JPH10256082A - 複合部品およびその製造方法 - Google Patents

複合部品およびその製造方法

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JPH10256082A
JPH10256082A JP9052796A JP5279697A JPH10256082A JP H10256082 A JPH10256082 A JP H10256082A JP 9052796 A JP9052796 A JP 9052796A JP 5279697 A JP5279697 A JP 5279697A JP H10256082 A JPH10256082 A JP H10256082A
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JP
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layer
electrode layer
counter electrode
resistor
laminate
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Application number
JP9052796A
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English (en)
Inventor
Osamu Makino
治 牧野
Takeshi Izeki
健 井関
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の回路基板等に面実装される複合部
品において、高周波特性を低下させずにディジタル信号
の高域成分に含まれるノイズを低減することを目的とす
る。 【解決手段】 抵抗体層12を内在するように設けられ
た誘電体層11の上、下面に対向電極層13を設けた積
層体15と、この積層体15の側面に設けられたグラン
ド用外部電極層16、信号ライン用外部電極層17とか
らなり、ディジタル信号の高域成分に含まれるノイズを
十分に低減できる複合部品およびその製造方法を提供す
ることができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の実装回
路基板等に面実装し、ノイズフィルタとして機能する複
合部品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実装回路基板の高周波ノイズ対策
用部品として、抵抗器とコンデンサとを一体に複合した
面実装型の複合部品がノイズフィルタとして用いられて
いる。
【0003】以下、従来の複合部品について図面を参照
しながら説明する。図15(a)は従来の複合部品の内
部を透視した斜視図、図15(b)は同要部である積層
体の分解斜視図を示す。
【0004】図において、1は上面に第1の対向電極層
2を有する第1の絶縁体層である。3は上面に第2の対
向電極層4を有し、チタン酸バリウム系等の高誘電率セ
ラミック焼結体からなる誘電体層である。5は上面に抵
抗体層6を有する第2の絶縁体層である。7は第1の絶
縁体層1から抵抗体層6を有する第2の絶縁体層5まで
を積層し一体化してなる積層体である。8は積層体7の
対向する側面に第1の対向電極層2に電気的に接続され
るように設けられたグランド用外部電極層である。9は
グランド用外部電極層8と隣合う積層体の対向する側面
に設けられた信号ライン用外部電極層である。
【0005】以上のように構成された複合部品の等価回
路図を図16に示す。ここで、信号ライン用外部電極層
9は抵抗体層6の電極となるため、この電極間に抵抗値
が生じる。また、グランド用外部電極層8では第1の対
向電極層2に接続され、第2の対向電極層4では信号ラ
イン用外部電極層9に接続されるため、図16に示すよ
うな等価回路が逆L字型に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、第1、第2の対向電極層2、4によるコ
ンデンサの構成が貫通構造でないため、第1、第2の対
向電極層2、4の有する残留インダクタ成分により、コ
ンデンサの高周波特性(共振周波数)が低下し、ノイズ
抑止効果が弱くなるという課題を有していた。
【0007】上記課題を解決するために本発明は、ディ
ジタル信号の高域成分に含まれるノイズを十分に低減で
きかつ優れた高周波特性を有する複合部品およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内部に抵抗体層を有する誘電体層の上、下
面に設けられた対向電極層を備えた積層体を有するもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、内部に抵抗体層を有する誘電体層の上、下面に設け
られた対向電極層を備えた積層体と、前記対向電極層が
引出された前記積層体の対向する側面に前記対向電極層
のみと電気的に接続するように設けられたグランド用外
部電極層と、前記抵抗体層が引出された前記積層体の対
向する側面に前記抵抗体層のみと電気的に接続するよう
に設けられた信号ライン用外部電極層とを備えたもので
ある。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の発明において、抵抗体層を誘電体層の内部に複数
設けてなるものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
記載の発明において、積層体の下面に対向電極層を介し
て基板を設けてなるものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、第1の絶
縁体層の上面に第1の対向電極層を形成する工程と、少
なくとも1つの第1の誘電体層の上面に抵抗体層を形成
する工程と、前記第1の誘電体層と同数の第2の誘電体
層の上面に第2の対向電極層を形成する工程と、前記第
1の絶縁体層の第1の対向電極層の上面に前記第1の誘
電体層と前記第2の誘電体層とを前記第1、第2の対向
電極層が前記第1の誘電体層を介して同方向に対向する
ように交互に積層するとともに前記第2の誘電体層の前
記第2の対向電極層の上面に第2の絶縁体層を積層して
一体積層物を形成する工程と、前記一体積層物を切断し
た後、焼成して積層体を形成する工程と、前記積層体の
前記対向電極層が引出された対向する側面に前記対向電
極層のみと電気的に接続するようにグランド用外部電極
層を形成する工程と、前記積層体の前記抵抗体層が引出
された対向する側面に前記抵抗体層のみと電気的に接続
するように信号ライン用外部電極層を形成する工程とを
備えたものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
記載の発明において、抵抗体層を形成する工程は、第1
の積層体層の上面に複数抵抗体層を設けるものである。
【0014】以下、本発明の一実施の形態における複合
部品およびその製造方法について、図面を参照しながら
説明する。
【0015】(実施の形態1)図1(a)は本発明の実
施の形態1における複合部品の内部を透視した斜視図、
図1(b)は同要部である積層体の分解斜視図、図2
(a)、図2(b)は同等価回路図である。
【0016】図1において、11は抵抗体層12をはさ
んで設けられたチタン酸バリウム等の誘電体材料からな
る誘電体層である。13は誘電体層11の上、下面に設
けられた銀パラジウム等からなる対向電極層である。1
4は対向電極層13を介して誘電体層11の上、下面に
設けられたアルミナ等からなる絶縁体層である。15は
抵抗体層12と誘電体層11と対向電極層13と絶縁体
層14とが一体化されてなる積層体である。16は積層
体15の対向電極層13が引出された対向する側面に対
向電極層13のみと電気的に接続するように設けられた
銀等からなるグランド用外部電極層である。17は積層
体15の抵抗体層12が引出された対向する側面に抵抗
体層12のみと電気的に接続するように設けられた銀等
からなる信号ライン用外部電極層である。
【0017】このように構成された複合部品は、図2
(a)に示すように、等価的には微小の抵抗体21と微
小のコンデンサ22とが複数個分布し、複数組の直接接
続されたものとなる。さらに図2(b)に示すように、
合成抵抗23と合成コンデンサ24とからなる複合部品
として表わされるものである。
【0018】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における複合部品の製造方法について説明する。
【0019】図3、図4は本発明の実施の形態1におけ
る複合部品の製造方法を示す工程図である。
【0020】まず、図3(a)に示すように、アルミナ
等の絶縁材料からなる第1の絶縁体層31の上面に銀パ
ラジウム等の導体ペーストをスクリーン印刷して第1の
対向電極層32を形成する。
【0021】次に、図3(b)に示すように、チタン酸
バリウム等の誘電体材料からなる第1の誘電体層33の
上面に金属硅化物または金属硼化物等の抵抗材料からな
る抵抗体層34を形成する。
【0022】次に、図3(c)に示すように、チタン酸
バリウム等の誘電体材料からなる第2の誘電体層35の
上面に銀パラジウム等の導体ペーストをスクリーン印刷
して第2の対向電極層36を形成する。
【0023】次に、図4(a)に示すように、第1の絶
縁体層31の第1の対向電極層32の上面に第1の誘電
体層33と第2の誘電体層35とを第1、第2の対向電
極層32、36が第1の誘電体層33を介して同方向に
対向するように積層するとともに、第2の誘電体層35
の上面の第2の対向電極層36の上面に第2の絶縁体層
37を積層し、約80℃で約100kg/cm2の条件で熱
加圧して一体積層物38を形成する。さらに、第2の絶
縁体層37の上面に一体積層物38を個片に分割するた
めの分割溝39を形成する。
【0024】次に、図4(b)に示すように、一体積層
物38を分割溝39に沿って切断刃で裁断した後、約8
50〜1000℃で焼成して積層体40を形成する。
【0025】最後に、図4(c)に示すように、積層体
40の第2の対向電極層36が引出された対向する側面
に第1の対向電極層32および第2の対向電極層36の
みと電気的に接続するように銀等の導体ペーストを塗布
してグランド用外部電極層41を設け、積層体40の抵
抗体層34が引出された対向する側面に抵抗体層34の
みと電気的に接続するように銀等の導体ペーストを塗布
して信号ライン用外部電極層42を設けた後、約850
℃で焼成して複合部品を製造するものである。
【0026】ここで、上述のようにして製造された本発
明の実施の形態1における複合部品と従来の複合部品と
について、挿入損失−周波数特性を比較する。
【0027】図5は、本発明の実施の形態1における複
合部品と従来の複合部品との挿入損失−周波数特性を比
較した図であり、測定方法としては、ネットワークアナ
ライザを用いて、両者ともに抵抗値が50Ωで容量が1
00pFの同じ定数のものを測定・比較したものであ
る。
【0028】図において、従来の複合部品は、高周波域
での挿入損失量が35dBよりも小さいことに対し、本
発明の実施の形態1における複合部品では約50dBと
大きいことがわかる。これは、本発明の実施の形態1に
おける複合部品が、比較的低い抵抗(数Ω〜数百Ω)
と、これを電極として分布状に発生する比較的小さな容
量(数十〜数百pF)とを一つの素子に組み込んでいる
ことによるものである。実際に、ディジタル回路基板中
で、矩形波に高周波ノイズ成分を含む信号ラインに挿入
してその抑止効果を調べたところ、矩形波の形状を損な
うことなく、ノイズ成分だけを除去しており、ノイズフ
ィルタとして従来の複合部品では得られないような優れ
たものであることが確認された。
【0029】また、本発明の実施の形態1の抵抗体層の
抵抗値は、抵抗成分である金属硅化物あるいは金属硼化
物の固有抵抗値の他に、それらの出発原料の粉体の平均
粒径や抵抗体層の形状(パターン厚み、幅、長さ等)な
どを変えることによって調整することができる。しか
し、抵抗体層の固有抵抗が10-3Ωcmより低いときは小
型の部品サイズではノイズ抑止に充分な抵抗値が得られ
ず、固有抵抗値が1Ωcmより大きいときは分布状のコン
デンサの電極としての効率が低下し、ノイズ抑止に必要
な容量値が得られない。このため、抵抗体層の固有抵抗
値は10-3Ωcmから1Ωcmの範囲のものが好ましい。
【0030】なお、本実施の形態1では一つの抵抗体層
12と一対の対向電極層13とがその上面または下面に
誘電体層11を介しながら積層され、最外層に絶縁体層
14が設けられて積層体15を構成したが、図6に示す
ように複数の抵抗体層と対向電極層とで積層体を構成し
てもよい。
【0031】図6(a)は本発明の他の実施の形態にお
ける複合部品の内部を透視した斜視図、図6(b)は同
要部である積層体の分解斜視図、図7は同等価回路図で
ある。
【0032】図において、51はその間に抵抗体層52
および対向電極層53とを交互に複数層有し、最外層の
上、下面に対向電極層53を有するチタン酸バリウム等
の誘電体材料からなる誘電体層である。54は対向電極
層53を介して誘電体層51の上、下面に設けられたア
ルミナ等からなる絶縁体層である。55は抵抗体層52
と誘電体層51と対向電極層53と絶縁体層54とが一
体化されてなる積層体である。56は積層体55の対向
電極層53が引出された対向する側面に対向電極層53
のみと電気的に接続するように設けられた銀等からなる
グランド用外部電極層である。57は積層体55の抵抗
体層52が引出された対向する側面に抵抗体層52のみ
と電気的に接続するように設けられた銀等からなる信号
ライン用外部電極層である。
【0033】このように構成された複合部品は、図7に
示すように、合成抵抗61、合成コンデンサ62、グラ
ンド用外部電極層64および信号ライン用外部電極層6
3からなる複合部品として表わされるものである。
【0034】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における複合部品について、図面を参照しながら説
明する。
【0035】図8(a)は本発明の実施の形態2におけ
る複合部品の内部を透視した斜視図、図8(b)は同要
部である積層体の分解斜視図、図9は同等価回路図であ
る。
【0036】図8において、71は長手方向に直交する
複数の抵抗体層72を介して設けられたチタン酸バリウ
ム等の誘電体材料からなる誘電体層である。73は誘電
体層71の上、下面に設けられた銀パラジウム等からな
る対向電極層である。74は対向電極層73を介して誘
電体層71の上、下面に設けられたアルミナ等からなる
絶縁体層である。75は抵抗体層72と誘電体層71と
対向電極層73と絶縁体層74とが一体化されてなる積
層体である。76は積層体の対向電極層73が引出され
た対向する側面に対向電極層73のみと電気的に接続す
るように設けられた銀等からなるグランド用外部電極層
である。77は積層体75の長手方向の、抵抗体層72
が引出された対向する側面に抵抗体層72のみと電気的
に接続するように複数設けられた銀等からなる信号ライ
ン用外部電極層である。
【0037】このように構成された複合部品は、図9に
示すように、合成抵抗81、合成コンデンサ82、グラ
ンド用外部電極層84および信号ライン用外部電極層8
3からなる複合部品として表わされるものである。
【0038】また、その製造方法については、実施の形
態1と同様であるため、説明を省略する。
【0039】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における複合部品について、図面を参照しながら説
明する。
【0040】図10(a)は本発明の実施の形態3にお
ける複合部品の内部を透視した斜視図、図10(b)は
同要部である積層体の分解斜視図、図11は同等価回路
図である。
【0041】図10において、91は長手方向に直交す
る複数の抵抗体層92を介して設けられたチタン酸バリ
ウム等の誘電体材料からなる誘電体層である。93は誘
電体層91の上、下面に設けられた銀パラジウム等から
なる対向電極層である。94は対向電極層93を介して
誘電体層91の上面に設けられたアルミナ等からなる絶
縁体層である。95は対向電極層93を介して誘電体層
91の下面に設けられた焼結済のセラミック等からなる
基板である。96は抵抗体層92と誘電体層91と対向
電極層93と絶縁体層94とが一体化されてなる積層体
である。97は積層体96の対向電極層93が引出され
た対向する側面に対向電極層93のみと電気的に接続す
るように設けられた銀等からなるグランド用外部電極層
である。98は積層体96の長手方向の、抵抗体層92
が引出された対向する側面に抵抗体層92のみと電気的
に接続するように複数設けられた銀等からなる第1の信
号ライン用外部電極層である。99は基板95の長手方
向の側面に第1の信号ライン用外部電極層98と電気的
に接続するように設けられた銀等からなる第2の信号ラ
イン用外部電極層である。
【0042】このように構成された複合部品は、図11
に示すように、合成抵抗101、合成コンデンサ10
2、グランド用外部電極層103および信号ライン用外
部電極層104からなる複合部品として表わされるもの
である。
【0043】以上のように構成された複合部品の製造方
法について、図面を参照しながら説明する。図12、図
13および図14は本発明の実施の形態3における複合
部品の製造方法を示す工程図である。
【0044】まず、図12(a)に示すように、複数個
のスルーホール111と個片化するための分割溝112
とが設けられた厚み約0.5mmで約200mm角のアルミ
ナ濃度96%からなる基板113を用意する。この基板
113の上面に、銀パラジウム等の導体ペーストをスク
リーン印刷し、850℃の温度で焼成して複数の第1の
対向電極層114を形成する。
【0045】次に、図12(b)に示すように、第1の
対向電極層114を覆うように基板113の上面にマグ
ネ・ニオブ酸鉛等の誘電体材料を主成分とする誘電体ペ
ーストを塗布し、第1の誘電体層115を形成する。
【0046】次に、図12(c)に示すように、第1の
誘電体層115の上面に長手方向と直交するように金属
硅化物または金属硼化物等の抵抗材料からなる抵抗体ペ
ーストをスクリーン印刷して、複数個の独立した抵抗体
層116を形成する。
【0047】次に、図13(a)に示すように、第1の
誘電体層115の上面に抵抗体層116を覆うようにマ
グネ・ニオブ酸鉛等の誘電体材料を主成分とする誘電体
ペーストを塗布し、第2の誘電体層117を形成する。
【0048】次に、図13(b)に示すように、第1の
対向電極層114と対向するように第2の誘電体層11
7の上面に銀パラジウム等の導体ペーストをスクリーン
印刷して第2の対向電極層118を形成する。
【0049】次に、図13(c)に示すように、第2の
誘電体層117の上面に第2の対向電極層118を覆う
ように、ガラス−セラミック等の絶縁体ペーストをスク
リーン印刷して絶縁体層119を形成する。この後、保
持温度が約850℃〜1000℃で焼成し、基板113
の上面に積層体120を形成する。
【0050】次に、図14(a)に示すように、積層体
120の第1、第2の対向電極層114、118が引出
された対向する側面に第1、第2の対向電極層114、
118のみと電気的に接続するグランド用外部電極12
1を、積層体120の側面に隣接する基板113のスル
ーホール111内に流れ込むように銀等の導電ペースト
を塗布して設ける。また、積層体120の抵抗体層11
6が引出された対向する側面に抵抗体層116のみと電
気的に接続する信号ライン用外部電極層122を、積層
体120の長手方向の側面に隣接する基板113のスル
ーホール111内に流れ込むように銀等の導体ペースト
を塗布して設けた後、約850℃で焼成する。
【0051】最後に、図14(b)に示すように、基板
113に設けられた縦横の分割溝112に沿って個片に
分割し、複合部品を製造するものである。
【0052】このようにして製造された複合部品の挿入
損失−周波数特性を測定したところ、実施の形態1と同
様に深い減衰カーブで、すなわち優れたノイズ吸収特性
を有していることがわかった。加えて、寸法精度が良く
機械的に強固な基板113上で抵抗とコンデンサ成分の
複合素子を複数個同時に形成できるため、機械強度が高
く、回路基板へのはんだ付け実装時に、製品の割れや位
置ずれを減らすことができ、量産性にも優れているもの
である。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディジタ
ル信号の高域成分に含まれるノイズを十分に低減できか
つ優れた高周波特性を有する複合部品およびその製造方
法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における複合部品
の内部を透視した斜視図 (b)同要部である積層体の分解斜視図
【図2】(a)同等価回路図 (b)同等価回路図
【図3】同製造方法を示す工程図
【図4】同工程図
【図5】本発明の実施の形態1における複合部品と従来
の複合部品との挿入損失−周波数特性を比較した図
【図6】(a)本発明の他の実施の形態における複合部
品の内部を透視した斜視図 (b)同要部である積層体の分解斜視図
【図7】同等価回路図
【図8】(a)本発明の実施の形態2における複合部品
の内部を透視した斜視図 (b)同要部である積層体の分解斜視図
【図9】同等価回路図
【図10】(a)本発明の実施の形態3における複合部
品の内部を透視した斜視図 (b)同要部である積層体の分解斜視図
【図11】同等価回路図
【図12】同製造方法を示す工程図
【図13】同製造方法を示す工程図
【図14】同製造方法を示す工程図
【図15】(a)従来の複合部品の内部を透視した斜視
図 (b)同要部である積層体の分解斜視図
【図16】同等価回路図
【符号の説明】
11 誘電体層 12 抵抗体層 13 対向電極層 14 絶縁体層 15 積層体 16 グランド用外部電極層 17 信号ライン用外部電極層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に抵抗体層を有する誘電体層の上、
    下面に設けられた対向電極層を備えた積層体と、前記対
    向電極層が引出された前記積層体の対向する側面に前記
    対向電極層のみと電気的に接続するように設けられたグ
    ランド用外部電極層と、前記抵抗体層が引出された前記
    積層体の対向する側面に前記抵抗体層のみと電気的に接
    続するように設けられた信号ライン用外部電極層とを備
    えた複合部品。
  2. 【請求項2】 抵抗体層は、誘電体層の内部に複数設け
    てなる請求項1記載の複合部品。
  3. 【請求項3】 積層体の下面に、対向電極層を介して基
    板を設けてなる請求項2記載の複合部品。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁体層の上面に第1の対向電極
    層を形成する工程と、少なくとも1つの第1の誘電体層
    の上面に抵抗体層を形成する工程と、前記第1の誘電体
    層と同数の第2の誘電体層の上面に第2の対向電極層を
    形成する工程と、前記第1の絶縁体層の第1の対向電極
    層の上面に前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層と
    を前記第1、第2の対向電極層が前記第1の誘電体層を
    介して同方向に対向するように交互に積層するとともに
    前記第2の誘電体層の前記第2の対向電極層の上面に第
    2の絶縁体層を積層して一体積層物を形成する工程と、
    前記一体積層物を切断した後、焼成して積層体を形成す
    る工程と、前記積層体の前記対向電極層が引出された対
    向する側面に前記対向電極層のみと電気的に接続するよ
    うにグランド用外部電極層を形成する工程と、前記積層
    体の前記抵抗体層が引出された対向する側面に前記抵抗
    体層のみと電気的に接続するように信号ライン用外部電
    極層を形成する工程とを備えた複合部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 抵抗体層を形成する工程は、第1の誘電
    体層の上面に複数抵抗体層を設ける請求項4記載の複合
    部品の製造方法。
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