JPH10271935A - 釣り竿 - Google Patents

釣り竿

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JPH10271935A
JPH10271935A JP8091197A JP8091197A JPH10271935A JP H10271935 A JPH10271935 A JP H10271935A JP 8091197 A JP8091197 A JP 8091197A JP 8091197 A JP8091197 A JP 8091197A JP H10271935 A JPH10271935 A JP H10271935A
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JP
Japan
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prepreg
temperature
resin
rod
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8091197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Suzue
浩康 鈴江
Toshihiro Kurokawa
智弘 黒川
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
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Priority to EP97114785A priority patent/EP0826481A3/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竿管の曲りを防止して、方向性やブレを低減
して優れた調子を発揮し、しかも優れた比強度や剛性を
発揮することができる釣り竿を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 引き揃えた強化繊維に硬化温度が110
℃以下である合成樹脂を含浸させてなる繊維強化プリプ
レグを本体層として巻回してなる竿管を有することを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釣り竿に関し、特に
比較的外径が小さい竿管の曲りを防止した釣り竿に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、釣り竿の竿管には、引き揃え
た強化繊維に合成樹脂を含浸してなる繊維強化プリプレ
グが使用されている。この繊維強化プリプレグにおいて
は、竿管が高弾性・高強度であること、長期間に使用に
おいて経時変化を起こさないこと、および製造において
使い勝手の良いポットライフや成形温度を有することの
要求を満足するために、合成樹脂としては、硬化温度が
比較的高温、例えば120〜200℃である、いわゆる
高温硬化型の熱硬化性樹脂を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高温硬
化型の熱硬化性樹脂は、高い剛性、高い強度・比強度を
示す竿管を得るためには適しているが、高温で硬化する
ために、巻回の際の温度(常温)と成形温度との差が大
きい。このため、高温硬化型の熱硬化性樹脂を用いた繊
維強化プリプレグにおいては、強化繊維の熱膨張率等の
影響により、得られた竿管に曲りが発生することがあ
る。これは、比較的外径の小さい竿管、例えば穂先竿管
等においては顕著に現れる現象である。このように、竿
管に曲りが発生すると、曲りにより釣り竿の方向性に悪
影響を与えたり、ブレが大きくなり、良好な調子が得ら
れない。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、曲りを防止して、方向性やブレを低減して優れた
調子を発揮し、しかも優れた比強度や剛性を発揮するこ
とができる釣り竿を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を採る。
【0006】すなわち、本発明は、引き揃えた強化繊維
に硬化温度が110℃以下である合成樹脂を含浸させて
なる繊維強化プリプレグを本体層として巻回してなる竿
管を有することを特徴とする釣り竿を提供する。
【0007】この構成によれば、巻回の際の温度(常
温)と成形温度との差が小さいので、強化繊維の熱膨張
率による影響を小さくすることができ、それにより得ら
れる竿管の曲りを抑えることができる。
【0008】この硬化温度が110℃以下である合成樹
脂、いわゆる低温硬化型の熱硬化性樹脂を用いた繊維強
化プリプレグは、曲りにより方向性やブレに影響を及ぼ
して調子を損なう部分に少なくとも用いれば良く、その
他の部分、例えば剛性や強度・比強度を大きくする部分
に高温硬化型の熱硬化性樹脂を用いた繊維強化プリプレ
グを用いることにより、全体として比強度や剛性を発揮
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して具体的に説明する。
【0010】本発明の釣り竿は、引き揃えた強化繊維に
硬化温度が110℃以下である合成樹脂を含浸させてな
る繊維強化プリプレグを本体層として巻回してなる竿管
を有することを特徴としている。
【0011】この竿管は、比較的外径の小さい、例えば
先端の外径が約5mm以下の竿管に用いる。したがっ
て、渓流竿のように10本あるいはそれ以上の本数の竿
管で構成されているものであれば、例えば竿先側から1
本目および2本目の竿管に低温硬化型の熱硬化性樹脂を
含む繊維強化プリプレグを用いる。また、1本竿の場合
には、竿先側から全長の約15〜30%の長さの領域ま
でが低温硬化型の熱硬化性樹脂を含む繊維強化プリプレ
グで構成されるようにする。
【0012】一方、その他の部分、先端外径が約10m
m以上の竿管(中竿や元竿)には、高温硬化型の熱硬化
性樹脂(硬化温度120〜200℃)を含む繊維強化プ
リプレグを用いる。
【0013】図1は本発明の釣り竿の竿管の一実施形態
を示す正面図である。図中1は竿管を示す。この竿管1
は、低温硬化型の熱硬化性樹脂を含む繊維強化プリプレ
グを巻回してなる本体層11と、竿管1の内壁面に螺旋
状に形成された釣り糸案内12とから主に構成されてお
り、釣り糸案内12は竿管1の内壁面から竿管1の中空
部に突出するようになっている。
【0014】本体層11は、図2に示すように、竿管の
円周方向に強化繊維が引き揃えられた強化繊維プリプレ
グ(周方向繊維プリプレグ)で構成された内層11a
と、内層11a上に設けられ、竿管の軸長方向に強化繊
維が引き揃えられた強化繊維プリプレグ(軸長方向繊維
プリプレグ)で構成された中間層11bと、中間層11
b上に設けられ、周方向繊維プリプレグで構成された外
層11cとから構成されている。
【0015】また、本体層11の内壁面に形成された釣
り糸案内12は、強化繊維を含む繊維強化突起部12a
と、プリプレグを構成する樹脂等の合成樹脂を含む樹脂
突起部12bとから構成されている。
【0016】本体層11を構成する低温硬化型の熱硬化
性樹脂としては、硬化温度が110℃以下、好ましくは
約70〜110℃のものを用いる。巻回の際の温度(常
温)と成型温度との差が小さいので、強化繊維の熱膨張
率による影響を小さくすることができる。
【0017】また、上記低温硬化型の熱硬化性樹脂を含
む繊維強化プリプレグ(低温硬化樹脂プリプレグ)で構
成された本体層11に、高温硬化型の熱硬化性樹脂を含
む繊維強化プリプレグ(高温硬化樹脂プリプレグ)で構
成された部材を組み合わせて用いても良い。この場合、
竿管の製造においては、硬化温度の関係で、高温硬化樹
脂プリプレグを配置または巻回して高温硬化型の熱硬化
性樹脂を硬化させた後に、低温硬化樹脂プリプレグを配
置または巻回して低温硬化型の熱硬化性樹脂を硬化させ
る方法や、高温硬化樹脂プリプレグと低温硬化樹脂プリ
プレグを配置または巻回し、低温硬化型の熱硬化性樹脂
を硬化させた後に高温硬化型の熱硬化性樹脂を硬化させ
る方法が挙げられる。
【0018】低温硬化樹脂プリプレグの合成樹脂含有率
は、成形後の剛性、巻き付け作業性を考慮すると、25
〜70重量%であることが好ましい。また、高温硬化樹
脂プリプレグを組み合わせて用いる場合には、比較的粘
度が高い低温硬化型の熱硬化性樹脂でも、成形性を考慮
して、高温硬化樹脂プリプレグの合成樹脂含有率(15
〜35重量%)よりも高くすることが望ましい。
【0019】低温硬化樹脂プリプレグの厚さは、穂先の
成形肉厚を考慮すると、0.01〜0.08mmである
ことが好ましい。また、高温硬化樹脂プリプレグを組み
合わせて用いる場合には、曲り防止を考慮して、高温硬
化樹脂プリプレグの厚さ(0.05〜0.20mm)よ
りも薄くすることが望ましい。
【0020】本体層の構成において、低温硬化樹脂プリ
プレグの(軸長方向繊維プリプレグ)/(周方向繊維プ
リプレグ)の比率は、剛性向上、つぶれ防止を考慮し
て、1.0倍〜5.0倍であることが好ましい。また、
高温硬化樹脂プリプレグを組み合わせて用いる場合に
は、曲り防止を考慮して、高温硬化樹脂プリプレグにお
ける前記比率よりも大きくすることが望ましい。この場
合、竿管の剛性は径を大きくすることにより調整する。
これにより、十分に竿管の曲りを防止することができ
る。
【0021】低温硬化樹脂プリプレグの強化繊維の弾性
率は、調子(しなり)を考慮すると、1〜50tである
ことが好ましい。また、高温硬化樹脂プリプレグを組み
合わせて用いる場合には、調子、強度を考慮して、高温
硬化樹脂プリプレグの強化繊維の弾性率(24〜90
t)よりも小さくすることが望ましい。
【0022】また、低温硬化樹脂プリプレグの低温硬化
型の熱硬化性樹脂のガラス転移温度は、輸送時における
車のトランク、船の貨物室の温度変化等に対する成形品
の安定性を考慮すると、硬化温度よりも高い、例えば1
20℃程度であることが好ましい。
【0023】次に、本発明の釣り竿における竿管の製造
方法について図3を用いて説明する。まず、芯金21の
表面にフッ素樹脂や合成臘等の離型剤をコーティングす
る。次いで、フッ素テープ、樹脂テープ、強化繊維テー
プ等の突起形成用テープ22を突起の幅に対応する間隔
をおいて芯金21上に巻回する。このとき、突起形成用
テープ22としては、突起の高さに対応する厚さ(通常
0.2〜1.0mm)のものを用いる。
【0024】次いで、引き揃えた強化繊維に合成樹脂を
含浸させてなる繊維強化プリプレグ、繊維の束状体、合
成樹脂製部材、セラミックス製部材、金属製部材等から
なる釣り糸案内形成部材23をその上に巻回する。な
お、釣り糸案内形成部材23の巻回は、突起形成用テー
プ22の巻回とともに行っても良い。また、釣り糸案内
形成部材23が繊維強化プリプレグである場合には、釣
り糸案内形成部材23を巻回した後に、その上に締付テ
ープを巻回し、釣り糸案内形成部材23の繊維強化プリ
プレグを硬化させた後に締付テープを取り除き、その後
に本体層の繊維強化プリプレグを巻回することが好まし
い。
【0025】次いで、その上に、周方向繊維プリプレグ
である内層用プリプレグ24、軸長方向繊維プリプレグ
である中間層用プリプレグ25、および周方向繊維プリ
プレグである外層用プリプレグ26を順次巻回する。こ
れらの内層用プリプレグ24、中間層用プリプレグ2
5、および外層用プリプレグ26には、硬化温度(成形
温度)が110℃以下、好ましくは70〜110℃の低
温硬化樹脂プリプレグを用いる。
【0026】次いで、その上に締付テープを巻回して締
め付けた後に、低温硬化樹脂プリプレグの熱硬化製樹脂
の硬化温度で成形する。その後、常法により、芯金21
を引き抜き、内側の突起形成用テープ22を除去し、外
側の締付テープを除去して竿管を完成させる。
【0027】このようにして得られた竿管は、巻回の際
の温度(常温)と成形温度との差が小さいので、強化繊
維の熱膨張率による影響を小さくすることができ、それ
により曲りが抑られたものとなる。
【0028】上記実施形態においては、繊維強化プリプ
レグで構成された釣り糸案内形成部材23を巻回して繊
維強化プリプレグを硬化した後に、本体層11を形成す
る場合について説明しているが、本発明においては、繊
維強化プリプレグで構成された釣り糸案内形成部材23
を巻回し、さらにその上に本体層11を構成する低温硬
化樹脂プリプレグを巻回し、本体層11を構成する低温
硬化型の熱硬化性樹脂の硬化温度(例えば100℃)で
本体層11を硬化させた後に、釣り糸案内形成部材23
を構成する高温硬化型の熱硬化性樹脂の硬化温度(例え
ば130℃)で釣り糸案内形成部材23を硬化させても
良い。
【0029】上記実施形態において、強化繊維として
は、カーボン繊維、ガラス繊維、金属繊維、アラミド繊
維、セラミックス繊維等を用いることができ、合成樹脂
としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂等を挙げることができる。特に、低温硬化型の熱硬
化性樹脂としては、エポキシ樹脂等を挙げることができ
る。
【0030】その他、本発明は上記実施形態に限定され
ず、その技術思想の範囲内において種々変更が可能であ
る。例えば、強化繊維の繊維径やプリプレグの巻回数、
合成樹脂の硬化条件等については、適宜変更が可能であ
る。
【0031】また、上記実施形態においては、本体層が
すべて低温硬化樹脂プリプレグで構成された場合につい
て説明しているが、本発明は本体層に低温硬化樹脂プリ
プレグと高温硬化樹脂プリプレグを組み合わせて用いた
場合にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の釣り竿は、
硬化温度が110℃以下である合成樹脂を含浸させてな
る繊維強化プリプレグを本体層として巻回してなる竿管
を有するので、竿管の曲りを防止して、方向性やブレを
低減して優れた調子を発揮し、しかも優れた比強度や剛
性を発揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣り竿における竿管の一実施形態を示
す正面図。
【図2】図1に示す竿管のA−A線に沿う断面図。
【図3】本発明の釣り竿の製造方法を説明するための
図。
【符号の説明】
1 竿管 11 本体層 11a 内層 11b 中間層 11c 外層 12 釣り糸案内 12a 繊維強化突起部 12b 樹脂突起部 21 芯金 22 突起形成用テープ 23 釣り糸案内形成部材 24…内層用プリプレグ 25…中間層用プリプレグ 26…外層用プリプレグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き揃えた強化繊維に硬化温度が110
    ℃以下である合成樹脂を含浸させてなる繊維強化プリプ
    レグを本体層として巻回してなる竿管を有することを特
    徴とする釣り竿。
JP8091197A 1996-08-27 1997-03-31 釣り竿 Pending JPH10271935A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8091197A JPH10271935A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 釣り竿
EP97114785A EP0826481A3 (en) 1996-08-27 1997-08-26 Pipe-shaped body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8091197A JPH10271935A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 釣り竿

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10271935A true JPH10271935A (ja) 1998-10-13

Family

ID=13731581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8091197A Pending JPH10271935A (ja) 1996-08-27 1997-03-31 釣り竿

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JP (1) JPH10271935A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101791A (ja) * 2000-09-28 2002-04-09 Shimano Inc 竿体の製造方法
WO2018042856A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 グローブライド株式会社 釣竿
JP2020146268A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 グローブライド株式会社 ゴルフクラブ、及び、ゴルフクラブのシャフトの製造方法

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