JPH10272101A - 眼科機器 - Google Patents

眼科機器

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JPH10272101A
JPH10272101A JP9098408A JP9840897A JPH10272101A JP H10272101 A JPH10272101 A JP H10272101A JP 9098408 A JP9098408 A JP 9098408A JP 9840897 A JP9840897 A JP 9840897A JP H10272101 A JPH10272101 A JP H10272101A
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  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明光の眼底反射光を受光する受光素子の入
力光量を変更することにより、被検眼に対する不要な光
量照射を抑制する。 【解決手段】 システム制御部50はスリットモータ制
御回路57を通じて円板スリット39を回転をさせ、円
板スリット39の回転により開口部と遮光部が1対1に
なり、トラッキング光の眼底Eaに対する照射光量は、点
滅周期での点灯と消灯の時間比が1対1となって眼底Ea
を点滅照明する。これによって、単位時間当たりの光量
自体は減少することはないので、トラッキング光や測定
光の眼底Eaでの反射輝度は低下せず、測定用インジケー
タの視認性に悪影響を与えることなく、照射時間を減少
させることができ、被検眼Eの眼底Eaに対する全体的な
レーザー光の被ばく量を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼底部位の生体情
報の検査を行う眼科機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動する物体にレーザー光を
照射し、その反射光の周波数ドップラシフトからその物
体の移動速度を測定するレーザードップラ流速計が一般
に知られており、これを眼底部の血管内血流速度の測定
に応用したレーザードップラ眼底血流計が、特開平8−
215150号公報に開示されている。
【0003】この眼底血流計は眼底部の血管上に一定時
間測定光ビームを照射して測定値を得るが、被検眼の固
視微動等によって測定部位に測定光ビームを正確に照射
し続けることが困難なために、血管位置を検出した後
に、固視微動に対応してリアルタイムで、測定光ビーム
の照射位置を測定部位上で移動させるトラッキング手段
が必要となる。このトラッキングシステムは特表平6−
503733号公報、特開平7−155299号公報等
に開示されており、これらは測定光の他にトラッキング
光を目標血管に照射し、その反射光の受像状態の変化に
よって固視微動による目標血管の変位を計算して、測定
光を目標血管上に誘導する方式である。
【0004】即ち、トラッキング光を目標血管上に誘導
するエイミング操作を行った後に、トラッキング動作を
開始するが、測定を始める前に測定光ビームが正確に目
標血管にトラッキングされているかどうかの確認をする
ために、測定光ビームを試験的に照射する必要がある。
また、トラッキング時や測定時に受光素子で得られる信
号のS/Nを適正にするために、受光素子の感度を調整
するAGCを行う必要もある。
【0005】しかし、眼底部へのレーザー光の照射は、
その強度と照射時間に比例して生体組織へ悪影響を与え
るので、レーザー光はトラッキング中や測定時間内だけ
照射することが理想的である。しかし、実際にはエイミ
ングや測定光ビームのトラッキング確認を行うことが正
確な測定を行うために大切であり、更にAGC等の測定
前の条件設定等にも或る程度の時間が必要となる。
【0006】また、レーザー光の被ばく量を減らすため
に照射光量を落とすと、受光素子で得られる信号のS/
Nが低下し、トラッキングや測定の精度に影響が生ずる
ので、レーザー光凝固装置等では、治療を行う前の治療
光スポットの位置確認中は治療光の光量を低下させて、
眼底に対するレーザー光の全被ばく量を抑制する手段が
使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例のレーザードップラ眼底血流計は、エイミング中
やビームの確認時には、眼底反射像を測定用インジケー
タとして見ながら操作をするので、レーザー光凝固装置
に比較して測定前に複雑な操作が必要となる。また、レ
ーザー光凝固装置の手法を応用して、トラッキングや測
定中以外に、トラッキング光や測定光の光量を低下させ
てレーザー光の被ばく量を抑制させると、眼底での反射
輝度の低下による測定用インジケータの視認性の悪化に
より、操作性が損なわれ、全体的に検査時間の延長を招
き、結果的に被検眼に対するレーザー光の被ばく量が増
加する可能性がある。一方、測定用インジケータの視認
性に影響が生じない程度の光量の低減では、眼底に対す
る照射量の抑制効果は期待できない。
【0008】また、個体差や部位により眼底部の反射率
等に違いがあるために、照射光の必要量は異なってくる
ので、条件の最も悪い場合を考慮した上で光量を決め、
この光量でトラッキング光や測定光を照射する必要があ
り、結果的に多くの被検眼に対して必要以上の光量を照
射する可能性がある。
【0009】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
被検眼に対する不要な光量照射を抑制するために、照明
光の眼底反射光を受光する受光素子の入力光量を可変と
した眼科機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科機器は、眼底上の特定点に照明光を
照射する照射光学系と、前記特定点の所定情報を測定す
る測定手段と、該測定手段を作動する測定開始手段と、
前記測定手段が作動を開始する前段階において前記照明
光を点滅照射する点滅照射制御手段とを有することを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は実施例の眼底血流計の構成図を
示し、白色光を発するタングステンランプ等から成る観
察用光源1から被検眼Eに対向する対物レンズ2へ至る
眼底照明光学系には、コンデンサレンズ3、例えば黄色
域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ付フィー
ルドレンズ4、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役なリングス
リット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な遮光部材6、
リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な固視標表示用
素子である透過型液晶板8、リレーレンズ9、被検眼E
の角膜近傍と共役な遮光部材10、孔あきミラー11、
黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射するバンド
パスミラー12が順次に配列されている。
【0012】なお、リングスリット5、遮光部材6、1
0は、被検眼Eの前眼部において眼底照明光と眼底観察
光を分離するためのものであり、必要な遮光領域を形成
するものであればその形状は問題とはならない。
【0013】孔あきミラー11の背後には眼底観察光学
系が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカ
シングレンズ13、リレーレンズ14、スケール板1
5、光路中に挿脱自在な光路切換えミラー16、接眼レ
ンズ17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光
路切換えミラー16が光路中に挿入されているときの反
射方向の光路上には、テレビリレーレンズ18、CCD
カメラ19が配置され、CCDカメラ19の出力は液晶
モニタ20に接続されている。
【0014】バンドパスミラー12の反射方向の光路上
にはイメージローテータ21が配置され、その先には紙
面に垂直な回転軸を有する両面研磨されたガルバノメト
リックミラー22が配置され、その下側反射面22aの
反射方向には、光路に沿って移動自在なフォーカシング
レンズ23が配置され、上側反射面22bの反射方向に
は、レンズ24、光路に沿って移動自在なフォーカスユ
ニット25が配置されている。なお、ガルバノメトリッ
クミラー22は被検眼Eの瞳孔Epと共役関係にあるレン
ズ24の前側焦点面に配置されている。
【0015】また、ガルバノメトリックミラー22の後
方には、光路長補償半月板26、光路中に遮光部を有す
る黒点板27、凹面ミラー28が光路上に同心に配列さ
れており、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面
22aで反射されずに通過する光束を、ガルバノメトリ
ックミラー22の上側反射面22bへ導くリレー光学系
が構成されている。なお、光路長補正用半月板26はガ
ルバノメトリックミラー22のミラー厚により、その上
側反射面22b及び下側反射面22aの位置に生ずる図
面上下方向へずれを補正するためのものであり、イメー
ジローテータ21へ向かう光路中にのみ作用するもので
ある。
【0016】フォーカスユニット25においては、レン
ズ24と同一光路上にダイクロイックミラー29、集光
レンズ30が配置され、ダイクロイックミラー29の反
射方向の光路上にはマスク31、ミラー32が配置され
ており、このフォーカスユニット25は一体的に矢印で
示す方向に移動ができるようになっている。
【0017】集光レンズ30の入射方向の光路上には、
固定ミラー33、光路から退避可能な光路切換えミラー
34が平行に配置され、光路切換えミラー34の入射方
向の光路上には、コリメータレンズ35、コヒーレント
な例えば赤色光を発する測定用のレーザーダイオード3
6が配置されている。更に、ミラー32の入射方向の光
路上には、シリンドリカルレンズ等から成るビームエク
スパンダ37、図2に示すように開口部と遮光部が1対
1となり、モータ38により回転する円板スリット3
9、複数のNDフィルタから成り光路中に挿脱可能なN
Dフィルタ群40、高輝度の他の光源と異なる例えば緑
色光を発するトラッキング用光源41が順次に配列され
ている。
【0018】フォーカシングレンズ23の背後の光路上
には、ダイクロイックミラー42、フィールドレンズ4
3、拡大レンズ44、イメージインテンシファイヤ付一
次元CCD45が順次に配列され、血管検出系が構成さ
れている。
【0019】また、ダイクロイックミラー42の反射方
向の光路上には、結像レンズ46、共焦点絞り47、被
検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役なミラー対48a、48bが
配慮され、ミラー対48a、48bの反射方向には、そ
れぞれフォトマルチプライヤ49a、49bが配置さ
れ、測定用受光光学系が構成されている。なお、図示の
都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、レーザー
ダイオード36からマスク31に至る光路、トラッキン
グ用光源41の出射方向の測定光路、ミラー対48a、
48bの反射光路はそれぞれ紙面に直交している。
【0020】更に、装置全体を制御するためのシステム
制御部50が設けられ、システム制御部50には、一次
元CCD45、フォトマルチプライヤ49a、49b、
検者が操作する入力手段51の出力がそれぞれ接続され
ている。また、システム制御部50の出力は、光路切換
えミラー34、レーザーダイオード36、トラッキング
用光源41、ガルバノメトリックミラー22を制御する
ガルバノメトリックミラー制御回路52、一次元CCD
45の受光感度を調整するCCD感度制御回路53、フ
ォトマルチプライヤ49a、49bの受光感度を調整す
るフォトマルチプライヤ感度制御回路54、レーザーダ
イオード36の発光を制御するレーザーダイオード発光
制御回路55、NDフィルタ群40を駆動するNDフィ
ルタ駆動手段56、モータ38を駆動するモータ制御回
路57にそれぞれ接続されている。また、ガルバノメト
リックミラー制御回路52には、一次元CCD45の出
力が血管位置検出回路58を介して接続されている。
【0021】図3は被検眼Eの瞳孔Ep上の各光束の配置
を示し、Iは黄色の照明光により照明される領域でリン
グスリット5の像、Oは眼底観察光束で孔あきミラー1
1の開口部の像、Vは測定/血管受光光束でガルバノメ
トリックミラー22の上下側反射面22b、22aの有
効部の像、Da、Dbは2つの測定受光光束でそれぞれミラ
ー対48a、48bの像である。また、P1、P1' は測定
光の入射位置で、光路切換えミラー34を切換えること
によって選択される測定光の位置を示し、鎖線で示す領
域Mはガルバノメトリックミラー22の下側反射面22
aの像である。
【0022】観察用光源1から発した白色光はコンデン
サレンズ3を通り、バンドパスフィルタ付フィールドレ
ンズ4により黄色の波長光のみが透過し、リングスリッ
ト5、遮光部材6、リレーレンズ7を通り、透過型液晶
8を背後から照明し、リレーレンズ9、遮光部材10を
通って孔あきミラー11で反射され、黄色域の波長光の
みがバンドパスミラー12を透過し、対物レンズ2を通
り、被検眼Eの瞳孔Ep上で眼底照明光光束像Iとして一
旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。このと
き、透過型液晶板8には固視標が表示されており、照明
光により被検眼Eの眼底財に投影され、視標像として被
検眼Eに呈示される。
【0023】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、瞳
孔Ep上から眼底観察光光束Oとして取り出され、孔あき
ミラー11の中心の開口部、フォーカシングレンズ1
3、リレーレンズ14を通り、スケール板15で眼底像
Ea’として結像した後に、光路切換えミラー16に至
る。ここで、光路切換えミラー16が光路から退避して
いるときは、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼
底像Ea’が観察可能となり、一方で光路切換えミラー1
6が光路に挿入されているときは、スケール板15上に
結像された眼底像Ea’が、テレビリレーレンズ18によ
りCCDカメラ19上に再結像され、液晶モニタ20に
映出される。
【0024】接眼レンズ17又は液晶モニタ20によ
り、この眼底像Ea’を観察しながら装置のアライメント
を行う。このとき、目的に応じて適切な観察方式を採用
することが好適であり、接眼レンズ17による観察の場
合には、一般的に液晶モニタ20等よりも高解像かつ高
感度なので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する
場合に適している。一方、液晶モニタ20による観察の
場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減するこ
とができ、更にCCDカメラ19の出力を外部のビデオ
テープレコーダやビデオプリンタ等に接続することによ
り、眼底像Ea’上の測定部位の変化を逐次に電子的に記
録することが可能となるので、臨床上極めて有効であ
る。
【0025】次に、測定用のレーザーダイオード36と
トラッキング用光源41を点灯すると、レーザーダイオ
ード36を発した測定光はコリメータレンズ35により
コリメートされ、光路切換えミラー34が光路に挿入さ
れている場合には、光路切換えミラー34、固定ミラー
33でそれぞれ反射され、集光レンズ30の下方を通過
し、光路切換えミラー34が光路から退避している場合
には、直接集光レンズ30の上方を通過し、ダイクロイ
ックミラー29を透過する。
【0026】一方、トラッキング用光源41から発した
トラッキング光は、NDフィルタ群40により光量調整
され、円板スリット39において点滅光となり、ビーム
エクスパンダ37により縦横異なる倍率でビーム径が拡
大され、ミラー32で反射された後に、整形用マスク3
1で所望の形状に整形され、ダイクロイックミラー29
に反射されて、マスク31の開口部中心と共役な位置に
スポット状に結像されている測定光と、集光レンズ30
により重畳される。重畳された測定光とトラッキング光
はレンズ24を通り、ガルバノメトリックミラー22の
上側反射面22bで一度反射され、黒点板27を通った
後に凹面鏡28で反射され、再び黒点板27、光路長補
正用半月板26を通りガルバノメトリックミラー22の
方へ戻される。
【0027】ここで、凹面鏡28、黒点板27、光路長
補正用半月板26によるリレー光学系の機能により、ガ
ルバノメトリックミラー22の上側反射面22bと下側
反射面22aは−1倍で結像されるので、光路切換えミ
ラー34を光路中へ挿入/退避することにより、ガルバ
ノメトリックミラー22の像Mの裏側の位置P1、P1’の
位置で反射された測定光とトラッキング光は、ガルバノ
メトリックミラー22の切欠き部のP2、P2’へ戻される
ことになり、ガルバノメトリックミラー22に反射され
ることなくイメージローテータ21へ向かう。そして、
イメージローテータ21を経て、バンドパスミラー12
により偏向された測定光とトラッキング光は、対物レン
ズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに照射される。
【0028】このように、測定光とトラッキング光はガ
ルバノメトリックミラー22の上側反射面22b内で反
射されて、再び戻されるときは対物レンズ2の光軸から
偏心した状態でガルバノメトリックミラー22に入射
し、図3に示すように瞳孔Ep上でスポット像P2又はP2’
として結像した後に眼底Eaを点状に照射する。
【0029】測定光とトラッキング光の眼底Eaでの散乱
反射光は、再び対物レンズ2で集光され、バンドパスミ
ラー12で反射されイメージローテータ21を通り、ガ
ルバノメトリックミラー22の下側反射面22aで反射
され、フォーカシングレンズ23を通り、ダイクロイッ
クミラー42において測定光とトラッキング光は分離さ
れる。
【0030】トラッキング光はダイクロイックミラー4
2を透過し、フィールドレンズ43を介して結像レンズ
44により、一次元CCD45上で眼底観察光学系によ
る眼底像Ea’よりも拡大された血管像Ev’として結像
し、撮像された血管像Ev’に基づいて、血管位置検出回
路58において血管像Ev’の移動量を表すデータが作成
され、ガルバノメトリックミラー制御回路52に出力さ
れ、ガルバノメトリックミラー制御回路52はこの移動
量を補償するようにガルバノメトリックミラー22を駆
動する。
【0031】このとき、バンドパスミラー12の分光特
性により、観察用光源1からの照明光は一次元CCD4
5には到達せず、この結果、一次元CCD45にはトラ
ッキング光による血管像Ev’のみが撮像される。また、
血中ヘモグロビンと色素上皮上メラニンとは、緑色の波
長域においてその分光反射率が大きく異なるために、ト
ラッキング光を緑色光にすることにより血管像Ev’をコ
ントラスト良く撮像することができる。
【0032】一方、測定光はダイクロイックミラー42
により反射され、共焦点絞り47の開口部を経てミラー
対48a、48bで反射され、それぞれフォトマルチプ
ライヤ49a、49bで受光される。フォトマルチプラ
イヤ49a、49bの出力はそれぞれシステム制御部5
0に出力され、この受光信号は従来例と同様に周波数解
析されて眼底Eaの血流速度が求められる。
【0033】また、測定光とトラッキング光による眼底
Eaでの散乱反射光の一部は、バンドパスミラー12を透
過し、孔あきミラー11の背後の眼底観察光学系に導か
れ、トラッキング光はスケール板15上に棒状のインジ
ケータTとして結像する。このとき、インジケータTの
中心は、CCDカメラ19のトラッキングセンサ上に初
期設定したトラッキング基準位置と、眼底Ea上で共役点
となるように構成されている。
【0034】図4は接眼レンズ17又は液晶モニタ20
を介して観察される眼底像Ea’、視標像F、インジケー
タTを示す。このとき、インジケータTの中心には図示
しない測定光のスポット像が重畳して観察されており、
インジケータTは入力手段51の操作桿等の操作部材に
より、眼底Ea上を一次元に移動させることができる。ま
た、視野の中心の正円はスケール板15上のエイミング
サークルと呼ぶスケールSであり、インジケータTを移
動できる範囲を表している。
【0035】測定は目標血管のエイミング、トラッキン
グ開始、トラッキング確認、測定開始の順序で行う。検
者は先ず目標血管のエイミングを行う前に、眼底像Ea’
のピント合わせを行う。入力手段51のフォーカスノブ
を調整すると、図示しない駆動手段により透過型液晶板
8、フォーカシングレンズ13、23、フォーカスユニ
ット25が連動して光路に沿って移動する。これによっ
て、眼底像Ea’のピントが合うと、透過型液晶板8、ス
ケール板15、一次元CCD45、共焦点絞り47は同
時に眼底Eaと共役になる。
【0036】ピント合わせが終了した後に、検者は入力
手段51を操作して視標像Fを移動し、被検眼Eの視線
を誘導して観察領域を変更し、測定対象とする血管像E
v’をスケール板15のサークルS内へ移動する。そし
て、図5に示すように、入力手段51の操作桿によりイ
メージローテータ21を操作してインジケータTを回転
し、測定対象とする血管Evの走行方向に対してインジケ
ータTが垂直になるようにする。このとき、眼底観察光
はイメージローテータ21を通過していないために、イ
ンジケータTのみが回転するように認識される。
【0037】引き続き入力手段51の操作桿を操作し
て、図6に示すようにトラッキング光であるインジケー
タTと測定血管Evを直交させる角度合わせを行い、更に
インジケータTの長手方向への移動を行って、インジケ
ータTの一部分を測定血管像Ev’に直交状態で重ねる。
この時点で、トラッキング光の長手方向に配列された血
管検出系の一次元CCD45の素子には、図7に示すよ
うにトラッキング光により指示・照明された血管像Ev’
が拡大して撮像されている。
【0038】眼底Ea上に投影されたトラッキング光の反
射光は、イメージローテータ21、ガルバノメトリック
ミラー22を経て、−n倍で一次元CCD45に投影さ
れるので、インジケータTの見掛け上の動きに拘わらず
一次元CCD45上では静止しており、インジケータT
が長手方向に動いたときは、血管像Ev’だけが一次元C
CD45上を移動することになる。
【0039】この間に、システム制御部50はスリット
モータ制御回路57、モータ38を介して円板スリット
39を回転をさせる。円板スリット39の回転により開
口部と遮光部が1対1になり、トラッキング光の眼底Ea
に対する照射光量は図8に示すように変化し、点滅周期
tでの点灯と消灯の時間比が1対1になるので、眼底Ea
の光線被ばく量は連続点灯時に比較して半分になる。
【0040】また、システム制御部50は一次元CCD
45の出力を受けてNDフィルタ駆動手段56を通じて
NDフィルタ群40を適宜光路内で動かし、眼底Eaへの
トラッキング光の光量が必要最低限となるように制御す
る。このとき、システム制御部50はトラッキング光が
点灯している時にのみ光量を判断しており、トラッキン
グ光が点灯時であることは、一次元CCD45の出力変
動やモータ57からの回転同期信号等により判断でき
る。
【0041】目標血管のエイミング終了後に、再び入力
手段51を操作してトラッキング開始の指令をシステム
制御部50に入力すると、一次元CCD45の出力を受
けたシステム制御部50は、最終的な適正光量を判断し
てNDフィルタ群40を駆動する。同時に、CCD感度
制御回路53を通じて一次元CCD45の受光感度を調
整し、その後にスリットモータ制御回路57を通じて、
円板スリット39の開口部が光路上に至るようにして、
モータ38を停止する。
【0042】次にトラッキングを開始すると、血管位置
検出回路58において、一次元CCD45の受光信号に
基づいて、図7に示す血管像Ev’の一次元CCD45の
基準位置45aからの移動量xが算出され、ガルバノメ
トリックミラー制御回路52により、この移動量xに基
づいてガルバノメトリックミラー22が駆動され、一次
元CCD45上の血管像Ev’の受像位置がCCD45の
基準位置45a上に至るように制御される。
【0043】トラッキングの開始に前後して、トラッキ
ング状態の確認のために測定光をトラッキング光に重畳
して照射する。なお本実施例においては、トラッキング
システムにより測定血管Evを正確かつ容易に捉えること
ができるように、図9に示すように測定光のビームスポ
ットUは、眼底Ea上でトラッキング光Tの基準相当位置
45aに重畳して照射する。
【0044】この段階で、測定光のビームスポットUが
目標血管Ev上に正確に照射されていることでトラッキン
グ確認を行い、正しくトラッキングが行われていないと
きは必要な補正作業を行う。そして、システム制御部5
0はレーザーダイオード発光制御回路55を介してレー
ザーダイオード36を駆動して点滅させる。これによっ
て、測定光の眼底Eaに対する照射光量は、エイミングの
場合と同様に図8に示すように変化し、眼底Eaの光線被
ばく量は連続点灯時に比較して半分になる。
【0045】また、フォトマルチプライヤ49a、49
bの出力を受けて、システム制御部50はレーザーダイ
オード発光制御回路55を通じてレーザーダイオード3
6を駆動し、眼底Eaへの測定光の光量を必要最低限とな
るように制御する。このとき、システム制御部50は測
定光が点灯している時にのみ光量を判断しており、同時
にフォトマルチプライヤ感度制御回略54を通じてフォ
トマルチプライヤ49a、49bの受光感度を調整す
る。なお、測定光が点灯時であることの判断は、フォト
マルチプライヤ49a、49bの出力変動やレーザーダ
イオード発光制御回路55の点滅周期信号等により行
う。また、測定光の照射光量を検知するために、フォト
マルチプライヤ49a、49b以外の受光素子を受光光
学系に設ければ、測定用の受光素子の消耗を軽減するこ
とができる。
【0046】トラッキングが確認がされた後に、再び入
力手段51を操作して測定を開始すると、システム制御
部50はレーザーダイオード発光制御回路55を介して
測定光の点滅を停止して所定の測定を行う。
【0047】上述の説明では、測定光が点滅する際の点
灯と消灯の比は1対1としたが、円板スリット39の開
口部の大きさやレーザーダイオード発光制御回路55の
制御変更により点灯と消灯の比を1対2にすれば、眼底
Eaへの被ばく光量は連続点灯時の1/3にすることがで
きる。このように、点灯と消灯の比を適宜選択すれば眼
底Eaの被ばく光量を調整可能となり、更に注意を引くた
めのゆっくりした点滅や、見掛け上は連続点灯している
ような早い点滅等の、点滅の周波数を適宜変更すること
によって、検者の使い易い作業環境を与えることが可能
である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科装
置は、測定手段が作動を開始する前段階において、測定
インジケータの照明光を点滅照射することにより、測定
時間以外の位置合わせや測定部位の確認のための時間に
おいて、眼底に対する測定インジケータの照射光の被ば
く量を大幅に軽減することができ、測定時に最適な光量
を用いることができるので、測定インジケータの視認性
を損なうことがなく、操作環境に悪影響を及ぼすことは
ない。また、点滅に同期した照射光量の調整によって常
に適正な輝度を確保することができ、測定に用いる光量
で光量調整や受光感度調整ができるので、調整を簡便か
つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼底血流計の構成図である。
【図2】円板スリットの正面図である。
【図3】瞳孔上の光束配置の説明図である。
【図4】検者視野の説明図である。
【図5】検者視野の説明図である。
【図6】検者視野の説明図である。
【図7】一次元CCDの拡大正面図である。
【図8】測定光及びトラッキング光の光量のタイムチャ
ート図である。
【図9】測定光及びトラッキング光の説明図である。
【符号の説明】
1 観察用光源 19 CCDカメラ 20 液晶モニタ 21 イメージローテータ 22 ガルバノメトリックミラー 25 フォーカスユニット 36 レーザーダイオード 39 円板スリット 40 NDフィルタ群 41 トラッキング用光源 45 一次元CCD 49a、49b フォトマルチプライヤ 50 システム制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼底上の特定点に照明光を照射する照射
    光学系と、前記特定点の所定情報を測定する測定手段
    と、該測定手段を作動する測定開始手段と、前記測定手
    段が作動を開始する前段階において前記照明光を点滅照
    射する点滅照射制御手段とを有することを特徴とする眼
    科機器。
  2. 【請求項2】 前記照射光学系に設けた前記照明光の照
    射位置移動手段と、該照射位置移動手段を用いて前記照
    明光を前記特定点へ移動可能とした請求項1に記載の眼
    科機器。
  3. 【請求項3】 前記測定手段が作動を開始する前段階に
    おいて、前記測定手段の測定条件を決定する測定条件決
    定手段を有する請求項1に記載の眼科機器。
  4. 【請求項4】 前記測定条件決定手段は前記照明光の眼
    底からの反射光を受光する第1の受光手段を有し、前記
    照明光が点灯時の前記第1の受光手段の出力に基づいて
    測定条件を決定する請求項3に記載の眼科機器。
  5. 【請求項5】 前記測定条件決定手段が決定する測定条
    件を前記照明光の入射光量条件とし、該入射光量条件に
    基づいて前記照明光の入射光量を変更する調光手段を有
    する請求項4に記載の眼科機器。
  6. 【請求項6】 前記測定手段に前記特定点の所定情報を
    得るための第2の受光手段を設け、前記測定条件決定手
    段が決定する測定条件を前記第2の受光手段の受光感度
    条件とし、該受光感度条件に基づいて前記第2の受光手
    段の受光感度を変更する受光感度制御手段を有する請求
    項4に記載の眼科機器。
  7. 【請求項7】 前記第1の受光手段と前記第2の受光手
    段とを同一とした請求項6に記載の眼科機器。
  8. 【請求項8】 前記照明光により照明された眼底像を受
    像する受像手段と、該受像手段からの情報に基づいて前
    記照射位置移動手段を駆動して前記照明光を前記特定点
    近傍に追尾照射するトラッキング手段とを有する請求項
    2又は3に記載の眼科機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034855A (ja) * 2011-07-14 2013-02-21 Canon Inc 撮像制御装置、眼科撮像装置、撮像制御方法及びプログラム
CN111035357A (zh) * 2019-12-28 2020-04-21 重庆贝奥新视野医疗设备有限公司 一种眼底照相机光学系统及其工作方法

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