JPH10264073A - ロボット - Google Patents

ロボット

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JPH10264073A
JPH10264073A JP9087548A JP8754897A JPH10264073A JP H10264073 A JPH10264073 A JP H10264073A JP 9087548 A JP9087548 A JP 9087548A JP 8754897 A JP8754897 A JP 8754897A JP H10264073 A JPH10264073 A JP H10264073A
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JP
Japan
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arm
robot
wiring
flexible pipe
pipe
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Application number
JP9087548A
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English (en)
Inventor
Koji Nagumo
考司 南雲
Minetaka Gotou
峰隆 後藤
Toshiyuki Chigusa
俊之 千種
Yoshinobu Katou
喜紳 加藤
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線の耐久性を向上させ得るロボットを提供
する。 【解決手段】 可撓性を有するパイプ80内に配線82
を収容し、第1アーム40、第2アーム60を結ぶ軸線
から前方へオフセットした位置に接続する。このため、
パイプ80が屈曲しても後方へ屈曲したパイプ80が下
方にある固定ベース20と干渉することがない。また、
係合ピン86A、86Bが、パイプ80の屈曲量を大き
くし、該パイプ内の配線82のねじれ量を小さくするこ
とにより、配線の耐久性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボットに関
し、特に、産業用の多関節ロボットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的にロボットでは、各アームの旋回
に伴い配線にねじれが生ずるため配線の収容方法が重要
となる。特に、旋回量の大きいダイレクトドライブ方式
においては、配線のねじれが大きな問題となる。
【0003】ここで、配線のねじれを小さくするため
に、アームの支点に配線を通すことが行われている。即
ち、アームの支点からオフセットした位置に配線を通す
と、配線のねじれる量は、アームの旋回した角度よりも
大きくなるのに対して、アームの旋回の中心となる支点
に配置すれば、配線のねじれ量は、アームの旋回量(角
度)と等しくなるからである。
【0004】従来技術に係るアームの支点に配線を通す
構造のロボットについて、図11を参照して説明する。
図11は、ロボットのローテータ122と、第1アーム
140との一部切り欠いて示している。該ローテータ1
22側には、第1アーム140を揺動するための2軸モ
ータ128が配設され、第1アーム140側には、中央
部に配線182を挿通するための通孔142bの形成さ
れた中空減速機142が配設されている。即ち、該中空
減速機142を用いることにより、配線182を第1ア
ーム140の支点に配して、該第1アーム140の揺動
に伴う配線182のねじれ量を小さくしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す配線を支
点に配置する構成のロボットにおいては、中空減速機1
42を用いるために、複雑な機構を介して2軸モータ1
28からの動力を伝達することが必要となった。即ち、
2軸モータ128のモータ歯車128Aから歯車98A
を介し、該歯車98Aと同軸に設けられた歯車98Bか
ら、中空減速機142側の歯車142A側へ動力を伝達
することとなった。また、該動力伝達用の歯車98A、
98Bの潤滑用のグリスによって配線182を変質させ
ることがないよう、グリスの密封構造を採用することが
必要なり、組み付け、保守性も悪くなると共に、ロボッ
トのコストを上昇させていた。
【0006】このような課題は、アームを片持ち支持す
るタイプのロボットにおいて特に顕著となる。即ち、ア
ームを両持ち支持するロボットでは、一方のアームにモ
ータ及び減速機を配設し、他方のアームに配線を収容す
れば良いのに対して、片持ちロボットの場合には、1本
のアーム内に、モータと配線とを収容することが必要と
なり、モータ側を図11を参照して上述したようにオフ
セットすればコストが嵩む要因となり、他方、配線側を
オフセットすれば、ねじれが増大して配線の耐久性が低
下するという課題が生じる。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、配線の
保守性を向上させ得るロボットを提供することにある。
【0008】更に、本発明の目的は、配線の耐久性を向
上させ得るロボットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1の発明は、支持台に揺動可能に支
持された第1アームと、この第1アームに揺動可能に支
持された第2アームとを備えた多関節ロボットであっ
て、前記第1アームの旋回に応じて揺動し、両端が前記
支持台と前記第2アームに回転可能に支持され配線を収
容する可撓性パイプを備え、前記可撓性パイプは、前記
第1アームの支点と前記第2アームの支点を結ぶ軸線か
ら前方へオフセットし、かつ、後方に屈曲して取り付け
られており、前記第1アーム及び前記第2アームを旋回
させるモータは、各アームの支点に減速機と共に直列配
置されていることを技術的特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、支持台に揺動可
能に支持された第1アームと、この第1アームに揺動可
能に支持された第2アームとを備えた多関節ロボットに
おいて、前記第1アームの外側に位置し、前記第1アー
ムの旋回に応じて揺動すると共に、両端が前記支持台と
前記第2アームに回動可能に支持された配線収容用の可
撓性パイプと、 前記可撓性パイプの屈曲量と、可撓性
パイプ内の配線のねじれ量の比率を調整する調整手段
と、を備えることを技術的特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、支持台に揺動可
能に支持された第1アームと、この第1アームに揺動可
能に支持された第2アームとを備えた多関節ロボットに
おいて、前記第1アームの外側に位置し、前記第1アー
ムの旋回に応じて揺動すると共に、両端が前記支持台と
前記第2アームに回動可能に支持され、前記第1アーム
と前記第2アームの支点を結ぶ軸線から前方へオフセッ
トした位置に接続された配線収容用の可撓性パイプと、
前記可撓性パイプの屈曲量を増大させる調整手段と、を
備えることを技術的特徴とする。
【0012】更に、請求項4の発明は、請求項2又は3
において、前記調整手段は、前記可撓性パイプ側に設け
られた第1係合部材と、ロボット本体側に設けられて、
前記第1係合手段と係合可能な第2係合手段とから成る
ことを技術的特徴とする。
【0013】更に、請求項5の発明は、請求項2〜4に
おいて、前記第1アームは、片持ち支持され、前記可撓
性パイプは、前記第2アームと前記支持台との間に接続
され、かつ、前記第1アームの取り付けられている反対
側に設けられていることを技術的特徴とする。
【0014】更に、請求項6の発明は、請求項2〜5に
おいて、前記可撓性パイプは、前記第1アーム及び第2
アームの支点を結ぶ軸線に対して前方へオフセットし、
かつ、後方に屈曲して取り付けられており、前記第1ア
ームを旋回するモータ及び前記第2アームを旋回するモ
ータは、各アームの支持軸線上に設けられていることを
技術的特徴とする。
【0015】請求項1の発明では、モータ、減速機、ア
ームを直列配置して、可撓性パイプをアームの支点から
オフセットした構造であるが、可撓性パイプ内の配線の
ねじれは、可撓性パイプの屈曲によって低減される。ま
た、可撓性パイプが屈曲するにもかかわらず、可撓性パ
イプが第1アーム、第2アームを結ぶ軸線から前方へオ
フセットした位置で、後方へ屈曲して接続されているた
め、ロボット前方の動作領域に屈曲した可撓性パイプが
侵入することを防止でき、しかも後方へ屈曲した可撓性
パイプが、下方にある支持台の固定ベースと干渉するこ
とがない。ここで、ロボット外部に設けられた可撓性パ
イプに配線を通すことにより、該配線の保守性が向上す
る他、ロボットを廉価に構成することができる。
【0016】請求項2の発明では、調整手段が、可撓性
パイプの屈曲量と、可撓性パイプ内の配線のねじれ量の
比率を調整、即ち、屈曲量を大きくし、可撓性パイプ内
の配線のねじれ量を小さくすることにより、配線の耐久
性を向上させる。
【0017】請求項3の発明では、可撓性パイプが第1
アーム、第2アームを結ぶ軸線からオフセットした位置
に接続されているため、屈曲した可撓性パイプが下方に
あるローテータと干渉することがない。また、調整手段
が、可撓性パイプの屈曲量を大きくし、可撓性パイプ内
の配線のねじれ量を小さくすることにより、配線の耐久
性を向上させる。
【0018】請求項4の発明では、調整手段が第1係合
部材と、第2係合部材とから成るため、簡易に構成でき
る。
【0019】請求項5の発明では、配線を収容する可撓
性パイプが、第1アームの取り付けられた反対側に設け
られており、配線を第1アーム内に通す必要がないた
め、ロボットをコンパクトに形成することができる。
【0020】請求項6の発明では、可撓性パイプが、第
1アーム、第2アームを結ぶ軸線からオフセットして取
り付けられているため、モータを支持軸線上に設けられ
る。即ち、モータ、減速機、アームがギヤ等を介するこ
となく直線上に配置し得るため、ロボットを廉価に構成
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のロボットの実施形
態について図を参照して説明する。図1は本発明の第1
本実施形態に係るダイレクトドライブ型ロボットの構成
を示すものである。図1(A)は、該ロボットの正面を
示し、図1(B)は、側面を示している。
【0022】固定ベース20にはローテータ22(支持
台)が、垂直軸線A1の回りに旋回可能に支持され、後
述する第1軸モータによって旋回駆動されにるようなっ
ている。ローテータ22に、第1アーム40が水平軸線
(支点)A2のまわりに旋回可能に片持ち支持され、こ
の第1アーム40の先端部に第2アーム60が、上記水
平軸線A2に平行な軸線A3のまわりに旋回可能に支持
されている。第2アーム60の先端側には、軸線A4、
A5、A6上の3つの自由度を持つリスト部120が備
えられている。これにより全体として6軸の自由度を有
する多関節のダイレクトドライブ型ロボットが構成され
ている。
【0023】上記固定ベース20には、外部からの給電
線26が接続されている。また、ローテータ22と第2
アーム60との間には、第1アーム40の取り付け側と
反対側に可撓性パイプ80が取り付けられている。該パ
イプ80内には、上記リスト部120を駆動するための
電力及び制御線を束ねた配線が収容されている。該パイ
プ80は、下端のジョイント部84B及び上端のジョイ
ント部84Aにてローテータ22と第2アーム60とに
回転可能に支持されている。該パイプ80は、第1アー
ムの軸線A2及び第2アームの軸線A3から前方へオフ
セットし、且つ、後方へ屈曲させて取り付けられてい
る。
【0024】より詳しくは、ジョイント部84A、84
Bの回動中心は、各アームの回動軸線A3、A2を通る
水平線上かつ前方であることが望ましい。本実施の形態
の場合、ジョイント部84Bはこの条件を満たすが、ジ
ョイント部84Aは設計上わずかに下方にオフセットさ
せている。
【0025】第2アーム60に支持されたパイプ80の
ジョイント部84Aの周囲には、該ジョイント部84A
に取り付けられたストッパ(図示せず)と当接して該パ
イプ80の屈曲量を増大させる係合ピン86A、86B
が第2アーム60側に立設されている。同様に、ローテ
ータ22に支持されたパイプ80のジョイント部84B
の周囲には、該ジョイント部84Bに取り付けられたス
トッパ(図示せず)と当接して該パイプ80の屈曲量を
増大させる係合ピン86C、86Dがローテータ22側
に立設されている。
【0026】該ローテータ22には、内部の補修・点検
用の第1カバー31、第2カバー32、第3カバー33
が、ネジ止めされている。同様に、第2アーム60に
は、第4カバー64、第5カバー65、第6カバー66
がネジ止めされている。
【0027】図2〜図8を参照して該ロボットの各部の
構成について更に詳細に説明する。図2は、図1(A)
中のローテータ22を拡大して示す側面図である。該ロ
ーテータ22内には、図1中に示す垂直軸線A1に沿っ
てローテータ22を回動するための1軸モータ24と、
図1中に示す水平軸線A2に沿って第1アーム40を回
動するための2軸モータ28が収容されている。また、
該ローテータ22には、カバー外しネジ38を介して第
1カバー31が取り付けられ、カバー外しネジ36を介
して第2カバー32が取り付けられている。該第2カバ
ー32には、塩化ビニール等から成るパイプ80が回動
可能に支持されている。また、係合ピン86C、86D
はカバー外しネジを兼ねており、係合ピン86C、86
Dとカバー外しネジ36の位置は相互に交換することに
より、その位置を変更できるようになっている。
【0028】図3は、図2に示すローテータ22のA−
A断面を示している。パイプ80の端部には、L文字形
状のジョイント部84Bが取り付けられている。該ジョ
イント部84Bの先端には、段部90aの形成されたア
ダプタ90が取り付けられている。該ジョイント部84
Bとアダプタ90との間には、ストッパ88が挟さみ込
まれている。このストッパ88は、係合ピン86C、8
6Dと当接してパイプ80を撓ませるための図4に示す
形状に形成された金具であって、通孔88aが該ジョイ
ント部84Bに挿通されると共に、凹部88bにて該ジ
ョイント部84Bを挟持する。
【0029】パイプ80は、アダプタ90の先端に形成
されたネジ山90bに締めナット98を締め付けること
により、第2カバー32側に取り付けられている。該ア
ダプタ90の段部90aと締めナット98との間には、
リング状のインナ92、ライナ94、カラー96が介挿
されて、これら部材の滑りによって、パイプ80が第2
カバー32に対して回動可能に支持されている。
【0030】また、該第2カバー32には、ネジ102
によってフローティングブラケット100が固定されて
いる。該フローティングブラケット100は、可撓性を
備えるようにクランク状に鋼鈑を曲げて作られており、
先端部100aには、配線82を支持するサドル104
が接続されている。該配線82には、樹脂製のスリーブ
106が填め込まれており、ローテータ22の内壁側で
擦られることが防がれている。
【0031】図5は、該第2カバー32及び第1カバー
31をローテータ22から外した状態を示す図である。
説明の便宜上、第2カバー32と共に外されたフローテ
ィングブラケット100及び配線82を一点鎖線で示し
ている。該配線82からのケーブル82Aは、ローテー
タ22内に設けられた第2アーム60側の端子108へ
接続されている。該端子108と内部結線された外部接
続用の端子110側には、外部からのケーブル112が
接続されている。
【0032】上述したように、パイプ80及びフローテ
ィングブラケット100は、第2カバー32に取り付け
られているため、第1カバー31を外して、端子108
から配線82のケーブル82Aを外し、第2カバー32
をローテータ22側から外すことにより、該第2カバー
32と共に、パイプ80、配線82、係合ピン86C、
86D、ストッパ88及びフローティングブラケット1
00を一体的に取り外すことができる。
【0033】図6は、図1(A)に示すローテータ22
と第1アーム40との連結部分のB−B断面を示す図で
ある。第1アーム40を駆動する2軸モータ28の出力
軸28Aは、2軸減速機42に直接連結されており、ま
た、2軸減速機42の出力軸42Aは、第1アーム40
に直接連結されている。即ち、本実施態様のロボットに
おいては、2軸モータ28、2軸減速機42及び第1ア
ーム40が、図1を参照して上述した軸線A2上に直列
に配置されている。このため図11を参照して上述した
従来技術のロボットと異なり、複雑な歯車機構を用いる
ことなく2軸モータの動力を減速機側へ伝達することが
できる。
【0034】図1(B)中のロボットの第2アーム60
の基部を拡大して図7に示し、該第2アーム60を裏面
側から透視して見た状態を図8に示す。即ち、図7は、
図1(A)に示す第2アーム60をC矢印に沿って見た
側面図であり、図8は、D矢印側から見た透視図であ
る。
【0035】図7に示すようにパイプ80の端部には、
L字形状のジョイント部84Aが取り付けられている。
該ジョイント部84Aの先端には、図3を参照した上述
したジョイント部84Bと同様にアダプタ(図示せず)
が取り付けられ、アダプタの先端に形成されたネジ山に
締めナット(図示せず)を締め付けることにより、該パ
イプ80は第5カバー65側に取り付けられている。該
ジョイント部とアダプタとの間には、図4を参照して上
述したストッパ(図示せず)が挟さみ込まれている。該
ストッパが、係合ピン86A、86Bと当接してパイプ
80を撓ませる役割を果たす。
【0036】第2アーム60には、第4カバー64、第
5カバー65、第6カバー66がカバー外しネジ70、
68、74によって取り付けられている。係合ピン86
A、86Bはカバー外しネジ68を兼ねており、係合ピ
ン86A、86Bとカバー外しネジ68の位置は相互に
交換することにより、位置を変更できるようになってい
る。該第5カバー65には、ネジ202によってフロー
ティングブラケット200が固定されている。該フロー
ティングブラケット100は、可撓性を備えるようにク
ランク状に鋼鈑を曲げて作られており、先端部に取り付
けられたサドル204が配線82を図3に示すと同様に
して支持している。該第2アーム60の軸線A3上に
は、3軸モータ72が配設されている。該3軸モータ7
2と直列に図示しない減速機及び第2アーム60が接続
されている。このため図6を参照して上述した第1アー
ム側と同様に、複雑な歯車機構を用いることなく3軸モ
ータ72の動力を減速機側へ伝達することができる。
【0037】図8は、図7に示す第2アーム60を裏面
側から見た透視図である。配線82からのケーブル82
Bは、リスト部接続側の端子208へ接続されている。
該端子208と内部結線された端子210側には、リス
ト部側へのケーブル212が接続されている。
【0038】上述したように、パイプ80及びフローテ
ィングブラケット200は、第5カバー65に取り付け
られているため、第4カバー64を外して、端子208
から配線82のケーブル82Bを外し、第5カバー65
を第2アーム60側から外すことにより、該第5カバー
65と共に、パイプ80、配線82、係合ピン86A、
86B、ストッパ及びフローティへングブラケット20
0を一体的に取り外すことができる。
【0039】引き続き、本実施態様のロボットの動作に
ついて説明する。ここでは、まず、パイプ80の屈曲量
を大きくするための調整手段として、係合ピン86A〜
86D及びストッパ88が配設されていない場合を例に
挙げ図9を参照して説明する。
【0040】図9中の(A)〜(F)は、ロボットが、
第1アーム40と第2アーム60とを各角度へ旋回した
際のパイプ80の屈曲状態を示している。図中に示すよ
うに調整手段を設けない場合でも、パイプ80は第1ア
ーム40、第2アーム60の揺動に伴って屈曲するよう
になっているため、パイプ80の回動をある程度パイプ
の屈曲によって抑制し、配線82のねじれを低減させる
ことができる。このようなパイプ80の屈曲にもかかわ
らず、本実施態様のロボットは、パイプ80が第1アー
ム、第2アームを結ぶ軸線から前方へオフセットした位
置で、後方へ屈曲して接続されているため、ロボット前
方の動作領域に屈曲したパイプ80が侵入することを抑
えることができ、しかも後方へ屈曲したパイプ80が下
方にある支持台の固定ベース20と干渉することがな
い。即ち、ロボット外部に設けられたパイプ80に配線
82を通すことにより、該配線の保守性が向上する他、
ロボットを廉価に構成することができる。
【0041】引き続き、パイプ80の屈曲量を大きくす
るための調整手段として、係合ピン86A〜86D及び
ストッパ88を配設した場合について図10を参照して
説明する。
【0042】図10中の(A)〜(F)は、ロボット
が、第1アーム40と第2アーム60とを各角度へ旋回
した際のパイプ80の屈曲状態を示している。該第1ア
ーム40と第2アーム60との各角度は、上記図9中の
(A)〜(F)とそれぞれと対応している。図中に示す
ように調整手段を設けることにより、パイプ80の屈曲
量が増大している。
【0043】ここで、配線は、一般的に曲げに強いが、
ねじれには弱い特性を有している。特に、本実施態様で
は、パイプ80内に収容される配線82は、相対的に長
い距離となるパイプ80中で屈曲されても大きなストレ
スを受けていないのに対して、図3に示すように、ねじ
れは配線82の固定点、即ちフローティングブラケット
100に保持されている部位からパイプ80の入り口ま
での図中でLで示す長さで受けることになるため、大き
なストレスとなる。ここで、上述したように本実施態様
では、調整手段にてパイプ80の屈曲量を増大させ、ね
じれ量を少なくすることにより、配線82の耐久性を高
めている。
【0044】なお、このパイプ80の屈曲量と、配線8
2のねじれ量の比率は、各ジョイント部84A、84B
の円周方向に設けられた係合ピン86A〜86Dの円周
方向の位置を調節することにより変更できる。また、フ
ローティングブラケット100の長さLを変更してもよ
い。
【0045】更に、本実施態様では、該配線82を可撓
性を有するフローティングブラケット100にて支持す
ることで、配線82にねじれが加わった際に、該フロー
ティングブラケット100側も僅かにねじれることで、
配線に加わるねじれ量を小さくしている。
【0046】なお、この実施態様では、ストッパ88に
凹部を設けてジョイント部84A、84Bを挟持させた
が、ストッパ88とジョイント部84A、84Bとをボ
ルト等によって連結することも可能である。また、ジョ
イントとしてフランジの形成されたものを用いること
で、ストッパを廃止し、該フランジを係合ピン86A〜
86Dに当接させるようにも構成できる。更に、上記実
施態様では、係合ピン86A〜86Dとして短いボルト
を用いたが、ジョイント部のL字形部分まで届く長いボ
ルトを用いることで、ストッパを介することなく該長い
ボルトで直接ジョイント部を撓ませるようにも構成可能
である。
【0047】また、上記実施態様では、配線82中にケ
ーブルのみを収容する例を挙げたが、本発明は、ケーブ
ルと共にエアー、油等の圧送用パイプを収容する場合に
も好適に用いることができる。さらに本実施態様では、
フローティングブラケット100により配線を支持して
いるが、このフローティングブラケット100を用い
ず、ロボット内面等に直接配線を支持する構成としても
よい。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明では、モータ、減速機、
アームを直列配置し、可撓性パイプをアームの支点から
オフセットした構造であるが、可撓性パイプ内の配線の
ねじれは、可撓性パイプの屈曲によって低減される。ま
た、可撓性パイプの屈曲にもかかわらず可撓性パイプが
第1アーム、第2アームを結ぶ軸線からオフセットした
位置に後方へ屈曲して接続されているため、ロボット前
方の動作領域に屈曲した可撓性パイプが侵入することを
抑制でき、しかも後方へ屈曲した可撓性パイプが下方に
ある支持台の固定ベースと干渉することがない。即ち、
ロボット外部に設けられた可撓性パイプに配線を通し、
モータ、減速機、アームを直列配置することにより、該
配線の保守性が向上する他、ロボットを廉価に構成する
ことができる。また、可撓性パイプがオフセットした位
置にあるため、第1アームと可撓性パイプとが、ロボッ
トの横幅方向に重なって配置されないため、ロボットの
横幅を短くできる。
【0049】請求項2の発明では、調整手段が、可撓性
パイプの屈曲量を大きくし、可撓性パイプ内の配線のね
じれ量を小さくするため、調整手段がない場合より一
層、配線の耐久性を向上させることができる。
【0050】請求項3の発明では、調整手段が、可撓性
パイプの屈曲量を大きくし、可撓性パイプ内の配線のね
じれ量を小さくすることにより、配線の耐久性を向上さ
せる。また、調整手段によって可撓性パイプの屈曲量が
大きくなっても、可撓性パイプが第1アーム、第2アー
ムを結ぶ軸線からオフセットした位置に接続されている
ため、屈曲した可撓性パイプが下方にある支持台の固定
ベースと干渉することがない。
【0051】請求項4の発明では、調整手段が第1係合
部材と第2係合部材とを係合させるのみで、可撓性パイ
プを屈曲させることができるため、簡易に構成できる。
【0052】請求項5の発明では、配線を収容する可撓
性パイプが、第1アームの取り付けられた反対側に設け
られており、配線を第1アーム内に通す必要がないた
め、ロボットをコンパクトに形成することができる。
【0053】請求項6の発明では、可撓性パイプが、第
1アーム、第2アームを結ぶ軸線からオフセットして取
り付けられており、モータ、減速機、アームがギヤ等を
介することなく直線上に配置し得るため、保守が容易で
あり、ロボットを廉価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施態様に係るロボッ
トの正面図であり、図1(B)は該ロボットの側面図で
ある。
【図2】ローテータの側面図である。
【図3】図2に示すローテータのA−A断面を示す断面
図である
【図4】ストッパの斜視図である。
【図5】ローテータから第1カバー及び第2カバーを外
した状態を示す側面図である。
【図6】図1(A)に示すローテータ及び第1アームの
B−B断面図である。
【図7】図1(B)に示すロボットの第2アームの基部
を拡大して示す側面図である。
【図8】図1(A)に示すロボットの第2アームの基部
をD矢印側から見た透視図である。
【図9】調整手段を用いない際のパイプの屈曲状態を示
す説明図である。
【図10】調整手段を用いた際のパイプの屈曲状態を示
す説明図である。
【図11】従来技術に係るロボットのローテータ及び第
1アームの断面図である。
【符号の説明】
20 固定ベース 22 ローテータ 31 第1カバー 32 第2カバー 33 第3カバー 40 第1アーム 42 減速機 60 第2アーム 64 第4カバー 65 第5カバー 66 第6カバー 80 パイプ(可撓性パイプ) 82 配線 86A〜86D 係合ピン(第2係合手段) 88 ストッパ(第1係合手段) 100、200 フローティングブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 喜紳 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に揺動可能に支持された第1アー
    ムと、この第1アームに揺動可能に支持された第2アー
    ムとを備えた多関節ロボットであって、 前記第1アームの旋回に応じて揺動し、両端が前記支持
    台と前記第2アームに回転可能に支持され配線を収容す
    る可撓性パイプを備え、 前記可撓性パイプは、前記第1アームの支点と前記第2
    アームの支点を結ぶ軸線から前方へオフセットし、か
    つ、後方に屈曲して取り付けられており、 前記第1アーム及び前記第2アームを旋回させるモータ
    は、各アームの支点に減速機と共に直列配置されている
    ことを特徴とするロボット。
  2. 【請求項2】 支持台に揺動可能に支持された第1アー
    ムと、この第1アームに揺動可能に支持された第2アー
    ムとを備えた多関節ロボットにおいて、 前記第1アームの外側に位置し、前記第1アームの旋回
    に応じて揺動すると共に、両端が前記支持台と前記第2
    アームに回動可能に支持された配線収容用の可撓性パイ
    プと、 前記可撓性パイプの屈曲量と、可撓性パイプ内の配線の
    ねじれ量の比率を調整する調整手段と、を備えることを
    特徴とするロボット。
  3. 【請求項3】 支持台に揺動可能に支持された第1アー
    ムと、この第1アームに揺動可能に支持された第2アー
    ムとを備えた多関節ロボットにおいて、 前記第1アームの外側に位置し、前記第1アームの旋回
    に応じて揺動すると共に、両端が前記支持台と前記第2
    アームに回動可能に支持され、前記第1アームと前記第
    2アームの支点を結ぶ軸線から前方へオフセットした位
    置に接続された配線収容用の可撓性パイプと、 前記可撓性パイプの屈曲量を増大させる調整手段と、を
    備えることを特徴とするロボット。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記可撓性パイプ側に
    設けられた第1係合部材と、ロボット本体側に設けられ
    て、前記第1係合手段と係合可能な第2係合手段とから
    成ることを特徴とする請求項2又は3に記載のロボッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記第1アームは、片持ち支持され、 前記可撓性パイプは、前記第2アームと前記支持台との
    間に接続され、かつ、前記第1アームの取り付けられて
    いる反対側に設けられていることを特徴とする請求項
    2、3、4のいずれかに記載のロボット。
  6. 【請求項6】 前記可撓性パイプは、前記第1アーム及
    び第2アームの支点を結ぶ軸線に対して前方へオフセッ
    トし、かつ、後方に屈曲して取り付けられており、 前記第1アームを旋回するモータ及び前記第2アームを
    旋回するモータは、各アームの支持軸線上に設けられて
    いることを特徴とする請求項2、3、4、5のいずれか
    に記載のロボット。
JP9087548A 1997-03-22 1997-03-22 ロボット Pending JPH10264073A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0241886A (ja) * 1988-07-29 1990-02-13 Pentel Kk ダイレクトドライブロボット
JPH0241887A (ja) * 1988-10-31 1990-02-13 Pentel Kk ダイレクトドライブロボットのアーム取り付け装置
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Effective date: 20040720