JPH1025425A - 赤色顔料、その製造方法及びそれを用いた化粧料 - Google Patents

赤色顔料、その製造方法及びそれを用いた化粧料

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JPH1025425A
JPH1025425A JP8200950A JP20095096A JPH1025425A JP H1025425 A JPH1025425 A JP H1025425A JP 8200950 A JP8200950 A JP 8200950A JP 20095096 A JP20095096 A JP 20095096A JP H1025425 A JPH1025425 A JP H1025425A
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JP
Japan
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red
pigment
silk fibroin
red pigment
methacrylate
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JP8200950A
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Masao Oinuma
正夫 老沼
Masako Hashimoto
理子 橋本
Susumu Shimoyama
進 下山
Hiroko Noda
裕子 野田
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DEN MATERIAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤ビートの色素を鮮やかな赤色を呈する状
態で安定的に固定化させた赤色顔料、このものを効率よ
く製造する方法及び該赤色顔料を含有するメイクアップ
化粧料を提供する。 【解決手段】N,N−ジアルキルアミノエチルメタクリ
レート変性絹フィブロイン粉末に赤ビートの色素を固着
させて成る赤色顔料、固着促進剤の存在下、N,N−ジ
アルキルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイ
ン粉末を、赤ビートの色素を含む水性溶媒と接触させる
ことにより、前記赤色顔料を製造する方法、及び化粧料
の基本組成100重量部に対し、この赤色顔料0.01
〜50重量部を配合して成るメイクアップ化粧料であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な赤色顔料、
その製造方法及びその赤色顔料を含有する化粧料に関す
るものである。さらに詳しくいえば、本発明は、赤ビー
トの色素を特定の担体に強固に固着させた赤色顔料、そ
れを製造する方法及び赤色顔料を含有するメイクアップ
化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、赤ビート(Beta vulga
ris)の赤色根には、ベタシアニン系色素である赤色
のベタニジン配糖体(ベタニン)が含まれていることが
知られている。この赤ビートの色素は、ビートレッドな
どと称し、食品の着色料として使用されているが、堅牢
度が弱く、特に熱及び光に極めて弱く、鮮やかな赤色を
呈する状態で安定的に固定化することは困難であった。
【0003】また、N,N−ジアルキルアミノエチルメ
タクリレート変性絹フィブロイン粉末を合成染料で染着
して着色顔料として用いることは知られているが(特開
昭62ー415号公報)、合成染料は赤ビートの色素に
比べて極めて安定したものであり、容易に染着して安定
的に固定化することができるのに対し、赤ビートの色素
のような不安定なものでは、同じようにしてN,N−ジ
アルキルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイ
ン粉末により、色調を安定な状態で固定化することはで
きない。このように、赤ビートの色素を鮮やかな赤色を
呈する状態で安定的に固定化させて成る赤色顔料は、こ
れまで見出されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、赤ビートの色素を鮮やかな赤色を呈する
状態で安定的に固定化させて成る赤色顔料とし、このも
のを化粧料成分として用いるようにすることを目的とし
てなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、赤ビート
の色素を鮮やかな赤色を呈する状態で安定的に固定化さ
せることについて鋭意研究を重ねた結果、固着促進剤の
存在下に、特定の担体物質を赤ビートの色素を含む水性
溶媒と接触させることにより、赤ビートの色素は鮮やか
な深赤色を呈する状態で、該担体物質に容易にかつ強固
に固着することを見出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、N,N−ジアルキル
アミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイン粉末の
中から選ばれた担体物質に赤ビートの色素を強固に固着
させて成る赤色顔料及び化粧料の基本組成100重量部
に対し、この赤色顔料0.01〜50重量部を配合した
ことを特徴とするメイクアップ化粧料を提供するもので
ある。
【0007】また、本発明に従えば、前記赤色顔料は、
N,N−ジアルキルアミノエチルメタクリレート変性絹
フィブロイン粉末の中から選ばれた担体物質を、無機酸
及び有機酸の中から選ばれた固着促進剤の存在下で、赤
ビートの色素を含む水性溶媒と接触させることにより、
製造することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、赤ビートの色
素を固着させる担体物質として、N,N−ジアルキルア
ミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイン粉末の中
から選ばれたものが用いられる。ここで、N,N−ジア
ルキルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイン
粉末は、例えば公知の方法(特開昭57−19315号
公報、特開昭62−415号公報記載の方法)に従い、
絹繊維粉末又は再生絹フィブロイン粉末、あるいは多孔
質絹フィブロイン粉末をN,N−ジアルキルアミノエチ
ルメタクリレートで処理して変性したものであって、具
体的にはN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジプロピルアミノエチルメタクリレート、N,
N−ジイソプロピルアミノエチルメタクリレート、N,
N−ジブチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジ
イソブチルアミノエチルメタクリレートなどで変性した
絹フィブロイン粉末が挙げられる。特に、得られる顔料
を化粧料の赤色顔料として用いる場合には、N,N−ジ
メチルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイン
粉末及びN,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート
変性絹フィブロイン粉末が好適である。
【0009】本発明においては、前記粉末状担体物質は
1種用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよ
く、また、その平均粒子径は、通常、0.1〜100μ
m、好ましくは0.1〜30μmの範囲で選ばれる。
【0010】一方、本発明において用いられる赤ビート
の色素は、天然の赤ビートの赤色根から抽出した色素抽
出物であって、このようなものとしては既に食品添加物
として市販されているものを使用すればよい。例えば、
リオフレッシュ・レッドB−35[東洋エフ・シー・シ
ー(株)製:赤ビート抽出色素,色価E(10%、1c
m)35]、ビートレッドS[アルプス薬品工業(株)
製:赤ビート抽出色素スプレードライ品カラーバリュー
20以上]、ビートレッドSA[アルプス薬品工業
(株)製:赤ビート抽出色素スプレードライ品カラーバ
リュー25以上]及びマルカラーRB[丸善製薬(株)
製:赤ビート抽出色素85%、プロピレングリコール1
5%]などを挙げることができる。市販品の中には、プ
ロピレングリコール等と混合しているものもあるが、こ
のようなものであっても使用することができる。
【0011】本発明の赤色顔料は、前記の粉末状担体物
質に前記赤ビートの色素を固着させたものであり、その
製造方法については特に制限はなく、種々の方法を用い
ることができるが、本発明方法に従えば、固着促進剤の
存在下で、前記粉末状担体物質を赤ビートの色素を含む
水性溶媒と接触させることにより、赤ビートの色素を強
固に固着することができ、堅牢度の優れた所望の赤色顔
料を効率よく製造することができる。
【0012】本発明方法においては、固着促進剤とし
て、無機酸及び有機酸の中から選ばれたものが用いられ
る。ここで、無機酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、ホウ酸などが挙げられ、有機酸としては、例えば酢
酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、
酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸などが挙
げられる。これらの固着促進剤は単独で用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0013】本発明方法においては、前記固着促進剤の
存在下で、N,N−ジアルキルアミノエチルメタクリレ
ート変性絹フィブロイン粉末の担体物質を赤ビートの色
素を含む水性溶媒と接触させることにより、該担体物質
に赤ビートの色素を固着させる。この固着処理における
水性溶媒としては、水と水溶性有機溶剤との混合溶媒が
好適である。この水溶性有機溶剤としては、例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコールなどのアルコールが好まし
く、これらは1種用いてもよいし、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。
【0014】該粉末状担体物質に赤ビートの色素を固着
させる具体的な方法としては、(1)水に赤ビートの色
素を溶解し、これに適量の水溶性有機溶媒を加えて調製
した赤ビートの色素を含む水性溶媒に、粉末状担体物質
を加えて分散させたのち、固着促進剤を添加して処理す
る方法、あるいは(2)固着促進剤を含有する水溶液
に、水溶性有機溶媒を適量加えたのち、かき混ぜながら
粉末状担体物質を加えて分散させ、次いで、赤ビートの
色素を水に溶解したものを徐々に添加して処理する方法
などを用いることが出来る。
【0015】この固着処理において、水溶性有機溶剤を
存在させることにより、粉末状担体物質の分散性を向上
させることができる。また、水と水溶性有機溶剤との使
用割合は、水1容量部に対し、水溶性有機溶剤が0.1
〜1.5容量部が適当である。これよりも水溶性有機溶
媒の量が多くなると、赤ビートの色素は難溶性となり好
ましくない。
【0016】次に、赤ビートの色素の使用量は、粉末状
担体物質1重量部に対して1重量部以上が好ましく、特
に2重量部以上が好適である。なお、色素の使用量が1
重量部未満であっても、固着処理を繰り返すことによっ
て、深赤色の顔料を得ることができる。さらに、固着促
進剤の使用量は、粉末状担体物質に対して5重量%以上
になるように選び、水性溶媒のpHが2〜3に調製され
るようにするのが有利である。また、前記(1)の処理
方法を採用する場合、固着促進剤はそのまま徐々に添加
してもよいし、水溶性の形で添加してもよい。固着処理
の温度は、室温ないし35℃程度の温度で30分ないし
2時間程度行うのが有利である。これよりも高い温度で
処理すると、耐熱性に劣る赤ビートの色素は、色相の変
化を引き起こし、鮮やかな赤色を呈する状態で固着する
ことができず好ましくない。
【0017】このようにして、N,N−ジアルキルアミ
ノエチルメタクリレート変性絹フィブロイン粉末の担体
物質に、赤ビートの色素が鮮やかな赤色を呈する状態で
強固に固着される。固着処理後、色素が固着した担体物
質を、ろ過や遠心分離などの公知の手段により取り出
し、乾燥したのち、必要ならば粉砕(解砕)処理するこ
とにより、所望の微粉末状の深赤色を呈する堅牢度に優
れた赤色顔料が得られる。
【0018】本発明のメイクアップ化粧料は、前記赤色
顔料を着色剤として配合したものであり、その配合量
は、化粧料の基本組成100重量部に対し、0.01〜
50重量部の範囲で選ばれる。この赤色顔料の最適な配
合量は、化粧料の種類に応じて、前記範囲で選ばれる。
【0019】本発明のメイクアップ化粧料における基本
組成としては、特に制限はなく、従来各種メイクアップ
化粧料、例えばアイシャドウ、ほほ紅、ファンデーショ
ン、口紅、美爪料などに慣用されている基本組成を挙げ
ることができる。また、本発明のメイクアップ化粧料に
は、必要に応じ、無機顔料や有機顔料などの他の着色剤
を適宜配合してもよい。本発明のメイクアップ化粧料の
調製方法については特に制限はなく、従来メイクアップ
化粧料の調製に慣用されている方法を用いることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の赤色顔料は、特定の粉末状担体
物質に、赤ビートの色素を鮮やかな赤色を呈する状態で
強固に固着させたものであって、有機溶剤が存在するに
もかかわらず色素が溶出せず、化粧料などの着色剤とし
て好適に用いられる。また、本発明のメイクアップ化粧
料は前記赤色顔料を含有するのもであって、鮮やかな色
調をもち、かつ肌への付着性と触感及び耐水性(耐汗
性)に優れるとともに、使用感が良好であり、例えばア
イシャドウ、ほほ紅、ファンデーション、口紅、美爪料
などとして好適に用いられる。
【0021】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって限定されるもの
ではない。なお、得られた顔料の物性は次のようにして
求めた。 (1)色相H、明度V、彩度C 積分球を用いた分光光度計[日本分光工業(株)製、分
光光度計「Ubest50」]によって、波長380〜
780nmの反射スペクトルを測定し、C光源(青空を
含む昼光)を標準光源とし、国際照明委員会(CIE)
の定めた2度視野に基づく表色系に従ってマンセル座標
を求める色彩計算プログラム[日本分光工業(株)製、
TSV−433型色彩計算プログラム]を用いて測定し
た。なお、Rは赤の色相領域、Bは青の色相領域、Yは
黄の色相領域を表す。 (2)色素溶出性試験 調製された顔料0.5gを試験管に採り、エタノールと
水との容量比1:5の混合物10mlを加え、室温で3
0分間振とうしたのち、放置し、上澄液の着色状態を目
視により観察して、色素の溶出性を確認した。
【0022】[赤色顔料の製造] 実施例1 精製水1000mlに赤ビートの色素[東洋エフ・シー
・シー(株)製:赤ビートの根から抽出したベタニンを
主成分とする色素「リオフレッシュ・レッドB−3
5」、色価E(10%、1cm)35/赤色粉末]20
gを加えて溶解し、これにエチルアルコール250ml
を加えて染浴を調製し、次いでかき混ぜながら、これに
担体物質としてN,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート変性絹フィブロイン(DMAシルク)粉末[カネ
ボウシルクエレガンス(株)製:ジメチルアミノエチル
メタクリレート処理シルクパウダー]10gを投入し分
散させ、染浴の温度を30℃に昇温し、かき混ぜを続け
ながら固着促進剤としてリンゴ酸3.5gを精製水14
0mlに溶解した溶液を30分間かけて滴下し、さらに
30℃で30分間かき混ぜた。その後、赤色化したN,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブ
ロイン(DMAシルク)粉末をろ別し、50℃で乾燥
し、乳鉢で粉砕して深赤色の外観を有する微粉末状の顔
料9.8gを得た。ろ液は透明な微桃色を呈し、pH3
であった。また、50℃で乾燥したにもかかわらず、強
固に固着された赤ビートの色素は退色せず鮮やかな赤色
を呈しており、得られた顔料は耐熱性に優れていること
が確認された。このようにして得られた赤色顔料の分光
反射スペクトルを図1に示す。また、このスペクトルか
ら求められた色相Hは「紫みの赤」の色相を示す6.8
RP、明度Vは4.7、彩度Cは6.8であった。さら
に色素溶解性試験の結果、得られた顔料から色素の溶出
はなく、良好であった。
【0023】実施例2 実施例1におけるN,N−ジメチルアミノエチルメタク
リレート変性絹フィブロイン(DMAシルク)粉末10
gの代わりに、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリ
レート変性絹フィブロイン(DEAシルク)粉末10g
を用い、またエチルアルコール250mlの代わりにメ
チルアルコール250mlを用いた以外は、全く実施例
1と同様にして、微粉末状の顔料9.6gを得た。ま
た、このときのろ液は透明な微赤色を呈し、pH3であ
った。このようにして得られた赤色顔料の分光反射スペ
クトルを図2に示す。また、このスペクトルから求めら
れた色相Hは「赤」の色相を示す2.0R、明度Vは
5.0、彩度Cは6.5であった。さらに色素溶解性試
験の結果、得られた顔料から色素の溶出はなく、良好で
あった。
【0024】実施例3〜10 表1及び表2に示す種類と量の固着促進剤を用い、実施
例1における担体物質、赤ビートの色素、有機溶媒(ア
ルコール)を用い、実施例1と同様に実施して、それぞ
れ赤色顔料を得た。それぞれ得られた赤色顔料の分光反
射スペクトルを測定し、その分光反射スペクトルから求
められた色相H、明度V、彩度Cの測定結果、及び得ら
れた顔料の色素溶出性試験結果を表1及び表2に示す。
なお、表1及び表2中に記載したDMAシルクは、N,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブ
ロイン粉末を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】[化粧料の製造] 実施例16 口紅の製造 (A)成分 実施例1の赤色顔料 7重量部 ヒマシ油 45重量部 (B)成分 キャンデリラロウ 9重量部 固形パラフィン 8重量部 ミツロウ 5重量部 カルナウバロウ 5重量部 ラノリン 11重量部 イソプロピルミリステート 10重量部 前記(A)成分を三本ローラーで混練りし、これを
(B)成分の溶解混合物中に添加して再度三本ローラー
で混練りしたのち、再溶解して金型に流し込み、冷却し
て口紅を得た。本発明の赤色顔料は分散性も良好で、得
られた口紅の色調、付着性、伸び、触感は極めて良好で
あった。
【0028】 実施例17 口紅の製造 (A)成分 実施例2の赤色顔料 7重量部 ヒマシ油 45重量部 (B)成分 キャンデリラロウ 9重量部 固形パラフィン 8重量部 ミツロウ 5重量部 カルナウバロウ 5重量部 ラノリン 11重量部 イソプロピルミリステート 10重量部 前記(A)成分を三本ローラーで混練りし、これを
(B)成分の溶解混合物中に添加して再度三本ローラー
で混練りしたのち、再溶解して金型に流し込み、冷却し
て口紅を得た。本発明の赤色顔料は分散性も良好で、得
られた口紅の色調、付着性、伸び、触感は極めて良好で
あった。
【0029】 実施例18 ほほ紅の製造 (A)成分 実施例1の赤色顔料 3重量部 タルク 80重量部 カオリン 9重量部 ミリスチン酸亜鉛 5重量部 (B)成分 流動パラフィン 3重量部 前記(A)成分をブレンダーでよくかき混ぜて混合し、
そこに(B)成分を噴霧し、さらにブレンダーでかき混
ぜて混合し、粉砕機で処理したのち、金型に打型してほ
ほ紅を得た。得られたほほ紅の色調、付着性、伸び、触
感及び耐水性(耐汗性)は極めて良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた赤色顔料の分光反射スペク
トル図。
【図2】実施例2で得られた赤色顔料の分光反射スペク
トル図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 67/20 C09B 67/20 A Z (72)発明者 野田 裕子 神奈川県厚木市上荻野5396番地2 デン マテリアル株式会社色材科学研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N,N−ジアルキルアミノエチルメタク
    リレート変性絹フィブロイン粉末の中から選ばれた担体
    物質に赤ビートの色素を強固に固着させて成る赤色顔
    料。
  2. 【請求項2】 N,N−ジアルキルアミノエチルメタク
    リレート変性絹フィブロインがN,N−ジメチルアミノ
    エチルメタクリレート変性絹フィブロイン又はN,N−
    ジエチルアミノエチルメタクリレート変性絹フィブロイ
    ンである請求項1記載の赤色顔料。
  3. 【請求項3】 N,N−ジアルキルアミノエチルメタク
    リレート変性絹フィブロイン粉末の中から選ばれた担体
    物質を、無機酸及び有機酸の中から選ばれた固着促進剤
    の存在下で、赤ビートの色素を含む水性溶媒と接触させ
    ることを特徴とする赤色顔料の製造方法。
  4. 【請求項4】 水性溶媒が水とアルコールとの混合溶媒
    である請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 化粧料の基本組成100重量部に対し、
    請求項1記載の赤色顔料0.01〜50重量部を配合し
    たことを特徴とするメイクアップ化粧料。
JP8200950A 1996-07-12 1996-07-12 赤色顔料、その製造方法及びそれを用いた化粧料 Pending JPH1025425A (ja)

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