JPH10271868A - 移動ステージ装置 - Google Patents

移動ステージ装置

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Publication number
JPH10271868A
JPH10271868A JP9066855A JP6685597A JPH10271868A JP H10271868 A JPH10271868 A JP H10271868A JP 9066855 A JP9066855 A JP 9066855A JP 6685597 A JP6685597 A JP 6685597A JP H10271868 A JPH10271868 A JP H10271868A
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JP
Japan
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axis
magnetic body
moving stage
comb
driving
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Application number
JP9066855A
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English (en)
Inventor
Shinji Ishii
眞二 石井
Hiroshi Jinno
比呂志 陣野
Takeshi Asano
武史 浅野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X−Yの2軸テーブルを平坦構造で構成する
ことができる移動スケール装置を提供する。 【解決手段】 ベース部材100上にX軸テーブル20
0とY軸テーブル300とを平面構造で組み込んだX−
Yテーブル400を配置し、ベース部材100上に平面
構造で配置したX軸駆動ユニット500とY軸駆動ユニ
ット600によって、X軸テーブル200とY軸テーブ
ル300を移動制御する。各駆動ユニットと各テーブル
とは、櫛歯面を有する磁性体を対向配置し、駆動コイル
への通電をスイッチングすることにより、各磁性体の櫛
歯面間の磁気ギャップの変動により、磁気抵抗を変化さ
せて各テーブルに推力を付与する。また、各テーブルの
位置を検出する検出装置を設けて、検出信号をフィード
バックして、駆動コイルへの通電を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗の変化を
利用して各種の可動部材を移動制御する移動ステージ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、産業用X−Y(2軸)テーブ
ル装置として各種の方式が提供されている。例えば、固
定ベース上にガイドシャフト等によってX軸方向に移動
可能に支持されたX軸テーブルを設け、このX軸テーブ
ルをサーボモータと精密ネジ(送りネジとハーフナット
等)による移動機構によってX軸方向に移動制御する。
また、このX軸テーブル上にガイドシャフト等によって
X軸方向に移動可能に支持されたY軸テーブルを配置
し、このY軸テーブルをサーボモータと精密ネジ(送り
ネジとハーフナット等)による移動機構によってY軸方
向に移動制御する。このような構造により、固定ベース
上におけるY軸テーブルのX−Y方向の変位を得るもの
である。
【0003】なお、駆動方式としては、上述のようなサ
ーボモータ駆動の他に、磁気回路を用いたリニアモータ
をX軸方向とY軸方向とで上下2段に組み付けて、X−
Y方向の変位を得るようにしたものも提供されている。
また、以上のようなX軸とY軸の2軸方向のテーブルに
加えて、さらに回転方向(θ軸方向)の変位を得るため
に、上述したY軸テーブルの上に回転テーブルを回転自
在に軸支し、これをサーボモータ等によって回転駆動す
るようにしたX−Y−θ(3軸)テーブル装置が提供さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の2軸テーブル装置や3軸テーブル装置にお
いては、X軸の駆動系とY軸の駆動系を上下に積み重ね
ていく構造であるため、装置の平坦化を図ることが困難
であり、各種の装置や設備に組み込む場合に配置スペー
スを確保することが困難となる場合がある。
【0005】そこで本発明の目的は、平坦な構造で確実
な動作を得ることができる移動ステージ装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、ベース部材上に配置したX−Yテーブルを移
動する移動ステージ装置において、前記X−Yテーブル
は、前記ベース部材上にX軸方向に移動可能に支持され
る略枠状のX軸テーブルと、前記X軸テーブルの枠内に
Y軸方向に移動可能に支持される略板状のY軸テーブル
と、前記X軸テーブルのX軸方向に沿う側辺部に前記ベ
ース部材に臨む状態で設けられ、X軸方向に沿う長手形
状に形成されるとともに、前記ベース部材に臨む面にX
軸方向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部を有
するX軸作動用磁性体と、前記Y軸テーブルに前記ベー
ス部材に臨む状態で設けられ、前記ベース部材に臨む面
にY軸方向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部
を有し、この櫛歯部がX軸方向のストロークに対応する
幅をもって形成されたY軸作動用磁性体と具備し、前記
ベース部材は、前記X−YテーブルのX軸作動用磁性体
に対向してX軸方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を
有する複数のX軸駆動用磁性体と、各X軸駆動用磁性体
に巻回された複数のX軸駆動用コイルとを備え、前記各
X軸駆動用コイルへの通電をスイッチングすることによ
って前記X軸作動用磁性体にX軸方向の推力を与えるX
軸方向の駆動ユニットと、前記X−YテーブルのY軸作
動用磁性体に対向してY軸方向に交互に山と溝とを形成
した櫛歯部を有する複数のY軸駆動用磁性体と、各Y軸
駆動用磁性体に巻回された複数のY軸駆動用コイルとを
備え、前記各Y軸駆動用コイルへの通電をスイッチング
することによって前記Y軸作動用磁性体にY軸方向の推
力を与えるY軸方向の駆動ユニットとを具備し、前記X
軸方向の駆動ユニットと前記Y軸方向の駆動ユニットと
を互いに平面構造でベース部材上に配置したことを特徴
とする。
【0007】また本発明は、支持部材上に所定方向に移
動可能に支持された移動体を移動する駆動装置を有する
移動ステージ装置において、前記移動体は、前記支持部
材に臨む状態で設けられ、前記所定方向に所定間隔で交
互に山と溝を形成した櫛歯部を有する作動用磁性体を有
し、前記支持部材は、前記作動用磁性体に対向して前記
所定方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する複数
の駆動用磁性体と、各駆動用磁性体に巻回された複数の
駆動用コイルと、前記各駆動用コイルへの通電をスイッ
チングすることによって前記作動用磁性体に前記所定方
向の推力を与える駆動制御回路とを有し、前記各駆動用
磁性体は、前記作動用磁性体に対して正弦波形の推力を
生ずるように形成され、前記駆動制御回路は、前記移動
体の移動位置を管理する位置管理部と、前記位置管理部
より出力される目標位置情報に基づいて前記各駆動用コ
イルに対応する駆動指令信号を出力する指令回路部と、
前記駆動指令信号に応じて前記各駆動用コイルに対する
スイッチング信号を生成して前記駆動用コイルに供給す
る駆動回路部とを有していることを特徴とする。
【0008】また本発明は、支持部材上に所定方向に移
動可能に支持された移動体を移動する駆動装置を有する
移動ステージ装置において、前記移動体は、前記支持部
材に臨む状態で設けられ、前記所定方向に所定間隔で交
互に山と溝を形成した櫛歯部を有するスケール用磁性体
を有し、前記支持部材は、前記スケール用磁性体に対向
して前記所定方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有
する検出用磁性体と、前記検出用磁性体に巻回された検
出用コイルと、前記検出用コイルに供給する検出用電流
の変動によって前記移動体の変位を検出する変位検出回
路とを有し、前記検出用磁性体は、前記スケール用磁性
体に対して正弦波形の検出信号を生ずるように形成さ
れ、前記変位検出回路は、検出用コイルからの正弦波検
出信号の位相レベルを所定ビットのA/D変換器を介し
て演算回路により読み取るようにしたことを特徴とす
る。
【0009】以上のような本発明の移動ステージ装置に
おいて、X軸駆動用コイルへの通電をスイッチングする
ことによってX軸駆動用磁性体とX軸作動用磁性体との
櫛歯部間の磁気抵抗の変化によりX軸作動用磁性体に推
力が付与され、X軸テーブルが移動する。そして、この
ようなX軸テーブルの移動によってY軸テーブルもX軸
方向に移動するが、Y軸テーブルのY軸駆動用磁性体の
櫛歯部は、このX軸方向のストロークに対応する幅をも
って形成されているため、Y軸駆動用磁性体とY軸作動
用磁性体との櫛歯部間の対向関係は、X軸方向の移動に
対して不変である。したがって、Y軸テーブルは、X軸
テーブルのX軸方向への移動とは独立してY軸方向に移
動制御することができる。すなわち、Y軸駆動用コイル
への通電をスイッチングすることによってY軸駆動用磁
性体とY軸作動用磁性体との櫛歯部間の磁気抵抗の変化
によりY軸作動用磁性体に推力が付与され、Y軸テーブ
ルが移動する。
【0010】以上のようにして、ベース部材上に平面構
造で配置されたX軸方向の駆動ユニットとY軸方向の駆
動ユニットに順次スイッチング電流を供給することによ
り、X−Yの2軸駆動型の移動ステージ装置を得ること
ができる。そして、上述したX軸テーブルの枠内にY軸
テーブルを配置してX−Yテーブルを構成し、かつ、X
軸方向の駆動ユニットとY軸方向の駆動ユニットとを互
いに平面構造でベース部材上に配置したことで、装置全
体を平坦構造で構成することができる。
【0011】また、本発明の移動ステージ装置におい
て、前記移動体に設けた作動用磁性体の櫛歯部に対し、
正弦波形の推力を生ずるような櫛歯部を有する駆動用磁
性体を設け、この駆動用磁性体に巻回された駆動用コイ
ルにスイッチング電流を供給することにより、作動用磁
性体と駆動用磁性体との間に正弦波形の推力を与え、こ
の推力によって移動体を移動する。このような正弦波形
の推力を生じさせる構成により、作動用磁性体の移動位
置に対する各駆動用磁性体の推力の作用状況や、複数の
駆動用磁性体の間における推力の変動状況を正確に把握
して有効な駆動制御を行うことができ、移動体を安定的
に移動できる。
【0012】また、本発明の移動ステージ装置におい
て、前記移動体に設けたスケール用磁性体の櫛歯部に対
し、正弦波形の検出信号を生ずるような櫛歯部を有する
検出用磁性体を設け、この検出用磁性体に巻回された検
出用コイルからの正弦波検出信号をA/D変換器を介し
て演算回路により読み取ることにより、前記移動体の位
置検出を行うようにした。このような正弦波検出信号に
より、スケール用磁性体の移動位置と検出信号の位相レ
ベルとを高精度に対応させて演算することができ、高分
解能による移動体の位置検出を行うことができ、移動体
の微細駆動制御に寄与できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による移動ステージ
装置の実施の形態例について説明する。図1は、本発明
による移動ステージ装置の一例であるX−Y−θの3軸
テーブル装置の概要を示す平面図、図2(A)(B)
は、図1に示す移動ステージ装置をX軸方向に視た側面
図および側断面図、図3(A)(B)は、図1に示す移
動ステージ装置をY軸方向に視た側面図および側断面図
である。図4は、図1に示す移動ステージ装置における
ベース部材を示す平面図、図5は、図4に示すベース部
材の一部分解斜視図、図6は、図1に示す移動ステージ
装置のX−Yテーブルと回転テーブルを示す分解斜視図
である。図7は、ベース部材上におけるX軸駆動ユニッ
トおよびY軸駆動ユニットの配置を示す平面図であり、
図8は、X−Yテーブルに設けたX軸およびY軸作動用
磁性体の構造を示す底面図である。
【0014】本例の3軸テーブル装置は、ベース部材1
00の上にX軸テーブル200とY軸テーブル300と
を平面構造で組み込んだX−Yテーブル400を配置
し、このベース部材100に平面構造で配置したX軸駆
動ユニット500とY軸駆動ユニット600によって、
X軸テーブル200とY軸テーブル300とを移動制御
するものである。また、Y軸テーブル300の上に回転
テーブル700を配置し、Y軸テーブル300に設けた
θ軸方向の駆動ユニット800によって回転制御するも
のである。さらに、本例の3軸テーブル装置では、各テ
ーブル200、300、700の移動位置を検出する位
置検出装置900、1000、1100が設けられてお
り、これらの位置検出信号に基づいて、上述した各駆動
ユニット500、600、800による駆動制御を行う
ようになっている。以下、本例の3軸テーブル装置にお
ける各構成ついて詳細に説明する。
【0015】まず、ベース部材100は、高精度の平坦
面を有する方形平板状に形成され、両側端部にX軸ガイ
ドレールブロック102、104が設けられる。そし
て、各X軸ガイドレールブロック102、104に設け
たガイドレール106により、X軸テーブル200をX
軸方向に移動可能に支持するようになっている。また、
ベース部材100の上面には、各X軸ガイドレールブロ
ック102、104の内側に位置して、X軸駆動ユニッ
ト500のX軸駆動用磁性体510、512、514、
516と、X軸駆動用コイル520、522、524、
526が設けられている。
【0016】すなわち、2つのX軸駆動用磁性体51
0、514およびX軸駆動用コイル520、524が一
方のX軸ガイドレールブロック102の内側に設けら
れ、残りの2つのX軸駆動用磁性体512、516およ
びX軸駆動用コイル522、526が他方のX軸ガイド
レールブロック104の内側に設けられている。また、
各X軸駆動用磁性体510、512、514、516
は、それぞれの上面にX軸方向に交互に山と谷を設けた
櫛歯部を有するものである。なお、詳細は後述する。ま
た、本例における各磁性体の櫛歯部には、その表面に非
磁性保護膜が被着され、破損等を防止する構成となって
いる。
【0017】また、ベース部材100の上面中央部に
は、Y軸駆動ユニット600のY軸駆動用磁性体61
0、612、614、616と、Y軸駆動用コイル62
0、622、624、626が設けられている。すなわ
ち、各Y軸駆動用磁性体610、612、614、61
6およびY軸駆動用コイル620、622、624、6
26は、2行2列で設けられている。また、各Y軸駆動
用磁性体610、612、614、616は、それぞれ
の上面にY軸方向に交互に山と溝を設けた櫛歯部を有す
るものである。なお、詳細は後述する。なお、各X軸ガ
イドレールブロック102、104は、ベース部材10
0にネジ止めにより、位置決め状態で固着されて、各駆
動用磁性体510、512、514、516、610、
612、614、616は、ベース部材100の上面に
設けた位置決めガイド部110にねじ止めすることによ
り、位置決め状態で固着されている。
【0018】次に、X−Yテーブル400のX軸テーブ
ル200は、平面視略□字形の方形枠状に形成されてい
る。そして、X軸方向に沿う両辺部の外側面にガイドレ
ール202が設けられており、上述したX軸ガイドレー
ルブロック102、104のガイドレール106をクロ
スローラ(図示省略)等を介してスライド自在に組み付
けられている。これにより、X軸テーブル200は、ベ
ース部材100上にX軸方向に移動自在に支持される。
【0019】また、このX軸方向に沿う両辺部には、上
述したX軸駆動ユニット500によって移動制御される
X軸作動用磁性体210、212が設けられている。各
X軸作動用磁性体210、212は、X軸方向のストロ
ークに対応する長手形状に形成されている。そして、各
X軸作動用磁性体210、212の下面には、それぞれ
X軸方向に山と溝を交互に形成した櫛歯部を有し、一方
のX軸作動用磁性体210の櫛歯部が上述した一方のX
軸駆動用磁性体510、512に対向して配置され、他
方のX軸作動用磁性体212の櫛歯部が上述した他方の
X軸駆動用磁性体514、516と対向している。
【0020】そして、上述したX軸駆動用コイル52
0、522、524、526へのスイッチング電流の供
給により、X軸作動用磁性体210、212とX軸駆動
用磁性体510、512、514、516の各櫛歯部の
間に形成される磁気抵抗の変動によって、X軸テーブル
200をX軸方向に移動制御する。なお、制御の詳細は
後述する。また、X軸テーブル200のY軸方向に沿う
両辺部には、内側に向ってガイドレール204が設けら
れており、Y軸テーブル300のY軸方向の移動をガイ
ドするようになっている。
【0021】次に、Y軸テーブル300は、方形板状に
形成されており、Y軸方向に沿う両辺部の外側面にガイ
ドレール302が設けられている。そして、このガイド
レール302を上述したX軸テーブル200のガイドレ
ール204にクロスローラ(図示省略)等を介してスラ
イド自在に組み付けることにより、Y軸テーブル300
は、X軸テーブル200の枠内でY軸方向に移動自在に
支持される。なお、このようにX軸テーブル200の枠
内にY軸テーブル300を配置することにより、X−Y
テーブル400の薄型化を達成している。
【0022】また、このY軸テーブル300の下面に
は、上述したY軸駆動ユニット600によって移動制御
されるY軸作動用磁性体310が設けられている。この
Y軸作動用磁性体310は、Y軸方向のストロークに応
じた長さを有するとともに、X軸方向のストロークに対
応する幅を有する略正方形状に形成されている。そし
て、このY軸作動用磁性体310の下面には、Y軸方向
に山と溝を交互に形成した櫛歯部を有し、上述したY軸
駆動用磁性体610、612、614、616に対向し
ている。そして、上述したY軸駆動用コイル620、6
22、624、626へのスイッチング電流の供給によ
り、Y軸作動用磁性体310とY軸駆動用磁性体61
0、612、614、616との各櫛歯部の間に形成さ
れる磁気抵抗の変動によって、Y軸テーブル300をY
軸方向に移動制御する。なお、制御の詳細は後述する。
【0023】以上のように本例の3軸テーブル装置で
は、X軸テーブル200とY軸テーブル300とを平面
構造で設けたX−Yテーブル400に対し、ベース部材
100上に平面構造で配置したX軸駆動ユニット500
とY軸駆動ユニット600とによってX−Y駆動を得る
ことから、平坦な構造の装置を得ることができる。
【0024】次に、回転テーブル700Aは、円盤部7
02の下面に軸芯部704を形成したものであり、軸芯
部704がY軸テーブル300の中央部上面に設けられ
た回転軸320に回転自在に取り付けられている。そし
て、回転テーブル700Aの下面には、θ軸作動用磁性
体710が設けられている。このθ軸作動用磁性体71
0は中心部に軸芯部704を挿通する挿通行710Aを
有する円盤状に形成されており、回転テーブル700A
の円盤部702に回転テーブル台700を介してネジ止
め等により取り付けられている。そして、このθ軸作動
用磁性体710の外周部には、周回り方向に所定間隔で
山と溝を形成した櫛歯部が設けられている。
【0025】また、Y軸テーブル300の各コーナ部に
は、θ軸駆動ユニット800を構成するθ軸駆動用磁性
体810、812、814、816とθ軸駆動用コイル
820、822、824、826が設けられている。各
θ軸駆動用磁性体810、812、814、816は、
θ軸作動用磁性体710の櫛歯部に対応して、回転テー
ブル700の外周方向に沿って山と溝を交互に形成した
櫛歯部を有している。
【0026】そして、上述したθ軸駆動用コイル82
0、822、824、826へのスイッチング電流の供
給により、θ軸作動用磁性体710とθ軸駆動用磁性体
810、812、814、816の各櫛歯部の間に形成
される磁気抵抗の変動によって、回転テーブル700を
回転方向すなわちθ軸方向に移動制御する。なお、制御
の詳細は後述する。
【0027】次に、以上のような各駆動ユニット50
0、600、800における磁気回路の構成ついて説明
する。まず、X軸駆動ユニット500とY軸駆動ユニッ
ト600については、各作動用磁性体の櫛歯部と各駆動
用磁性体の櫛歯部との対向形状がほぼ共通であるので一
括して説明する。
【0028】図9(A)〜(C)は、作動用磁性体にお
ける櫛歯部の形状を示す図であり、(A)は作動用磁性
体の側面図、(B)は作動用磁性体の正面図、(C)は
櫛歯部の歯形を示す拡大図である。図示のように、この
作動用磁性体10は、例えば珪素鋼板を積層して形成し
たものであり、櫛歯部12は、積層方向に対して直交す
る方向に山12Aと溝12Bとを形成したものである。
この作動用磁性体10における櫛歯部12は、その全長
にわたって等ピッチで形成されている。そして、上述し
たX軸作動用磁性体210、212は、図9に示す作動
用磁性体10の幅Wを比較的小さく形成して、全体とし
て長手矩形棒状に形成したものである。また、Y軸作動
用磁性体310は、図9に示す作動用磁性体10の幅W
を、X軸方向のストロークに対応して大きくし、全体と
して方形板状に形成したものである。
【0029】次に、図10(A)〜(C)は、駆動用磁
性体の形状を示す図であり、(A)は駆動用磁性体の側
面図、(B)は駆動用磁性体の正面図、(C)は櫛歯部
の形状を示す拡大図である。なお、図10では、4つの
山と3つの溝を有する櫛歯部の例を示している。図示の
ように、この駆動用磁性体20は、基部20Aの両端部
に屈曲形成された一対の腕部20B、20Cを形成した
側面形状がほぼ凹字形のものであり、各腕部20B、2
0Cの先端部を幅広に形成し、その端面に、それぞれ等
形状の櫛歯部22を設けたものである。
【0030】この駆動用磁性体20も、上述した作動用
磁性体10と同様に、例えば珪素鋼板を積層して形成し
たものであり、櫛歯部22は、積層方向に対して直交す
る方向に山22Aと溝22Bとを形成している。そし
て、この駆動用磁性体20は、櫛歯部22の山22Aと
溝22Bが、前記作動用磁性体10の櫛歯部12の山1
2Aと溝12Bに対向するように配置され、駆動用磁性
体20と作動用磁性体10との相対移動に応じて、山と
溝との相対位置が変化し、駆動用磁性体20と作動用磁
性体10との間の磁気抵抗が変化する。
【0031】また、各櫛歯部22を形成した腕部20
B、20Cの基端側に駆動用コイル24が巻回されてい
る。この駆動用コイル24に通電することにより、一方
の櫛歯部22から凹字型の駆動用磁性体20を回って他
方の櫛歯部22に向うような磁束を生成し、作動用磁性
体10との間で、図11に示すような閉ループ状の磁路
30を形成する。このように、駆動用磁性体20に2つ
の腕部20B、20Cを設け、それぞれの先端面に櫛歯
部22を設けて、作動用磁性体10との間で閉ループ状
の磁路を形成することにより、隣接する駆動用磁性体2
0との間で磁界の干渉を防止でき、磁束の漏れをなくす
ことで、効率よく推力を得ることができる。
【0032】また、本例においては、図10(C)に示
すように、駆動用磁性体20の櫛歯部22が、中心のピ
ッチP1に対して作動用磁性体10のピッチPφがPφ
>P1の関係となっている。これにより、駆動用磁性体
20から作動用磁性体10に付与される推力がほぼ正弦
波形となるようにしている。
【0033】そして、本例では、以上のような駆動用磁
性体20および駆動用コイル24を4つ組み合わせるこ
とにより、X軸駆動ユニット500ならびにY軸駆動ユ
ニット600を構成する。そして、以上のような駆動用
磁性体20を用いたX軸駆動ユニット500のX軸駆動
用磁性体510、512、514、516は、X軸作動
用磁性体210、212の櫛歯部に対して、4分の1ピ
ッチずつずれた状態で配置されており、スイッチング信
号の供給により、図12に示すような4つの正弦波形の
正極側(または負極側)の推力を合成した推力によっ
て、X軸作動用磁性体210、212を移動するように
なっている。
【0034】すなわち、図13に示すように、各X軸作
動用磁性体210、212に各X軸駆動用磁性体51
0、512、514、516が対向した状態で、第1の
X軸駆動用磁性体510の駆動用コイル520には、ス
イッチング信号Aが供給され、第3のX軸駆動用磁性体
514の駆動用コイル524には、スイッチング信号A
と位相の反転したスイッチング信号*Aが供給される。
また、第2のX軸駆動用磁性体512の駆動用コイル5
22には、スイッチング信号Aと90°位相のずれたス
イッチング信号Bが供給され、第4のX軸駆動用磁性体
516の駆動用コイル526には、スイッチング信号B
と位相の反転したスイッチング信号*Bが供給される。
なお、図13では、3つの山と2つの溝を有する櫛歯部
の例を示している。
【0035】ここで各駆動用磁性体510、512、5
14、516に供給される基準電流をi0 とすると、各
駆動用磁性体510、512、514、516への供給
電流iA 、iB 、i*A、i*Bは、以下のように与えられ
る。 iA =i0 sinΘA*A=i0 sinΘ*AB =i0 conΘB*B=i0 conΘ*B ただし、Θは、各櫛歯部間の位相のずれに対応する正弦
波形の角度を表しており、ΘA =Θ*A−180°=ΘB
+90°=Θ*B−90°である。そして、各駆動用磁性
体510、512、514、516によるトータルとし
ての推力FΘは、次式で与えられる。 FΘ=iA sinΘA +i*AsinΘ*A+iB conΘ
B +i*BconΘ*B したがって、FΘはi0 とほぼ比例する一定値となる。
【0036】また、以上のような駆動用磁性体20を用
いたY軸駆動ユニット600のY軸駆動用磁性体61
0、612、614、616も同様に、互いに4分の1
ピッチずつずれた状態で配置され、スイッチング信号の
供給により、図12に示すような4つの正弦波形の正極
側(または負極側)の推力を合成した推力によって、Y
軸作動用磁性体310を移動するようになっている。す
なわち、第1のY軸駆動用磁性体610の駆動用コイル
620には、スイッチング信号Aが供給され、第3のY
軸駆動用磁性体614の駆動用コイル624には、スイ
ッチング信号Aと位相の反転したスイッチング信号*A
が供給される。
【0037】また、第2のY軸駆動用磁性体612の駆
動用コイル622には、スイッチング信号Aと90°位
相のずれたスイッチング信号Bが供給され、第4のY軸
駆動用磁性体616の駆動用コイル626には、スイッ
チング信号Bと位相の反転したスイッチング信号*Bが
供給される。なお、Y軸駆動ユニット600における各
Y軸駆動用磁性体610、612、614、616への
制御電流と推力の関係は、X軸駆動ユニット600の場
合と共通であるので説明は省略する。
【0038】次に、θ軸駆動ユニット800について説
明する。上述したX軸駆動ユニット500やY軸駆動ユ
ニット600の場合と同様に、θ軸駆動ユニット800
の各磁性体も珪素鋼板を積層して形成されている。図1
4は、θ軸作動用磁性体710の形状を示す平面図であ
る。図示のように、θ軸作動用磁性体710の外周部に
は、周回り方向に所定間隔で山720Aと溝720Bを
形成した櫛歯部720が設けられている。なお、図14
では、櫛歯部720の一部を省略しているが、実際に
は、全周にわたって山720Aと溝720Bが形成され
ている。
【0039】一方、図15(A)は、θ軸駆動用磁性体
810とθ軸駆動用コイル820を示す平面図であり、
図15(B)は、θ軸駆動用磁性体810の櫛歯部83
0を示す拡大図である。なお、残りのθ軸駆動用磁性体
812、814、816とθ軸駆動用コイル822、8
24、826も、同様の形状であるので説明は省略す
る。また、図15は、3つの山と2つの溝を有する櫛歯
部の例を示している。
【0040】θ軸駆動用磁性体810は、基部810A
の両端より腕部810B、810Cを前方に延ばした平
面形状がほぼ凹字形のものであり、各腕部810B、8
10Cの先端部を幅広に形成し、その端面に、それぞれ
等形状の櫛歯部830を設け、θ軸作動用磁性体710
の櫛歯部720と対向させるように配置したものであ
る。すなわち、櫛歯部830の山830Aと溝830B
は、図15(B)に示すように、θ軸作動用磁性体71
0の櫛歯部720の円弧形状に沿って、やや内側に湾曲
するように形成され、θ軸作動用磁性体710の櫛歯部
720と一定の磁気ギャップを形成している。そして、
このような櫛歯部830を設けた腕部810B、810
Cの基端側に駆動用コイル820が巻回されている。
【0041】また、このθ軸駆動ユニット800におい
ても、等間隔の櫛歯部720に対して、θ軸駆動用磁性
体810の櫛歯部830の山830Aと溝830Bの幅
を不均一に形成することにより、θ軸駆動用磁性体81
0からθ軸作動用磁性体710に付与される推力がほぼ
正弦波形となるようにしている。また、他のθ軸駆動用
磁性体812、814、816も同様の形状である。
【0042】そして、このような4つのθ軸駆動用磁性
体810、812、814、816を用いたθ軸駆動ユ
ニット800においても、各θ軸駆動用磁性体810、
812、814、816は、互いに4分の1ピッチずつ
ずれた状態で配置され、スイッチング信号の供給によ
り、図12に示すような4つの正弦波形の正極側(また
は負極側)の推力(回転力)を合成した推力(回転力)
によって、θ軸作動用磁性体710を移動するようにな
っている。
【0043】すなわち、第1のθ軸駆動用磁性体810
の駆動用コイル820には、スイッチング信号Aが供給
され、第3のθ軸駆動用磁性体814の駆動用コイル8
24には、スイッチング信号Aと位相の反転したスイッ
チング信号*Aが供給される。また、第2のθ軸駆動用
磁性体812の駆動用コイル822には、スイッチング
信号Aと90°位相のずれたスイッチング信号Bが供給
され、第4のθ軸駆動用磁性体816の駆動用コイル8
26には、スイッチング信号Bと位相の反転したスイッ
チング信号*Bが供給される。
【0044】このような4つのθ軸駆動用磁性体81
0、812、814、816による推力によってθ軸作
動用磁性体710を回転制御する。なお、θ軸駆動ユニ
ット800における各θ軸駆動用磁性体810、81
2、814、816への制御電流と推力の関係は、X軸
駆動ユニット600の場合と共通であるので説明は省略
する。
【0045】次に、以上のような3軸テーブル装置にお
いて、各テーブル200、300、700の移動位置を
検出する位置検出装置900、1000、1100につ
いて説明する。まず、X軸テーブル200の位置検出装
置900は、X軸テーブル200のX軸方向に沿う一方
の辺に設けたX軸スケール用磁性体910を、ベース部
材100の一方のX軸ガイドレールブロック102に設
けた一対のX軸検出用磁性体920、930およびX軸
検出用コイル940、950とによって検出するもので
ある。
【0046】X軸スケール用磁性体910は、X軸方向
に沿って所定間隔で山と溝とを交互に設けた櫛歯部91
2を有し、この櫛歯部912を外側に向けた状態で、X
軸テーブル200に設けたフランジ部200Aに取付け
られている。なお、このX軸スケール用磁性体910
は、上述した作動用磁性体10と同様の平面形状を有し
ており、珪素鋼板等を積層して形成されるが、検出用で
あるので大容量の磁気回路は不要であるため、作動用磁
性体10に比して薄型となっている。
【0047】一方、X軸検出用磁性体920、930
は、それぞれ上述した駆動用磁性体20と同様の平面形
状を有し、珪素鋼板等を積層して形成され、凹字形の両
端部を幅広に形成し、その先端面に櫛歯部922、93
2を形成したものであり、各櫛歯部922、932をX
軸スケール用磁性体910の櫛歯部912に近接して対
向するような状態でX軸ガイドレールブロック102に
取付けられている。ただし、このX軸検出用磁性体92
0、930は、検出用であるため、大容量の磁気回路は
不要であり、駆動用磁性体20に比して薄型に形成され
ている。そして、凹字形の腕部の基端側にX軸検出用コ
イル940、950が巻回されている。
【0048】図16は、このようなX軸スケール用磁性
体910とX軸検出用磁性体920、930を示す斜視
図である。図示の例では、各磁性体の両側面にそれぞれ
保護用の被磁性膜40が被着されている。また、このよ
うなX軸検出用磁性体920、930においても、櫛歯
部922、932は、中心のピッチに対して両側のピッ
チが狭くなっており、やや複雑な磁路を形成することに
より、正弦波形の検出信号を検出用コイル940、95
0に生じるようにしている。
【0049】そして、このようなX軸位置検出装置90
0では、各X軸検出用磁性体920、930の櫛歯部9
22、932が、互いにX軸スケール用磁性体910の
櫛歯部912に対して4分の1ピッチ、すなわち90°
だけ位相のずれた状態で配置されている。したがって、
各X軸検出用コイル940、950からの出力信号は、
互いに90°位相のずれた正弦波信号、すなわちsin
波形とcos波形として出力されることになる。
【0050】図17は、このようなX軸位置検出装置9
00における検出回路の構成例を示す説明図であり、図
18は、図17に示す検出回路によって検出される検出
信号の例を示す波形図である。なお、図17は、3つの
山と2つの溝を有する櫛歯部の例を示している。上述の
ように2つの検出用磁性体920、930の櫛歯部92
2、932の位置は、スケール用磁性体910の櫛歯部
912のピッチに対し、互いに4分の1ピッチ(位相9
0°)だけずれているものとする。
【0051】本例の検出回路は、各検出用コイル94
0、950に所定周波数の基準電流を供給する発振回路
960と、検出用コイル940、950からの出力電流
を検出する2つの抵抗器970A、970Bを有し、抵
抗器970A、970Bにおける電圧値に応じて、X軸
スケール用磁性体910の位置を検出する。抵抗器97
0A、970Bにおける出力電圧は、図18に示すよう
に、各検出用磁性体920、930の位相差によって、
一方がsin波形となり、他方がcos波形となる。そ
こで、本例では、このような検出波形を、例えば16ビ
ットのA/D変換器(R/D(レゾルバ/デジタル)変
換器)によって演算回路で読み取るものである。なお、
本例では、このような正弦波形による検出信号をレゾル
バ信号というものとする。
【0052】ここで検出用コイル940をA相、検出用
コイル950をB相として、各検出用コイル940、9
50に流れる電流Ia(Θ)、Ib(Θ)は、励磁電圧
をVCO、各コイルのインピーダンスをImpa
(Θ)、Impb(Θ)とすると、以下のようになる。
なお、ΘはA相の検出用コイル940と検出用磁性体9
20との電気的位置を示し、Θは0から2πまで変化す
る。Θ=0は、A相検出用コイル940とA相検出用磁
性体920の櫛歯部の位置が相互に合った位置と定義す
る。
【0053】まず、検出用コイル940、950のイン
ピーダンスは次式のようになる。なお、Imp0、Im
pは一定の係数である。 Impa(Θ)=Imp0+Imp* sinΘ Impb(Θ)=Imp0+Imp* cosΘ よって、 Ia(Θ)=VOC/Impa(Θ) =VOC/(Imp0+Imp* sinΘ) =I0+I* sinΘ Ib(Θ)=VOC/Impb(Θ) =VOC/(Imp0+Imp* cosΘ) =I0+I* cosΘ なお、I0、Iは、一定の係数である。
【0054】上式からIa(Θ)、Ib(Θ)を検出
し、位置検出回路によりI0が差分され、I* sin
Θ、I* cosΘとなり、A/D変換器(レゾルバ−デ
ジタル変換器)により位置Θが得られる。そして、位置
Θの分解能は、アナログのsinΘ、cosΘ信号をデ
ジタルに変換する変換器の分解能により決定される。し
たがって、例えば櫛歯部の1ピッチの長さが3.28m
m、変換器の分解能を16ビットとすると、検出分解能
は3.28/65536(mm/ビット)となり、約
0.05μm/ビットとなる。このように分解能は、櫛
歯の形状と変換器の分解能で決定される。
【0055】また、このとき扱える最高速度は、変換器
の周波数応答により決まる。この変換器の周波数応答は
分解能により依存し、分解能10ビットではアナログの
sinΘ/cosΘ信号周期は、1040rev/se
c(櫛歯部の1ピッチが3.28mmの場合、53.3
mm/sec)となる。なお、以上はY軸、θ軸でも同
様に適用でき、同様に電流を制御することにより、位
置、回転角が得られる。また、以上のような検出回路の
解像度によって櫛歯1ピッチの範囲内での微細な位置検
出を行うが、X軸テーブル200が何ピッチ移動したか
の情報は、後述する演算回路において、累積的にカウン
トしていき、メモリに順次格納することにより把握して
いるものとする。
【0056】また、本例では、X軸テーブル200が目
的の位置に移動されると、X軸駆動用コイル520、5
22、524、526への通電を停止し、X軸検出用コ
イル940、950による位置の監視だけを行うように
する。したがって、検出用の電力より大きいX軸駆動用
コイル520、522、524、526の駆動電力を削
減でき、電力消費を低減できる。
【0057】そして、X軸テーブル200に外力等が加
わって、X軸テーブル200が少しでも変位すると、こ
れをX軸検出用コイル940、950からの検出信号に
よって検出し、変位を修正する方向にX軸駆動用コイル
520、522、524、526への通電を再開し、X
軸駆動用コイル510、512、514、516の推力
によってX軸テーブル200を元の位置に戻す。このよ
うにして、X軸テーブル200を一定位置に保持する。
【0058】次に、Y軸テーブル300の位置検出装置
1000も、X軸の位置検出装置900と同様に構成さ
れている。すなわち、位置検出装置1000は、Y軸テ
ーブル300のY軸方向に沿う一方の辺に設けたY軸ス
ケール用磁性体1010を、X軸テーブル200のX軸
方向に沿った一方の辺に設けた一対のY軸検出用磁性体
1020、1030とY軸検出用コイル1040、10
50とによって検出するものである。Y軸スケール用磁
性体1010は、Y軸方向に沿って所定間隔で山と溝と
を交互に設けた櫛歯部1012を有し、この櫛歯部10
12を外側に向けた状態で、Y軸テーブル300に取付
けられている。なお、このY軸スケール用磁性体101
0は、上述した作動用磁性体10と同様の平面形状を有
しており、珪素鋼板等を積層して形成されるが、検出用
であるので大容量の磁気回路は不要であるため、作動用
磁性体10に比して薄型となっている。
【0059】一方、Y軸検出用磁性体1020、103
0は、それぞれ上述した駆動用磁性体20と同様の平面
形状を有し、珪素鋼板等を積層して形成され、凹字形の
両端部を幅広に形成し、その先端面に櫛歯部1022、
1032を形成したものであり、各櫛歯部1022、1
032をY軸スケール用磁性体1010の櫛歯部101
2に近接して対向するような状態でX軸テーブル200
に取付けられている。ただし、このY軸検出用磁性体1
020、1030は、検出用であるため、大容量の磁気
回路は不要であり、駆動用磁性体20に比して薄型に形
成されている。そして、凹字形の腕部の基端側にY軸検
出用コイル1040、1050が巻回されている。
【0060】また、このようなY軸検出用磁性体102
0、1030においても、櫛歯部1022、1032の
山と溝との幅を不均一に形成して、やや複雑な磁路を形
成することにより、正弦波形の検出信号を検出用コイル
1040、1050に生じるようにしている。そして、
このようなY軸位置検出装置1000では、各Y軸検出
用磁性体1020、1030の櫛歯部1022、103
2が、互いにY軸スケール用磁性体1010の櫛歯部1
012に対して4分の1ピッチ、すなわち90°だけ位
相のずれた状態で配置されている。したがって、各Y軸
検出用コイル1040、1050からの出力信号は、互
いに90°位相のずれた正弦波信号、すなわちsin波
形とcos波形として出力されることになる。
【0061】また、このようなY軸位置検出装置100
0の検出回路も、上述した図17に示すX軸位置検出装
置900の構成例と同様であり、また、検出信号の波形
も図18に示すものと共通であるので、以下、これらの
図17、図18に基づいて説明する。本例の検出回路
は、各検出用コイル1040、1050に所定周波数の
基準電流を供給する発振回路960と、検出用コイル1
040、1050からの出力電流を検出する2つの抵抗
器970A、970Bを有し、抵抗器970A、970
Bにおける電圧値に応じてY軸スケール用磁性体101
0の位置を検出する。
【0062】抵抗器970A、970Bにおける出力電
圧は、図18に示すように、各検出用磁性体1020、
1030の位相差によって、一方がsin波形となり、
他方がcos波形となる。そこで、本例では、このよう
な検出波形を、16ビットのA/D変換器(R/D変換
器)によって演算回路で読み取ることにより、上述した
X軸検出装置900の場合と同様に、約0.05μの精
度でY軸テーブル300を駆動制御する。なお、以上の
ような検出回路の解像度によって櫛歯1ピッチの範囲内
での微細な位置検出を行うが、Y軸テーブル300が何
ピッチ移動したかの情報は、後述する演算回路におい
て、累積的にカウントしていき、メモリに順次格納する
ことにより把握しているものとする。
【0063】また、Y軸位置検出装置1000において
も、Y軸テーブル300が目的の位置に移動されると、
Y軸駆動用コイル620、622、624、626への
通電を停止し、Y軸検出用コイル1040、1050に
よる位置の監視だけを行うようにして、電力消費を低減
する。そして、Y軸テーブル300に外力等が加わっ
て、Y軸テーブル300が少しでも変位すると、これを
Y軸検出用コイル1040、1050からの検出信号に
よって検出し、変位を修正する方向にY軸駆動用コイル
620、622、624、626への通電を再開し、Y
軸駆動用コイル610、612、614、616の推力
によってY軸テーブル300を元の位置に戻す。このよ
うにして、Y軸テーブル300を一定位置に保持する。
【0064】次に、回転テーブル700の位置検出装置
1100について説明する。この位置検出装置1100
は、回転テーブル700の上面に設けたθ軸スケール用
磁性体1110の回転変位を、Y軸テーブル300に設
けた一対のθ軸検出用磁性体1120、1130とθ軸
検出用コイル1140、1150とによって検出するも
のである。θ軸スケール用磁性体1110は、回転テー
ブル700の上面にネジ止め等により取り付けたもので
あり、上述したθ軸駆作動磁性体710と同様に、円盤
状に形成され、外周部に周回り方向に山と溝を交互に形
成した櫛歯部1112を形成したものである。
【0065】また、θ軸検出用磁性体1120、113
0は、上述したθ軸駆動用磁性体810、812、81
4、816と同様の平面形状を有している。すなわち、
基部の両端より腕部を前方に延ばしたほぼ凹字形の平面
形状を有し、各腕部の先端部を幅広に形成し、その端面
に、それぞれ等形状の櫛歯部1122、1132を設
け、θ軸スケール用磁性体1110の櫛歯部1112と
対向させるように配置したものである。そして、このよ
うな櫛歯部1122、1130を設けた腕部の基端側に
検出用コイル1140、1150が巻回されている。
【0066】また、このθ軸検出用磁性体1120、1
130においても、櫛歯部1122、1130の山と溝
との幅を不均一に形成することにより、θ軸検出用磁性
体1120、1130によって得られる検出信号がほぼ
正弦波形となるようにしている。そして、このようなθ
軸位置検出装置1100においても、各θ軸検出用磁性
体1120、1130の櫛歯部1122、1132が、
互いにθ軸スケール用磁性体1110の櫛歯部1112
に対して4分の1ピッチ、すなわち90°だけ位相のず
れた状態で配置されている。したがって、各θ軸検出用
コイル1140、1150からの出力信号は、互いに9
0°位相のずれた正弦波信号、すなわちsin波形とc
os波形として出力されることになる。
【0067】なお、θ軸スケール用磁性体1110およ
びθ軸検出用磁性体1120、1130も、上述したθ
軸駆作動磁性体710およびθ軸駆動用磁性体810、
812、814、816と同様に、珪素鋼板等を積層し
て形成されるが、検出用であるので大容量の磁気回路は
不要であるため、各磁性体710、810、812、8
14、816に比して薄型となっている。また、このよ
うな回転テーブル700の位置検出装置1100におけ
る検出回路の構成は、各磁性体1110、1120、1
130の形状を除いて、図17に示すものと共通であ
り、また検出波形も図18に示すものと同様となるの
で、以下、これらの図17、図18に基づいて説明す
る。
【0068】本例の検出回路は、各検出用コイル114
0、1150に所定周波数の基準電流を供給する発振回
路960と、検出用コイル1140、1150からの出
力電流を検出する2つの抵抗器970A、970Bを有
し、抵抗器970A、970Bにおける電圧値に応じて
θ軸スケール用磁性体1110の位置を検出する。抵抗
器970A、970Bにおける出力電圧は、図18に示
すように、各検出用磁性体1120、1130の位相差
によって、一方がsin波形となり、他方がcos波形
となる。そこで、本例では、このような検出波形を、1
6ビットのA/D変換器(R/D変換器)によって演算
回路で読み取ることにより、上述したX軸検出装置90
0の場合と同様に、約0.05μの精度で回転テーブル
700を駆動制御する。なお、以上のような検出回路の
解像度によって櫛歯1ピッチの範囲内での微細な位置検
出を行うが、回転テーブル700が何ピッチ移動したか
の情報は、後述する演算回路において、累積的にカウン
トしていき、メモリに順次格納することにより把握して
いるものとする。
【0069】また、θ軸位置検出装置1100において
も、回転テーブル700が目的の位置に移動されると、
θ軸駆動用コイル820、822、824、826への
通電を停止し、θ軸検出用コイル1140、1150に
よる位置の監視だけを行うようにして、電力消費を低減
する。そして、回転テーブル700に外力等が加わっ
て、回転テーブル700が少しでも変位すると、これを
θ軸検出用コイル1140、1150からの検出信号に
よって検出し、変位を修正する方向にθ軸駆動用コイル
820、822、824、826への通電を再開し、θ
軸駆動用コイル810、812、814、816の推力
によって回転テーブル700を元の位置に戻す。このよ
うにして、回転テーブル700を一定位置に保持する。
【0070】次に、以上のような3軸テーブル装置を制
御するための駆動制御回路について説明する。図19
は、この駆動制御回路の構成を示すブロック図である。
この駆動制御回路は、外部ホスト装置等(図示省略)か
らの入力に基づいて、3軸テーブル装置の制御全体を管
理する位置制御演算部2000と、上述した各検出装置
900、1000、1100からの検出信号に基づい
て、各テーブル200、300、700を駆動するため
の電流指令信号を出力する電流指令演算部3000と、
この電流指令演算部3000の電流指令信号に基づい
て、各駆動コイルへのスイッチング信号を出力する電流
制御部4000と、前記各検出装置900、1000、
1100からの検出信号を電流指令演算部3000に供
給する位置検出回路部5000とを有する。なお、電流
制御部4000は、XYθの各駆動ユニット500、6
00、800に対応して3つ設けられており、位置検出
回路部5000は、検出装置900、1000、110
0に対応して3つ設けられている。
【0071】電流制御部4000は、フルブリッジ方式
によるモータコイルの電流帰還制御回路を構成するもの
であり、各駆動コイルにスイッチング電流を供給する一
対のパワーFET4102、4104を備えた回路部4
100と、パワーFET4102、4104を制御する
ためのゲート回路部4200と、パワーFET回路部4
100からの電流帰還信号に基づいて、ゲート回路部4
200へのPWM信号のレベルを制御する電流フィード
バック制御回路4300とを有する。電流フィードバッ
ク制御回路4300では、前記パワーFET回路部41
00の抵抗電流値検出回路4106から帰還される電流
値と電流指令値との差分した電流誤差信号に基づいて、
PI制御器によって指令レベルに増幅した演算器出力
を、PWM変換回路によってスイッチング信号に変換す
る。そして、このスイッチング信号を絶縁回路を介して
ゲート回路部4200に出力する。
【0072】ゲート回路部4200では、ゲート回路を
介して電流フィードバック制御回路4300からのスイ
ッチング信号とそれを反転したスイッチング信号とによ
って、パワーFET回路部4100のパワーFET41
02、4104を制御して、直流電源±DCをスイッチ
ングし、一定振幅レベルのスイッチング駆動電流を駆動
コイルに供給する。本例の電流制御部4000では、電
流制御の周波数帯域として9KHzの特性を得るもので
ある。なお、このような電流制御部4000は、XYθ
の駆動ユニットに対して共通の構成を有しているため、
図19においては、X軸の電流制御部4000だけを図
示し、他は省略している。
【0073】また、電流指令演算部3000は、駆動側
と検出側とで同様の構成を有するものであり、図19で
は駆動側の構成だけを示している。この電流指令演算部
3000は、8ビットMPU3100、フラッシュメモ
リ、RAM、共有RAM(メモリ3200)、カウンタ
回路3400、バスインタフェース(I/F)350
0、入出力インタフェース(I/F)3700、R/D
インタフェース(I/F)3800等により構成されて
いる。そして、上位の位置制御演算部2000からのモ
ータ推力指令と位置検出回路部5000からの位置検出
信号とに比例した推力が出力されるように、各相の電流
指令値を演算し、これを電流制御部に出力するものであ
る。また、電流指令演算部3000は、一定周期の制御
用の同期信号を発生し、位置制御演算部2000へ同期
信号を送る。また、8ビットMPU3100は、位置制
御演算部2000に対して同期信号毎に、位置検出回路
部5000からの位置データを読み込み、その位置デー
タを共有RAMにより伝える。
【0074】次に、このような電流指令演算部3000
における電流演算について説明する。上述したように本
例の3軸テーブル装置は、4つの駆動用コイル(A、*
A、B、*B相)に、各櫛歯部の相対位置(磁気ギャッ
プ)の変化によるリラクタンスの変化により、図12に
示すような推力が発生するように、駆動電流をスイッチ
ングして供給するものである。ここで、推力T(Θ)
は、A相、*A相、B相、*B相の駆動コイルに流す電
流を、ia0、ia1、ib0、ib1とし、各駆動コ
イルの磁気抵抗をpa0、pa1、pb0、pb1とす
るときの推力は以下のようになる。
【0075】なお、ΘはA相の駆動用コイルと駆動用磁
性体との電気的位置を示し、0から2πまで変化する。
そして、Θ=0は、A相の駆動用コイルと駆動用磁性体
の櫛歯部の位置が相互に一致した位置と定義する。ま
た、K0は、電流ia0、ia1、ib0、ib1を流
したときの推力係数である。また、iは、位置制御演算
部2000からの推力指令値であり、|i|はiの絶対
値である。さらに、d(pa0)/dΘ、d(pa1)
/dΘ、d(pb0)/dΘ、d(pb1)/dΘは、
磁気抵抗pa0、pa1、pb0、pb1の位置Θでの
変化率を示すものとする。
【0076】(1) T(Θ)>0の推力を発生する場
合 0<Θ<π/2 T(Θ) =ia0* K0*d(pa0)/dΘ+ib1* K0*d(pb1)/dΘ =|i|* sinΘ* K0* sinΘ+|i|* cosΘ* K0* cosΘ =i* K0 上式から、 ia0=|i|* sinΘ ia1=0 ib0=0 ib1=|i|* cosΘ
【0077】 π/2<Θ<π T(Θ) =ia0* K0*d(pa0)/dΘ+ib0* K0*d(pb0)/dΘ =|i|* sinΘ* K0* sinΘ+|i|* (−cosΘ)* K0* (− cosΘ) =i* K0 上式から、 ia0=|i|* sinΘ ia1=0 ib0=|i|* (−cosΘ) ib1=0
【0078】 π<Θ<π* 3/2 T(Θ) =ia1* K0*d(pa1)/dΘ+ib0* K0*d(pb0)/dΘ =|i|* (−sinΘ)* K0* (−sinΘ)+|i|* (−cosΘ) * K0* (−cosΘ) =i* K0 上式から、 ia0=0 ia1=|i|* (−sinΘ) ib0=|i|* (−cosΘ) ib1=0
【0079】 π* 3/2<Θ<2π T(Θ) =ia1* K0*d(pa1)/dΘ+ib1* K0*d(pb1)/dΘ =|i|* (−sinΘ)* K0* (−sinΘ)+|i|* cosΘ* K0 * cosΘ =i* K0 上式から、 ia0=0 ia1=|i|* (−sinΘ) ib0=0 ib1=|i|* cosΘ
【0080】(2) T(Θ)<0の推力を発生する場
合 0<Θ<π/2 T(Θ) =ia1* K0*d(pa1)/dΘ+ib0* K0*d(pb0)/dΘ =|i|* sinΘ* K0* (−sinΘ)+|i|* cosΘ* K0* (− cosΘ) =i* K0 上式から、 ia0=0 ia1=|i|* sinΘ ib0=|i|* cosΘ ib1=0
【0081】 π/2<Θ<π T(Θ) =ia1* K0*d(pa1)/dΘ+ib1* K0*d(pb1)/dΘ =|i|* sinΘ* K0* (−sin)Θ+|i|* (−cosΘ)* K0 * cosΘ =i* K0 上式から、 ia0=0 ia1=|i|* sinΘ ib0=0 ib1=|i|* (−cosΘ)
【0082】 π<Θ<π* 3/2 T(Θ) =ia0* K0*d(pa0)/dΘ+ib1* K0*d(pb1)/dΘ =|i|* (−sinΘ)* K0* sinΘ+|i|* (−cosΘ)* K0 * cosΘ =i* K0 上式から、 ia0=|i|* (−sinΘ) ia1=0 ib0=0 ib1=|i|* (−cosΘ)
【0083】 π* 3/2<Θ<2π T(Θ) =ia0* K0*d(pa0)/dΘ+ib0* K0*d(pb0)/dΘ =|i|* (−sinΘ)* K0* sinΘ+|i|* cosΘ* K0* (− cosΘ) =i* K0 上式から、 ia0=|i|* (−sinΘ) ia1=0 ib0=|i|* cosΘ ib1=0 上式のように、Θの値により各駆動用コイルに電流ia
0、ia1、ib0、ib1を制御することにより、一
定の推力が得られる。なお、以上の式は、X軸、Y軸、
θ軸に同様に適用できるものである。
【0084】次に、位置制御演算部2000は、MPU
2100、RAM2200、フラッシュメモリ230
0、バスインタフェース(I/F)2400、シリアル
通信インタフェース(I/F)2500、割り込み回路
2600等により構成されている。そして、この位置制
御演算部2000では、電流指令演算部3000からの
同期信号により、3軸の位置フィードバック制御演算と
指令発生の処理を行う。
【0085】次に、位置検出回路部5000は、検出用
コイルへの正弦波励磁回路と、検出コイルからの正弦波
信号(sin信号とcos信号を含む)を入力するゲー
ト回路5100と、その正弦波信号をデジタル信号に変
換するR/D変換器5200と、非同期によるMPUイ
ンタフェース(I/F)回路等を有して構成されてい
る。この位置検出回路部5000では、上述した各検出
用コイルからの正弦波信号(sin信号とcos信号)
を受信して、この正弦波信号をR/D変換によってデー
タに変換する。このデータは、電流指令演算部3000
のMPU3100によって読み込まれる。
【0086】上述したように、スケール用磁性体の櫛歯
部の山と溝のピッチを3.28mmとすると、正弦波形
の1周期の変位量も3.28mmとなる。そこで、この
変位量をR/D変換器の分解能(例えば10ビット、1
2ビット、14ビット、16ビット)により、最小位置
検出量が決定される。そこで電流指令演算部3000の
MPU3100は、プログラマブルに正弦波検出信号の
R/D変換の分解能を可変して、3.2μm、0.8μ
m、0.2μm、0.05μmの変位の分解能を選択で
きる。
【0087】そして、このような分解能によって、制御
できる速度は以下のようになる。 10ビット分解能 3.2μm/ビット ;3411mm/sec 12ビット分解能 0.8μm/ビット ; 853mm/sec 14ビット分解能 0.2μm/ビット ; 213mm/sec 16ビット分解能 0.05μm/ビット ; 53mm/sec 各々の分解能は、動作中に可変できる構成となってい
る。なお、このような位置検出回路部5000は、XY
θの駆動ユニットに対して共通の構成を有しているた
め、図19においては、X軸の位置検出回路部5000
だけの内部を一部図示し、他は省略している。
【0088】次に、このような駆動制御回路における回
路動作の概要について説明する。 (1−1)まず、電源投入後、電流指令演算部3000
のMPU3100は、位置検出回路部5000に対し、
上述した正弦波検出信号のR/D変換器の位置分解能を
設定する。次に、電流指令演算部3000のMPU31
00は、制御同期信号を発生するカウンタ回路に周期カ
ウント値を設定する。この制御同期信号により電流指令
演算部3000のMPU3100と位置制御演算部20
00のMPU2100は同時に割り込みを生じ、以下の
動作を行う。 (1−2)電流指令演算部3000のMPU3100
は、位置検出回路部5000から各軸の位置データΘを
読み込む。そして、この位置データΘを上位の共有RA
Mに書き込む。
【0089】(1−3)位置制御演算部2000のMP
U2100は、電流指令演算部3000の共有RAMよ
り各軸の位置データΘを読み込む。そして、外部からの
位置指令パルスをカウントするカウンタ回路のカウント
値の変化量を読み込み、このパルス量をリニアモータの
位置指令Θrefに変換する。 (1−4)また、位置制御演算部2000のMPU21
00は、位置データΘと位置指令Θrefから、下記の
[数1]の演算によって推力指令値iを算出し、この推
力指令値iを電流指令演算部3000の共有RAMに書
き込む。
【0090】
【数1】
【0091】ここで、Kppは位置制御の比例ゲイン、
Kiは速度制御の積分ゲイン、Kpは速度制御の比例ゲ
インである。
【0092】(1−5)電流指令演算部3000のMP
U3100は、位置制御演算部2000から各軸の推力
指令値のデータiを読み込む。そして、このデータiと
位置データΘから、上述したように各軸の4つの駆動用
コイルに対する電流指令値を以下のように算出する。 (1) i>0の場合 0<Θ<π/2 ia0=|i|* sinΘ ia1=0 ib0=0 ib1=|i|* cosΘ π/2<Θ<π ia0=|i|* sinΘ ia1=0 ib0=|i|* (−cosΘ) ib1=0
【0093】 π<Θ<π* 3/2 ia0=0 ia1=|i|* (−sinΘ) ib0=|i|* (−cosΘ) ib1=0 π* 3/2<Θ<2π ia0=0 ia1=|i|* (−sinΘ) ib0=0 ib1=|i|* cosΘ
【0094】(2) i<0の場合 0<Θ<π/2 ia0=0 ia1=|i|* sinΘ ib0=|i|* cosΘ ib1=0 π/2<Θ<π ia0=0 ia1=|i|* sinΘ ib0=0 ib1=|i|* (−cosΘ)
【0095】 π<Θ<π* 3/2 ia0=|i|* (−sinΘ) ia1=0 ib0=0 ib1=|i|* (−cosΘ) π* 3/2<Θ<2π ia0=|i|* (−sinΘ) ia1=0 ib0=|i|* cosΘ ib1=0
【0096】こうして算出された電流指令ia0、ia
1、ib0、ib1は、デジタル−アナログ変換器(D
AC)によってアナログ電圧に変換されて、電流制御部
2000に与えられる。 (1−6)電流制御部2000は、電流指令演算部30
00からの電流指令値により各駆動コイルの電流制御を
以下の演算により算出する。ここでは、駆動コイルの帰
還電流と電流指令値から差分した電流偏差ierrを下
記の[数2]のPI制御演算を行う。
【0097】
【数2】
【0098】ここで、Kaiは積分ゲイン、Kapは比
例ゲインである。この演算器出力ioutをPWM変換
回路によりスイッチング信号に変換した信号を絶縁回路
を通してパワーFET4102、4104のゲート回路
4200に与える。パワーFET4102、4104
は、駆動コイルに対してスイッチング動作を行い、駆動
コイルに電流指令値に対応した電流を流すようにする。
【0099】以上のような本例の3軸テーブル装置によ
れば、以下のような効果がある。 (1)X軸駆動ユニット500とY軸駆動ユニット60
0をベース部材100上に同一平面構造で配置したこと
により、小型扁平形状の装置を得ることができる。 (2)X軸テーブルとY軸テーブルとがX−Yテーブル
として一体で組み立て加工されるため、直角度や平面
度、水平度等を高精度にすることができる。 (3)制御対象となる各テーブルの近傍に各検出用磁性
体の先端位置を配置することから、より直接的に位置の
フィードバック制御を行うことができる。このため、各
テーブルの位置決め精度を従来の複合構造に比べ高い精
度を実現できる。
【0100】(4)X−Yテーブルの駆動用コイルがベ
ース部材側にあるため、駆動用コイルの電流による発熱
がX−Yテーブルの側に伝わりにくい。このため、熱に
よる位置の変位が小さくなり、発熱もベース部材により
発散されるため、安定的で高精度の絶対位置精度の位置
決めができる。 (5)機械的に小型、軽量、高剛性にできるため高速動
作で高精度な位置決めができる。 (6)構造が簡単で部品点数が少なく、組み立て調整工
程が少ない装置を構成できる。 (7)永久磁石を用いないため、組み立て性がよく、鉄
粉等の防塵カバーも不要で低価格な装置を構成できる。
【0101】(8)永久磁石を用いないため、磁気の影
響を受け易い対象物を知覚に使用したり、テーブル上に
置くことができる。 (9)図11、図12に示すような磁路によるリラクタ
ンスの変化を推力、回転力に変換するため、磁気抵抗が
小さく、小型で大きな出力を得ることができる。 (10)小型精密位置センサを一体に組み込む構造で、
より体積が小さい精密位置決め装置を得ることができ
る。 (11)光学式位置検出に比べ汚損度が悪い使用環境で
も使用可能で、高寿命な装置を得ることができる。 (12)共通の構造を有するコイルと磁性体による部品
構成であるので、位置フィードバック制御装置の位置検
出器として、取り付けが簡単となり、位置決め装置の設
計が容易で小型化できる。
【0102】(13)位置検出回路の配線が、1軸あた
り3本で構成され、配線方法が簡単となり、位置決め装
置に組み込み易い。 (14)分解能、動作速度が歯の距離と検出回路の分解
能で自由に設計できる。このため低分解能から高分解能
まで同一形状で扱える。 (15)全ての軸が高速に同期して制御されるため、同
期して高精度の位置決め制御ができる。 (16)位置の分解能をプログラムにより可変できるた
め、同一装置で高速な位置決めと精密は位置決めを両立
することができる。
【0103】なお、以上は本発明の移動ステージ装置を
3軸テーブル装置に適用した場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、XYの2軸テーブル装置と
して構成してもよい。また、上述した正弦波形の推力に
よる駆動装置や正弦波形の検出信号を出力する検出装置
については、1軸のみのリニアアクチュエータに適用す
ることも可能である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、X軸テ
ーブルの枠内にY軸テーブルを配置して平面構造による
X−Yテーブルを構成し、ベース部材上に平面構造で配
置されたX軸方向の駆動ユニットとY軸方向の駆動ユニ
ットに順次スイッチング電流を供給することにより、前
記X−Yテーブルを駆動することようにした。これによ
り、装置全体を平坦構造で構成することができ、この移
動ステージ装置を各種の装置に組み込む際に、配置スペ
ース効率を改善できる。また、互いに直交する磁束方向
を有するX軸方向の駆動ユニットとY軸方向の駆動ユニ
ットとを平面構造で配置するため、駆動ユニットの磁界
が相互に干渉することもなく、平面スペースの縮小も可
能であり、かつ円滑な移動動作を得ることができる。
【0105】また、本発明の移動ステージ装置では、前
記移動体に設けた作動用磁性体の櫛歯部に対し、正弦波
形の推力を生ずるような櫛歯部を有する駆動用磁性体を
設け、この駆動用磁性体に巻回された駆動用コイルにス
イッチング電流を供給することにより、作動用磁性体と
駆動用磁性体との間に正弦波形の推力を与え、この推力
によって移動体を移動する。これにより、作動用磁性体
の移動位置に対する各駆動用磁性体の推力の作用状況
や、複数の駆動用磁性体の間における推力の変動状況を
正確に把握して有効な駆動制御を行うことができ、移動
体を安定的に移動できる。
【0106】また、本発明の移動ステージ装置では、前
記移動体に設けたスケール用磁性体の櫛歯部に対し、正
弦波形の検出信号を生ずるような櫛歯部を有する検出用
磁性体を設け、この検出用磁性体に巻回された検出用コ
イルからの正弦波検出信号をR/D変換器を介して演算
回路により読み取ることにより、前記移動体の位置検出
を行うようにした。これにより、スケール用磁性体の移
動位置と検出信号の位相レベルとを高精度に対応させて
演算することができ、高分解能による移動体の位置検出
を行うことができ、移動体の微細駆動制御に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動ステージ装置の一例であるX
−Y−θの3軸テーブル装置の概要を示す平面図であ
る。
【図2】(A)は図1に示す移動ステージ装置をX軸方
向に視た側面図、(B)は同側断面図である。
【図3】(A)は図1に示す移動ステージ装置をY軸方
向に視た側面図、(B)は同側断面図である。
【図4】図1に示す移動ステージ装置におけるベース部
材を示す平面図である。
【図5】図4に示すベース部材の一部分解斜視図であ
る。
【図6】図1に示す移動ステージ装置のX−Yテーブル
と回転テーブルを示す分解斜視図である。
【図7】図1に示す移動ステージ装置のX軸およびY軸
駆動用磁性体の配置を示す平面図である。
【図8】図1に示す移動ステージ装置のX軸およびY軸
作動用磁性体の配置を示す底面図である。
【図9】(A)は図1に示す移動ステージ装置のX軸お
よびY軸作動用磁性体の側面図、(B)は同正面図、
(C)は櫛歯部の拡大図である。
【図10】(A)は図1に示す移動ステージ装置のX軸
およびY軸駆動用磁性体の側面図、(B)は同正面図、
(C)は櫛歯部の拡大図である。
【図11】図1に示す移動ステージ装置の作動用磁性体
と駆動用磁性体の間で形成される磁路の形状を示す側面
図である。
【図12】図1に示す移動ステージ装置の駆動用磁性体
による推力の変動波形を示す説明図である。
【図13】図1に示す移動ステージ装置の作動用磁性体
と4つの駆動用磁性体との対向状態を示す側面図であ
る。
【図14】図1に示す移動ステージ装置のθ軸作動用磁
性体を示す平面図である。
【図15】(A)は図1に示す移動ステージ装置のθ軸
駆動用磁性体を示す平面図、(B)は櫛歯部の拡大図で
ある。
【図16】図1に示す移動ステージ装置のスケール用磁
性体と検出用磁性体の対向状態を示す斜視図である。
【図17】図1に示す移動ステージ装置の位置検出回路
を示す説明図である。
【図18】図1に示す移動ステージ装置の位置検出信号
波形を示す説明図である。
【図19】図1に示す移動ステージ装置の駆動制御回路
を示すブロック図である。
【符号の説明】
100……ベース部材、200……X軸テーブル、21
0、212……X軸作動用磁性体、300……Y軸テー
ブル、310……Y軸作動用磁性体、400……X−Y
テーブル、500……X軸駆動ユニット、510、51
2、514、516……X軸駆動用磁性体、520、5
22、524、526……X軸駆動用コイル、600…
…Y軸駆動ユニット、610、612、614、616
……Y軸駆動用磁性体、620、622、624、62
6……Y軸駆動用コイル、700……回転テーブル台、
700A……回転テーブル、710……θ軸駆作動磁性
体、800……θ軸駆動ユニット、810、812、8
14、816……θ軸駆動用磁性体、820、822、
824、826……θ軸駆動用コイル、900……X軸
位置検出装置、910……X軸スケール用磁性体、92
0、930……X軸検出用磁性体、940、950……
X軸検出用コイル、1000……Y軸位置検出装置、1
010……Y軸スケール用磁性体、1020、1030
……Y軸検出用磁性体、1040、1050……Y軸検
出用コイル、1100……θ軸位置検出装置、1110
……θ軸スケール用磁性体、1120、1130……θ
軸検出用磁性体、1140、1150……θ軸検出用コ
イル。

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材上に配置したX−Yテーブル
    を移動する移動ステージ装置において、 前記X−Yテーブルは、 前記ベース部材上にX軸方向に移動可能に支持される略
    枠状のX軸テーブルと、 前記X軸テーブルの枠内にY軸方向に移動可能に支持さ
    れる略板状のY軸テーブルと、 前記X軸テーブルのX軸方向に沿う側辺部に前記ベース
    部材に臨む状態で設けられ、X軸方向に沿う長手形状に
    形成されるとともに、前記ベース部材に臨む面にX軸方
    向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する
    X軸作動用磁性体と、 前記Y軸テーブルに前記ベース部材に臨む状態で設けら
    れ、前記ベース部材に臨む面にY軸方向に所定間隔で交
    互に山と溝を形成した櫛歯部を有し、この櫛歯部がX軸
    方向のストロークに対応する幅をもって形成されたY軸
    作動用磁性体と具備し、 前記ベース部材は、 前記X−YテーブルのX軸作動用磁性体に対向してX軸
    方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する複数のX
    軸駆動用磁性体と、各X軸駆動用磁性体に巻回された複
    数のX軸駆動用コイルとを備え、前記各X軸駆動用コイ
    ルへの通電をスイッチングすることによって前記X軸作
    動用磁性体にX軸方向の推力を与えるX軸方向の駆動ユ
    ニットと、 前記X−YテーブルのY軸作動用磁性体に対向してY軸
    方向に交互に山と溝とを形成した櫛歯部を有する複数の
    Y軸駆動用磁性体と、各Y軸駆動用磁性体に巻回された
    複数のY軸駆動用コイルとを備え、前記各Y軸駆動用コ
    イルへの通電をスイッチングすることによって前記Y軸
    作動用磁性体にY軸方向の推力を与えるY軸方向の駆動
    ユニットとを具備し、 前記X軸方向の駆動ユニットと前記Y軸方向の駆動ユニ
    ットとを互いに平面構造でベース部材上に配置した、 ことを特徴とする移動ステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記X軸作動用磁性体およびX軸駆動用
    コイルは、前記X軸テーブルの両側辺部に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の移動ステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記各X軸駆動用磁性体は、それぞれ略
    々凹字形に形成され、この凹字形の両端部がX軸方向に
    沿って列をなすように配置され、各端部の先端面に前記
    櫛歯部を設けるとともに、前記各端部の基部側に前記X
    軸駆動用コイルを巻回してなることを特徴とする請求項
    1記載の移動ステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記X軸方向の駆動ユニットは、4つの
    X軸駆動用磁性体と、これらX軸駆動用磁性体に巻回さ
    れる4つのX軸駆動用コイルとを有することにより、4
    分の1ずつ位相のずれた推力を前記X軸作動用磁性体に
    付与するものであり、前記4つのX軸駆動用磁性体およ
    びX軸駆動用コイルが、前記X軸テーブルの両側辺部に
    配設されたX軸作動用磁性体に対し、2つずつ分散して
    配設されていることを特徴とする請求項2記載の移動ス
    テージ装置。
  5. 【請求項5】 前記各Y軸駆動用磁性体は、それぞれ略
    々凹字形に形成され、この凹字形の両端部がY軸方向に
    沿って列をなすように配置され、各端部の先端面に前記
    櫛歯部を設けるとともに、前記各端部の基部側に前記Y
    軸駆動用コイルを巻回してなることを特徴とする請求項
    1記載の移動ステージ装置。
  6. 【請求項6】 前記Y軸方向の駆動ユニットは、4つの
    Y軸駆動用磁性体と、これらY軸駆動用磁性体に巻回さ
    れる4つのY軸駆動用コイルとを有することにより、4
    分の1ずつ位相のずれた推力を前記Y軸作動用磁性体に
    付与するものであり、前記4つのY軸駆動用磁性体およ
    びY軸駆動用コイルが、2行2列に配設されていること
    を特徴とする請求項1記載の移動ステージ装置。
  7. 【請求項7】 前記X−YテーブルのY軸テーブル上に
    回転方向に移動するθ軸テーブルを有し、 前記θ軸テーブルの前記Y軸テーブルに臨む面に、前記
    θ軸テーブルの周回り方向に沿って円環状に設けられ、
    前記周回り方向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛
    歯部を有するθ軸作動用磁性体を具備し、 前記X−Yテーブルは、θ軸作動用磁性体に対向して前
    記θ軸テーブルの周回り方向に交互に山と溝とを形成し
    た櫛歯部を有する複数のθ軸駆動用磁性体と、各θ軸駆
    動用磁性体に巻回された複数のθ軸駆動用コイルとを備
    え、前記各θ軸駆動用コイルへの通電をスイッチングす
    ることによって前記θ軸作動用磁性体に前記θ軸テーブ
    ルの回転方向の推力を与えるθ軸方向の駆動ユニットを
    具備していることを特徴とする請求項1記載の移動ステ
    ージ装置。
  8. 【請求項8】 前記各θ軸駆動用磁性体は、それぞれ略
    々凹字形に形成され、この凹字形の両端部が前記θ軸テ
    ーブルの周回り方向に沿って列をなすように配置され、
    各端部の先端面に前記櫛歯部を設けるとともに、前記各
    端部の基部側に前記θ軸駆動用コイルを巻回してなるこ
    とを特徴とする請求項7記載の移動ステージ装置。
  9. 【請求項9】 前記θ軸方向の駆動ユニットは、4つの
    θ軸駆動用磁性体と、これらY軸駆動用磁性体に巻回さ
    れる4つのθ軸駆動用コイルとを有することにより、4
    分の1ずつ位相のずれた推力を前記θ軸作動用磁性体に
    付与するものであり、前記4つのθ軸駆動用磁性体およ
    びθ軸駆動用コイルが、前記θ軸テーブルの周回り方向
    に沿って配設されていることを特徴とする請求項7記載
    の移動ステージ装置。
  10. 【請求項10】 前記X軸テーブルに設けられ、X軸方
    向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する
    X軸スケール用磁性体と、前記ベース部材に設けられ、
    前記X軸スケール用磁性体の櫛歯部に対向してX軸方向
    に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有するX軸検出用磁
    性体と、このX軸検出用磁性体に巻回されたX軸検出用
    コイルとを有し、前記X軸検出用コイルに供給する検出
    用電流の変動によって前記X軸テーブルの変位を検出す
    るX軸変位検出装置を具備していることを特徴とする請
    求項1記載の移動ステージ装置。
  11. 【請求項11】 前記X軸検出用磁性体は、略々凹字形
    に形成され、この凹字形の両端部がX軸方向に沿って列
    をなすように配置され、各端部の先端面に前記櫛歯部を
    設けるとともに、前記各端部の基部側に前記X軸検出用
    コイルを巻回してなることを特徴とする請求項10記載
    の移動ステージ装置。
  12. 【請求項12】 前記X軸変位検出装置は、前記X軸検
    出用磁性体の櫛歯部の山と溝が、前記X軸スケール用磁
    性体の櫛歯部の山と溝に対して、4分の1ピッチずれた
    状態の2つのX軸検出用磁性体と、これらX軸検出用磁
    性体に巻回される2つのX軸検出用コイルとを有してい
    ることを特徴とする請求項10記載の移動ステージ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記Y軸テーブルに設けられ、Y軸方
    向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する
    Y軸スケール用磁性体と、前記X軸テーブルに設けら
    れ、前記Y軸スケール用磁性体の櫛歯部に対向してY軸
    方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有するY軸検出
    用磁性体と、このY軸検出用磁性体に巻回されたY軸検
    出用コイルとを有し、前記Y軸検出用コイルに供給する
    検出用電流の変動によって前記Y軸テーブルの変位を検
    出するY軸変位検出装置を具備していることを特徴とす
    る請求項1記載の移動ステージ装置。
  14. 【請求項14】 前記Y軸検出用磁性体は、略々凹字形
    に形成され、この凹字形の両端部がY軸方向に沿って列
    をなすように配置され、各端部の先端面に前記櫛歯部を
    設けるとともに、前記各端部の基部側に前記Y軸検出用
    コイルを巻回してなることを特徴とする請求項13記載
    の移動ステージ装置。
  15. 【請求項15】 前記Y軸変位検出装置は、前記Y軸検
    出用磁性体の櫛歯部の山と溝が、前記Y軸スケール用磁
    性体の櫛歯部の山と溝に対して、4分の1ピッチずれた
    状態の2つのY軸検出用磁性体と、これらY軸検出用磁
    性体に巻回される2つのY軸駆動用コイルとを有してい
    ることを特徴とする請求項13記載の移動ステージ装
    置。
  16. 【請求項16】 前記θ軸テーブルに設けられ、θ軸テ
    ーブルの周回り方向に所定間隔で交互に山と溝を形成し
    た櫛歯部を有するθ軸スケール用磁性体と、前記Y軸テ
    ーブルに設けられ、前記θ軸スケール用磁性体の櫛歯部
    に対向してθ軸テーブルの周回り方向に交互に山と溝を
    形成した櫛歯部を有するθ軸検出用磁性体と、このθ軸
    検出用磁性体に巻回されたθ軸検出用コイルとを有し、
    前記θ軸検出用コイルに供給する検出用電流の変動によ
    って前記θ軸テーブルの変位を検出するθ軸変位検出装
    置を具備していることを特徴とする請求項1記載の移動
    ステージ装置。
  17. 【請求項17】 前記θ軸検出用磁性体は、略々凹字形
    に形成され、この凹字形の両端部がθ軸テーブルの周回
    り方向に沿って列をなすように配置され、各端部の先端
    面に前記櫛歯部を設けるとともに、前記各端部の基部側
    に前記θ軸検出用コイルを巻回してなることを特徴とす
    る請求項16記載の移動ステージ装置。
  18. 【請求項18】 前記θ軸変位検出装置は、前記θ軸検
    出用磁性体の櫛歯部の山と溝が、前記θ軸スケール用磁
    性体の櫛歯部の山と溝に対して、4分の1ピッチずれた
    状態の2つのθ軸検出用磁性体と、これらθ軸検出用磁
    性体に巻回される2つのθ軸検出用コイルとを有してい
    ることを特徴とする請求項16記載の移動ステージ装
    置。
  19. 【請求項19】 前記各X軸駆動用磁性体の櫛歯部は、
    前記X軸作動用磁性体に対して正弦波形の推力を生ずる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    移動ステージ装置。
  20. 【請求項20】 前記各X軸駆動用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、X軸作動用磁性体の櫛歯の幅を異なる形状と
    したことにより、前記正弦波形の推力を生ずるようした
    ことを特徴とする請求項19記載の移動ステージ装置。
  21. 【請求項21】 前記各Y軸駆動用磁性体の櫛歯部は、
    前記Y軸作動用磁性体に対して正弦波形の推力を生ずる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    移動ステージ装置。
  22. 【請求項22】 前記各Y軸駆動用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、Y軸作動用磁性体の櫛歯の幅を異なる形状と
    したことにより、前記正弦波形の推力を生ずるようした
    ことを特徴とする請求項21記載の移動ステージ装置。
  23. 【請求項23】 前記各θ軸駆動用磁性体の櫛歯部は、
    前記θ軸作動用磁性体に対して正弦波形の推力を生ずる
    ように形成されていることを特徴とする請求項7記載の
    移動ステージ装置。
  24. 【請求項24】 前記各θ軸駆動用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、θ軸作動用磁性体の櫛歯の幅を異なる形状と
    したことにより、前記正弦波形の推力を生ずるようした
    ことを特徴とする請求項23記載の移動ステージ装置。
  25. 【請求項25】 前記各X軸検出用磁性体の櫛歯部は、
    前記X軸スケール用磁性体に対して正弦波形の検出信号
    を生ずるように形成されていることを特徴とする請求項
    10記載の移動ステージ装置。
  26. 【請求項26】 前記各X軸検出用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、X軸スケール用磁性体の櫛歯の幅を異なる形
    状としたことにより、前記正弦波形の検出信号を生ずる
    ようしたことを特徴とする請求項15記載の移動ステー
    ジ装置。
  27. 【請求項27】 前記各Y軸検出用磁性体の櫛歯部は、
    前記Y軸スケール用磁性体に対して正弦波形の検出信号
    を生ずるように形成されていることを特徴とする請求項
    13記載の移動ステージ装置。
  28. 【請求項28】 前記各Y軸検出用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、Y軸スケール用磁性体の櫛歯の幅を異なる形
    状としたことにより、前記正弦波形の検出信号を生ずる
    ようしたことを特徴とする請求項27記載の移動ステー
    ジ装置。
  29. 【請求項29】 前記各θ軸検出用磁性体の櫛歯部は、
    前記θ軸スケール用磁性体に対して正弦波形の検出信号
    を生ずるように形成されていることを特徴とする請求項
    16記載の移動ステージ装置。
  30. 【請求項30】 前記各θ軸検出用磁性体の櫛歯部の櫛
    歯の幅と、θ軸スケール用磁性体の櫛歯の幅を異なる形
    状としたことにより、前記正弦波形の検出信号を生ずる
    ようしたことを特徴とする請求項29記載の移動ステー
    ジ装置。
  31. 【請求項31】 支持部材上に所定方向に移動可能に支
    持された移動体を移動する駆動装置を有する移動ステー
    ジ装置において、 前記移動体は、前記支持部材に臨む状態で設けられ、前
    記所定方向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部
    を有する作動用磁性体を有し、 前記支持部材は、前記作動用磁性体に対向して前記所定
    方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する複数の駆
    動用磁性体と、各駆動用磁性体に巻回された複数の駆動
    用コイルと、前記各駆動用コイルへの通電をスイッチン
    グすることによって前記作動用磁性体に前記所定方向の
    推力を与える駆動制御回路とを有し、 前記各駆動用磁性体は、前記作動用磁性体に対して正弦
    波形の推力を生ずるように形成され、 前記駆動制御回路は、前記移動体の移動位置を管理する
    位置管理部と、前記位置管理部より出力される目標位置
    情報に基づいて前記各駆動用コイルに対応する駆動指令
    信号を出力する指令回路部と、前記駆動指令信号に応じ
    て前記各駆動用コイルに対するスイッチング信号を生成
    して前記駆動用コイルに供給する駆動回路部とを有して
    いる、 ことを特徴とする移動ステージ装置。
  32. 【請求項32】 前記各駆動用磁性体の櫛歯部の櫛歯の
    幅と、作動用磁性体の櫛歯の幅を異なる形状としたこと
    により、前記正弦波形の推力を生ずるようしたことを特
    徴とする請求項31記載の移動ステージ装置。
  33. 【請求項33】 前記駆動回路部は、前記指令回路部か
    らの駆動指令信号に対応して、各駆動用磁性体への所定
    の同期タイミングによるパルス幅変調信号を生成し、こ
    のパルス幅変調信号によって駆動電流源の出力ゲートを
    開閉することにより、前記スイッチング信号を生成して
    駆動用コイルに供給するようにしたことを特徴とする請
    求項31記載の移動ステージ装置。
  34. 【請求項34】 前記駆動回路部は、前記出力ゲートの
    出力電流値を検出してフィードバックすることにより、
    前記スイッチング信号を定電流レベルに制御するように
    したことを特徴とする請求項33記載の移動ステージ装
    置。
  35. 【請求項35】 支持部材上に所定方向に移動可能に支
    持された移動体を移動する駆動装置を有する移動ステー
    ジ装置において、 前記移動体は、前記支持部材に臨む状態で設けられ、前
    記所定方向に所定間隔で交互に山と溝を形成した櫛歯部
    を有するスケール用磁性体を有し、 前記支持部材は、前記スケール用磁性体に対向して前記
    所定方向に交互に山と溝を形成した櫛歯部を有する検出
    用磁性体と、前記検出用磁性体に巻回された検出用コイ
    ルと、前記検出用コイルに供給する検出用電流の変動に
    よって前記移動体の変位を検出する変位検出回路とを有
    し、 前記検出用磁性体は、前記スケール用磁性体に対して正
    弦波形の検出信号を生ずるように形成され、 前記変位検出回路は、検出用コイルからの正弦波検出信
    号の位相レベルを所定ビットのA/D変換器を介して演
    算回路により読み取るようにした、 ことを特徴とする移動ステージ装置。
  36. 【請求項36】 前記検出用磁性体の櫛歯部の幅と、ス
    ケール用磁性体の櫛歯の幅を異なる形状としたことによ
    り、前記正弦波形の検出信号を生ずるようしたことを特
    徴とする請求項35記載の移動ステージ装置。
  37. 【請求項37】 前記検出用磁性体は、前記スケール用
    磁性体の櫛歯部の山と溝に対し、互いに4分の1ピッチ
    ずれた状態で2つ設けられ、各検出用磁性体にそれぞれ
    巻回された2つの検出用コイルに同位相の発振信号を供
    給することにより、各検出用コイルより出力される90
    °位相のずれた2つの正弦波検出信号を検出し、各正弦
    波検出信号に基づいて前記スケール用磁性体の変位量お
    よび変位方向を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項35記載の移動ステージ装置。
  38. 【請求項38】 前記変位検出回路からの検出信号を累
    積的に演算処理して記憶することにより、前記スケール
    用磁性体の移動位置を管理するようにしたことを特徴と
    する請求項35記載の移動ステージ装置。
  39. 【請求項39】 前記各磁性体は、磁性材より形成した
    板材を積層して形成され、各櫛歯部に非磁性保護膜を被
    着してなることを特徴とする請求項1記載の移動ステー
    ジ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1257045A3 (en) * 2001-05-02 2003-01-29 Nippon Thompson Co., Ltd. Stage system with onboard linear motor
WO2009075171A1 (ja) * 2007-12-10 2009-06-18 Yokogawa Electric Corporation 平面モータ

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