JPH1025641A - 糸条流体加工装置 - Google Patents
糸条流体加工装置Info
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- JPH1025641A JPH1025641A JP14393696A JP14393696A JPH1025641A JP H1025641 A JPH1025641 A JP H1025641A JP 14393696 A JP14393696 A JP 14393696A JP 14393696 A JP14393696 A JP 14393696A JP H1025641 A JPH1025641 A JP H1025641A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短繊維を含む糸条の流体加工装置を用いた糸
加工において,発生する短繊維屑で作業環境が悪化した
り,加工操業性が低下することがなく,さらに,得られ
る加工糸の品質を向上させることができる糸条流体加工
装置を提供する。 【解決手段】 流体加工装置4と,糸条が出入りする導
糸孔11を有し,流体加工装置4を取り囲んだ遮蔽箱14
と,遮蔽箱14内で発生する短繊維屑を箱外に吸引,除去
する繊維屑吸引管10とからなる糸条流体加工装置であ
る。また,遮蔽箱14には,繊維屑吸引管10に通じる吸引
孔12と流体加工装置4の空気噴出領域とを結ぶ延長線上
に外気導入孔13が穿設してある。
加工において,発生する短繊維屑で作業環境が悪化した
り,加工操業性が低下することがなく,さらに,得られ
る加工糸の品質を向上させることができる糸条流体加工
装置を提供する。 【解決手段】 流体加工装置4と,糸条が出入りする導
糸孔11を有し,流体加工装置4を取り囲んだ遮蔽箱14
と,遮蔽箱14内で発生する短繊維屑を箱外に吸引,除去
する繊維屑吸引管10とからなる糸条流体加工装置であ
る。また,遮蔽箱14には,繊維屑吸引管10に通じる吸引
孔12と流体加工装置4の空気噴出領域とを結ぶ延長線上
に外気導入孔13が穿設してある。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は,短繊維糸条と長繊
維糸条とを引き揃えた,短繊維を含む糸条(以下,短繊
維を含む糸条という。)に旋回又は攪乱等の流体加工を
施すに際し,糸条から脱落する短繊維屑を容易に捕捉,
除去することができる糸条流体加工装置に関するもので
ある。
維糸条とを引き揃えた,短繊維を含む糸条(以下,短繊
維を含む糸条という。)に旋回又は攪乱等の流体加工を
施すに際し,糸条から脱落する短繊維屑を容易に捕捉,
除去することができる糸条流体加工装置に関するもので
ある。
【従来の技術】短繊維を含む糸条に空気等の加圧流体を
噴射させることにより糸条を旋回又は攪乱させ,捲縮,
交絡又はループを形成させる等して,短繊維糸条と長繊
維糸条とを複合した特異な複合スパン糸とする加工法が
数多く試みられており,これらの方法で得られる複合ス
パン糸の外観と風合が最近の衣料消費者の嗜好によく合
致して重用されている。しかしながら,上記のように,
短繊維を含む糸条に加圧流体を噴射させて捲縮,交絡又
はループを形成させる等の加工を施す際,糸条は加工装
置内で旋回や攪乱作用を受けるため,糸条内の把持の弱
い短繊維が脱落し,短繊維屑が発生する。この短繊維屑
は,加工装置の周辺に飛散し,時間の経過とともにガイ
ドローラやシャフトの各部に付着堆積して,ガイドロー
ラやシャフトの回転不良あるいは糸切れ等の発生原因と
なって操業性を著しく低下させる。また,短繊維屑は,
空気中へ飛散して作業環境を悪化させ,さらに,加工糸
に付着してその品位を低下させるとともに,巻返し,撚
掛け,製織等の後加工での加工性に悪影響を及ぼす等の
数多くの問題を生じる。これらの問題を解決するため
に,流体加工装置を遮蔽箱内に装着した糸条流体加工装
置が提案されている。この装置で使用されている遮蔽箱
は,短繊維屑を遮蔽箱外に飛散させないため,導糸孔を
除いて密閉したものである。しかしながら,密閉状態に
ある遮蔽箱内を繊維屑吸引管で吸引するには,負圧静圧
の高い吸引ブロアーが必要となる。また,密閉状態で
は,吸引作用に伴う風量不足で吸引ブロアーに負荷がか
かりやすく,モーターの加熱,損傷の原因となりやす
い。そして,密閉状態に近い遮蔽箱内を吸引管で吸引し
ても,吸引孔近辺の短繊維屑は吸引されるが,空気の流
れが弱く,しかも風量が不足するので,遮蔽箱の全域の
飛散短繊維屑を吸引するのは難しい。このため,加工時
間の経過とともに遮蔽箱内に多量の短繊維屑が残存し,
流体加工装置に堆積したり,加工糸に付着してその品位
を低下させるという欠点は解消されない。
噴射させることにより糸条を旋回又は攪乱させ,捲縮,
交絡又はループを形成させる等して,短繊維糸条と長繊
維糸条とを複合した特異な複合スパン糸とする加工法が
数多く試みられており,これらの方法で得られる複合ス
パン糸の外観と風合が最近の衣料消費者の嗜好によく合
致して重用されている。しかしながら,上記のように,
短繊維を含む糸条に加圧流体を噴射させて捲縮,交絡又
はループを形成させる等の加工を施す際,糸条は加工装
置内で旋回や攪乱作用を受けるため,糸条内の把持の弱
い短繊維が脱落し,短繊維屑が発生する。この短繊維屑
は,加工装置の周辺に飛散し,時間の経過とともにガイ
ドローラやシャフトの各部に付着堆積して,ガイドロー
ラやシャフトの回転不良あるいは糸切れ等の発生原因と
なって操業性を著しく低下させる。また,短繊維屑は,
空気中へ飛散して作業環境を悪化させ,さらに,加工糸
に付着してその品位を低下させるとともに,巻返し,撚
掛け,製織等の後加工での加工性に悪影響を及ぼす等の
数多くの問題を生じる。これらの問題を解決するため
に,流体加工装置を遮蔽箱内に装着した糸条流体加工装
置が提案されている。この装置で使用されている遮蔽箱
は,短繊維屑を遮蔽箱外に飛散させないため,導糸孔を
除いて密閉したものである。しかしながら,密閉状態に
ある遮蔽箱内を繊維屑吸引管で吸引するには,負圧静圧
の高い吸引ブロアーが必要となる。また,密閉状態で
は,吸引作用に伴う風量不足で吸引ブロアーに負荷がか
かりやすく,モーターの加熱,損傷の原因となりやす
い。そして,密閉状態に近い遮蔽箱内を吸引管で吸引し
ても,吸引孔近辺の短繊維屑は吸引されるが,空気の流
れが弱く,しかも風量が不足するので,遮蔽箱の全域の
飛散短繊維屑を吸引するのは難しい。このため,加工時
間の経過とともに遮蔽箱内に多量の短繊維屑が残存し,
流体加工装置に堆積したり,加工糸に付着してその品位
を低下させるという欠点は解消されない。
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記の問題
を解決し,短繊維を含む糸条の流体加工装置を用いた糸
加工において,発生する短繊維屑で作業環境が悪化した
り,加工操業性が低下することがなく,さらに,得られ
る加工糸の品質を向上させることができる糸条流体加工
装置を提供することを技術的な課題とするものである。
を解決し,短繊維を含む糸条の流体加工装置を用いた糸
加工において,発生する短繊維屑で作業環境が悪化した
り,加工操業性が低下することがなく,さらに,得られ
る加工糸の品質を向上させることができる糸条流体加工
装置を提供することを技術的な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果,流体加工装置を
収容する遮蔽箱の特定の位置に外気導入孔を設けて積極
的に空気の流路を作り,飛散する短繊維屑をその流れに
導いて吸引,除去することで短繊維屑の飛散防止が図ら
れ,遮蔽箱内に堆積する短繊維屑が著しく減少すること
を知見して本発明に到達した。すなわち本発明は,流体
加工装置と,糸条が出入りする導糸孔を有し,流体加工
装置を取り囲んだ遮蔽箱と,遮蔽箱内で発生する短繊維
屑を箱外に吸引,除去する繊維屑吸引管とからなる糸条
流体加工装置であって,前記遮蔽箱には,繊維屑吸引管
に通じる吸引孔と流体加工装置の空気噴出領域とを結ぶ
延長線上に外気導入孔が穿設されていることを特徴とす
る糸条流体加工装置を要旨とするものである。
題を解決するために鋭意検討した結果,流体加工装置を
収容する遮蔽箱の特定の位置に外気導入孔を設けて積極
的に空気の流路を作り,飛散する短繊維屑をその流れに
導いて吸引,除去することで短繊維屑の飛散防止が図ら
れ,遮蔽箱内に堆積する短繊維屑が著しく減少すること
を知見して本発明に到達した。すなわち本発明は,流体
加工装置と,糸条が出入りする導糸孔を有し,流体加工
装置を取り囲んだ遮蔽箱と,遮蔽箱内で発生する短繊維
屑を箱外に吸引,除去する繊維屑吸引管とからなる糸条
流体加工装置であって,前記遮蔽箱には,繊維屑吸引管
に通じる吸引孔と流体加工装置の空気噴出領域とを結ぶ
延長線上に外気導入孔が穿設されていることを特徴とす
る糸条流体加工装置を要旨とするものである。
【発明の実施の形態】以下,本発明について詳細に説明
する。短繊維を含む糸条に捲縮,交絡,ループ等の流体
加工を施すには,一般に図1に示すような工程で行われ
る。すなわち,短繊維糸条Ya と長繊維糸条Yb はガイ
ド1により引揃えられて引揃え糸条Yabとなり,フィー
ドローラ2を経てガイド3により流体加工装置4内に導
入され,捲縮,交絡,ループ等の所要の加工が施されて
加工糸Y' abとなり,ガイド5を経てデリベリローラ6
により引き出され,ガイドローラ7を経て巻取りドラム
8によりパッケージ9に巻き取られる。上記の流体加工
において,引揃え糸条Yabが流体加工装置4内へ入る直
前に流体加工装置4から噴出する攪乱用流体の作用を受
けたり,流体加工装置4内で旋回や攪乱作用を受けた
り, あるいは加工糸Y' abが流体加工装置4から出た直
後に流体加工装置4から噴出する攪乱用流体の作用を受
けると,長繊維糸条Yb と引揃えられている短繊維糸条
Ya 中の把持の弱い一部の短繊維が脱落し,短繊維屑と
なって流体加工装置4の周辺に飛散し,時間の経過とと
もに付着堆積し,それらが走行する引揃え糸条Yabに飛
び込み,糸切れ等の原因となって加工操業性を著しく低
下させたり,得られる加工糸Y' abの品質にも悪影響を
及ぼすことになる。そこで,流体加工装置として本発明
の糸条流体加工装置を使用して流体加工を施せば, 上記
の問題を解決できるものである。図2は,本発明の糸条
流体加工装置の一実施態様を示す縦断面図であり,本発
明の糸条流体加工装置は, 流体加工装置4と,流体加工
装置4を取り囲んだ遮蔽箱14及び繊維屑吸引管10で構成
されている。本発明において,流体加工装置4として
は,旋回気流により糸条に仮撚を与えて捲縮を付与する
仮撚加工装置や, 流体により糸条を攪乱して交絡を付与
したり,ループやたるみを起生させる攪乱加工装置等を
使用することができる。流体加工装置4を取り囲んだ遮
蔽箱14の上板と底板には,流体加工装置4の糸条入口と
糸条出口と対向する位置に導糸孔11a, 11bがそれぞれ
設けてあり, 導糸孔11a, 11bの後方には, 吸引ブロア
ー (図示せず) を有する繊維屑吸引管10に通じる吸引
孔12がそれぞれ設けられている。さらに,遮蔽箱14に
は,吸引孔12と,流体加工装置4の糸条入口及び糸条出
口の空気噴出領域とを結ぶ延長線上に,それぞれ外気導
入孔13a, 13bが設けられている。本発明でいう流体加
工装置4の空気噴出領域とは,図2の斜線部分をいうも
のであり, したがって,吸引孔12と流体加工装置4の空
気噴出領域とを結ぶ延長線とは,空気噴出領域(斜線部
分)内のいかなる部分を通るものであってもよく,特に
限定されるものではないが,流体加工装置4の糸条入口
及び糸条出口に近い空気噴出領域との延長線上に外気導
入孔13を設けることが好ましい。その理由は,流体加工
装置4から遠ざかれば,それだけ噴出空気が拡散され,
噴出空気に含まれる短繊維屑も拡散遊離しやすくなるた
め,捕捉除去の効率をよくするには,外気導入孔13を,
できるだけ噴出領域の狭い部分,すなわち流体加工装置
4に近い部分を通る延長線上に設けるのが好ましいので
ある。上記のように,吸引孔12と流体加工装置4の糸条
入口及び糸条出口の空気噴出領域とを結ぶ延長上の遮蔽
箱14壁面に外気導入孔13a, 13bを設けることで,外気
導入孔13と吸引孔12との間に空気の流路(点線矢印)が
形成される。しかも,外気導入孔13と吸引孔12との中間
は,流体加工装置4の糸条入口と糸条出口の空気噴出領
域であるため,この噴出空気も流路に沿って吸引孔12か
ら繊維屑吸引管10に吸引される。流体加工装置4の攪乱
作用で発生する短繊維屑(風綿)は,糸条入口と糸条出
口の噴出空気に混じって噴出するため,吸引孔12と外気
導入孔13間の流路(点線矢印)にスムーズに入り込み,
繊維屑吸引管10から遮蔽箱14外に排出されることにな
る。また,この流路に入り込まない短繊維屑があって
も,遮蔽箱14内を飛散しながら最終的にはこの流路に吸
い込まれ,遮蔽箱14内を短繊維屑堆積のない状態を維持
することが可能である。本発明の効果を確認するため
に,吸引ブロアーを一定とし,吸引孔12と外気導入孔13
の断面積を種々変更することで,流路の風速を変化させ
て短繊維屑の吸引テストを実施したところ,外気導入孔
入口13における流路の風速が8m/sec 以上であれば,
スムーズに短繊維屑の吸引が行われ,長時間経過しても
遮蔽箱14内の短繊維屑堆積は認められない結果が得られ
た。したがって,使用する吸引ブロアーの風量性能に応
じて,上記の風速が得られるように吸引孔12と外気導入
孔13の孔径を適宜選定すれば,吸引作用の効果が大幅に
向上した糸条処理装置を得ることができる。上記の実施
態様は,流体加工装置4として,糸条入口と糸条出口の
両側から空気が噴出するものを用いた例であり,遮蔽箱
14には,吸引孔12と,流体加工装置4の糸条入口及び糸
条出口の空気噴出領域とを結ぶ延長線上に,それぞれ外
気導入孔13a, 13bを設けるとともに,糸条入口と糸条
出口側に繊維屑吸引管10に通じる吸引孔12a, 12bを配
設したが,糸条入口又は糸条出口のいずれか一方から空
気が噴出する流体加工装置を用いる場合には,空気が噴
出する一方側にだけ外気導入孔13と吸引孔12を設けても
よい。次に,図3は本発明の他の実施態様を示す縦断面
図であり,図2の装置において,糸条入り側の導糸孔11
aから遮蔽箱14の外方向に給糸パイプ15を配設したもの
である。通常, 流体加工装置4に給糸する際には,導糸
孔11aに給糸ガイド(図示せず)を取り付けるが,走行
する糸条がこの給糸ガイドに接触して生じる摩擦抵抗に
より短繊維屑の脱落が生じたり,遮蔽箱14内の流体加工
装置4の旋回あるいは攪乱作用が遮蔽箱14外の走行糸条
にも波及して短繊維屑の脱落や飛散が生じる場合があ
る。これらの影響で給糸ガイド周辺に短繊維屑が飛散
し,時間の経過とともに,この短繊維屑が給糸ガイド周
辺に堆積することになる。そして,短繊維屑の堆積物が
走行糸条に絡みつき,糸切れを誘発したり,加工糸の品
位を低下する原因となる。しかしながら,図3で示した
ように,糸条入り側の導糸孔11aから遮蔽箱14の外方向
に給糸パイプ15を配設しておけば,遮蔽箱14内の吸引作
用が給糸パイプ15内に遡及するので,上記のような現象
が生じた場合でも,遮蔽箱14外で発生する短繊維屑を吸
引,除去することが可能となる。上記で使用する給糸パ
イプ15は,糸条を挿入して走行させることができるもの
であればよく,例えば,市販のアルミニウム製パイプが
好ましく用いられる。また,給糸パイプ15の長さは, 流
体加工装置4の旋回あるいは攪乱作用が遡及する領域を
カバーする長さにすることが好ましい。さらに,短繊維
糸条Ya の供給方法が, フィードローラを介さないフリ
ー供給で,しかも,遮蔽箱14内の流体加工装置4入口で
長繊維糸条Yb と合糸, 混繊する場合,クリール上から
遮蔽箱14に到る糸条経路を全て給糸パイプ15にして短繊
維糸条Ya を給糸すれば,糸条経路で生じる短繊維屑は
給糸パイプ15を介して全て遮蔽箱14内に吸引され,繊維
屑吸引管10から排出,除去することが可能となり,作業
環境の一層の改善と加工糸の品質安定化を図ることがで
きるものである。
する。短繊維を含む糸条に捲縮,交絡,ループ等の流体
加工を施すには,一般に図1に示すような工程で行われ
る。すなわち,短繊維糸条Ya と長繊維糸条Yb はガイ
ド1により引揃えられて引揃え糸条Yabとなり,フィー
ドローラ2を経てガイド3により流体加工装置4内に導
入され,捲縮,交絡,ループ等の所要の加工が施されて
加工糸Y' abとなり,ガイド5を経てデリベリローラ6
により引き出され,ガイドローラ7を経て巻取りドラム
8によりパッケージ9に巻き取られる。上記の流体加工
において,引揃え糸条Yabが流体加工装置4内へ入る直
前に流体加工装置4から噴出する攪乱用流体の作用を受
けたり,流体加工装置4内で旋回や攪乱作用を受けた
り, あるいは加工糸Y' abが流体加工装置4から出た直
後に流体加工装置4から噴出する攪乱用流体の作用を受
けると,長繊維糸条Yb と引揃えられている短繊維糸条
Ya 中の把持の弱い一部の短繊維が脱落し,短繊維屑と
なって流体加工装置4の周辺に飛散し,時間の経過とと
もに付着堆積し,それらが走行する引揃え糸条Yabに飛
び込み,糸切れ等の原因となって加工操業性を著しく低
下させたり,得られる加工糸Y' abの品質にも悪影響を
及ぼすことになる。そこで,流体加工装置として本発明
の糸条流体加工装置を使用して流体加工を施せば, 上記
の問題を解決できるものである。図2は,本発明の糸条
流体加工装置の一実施態様を示す縦断面図であり,本発
明の糸条流体加工装置は, 流体加工装置4と,流体加工
装置4を取り囲んだ遮蔽箱14及び繊維屑吸引管10で構成
されている。本発明において,流体加工装置4として
は,旋回気流により糸条に仮撚を与えて捲縮を付与する
仮撚加工装置や, 流体により糸条を攪乱して交絡を付与
したり,ループやたるみを起生させる攪乱加工装置等を
使用することができる。流体加工装置4を取り囲んだ遮
蔽箱14の上板と底板には,流体加工装置4の糸条入口と
糸条出口と対向する位置に導糸孔11a, 11bがそれぞれ
設けてあり, 導糸孔11a, 11bの後方には, 吸引ブロア
ー (図示せず) を有する繊維屑吸引管10に通じる吸引
孔12がそれぞれ設けられている。さらに,遮蔽箱14に
は,吸引孔12と,流体加工装置4の糸条入口及び糸条出
口の空気噴出領域とを結ぶ延長線上に,それぞれ外気導
入孔13a, 13bが設けられている。本発明でいう流体加
工装置4の空気噴出領域とは,図2の斜線部分をいうも
のであり, したがって,吸引孔12と流体加工装置4の空
気噴出領域とを結ぶ延長線とは,空気噴出領域(斜線部
分)内のいかなる部分を通るものであってもよく,特に
限定されるものではないが,流体加工装置4の糸条入口
及び糸条出口に近い空気噴出領域との延長線上に外気導
入孔13を設けることが好ましい。その理由は,流体加工
装置4から遠ざかれば,それだけ噴出空気が拡散され,
噴出空気に含まれる短繊維屑も拡散遊離しやすくなるた
め,捕捉除去の効率をよくするには,外気導入孔13を,
できるだけ噴出領域の狭い部分,すなわち流体加工装置
4に近い部分を通る延長線上に設けるのが好ましいので
ある。上記のように,吸引孔12と流体加工装置4の糸条
入口及び糸条出口の空気噴出領域とを結ぶ延長上の遮蔽
箱14壁面に外気導入孔13a, 13bを設けることで,外気
導入孔13と吸引孔12との間に空気の流路(点線矢印)が
形成される。しかも,外気導入孔13と吸引孔12との中間
は,流体加工装置4の糸条入口と糸条出口の空気噴出領
域であるため,この噴出空気も流路に沿って吸引孔12か
ら繊維屑吸引管10に吸引される。流体加工装置4の攪乱
作用で発生する短繊維屑(風綿)は,糸条入口と糸条出
口の噴出空気に混じって噴出するため,吸引孔12と外気
導入孔13間の流路(点線矢印)にスムーズに入り込み,
繊維屑吸引管10から遮蔽箱14外に排出されることにな
る。また,この流路に入り込まない短繊維屑があって
も,遮蔽箱14内を飛散しながら最終的にはこの流路に吸
い込まれ,遮蔽箱14内を短繊維屑堆積のない状態を維持
することが可能である。本発明の効果を確認するため
に,吸引ブロアーを一定とし,吸引孔12と外気導入孔13
の断面積を種々変更することで,流路の風速を変化させ
て短繊維屑の吸引テストを実施したところ,外気導入孔
入口13における流路の風速が8m/sec 以上であれば,
スムーズに短繊維屑の吸引が行われ,長時間経過しても
遮蔽箱14内の短繊維屑堆積は認められない結果が得られ
た。したがって,使用する吸引ブロアーの風量性能に応
じて,上記の風速が得られるように吸引孔12と外気導入
孔13の孔径を適宜選定すれば,吸引作用の効果が大幅に
向上した糸条処理装置を得ることができる。上記の実施
態様は,流体加工装置4として,糸条入口と糸条出口の
両側から空気が噴出するものを用いた例であり,遮蔽箱
14には,吸引孔12と,流体加工装置4の糸条入口及び糸
条出口の空気噴出領域とを結ぶ延長線上に,それぞれ外
気導入孔13a, 13bを設けるとともに,糸条入口と糸条
出口側に繊維屑吸引管10に通じる吸引孔12a, 12bを配
設したが,糸条入口又は糸条出口のいずれか一方から空
気が噴出する流体加工装置を用いる場合には,空気が噴
出する一方側にだけ外気導入孔13と吸引孔12を設けても
よい。次に,図3は本発明の他の実施態様を示す縦断面
図であり,図2の装置において,糸条入り側の導糸孔11
aから遮蔽箱14の外方向に給糸パイプ15を配設したもの
である。通常, 流体加工装置4に給糸する際には,導糸
孔11aに給糸ガイド(図示せず)を取り付けるが,走行
する糸条がこの給糸ガイドに接触して生じる摩擦抵抗に
より短繊維屑の脱落が生じたり,遮蔽箱14内の流体加工
装置4の旋回あるいは攪乱作用が遮蔽箱14外の走行糸条
にも波及して短繊維屑の脱落や飛散が生じる場合があ
る。これらの影響で給糸ガイド周辺に短繊維屑が飛散
し,時間の経過とともに,この短繊維屑が給糸ガイド周
辺に堆積することになる。そして,短繊維屑の堆積物が
走行糸条に絡みつき,糸切れを誘発したり,加工糸の品
位を低下する原因となる。しかしながら,図3で示した
ように,糸条入り側の導糸孔11aから遮蔽箱14の外方向
に給糸パイプ15を配設しておけば,遮蔽箱14内の吸引作
用が給糸パイプ15内に遡及するので,上記のような現象
が生じた場合でも,遮蔽箱14外で発生する短繊維屑を吸
引,除去することが可能となる。上記で使用する給糸パ
イプ15は,糸条を挿入して走行させることができるもの
であればよく,例えば,市販のアルミニウム製パイプが
好ましく用いられる。また,給糸パイプ15の長さは, 流
体加工装置4の旋回あるいは攪乱作用が遡及する領域を
カバーする長さにすることが好ましい。さらに,短繊維
糸条Ya の供給方法が, フィードローラを介さないフリ
ー供給で,しかも,遮蔽箱14内の流体加工装置4入口で
長繊維糸条Yb と合糸, 混繊する場合,クリール上から
遮蔽箱14に到る糸条経路を全て給糸パイプ15にして短繊
維糸条Ya を給糸すれば,糸条経路で生じる短繊維屑は
給糸パイプ15を介して全て遮蔽箱14内に吸引され,繊維
屑吸引管10から排出,除去することが可能となり,作業
環境の一層の改善と加工糸の品質安定化を図ることがで
きるものである。
【発明の効果】本発明の糸条流体加工装置は,繊維屑吸
引管に設ける吸引ブロアーの性能を最大限に活用し,風
速と空気の流路を積極的に作り,遮蔽箱内に飛散する短
繊維屑をこの流路に導いてスムーズに吸引除去すること
が可能となる。したがって,この装置を使用して短繊維
を含む糸条の流体加工を施せば,糸加工工程で生じる短
繊維屑のほとんどを効率よく吸引, 除去して,機台や加
工中の糸条及び作業場内の壁,床等に付着,堆積するの
を防ぐことができ,良好な加工操業性と作業環境を維持
することが可能となり,さらに, 得られる加工糸の短繊
維屑付着による品質低下を防止することができる。
引管に設ける吸引ブロアーの性能を最大限に活用し,風
速と空気の流路を積極的に作り,遮蔽箱内に飛散する短
繊維屑をこの流路に導いてスムーズに吸引除去すること
が可能となる。したがって,この装置を使用して短繊維
を含む糸条の流体加工を施せば,糸加工工程で生じる短
繊維屑のほとんどを効率よく吸引, 除去して,機台や加
工中の糸条及び作業場内の壁,床等に付着,堆積するの
を防ぐことができ,良好な加工操業性と作業環境を維持
することが可能となり,さらに, 得られる加工糸の短繊
維屑付着による品質低下を防止することができる。
【図1】糸条流体加工工程を示す概略説明図である。
【図2】本発明の糸条流体加工装置の一実施態様を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】本発明の糸条流体加工装置の他の実施態様を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
4 流体加工装置 10 繊維屑吸引管 11, 11a,11b 導糸孔 12, 12a,12b 吸引孔 13, 13a,13b 外気導入孔 14 遮蔽箱 15 給糸パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 流体加工装置と,糸条が出入りする導糸
孔を有し,流体加工装置を取り囲んだ遮蔽箱と,遮蔽箱
内で発生する短繊維屑を箱外に吸引,除去する繊維屑吸
引管とからなる糸条流体加工装置であって,前記遮蔽箱
には,繊維屑吸引管に通じる吸引孔と流体加工装置の空
気噴出領域とを結ぶ延長線上に外気導入孔が穿設されて
いることを特徴とする糸条流体加工装置。 - 【請求項2】 糸条入り側の導糸孔から遮蔽箱の外方向
に給糸パイプを配設してなる請求項1記載の糸条流体加
工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14393696A JPH1025641A (ja) | 1996-05-09 | 1996-06-06 | 糸条流体加工装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11460096 | 1996-05-09 | ||
| JP8-114600 | 1996-05-09 | ||
| JP14393696A JPH1025641A (ja) | 1996-05-09 | 1996-06-06 | 糸条流体加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025641A true JPH1025641A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=26453329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14393696A Pending JPH1025641A (ja) | 1996-05-09 | 1996-06-06 | 糸条流体加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1025641A (ja) |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP14393696A patent/JPH1025641A/ja active Pending
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