JPH10257627A - 金車着脱具 - Google Patents

金車着脱具

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JPH10257627A
JPH10257627A JP7047397A JP7047397A JPH10257627A JP H10257627 A JPH10257627 A JP H10257627A JP 7047397 A JP7047397 A JP 7047397A JP 7047397 A JP7047397 A JP 7047397A JP H10257627 A JPH10257627 A JP H10257627A
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Taisuke Yamamoto
岱助 山元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持線に対し複数の金車の着脱を可能にす
る。 【解決手段】 支持線に対しこのケーブル架渉用金車1
2の着脱を行う金車着脱具10は、多角平板26と、こ
の多角平板26の各縁部に設けられた側壁28とが一体
で形成されバスタブ形状となっている。側壁28には溝
部34が複数設けられ後端片24Bの埋め込みを可能に
している。また各縁辺内側には金車保持穴32が設けら
れ先端片24Aの挿通を可能にしている。このように構
成された金車着脱具10では、各縁辺に設けられた金車
保持穴32に先端片24Aを挿入するとともに溝部34
に後端片24Bを押し込むことで、複数のケーブル架渉
用金車12を金車着脱具10に取り付ける。そして初回
のケーブル架渉用金車12を支持線に懸吊させた後は、
長尺棒を回転させ次々と隣の縁辺に取り付けたケーブル
架渉用金車12を支持線に懸吊させていけばよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金車着脱具に係り、
特に電柱間に張り渡された支持線(あるいは既設ケーブ
ル)に対し金車を着脱させるために用いる金車着脱具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱間に張り渡された支持線(あ
るいは既設ケーブル)に沿って新設ケーブルを架渉させ
るには複数の金車を支持線に懸吊させ、前記金車に挿通
された新規ケーブルを牽引する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来における金
車の取付作業では、支持線に対し梯子や高所作業車を用
い個々に金車を取り付けていたことから、作業効率が向
上が図れないという問題点があった。このような観点か
ら、実用新案登録第3027582号公報に示すように
昇柱を不要とし地上から支持線に懸吊ができる金車が知
られている。これは金車本体の外縁に環状輪を設けてお
き、当該環状輪を長尺棒先端に取り付けたフックにて係
止する。そして長尺棒を動かし金車を吊り下げ、当該金
車の開口から支持線を導入させることで地上からの懸吊
を可能にしている。
【0004】しかし上述した金車においては地上から支
持線への懸吊が可能になったものの、長尺棒の先端には
フックは1つしか設けられていないことから、支持線へ
の懸吊作業は個々の金車ごとに行わなければならなかっ
た。またフックは環状輪を吊り下げるだけの構造である
ことから、フックに環状輪を係止させると金車はフック
に対して独立して動く。このため懸吊作業時においては
長尺棒根元の操作が先端で拡大され金車に大きな振れが
生じ、もって支持線に金車を着脱させるのが困難になる
場合があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に着目し、地上
から複数の金車の着脱を可能にするとともに、金車の振
れ防止機能を備えた金車着脱具を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するめの手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る金車着脱具は、長尺棒先端には金車取
付用溝部と金車取外用溝部とを設け、前記金車取付用溝
部の谷底線上には金車保持穴を設けるように構成した。
そして前記金車取付用溝部と前記金車取外用溝部とを複
数設けるようにした。
【0007】具体的には長尺棒先端に取り付けられる多
角平板の縁部には金車取付用溝部と金車取外用溝部とが
設けられる側壁を設け、前記多角平板の内側における前
記金車取付用溝部の谷底線上には金車保持穴を設けるよ
うに構成した。
【0008】
【作用】上記構成によれば金車着脱具に金車を取り付け
る際には、まず当該金車に設けられた逆L字状フックを
金車取付用溝部に対面させる。そして逆L字状フック先
端片と金車側縁部とで金車取付用溝部を挟み込みつつ、
逆L字状フック先端片を金車保持穴に挿通させるととも
に、逆L字状フック後端片を係合溝部に押し込めてい
く。このように先端片を金車保持穴に挿通させるととも
に後端片を金車取付用溝部に押し込めていけば金車着脱
具に金車を係止させることができ、さらに金車取付用溝
部を長尺棒先端に複数設ければ、前記金車取付用溝部の
数に応じた金車を金車着脱具に係止させることができ
る。そして金車着脱具に複数取り付けられた金車を支持
線に懸吊させるには長尺棒を操作し金車開口から支持線
を進入させ、その後は長尺棒を引き下げ金車取付用溝部
から逆L字状フックを外せばよい。初回の金車を懸吊し
た後は長尺棒を動かし新たな金車を次々と支持線に対面
させていけば、金車着脱具を地上側へ戻すことなく連続
した懸吊作業をすることができる。
【0009】ここで先端片が金車保持穴に挿通されるこ
とから、金車着脱具に対する金車の係止位置が設定さ
れ、さらに金車取付用溝部がストッパの役割をなし先端
片を中心とした後端片の回動を制限することから、金車
は金車着脱具にあたかも一体の如く取り付けられ、金車
着脱具の動きによって金車に振れが発生することを防止
できる。また金車を外す際は長尺棒を金車保持穴の軸心
方向に沿って引き下げればよい。
【0010】既に懸吊されている金車を支持線から取り
外す場合では、まず逆L字状フックの後端片を金車取外
用溝部に押し込む。すると後端片は金車の自重によって
金車取外用溝部に収まり、金車着脱具に一体の如く取り
付けられるので金車を係止させたまま長尺棒を移動させ
れば、金車開口より支持線を取り外すことができる。そ
して金車取外用溝部を複数設ければ、初回の金車を取り
外した後に長尺棒を動かし新たな側壁を次々と金車に対
面させていくことが可能となり、金車着脱具を地上側へ
戻すことなく連続した取り外し作業をすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る金車着脱具の
具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は実施の形態に係る金車着脱具の使用形態を示す斜視
図であり、図2は実施の形態に係る金車着脱具の正面図
および断面図であり、図3は懸吊対象となる金車の構成
を示した斜視図であり、図4は長尺棒との取付構造を示
す説明図である。これらの図に示すように、この金車着
脱具10の適用対象となるケーブル架渉用金車12は金
属ワイヤをホームベース形状に折り曲げ形成した金車本
体14を有している。そして金車本体14はその片側側
縁部22に開口16を形成しており、支持線ならびに新
設ケーブルの挿入を可能にしている。また前記金車本体
14の開口16と対向する側縁部22の外面側に、逆L
字状に形成された係合突起24が設けられている。これ
は金属ワイヤをU字形状に曲げ、その一片を側縁部22
に溶接により一体結合させたもので、これにより金車本
体14の外側縁部に逆L字形状となる係合突起24を形
成している。そしてこの係合突起24は地上から金車を
支持線に着脱する操作に用いられる。
【0012】支持線に対しこのケーブル架渉用金車12
の着脱を行う金車着脱具10は、多角平板26と、この
多角平板26の各縁部に設けられた側壁28とが一体で
形成されており、その全体はバスタブ形状となってい
る。なお本実施の形態では、側壁28は多角平板26と
一体で形成されているが、側壁28を複数設けるという
目的から、前記形態にこだわる必要もなく多角平板26
の縁部に平板状の側壁を貼り合わせて形成してもよい。
【0013】側壁28における上側端面には、後端片2
4Bを進入させるための溝部34が7つ設けられ、その
最左端は金車取付用溝部34A、その他は金車取外用溝
部34Bとなっている。これら溝部34は係合突起24
を形成する金属ワイヤが挿通できるだけの幅に設定され
ており、後端片24Bをこの溝部34に押し込むことで
金車着脱具10に対するケーブル架渉用金車12の動き
を制限するようにしている。またケーブル架渉用金車1
2を金車着脱具10に係止させた時、ケーブル架渉用金
車12に傾きが発生すると長尺棒の座標系と金車の座標
系とが一致せず、懸吊作業の操作性が悪化する可能性が
ある。この座標系の不一致を防止するため金車取外用溝
部34Bの深さは、後端片24Bが金車取外用溝部34
Bに係止された際先端片24Aが多角平板26に接触し
ないだけの寸法に設定され、ケーブル架渉用金車12に
傾きが発生するのを防止している。
【0014】一方金車取付用溝部34Aの深さは、多角
平板26に設けた金車保持穴に先端片24Aを挿通させ
る目的から、金車取外用溝部34Bの深さよりも深く設
定されており、本実施の形態では側壁28の高さに対し
て約2/3程度の深さに設定されている。
【0015】正方形状である多角平板26の中央部分に
はテレスコ式の長尺棒36と連結をなすための取付穴3
0が設けられており、メネジ部38を有した長尺棒36
の先端と取付ネジ40とで多角平板26を挟み込むこと
により、当該多角平板26と長尺棒36とを連結可能に
している。
【0016】また多角平板26における金車取付用溝部
34Aの谷底線上には、金車保持穴32が設けられる。
そして当該金車保持穴32の位置は金車係止時に先端片
24Aを挿通させる目的から、金車着脱具10外縁より
係合突起24の突出分に相当する範囲内となる。なお本
実施の形態では金車取付用溝部34Aが4箇所存在する
ことから、多角平板26には同数の金車保持穴32が設
けられる。
【0017】このように構成された金車着脱具10を用
いて、ケーブル架渉用金車12の着脱作業を行う手順を
説明する。ケーブル架渉用金車12を金車着脱具10に
係止させるには、まず長尺棒36を縮ませ作業者の手元
にて、先端片24Aを金車保持穴32に、そして後端片
24Bを金車取付用溝部34Aにそれぞれ一致させる。
そして係合突起24を金車取付用溝部34に押し込んで
いくと先端片24Aが金車保持穴32に挿通されてい
き、また金車取付用溝部34Aに後端片24Bが入り込
んでいく。金車保持穴32への先端片24Aの挿通によ
って金車着脱具10に対するケーブル架渉用金車12の
係止位置が定まるとともに、金車取付用溝部34Aがス
トッパの役割を果たし、先端片24Aを中心とする後端
片24Bの回動を制限することから、ケーブル架渉用金
車12は金車着脱具10にあたかも一体の如く取り付け
られる。このような取付作業を金車着脱具10の各縁辺
にごとに行っていけば、縁辺数に応じた数量だけケーブ
ル架渉用金車12を金車着脱具10に取り付けることが
できる。
【0018】金車着脱具10に複数取り付けられたケー
ブル架渉用金車12を支持線に懸吊させるには長尺棒3
6を伸張させ、金車着脱具10を支持線付近まで持ち上
げる。ここで作業員の長尺棒36根元による操作が当該
長尺棒36の先端で増幅されて金車着脱具10が大きく
動いても、ケーブル架渉用金車12は金車着脱具10
に、あたかも一体の如く取り付けられているので、両者
の間に振れが生ずることはない。このためケーブル架渉
用金車12は作業員の意志の通り動くこととなり、懸吊
作業時の効率向上を図ることができる。
【0019】ケーブル架渉用金車12に設けた開口16
から支持線を進入させた後は、長尺棒36を金車保持穴
32の軸心に沿って引き下げる。すると当該長尺棒36
の引き下げによって金車保持穴32から先端片24Aが
抜けるとともに後端片24Bが金車取付用溝部34Aか
ら外れるので、ケーブル架渉用金車12は支持線へと懸
吊される。初回のケーブル架渉用金車12を支持線に懸
吊した後は長尺棒36を回転させ、隣の縁辺に係止され
たケーブル架渉用金車12を支持線に対面させ次々と懸
吊していけばよい。このように連続して支持線にケーブ
ル架渉用金車12を懸吊していけば、ケーブル架渉用金
車12を個々に金車着脱具10に取り付ける必要が無く
なり、作業性の向上を図ることができる。
【0020】また既に懸吊されているケーブル架渉用金
車12を支持線から取り外す場合は、側壁28に設けた
溝部34のいずれかに係合突起24を係止させればよ
い。特に金車取外用溝部34Bに係合突起24を係止さ
せた場合では、長尺棒36の座標系とケーブル架渉用金
車12の座標系とが一致するので作業者は長尺棒36を
直感的に操作することが可能となり、もって金車取外作
業を効率よく行うことができる。なお金車取付用溝部3
4Aに係合突起24を係止させた場合でも、金車取付用
溝部34Aの底に後端片24Bが接触するので金車着脱
具10の上昇によってケーブル架渉用金車12の持ち上
げが可能となる。このため溝部34のいずれかに係合突
起24を係止させ金車着脱具10を上方向に持ち上げ、
その後長尺棒36を左右に移動させれば開口16より支
持線を取り外すことができる。そして初回のケーブル架
渉用金車12を金車着脱具10に係止させた後には次々
と長尺棒36を回転させ、隣の縁辺に新たなケーブル架
渉用金車12を係止させていけばよい。
【0021】本実施の形態では、多角平板26は正方形
であったが懸吊対象とする金車の大きさおよび作業場の
環境等に応じて、例えば六角形や八角形などのように自
由に設定してもよい。また係合突起24が設けられてい
ればC型金車の他にも上越金車やカーブ金車などといっ
た様々な金車を懸吊することが可能である。
【0022】また図5は金車着脱具の他の実施の形態を
示した説明図である。本実施の形態以外にこれらの図に
示すような形態を用いてもケーブル架渉用金車を係止さ
せ、支持線への着脱を可能にすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
尺棒先端には金車取付用溝部と金車取外用溝部とを設
け、前記金車取付用溝部の谷底線上には金車保持穴を設
けたことから、取付作業時における金車着脱具に対する
金車の振れを防止でき、金車取付に係る作業効率を向上
させることができる。
【0024】また前記金車取付用溝部と前記金車取外用
溝部とを複数設けることにより、金車着脱具を地上側へ
戻すことなく連続した金車の取付作業および取外作業を
することが可能となり、金車着脱に係る作業効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る金車着脱具の使用形態を示す
斜視図である。
【図2】実施の形態に係る金車着脱具の正面図および断
面図である。
【図3】懸吊対象となる金車の構成を示した斜視図であ
る。
【図4】長尺棒との取付構造を示す説明図である。
【図5】金車着脱具の他の実施の形態を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
10 金車着脱具 12 ケーブル架渉用金車 14 金車本体 16 開口 22 側縁部 24 係合突起 24A 先端片 24B 後端片 26 多角平板 28 側壁 30 取付穴 32 金車保持穴 34 溝部 34A 金車取付用溝部 34B 金車取外用溝部 36 長尺棒 38 メネジ部 40 取付ネジ 42 金車着脱具 44 金車着脱具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺棒先端には金車取付用溝部と金車取
    外用溝部とを設け、前記金車取付用溝部の谷底線上には
    金車保持穴を設けたことを特徴とする金車着脱具。
  2. 【請求項2】 前記金車取付用溝部と前記金車取外用溝
    部とを複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の金
    車装着具。
  3. 【請求項3】 長尺棒先端に取り付けられる多角平板の
    縁部には金車取付用溝部と金車取外用溝部とが設けられ
    る側壁を設け、前記多角平板の内側における前記金車取
    付用溝部の谷底線上には金車保持穴を設けたことを特徴
    とする金車着脱具。
JP7047397A 1997-03-07 1997-03-07 金車着脱具 Expired - Lifetime JP3775763B2 (ja)

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