JPH10265598A - 発泡体 - Google Patents
発泡体Info
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- JPH10265598A JPH10265598A JP7231397A JP7231397A JPH10265598A JP H10265598 A JPH10265598 A JP H10265598A JP 7231397 A JP7231397 A JP 7231397A JP 7231397 A JP7231397 A JP 7231397A JP H10265598 A JPH10265598 A JP H10265598A
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- shape
- recovery
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高い温度雰囲気下で収縮状態のまま長期間放置
しても、形状回復性が低下しない形状回復発泡体を提供
することを目的としている。 【解決手段】ガラス転移温度が30℃以上の樹脂からな
り、発泡倍率が30倍以上である原料発泡体2をプレス
板31,31との間でプレスして収縮させるようにし
た。
しても、形状回復性が低下しない形状回復発泡体を提供
することを目的としている。 【解決手段】ガラス転移温度が30℃以上の樹脂からな
り、発泡倍率が30倍以上である原料発泡体2をプレス
板31,31との間でプレスして収縮させるようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延した形状回復
性を有する発泡体(以下、「形状回復発泡体」と記す)
に関する。
性を有する発泡体(以下、「形状回復発泡体」と記す)
に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の発明者らは、当初樹脂の弾性限
界内で気泡が収縮状態に保持されていて、樹脂の弾性回
復力により気泡の内外圧力と釣り合いながら徐々に元の
厚さに回復してゆく、独立気泡樹脂発泡体からなる原料
発泡体を収縮させて得た形状回復発泡体をすでに提案し
ている(特願平7−299654号等参照)。
界内で気泡が収縮状態に保持されていて、樹脂の弾性回
復力により気泡の内外圧力と釣り合いながら徐々に元の
厚さに回復してゆく、独立気泡樹脂発泡体からなる原料
発泡体を収縮させて得た形状回復発泡体をすでに提案し
ている(特願平7−299654号等参照)。
【0003】しかし、この形状回復発泡体は、収縮状態
(回復前の状態)のまま長時間放置しておくと、形状回
復性が低下(「緩和」と表現する場合がある)し、結果
として、収縮前の元の形状に回復しなくなるという問題
を生じる。特に、常温より高い温度雰囲気下で収縮状態
のまま放置すると、1〜2日間でその形状回復性の低下
が顕著になる傾向があった。たとえば、厚み10mmの
原料発泡体を2mmに収縮させた後、40℃の雰囲気下
で1日放置した場合、形状回復発泡体は、その後回復さ
せようとしても4mmに満たない程度にしか回復しな
い。
(回復前の状態)のまま長時間放置しておくと、形状回
復性が低下(「緩和」と表現する場合がある)し、結果
として、収縮前の元の形状に回復しなくなるという問題
を生じる。特に、常温より高い温度雰囲気下で収縮状態
のまま放置すると、1〜2日間でその形状回復性の低下
が顕著になる傾向があった。たとえば、厚み10mmの
原料発泡体を2mmに収縮させた後、40℃の雰囲気下
で1日放置した場合、形状回復発泡体は、その後回復さ
せようとしても4mmに満たない程度にしか回復しな
い。
【0004】そこで、本発明の発明者らは、上記問題の
原因が、形状回復発泡体を収縮状態で放置しておくと、
分子鎖同志の絡み合いがほつれて(=はずれて)しま
い、回復に必要な分子の弾力性が緩和されてしまうから
ではないかと推察し、さらに鋭意検討を重ねた結果、本
発明を完成するに至った。
原因が、形状回復発泡体を収縮状態で放置しておくと、
分子鎖同志の絡み合いがほつれて(=はずれて)しま
い、回復に必要な分子の弾力性が緩和されてしまうから
ではないかと推察し、さらに鋭意検討を重ねた結果、本
発明を完成するに至った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
上記事情に鑑みて、高い温度雰囲気下で収縮状態のまま
長期間放置しても、形状回復性が低下し難い発泡体を提
供することを目的としている。
上記事情に鑑みて、高い温度雰囲気下で収縮状態のまま
長期間放置しても、形状回復性が低下し難い発泡体を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明にかかる発泡体(以
下、「請求項1の発泡体」と記す)は、独立気泡樹脂発
泡体からなる原料発泡体を収縮させてなる遅延した形状
回復性を有する発泡体において、発泡体を構成する樹脂
としてガラス転移温度が30℃以上の樹脂を用いるよう
にした。
るために、請求項1に記載の発明にかかる発泡体(以
下、「請求項1の発泡体」と記す)は、独立気泡樹脂発
泡体からなる原料発泡体を収縮させてなる遅延した形状
回復性を有する発泡体において、発泡体を構成する樹脂
としてガラス転移温度が30℃以上の樹脂を用いるよう
にした。
【0007】請求項2に記載の発明にかかる発泡体(以
下、「請求項2の発泡体」と記す)は、請求項1の発泡
体において、原料発泡体として発泡倍率が30倍以上の
ものを用いるようにした。
下、「請求項2の発泡体」と記す)は、請求項1の発泡
体において、原料発泡体として発泡倍率が30倍以上の
ものを用いるようにした。
【0008】請求項3に記載の発明にかかる発泡体(以
下、「請求項3の発泡体」と記す)は、請求項1または
請求項2の発泡体において、表面から内部の独立気泡内
に連通する通気路を原料発泡体に予め所定ピッチで穿設
しておくようにした。
下、「請求項3の発泡体」と記す)は、請求項1または
請求項2の発泡体において、表面から内部の独立気泡内
に連通する通気路を原料発泡体に予め所定ピッチで穿設
しておくようにした。
【0009】請求項1〜3の発泡体において、原料発泡
体を収縮させる方法としては、特に限定されず、以下の
〜の方法が挙げられる。
体を収縮させる方法としては、特に限定されず、以下の
〜の方法が挙げられる。
【0010】 炭酸ガスや液化ガス等のガス透過係数
Pagent が空気のガス透過係数Pai r より大きく、常温
でガスもしくは常温で液化するガスを発泡ガスとして用
いたものであって、気泡内のガス置換による体積収縮に
より自然収縮を起させるガス透過係数の差を利用する方
法。
Pagent が空気のガス透過係数Pai r より大きく、常温
でガスもしくは常温で液化するガスを発泡ガスとして用
いたものであって、気泡内のガス置換による体積収縮に
より自然収縮を起させるガス透過係数の差を利用する方
法。
【0011】すなわち、Pagent >Pair となるガスを
発泡剤として用いた場合、セル膜を通して独立気泡(セ
ル)内から外界(大気中)へ逃げる(透過)ガス量の方
が、外界から独立気泡内へ入るガス量よりも多くなり、
独立気泡内圧<外界圧(大気圧)となる。この時、発泡
体には外界圧で圧縮される力F1 とそれに抵抗する樹脂
の弾性力F2 がかかり、F1 とF2 が釣り合う状態まで
発泡体が収縮する。収縮が進行するにしたがって独立気
泡内から外界へ逃げるガス量が次第に減少し、しばらく
すると独立気泡内から外界へ逃げるガス量と外界から独
立気泡内に入るガス量が平衡に達し収縮は停止する。こ
の後、形状回復発泡体は膨張を開始する。
発泡剤として用いた場合、セル膜を通して独立気泡(セ
ル)内から外界(大気中)へ逃げる(透過)ガス量の方
が、外界から独立気泡内へ入るガス量よりも多くなり、
独立気泡内圧<外界圧(大気圧)となる。この時、発泡
体には外界圧で圧縮される力F1 とそれに抵抗する樹脂
の弾性力F2 がかかり、F1 とF2 が釣り合う状態まで
発泡体が収縮する。収縮が進行するにしたがって独立気
泡内から外界へ逃げるガス量が次第に減少し、しばらく
すると独立気泡内から外界へ逃げるガス量と外界から独
立気泡内に入るガス量が平衡に達し収縮は停止する。こ
の後、形状回復発泡体は膨張を開始する。
【0012】 の発泡ガス以外のガスを発泡ガスと
して用いたものであって、原料となる独立気泡発泡体に
圧縮歪み(樹脂の弾性領域内の歪みが好ましい)を所定
時間以上与えて圧縮する物理的圧縮方法。すなわち、原
料となる独立気泡発泡体に圧縮歪みを与えた場合、発泡
体を構成する独立気泡の内圧が上昇し、直後に外力を取
り除けば発泡体は瞬時に元の形状に回復するが、所定時
間以上その歪みを保持させれば、樹脂のガス透過性によ
り気泡内のガスが気泡膜から徐々にぬけてゆき内圧と外
圧とが釣り合い、外力を取り除いても瞬間的な形状回復
は起こらず、圧縮を解除すると樹脂の弾性回復力により
気泡の内外圧力と釣り合いながら徐々にもとの厚さに回
復してゆく。
して用いたものであって、原料となる独立気泡発泡体に
圧縮歪み(樹脂の弾性領域内の歪みが好ましい)を所定
時間以上与えて圧縮する物理的圧縮方法。すなわち、原
料となる独立気泡発泡体に圧縮歪みを与えた場合、発泡
体を構成する独立気泡の内圧が上昇し、直後に外力を取
り除けば発泡体は瞬時に元の形状に回復するが、所定時
間以上その歪みを保持させれば、樹脂のガス透過性によ
り気泡内のガスが気泡膜から徐々にぬけてゆき内圧と外
圧とが釣り合い、外力を取り除いても瞬間的な形状回復
は起こらず、圧縮を解除すると樹脂の弾性回復力により
気泡の内外圧力と釣り合いながら徐々にもとの厚さに回
復してゆく。
【0013】 の発泡ガス以外のガスを発泡ガスと
して用いたものであって、減圧下で発泡することにより
気泡中のガス圧力は大気圧以下となった状態で冷却固定
した後大気中に取り出した時、形成された発泡体が大気
圧により圧縮する外気(環境)圧力の変化に伴う変形を
利用する方法。
して用いたものであって、減圧下で発泡することにより
気泡中のガス圧力は大気圧以下となった状態で冷却固定
した後大気中に取り出した時、形成された発泡体が大気
圧により圧縮する外気(環境)圧力の変化に伴う変形を
利用する方法。
【0014】 冷却すると液化し沸点が発泡成形温度
以下の発泡剤を使用して発泡体を製造し、発泡後冷却す
る方法。すなわち、沸点が樹脂の発泡成形温度以下であ
る発泡剤を用いて得た発泡体を、発泡剤の沸点まで冷却
すると、独立気泡内の発泡剤も冷却されて気体から液体
になる。このとき発泡剤の体積収縮によって独立気泡内
圧<外界圧(大気圧)となり発泡体が収縮する。
以下の発泡剤を使用して発泡体を製造し、発泡後冷却す
る方法。すなわち、沸点が樹脂の発泡成形温度以下であ
る発泡剤を用いて得た発泡体を、発泡剤の沸点まで冷却
すると、独立気泡内の発泡剤も冷却されて気体から液体
になる。このとき発泡剤の体積収縮によって独立気泡内
圧<外界圧(大気圧)となり発泡体が収縮する。
【0015】なお、上記の方法において、圧縮方法
は、特に限定されないが、たとえば、独立気泡発泡体を
所望の間隔で対面して配置された2つの無端ベルト間に
通して無端ベルト間で圧縮する方法や、2枚のプレス板
の間で圧縮して所定時間圧縮状態を保持する方法等が挙
げられる。
は、特に限定されないが、たとえば、独立気泡発泡体を
所望の間隔で対面して配置された2つの無端ベルト間に
通して無端ベルト間で圧縮する方法や、2枚のプレス板
の間で圧縮して所定時間圧縮状態を保持する方法等が挙
げられる。
【0016】原料発泡体(形状回復発泡体)を形成する
樹脂としては、ガラス転移温度(以下、「Tg」と記
す)が30℃以上のものに限定され、過酷な使用環境を
考慮すると、50℃以上がより好ましい。すなわち、形
状回復発泡体の通常の使用条件下において、分子の動き
が大きくなり過ぎて収縮状態での保管中に分子鎖同士の
ほつれが促進されると推察されるが、Tgが30℃を下
回る樹脂を用いると長期間の保存していると形状回復性
が低下する。
樹脂としては、ガラス転移温度(以下、「Tg」と記
す)が30℃以上のものに限定され、過酷な使用環境を
考慮すると、50℃以上がより好ましい。すなわち、形
状回復発泡体の通常の使用条件下において、分子の動き
が大きくなり過ぎて収縮状態での保管中に分子鎖同士の
ほつれが促進されると推察されるが、Tgが30℃を下
回る樹脂を用いると長期間の保存していると形状回復性
が低下する。
【0017】このような条件に該当する樹脂としては、
たとえば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチ
レンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、三フッ化樹脂、四フッ
化樹脂、ポリヒドロキシメチレン、ポリアクリル酸、ポ
リメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリエ
ステル、ポリサルホン、ポリイミド、ポリアルリロニト
リルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、スチレン
アルリロニトリル共重合体(SAN)、アクリルアクリ
ロニトリルスチレン共重合体(AAS)等が挙げられ
る。
たとえば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリエチ
レンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、三フッ化樹脂、四フッ
化樹脂、ポリヒドロキシメチレン、ポリアクリル酸、ポ
リメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリエ
ステル、ポリサルホン、ポリイミド、ポリアルリロニト
リルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、スチレン
アルリロニトリル共重合体(SAN)、アクリルアクリ
ロニトリルスチレン共重合体(AAS)等が挙げられ
る。
【0018】なお、Tgは、広く一般的に用いられてい
る手法(示差熱分析(DTA)や示差走査熱量測定(D
SC)によって得られる吸熱あるいは発熱ピークを示す
チャートから算出)によって決定されるTg(二次転移
温度)を指す。
る手法(示差熱分析(DTA)や示差走査熱量測定(D
SC)によって得られる吸熱あるいは発熱ピークを示す
チャートから算出)によって決定されるTg(二次転移
温度)を指す。
【0019】原料発泡体の発泡倍率は、請求項2の発泡
体のように、30倍(より好ましくは50倍)以上とす
ることが好ましい。すなわち、原料発泡体として発泡倍
率が30倍未満のものを用いると、原料発泡体を収縮さ
せる時に、独立気泡(セル)の気泡壁(支柱)が座屈し
てしまい、形状回復に必要な発泡体の弾性力が失われる
からと推察されるが、得られた形状回復発泡体の形状回
復が十分に行われなくなる恐れがある。
体のように、30倍(より好ましくは50倍)以上とす
ることが好ましい。すなわち、原料発泡体として発泡倍
率が30倍未満のものを用いると、原料発泡体を収縮さ
せる時に、独立気泡(セル)の気泡壁(支柱)が座屈し
てしまい、形状回復に必要な発泡体の弾性力が失われる
からと推察されるが、得られた形状回復発泡体の形状回
復が十分に行われなくなる恐れがある。
【0020】原料発泡体の独立気泡率は、得ようとする
形状回復発泡体が必要とする回復量により決まり、5%
以上であれば使用することが可能であるが、特に好まし
い範囲は30%〜100%である。原料発泡体の製造方
法は、プラスチックフォームハンドブックに記載されて
いる方法を含め公知の方法が挙げられ、熱分解型発泡剤
および物理型発泡剤を用いたいずれの発泡方法を用いて
も構わない。
形状回復発泡体が必要とする回復量により決まり、5%
以上であれば使用することが可能であるが、特に好まし
い範囲は30%〜100%である。原料発泡体の製造方
法は、プラスチックフォームハンドブックに記載されて
いる方法を含め公知の方法が挙げられ、熱分解型発泡剤
および物理型発泡剤を用いたいずれの発泡方法を用いて
も構わない。
【0021】また、原料発泡体には、充填剤、補強繊
維、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤等を必
要に応じて混合されていても構わない。充填剤として
は、たとえば、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、カーボンブラック、二酸化ケ
イ素、酸化チタン、ガラス粉、ガラスビーズ等が挙げら
れる。
維、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤等を必
要に応じて混合されていても構わない。充填剤として
は、たとえば、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸化
マグネシウム、酸化亜鉛、カーボンブラック、二酸化ケ
イ素、酸化チタン、ガラス粉、ガラスビーズ等が挙げら
れる。
【0022】補強繊維としては、たとえば、ガラス繊
維、炭素繊維等が挙げられる。着色剤としては、たとえ
ば、酸化チタン等の顔料が挙げられる。酸化防止剤とし
ては、一般に用いれるものであれば、特に限定されず、
たとえば、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシハイドロシンナメート)〕メタ
ン、チオジプロピオン酸ジラウリル、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェ
ニル)ブタン等が挙げられる。
維、炭素繊維等が挙げられる。着色剤としては、たとえ
ば、酸化チタン等の顔料が挙げられる。酸化防止剤とし
ては、一般に用いれるものであれば、特に限定されず、
たとえば、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシハイドロシンナメート)〕メタ
ン、チオジプロピオン酸ジラウリル、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェ
ニル)ブタン等が挙げられる。
【0023】難燃剤としては、ヘキサブロモフェニルエ
ーテル,デカブロモジフェニルエーテル等の臭素系難燃
剤、ポリリン酸アンモニウム,トリメチルホスフェー
ト,トリエチルホスフェート等の含リン酸系難燃剤、メ
ラミン誘導体、無機系難燃剤等の1種又は2種以上の混
合物が挙げられる。形状回復発泡体の形状は、特に限定
されないが、シート状、ロッド状、チューブ状をしたも
のなどが挙げられ、形状回復前の形状と形状回復後の形
状とが非相似形となるものでも構わない。
ーテル,デカブロモジフェニルエーテル等の臭素系難燃
剤、ポリリン酸アンモニウム,トリメチルホスフェー
ト,トリエチルホスフェート等の含リン酸系難燃剤、メ
ラミン誘導体、無機系難燃剤等の1種又は2種以上の混
合物が挙げられる。形状回復発泡体の形状は、特に限定
されないが、シート状、ロッド状、チューブ状をしたも
のなどが挙げられ、形状回復前の形状と形状回復後の形
状とが非相似形となるものでも構わない。
【0024】また、原料発泡体を収縮させるにあたり、
請求項3の発泡体のように、必要に応じて原料発泡体に
通気路を設けるようにしても構わない。すなわち、通気
路のピッチや大きさを調整することによって、得られる
形状回復発泡体の形状回復時間をコントロールすること
もできる。
請求項3の発泡体のように、必要に応じて原料発泡体に
通気路を設けるようにしても構わない。すなわち、通気
路のピッチや大きさを調整することによって、得られる
形状回復発泡体の形状回復時間をコントロールすること
もできる。
【0025】通気路としては、直線状だけでなく、螺旋
状、円弧状など特にその形状が限定されない。通気路の
断面形状は、特に限定されず、たとえば、円形、三角
形、四角形、星形、線状、波線状等が挙げられる。
状、円弧状など特にその形状が限定されない。通気路の
断面形状は、特に限定されず、たとえば、円形、三角
形、四角形、星形、線状、波線状等が挙げられる。
【0026】通気路の大きさは、特に限定されないが、
断面積を7mm2 (断面が円形の場合、直径3mm程
度)以下とするが好ましく、その最大(幅)を独立気泡
の平均気泡径以下とすることがより好ましい。すなわ
ち、大き過ぎると気泡構造が破壊され、元の形状に回復
しなくなる恐れがある。通気路の中心の間隔は、特に限
定されないが、通気路の断面が気泡径より小さい場合、
気泡径の2倍以上とし、通気路の断面が気泡径より大き
い場合、隣接する通気路の外縁間の距離が気泡径以上と
することが好ましい。
断面積を7mm2 (断面が円形の場合、直径3mm程
度)以下とするが好ましく、その最大(幅)を独立気泡
の平均気泡径以下とすることがより好ましい。すなわ
ち、大き過ぎると気泡構造が破壊され、元の形状に回復
しなくなる恐れがある。通気路の中心の間隔は、特に限
定されないが、通気路の断面が気泡径より小さい場合、
気泡径の2倍以上とし、通気路の断面が気泡径より大き
い場合、隣接する通気路の外縁間の距離が気泡径以上と
することが好ましい。
【0027】通気路の深さは、必要とする回復時間によ
り決定され、特に限定されないが、表面から3つ以上内
部の独立気泡まで達していることが好ましい。さらに、
通気路は、原料発泡体の表面に対して垂直に設けても構
わないし、表面に対して所定の角度を付けて設けるよう
にしても構わない。また、形状回復発泡体の内部に向か
って螺旋状に設けるようにしても構わない。
り決定され、特に限定されないが、表面から3つ以上内
部の独立気泡まで達していることが好ましい。さらに、
通気路は、原料発泡体の表面に対して垂直に設けても構
わないし、表面に対して所定の角度を付けて設けるよう
にしても構わない。また、形状回復発泡体の内部に向か
って螺旋状に設けるようにしても構わない。
【0028】通気路を穿設する方法としては、特に限定
されないが、孔状の通気路を設ける場合、針(剣山)、
ドリル、電子ビーム、レーザー光線等を用いる方法が挙
げられ、溝状の通気路を設ける場合、カッター(刃物)
等を用いる方法が挙げられる。
されないが、孔状の通気路を設ける場合、針(剣山)、
ドリル、電子ビーム、レーザー光線等を用いる方法が挙
げられ、溝状の通気路を設ける場合、カッター(刃物)
等を用いる方法が挙げられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る形状回復発泡体の製造方法の実施の形態をあらわして
いる。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る形状回復発泡体の製造方法の実施の形態をあらわして
いる。
【0030】この形状回復発泡体1は、図1に示すよう
に、Tgが30℃以上の樹脂で形成され、発泡倍率が3
0倍以上のロール状に巻回された帯状の原料発泡体2
を、圧縮装置3の2枚のプレス板31,31の間に連続
的に送り込み原料発泡体2をプレス板31,31の間で
圧縮し、原料発泡体2を所定の厚みまで収縮したのち、
巻取り装置4で連続的に巻取ることによって得られるよ
うになっている。
に、Tgが30℃以上の樹脂で形成され、発泡倍率が3
0倍以上のロール状に巻回された帯状の原料発泡体2
を、圧縮装置3の2枚のプレス板31,31の間に連続
的に送り込み原料発泡体2をプレス板31,31の間で
圧縮し、原料発泡体2を所定の厚みまで収縮したのち、
巻取り装置4で連続的に巻取ることによって得られるよ
うになっている。
【0031】すなわち、この形状回復発泡体1は、以上
のように、原料発泡体を構成する樹脂のTgが30℃以
上であるので、原料発泡体2を収縮させる際に樹脂の分
子鎖に大きな歪み(変形)が生じても、分子鎖同士のほ
つれ(=はずれ)が起こり難く、分子の絡まりが密の状
態を保持できる。したがって、常温以上の温度雰囲気中
に収縮状態のまま長期間保存しても、形状回復に必要な
分子の弾性力が失われにくく、十分な形状回復性を持続
させることができる。
のように、原料発泡体を構成する樹脂のTgが30℃以
上であるので、原料発泡体2を収縮させる際に樹脂の分
子鎖に大きな歪み(変形)が生じても、分子鎖同士のほ
つれ(=はずれ)が起こり難く、分子の絡まりが密の状
態を保持できる。したがって、常温以上の温度雰囲気中
に収縮状態のまま長期間保存しても、形状回復に必要な
分子の弾性力が失われにくく、十分な形状回復性を持続
させることができる。
【0032】また、原料発泡体2の発泡倍率が30倍以
上であるので、収縮時に気泡壁の座屈が発生せず(気泡
壁がしなって圧力が吸収でき)に、より形状回復率の低
下を確実に抑制することができる。
上であるので、収縮時に気泡壁の座屈が発生せず(気泡
壁がしなって圧力が吸収でき)に、より形状回復率の低
下を確実に抑制することができる。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
る。
【0034】(実施例1)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)からなり、縦100mm×横100mm×厚み
20mmの原料発泡体に、φ500μmの針で厚み方向に
孔あけ間隔5mm(孔あけ密度4孔/cm2 )で通気路とな
る孔を穿設したのち、この原料発泡体をプレス板で上下
から2.5mmまで圧縮して24時間圧縮状態を保ち形状
回復発泡体を得た。
g=90℃)からなり、縦100mm×横100mm×厚み
20mmの原料発泡体に、φ500μmの針で厚み方向に
孔あけ間隔5mm(孔あけ密度4孔/cm2 )で通気路とな
る孔を穿設したのち、この原料発泡体をプレス板で上下
から2.5mmまで圧縮して24時間圧縮状態を保ち形状
回復発泡体を得た。
【0035】(実施例2)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、50倍発泡ポリウレタン(Tg
=50℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして形状
回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、50倍発泡ポリウレタン(Tg
=50℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして形状
回復発泡体を得た。
【0036】(実施例3)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、100倍発泡スチレンアクリロ
ニトリル共重合体(Tg=100℃)を用いた以外は、
実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、100倍発泡スチレンアクリロ
ニトリル共重合体(Tg=100℃)を用いた以外は、
実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
【0037】(実施例4)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
8mmの50倍発泡ポリメチルメタレクリレート(Tg=
72℃)を用いるとともに、1.0mmまで圧縮した以外
は、実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
8mmの50倍発泡ポリメチルメタレクリレート(Tg=
72℃)を用いるとともに、1.0mmまで圧縮した以外
は、実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
【0038】(比較例1)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、20倍発泡ポリスチレン(Tg
=90℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして形状
回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、20倍発泡ポリスチレン(Tg
=90℃)を用いた以外は、実施例1と同様にして形状
回復発泡体を得た。
【0039】(比較例2)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
10mmの40倍低密度ポリエチレン(Tg=−45℃)
を用いるとともに、1.3mmまで圧縮した以外は、実施
例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
10mmの40倍低密度ポリエチレン(Tg=−45℃)
を用いるとともに、1.3mmまで圧縮した以外は、実施
例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
【0040】(比較例3)90倍発泡ボリスチレン(T
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
10mmの30倍低密度ポリプロピレン(Tg=−10
℃)を用いるとともに、1.3mmまで圧縮した以外は、
実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
g=90℃)に代えて、縦100mm×横100mm×厚み
10mmの30倍低密度ポリプロピレン(Tg=−10
℃)を用いるとともに、1.3mmまで圧縮した以外は、
実施例1と同様にして形状回復発泡体を得た。
【0041】上記実施例1〜4および比較例1〜3で得
られた形状回復発泡体を、40℃で5日間収縮状態を保
持後に、常温常圧下で1ヶ月放置した場合の1ヶ月後の
形状回復発泡体の厚みを測定し、その結果を回復率と原
料発泡体の厚みと併せて表1に示した。
られた形状回復発泡体を、40℃で5日間収縮状態を保
持後に、常温常圧下で1ヶ月放置した場合の1ヶ月後の
形状回復発泡体の厚みを測定し、その結果を回復率と原
料発泡体の厚みと併せて表1に示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明にかかる発泡体は、以上のように
構成されているので、高い温度雰囲気下で収縮状態のま
ま長期間放置しても、形状回復性が低下しにくい。特
に、請求項2のように原料発泡体の発泡倍率を30倍以
上にすれば、より形状回復性がよくなる。
構成されているので、高い温度雰囲気下で収縮状態のま
ま長期間放置しても、形状回復性が低下しにくい。特
に、請求項2のように原料発泡体の発泡倍率を30倍以
上にすれば、より形状回復性がよくなる。
【0044】また、請求項3のように原料発泡体に通気
孔を穿設すれば、形状回復時間をコントロールすること
ができる。
孔を穿設すれば、形状回復時間をコントロールすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる発泡体の製造方法の1例をあら
わす説明図である。
わす説明図である。
1 形状回復発泡体 2 原料発泡体
Claims (3)
- 【請求項1】独立気泡樹脂発泡体からなる原料発泡体を
収縮させてなる遅延した形状回復性を有する発泡体にお
いて、発泡体を構成する樹脂のガラス転移温度が30℃
以上であることを特徴とする発泡体。 - 【請求項2】原料発泡体の発泡倍率が30倍以上である
請求項1に記載の発泡体。 - 【請求項3】原料発泡体に、原料発泡体の表面から内部
の独立気泡内に連通する通気路が予め所定ピッチで穿設
されている請求項1または請求項2に記載の発泡体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7231397A JPH10265598A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7231397A JPH10265598A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 発泡体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265598A true JPH10265598A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13485672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7231397A Pending JPH10265598A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265598A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007290174A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Inoac Corp | 廃インク吸収体及びその製造方法 |
| JP2017025209A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | キョーラク株式会社 | 発泡材 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7231397A patent/JPH10265598A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007290174A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Inoac Corp | 廃インク吸収体及びその製造方法 |
| JP2017025209A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | キョーラク株式会社 | 発泡材 |
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