JPH1026254A - パイロット排気集中化構造 - Google Patents

パイロット排気集中化構造

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JPH1026254A
JPH1026254A JP17800696A JP17800696A JPH1026254A JP H1026254 A JPH1026254 A JP H1026254A JP 17800696 A JP17800696 A JP 17800696A JP 17800696 A JP17800696 A JP 17800696A JP H1026254 A JPH1026254 A JP H1026254A
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尚宏 江口
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清辰 夏目
Shuzo Masuo
秀三 増尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズにパイロットエアを排出することが
でき、マニホールドベース寸法大きくすることなく、外
部パイロットも可能であるパイロット排気集中化構造を
提供すること。 【解決手段】 パイロット排気集中化構造は、パイロッ
トエアを制御するためのオペレータ弁2a、2bと、前
記パイロットエアにより駆動されるスプール4を備える
主弁本体5との組合せで構成され、スプール4の摺動す
る軸上で、主弁本体5の両側にオペレータ弁2aと2b
が配置され、オペレータ弁2aと連通するピストン室6
a、及びオペレータ弁2bと連通するピストン室6bを
備えるパイロット式切換弁1において、主弁本体5内に
ピストン室6aと6bとを連通するパイロット排気貫通
路8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧機器におい
ての空気圧切換弁に関するものであり、さらに詳細に
は、パイロット式切換弁におけるパイロット排気集中化
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気圧機器はローコストで、
省力化、自動化が可能となるために、多方面の産業にお
いて使用されている。また、空気圧は環境に対して清潔
に保てるために、最近半導体の製造ラインにおいても使
用されている。また、省配管、小型化を図るために、給
排気及び出力ポートを集結するマニホールドベースに、
多連数の切換え弁を搭載して一体化する、マニホールド
化が行なわれている。そして、メイン排気及び主弁を駆
動させるパイロットエアの排気も集中処理化が行なわれ
ている。さらに近年、切換え弁の応答性の向上が要求さ
れており、パイロットエアを制御するオペレータ弁はお
よそ5msec以下の応答時間で高速応答することが可
能である。そのため、パイロット式切換弁が20mse
c以下の応答に追従できるように、このオペレータ弁の
応答性によりパイロットエアを、オペレータ弁から主弁
のピストン室へ高速に供給するとともに、主弁のピスト
ン室からスムーズに排出することも非常に重要になって
いる。
【0003】ここで、従来のパイロット排気集中化構造
の第1の実施例を図7に示す。パイロット式電磁弁10
0はパイロットエアを制御するオペレータ弁102a、
102bを主弁本体104の両側に配置した両側ソレノ
イドタイプで、給気ポート108、2つの排気ポート1
06a、106b、及び2つの出力ポート109a、1
09bを持つ5ポート弁である。オペレータ弁102
a、102bを主弁本体104の両側に配置することに
より、主弁本体104のピストン室103a、103b
との距離を短くでき、パイロットエアをオペレータ弁1
02a、102bからピストン室102a、102bへ
供給する時間、すなわち主弁の切換え応答性に関しては
有利である。
【0004】このパイロット式電磁弁100はマニホー
ルドベース101に、他のパイロット式電磁弁とともに
多連数で搭載し、マニホールド化され使用されている。
そして、マニホールドベース101に搭載されたパイロ
ット式電磁弁100においては、スプール110の駆動
源であるパイロットエアが給気ポート108から供給さ
れる。すなわち、パイロット式電磁弁100はいわゆる
内部パイロット式である。給気ポート108から供給さ
れたパイロットエアはオペレータ弁102a、102b
に供給され、オペレータ弁102aあるいは102bの
ソレノイドが励磁することにより、オペレータ弁102
aあるいは102bが作動してパイロットエアを出力
し、そのパイロットエアが主弁本体104のピストン室
103aあるいは103bに供給されて、スプール11
0が動くことにより流路が切り替わる。
【0005】また、ピストン室103aあるいは103
bに供給されたパイロットエアは、マニホールドベース
101の排気流路107a及び107bを使用して集中
処理されている。すなわち、ピストン室103aあるい
は103bから排出されるパイロットエアは、主弁本体
104内に形成されているパイロット排気流路105a
及び105bを、排気ポート106a及び106bに連
通させて、メインの排気とともにマニホールドベース1
01内の排気流路107a及び107bから外部に排出
されている。
【0006】しかし、パイロット排気をメインの排気ポ
ート106a、106bに流して処理するため、多連数
のパイロット式切換弁をマニホールド化して使用してい
るとき、メイン側のエア圧が高いとメイン排気がピスト
ン室103a、103bに回り込んでしまう。従って、
スムーズにパイロットエアをピストン室103aあるい
は103bから排出できないため、主弁の切換え応答性
の悪化を招いてしまう、若しくは主弁が誤作動を起こし
たりする問題があった。
【0007】そこで、上記問題を解決した第2の従来例
を図8に示す。パイロット式電磁弁120は、第1の従
来例と同様、パイロットエアを制御するオペレータ弁1
02a、102bを主弁本体124の両側に配置した両
側ソレノイドタイプで、給気ポート108、2つの排気
ポート106a、106b、及び2つの出力ポート10
9a、109b、さらに2つのパイロット排気ポート1
28a、128bを持つ5ポート弁である。
【0008】パイロット式電磁弁120はマニホールド
ベース121に、他のパイロット式電磁弁とともに多連
数で搭載し、マニホールド化され使用されている。そし
て、マニホールドベース121に搭載されたパイロット
式電磁弁120においては、スプール110の駆動源で
あるパイロットエアが給気ポート108から供給され
る。そして、給気ポート108から供給されたパイロッ
トエアはオペレータ弁102a、102bに供給され、
オペレータ弁102aあるいは102bのソレノイドが
励磁することにより、オペレータ弁102aあるいは1
02bが作動してパイロットエアを出力し、そのパイロ
ットエアが主弁本体124のピストン室103aあるい
は103bに供給されて、スプール110が動くことに
より流路が切り替わる。また、ピストン室103aある
いは103bに供給されたパイロットエアは、マニホー
ルドベース121のパイロット排気流路129a及び1
29bを使用して処理されている。よって、メイン排気
とパイロット排気が独立して処理されるため、パイロッ
ト排気へのメイン排気による干渉がなく、スムーズにパ
イロットエアをピストン室103aあるいは103bか
ら排出できる。従って、主弁の切換え応答性の悪化を招
いてしまう、若しくは主弁が誤作動を起こしたりする、
第1の従来例の問題点を解決している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2の
従来例のパイロット排気構造には次のような問題があっ
た。すなわち、パイロット排気の流路129a、129
bをマニホールドベース121内に2箇所設ける必要が
ある。よって、マニホールドベース101の寸法増大、
コストアップを招くという問題がある。さらに、排気ポ
ート107a、107bや出力ポート109a、109
bを加圧するユニバーサル加圧、あるいはスプール11
0の駆動圧力より低い低圧や低真空で使用するために
は、外部から給気とは独立してパイロットエアを供給す
る必要がある。よって、外部パイロット用の流路をマニ
ホールドベース121内に設けなければならない。従っ
て、既存のパイロットエア用の流路が排気用として12
9aと129bに加えて、給気用にさらに1本必要にな
り、マニホールドベース121の寸法増大、コストアッ
プを招くという問題がある。
【0010】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めになされたものであり、スムーズにパイロットエアを
排出することができ、マニホールドベース寸法大きくす
ることなく、外部パイロットも可能であるパイロット排
気集中化構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した問題点を解決す
るために第1の発明によれば、パイロットエアを制御す
るためのオペレータ弁と、前記パイロットエアにより駆
動されるポペット弁またはスプール弁を備える主弁本体
との組合せで構成され、前記ポペット弁またはスプール
弁の摺動する軸上で、前記主弁本体の両側に第1オペレ
ータ弁と第2オペレータ弁が配置され、前記第1オペレ
ータ弁及び第2オペレータ弁と連通する第1ピストン室
及び第2ピストン室を備えるパイロット式切換弁におけ
るパイロット排気集中化構造において、前記主弁本体内
に前記第1ピストン室と前記第2ピストン室とを連通す
るパイロットエア排気貫通路を有する。
【0012】また、第2の発明によれば、上記した問題
点を解決するために第1の発明において、前記主弁本体
内に外部から前記パイロットエアを供給するためのパイ
ロット給気ポートを有する。
【0013】上記構成を有するパイロット排気集中化構
造は次のように作用する。すなわち、主弁本体内に備わ
る2つのピストン室を連通させるパイロット排気貫通路
を設けているため、パイロット排気を1箇所に集中化で
き、1つのポートからマニホールドベースに流し処理す
ることができる。よって、パイロット排気を集中処理す
るためには、マニホールドベース内にパイロット排気ポ
ートが1つあればよい。従って、内部パイロット式の場
合には、マニホールドベースの小型化ができ、しかも加
工箇所が減るのでコストダウンすることができる。ま
た、外部パイロット式の場合には、従来のマニホールド
ベースを使用して、パイロット給気も集中処理すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパイロット排
気集中化構造について、具体化した実施の形態を挙げ、
図面に基づいて詳細に説明する。図1に本発明に係る第
1の実施の形態である内部パイロット式電磁弁を断面図
で示す。内部パイロット式とは、パイロットエアをメイ
ン給気から供給する方法である。電磁弁1は、図1に示
すように、主弁本体5の両側にパイロットエアを制御す
るオペレータ弁2a及び2bが配置された両側ソレノイ
ドタイプの電磁弁である。そして、給気ポートPと2つ
の排気ポートRA、RB、及び2つの出力ポートA、B
を備える5ポート弁であり、パイロット排気ポートPR
を1つ備えている。
【0015】主弁本体5には流路切換えを行なうスプー
ル4が、ほぼ中央に内蔵され、スプール4の両端部に
は、スプール4の駆動源であるパイロットエアが供給さ
れるピストン室6a及び6bが形成されている。このピ
ストン室6aまたは6bにパイロットエアが充填され、
エア圧によりスプール4が作動する。また、主弁本体5
内には、スプール4の上方にパイロットエア用の流路と
して、パイロット給気流路7とパイロット排気貫通路8
が形成されている。パイロット給気流路7は給気ポート
Pと連通していて、パイロットエアをオペレータ弁2a
及び2bに供給するための流路である。パイロット排気
貫通路8はピストン室6aと6bとを連通させるための
流路である。このパイロット排気貫通路8により、パイ
ロットエアの排気処理を1つのポートでできるようにな
っている。
【0016】一方、マニホールドベース3は、直方体形
状をなし、長手方向に給気ポートpと排気ポートra、
rb、及びパイロット排気ポートprがマニホールドベ
ース3内を貫通して形成されている。また、長手方向と
直行する方向に出力ポートa、bが、給気ポートpと排
気ポートra、rbの間をそれぞれの流路と交わること
なく、マニホールドベース3内に形成されている。そし
て、マニホールドベース3に形成されているそれぞれの
ポートと、マニホールドベース3に搭載される電磁弁に
形成されているそれぞれのポートとが、連通するように
マニホールドベース3に連絡流路が垂直方向に形成され
ている。よって、マニホールドベース3により給排気を
集中化でき、省配管化を可能にしている。
【0017】上記のように構成された電磁弁1は次のよ
うに作用する。まず、オペレータ弁2a及び2bの作動
について説明する。オペレータ弁2a及び2bはそれぞ
れが備えるコイルへの通電により作動するが、この作動
パターンが3種類ある。すなわち、、(1)オペレータ
弁2aのみ作動、(2)オペレータ弁2bのみ作動、
(3)オペレータ弁2a、2bともに作動せずの3パタ
ーンである。この3パターンによってメインの流路を切
り換えている。
【0018】それでは、上記3パターンにおける電磁弁
1の作動について説明する。まず、(1)のパターンで
あるオペレータ弁2aのみ作動された場合について説明
する。マニホールドベース3の給気ポートpに供給され
た給気が、パイロットエアとして電磁弁1の給気ポート
Pを介して、パイロット給気流路7を通り、オペレータ
弁2aと2bのパイロット給気ポート10aと10bに
供給されている。ここで、オペレータ弁2aを作動させ
ると、オペレータ弁2aよりパイロットエアがパイロッ
ト出力ポート12aより出力され、ピストン室6aに供
給される。するとピストン室6aにパイロットエアが充
填され、エア圧によりスプール4がオペレータ弁2b側
へ動く。従って、メイン流路として給気ポートPと出力
ポートA、出力ポートBと排気ポートRBが連通する。
そして、ピストン室6bに残留しているパイロットエア
は、オペレータ弁2bのパイロット出力ポート12b、
パイロット排気ポート11bを介して、パイロット排気
貫通路8を通り、パイロット排気ポートPRからマニホ
ールドベース3のパイロット排気ポートprに流れて排
出される。また、オペレータ弁2aへの通電を止めても
スプール4は動かず上記位置のままである。これは、停
電等によりスプール4が動き、電磁弁に接続しているシ
リンダ等が作動することを防止するためである。すなわ
ち、オペレータ弁2aへの通電を止めて、次にオペレー
タ弁2bに通電しないとスプール4は動かない。
【0019】次に、(2)のパターンであるオペレータ
弁2bのみ作動された場合について説明する。マニホー
ルドベース3の給気ポートpに供給された給気が、パイ
ロットエアとして電磁弁1の給気ポートPを介して、パ
イロット給気流路7を通り、オペレータ弁2aと2bの
パイロット給気ポート10aと10bに供給されてい
る。ここで、オペレータ弁2bを作動させると、オペレ
ータ弁2bよりパイロットエアがパイロット出力ポート
12bより出力され、ピストン室6bに供給される。す
るとピストン室6bにパイロットエアが充填され、エア
圧によりスプール4がオペレータ弁2a側へ動く。従っ
て、メイン流路として給気ポートPと出力ポートB、出
力ポートAと排気ポートRAが連通する。そして、ピス
トン室6aに残留しているパイロットエアは、オペレー
タ弁2aのパイロット出力ポート12a、パイロット排
気ポート11aを介して、パイロット排気ポートPRか
らマニホールドベース3のパイロット排気ポートprに
流れて排出される。また、オペレータ弁2bへの通電を
止めてもスプール4は動かず上記位置のままである。こ
れも、停電等によりシリンダ等が作動することを防止す
るためである。すなわち、オペレータ弁2bへの通電を
止めて、次にオペレータ弁2aに通電しないとスプール
4は動かない。
【0020】最後に(3)のパターンであるオペレータ
弁2a、2bともに作動させない場合について説明す
る。マニホールドベース3の給気ポートpに供給された
給気が、パイロットエアとして電磁弁1の給気ポートP
を介して、パイロット給気流路7を通り、オペレータ弁
2aと2bのパイロット給気ポート10aと10bに供
給されている。オペレータ弁2aと2bはともに作動し
ていないので、パイロットエアはオペレータ弁2a及び
2bから出力されず、パイロット給気ポート10a及び
10bで留まっている。よって、パイロットエアはピス
トン室6a及び6bには供給されないから、スプール4
は動かないのでメイン流路は切り替わらない。
【0021】以上説明した通り第1の実施の形態のパイ
ロット排気集中化構造によれば、主弁本体内に備わる2
つのピストン室を連通させるパイロット排気貫通路を設
けているため、パイロット排気を1箇所に集中化でき、
1つのポートからマニホールドベースに流し処理するこ
とができる。よって、パイロット排気を集中処理するた
めには、マニホールドベース内にパイロット排気ポート
が1つあればよいから、マニホールドベースの小型化が
でき、しかも加工箇所が減るのでコストダウンすること
ができる。さらに、パイロット排気は単独で処理される
ので、ピストン室からスムーズに排出でき、主弁の切換
え応答性は悪化しない。
【0022】図2に本発明に係る第2の実施の形態であ
る外部パイロット式電磁弁を断面図で示す。外部パイロ
ット式とは、パイロットエアをメイン給気とは別に単独
で供給する方法である。電磁弁21は、図2に示すよう
に、主弁本体25の両側にパイロットエアを制御するオ
ペレータ弁2a及び2bが配置された両側ソレノイドタ
イプの電磁弁である。そして、給気ポートPと2つの排
気ポートRA、RB、及び2つの出力ポートA、Bを備
える5ポート弁であり、パイロット排気ポートPRと外
部パイロットポートPPを備えている。第1の実施の形
態との相違点は、外部パイロット用のポート(外部パイ
ロットポートPP)が追加され、パイロット給気ポート
7が給気ポートPと連通していない点である。
【0023】主弁本体25には、第1の実施の形態と同
様に、流路切換えを行なうスプール4が、ほぼ中央に内
蔵され、スプール4の両端部には、スプール4の駆動源
であるパイロットエアが供給されるピストン室6a及び
6bが形成されている。このピストン室6aまたは6b
にパイロットエアが充填され、エア圧によりスプール4
が作動する。また、主弁本体25内には、スプール4の
上方にパイロットエア用の流路として、パイロット給気
流路7とパイロット排気貫通路8が形成されている。そ
して、パイロットエアは外部パイロットポートPPより
供給され、オペレータ弁2bへ、さらに、パイロット給
気流路7によりオペレータ弁2aへ供給される。パイロ
ット排気貫通路8はピストン室6aと6bとを連通させ
るための流路である。
【0024】一方、マニホールドベース23は、直方体
形状をなし、長手方向に給気ポートpと排気ポートr
a、rb、及びパイロット排気ポートprと外部パイロ
ットポートppがマニホールドベース23内を貫通して
形成されている。また、長手方向と直行する方向に出力
ポートa、bが、給気ポートpと排気ポートra、rb
の間をそれぞれの流路と交わることなく、マニホールド
ベース23内に形成されている。そして、マニホールド
ベース23に形成されているそれぞれのポートと、マニ
ホールドベース23に搭載される電磁弁に形成されてい
るそれぞれのポートとが、連通するようにマニホールド
ベース23に連絡流路が垂直方向に形成されている。第
1の実施の形態との相違点は、外部パイロットポートp
pが設けられている点であるが、第2の従来例のマニホ
ールドベースと同形状である。マニホールドベース23
により外部パイロット式においても、給排気を集中化で
き、省配管化を可能にしている。
【0025】上記のように構成された電磁弁21は次の
ように作用する。第1の実施の形態と同様に、まず、
(1)のパターンであるオペレータ弁2aのみ作動され
た場合について説明する。マニホールドベース23の外
部パイロットポートppに供給されたパイロットエア
は、パイロット給気ポートPPを通り、オペレータ弁2
bのパイロット給気ポート10bへ、さらにパイロット
給気流路7を通り、オペレータ弁2aのパイロット給気
ポート10aへ供給されている。ここで、オペレータ弁
2aを作動させると、オペレータ弁2aよりパイロット
エアがパイロット出力ポート12aより出力され、ピス
トン室6aに供給される。するとピストン室6aにパイ
ロットエアが充填され、エア圧によりスプール4がオペ
レータ弁2b側へ動く。従って、メイン流路として給気
ポートPと出力ポートA、出力ポートBと排気ポートR
Bが連通する。そして、ピストン室6bに残留している
パイロットエアは、オペレータ弁2bのパイロット出力
ポート12b、パイロット排気ポート11bを介して、
パイロット排気貫通路8を通り、パイロット排気ポート
PRからマニホールドベース23のパイロット排気ポー
トprに流れて排出される。また、オペレータ弁2aへ
の通電を止めてもスプール4は動かず上記位置のままで
ある。これは、停電等によりスプール4が動き、電磁弁
に接続しているシリンダ等が作動することを防止するた
めである。すなわち、オペレータ弁2aへの通電を止め
て、次にオペレータ弁2bに通電しないとスプール4は
動かない。
【0026】次に、(2)のパターンであるオペレータ
弁2bのみ作動された場合について説明する。マニホー
ルドベース23の外部パイロットポートppに供給され
たパイロットエアは、パイロット給気ポートPPを通
り、オペレータ弁2bのパイロット給気ポート10b
へ、さらにパイロット給気流路7を通り、オペレータ弁
2aのパイロット給気ポート10aへ供給されている。
ここで、オペレータ弁2bを作動させると、オペレータ
弁2bよりパイロットエアがパイロット出力ポート12
bより出力され、ピストン室6bに供給される。すると
ピストン室6bにパイロットエアが充填され、エア圧に
よりスプール4がオペレータ弁2a側へ動く。従って、
メイン流路として給気ポートPと出力ポートB、出力ポ
ートAと排気ポートRAが連通する。そして、ピストン
室6aに残留しているパイロットエアは、オペレータ弁
2aのパイロット出力ポート12a、パイロット排気ポ
ート11aを介して、パイロット排気ポートPRからマ
ニホールドベース23のパイロット排気ポートprに流
れて排出される。また、オペレータ弁2bへの通電を止
めてもスプール4は動かず上記位置のままである。これ
も、停電等によりシリンダ等が作動することを防止する
ためである。すなわち、オペレータ弁2bへの通電を止
めて、次にオペレータ弁2aに通電しないとスプール4
は動かない。
【0027】最後に、(3)のパターンであるオペレー
タ弁2a、2bともに作動させない場合について説明す
る。マニホールドベース23の外部パイロットポートp
pに供給されたパイロットエアは、パイロット給気ポー
トPPを通り、オペレータ弁2bのパイロット給気ポー
ト10bへ、さらにパイロット給気流路7を通り、オペ
レータ弁2aのパイロット給気ポート10aへ供給され
ている。オペレータ弁2aと2bはともに作動していな
いので、パイロットエアはオペレータ弁2a及び2bか
ら出力されず、パイロット給気ポート10a及び10b
で留まっている。よって、パイロットエアはピストン室
6a及び6bには供給されないから、スプール4は動か
ないのでメイン流路は切り替わらない。
【0028】さらに、電磁弁21は外部パイロット式な
ので、第1の実施の形態の電磁弁1ではできない以下の
使用方法を使用することができる。(1)低圧で使用す
る場合、(2)排気ポートに加圧して使用する場合、
(3)出力ポートに加圧して使用する場合、(4)低真
空で使用する場合がある。この4パターンの使用方法に
ついて説明する。
【0029】(1)のパターンである低圧で使用する場
合について説明する。低圧とは、スプール4を作動させ
るために必要な圧力以下の正圧のことである。この低圧
のエアを給気ポートPに供給して使用する。すなわち、
第1の実施の形態の内部パイロット式では、低圧エアが
パイロットエアになるので、スプール4を作動させるこ
とができず、流路が切り替わらない。しかし、メイン給
気とは別にスプール4を作動させることができる圧力以
上のパイロットエアを供給することにより、メイン給気
が低圧の場合でも、スプール4を作動させることがで
き、流路を切り換えることが可能となる。実際の使用例
としては、例えば図3に示すように、復動シリンダを接
続して、このシリンダの駆動圧力がスプールの駆動圧力
より低い場合に使用する。
【0030】(2)のパターンである排気ポートに加圧
して使用する場合について説明する。排気ポートRAと
RBに加圧していて、給気ポートPは加圧していないの
で、第1の実施の形態の内部パイロット式では、パイロ
ットエアが供給されないため、スプール4が作動せず流
路が切り替わらない。しかし、メイン給気とは別にパイ
ロットエアを供給することにより、スプール4を作動さ
せることができ、排気ポート加圧の場合でも、流路を切
り換えることが可能となる。実際の使用例として、例え
ば図4に示すように、複動シリンダを接続し、排気ポー
トRAとRBに異圧をかけて、シリンダの往復時におけ
る作動速度を変える場合に使用する。
【0031】(3)のパターンである出力ポートに加圧
して使用する場合について説明する。この場合も(2)
のパターンと同様に、給気ポートPは加圧していない
が、メイン給気とは別にパイロットエアを供給すること
により、スプール4を作動させることができ、出力ポー
ト加圧の場合でも、流路を切り換えることが可能とな
る。また、出力ポートA及びBが入力側で、給排気ポー
トP、RA、RBが出力側になる。図5に示すように、
出力ポートA、Bに異圧をかけて 、給排気ポートP、
RA、RBの圧力切換えをする場合に使用する。例え
ば、塗装ラインで塗料の吹き付け圧力を変えたり、出力
される圧力の違いを制御信号として使用している。
【0032】(4)のパターンである低真空で使用する
場合について説明する。この場合は給気ポートPが真
空、あるいは加圧されていないが、メイン給気とは別に
パイロットエアを供給することにより、スプール4を作
動させることができ、流路を切り換えることが可能とな
る。また、真空引きするポートは、給気ポートP、排気
ポートRA、RB、及び出力ポートA、Bどれでも良
い。実際の使用例として、例えば図6に示すように、給
気ポートPを真空引きして、出力ポートA及びBに吸着
パッドを接続して、鉄板等の運搬機器に使用している。
上記したように外部パイロット式にすることにより、電
磁弁の使用方法が多様になり、利用分野が非常に広が
る。
【0033】以上説明した通り第2の実施の形態のパイ
ロット排気集中化構造によれば、主弁本体内に備わる2
つのピストン室を連通させるパイロット排気貫通路を設
けているため、パイロット排気を1箇所に集中化でき、
1つのポートからマニホールドベースに流し処理するこ
とができるので、第2の従来例と同様のマニホールドベ
ースを使用して、外部パイロットが可能になる。すなわ
ち、既存の内部パイロット用のマニホールドベースを使
用して、外部パイロット給気が可能となる。さらに、パ
イロット排気は単独で処理されるので、ピストン室から
スムーズに排出でき、主弁の切換え応答性は悪化しな
い。
【0034】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限ることなく、色々な応
用が可能である。すなわち、例えば本実施の形態では、
主弁がスプール弁であるが、もちろんポペット弁に対し
ても本発明は適応可能である。また、パイロットエアを
制御するために電磁弁を使用しているが、エアによる制
御弁にも適応可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、パイロットエアを制御
するためのオペレータ弁と、前記パイロットエアにより
駆動されるポペット弁またはスプール弁を備える主弁本
体との組合せで構成され、前記ポペット弁またはスプー
ル弁の摺動する軸上で、前記主弁本体の両側に第1オペ
レータ弁と第2オペレータ弁が配置され、前記第1オペ
レータ弁及び第2オペレータ弁と連通する第1ピストン
室及び第2ピストン室を備えるパイロット式切換弁にお
けるパイロット排気集中化構造において、前記主弁本体
内に前記第1ピストン室と前記第2ピストン室とを連通
するパイロットエア排気貫通路を有するので、パイロッ
ト排気を1箇所に集中化でき、1つのポートからマニホ
ールドベースに流し処理することができる。よって、パ
イロット排気を集中処理するためには、マニホールドベ
ース内にパイロット排気ポートが1つあればよいから、
マニホールドベースの小型化ができ、しかも加工箇所が
減るのでコストダウンすることができる。
【0036】また、パイロット排気は単独で処理される
ので、ピストン室からスムーズに排出でき、主弁の切換
え応答性は悪化しない。さらに、マニホールドベースの
寸法増大を招くことなく、外部パイロット式において
も、パイロット給気を集中処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の断面図である。
【図3】本発明に係る第2の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の低圧での使用例を表わし
た図記号である。
【図4】本発明に係る第2の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の排気ポート加圧での使用
例を表わした図記号である。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の出力ポート加圧での使用
例を表わした図記号である。
【図6】本発明に係る第2の実施の形態のパイロット排
気集中化構造を有する電磁弁の低真空での使用例を表わ
した図記号である。
【図7】第1の従来例に係るパイロット排気集中化構造
を有する電磁弁の断面図である。
【図8】第2の従来例に係るパイロット排気構造を有す
る電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 2a、2b オペレータ弁 3 マニホールドベース 4 スプール 5 主弁本体 6a、6b ピストン室 7 パイロット給気流路 8 パイロット排気貫通路 pr パイロット排気ポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットエアにより駆動されるポペッ
    ト弁またはスプール弁を備える主弁本体と、 前記ポペット弁またはスプール弁の摺動する軸上で、前
    記主弁本体の片側に配置される、パイロットエアを制御
    するための第1オペレータ弁と、 前記ポペット弁またはスプール弁の摺動する軸上で、前
    記主弁本体の他方の片側に配置される、パイロットエア
    を制御するための第2オペレータ弁と、 前記第1オペレータ弁と連通する第1ピストン室、及び
    前記第2オペレータ弁と連通する第2ピストン室とを備
    える、パイロット式切換弁におけるパイロット排気集中
    化構造において、 前記主弁本体内に前記第1ピストン室と前記第2ピスト
    ン室とを連通するパイロットエア排気貫通路を有するこ
    とを特徴とするパイロット排気集中化構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパイロット排気集中
    化構造において、 前記主弁本体内に外部から前記パイロットエアを供給す
    るためのパイロット給気ポートを有することを特徴とす
    るパイロット排気集中化構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540369A (ja) * 1999-03-25 2002-11-26 フォッケ・ウント・コンパニー(ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー) 流動する媒体の制御デバイス
JP2015094711A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 東洋ガラス機械株式会社 識別装置
CN106763831A (zh) * 2016-12-26 2017-05-31 金洪水 先导式自锁截止阀
CN115218032A (zh) * 2022-08-30 2022-10-21 靖江佳佳精密机械科技有限公司 一种半导体真空阀门和电磁阀连通结构及半导体真空阀门
CN115854070A (zh) * 2022-12-17 2023-03-28 宁波恒敏灵通气动成套有限公司 一种简便式大通径紧凑型换向阀

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