JPH10271583A - スピーカーキャビネットおよびその製造方法 - Google Patents
スピーカーキャビネットおよびその製造方法Info
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- JPH10271583A JPH10271583A JP9074734A JP7473497A JPH10271583A JP H10271583 A JPH10271583 A JP H10271583A JP 9074734 A JP9074734 A JP 9074734A JP 7473497 A JP7473497 A JP 7473497A JP H10271583 A JPH10271583 A JP H10271583A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speaker cabinet
- resin
- resins
- injection molding
- foaming agent
- Prior art date
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- Pending
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木材系材料に比べて密度および損失係数の大
きな熱可塑性樹脂に木粉充填したものを用い、射出成形
によりスピーカーキャビネット表面に木目調の模様を出
現させ、従来の熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキャビ
ネットでは実現できなかった木質感を出し、且つ木材系
スピーカーキャビネットと類似の音色を有するスピーカ
ーキャビネットおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 スピーカーキャビネット1の製造方法に
おいて、熱可塑性樹脂と木粉及び発泡化剤とを混合した
組成物を射出成形することによりスピーカーキャビネッ
トを成形し、このスピーカーキャビネットの表面にシル
バーストリーク(銀条)を発現させる。
きな熱可塑性樹脂に木粉充填したものを用い、射出成形
によりスピーカーキャビネット表面に木目調の模様を出
現させ、従来の熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキャビ
ネットでは実現できなかった木質感を出し、且つ木材系
スピーカーキャビネットと類似の音色を有するスピーカ
ーキャビネットおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 スピーカーキャビネット1の製造方法に
おいて、熱可塑性樹脂と木粉及び発泡化剤とを混合した
組成物を射出成形することによりスピーカーキャビネッ
トを成形し、このスピーカーキャビネットの表面にシル
バーストリーク(銀条)を発現させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカーキャビ
ネットに関し、特に熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキ
ャビネットの意匠性改良に関する。
ネットに関し、特に熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキ
ャビネットの意匠性改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカーキャビネットの材料は様々な
ものが使用されているが、現在主流となっているもの
は、木材系材料あるいは樹脂系材料である。木材系材料
としては、パーティクルボード、合板等があり、樹脂系
材料としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリカーボネート、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂等に無機質充
填材を配合したもの、あるいはこれらの樹脂の発泡体な
どがある。
ものが使用されているが、現在主流となっているもの
は、木材系材料あるいは樹脂系材料である。木材系材料
としては、パーティクルボード、合板等があり、樹脂系
材料としては、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリカーボネート、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂等に無機質充
填材を配合したもの、あるいはこれらの樹脂の発泡体な
どがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スピーカーキャビネッ
トは、下記(1)および(2)のような特性を兼ね備え
ていることが望ましい。 (1)残響として観測される箱鳴きの時間(=残響時
間)を短くする必要があり、残響時間を短くするため、
音の減衰を速くする、すなわち、大きな内部損失(もし
くは損失係数)を有している。 (2)振動板の振動はスピーカーキャビネット内部にも
放出されるので、その音を外部に漏れないように遮音す
る必要があり、低音域の遮音特性はスピーカーキャビネ
ットの密閉度が影響するのに対し、高音域ではスピーカ
ーキャビネット材料の面密度(=単位面積当たりの重
量)が大きいほど遮音特性が良くなるので、大きな密度
(もしくは比重)を有している。
トは、下記(1)および(2)のような特性を兼ね備え
ていることが望ましい。 (1)残響として観測される箱鳴きの時間(=残響時
間)を短くする必要があり、残響時間を短くするため、
音の減衰を速くする、すなわち、大きな内部損失(もし
くは損失係数)を有している。 (2)振動板の振動はスピーカーキャビネット内部にも
放出されるので、その音を外部に漏れないように遮音す
る必要があり、低音域の遮音特性はスピーカーキャビネ
ットの密閉度が影響するのに対し、高音域ではスピーカ
ーキャビネット材料の面密度(=単位面積当たりの重
量)が大きいほど遮音特性が良くなるので、大きな密度
(もしくは比重)を有している。
【0004】従来から用いられている木材系材料は、一
般に密度および損失係数が小さく、例えば、パーティク
ルボードで密度0.7g/cm3、損失係数0.02程
度しかない。また、天然素材を原料としているため、材
質的なばらつきや湿度等による経時変化を受けやすい。
さらに、複雑な形状のものを形成することが困難なこと
からデザインの自由度が低く、成形や組立に要する時間
が長い等の問題があった。
般に密度および損失係数が小さく、例えば、パーティク
ルボードで密度0.7g/cm3、損失係数0.02程
度しかない。また、天然素材を原料としているため、材
質的なばらつきや湿度等による経時変化を受けやすい。
さらに、複雑な形状のものを形成することが困難なこと
からデザインの自由度が低く、成形や組立に要する時間
が長い等の問題があった。
【0005】また、近年、木材の価格が高騰しているこ
とや自然保護を目的とした木材の消費抑制が推進されて
いることから、将来、木材の使用が困難になることが予
想され、木材に替わる音響特性の優れた素材の開発が進
められ、無機質充填材を配合した熱可塑性樹脂は、内部
損失および密度が大きいことから、木材に替わる音響機
用の素材として期待されている。
とや自然保護を目的とした木材の消費抑制が推進されて
いることから、将来、木材の使用が困難になることが予
想され、木材に替わる音響特性の優れた素材の開発が進
められ、無機質充填材を配合した熱可塑性樹脂は、内部
損失および密度が大きいことから、木材に替わる音響機
用の素材として期待されている。
【0006】しかしながら、例えば、特開平2−153
944号公報に記載されているような、熱可塑性樹脂に
無機質充填材を混合し、さらに化学発泡剤を添加したス
ピーカーキャビネットでは、損失係数および剛性は向上
し、軽量化が図れるものの、木材系材料を使用したスピ
ーカーキャビネットとは音色的に異なるという問題があ
った。
944号公報に記載されているような、熱可塑性樹脂に
無機質充填材を混合し、さらに化学発泡剤を添加したス
ピーカーキャビネットでは、損失係数および剛性は向上
し、軽量化が図れるものの、木材系材料を使用したスピ
ーカーキャビネットとは音色的に異なるという問題があ
った。
【0007】また、特開昭56−165487号公報の
ように熱可塑性樹脂にシラスおよび木くずを充填したス
ピーカーキャビネットでは、木材系材料を使用している
ことから、木材系スピーカーキャビネットと類似の音質
に近い音色が得られるものの、人に潤いと安堵感を与え
る木目等に象徴される木材の特徴を実現できないという
問題があった。
ように熱可塑性樹脂にシラスおよび木くずを充填したス
ピーカーキャビネットでは、木材系材料を使用している
ことから、木材系スピーカーキャビネットと類似の音質
に近い音色が得られるものの、人に潤いと安堵感を与え
る木目等に象徴される木材の特徴を実現できないという
問題があった。
【0008】本発明はスピーカーキャビネットに対する
上記のような従来例に付随する問題を解決するため、木
材系材料に比べて密度および損失係数の大きな熱可塑性
樹脂に木粉充填したものを用い、射出成形によりスピー
カーキャビネット表面に木目調の模様を出現させ、従来
の熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキャビネットでは実
現できなかった木質感を出し、且つ木材系スピーカーキ
ャビネットと類似の音色を有するスピーカーキャビネッ
トおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記のような従来例に付随する問題を解決するため、木
材系材料に比べて密度および損失係数の大きな熱可塑性
樹脂に木粉充填したものを用い、射出成形によりスピー
カーキャビネット表面に木目調の模様を出現させ、従来
の熱可塑性樹脂を用いたスピーカーキャビネットでは実
現できなかった木質感を出し、且つ木材系スピーカーキ
ャビネットと類似の音色を有するスピーカーキャビネッ
トおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
熱可塑性樹脂と木粉及び発泡化剤とを混合した組成物を
射出成形することによりスピーカーキャビネットを成形
し、このスピーカーキャビネットの表面にシルバースト
リーク(銀条)を発現させるスピーカーキャビネットの
製造方法である。
熱可塑性樹脂と木粉及び発泡化剤とを混合した組成物を
射出成形することによりスピーカーキャビネットを成形
し、このスピーカーキャビネットの表面にシルバースト
リーク(銀条)を発現させるスピーカーキャビネットの
製造方法である。
【0010】請求項2に係る発明は、少なくとも1種類
には木粉が混合され、濃淡差のある2種類以上の着色樹
脂を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と着
色樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂を、シリンダー
部を備えた射出装置を搭載した射出成形機で射出成形す
ることにより上記複数種類の樹脂が不均一に混合したス
ピーカーキャビネットを成形し、このスピーカーキャビ
ネット表面に木目調の模様を発現させるスピーカーキャ
ビネットの製造方法である。
には木粉が混合され、濃淡差のある2種類以上の着色樹
脂を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と着
色樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂を、シリンダー
部を備えた射出装置を搭載した射出成形機で射出成形す
ることにより上記複数種類の樹脂が不均一に混合したス
ピーカーキャビネットを成形し、このスピーカーキャビ
ネット表面に木目調の模様を発現させるスピーカーキャ
ビネットの製造方法である。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2記載のス
ピーカーキャビネットの製造方法において、樹脂に発泡
化剤が添加されているものである。
ピーカーキャビネットの製造方法において、樹脂に発泡
化剤が添加されているものである。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項2記載のス
ピーカーキャビネットの製造方法において、シリンダー
部を複数基備えた射出成形機を用い、複数の樹脂を射出
装置より同時に射出し、射出成形するものである。
ピーカーキャビネットの製造方法において、シリンダー
部を複数基備えた射出成形機を用い、複数の樹脂を射出
装置より同時に射出し、射出成形するものである。
【0013】請求項5に係る発明は、木粉充填熱可塑性
樹脂と発泡化剤との混合物を射出成形してなり、表面に
シルバーストリーク(銀条)を発現させたスピーカーキ
ャビネットである。
樹脂と発泡化剤との混合物を射出成形してなり、表面に
シルバーストリーク(銀条)を発現させたスピーカーキ
ャビネットである。
【0014】請求項6に係る発明は、少なくとも1種類
には木粉充填がなされ、濃淡差のある2種類以上の着色
樹脂を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と
着色樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂が不均一に混
合され、表面に木目調の模様が発現されているスピーカ
ーキャビネットである。
には木粉充填がなされ、濃淡差のある2種類以上の着色
樹脂を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と
着色樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂が不均一に混
合され、表面に木目調の模様が発現されているスピーカ
ーキャビネットである。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項6記載のス
ピーカーキャビネットにおいて、樹脂に発泡化剤が添加
されているものである。
ピーカーキャビネットにおいて、樹脂に発泡化剤が添加
されているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は本発明のスピーカーキャビネットの一実
施の形態を説明するための断面図であり、スピーカーキ
ャビネット1にスピーカー2を取り付けた状態を示すも
のである。本発明では、木目調の模様として射出成形法
におけるシルバーストリークを利用する。シルバースト
リークとは、通常、成形に用いる樹脂の乾燥不足が主な
原因であり、樹脂中に残留した水分や他の揮発成分が、
樹脂を溶融し金型に射出するためのシリンダーを備えた
射出装置を出たところで気化し、このような揮発成分を
含んだ樹脂が金型内に注入されると、金型表面と樹脂と
の密着が不完全になり、成形品表面に樹脂が流れた方向
に沿って発現する銀白色の条痕のことをいう。従来この
ようなシルバーストリークの発現した成形品は不良品と
して取り扱われたり、シルバーストリークが目立たない
ように塗装等の後加工がなされたりしていた。
明する。図1は本発明のスピーカーキャビネットの一実
施の形態を説明するための断面図であり、スピーカーキ
ャビネット1にスピーカー2を取り付けた状態を示すも
のである。本発明では、木目調の模様として射出成形法
におけるシルバーストリークを利用する。シルバースト
リークとは、通常、成形に用いる樹脂の乾燥不足が主な
原因であり、樹脂中に残留した水分や他の揮発成分が、
樹脂を溶融し金型に射出するためのシリンダーを備えた
射出装置を出たところで気化し、このような揮発成分を
含んだ樹脂が金型内に注入されると、金型表面と樹脂と
の密着が不完全になり、成形品表面に樹脂が流れた方向
に沿って発現する銀白色の条痕のことをいう。従来この
ようなシルバーストリークの発現した成形品は不良品と
して取り扱われたり、シルバーストリークが目立たない
ように塗装等の後加工がなされたりしていた。
【0017】本発明においては、残留水分のみならず、
発泡剤を添加することにより、従来欠陥として扱われて
きたシルバーストリークを意図的に発現させ、木材の外
観に類似の模様を得るために利用している。さらに、シ
ルバーストリークが発生する原因として、成形機に関し
ては下記(1)〜(6)が知られている。 (1)射出容量、可塑化能力の不足 (2)樹脂が加熱分解している (3)シリンダー内の滞留などで部分的に加熱している (4)射出速度が早すぎる (5)射出圧が高すぎる (6)スクリューが空気を巻き込む(背圧,圧縮比の不
足) また、金型に関しては下記(6)〜(12)が知られて
いる。 (7)金型温度が低い (8)排気不良 (9)ゲートの位置不良 (10)キャビティのデザイン不良 (11)ゲート、ランナー、スプルーの過小 (12)金型面の水分や潤滑剤 これら(1)〜(12)の条件を成形可能な範囲で逆に
利用することも可能である。
発泡剤を添加することにより、従来欠陥として扱われて
きたシルバーストリークを意図的に発現させ、木材の外
観に類似の模様を得るために利用している。さらに、シ
ルバーストリークが発生する原因として、成形機に関し
ては下記(1)〜(6)が知られている。 (1)射出容量、可塑化能力の不足 (2)樹脂が加熱分解している (3)シリンダー内の滞留などで部分的に加熱している (4)射出速度が早すぎる (5)射出圧が高すぎる (6)スクリューが空気を巻き込む(背圧,圧縮比の不
足) また、金型に関しては下記(6)〜(12)が知られて
いる。 (7)金型温度が低い (8)排気不良 (9)ゲートの位置不良 (10)キャビティのデザイン不良 (11)ゲート、ランナー、スプルーの過小 (12)金型面の水分や潤滑剤 これら(1)〜(12)の条件を成形可能な範囲で逆に
利用することも可能である。
【0018】本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体樹脂などを挙げることができ、特に、
木粉が充填された熱可塑性樹脂を用いる場合には、25
0℃以下で成形可能な樹脂を用いる必要がある。これ
は、成形時に樹脂温度を上記温度以上に設定した場合
や、上記シルバーストリーク発生原因を逆に利用して射
出速度や射出圧を高くし過ぎ、射出時の剪断熱で樹脂温
度が上記温度以上になった場合、スピーカーキャビネッ
ト表面に木目調の模様は出現するが、充填材である木粉
が焼け、外観を損ねたり焦げ臭くなるという成形不良が
発生して好ましくないからである。
は、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体樹脂などを挙げることができ、特に、
木粉が充填された熱可塑性樹脂を用いる場合には、25
0℃以下で成形可能な樹脂を用いる必要がある。これ
は、成形時に樹脂温度を上記温度以上に設定した場合
や、上記シルバーストリーク発生原因を逆に利用して射
出速度や射出圧を高くし過ぎ、射出時の剪断熱で樹脂温
度が上記温度以上になった場合、スピーカーキャビネッ
ト表面に木目調の模様は出現するが、充填材である木粉
が焼け、外観を損ねたり焦げ臭くなるという成形不良が
発生して好ましくないからである。
【0019】本発明で使用可能な発泡化剤としては、2
50℃以下で分解して発泡するもので、スピーカーキャ
ビネット表面に木目調の模様を出現させることが可能な
ものに限られ、例えば、ジアゾカルボンアミドのような
発泡化剤が最適である。また、発泡化剤は、これらが加
えられるべき熱可塑性樹脂と相溶性のある樹脂に10〜
20重量%配合したものでもよい。発泡化剤添加量は、
スピーカーキャビネット重量に対して、0.1〜2重量
%であることが好ましい。これは、発泡化剤添加量が
0.1重量%より少ない場合には、期待する効果がほと
んど得られず、また2重量%より多くしても成形品外観
に大きな変化は認められず、スピーカーキャビネットの
強度等が低下して好ましくないからである。
50℃以下で分解して発泡するもので、スピーカーキャ
ビネット表面に木目調の模様を出現させることが可能な
ものに限られ、例えば、ジアゾカルボンアミドのような
発泡化剤が最適である。また、発泡化剤は、これらが加
えられるべき熱可塑性樹脂と相溶性のある樹脂に10〜
20重量%配合したものでもよい。発泡化剤添加量は、
スピーカーキャビネット重量に対して、0.1〜2重量
%であることが好ましい。これは、発泡化剤添加量が
0.1重量%より少ない場合には、期待する効果がほと
んど得られず、また2重量%より多くしても成形品外観
に大きな変化は認められず、スピーカーキャビネットの
強度等が低下して好ましくないからである。
【0020】また、濃淡差のある2種類以上の着色樹脂
を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と着色
樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂を不均一に混合す
ることによって、木目調の外観を有するスピーカーキャ
ビネットを得ることはできるる。
を組み合わせた複数種類の樹脂または無着色樹脂と着色
樹脂とを組み合わせた複数種類の樹脂を不均一に混合す
ることによって、木目調の外観を有するスピーカーキャ
ビネットを得ることはできるる。
【0021】複数種類の樹脂を不均一に混合するために
は、樹脂を溶融する射出装置のシリンダー部に複数種の
樹脂を交互に投入し射出成形する、あるいはシリンダー
部を複数基備えた射出成形機を用い、複数の樹脂をそれ
ぞれシリンダー部に投入し、射出装置より同時に射出し
射出成形することによって達成できる。
は、樹脂を溶融する射出装置のシリンダー部に複数種の
樹脂を交互に投入し射出成形する、あるいはシリンダー
部を複数基備えた射出成形機を用い、複数の樹脂をそれ
ぞれシリンダー部に投入し、射出装置より同時に射出し
射出成形することによって達成できる。
【0022】さらに、上記複数種類の樹脂のうちの少な
くとも1種類以上の樹脂に発泡化剤を添加すること、あ
るいはシルバーストリークが発生する射出成形条件を利
用することにより、木目調の模様を乱し、より実際の木
材に近い外観を有するスピーカーキャビネットを得るこ
とが可能である。
くとも1種類以上の樹脂に発泡化剤を添加すること、あ
るいはシルバーストリークが発生する射出成形条件を利
用することにより、木目調の模様を乱し、より実際の木
材に近い外観を有するスピーカーキャビネットを得るこ
とが可能である。
【0023】本発明においては、スピーカーキャビネッ
ト表面に木目調の模様を発現させるため、もしくは木目
調の模様を乱すために発泡化剤を添加しており、この場
合には当然、スピーカーキャビネット内部においても発
泡化剤は発泡し独立気泡や連通気泡を形成することとな
り、このことによりスピーカーキャビネットの損失係数
をより大きくすることが可能となる。
ト表面に木目調の模様を発現させるため、もしくは木目
調の模様を乱すために発泡化剤を添加しており、この場
合には当然、スピーカーキャビネット内部においても発
泡化剤は発泡し独立気泡や連通気泡を形成することとな
り、このことによりスピーカーキャビネットの損失係数
をより大きくすることが可能となる。
【0024】上記のように、本発明により、従来の熱可
塑性樹脂を用いたスピーカーキャビネットの特徴である
高密度、高損失係数を活かし、また、木粉充填のなされ
た熱可塑性樹脂を使用することにより木材系材料を用い
たスピーカーキャビネットに類似の音色を得、更に発泡
化剤を添加することによって従来成し得なかった木質感
を実現したスピーカーキャビネットを得ることができる
ようになる。
塑性樹脂を用いたスピーカーキャビネットの特徴である
高密度、高損失係数を活かし、また、木粉充填のなされ
た熱可塑性樹脂を使用することにより木材系材料を用い
たスピーカーキャビネットに類似の音色を得、更に発泡
化剤を添加することによって従来成し得なかった木質感
を実現したスピーカーキャビネットを得ることができる
ようになる。
【0025】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明を
更に詳しく説明する。 実施例1.樹脂色が茶色である木粉充填ポリプロピレン
樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−M
02(ミサワホーム(株)製))と、発泡化剤としてジ
アゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエチレン樹
脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化成工業
(株)製))とを重量比97:3でドライブレンドし、
混合物を調製した。この混合物を用いて、樹脂温度18
0℃、射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時
間14秒、冷却時間90秒の射出成形によって幅20c
m×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木
目調の発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
更に詳しく説明する。 実施例1.樹脂色が茶色である木粉充填ポリプロピレン
樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−M
02(ミサワホーム(株)製))と、発泡化剤としてジ
アゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエチレン樹
脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化成工業
(株)製))とを重量比97:3でドライブレンドし、
混合物を調製した。この混合物を用いて、樹脂温度18
0℃、射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時
間14秒、冷却時間90秒の射出成形によって幅20c
m×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木
目調の発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
【0026】実施例2.樹脂色が肌色である木粉充填ポ
リプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、品
番:WP−0233S(ミサワホーム(株)製))と、
発泡化剤としてジアゾカルボンアミドを20重量%含ん
だポリエチレン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206
(永和化成工業(株)製))とを重量比97:3でドラ
イブレンドし、混合物を調製した。この混合物を用い
て、樹脂温度180℃、射出圧力100MPa、金型温
度40℃、射出時間14秒、冷却時間90秒の射出成形
によって幅20cm×高さ30cm×奥行15cm、厚
み0.5cmの木目調の発泡模様を有するスピーカーキ
ャビネットを成形した。
リプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、品
番:WP−0233S(ミサワホーム(株)製))と、
発泡化剤としてジアゾカルボンアミドを20重量%含ん
だポリエチレン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206
(永和化成工業(株)製))とを重量比97:3でドラ
イブレンドし、混合物を調製した。この混合物を用い
て、樹脂温度180℃、射出圧力100MPa、金型温
度40℃、射出時間14秒、冷却時間90秒の射出成形
によって幅20cm×高さ30cm×奥行15cm、厚
み0.5cmの木目調の発泡模様を有するスピーカーキ
ャビネットを成形した。
【0027】実施例3.樹脂色が茶色である木粉充填ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製))と、発泡化
剤としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商
品名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)
製))とを重量比94:6でドライブレンドし、混合物
を調製した。この混合物を用いて、樹脂温度200℃、
射出圧力100MPa、射出時間14秒、金型温度40
℃、冷却時間90秒の発泡射出成形によって、幅20c
m×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木
目調の発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製))と、発泡化
剤としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商
品名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)
製))とを重量比94:6でドライブレンドし、混合物
を調製した。この混合物を用いて、樹脂温度200℃、
射出圧力100MPa、射出時間14秒、金型温度40
℃、冷却時間90秒の発泡射出成形によって、幅20c
m×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木
目調の発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
【0028】実施例4.樹脂色が肌色である木粉充填ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−6
202−N70(ミサワホーム(株)製)と、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)製)
とを重量比94:6でドライブレンドし、混合物を調製
した。この混合物を用いて、樹脂温度200℃、射出圧
力100MPa、射出時間14秒、金型温度40℃、冷
却時間90秒の発泡射出成形によって、幅20cm×高
さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木目調の
発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形した。
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−6
202−N70(ミサワホーム(株)製)と、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)製)
とを重量比94:6でドライブレンドし、混合物を調製
した。この混合物を用いて、樹脂温度200℃、射出圧
力100MPa、射出時間14秒、金型温度40℃、冷
却時間90秒の発泡射出成形によって、幅20cm×高
さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木目調の
発泡模様を有するスピーカーキャビネットを成形した。
【0029】実施例5.色調の異なる2種類の木粉充填
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)と商品
名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株))製)を射出成形機シリンダーに
交互に投入し、 樹脂温度180℃、射出圧力100M
Pa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90
秒の射出成形によって、幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)と商品
名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株))製)を射出成形機シリンダーに
交互に投入し、 樹脂温度180℃、射出圧力100M
Pa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90
秒の射出成形によって、幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
【0030】実施例6.色調の異なる2種類の木粉充填
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:テ
クノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N7
0(ミサワホーム(株)製))を射出成形機シリンダー
に交互に投入し、樹脂温度200℃、射出圧力100M
Pa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90
秒の射出成形によって、幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:テ
クノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N7
0(ミサワホーム(株)製))を射出成形機シリンダー
に交互に投入し、樹脂温度200℃、射出圧力100M
Pa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90
秒の射出成形によって、幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
【0031】実施例7.色調の異なる2種類の木粉充填
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)および商
品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤とし
てジアゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエチレ
ン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化成工
業(株)製))と重量比97:3でドライブレンドし、
2種類の混合物を調製した。この2種類の混合物を射出
成形機シリンダーに交互に投入し、樹脂温度180℃、
射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時間14
秒、冷却時間90秒の射出成形によって幅20cm×高
さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの樹脂およ
び発泡化剤としてジアゾカルボンアミドによって発現し
た木目調の模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)および商
品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤とし
てジアゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエチレ
ン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化成工
業(株)製))と重量比97:3でドライブレンドし、
2種類の混合物を調製した。この2種類の混合物を射出
成形機シリンダーに交互に投入し、樹脂温度180℃、
射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時間14
秒、冷却時間90秒の射出成形によって幅20cm×高
さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの樹脂およ
び発泡化剤としてジアゾカルボンアミドによって発現し
た木目調の模様を有するスピーカーキャビネットを成形
した。
【0032】実施例8.色調の異なる2種類の木粉充填
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:テ
クノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N7
0(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤と
してジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)))
と重量比94:6でドライブレンドし、2種類の混合物
を調製した。この2種類の混合物を射出成形機シリンダ
ーに交互に投入し、樹脂温度200℃、射出圧力100
MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間9
0秒の射出成形によって幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの樹脂および発泡化剤とし
てジアゾカルボンアミドによって発現した木目調の模様
を有するスピーカーキャビネットを成形した。
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂
(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−7
201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:テ
クノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N7
0(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤と
してジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)))
と重量比94:6でドライブレンドし、2種類の混合物
を調製した。この2種類の混合物を射出成形機シリンダ
ーに交互に投入し、樹脂温度200℃、射出圧力100
MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間9
0秒の射出成形によって幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの樹脂および発泡化剤とし
てジアゾカルボンアミドによって発現した木目調の模様
を有するスピーカーキャビネットを成形した。
【0033】実施例9.色調の異なる2種類の木粉充填
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)および商
品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株)製))をシリンダー部を2基備え
た射出装置を搭載している射出成形機のシリンダーにそ
れぞれ投入し、樹脂温度180℃、射出圧力100MP
a、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90秒
の同時射出成形によって幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルPP、
品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)および商
品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−0233S
(ミサワホーム(株)製))をシリンダー部を2基備え
た射出装置を搭載している射出成形機のシリンダーにそ
れぞれ投入し、樹脂温度180℃、射出圧力100MP
a、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時間90秒
の同時射出成形によって幅20cm×高さ30cm×奥
行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を有するス
ピーカーキャビネットを成形した。
【0034】実施例10.色調の異なる2種類の木粉充
填アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹
脂(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−
7201−N70(ミサワホーム(株)製)および商品
名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−6202
−N70(ミサワホーム(株)製))をシリンダー部を
2基備えた射出装置を搭載している射出成形機のシリン
ダーにそれぞれ投入し、樹脂温度200℃、射出圧力1
00MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時
間90秒の同時射出成形によって幅20cm×高さ30
cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を
有するスピーカーキャビネットを成形した。
填アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹
脂(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−
7201−N70(ミサワホーム(株)製)および商品
名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−6202
−N70(ミサワホーム(株)製))をシリンダー部を
2基備えた射出装置を搭載している射出成形機のシリン
ダーにそれぞれ投入し、樹脂温度200℃、射出圧力1
00MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却時
間90秒の同時射出成形によって幅20cm×高さ30
cm×奥行15cm、厚み0.5cmの木目調の模様を
有するスピーカーキャビネットを成形した。
【0035】実施例11.色調の異なる2種類の木粉充
填ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルP
P、品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)およ
び商品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−023
3S(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエ
チレン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化
成工業(株)))と重量比97:3でドライブレンド
し、2種類の混合物を調製した。この2種類の混合物を
シリンダー部を2基備えた射出装置を搭載している射出
成形機のシリンダーにそれぞれ投入し、樹脂温度180
℃、射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時間
14秒、冷却時間90秒の同時射出成形によって幅20
cm×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの
樹脂および発泡化剤としてジアゾカルボンアミドによっ
て発現した木目調の模様を有するスピーカーキャビネッ
トを成形した。
填ポリプロピレン樹脂(商品名:テクノマテリアルP
P、品番:WP−M02(ミサワホーム(株)製)およ
び商品名:テクノマテリアルPP、品番:WP−023
3S(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを20重量%含んだポリエ
チレン樹脂(商品名:ポリスレンEE−206(永和化
成工業(株)))と重量比97:3でドライブレンド
し、2種類の混合物を調製した。この2種類の混合物を
シリンダー部を2基備えた射出装置を搭載している射出
成形機のシリンダーにそれぞれ投入し、樹脂温度180
℃、射出圧力100MPa、金型温度40℃、射出時間
14秒、冷却時間90秒の同時射出成形によって幅20
cm×高さ30cm×奥行15cm、厚み0.5cmの
樹脂および発泡化剤としてジアゾカルボンアミドによっ
て発現した木目調の模様を有するスピーカーキャビネッ
トを成形した。
【0036】実施例12.色調の異なる2種類の木粉充
填アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹
脂(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−
7201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:
テクノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N
70(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)
製))と重量比94:6でドライブレンドし、2種類の
混合物を調製した。この2種類の混合物をシリンダー部
を2基備えた射出装置を搭載している射出成形機のシリ
ンダーにそれぞれ投入し、樹脂温度200℃、射出圧力
100MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却
時間90秒の射出成形によって幅20cm×高さ30c
m×奥行15cm、厚み0.5cmの樹脂および発泡化
剤としてジアゾカルボンアミドによって発現した木目調
の模様を有するスピーカーキャビネットを成形した。
填アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹
脂(商品名:テクノマテリアルABS、品番:TWA−
7201−N70(ミサワホーム(株)製)と商品名:
テクノマテリアルABS、品番:TWA−6202−N
70(ミサワホーム(株)製))をそれぞれ、発泡化剤
としてジアゾカルボンアミドを10重量%含んだアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(商品
名:ポリスレンEB−106(永和化成工業(株)
製))と重量比94:6でドライブレンドし、2種類の
混合物を調製した。この2種類の混合物をシリンダー部
を2基備えた射出装置を搭載している射出成形機のシリ
ンダーにそれぞれ投入し、樹脂温度200℃、射出圧力
100MPa、金型温度40℃、射出時間14秒、冷却
時間90秒の射出成形によって幅20cm×高さ30c
m×奥行15cm、厚み0.5cmの樹脂および発泡化
剤としてジアゾカルボンアミドによって発現した木目調
の模様を有するスピーカーキャビネットを成形した。
【0037】比較例1.上記実施例1において、発泡剤
を混入せず、その他は実施例1と同様にしてスピーカー
キャビネットを成形した。
を混入せず、その他は実施例1と同様にしてスピーカー
キャビネットを成形した。
【0038】比較例2.比較例2は木材系材料(パーテ
ィクルポード)を用いたスピーカーキャビネットで、
幅、高さ、奥行、厚さは上記実施例と同一のものであ
る。
ィクルポード)を用いたスピーカーキャビネットで、
幅、高さ、奥行、厚さは上記実施例と同一のものであ
る。
【0039】上記実施例1〜12および比較例1および
2のスピーカーキャビネットの外観、損失係数および密
度を測定し、表1に示した。
2のスピーカーキャビネットの外観、損失係数および密
度を測定し、表1に示した。
【0040】
【表1】
【0041】上記表1より、実施例1〜12の木粉充填
熱可塑性樹脂を成形したスピーカーキャビネットは、木
材系材料を用いたスピーカーキャビネット(比較例2)
よりも損失係数、密度が高いことから残響時間を短くで
き、遮音特性に優れていることがわかる。また、実施例
1〜12と比較例1を較べると、発泡化剤の添加や射出
成形方法改良により諸特性を損ねないで木目調の外観を
得られることがわかる。
熱可塑性樹脂を成形したスピーカーキャビネットは、木
材系材料を用いたスピーカーキャビネット(比較例2)
よりも損失係数、密度が高いことから残響時間を短くで
き、遮音特性に優れていることがわかる。また、実施例
1〜12と比較例1を較べると、発泡化剤の添加や射出
成形方法改良により諸特性を損ねないで木目調の外観を
得られることがわかる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし7に係る
発明によれば、熱可塑性樹脂を用いた従来のスピーカー
キャビネットの課題であった木目調の外観を実現すると
ともに、木材系スピーカーキャビネットに類似の音色を
有し、内部損失が大きく、遮音特性に優れたスピーカー
キャビネットを提供することができる。
発明によれば、熱可塑性樹脂を用いた従来のスピーカー
キャビネットの課題であった木目調の外観を実現すると
ともに、木材系スピーカーキャビネットに類似の音色を
有し、内部損失が大きく、遮音特性に優れたスピーカー
キャビネットを提供することができる。
【0043】請求項1、5および7に係る発明によれ
ば、スピーカーキャビネット表面に木目調の模様を発現
させるため、もしくは木目調の模様を乱すために発泡化
剤を添加することによって、スピーカーキャビネット内
部において発泡化剤は発泡し独立気泡や連通気泡を形成
することとなり、このことによりスピーカーキャビネッ
トの損失係数をより大きくすることができる。
ば、スピーカーキャビネット表面に木目調の模様を発現
させるため、もしくは木目調の模様を乱すために発泡化
剤を添加することによって、スピーカーキャビネット内
部において発泡化剤は発泡し独立気泡や連通気泡を形成
することとなり、このことによりスピーカーキャビネッ
トの損失係数をより大きくすることができる。
【図1】 本発明の一実施の形態を説明する断面図であ
る。
る。
1 スピーカーキャビネット、2 スピーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉持 仁一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 上手 正行 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 填熱可塑性樹脂と木粉及び発泡化剤とを
混合した組成物を射出成形することによりスピーカーキ
ャビネットを成形し、このスピーカーキャビネットの表
面にシルバーストリーク(銀条)を発現させることを特
徴とするスピーカーキャビネットの製造方法。 - 【請求項2】 少なくとも1種類には木粉が混合され、
濃淡差のある2種類以上の着色樹脂を組み合わせた複数
種類の樹脂または無着色樹脂と着色樹脂とを組み合わせ
た複数種類の樹脂を、シリンダー部を備えた射出装置を
搭載した射出成形機で射出成形することにより上記複数
種類の樹脂が不均一に混合したスピーカーキャビネット
を成形し、このスピーカーキャビネット表面に木目調の
模様を発現させることを特徴とするスピーカーキャビネ
ットの製造方法。 - 【請求項3】 樹脂に発泡化剤が添加されていることを
特徴とする請求項2記載のスピーカーキャビネットの製
造方法。 - 【請求項4】 シリンダー部を複数基備えた射出成形機
を用い、複数の樹脂を射出装置より同時に射出し、射出
成形することを特徴とする請求項2記載のスピーカーキ
ャビネットの製造方法。 - 【請求項5】 木粉充填熱可塑性樹脂と発泡化剤との混
合物を射出成形してなり、表面にシルバーストリーク
(銀条)を発現させたことを特徴とするスピーカーキャ
ビネット。 - 【請求項6】 少なくとも1種類には木粉充填がなさ
れ、濃淡差のある2種類以上の着色樹脂を組み合わせた
複数種類の樹脂または無着色樹脂と着色樹脂とを組み合
わせた複数種類の樹脂が不均一に混合され、表面に木目
調の模様が発現されていることを特徴とするスピーカー
キャビネット。 - 【請求項7】 樹脂に発泡化剤が添加されていることを
特徴とする請求項6記載のスピーカーキャビネット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074734A JPH10271583A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | スピーカーキャビネットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074734A JPH10271583A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | スピーカーキャビネットおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10271583A true JPH10271583A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13555770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9074734A Pending JPH10271583A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | スピーカーキャビネットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10271583A (ja) |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9074734A patent/JPH10271583A/ja active Pending
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