JPH1025698A - 剥離シートの製造方法 - Google Patents
剥離シートの製造方法Info
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- JPH1025698A JPH1025698A JP8164881A JP16488196A JPH1025698A JP H1025698 A JPH1025698 A JP H1025698A JP 8164881 A JP8164881 A JP 8164881A JP 16488196 A JP16488196 A JP 16488196A JP H1025698 A JPH1025698 A JP H1025698A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルム基材への密着性及びシリコーンの
低温硬化性も良好で、且つ、セパレーターエージングで
の軽剥離化が少なく経時しても安定した剥離性能を示す
剥離シートの製造方法を提供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも片面に、付加反
応型シリコーンを塗布、硬化した後、該塗布面にメチル
ビニル・ジメチルポリシロキサン等のケイ素原子に直結
したビニル基もしくは高級アルケニル基を有するポリオ
ルガノシロキサンを塗布、硬化することを特徴とする。
低温硬化性も良好で、且つ、セパレーターエージングで
の軽剥離化が少なく経時しても安定した剥離性能を示す
剥離シートの製造方法を提供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも片面に、付加反
応型シリコーンを塗布、硬化した後、該塗布面にメチル
ビニル・ジメチルポリシロキサン等のケイ素原子に直結
したビニル基もしくは高級アルケニル基を有するポリオ
ルガノシロキサンを塗布、硬化することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は剥離シートの製造
方法に関し、詳述すれば基材への密着性及び90℃以下
の温度での低温硬化性が良好であり、且つ、経時しても
剥離性能の軽剥離化が少ない剥離シートの製造方法に関
するものである。
方法に関し、詳述すれば基材への密着性及び90℃以下
の温度での低温硬化性が良好であり、且つ、経時しても
剥離性能の軽剥離化が少ない剥離シートの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より付加反応型シリコーンは縮合反
応型シリコーンに比べ硬化温度が低く、シリコーンの粘
着剤への移行も少ないという長所のため幅広く使用され
ているが、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET
と称する)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)等のフィルム基材に対して密着性が悪いという
欠点がある。このような欠点を補うべく、フィルム基材
にコロナ処理を施し密着性の向上を図る手段がとられて
いるが、コロナ処理を施した場合においてもシリコーン
の基材への密着性は十分とは言い難い。そのため、シリ
コーンにシランカップリング剤などの特定の密着向上剤
を添加する方法が、また、架橋剤として特定の架橋剤を
用いることにより密着性を向上させる方法が提案されて
いるが、いずれの場合も、シリコーンの硬化性が低下す
る問題点があり、前者の場合、剥離が重くなる、また、
後者の場合、セパレーターエージング即ち、剥離シート
として製造した状態で、保存、経時した場合の軽剥離化
が著しいという欠点がある。
応型シリコーンに比べ硬化温度が低く、シリコーンの粘
着剤への移行も少ないという長所のため幅広く使用され
ているが、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET
と称する)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)等のフィルム基材に対して密着性が悪いという
欠点がある。このような欠点を補うべく、フィルム基材
にコロナ処理を施し密着性の向上を図る手段がとられて
いるが、コロナ処理を施した場合においてもシリコーン
の基材への密着性は十分とは言い難い。そのため、シリ
コーンにシランカップリング剤などの特定の密着向上剤
を添加する方法が、また、架橋剤として特定の架橋剤を
用いることにより密着性を向上させる方法が提案されて
いるが、いずれの場合も、シリコーンの硬化性が低下す
る問題点があり、前者の場合、剥離が重くなる、また、
後者の場合、セパレーターエージング即ち、剥離シート
として製造した状態で、保存、経時した場合の軽剥離化
が著しいという欠点がある。
【0003】また付加反応型シリコーンを前記の如き熱
可塑性樹脂基材シートに適用する場合、基材への熱の影
響を少なくするため、90℃以下の低温で硬化させるこ
とが好ましいが、このような低温硬化をさせるには、シ
リコーン材料中のSi−ビニル基に対してSi−H基を
過剰にする必要があり、こうした場合には特にアクリル
系粘着剤に対してセパレーターエージングで軽剥離化が
著しいという欠点もある。
可塑性樹脂基材シートに適用する場合、基材への熱の影
響を少なくするため、90℃以下の低温で硬化させるこ
とが好ましいが、このような低温硬化をさせるには、シ
リコーン材料中のSi−ビニル基に対してSi−H基を
過剰にする必要があり、こうした場合には特にアクリル
系粘着剤に対してセパレーターエージングで軽剥離化が
著しいという欠点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の付
加反応型シリコーンはPET、PE、PPなどのフィル
ム基材に対して密着性が悪く、また90℃以下の低温で
硬化させようとした場合に、セパレーターエージングで
軽剥離化が著しいという問題点を有していた。
加反応型シリコーンはPET、PE、PPなどのフィル
ム基材に対して密着性が悪く、また90℃以下の低温で
硬化させようとした場合に、セパレーターエージングで
軽剥離化が著しいという問題点を有していた。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものでフィルム基材への密着性及びシ
リコーンの90℃以下の温度での低温硬化性も良好で、
かつ、セパレーターエージングでの軽剥離化が少ない、
即ち、経時しても安定した剥離性能を示す剥離シートの
製造方法を供給することを目的とする。
るためになされたものでフィルム基材への密着性及びシ
リコーンの90℃以下の温度での低温硬化性も良好で、
かつ、セパレーターエージングでの軽剥離化が少ない、
即ち、経時しても安定した剥離性能を示す剥離シートの
製造方法を供給することを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者は、90℃以下
の温度での低温硬化性を良くするためには付加反応型シ
リコーン剥離剤におけるSi−ビニル基に対してSi−
H基が過剰に存在することは有効であり、且つ、シリコ
ーン剥離剤硬化後に残存するSi−H基が多いと、剥離
が重くなったり、経時による軽剥離化が著しいという問
題を生じることを見出し、さらに、シリコーン硬化後の
残存Si−H基の働きを抑えることにより前記問題点を
解決し得ることを見出して本発明を完成した。
の温度での低温硬化性を良くするためには付加反応型シ
リコーン剥離剤におけるSi−ビニル基に対してSi−
H基が過剰に存在することは有効であり、且つ、シリコ
ーン剥離剤硬化後に残存するSi−H基が多いと、剥離
が重くなったり、経時による軽剥離化が著しいという問
題を生じることを見出し、さらに、シリコーン硬化後の
残存Si−H基の働きを抑えることにより前記問題点を
解決し得ることを見出して本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明の剥離シートの製造方法は、
基材シートの少なくとも1面に、付加反応型シリコーン
を塗布、硬化した後、該塗布面にケイ素原子に直結した
ビニル基もしくは高級アルケニル基を有するポリオルガ
ノシロキサンを塗布、硬化することを特徴とする。
基材シートの少なくとも1面に、付加反応型シリコーン
を塗布、硬化した後、該塗布面にケイ素原子に直結した
ビニル基もしくは高級アルケニル基を有するポリオルガ
ノシロキサンを塗布、硬化することを特徴とする。
【0008】さらに、前記ビニル基もしくは高級アルケ
ニル基を有するポリオルガノシロキサンがメチルビニル
・ジメチルポリシロキサンもしくはメチル高級アルケニ
ル・ジメチルポリシロキサンであることを特徴とする。
ニル基を有するポリオルガノシロキサンがメチルビニル
・ジメチルポリシロキサンもしくはメチル高級アルケニ
ル・ジメチルポリシロキサンであることを特徴とする。
【0009】この発明の製造方法により得られた剥離シ
ートは、各種基材にSi−ビニル基に対してSi−H基
が過剰な付加反応型シリコーンを塗布、硬化した後に、
該シリコーン塗布面にケイ素(Si)原子に直結したビ
ニル基もしくは高級アルケニル基を含有するポリオルガ
ノシロキサン(以下、適宜、ビニル基等含有シリコーン
と称する)を塗布、硬化することにより、残存している
Si−H基がより少なくなるため、Si−H基を過剰に
有する付加反応型シリコーンの優れた低温硬化性を損な
うことなく、基材に対して密着性が良く、且つ、剥離性
能の経時変化が少ない剥離シートを提供しうるものであ
る。
ートは、各種基材にSi−ビニル基に対してSi−H基
が過剰な付加反応型シリコーンを塗布、硬化した後に、
該シリコーン塗布面にケイ素(Si)原子に直結したビ
ニル基もしくは高級アルケニル基を含有するポリオルガ
ノシロキサン(以下、適宜、ビニル基等含有シリコーン
と称する)を塗布、硬化することにより、残存している
Si−H基がより少なくなるため、Si−H基を過剰に
有する付加反応型シリコーンの優れた低温硬化性を損な
うことなく、基材に対して密着性が良く、且つ、剥離性
能の経時変化が少ない剥離シートを提供しうるものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明の製造方法においては、まず、剥離
シートに用いる基材シートの少なくとも片面にシリコー
ン剥離剤として、付加反応型シリコーンを塗布し、反応
硬化させる。
シートに用いる基材シートの少なくとも片面にシリコー
ン剥離剤として、付加反応型シリコーンを塗布し、反応
硬化させる。
【0012】本発明に使用する基材シートとしては、2
0〜150g/m2 程度の坪量を有するクラフト紙や上
質紙、グラシン紙などの紙基材、及びこれらの紙にポリ
オレフィン系の樹脂等を10〜30μm厚で片面あるい
は両面にラミネートしたもの、さらに、厚さ10〜20
0μmのPE、PP、ポリエステル、ポリアミドなどの
プラスチックフィルムを使用することができる。なかで
も、基材としての特性に優れているが、シリコーン剥離
剤との密着性の悪いポリエステルや、密着性及び耐熱性
の低いPP、高密度又は中、低密度PEなどの熱可塑性
樹脂からなるプラスチックフィルムを基材シートとして
使用した場合に本発明の効果が著しい。
0〜150g/m2 程度の坪量を有するクラフト紙や上
質紙、グラシン紙などの紙基材、及びこれらの紙にポリ
オレフィン系の樹脂等を10〜30μm厚で片面あるい
は両面にラミネートしたもの、さらに、厚さ10〜20
0μmのPE、PP、ポリエステル、ポリアミドなどの
プラスチックフィルムを使用することができる。なかで
も、基材としての特性に優れているが、シリコーン剥離
剤との密着性の悪いポリエステルや、密着性及び耐熱性
の低いPP、高密度又は中、低密度PEなどの熱可塑性
樹脂からなるプラスチックフィルムを基材シートとして
使用した場合に本発明の効果が著しい。
【0013】本発明に使用できる付加反応型シリコーン
は、縮合反応型シリコーンに比して低温硬化性に優れ、
加熱硬化後の粘着剤へのシリコーンの移行が少なく、ま
た、残留接着率が高いという利点を有する。本発明の製
造方法で用い得る付加反応型シリコーンは市販品例えば
東レダウコーニングシリコーン社製SRX211、SR
X345、信越化学工業社製のKS776A、東芝シリ
コーン社製のTPR6701等でよいが、低温硬化性お
よび基材への密着性を更に向上するために市販品の付加
反応型シリコーンにメチルハイドロジェンポリシロキサ
ンもしくはメチルハイドロジェン・ジメチルポリシロキ
サン等のSi−H基含有ポリオルガノシロキサンを加え
た方が本発明の効果が著しい。市販品の付加反応型シリ
コーンにSi−H基含有ポリオルガノシロキサンを加え
る方法をとるならば、付加反応型シリコーンとしては更
に多くの種類、例えば東レダウコーニングシリコーン社
製SD7335、SD7328、SD7239、SD7
223、SD7220、SP7248Sや信越化学工業
社製のKS847、KS838、KS854、KS77
4、KNS305、KNS303、東芝シリコーン社製
のTPR6702、TPR6700、TPR6600、
TPR6601やダウコーニングアジア社製DK Q3
−202、Q3−240などが使用できる。
は、縮合反応型シリコーンに比して低温硬化性に優れ、
加熱硬化後の粘着剤へのシリコーンの移行が少なく、ま
た、残留接着率が高いという利点を有する。本発明の製
造方法で用い得る付加反応型シリコーンは市販品例えば
東レダウコーニングシリコーン社製SRX211、SR
X345、信越化学工業社製のKS776A、東芝シリ
コーン社製のTPR6701等でよいが、低温硬化性お
よび基材への密着性を更に向上するために市販品の付加
反応型シリコーンにメチルハイドロジェンポリシロキサ
ンもしくはメチルハイドロジェン・ジメチルポリシロキ
サン等のSi−H基含有ポリオルガノシロキサンを加え
た方が本発明の効果が著しい。市販品の付加反応型シリ
コーンにSi−H基含有ポリオルガノシロキサンを加え
る方法をとるならば、付加反応型シリコーンとしては更
に多くの種類、例えば東レダウコーニングシリコーン社
製SD7335、SD7328、SD7239、SD7
223、SD7220、SP7248Sや信越化学工業
社製のKS847、KS838、KS854、KS77
4、KNS305、KNS303、東芝シリコーン社製
のTPR6702、TPR6700、TPR6600、
TPR6601やダウコーニングアジア社製DK Q3
−202、Q3−240などが使用できる。
【0014】付加型シリコーンを上記の基材シートに塗
布する場合は、シリコーンを適宜の溶剤により溶解した
溶液を、メイヤバー、ロールコートなどの公知の手段に
より基材の片面あるいは両面に塗布する。この場合、シ
リコーンの塗布量としては、溶液で10〜50g/
m2 、シリコーン固形分で0.02〜2.5g/m2 程
度であることが好ましい。塗布量がシリコーン固形分で
0.02g/m2 未満であると、次工程で塗布するケイ
素原子に直結したビニル基もしくは高級アルケニル基を
有するポリオルガノシロキサンの硬化性が悪化し、2.
5g/m2 を超えると剥離シートをロール状に巻き取っ
たときのシリコーン塗布面が剥離シート背面とブロッキ
ングし易くなり、シリコーン塗布面の剥離性能がブロッ
キングにより低下する虞がある。シリコーンを基材シー
トに塗布する前に、予め、基材シートの塗布側表面にマ
ット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理などの公知の
表面処理を施してもよい。
布する場合は、シリコーンを適宜の溶剤により溶解した
溶液を、メイヤバー、ロールコートなどの公知の手段に
より基材の片面あるいは両面に塗布する。この場合、シ
リコーンの塗布量としては、溶液で10〜50g/
m2 、シリコーン固形分で0.02〜2.5g/m2 程
度であることが好ましい。塗布量がシリコーン固形分で
0.02g/m2 未満であると、次工程で塗布するケイ
素原子に直結したビニル基もしくは高級アルケニル基を
有するポリオルガノシロキサンの硬化性が悪化し、2.
5g/m2 を超えると剥離シートをロール状に巻き取っ
たときのシリコーン塗布面が剥離シート背面とブロッキ
ングし易くなり、シリコーン塗布面の剥離性能がブロッ
キングにより低下する虞がある。シリコーンを基材シー
トに塗布する前に、予め、基材シートの塗布側表面にマ
ット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理などの公知の
表面処理を施してもよい。
【0015】この基材シートに塗布したシリコーンを硬
化する工程においては、硬化手段として、加熱硬化のほ
かに、放射線照射による硬化も採用できる。硬化は使用
されるシリコーンの特性に応じて公知の方法で行えばよ
い。本発明の製造方法に用いられる付加反応型シリコー
ンは低温硬化性に優れるため、加熱温度90℃以下の低
温においても硬化させ、良好な塗布膜を形成させること
ができる。
化する工程においては、硬化手段として、加熱硬化のほ
かに、放射線照射による硬化も採用できる。硬化は使用
されるシリコーンの特性に応じて公知の方法で行えばよ
い。本発明の製造方法に用いられる付加反応型シリコー
ンは低温硬化性に優れるため、加熱温度90℃以下の低
温においても硬化させ、良好な塗布膜を形成させること
ができる。
【0016】本発明においては、以上のようにシリコー
ンを熱等で硬化させたのち、残存するSi−H基による
剥離性能への影響を防止するために、該塗布膜形成面に
ケイ素原子に直結したビニル基もしくは高級アルケニル
基を有するポリオルガノシロキサンを塗布、硬化する。
ここで用いられるビニル基もしくは高級アルケニル基を
有するポリオルガノシロキサンとしては、ビニル基含有
ポリオルガノシロキサンであるメチルビニル・ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニル・メチルビニル・ジメ
チルポリシロキサン、炭素原子数4〜8程度の高級アル
ケニル基を有するポリオルガノシロキサンであるメチル
ブテニル・ジメチルポリシロキサン、メチルヘキセニル
・ジメチルポリシロキサン、メチルオクテニル・ジメチ
ルポリシロキサン等が挙げられ、具体的には、市販品と
して、東レダウコーニングシリコーン社製のSH41
0、信越化学工業社製のKE78VBS、東芝シリコー
ン社製のTSE201、チッソ社製のPS255、PS
264、PS288等が挙げられる。
ンを熱等で硬化させたのち、残存するSi−H基による
剥離性能への影響を防止するために、該塗布膜形成面に
ケイ素原子に直結したビニル基もしくは高級アルケニル
基を有するポリオルガノシロキサンを塗布、硬化する。
ここで用いられるビニル基もしくは高級アルケニル基を
有するポリオルガノシロキサンとしては、ビニル基含有
ポリオルガノシロキサンであるメチルビニル・ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニル・メチルビニル・ジメ
チルポリシロキサン、炭素原子数4〜8程度の高級アル
ケニル基を有するポリオルガノシロキサンであるメチル
ブテニル・ジメチルポリシロキサン、メチルヘキセニル
・ジメチルポリシロキサン、メチルオクテニル・ジメチ
ルポリシロキサン等が挙げられ、具体的には、市販品と
して、東レダウコーニングシリコーン社製のSH41
0、信越化学工業社製のKE78VBS、東芝シリコー
ン社製のTSE201、チッソ社製のPS255、PS
264、PS288等が挙げられる。
【0017】このビニル基等含有シリコーンの塗布は、
付加反応型シリコーンの塗布と同様の手段で行うことが
できる。塗布量は、0.05〜1.0g/m2 程度が好
ましく、0.05g/m2 未満であると剥離性能の安定
化の効果が不十分となり、1g/m2 を超えるとビニル
基等含有シリコーンの硬化が不十分となり、剥離性能の
低下や残留接着率の低下が起こる虞がある。
付加反応型シリコーンの塗布と同様の手段で行うことが
できる。塗布量は、0.05〜1.0g/m2 程度が好
ましく、0.05g/m2 未満であると剥離性能の安定
化の効果が不十分となり、1g/m2 を超えるとビニル
基等含有シリコーンの硬化が不十分となり、剥離性能の
低下や残留接着率の低下が起こる虞がある。
【0018】このビニル基等含有シリコーンの塗布時
に、硬化性向上のため必要に応じて適当量の白金触媒等
を加えることもできる。
に、硬化性向上のため必要に応じて適当量の白金触媒等
を加えることもできる。
【0019】
【実施例】以下に、具体例を挙げて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこの実施例に制限されるものではな
い。
するが、本発明はこの実施例に制限されるものではな
い。
【0020】〔実施例1〜6〕下記表1に示す配合で付
加反応型シリコーンの塗布液を調製し、付着量(固形
分)0.1g/m2 となるように、厚さ25μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルム表面に塗布し、80℃
で30秒間加熱し、硬化させた。その後、下記表1に示
す配合でビニル基等含有シリコーンの塗布液を調製し、
前記付加反応型シリコーン塗布面に付着量(固形分)
0.1g/m2 となるように塗布し、80℃で30秒間
加熱し、硬化させて剥離シートを製造した。
加反応型シリコーンの塗布液を調製し、付着量(固形
分)0.1g/m2 となるように、厚さ25μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルム表面に塗布し、80℃
で30秒間加熱し、硬化させた。その後、下記表1に示
す配合でビニル基等含有シリコーンの塗布液を調製し、
前記付加反応型シリコーン塗布面に付着量(固形分)
0.1g/m2 となるように塗布し、80℃で30秒間
加熱し、硬化させて剥離シートを製造した。
【0021】
【表1】
【0022】なお、前記表1及び下記表2において記号
で表されるシリコーン原料は、以下に記載するものを示
す。
で表されるシリコーン原料は、以下に記載するものを示
す。
【0023】付加反応型シリコーン SRX211(市
販品):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製 メチルハイドロジエンポリシロキサン SH1107
(市販品):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製 付加反応型シリコーン SRX345(市販品):東レ
・ダウコーニング・シリコーン(株)製 付加反応型シリコーン KS776A(市販品):信越
化学工業(株)製 メチルハイドロジェンポリシロキサン KF−99(市
販品):信越化学社工業(株)製 白金触媒 SRX212(市販品):東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製 白金触媒 PL−50T(市販品):信越化学工業
(株)製 メチルビニル・ジメチルポリシロキサン PS255:
チッソ(株)製 〔比較例1〜3〕下記表2に示す配合で付加反応型シリ
コーンの塗布液を調製し、付着量(固形分)0.2g/
m2 となるように、厚さ25μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム表面に塗布し、80℃で60秒間加熱
し、硬化させて剥離シートを製造した。
販品):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製 メチルハイドロジエンポリシロキサン SH1107
(市販品):東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製 付加反応型シリコーン SRX345(市販品):東レ
・ダウコーニング・シリコーン(株)製 付加反応型シリコーン KS776A(市販品):信越
化学工業(株)製 メチルハイドロジェンポリシロキサン KF−99(市
販品):信越化学社工業(株)製 白金触媒 SRX212(市販品):東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製 白金触媒 PL−50T(市販品):信越化学工業
(株)製 メチルビニル・ジメチルポリシロキサン PS255:
チッソ(株)製 〔比較例1〜3〕下記表2に示す配合で付加反応型シリ
コーンの塗布液を調製し、付着量(固形分)0.2g/
m2 となるように、厚さ25μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルム表面に塗布し、80℃で60秒間加熱
し、硬化させて剥離シートを製造した。
【0024】
【表2】
【0025】〔比較例4〕前記実施例1において、ビニ
ル基等含有シリコーンの塗布液の塗布、硬化を行わず
に、付加反応型シリコーンの塗布液の塗布、硬化のみを
行って剥離シートを製造した。
ル基等含有シリコーンの塗布液の塗布、硬化を行わず
に、付加反応型シリコーンの塗布液の塗布、硬化のみを
行って剥離シートを製造した。
【0026】〔比較例5〕前記実施例1において、付加
反応型シリコーンの塗布液を塗布せずに、ビニル基等含
有シリコーンの塗布液のみを、塗布量(固形分)0.2
g/m2 となるように、厚さ25μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム表面に塗布し、80℃で60秒間
加熱し、硬化させて剥離シートを製造した。
反応型シリコーンの塗布液を塗布せずに、ビニル基等含
有シリコーンの塗布液のみを、塗布量(固形分)0.2
g/m2 となるように、厚さ25μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム表面に塗布し、80℃で60秒間
加熱し、硬化させて剥離シートを製造した。
【0027】つぎに前記の製造方法により得られた実施
例及び比較例の剥離シートについて、硬化性、密着性を
下記に示す条件で測定した。また、付加反応型シリコー
ンの硬化条件を100℃で30秒間とした剥離シートを
作成して同様の硬化性の評価を行った。結果を下記表3
に示す。
例及び比較例の剥離シートについて、硬化性、密着性を
下記に示す条件で測定した。また、付加反応型シリコー
ンの硬化条件を100℃で30秒間とした剥離シートを
作成して同様の硬化性の評価を行った。結果を下記表3
に示す。
【0028】さらに、得られた剥離シートを、温度20
℃の雰囲気下に5日間及び温度50℃の雰囲気下に7日
間放置した後、下記に示す剥離力、残留接着率試験に付
した。結果を下記表3に示す。
℃の雰囲気下に5日間及び温度50℃の雰囲気下に7日
間放置した後、下記に示す剥離力、残留接着率試験に付
した。結果を下記表3に示す。
【0029】1)硬化性 所定条件にてシリコーン塗工した剥離シートの塗工面を
指で強く5回こすった後の塗工面の曇り状態を観察す
る。非常に曇りがある場合をスミヤー多い(S××)、
曇りがある場合をスミヤーあり(S×)、若干曇りがあ
る場合を若干スミヤーあり(S△)、曇りがない場合を
良好(○)とした。塗料の硬化条件を所定の80℃×3
0秒に加えて、1次塗工および2次塗工とも100℃×
30秒の硬化条件においても試験を行った。
指で強く5回こすった後の塗工面の曇り状態を観察す
る。非常に曇りがある場合をスミヤー多い(S××)、
曇りがある場合をスミヤーあり(S×)、若干曇りがあ
る場合を若干スミヤーあり(S△)、曇りがない場合を
良好(○)とした。塗料の硬化条件を所定の80℃×3
0秒に加えて、1次塗工および2次塗工とも100℃×
30秒の硬化条件においても試験を行った。
【0030】2)密着性 所定条件にてシリコーン塗工した剥離シートの塗工面を
指で強く5回こすった後の塗工面の脱落状態を観察す
る。塗料の脱落がある場合をラブ・オフあり(R×)、
若干塗料の脱落がある場合を若干ラブ・オフあり(R
△)、塗料の脱落がない場合を良好(○)とした。
指で強く5回こすった後の塗工面の脱落状態を観察す
る。塗料の脱落がある場合をラブ・オフあり(R×)、
若干塗料の脱落がある場合を若干ラブ・オフあり(R
△)、塗料の脱落がない場合を良好(○)とした。
【0031】3)剥離力 坪量54g/m2 の上質紙の片面にSKダイン801B
(綜研化学(株)製)を、厚さ130μmとなるように
アプリケーターで塗布し、100℃の雰囲気内で2分間
乾燥し、実施例および比較例で作成した剥離シートに2
kg重のゴムロールで押圧しながら貼着したのち、40
℃の条件で72時間放置し、幅50mm、長さ150m
mに切断し、JIS Z 0237(粘着テープ・粘着
シート試験方法)に規定された方法に従って引張試験機
で剥離した時の抵抗値を読み取る。
(綜研化学(株)製)を、厚さ130μmとなるように
アプリケーターで塗布し、100℃の雰囲気内で2分間
乾燥し、実施例および比較例で作成した剥離シートに2
kg重のゴムロールで押圧しながら貼着したのち、40
℃の条件で72時間放置し、幅50mm、長さ150m
mに切断し、JIS Z 0237(粘着テープ・粘着
シート試験方法)に規定された方法に従って引張試験機
で剥離した時の抵抗値を読み取る。
【0032】4)残留接着率 剥離シートに、ポリエステルテープ(日東電工(株)製
31B)を貼り合わせて、20g/cm2 の荷重をの
せて70℃で20時間加熱処理した後、これを剥離シー
トから剥してステンレス板に貼着する。一方、同テープ
をステンレス板に貼着したものをブランクとし、それぞ
れ引張試験機で剥れるときの抵抗値を測定してブランク
を基礎として百分比を算出する。数値が100%に近い
程残留接着率が良好であると判定する。
31B)を貼り合わせて、20g/cm2 の荷重をの
せて70℃で20時間加熱処理した後、これを剥離シー
トから剥してステンレス板に貼着する。一方、同テープ
をステンレス板に貼着したものをブランクとし、それぞ
れ引張試験機で剥れるときの抵抗値を測定してブランク
を基礎として百分比を算出する。数値が100%に近い
程残留接着率が良好であると判定する。
【0033】
【表3】
【0034】表3の結果より明らかなように、本発明の
製造方法により得られた剥離シートである実施例1〜6
はいずれも、低温における硬化性、基材との密着性に優
れ、経時後の剥離性能の変化が殆どなく、安定した剥離
性能を有し、さらに、残留接着率も良好なことから、剥
離剤であるシリコーンの粘着剤への移行に起因する接着
力の低下も見られないことがわかった。一方、付加反応
型シリコーンの塗布膜のみが形成された比較例1〜3
は、高温での硬化性は良好であるが、低温硬化性及び基
材シートであるPETフィルムとの密着性に劣り、さら
に、高温雰囲気下での経時による剥離性能の軽剥離化が
観察され、安定した剥離性能が得られなかった。実施例
1における付加反応型シリコーンの塗布膜のみが形成さ
れた比較例4は、PETフィルムとの密着性は良好であ
るが、剥離性能が重剥離であり、高温雰囲気下での経時
により著しい軽剥離化が見られた。また、実施例1にお
けるビニル基等含有シリコーン塗布膜のみが形成された
比較例5は、硬化性及び基材であるPETフィルムとの
密着性に劣り、粘着剤が塗工されたシートが剥離シート
から剥離しなくなり、残留接着率も極めて低く、実用に
適するレベルではなかった。
製造方法により得られた剥離シートである実施例1〜6
はいずれも、低温における硬化性、基材との密着性に優
れ、経時後の剥離性能の変化が殆どなく、安定した剥離
性能を有し、さらに、残留接着率も良好なことから、剥
離剤であるシリコーンの粘着剤への移行に起因する接着
力の低下も見られないことがわかった。一方、付加反応
型シリコーンの塗布膜のみが形成された比較例1〜3
は、高温での硬化性は良好であるが、低温硬化性及び基
材シートであるPETフィルムとの密着性に劣り、さら
に、高温雰囲気下での経時による剥離性能の軽剥離化が
観察され、安定した剥離性能が得られなかった。実施例
1における付加反応型シリコーンの塗布膜のみが形成さ
れた比較例4は、PETフィルムとの密着性は良好であ
るが、剥離性能が重剥離であり、高温雰囲気下での経時
により著しい軽剥離化が見られた。また、実施例1にお
けるビニル基等含有シリコーン塗布膜のみが形成された
比較例5は、硬化性及び基材であるPETフィルムとの
密着性に劣り、粘着剤が塗工されたシートが剥離シート
から剥離しなくなり、残留接着率も極めて低く、実用に
適するレベルではなかった。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の剥離シートの製
造方法によれば、各種基材に対する密着性および低温硬
化性に優れ、且つ、経時による剥離性能の変化、特に、
軽剥離化の少ない剥離シートを得ることができる。
造方法によれば、各種基材に対する密着性および低温硬
化性に優れ、且つ、経時による剥離性能の変化、特に、
軽剥離化の少ない剥離シートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/643 D06M 15/643 17/00 C09D 183/07 PMV // C09D 183/07 PMV D06M 17/00 Z B32B 27/00 L
Claims (2)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも1面に、付加反
応型シリコーンを塗布、硬化した後、該塗布面にケイ素
原子に直結したビニル基もしくは高級アルケニル基を有
するポリオルガノシロキサンを塗布、硬化することを特
徴とする剥離シートの製造方法。 - 【請求項2】 前記ビニル基もしくは高級アルケニル基
を有するポリオルガノシロキサンがメチルビニル・ジメ
チルポリシロキサンである請求項1記載の剥離シートの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164881A JPH1025698A (ja) | 1996-05-07 | 1996-06-25 | 剥離シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-112711 | 1996-05-07 | ||
| JP11271196 | 1996-05-07 | ||
| JP8164881A JPH1025698A (ja) | 1996-05-07 | 1996-06-25 | 剥離シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1025698A true JPH1025698A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=26451816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8164881A Pending JPH1025698A (ja) | 1996-05-07 | 1996-06-25 | 剥離シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1025698A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2840910A1 (fr) * | 2002-06-17 | 2003-12-19 | Rhodia Chimie Sa | Composition silicone pour la realisation d'un ensemble comprenant plusieurs elements en silicone reticules par polyaddition adherant fermement les uns aux autres |
| US7198854B2 (en) | 2002-06-18 | 2007-04-03 | Rhodia Chimie | Silicone composition useful especially for the production of anti-friction varnish, process for the application of said varnish to a substrate, and treated substrate |
| US7423234B2 (en) | 2002-06-17 | 2008-09-09 | Rhodia Chimie | Process for the surface treatment of an article containing silicone crosslinked by polyaddition |
| JP2008265227A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 離型フィルム |
| US7935386B2 (en) | 2002-06-18 | 2011-05-03 | Rhodia Chimie | Aqueous silicone emulsion for coating woven or non-woven fibrous substrates |
| JP2015227472A (ja) * | 2015-09-18 | 2015-12-17 | 日東電工株式会社 | 粘着シート |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8164881A patent/JPH1025698A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2840910A1 (fr) * | 2002-06-17 | 2003-12-19 | Rhodia Chimie Sa | Composition silicone pour la realisation d'un ensemble comprenant plusieurs elements en silicone reticules par polyaddition adherant fermement les uns aux autres |
| WO2003106054A1 (fr) * | 2002-06-17 | 2003-12-24 | Rhodia Chimie | Procede de realisation d'un ensemble comprenant plusieurs elements en silicone reticules par polyaddition adherant fermement les uns aux autres |
| CN100345638C (zh) * | 2002-06-17 | 2007-10-31 | 罗狄亚化学公司 | 用于制备含数个通过加聚交联并相互牢固粘合的有机硅元件的组件的方法 |
| US7423234B2 (en) | 2002-06-17 | 2008-09-09 | Rhodia Chimie | Process for the surface treatment of an article containing silicone crosslinked by polyaddition |
| US7572514B2 (en) | 2002-06-17 | 2009-08-11 | Rhodia Chimie | Process for the production of an assembly comprising several silicone elements crosslinked by polyaddition and adhering firmly to one another |
| US7198854B2 (en) | 2002-06-18 | 2007-04-03 | Rhodia Chimie | Silicone composition useful especially for the production of anti-friction varnish, process for the application of said varnish to a substrate, and treated substrate |
| US7935386B2 (en) | 2002-06-18 | 2011-05-03 | Rhodia Chimie | Aqueous silicone emulsion for coating woven or non-woven fibrous substrates |
| JP2008265227A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 離型フィルム |
| JP2015227472A (ja) * | 2015-09-18 | 2015-12-17 | 日東電工株式会社 | 粘着シート |
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