JPH10268447A - 画像処理装置及び写真焼付装置 - Google Patents

画像処理装置及び写真焼付装置

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JPH10268447A
JPH10268447A JP9068677A JP6867797A JPH10268447A JP H10268447 A JPH10268447 A JP H10268447A JP 9068677 A JP9068677 A JP 9068677A JP 6867797 A JP6867797 A JP 6867797A JP H10268447 A JPH10268447 A JP H10268447A
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image
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extracting
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JP9068677A
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Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G06V40/161—Detection; Localisation; Normalisation
    • G—PHYSICS
    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主要部を確実に抽出することができる画像処
理装置を提供すると共に、この画像処理装置を適用して
抽出された主要部に基づいて露光量を決定することによ
って最適な焼付けを行うことができる写真焼付装置を提
供する。 【解決手段】 制御部40は、ネガフィルム12に記録
された画像に対し、CCDイメージセンサ32によって
得られた画像データに基づいて人物の顔に相当すると推
定される領域を抽出し、抽出した顔領域をディスプレイ
42に表示する。オペレータはディスプレイ42に表示
された顔領域を参照して抽出結果が正しいか否か判断
し、正しくない場合にはキーボード44を用いて抽出す
べき顔領域の略中央位置を指定する。制御部40は、抽
出結果が正しくない場合にはオペレータによって指定さ
れた位置に基づいて顔領域を抽出し、抽出された顔領域
の画像データに基づいて露光量を決定して焼付けを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
写真焼付装置に係り、特に、画像データに基づいて画像
処理を行なう画像処理装置及び写真フィルムに記録され
た画像を印画紙に焼付ける写真焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録された画
像を印画紙に焼付ける写真焼付装置が知られている。
【0003】この写真焼付装置においてフィルム画像を
印画紙に焼付ける際には、被写体の主要部(一般的な写
真において殆どの場合、人物の顔)の色を適正な色に焼
付けるようにすることにより品質のよい写真(プリン
ト)を作成することができる。
【0004】このため従来の写真焼付装置では、フィル
ム画像から被写体の主要部を自動的に抽出して、この抽
出された主要部の濃度データに基づいて主要部の色が適
正な色に焼付けられるように露光量を決定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム画像から被写体の主要部を自動的に抽出する場合、必
ずしも正しい主要部が抽出できるとは限らない。特に、
フィルム画像の記録状態がアンダ露光、オーバ露光、逆
光、ハイコントラスト等の不適正な状態であった場合に
は、誤抽出してしまう場合が少なくない。この場合、主
要部以外の誤抽出領域の濃度データに基づいて露光量を
決定してしまうため、品質の良い写真を作成することが
できないという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、主要部を確実に抽出することができる
画像処理装置を提供すると共に、この画像処理装置を適
用して抽出された主要部に基づいて露光量を決定するこ
とによって最適な焼付けを行うことができる写真焼付装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像処理装置は、画像データに基づ
いて、画像の主要部を抽出する第1の主要部抽出手段
と、前記第1の主要部抽出手段により抽出された前記画
像の主要部の抽出結果を表示する表示手段と、前記表示
手段に表示された前記抽出結果が正しいことを指示する
ための第1の指示情報と、主要部として新たに抽出すべ
き領域を指示するための第2の指示情報と、を入力する
ための入力手段と、前記入力手段により入力された第2
の指示情報に基づいて新たな主要部を抽出する第2の主
要部抽出手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の画像処理装置によれば、
画像データに基づいて第1の主要部抽出手段によって画
像の主要部が抽出される。なお、この際の画像の主要部
は、オペレータ等によって予め定められている。また、
画像の主要部を抽出する方法としては、従来の抽出方法
のうちの一つ、又は複数の方法を組合わせて適用するこ
とができる。
【0009】第1の主要部抽出手段によって画像の主要
部が自動的に抽出されると、抽出結果が表示手段に表示
される。この際の抽出結果の表示手段への表示方法とし
ては、例えば抽出された主要部の位置を表す座標データ
を表示する方法、画像全体を表示手段に表示し、表示さ
れた画像における主要部に対応する位置にマーキングを
行う方法等を適用することができる。
【0010】表示手段に主要部の抽出結果が表示される
と、オペレータは、主要部が適切な場合には抽出結果が
正しいことを指示する第1の指示情報を入力手段により
入力し、主要部が不適切な場合には適切な主要部の領域
を指示する第2の指示情報を入力手段により入力する。
第2の指示情報が入力された場合には第2の主要部抽出
手段により第2の指示情報に基づいて新たな主要部が抽
出される。
【0011】このように、請求項1に記載の画像処理装
置によれば、オペレータが表示手段に表示された第1の
主要部抽出手段により抽出された主要部を目視して、抽
出された主要部が適切であるか否かを確認しているの
で、抽出すべき主要部を確実に抽出することができ、例
えばカラー画像の色補正を行なう場合に、抽出された主
要部の画像データに基づいて主要部が適正な色になるよ
うに処理することにより最適な色補正を行なうことがで
きる。
【0012】なお、前記主要部は、人物の顔である、こ
とが好ましい。また、前記入力手段は、前記第1の指示
情報を入力するための第1の指示情報入力手段と、前記
第2の指示情報を入力するための第2の指示情報入力手
段と、から成る構成としてもよい。
【0013】請求項4記載の写真焼付装置は、写真フィ
ルムに記録された画像を測光する測光手段と、前記測光
手段によって得られた測光データに基づいて、前記画像
の主要部を抽出する第1の主要部抽出手段と、前記第1
の主要部抽出手段により抽出された前記画像の主要部の
抽出結果を表示する表示手段と、焼付けを指示するため
の第1の指示情報と、主要部として新たに抽出すべき領
域を指示するための第2の指示情報と、を入力するため
の入力手段と、前記入力手段により入力された第2の指
示情報に基づいて新たな主要部を抽出する第2の主要部
抽出手段と、前記入力手段により前記第1の指示情報が
入力された場合には、前記第1の主要部抽出手段により
抽出された前記画像の主要部の測光データに基づき露光
量を定め、前記第2の指示情報が入力された場合には、
前記第2の主要部抽出手段により抽出された前記画像の
主要部の測光データに基づき露光量を定めて焼付制御す
る焼付制御手段と、を有している。
【0014】請求項4に記載の写真焼付装置によれば、
測光手段によって写真フィルムに記録された画像の測光
データが得られ、測光データに基づいて第1の主要部抽
出手段によって画像の主要部が抽出される。なお、この
際の画像の主要部とは、画像のなかで最も色再現を忠実
に行いたい部分であり、オペレータ等によって予め定め
られている。また、画像の主要部を抽出する方法として
は、従来の抽出方法のうちの一つ、又は複数の方法を組
合わせて適用することができる。
【0015】第1の主要部抽出手段によって画像の主要
部が自動的に抽出されると、抽出結果が表示手段に表示
される。この際の抽出結果の表示手段への表示方法とし
ては、例えば抽出された主要部の位置を表す座標データ
を表示する方法、画像全体を表示手段に表示し、表示さ
れた画像における主要部に対応する位置にマーキングを
行う方法等を適用することができる。
【0016】表示手段に主要部の抽出結果が表示される
と、オペレータは、主要部が適切な場合には自動的に焼
付けを行うように指示する第1の指示情報を入力手段に
より入力し、主要部が不適切な場合には適切な主要部の
領域を指示する第2の指示情報を入力手段により入力す
る。第2の指示情報が入力された場合には第2の主要部
抽出手段により第2の指示情報に基づいて新たな主要部
が抽出される。
【0017】一方、入力手段により第1の指示情報が入
力された場合には、焼付制御手段によって第1の主要部
抽出手段により抽出された主要部の測光データに基づき
露光量が定められ、第2の指示情報が入力された場合に
は、焼付制御手段によって第2の主要部抽出手段により
抽出された主要部の測光データに基づき露光量が定めら
れて焼付制御される。
【0018】このように、請求項4に記載の写真焼付装
置によれば、オペレータが表示手段に表示された第1の
主要部抽出手段により抽出された主要部を目視して、抽
出された主要部が適切であるか否かを確認しているの
で、抽出すべき主要部を確実に抽出することができ、抽
出された主要部に基づいて露光量を決定することによっ
て最適な焼付けを行うことができる。
【0019】請求項5記載の写真焼付装置は、写真フィ
ルムに記録された画像を測光する測光手段と、前記測光
手段によって得られた測光データに基づいて、前記画像
の主要部を抽出する第1の主要部抽出手段と、前記測光
データ及び前記第1の主要部抽出手段による抽出結果の
少なくとも一方に基づいて焼付けを自動的に行うか否か
を判定する判定手段と、焼付けを自動的に行わない場合
に前記第1の主要部抽出手段により抽出された前記画像
の主要部の抽出結果を表示する表示手段と、前記表示手
段に前記第1の主要部抽出手段により抽出された前記画
像の主要部の抽出結果が表示されている状態で、焼付け
を指示するための第1の指示情報と、主要部として新た
に抽出すべき領域を指示するための第2の指示情報と、
を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力
された第2の指示情報に基づいて新たな主要部を抽出す
る第2の主要部抽出手段と、前記入力手段により前記第
1の指示情報が入力された場合又は前記判定手段により
焼付けを自動的に行うと判定された場合には、前記第1
の主要部抽出手段により抽出された前記画像の主要部の
測光データに基づき露光量を定め、前記第2の指示情報
が入力された場合には、前記第2の主要部抽出手段によ
り抽出された前記画像の主要部の測光データに基づき露
光量を定めて焼付制御する焼付制御手段と、を有してい
る。
【0020】請求項5に記載の写真焼付装置によれば、
測光手段によって写真フィルムに記録された画像の測光
データが得られ、測光データに基づいて第1の主要部抽
出手段によって画像の主要部が抽出されると共に、判定
手段により測光データ及び第1の主要部抽出手段による
抽出結果の少なくとも一方に基づいて焼付けを自動的に
行うか否かが判定され、判定の結果、焼付けを自動的に
行わないと判定された場合には第1の主要部抽出手段に
より抽出された主要部の抽出結果が表示手段に表示され
る。
【0021】表示手段に主要部の抽出結果が表示される
と、オペレータは、主要部が適切な場合には自動的に焼
付けを行うように指示する第1の指示情報を入力手段に
より入力し、主要部が不適切な場合には適切な主要部の
領域を指示する第2の指示情報を入力手段により入力す
る。第2の指示情報が入力された場合には第2の主要部
抽出手段により第2の指示情報に基づいて新たな主要部
が抽出される。
【0022】一方、入力手段により第1の指示情報が入
力された場合又は判定手段により焼付けを自動的に行う
と判定された場合には、焼付制御手段によって第1の主
要部抽出手段により抽出された主要部の測光データに基
づき露光量が定められ、第2の指示情報が入力された場
合には、焼付制御手段によって第2の主要部抽出手段に
より抽出された主要部の測光データに基づき露光量が定
められて焼付制御される。
【0023】このように、請求項5に記載の写真焼付装
置によれば、請求項4に記載の写真焼付装置の作用に加
え、判定手段によって測光データ及び第1の主要部抽出
手段による抽出結果の少なくとも一方に基づいて焼付け
を自動的に行うか否かが判定され、焼付けを自動的に行
うと判定された場合には、表示手段への抽出結果の表
示、入力手段による各指示情報の入力、第2の主要部抽
出手段による新たな主要部の抽出を行わずに露光量の決
定、焼付けを自動的に行うので、請求項4に記載の写真
焼付装置に比べ、焼付けが終了するまでの時間を短縮す
ることができる。
【0024】なお、前記主要部は、人物の顔である、こ
とが好ましい。また、前記入力手段は、前記第1の指示
情報を入力するための第1の指示情報入力手段と、前記
第2の指示情報を入力するための第2の指示情報入力手
段と、から成る構成としてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態を詳細に説明する。
【0026】〔第1実施形態〕図1には本発明の実施の
形態に係る画像処理装置を適用した写真焼付装置10が
示されている。写真焼付装置10は、写真フィルムとし
てのネガフィルム12に記録された画像を焼付けるため
の露光光を射出する光源16を備えている。光源16の
光射出側には、調光フィルタ等の色補正フィルタ18、
拡散ボックス20、分配用プリズム22が順に配置され
ている。
【0027】ネガフィルム12の搬送路は拡散ボックス
20と分配用プリズム22との間に形成されており、分
配用プリズム22はネガフィルム12を透過した光を2
方向に分配する。拡散ボックス20と分配用プリズム2
2との間には図示しないネガキャリアが設けられてい
る。このネガキャリアは、光源16の光軸を挟んで両側
にネガフィルム12の搬送路に沿って配置された搬送ロ
ーラ対14A、14Bを備えている。搬送ローラ対14
A、14Bは各々図示しないモータの駆動軸に連結され
ており、モータの駆動力が伝達されることにより回転
し、ネガフィルム12を搬送する。
【0028】分配用プリズム22によって2方向に分配
された光の一方の光路上には、投影光学系24、ブラッ
クシャッタ26、及びカラーペーパ(印画紙)28が順
に配置されており、他方の光路上には投影光学系30、
測光手段としてのCCDイメージセンサ32が順に配置
されている。CCDイメージセンサ32はネガフィルム
12に記録された画像(1コマ)全体を多数の画素(例
えば256×256画素)に分割し、各画素をR
(赤)、G(緑)、B(青)の3色に分解して測光す
る。
【0029】CCDイメージセンサ32の信号出力端に
は、CCDイメージセンサ32から出力された信号を増
幅する増幅器34、アナログ信号をデジタル信号に変換
するアナログ−デジタル(A/D)変換器36、CCD
イメージセンサ32の感度補正用の3×3マトリクス回
路38が順に接続されている。3×3マトリクス回路3
8は、マイクロコンピュータ及びその周辺機器で構成さ
れた制御部40の入出力ポート40Dに接続されてい
る。制御部40は、CPU40A、ROM40B、RA
M40C及び入出力ポート40Dを備えており、これら
がバスを介して互いに接続されている。
【0030】制御部40の入出力ポート40Dは、色補
正フィルタ18を駆動するドライバ46を介して色補正
フィルタ18に接続されている。また入出力ポート40
Dには、LCD又はCRTから成る表示手段としてのデ
ィスプレイ42と、オペレータが各種の情報を入力する
ための入力手段としてのキーボード44が接続されてい
る。
【0031】次に図2のフローチャートを参照し、本第
1実施形態の作用を説明する。なお、図2のフローチャ
ートは、焼付制御ルーチンとしてROM40B(記憶媒
体)に記憶されており、写真焼付装置10にセットされ
たネガフィルム12を所定方向に搬送して、ネガフィル
ム12に記録された画像を露光位置に位置決めする毎に
制御部40において実行される。
【0032】まずステップ200では、露光位置に位置
決めした画像をCCDイメージセンサ32によって測光
し、CCDイメージセンサ32から増幅器34、A/D
変換器36、3×3マトリクス回路38を介して出力さ
れる一定の解像度のR、G、B毎の測光データとしての
画像データを取り込み、更に取り込んだ画像データをR
AM40C等のメモリに一旦記憶する。
【0033】次のステップ208では、メモリに記憶さ
れた画像データから人物の顔の領域を抽出する顔領域抽
出処理を行う。ステップ208は、第1の主要部抽出手
段として機能する。この顔領域抽出処理について図3の
フローチャートを参照して詳細に説明する。
【0034】まずステップ230では、メモリに格納さ
れた画像データを取り込み、各画素毎に、この画素を注
目画素として周囲に存在する8個の画素(所謂8近傍の
画素)へ各々向かう方向に沿った濃度変化値(エッジ強
度)をソベル(Sobel )等の微分フィルタを用いて各々
演算する。
【0035】またステップ230では、各注目画素毎
に、上記各方向に沿ったエッジ強度を比較し、エッジ強
度の絶対値の最大値を該注目画素のエッジ強度として記
憶すると共に、エッジ強度の絶対値が最大となる方向に
直交する方向(すなわち処理対象の画素が或る領域の輪
郭線上に存在していたとすると前記輪郭線の延びる方
向)を、該注目画素のエッジ方向として記憶する。
【0036】次のステップ232では、ステップ230
において記憶された各画素毎のエッジ強度及びエッジ方
向に基づいてエッジ追跡処理を行い、人物の輪郭線
(顔、胴体、腕、足等の輪郭線)を抽出する。人物に相
当する領域の輪郭は一般に丸みを帯びているので、丸み
を帯びた形状の輪郭線のみが抽出されるようにエッジ追
跡方向を制限することにより、人物に相当する領域の輪
郭線を抽出する。この際、抽出された領域に対してラベ
リングを行い、該領域の位置をラベリングの値に対応付
けてRAM40Cの所定領域に記憶する。
【0037】次のステップ234では、ステップ232
において抽出された輪郭線が人物の顔に相当するか否か
を判断する。この際の判断は、例えば人物の顔に相当す
ると推定される領域の輪郭形状は、縦横比が所定範囲内
の円又は楕円であることが一般的であるので、抽出され
た輪郭線が所定数以上(例えば「5」以上)の方向成分
から構成され、かつ縦横比が所定範囲内に収まっている
場合に顔候補領域の輪郭線であると判断し、方向成分数
が所定数未満の輪郭線、すなわち円や楕円以外の一線
や、円や楕円であっても縦横比が所定範囲外の輪郭線に
ついては、顔候補領域の輪郭ではないと判断する。
【0038】次のステップ236では、ステップ230
において記憶された各画素毎のエッジ強度及びエッジ方
向に基づいてエッジ追跡処理を行い、人物領域でない領
域(非人物領域)の輪郭線を抽出する。非人物領域の輪
郭線は略直線的に続いていたり、所定部分で略直角に折
れ曲がっていたりする場合が多いので、このような輪郭
線が抽出されるようにエッジ追跡処理を行うことによ
り、非人物領域の輪郭線を抽出する。
【0039】次のステップ238では、ステップ234
で顔候補領域の輪郭線であると判断された輪郭線から、
人物の顔に相当する領域の輪郭線でない可能性のある輪
郭線をステップ236の処理結果に基づいて除去し、人
物の顔に相当する領域である確度が高い領域(顔領域)
の輪郭線を判定する。
【0040】上記判定は、ステップ234で顔候補領域
の輪郭線であると判断された輪郭線がステップ236で
抽出された非人物領域の輪郭線と例えば交差しているか
否かに基づいて判断することができ、非人物領域の輪郭
線と交差していた場合には、人物の顔に相当する領域の
輪郭線でない可能性が高いと判断して除去する。またス
テップ238では、上記判定により除去されなかった輪
郭線に基づいて、例えば前記輪郭線に囲まれた円又は楕
円形状の領域、或いは前記輪郭線に外接する矩形状の領
域を顔領域として設定する。
【0041】次のステップ240では、ステップ230
乃至ステップ238の処理を所定回実行したか否か判定
する。判定が否定された場合にはステップ242へ移行
し、図2のフローチャートにおけるステップ200で取
り込んで記憶した画像データに対し、各画素のデータを
所定間隔で間引きするか、各々m×n個の画素から成る
画素のブロック毎に、各ブロックを構成する全画素の
R、G、Bの各々の平均値を各ブロックのR、G、Bの
値として各ブロックを1画素に置き換えることにより、
画像データの解像度を変換し(解像度を低下させ)た後
にステップ230へ戻る。これにより、ステップ240
の判定が肯定される迄の間、画像データの解像度を毎回
低下させながらステップ230乃至ステップ238の処
理(エッジ検出、エッジ追跡、顔領域判定等)が繰り返
し行われることになる。
【0042】ステップ230乃至ステップ238の処理
が所定回実行されてステップ240の判定が肯定される
とステップ244へ移行し、ステップ244において人
物の顔に相当する領域である確度が最も高い領域を判定
する顔領域最終判定を行う。この顔領域最終判定は、上
記処理によって抽出された複数の顔候補領域の各々に対
し、人物の所定部分に特有の形状パターンが、人物の顔
と前記所定部分との位置関係に応じた位置に、顔候補領
域に対応する大きさ、向きで存在しているか否かに基づ
いて、人物の顔に相当する領域としての整合性を判断し
て行う。上記特有の形状パターンとしては、例えば人物
の頭部の輪郭を表す形状パターン、人物の胴体の輪郭を
表す形状パターン、人物の顔の内部構造を表す形状パタ
ーン等を適用することができる。
【0043】上記特有の形状パターンとして、人物の胴
体の輪郭を表す形状パターンを適用した場合、人物の胴
体の輪郭は該人物の顔の下方に位置しており、左右略対
称のライン対で構成されている場合が多いので、上記処
理によって抽出された各顔候補領域の各々の下方に位置
している左右略対称のライン対を顔候補領域毎に検出
し、検出されたライン対の数に応じた重み計数を該顔候
補領域に対して付与する。ステップ244における顔領
域最終判定として上記処理を行った場合は、人物の顔に
相当する領域である確度が最も高い顔候補領域(顔領
域)として、上記処理により最も高い重み計数が付与さ
れた顔候補領域を選択することができる。
【0044】顔領域最終判定が終了すると、本顔領域抽
出処理を終了して図2のフローチャートのステップ21
0へ移行する。
【0045】なお、本第1実施形態で適用することがで
きる顔領域抽出処理方法としては、上記説明した図3の
フローチャートに示す方法を含めた、画像中の人物の顔
に相当すると推定される領域を判断し、該領域を顔候補
領域として抽出する顔候補抽出方式、及び画像中の背景
に相当すると推定される領域(背景領域)を判断し、背
景領域以外の領域を顔候補領域として抽出する背景部除
去方式等があり、具体的には、以下のような顔候補抽出
方式、背景部除去方式のうちの少なくとも何れかを採用
することができる。
【0046】〔顔候補抽出方式の例1〕画像を多数の測
定点に分割すると共に各測定点をR、G、Bの3色に分
解することにより得られたデータ(画像データ)に基づ
いて、各測定点が色座標上で肌色の範囲内に含まれてい
るか否か判定し、肌色の範囲内と判断した測定点のクラ
スタ(群)が存在している領域を顔候補領域として抽出
する。
【0047】〔顔候補抽出方式の例2〕前記画像データ
に基づいて、色相値(及び彩度値)についてのヒストグ
ラムを求め、求めたヒストグラムを山毎に分割し、各測
定点が分割した山の何れに属するかを判断して各測定点
を分割した山に対応する群に分け、各群毎に画像を複数
の領域に分割し、該複数の領域のうち人物の顔に相当す
る領域を推定し、推定した領域を顔候補領域として抽出
する。
【0048】〔顔候補抽出方式の例3〕前記画像データ
に基づいて、画像中に存在する人物の各部に特有の形状
パターン(例えば頭部の輪郭、顔の輪郭、顔の内部構
造、胴体の輪郭等を表す形状パターン)の何れか1つを
探索し、検出した形状パターンの大きさ、向き、検出し
た形状パターンが表す人物の所定部分と人物の顔との位
置関係に応じて、人物の顔に相当すると推定される領域
を設定する。また、検出した形状パターンと異なる他の
形状パターンを探索し、先に設定した領域の、人物の顔
としての整合性を求め、顔候補領域を抽出する。
【0049】〔背景部除去方式の例1〕前記画像データ
に基づいて、各測定点が、色座標上で明らかに背景に属
する特定の色(例えば空や海の青、芝生や木の緑等)の
範囲内に含まれているか否か判定し、前記特定の色範囲
内と判断した測定点のクラスタ(群)が存在している領
域を背景領域と判断して除去し、残った領域を非背景領
域(人物の顔に相当する領域が含まれている可能性の高
い領域)として抽出する。
【0050】〔背景部除去方式の例2〕前記画像データ
に基づき、先の主要部抽出方式の例2と同様にして画像
を複数の領域に分割した後に、各領域毎に背景に相当す
る領域としての特徴量(輪郭に含まれる直線部分の比
率、線対称度、凹凸数、画像外縁との接触率、領域内の
濃度コントラスト、領域内の濃度の変化パターンの有無
等)を求め、求めた特徴量に基づいて各領域が背景領域
か否か判定し背景部と判断した領域を除去し、残った領
域を非背景領域(顔候補領域)として抽出する。
【0051】なお上記の抽出方式は単なる一例であり、
画像から顔領域を抽出する抽出方式であれば、どのよう
な方式であっても適用可能であることは言うまでもな
い。
【0052】顔領域抽出処理が終了すると、ステップ2
10では、顔領域抽出処理において抽出された顔領域の
うち、図3のフローチャートのステップ244において
付与された重み係数が最も高い顔領域をディスプレイ4
2に表示する。図4(A)は、この際のディスプレイ4
2の表示例を示す。同図に示すように、ディスプレイ4
2の略中央位置に画像50全体を表示すると共に、重み
係数が最も高い顔領域に該当する画像50の領域に略円
形のマーク54を表示する。また、このときディスプレ
イ42の所定位置に画像50における任意の位置を指示
するための十字カーソル52を表示する。十字カーソル
52は垂直方向直線及び水平方向直線の2本の直線で構
成されており、キーボード44内に配置された上下左右
の4方向の何れかを指示するための各方向に対応した4
種類の図示しない矢印キーの押下に応じて各々の直線を
上下方向及び左右方向に移動することができ、各直線の
交差位置から画像50における任意の位置を指定するこ
とができる。
【0053】顔領域の抽出結果がディスプレイ42に表
示されると、ステップ212では、キーボード44のキ
ー入力待ちが行われる。この際、オペレータはディスプ
レイ42に表示された顔領域の抽出結果を参照して抽出
結果が正しいか否かを判断し、抽出結果が正しい場合に
はキーボード44の図示しない焼付けの実行を指示する
キーを押下し、抽出結果が正しくない場合には前記焼付
けの実行を指示するキー以外のキーを押下する。制御部
40では、キーボード44の押下状態を監視しており、
何れかのキーが押下されたときステップ212の判定が
肯定されステップ214へ移行する。
【0054】ステップ214では、ステップ212にお
いて押下されたキーが焼付けの実行を指示するキーであ
るか否かの判定を行い、焼付けの実行を指示するキーで
ある場合には後述するステップ224へ移行し、焼付け
の実行を指示するキーでない場合には上記顔領域抽出処
理による顔領域の抽出結果が誤っていたものとみなして
ステップ216へ移行する。図4(B)は、顔領域抽出
処理による顔領域の抽出結果が誤っている場合の例を示
したもので、マーク54が人物の腕と肩に跨る領域に付
されている。この場合はオペレータによりキーボード4
4上の焼付けの実行を指示するキー以外のキーが押下さ
れるので、ステップ214の判定が否定されてステップ
216へ移行する。
【0055】ステップ214の判定が否定されると、ス
テップ216では、十字カーソル52を移動させるため
の上記4種類の矢印キー又は顔の位置指定の終了を指示
するキーである図示しない顔位置指定終了キーの押下待
ちが行われる。この際、オペレータは十字カーソル52
の交差位置が顔領域の略中心位置に向けて移動するよう
に各矢印キーを押下し、十字カーソル52の交差位置が
顔領域の略中心位置に到達した時点でキーボード44の
図示しない顔位置指定終了キーを押下する。制御部40
は、キーボード44の押下状態を監視しており、各矢印
キー又は顔位置指定終了キーが入力された時点でステッ
プ216が肯定され、ステップ218へ移行する。
【0056】ステップ218では、ステップ216にお
いて入力されたキーが顔位置指定終了キーであるか否か
を判定し、顔位置指定終了キーでない場合には入力され
たキーが各矢印キーの何れかであるとみなしてステップ
220へ移行し、各矢印キーの押下状態に応じて十字カ
ーソル52の交差位置を所定量移動させた後、ステップ
216へ戻る。これにより、ステップ218の判定が肯
定される迄の間、すなわち顔位置指定終了キーが押下さ
れる迄の間、各矢印キーの押下状態に応じた十字カーソ
ル52の交差位置の移動が繰り返し行われることにな
る。
【0057】一方、図4(B)に示すように、十字カー
ソル52の交差位置が顔領域の略中心位置に到達し、顔
位置指定終了キーが押下されるとステップ218の判定
が肯定されてステップ222へ移行し、ステップ222
において、この時点での十字カーソル52の交差位置に
基づいて顔領域を抽出する。この際の顔領域の抽出は、
上記顔領域抽出処理のステップ232において抽出され
た人物輪郭領域のうち、ステップ216乃至ステップ2
20の処理によって位置決めされた十字カーソル52の
交差位置を含む領域を抽出することにより行われる。な
お、本ステップ222の処理が本発明の第2の主要部抽
出手段に相当する。
【0058】次のステップ224では、以上の処理によ
り抽出された顔領域の画像データと、画像の画面全体の
平均濃度Dj (jはR、G、Bの何れかひとつ、以下同
様))と、に基づいて露光量Ej を演算する。なお、露
光量Ej は以下の(1)式で求めることができる。
【0059】 logEj =LMj ・CSj ・(DNj −Dj )+PBj +LBj +MBj +NBj +K1 +K2 …(1) 但し、各記号の意味は次の通りである。
【0060】LM:倍率スロープ係数。ネガフィルムの
種類とプリントサイズとで定まる引き伸ばし倍率に応じ
て予め設定されている。
【0061】CS:カラースロープ係数。ネガフィルム
の種類毎に用意されており、アンダ露光用とオーバ露光
用とがある。焼付けすべき画像コマの平均濃度が標準ネ
ガ濃度値に対してアンダかオーバかを判定してアンダ露
光用とオーバ露光用の何れかを選択する。
【0062】DN:標準ネガ濃度値。 D :焼付けすべき画像コマの平均濃度値。
【0063】PB:標準カラーペーパに対する補正バラ
ンス値。カラーペーパの種類に応じて決定される。
【0064】LB:標準焼付レンズに対する補正バラン
ス値。焼付けに用いるレンズの種類に応じて決定され
る。
【0065】MB:露光量の変動やペーパ現像性能の変
化に対する補正値(マスタバランス値)。
【0066】NB:ネガフィルムの特性によって定まる
ネガバランス(カラーバランス)値。
【0067】K2 :カラー補正量。 K1 :以下の式で表される濃度補正量。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、Ka、Kbは定数であり、FDは
顔領域平均濃度である。これにより顔領域を適正に焼付
できる露光量Ej が得られる。
【0070】露光量Ej が得られると、ステップ226
では、上記で演算した露光量Ej をドライバ46へ出力
する。これにより、ドライバ46では入力された露光量
Ejに基づいて、露光量Ej に対応する位置に色補正フ
ィルタ18を移動させる。また、制御部40はブラック
シャッタ26を上記の露光量Ejによって定まる所定時
間だけ開放する。これにより、露光位置に位置決めされ
た画像が、上記の露光量Ej で印画紙28に焼付けされ
る。なお、ステップ224及びステップ226の処理が
本発明の焼付制御手段に相当する。
【0071】以上詳細に説明したように、第1実施形態
に係る写真焼付装置は、ディスプレイ42に表示された
顔領域抽出処理により抽出された顔領域が適正でない場
合にはキーボード44を用いて十字カーソル52により
抽出すべき顔領域の略中央位置が指定され、指定された
位置に基づいて顔領域を抽出するので、抽出すべき顔領
域を確実に抽出することができ、抽出された顔領域に基
づいて露光量を決定することによって最適な焼付けを行
うことができる。
【0072】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。
【0073】図7(A)は濃度補正の必要がない適正な
状態の画像の画像データの濃度ヒストグラム、図7
(B)はオーバ露光状態又は逆光状態において画像が記
録された場合の画像データの濃度ヒストグラム、図7
(C)はアンダ露光状態又はハイコントラスト状態にお
いて画像が記録された場合の画像データの濃度ヒストグ
ラムを示しており、各濃度ヒストグラムの横軸Dは濃
度、縦軸Nは画素数を表す。
【0074】図7(A)に示すように、適正な状態の画
像の人物の平均濃度Hは、画像全体の平均濃度NAと同
程度の値となるが、図7(B)に示すように、オーバ露
光状態又は逆光状態で画像が記録された場合の画像中の
人物の平均濃度Hは、画像全体の平均濃度NAよりかな
り小さな値となり、図7(C)に示すように、アンダ露
光状態又はハイコントラスト状態で画像が記録された場
合の画像中の人物の平均濃度Hは、画像全体の平均濃度
NAよりかなり大きな値となる。
【0075】一般に顔領域抽出処理において顔領域の誤
抽出が多発する画像は、オーバ露光状態、アンダ露光状
態、逆光状態、ハイコントラスト状態の各状態において
記録された画像である。そこで本第2実施形態では、こ
れらの状態で記録された画像か否かを判定し、これらの
状態で記録された画像ではないと判定された場合には顔
領域抽出処理による顔領域の抽出結果の信頼性が高いと
みなして、顔領域抽出処理により抽出された顔領域に基
づいて自動的に露光量Ej を決定して焼付けを行う。
【0076】本第2実施形態の構成は第1実施形態の構
成と同一であるので説明を省略し、本第2実施形態の作
用について、図5の制御部40の焼付制御ルーチンを示
すフローチャートを参照して説明する。なお、図5のフ
ローチャートにおける図2のフローチャートと同一処理
を行う部分には同一の符号を付して説明を省略又は簡略
化する。
【0077】ステップ200において露光位置に位置決
めされた画像の画像データが取り込まれると、次のステ
ップ202では、取り込まれた画像データに基づいて自
動的に焼付けを行ってよいか否かを判定する判定手段と
してのシーン判別処理を行う。このシーン判別処理につ
いて図6のフローチャート及び図7の濃度ヒストグラム
を参照して説明する。
【0078】まずステップ260では、画像データの濃
度ヒストグラムを作成し、次にステップ262では、画
像データの平均濃度NA及び中間濃度NC(画像データ
の最小濃度Dminと最大濃度Dmaxの中間濃度)を
演算した後、平均濃度NA及び中間濃度NCの差の絶対
値として濃度差NDを演算する。
【0079】次のステップ264では、濃度差NDが所
定値よりも小さいか否かを判定し、濃度差NDが所定値
よりも小さい場合には図7(A)に示すような濃度ヒス
トグラムである適正な状態において画像が記録された場
合であり、自動的に焼付けしてもよいものとみなしてス
テップ266において自動プリントフラグに1を代入し
て図5のフローチャートのステップ204へ移行する。
一方、濃度差NDが所定値よりも小さくない場合には図
7(B)に示すような濃度ヒストグラムであるオーバ露
光状態又は逆光状態において記録された画像又は図7
(C)に示すようなアンダ露光状態又はハイコントラス
ト状態において記録された画像であり、自動的に焼付け
してはいけないものとみなしてステップ268において
自動プリントフラグに0を代入して図5のフローチャー
トのステップ204へ移行する。
【0080】ステップ204では、自動プリントフラグ
を参照してステップ202のシーン判別処理において自
動的に焼付けすると判定されたか否かを判定する。自動
プリントフラグの値が0である場合は、自動的には焼付
けを行わない場合であり、この場合はステップ204の
判定が否定されてステップ208へ移行し、これ以降、
第1実施形態と同様のステップ208乃至ステップ22
6の処理が実行される。
【0081】一方、自動プリントフラグの値が1である
場合は、自動的に焼付けを行う場合であり、この場合は
ステップ204の判定が肯定されてステップ206へ移
行し、第1実施形態のステップ208と同様の顔領域抽
出処理が行われた後、ステップ224へ移行し、ステッ
プ206における顔領域の抽出結果に基づいて露光量の
決定が行われ、ステップ226において焼付け処理が実
行される。以上詳細に説明したように、本第2実施形態
に係る写真焼付装置は、第1実施形態と同様に最適な焼
付けを行うことができるという効果を有すると共に、シ
ーン判別処理によって画像データの濃度ヒストグラムに
基づいて焼付けを自動的に行うか否かが判定され、焼付
けを自動的に行うと判定された場合には、ディスプレイ
42への抽出結果の表示、キーボード44による顔領域
の位置の入力を行わずに露光量の決定、焼付け処理を自
動的に行うので、請求項1に記載の写真焼付装置に比
べ、焼付けが終了するまでの時間を短縮することができ
る。
【0082】〔第3実施形態〕次に本発明の第3実施形
態について説明する。
【0083】一般的な人物写真においては、人物の顔の
位置は画像の略中心位置に位置している場合が多いの
で、顔領域抽出処理により抽出された顔領域が画像の中
心位置付近に位置しているか否かに基づいて顔領域抽出
処理による顔領域の抽出結果が正しいか否かを或る程度
判定することができる。そこで本第3実施形態では、顔
領域抽出処理により抽出された顔領域が画像の中心位置
近傍に位置しているか否かを判定し、中心位置近傍に位
置している場合には顔領域抽出処理による顔領域の抽出
結果の信頼性が高いとみなして、顔領域抽出処理により
抽出された顔領域に基づいて自動的に露光量Ej を決定
して焼付けを行う。
【0084】本第3実施形態の構成は第1実施形態の構
成と同一であるので説明を省略し、本第3実施形態の作
用について図8の制御部40の焼付制御ルーチンを示す
フローチャートを参照して説明する。なお、図8のフロ
ーチャートにおける図2のフローチャートと同一処理を
行う部分には同一の符号を付して説明を省略又は簡略化
する。
【0085】ステップ200において露光位置に位置決
めされた画像の画像データが取り込まれると、次のステ
ップ201では、図2におけるステップ208の処理と
同様の顔領域抽出処理を行う。
【0086】顔領域の抽出が終了すると、ステップ20
3では、ステップ201において抽出された顔領域の抽
出結果に基づいて自動的に焼付けを行ってよいか否かを
判定する判定手段としての第2のシーン判別処理を行
う。この第2のシーン判別処理について図9(A)のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0087】まずステップ270では、画像及びステッ
プ201において抽出された顔領域の各々の中心位置を
演算する。次のステップ272では、ステップ270に
おいて演算された画像の中心位置と顔領域の中心位置と
の間の距離が所定値よりも小さいか否かを判断し、所定
値よりも小さければ顔領域が画像の中心位置近傍に位置
していると判定する。一方、所定値よりも大きければ顔
領域が画像の中心位置近傍に位置していないと判定す
る。
【0088】ステップ272による判定の結果、顔領域
が画像の中心位置近傍に位置していると判定された場合
にはステップ274へ移行し、自動プリントフラグに1
が代入され、顔領域が画像の中心位置近傍に位置してい
ないと判定された場合にはステップ276へ移行し、自
動プリントフラグに0が代入された後、図8のフローチ
ャートのステップ204へ移行する。
【0089】なお、ここで説明した図9(A)のフロー
チャートに示す第2のシーン判別処理は一例であり、こ
れ以外の方法で判別を行ってもよい。図9(B)及び図
9(C)は上記以外の第2のシーン判別処理のフローチ
ャートであり、以下にその概要を説明する。
【0090】図9(B)において、ステップ280で
は、ステップ201において抽出された顔領域が円又は
閉領域に近いか否かを顔領域抽出処理において抽出され
ている顔領域の輪郭線に基づいて判定し、円又は閉領域
に近い場合にはステップ274において自動プリントフ
ラグに1を代入し、円又は閉領域に近くない場合にはス
テップ276において自動プリントフラグに0を代入す
る。
【0091】すなわち、図9(B)に示す第2のシーン
判別処理は、顔領域抽出処理により抽出された顔領域の
形状が円又は閉領域に近いか否かに基づいて自動的に焼
付けを行うか否かを判別する方法である。
【0092】一方、図9(C)において、ステップ29
0では、ステップ201において抽出された顔領域の色
が肌色であるか否かを顔領域の画像データに基づいて判
定し、肌色である場合にはステップ274において自動
プリントフラグに1を代入し、肌色でない場合にはステ
ップ276において自動プリントフラグに0を代入す
る。
【0093】すなわち、図9(C)に示す第2のシーン
判別処理は、顔領域抽出処理により抽出された顔領域の
色が肌色か否かに基づいて自動的に焼付けを行うか否か
を判別する方法である。
【0094】第2のシーン判別処理が終了すると、図8
のステップ204では、自動プリントフラグを参照して
上記第2のシーン判別処理において自動的に焼付けする
と判定されたか否かを判定する。第2のシーン判別処理
により設定された自動プリントフラグの値が0である場
合は、自動的には焼付けを行わない場合であり、この場
合はステップ204の判定が否定されてステップ210
へ移行し、これ以降、第1実施形態と同様のステップ2
10乃至ステップ226の処理が実行される。
【0095】一方、第2のシーン判別処理により設定さ
れた自動プリントフラグの値が1である場合は、自動的
に焼付けを行う場合であり、この場合はステップ204
の判定が肯定されてステップ224へ移行し、ステップ
201における顔領域の抽出結果に基づいて露光量の決
定が行われ、ステップ226において焼付け処理が実行
される。
【0096】以上詳細に説明したように、第3実施形態
に係る写真焼付装置は、第1実施形態と同様に最適な焼
付けを行うことができるという効果を有すると共に、第
2のシーン判別処理によって顔領域抽出処理による顔領
域の抽出結果に基づいて焼付けを自動的に行うか否かが
判定され、焼付けを自動的に行うと判定された場合に
は、ディスプレイ42への抽出結果の表示、キーボード
44による顔領域の位置の入力を行わずに露光量の決
定、焼付け処理を自動的に実行するので、第2実施形態
と同様に請求項1に記載の写真焼付装置に比べ、焼付け
が終了するまでの時間を短縮することができる。
【0097】なお、上記各実施形態では、抽出すべき主
要部が人物の顔である場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、画像のなかで最も色
再現を忠実に行いたい所望の部分とすることができる。
この場合は、各実施形態における顔領域抽出処理を、前
記所望の部分を抽出する処理に置き換える必要がある。
【0098】また、上記各実施形態では、顔領域を指定
する際に十字カーソルを用いて顔領域の略中央位置を指
定して指定された位置を含む人物輪郭領域を顔領域とす
る場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば顔領域の肌色部分を任意のサイズ
の矩形枠で囲み、囲まれた矩形枠内の複数画素の画像デ
ータを抽出し、抽出された画像データの平均濃度を顔領
域平均濃度FDとして露光量の演算に使用する形態とし
てもよい。
【0099】さらに、上記各実施形態では、顔領域抽出
処理による顔領域の抽出結果の表示方法として、ディス
プレイに画像全体を表示すると共に、抽出された顔領域
に該当する画像の領域に略円形のマークを表示する場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば抽出された顔領域及びその周辺領域のみ
を表示するようにしてもよい。
【0100】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3の何れか1項記載
の画像処理装置によれば、オペレータが表示手段に表示
された第1の主要部抽出手段により抽出された主要部を
目視して、抽出された主要部が適切であるか否かを確認
しているので、抽出すべき主要部を確実に抽出すること
ができ、例えばカラー画像の色補正を行なう場合に、抽
出された主要部の画像データに基づいて主要部が適正な
色になるように処理することにより最適な色補正を行な
うことができる、という効果が得られる。
【0101】請求項4記載の写真焼付装置によれば、オ
ペレータが表示手段に表示された第1の主要部抽出手段
により抽出された主要部を目視して、抽出された主要部
が適切であるか否かを確認しているので、抽出すべき主
要部を確実に抽出することができ、抽出された主要部に
基づいて露光量を決定することによって最適な焼付けを
行うことができる、という効果が得られる。
【0102】請求項5記載の写真焼付装置によれば、判
定手段によって測光データ及び第1の主要部抽出手段に
よる抽出結果の少なくとも一方に基づいて焼付けを自動
的に行うか否かが判定され、焼付けを自動的に行うと判
定された場合には、表示手段への抽出結果の表示、入力
手段による各指示情報の入力、第2の主要部抽出手段に
よる新たな主要部の抽出を行わずに露光量の決定、焼付
けを自動的に行うので、請求項4に記載の写真焼付装置
に比べ、焼付けが終了するまでの時間を短縮することが
できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る写真焼付装置の概略
構成図である。
【図2】第1実施形態の焼付制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】顔領域抽出処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図4】ディスプレイの表示状態を示す概略図である。
【図5】第2実施形態の焼付制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】第2実施形態のシーン判別処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】第2実施形態のシーン判別処理の原理を説明す
る濃度ヒストグラムである。
【図8】第3実施形態の焼付制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【図9】第3実施形態の第2のシーン判別処理の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 写真焼付装置 12 ネガフィルム(写真フィルム) 32 CCDイメージセンサ(測光手段) 42 ディスプレイ(表示手段) 44 キーボード(入力手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて、画像の主要部を
    抽出する第1の主要部抽出手段と、 前記第1の主要部抽出手段により抽出された前記画像の
    主要部の抽出結果を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された前記抽出結果が正しいことを
    指示するための第1の指示情報と、主要部として新たに
    抽出すべき領域を指示するための第2の指示情報と、を
    入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力された第2の指示情報に基づい
    て新たな主要部を抽出する第2の主要部抽出手段と、 を有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記主要部は、人物の顔である請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、前記第1の指示情報を
    入力するための第1の指示情報入力手段と、前記第2の
    指示情報を入力するための第2の指示情報入力手段と、
    から構成される請求項1又は請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 写真フィルムに記録された画像を測光す
    る測光手段と、 前記測光手段によって得られた測光データに基づいて、
    前記画像の主要部を抽出する第1の主要部抽出手段と、 前記第1の主要部抽出手段により抽出された前記画像の
    主要部の抽出結果を表示する表示手段と、 焼付けを指示するための第1の指示情報と、主要部とし
    て新たに抽出すべき領域を指示するための第2の指示情
    報と、を入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力された第2の指示情報に基づい
    て新たな主要部を抽出する第2の主要部抽出手段と、 前記入力手段により前記第1の指示情報が入力された場
    合には、前記第1の主要部抽出手段により抽出された前
    記画像の主要部の測光データに基づき露光量を定め、前
    記第2の指示情報が入力された場合には、前記第2の主
    要部抽出手段により抽出された前記画像の主要部の測光
    データに基づき露光量を定めて焼付制御する焼付制御手
    段と、 を有する写真焼付装置。
  5. 【請求項5】 写真フィルムに記録された画像を測光す
    る測光手段と、 前記測光手段によって得られた測光データに基づいて、
    前記画像の主要部を抽出する第1の主要部抽出手段と、 前記測光データ及び前記第1の主要部抽出手段による抽
    出結果の少なくとも一方に基づいて焼付けを自動的に行
    うか否かを判定する判定手段と、 焼付けを自動的に行わない場合に前記第1の主要部抽出
    手段により抽出された前記画像の主要部の抽出結果を表
    示する表示手段と、 前記表示手段に前記第1の主要部抽出手段により抽出さ
    れた前記画像の主要部の抽出結果が表示されている状態
    で、焼付けを指示するための第1の指示情報と、主要部
    として新たに抽出すべき領域を指示するための第2の指
    示情報と、を入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力された第2の指示情報に基づい
    て新たな主要部を抽出する第2の主要部抽出手段と、 前記入力手段により前記第1の指示情報が入力された場
    合又は前記判定手段により焼付けを自動的に行うと判定
    された場合には、前記第1の主要部抽出手段により抽出
    された前記画像の主要部の測光データに基づき露光量を
    定め、前記第2の指示情報が入力された場合には、前記
    第2の主要部抽出手段により抽出された前記画像の主要
    部の測光データに基づき露光量を定めて焼付制御する焼
    付制御手段と、 を有する写真焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記主要部は、人物の顔である請求項4
    又は請求項5記載の写真焼付装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、前記第1の指示情報を
    入力するための第1の指示情報入力手段と、前記第2の
    指示情報を入力するための第2の指示情報入力手段と、
    から構成される請求項4乃至請求項6の何れか1項記載
    の写真焼付装置。
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