JPH10257706A - 回転機固定子コイル - Google Patents
回転機固定子コイルInfo
- Publication number
- JPH10257706A JPH10257706A JP5808897A JP5808897A JPH10257706A JP H10257706 A JPH10257706 A JP H10257706A JP 5808897 A JP5808897 A JP 5808897A JP 5808897 A JP5808897 A JP 5808897A JP H10257706 A JPH10257706 A JP H10257706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- stator coil
- rotating machine
- conductivity
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コロナ防止シートとして必要な導電率を持ち、
しかも導電率にむらがあったりはがれたりあるいは含浸
樹脂を劣化させたりするなどの恐れのない導電シートか
らなる回転機固定子コイルのコロナ防止シートを提供す
る。 【解決手段】アラミド繊維32とカーボン繊維31とを
所定の割合で混合して織ってシート状に形成すれば、カ
ーボン繊維31は導電性を持っているので、その混合比
に応じた任意の導電率を持った導電シートを製作でき
る。カーボン繊維31はアラミド繊維32とからまって
容易に離れることはないので、安定した導電率が得られ
る。また、アラミド繊維32は耐熱性があるので、回転
機固定子コイルの耐熱強度に応じたコロナ防止シートを
得ることができる。
しかも導電率にむらがあったりはがれたりあるいは含浸
樹脂を劣化させたりするなどの恐れのない導電シートか
らなる回転機固定子コイルのコロナ防止シートを提供す
る。 【解決手段】アラミド繊維32とカーボン繊維31とを
所定の割合で混合して織ってシート状に形成すれば、カ
ーボン繊維31は導電性を持っているので、その混合比
に応じた任意の導電率を持った導電シートを製作でき
る。カーボン繊維31はアラミド繊維32とからまって
容易に離れることはないので、安定した導電率が得られ
る。また、アラミド繊維32は耐熱性があるので、回転
機固定子コイルの耐熱強度に応じたコロナ防止シートを
得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大容量の火力用
発電機のような、高電圧の回転機固定子コイル、特に、
コイルが固定鉄心の溝から引き出された位置での部分放
電の発生を防止するためにこの部分のコイルに巻き付け
る導電シートからなるコロナ防止シートに関する。
発電機のような、高電圧の回転機固定子コイル、特に、
コイルが固定鉄心の溝から引き出された位置での部分放
電の発生を防止するためにこの部分のコイルに巻き付け
る導電シートからなるコロナ防止シートに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は火力用発電機の主要部の模式的な
回転軸を含む平面の断面図である。この図において、固
定子鉄心11、固定子コイル13とが固定子を構成し、
回転子鉄心12とこの回転子12に装着されている界磁
巻線14とが回転子を構成している。固定子コイル13
は電機子鉄心11に埋め込まれた埋込部131、この直
線状の埋込部131と同じ直線状であるけれど鉄心11
から引き出された部分である引出部132及び埋込部1
31と引出部132とからなる直線部の両側に連なる端
部133とからなっている。端部133は固定子コイル
13を構成する個々の単位コイルが互いに電気的機械的
に接続される部分である。
回転軸を含む平面の断面図である。この図において、固
定子鉄心11、固定子コイル13とが固定子を構成し、
回転子鉄心12とこの回転子12に装着されている界磁
巻線14とが回転子を構成している。固定子コイル13
は電機子鉄心11に埋め込まれた埋込部131、この直
線状の埋込部131と同じ直線状であるけれど鉄心11
から引き出された部分である引出部132及び埋込部1
31と引出部132とからなる直線部の両側に連なる端
部133とからなっている。端部133は固定子コイル
13を構成する個々の単位コイルが互いに電気的機械的
に接続される部分である。
【0003】図3は図2のB−B断面図の一部としての
電機子鉄心11の周方向に等配に軸方向に沿って複数本
設けられた鉄心溝のうちの1つの溝の断面図である。こ
の図において、鉄心溝111は略長方形の断面をしてい
て、この中に2本の電機子イル130が挿入され、開口
部には楔112が挿入されて2本の単位コイル130を
溝111内に固定する。単位コイル130は断面が長方
形の複数本の素線15を図のように2列に並べて所定の
本数重ね、その外側を絶縁テープで被覆して絶縁層16
を形成したものであり、この絶縁層16によって接地電
圧の固定子鉄心11と高電圧の単位コイル130との間
の絶縁強度が確保されている。
電機子鉄心11の周方向に等配に軸方向に沿って複数本
設けられた鉄心溝のうちの1つの溝の断面図である。こ
の図において、鉄心溝111は略長方形の断面をしてい
て、この中に2本の電機子イル130が挿入され、開口
部には楔112が挿入されて2本の単位コイル130を
溝111内に固定する。単位コイル130は断面が長方
形の複数本の素線15を図のように2列に並べて所定の
本数重ね、その外側を絶縁テープで被覆して絶縁層16
を形成したものであり、この絶縁層16によって接地電
圧の固定子鉄心11と高電圧の単位コイル130との間
の絶縁強度が確保されている。
【0004】火力用発電機のように大容量の回転機では
固定子コイルの定格電圧をなるべく高くして電流を小さ
くするのが設計上合理的である。定格電圧を高く設定す
るためには、その電圧に耐えるだけの絶縁強度が確保さ
れねばならない。図4は図2の固定子コイルが鉄心から
引き出された部分のA部拡大断面図である。この図にお
いて、鉄心11から引き出された固定子コイル13の部
分である引出部132には絶縁層16の外側にコロナ防
止シート17が巻き付けられている。なお、この図での
厚み寸法の比率は実際の寸法比率を表すものではない。
また、素線15の部分は図3に示すように複数本の素線
が重ねられているのであるがそのような構成の図示は省
略してある。
固定子コイルの定格電圧をなるべく高くして電流を小さ
くするのが設計上合理的である。定格電圧を高く設定す
るためには、その電圧に耐えるだけの絶縁強度が確保さ
れねばならない。図4は図2の固定子コイルが鉄心から
引き出された部分のA部拡大断面図である。この図にお
いて、鉄心11から引き出された固定子コイル13の部
分である引出部132には絶縁層16の外側にコロナ防
止シート17が巻き付けられている。なお、この図での
厚み寸法の比率は実際の寸法比率を表すものではない。
また、素線15の部分は図3に示すように複数本の素線
が重ねられているのであるがそのような構成の図示は省
略してある。
【0005】コロナ防止シート17が設けられない場合
には引出部132で部分放電が発生しやすいことが知ら
れている。それは固定子鉄心11の溝111の中では固
定子コイル13の導体と鉄心との間は固体絶縁物が充填
された状態になっていて部分放電の発生が抑制されてい
るのに対して、引出部132では鉄心11と固定子コイ
ル13との間にガス空間が介在し、しかも鉄心11のす
ぐ近くではこの空間に電界が集中することによって部分
放電が発生するのである。したがって、図4のように引
出部132に導電シートを巻き付けてコロナ防止シート
17を形成することによってこの部分での部分放電の発
生を防止又は低減する構成か採用される。(例えば、広
瀬 敬一、清水 照久 現代電気工学講座「電気機器
I」 P.233オーム社(昭和37年 4月20日))なお、部分
放電は慣用的にコロナと呼ばれることが多い。
には引出部132で部分放電が発生しやすいことが知ら
れている。それは固定子鉄心11の溝111の中では固
定子コイル13の導体と鉄心との間は固体絶縁物が充填
された状態になっていて部分放電の発生が抑制されてい
るのに対して、引出部132では鉄心11と固定子コイ
ル13との間にガス空間が介在し、しかも鉄心11のす
ぐ近くではこの空間に電界が集中することによって部分
放電が発生するのである。したがって、図4のように引
出部132に導電シートを巻き付けてコロナ防止シート
17を形成することによってこの部分での部分放電の発
生を防止又は低減する構成か採用される。(例えば、広
瀬 敬一、清水 照久 現代電気工学講座「電気機器
I」 P.233オーム社(昭和37年 4月20日))なお、部分
放電は慣用的にコロナと呼ばれることが多い。
【0006】導電シートにはその抵抗値や用途によって
種々のものがある。例えば、黒鉛や金属などの導電性物
質の粉を溶剤に混入してなる導電塗料を絶縁性シートに
塗布して形成したもの、絶縁繊維に導電性物質の粉を混
入させてすいて紙状にしたもの、(絶縁繊維がクラフト
パルプにカーボン粉を混入したものは単にカーボン紙と
呼ばれる)などがある。
種々のものがある。例えば、黒鉛や金属などの導電性物
質の粉を溶剤に混入してなる導電塗料を絶縁性シートに
塗布して形成したもの、絶縁繊維に導電性物質の粉を混
入させてすいて紙状にしたもの、(絶縁繊維がクラフト
パルプにカーボン粉を混入したものは単にカーボン紙と
呼ばれる)などがある。
【0007】このようなシート状の抵抗体の抵抗値は一
般に面積抵抗が定義される。すなわち、単位体積当たり
の抵抗値で導電シートの素材としての抵抗値が定義され
るのが普通である。この抵抗値は導電性物質の抵抗値が
小さいほど、その量が多いほど、そして導電部の厚み寸
法が大きいほど小さい、すなわち導電率が高い。回転機
固定子コイルのコロナ防止シートとして使用される導電
シートには適切な抵抗値と耐熱性が必要であり、しかも
固定子コイル13の引出部132に巻き付けるのでその
作業性が良いことという必要条件もあり、ポリエステル
系の繊維にカーボン粉を混入した不織布、又は、同じ繊
維からなる絶縁シートの表面に、溶剤にカーボン粉を混
入した導電塗料を塗布したものが実際に使用されてい
る。
般に面積抵抗が定義される。すなわち、単位体積当たり
の抵抗値で導電シートの素材としての抵抗値が定義され
るのが普通である。この抵抗値は導電性物質の抵抗値が
小さいほど、その量が多いほど、そして導電部の厚み寸
法が大きいほど小さい、すなわち導電率が高い。回転機
固定子コイルのコロナ防止シートとして使用される導電
シートには適切な抵抗値と耐熱性が必要であり、しかも
固定子コイル13の引出部132に巻き付けるのでその
作業性が良いことという必要条件もあり、ポリエステル
系の繊維にカーボン粉を混入した不織布、又は、同じ繊
維からなる絶縁シートの表面に、溶剤にカーボン粉を混
入した導電塗料を塗布したものが実際に使用されてい
る。
【0008】コロナ防止シート用として必要とする抵抗
値はカーボン粉を使用した導電シートとしては比較的抵
抗値が小さい、すなわち高い導電率であることが必要な
ので、絶縁繊維に混入するカーボン粉の量の多い導電シ
ート、又は溶剤に混入させるカーボン粉の量の多い導電
塗料が塗布されてなる導電シートが使用される。なお、
カーボン粉の代わりに金属粉を使用するとより高い導電
率の導電シートが得られるが、この場合にはコロナ防止
シート17に適した導電率を得るためには混入する金属
粉の量が少な過ぎることから、導電シートの抵抗値のば
らつきが大きくなって実用的でないのが実際である。
値はカーボン粉を使用した導電シートとしては比較的抵
抗値が小さい、すなわち高い導電率であることが必要な
ので、絶縁繊維に混入するカーボン粉の量の多い導電シ
ート、又は溶剤に混入させるカーボン粉の量の多い導電
塗料が塗布されてなる導電シートが使用される。なお、
カーボン粉の代わりに金属粉を使用するとより高い導電
率の導電シートが得られるが、この場合にはコロナ防止
シート17に適した導電率を得るためには混入する金属
粉の量が少な過ぎることから、導電シートの抵抗値のば
らつきが大きくなって実用的でないのが実際である。
【0009】図5は絶縁繊維にカーボン粉を混入して不
織布に成形した導電シートの構成図である。この図にお
いて、カーボン粉21は黒鉛を粉砕して生成したもの
で、これを絶縁繊維22に混ぜて導電シートとしたもの
である。前述のように、コロナ防止シート17として使
用される導電シートではカーボン粉21の量が比較的多
いために図のように枠で囲って示す不織布の表面からカ
ーボン粉21が離脱して表面に付着した状態になる。
織布に成形した導電シートの構成図である。この図にお
いて、カーボン粉21は黒鉛を粉砕して生成したもの
で、これを絶縁繊維22に混ぜて導電シートとしたもの
である。前述のように、コロナ防止シート17として使
用される導電シートではカーボン粉21の量が比較的多
いために図のように枠で囲って示す不織布の表面からカ
ーボン粉21が離脱して表面に付着した状態になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カーボン粉を溶剤に混
入した導電塗料を絶縁繊維に塗布した導電シートを使用
して形成されるコロナ防止シートの場合、導電塗料の塗
布のむらが生じやすいし、導電塗料が剥がれる恐れがあ
る。したがって、コロナ防止シートの製作及び回転機固
定子コイルへの巻き付けとその後の取扱に細心の注意を
払う必要がある。もちろん、塗料が剥がれたことが発見
されれば再度塗布しなおすなどの対処が必要である。細
心の注意を払わねばならいないために作業性が悪く作業
時間が多くなりコスト増の要因になるという問題があ
る。
入した導電塗料を絶縁繊維に塗布した導電シートを使用
して形成されるコロナ防止シートの場合、導電塗料の塗
布のむらが生じやすいし、導電塗料が剥がれる恐れがあ
る。したがって、コロナ防止シートの製作及び回転機固
定子コイルへの巻き付けとその後の取扱に細心の注意を
払う必要がある。もちろん、塗料が剥がれたことが発見
されれば再度塗布しなおすなどの対処が必要である。細
心の注意を払わねばならいないために作業性が悪く作業
時間が多くなりコスト増の要因になるという問題があ
る。
【0011】また、絶縁繊維にカーボン粉を混入した不
織布の場合、コロナ防止シート17として必要とする高
い導電率を得るためにカーボン粉の混入量を多くしなけ
ればならないが、そのために図5に示したようにカーボ
ン粉の一部がシートの表面からはみ出して表面に付着し
ている状態になっていることがある。単位コイル130
の製作過程には熱硬化性樹脂を絶縁被覆内に浸透含浸さ
せて硬化させるという工程がある。この樹脂含浸作業で
は単位コイル130を容器に入れてその中に液状の含浸
樹脂を注入し真空引きしたり加圧成形したりして単位コ
イル130の絶縁層16内に含浸樹脂が充分に浸透する
ようにするが、このときに前述のコロナ防止シート17
の表面にはみ出したカーボン粉が含浸樹脂に混入するる
という現象が生ずる。含浸樹脂は絶縁層16内に含浸さ
れる量よりもはるかに多量をこの樹脂含浸工程で使用す
るので、僅かのカーボン粉の混入であっても、繰り返し
この含浸樹脂が使用されることよって絶縁機能が低下す
ることから含浸樹脂の使用可能回数が減ってしまうこと
になる。このことは含浸樹脂の消費量が増加することを
意味し、その分コスト増大の要因になるという問題があ
る。
織布の場合、コロナ防止シート17として必要とする高
い導電率を得るためにカーボン粉の混入量を多くしなけ
ればならないが、そのために図5に示したようにカーボ
ン粉の一部がシートの表面からはみ出して表面に付着し
ている状態になっていることがある。単位コイル130
の製作過程には熱硬化性樹脂を絶縁被覆内に浸透含浸さ
せて硬化させるという工程がある。この樹脂含浸作業で
は単位コイル130を容器に入れてその中に液状の含浸
樹脂を注入し真空引きしたり加圧成形したりして単位コ
イル130の絶縁層16内に含浸樹脂が充分に浸透する
ようにするが、このときに前述のコロナ防止シート17
の表面にはみ出したカーボン粉が含浸樹脂に混入するる
という現象が生ずる。含浸樹脂は絶縁層16内に含浸さ
れる量よりもはるかに多量をこの樹脂含浸工程で使用す
るので、僅かのカーボン粉の混入であっても、繰り返し
この含浸樹脂が使用されることよって絶縁機能が低下す
ることから含浸樹脂の使用可能回数が減ってしまうこと
になる。このことは含浸樹脂の消費量が増加することを
意味し、その分コスト増大の要因になるという問題があ
る。
【0012】この発明の目的はこのような問題を解決
し、コロナ防止シートに適した導電率が得られ、しかも
導電率にむらがあったりはがれたり、あるいは含浸樹脂
に混入するなどの恐れのないコロナ防止シートを備えた
回転機固定子コイルを提供することにある。
し、コロナ防止シートに適した導電率が得られ、しかも
導電率にむらがあったりはがれたり、あるいは含浸樹脂
に混入するなどの恐れのないコロナ防止シートを備えた
回転機固定子コイルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、絶縁繊維とカーボン繊維とを所定
の割合で混合してシート状に形成すれば、カーボン繊維
は導電性を持っているので、その混合比に応じた導電率
を持った導電シートを製作できる。カーボン繊維は絶縁
繊維とからまって容易に離れることはないので、安定し
た導電率が得られる。そして、絶縁繊維に耐熱性繊維を
採用すれば、回転機固定子コイルの耐熱強度に応じたコ
ロナ防止シートを得ることができる。この場合の絶縁繊
維としてはアラミド繊維が適している。
にこの発明によれば、絶縁繊維とカーボン繊維とを所定
の割合で混合してシート状に形成すれば、カーボン繊維
は導電性を持っているので、その混合比に応じた導電率
を持った導電シートを製作できる。カーボン繊維は絶縁
繊維とからまって容易に離れることはないので、安定し
た導電率が得られる。そして、絶縁繊維に耐熱性繊維を
採用すれば、回転機固定子コイルの耐熱強度に応じたコ
ロナ防止シートを得ることができる。この場合の絶縁繊
維としてはアラミド繊維が適している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の実施例を示す回転機の固定
コイルのコロナ防止シートとして使用される導電シート
の構成図である。この図において、導電シート3は耐熱
性絶縁繊維としてのアラミド繊維32とカーボン繊維3
1とを混紡してなる。この図ではアラミド繊維32とカ
ーボン繊維31との混紡の比率を同じとして図示してあ
るが、この比率にこだわるものではない。
説明する。図1はこの発明の実施例を示す回転機の固定
コイルのコロナ防止シートとして使用される導電シート
の構成図である。この図において、導電シート3は耐熱
性絶縁繊維としてのアラミド繊維32とカーボン繊維3
1とを混紡してなる。この図ではアラミド繊維32とカ
ーボン繊維31との混紡の比率を同じとして図示してあ
るが、この比率にこだわるものではない。
【0015】周知のようにカーボン繊維31は長尺のも
のが製作されているから、このようにアラミド繊維32
と混紡した場合、カーボン繊維31の混入量が多くても
カーボン繊維31が脱落して抵抗値が変化するようなこ
とはない。また、広い範囲に渡って導電シートを一様に
製作することができるので、一様な抵抗値の分布も得ら
れることから、回転機固定子コイルのコロナ防止シート
として適切な導電シートといえる。なお、アラミド繊維
は高温が許容される電気製品の絶縁素材として使用され
るものであり、したがって、アラミド繊維32とカーボ
ン繊維31を混紡した導電シートは耐熱性の優れたもの
であるから、この点でもコロナ防止シートに適してい
る。
のが製作されているから、このようにアラミド繊維32
と混紡した場合、カーボン繊維31の混入量が多くても
カーボン繊維31が脱落して抵抗値が変化するようなこ
とはない。また、広い範囲に渡って導電シートを一様に
製作することができるので、一様な抵抗値の分布も得ら
れることから、回転機固定子コイルのコロナ防止シート
として適切な導電シートといえる。なお、アラミド繊維
は高温が許容される電気製品の絶縁素材として使用され
るものであり、したがって、アラミド繊維32とカーボ
ン繊維31を混紡した導電シートは耐熱性の優れたもの
であるから、この点でもコロナ防止シートに適してい
る。
【0016】図1ではアラミド繊維32とカーボン繊維
31とを混紡した図を示してあるが、布状に織ったもの
ではなくいわゆる不織布に成形してもよい。このような
場合には、両方の繊維を所定の比率で混ぜて不織布にす
ることによってその比率に応じた導電率を持った導電シ
ートを得ることができる。回転機固定子コイルのコロナ
防止シートとしては耐熱性導電シートである必要がある
が、他の電気製品で例えば変圧器のように回転機ほどの
耐熱性を必要としない電気製品、例えば静電シールド材
などに使用される導電シートの場合には絶縁繊維として
は例えばクラフトパルプを使用して差し支えなく、必ず
しもアラミド繊維にこだわるものではない。
31とを混紡した図を示してあるが、布状に織ったもの
ではなくいわゆる不織布に成形してもよい。このような
場合には、両方の繊維を所定の比率で混ぜて不織布にす
ることによってその比率に応じた導電率を持った導電シ
ートを得ることができる。回転機固定子コイルのコロナ
防止シートとしては耐熱性導電シートである必要がある
が、他の電気製品で例えば変圧器のように回転機ほどの
耐熱性を必要としない電気製品、例えば静電シールド材
などに使用される導電シートの場合には絶縁繊維として
は例えばクラフトパルプを使用して差し支えなく、必ず
しもアラミド繊維にこだわるものではない。
【0017】
【発明の効果】この発明は前述のように、カーボン粉の
代わりにカーボン繊維を使用し、これを絶縁繊維とを所
定の割合で混合して織るか不織布にするかしてシート状
に形成すれば、カーボン繊維は導電性を持っているので
その混合比に応じた導電率を持った導電シートを製作で
きる。カーボン繊維は絶縁繊維とからまって容易に離れ
ることはないので、安定した導電率が得られるともにり
離脱したカーボンが他の絶縁物に混入して劣化させると
いうような問題が起こることもない。絶縁繊維に耐熱性
繊維を採用すれば、回転機固定子コイルの耐熱強度に応
じたコロナ防止シートを得ることができ、このような耐
熱性絶縁繊維としてはアラミド繊維が適している。
代わりにカーボン繊維を使用し、これを絶縁繊維とを所
定の割合で混合して織るか不織布にするかしてシート状
に形成すれば、カーボン繊維は導電性を持っているので
その混合比に応じた導電率を持った導電シートを製作で
きる。カーボン繊維は絶縁繊維とからまって容易に離れ
ることはないので、安定した導電率が得られるともにり
離脱したカーボンが他の絶縁物に混入して劣化させると
いうような問題が起こることもない。絶縁繊維に耐熱性
繊維を採用すれば、回転機固定子コイルの耐熱強度に応
じたコロナ防止シートを得ることができ、このような耐
熱性絶縁繊維としてはアラミド繊維が適している。
【図1】この発明の実施例を示す導電シートの構成図
【図2】火力用発電機の回転軸を含む断面図
【図3】図2のB−B断面図の一部としての固定子鉄心
の周方向に等配に軸方向に沿って複数本設けられた鉄心
溝のうちの1つの溝の断面図
の周方向に等配に軸方向に沿って複数本設けられた鉄心
溝のうちの1つの溝の断面図
【図4】図2のA部の拡大図断面図
【図5】従来の導電シートの一例を示すカーボン粉を絶
縁繊維に混入してなる導電シートの構成を示す模式図
縁繊維に混入してなる導電シートの構成を示す模式図
11…鉄心、13…固定子コイル、130…単位コイ
ル、131…中央部、132…引出部、16…絶縁層、
17…コロナ防止シート、31…カーボン繊維、32…
アラミド繊維(耐熱性絶縁繊維)
ル、131…中央部、132…引出部、16…絶縁層、
17…コロナ防止シート、31…カーボン繊維、32…
アラミド繊維(耐熱性絶縁繊維)
Claims (3)
- 【請求項1】絶縁繊維とカーボン繊維とを所定の割合で
混合してシート状に形成した導電シートを固定子コイル
に巻き付けてなることを特徴とする回転機固定子コイ
ル。 - 【請求項2】絶縁繊維が耐熱性繊維からなるなることを
特徴とする請求項1記載の回転機固定子コイル。 - 【請求項3】耐熱性繊維がアラミド繊維からなることを
特徴とする請求項2記載の回転機固定子コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5808897A JPH10257706A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 回転機固定子コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5808897A JPH10257706A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 回転機固定子コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10257706A true JPH10257706A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13074193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5808897A Pending JPH10257706A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 回転機固定子コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10257706A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012032399A3 (en) * | 2010-09-07 | 2014-01-23 | Norwegian University Of Science And Technology (Ntnu) | Electromagnetic composite material (emcm) |
| EP3291418A1 (en) * | 2016-08-29 | 2018-03-07 | Hitachi, Ltd. | Electric rotating machine |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5808897A patent/JPH10257706A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP3291418A1 (en) * | 2016-08-29 | 2018-03-07 | Hitachi, Ltd. | Electric rotating machine |
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