JPH10255657A - カラー受像管の蛍光面形成用露光装置 - Google Patents

カラー受像管の蛍光面形成用露光装置

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JPH10255657A
JPH10255657A JP5441797A JP5441797A JPH10255657A JP H10255657 A JPH10255657 A JP H10255657A JP 5441797 A JP5441797 A JP 5441797A JP 5441797 A JP5441797 A JP 5441797A JP H10255657 A JPH10255657 A JP H10255657A
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JP
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light source
source unit
light
lenses
phosphor screen
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JP5441797A
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Inventor
Hiroaki Ibuki
裕昭 伊吹
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドットマトリックス型蛍光面のマトリックス
ホールやドット状蛍光体層の形状を良好にすることがで
きるカラー受像管の蛍光面形成用露光装置を構成するこ
とを目的とする。 【解決手段】 パネル1 の内面に形成された感光性蛍光
面形成部材層にシャドウマスク4 の開孔に対応するパタ
ーンを焼付ける長光源21を光源とする光源部22と、この
光源部とシャドウマスクとの間に配置され、光源部から
放射される光の透過方向の厚みに偏りのある傾斜平面を
もつ複数個の傾斜レンズ41a,41b からなる傾斜レンズ群
40と、その傾斜レンズを光源部から放射される光の光軸
を回転中心として独立に回転駆動する駆動部とを備える
構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真印刷法によ
り蛍光面が形成されるカラー受像管の蛍光面形成用露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図9に示すよう
に、パネル1およびファンネル2からなる外囲器を有
し、そのパネル1の内面に3色蛍光体層からなる蛍光面
3が設けられ、この蛍光面3に対向して、その内側にシ
ャドウマスク4が配置されている。一方、ファンネル2
のネック5内に3電子ビーム6B ,6G ,6R を放出す
る電子銃7が配設されている。そして、この電子銃7か
ら放出される3電子ビーム6B ,6G ,6R をファンネ
ル2の外側に装着された偏向装置8により偏向し、シャ
ドウマスク4を介して蛍光面3を水平、垂直走査するこ
とにより、カラー画像を表示する構造に形成されてい
る。
【0003】このようなカラー受像管において、電子銃
7から放出される3電子ビーム6B,6G ,6R を、同
一平面上を通るセンタービームおよび一対のサイドビー
ムからなる一列配置の3電子ビームとしたインライン型
カラー受像管が、現在、カラー受像管の主流となってい
る。
【0004】通常のインライン型カラー受像管では、上
記シャドウマスク4の開孔は、ブリッジを介して一列状
に配置されたほぼ矩形状の開孔からなり、この開孔に対
応して、蛍光面3の3色蛍光体層は、ストライプ状に形
成されている。しかし情報機器のディスプレイ管として
用いられる高精細インライン型カラー受像管は、シャド
ウマスク4の開孔を円形とし、この開孔に対応して、3
色蛍光体層は、図10に示すように、マトリックスホー
ルを円形とするマトリックス状光吸収層10のマトリッ
クスホールに、ドット状の3色蛍光体層11B ,11G
,11R が埋込まれるように設けられたドットマトリ
ックス型蛍光面3となっている。
【0005】従来より上記カラー受像管の蛍光面は、シ
ャドウマスク4をフォトマスクとする写真印刷法により
形成され、特に上記ドットマトリックス型蛍光面3につ
いては、図11(a)ないし(g)に示すように、最初
に光吸収層10を形成し、ついで3色蛍光体層11B ,
11G ,11R を形成する方法で形成されている。
【0006】すなわち、図11(a)に示したように、
まずパネル1の内面に感光剤を塗布してフォトレジスト
13を形成する。ついでこのフォトレジスト13の形成
されたパネル1にシャドウマスク4を装着し、後述する
露光装置を用いて露光し、フォトレジスト13にシャド
ウマスク4の円形開孔14に対応するパターンを焼付け
る。つぎにこのパターンの焼付けられたフォトレジスト
13を現像して未感光部を除去し、同(b)に示すよう
に、ドット状のパターンからなるレジスト15を形成す
る。つぎにそのレジスト15の形成されたパネル1の内
面に光吸収塗料を塗布して、同(c)に示すように、光
吸収塗料層16を形成する。つぎに上記レジスト15上
に塗布された光吸収塗料層16をレジスト膜15ととも
に剥離して、同(d)に示すように、蛍光体ドットを形
成する位置をマトリックスホール17とするマトリック
ス状光吸収層10を形成する。
【0007】その後、上記光吸収層10の形成されたパ
ネル1の内面に、蛍光体と感光剤を主成分とする感光性
蛍光体スラリを塗布して、同(e)に示すように、感光
性蛍光体スラリ層18を形成する。そしてこの感光性蛍
光体スラリ層18の形成されたパネル1にシャドウマス
ク4を装着し、後述する露光装置を用いて露光し、感光
性蛍光体スラリ層18にシャドウマスク4の円形開孔1
4に対応するパターンを焼付ける。つぎにこのパターン
の焼付けられた感光性蛍光体スラリ層18を現像して未
感光部を除去し、同(f)に示すように、光吸収層10
の所定のマトリックスホールにドット状の蛍光体層、た
とえば青蛍光体層11B を形成する。この青蛍光体層1
1B の形成工程を、緑蛍光体および赤蛍光体について繰
返し、同(g)に示すように、光吸収層10の所定のマ
トリックスホールにドット状の緑蛍光体層11G および
赤蛍光体層11R を形成する。
【0008】上記フォトレジスト13および感光性蛍光
体スラリ層18などにシャドウマスク4の円形開孔14
に対応するパターンを焼付けるときに用いられる露光装
置は、図12(a)に示すように、パネル1を位置決め
支持する支持台20の下部に、この支持台20に位置決
め支持されたパネル1に対して、カラー受像管の電子銃
から放出される一列配置の3電子ビームに対応する位置
に移動可能に直管状の超高圧水銀ランプなどの長光源2
1を光源とする光源部22が設けられ、この光源部22
上に、光源部22から放射される光23の軌道を電子銃
から放出される電子ビームの軌道に近似させる一対のサ
イドビーム対応のΔS補正レンズ24、偏向中心の移動
にともなう補正をおこなうγ−ΔP補正レンズ25、パ
ネル1の内面に対する光量分布を補正する補正フィルタ
ー26などが配置されている。これらΔS補正レンズ2
4、γ−ΔP補正レンズ25および補正フィルター26
は、光源部22との相対位置を保ったまま、光源部22
とともに移動される。
【0009】このような露光装置によりパネル1の内面
に形成されたフォトレジストや感光性蛍光体スラリ層な
ど感光性蛍光面形成部材層27にシャドウマスク4の開
孔に対応するパターンを焼付けて、マトリックス状光吸
収層やドット状3色蛍光体層を形成する場合、その光吸
収層のマトリックスホールや3色蛍光体層の形状、大き
さは、光源の形状、光源部22からの光量、各光学部材
の配置、露光時間などにより支配される。特に蛍光面が
ドットマトリックス型であるカラー受像管においては、
電子ビームのランディンク余裕度を大きくして、色純度
を調整しやすいカラー受像管とするためには、その光吸
収層のマトリックスホールを真円にすることが望まれ
る。
【0010】そのため、上記露光装置では、図12
(b)に示したように、直管状の超高圧水銀ランプなど
の長光源21に接近して、スリット状開口28を有する
カバー29が設けられ、このカバー29に設けられたス
リット状開口28により,実質的に光源の大きさを規制
するものとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、情報機
器のディスプレイ管として用いられる高精細インライン
型カラー受像管の蛍光面は、マトリックス状光吸収層の
円形マトリックスホールにドット状3色蛍光体層が埋込
まれるように設けられたドットマトリックス型蛍光面と
なっている。このドットマトリックス型蛍光面は、シャ
ドウマスクをフォトマスクとする写真印刷法により、最
初に光吸収層を形成し、ついで3色蛍光体層を形成する
方法で形成される。
【0012】したがって上記カラー受像管において、電
子ビームのランディンク余裕度を大きくして、色純度を
調整しやすくするためには、光吸収層のマトリックスホ
ールを真円にすることが望まれる。そのためには、図1
3に示すように、パネルの内面に形成されたフォトレジ
ストにシャドウマスクの開孔に対応するパターンの焼付
けに用いられる露光装置の長光源21からなる光源の大
きさを実質的に規制するカバー29のスリット状開口2
8の幅w(長光源長手方向の開口径)を長光源の内径d
とほぼ等しくする必要がある。しかしこのようにカバー
29のスリット状開口28の幅wを長光源21の内径d
とほぼ等しくすると、大型カラー受像管のように、光源
部からパネル内面までの距離が大きくなる場合には、フ
ォトレジストにシャドウマスクの開孔に対応するパター
ンの焼付ける露光光量が不足する。
【0013】この露光光量の不足を解消するためには、
光源の入力電圧を高くすればよいが、その入力電圧には
限界がある。また光源の寿命が短くなる。また、露光時
間を長くすることでも、露光光量の不足を解消できる
が、このような方法は、生産効率を低下させる。また長
光源の内径を大きくして放射光量を増やすことにより、
露光光量の不足を解消できるが、この場合、長光源のガ
ラス外囲器の強度を保つために、外径も大きくする必要
がある。そのため、光源からカバーのスリット状開口間
での距離が変化し、シャドウマスクの開孔に対して、光
吸収層のマトリックスホールや3色蛍光体層の位置がず
れる。またカバーのスリット状開口の幅を広くすること
でも、露光光量の不足を解消できるが、図14に示すよ
うに、スリット状開口28の幅wを広くすると、光吸収
層のマトリックスホール17が長光源の中心軸方向を長
径とする楕円状となり、ランディンク余裕度が小さくな
る。
【0014】また他の方法として、特開平7−2352
71号公報には、スリット状開口の幅を広くし、光源部
を長光源の中心軸と直交する方向に振動させる方法が示
されている。しかしこのように光源部を振動させると、
光源の原点位置がずれやすく、ランディンクがずれるお
それがある。また図15(a)に示すように、シャドウ
マスクの開孔を介してパネル内面に投影される光源像3
1が長光源の中心軸と直交する方向の振動により、図1
4に示した光吸収層のマトリックスホールの楕円化は補
正されるが、図15(b)に示すように、マトリックス
ホール17が角張るようになる。
【0015】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、ドットマトリックス型蛍光面のマトリック
スホールやドット状蛍光体層の形状を良好にすることが
できるカラー受像管の蛍光面形成用露光装置を構成する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】カラー受像管の蛍光面形
成用露光装置を、パネルの内面に形成された感光性蛍光
面形成部材層にこの感光性蛍光面形成部材層に対向して
配置されたシャドウマスクの開孔に対応するパターンを
焼付ける光を放射する長光源を光源とする光源部と、こ
の光源部とシャドウマスクとの間に配置され、光源部か
ら感光性蛍光面形成部材層方向に放射される光の透過方
向の厚みに偏りのある傾斜平面をもつ複数個の傾斜レン
ズからなる傾斜レンズ群と、その複数個の傾斜レンズを
光源部から感光性蛍光面形成部材層方向に放射される光
の光軸を回転中心としてそれぞれ独立に回転駆動する駆
動部とを備える構造とした。
【0017】また、傾斜レンズ群を、傾斜平面の傾斜角
がほぼ同じでありかつこの傾斜平面が向い合うように同
軸に重ねられた2個の傾斜ンズで構成し、これら傾斜ン
ズを長光源の中心軸と直交する方向で厚みの厚い部分が
一致するように等速逆回転駆動する駆動部を有する構成
とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0019】図1にその一形態であるインライン型カラ
ー受像管のドットマトリックス型蛍光面の形成に用いら
れる露光装置を示す。この露光装置は、パネル1を位置
決め支持する支持台20を有し、この支持台20の下部
に、支持台20に位置決め支持されたパネル1に対し
て、カラー受像管の電子銃から放出される同一水平面上
を通るセンタービームおよび一対のサイドビームからな
る一列配置の3電子ビームに対応する位置に移動可能に
光源部22が設けられている。この光源部22は、直管
状の超高圧水銀ランプなどの長光源21を光源とし、こ
の長光源21がその中心軸(管軸)を水平方向として配
置されている。さらにこの長光源21に接近して、実質
的に光源の大きさを規制するスリット状開口28が設け
られたカバー29が配置されている。またこの光源部2
2上に後述する傾斜レンズ群40が配置されている。さ
らにこの傾斜レンズ群40上に、光源部22から放射さ
れる光23の軌道を電子銃から放出される電子ビームの
軌道に近似させる一対のサイドビーム対応のΔS補正レ
ンズ24、偏向中心の移動にともなう補正をおこなうγ
−ΔP補正レンズ25、パネル1の内面に対する光量分
布を補正する補正フィルター26などが配置されてい
る。これら傾斜レンズ群40、ΔS補正レンズ24、γ
−ΔP補正レンズ25および補正フィルター26は、図
示しない機構により、上記光源部22との相対位置を保
ったまま、光源部22とともに移動される。
【0020】上記傾斜レンズ群40は、長光源21から
カバー29のスリット状開口28を介して放射される光
23の透過方向の厚みに偏りがある傾斜平面をもち、こ
の傾斜平面が向い合うように同軸に配置された2個の傾
斜レンズ41a ,41b からなる。これら傾斜レンズ4
1a ,41b は、上記長光源21からカバー29のスリ
ット状開口28を介して放射される光23の光軸Zl を
回転中心として、等速度で逆方向、かつ長光源21の中
心軸(水平方向)と直交する垂直方向で厚みの厚い部分
が重なるように回転駆動されるものとなっている。
【0021】図2にこの傾斜レンズ群40の駆動機構を
示す。この駆動機構では、傾斜レンズ41a ,41b
は、それぞれ環状の支持枠43a ,43b に支持され、
これら支持枠43a ,43b の外周にそれぞれ独立に取
付けられた環状歯車44a ,44b と、駆動装置45の
回転主軸に取付けられて、傾斜レンズ41b を支持する
支持枠43b に取付けられた環状歯車44b と噛合する
歯車46と、両環状歯車44a ,44b と噛合し、歯車
46および環状歯車44b を介して伝達される回転駆動
力を環状歯車44a に伝達する歯車47とから構成され
ている。この駆動機構によれば、歯車46を一方向に回
転する回転駆動力のみにより、各傾斜レンズ41a ,4
1b を等速度で逆方向に回転させることができ、あらか
じめ両傾斜レンズ41a ,41b の厚みの厚い部分を一
致させ、これら傾斜レンズ41a ,41b の厚い部分を
長光源の中心軸と直交する垂直方向に位置決めすること
により、長光源の中心軸と直交する垂直方向で厚みの厚
い部分が重なるように回転駆動することができる。
【0022】上記のように傾斜平面が対向するように同
軸に配置された2個の傾斜レンズ41a ,41b からな
る傾斜レンズ群40を光源部22上に配置し、この2個
の傾斜レンズ41a ,41b を、光源部22からカバー
29のスリット状開口28を介して放射される光23の
光軸Zl を回転中心として、等速度で逆方向、かつ長光
源21の中心軸と直交する垂直方向で厚みの厚い部分が
重なるように回転すると、実質的に光源の大きさを規制
するカバー29のスリット状開口28の幅を広くして、
光源部22から放射される光量を多くしても、パネル1
の内面に形成されたフォトレジスト13に焼付けられる
シャドウマスク4の開孔に対応するパターンの形状を改
善でき、形成されるマトリックス状光吸収層のマトリッ
クスホールを真円にすることができる。また光源部22
から放射される光量の増加により、露光時間を短くする
ことができる。
【0023】すなわち、図3(a)に示したように、光
源部22上に厚さ一定の透明平板48を配置した場合
は、光源部22からカバーのスリット状開口を介して放
射される光の光軸Zl に対して垂直方向に一定角度で放
射され、シャドウマスク4の開孔14を通ってパネル1
の内面に達する光23は、点49a ,49b で示したよ
うに、光軸Zl に対してパネル1内面の対称位置に達す
る。
【0024】これに対して、図3(b)に示したよう
に、光源部22上に傾斜レンズ41の厚みの厚い部分を
−垂直方向(−V軸方向)にして配置すると、シャドウ
マスク4の同一開孔14を通ってパネル1の内面に達す
る光23は、傾斜レンズ41の厚みの厚い部分側では、
点49a から点49c と、垂直方向外側にシフトし、薄
い部分側では、点49b から点49d と、垂直方向内側
にシフトする。またこの傾斜レンズ41の向きを逆にし
て、同(c)に示したように、傾斜レンズ41の厚みの
厚い部分を+垂直方向にすると、同様に傾斜レンズ41
の厚みの厚い部分側では、点49b から点49d と、垂
直方向外側にシフトし、薄い部分側では、点49a から
点49c と、垂直方向内側にシフトする。つまり、傾斜
レンズ41の向きを交互に逆にすることにより、光源部
を動かすことなく、シャドウマスク4の同一開孔14を
通ってパネル1の内面に達する光の到達点を垂直方向に
揺動させることができる。
【0025】したがって上記傾斜レンズ41を光源部2
2からカバーのスリット状開口を介して放射される光の
光軸Zl を回転中心として回転させると、常に傾斜レン
ズ41の厚みの厚い部分が光軸Zl を中心とする放射方
向に位置し、パネル1の内面への光の到達点は、図4に
示すように、中心部では円軌道50C 、垂直軸端部では
垂直方向を長径とする楕円状軌道50V 、水平軸(H
軸)端部では水平方向を長径とする楕円状軌道50H 、
対角軸(D軸)端部では対角軸方向を長径とする楕円状
軌道50D を描く。
【0026】そこで、光源部のカバーのスリット状開口
の幅を広くして、パネルの内面に形成されたフォトレジ
ストをシャドウマスクを介して露光すると、図5に示す
ように、得られるマトリックス状光吸収層のマトリック
スホール17は、垂直軸端部では補正できても、中心部
では水平方向を長径とする楕円状、対角軸端部では対角
軸方向を長径とする楕円状となり、水平軸端部では水平
方向を長径とする楕円状が助長され、蛍光面全面にわた
り、マトリックスホール17を真円化することはできな
い。
【0027】ところが、前記のように2個の傾斜レンズ
を傾斜面を向い合わせ、かつ厚みの厚い部分を一致さ
せ、この厚みの厚い部分を垂直方向として配置し、これ
ら傾斜レンズを光源部からカバーのスリット状開口を介
して放射される光の光軸Zl を回転中心として等速度で
逆方向に回転させると、図6(a)ないし(d)に1/
4周期(90°回転)ごとの相対関係を示したように、
2個の傾斜レンズ41a,41b の相対関係が変化す
る。この2個の傾斜レンズ41a ,41b の相対関係
を、1枚の等価な傾斜レンズで置換えて示すと、図7
(a)ないし(d)に示す状態となる。すなわち、1枚
の等価な傾斜レンズ41で示すと、2個の傾斜レンズ4
1a ,41b の厚みの厚い部分が逆向きとなって、等価
な平板レンズとなる状態から厚みの厚い部分が重なっ
て、1枚の等価な傾斜レンズ41の傾斜面の傾斜角が最
大となる状態まで連続的に変化する。なお、光軸と交わ
る部分では、厚みがすべて等しくなっている。
【0028】つまり、2個の傾斜レンズ41a ,41b
を傾斜面を向い合わせ、かつ厚みの厚い部分を一致さ
せ、この厚みの厚い部分を垂直方向として配置し、これ
ら傾斜レンズ41a ,41b を光源部22からカバ29
ーのスリット状開口28を介して放射される光23の光
軸Zl を回転中心として等速度で逆方向に回転させる
と、1/4周期ごとに、フラット→最大傾斜が+垂直方
向→フラット→最大傾斜が−垂直方向となる1枚の等価
な傾斜レンズ41とすることができる。
【0029】その結果、図8に示すように、シャドウマ
スクの開孔を介してパネルの内面に投影される光源像の
軌跡52は、中心部、垂直、水平軸端部では垂直方向に
シフトし、延びた瓢箪形となり、対角軸端部では対角軸
と直交する方向に延びた瓢箪形となる。なお、図中の矢
印は、上側の傾斜レンズ41a が時計まわりで、下側の
傾斜レンズ41b が反時計まわりの場合を示している。
このように光源像の軌跡52が水平方向にくらべ垂直方
向の変位が大きく、かつ水平方向にも揺動しているの
で、実質的に光源の大きさを規制するカバー29のスリ
ット状開口28の幅を広くして、光源部22から放射さ
れる光量を多くしても、パネル1の内面に形成されたフ
ォトレジストに焼付けられるシャドウマスクの開孔に対
応するパターンの形状を改善して、形成されるマトリッ
クス状光吸収層10のマトリックスホール17を真円に
することができる。また光源部22から放射される光量
の増加により、露光時間を短くすることができる。
【0030】なお、上記実施の形態では、マトリックス
状光吸収層のマトリックスホールを形成する場合につい
て説明したが、この発明は、ドット状蛍光体層を形成す
る場合に適用して、同様の効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】カラー受像管の蛍光面形成用露光装置
を、パネルの内面に形成された感光性蛍光面形成部材層
にこの感光性蛍光面形成部材層に対向して配置されたシ
ャドウマスクの開孔に対応するパターンを焼付ける光を
放射する長光源を光源とする光源部と、この光源部とシ
ャドウマスクとの間に配置され、光源部から感光性蛍光
面形成部材層方向に放射される光の透過方向の厚みに偏
りのある傾斜平面をもつ複数個の傾斜レンズからなる傾
斜レンズ群と、その複数個の傾斜レンズを光源部から感
光性蛍光面形成部材層方向に放射される光の光軸を回転
中心としてそれぞれ独立に回転駆動する駆動部とを備え
る構造とし、また、その傾斜レンズ群を、傾斜平面の傾
斜角をほぼ同じとしかつこの傾斜平面が向い合うように
同軸に重ねられた2個の傾斜レンズで構成し、これら傾
斜レンズを長光源の中心軸と直交する方向で厚みの厚い
部分が一致するように等速逆回転駆動する駆動部を有す
る構成とすると、実質的に光源の大きさを規制するカバ
ーのスリット状開口の幅を広くして、光源部から放射さ
れる光量を多くしても、マトリックス状光吸収層のマト
リックスホールやドット状蛍光体層を真円にすることが
できる。また光源部から放射される光量の増加により、
露光時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるインライン型カ
ラー受像管の蛍光面形成用露光装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図2(a)はその傾斜レンズの駆動機構の構成
を示す斜視図、図2(b)は同じくその断面図である。
【図3】図3(a)ないし(c)はそれぞれ上記傾斜レ
ンズの作用を説明するための図である。
【図4】上記傾斜レンズを光源部から放射される光の光
軸を回転中心として回転させた場合のパネル内面での光
の到達点の軌跡を説明するための図である。
【図5】上記傾斜レンズを光源部から放射される光の光
軸を回転中心として回転し、かつ光源部のカバーのスリ
ット状開口の幅を広くした場合に得られるマトリックス
状光吸収層のマトリックスホールの形状を示す図であ
る。
【図6】図6(a)ないし(d)はそれぞれ2個の傾斜
レンズを傾斜面を向い合わせ、かつ厚みの厚い部分を一
致させ、光源部から放射される光の光軸を回転中心とし
て等速度で逆方向に回転した場合の2個の傾斜レンズの
相対関係を示す図である。
【図7】図7(a)ないし(d)はそれぞれ図6に示し
た2個の傾斜レンズを1個の等価な傾斜レンズで置換え
た場合の傾斜レンズの状態を示す図である。
【図8】上記2個の傾斜レンズを傾斜面を向い合わせか
つ厚みの厚い部分を一致させ、光源部から放射される光
の光軸を回転中心として等速度で逆方向に回転した場合
のパネル内面での光源像の揺動を説明するための図であ
る。
【図9】カラー受像管の構成を示す図である。
【図10】図10(a)はドットマトリックス型蛍光面
の構成を示す平面図、図10(b)は断面図である。
【図11】図11(a)ないし(g)はそれぞれ上記ド
ットマトリックス型蛍光面の形成方法を説明するための
図である。
【図12】図12(a)は上記ドットマトリックス型蛍
光面の形成に用いられる従来の露光装置の構成を示す
図、図12(b)はその光源部の構成を示す図である。
【図13】上記露光装置の光源部を構成するカバーのス
リット状開口の幅を説明するための図である。
【図14】図14(a)および(b)はそれぞれ上記光
源部を構成するカバーのスリット状開口の幅と光吸収層
のマトリックスホールの形状との関係を説明するための
図である。
【図15】図15(a)は光源部を構成するカバーのス
リット状開口の幅を広くし、かつ光源部を長光源の中心
軸と直交する方向に振動させた場合の光源像の揺動を説
明するための図、図15(b)はその結果得られる光吸
収層のマトリックスホールの形状を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…パネル 4…シャドウマスク 21…長光源 22…光源部 28…スリット状開口 29…カバー 40…傾斜レンズ群 41a ,41b …傾斜レンズ 44a ,44b …環状歯車 45…駆動装置 46…歯車 47…歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの内面に形成された感光性蛍光面
    形成部材層にこの感光性蛍光面形成部材層に対向して配
    置されたシャドウマスクの開孔に対応するパターンを焼
    付ける光を放射する長光源を光源とする光源部と、 この光源部と上記シャドウマスクとの間に配置され、上
    記光源部から上記感光性蛍光面形成部材層方向に放射さ
    れる光の透過方向の厚みに偏りのある傾斜平面をもつ複
    数個の傾斜レンズからなる傾斜レンズ群と、 上記複数個の傾斜レンズを上記光源部から感光性蛍光面
    形成部材層方向に放射される光の光軸を回転中心として
    それぞれ独立に回転駆動する駆動部とを具備することを
    特徴とするカラー受像管の蛍光面形成用露光装置。
  2. 【請求項2】 傾斜レンズ群は傾斜平面の傾斜角がほぼ
    同じでありかつこの傾斜平面が向い合うように同軸に重
    ねられた2個の傾斜レンズからなり、これら傾斜ンズを
    長光源の中心軸と直交する方向で厚みの厚い部分が一致
    するように等速逆回転駆動する駆動部を有することを特
    徴とする請求項1記載のカラー受像管の蛍光面形成用露
    光装置。
JP5441797A 1997-03-10 1997-03-10 カラー受像管の蛍光面形成用露光装置 Pending JPH10255657A (ja)

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