JPH10265736A - シリカ被膜形成用塗布液 - Google Patents

シリカ被膜形成用塗布液

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JPH10265736A
JPH10265736A JP7402297A JP7402297A JPH10265736A JP H10265736 A JPH10265736 A JP H10265736A JP 7402297 A JP7402297 A JP 7402297A JP 7402297 A JP7402297 A JP 7402297A JP H10265736 A JPH10265736 A JP H10265736A
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film
molecular weight
coating
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liquid
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JP7402297A
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Masaki Yamamoto
昌樹 山本
Hideaki Ishida
英明 石田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラックのない厚膜で、しかも下地を良好な
密着性で平坦化するシリカ被膜を形成する。 【解決手段】(A)ハイドロトリアルコキシシランの縮
合反応により得られる下記一般式(I)のハイドロジェ
ンシロキサンポリマーと、 【数1】 (式中、R1,R2,R3はHまたはアルキル基) 下記一般式(II)のテトラアルコキシシラン 【数2】 Si(OR44 (II) (式中、R4はC1〜4のアルキル基)とを反応させて
得られるシロキサンポリマー、及び(B)沸点が100
℃以上170℃以下の有機溶媒を必須成分とするシリカ
被膜形成用塗布液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリカ被膜形成塗布
液に関するものである。半導体基板、ガラス、セラミッ
クス等の基材に良好な密着性でクラックなく下地を平坦
化するシリカ被膜を形成する塗布液である。特に、半導
体素子や液晶表示素子などにおける平坦化膜や保護膜に
好適に用いられるシリカ被膜を供する。
【0002】
【従来の技術】各種シリケートを原料にゾルゲル法を用
いて各種基盤にシリカ被膜を形成することが各分野で行
なわれている。なかでもスピンコーティング法で薄膜を
形成する方法はその簡便さから製造工程上有効な手段で
ある。具体的には超LSIの製造プロセス分野における
多層配線プロセスの配線段差の平坦化膜、液晶表示素子
の保護膜などに、スピンコーティング法でシリカ被膜を
得る方法が広く用いられている。(特開昭55−342
58号公報) 一方、近年の超LSIの高集積化、多機能化に伴い、こ
れらのシリカ被膜に高度な要求がなされている。例え
ば、半導体の多層配線デバイスの平坦化膜用途では配線
の微細化に伴って、異なる配線幅の段差を一回の塗布で
平坦化するために、充分な膜厚の被膜が得られるべく塗
布液が求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単純に液中の
シランの濃度の高い液を塗布するなどの方法では、硬化
の際の収縮により膜にクラックが生じ、断線の原因につ
ながるという欠点がある。この欠点を改善すべく、収縮
の小さいシリカ源として3官能のアルキルトリメトキシ
シランを用いた塗布液が提案されている(特開昭63−
241076号公報)。
【0004】しかしながら、これより得られる膜は後工
程の酸素プラズマ処理の際にプラズマのエネルギーによ
って化学構造上Si−C構造にダメージを受けやすく、
配線の腐食を起こりやすいという欠点を有する。その結
果、被膜形成後にプラズマ照射される部分を選択的に除
去するためのエッチバックと呼ばれる工程が不可欠とな
り、生産性の低下を免れない。
【0005】低収縮で、かつ後処理工程のエッチバック
が不要な塗布液として、アウトガスの原因の有機官能基
をもたないハイドロトリアルコキシシランをシリカ源に
用いた塗布液も提案されている(特願平7−25505
1)。しかし、この液はシランの縮重合反応が速いた
め、性能を発揮すべく可使時間が短いなどの問題があ
り、その問題を回避する方法としてシリカ濃度を低いも
のが用いられている。一方、シラン濃度を低下させるこ
となく可使時間の長い液として、ハイドロトリメトキシ
シランに反応性の低いポリアルコキシシランを併用する
方法が提案されている(特願平9−30392)。しか
しながら、スピンコートの回転速度を小さくするなどの
方法で膜厚をあるレベル以上に設定すると、硬化後の収
縮歪みに由来する膜応力が大きくなり、被膜中にクラッ
クを生じてしまう。
【0006】これらの液を用いて下地を平坦化するに
は、小さな膜厚で塗布と硬化を繰り返すなどの方法が一
般的に行われているが、生産性の低下を免れない。本発
明はこのような従来技術が有する欠点を克服し、特に半
導体、各種セラミック基材等の各種基材の下地を高効率
で良好に平坦化し、かつその性能発揮のための可使時間
が長い等の特徴を有し、特に半導体素子や液晶表示素子
などにおける平坦化膜や保護膜に好適に用いられるシリ
カ被膜を塗布液を供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの従
来の問題点に対し鋭意検討した結果、クラックなく厚膜
の形成が可能でかつ、エッチバックの後処理が不要なシ
リカ被膜を形成するには、用いるシリカ源は硬化時の収
縮を少なくするためにアルコキシ基官能基が少ないこと
が好ましいこと、および、後工程で熱分解しやすいSi
−C結合を含まない膜を得るためには、Si原子にアル
キル基が直結しない構造のものを選ぶことが必要との知
見を得た上で、下記の成分を必須成分とする組成物を用
いることにより、シリカ被膜形成用塗布液として下記の
成分を必須成分とする組成物を用いることにより、可使
時間が長く、厚膜でもクラックなく、効率的に下地を良
好に平坦化する等の特徴を有する被膜を形成する塗布液
を見出した。
【0008】すなわち、本発明は、(A)ハイドロトリ
アルコキシシランの縮合反応から得られる下記一般式
(I)ハイドロジェンシロキサンポリマーと、
【0009】
【数3】I式 式中、R1,R2,R3はHまたはアルキル基 下記一般式(II)のテトラアルコキシシラン
【0010】
【数4】II式 Si(OR44 式中のR4はC1〜4のアルキル基 を反応させて得られるシロキサンポリマー、及び(B)
沸点が100℃以上170℃以下の有機溶媒を必須成分
とするシリカ被膜形成用塗布液、並びに、(A)成分の
シロキサンポリマーの数平均分子量が800〜350
0、かつ数平均分子量に対する重量平均分子量の比(M
w/Mn)が8〜50であることを特徴とする請求項1
記載のシリカ被膜形成用塗布液に存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明で用いられるA成分は、ハイドロトリアルコ
キシシランから得られるハイドロジェンシロキサンポリ
マーとテトラアルコキシシランの反応による生成物であ
る。これを得る方法は特に限定されるものではないが、
一般的には、ハイドロトリアルコキシシランを(B)成
分の溶媒中で酸触媒条件下で水または有機カルボン酸と
室温下で反応させると、加水分解あるいは酸分解反応と
それに続く縮合反応によって一般式(I)のハイドロジ
ェンシロキサンポリマーが得られる。
【0012】
【数5】 (式中、R1,R2,R3はHまたはアルキル基) さらにこの反応液に一般式(II)のテトラアルコキシシ
ラン
【0013】
【数6】 Si(OR44 (II) (式中のR4はC1〜4のアルキル基)を加えそのまま
室温条件下で連続的に反応させるなどの方法でシロキサ
ンポリマーを得ることが出来る。
【0014】ここでアルコール系溶媒を反応系に用いた
場合、一旦生成したハイドロジェンシロキサンの一部の
シラノール基(Si−OH)がアルコールと反応し、ア
ルコキシ基に転じる。従って、上記(I)式中のR1
2,R3は出発物質のアルコキシ基由来のアルキル基と
シラノール基のHの他、アルコール系溶媒由来のアルキ
ル基を示すものである。
【0015】本発明では、一旦ハイドロトリアルコキシ
シランの縮合反応によりポリマー主鎖を形成した後に、
シラノール基の縮合反応速度がハイドロシランよりも相
対的に小さいテトラアルコキシシランを反応によってそ
の末端に結合させてポリマー鎖の縮合速度を抑制するこ
とが、塗布後の膜の応力を低下させること、および液の
長期可使時間の2つの目的で必須である。もし、トリア
ルコキシシランとテトラアルコキシシランを同時に加水
分解反応および縮合反応させて得た場合、この液を塗布
して得た膜は硬化時の収縮による膜応力が高く、段差の
ある下地に塗布した場合、得られる膜にはクラックが生
じやすいものとなる。また、液を調製した後の保存時間
や保存温度に対してシロキサンポリマーの変化が速く、
その結果、保存条件によって塗布膜厚が異なるという問
題を生じる。
【0016】さらに本発明においては、テトラアルコキ
シシランの反応後のシロキサンポリマー(A成分)の分
子量および分子量分布を以下のような範囲にすること
が、液を塗布した際に大きな膜厚で良好な下地の平坦化
性能を得るために有効である。すなわち、数平均分子量
で800以上3500以下、かつ重量平均分子量/数平
均分子量の比が、8以上50以下,さらには数平均分子
量が800以上3000以下,重量平均分子量/数平均
分子量の比が8以上40以下の範囲とすることが好まし
い。最も好ましい範囲としては、数平均分子量1200
以上2500以下で重量平均分子量/数平均分子量の比
が15以上35以下の範囲があげられる。
【0017】このような分子量への調節は、ハイドロア
ルコキシシランの分解反応からテトラアルコキシシラン
を加えるまでの反応ステップにおける反応条件、具体的
には温度,時間およびシランの濃度等を選ぶことで可能
である。例えば、ハイドロアルコキシシランの水または
カルボン酸による分解反応をシラン濃度(SiO2相当濃
度)を8〜9重量%に溶媒で希釈して行った後に室温下
24時間静置し、さらにこの反応液にテトラアルコキシ
シランを溶媒で希釈しつつ添加し、室温下で2日反応さ
せることで、数平均分子量1200〜2500,重量平
均分子量/数平均分子量の比が8〜35のA成分を得る
ことが可能となる。
【0018】分子量が上記の数平均分子量の範囲よりも
小さいとき、この液を塗布して得られる膜厚は小さく、
下地の平坦性が不充分なものしか得られない。逆に、上
記の範囲よりも大きいときは塗布膜厚の面内均一性が低
いものとなる。また、重量平均分子量/数平均分子量の
比が上記の範囲よりも小さいときは、膜にクラックが生
じやすいものとなり、逆に大きい場合は、配線スペース
の狭い部分への液の充填が不良となる。
【0019】A成分の出発物質について、ハイドロトリ
アルコキシシランとしては、通常トリメトキシシラン,
トリエトキシシラン,トリプロポキシシラン,トリブト
キシシラン,ジエトキシモノメトキシシラン,モノメト
キシジプロポキシなどが挙げられる。これらのうち、ト
リメトキシシラン,トリエトキシシラン,トリプロポキ
シシラン,トリブトキシシランが反応性の点で好まし
い。一方、テトラアルコキシシランの具体例としては、
テトラメトキシシラン,テトラエトキシシラン,テトラ
プロポキシシラン,テトラブトキシシラン等が挙げられ
る。
【0020】テトラアルコキシシランは、ハイドロジェ
ンシロキサンポリマーを含む反応液にそのまま加えても
良いし、別途予め水または酸によってアルコキシ基を分
解し、オリゴマーとしておいてから反応溶液を混合する
等、いずれの方法でも良いが、ハイドロジェンシロキサ
ンポリマー末端基との反応性の点で、モノマーをそのま
ま加えることが好ましい。
【0021】A成分を得る上での出発物質の一般的な量
比は、通常、ハイドロトリアルコキシシラン100mo
lに対し、テトラアルコキシシラン30〜80molの
範囲で用いられる。A成分の塗布液の全構成成分中の濃
度は、出発物質であるハイドロトリアルコキシシランと
テトラアルコキシシランの合計が、SiO2相当濃度で全塗
布液組成中で6重量%以上20重量%以下とすることが
好ましい。
【0022】本発明ではシラン成分として、A成分の出
発物質の上記アルコキシシラン以外にも他のアルコキシ
シランおよびそのオリゴマーを併用しても良い。但し、
膜の性能を損なわないために、A成分の出発物質のハイ
ドロトリアルコキシシランとテトラメトキシシランの合
計量を100重量部とした場合、それらの使用は20重
量部以下とすることが好ましい。
【0023】本発明のB成分は沸点が100℃以上17
0℃以下、さらに好ましくは100℃以上160℃以下
の有機溶媒であれば特に限定されるものではなく、前記
A成分を含むシラン成分を均一に溶解させうるものであ
ればよい。具体的には、1−ペンタノール,2−ペンタ
ノール,1−ヘキサノール等の脂肪族アルコール、酢酸
ブチル,プロピオン酸n−プロピル,n−酪酸エチル,
乳酸エチル,吉草酸メチル,iso-吉草酸エチル等のエス
テル類、2−ヘキサノン,3−ヘキサノン,2−ヘプタ
ノン等のケトン類、2−メトキシエタノール,2−エト
キシエタノール,1−メトキシ−2−プロパノール等の
エーテルアルコール類、プロピレングリコール−1−メ
チルエーテル−2−アセテート,3−メトキシプロピオ
ン酸メチル等のエーテルエステル類、さらにはトルエ
ン,キシレン等を用いることができ、これらの溶媒は2
種類以上を混合して用いてもよい。これらのうち、アル
コール類およびエーテルアルコール類が溶解性の点でさ
らに好適である。
【0024】これらの溶媒の沸点が100℃よりも低い
場合、スピンコートした際に、基材の回転中における溶
媒の揮発が速すぎるため、基材上での液の展開性が悪く
なり、均一な膜厚のコートが不可能になる。その結果、
ストライエーションや膜厚の面内での不均一性が生じ
る。逆に、沸点が170℃よりも高い溶媒を用いた場
合、スピンコートした際に基材の回転中での溶媒の揮発
が遅い。そのために、溶媒の揮発にともなって進行する
アルコキシシランのゾルゲル反応の反応率が極めて低い
ものとなり、膜厚の小さい膜しか得られない。このよう
な効果の点からは、上記溶媒の中でも2ーメトキシエタ
ノール,2−エトキシエタノール,1−メトキシ−2−
プロパノール,1−エトキシ−2−プロパノールが特に
好ましい。また、A成分の溶解性に応じて、メタノー
ル,エタノール,イソプロピルアルコール等の低沸点の
溶媒をB成分に混合して用いてもよい。ただし、これら
の低沸点溶媒を併用する場合には、B成分100重量部
に対して20重量部以下とすることが望ましい。20重
量部以上とした場合には溶媒の揮発が速くなり、均一な
膜厚の膜が得るのが困難となる。
【0025】B成分の量は所望のシリカ分の濃度に応じ
て決めることが出来るが、一般には塗布液全成分中30
重量%以上、好ましくは35重量%以上、75重量%以
下とするのが好ましい。B成分の量が30重量%以下の
場合、スピンコートした際に液の基盤への展開性が悪
く、回転の中心部と周辺部の被膜の厚みの差が大きいも
のとなる。
【0026】こうして得られた本発明の組成物をスピン
コート法にてセラミック,各種金属等の基材に塗布し、
次いで、溶媒を揮発後に400℃以上で加熱硬化するこ
とで、シリカ被膜を得ることができる。以下、実施例に
より本発明をさらに詳細に説明する。 実施例1:1−メトキシ−2−プロパノール(bp:1
20℃)16.9gに氷酢酸17.2gとパラトルエン
スルホン酸0.4gを加えて撹拌した中に、1−メトキ
シ−2−プロパノール16.9gにハイドロトリメトキ
シシランの11.7gを希釈,混合した液を加え、室温
下で1時間撹拌した後、さらに室温下で24時間静置す
ることで、ハイドロジェンポリシロキサン溶液(シラン
濃度9.1重量%(SiO2相当換算))を得た。これに1−
メトキシ−2−プロパノール26.3gにテトラメトキ
シシラン11.0gを希釈混合した液を滴下し、室温下
で5時間撹拌した後、さらに室温下で2日間静置するこ
とで、塗布液(シラン濃度10.0重量%(SiO2相当換
算))を得た。この溶液中のシロキサンポリマーについ
てGPCを測定し、ポリスチレン換算で数平均分子量
(Mn)と重量平均分子量(Mw)を算出したところ、
それぞれ、1400と45600であり、重量平均分子
量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比Mw/Mnは3
2.6であった。
【0027】このようにして得た液をシリコンウェハ基
盤に滴下し、3000回転/分の回転速度でスピンコー
トした。さらにこれからすぐに150℃のホットプレー
ト上で2分間溶媒を揮発させた後、オーブン中400℃
で30分加熱硬化した。この膜にかかる応力を膜応力歪
計で測定したところ、0.36dyne/cm2であっ
た。また、同様の塗布および硬化条件で図1に示すよう
なシリカ質の段を付けたシリコン基材にこの液を塗布し
た。得られた膜の特性,段差の被覆特性および平坦化性
能について測定した。また、得られた塗布液を4〜7℃
に管理された低温庫に90日間経時保存し、保存後の液
を上記と同様の条件で塗布し、膜厚と段差の被覆特性を
測定した。これらの結果を表に示す。
【0028】実施例2:2−メトキシエタノール(b
p:124℃)24.5gに氷酢酸13.8gと濃硫酸
0.1gを加えて撹拌した中に、2−メトキシエタノー
ル24.5gにハイドロトリメトキシシランの12.2
gを希釈混合した液を滴下し、室温下で1時間撹拌した
後、さらに室温下で24時間静置することで、ハイドロ
ジェンポリシロキサン溶液(シラン濃度8.0重量%(SiO
2相当換算))を得た。これに1−メトキシ−2−プロ
パノール14.7gにテトラエトキシシラン10.3g
を希釈混合した液を滴下し、室温下で5時間撹拌した
後、さらに室温下で2日間静置することで、塗布液(シ
ラン濃度10.0重量%(SiO2相当換算))を得た。この溶
液中のシロキサンポリマーについて、実施例1と同様の
方法で分子量(Mn,Mw)を算出した。さらに、実施
例1と同種の基材に同様の方法で塗布・硬化し、シリカ
被膜を製膜した。得られた液の分子量データ,および膜
の特性,段差の被覆特性および平坦化性能について表に
示す。
【0029】実施例3:1−メトキシ−2−プロパノー
ル14.2gに氷酢酸17.2gとパラトルエンスルホ
ン酸0.4gを加えて撹拌した中に、1−メトキシ−2
−プロパノール14.2gにハイドロトリメトキシシラ
ンの11.7gを希釈混合した液を滴下し、室温下で1
時間撹拌した後、さらに室温下で24時間静置すること
で、ハイドロジェンポリシロキサン溶液(シラン濃度1
0.0重量%(SiO2相当換算))を得た。これに1−メト
キシ−2−プロパノール31.7gにテトラメトキシシ
ラン11.0gを希釈混合した液を滴下し、室温下で5
時間撹拌した後、さらに室温下で2日間静置すること
で、塗布液(シラン濃度10.0重量%(SiO2相当換算))
を得た。この溶液中のシロキサンポリマーについて、実
施例1と同様の方法で分子量(Mn,Mw)を算出し
た。さらに、実施例1と同種の基材に同様の方法で塗布
・硬化し、シリカ被膜を製膜した。得られた液の分子量
データ,および膜の特性,段差の被覆特性および平坦化
性能について表に示す。
【0030】実施例4:1−メトキシ−2−プロパノー
ル(bp:120℃)21.4gに氷酢酸17.2gと
パラトルエンスルホン酸0.4gを加えて撹拌した中
に、1−メトキシ−2−プロパノール21.4gにハイ
ドロトリメトキシシランの11.7gを希釈,混合した
液を加え、室温下で1時間撹拌した後、さらに室温下で
24時間静置することで、ハイドロジェンポリシロキサ
ン溶液(シラン濃度8.0重量%(SiO 2相当換算))を得
た。これに1−メトキシ−2−プロパノール17.3g
にテトラメトキシシラン11.0gを希釈混合した液を
滴下し、室温下で5時間撹拌した後、さらに室温下で2
日間静置することで、塗布液(シラン濃度10.0重量%
(SiO2相当換算))を得た。この溶液中のシロキサンポ
リマーについて、実施例1と同様の方法で分子量(M
n,Mw)を算出した。さらに、実施例1と同種の基材
に同様の方法で塗布・硬化し、シリカ被膜を製膜した。
得られた液の分子量データ,および膜の特性,段差の被
覆特性および平坦化性能について表に示す。
【0031】実施例5:1−メトキシ−2−プロパノー
ル29.6gに氷酢酸17.2gとパラトルエンスルホ
ン酸0.4gを加えて撹拌した中に、1−メトキシ−2
−プロパノール29.6gにハイドロトリメトキシシラ
ンの11.7gを希釈混合した液を滴下し、室温下で1
時間撹拌した後、さらに室温下で24時間静置すること
で、ハイドロジェンポリシロキサン溶液(シラン濃度6.
5重量%(SiO2相当換算))を得た。これに1−メトキ
シ−2−プロパノール0.9gにテトラメトキシシラン
11.0gを希釈混合した液を滴下し、室温下で5時間
撹拌した後、さらに室温下で2日間静置することで、塗
布液(シラン濃度10.0重量%(SiO2相当換算))を得
た。この溶液中のシロキサンポリマーについて、実施例
1と同様の方法で分子量(Mn,Mw)を算出した。さ
らに、実施例1と同種の基材に同様の方法で塗布・硬化
し、シリカ被膜を製膜した。得られた液の分子量デー
タ,および膜の特性,段差の被覆特性および平坦化性能
について表に示す。
【0032】比較例1:1−メトキシ−2−プロパノー
ル16.9gに氷酢酸17.2gとパラトルエンスルホ
ン酸0.1gを加えて撹拌した中に、1−メトキシ−2
−プロパノール43.2gにハイドロトリメトキシシラ
ンの11.7gとテトラメトキシシラン11.0gの3
成分を一旦混合した後に滴下し、室温下で1時間撹拌の
後、さらに室温で2日間静置することで塗布液(シラン
濃度10.0重量%(SiO2相当換算))を得た。以下、実施
例1と同種の基材に同様の方法で塗布・硬化し、シリカ
被膜を製膜した。得られた液の分子量データ,および膜
の特性,段差の被覆特性および平坦化性能について表に
示す。 比較例2:2−エトキシエタノール21.4gに氷酢酸
40.4gと濃硫酸0.1gを加えて撹拌した中に、2
−エトキシエタノール21.4gにテトラメトキシシラ
ン25.6gを希釈混合した液を滴下し、室温下で1日
撹拌の後、静置することで塗布液(シラン濃度10.0重量
%(SiO2相当換算))を得た。以下、実施例1と同種の
基材に同様の方法で塗布・硬化し、シリカ被膜を製膜し
た。得られた液の分子量データ,膜の特性,段差の被覆
特性および平坦化性能について表に示す。 比較例3:1−メトキシ−2−プロパノール24.8g
に氷酢酸30.0gと濃硫酸0.1gを加えて撹拌した
中に、1−メトキシ−2−プロパノール24.8gにハ
イドロトリメトキシシラン20.4gを希釈混合した液
を滴下し、室温下で1日撹拌の後、さらに静置したとこ
ろ、2日後に液(シラン濃度10.0重量%(SiO2相当換
算))はゲル化し塗布不可能なものとなった。 比較例4:実施例1において溶媒を1−メトキシ−2−
プロパノールの代わりに2−プロパノール(bp:82
℃)を用いた以外は実施例1と同様の条件で塗布液を作
製し、同条件で塗布することにより、シリカ被膜を製膜
した。得られた液の分子量データ,膜の特性,段差の被
覆特性および平坦化性能について表に示す。
【0033】
【表1】
【0034】(1)膜厚測定計ラムダエース((株)大
日本スクリーン製造製)により、基盤上の塗膜から9箇
所を任意に選んで膜厚を測定値の平均 (2)9点の膜厚測定データの最大値(または最小値)
と平均値との差の絶対値を平均値で除した値(%) (3)膜歪み応力計にて塗布前のウェハーを基準に膜硬
化後のウェハーの反りを測定し、その歪み量から単位面
積*厚みあたりの膜にかかる応力を算出 単位は *10−8dyne/cm2 (4)図に示すシリコンウェハ上のSiO2段差基材上への
製膜後、断面方向からSEMにて倍率10000倍で観察。
0.5μm幅の凹凸10箇所の断面観察で認知できるクラッ
クの数 (5)断面観察で、凹部の充填厚みを凸部の厚さで除し
た割合(%)
【0035】
【発明の効果】表のデータからも明らかなように、本発
明により、応力が小さく、厚膜の形成が可能な塗布液を
供するものである。この塗布液を用いると下地を良好に
平坦化することが可能であり、さらにこの液は長期間の
保存後もこれらの性能を発揮するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いたシリカ質の段を付けたシリコン
基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ハイドロトリアルコキシシランの縮
    合反応により得られる下記一般式(I)のハイドロジェ
    ンシロキサンポリマーと、 【数1】 (式中、R1,R2,R3はHまたはアルキル基) 下記一般式(II)のテトラアルコキシシラン 【数2】 Si(OR44 (II) (式中、R4はC1〜4のアルキル基)とを反応させて
    得られるシロキサンポリマー、及び(B)沸点が100
    ℃以上170℃以下の有機溶媒を必須成分とするシリカ
    被膜形成用塗布液。
  2. 【請求項2】(A)成分のシロキサンポリマーの数平均
    分子量(Mn)が800〜3500であり、かつ数平均
    分子量に対する重量平均分子量の比(Mw/Mn)が8
    〜50であることを特徴とする請求項1記載のシリカ被
    膜形成用塗布液。
JP7402297A 1997-03-26 1997-03-26 シリカ被膜形成用塗布液 Pending JPH10265736A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000026311A1 (en) * 1998-11-04 2000-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solution for forming silica coating film, process for producing the same, and silica coating film and process for producing the same

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000026311A1 (en) * 1998-11-04 2000-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solution for forming silica coating film, process for producing the same, and silica coating film and process for producing the same

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