JPH1026156A - ディスクブレーキ用シム - Google Patents
ディスクブレーキ用シムInfo
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- JPH1026156A JPH1026156A JP19533396A JP19533396A JPH1026156A JP H1026156 A JPH1026156 A JP H1026156A JP 19533396 A JP19533396 A JP 19533396A JP 19533396 A JP19533396 A JP 19533396A JP H1026156 A JPH1026156 A JP H1026156A
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- caliper
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シムにキャリパ爪からの脱落防止機能を付加
することで、多機能化を図る。 【解決手段】 アウタパッド20とキャリパ爪18との
間に配置されたシム30であって、当該シム30外周に
設けたパッド係止部36A〜36Cにてアウタパッド2
0に係止するとともに、シム30のキャリパ爪係止部3
8A、38Bをキャリパ爪18側へと切り起こし、略L
字状に形成してシム30背面側とでキャリパ爪18を挟
圧する。またキャリパ爪係止部38A、38Bを切り起
こした後の逃げ穴40の外縁間寸法を凸型突起部42の
寸法に対応させたことから、シム30はアウタパッド2
0に位置決めされ、シム30の取り付けによる防音特性
を有効に働かせることができる。よってシム30に脱落
防止機能を付加することでアウタパッド20の脱落防止
用バネが不要になり、コスト低減が達成できるとともに
アウタパッド引き摺りの防止さらにシム30の防音特性
の向上が達成できる。
することで、多機能化を図る。 【解決手段】 アウタパッド20とキャリパ爪18との
間に配置されたシム30であって、当該シム30外周に
設けたパッド係止部36A〜36Cにてアウタパッド2
0に係止するとともに、シム30のキャリパ爪係止部3
8A、38Bをキャリパ爪18側へと切り起こし、略L
字状に形成してシム30背面側とでキャリパ爪18を挟
圧する。またキャリパ爪係止部38A、38Bを切り起
こした後の逃げ穴40の外縁間寸法を凸型突起部42の
寸法に対応させたことから、シム30はアウタパッド2
0に位置決めされ、シム30の取り付けによる防音特性
を有効に働かせることができる。よってシム30に脱落
防止機能を付加することでアウタパッド20の脱落防止
用バネが不要になり、コスト低減が達成できるとともに
アウタパッド引き摺りの防止さらにシム30の防音特性
の向上が達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタパッドをキ
ャリパ爪に凹凸嵌合部を介して取り付けてなるディスク
ブレーキにおける前記アウタパッドとキャリパ爪の接合
面部分に介装されたシムに関するものである。
ャリパ爪に凹凸嵌合部を介して取り付けてなるディスク
ブレーキにおける前記アウタパッドとキャリパ爪の接合
面部分に介装されたシムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクブレーキとして、アウタ
パッドをキャリパ爪に凹凸嵌合させ、当該アウタパッド
に発生する制動トルクをキャリパを介して車体側で支持
するようにした構造のディスクブレーキが知られてい
る。
パッドをキャリパ爪に凹凸嵌合させ、当該アウタパッド
に発生する制動トルクをキャリパを介して車体側で支持
するようにした構造のディスクブレーキが知られてい
る。
【0003】例えば実開昭63−104736号公報に
示されているディスクブレーキでは、アウタパッド背面
側に凹凸嵌合用の凸型突起部が一対左右対象に設けられ
ており、一方キャリパ爪側には、前記アウタパッドの凸
型突起部に対応した嵌合穴がロータ軸心方向に沿って設
けられている。そして両者を嵌合させることで凹凸嵌合
部を形成し、アウタパッドをキャリパ爪に係止させてい
る。また凹凸嵌合の際、アウタパッド背面側の凸型突起
部にノイズ低減用のシムを挿通させ、制動時におけるア
ウタパッドからの振動をキャリパ爪に伝達することを防
止している。
示されているディスクブレーキでは、アウタパッド背面
側に凹凸嵌合用の凸型突起部が一対左右対象に設けられ
ており、一方キャリパ爪側には、前記アウタパッドの凸
型突起部に対応した嵌合穴がロータ軸心方向に沿って設
けられている。そして両者を嵌合させることで凹凸嵌合
部を形成し、アウタパッドをキャリパ爪に係止させてい
る。また凹凸嵌合の際、アウタパッド背面側の凸型突起
部にノイズ低減用のシムを挿通させ、制動時におけるア
ウタパッドからの振動をキャリパ爪に伝達することを防
止している。
【0004】そしてキャリパ爪からアウタパッドおよび
シムが脱落するのを防止するため、アウタパッド背面の
凸部突起部中間位置には、後述するパッド押さえバネを
係止させるための係止用突起部が設けられている。パッ
ド押さえバネは、一本のワイヤを屈曲させて形成されて
おり、その中央部には、前記係止用突起部との係止をな
すクリップ部が設けられ、また当該クリップ部からは両
側凸型突起部方向へと延長され、キャリパ爪との係止を
なすキャリパ爪係止片が設けられている。
シムが脱落するのを防止するため、アウタパッド背面の
凸部突起部中間位置には、後述するパッド押さえバネを
係止させるための係止用突起部が設けられている。パッ
ド押さえバネは、一本のワイヤを屈曲させて形成されて
おり、その中央部には、前記係止用突起部との係止をな
すクリップ部が設けられ、また当該クリップ部からは両
側凸型突起部方向へと延長され、キャリパ爪との係止を
なすキャリパ爪係止片が設けられている。
【0005】このように形成されたパッド押さえバネの
クリップ部をアウタパッド背面の係止用突起部に取り付
けるとともに、凹凸嵌合部方向に延長された一対のキャ
リパ爪係止片をキャリパ爪に係止させると、アウタパッ
ドはキャリパ爪に保持がなされ、アウタパッドおよびシ
ムがキャリパ爪から脱落するのを防止できる。
クリップ部をアウタパッド背面の係止用突起部に取り付
けるとともに、凹凸嵌合部方向に延長された一対のキャ
リパ爪係止片をキャリパ爪に係止させると、アウタパッ
ドはキャリパ爪に保持がなされ、アウタパッドおよびシ
ムがキャリパ爪から脱落するのを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでアウタパッド
とキャリパ爪との間に介装されたシムの脱落を防止をす
るためには、上述したように脱落防止用のバネを必要と
していた。このため部品点数増加の原因となり、製造コ
スト上昇の一因となっていた。
とキャリパ爪との間に介装されたシムの脱落を防止をす
るためには、上述したように脱落防止用のバネを必要と
していた。このため部品点数増加の原因となり、製造コ
スト上昇の一因となっていた。
【0007】またシムは、アウタパッド背面の凸型突起
部に挿通されるが、凸型突起部とシムの内径とには隙間
が存在する。この隙間の為、制動時において、シムが隙
間内で移動し、シム取り付けによる防音作用を最大限に
生かすことができなかった。
部に挿通されるが、凸型突起部とシムの内径とには隙間
が存在する。この隙間の為、制動時において、シムが隙
間内で移動し、シム取り付けによる防音作用を最大限に
生かすことができなかった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に着目し、シ
ムに脱落防止用バネの機能を加えることで、脱落防止用
バネの廃止によるコストの削減を図るとともに、アウタ
パッド引き摺りの防止、およびシムの防音特性向上を図
ることを目的とする。
ムに脱落防止用バネの機能を加えることで、脱落防止用
バネの廃止によるコストの削減を図るとともに、アウタ
パッド引き摺りの防止、およびシムの防音特性向上を図
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパッド
とキャリパ爪との間に介在するディスクブレーキ用シム
に脱落防止用バネの機能を加えれば、多機能化により脱
落防止用バネを削除できるという知見に基づいてなされ
たものである。すなわち本発明にかかるディスクブレー
キ用シムは、アウタパッドをキャリパ爪に凹凸嵌合部を
介して取り付けてなるディスクブレーキにおける前記ア
ウタパッドとキャリパ爪の接合面部分に介装されたシム
であって、当該シムには前記凹凸嵌合部の逃げを形成す
る切欠穴を設けるとともに、この切欠穴の縁辺から切り
起こされて前記キャリパ爪縁部を包着する略L字状の切
り起こし片を設けるよう構成した。
とキャリパ爪との間に介在するディスクブレーキ用シム
に脱落防止用バネの機能を加えれば、多機能化により脱
落防止用バネを削除できるという知見に基づいてなされ
たものである。すなわち本発明にかかるディスクブレー
キ用シムは、アウタパッドをキャリパ爪に凹凸嵌合部を
介して取り付けてなるディスクブレーキにおける前記ア
ウタパッドとキャリパ爪の接合面部分に介装されたシム
であって、当該シムには前記凹凸嵌合部の逃げを形成す
る切欠穴を設けるとともに、この切欠穴の縁辺から切り
起こされて前記キャリパ爪縁部を包着する略L字状の切
り起こし片を設けるよう構成した。
【0010】また前記切り起こし片は、弾性力を有して
キャリパ爪を挟圧可能にするよう構成した。また前記切
欠穴は対をなす凹凸嵌合部に対応して形成され、その切
欠穴外縁間寸法を凹凸嵌合部外縁寸法に合わせて嵌合可
能に形成した。
キャリパ爪を挟圧可能にするよう構成した。また前記切
欠穴は対をなす凹凸嵌合部に対応して形成され、その切
欠穴外縁間寸法を凹凸嵌合部外縁寸法に合わせて嵌合可
能に形成した。
【0011】
【作用】上記構成によれば、シムにおいて凹凸嵌合部を
避けるための範囲をキャリパ爪側に切り起こし、切り起
こしにより発生する切欠穴に凹凸嵌合部を挿通させる。
そして切り起こし片を略L字状に形成し、キャリパ爪の
外表面まで達せれば、切り起こし片とシム背面側とでキ
ャリパ爪はロータ軸心方向に挟まれる。このように切り
起こし片とシム背面側とでキャリパ爪を挟み込めば、シ
ムはキャリパ爪によってロータ軸心方向の動きが制限さ
れ、キャリパ爪から脱落するのを防止できる。
避けるための範囲をキャリパ爪側に切り起こし、切り起
こしにより発生する切欠穴に凹凸嵌合部を挿通させる。
そして切り起こし片を略L字状に形成し、キャリパ爪の
外表面まで達せれば、切り起こし片とシム背面側とでキ
ャリパ爪はロータ軸心方向に挟まれる。このように切り
起こし片とシム背面側とでキャリパ爪を挟み込めば、シ
ムはキャリパ爪によってロータ軸心方向の動きが制限さ
れ、キャリパ爪から脱落するのを防止できる。
【0012】ここで切り起こし片を若干鋭角に折り曲
げ、切り起こし片の弾性力を利用してキャリパ爪を挟圧
すれば、 シムはキャリパ爪に密着される。このためシ
ムはキャリパ爪からの脱落防止をより確実に行うことが
できる。
げ、切り起こし片の弾性力を利用してキャリパ爪を挟圧
すれば、 シムはキャリパ爪に密着される。このためシ
ムはキャリパ爪からの脱落防止をより確実に行うことが
できる。
【0013】また一対の凹凸嵌合部外縁寸法に合わせて
切欠穴外縁間寸法を設定すれば、アウタパッドとシムと
の位置決めがなされるので、シムとパッドを一体化する
ことが可能になる。このことからシムは隙間内での移動
が無くなり、シム取り付けによる防音特性を有効に働か
せることができる。
切欠穴外縁間寸法を設定すれば、アウタパッドとシムと
の位置決めがなされるので、シムとパッドを一体化する
ことが可能になる。このことからシムは隙間内での移動
が無くなり、シム取り付けによる防音特性を有効に働か
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るディスクブ
レーキ用シムの好適な実施形態例を図面を参照して詳細
に説明する。
レーキ用シムの好適な実施形態例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0015】図1は、実施の形態に係るディスクブレー
キ用シムをディスクブレーキに適用する際の構成図を示
す。
キ用シムをディスクブレーキに適用する際の構成図を示
す。
【0016】この実施の形態に用いられるディスクブレ
ーキは、図示しないロータを跨ぐキャリパ12を車体に
取付けられたサポートに対して一対のガイドピンを介し
てロータの軸心方向に沿って移動可能としておき、キャ
リパのインナ側に装備した液圧シリンダを作動させ、イ
ンナパッドをロータに圧接するとともに、その反力によ
るキャリパ12の移動で、アウタ側のキャリパ爪18に
よりアウタパッド20をロータに圧接させるようにして
いる。ここでアウタパッド20は、ロータに圧接される
摩擦材24と、当該摩擦材24を保持しキャリパ爪18
からの押圧動作を摩擦パッド24に伝達させる裏金28
とで構成されている。
ーキは、図示しないロータを跨ぐキャリパ12を車体に
取付けられたサポートに対して一対のガイドピンを介し
てロータの軸心方向に沿って移動可能としておき、キャ
リパのインナ側に装備した液圧シリンダを作動させ、イ
ンナパッドをロータに圧接するとともに、その反力によ
るキャリパ12の移動で、アウタ側のキャリパ爪18に
よりアウタパッド20をロータに圧接させるようにして
いる。ここでアウタパッド20は、ロータに圧接される
摩擦材24と、当該摩擦材24を保持しキャリパ爪18
からの押圧動作を摩擦パッド24に伝達させる裏金28
とで構成されている。
【0017】そしてディスクブレーキのアウタ側におい
て、キャリパ爪18とアウタパッド20との間にはシム
30が配置されている。
て、キャリパ爪18とアウタパッド20との間にはシム
30が配置されている。
【0018】図2はシム30の曲げ加工前後の形態を示
す状態図であり、同図(1)は曲げ加工前の状態(半製
品)を示し、また同図(2)は曲げ加工後(製品)の形
態を示す。当該シム30は、片面が金属面32となって
おり、また反対面は低摩擦材面34となっている。曲げ
加工前のシム30は、原板をプレス加工により、裏金2
8外周形状に沿うように打ち抜き形成したものである。
このように打ち抜ぬかれた曲げ加工前のシム30の外周
部には、アウタパッド20に係止させるための係止手段
となるパッド係止部36A、36B、36Cが設けられ
ている。そして前記曲げ加工前のシム30の内側には、
切り起こし片となるキャリパ爪係止部38A,38Bが
設けられている。
す状態図であり、同図(1)は曲げ加工前の状態(半製
品)を示し、また同図(2)は曲げ加工後(製品)の形
態を示す。当該シム30は、片面が金属面32となって
おり、また反対面は低摩擦材面34となっている。曲げ
加工前のシム30は、原板をプレス加工により、裏金2
8外周形状に沿うように打ち抜き形成したものである。
このように打ち抜ぬかれた曲げ加工前のシム30の外周
部には、アウタパッド20に係止させるための係止手段
となるパッド係止部36A、36B、36Cが設けられ
ている。そして前記曲げ加工前のシム30の内側には、
切り起こし片となるキャリパ爪係止部38A,38Bが
設けられている。
【0019】パッド係止部36A、36B、36Cは、
シム30の外周から外方に延長される切片状となってお
り、破線で図中に示されたラインAの位置で若干鋭角に
山折りがなされる。
シム30の外周から外方に延長される切片状となってお
り、破線で図中に示されたラインAの位置で若干鋭角に
山折りがなされる。
【0020】一方キャリパ爪係止部38A、38Bは、
シム30の中央部付近から、両側長手方向に延長された
切片状となっている。そしてその長さは、キャリパ爪係
止部38A、38Bを折り曲げた後、キャリパ爪18の
外表面側にかかるだけの長さに設定されている。そして
キャリパ爪係止部38A、38Bは、当該キャリパ爪係
止部38A、38B内側に図中破線で示されたラインC
の位置で若干鋭角に山折りがなされるとともに、図中2
点鎖線で示されたラインDの位置でシム30背面に対し
垂直方向に谷折りがなされる。このときラインCとライ
ンDとの距離は、キャリパ爪18の厚みに対し若干広い
間隔に設定される。
シム30の中央部付近から、両側長手方向に延長された
切片状となっている。そしてその長さは、キャリパ爪係
止部38A、38Bを折り曲げた後、キャリパ爪18の
外表面側にかかるだけの長さに設定されている。そして
キャリパ爪係止部38A、38Bは、当該キャリパ爪係
止部38A、38B内側に図中破線で示されたラインC
の位置で若干鋭角に山折りがなされるとともに、図中2
点鎖線で示されたラインDの位置でシム30背面に対し
垂直方向に谷折りがなされる。このときラインCとライ
ンDとの距離は、キャリパ爪18の厚みに対し若干広い
間隔に設定される。
【0021】ここでキャリパ爪係止部38A、38Bを
折り曲げることによってシム30表面上には切欠穴とな
る逃げ穴40が生じる(同図(2))。そして当該逃げ
穴40同士の外縁間距離は、裏金28背面に設けられた
後述する凸型突起部同士の寸法に対応しており、これら
凸型突起部が逃げ穴40を挿通することで、シム30は
アウタパッド20に対して位置決めがなされるのであ
る。
折り曲げることによってシム30表面上には切欠穴とな
る逃げ穴40が生じる(同図(2))。そして当該逃げ
穴40同士の外縁間距離は、裏金28背面に設けられた
後述する凸型突起部同士の寸法に対応しており、これら
凸型突起部が逃げ穴40を挿通することで、シム30は
アウタパッド20に対して位置決めがなされるのであ
る。
【0022】パッド係止部36A、36B、36Cとキ
ャリパ爪係止部38A、38Bとに折り曲げ加工をおこ
なった後の形態は、同図(2)に示す通り、シム30の
金属面32側にパッド係止部36A、36B、36Cが
突出し、またシム30の低摩擦材面34側にキャリパ爪
係止部38A、38Bが突出する形態となる。
ャリパ爪係止部38A、38Bとに折り曲げ加工をおこ
なった後の形態は、同図(2)に示す通り、シム30の
金属面32側にパッド係止部36A、36B、36Cが
突出し、またシム30の低摩擦材面34側にキャリパ爪
係止部38A、38Bが突出する形態となる。
【0023】裏金28の背面側には、キャリパ爪18と
凹凸嵌合し、キャリパ爪18に制動トルクを伝達させる
ため、一対の凸型突起部42が設けられている。さらに
裏金28の外周には、当該裏金28の外周を切り欠き、
シム30のパッド係止部36A、36B、36Cに対応
した切り欠き部44A、44B、44Cが設けられてい
る。このように構成されたアウタパッド20とシム30
との係止構成を説明すると、裏金28背面側に対しシム
30の低摩擦材面34が対面されており、この対面状態
の保持は、パッド係止部36A、36B、36Cと切り
欠き部44A、44B、44Cとの互いの係止作用によ
ってなされている。
凹凸嵌合し、キャリパ爪18に制動トルクを伝達させる
ため、一対の凸型突起部42が設けられている。さらに
裏金28の外周には、当該裏金28の外周を切り欠き、
シム30のパッド係止部36A、36B、36Cに対応
した切り欠き部44A、44B、44Cが設けられてい
る。このように構成されたアウタパッド20とシム30
との係止構成を説明すると、裏金28背面側に対しシム
30の低摩擦材面34が対面されており、この対面状態
の保持は、パッド係止部36A、36B、36Cと切り
欠き部44A、44B、44Cとの互いの係止作用によ
ってなされている。
【0024】図3(1)、(2)は、アウタパッド20
とシム30との係止構成を示す。同図(1)は、パッド
係止部36Aと切り欠き部44Aとの係止断面状態を示
し、同図(2)は、パッド係止部36B、36Cと切り
欠き部44B、44Cとの係止断面状態を示す。同図
(1)、(2)に示すようにパッド係止部36Aは、シ
ム30背面に対し、若干鋭角に折り曲げられていること
から、裏金28を斜めに付勢し、切り欠き部44Aに密
着するのである。一方パッド係止部36B、36Cもパ
ッド係止部36Aと同様の形状になっていることから、
裏金28への付勢が働き、切り欠き部44B、44Cと
密着されるのである。
とシム30との係止構成を示す。同図(1)は、パッド
係止部36Aと切り欠き部44Aとの係止断面状態を示
し、同図(2)は、パッド係止部36B、36Cと切り
欠き部44B、44Cとの係止断面状態を示す。同図
(1)、(2)に示すようにパッド係止部36Aは、シ
ム30背面に対し、若干鋭角に折り曲げられていること
から、裏金28を斜めに付勢し、切り欠き部44Aに密
着するのである。一方パッド係止部36B、36Cもパ
ッド係止部36Aと同様の形状になっていることから、
裏金28への付勢が働き、切り欠き部44B、44Cと
密着されるのである。
【0025】そして上述のようにパッド係止部36A、
36B、36Cは、裏金28に対し斜めに付勢している
ことから、矢印46に示すようなアウタパッド20の厚
み方向に、シム30を引き剥がす力が働いても、裏金2
8とシム30とが離反し、アウタパッド20がシムより
脱落することはない。
36B、36Cは、裏金28に対し斜めに付勢している
ことから、矢印46に示すようなアウタパッド20の厚
み方向に、シム30を引き剥がす力が働いても、裏金2
8とシム30とが離反し、アウタパッド20がシムより
脱落することはない。
【0026】キャリパ爪18には、裏金28に設けた凸
型突起部42と凹凸嵌合され、裏金28からの制動トル
クを受けるため嵌合穴となるトルク受け穴48が設けら
れている。そして当該トルク受け穴48に、シム30の
位置決め用となるアウタパッド20の凸型突起部42を
凹凸嵌合させ、凹凸嵌合部を形成するとともに、シム3
0に設けられたキャリパ爪係止部38A、38Bを用い
て、キャリパ爪18にアウタパッド20とシム30とを
係止させる。
型突起部42と凹凸嵌合され、裏金28からの制動トル
クを受けるため嵌合穴となるトルク受け穴48が設けら
れている。そして当該トルク受け穴48に、シム30の
位置決め用となるアウタパッド20の凸型突起部42を
凹凸嵌合させ、凹凸嵌合部を形成するとともに、シム3
0に設けられたキャリパ爪係止部38A、38Bを用い
て、キャリパ爪18にアウタパッド20とシム30とを
係止させる。
【0027】これらキャリパ爪18とアウタパッド2
0、シム30との係止構造を図3(3)を用いて説明す
る。同図(3)は、キャリパ爪18とアウタパッド2
0、シム30との係止状態を表す下側面図である。
0、シム30との係止構造を図3(3)を用いて説明す
る。同図(3)は、キャリパ爪18とアウタパッド2
0、シム30との係止状態を表す下側面図である。
【0028】同図(3)に示すように、キャリパ爪係止
部38A、38Bの折り曲げ位置の間隔が、キャリパ爪
18の厚みに対して若干広く設定されているが、キャリ
パ爪係止部38A、38Bの先端の折り曲げは若干鋭角
に設定されているので、シム30はキャリパ爪18に、
凹凸嵌合方向となる矢印50方向へと付勢接触するので
ある。このため矢印50に示すキャリパ爪18の厚み方
向に、シム30を引き剥がす力が働いても、キャリパ爪
18とシム30とが離反し、アウタパッド20およびシ
ム30がキャリパ爪18より脱落することはない。よっ
てアウタパッド20離反によるロータへの引き摺りを防
止することができる。またキャリパ爪係止部38A、3
8Bは、シム30内側に設けてあることから、シム30
の面積増大が防止できる。よってプレス加工時における
原板からの取り個数減少が抑えられ、コスト高騰を防止
することができる。
部38A、38Bの折り曲げ位置の間隔が、キャリパ爪
18の厚みに対して若干広く設定されているが、キャリ
パ爪係止部38A、38Bの先端の折り曲げは若干鋭角
に設定されているので、シム30はキャリパ爪18に、
凹凸嵌合方向となる矢印50方向へと付勢接触するので
ある。このため矢印50に示すキャリパ爪18の厚み方
向に、シム30を引き剥がす力が働いても、キャリパ爪
18とシム30とが離反し、アウタパッド20およびシ
ム30がキャリパ爪18より脱落することはない。よっ
てアウタパッド20離反によるロータへの引き摺りを防
止することができる。またキャリパ爪係止部38A、3
8Bは、シム30内側に設けてあることから、シム30
の面積増大が防止できる。よってプレス加工時における
原板からの取り個数減少が抑えられ、コスト高騰を防止
することができる。
【0029】さらに逃げ穴40外縁間距離は、一対の凸
型突起部42の外側寸法に一致しているので、ブレーキ
制動によってロータ回転方向に力が加わっても、アウタ
パッド20とシム30との相対位置が変動することはな
い。よってシム30が裏金28とキャリパ爪18との間
で移動することがなく、シム30の防音効果が有効に作
用する。
型突起部42の外側寸法に一致しているので、ブレーキ
制動によってロータ回転方向に力が加わっても、アウタ
パッド20とシム30との相対位置が変動することはな
い。よってシム30が裏金28とキャリパ爪18との間
で移動することがなく、シム30の防音効果が有効に作
用する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ウタパッドをキャリパ爪に凹凸嵌合部を介して取り付け
てなるディスクブレーキにおける前記アウタパッドとキ
ャリパ爪の接合面部分に介装されたシムであって、当該
シムには前記凹凸嵌合部の逃げを形成する切欠穴を設け
るとともに、この切欠穴の縁辺から切り起こされて前記
キャリパ爪縁部を包着する略L字状の切り起こし片を設
けたことで、アウタパッドの引き摺り防止が行えるとと
もに、従来用いていたアウタパッド脱落防止用バネの機
能をシムに持たせ、脱落防止用バネを廃止することがで
きる。そして脱落防止用バネの廃止によりコスト低減が
達成できる。さらに切り起こし片をシム内側に形成させ
ていることから、シムの外縁面積は増大せず、原板から
シムを打ち抜く際、コストの上昇を抑えることができ
る。
ウタパッドをキャリパ爪に凹凸嵌合部を介して取り付け
てなるディスクブレーキにおける前記アウタパッドとキ
ャリパ爪の接合面部分に介装されたシムであって、当該
シムには前記凹凸嵌合部の逃げを形成する切欠穴を設け
るとともに、この切欠穴の縁辺から切り起こされて前記
キャリパ爪縁部を包着する略L字状の切り起こし片を設
けたことで、アウタパッドの引き摺り防止が行えるとと
もに、従来用いていたアウタパッド脱落防止用バネの機
能をシムに持たせ、脱落防止用バネを廃止することがで
きる。そして脱落防止用バネの廃止によりコスト低減が
達成できる。さらに切り起こし片をシム内側に形成させ
ていることから、シムの外縁面積は増大せず、原板から
シムを打ち抜く際、コストの上昇を抑えることができ
る。
【0031】また前記切り起こし片を弾性片として、キ
ャリパ爪を挟圧可能としたことより、キャリパ爪は切り
起こし片とシム背面側とで挟圧され、キャリパ爪に対し
シムは密着される。このためシムはキャリパ爪からの脱
落防止をより確実に行うことができる。
ャリパ爪を挟圧可能としたことより、キャリパ爪は切り
起こし片とシム背面側とで挟圧され、キャリパ爪に対し
シムは密着される。このためシムはキャリパ爪からの脱
落防止をより確実に行うことができる。
【0032】また前記切欠穴は対をなす凹凸嵌合部に対
応して形成され、その切欠穴外縁間寸法を凹凸嵌合部外
縁寸法に合わせて嵌合可能に形成したことにより、アウ
タパッドとシムとの位置決めがなされるので、シムとパ
ッドを一体化することが可能になる。このことからシム
は隙間内での移動が無くなり、シム取り付けによる防音
特性を有効に働かせることができる。
応して形成され、その切欠穴外縁間寸法を凹凸嵌合部外
縁寸法に合わせて嵌合可能に形成したことにより、アウ
タパッドとシムとの位置決めがなされるので、シムとパ
ッドを一体化することが可能になる。このことからシム
は隙間内での移動が無くなり、シム取り付けによる防音
特性を有効に働かせることができる。
【図1】実施の形態に係るディスクブレーキ用シムをデ
ィスクブレーキに適用する際の構成図を示す。
ィスクブレーキに適用する際の構成図を示す。
【図2】シムの曲げ加工前後の形態を示す状態図であ
る。
る。
【図3】シムの係止構造を示す説明図である。
12 キャリパ 18 キャリパ爪 20 アウタパッド 24 摩擦材 28 裏金 30 シム 32 金属面 34 低摩擦材面 36A パッド係止部 36B パッド係止部 36C パッド係止部 38A キャリパ爪係止部 38B キャリパ爪係止部 40 逃げ穴 42 凸型突起部 44A 切り欠き部 44B 切り欠き部 44C 切り欠き部 46 矢印 48 トルク受け穴 50 矢印
Claims (3)
- 【請求項1】 アウタパッドをキャリパ爪に凹凸嵌合部
を介して取り付けてなるディスクブレーキにおける前記
アウタパッドとキャリパ爪の接合面部分に介装されたシ
ムであって、当該シムには前記凹凸嵌合部の逃げを形成
する切欠穴を設けるとともに、この切欠穴の縁辺から切
り起こされて前記キャリパ爪縁部を包着する略L字状の
切り起こし片を設けたことを特徴とするディスクブレー
キ用シム。 - 【請求項2】 前記切り起こし片は、弾性力を有してキ
ャリパ爪を挟圧可能としたことを特徴とする請求項1に
記載のディスクブレーキ用シム。 - 【請求項3】 前記切欠穴は対をなす凹凸嵌合部に対応
して形成され、その切欠穴外縁間寸法を凹凸嵌合部外縁
寸法に合わせて嵌合可能に形成したことを特徴とする請
求項1に記載のディスクブレーキ用シム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19533396A JPH1026156A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | ディスクブレーキ用シム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19533396A JPH1026156A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | ディスクブレーキ用シム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1026156A true JPH1026156A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16339435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19533396A Pending JPH1026156A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | ディスクブレーキ用シム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1026156A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100824911B1 (ko) * | 2007-02-05 | 2008-04-23 | 울브린코리아(주) | 댐핑 심 및 이를 포함하는 브레이크 패드 |
| US7926627B2 (en) * | 2006-10-12 | 2011-04-19 | Advics Co., Ltd. | Pad sets for disk brakes |
| EP2088050B1 (en) | 2008-02-07 | 2016-10-05 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Disc brake friction member assembly |
| CN108779819A (zh) * | 2016-03-17 | 2018-11-09 | 新日铁住金株式会社 | 铁道车辆用的制动衬片及采用该制动衬片的铁道车辆用盘形制动器 |
| JP2023082632A (ja) * | 2021-12-02 | 2023-06-14 | スタンレー電気株式会社 | 半導体発光装置 |
| EP4650618A1 (en) * | 2024-05-14 | 2025-11-19 | Zf Aftermarket Iberica, S.L. | Brake assembly |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP19533396A patent/JPH1026156A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7926627B2 (en) * | 2006-10-12 | 2011-04-19 | Advics Co., Ltd. | Pad sets for disk brakes |
| KR100824911B1 (ko) * | 2007-02-05 | 2008-04-23 | 울브린코리아(주) | 댐핑 심 및 이를 포함하는 브레이크 패드 |
| EP2088050B1 (en) | 2008-02-07 | 2016-10-05 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Disc brake friction member assembly |
| CN108779819A (zh) * | 2016-03-17 | 2018-11-09 | 新日铁住金株式会社 | 铁道车辆用的制动衬片及采用该制动衬片的铁道车辆用盘形制动器 |
| JP2023082632A (ja) * | 2021-12-02 | 2023-06-14 | スタンレー電気株式会社 | 半導体発光装置 |
| EP4650618A1 (en) * | 2024-05-14 | 2025-11-19 | Zf Aftermarket Iberica, S.L. | Brake assembly |
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