JPH10258136A - 火災検出消火システム - Google Patents
火災検出消火システムInfo
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- JPH10258136A JPH10258136A JP6444897A JP6444897A JPH10258136A JP H10258136 A JPH10258136 A JP H10258136A JP 6444897 A JP6444897 A JP 6444897A JP 6444897 A JP6444897 A JP 6444897A JP H10258136 A JPH10258136 A JP H10258136A
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Abstract
る水損を最小限に抑え、且つ真火災に対しては迅速且つ
確実に消火する。 【解決手段】制御装置14で火災検出装置10a,10
bからの火災検出情報信号を受けて予め設定した自動放
水条件を満足したと判断した場合に、放水銃12a,1
2bから放水を開始させる。自動放水条件は、火災検出
情報信号を受けた時或いは2台の火災検出装置10a,
10bからの火災検出情報信号を受けた場合等に、成立
する。自動放水条件を満足したら、放水遅延タイマ50
による遅延時間後に放水を開始する。放水時間は放水停
止タイマ52の時間で決まる。放水停止後に自動放水再
開条件を満足すれば再度放水する。
Description
等の比較的大きな空間での火災を監視し、火災を検出し
た際に消火用水を放水して消火する火災検出消火システ
ムに関し、特に火災検出から消火用水の放水までを全て
自動的に行うようにした火災検出消火システムに関す
る。
空間をもつ施設における火災の監視と消火を行う火災検
出消火システムとして、走査型火災検出装置と放水ノズ
ル装置を組合わせたシステムが知られている。このよう
な火災検出消火システムにあっては、警戒区域を上部か
ら見渡せる位置に、走査型の火災検出装置を設置し、光
学的な水平走査と垂直走査によって警戒区域を二次元走
査し、赤外線センサに対する入射光の受光信号が閾値レ
ベルを越えたときに火源と判断する。
出装置の水平及び垂直走査角に基づき火源の座標位置を
求め、放水ノズル装置の放水方向と放水距離を制御す
る。例えば放水ノズル装置は、俯仰角を固定した放水ノ
ズルを水平回りに旋回自在に備えており、放水ノズルの
旋回制御により火源に放水方向を設定し、放水距離は放
水ノズルに供給する放水圧力によって設定する。
従来の火災検出消火システムにおける放水開始の制御
は、オペレータの判断による手動操作を基本としてい
る。この理由は、走査型火災検出装置と放水ノズル装置
を組合わせた火災検出消火システムが、監視員が24時
間体制で勤務する比較的規模の大きな施設に設置されて
おり、夜間等にあっても完全に無人になることがないた
めであり、火災検出から放水ノズルの制御までは自動化
されているが、放水準備が完了した状態での実際の放水
の開始は、監視員の手動操作で行うようにしている。
ズル装置を組合わせた火災検出消火システムの普及に伴
って評価が高まり、アリーナやホールといった大規模な
施設のみならず、例えば従来、分離型の減光式煙検出装
置を設置していたような体育館や公共施設等の比較的規
模の小さな施設についても設置されるに至っている。こ
のような施設では、24時間の監視体制はなく、夜間等
は無人となり、従来の手動操作による放水起動のシステ
ムでは対応できない。また24時間体制の施設であって
も、監視員が一時的に監視室から離れる場合があり、こ
の間、無人状態となり、同様な問題が起きる。
置を組合わせた火災検出消火システム火災についても、
火災検出で自動的に放水を開始できるようにすることが
考えられる。しかし、自動放水制御を採用した場合は、
火災検出時、自動的に放水が開始されることとなり、た
とえ短い時間の放水で消火が完了しても、無人状態では
放水を止めようがないため、消火用水が無くなるまで放
水してしまうことになり、水損被害がかなり大きくなる
ことが予想される。また、火災検出装置の誤報時にあっ
ても自動的に放水が行われるため、同様に水損被害が大
きくなることが予想される。
れたもので、放水制御を完全自動化すると同時に、放水
による水損を最小限に抑え、且つ真火災に対しては迅速
且つ確実に消火できるようにした火災検出消火システム
を提供することを目的とする。
本発明は次のように構成する。まず本発明の火災検出消
火システムは、警戒区域で検出された火源の位置に向け
て消火用水を放水する放水ノズル装置と、警戒区域で火
災を検出して火災検出情報信号を出力する火災検出装置
を備え、制御装置で火災検出装置からの火災検出情報信
号を受けて予め設定した自動放水条件を満足したと判断
した場合に、放水ノズル装置からの放水を開始させ、無
人監視であっても確実に消火できるようにすることを基
本とする。
で蓄積処理を行った結果出力される火災検出情報信号を
受けた場合に、自動放水条件を満足したと判断する。即
ち、火災検出装置で蓄積処理を行い、一過性の誤報によ
る自動放水を回避する。また制御装置は、少なくとも2
つの火災検出装置からの火災検出情報信号を受けた場合
に、自動放水条件を満足したと判断する。即ち、2つの
火災検出装置が同時に誤報を出すことはなく、2つの火
災検出装置からの火災検出情報信号を受ければ、火災で
あることに間違いないことから、自動放水条件を満足し
たと判断して放水を開始させる。
災検出情報信号を受けて自動放水条件を満足したと判断
した場合に、放水開始までの遅延時間を設定した放水遅
延タイマを作動し、この放水遅延タイマによる遅延時間
の経過時に放水ノズル装置からの放水を開始させる。即
ち、本発明にあっては、自動放水条件の成立が判断され
ても、直ちに放水は行わずに放水遅延タイマを起動し、
万が一、火災でなかった場合を想定し、この間に自動放
水を解除できるようにする。
タイマ作動中に、緊急停止スイッチの操作による停止操
作信号を受けた場合にタイマ作動を停止し、自動放水開
始を停止させるように制御する。また制御装置は、放水
遅延タイマのタイマ作動中に、タイマ時間をカウントダ
ウン等により表示又は音声で報知する。このため自動放
水条件が満足してから放水開始までの残り時間が監視員
に簡単に判り、自動放水とするか放水停止とするかの判
断が容易にできる。
に、放水開始から放水停止までの放水時間を設定した放
水停止タイマを作動し、放水停止タイマによる放水時間
の経過時に放水ノズル装置による放水を停止させるよう
に制御する。このため自動的に放水が開始されても、放
水時間は放水停止タイマによって予め設定された時間に
制限されており、限られた消火用水で効率的に消火を行
うことができ、水損被害も最小限に抑えることができ
る。もし非火災であった場合にも、水損被害を最小限に
抑えることができる。
よる放水停止後に、自動放水再開条件を満足したと判断
した場合には、放水ノズル装置からの放水を再度開始さ
せるよう制御する。このため最初の放水で火源が消火で
きずに再度燃え上ったような場合でも、再放水により確
実に消火できる。制御装置は、自動放水再開条件とし
て、少なくとも1つの火災検出装置からの火災検出情報
信号を受けた場合に、自動放水再開条件を満足したと判
断して放水を再開させる。即ち、自動放水再開条件は、
既に自動放水条件の成立を判断した後であることから、
火災であったことに間違いがなく、この状態での誤報は
ありえないので、自動放水条件より成立しやすい条件を
設定して迅速に自動放水を再開制御する。
いても、放水停止タイマによる制御が同様に行われる。
また制御装置は、全自動モード、半自動モード、及び手
動モードのいずれかを選択するモード選択スイッチを備
え、全自動モードを選択していた場合、火災検出手段か
らの火災検出情報信号を受けて予め設定した自動放水条
件を満足したと判断した際に、放水ノズル装置からの放
水を開始させるよう制御する。
置は、火災検出装置からの火災検出情報信号を受けた際
に、検出された火源位置に放水ノズル装置の放水方向等
を制御して放水可能とする放水準備制御を行って待機
し、この待機状態で放水起動スイッチの手動操作を判別
した際に、放水ノズル装置からの放水を開始させるよう
に制御する。
装置は、手動操作に応じて放水ノズル装置の放水方向、
放水開始、及び放水停止等を制御する。このような全自
動モード、半自動モード、及び手動モードを自由に選択
可能とすることで、施設の管理体制や利用状況に合わせ
た適切な運用ができる。制御装置は、全自動モードの緊
急停止スイッチを備え、火災検出装置からの火災検出情
報信号を受けた際の全自動モードによる制御中に緊急停
止スイッチの操作を検出した場合は、全自動モードを解
除して自動放水開始を禁止させることができる。
装置としては、警戒区域を見下ろす位置に設置され、警
戒区域の光学的な二次元走査により火源を監視し、火源
検出時に火源の位置情報信号を出力する走査型火災検出
装置を使用する。また2つの火災検出装置からの火災検
出情報信号を受けて制御装置で自動放水条件を満足した
と判断する場合、この2つの火災検出装置としては、警
戒区域を見下ろす位置に設置され、警戒区域の二次元走
査により火源を監視し、火源検出時に火源の位置情報信
号を出力する走査型火災検出装置を使用する。
検出装置からの火源の位置情報信号を受けて、同一の火
源であると判断した場合に、自動放水条件を満足したと
判断するようにしても良い。このことで信頼性を更に向
上することができる。また、火災検出装置の一方を、警
戒区域を見下ろす位置に設置され、警戒区域の二次元走
査により火源を検出して火源位置信号を出力する走査型
火災検出装置とし、火災検出装置の他方を、警戒区域に
設置され火災によって発生する煙や炎等を検出して火災
検出情報信号を出力する走査型の火災検出装置以外の火
災検出装置としてもよい。
放水ノズル装置は、例えば所定の仰角に固定した放水ノ
ズルを水平回りに旋回制御して放水方向を設定し、放水
ノズルに供給する消火用水の圧力により放水距離を設定
する装置とする。勿論、放水ノズルを水平及び垂直回り
に制御して放水方向を設定し、ノズル開度により放水距
離を設定する放水ノズル装置であってもよい。
化された構造のものを使用してもよい。即ち、火災検出
装置は、警戒区域を見下ろす位置に設置され、警戒区域
の光学的な二次元走査により火源を監視し、火源検出時
に火源の位置情報信号を出力し、放水ノズル装置は、火
災検出装置の下部に一体(又は個別)に配置され、火災
検出装置による火源検出方向に放水ノズルを連動制御し
て放水方向を設定し、放水ノズルに供給する消火用水の
圧力により放水距離を設定する構造のものとする。
をせず、制御装置において火災検出装置からの火災検出
情報信号を所定時間継続して受けた場合に、自動放水条
件を満足したと判断してもよい。この場合、確実性を向
上させるためには、制御装置において少なくとも2つの
火災検出装置からの火災検出情報信号を所定時間継続し
て受けた場合に、自動放水条件を満足したと判断しても
よい。
れでも蓄積処理は行わず、制御装置において少なくとも
2つの火災検出装置からの火災検出情報信号を受けた場
合に、自動放水条件を満足したと判断するようにしても
よい。制御装置は、火災検出装置で検出した火源の大き
さに応じて、自動放水条件を満足したと判断してから放
水開始までの遅延時間を設定した放水遅延タイマのタイ
マ時間を設定し、自動放水条件を満足したと判断した場
合に、設定した放水遅延タイマを作動し、放水遅延タイ
マによる遅延時間経過後に放水ノズル装置からの放水を
開始させる。
遅延時間が短くなるように設定して迅速に放水できるよ
うにし、また火源が小さい程、遅延時間が長くなるよう
にし設定して放水開始を停止できる可能性を高くして水
損の被害を最小限に抑える。また制御装置は、火災検出
装置で検出した火源の大きさに応じて、放水開始から放
水停止までの放水時間を設定した放水停止タイマのタイ
マ時間を設定し、自動放水の開始と同時に、設定した放
水停止タイマを作動し、放水停止タイマによる放水時間
の経過後に前記放水ノズル装置からの放水を停止させ
る。
放水時間が長くなるように設定して確実に消火できるよ
うにし、また火源が小さい程、放水時間が短くなるよう
に設定して放水による水損の被害を最小限に抑える。更
に、制御装置は、前記放水ノズル装置からの放水を行う
場合に、放水ノズルを上下及び又は左右に可変制御す
る。この放水ノズルの可変制御により、火源までの距離
が遠くなって走査型火災検出装置に検出誤差が発生して
も、火源に放水を確実に的中させることができる。
テムの構成図である。図1において警戒区域11に対し
ては、2台の走査型火災検出装置10a,10bと同じ
く2台の放水銃12a,12bが設置される。走査型火
災検出装置10a,10bは警戒区域11を上部より見
渡せる位置に設置されており、この実施形態にあっては
警戒区域11を2つに分けて、それぞれ走査型火災検出
装置10a,10bで監視している。
戒区域11に対し水平回りと垂直回りの光学的な二次元
走査を行っており、この光学的走査により警戒区域11
から得られる入射光を赤外線センサに集光して受光検出
信号に変換し、所定レベル以上の受光検出信号を所定時
間継続して検出した場合(蓄積処理)には、火災検出信
号及び火源位置データ(水平走査角度データ、垂直走査
角度データ)からなる火災検出情報信号を出力する。
の受光検出信号を検出した場合には、所定レベル以上の
受光検出信号が得られた水平方向の幅の中心位置で水平
走査位置を一旦停止して固定し、垂直走査のみだけを行
い、この状態で所定レベル以上の受光検出信号を所定時
間継続して検出した場合(蓄積処理)に、火災と判断し
て火災検出信号及び火源位置データ(水平走査角度デー
タ、垂直走査角度データ)からなる火災検出情報信号を
出力する。
光検出信号が得られなかった場合は、一過性のノイズ等
による誤報と判断して、水平走査を開始して通常監視状
態に戻る。放水銃12a,12bは、警戒区域11を2
つの区域に分けてそれぞれ設置されており、この実施形
態にあっては、ノズル仰角は例えば15°に固定されて
おり、このノズルを水平回りに旋回自在としている。放
水銃12a,12bに対しては消火ポンプ設備18より
消火配管26が接続される。
水源22及びポンプ制御盤24が設けられている。また
放水銃12aに対しては放水銃制御盤28a,28b及
び現地操作卓30a,30bが設けられている。警戒区
域に設置された走査型火災検出装置10a,10b及び
放水銃12a,12bに対しては、監視センタ側に制御
装置14を設けている。制御装置14に対しては操作表
示部16が設けられ、火災検出と消火に必要な各種の設
定、操作及び表示ができるようにしている。また、CR
T装置17が設けられ、警戒区域における火源位置、放
水銃の位置、放水銃の擬似放水パターン等がグラフィッ
ク表示される。
a,12bによる消火の様子を監視するための専用のI
TVカメラ36a,36bと、警戒区域11を監視する
ための監視用ITVカメラ38a,38bが設置され
る。ITVカメラ36a,36bはセンタ側からの遠隔
制御により、その指向方向、ズームが自由に制御でき、
警戒区域11で発生した火災に対する放水銃12a,1
2bによる放水の様子がセンタ側でモニタできるように
している。
区域11に対し固定的に設置されており、警戒区域11
の状況を固定画面によって監視できるようにしている。
ITVカメラ36a,36b及び監視用ITVカメラ3
8a,38bはセンタ側のITV制御装置40に接続さ
れ、任意のカメラ選択により必要な画像をITVモニタ
42に映し出せるようにしている。更に、ITV制御装
置40は、制御装置40と接続され、制御装置40で演
算される火源位置座標により出力される指向方向データ
等を受けてITVカメラ36a,36bを火源方向に指
向するよう自動的に制御できるようにしている。
1に光電式分離型感知器32を設置している。光電式分
離型感知器32は、発光部32aと受光部32bを所定
の監視距離を離して対向配置しており、煙による発光部
32aからの光の減衰を受光部32bで捕え、受光信号
が閾値レベル以下となったときに火災を検出する。この
光電式分離型感知器32はセンタ側の自火報受信盤34
に接続されており、自火報受信盤34による光電式分離
型感知器32からの発報受信の移報出力が本発明の火災
検出消火システムの制御装置14に供給されている。
であり、警戒区域11側に設置した機器と共に示してい
る。図2において、制御装置14は、火災検出情報演算
処理部44、モード設定部46、自動放水条件判定部4
8、放水遅延タイマ50、放水停止タイマ52、自動放
水再開条件判定部54及び放水起動停止制御部56を備
えており、これらの機能ブロックを全体制御部58によ
り取りまとめている。
に設置した走査型火災検出装置10a,10bからの火
災検出信号及び火源位置データからなる火災検出情報信
号を入力し、火災検出時の火源の警戒区域における位置
座標を演算して位置信号として出力する。火災検出情報
演算処理部44で求められた火源の位置信号により全体
制御部58が演算した火源位置への旋回角度、放水距離
データは放水銃制御盤28a,28bに与えられ、放水
銃12a,12bを水平回りに旋回制御して放水ノズル
の放水方向を火源方向に設定制御すると同時に、この放
水距離データに対応した消火用水の圧力設定制御を行
う。消火用水の圧力設定制御は、図1の放水銃12a,
12bに対する消火配管26に設けている図示しない圧
力制御弁を制御することになる。
処理部44で演算された火源位置信号により放水を担当
する放水銃を選択して、選択した放水銃12の放水銃制
御盤28へのみ旋回角度、放水距離データを送ることに
なる。選択する放水銃は1台でも良いが、複数台であっ
ても良い。モード設定部46は、制御装置14による火
災検出、放水制御のモード設定を行う。モード設定部4
6による制御装置14の設定モードは、 全自動モード 半自動モード 手動モード の3つのモードがあり、スイッチ操作によりいずれかの
モードを選択することができる。更に詳細に説明する
と、この実施形態にあっては全自動モードと半自動モー
ドは次のモードの組み合わせによって実現される。
水モード 半自動モード=自動旋回モード+手動放水モード ここで自動旋回モードとは、制御装置14の火災検出情
報演算処理部44により走査型火災検出装置10a,1
0bからの火災検出情報信号に基づき火源の位置座標を
演算して火源位置への旋回角度、放水距離データを放水
銃制御盤28a,28bに出力し、火源位置方向に放水
銃12a,12bを旋回制御して放水方向を設定すると
同時に、放水距離に応じた圧力制御弁に設定する開度を
求め、放水準備を行うまでのモードである。
による放水銃の放水準備が完了した後に、制御装置14
の操作表示部16に設けている手動放水操作スイッチを
操作して手動により放水を開始させるモードを意味す
る。このため半自動モードにあっては、自動旋回モード
によって放水銃12a,12bの火源に対する放水方向
の設定と放水距離の設定までの放水準備を自動的に行
い、その後の放水開始は手動で行うことから、半自動と
している。これに対し全自動モードにあっては、自動旋
回モードに続いて自動放水モードを設定しており、自動
放水モードにあっては、操作表示部16の手動放水操作
スイッチを操作することなく、予め定めた自動放水条件
を満足したときに自動的に放水を開始するモードとな
る。
は、モード設定部46で全自動モードが設定された場
合、自動放水を開始するための自動放水条件の成立を判
定する。この実施形態における自動放水条件としては、
次のものがある。 自動放水条件1:火災検出装置からの火災検出情報を受
けた場合に自動放水条件を満足したと判断する。 自動放水条件2:2台の火災検出装置からの火災検出情
報を受けた場合に自動放水条件を満足したと判断する。 自動放水条件3:2台の火災検出装置からの火災検出情
報を受け、且つ同一の火源であると判断した場合に自動
放水条件を満足したと判断する。 自動放水条件は、条件1よりも条件2、条件2よりも条
件3になる程、成立の条件が厳しいものとなる。
火災検出装置としては、警戒区域に対し設置している走
査型火災検出装置10a,10bを意味する。また警戒
区域に対し1台しか走査型火災検出装置が設けられてい
ない場合には、他の火災検出装置、例えば光電式分離型
感知器32であってもよい。更に、警戒区域に設けてい
る2台の走査型火災検出装置10a,10bのいずれか
一方が故障により使用不能となった場合には、故障した
火災検出装置の代わりに光電式分離型感知器32からの
火災検出情報信号を使用してもよい。
離型感知器に限られず、炎感知器、光電式スポット型煙
感知器、熱感知器等、適宜の感知器を使用することがで
きる。制御装置14の放水遅延タイマ50は、自動放水
条件判定部48で予め設定した自動放水条件を満足した
と判断した場合に作動され、放水遅延タイマ50による
遅延時間の経過時に放水銃12a,12bからの放水を
開始させる。このため、放水遅延タイマ50には自動放
水条件が満足されたときから放水開始までの遅延時間T
1が設定されている。放水遅延時間T1は放水開始まで
の間に監視員が手動で放水開始を停止する停止操作を可
能とする時間例えば30秒に設定される。この放水遅延
タイマ50が作動した場合には、操作表示部16におい
て放水遅延タイマ50の残り時間即ち放水開始までの時
間、カウントダウン表示されると共にカウントダウンの
音声出力を行う。カウントダウン表示は、CRT装置1
7でも同様に行われる。また、現地操作卓30a,30
bにおいて、カウントダウンの表示または音声出力して
も良い。
定されている放水遅延時間T1が経過すると、放水起動
停止制御部56によって放水銃12a,12bによる放
水を開始するための制御が行われる。即ち、ポンプ制御
盤24及び放水銃制御盤28a,28bに制御信号を出
力することで消火ポンプ設備18の消火ポンプを起動
し、且つ放水銃12a,12bに対する消火配管に設け
ている放水圧力制御弁を開いて、放水を開始させる。
装置14に設けている放水停止タイマ52が作動する。
放水停止タイマ52には、全自動モードによる自動放水
開始から放水停止までの放水時間T2が設定されてい
る。放水時間T2は、火源の消火が確実にでき且つ水損
の被害を最小限に抑えられるような適宜の時間が設定さ
れている。
型を想定火源として火災検出から消火までを行うシステ
ム総合実験を行い、実験における消火までの時間に所定
の係数を掛けた時間が設定される。この係数とは、無人
の場合に確実に消火できないのでは被害が大きくなるの
で、確実に消火できる安全率のことである。例えば実験
において、80秒で消火できたとすれば、放水時間T2
には、この80秒に係数例えば3が掛けられて240秒
が設定される。
た放水時間T2が経過すると自動的に放水停止が行われ
る。この放水停止は一時的なものであり、消火ポンプ設
備18のポンプ運転は停止することなく、放水銃12
a,12bに対する消火配管に設けている放水圧力制御
弁を閉鎖する。ここで放水遅延タイマ50または放水停
止タイマ52の作動中に操作表示部16、現地操作卓3
0a,30bに設けている緊急停止スイッチの操作によ
る停止操作信号を受けると、タイマ停止が行われる。即
ち、放水遅延タイマ50が緊急停止スイッチの操作によ
り停止された場合には、自動放水の開始が禁止される。
また放水停止タイマ52が緊急停止スイッチの操作によ
り作動を停止された場合には、それまで行っていた放水
を停止することになる。
T2の経過後に放水停止が行われると、自動放水再開条
件判定部54が起動し、放水を停止した後に予め設定し
た自動放水再開条件を満足した場合に放水銃12a,1
2bから放水を再度開始させるように制御する。この自
動放水再開条件としては、走査型火災検出装置10a,
10bのいずれか一方から火災検出情報信号を受けた場
合に自動放水再開条件を満足したものと判断して放水を
再開するように制御する。
条件判定部48により誤報防止を考慮して定められた自
動放水条件を満足して一度自動放水が行われた後の火災
検出であり、この場合、誤報である可能性は低く、完全
に火災が消火できていない可能性が大きいことから、1
台の火災検出装置からの信号により直ちに放水を再開す
るようにしている。
示部16の実施形態である。この操作表示部16は卓上
に設置可能な操作卓として構成されており、卓上に置い
た状態で平面的に見て表わしている。操作表示部16の
手前中央には、モード設定のためのスイッチが設けられ
ている。即ち、手動旋回モード設定スイッチ60、自動
旋回モード設定スイッチ62、手動放水モード設定スイ
ッチ64及び自動放水モード設定スイッチ66を設けて
いる。
動放水モード設定スイッチ66の2つを操作することで
全自動モードの設定状態となる。この全自動モードの設
定は、例えば夜間など無人となる場合に設定する。また
自動放水モード設定スイッチ66については、誤設定を
防止するため透明なスイッチカバー67が設けられてお
り、スイッチカバー67を開いて意識的に自動放水モー
ド設定スイッチ66を操作するようにしている。
は 半自動モード=自動旋回モード+手動放水モード となっていることから、自動旋回モード設定スイッチ6
2と手動放水モード設定スイッチ64を操作することで
半自動モードを設定することができる。監視員がセンタ
にいる場合には、この半自動モードを設定することが望
ましい。
向けて放水距離を制御するまでは自動旋回モード設定ス
イッチ62の操作による自動モードであるが、放水銃の
放水準備が完了した後の放水開始は手動放水モード設定
スイッチ64の設定モードによる手動放水であり、この
手動放水開始は上部右側に設けている手動放水操作スイ
ッチ70により行う。手動放水操作スイッチ70は別に
設けられるキーを差し込むことで位置を切替操作できる
キースイッチであり、中央の定位置に対し右側に放水起
動位置、左側に放水停止位置の切替位置を持っている。
スイッチ60の操作で設定できる。この手動モードを設
定した場合には、放水銃の選択、放水銃の旋回及び放水
距離の設定、更に放水起動の全てが手動操作となる。手
動旋回モード設定スイッチ60を操作した場合には、手
前左側に設けている現場の放水銃12a,12bに対応
した放水銃選択スイッチ77a,77bの中から消火に
適切な放水銃に対応したスイッチを操作し選択する。ま
た、操作権が現地操作卓にある場合には、現場の放水銃
に対応した操作権取得スイッチ78a,78bの中の放
水を行う放水銃に対応したスイッチを操作し、現地操作
卓から操作権をセンタ側の操作表示部16に移す。この
状態で手前右側に設けている旋回キースイッチ80a,
80bを操作して放水銃を左方向または右方向に旋回制
御し、火源に向ける。更に、旋回キースイッチ80a,
80bの手前側に設けてある放水距離に対応した射程を
選択設定する射程選択スイッチ81a(遠),81b
(中),81c(近),81d(直近)の中から、放水
距離に対応したスイッチを操作し選択する。この手動操
作の際には、図1の警戒区域11に設けている放水銃用
の専用のITVカメラ36a,36bからのモニタ画像
をITVモニタ42で見ながらやCRT装置17の火源
表示、放水銃の擬似放水パターン表示を見ながら旋回操
作を行うことになる。そして旋回操作が完了したなら
ば、手動放水操作スイッチ70にキーを差し込んで放水
位置に回すことで、手動放水を行う。
モードの設定時に点灯する全自動モード表示器72が設
けられる。全自動モード表示器72の手前にはカウント
ダウン表示部74が設けられ、図2の制御装置14に設
けている自動放水条件判定部48によって全自動モード
における自動放水条件が満足したことが判断されて放水
遅延タイマ50が作動すると、その放水遅延時間T1例
えば30秒がカウントダウン表示部74に表示され、放
水遅延タイマ50の作動に伴う放水開始までの残り時
間、即ち残り秒数のカウントダウン表示が行われる。
響孔76の内部にはスピーカが内蔵されており、音声合
成等により放水遅延タイマ50の作動中の放水開始まで
の残り時間を示すカウントダウンの音声メッセージ出力
を行う。例えば放水開始10秒前までは10秒ごとに
「放水開始まであと〇〇秒です」との音声メッセージを
出力し、放水開始前10秒に達したら「10,9,8,
7,6,5,4,3,2,1,0、自動放水を開始しま
す」との音声メッセージを出力する。
の手前側には緊急停止スイッチ68が設けられている。
緊急停止スイッチ68には誤操作を防止するため、自動
放水モード設定スイッチ66と同様、スイッチカバー6
9が設けられている。緊急停止スイッチ68は、全自動
モードを設定した状態で自動放水条件が満足されて放水
遅延タイマ50による放水開始までのカウントダウン中
に操作すると、放水遅延タイマ50の作動停止即ちリセ
ットを行ない、これによって自動放水を停止することが
できる。
て自動放水が開始された放水中に緊急停止スイッチ68
を操作すると、放水停止タイマ52の作動を停止し、強
制的に放水を停止することができる。また緊急停止スイ
ッチ68の操作以外による全自動モードの解除は、モー
ド切替えによっても実現できる。即ち、全自動モードか
ら半自動モードもしくは手動モードの切替操作を行う
と、全自動モードによるその時の制御が全て解除でき
る。具体的には、全自動モードの設定状態で手動放水モ
ード設定スイッチ64を押せば全自動モードを解除して
半自動モードに切り替わり、また手動旋回モード設定ス
イッチ60を押せば全自動モードを解除して手動モード
に切り替わる。
動旋回モード設定スイッチ60、自動旋回モード設定ス
イッチ62、手動放水モード設定スイッチ64及び自動
放水モード設定スイッチ66を使用して、その組み合わ
せにより全自動、半自動または手動の各モードを設定す
るようにしているが、手動モード、半自動モード及び全
自動モードの3つのモード選択スイッチを設けるように
してもよいことはもちろんである。
る火災発生時の処理手順のフローチャートである。図4
において、ステップS1で火災が発生すると、そのとき
の設定モードに応じた処理が行われる。まず全自動モー
ドが設定されていた場合の処理を説明する。この実施形
態にあっては、全自動モードは、 全自動モード=自動旋回モード+自動放水モード であることから、ステップS2〜5の自動旋回モードに
よる処理と、ステップS6〜S19の自動放水モードに
よる処理が行われる。
み、ステップS3で走査型火災検出装置10aまたは1
0bによる火災検出の発見が行われる。走査型火災検出
装置10a,10bは警戒区域を2次元走査し、所定レ
ベル以上の受光検出信号を所定時間継続して検出すると
火災検出信号及び火源位置データからなる火災検出情報
信号を制御装置14に送信する。制御装置14では、こ
の走査型火災検出装置による火災検出情報を受けて、ス
テップS4に示すシステム監視制御が行われる。即ち、
火災一括表示、警報出力、火災位置特定演算、ITVカ
メラ自動制御が行われ、この結果、CRT装置17に対
する火災位置表示やITVモニタに対する火災状況表示
が行われる。
算により得られた火源の位置信号に基づき放水銃12
a,12bの選択と選択した放水銃に対する旋回制御に
よる放水方向の設定、及び放水距離に基づいた圧力設定
による放水準備のための制御が放水銃制御盤に対して行
われる。このようなステップS2〜S5の自動旋回モー
ドによる制御が終了すると、ステップS6の自動放水モ
ードの制御に移行する。
にあっては、ステップS7で2台の走査型火災検出装置
10a,10bの両方から火災検出情報信号が得られる
か、即ちANDの感知条件を満たしているか否かチェッ
クしている。これは前述した自動放水条件2に相当す
る。ステップS7でAND感知条件としての自動放水条
件が満足すると、ステップS8に進み、センタ側の制御
装置14における放水遅延タイマ50の自動起動が行わ
れる。
い、ステップS9で図3のカウントダウン表示部74に
おけるカウントダウン表示、更には音響孔76からの音
声メッセージによるカウントダウンの報知が行われる。
ステップS10で放水遅延タイマ50の設定時間T1が
経過してタイマ終了となると、ステップS11に進み、
自動放水起動が行われる。
0をポンプ制御盤24によって起動し、また選択した放
水銃12aまたは12bに設けている放水圧力制御弁を
予め設定した放水距離に対応した開度に自動開放制御
し、これによってステップS12で放水銃からの放水開
始が行われる。放水が開始されると、ステップS13で
制御装置14に設けている放水停止タイマ52が自動起
動し、ステップS14で放水時間T2を経過するとタイ
マ終了となり、ステップS15で放水停止を行う。即
ち、放水を行った放水銃に対する放水圧力制御弁を閉鎖
することで放水停止とする。
置10a,10bによる監視走査を再開し、ステップS
17で、自動放水再開条件として1台の走査型火災検出
装置10aまたは10bが火災検出するか否かをチェッ
クする。もし1台の走査型火災検出装置10aまたは1
0bからの火災検出が行われると、放水後に再度燃え上
がったような場合であることから、ステップS19に進
み、そのときの火源の位置信号に基づく放水銃の自動選
択、自動旋回及び、放水距離となる自動射程設定を行っ
て、ステップS25で放水を再開する。
置からの火災検出がなければ、ステップS18で通常の
状態監視に入る。その後の処理は、通常、全自動モード
は無人状態で行われていることから、火災通報を受けた
管理者等が出向いてくることにより現場の状況を判断し
て火災を確認したら、手動操作により消火ポンプ設備の
停止等の復旧を行うことになる。
動モードは、この実施形態にあっては、 半自動モード=自動旋回モード+手動放水モード となる。このためステップS1の火災発生に対し、全自
動モードの場合と同様、ステップS2〜S5の自動旋回
モードによる処理を行った後、ステップS20以降の手
動放水モードに移行する。この手動放水モードにあって
は、ステップS5で放水銃の自動選択、自動旋回、放水
距離に対応した自動射程設定が行われていることから、
ステップS21では待機状態に入る。続いてステップS
22で、現場の目視あるいはITV等により火災状況を
確認し、ステップS23で、監視員が図3に示した操作
表示部16の手動放水スイッチ70にキーを差し込んで
放水位置に操作する放水操作を行う。この手動放水操作
を受けて、ステップS24でポンプ起動と放水圧力制御
弁の自動制御が行われ、ステップS25で、手動による
放水が開始される。
ら、ステップS27で防災要員による鎮火確認を目視も
しくはITV等で行い、ステップS28で操作表示部1
6の手動放水スイッチ70を放水停止位置に操作する
と、ステップS29で放水圧力制御弁の閉止制御が行わ
れる。またステップS30で消火ポンプ設備18のポン
プ停止を手動で行ってもよい。
ードは、この実施形態にあっては、 手動モード=手動旋回モード となる。このため、ステップS1の火災発生に対し、ス
テップS31の手動旋回モードに進み、ステップS32
で人(監視員)による火災の発見が行われる。次にステ
ップS33に進み、監視員は、ITVモニタ42やCR
T装置17で火源とシステムの状態を確認しながら、適
切な放水銃の選択、放水銃の旋回及び放水距離に対応し
た射程の選択を操作表示部16又は現地操作卓30a,
30bに設けてある各種スイッチを操作して行う。この
後の処理は半自動モードの処理のステップS21〜30
と同様である。
の警戒区域11に対し走査型火災検出装置10a,10
bと放水銃12a,12bが個別に設置されているが、
比較的規模の小さな施設を対象としたシステムにあって
は、走査型火災検出装置と放水ノズルが一体化されたユ
ニットが使用されている。この走査型火災検出装置と放
水ノズルを一体化したユニットにあっては、走査型火災
検出装置で火源を検出すると、その火源検出方向に検出
器が停止し、この停止位置に放水ノズルを連動制御する
ことで放水方向を自動的に設定し、この状態で放水距離
に応じた放水圧力制御弁の制御で放水を行う。放水距離
が短い場合には、放水圧力を一定とし、方向のみを制御
して放水するようにしても良い。このような走査型火災
検出装置と放水ノズルの一体化ユニットを使用した火災
検出消火システムにあっても、上記の実施形態と同様に
して全自動モードによる放水制御が適用できる。
ユニットを使用した火災検出消火システムとしては、例
えば特開平8−38645号、同8−38646号、同
8−38647号に開示されたものが使用できる。次に
本発明の第2実施形態を説明する。図1の実施形態にあ
っては、走査火災検出装置10a,10b側で蓄積処理
し、その結果を火災検出情報信号としてセンタの制御装
置14に送っているが、他の実施形態として制御装置1
4側で蓄積処理を行うようにしてもよい。
えば図1の走査型火災検出装置10a,10bでは、光
学的走査により警戒区域11から得られる入射光を赤外
線センサに集光して受光検出信号に変換して、火源の放
射エネルギに応じた信号レベルをもつ受光検出信号と走
査位置データ(水平走査角度データ、垂直走査角度デー
タ)からなる火災検出情報信号を監視センタの制御装置
14に送り、制御装置14側で所定レベル以上のアナロ
グ信号を所定時間継続して検出した場合(蓄積処理)
に、自動放水条件を満足したと判断する。
ため、制御装置14は、少なくとも2つの走査型火災検
出装置からの火災検出情報信号を所定時間継続して受け
た場合に、自動放水条件を満足したと判断するようにし
てもよい。また走査型火災検出装置10a,10b及び
制御装置14のいずれについても蓄積処理を行わず、制
御装置14において少なくとも2つの走査型火災検出装
置10a,10bからの火災検出情報信号を受けた場合
に、自動放水条件を満足したと判断してもよい。
源の大きさに対応して図2の制御装置14に設けている
放水遅延タイマ50及び放水停止タイマ52の時間を自
動的に設定する。即ち、制御装置14は、走査型火災検
出装置10a,10bからのアナログ信号と走査位置デ
ータ(水平走査角度データ、垂直走査角度データ)から
なる火災検出情報信号を受けることで、火源の大きさ
(検出レベルの大きさ、所定レベル以上の検出信号の幅
など)に応じて放水遅延タイマ50の遅延時間T1、及
び放水停止タイマ52の放水時間T2を設定する。
間T1は、火源が大きい程、短くなるよう設定し、迅速
に放水できるようにする。また火源が小さい程、放水遅
延タイマ50の遅延時間T1は長くなるよう設定し、放
水開始が停止できる可能性を増やす。即ち、火源が小さ
いのであれば、人間がいる場合に消火器で消火できる可
能性があり、このような状況で放水してしまうと、放水
時間が短くとも水損の被害は免れないので、これを防ぐ
ためである。
源が大きい程、長くなるよう設定し、確実に消火できる
ようにする。また火源が小さい程、放水停止タイマ52
の放水時間T2は短くなるよう設定し、放水による水損
の被害を最小限に抑えるようにする。このような火源の
大きさに対する放水遅延タイマ50の遅延時間T1と放
水停止タイマ52の放水時間T2との関係は、実験を行
った結果に基づいて設定されたマトリクステーブルを制
御装置14に備えておくことで行う。
水時に放水ノズルを、上下方向または左右方向に振る所
謂首振り放水制御を行う。図1の走査型火災検出装置1
0a,10bで警戒区域11を走査して火災を監視する
場合、火源までの距離がかなり遠くなった場合には、検
出誤差が発生する可能性が考えられ、その場合には火源
に放水が確実に的中しないことになる。
12bから放水する場合に、放水ノズルの方向を上下お
よび又は左右に可変制御し、検出誤差があっても火源に
放水を確実に的中させる。この放水ノズルの可変制御
は、放水をしながら上下及び又は左右に可変制御しても
よいし、放水を停止してからノズル方向を可変制御し、
再び放水するという処理を繰り返してもよい。
災検出装置として光学的に二次元走査するものであった
が、赤外線カメラを走査し、熱画像処理を行って火災の
位置を検出するものであってもよい。
ば、制御装置で火災検出装置からの火災検出情報を受け
て予め設定した自動放水条件を満足したと判断した場合
に放水ノズルから放水を開始させるようにしたため、無
人監視状態での火災発生に対し自動的に放水を行って確
実に消火することができる。
出力される火災検出情報を受けた場合、2つのこの火災
検出装置からの火災検出情報を受けた場合、更には火災
検出情報から同一火源であると判断した場合について、
自動放水条件を満足したと判断することで、一過性の誤
報による自動放水を回避し、水損を最小限に抑えること
ができる。
合に、放水遅延タイマを作動して放水開始までに所定の
遅延時間を設けたことで、この間に万一火災でなかった
ような場合には自動放水の開始を停止可能とする。また
放水遅延タイマの作動中に放水開始までの残り時間のカ
ウントダウンを表示または音声で行うことで、自動放水
開始までの残り時間が容易に分かるようにし、もし監視
員がいた場合の自動放水の際の自動放水とするか放水停
止とするかの判断が容易にできる。
動し、一定時間後に放水を停止制御することで、水損被
害を最小限に抑制できる。この場合に、放水停止後に自
動放水再開条件を満足すると放水が再開され、万が一、
消火が不十分であったような場合にも、迅速に再放水に
より確実に消火できる。また自動放水再開条件は、既に
火災検出により放水が行われた後の処理であることか
ら、自動放水条件より緩やかな条件を設定し、1つの火
災検出装置からの信号を受けた場合に直ちに自動放水を
再開させることになり、放水停止後の再火災に対し迅速
且つ確実に対応できる。更に本発明のシステムは自動放
水を行う全自動モード以外に、半自動モード及び手動モ
ードの選択ができ、施設の管理体制や利用状況に合わせ
た適切な運用が実現できる。
ブロック図
ト
Claims (26)
- 【請求項1】警戒区域で検出された火源の位置に向けて
消火用水を放水する放水ノズル装置と、 前記警戒区域の火災を検出して火災検出情報信号を出力
する火災検出装置と、 前記火災検出装置からの火災検出情報信号を受けて予め
設定した自動放水条件を満足したと判断した場合に、前
記放水ノズル装置からの放水を開始させるよう制御する
制御装置と、を設けたことを特徴とする火災検出消火シ
ステム。 - 【請求項2】請求項1記載の火災検出消火システムに於
いて、前記火災検出装置は、所定レベル以上の検出信号
を所定時間継続して検出した場合に、火災検出情報信号
を出力し、前記制御装置は、前記火災検出装置からの火
災検出情報信号を受けた場合に、前記自動放水条件を満
足したと判断することを特徴とする火災検出消火システ
ム。 - 【請求項3】請求項1記載の火災検出消火システムに於
いて、前記火災検出装置は、所定レベル以上の検出信号
を所定時間継続して検出した場合に、火災検出情報信号
を出力し、前記制御装置は、少なくとも2つの前記火災
検出装置からの火災検出情報信号を受けた場合に、前記
自動放水条件を満足したと判断することを特徴とする火
災検出消火システム。 - 【請求項4】請求項1記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、前記火災検出装置からの火災検
出情報信号を受けて自動放水条件を満足したと判断した
場合に、放水開始までの遅延時間を設定した放水遅延タ
イマを作動し、該放水遅延タイマによる前記遅延時間の
経過時に前記放水ノズル装置からの放水を開始させるこ
とを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項5】請求項4記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、前記放水遅延タイマのタイマ作
動中に、緊急停止スイッチの操作による停止操作信号を
受けた場合にはタイマ作動を停止し、自動放水開始を停
止させるように制御することを特徴とする火災検出消火
システム。 - 【請求項6】請求項4記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、前記放水遅延タイマのタイマ作
動中に、タイマ時間をカウントダウン等により表示又は
音声で報知することを特徴とする火災検出消火システ
ム。 - 【請求項7】請求項1記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、自動放水の開始と同時に、放水
開始から放水停止までの放水時間を設定した放水停止タ
イマを作動し、該放水停止タイマによる前記放水時間の
経過時に前記放水ノズル装置の放水を停止させるように
制御することを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項8】請求項7記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、前記放水停止タイマのタイマ作
動中に、緊急停止スイッチの操作による停止操作信号を
受けた場合にはタイマ作動を停止し、放水を停止させる
ように制御することを特徴とする火災検出消火システ
ム。 - 【請求項9】請求項7記載の火災検出消火システムに於
いて、前記制御装置は、前記放水停止タイマによる放水
停止後に、自動放水再開条件を満足したと判断した場合
には、放水ノズル装置からの放水を再度開始させるよう
制御することを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項10】請求項9記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、少なくとも1つの前記火災検
出装置からの火災検出情報信号を受けた場合に、前記自
動放水再開条件を満足したと判断することを特徴とする
火災検出消火システム。 - 【請求項11】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、全自動モード、半自動モー
ド、及び手動モードのいずれかを選択するモード選択ス
イッチを備え、前記全自動モードを選択していた場合
は、前記火災検出装置からの火災検出情報信号を受けて
予め設定した自動放水条件を満足したと判断した際に、
前記放水ノズル装置からの放水を開始させるよう制御す
ることを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項12】請求項11記載の火災検出消火システム
に於いて、前記制御装置は、前記半自動モードを選択し
ていた場合は、前記火災検出装置からの火災検出情報信
号を受けた際に、検出された火源の位置に前記放水ノズ
ル装置の放水方向等を制御して放水可能とする放水準備
制御を行って待機し、該待機状態で放水起動スイッチの
手動操作を判別した際に前記放水ノズル装置からの放水
を開始させるように制御することを特徴とする火災検出
消火システム。 - 【請求項13】請求項11記載の火災検出消火システム
に於いて、前記制御装置は、前記手動モードを選択して
いた場合は、手動操作に応じて前記放水ノズル装置の放
水方向、放水開始、放水停止等を制御することを特徴と
する火災検出消火システム。 - 【請求項14】請求項11記載の火災検出消火システム
に於いて、前記制御装置は、前記火災検出装置からの火
災検出情報信号を受けた際の全自動モードによる制御中
に緊急停止スイッチの操作による停止操作信号を受けた
場合は、全自動モードを解除して自動放水開始を禁止さ
せることを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項15】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、 前記火災検出装置は、警戒区域を見下ろす位置に設置さ
れ、警戒区域の光学的な二次元走査により火源を監視
し、火源検出時に火源の位置情報信号を出力する走査型
の火災検出装置であることを特徴とする火災検出消火シ
ステム。 - 【請求項16】請求項3記載の火災検出消火システムに
於いて、2つの前記火災検出装置からの火災検出情報信
号を受けて前記制御装置で前記自動放水条件を満足した
と判断する場合、前記2つの火災検出装置は、警戒区域
を見下ろす位置に設置され、警戒区域の光学的な二次元
走査により火源を監視し、火源検出時に火源の位置情報
信号を出力する走査型の火災検出装置であることを特徴
とする火災検出消火システム。 - 【請求項17】請求項16記載の火災検出消火システム
に於いて、前記制御装置は、前記2つの走査型の火災検
出装置からの火源の位置情報信号を受けて、同一の火源
であると判断した場合に、前記自動放水条件を満足した
と判断することを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項18】請求項3記載の火災検出消火システムに
於いて、2つの前記火災検出装置からの火災検出情報信
号を受けて前記制御装置で前記自動放水条件を満足した
と判断する場合、 前記火災検出装置の一方は、警戒区域を見下ろす位置に
設置され、警戒区域の光学的な二次元走査により火源を
検出して火源位置信号を出力する走査型の火災検出装置
であり、 前記火災検出装置の他方は、前記警戒区域に設置され火
災によって発生する煙や炎等を検出して火災検出情報信
号を出力する前記走査型の火災検出装置以外の火災検出
装置であることを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項19】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、 前記放水ノズル装置は、所定の仰角に固定した放水ノズ
ルを水平回りに旋回制御して放水方向を設定し、前記放
水ノズルに供給する消火用水の圧力により放水距離を設
定することを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項20】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、 前記火災検出装置は、警戒区域を見下ろす位置に設置さ
れ、警戒区域の光学的な二次元走査により火源を監視し
て火源検出時に火源の位置情報信号を出力し、 前記消火ノズル装置は、前記火災検出装置の下部に一体
又は個別に配置され、前記火災検出装置による火源検出
方向に放水ノズルを連動制御して放水方向を設定し、前
記放水ノズルに供給する消火用水の圧力により放水距離
を設定することを特徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項21】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、前記火災検出装置からの火災
検出情報信号を所定時間継続して受けた場合に、自動放
水条件を満足したと判断することを特徴とする火災検出
消火システム。 - 【請求項22】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、少なくとも2つの前記火災検
出装置からの火災検出情報信号を受けた場合に、自動放
水条件を満足したと判断することを特徴とする火災検出
消火システム。 - 【請求項23】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、少なくとも2つの前記火災検
出装置からの火災検出情報信号を所定時間継続して受け
た場合に、自動放水条件を満足したと判断することを特
徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項24】請求項4記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、前記火災検出装置で検出した
火源の大きさに応じて、自動放水条件を満足したと判断
してから放水開始までの遅延時間を設定した放水遅延タ
イマのタイマ時間を設定し、自動放水条件を満足したと
判断した場合に、設定した該放水遅延タイマを作動し、
該放水遅延タイマによる前記遅延時間経過後に前記放水
ノズル装置からの放水を開始させることを特徴とする火
災検出消火システム。 - 【請求項25】請求項7に記載の火災検出消火システム
に於いて、前記制御装置は、前記火災検出装置で検出し
た火源の大きさに応じて、放水開始から放水停止までの
放水時間を設定した放水停止タイマのタイマ時間を設定
し、自動放水の開始と同時に、設定した該放水停止タイ
マを作動し、該放水停止タイマによる放水時間の経過後
に前記放水ノズル装置からの放水を停止させることを特
徴とする火災検出消火システム。 - 【請求項26】請求項1記載の火災検出消火システムに
於いて、前記制御装置は、前記放水ノズル装置からの放
水を行う場合に、放水ノズルを上下及び又は左右に可変
制御することを特徴とする火災検出消火システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06444897A JP3238879B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 火災検出消火システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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