JPH10254149A - 感光ドラムの作製方法 - Google Patents
感光ドラムの作製方法Info
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- JPH10254149A JPH10254149A JP5434297A JP5434297A JPH10254149A JP H10254149 A JPH10254149 A JP H10254149A JP 5434297 A JP5434297 A JP 5434297A JP 5434297 A JP5434297 A JP 5434297A JP H10254149 A JPH10254149 A JP H10254149A
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- JP
- Japan
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- cylindrical
- substrate
- coating
- liquid
- layer
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- Pending
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、簡単な方法で塗布層の端部
だれを解消し、膜厚の均一性を向上させる感光ドラムの
作製方法を提供する。 【解決手段】 本発明の感光ドラムの作製方法は、円筒
基体の表面に塗布層を形成するに際して、円筒基体1を
その外径より0.1〜2mm大きな外径の円筒部2を有
する支持部材3に取り付け、支持部材を円筒部が塗布液
4に浸漬するまで下降させ、次いで引き上げることによ
り塗布層5を形成する。
だれを解消し、膜厚の均一性を向上させる感光ドラムの
作製方法を提供する。 【解決手段】 本発明の感光ドラムの作製方法は、円筒
基体の表面に塗布層を形成するに際して、円筒基体1を
その外径より0.1〜2mm大きな外径の円筒部2を有
する支持部材3に取り付け、支持部材を円筒部が塗布液
4に浸漬するまで下降させ、次いで引き上げることによ
り塗布層5を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザープ
リンター等の電子写真機器に使用される感光ドラムの作
製に際して、膜厚10μm以上の塗布層の膜厚むらを大
幅に減少させることができる感光ドラムの作製方法に関
する。
リンター等の電子写真機器に使用される感光ドラムの作
製に際して、膜厚10μm以上の塗布層の膜厚むらを大
幅に減少させることができる感光ドラムの作製方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真機器に使用される感光ドラム
は、感光層に帯電、露光、現像、転写、および残留トナ
ーのクリーニング等のプロセスが加えられる。感光層の
特性は膜厚に依存しているが、特に帯電性や感度等の重
要特性は膜厚に敏感に左右される。近年、電子写真機器
として、カラー画像複写装置が多用されているが、カラ
ー画像においてはハーフトーン濃度の均一性が非常に重
視され、したがってカラー画像複写装置に使用する感光
ドラムには、感光層の膜厚の均一性が従来以上に厳格に
要求される。
は、感光層に帯電、露光、現像、転写、および残留トナ
ーのクリーニング等のプロセスが加えられる。感光層の
特性は膜厚に依存しているが、特に帯電性や感度等の重
要特性は膜厚に敏感に左右される。近年、電子写真機器
として、カラー画像複写装置が多用されているが、カラ
ー画像においてはハーフトーン濃度の均一性が非常に重
視され、したがってカラー画像複写装置に使用する感光
ドラムには、感光層の膜厚の均一性が従来以上に厳格に
要求される。
【0003】一方、小型の電子写真機器においては、帯
電ロールのような接触帯電器によって感光ドラムが帯電
される場合が多い。感光層が接触帯電されると、微小放
電によって表面層が費消される現象が生じるが、膜厚が
薄いほど流入電流が多くなるために費消量が多くなり、
膜厚が薄い部分は更に膜厚が薄くなっていくという問題
がある。そのため、上記の場合と同様に、感光層の膜厚
の均一性が厳格に要求される。
電ロールのような接触帯電器によって感光ドラムが帯電
される場合が多い。感光層が接触帯電されると、微小放
電によって表面層が費消される現象が生じるが、膜厚が
薄いほど流入電流が多くなるために費消量が多くなり、
膜厚が薄い部分は更に膜厚が薄くなっていくという問題
がある。そのため、上記の場合と同様に、感光層の膜厚
の均一性が厳格に要求される。
【0004】ところで、感光ドラムの作製にあたって
は、円筒基体の表面に、浸漬塗布方法によって感光層等
の塗布層が形成されるが、基体の軸方向に膜厚むらを生
じやすい欠点がある。すなわち、円筒基体を塗布液から
引き上げて塗布を行う時に、塗膜の上端部分に液だれが
生じて、いわゆる端部だれを引き起こしやすく、これは
膜厚が厚いほど、特に10μm以上である場合に顕著に
なる。
は、円筒基体の表面に、浸漬塗布方法によって感光層等
の塗布層が形成されるが、基体の軸方向に膜厚むらを生
じやすい欠点がある。すなわち、円筒基体を塗布液から
引き上げて塗布を行う時に、塗膜の上端部分に液だれが
生じて、いわゆる端部だれを引き起こしやすく、これは
膜厚が厚いほど、特に10μm以上である場合に顕著に
なる。
【0005】従来よりこの端部だれを防止するための方
法については、例えば特開昭59−73074号公報等
には、被膜に空気流を当てて乾燥を促進する方法が、ま
た、特開昭59−127049号公報等には、被膜近傍
の溶剤蒸気を吸引して乾燥を促進する方法が記載されて
いる。これらの方法は、端部だれを防止するのにある程
度の効果があるが、膜厚むら1μm以下という厳格な要
求値が求められる場合には不十分であった。また、空気
流の流入や吸引を強くすると、円筒基体の周方向の膜厚
むらが大きくなるという問題もあった。
法については、例えば特開昭59−73074号公報等
には、被膜に空気流を当てて乾燥を促進する方法が、ま
た、特開昭59−127049号公報等には、被膜近傍
の溶剤蒸気を吸引して乾燥を促進する方法が記載されて
いる。これらの方法は、端部だれを防止するのにある程
度の効果があるが、膜厚むら1μm以下という厳格な要
求値が求められる場合には不十分であった。また、空気
流の流入や吸引を強くすると、円筒基体の周方向の膜厚
むらが大きくなるという問題もあった。
【0006】一方、特開平7−134427号公報に
は、感光層の有効領域のみの膜厚均一性を確保するため
に、図3に示したように、端部11の外径を大きくした
段差を有する円筒基体10を用いて、端部から連続的に
塗布層(感光層)5を形成し、液だれの影響を小さくす
る技術が開示されている。この方法では円筒基体に段差
を設けて加工することが必要となり、加工コストが上昇
するほか、円筒基体の全長が長くなるという問題があっ
た。
は、感光層の有効領域のみの膜厚均一性を確保するため
に、図3に示したように、端部11の外径を大きくした
段差を有する円筒基体10を用いて、端部から連続的に
塗布層(感光層)5を形成し、液だれの影響を小さくす
る技術が開示されている。この方法では円筒基体に段差
を設けて加工することが必要となり、加工コストが上昇
するほか、円筒基体の全長が長くなるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な方法で塗布層の端部だれを解消し、膜厚の均一性を向
上させる感光ドラムの作製方法を提供することにある。
な方法で塗布層の端部だれを解消し、膜厚の均一性を向
上させる感光ドラムの作製方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の感光ドラムの作
製方法は、円筒基体の表面に塗布層を形成して感光ドラ
ムを製造するに際して、図1に示すように円筒基体1
を、その外径より0.1〜2mm大きな外径の円筒部2
を有する支持部材3に取り付け、その支持部材を円筒部
が塗布液4に浸漬するまで下降させ、次いで引き上げる
ことにより円筒基体上に塗布層5を形成することを特徴
とする。その際、塗布層に気流を当てながら円筒基体を
引き上げることが好ましい。本発明は塗布層の膜厚が1
0μm以上の場合に顕著な効果を示すので好ましい。
製方法は、円筒基体の表面に塗布層を形成して感光ドラ
ムを製造するに際して、図1に示すように円筒基体1
を、その外径より0.1〜2mm大きな外径の円筒部2
を有する支持部材3に取り付け、その支持部材を円筒部
が塗布液4に浸漬するまで下降させ、次いで引き上げる
ことにより円筒基体上に塗布層5を形成することを特徴
とする。その際、塗布層に気流を当てながら円筒基体を
引き上げることが好ましい。本発明は塗布層の膜厚が1
0μm以上の場合に顕著な効果を示すので好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、円筒基体を塗布液から引
き上げて浸漬塗布を行う工程を説明するためのものであ
って、浸漬塗布装置の要部説明図である。塗布液4は塗
布槽8の下部から供給され、上部から溢流して受け器9
で回収され、循環するようになっている(循環装置は図
示を省略)。円筒基体1は、その外径より0.1〜2m
m大きな外径の円筒部2を有する支持部材3に取り付け
られるが、それによって円筒基体と円筒部の間にわずか
な段差が形成される。次いで支持部材を下方に移動させ
て円筒部が塗布槽8中の塗布液4に浸漬するまで下降さ
せた後、引き上げると、段差部分には液溜まり6を生じ
る。円筒部での塗布部分には液だれが生じるが、段差部
分に生じた液溜まりによって液の垂れが保持されるの
で、これより下部の塗布層5には液だれが起こらない。
本発明における原理は、前記特開平7−134427号
公報に開示されている技術と同じであるが、本発明の方
法においては、支持部材に所定の外径を有する円筒部を
設けるので、円筒基体に段差加工を施す必要がない。そ
のため円筒基体は加工不要となり、従来からの円筒基体
をそのまま使用することが可能であるほか、円筒基体の
全長を長くする必要がない等の長所がある。
き上げて浸漬塗布を行う工程を説明するためのものであ
って、浸漬塗布装置の要部説明図である。塗布液4は塗
布槽8の下部から供給され、上部から溢流して受け器9
で回収され、循環するようになっている(循環装置は図
示を省略)。円筒基体1は、その外径より0.1〜2m
m大きな外径の円筒部2を有する支持部材3に取り付け
られるが、それによって円筒基体と円筒部の間にわずか
な段差が形成される。次いで支持部材を下方に移動させ
て円筒部が塗布槽8中の塗布液4に浸漬するまで下降さ
せた後、引き上げると、段差部分には液溜まり6を生じ
る。円筒部での塗布部分には液だれが生じるが、段差部
分に生じた液溜まりによって液の垂れが保持されるの
で、これより下部の塗布層5には液だれが起こらない。
本発明における原理は、前記特開平7−134427号
公報に開示されている技術と同じであるが、本発明の方
法においては、支持部材に所定の外径を有する円筒部を
設けるので、円筒基体に段差加工を施す必要がない。そ
のため円筒基体は加工不要となり、従来からの円筒基体
をそのまま使用することが可能であるほか、円筒基体の
全長を長くする必要がない等の長所がある。
【0010】本発明において、円筒部の外径は円筒基体
の外径より0.1〜2mm大きいことが必要である。円
筒部の外径が上記範囲より小さい場合には、段差が小さ
いために液だれ防止効果が得られず、大きすぎる場合に
は段差部分の液溜まりが大きくなり、液滴が垂れるよう
になる。
の外径より0.1〜2mm大きいことが必要である。円
筒部の外径が上記範囲より小さい場合には、段差が小さ
いために液だれ防止効果が得られず、大きすぎる場合に
は段差部分の液溜まりが大きくなり、液滴が垂れるよう
になる。
【0011】円筒基体の引き上げ終了後、図2に示すよ
うに、円筒基体1を円筒部2を有する支持部材3から外
すと、生じていた液溜まりは自然に消滅し、均一な塗布
層5が形成される。感光ドラムの端部で帯電器や現像器
の位置合わせをする用途の場合には、端部の塗布層は剥
離除去される。塗布するごとに円筒部2の表面には塗布
液が付着物7として残留するが、付着したまま次の塗布
を行っても、同じ塗布液を用いる場合には付着物7が再
溶解するので累積されることはなく、大きな懸念とはな
らない。したがって、円筒部表面は塗布ごとに清掃する
必要はない。一方、段差部分における円筒基体と円筒部
との気密性は確保されていなければならないが、そのた
めには嵌合部にシリコーンゴムやフッ素樹脂、フッ素ゴ
ム等の耐溶剤性のシール材を用いることが好適である。
うに、円筒基体1を円筒部2を有する支持部材3から外
すと、生じていた液溜まりは自然に消滅し、均一な塗布
層5が形成される。感光ドラムの端部で帯電器や現像器
の位置合わせをする用途の場合には、端部の塗布層は剥
離除去される。塗布するごとに円筒部2の表面には塗布
液が付着物7として残留するが、付着したまま次の塗布
を行っても、同じ塗布液を用いる場合には付着物7が再
溶解するので累積されることはなく、大きな懸念とはな
らない。したがって、円筒部表面は塗布ごとに清掃する
必要はない。一方、段差部分における円筒基体と円筒部
との気密性は確保されていなければならないが、そのた
めには嵌合部にシリコーンゴムやフッ素樹脂、フッ素ゴ
ム等の耐溶剤性のシール材を用いることが好適である。
【0012】なお、支持部材のチャッキング装置として
は、図2に示すように、加圧部材12を引き上げて弾性
体13を変形させ、弾性体が円筒基体内面に密着して円
筒基体を保持すると共に、円筒基体をシール材14に押
し付ける構造を有する装置があげられる。
は、図2に示すように、加圧部材12を引き上げて弾性
体13を変形させ、弾性体が円筒基体内面に密着して円
筒基体を保持すると共に、円筒基体をシール材14に押
し付ける構造を有する装置があげられる。
【0013】本発明において、膜厚10μm以上の塗布
層としては、有機感光体(OPC)の電荷輸送層(CT
L)が代表的である。CTLはベンジジン化合物やヒド
ラゾン化合物等の電荷輸送材料をポリカーボネートやポ
リアリレート等の成膜性樹脂と共に溶剤に溶解し、電荷
発生層(CGL)の上に形成される。CGLはフタロシ
アニンやペリレン等の電荷発生顔料をポリビニルブチラ
ールやポリエステル等のバインダー樹脂溶液に分散して
塗布液とし、必要に応じて下引き層を形成した円筒基体
上に形成される。CGLの膜厚は一般的に0.05〜
0.5μmであり、浸漬塗布しても端部だれは殆ど問題
とならないが、CTLは電荷を保持するために膜厚は通
常10〜35μmと厚く、端部だれが問題となる。とこ
ろが本発明によれば、膜厚むらの要求値が1μm以下の
場合でも、液だれの問題が生じることなく均一な膜厚の
塗布層を形成することができる。
層としては、有機感光体(OPC)の電荷輸送層(CT
L)が代表的である。CTLはベンジジン化合物やヒド
ラゾン化合物等の電荷輸送材料をポリカーボネートやポ
リアリレート等の成膜性樹脂と共に溶剤に溶解し、電荷
発生層(CGL)の上に形成される。CGLはフタロシ
アニンやペリレン等の電荷発生顔料をポリビニルブチラ
ールやポリエステル等のバインダー樹脂溶液に分散して
塗布液とし、必要に応じて下引き層を形成した円筒基体
上に形成される。CGLの膜厚は一般的に0.05〜
0.5μmであり、浸漬塗布しても端部だれは殆ど問題
とならないが、CTLは電荷を保持するために膜厚は通
常10〜35μmと厚く、端部だれが問題となる。とこ
ろが本発明によれば、膜厚むらの要求値が1μm以下の
場合でも、液だれの問題が生じることなく均一な膜厚の
塗布層を形成することができる。
【0014】塗布層の乾燥を促進して液だれの発生をよ
り低減させるために、空気、不活性気体等の気流を当て
ながら円筒基体を引き上げることも効果的である。気流
を当てる際、前記公知例のほか、特開平3−21317
1号公報および特開平4−29773号公報に記載のよ
うに、円筒基体の接線方向に円周流として当てる方法を
採用すれば、円筒基体の周方向の膜厚むらを防止するこ
とができる。
り低減させるために、空気、不活性気体等の気流を当て
ながら円筒基体を引き上げることも効果的である。気流
を当てる際、前記公知例のほか、特開平3−21317
1号公報および特開平4−29773号公報に記載のよ
うに、円筒基体の接線方向に円周流として当てる方法を
採用すれば、円筒基体の周方向の膜厚むらを防止するこ
とができる。
【0015】
実施例1 外径30mm、内径28.5mm、長さ258mmのア
ルミニウム円筒基体の表面をホーニング加工によって粗
面化した後、膜厚1μmのタイプ8ナイロン樹脂よりな
る下引き層を形成した。一方、ポリビニルブチラール樹
脂(商品名:BM−1、積水化学製)1部(重量部、以
下同じ)をシクロヘキサノン19部に溶解し、クロロガ
リウムフタロシアニン3部を加えてサンドミルで分散し
た。更に2−ブタノン20部を加えて塗布液を調製し
た。この塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、100℃で
5分間乾燥して、膜厚0.1μmのCGLを形成した。
下引き層とCGLの浸漬塗布の際は、円筒基体を円筒部
がない支持部材にチャッキングして、円筒基体上端から
7mm下の位置まで浸漬してから塗布した。この場合、
下引き層とCGLは膜厚が薄いために液だれが問題とな
ることはなかった。
ルミニウム円筒基体の表面をホーニング加工によって粗
面化した後、膜厚1μmのタイプ8ナイロン樹脂よりな
る下引き層を形成した。一方、ポリビニルブチラール樹
脂(商品名:BM−1、積水化学製)1部(重量部、以
下同じ)をシクロヘキサノン19部に溶解し、クロロガ
リウムフタロシアニン3部を加えてサンドミルで分散し
た。更に2−ブタノン20部を加えて塗布液を調製し
た。この塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、100℃で
5分間乾燥して、膜厚0.1μmのCGLを形成した。
下引き層とCGLの浸漬塗布の際は、円筒基体を円筒部
がない支持部材にチャッキングして、円筒基体上端から
7mm下の位置まで浸漬してから塗布した。この場合、
下引き層とCGLは膜厚が薄いために液だれが問題とな
ることはなかった。
【0016】次いで、N,N′−ジフェニル−N,N′
−(m−トリル)ベンジジン36部とポリカーボネート
Z樹脂64部をモノクロロベンゼン300部に溶解して
CTL用塗布液とした。この塗布液を塗布装置内で循環
させ、CGLの塗布層が形成された円筒基体を図1に示
すように、外径31mm、高さ20mmの円筒部2を有
する支持部材3にチャッキングして、円筒部2の下端か
ら5mm上の位置まで浸漬し、次いで引き上げてCTL
用塗布液を塗布した。
−(m−トリル)ベンジジン36部とポリカーボネート
Z樹脂64部をモノクロロベンゼン300部に溶解して
CTL用塗布液とした。この塗布液を塗布装置内で循環
させ、CGLの塗布層が形成された円筒基体を図1に示
すように、外径31mm、高さ20mmの円筒部2を有
する支持部材3にチャッキングして、円筒部2の下端か
ら5mm上の位置まで浸漬し、次いで引き上げてCTL
用塗布液を塗布した。
【0017】その後、図2に示すように、円筒基体1を
円筒部2から取り外した。円筒部にはCTLの膜が形成
されていたが、そのまま次の円筒基体を取り付けて塗布
したところ、特に障害は生じなかった。円筒基体はその
両端を、溶剤を浸した布テープにより7mm幅で拭き取
った後、115℃で40分間乾燥してCTLを形成し、
感光ドラムとした。CTLの膜厚を測定すると、上部か
ら7mm拭き取られた部分より下方の部分ではほぼ20
μmとなっており、液だれは生じなかった。作製された
感光ドラムをカートリッジに組み込み、レーザープリン
ターに装着して画像複写試験を行ったところ、濃度のむ
らが現れることはなかった。
円筒部2から取り外した。円筒部にはCTLの膜が形成
されていたが、そのまま次の円筒基体を取り付けて塗布
したところ、特に障害は生じなかった。円筒基体はその
両端を、溶剤を浸した布テープにより7mm幅で拭き取
った後、115℃で40分間乾燥してCTLを形成し、
感光ドラムとした。CTLの膜厚を測定すると、上部か
ら7mm拭き取られた部分より下方の部分ではほぼ20
μmとなっており、液だれは生じなかった。作製された
感光ドラムをカートリッジに組み込み、レーザープリン
ターに装着して画像複写試験を行ったところ、濃度のむ
らが現れることはなかった。
【0018】比較例1 実施例1において、CTLを塗布する際に、円筒部を有
しない支持部材に円筒基体をチャッキングし、円筒基体
上端ぎりぎりの位置まで浸漬してから引き上げて塗布し
た。円筒基体を取り外した後、実施例1と同じく両端を
7mm幅で拭き取った。他は全て同様にして感光ドラム
を作製した。CTLの膜厚を測定すると、拭き取られた
部分より下方の部分でも、液だれによる膜厚減少があ
り、拭き取り端から15mmの位置でCTLの膜厚は1
4μmであった。作製された感光ドラムをカートリッジ
に組み込み、レーザープリンターに装着して画像複写試
験を行ってみたところ、CTLの液だれに対応して白地
部にトナーかぶりが発生した。
しない支持部材に円筒基体をチャッキングし、円筒基体
上端ぎりぎりの位置まで浸漬してから引き上げて塗布し
た。円筒基体を取り外した後、実施例1と同じく両端を
7mm幅で拭き取った。他は全て同様にして感光ドラム
を作製した。CTLの膜厚を測定すると、拭き取られた
部分より下方の部分でも、液だれによる膜厚減少があ
り、拭き取り端から15mmの位置でCTLの膜厚は1
4μmであった。作製された感光ドラムをカートリッジ
に組み込み、レーザープリンターに装着して画像複写試
験を行ってみたところ、CTLの液だれに対応して白地
部にトナーかぶりが発生した。
【0019】比較例2 実施例1において、CTLの塗布の際に、円筒基体を外
径32.5mm、高さ20mmの円筒部を有する支持部
材にチャッキングして、円筒部の下端から5mm上の位
置まで浸漬してから引き上げて塗布したところ、段差部
分から塗布液が垂れてきて、部分的に太い筋が発生し
た。これは円筒部の外径が大きすぎたことに起因したも
のである。
径32.5mm、高さ20mmの円筒部を有する支持部
材にチャッキングして、円筒部の下端から5mm上の位
置まで浸漬してから引き上げて塗布したところ、段差部
分から塗布液が垂れてきて、部分的に太い筋が発生し
た。これは円筒部の外径が大きすぎたことに起因したも
のである。
【0020】
【発明の効果】本発明の感光ドラムの作製方法によれ
ば、円筒基体を取り付ける支持部材を改良するだけで、
浸漬塗布により円筒基体上に厚膜の塗布層を形成して
も、上端部の液だれの発生を防止することができる。
ば、円筒基体を取り付ける支持部材を改良するだけで、
浸漬塗布により円筒基体上に厚膜の塗布層を形成して
も、上端部の液だれの発生を防止することができる。
【図1】 本発明の感光ドラムの塗布方法を説明するた
めの浸漬塗布装置の要部説明図である。
めの浸漬塗布装置の要部説明図である。
【図2】 浸漬塗布した円筒基体を支持部材から取り外
した後の状態を示す要部説明図である。
した後の状態を示す要部説明図である。
【図3】 従来の浸漬塗布方法によって感光ドラムを形
成する場合を説明する感光ドラムの部分断面図である。
成する場合を説明する感光ドラムの部分断面図である。
1…円筒基体、2…円筒部、3…支持部材、4…塗布
液、5…塗布層、6…液溜まり、7…付着物、8…塗布
槽、9…受け器、10…段差を有する円筒基体、11…
端部、12…加圧部材、13…弾性体、14…シール
材。
液、5…塗布層、6…液溜まり、7…付着物、8…塗布
槽、9…受け器、10…段差を有する円筒基体、11…
端部、12…加圧部材、13…弾性体、14…シール
材。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒基体の表面に塗布層を形成して感光
ドラムを製造するに際して、円筒基体を、その外径より
0.1〜2mm大きな外径の円筒部を有する支持部材に
取り付け、該支持部材を円筒部が塗布液に浸漬するまで
下降させ、次いで引き上げることにより円筒基体上に塗
布層を形成することを特徴とする感光ドラムの作製方
法。 - 【請求項2】 塗布層の膜厚が10μm以上である請求
項1記載の感光ドラムの作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434297A JPH10254149A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 感光ドラムの作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5434297A JPH10254149A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 感光ドラムの作製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10254149A true JPH10254149A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12967950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5434297A Pending JPH10254149A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 感光ドラムの作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10254149A (ja) |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP5434297A patent/JPH10254149A/ja active Pending
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