JPH10256643A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置Info
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- JPH10256643A JPH10256643A JP5507097A JP5507097A JPH10256643A JP H10256643 A JPH10256643 A JP H10256643A JP 5507097 A JP5507097 A JP 5507097A JP 5507097 A JP5507097 A JP 5507097A JP H10256643 A JPH10256643 A JP H10256643A
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Abstract
いながら、放熱にも優れた半導体レーザー装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 本発明の半導体レーザ装置は、金属製の
ヒートシンク7と、前記ヒートシン7ク上に搭載される
絶縁体8と、前記絶縁体8に搭載される導電性のサブマ
ウ9ントと、前記サブマウントにPNジャンクションの
P側面が電気的に接続するように搭載された半導体レー
ザ素子10と、前記サブマント9近傍に配置されたリー
ドピン5を有する半導体レーザ装置において、前記ヒー
トシンク7と半導体レーザ素子10のN側とが金属ワイ
ヤ12で電気的に接続されるとともに、前記リードピン
5とサブマント9が金属ワイヤ14電気的に接続されて
いるされていることを特徴とするものである。
Description
関し、特に放熱性に優れ、しかも安価な半導体レーザ装
置を関する。
ィスクドライブおよび、DVD用ディスクドライブのピ
ックアップ光源として半導体レーザ素子を組み込んだ半
導体レーザ装置が知られている。この半導体レーザ素子
は内部に形成されたPNジャンクションに電流を注入す
ることでレーザ光が照射されるが、同時に熱が発生す
る。一般に半導体レーザ素子ではこの熱を効率よく放熱
させるため、半導体レーザ素子のP側面を下にして(=
ジャンクションダウン方式)熱伝導性のよいSi製のサ
ブマウントに搭載し、半導体レーザ素子からの熱をこの
サブマントに伝えて放熱させる構造が採用されている。
特に、この構造によれば半導体レーザ素子のP側面を下
にしているので、発熱源であるPNジャンクションとサ
ブマウントの距離を短くすることができ、半導体レーザ
素子からの熱をさらに効率よくサブマウントに伝わるこ
とになる。図5に、従来の半導体レーザ素子が搭載され
たサブマウントを利用した半導体レーザ装置の実装構造
を示している。Cu等からなるヒートシンク21に半田
を介して導電性のSiサブマウント22が搭載されてい
る。サブマウント22の表面には酸化膜23(=SiO
2)介してAl配線24が形成されるとともに、Alパ
ッド25が直接形成されている。Al配線24には放熱
効果を上げるためジャンクションダウン方式で半導体レ
ーザ素子26が搭載されている。そして、半導体レーザ
素子26のN側面とAlパッド25が金属ワイヤ27に
より電気的に接続されている。サブマウント22の近傍
には半導体レーザ素子26に外部から電流を供給するた
めのリードピン28が配置されており、このリードピン
28とAl配線24とが金属ワイヤ29により電気的に
接続されている。一般にMO、CD−Rなどの光ディス
ク用の半導体レーザ装置においてはプラス電源が使用さ
れるため、ヒートシンク21がコモン、即ちマイナス電
極となり、リードピン28がプラス電極となる。その結
果、電流が矢印に示すように、リードピン28→金属ワ
イヤ29→Al配線24→半導体レーザ素子26のP側
面→半導体レーザ素子26のN側面→金属ワイヤ27→
Alパッド25→サブマウント22→ヒートシンク21
の順に流れることにより、半導体レーザ素子26が駆動
されレーザ光を放出する。
導体レーザ装置においては半導体レーザ素子26をジャ
ンクションダウン方式でサブマウント22にて搭載する
必要があるのと、ヒートシンク21をマイナス電極とす
る必要があるため、導電性のサブマウント22を用いる
場合には、半導体レーザ素子26が搭載されるAlパッ
ド25とサブマント22を酸化膜23で絶縁しなければ
ならなかった。しかしながら、図7の表に示すように、
酸化膜23(=SiO2)はサブマウント22(=S
i)に比較して熱伝導率が非常に小さいため、半導体レ
ーザ素子26で発生した熱を酸化膜23の存在によりサ
ブマウント22側に効率よく逃がすことができないとい
った欠点があった。一方、Si製のサブマウントでな
く、AlNのように絶縁物でありながら熱伝導率がSi
以上のものをサブマウントとして使用することが知られ
ている。図6に、AlN製のサブマウントを利用した半
導体レーザ装置の実装構造を示している。Cu等からな
るヒートシンク21上に絶縁体であるAlN製のサブマ
ウント30が搭載されている。サブマウント30の表面
にはAl配線31及びAl配線32が電気的に分離する
ように形成されるとともに、Al配線31上には半導体
レーザ素子26がジャンクションダウン方式で搭載され
ている。そして、半導体レーザ素子26のN側面とAl
配線32が金属ワイヤ33により、Al配線32とヒー
トシンク21が金属ワイヤ34により電気的に接続され
ている。さらに、サブマウント30の近傍には半導体レ
ーザ素子26に外部からの電流を供給するためのリード
ピン28が配置されており、このリードピン28とAl
配線31とが金属ワイヤ35により電気的に接続されて
いる。この構造の半導体レーザ装置では、電流が矢印に
示すように、リードピン28→金属ワイヤ35→Al配
線31→半導体レーザ素子26のP側面→半導体レーザ
素子26のN側面→金属ワイヤ33→Al配線32→金
属ワイヤ34→ヒートシンク21の順に流れることによ
り、半導体レーザ素子26が駆動されレーザ光を放出す
る。この半導体レーザ装置ではサブマウント22がAl
Nの絶縁体であるので、Al配線31の下面に放熱性の
悪い酸化膜を形成する必要がない。従って、半導体レー
ザ素子26で発生した熱をAl配線31のみを介してサ
ブマウント30に伝えることができるので、Si製のサ
ブマウントに比較して効率的に放熱させることができ
る。ところで、図5及び図6に示す、いずれの半導体レ
ーザ装置においても半導体レーザ素子26をサブマウン
ト22,30上に搭載することで放熱性を向上させてい
るが、一方で次のような利点も有している。すなわち、
半導体レーザ素子26自体が非常に小さいため、素子の
状態でスクリーニング試験等することは取扱い上不便で
あるが、半導体レーザ素子26を素子の何十倍の大きさ
のサブマウント22,30上に搭載した状態で、つまり
これを一単位として測定等を行えば、取扱いを容易なも
のとすることができる。一般的な半導体レーザ装置の組
立工程においては、半導体レーザ素子26をサブマウン
ト22,30上に搭載した状態で電気的光学的特性等を
測定し、必要があれば通電バーンイン等のスクリーニン
グ試験を実施し、良品となった半導体レーザ素子26搭
載のサブマウント22,30のみがヒートシンク21に
取付けられ、不良品はそのまま、半導体レーザ素子26
及びサブマウント22,30の両方が、廃棄される。上
述の組立工程において、Si製のサブマウント22を使
用する場合、サブマウント22の価格が比較的安価なの
で廃棄による損失はあまり問題とならない。しかし、A
lN等のように絶縁体でありながら熱伝率の高い物質の
場合、半導体レーザ装置としての放熱性はSi製のサブ
マウントを使用するより優れているが、価格がSi製に
比べ数十倍と非常に高価であるため廃棄による損失が膨
大なものとなっていた。その結果、半導体レーザ装置自
体のコストアップになるという問題を招いていた。本発
明の目的は、安価なSi製のサブマウントを用いなが
ら、放熱にも優れた半導体レーザー装置を提供すること
にある。
成するために次のような構成をとる。すなわち、本発明
の半導体レーザ装置は、金属製のヒートシンクと、前記
ヒートシンク上に搭載される絶縁体と、前記絶縁体に搭
載される導電性のサブマウントと、前記サブマウントに
PNジャンクションのP側面が電気的に接続するように
搭載された半導体レーザ素子と、前記サブマント近傍に
配置されたリードピンを有する半導体レーザ装置におい
て、前記ヒートシンクと半導体レーザ素子のN側とが電
気的に接続されるとともに、前記リードピンとサブマン
トが電気的に接続されているされていることを特徴とす
るものである。また、本発明の半導体レーザ装置は、前
記ヒートシンクと半導体レーザ素子のN側とがサブマウ
ント上の絶縁膜に形成された金属配線を介して電気的に
接続されていことを特徴とするものである。また、本発
明の半導体レーザ装置は、絶縁体がサブマウントと同等
以上の熱伝導率を有することを特徴とするものである。
図3を参照しつつ具体的に説明する。図1は本発明の一
実施例である半導体レーザ装置の概略構成を、図2は図
1に示す半導体レーザ装置の実装構造を示している。半
導体レーザ装置は外観的にはキャン封止構造をしてお
り、円板状のステム1と、ステム1の主面に気密的に取
り付けらたキャップ2と、ステム1の裏面に設けられた
3本のリードピン3,4,5から構成されている。3本
のリードピンの内リードピン3はステム1に電気的に導
通するよう直接固定されており、残りの2本のリードピ
ン4,5は絶縁体6により固定されている。ステム1と
キャップ2により形成されるパッケージ内において、ス
テム1の主面上には半導体レーザ素子10の後方から照
射されるレーザ光を受光し、光出力をモニターするため
の受光素子51が搭載されており、受光素子51はステ
ム1を介してリードピン3と電気的に接続されている。
さらに受光素子51の上面とリードピン4とが金属ワイ
ヤ52より電気的に接続されている。キャップ2の天井
部には窓が形成されており、この窓を塞ぐように透明な
ガラス板53が貼りつけられている。半導体レーザ素子
10の前方から照射されるレーザ光は、このガラス板5
3を透過して外部へ放射される。次に、本発明の半導体
レーザ装置における特徴的な実装構造について説明す
る。ステム1とキャップ2により形成されるパッケージ
内において、ヒートシンク7はステム1に対して垂直方
向にろう材等で固定されるとともに、ステム1を介して
リードピン3と電気的に接続される。ヒートシンク7に
は、一般的に放熱性が高く、しかも電気導電性が高い金
属、例えばCu又はAgが使用される。ヒートシンク7
にはAlN,SiC又はBeOのように絶縁物でありな
がらしかも熱伝導率が高い絶縁体8が搭載されている。
そして、絶縁体8上にはSi製等の安価で、熱導電率が
高く、導電性のサブマント9が搭載されている。サブマ
ウント9の表面に、放熱効果を上げるためジャンクショ
ンダウン方式で、半導体レーザ素子10がAl等からな
るパッド11に直接マウントされている。その結果、半
導体レーザ素子10の下面、即ちP側面とサブマウント
9とがパッド11を介して電気的に接続される。半導体
レーザ素子10の上面、即ちN側面とヒートシンク7が
金属ワイヤ12により電気的に接続されている。サブマ
ウント9の近傍には外部から半導体レーザ素子10に電
流を供給するためのリードピン5がヒートシンク7と略
平行するように配置されており、このリードピン5とサ
ブマウント9の表面に形成されたAl等からなるパッド
13とが金属ワイヤ14により電気的に接続されてい
る。この構造における半導体レーザ装置の電流は矢印に
示すように、リードピン5→金属ワイヤ14→パッド1
3→サブマント9→パッド11→半導体レーザ素子10
のP側面→半導体レーザ素子10のN側面→金属ワイヤ
12→ヒートシンク7の順に流れ、半導体レーザ素子1
0が駆動されレーザ光を放出する。次に、半導体レーザ
素子10で発生する熱は、半導体レーザ素子10とサブ
マウント9との間には放熱性の悪い酸化膜(=Si
O2)が介在せず、放熱性の良いパッドのみ介している
ので、効率よくサブマウント9へ伝えられる。さらに、
サブマウント9に伝えられた熱は絶縁体8を介してヒー
トシンク7へも伝えられ、そこから外部へと放散され
る。電流の流れだけを考えれば、絶縁体8はサブマウン
ト9とヒートシンク7との間を電気的に絶縁できる物質
であれば良いが、サブマント9に伝えられた熱を効率よ
くヒートシンク7に伝えるためには、絶縁体8はサブマ
ウント9と同等以上の熱伝導率を有する物質、例えばA
lN、SiC,BeO等を使用することが望まれる。半
導体レーザ素子10に発生する熱がサブマウント9から
ヒートシンク7に伝えられ外部へ放散されることによっ
て、半導体レーザ装置全体として十分な放熱特性を有す
ることになるからである。本発明ではサブマウント9と
ヒートシンク7との間にAlN等の絶縁体8を介在させ
る構造とすることで放熱性を向上させているが、一方で
廃棄損失に対する問題も解決している。つまり、本発明
においても高価なAlN等の絶縁体8を使用してるが、
この絶縁体8は予めヒートシンク7上に固定して設けら
れたものであり、実際に電気的光学的特性等が測定さ
れ、通電バーンイン等のスクリーニング試験を実施され
るのは、あくまで半導体レーザ素子10搭載のサブマウ
ント9のみである。従って、上記のスクリーニング試験
等により不良品となった場合にも、廃棄されるのは安価
な半導体レーザ素子10搭載のサブマウント9のみであ
り、高価なAlN等の絶縁体8がスクリーニング試験等
の結果により廃棄されることはない。本発明の半導体レ
ーザ装置の組立工程においては、従来と同様半導体レー
ザ素子10をサブマウント9上に搭載した状態で電気的
光学的特性等を測定し、必要があれば通電バーンイン等
のスクリーニング試験を実施し、良品となった半導体レ
ーザ素子10搭載のサブマウント9を、ヒートシンク7
上の予め設けられた絶縁体8上に搭載することになる。
次に、本発明の半導体レーザ装置における他の実装構造
を図3に示す。ステムとキャップにより形成されるパッ
ケージ内において、放熱性が高く、しかも電気導電性が
高い金属、例えばCu又はAgからなるヒートシンク7
がステムにろう材等で固定されている。ヒートシンク7
にはAlN又はSiC等のように絶縁物でありながらし
かも熱伝導率が高い絶縁体8が設けられている。そし
て、絶縁体8上にはSi製等の安価で、熱導電率が高
く、導電性のサブマント9が搭載されている。サブマウ
ント9の表面に、放熱効果を上げるためジャンクション
ダウン方式で、半導体レーザ素子10がパッド11を介
してマウントされている。その結果、半導体レーザ素子
10の下面、即ちP側面とサブマウント9とがパッド1
1を介して電気的に接続される。また、半導体レーザ素
子10の上面、即ちN側面とサブマウント9上に酸化膜
15を介して形成されたAl等からなる金属配線16と
が金属ワイヤ17により電気的に接続されている。金属
配線16とヒートシンク7とが金属ワイヤ18により電
気的に接続されている。さらに、リードピン5とサブマ
ウント9の表面に形成されたパッド13とが金属ワイヤ
14により電気的に接続されている。この構造における
半導体レーザ装置の電流は矢印に示すように、リードピ
ン5→金属ワイヤ14→パッド13→サブマント9→パ
ッド11→半導体レーザ素子10のP側面→半導体レー
ザ素子10のN側面→金属ワイヤ17→金属配線16→
金属ワイヤ18→ヒートシンク7の順に流れ、半導体レ
ーザ素子10が駆動されレーザ光を放出する。本構造と
することで、特に、電気的光学的特性等の測定や、通電
バーンイン等のスクリーニング試験等において次のよう
な利点がある。図4に示すように、半導体レーザ10素
子搭載のサブマウント9で上記の試験を行おうとする
と、(a)の場合においては、測定器41から導出した
プローブ42を半導体レーザ素子10に直接接触させ
て、矢印に示すように測定器41→測定台43→サブマ
ウント9→半導体レーザ素子10→プローブ42→測定
器41の順で電流を供給し、電気的光学的特性を測定す
る。しかし、(b)の場合においては、サブマウント9
上の絶縁膜17上に形成された金属配線18に測定器4
1から導出したプローブ42を接触させて、矢印に示す
ように測定器41→測定台43→サブマウント9→パッ
ド11→半導体レーザ素子10→金属ワイヤ17→金属
配線16→プローブ42→測定器41の順で電流を供給
し、電気的光学的特性を測定する。かかる場合におい
て、(a)では半導体レーザ素子10にプローブ42が
接触する構造なので、測定時に半導体レーザ素子10に
衝撃を与えないようにする必要があるが、(b)では金
属配線16にプローブ42を接触させる構造なので半導
体レーザ素子10に影響を与えることなく測定が可能と
なる。
ば、半導体レーザ素子の下面に酸化膜等の放熱性の悪い
絶縁膜が存在しないので放熱が良く、しかも安価なSi
製のサブマウントに搭載された状態で半導体レーザ素子
をスクリーニング試験等できるのでAlN等の高価な絶
縁体を使用するのも拘わらず、従来と同様の廃棄損失に
抑えることができる。
明図。
す説明図。
す説明図。
図。
図。
関し、特に放熱性に優れ、しかも安価な半導体レーザ装
置を関する。
ィスクドライブおよび、DVD用ディスクドライブのピ
ックアップ光源として半導体レーザ素子を組み込んだ半
導体レーザ装置が知られている。この半導体レーザ素子
は内部に形成されたPNジャンクションに電流を注入す
ることでレーザ光が照射されるが、同時に熱が発生す
る。一般に半導体レーザ素子ではこの熱を効率よく放熱
させるため、半導体レーザ素子のP側面を下にして(=
ジャンクションダウン方式)熱伝導性のよいSi製のサ
ブマウントに搭載し、半導体レーザ素子からの熱をこの
サブマントに伝えて放熱させる構造が採用されている。
特に、この構造によれば半導体レーザ素子のP側面を下
にしているので、発熱源であるPNジャンクションとサ
ブマウントの距離を短くすることができ、半導体レーザ
素子からの熱をさらに効率よくサブマウントに伝わるこ
とになる。
れたサブマウントを利用した半導体レーザ装置の実装構
造を示している。Cu等からなるヒートシンク21に半
田を介して導電性のSiサブマウント22が搭載されて
いる。サブマウント22の表面には酸化膜23(=Si
O2)介してAl配線24が形成されるとともに、Al
パッド25が直接形成されている。Al配線24には放
熱効果を上げるためジャンクションダウン方式で半導体
レーザ素子26が搭載されている。そして、半導体レー
ザ素子26のN側面とAlパッド25が金属ワイヤ27
により電気的に接続されている。
素子26に外部から電流を供給するためのリードピン2
8が配置されており、このリードピン28とAl配線2
4とが金属ワイヤ29により電気的に接続されている。
一般にMO、CD−Rなどの光ディスク用の半導体レー
ザ装置においてはプラス電源が使用されるため、ヒート
シンク21がコモン、即ちマイナス電極となり、リード
ピン28がプラス電極となる。その結果、電流が矢印に
示すように、リードピン28→金属ワイヤ29→Al配
線24→半導体レーザ素子26のP側面→半導体レーザ
素子26のN側面→金属ワイヤ27→Alパッド25→
サブマウント22→ヒートシンク21の順に流れること
により、半導体レーザ素子26が駆動されレーザ光を放
出する。
導体レーザ装置においては半導体レーザ素子26をジャ
ンクションダウン方式でサブマウント22にて搭載する
必要があるのと、ヒートシンク21をマイナス電極とす
る必要があるため、導電性のサブマウント22を用いる
場合には、半導体レーザ素子26が搭載されるAlパッ
ド25とサブマント22を酸化膜23で絶縁しなければ
ならなかった。
化膜23(=SiO2)はサブマウント22(=Si)
に比較して熱伝導率が非常に小さいため、半導体レーザ
素子26で発生した熱を酸化膜23の存在によりサブマ
ウント22側に効率よく逃がすことができないといった
欠点があった。一方、Si製のサブマウントでなく、A
lNのように絶縁物でありながら熱伝導率がSi以上の
ものをサブマウントとして使用することが知られてい
る。
た半導体レーザ装置の実装構造を示している。Cu等か
らなるヒートシンク21上に絶縁体であるAlN製のサ
ブマウント30が搭載されている。サブマウント30の
表面にはAl配線31及びAl配線32が電気的に分離
するように形成されるとともに、Al配線31上には半
導体レーザ素子26がジャンクションダウン方式で搭載
されている。そして、半導体レーザ素子26のN側面と
Al配線32が金属ワイヤ33により、Al配線32と
ヒートシンク21が金属ワイヤ34により電気的に接続
されている。
体レーザ素子26に外部からの電流を供給するためのリ
ードピン28が配置されており、このリードピン28と
Al配線31とが金属ワイヤ35により電気的に接続さ
れている。この構造の半導体レーザ装置では、電流が矢
印に示すように、リードピン28→金属ワイヤ35→A
l配線31→半導体レーザ素子26のP側面→半導体レ
ーザ素子26のN側面→金属ワイヤ33→Al配線32
→金属ワイヤ34→ヒートシンク21の順に流れること
により、半導体レーザ素子26が駆動されレーザ光を放
出する。
2がAlNの絶縁体であるので、Al配線31の下面に
放熱性の悪い酸化膜を形成する必要がない。従って、半
導体レーザ素子26で発生した熱をAl配線31のみを
介してサブマウント30に伝えることができるので、S
i製のサブマウントに比較して効率的に放熱させること
ができる。
半導体レーザ装置においても半導体レーザ素子26をサ
ブマウント22,30上に搭載することで放熱性を向上
させているが、一方で次のような利点も有している。す
なわち、半導体レーザ素子26自体が非常に小さいた
め、素子の状態でスクリーニング試験等することは取扱
い上不便であるが、半導体レーザ素子26を素子の何十
倍の大きさのサブマウント22,30上に搭載した状態
で、つまりこれを一単位として測定等を行えば、取扱い
を容易なものとすることができる。
いては、半導体レーザ素子26をサブマウント22,3
0上に搭載した状態で電気的光学的特性等を測定し、必
要があれば通電バーンイン等のスクリーニング試験を実
施し、良品となった半導体レーザ素子26搭載のサブマ
ウント22,30のみがヒートシンク21に取付けら
れ、不良品はそのまま、半導体レーザ素子26及びサブ
マウント22,30の両方が、廃棄される。
ウント22を使用する場合、サブマウント22の価格が
比較的安価なので廃棄による損失はあまり問題とならな
い。しかし、AlN等のように絶縁体でありながら熱伝
率の高い物質の場合、半導体レーザ装置としての放熱性
はSi製のサブマウントを使用するより優れているが、
価格がSi製に比べ数十倍と非常に高価であるため廃棄
による損失が膨大なものとなっていた。その結果、半導
体レーザ装置自体のコストアップになるという問題を招
いていた。
ントを用いながら、放熱にも優れた半導体レーザー装置
を提供することにある。
成するために次のような構成をとる。すなわち、本発明
の半導体レーザ装置は、金属製のヒートシンクと、前記
ヒートシンク上に搭載される導電性のサブマウントと、
前記サブマウントにPNジャンクションのP側面が電気
的に接続するように搭載された半導体レーザ素子と、前
記サブマント近傍に配置されたリードピンを有する半導
体レーザ装置において、前記ヒートシンクと前記サブマ
ウントとの間に絶縁体が設けられるとともに、前記ヒー
トシンクと半導体レーザ素子のN側とが、前記リードピ
ンとサブマントとが電気的に接続されているされている
ことを特徴とするものである。
ヒートシンクと半導体レーザ素子のN側とがサブマウン
ト上の絶縁膜に形成された金属配線を介して電気的に接
続されていことを特徴とするものである。また、本発明
の半導体レーザ装置は、絶縁体がサブマウントと同等以
上の熱伝導率を有することを特徴とするものである。
図3を参照しつつ具体的に説明する。図1は本発明の一
実施例である半導体レーザ装置の概略構成を、図2は図
1に示す半導体レーザ装置の実装構造を示している。半
導体レーザ装置は外観的にはキャン封止構造をしてお
り、円板状のステム1と、ステム1の主面に気密的に取
り付けらたキャップ2と、ステム1の裏面に設けられた
3本のリードピン3,4,5から構成されている。3本
のリードピンの内リードピン3はステム1に電気的に導
通するよう直接固定されており、残りの2本のリードピ
ン4,5は絶縁体6により固定されている。
ッケージ内において、ステム1の主面上には半導体レー
ザ素子10の後方から照射されるレーザ光を受光し、光
出力をモニターするための受光素子51が搭載されてお
り、受光素子51はステム1を介してリードピン3と電
気的に接続されている。さらに受光素子51の上面とリ
ードピン4とが金属ワイヤ52より電気的に接続されて
いる。
り、この窓を塞ぐように透明なガラス板53が貼りつけ
られている。半導体レーザ素子10の前方から照射され
るレーザ光は、このガラス板53を透過して外部へ放射
される。次に、本発明の半導体レーザ装置における特徴
的な実装構造について説明する。
ッケージ内において、ヒートシンク7はステム1に対し
て垂直方向にろう材等で固定されるとともに、ステム1
を介してリードピン3と電気的に接続される。ヒートシ
ンク7には、一般的に放熱性が高く、しかも電気導電性
が高い金属、例えばCu又はAgが使用される。ヒート
シンク7にはAlN,SiC又はBeOのように絶縁物
でありながらしかも熱伝導率が高い絶縁体8が搭載され
ている。そして、絶縁体8上にはSi製等の安価で、熱
導電率が高く、導電性のサブマント9が搭載されてい
る。サブマウント9の表面に、放熱効果を上げるためジ
ャンクションダウン方式で、半導体レーザ素子10がA
l等からなるパッド11に直接マウントされている。そ
の結果、半導体レーザ素子10の下面、即ちP側面とサ
ブマウント9とがパッド11を介して電気的に接続され
る。
とヒートシンク7が金属ワイヤ12により電気的に接続
されている。サブマウント9の近傍には外部から半導体
レーザ素子10に電流を供給するためのリードピン5が
ヒートシンク7と略平行するように配置されており、こ
のリードピン5とサブマウント9の表面に形成されたA
l等からなるパッド13とが金属ワイヤ14により電気
的に接続されている。
は矢印に示すように、リードピン5→金属ワイヤ14→
パッド13→サブマント9→パッド11→半導体レーザ
素子10のP側面→半導体レーザ素子10のN側面→金
属ワイヤ12→ヒートシンク7の順に流れ、半導体レー
ザ素子10が駆動されレーザ光を放出する。次に、半導
体レーザ素子10で発生する熱は、半導体レーザ素子1
0とサブマウント9との間には放熱性の悪い酸化膜(=
SiO2)が介在せず、放熱性の良いパッドのみ介して
いるので、効率よくサブマウント9へ伝えられる。さら
に、サブマウント9に伝えられた熱は絶縁体8を介して
ヒートシンク7へも伝えられ、そこから外部へと放散さ
れる。
ブマウント9とヒートシンク7との間を電気的に絶縁で
きる物質であれば良いが、サブマント9に伝えられた熱
を効率よくヒートシンク7に伝えるためには、絶縁体8
はサブマウント9と同等以上の熱伝導率を有する物質、
例えばAlN、SiC,BeO等を使用することが望ま
れる。
マウント9からヒートシンク7に伝えられ外部へ放散さ
れることによって、半導体レーザ装置全体として十分な
放熱特性を有することになるからである。本発明ではサ
ブマウント9とヒートシンク7との間にAlN等の絶縁
体8を介在させる構造とすることで放熱性を向上させて
いるが、一方で廃棄損失に対する問題も解決している。
の絶縁体8を使用してるが、この絶縁体8は予めヒート
シンク7上に固定して設けられたものであり、実際に電
気的光学的特性等が測定され、通電バーンイン等のスク
リーニング試験を実施されるのは、あくまで半導体レー
ザ素子10搭載のサブマウント9のみである。従って、
上記のスクリーニング試験等により不良品となった場合
にも、廃棄されるのは安価な半導体レーザ素子10搭載
のサブマウント9のみであり、高価なAlN等の絶縁体
8がスクリーニング試験等の結果により廃棄されること
はない。
いては、従来と同様半導体レーザ素子10をサブマウン
ト9上に搭載した状態で電気的光学的特性等を測定し、
必要があれば通電バーンイン等のスクリーニング試験を
実施し、良品となった半導体レーザ素子10搭載のサブ
マウント9を、ヒートシンク7上の予め設けられた絶縁
体8上に搭載することになる。
他の実装構造を図3に示す。ステムとキャップにより形
成されるパッケージ内において、放熱性が高く、しかも
電気導電性が高い金属、例えばCu又はAgからなるヒ
ートシンク7がステムにろう材等で固定されている。ヒ
ートシンク7にはAlN又はSiC等のように絶縁物で
ありながらしかも熱伝導率が高い絶縁体8が設けられて
いる。そして、絶縁体8上にはSi製等の安価で、熱導
電率が高く、導電性のサブマント9が搭載されている。
るためジャンクションダウン方式で、半導体レーザ素子
10がパッド11を介してマウントされている。その結
果、半導体レーザ素子10の下面、即ちP側面とサブマ
ウント9とがパッド11を介して電気的に接続される。
また、半導体レーザ素子10の上面、即ちN側面とサブ
マウント9上に酸化膜15を介して形成されたAl等か
らなる金属配線16とが金属ワイヤ17により電気的に
接続されている。金属配線16とヒートシンク7とが金
属ワイヤ18により電気的に接続されている。さらに、
リードピン5とサブマウント9の表面に形成されたパッ
ド13とが金属ワイヤ14により電気的に接続されてい
る。
は矢印に示すように、リードピン5→金属ワイヤ14→
パッド13→サブマント9→パッド11→半導体レーザ
素子10のP側面→半導体レーザ素子10のN側面→金
属ワイヤ17→金属配線16→金属ワイヤ18→ヒート
シンク7の順に流れ、半導体レーザ素子10が駆動され
レーザ光を放出する。
特性等の測定や、通電バーンイン等のスクリーニング試
験等において次のような利点がある。図4に示すよう
に、半導体レーザ10素子搭載のサブマウント9で上記
の試験を行おうとすると、(a)の場合においては、測
定器41から導出したプローブ42を半導体レーザ素子
10に直接接触させて、矢印に示すように測定器41→
測定台43→サブマウント9→半導体レーザ素子10→
プローブ42→測定器41の順で電流を供給し、電気的
光学的特性を測定する。
ウント9上の絶縁膜17上に形成された金属配線18に
測定器41から導出したプローブ42を接触させて、矢
印に示すように測定器41→測定台43→サブマウント
9→パッド11→半導体レーザ素子10→金属ワイヤ1
7→金属配線16→プローブ42→測定器41の順で電
流を供給し、電気的光学的特性を測定する。
ーザ素子10にプローブ42が接触する構造なので、測
定時に半導体レーザ素子10に衝撃を与えないようにす
る必要があるが、(b)では金属配線16にプローブ4
2を接触させる構造なので半導体レーザ素子10に影響
を与えることなく測定が可能となる。
ば、半導体レーザ素子の下面に酸化膜等の放熱性の悪い
絶縁膜が存在しないので放熱が良く、しかも安価なSi
製のサブマウントに搭載された状態で半導体レーザ素子
をスクリーニング試験等できるのでAlN等の高価な絶
縁体を使用するのも拘わらず、従来と同様の廃棄損失に
抑えることができる。
明図。
す説明図。
す説明図。
図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】金属製のヒートシンクと、前記ヒートシン
ク上に搭載される絶縁体と、前記絶縁体に搭載される導
電性のサブマウントと、前記サブマウントにPNジャン
クションのP側面が電気的に接続するように搭載された
半導体レーザ素子と、前記サブマント近傍に配置された
リードピンを有する半導体レーザ装置において、前記ヒ
ートシンクと半導体レーザ素子のN側とが電気的に接続
されるとともに、前記リードピンとサブマントが電気的
に接続されているされていることを特徴とする半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項2】前記ヒートシンクと半導体レーザ素子のN
側とがサブマウント上の絶縁膜に形成された金属配線を
介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項
1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項3】前記絶縁体がサブマウントと同等以上の熱
伝導率を有することを特徴とする請求項1及び2記載の
半導体レーザ装置。 - 【請求項4】前記絶縁体がAlN又はSiC又はBe0
であることを特徴とする請求項3記載の半導体レーザ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5507097A JPH10256643A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 半導体レーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5507097A JPH10256643A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 半導体レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256643A true JPH10256643A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12988446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5507097A Pending JPH10256643A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 半導体レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10256643A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005294808A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-10-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光送信アセンブリの製造方法 |
| WO2020066821A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | ローム株式会社 | 半導体レーザ装置 |
| JPWO2019116981A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2020-12-17 | ローム株式会社 | サブマウントおよび半導体レーザ装置 |
| JP2023523975A (ja) * | 2020-04-27 | 2023-06-08 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | 半導体レーザ装置を製造する方法および半導体レーザ装置 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP5507097A patent/JPH10256643A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005294808A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-10-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光送信アセンブリの製造方法 |
| JPWO2019116981A1 (ja) * | 2017-12-15 | 2020-12-17 | ローム株式会社 | サブマウントおよび半導体レーザ装置 |
| WO2020066821A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | ローム株式会社 | 半導体レーザ装置 |
| JPWO2020066821A1 (ja) * | 2018-09-26 | 2021-08-30 | ローム株式会社 | 半導体レーザ装置 |
| US12113330B2 (en) | 2018-09-26 | 2024-10-08 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor laser device |
| JP2023523975A (ja) * | 2020-04-27 | 2023-06-08 | エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー | 半導体レーザ装置を製造する方法および半導体レーザ装置 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050301 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060808 |