bの面積の比率だけ増加され
る。つまり、入力側液圧室33における液圧Pinと出力
側液圧室35の液圧Poutとの関係は、入力側液圧室3
3の大径プランジャ部34aの受圧面積をAinとし、出
力側液圧室35の小径プランジャ34bの受圧面積をA
outとすると次式にて表すことができる。
【0022】Pout=Ain/Aout・Pin
【0023】即ち、大径プランジャ34a及び小径プラ
ンジャ34bのそれぞれの受圧面積の比率分だけブレー
キ液が加圧されることとなる。
ンジャ34bのそれぞれの受圧面積の比率分だけブレー
キ液が加圧されることとなる。
【0024】また、このブレーキ液圧制御装置には、液
圧増幅装置31とホイールシリンダ3との間の管路36
の液圧増幅装置31寄りに、大気開放されたリザーバ6
0につながる管路61が接続されており、この管路61
の途中に、リザーバ60側から管路36側へのみに作動
液が流されるチェック弁62が設けられている。
圧増幅装置31とホイールシリンダ3との間の管路36
の液圧増幅装置31寄りに、大気開放されたリザーバ6
0につながる管路61が接続されており、この管路61
の途中に、リザーバ60側から管路36側へのみに作動
液が流されるチェック弁62が設けられている。
【0025】次いで、上記構造のブレーキ液圧制御装置
の作用を説明する。ブレーキペダル1を踏み込むと、マ
スターシリンダ2の第1作動液圧室Aから作動液が押し
出され、この液圧がセンサ9によって検出される。そし
て、制御装置ECU30は、センサ9によってブレーキ
液がマスターシリンダ2から押し出されたこと、すなわ
ち、ブレーキペダル1が操作されたことを検出すると、
液圧通路開閉弁29へ制御電流を供給し、この液圧通路
開閉弁29を開き、外部液圧供給源4と液圧制御弁5と
の管路を連通させる。また、制御装置ECU30は、前
記センサ9により検出された圧力に基づいて前記コイル
24の励磁電流を制御する。このときには、反力室18
の液圧はまだ上昇していないので、励磁電流に応じて可
動子23が図1中左方へ移動し、これに押されてスプー
ル16が同方向へ移動する。この移動により、反力スプ
リング21が圧縮されて図1中右方への弾性力が発生
し、弾性変形量に応じてスプール16に反力を与えると
ともに、可変絞りtが閉じて環状連通路16aとドレン
ポート14との連通が絶たれる。
の作用を説明する。ブレーキペダル1を踏み込むと、マ
スターシリンダ2の第1作動液圧室Aから作動液が押し
出され、この液圧がセンサ9によって検出される。そし
て、制御装置ECU30は、センサ9によってブレーキ
液がマスターシリンダ2から押し出されたこと、すなわ
ち、ブレーキペダル1が操作されたことを検出すると、
液圧通路開閉弁29へ制御電流を供給し、この液圧通路
開閉弁29を開き、外部液圧供給源4と液圧制御弁5と
の管路を連通させる。また、制御装置ECU30は、前
記センサ9により検出された圧力に基づいて前記コイル
24の励磁電流を制御する。このときには、反力室18
の液圧はまだ上昇していないので、励磁電流に応じて可
動子23が図1中左方へ移動し、これに押されてスプー
ル16が同方向へ移動する。この移動により、反力スプ
リング21が圧縮されて図1中右方への弾性力が発生
し、弾性変形量に応じてスプール16に反力を与えると
ともに、可変絞りtが閉じて環状連通路16aとドレン
ポート14との連通が絶たれる。
【0026】前記スプール16がさらに左方へ移動する
と、可変絞りsが開いて環状連通路16aと液圧供給ポ
ート13とが連通され、出力ポート15から高い制動液
圧が液圧増幅装置31の入力側液圧室33へ送り込まれ
る。これにより、この液圧増幅装置31のプランジャ本
体34が、圧縮スプリングの付勢力に反して、図2中矢
印イ方向へ移動し、出力側液圧室35から、前述した式
に基づいて加圧されたブレーキ液がフェイルセーフ弁8
を介してホイールシリンダ3へ供給されて車輪が制動さ
れる。なお、出力ポート15から液圧増幅装置31を介
して正常に制動液圧が付与された状態では、切り換え弁
6及びフェイルセーフ弁8がともに図示と反対側に切り
換えられているので、前記液圧増幅装置31がホイール
シリンダ3に接続され、また、マスターシリンダ2とホ
イールシリンダ3とが遮断される一方、液圧がストロー
クシュミレータ7に供給されてブレーキペダル1に適度
の操作感が与えられる。
と、可変絞りsが開いて環状連通路16aと液圧供給ポ
ート13とが連通され、出力ポート15から高い制動液
圧が液圧増幅装置31の入力側液圧室33へ送り込まれ
る。これにより、この液圧増幅装置31のプランジャ本
体34が、圧縮スプリングの付勢力に反して、図2中矢
印イ方向へ移動し、出力側液圧室35から、前述した式
に基づいて加圧されたブレーキ液がフェイルセーフ弁8
を介してホイールシリンダ3へ供給されて車輪が制動さ
れる。なお、出力ポート15から液圧増幅装置31を介
して正常に制動液圧が付与された状態では、切り換え弁
6及びフェイルセーフ弁8がともに図示と反対側に切り
換えられているので、前記液圧増幅装置31がホイール
シリンダ3に接続され、また、マスターシリンダ2とホ
イールシリンダ3とが遮断される一方、液圧がストロー
クシュミレータ7に供給されてブレーキペダル1に適度
の操作感が与えられる。
【0027】前述のように出力ポート15と液圧供給ポ
ート13とが連通されると、管路17を介して反力室1
8にも液圧が作用して内圧が上昇し、これにより反力ピ
ン20を付勢してスプール16を反力スプリング21と
共に可動子23側へ押圧する。この結果、スプール16
は、最終的に、圧縮ばね26の付勢力及び可動子23の
推力と反力スプリング21の付勢力及び液圧による反力
ピン20の反力とがバランスした時点で停止する。ここ
で、これら圧縮ばね26の付勢力及び可動子23の推力
からなる駆動力FKと反力スプリング21の付勢力及び
液圧による反力ピン20の反力からなる戻し力FMとの
力関係による可変絞りs及び可変絞りtの状態は、次の
ようなる。 ◎可動子23の推力がない場合は、圧縮ばね26の付勢
力よりも反力スプリング21の付勢力が大きいことよ
り、駆動力FK<戻り力FMとなり、可変絞りsが閉じて
可変絞りtが開いた状態となる。(減圧状態) ◎可動子23に推力が与えられ、駆動力FK>戻り力FM
となった場合は、可変絞りsが開いて可変絞りtが閉じ
た状態となる。(増圧状態) ◎可動子23に推力が与えられ、駆動力FK=戻り力FM
となった場合は、可変絞りs及び可変絞りtの両者が閉
じた状態となる。(保持状態)
ート13とが連通されると、管路17を介して反力室1
8にも液圧が作用して内圧が上昇し、これにより反力ピ
ン20を付勢してスプール16を反力スプリング21と
共に可動子23側へ押圧する。この結果、スプール16
は、最終的に、圧縮ばね26の付勢力及び可動子23の
推力と反力スプリング21の付勢力及び液圧による反力
ピン20の反力とがバランスした時点で停止する。ここ
で、これら圧縮ばね26の付勢力及び可動子23の推力
からなる駆動力FKと反力スプリング21の付勢力及び
液圧による反力ピン20の反力からなる戻し力FMとの
力関係による可変絞りs及び可変絞りtの状態は、次の
ようなる。 ◎可動子23の推力がない場合は、圧縮ばね26の付勢
力よりも反力スプリング21の付勢力が大きいことよ
り、駆動力FK<戻り力FMとなり、可変絞りsが閉じて
可変絞りtが開いた状態となる。(減圧状態) ◎可動子23に推力が与えられ、駆動力FK>戻り力FM
となった場合は、可変絞りsが開いて可変絞りtが閉じ
た状態となる。(増圧状態) ◎可動子23に推力が与えられ、駆動力FK=戻り力FM
となった場合は、可変絞りs及び可変絞りtの両者が閉
じた状態となる。(保持状態)
【0028】そして、制動状態から、制動を解除すべく
ブレーキペダル1から足を離すと、圧力の低下がセンサ
9によって検出され、制御装置ECU30によってコイ
ル24への励磁電流が制御されて可動子23による押圧
力がなくなると、スプール16が、反力スプリング21
によって右方向へ移動される。これにより、可変絞りs
が閉じて環状連通路16aと液圧供給ポート13との連
通が絶たれる。さらに、スプール16が右方へ移動され
ると、可変絞りtが開いて環状連通路16aとドレンポ
ート14とが連通されて作動液がドレン4dへ戻され
る。このとき、液圧増幅装置31のプランジャ本体34
は、出力側液圧室35に設けられた圧縮スプリングによ
って入力側液圧室33側へ押し戻される。
ブレーキペダル1から足を離すと、圧力の低下がセンサ
9によって検出され、制御装置ECU30によってコイ
ル24への励磁電流が制御されて可動子23による押圧
力がなくなると、スプール16が、反力スプリング21
によって右方向へ移動される。これにより、可変絞りs
が閉じて環状連通路16aと液圧供給ポート13との連
通が絶たれる。さらに、スプール16が右方へ移動され
ると、可変絞りtが開いて環状連通路16aとドレンポ
ート14とが連通されて作動液がドレン4dへ戻され
る。このとき、液圧増幅装置31のプランジャ本体34
は、出力側液圧室35に設けられた圧縮スプリングによ
って入力側液圧室33側へ押し戻される。
【0029】そして、上記のように、ホイールシリンダ
3の液圧が低下してブレーキが解除され、その液圧の低
下がセンサ10によって検出されると、制御装置ECU
30が液圧通路開閉弁29を制御して、この液圧通路開
閉弁29を閉状態とし、外部液圧供給源4と液圧制御弁
5との管路を遮断させる。
3の液圧が低下してブレーキが解除され、その液圧の低
下がセンサ10によって検出されると、制御装置ECU
30が液圧通路開閉弁29を制御して、この液圧通路開
閉弁29を閉状態とし、外部液圧供給源4と液圧制御弁
5との管路を遮断させる。
【0030】このように、上記実施の形態のブレーキ液
圧制御装置によれば、外部液圧供給源4と液圧制御弁5
との間の管路を、制動時にのみ連通させる液圧通路開閉
弁29を設けたので、非制動時にて、加圧されたブレー
キ液が液圧制御弁5へ送り出され、この液圧制御弁5の
比較的シール性が弱い可変絞りsから漏れることによる
外部液圧供給源4のアキュームレータ4bにおける圧力
低下を防止することができる。即ち、外部液圧供給源4
におけるロスを大幅に低減させることができ、ポンプ4
aの稼働頻度を低くすることができる。また、液圧制御
弁5を介して外部液圧供給源4から送り出されるブレー
キ液の液圧を、機械的にさらに増幅させる液圧増幅装置
31を設けたので、外部液圧供給源4における加圧量を
低減させることができる。これにより、この外部液圧供
給源4のポンプ4aにおける負荷を低減させることがで
きる。
圧制御装置によれば、外部液圧供給源4と液圧制御弁5
との間の管路を、制動時にのみ連通させる液圧通路開閉
弁29を設けたので、非制動時にて、加圧されたブレー
キ液が液圧制御弁5へ送り出され、この液圧制御弁5の
比較的シール性が弱い可変絞りsから漏れることによる
外部液圧供給源4のアキュームレータ4bにおける圧力
低下を防止することができる。即ち、外部液圧供給源4
におけるロスを大幅に低減させることができ、ポンプ4
aの稼働頻度を低くすることができる。また、液圧制御
弁5を介して外部液圧供給源4から送り出されるブレー
キ液の液圧を、機械的にさらに増幅させる液圧増幅装置
31を設けたので、外部液圧供給源4における加圧量を
低減させることができる。これにより、この外部液圧供
給源4のポンプ4aにおける負荷を低減させることがで
きる。
【0031】また、上記制御装置ECU30は、車輪回
転速度についての検出データに基づいて車輪のスリップ
状態を判定し、この判定結果に基づいて前記コイル24
の励磁電流を増減するアンチスキッド制御、および、ト
ラクション制御を行うことができるようになっている。
転速度についての検出データに基づいて車輪のスリップ
状態を判定し、この判定結果に基づいて前記コイル24
の励磁電流を増減するアンチスキッド制御、および、ト
ラクション制御を行うことができるようになっている。
【0032】また、このブレーキ液圧制御装置によれ
ば、ブレーキ作動中に出力ポート15からの液圧が低下
すると、管路36内の液圧も低下し、フェイルセーフ弁
8及び切換弁6がそれぞれに設けられたばねなどの機械
的手段により作動されて、いずれも図示の状態に復帰す
る。この状態では、マスターシリンダ2とストロークシ
ュミレータ7の接続が遮断されてその液圧がホイールシ
リンダ3に直接作用するので制動力が確保され、マスタ
ーシリンダ2からホイールシリンダ3に到る液圧系の剛
性が低下することがなく、したがって、ブレーキの信頼
性を高く維持することができる。
ば、ブレーキ作動中に出力ポート15からの液圧が低下
すると、管路36内の液圧も低下し、フェイルセーフ弁
8及び切換弁6がそれぞれに設けられたばねなどの機械
的手段により作動されて、いずれも図示の状態に復帰す
る。この状態では、マスターシリンダ2とストロークシ
ュミレータ7の接続が遮断されてその液圧がホイールシ
リンダ3に直接作用するので制動力が確保され、マスタ
ーシリンダ2からホイールシリンダ3に到る液圧系の剛
性が低下することがなく、したがって、ブレーキの信頼
性を高く維持することができる。
【0033】ところで、上記ブレーキ液圧制御装置を構
成する液圧制御弁5では、ホイールシリンダ3へ供給さ
れる液圧が反力室18に供給されてスプール16に反力
を与えるものであるため、特にブレーキの開始時に反力
室18への液圧の供給タイミングが多少遅れてホイール
シリンダ3側の配管にて振動が生じる。ここで、圧縮ば
ね26及び反力スプリング21として弾性係数の大きい
ものを用いると、スプール16の動きが安定し、上記振
動に対して影響を受けずらくすることができるが、駆動
時におけるスプール16の応答性が低下してしまい、こ
れとは逆に、圧縮ばね26及び反力スプリング21とし
て弾性係数の小さいもの(例えば、圧縮ばね26とし
て、可動子23の先端をスプール16に当接させる程度
のもの)を用いると、駆動時におけるスプール16の応
答性が向上する反面、上記振動の影響が受けやすくなっ
てしまう。また、特に作動液の温度が比較的低く、十分
な粘性を有する場合は、この作動液の振動がそれ自身の
粘性によって減衰される。これにより、液圧制御弁5の
反力室18への振動の伝達が抑えられ、スプール16が
安定した状態で作動する。しかしながら、作動液の温度
が上昇し、その粘性が低下してくると、ホイールシリン
ダ3からの振動が減衰されずらくなる。そのため、応答
性に重きをなし、圧縮ばね26及び反力スプリング21
として弾性計数の小さいものを用いた場合、作動温度が
上昇したときには、液圧制御弁の5は液圧の加圧、減圧
を繰り返すこととなり、作動液の振動が発散してしまう
恐れがある。本実施の形態では、スプール16の良好な
応答性を確保しつつ、作動液の温度が高い場合でも、振
動の影響を受けずらくするために、反力室18へつなが
る管路17に、減衰流路55を有する切換弁51を設
け、さらに、下記のように制御するようにした。
成する液圧制御弁5では、ホイールシリンダ3へ供給さ
れる液圧が反力室18に供給されてスプール16に反力
を与えるものであるため、特にブレーキの開始時に反力
室18への液圧の供給タイミングが多少遅れてホイール
シリンダ3側の配管にて振動が生じる。ここで、圧縮ば
ね26及び反力スプリング21として弾性係数の大きい
ものを用いると、スプール16の動きが安定し、上記振
動に対して影響を受けずらくすることができるが、駆動
時におけるスプール16の応答性が低下してしまい、こ
れとは逆に、圧縮ばね26及び反力スプリング21とし
て弾性係数の小さいもの(例えば、圧縮ばね26とし
て、可動子23の先端をスプール16に当接させる程度
のもの)を用いると、駆動時におけるスプール16の応
答性が向上する反面、上記振動の影響が受けやすくなっ
てしまう。また、特に作動液の温度が比較的低く、十分
な粘性を有する場合は、この作動液の振動がそれ自身の
粘性によって減衰される。これにより、液圧制御弁5の
反力室18への振動の伝達が抑えられ、スプール16が
安定した状態で作動する。しかしながら、作動液の温度
が上昇し、その粘性が低下してくると、ホイールシリン
ダ3からの振動が減衰されずらくなる。そのため、応答
性に重きをなし、圧縮ばね26及び反力スプリング21
として弾性計数の小さいものを用いた場合、作動温度が
上昇したときには、液圧制御弁の5は液圧の加圧、減圧
を繰り返すこととなり、作動液の振動が発散してしまう
恐れがある。本実施の形態では、スプール16の良好な
応答性を確保しつつ、作動液の温度が高い場合でも、振
動の影響を受けずらくするために、反力室18へつなが
る管路17に、減衰流路55を有する切換弁51を設
け、さらに、下記のように制御するようにした。
【0034】ここで、制御装置ECU30による作動液
の振動の減衰制御を図2に示すフローチャート図に沿っ
て説明する。制御装置ECU30では、ホイールシリン
ダ3での振動を、センサ10によって検出し(ステップ
S1)、図3に示すように、その振動の振幅が所定値を
超えたか否かを判断する(ステップS2)。ここで、ホ
イールシリンダ3での振動の振幅が所定値を超えていな
い場合は、通常通り制御が行われ、反力発生手段19に
は、液圧制御弁5から管路32へ出力された制動液圧が
加えられる(ステップS3)。これとは逆に、ホイール
シリンダ3での振動の振幅が所定値を超えたことを検出
した場合、制御装置ECU30から切換弁51のソレノ
イド52に制御電流が供給され、この切換弁51のソレ
ノイド52によって圧縮バネ53の付勢力に反して弁が
切り換えられ、管路17の途中に通常流路54に代わっ
てオリフィスを有する減衰流路55が介在された状態と
される(ステップS4)。
の振動の減衰制御を図2に示すフローチャート図に沿っ
て説明する。制御装置ECU30では、ホイールシリン
ダ3での振動を、センサ10によって検出し(ステップ
S1)、図3に示すように、その振動の振幅が所定値を
超えたか否かを判断する(ステップS2)。ここで、ホ
イールシリンダ3での振動の振幅が所定値を超えていな
い場合は、通常通り制御が行われ、反力発生手段19に
は、液圧制御弁5から管路32へ出力された制動液圧が
加えられる(ステップS3)。これとは逆に、ホイール
シリンダ3での振動の振幅が所定値を超えたことを検出
した場合、制御装置ECU30から切換弁51のソレノ
イド52に制御電流が供給され、この切換弁51のソレ
ノイド52によって圧縮バネ53の付勢力に反して弁が
切り換えられ、管路17の途中に通常流路54に代わっ
てオリフィスを有する減衰流路55が介在された状態と
される(ステップS4)。
【0035】これにより、この管路17内の作動液の振
動が減衰流路55のオリフィスによって減衰されて、ス
プール16への振動の伝達が低減され、このスプール1
6の安定化が図られる。その後、制御装置ECU30か
ら切換弁51へ所定時間の制御電流の供給が行われたら
(図3参照)、制御装置ECU30からの制御信号の出
力が停止されて、切換弁51が圧縮バネ53の付勢力に
よって復帰し、管路17から減衰流路55が外され、通
常流路54が介在される。即ち、液圧制御弁5のスプー
ル16が通常の状態に戻され、良好な応答性が確保され
る。
動が減衰流路55のオリフィスによって減衰されて、ス
プール16への振動の伝達が低減され、このスプール1
6の安定化が図られる。その後、制御装置ECU30か
ら切換弁51へ所定時間の制御電流の供給が行われたら
(図3参照)、制御装置ECU30からの制御信号の出
力が停止されて、切換弁51が圧縮バネ53の付勢力に
よって復帰し、管路17から減衰流路55が外され、通
常流路54が介在される。即ち、液圧制御弁5のスプー
ル16が通常の状態に戻され、良好な応答性が確保され
る。
【0036】このように、上記のブレーキ液圧制御装置
によれば、例えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下
することにより、液圧制御弁5内に設けられて摺動され
ることによりホイールシリンダ3への液圧を調整するス
プール16へ振動が伝達されやすくなった状態にて、ホ
イールシリンダ3内の振動の振幅が所定値を超えると、
液圧制御弁5のスプール16へ反力を供給する管路17
にオリフィスを有する減衰流路55が介在されるので、
スプール16への振動の伝達を大幅に低減させることが
でき、このスプール16の安定化を図ることができる。
これにより、スプール16の良好な応答性を確保しつ
つ、作動液の温度が高い場合でも、スプール16への振
動の影響を受けずらくすることができる。
によれば、例えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下
することにより、液圧制御弁5内に設けられて摺動され
ることによりホイールシリンダ3への液圧を調整するス
プール16へ振動が伝達されやすくなった状態にて、ホ
イールシリンダ3内の振動の振幅が所定値を超えると、
液圧制御弁5のスプール16へ反力を供給する管路17
にオリフィスを有する減衰流路55が介在されるので、
スプール16への振動の伝達を大幅に低減させることが
でき、このスプール16の安定化を図ることができる。
これにより、スプール16の良好な応答性を確保しつ
つ、作動液の温度が高い場合でも、スプール16への振
動の影響を受けずらくすることができる。
【0037】また、上記の例では、作動液の振動時に、
管路17内へオリフィスを有する減衰流路55を介在さ
せて振動を減衰させる切換弁51を設けたが、この減衰
流路55の代わりに、図4に示すように、作動液の振動
時に、液圧制御弁5につながる管路17を遮断し、反力
室18に大気開放されたリザーバ70を切換接続する切
換弁71を設けても良い。
管路17内へオリフィスを有する減衰流路55を介在さ
せて振動を減衰させる切換弁51を設けたが、この減衰
流路55の代わりに、図4に示すように、作動液の振動
時に、液圧制御弁5につながる管路17を遮断し、反力
室18に大気開放されたリザーバ70を切換接続する切
換弁71を設けても良い。
【0038】そして、この切換弁71を設けたブレーキ
液圧制御装置によれば、上記と同様に、作動液の振動時
に、制御装置ECU30から切換弁71のソレノイド7
2に制御信号が出力され、この切換弁71がソレノイド
72によって圧縮バネ73の付勢力に反して通常流路7
4から、管路32と反力室18との連通を遮断し、リザ
ーバ70と液圧制御弁5の反力室18とを連通させる開
放流路75に切り換えられる。つまり、スプール16へ
反力が供給されなくなるため、液圧制御弁5のスプール
16へホイールシリンダ3から振動が伝達されなくな
り、この液圧制御弁5のスプール16の良好な安定性が
確保される。
液圧制御装置によれば、上記と同様に、作動液の振動時
に、制御装置ECU30から切換弁71のソレノイド7
2に制御信号が出力され、この切換弁71がソレノイド
72によって圧縮バネ73の付勢力に反して通常流路7
4から、管路32と反力室18との連通を遮断し、リザ
ーバ70と液圧制御弁5の反力室18とを連通させる開
放流路75に切り換えられる。つまり、スプール16へ
反力が供給されなくなるため、液圧制御弁5のスプール
16へホイールシリンダ3から振動が伝達されなくな
り、この液圧制御弁5のスプール16の良好な安定性が
確保される。
【0039】なお、この場合、液圧制御弁5のスプール
16には、ホイールシリンダ3側からの機械的な液圧の
フィードバックがなくなるため、制御装置ECU30
は、図5に示す通常の制御から図6に示すセンサ10の
出力に基づく電気的フィードバック回路を有する振動時
の制御に切り換えて、液圧制御弁5を制御する。つま
り、図5に示す通常の制御では、制御装置ECU30
は、目標液圧である指示圧力Piから、このPiにおけ
る制動力発生手段22へ供給する制御電流値Iを求め、
この制御電流値Iによって液圧制御弁5の制動力発生手
段22を駆動させ、スプール16を摺動させるが、液圧
制御弁5の反力発生手段19にリザーバ70が接続され
てホイールシリンダ3からの機械的フィードバックがな
くなった場合の図6に示す制御では、制御装置ECU3
0がセンサ10からのホイールシリンダ圧Pw/cに基づ
いて、指示圧力を補正し、その補正指示圧力Ptol(Pi
−Pw/c)から、このPtolにおける制動力発生手段22
へ供給する制御電流値Iを求め、この制御電流値Iによ
って制動力発生手段22を駆動させ、スプール16を摺
動させる。即ち、ホイールシリンダ圧を直接電気的にフ
ィードバックして、機械的な液圧のフィードバックによ
らずに液圧制御弁5の制動力発生手段22を制御するよ
うになっている。
16には、ホイールシリンダ3側からの機械的な液圧の
フィードバックがなくなるため、制御装置ECU30
は、図5に示す通常の制御から図6に示すセンサ10の
出力に基づく電気的フィードバック回路を有する振動時
の制御に切り換えて、液圧制御弁5を制御する。つま
り、図5に示す通常の制御では、制御装置ECU30
は、目標液圧である指示圧力Piから、このPiにおけ
る制動力発生手段22へ供給する制御電流値Iを求め、
この制御電流値Iによって液圧制御弁5の制動力発生手
段22を駆動させ、スプール16を摺動させるが、液圧
制御弁5の反力発生手段19にリザーバ70が接続され
てホイールシリンダ3からの機械的フィードバックがな
くなった場合の図6に示す制御では、制御装置ECU3
0がセンサ10からのホイールシリンダ圧Pw/cに基づ
いて、指示圧力を補正し、その補正指示圧力Ptol(Pi
−Pw/c)から、このPtolにおける制動力発生手段22
へ供給する制御電流値Iを求め、この制御電流値Iによ
って制動力発生手段22を駆動させ、スプール16を摺
動させる。即ち、ホイールシリンダ圧を直接電気的にフ
ィードバックして、機械的な液圧のフィードバックによ
らずに液圧制御弁5の制動力発生手段22を制御するよ
うになっている。
【0040】なおまた、このブレーキ液圧制御装置は、
例えば、ホイールシリンダ3側にて作動液の温度が上昇
して、その内部に気泡が生じることにより、いわゆるベ
ーパーロック現象が発生し、センサ10によってホイー
ルシリンダ3の液圧が目標液圧よりも著しく低下したこ
とを制御装置ECU30が検出すると、制御装置ECU
30は、液圧制御弁5を制御して、ホイールシリンダ3
への制御液圧の増圧及び減圧を繰り返し行い、ホイール
シリンダ3につながる管路36内の作動液の液圧を増減
させる。
例えば、ホイールシリンダ3側にて作動液の温度が上昇
して、その内部に気泡が生じることにより、いわゆるベ
ーパーロック現象が発生し、センサ10によってホイー
ルシリンダ3の液圧が目標液圧よりも著しく低下したこ
とを制御装置ECU30が検出すると、制御装置ECU
30は、液圧制御弁5を制御して、ホイールシリンダ3
への制御液圧の増圧及び減圧を繰り返し行い、ホイール
シリンダ3につながる管路36内の作動液の液圧を増減
させる。
【0041】つまり、この液圧の増減によって増圧状態
から液圧増幅装置31からの液圧の供給がなくなり、減
圧状態へ移行する際に、作動液の粘性によって、ホイー
ルシリンダ3側よりも、液圧増幅装置31側の液圧が低
くなって負圧となり、このため、液圧増幅装置31側に
接続された管路61からリザーバタンク60内の作動液
がチェック弁62を介して管路36内へ流入することと
なる。そして、このように、管路36内へリザーバタン
ク60から作動液が補給されることにより、管路36内
の気泡が解消されて液圧が目標液圧に回復し、ホイール
シリンダ3への液圧の供給を確実に行うことができる。
しかし、作動液が供給されてもホイールシリンダ3の液
圧が上昇しない場合は、配管自体に障害が生じている可
能性があるため、制御装置ECU30では、減圧増圧の
信号を数回繰り返しても圧力が上がらない場合は、その
制御による作動を中心させるようになっている。
から液圧増幅装置31からの液圧の供給がなくなり、減
圧状態へ移行する際に、作動液の粘性によって、ホイー
ルシリンダ3側よりも、液圧増幅装置31側の液圧が低
くなって負圧となり、このため、液圧増幅装置31側に
接続された管路61からリザーバタンク60内の作動液
がチェック弁62を介して管路36内へ流入することと
なる。そして、このように、管路36内へリザーバタン
ク60から作動液が補給されることにより、管路36内
の気泡が解消されて液圧が目標液圧に回復し、ホイール
シリンダ3への液圧の供給を確実に行うことができる。
しかし、作動液が供給されてもホイールシリンダ3の液
圧が上昇しない場合は、配管自体に障害が生じている可
能性があるため、制御装置ECU30では、減圧増圧の
信号を数回繰り返しても圧力が上がらない場合は、その
制御による作動を中心させるようになっている。
【0042】なお、上記の実施の形態では出力ポート1
5の液圧を切り換え弁6及びフェイルセーフ弁8に直接
作用させて切り換えるとともに、液圧が加わらない場
合、各バルブに設けられたばねなどの作用によって自動
的に所定の位置に復帰するよう構成したが、センサ10
によってホイールシリンダ圧を検出し、検出された液圧
によって電気的にバルブを切り換える方式であってもよ
いのは勿論である。また、上記の実施の形態では、液圧
通路開閉弁29及び液圧増幅装置31をそれぞれ設けた
が、これら液圧通路開閉弁29及び液圧増幅装置31の
いずれか一方だけを設けても、外部液圧供給源4のポン
プ4aの負荷を低減させることができるのは勿論であ
る。
5の液圧を切り換え弁6及びフェイルセーフ弁8に直接
作用させて切り換えるとともに、液圧が加わらない場
合、各バルブに設けられたばねなどの作用によって自動
的に所定の位置に復帰するよう構成したが、センサ10
によってホイールシリンダ圧を検出し、検出された液圧
によって電気的にバルブを切り換える方式であってもよ
いのは勿論である。また、上記の実施の形態では、液圧
通路開閉弁29及び液圧増幅装置31をそれぞれ設けた
が、これら液圧通路開閉弁29及び液圧増幅装置31の
いずれか一方だけを設けても、外部液圧供給源4のポン
プ4aの負荷を低減させることができるのは勿論であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のブレー
キ液圧制御装置によれば、下記の効果を得ることができ
る。請求項1記載のブレーキ液圧制御装置によれば、例
えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下することによ
り、液圧制御弁内に設けられて摺動されることによりホ
イールシリンダへの液圧を調整するスプールへ振動が伝
達されやすくなった状態にて、ホイールシリンダ内の振
動の振幅が所定値を超えると、液圧制御弁のスプールへ
反力を供給する管路にオリフィスを有する減衰流路が介
在されるので、スプールへの振動の伝達を大幅に低減さ
せることができ、このスプールの安定化を図ることがで
きる。これにより、スプールの良好な応答性を確保しつ
つ、作動液の温度が高い場合でも、スプールへの振動の
影響を受けずらくすることができる。
キ液圧制御装置によれば、下記の効果を得ることができ
る。請求項1記載のブレーキ液圧制御装置によれば、例
えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下することによ
り、液圧制御弁内に設けられて摺動されることによりホ
イールシリンダへの液圧を調整するスプールへ振動が伝
達されやすくなった状態にて、ホイールシリンダ内の振
動の振幅が所定値を超えると、液圧制御弁のスプールへ
反力を供給する管路にオリフィスを有する減衰流路が介
在されるので、スプールへの振動の伝達を大幅に低減さ
せることができ、このスプールの安定化を図ることがで
きる。これにより、スプールの良好な応答性を確保しつ
つ、作動液の温度が高い場合でも、スプールへの振動の
影響を受けずらくすることができる。
【0044】請求項2記載のブレーキ液圧制御装置によ
れば、例えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下する
ことにより、液圧制御弁内に設けられて摺動されること
によりホイールシリンダへの液圧を調整するスプールへ
振動が伝達されやすくなった状態にて、ホイールシリン
ダ内の振動の振幅が所定値を超えると、液圧制御弁のス
プールへ反力を供給しないため、スプールへの振動の伝
達をなくすことができ、スプールの安定化を図ることが
できる。これにより、スプールの良好な応答性を確保し
つつ、作動液の温度が高い場合でも、スプールへの振動
の影響を受けずらくすることができる。
れば、例えば、作動液の温度が上昇して粘性が低下する
ことにより、液圧制御弁内に設けられて摺動されること
によりホイールシリンダへの液圧を調整するスプールへ
振動が伝達されやすくなった状態にて、ホイールシリン
ダ内の振動の振幅が所定値を超えると、液圧制御弁のス
プールへ反力を供給しないため、スプールへの振動の伝
達をなくすことができ、スプールの安定化を図ることが
できる。これにより、スプールの良好な応答性を確保し
つつ、作動液の温度が高い場合でも、スプールへの振動
の影響を受けずらくすることができる。
【図1】 本発明のブレーキ液圧制御装置の実施の形態
を説明するブレーキ液圧制御装置の油圧系統図である。
を説明するブレーキ液圧制御装置の油圧系統図である。
【図2】 本発明の実施の形態のブレーキ液圧制御装置
の制御の流れを説明するフローチャート図である。
の制御の流れを説明するフローチャート図である。
【図3】 本発明のブレーキ液圧制御装置による制御の
仕方を説明するグラフ図である。
仕方を説明するグラフ図である。
【図4】 本発明のブレーキ液圧制御装置の他の実施の
形態を説明するブレーキ液圧制御装置の油圧系統図であ
る。
形態を説明するブレーキ液圧制御装置の油圧系統図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施の形態のブレーキ液圧制御
装置による制御の仕方を説明するブロック線図である。
装置による制御の仕方を説明するブロック線図である。
【図6】 本発明の他の実施の形態のブレーキ液圧制御
装置による制御の仕方を説明するブロック線図である。
装置による制御の仕方を説明するブロック線図である。
1 ブレーキペダル 2 マスターシリンダ 3 ホイールシリンダ 4 外部液圧供給源 5 液圧制御弁 10 センサ 11 ボディー(シリンダ) 16 スプール 17 管路 19 反力発生手段 22 制動力発生手段 30 制御装置ECU(弁制御手段) 51、71 切換弁 55 減衰流路 75 開放流路
Claims (2)
- 【請求項1】 倍力された高い液圧を発生する外部液圧
供給源と、 シリンダ内にスプールを摺動可能に設け、該シリンダの
一端側には該スプールの一端側を制御信号の大きさに応
じて押圧する制動力発生手段を設け、該シリンダの他端
側には前記ホイールシリンダへ送り出される液圧に応じ
て前記スプールの他端側を押圧する反力発生手段を設
け、該スプールのそれぞれ両端側に作用する押圧力をバ
ランスさせて前記外部液圧供給源とホイールシリンダと
の間の連通を制御する液圧制御弁と、 前記液圧制御弁の反力発生手段へ前記液圧制御弁からホ
イールシリンダへ送り出される液圧を導くために、前記
液圧制御弁のホイールシリンダ出力側と反力発生手段と
の間に設けられた管路と、 該管路に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段へ前
記ホイールシリンダ出力側の液圧をオリフィスを有する
減衰流路を介して導くか否かを切り換える切換弁と、 前記ホイールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダ
に発生した液圧を検出するセンサと、 ブレーキペダルの操作に応じて目標液圧を求め、この目
標液圧に応じた大きさの制御信号を該液圧制御弁の制動
力発生手段へ出力して、前記ホイールシリンダにブレー
キペダルの操作に応じた目標液圧を発生させる一方、そ
の際、該センサから出力されるホイールシリンダの液圧
に基づいて、前記ホイールシリンダの液圧の振動が所定
の振幅を超えたときには、前記切換弁を駆動して、前記
管路に減衰流路を介在させる弁制御手段とを備えてなる
ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 倍力された高い液圧を発生する外部液圧
供給源と、 シリンダ内にスプールを摺動可能に設け、該シリンダの
一端側には該スプールの一端側を制御信号の大きさに応
じて押圧する制動力発生手段を設け、該シリンダの他端
側には前記ホイールシリンダへ送り出される液圧に応じ
て前記スプールの他端側を押圧する反力発生手段を設
け、該スプールのそれぞれ両端側に作用する押圧力をバ
ランスさせて前記外部液圧供給源とホイールシリンダと
の間の連通を制御する液圧制御弁と、 前記液圧制御弁の反力発生手段へ前記液圧制御弁からホ
イールシリンダへ送り出される液圧を導くために、前記
液圧制御弁のホイールシリンダ出力側と反力発生手段と
の間に設けられた管路と、 該管路に設けられ、前記液圧制御弁の反力発生手段へ前
記ホイールシリンダ出力側の液圧を導くか、所定圧に維
持された所定液圧流路を導いて前記液圧制御弁の反力発
生手段へは導かないかを切り換える切換弁と、 前記ホイールシリンダに設けられ、該ホイールシリンダ
に発生した液圧を検出するセンサと、 ブレーキペダルの操作に応じて目標液圧を求め、この目
標液圧に応じた大きさの制御信号を該液圧制御弁の制動
力発生手段へ出力して、前記ホイールシリンダにブレー
キペダルの操作に応じた目標液圧を発生させる一方、そ
の際、該センサから出力されるホイールシリンダの液圧
に基づいて、前記ホイールシリンダの液圧の振動が所定
の振幅を超えたときには、前記切換弁を駆動して、前記
反力発生手段へ前記所定液圧流路の液圧を導くととも
に、前記目標液圧に応じた大きさの制御信号を前記セン
サの出力の帰還制御による制御信号に替える弁制御手段
とを備えてなることを特徴とするブレーキ液圧制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9063599A JPH10250551A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9063599A JPH10250551A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250551A true JPH10250551A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13233913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9063599A Withdrawn JPH10250551A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10250551A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018509331A (ja) * | 2015-03-10 | 2018-04-05 | ヴアブコ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングWABCO GmbH | 液圧的なブレーキ装置 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9063599A patent/JPH10250551A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018509331A (ja) * | 2015-03-10 | 2018-04-05 | ヴアブコ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングWABCO GmbH | 液圧的なブレーキ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |