JPH10266014A - フッ素樹脂中空糸の製造方法 - Google Patents
フッ素樹脂中空糸の製造方法Info
- Publication number
- JPH10266014A JPH10266014A JP7203897A JP7203897A JPH10266014A JP H10266014 A JPH10266014 A JP H10266014A JP 7203897 A JP7203897 A JP 7203897A JP 7203897 A JP7203897 A JP 7203897A JP H10266014 A JPH10266014 A JP H10266014A
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- JP
- Japan
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- fluororesin
- solvent
- hollow fiber
- soluble
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フッ素樹脂の中空糸を得る。
【解決手段】 芯線上にフッ素樹脂を溶剤に溶解した溶
液を、塗布、乾燥して形成した溶剤に可溶なフッ素樹脂
層上に、溶剤に不溶なフッ素樹脂のディスパージョンの
塗布、乾燥、焼成の操作を少なくとも1回行って溶剤に
不溶なフッ素樹脂層を形成した積層体を溶剤中に浸漬し
て溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解するか、もしくは該積
層体を加熱下で芯線と共に延伸した後に溶剤中に浸漬し
て溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解した後に、積層体から
芯線を分離してフッ素樹脂中空糸を得る。
液を、塗布、乾燥して形成した溶剤に可溶なフッ素樹脂
層上に、溶剤に不溶なフッ素樹脂のディスパージョンの
塗布、乾燥、焼成の操作を少なくとも1回行って溶剤に
不溶なフッ素樹脂層を形成した積層体を溶剤中に浸漬し
て溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解するか、もしくは該積
層体を加熱下で芯線と共に延伸した後に溶剤中に浸漬し
て溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解した後に、積層体から
芯線を分離してフッ素樹脂中空糸を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濾過膜、透析膜、気
体分離膜、逆浸透膜、限外濾過膜、精密濾過膜に好適な
フッ素樹脂多孔質もしくは緻密な中空糸の製造方法に関
する。
体分離膜、逆浸透膜、限外濾過膜、精密濾過膜に好適な
フッ素樹脂多孔質もしくは緻密な中空糸の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】中空糸等の中空状の多孔質体が各種の物
質の分離装置に用いられている。中空状の多孔質体は、
中空の合成樹脂、中空繊維の壁部を透過膜として利用す
るものであるが、円筒状の外筒内に多数の中空糸を収容
したモジュールは、平板状の膜を用いたものに比べて、
膜の充填密度を高めることができ、小型の装置が得られ
るという特徴を有している。
質の分離装置に用いられている。中空状の多孔質体は、
中空の合成樹脂、中空繊維の壁部を透過膜として利用す
るものであるが、円筒状の外筒内に多数の中空糸を収容
したモジュールは、平板状の膜を用いたものに比べて、
膜の充填密度を高めることができ、小型の装置が得られ
るという特徴を有している。
【0003】フッ素樹脂からなる多孔質体は、一般的な
炭化水素系の合成樹脂を原料とするものに比べて耐薬品
性、耐熱性等の面で優れており、半導体、食品等の製造
分野をはじめとして各種の分野でひろく用いられてい
る。
炭化水素系の合成樹脂を原料とするものに比べて耐薬品
性、耐熱性等の面で優れており、半導体、食品等の製造
分野をはじめとして各種の分野でひろく用いられてい
る。
【0004】ところが、代表的なフッ素樹脂であるポリ
テトラフルオロエチレンは、溶融粘度が非常に高く加工
性が劣るため、溶融成型等の方法によって製造すること
ができないので、ソルベントナフサ等を混合して中空状
の部材を押し出し成型した後に焼成してフッ素樹脂中空
管を製造し、次いで延伸するか、あるいは延伸後に焼成
することによって任意の径の多孔質中空糸を製造するこ
とが行われていた。
テトラフルオロエチレンは、溶融粘度が非常に高く加工
性が劣るため、溶融成型等の方法によって製造すること
ができないので、ソルベントナフサ等を混合して中空状
の部材を押し出し成型した後に焼成してフッ素樹脂中空
管を製造し、次いで延伸するか、あるいは延伸後に焼成
することによって任意の径の多孔質中空糸を製造するこ
とが行われていた。
【0005】ところが、このような方法で製造しようと
すると、延伸の際にフッ素樹脂の破断が起こり、管の肉
厚の薄いものを製造することは困難であり、また管の径
も大きなものしか製造することができないという問題点
があった。
すると、延伸の際にフッ素樹脂の破断が起こり、管の肉
厚の薄いものを製造することは困難であり、また管の径
も大きなものしか製造することができないという問題点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、押出加工で
は製造が困難な、均質で肉厚の薄い中空糸を製造するこ
とを課題とするものである。
は製造が困難な、均質で肉厚の薄い中空糸を製造するこ
とを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フッ素樹脂中
空糸の製造方法において、芯線上にフッ素樹脂を溶剤に
溶解した溶液を、塗布、乾燥して形成した溶剤に可溶な
フッ素樹脂層上に、溶剤に不溶なフッ素樹脂のディスパ
ージョンの塗布、乾燥、焼成の操作を少なくとも1回行
って溶剤に不溶なフッ素樹脂層を形成した積層体を溶剤
中に浸漬して溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解するか、も
しくは該積層体を加熱下で芯線と共に延伸した後に溶剤
中に浸漬して溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解した後に、
芯線を引く抜くことにより作製するフッ素樹脂中空糸の
製造方法である。
空糸の製造方法において、芯線上にフッ素樹脂を溶剤に
溶解した溶液を、塗布、乾燥して形成した溶剤に可溶な
フッ素樹脂層上に、溶剤に不溶なフッ素樹脂のディスパ
ージョンの塗布、乾燥、焼成の操作を少なくとも1回行
って溶剤に不溶なフッ素樹脂層を形成した積層体を溶剤
中に浸漬して溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解するか、も
しくは該積層体を加熱下で芯線と共に延伸した後に溶剤
中に浸漬して溶剤可溶性のフッ素樹脂を溶解した後に、
芯線を引く抜くことにより作製するフッ素樹脂中空糸の
製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のフッ素樹脂中空糸の製造
方法は、金属からなる芯線上に有機溶剤に可溶なフッ素
樹脂の薄層を形成し、次いで、有機溶剤に溶解しないフ
ッ素樹脂を含有するディスパージョン、例えば、ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(EPA)、テトラフルオ
ロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)の水性ディ
スパージョンあるいはそれらの混合ディスパージョンを
塗布し、乾燥の後にそれぞれのディスパージョンに含ま
れているフッ素樹脂の融点以上の温度で加熱することに
よってフッ素樹脂を溶融もしくは焼成一体化させて芯線
上にフッ素樹脂を積層した積層体を、そのまま有機溶剤
に浸漬して溶剤に可溶なフッ素樹脂を溶解させ、次いで
芯線を引き抜いてフッ素樹脂製の中空体をを得る。そし
て、この中空体を延伸することによって中空糸とする。
もしくは、上記の積層体を有機溶剤に浸漬する前に、加
熱下で芯線とともに延伸してフッ素樹脂層に微細な開孔
を形成した後に、有機溶剤に浸漬して溶剤に可溶なフッ
素樹脂を溶解し、次いで芯線を引き抜くことによって微
多孔性中空糸を得るものである。
方法は、金属からなる芯線上に有機溶剤に可溶なフッ素
樹脂の薄層を形成し、次いで、有機溶剤に溶解しないフ
ッ素樹脂を含有するディスパージョン、例えば、ポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(EPA)、テトラフルオ
ロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)の水性ディ
スパージョンあるいはそれらの混合ディスパージョンを
塗布し、乾燥の後にそれぞれのディスパージョンに含ま
れているフッ素樹脂の融点以上の温度で加熱することに
よってフッ素樹脂を溶融もしくは焼成一体化させて芯線
上にフッ素樹脂を積層した積層体を、そのまま有機溶剤
に浸漬して溶剤に可溶なフッ素樹脂を溶解させ、次いで
芯線を引き抜いてフッ素樹脂製の中空体をを得る。そし
て、この中空体を延伸することによって中空糸とする。
もしくは、上記の積層体を有機溶剤に浸漬する前に、加
熱下で芯線とともに延伸してフッ素樹脂層に微細な開孔
を形成した後に、有機溶剤に浸漬して溶剤に可溶なフッ
素樹脂を溶解し、次いで芯線を引き抜くことによって微
多孔性中空糸を得るものである。
【0009】以下に、図面を参照して本発明を説明す
る。図1は、本発明のフッ素樹脂中空糸の製造方法の工
程を説明する図である。まず、図1(A)に示すよう
に、芯線1上に、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂の塗布層
2を形成する。芯線は、銅等の延性の良好な金属が好ま
しい。芯線の径は、作製する中空糸の内径に応じて任意
に定めることが可能であり、極微細径のものから数ミリ
メートル、例えば10μm〜10mmの内径を有するも
のを製造することができる。
る。図1は、本発明のフッ素樹脂中空糸の製造方法の工
程を説明する図である。まず、図1(A)に示すよう
に、芯線1上に、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂の塗布層
2を形成する。芯線は、銅等の延性の良好な金属が好ま
しい。芯線の径は、作製する中空糸の内径に応じて任意
に定めることが可能であり、極微細径のものから数ミリ
メートル、例えば10μm〜10mmの内径を有するも
のを製造することができる。
【0010】芯線上への有機溶剤に可溶なフッ素樹脂層
の形成は、被覆または延伸によって行うことが好まし
い。有機溶剤に可溶なフッ素樹脂層の乾燥後の厚さは、
0.1〜50μmの範囲であることが好ましく、0.5
〜30μmとすることがより好ましい。厚さが0.1μ
m未満であると、表面が不均一となり好ましくなく、5
0μmより大きくなると溶解に長時間を要するので好ま
しくない。
の形成は、被覆または延伸によって行うことが好まし
い。有機溶剤に可溶なフッ素樹脂層の乾燥後の厚さは、
0.1〜50μmの範囲であることが好ましく、0.5
〜30μmとすることがより好ましい。厚さが0.1μ
m未満であると、表面が不均一となり好ましくなく、5
0μmより大きくなると溶解に長時間を要するので好ま
しくない。
【0011】有機溶剤に可溶なフッ素樹脂には、テトラ
フルオロエチレン−フッ化ビニリデンとの共重合体、テ
トラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体等を用いることができる。具体
的にはテトラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン共重
合体としてはネオフロンVDF(ダイキン製)、テトラ
フルオロエチレン−フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体としてはTHV(スリーエム製)を
挙げることができる。これらのフッ素樹脂を溶解する有
機溶剤にはN−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、アセトン等を挙げることができる。
フルオロエチレン−フッ化ビニリデンとの共重合体、テ
トラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体等を用いることができる。具体
的にはテトラフルオロエチレン−フッ化ビニリデン共重
合体としてはネオフロンVDF(ダイキン製)、テトラ
フルオロエチレン−フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体としてはTHV(スリーエム製)を
挙げることができる。これらのフッ素樹脂を溶解する有
機溶剤にはN−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド、アセトン等を挙げることができる。
【0012】次いで、芯線上に形成した有機溶剤に可溶
なフッ素樹脂の薄層上に、有機溶剤に不溶なフッ素樹脂
の水性ディスパージョンを、例えばPTFEのディスパ
ージョンを塗布し、乾燥後、有機溶剤に不溶なフッ素樹
脂の融点以上に加熱し、溶融もしくは焼成して、フッ素
樹脂層3を形成する。フッ素樹脂層3は、作製すべき中
空糸の肉厚に応じて、ディスパージョンの塗布、乾燥、
加熱、さらに溶融もしくは焼成からなる一連の工程を繰
り返すことによって所定の厚みとすることが好ましい。
また、一度に大量のディスパージョンを塗布すると形成
されるフッ素樹脂層にクラック等が生じることがあるの
で好ましくない。本発明において使用するフッ素樹脂の
ディスパージョンとしては、乳化重合によって得られる
平均粒子径が0.01〜10μmの固形分重量が1〜6
0重量%、界面活性剤が0.1〜10重量%である水性
ディスパージョンが好ましい。
なフッ素樹脂の薄層上に、有機溶剤に不溶なフッ素樹脂
の水性ディスパージョンを、例えばPTFEのディスパ
ージョンを塗布し、乾燥後、有機溶剤に不溶なフッ素樹
脂の融点以上に加熱し、溶融もしくは焼成して、フッ素
樹脂層3を形成する。フッ素樹脂層3は、作製すべき中
空糸の肉厚に応じて、ディスパージョンの塗布、乾燥、
加熱、さらに溶融もしくは焼成からなる一連の工程を繰
り返すことによって所定の厚みとすることが好ましい。
また、一度に大量のディスパージョンを塗布すると形成
されるフッ素樹脂層にクラック等が生じることがあるの
で好ましくない。本発明において使用するフッ素樹脂の
ディスパージョンとしては、乳化重合によって得られる
平均粒子径が0.01〜10μmの固形分重量が1〜6
0重量%、界面活性剤が0.1〜10重量%である水性
ディスパージョンが好ましい。
【0013】本発明によって、芯線上に有機溶剤に可溶
なフッ素樹脂の薄層に形成したので、この薄層上に溶剤
に不溶なフッ素樹脂のディスパージョンからなる層を形
成して有機溶剤に不溶なフッ素樹脂層を加熱し、溶融も
しくは焼成一体化する際に、芯線上に形成した下層との
表面張力が類似するとともに、両者の親和性が良好であ
るので、有機溶剤に不溶なフッ素樹脂は凝集することな
く、フッ素樹脂の円筒状の形状を維持できる。有機溶剤
に不溶なフッ素樹脂層を形成した円筒状の積層体を、直
ちに図1(D)に示すように、フッ素樹脂を溶解する有
機溶剤5に浸漬するか、あるいは、図1(C)に示すよ
うに、円柱状の積層体を芯線と共に一体に延伸4して溶
剤に不溶なフッ素樹脂層に微細孔を形成した後に有機溶
剤に浸漬する。また、PTFEのディスパージョンにフ
ッ素化合物を含有した界面活性剤を添加して、開孔形成
を行っても良い。
なフッ素樹脂の薄層に形成したので、この薄層上に溶剤
に不溶なフッ素樹脂のディスパージョンからなる層を形
成して有機溶剤に不溶なフッ素樹脂層を加熱し、溶融も
しくは焼成一体化する際に、芯線上に形成した下層との
表面張力が類似するとともに、両者の親和性が良好であ
るので、有機溶剤に不溶なフッ素樹脂は凝集することな
く、フッ素樹脂の円筒状の形状を維持できる。有機溶剤
に不溶なフッ素樹脂層を形成した円筒状の積層体を、直
ちに図1(D)に示すように、フッ素樹脂を溶解する有
機溶剤5に浸漬するか、あるいは、図1(C)に示すよ
うに、円柱状の積層体を芯線と共に一体に延伸4して溶
剤に不溶なフッ素樹脂層に微細孔を形成した後に有機溶
剤に浸漬する。また、PTFEのディスパージョンにフ
ッ素化合物を含有した界面活性剤を添加して、開孔形成
を行っても良い。
【0014】フッ素樹脂層を形成した円筒状の積層体
を、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂を溶解する有機溶剤中
に浸漬すると、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂が溶解す
る。そこで、図1(E)に示すように芯線を容易に引き
抜き6を行うことが可能となり、図1(F)で示す壁面
が緻密、あるいは多孔質のフッ素樹脂中空糸7を得るこ
とができる。また、有機溶剤を円筒状の積層体内へ効果
的に浸漬させるために超音波を照射しても良い。
を、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂を溶解する有機溶剤中
に浸漬すると、有機溶剤に可溶なフッ素樹脂が溶解す
る。そこで、図1(E)に示すように芯線を容易に引き
抜き6を行うことが可能となり、図1(F)で示す壁面
が緻密、あるいは多孔質のフッ素樹脂中空糸7を得るこ
とができる。また、有機溶剤を円筒状の積層体内へ効果
的に浸漬させるために超音波を照射しても良い。
【0015】
【実施例】以下に、実施例を示し、本発明を説明する。 実施例1 直径0.5mmの銅線上に、テトラフルオロエチレン−
フッ化ビニリデン共重合樹脂(ダイキン工業製 ネオフ
ロンVDF)の20重量%アセトン溶液を塗布し、乾燥
後、150℃に加熱し、5μmの溶剤に可溶なフッ素樹
脂層を形成した。 次いで、有機溶剤に可溶なフッ素樹
脂層上にポリテトラフルオロエチレンのディスパージョ
ン(三井デュポンフロロケミカル製テフロン30J)を
塗布、乾燥し、窒素雰囲気において360℃で15秒間
焼成することにより、厚さ5μmの溶剤に不溶なフッ素
樹脂層を形成した。さらに、ディスパージョンの塗布、
乾燥、焼成の工程を3回繰り返し、合計15μmの厚さ
の溶剤に不溶なフッ素樹脂層を形成した。次いで、芯線
上に円筒状に積層した積層体を50℃のアセトン中に1
時間浸漬して、溶剤に可溶なフッ素樹脂層を溶解して除
去した。次いで、アセトン中から取り出して、芯線を引
き抜いて、内径51μm、外径54μmのフッ素樹脂製
の中空糸を得た。得られた中空糸は、肉厚が均質で、ク
ラックのないものであった。
フッ化ビニリデン共重合樹脂(ダイキン工業製 ネオフ
ロンVDF)の20重量%アセトン溶液を塗布し、乾燥
後、150℃に加熱し、5μmの溶剤に可溶なフッ素樹
脂層を形成した。 次いで、有機溶剤に可溶なフッ素樹
脂層上にポリテトラフルオロエチレンのディスパージョ
ン(三井デュポンフロロケミカル製テフロン30J)を
塗布、乾燥し、窒素雰囲気において360℃で15秒間
焼成することにより、厚さ5μmの溶剤に不溶なフッ素
樹脂層を形成した。さらに、ディスパージョンの塗布、
乾燥、焼成の工程を3回繰り返し、合計15μmの厚さ
の溶剤に不溶なフッ素樹脂層を形成した。次いで、芯線
上に円筒状に積層した積層体を50℃のアセトン中に1
時間浸漬して、溶剤に可溶なフッ素樹脂層を溶解して除
去した。次いで、アセトン中から取り出して、芯線を引
き抜いて、内径51μm、外径54μmのフッ素樹脂製
の中空糸を得た。得られた中空糸は、肉厚が均質で、ク
ラックのないものであった。
【0016】実施例2 芯線上に円筒状にフッ素樹脂を積層した積層体を、アセ
トン中に浸漬する前に、芯線とともに均等に1.5倍の
長さに延伸した点を除いて実施例1と同様にして中空糸
を作製した。得られた中空糸は、内径52μm、外径5
6μmであり、壁面には、孔径0.01〜0.05μm
の微細な開孔を有する多孔質中空糸であった。
トン中に浸漬する前に、芯線とともに均等に1.5倍の
長さに延伸した点を除いて実施例1と同様にして中空糸
を作製した。得られた中空糸は、内径52μm、外径5
6μmであり、壁面には、孔径0.01〜0.05μm
の微細な開孔を有する多孔質中空糸であった。
【0017】
【発明の効果】溶剤に不溶なフッ素樹脂からなる壁面の
厚さが均等で肉薄の中空糸、もしくは多孔質の中空糸を
得ることができる。
厚さが均等で肉薄の中空糸、もしくは多孔質の中空糸を
得ることができる。
【図1】本発明のフッ素樹脂中空糸の製造方法を説明す
る図である。
る図である。
1…芯線、2…有機溶剤に可溶なフッ素樹脂の塗布層、
3…フッ素樹脂層、4…延伸、5…有機溶剤、6…引き
抜き、7…フッ素樹脂中空糸
3…フッ素樹脂層、4…延伸、5…有機溶剤、6…引き
抜き、7…フッ素樹脂中空糸
Claims (1)
- 【請求項1】 フッ素樹脂中空糸の製造方法において、
芯線上にフッ素樹脂を溶剤に溶解した溶液を、塗布、乾
燥して形成した溶剤に可溶なフッ素樹脂層上に、溶剤に
不溶なフッ素樹脂のディスパージョンの塗布、乾燥、焼
成の操作を少なくとも1回行って溶剤に不溶なフッ素樹
脂層を形成した積層体を溶剤中に浸漬して溶剤可溶性の
フッ素樹脂を溶解するか、もしくは該積層体を加熱下で
芯線と共に延伸した後に溶剤中に浸漬して溶剤可溶性の
フッ素樹脂を溶解した後に、積層体から芯線を分離する
ことを特徴とするフッ素樹脂中空糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7203897A JPH10266014A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | フッ素樹脂中空糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7203897A JPH10266014A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | フッ素樹脂中空糸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10266014A true JPH10266014A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13477840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7203897A Pending JPH10266014A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | フッ素樹脂中空糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10266014A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006512746A (ja) * | 2002-12-23 | 2006-04-13 | マイクロセル コーポレーション | 微小繊維状燃料電池の基板に支持された製造方法 |
| WO2011056728A1 (en) * | 2009-11-08 | 2011-05-12 | Jean Patrick Montoya | Method for forming hollow fibers and bundles thereof |
| US8048584B2 (en) | 2003-03-07 | 2011-11-01 | Microcell Corporation | Fuel cell structures and assemblies |
| US9925730B2 (en) | 2009-11-08 | 2018-03-27 | Medarray, Inc. | Method for forming hollow fiber bundles |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP7203897A patent/JPH10266014A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006512746A (ja) * | 2002-12-23 | 2006-04-13 | マイクロセル コーポレーション | 微小繊維状燃料電池の基板に支持された製造方法 |
| US8048584B2 (en) | 2003-03-07 | 2011-11-01 | Microcell Corporation | Fuel cell structures and assemblies |
| WO2011056728A1 (en) * | 2009-11-08 | 2011-05-12 | Jean Patrick Montoya | Method for forming hollow fibers and bundles thereof |
| CN102695554A (zh) * | 2009-11-08 | 2012-09-26 | 梅达雷公司 | 用于形成空心纤维和空心纤维束的方法 |
| US8557159B2 (en) | 2009-11-08 | 2013-10-15 | Medarray, Inc. | Method for forming hollow fiber bundles |
| US9925730B2 (en) | 2009-11-08 | 2018-03-27 | Medarray, Inc. | Method for forming hollow fiber bundles |
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