JPH10270221A - ロータリー形電子部品及びその製造方法 - Google Patents

ロータリー形電子部品及びその製造方法

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JPH10270221A
JPH10270221A JP6946397A JP6946397A JPH10270221A JP H10270221 A JPH10270221 A JP H10270221A JP 6946397 A JP6946397 A JP 6946397A JP 6946397 A JP6946397 A JP 6946397A JP H10270221 A JPH10270221 A JP H10270221A
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JP
Japan
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rotor
element substrate
resistor
rotary
hole
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JP6946397A
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Masao Imamura
今村昌雄
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Tsubame Musen Inc
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Tsubame Musen Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産的で低コスト化に資する構造のロータリ
ー形電子部品及びその製造方法を提供する。 【構成】 ロータリー形可変抵抗器50は、重ね合った
状態のエレメント基板32とローター40を内部に密閉
しつつ回転シャフト10と各リード端子35a,・・の
一部が外部に露出するように覆う熱可塑性樹脂材の筺体
45をインサート樹脂成形(射出成形)し、筺体45の
製作が同時にロータリー形可変抵抗器50の組立工程と
なっている。樹脂注入の際にはローター40の底面の外
周部38がエレメント基板32の上面に密着しているの
で凹部39には樹脂は入り込まず、エレメント基板上面
に塗布印刷された抵抗体やローターに配設された摺動ブ
ラシ12は保護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉構造のロータリ
ー形電子部品に関し、特に部品点数が削減され製造工程
の自動化が容易な低コストのロータリー形可変抵抗器と
ロータリー形スイッチの構造及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】所謂ロータリー形電子部品の範疇に入る
ロータリー形可変抵抗器やロータリー形スイッチは、一
般に別体の基台部と上蓋部を嵌合してなる筺体と、該筺
体内部に封じたリード端子付きのエレメント基板上に当
接するローターがこれに垂設されて筺体外に突出する回
転シャフトによって回転し、ローターに配設した導電部
材がスイッチの入切や抵抗を可変にするスイッチ機構、
可変抵抗機構を発現する基本構造を有する。
【0003】以下、ロータリー形電子部品の典型例とし
てロータリー形可変抵抗器の構造を図5を基に説明す
る。
【0004】図5は在来のロータリー形可変抵抗器(符
号30)の構造を説明するための分解斜視図である。
【0005】図中、エレメント基板2(例えばフェノー
ル積層板)はその上面略中央に円形の貫通孔3が設けら
れるとともに矩形に加工され、上面に抵抗材料として炭
素粉末、膠着剤として油状フェノール樹脂及び溶剤を混
合した抵抗インクを馬蹄形に印刷し焼付けた抵抗体4
と、貫通孔3周囲の導電体36、及びそれらに接続され
た3つの導電体6a,6b,6c(例えば銀ペイント)
が形成されている。該導電体6a,b,cは各々リード
端子5a,5b,5cに導通接続されている。
【0006】次に、回転機構部分である円柱状のロータ
ー9の底面側中央には前記エレメント基板2の貫通孔3
に嵌入して回転軸となる突起部を中央に有し、且つ導電
部材としての摺動ブラシ12(金属薄板をプレス成形し
てなる)を嵌入固定する図示されない凹部が底面側に設
けられている。
【0007】さらに、上記ローター9に垂設する回転シ
ャフト10はローター9と一体に樹脂成形されている。
【0008】また、筺体は予め金属板をプレス成形して
作られた金属製受座15とモールドして作られた樹脂製
の上蓋部16の2つからなっている。
【0009】そして上記各部品は図5のように、摺動ブ
ラシ12を底面側に付設したローター9の上方に垂設さ
れた回転シャフト10を上蓋部16の開口部17に嵌挿
し、さらにローター9の底面側の突起部をエレメント基
板2の貫通孔3に嵌入してエレメント基板上に載置する
とともに金属製受座15をエレメント基板2の下側から
嵌入してその四隅に立てた突起片18の先端の爪部19
を上蓋部16の対応する四隅の窪み21に内折りして係
止するという組立工程を経てロータリー形可変抵抗器3
0が完成する。
【0010】尚、上記金属製受座15に代えて樹脂製の
基台部を用いたものもあり、またエレメント基板2を樹
脂製の基台部にインサート樹脂成形したものもあるが、
組立工程は概ね上記場合と同様である。
【0011】また、上記ロータリー形可変抵抗器30の
構造は導電部材としての摺動ブラシ12とエレメント基
板2上面の抵抗体4ないし導電体6との接触機構が異な
る以外は概ねロータリー形スイッチにもそのまま妥当す
る。このロータリー形スイッチは単に2つの絶縁された
導電体を導電部材(金属片)を介して電気的に導通/非
導通を行う機構なのでロータリー形可変抵抗器30に比
して簡単な接触機構と言える。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図5のような従来のロ
ータリー形可変抵抗器30は、前述のように個々の部品
を製作する工程の他にこれらの部品の組立工程を必要と
しているが、この組立工程は自動化が困難であり従来は
手作業に頼っていた。
【0013】特にエレメント基板2に載置した円柱状ロ
ーター9及び回転シャフト10の上下から筺体の金属製
受座15(または樹脂製基台部)と上蓋部16で挟んで
覆い、受座の爪部19で係止する作業は手作業に頼らず
を得ないので量産的でなく、したがってコスト面から問
題点があった。
【0014】また、小型化・薄型化の著しいロータリー
形電子部品は小さな部品を扱う手作業にも限界があるの
で信頼性、歩留まりにおいても問題が生じる。
【0015】そこでコスト面や作業性、信頼性を向上す
るという観点からロータリー形可変抵抗器やロータリー
形スイッチを典型とするロータリー形電子部品の製造工
程の自動化が要請されることになる。
【0016】この点、従来のロータリー形可変抵抗器で
は既に筺体が7mm四方の大きさの超小型のものが開発
されているが、全て筺体は上下ないし左右の2つに別れ
ており、エレメント基板と円柱状ローターを内包しつつ
端面にて嵌合、係止する組立工程を必要としていた。
【0017】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ロータリー形電子部品(特に可変抵抗器とスイッ
チ)の自動組立を可能にする構造及び製造方法を提供す
るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)基板上
面の略中央に貫通孔または凹溝が設けられるとともに複
数のリード端子が基板に固定されて上面に形成された複
数の導電体ないし抵抗体に各々導電接続された構造のエ
レメント基板と、前記エレメント基板の貫通孔または凹
溝に嵌入されて回転軸となる突起部を底面中央に有し、
少なくとも底面の外周部が全周にわたって前記エレメン
ト基板の上面に密接するとともに底面の一部にエレメン
ト基板上面で閉塞される凹部が設けられた円柱状のロー
ターと、前記ローターの回転軸に沿って上方に垂設され
た回転シャフトと、前記ローターの底面の凹部内に配設
されて前記エレメント基板上面の導電体ないし抵抗体に
接触する導電部材と、重ね合った状態の前記エレメント
基板とローターが内部に密閉されるとともに前記回転シ
ャフトと各リード端子の一部が外部に露出する状態に覆
う熱可塑性樹脂材の筺体と、からなることを特徴とする
ロータリー形電子部品を提供することにより、(2)ま
た、前記(1)記載のロータリー形電子部品において、
前記エレメント基板の貫通孔ないし凹溝の周囲に導電体
または抵抗体が塗布印刷され、その周囲に抵抗体が馬蹄
形状に塗布印刷されており、2本のリード端子が前記抵
抗体の両端部と導電接続され、他のリード端子が前記貫
通孔ないし凹溝の周囲に塗布印刷された導電体または抵
抗体と導電接続され、前記円柱状ローターの凹部に導電
部材として配設された摺動ブラシが前記回転シャフトの
回転によって前記抵抗体に当接しつつ摺動する可変抵抗
機構を有することを特徴とするロータリー形電子部品を
提供することにより、(3)さらに、請求項1記載のロ
ータリー形電子部品において、複数のリード端子がエレ
メント基板に塗布された非導通の別個の導電体に各々導
電接続され、該導電体同士がローターの凹部に配設され
た導電部材を介して回転シャフトの回転によって導通/
非導通がなされるスイッチ機構を有することを特徴とす
るロータリー形電子部品を提供することにより、上記目
的を達成するものである。
【0019】(4)さらに、上記(1)または(2)ま
たは(3)記載のロータリー形電子部品の製造方法であ
って、第1に、絶縁性基板の上面略中央に円形の貫通孔
または凹溝を設けて所定形状に加工するとともに上面に
複数の導電体または導電体と抵抗体を塗布印刷し、さら
にリード端子の組が連鎖するリードフレームの1組のリ
ード端子上に前記絶縁性基板を載置して前記複数の導電
体または導電体と抵抗体に各々導電接続固定するエレメ
ント基板製作接続工程と、第2に、前記エレメント基板
の上面の貫通孔または凹溝に嵌入して回転軸となる突起
部を底面中央に有し、少なくとも底面の外周部が全周に
わたって前記エレメント基板の上面に密接するようにし
て底面の一部にエレメント基板上面で閉塞される凹部を
設けた形状のローターと、前記回転軸に沿ってローター
の上方に垂設する回転シャフトとを、熱可塑性の耐熱樹
脂材または熱硬化性樹脂材で一体樹脂成形するローター
・シャフト成形工程と、第3に、前記ローターの底面の
凹部内に導電部材を配設してローターと一体の回転シャ
フトとともにエレメント基板の上面に凹部が密閉される
ように前記貫通孔または凹溝に突起部を嵌入して載置
し、さらにローター及び回転シャフトの外表面に離型剤
を塗布するローター・シャフト配設工程と、第4に、重
ね合った状態の前記エレメント基板とローターを内部に
密閉しつつ前記回転シャフトと各リード端子の一部が外
部に露出するように覆う熱可塑性樹脂材の筺体をインサ
ート樹脂成形する筺体成形工程と、を有することを特徴
とするロータリー形電子部品の製造方法を提供すること
により、上記目的を達成するものである。
【0020】本発明におけるロータリー形電子部品にお
いては、組み立て工程における部品点数が少なく、筺体
自身をエレメント基板とローターを内包したインサート
樹脂成形で形成するので組立自動化が容易に実現されて
低コスト化が図れる。
【0021】加えて、筺体が完全にエレメント基板とロ
ーターを内包する構造なので、密閉化が従来に比して向
上し、防塵性、防水性に優れるという利点も存する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係るロータリー形電子部
品の典型としてロータリー形可変抵抗器の実施の形態を
図面を用いて詳述する。尚、従来と同様の部品、箇所に
ついては同符号を用いる。
【0023】図1は本発明の請求項1及び請求項2に係
るロータリー形可変抵抗器の構造を説明するための一部
断面図である。図2は上記ロータリー形可変抵抗器のエ
レメント基板の構造及び製造方法を説明するための平面
図であり、図3は上記ロータリー形可変抵抗器の組立方
法を説明するための側面図である。図4は筺体をインサ
ート樹脂成形する製造工程における金型を装着した状態
の断面図である。
【0024】本願発明に係るロータリー形可変抵抗器
(符号50)は、図2のように上面32Aの略中央に円
形の貫通孔3が設けられるとともにその周囲に導電体3
6(または抵抗体)が塗布印刷され、さらにその周囲に
抵抗体4が馬蹄形状に塗布印刷されており、2本のリー
ド端子35aと35cが前記抵抗体4の両端部と導電接
続され、他のリード端子35bが前記導電体36(また
は抵抗体)と導電接続された構造の絶縁性のエレメント
基板32と、図1のように前記エレメント基板32の上
面の貫通孔3に嵌入されて回転軸となる突起部37を底
面中央に有し、少なくとも底面の外周部38が全周にわ
たって前記エレメント基板の上面32Aに密接するとと
もに底面の一部にエレメント基板上面32Aで閉塞され
る凹部39が設けられた円柱状のローター40と、前記
ローターの回転軸Gに沿ってローター40の上方に垂設
された回転シャフト10とローター40の底面の凹部3
9内に配設されて前記エレメント基板上面32Aの導電
体36(または抵抗体)と抵抗体4に接触する導電部材
としての摺動ブラシ12と、前記エレメント基板32と
ローター40を重ね合わせた状態で内部に密閉しつつ回
転シャフト10と各リード端子35a,35b,35c
の一部(先端部)が外部に露出するようにして覆う熱可
塑性樹脂材の筺体45と、からなる構造である。
【0025】而して、前記摺動ブラシ12が回転シャフ
ト10の回転によって前記抵抗体4及び導電体36(ま
たは抵抗体)に当接しつつ摺動する可変抵抗機構を発現
するのである。
【0026】上記構造のロータリー形可変抵抗器50の
特徴は、エレメント基板32とローター40を内包する
筺体45が従来のように2つに別れておらず且つ一体樹
脂成形されており、ほぼ完全な密閉構造となっているこ
とである。
【0027】そしてこの筺体45の製作工程が同時に他
の部品との組立工程となっていることが特段の作用・効
果を生み出す優れた特徴となっている。
【0028】即ち、筺体45は図4に示されるように上
金型Aと下金型Bでエレメント基板32とこの上面に載
置されたローター40及び回転シャフト10の根元部と
を挟んでインサートとし、その周囲に熱可塑性樹脂材を
注入する射出成形にて形成されるのである。
【0029】以下、本願発明に係るロータリー形電子部
品の製造方法について上記ロータリー形可変抵抗器50
の製造方法を例に詳述すると、 (1)第1に、図2に示されるように絶縁性基板である
エレメント基板32の上面略中央に円形の貫通孔3を設
けて所定形状に加工するとともに上面に導電体36(6
a、6b、6cを含む)と馬蹄形状の抵抗体4を塗布印
刷し、さらにリード端子の組が連鎖するリードフレーム
35の1組のリード端子35a、35b、35c上に前
記エレメント基板32を載置して前記導電体36と抵抗
体4に各々導電接続固定するエレメント基板製作接続工
程を有する。
【0030】ここに導電接続は銀ペイントないしハトメ
によるかしめ等で行う。尚、符号33は中央のリード端
子35bの先端に設けたシャフト回転止め突起である。
【0031】また、リードフレーム35には順次エレメ
ント基板32、32′・・が載置されて導電接続固定さ
れるが、これは自動化が可能である。
【0032】注視すべきはエレメント基板32がリード
フレーム35と接続固定されたままであり、リード端子
35a、・・のリードフレーム35からの切断がこの段
階でなされていないことである。
【0033】(2)第2に、図2、図3に示されるよう
に前記エレメント基板32の上面32Aの貫通孔3に嵌
入して回転軸Gとなる突起部37を底面中央に有し、少
なくとも底面の外周部38が全周にわたって前記エレメ
ント基板の上面32Aに密接するようにして底面の一部
にエレメント基板上面で閉塞される凹部39を設けた形
状のローター40と、前記回転軸Gに沿ってローター4
0の上方に垂設する回転シャフト10とを、熱可塑性の
耐熱樹脂材または熱硬化性樹脂材(例えばフェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル)で一体樹脂成形する
ローター・シャフト成形工程を有する。
【0034】この工程は特に従来工程と変わるところは
ない。但しローター40の底面側の外周部38には上記
条件があり、抵抗体4は凹部39内に入るようにするこ
とが肝要である。
【0035】(3)第3に、図3のように、前記ロータ
ー40の底面の凹部39内に導電部材としての摺動ブラ
シ12を配設してローター40と一体の回転シャフト1
0とともにエレメント基板32の上面32Aに凹部39
が密閉されるように前記貫通孔3に突起部37を嵌入し
て載置し、さらにローター40及び回転シャフト10の
外表面に離型剤41を塗布するローター・シャフト配設
工程を有する。
【0036】ここに上記離型剤41は筺体となる外側の
樹脂にローター40と回転シャフト10が張り付かず回
転がスムーズに行われるようにするためのもので、例え
ばシリコン系の離型剤を用いる。
【0037】(4)第4に、図4に示されるように重ね
合った状態の前記エレメント基板32とローター40を
内部に密閉しつつ前記回転シャフト10と各リード端子
35の一部が外部に露出するように覆う熱可塑性樹脂材
の筺体45をインサート樹脂成形する筺体成形工程を有
する。
【0038】この筺体成形工程が本願発明の特徴である
が、図4のように、エレメント基板32をリードフレー
ムから切り離さない状態で下方から押さえ棒42で支持
しつつ上金型Aと下金型Bとで挟装して熱可塑性樹脂材
(例えばポリアミド系樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン等)を注入することから、射出成形
による筺体45の製作が同時にロータリー形可変抵抗器
50の組立工程になっているのである。
【0039】この筺体成形工程ではインサート樹脂成形
なので回転シャフト10とローター40は熱可塑性の耐
熱樹脂ないし熱硬化性樹脂でコストダウンのためには一
体成形することが望ましいが、勿論耐熱性があれば他の
樹脂や金属製回転シャフトを用いてもよい。
【0040】樹脂注入の際にはローター40の底面の外
周部38がエレメント基板上面に密着しているので凹部
39には樹脂は入り込まず、抵抗体や摺動ブラシ12は
保護されている。
【0041】尚、念のために付言すれば、上記ロータリ
ー形可変抵抗器50の構造、製造方法によれば回転シャ
フト10と筺体45の開口部(所謂、軸受部である。)
との隙間が殆ど生じない(換言すれば、嵌め合いがよ
い。)ので、ほぼ完全な防塵性及び優れた防水性が得ら
れるという利点もある。もっとも、裏面側は押さえ棒4
2によってできる穴の部分が露出するが(図1参照)、
密閉されていることに変わりはない。
【0042】そして、上記製造方法はロータリー形スイ
ッチに対しても適用でき、且つリードフレーム35に接
続固定された一連のエレメント基板32、32′・・と
それに載置されたローター40と回転シャフト10に対
して順次金型を装着して筺体をインサート樹脂成形して
いくという工程の自動化に資する製造方法であるといえ
る。
【0043】以上説明したように、本発明のロータリー
形電子部品及びその製造方法は量産的であり、今後のロ
ータリー形可変抵抗器やロータリー形スイッチの低コス
ト化の実現に適した誠に有用な発明であることは明らか
である。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るロータリー形電子部品及び
その製造方法は上記のように構成されているため、以下
に記載するような効果を有する。
【0045】(1)部品点数が少なく製造工程の自動化
が容易で量産的であり、低コスト化が実現されるという
優れた効果を有する。
【0046】(2)密閉構造のロータリー形スイッチま
たはロータリー形可変抵抗器であり防塵性・防水性が向
上し、信頼性が高いという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1及び請求項2に係るロータ
リー形可変抵抗器の構造を説明するための一部断面図で
ある。
【図2】 上記ロータリー形可変抵抗器のエレメント基
板の構造及び製造方法を説明するための平面図である。
【図3】 上記ロータリー形可変抵抗器の組立方法を説
明するための側面図である。
【図4】 筺体をインサート樹脂成形する製造工程にお
ける金型を装着した状態の断面図である。
【図5】 在来のロータリー形可変抵抗器の構造を説明
するための分解斜視図である。
【符号の説明】
2、32 エレメント基板 3 貫通孔 4 抵抗体 5a〜5c、35a〜35c リード端子 6 導電体 9、40 ローター 10 回転シャフト 12 摺動ブラシ 15 金属製受座 16 上蓋部 17 開口部 18 突起片 19 爪部 21 窪み 30、50 ロータリー形可変抵抗器 32A エレメント基板上面 33 シャフト回転止め 35 リードフレーム 36 導電体 37 突起部 38 底面外周部 39 凹部 41 離型剤 42 押さえ棒 45 筺体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上面の略中央に貫通孔または凹溝が
    設けられるとともに複数のリード端子が基板に固定され
    て上面に形成された複数の導電体ないし抵抗体に各々導
    電接続された構造のエレメント基板と、 前記エレメント基板の貫通孔または凹溝に嵌入されて回
    転軸となる突起部を底面中央に有し、少なくとも底面の
    外周部が全周にわたって前記エレメント基板の上面に密
    接するとともに底面の一部にエレメント基板上面で閉塞
    される凹部が設けられた円柱状のローターと、 前記ローターの回転軸に沿って上方に垂設された回転シ
    ャフトと、 前記ローターの底面の凹部内に配設されて前記エレメン
    ト基板上面の導電体ないし抵抗体に接触する導電部材
    と、 重ね合った状態の前記エレメント基板とローターが内部
    に密閉されるとともに前記回転シャフトと各リード端子
    の一部が外部に露出する状態に覆う熱可塑性樹脂材の筺
    体と、からなることを特徴とするロータリー形電子部
    品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロータリー形電子部品に
    おいて、前記エレメント基板の貫通孔ないし凹溝の周囲
    に導電体または抵抗体が塗布印刷され、その周囲に抵抗
    体が馬蹄形状に塗布印刷されており、2本のリード端子
    が前記抵抗体の両端部と導電接続され、他のリード端子
    が前記貫通孔ないし凹溝の周囲に塗布印刷された導電体
    または抵抗体と導電接続され、前記円柱状ローターの凹
    部に導電部材として配設された摺動ブラシが前記回転シ
    ャフトの回転によって前記抵抗体に当接しつつ摺動する
    可変抵抗機構を有することを特徴とするロータリー形電
    子部品。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロータリー形電子部品に
    おいて、複数のリード端子がエレメント基板に塗布され
    た非導通の別個の導電体に各々導電接続され、該導電体
    同士がローターの凹部に配設された導電部材を介して回
    転シャフトの回転によって導通/非導通がなされるスイ
    ッチ機構を有することを特徴とするロータリー形電子部
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載のロータリー形電子部品の製造方法であって、 第1に、絶縁性基板の上面略中央に円形の貫通孔または
    凹溝を設けて所定形状に加工するとともに上面に複数の
    導電体または導電体と抵抗体を塗布印刷し、さらにリー
    ド端子の組が連鎖するリードフレームの1組のリード端
    子上に前記絶縁性基板を載置して前記複数の導電体また
    は導電体と抵抗体に各々導電接続固定するエレメント基
    板製作接続工程と、 第2に、前記エレメント基板の上面の貫通孔または凹溝
    に嵌入して回転軸となる突起部を底面中央に有し、少な
    くとも底面の外周部が全周にわたって前記エレメント基
    板の上面に密接するようにして底面の一部にエレメント
    基板上面で閉塞される凹部を設けた形状のローターと、
    前記回転軸に沿ってローターの上方に垂設する回転シャ
    フトとを、熱可塑性の耐熱樹脂材または熱硬化性樹脂材
    で一体樹脂成形するローター・シャフト成形工程と、 第3に、前記ローターの底面の凹部内に導電部材を配設
    してローターと一体の回転シャフトとともにエレメント
    基板の上面に凹部が密閉されるように前記貫通孔または
    凹溝に突起部を嵌入して載置し、さらにローター及び回
    転シャフトの外表面に離型剤を塗布するローター・シャ
    フト配設工程と、 第4に、重ね合った状態の前記エレメント基板とロータ
    ーを内部に密閉しつつ前記回転シャフトと各リード端子
    の一部が外部に露出するように覆う熱可塑性樹脂材の筺
    体をインサート樹脂成形する筺体成形工程と、を有する
    ことを特徴とするロータリー形電子部品の製造方法。
JP6946397A 1997-03-24 1997-03-24 ロータリー形電子部品及びその製造方法 Pending JPH10270221A (ja)

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