JPH10272921A - 通風装置 - Google Patents

通風装置

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JPH10272921A
JPH10272921A JP9094668A JP9466897A JPH10272921A JP H10272921 A JPH10272921 A JP H10272921A JP 9094668 A JP9094668 A JP 9094668A JP 9466897 A JP9466897 A JP 9466897A JP H10272921 A JPH10272921 A JP H10272921A
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shaft
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Minoru Shibata
実 柴田
Akiyoshi Nagano
昭義 永野
Fumitake Kobayashi
文武 小林
Hiroyuki Tajima
博幸 田▲島▼
Shuji Inui
修司 乾
Yuji Shimizu
雄二 志水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風装置は、空調装置から送風される空気の
方向を、小さい通風抵抗及び通風騒音で、しかも大きな
角度で変更できる。 【解決手段】 通風装置10は、ケース本体部と、ケー
ス収納部と、左右方向変更機構50とを備え、左右方向
変更機構50により左右の通風方向を変更する。左右方
向変更機構50は、下流側フィン部52と上流側フィン
部62を端部で合わせて、軸部51aを中心に回動自在
に支持されており、操作ノブ55を操作すると、下流側
フィン部52及び上流側フィン部62は、独立してその
向きを変える。つまり、操作ノブ55を回転させるネジ
56との位置は、縦ブレード51の軸部51aに対して
上流側に距離L1だけ偏心しているために、操作ノブ5
5の操作角度AG1に対して、下流側フィン部52の角
度はα1、上流側フィン部62の角度はα2となり、段
階的に角度が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに搭載
された空調装置により空調された空気を車室内に送風す
るための通風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通風装置として、図9及
び図10に示すものが知られている。図9は従来の通風
装置100の縦断面図、図10は図9の10−10線に
沿った断面図である。図9及び図10において、通風装
置100は、通風路Sを形成するケース102と、ケー
ス102内の前側に配置された上下方向変更機構110
と、ケース102内のほぼ中央に設けた左右方向変更機
構120とを備えている。上下方向変更機構110は、
水平ブレード112を複数枚(図では5枚)備え、図示
しないダイヤルの操作で軸体114を中心に水平ブレー
ド112を回動させることにより、通風路Sを流れる空
気の流れ方向を上下に変更するものである。また、左右
方向変更機構120は、垂直ブレード122を複数枚
(図では5枚)備え、図示しない操作部の操作で軸体1
24を中心に回動させることにより、通風路Sを流れる
空気の流れ方向を左右方向に変更するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように通風装置1
00により通風方向が変更される状態を図11を用いて
説明する。図11において、通風路Sの入口102aか
ら吹き込まれる風の方向に対して垂直ブレード122が
角度a1で変更されているとする。このとき、垂直ブレ
ード122の一方の面122aに空気が当たることによ
り通風方向が変更される。
【0004】ところが、通風方向を大きく変えるために
垂直ブレード122の角度a1を大きく変更すると、垂
直ブレード122の面122aへの当たり角度が大きく
なり、通風抵抗が大きくなってしまい、送風口102b
から吹き出される風量が低減される。また、垂直ブレー
ド122の角度a1が大きいと、垂直ブレード122の
他方の面122bの付近の領域r1に渦流が発生し、こ
の渦流に起因する騒音が大きくなり易い。このように垂
直ブレード122の角度a1を単に大きくしただけで
は、通風抵抗や騒音等の問題が生じる。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、空調装置から送風される空気の方向を、
小さい通風抵抗及び通風騒音により効率的に変更するこ
とができる通風装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた第1の本発明は、空調
装置により空調された空気をケース本体内に形成された
通風路を通り吹出口から吹き出すとともに、上記通風路
を通る空気の通風方向を変更可能な通風装置において、
上記通風路の上流側に位置する上流側フィンと、該上流
側フィンに別体に下流側に配置されかつ上記上流側フィ
ンの端部で合わされることで連続しかつ上記通風路を流
れる空気をガイドするガイド面を構成する下流側フィン
と、上記上流側及び下流側フィンの両端部が合わされた
位置にて上記上流側及び下流側フィンの一端部を回転自
在に支持する第1軸と、を備える風向変更板と、操作本
体と、上記ケース本体に対して操作本体を回動自在に支
持する第2軸とを有し、該第2軸を中心に上記操作本体
を回動させる力を加えることができる操作手段と、上記
操作手段の操作により、上記上流側フィンと上記下流側
フィンを独立して回動させると共に、上流側フィンより
下流側フィンの回動角度を大きくするように上記上流側
フィンと下流側フィンに連携する連携駆動手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0007】第1の発明にかかる通風装置では、空調装
置により空調された空気はケース本体内に形成された通
風路を通り吹出口から吹き出される。この吹出口から吹
き出される空気の通風方向は、操作手段の操作により風
向変更板の上流側及び下流側フィンを回動させることに
より変更することができる。
【0008】すなわち、操作手段を操作すると、連携駆
動手段を介して上流側フィン及び下流側フィンを同時に
回動させる。このとき、連携駆動手段は、上流側フィン
と下流側フィンはそれぞれ独立して回動させ、しかも、
上流側フィンより下流側フィンの回動角度を大きくす
る。
【0009】したがって、上流側フィンで小さい角度で
通風方向が変えられた後に、下流側フィンで大きく通風
方向が変更される。このように上流側及び下流側フィン
で段階的に変更され、従来の技術で説明したような1枚
のブレードによる急激な通風方向の変更がなく、よって
上流側及び下流側フィンの付近で渦流が少なく、この渦
流に伴う騒音を低減することができる。
【0010】しかも、上流側及び下流側フィンにそれぞ
れ当たる風の角度が小さく、そのときの通風抵抗も小さ
い。よって、吹出口から吹き出される風量が低減される
割合も小さい。
【0011】さらに、操作手段の操作角度であっても、
下流側フィンの角度は、操作手段の操作角度より大きく
振ることができ、よって通風方向を大きく変更できる。
【0012】また、第2の発明は、空調装置により空調
された空気をケース本体内に形成された通風路を通り吹
出口から吹き出すとともに、上記通風路を通る空気の通
風方向を変更可能な通風装置において、上記通風路の上
流側に位置する上流側フィンと、該上流側フィンに別体
に下流側に配置されかつ上記上流側フィンの端部で合わ
されることで連続しかつ上記通風路を流れる空気をガイ
ドするガイド面を構成する下流側フィンと、上記上流側
及び下流側フィンの両端部が合わされた位置にて上記上
流側及び下流側フィンの一端部を回転自在に支持する第
1軸と、を備える風向変更板と、操作本体と、上記ケー
ス本体に対して操作本体を回動自在に支持する第2軸と
を有し、該第2軸を中心に上記操作本体を回動させる力
を加えることができる操作手段と、上記操作手段の回動
力が上記上流側フィンを回動させるように上記操作手段
と上流側フィンとの間を、上記第2軸から上記上流側へ
離れた位置で連携させる上流側係合手段と、上記操作手
段の回動力が下流側フィンを回動させるように上記操作
手段と下流側フィンとの間を、上記第2軸から上記下流
側へ離れた位置で連携させる下流側係合手段と、を備
え、上記第1軸は、上記第2軸に対して、上記通風路の
吹出口側に離して配置したこと、を特徴とする。
【0013】また、第2の発明では、操作手段を操作す
ると、第2軸を中心に操作本体が回動し、第2軸から通
風路の上流側に離れて設けられた上流側係合手段を介し
て上流側フィンに回動力が加えられ、これにより上流側
フィンは第1軸を中心に回動する。また、これと同時に
操作手段の回動により、第2軸から通風路の下流側に離
れて設けられた下流側係合手段を介して下流側フィンに
も回動力が加えられ、これにより下流側フィンは、第1
軸を中心に回動する。
【0014】このとき、上流側係合部は、第2軸を中心
としかつ該第2軸と該上流側係合部との距離を半径とし
た円弧で描かれる軌跡に沿って上流側フィンを第1軸を
中心に回動させる。ここで、第1軸は第2軸より通風路
の吹出口側に離して配置しているから、上流側係合部か
ら第1軸までの距離で表される半径は、上流側係合部か
ら第2軸までの距離で表される半径より大きい。つま
り、円弧で描かれる上流側係合部の軌跡で、上流側フィ
ンは、操作本体が回動する半径より大きい半径で回動す
るから、操作本体の操作角度よりその回動角度が小さ
い。
【0015】一方、下流側係合部は、第2軸を中心とし
かつ該第2軸と該下流側係合部との距離を半径とした円
弧で描かれる軌跡に沿って下流側フィンを第1軸を中心
に回動させる。上述したように、第1軸は第2軸より通
風路の吹出口側に離して配置しているから、下流側係合
部から第1軸までの距離で表される半径は、下流側係合
部から第2軸までの距離で表される半径より小さい。つ
まり、下流側係合部が円弧で描かれる軌跡で、下流側フ
ィンは、上流側フィンと逆に、操作本体が回動する半径
より小さい半径で回動するから、操作本体の操作角度よ
りその回動角度が大きい。
【0016】このように第1軸と第2軸とを偏心して構
成することにより、簡単な構成で上流側フィンと下流側
フィンとの回動角度を変更することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態にかかる通風
装置10を示す分解斜視図である。図1において、通風
装置10は、自動車の空調装置(図示省略)から送風さ
れかつ温度調節された空気を車室内に吹き出す装置であ
り、その送風方向を変更できる機能を備えている。通風
装置10は、ケース本体部20と、通風路Sを有するケ
ース収納部30と、上下方向変更機構40と、左右方向
変更機構50とを備えている。この構成による通風装置
10では、空調装置から送風された空気は通風路Sに入
り、この通風路Sにて左右方向変更機構50により通風
路Sを通る空気が左右方向に変更され、さらに上下方向
変更機構40により上下方向へ向きが変更される。
【0019】次に、通風装置10の各部の構成について
詳細に説明する。上記ケース本体部20は、上面部2
2、底面部23及び側面部24により箱体の収納室25
を構成しており、この収納室25にケース収納部30が
収納されている。ケース本体部20の前面は、化粧パネ
ル26になっており、この化粧パネル26に吹出口26
aが形成されている。吹出口26aは、通風路Sに接続
されて車室内に空気を送風する口である。
【0020】上記ケース収納部30は、左右方向変更機
構50を支持して上記ケース本体部20の収納室25に
収納されるものであり、上面部32、下面部33、側面
部34とにより箱体に構成され、通風路Sの出入り口が
それぞれ後部開口35、前部開口36となっている。
【0021】図2は図1に示す上下方向変更機構40を
拡大して示す図である。図2において、上下方向変更機
構40は、複数の水平ブレード42と、側板部44,4
4と、ダイヤル45とを備えている。水平ブレード42
は、図では5枚水平方向に配置されており、その両端部
に軸部42aをそれぞれ備え、軸部42aが側板部44
の支持孔44aに突入することにより側板部44に回動
自在に支持されている。また、これらの水平ブレード4
2は、連結プレート43により連結され、一体的に上下
方向の向きを変更するように構成されている。また、上
記ダイヤル45は、水平ブレード42の上下方向の向き
を手動により変更操作するための部材であり、図1に示
すケース本体部20の側面部24にネジ46により回動
自在に支持されている。なお、ダイヤル45の一部は、
ケース本体部20の化粧パネル26に形成した操作穴2
6Hから露出しており、これにより、手動によりダイヤ
ル45を操作できるようになっている。
【0022】また、水平ブレード42のうち中央の水平
ブレード42Cの一端部には、連結ピン42bが突設さ
れている。この連結ピン42bは、側板部44に形成さ
れたガイド穴44bを貫通し、さらに上記ダイヤル45
の支持孔45aに突入してダイヤル45に偏心して連結
している。
【0023】この上下方向変更機構40の構成により、
操作穴26Hから露出しているダイヤル45の部分を上
下方向へ回動操作すると、ダイヤル45はネジ46を中
心に回動する。このダイヤル45の回動により連結ピン
42bは、ガイド穴44bにガイドされて中央の水平ブ
レード42Cを軸部42aを中心に回動させる力を加え
る。5枚の水平ブレード42は中央の水平ブレード42
Cに連結プレート43により連結されているから、同時
に回動する。これにより、通風路Sを流れる空気を上下
方向へ変更することができる。
【0024】図1に戻り、左右方向変更機構50は、通
風路Sを流れる空気を左右方向に変更するものであり、
複数の縦ブレード51と、連結プレート54,64と、
操作ノブ55とを備えている。縦ブレード51は、5枚
垂直方向に配置されており、その中央の上下端部に軸部
51a(第1軸)をそれぞれ備え、軸部51aが上面部
32の軸孔32aに支持されると共に、下面部33の軸
孔33aに支持されることにより、上面部32と下面部
33との間で回動自在に支持されている。
【0025】図3は左右方向変更機構50の要部を拡大
して示す斜視図であり、中央の縦ブレード51Cだけを
表わしている。図3において、縦ブレード51は、下流
側フィン部52と、上流側フィン部62との2枚から構
成されており、これらは軸部51aの部分で回転自在に
支持されている。
【0026】図4は縦ブレード51のうち中央の縦ブレ
ード51Cを一部破断して示す側面図である。下流側フ
ィン部52は、通風路Sの下流側に配置されて左右方向
へ風の向きを変更するものであり、樹脂薄板から形成さ
れている。下流側フィン部52の側辺部には、嵌合突辺
部52aが形成され、この嵌合突辺部52aの上下端部
に軸部51aと同軸上の軸孔52bがそれぞれ凹設され
ている。また、上流側フィン部62は、通風路Sの上流
側に配置されて、下流側フィン部52と同様に左右方向
への通風方向を変更するものである。この上流側フィン
部62の側辺部には、上記嵌合突辺部52aに嵌合させ
る嵌合凹所62aが形成され、この嵌合凹所62aの上
下端部に軸部62bが突設されている。軸部62bは、
軸孔52bに突入することにより、上流側フィン部62
を下流側フィン部52に対して回動自在に支持してい
る。
【0027】また、図3に戻り、下流側フィン部52の
前上端の段部52cには、軸部52dがそれぞれ突設さ
れている。これらの軸部52dが連結プレート54の軸
孔54aに突入することにより5枚の下流側フィン部5
2は、連結プレート54を介して互いに一体的に連結し
ている。また、上流側フィン部62の後上端の段部62
cには、軸部62dがそれぞれ突設されており、これら
の軸部62dは連結プレート64の軸孔64aに突入す
ることにより5枚の上流側フィン部62は連結プレート
64を介して互いに一体的に連結している。
【0028】操作ノブ55は、縦ブレード51の向きを
手動で変更するものであり、図1に示すケース本体部2
0の底面部23に、第1軸をとなるネジ56により回動
自在に取り付けられており、そのネジ56の位置は、後
述するように縦ブレード51Cの軸部51aに対して上
流側に距離L1(図5参照)だけ偏心して取り付けられ
ている。なお、操作ノブ55の一部は、図1に示す化粧
パネル26の操作穴26Dから露出して操作ノブ55を
回動自在に操作できるように構成されている。
【0029】図3に戻り、操作ノブ55と縦ブレード5
1との連結構造は、以下のようになっている。すなわ
ち、下流側フィン部52のうち中央の下流側フィン部5
2Cの下端部には、下流側係合手段を構成する連結ピン
52Fが突設されている。この連結ピン52Fは、下面
部33に形成されたガイド穴33Fを貫通し、さらに操
作ノブ55の前軸孔55aに突入して連結している。一
方、上流側フィン部62のうち中央の上流側フィン部6
2Cの下端部には、上流側係合手段を構成する連結ピン
62Bが突設されている。この連結ピン62Bは、下面
部33に形成されたガイド穴33Bを貫通し、さらに操
作ノブ55の後軸孔55bに突入して連結している。
【0030】図5は通風装置10の左右方向変更機構5
0の付近の水平方向に断面をとった図である。図6は図
5から操作ノブ55の操作により左右方向変更機構50
を操作した状態を示す図である。
【0031】いま、図5の状態から図6に示すように操
作ノブ55を操作角度AG1だけ回動操作すると、操作
ノブ55はネジ56を中心に回動する。操作ノブ55の
回動により連結ピン52Fは、ガイド穴33Fにガイド
されて中央の下流側フィン部52Cを軸部51aを中心
に回動させる。このとき、5枚の下流側フィン部52
は、連結プレート54を介して互いに連結されているか
ら一体的に同じ方向へ回動する。これと同時に、上流側
フィン部62Cの連結ピン62Bは、ガイド穴33Bに
ガイドされて中央の上流側フィン部62Cを軸部51a
を中心に回動させる。5枚の上流側フィン部62も、連
結プレート64を介して互いに連結されているから一体
的に同じ方向へ回動する。
【0032】このように左右方向変更機構50では、下
流側フィン部52と上流側フィン部62とは独立して回
動し、しかも、操作ノブ55の回動中心であるネジ56
が縦ブレード51Cの回動中心である軸部51aに対し
て上流側に距離L1だけ偏心している。こうした縦ブレ
ード51の構成による通風方向を変える作用について図
7及び図8を用いて説明する。図7は操作ノブ55と縦
ブレード51との位置関係を説明する図であり、図8は
図7の状態から操作ノブ55を操作角度AG1だけ回動
操作した状態を示す図であり、破線が操作ノブ55を、
実線が縦ブレード51を示す。
【0033】図7及び図8において、操作ノブ55はネ
ジ56を中心に回動自在に支持され、縦ブレード51を
構成する下流側フィン部52及び上流側フィン部62は
それぞれ軸部51aにより回動自在に支持されている。
また、操作ノブ55と下流側フィン部52は、前軸孔5
5a(図3)と連結ピン52Fとで係合しており、操作
ノブ55と上流側フィン部62とは、後軸孔55b(図
3)と連結ピン62Bとで係合している。
【0034】こうした位置関係において、図7の状態か
ら図8に示すように、操作ノブ55を操作角度AG1で
操作すると、操作ノブ55はネジ56を中心に回動し、
これに伴って前軸孔55aに係合している連結ピン52
Fは同じ方向への回動力を受ける。この連結ピン52F
の回動力により、下流側フィン部52は軸部51aを中
心に回動する。このときの連結ピン52Fの移動距離を
円弧CL1で示す。円弧CL1の距離だけ連結ピン52
Fが移動すると、下流側フィン部52は、軸部51aを
中心として角度α1だけ回動する。このとき、軸部51
aはネジ56に対して上流側へ距離L1だけ偏心してい
るから、下流側フィン部52の角度α1は、操作ノブ5
5の操作角度AG1より大きい。
【0035】一方、操作ノブ55の回動に伴って、後軸
孔55bに係合している連結ピン62Bも同じ方向へ回
動力を受ける。この連結ピン62Bの回動力により、上
流側フィン部62は軸部51aを中心に同じ方向へ回動
する。このときの連結ピン62Bの移動距離を円弧CL
2で示す。円弧CL2の距離だけ連結ピン62Bが移動
すると、上流側フィン部62は軸部51aを中心にして
角度β1だけ回動する。この場合も、軸部51aはネジ
56に対して下流側へ距離L1だけ偏心しているから、
上流側フィン部62の角度β1は、操作ノブ55の操作
角度AG1より小さい。
【0036】したがって、操作ノブ55を操作角度AG
1で操作すると、下流側フィン部52は操作角度AG1
より大きい角度α1で回動し、上流側フィン部62は操
作角度AG1より小さい角度β1で回動することにな
る。このように操作ノブ55を操作角度AG1だけ操作
した場合に、縦ブレード51は、上流側フィン部62に
より角度β1だけ通風方向が変更され、そして下流側フ
ィン部52によりさらに(α1−β1)の角度だけ通風
方向が変更され、全体を通じてβ1の角度だけ通風方向
が変更される。このように、縦ブレード51の向きの変
更により、上流側フィン部62と下流側フィン部52と
により通風方向が段階的に変更されることになる。した
がって、従来の技術で説明したような急激に風の方向を
変更するものと比べて、図8の領域Rの部分で渦流など
の乱流の発生が少なく、これに伴う通風騒音を低減する
ことができる。
【0037】また、後部開口35から流入する空気の方
向D1と、吹出口26aから送風される空気の方向D2
との関係において、操作ノブ55の操作角度AG1だけ
回動操作したとき、この操作角度AG1より大きい角度
β1で、下流側フィン部52の向きが変更され、つま
り、操作ノブ55の少ない操作量により、風の向きを大
きく変更することができ、指向性に優れている。
【0038】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば、以下
の変形例であってもよい。
【0039】(1) 上記実施の形態では、左右方向変
更機構50の縦ブレード51を段階的に変更する構成と
したが、これに限らず、上下方向変更機構40に適用し
てもよい。
【0040】(2) また、通風装置は、自動車に搭載
する空調装置に適用した実施の形態について説明した
が、これに限らず、通風方向を変更するものであれば、
業務用や家庭用のエアコンなどに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる通風装置10を
示す分解斜視図。
【図2】上下方向変更機構40を示す分解斜視図。
【図3】左右方向変更機構50の付近を示す分解斜視
図。
【図4】縦ブレード51Cを一部破断して示す側面図。
【図5】左右方向変更機構50の作用を説明する説明
図。
【図6】図6の状態から縦ブレード51の向きを変更し
た状態を説明する説明図。
【図7】縦ブレード51が変更されていない状態を説明
する説明図。
【図8】図7の状態から縦ブレード51の角度を変更し
た状態を説明する説明図。
【図9】従来の通風装置100を示す縦断面図。
【図10】図9の10−10線に沿った断面図。
【図11】従来の通風装置100の問題点を説明する説
明図。
【符号の説明】
10…通風装置 20…ケース本体部 22…上面部 23…底面部 24…側面部 25…収納室 26…化粧パネル 26a…吹出口 26H…操作穴 26D…操作穴 30…ケース収納部 32…上面部 32a…軸孔 33…下面部 33a…軸孔 33F…ガイド穴 33B…ガイド穴 34…側面部 35…後部開口 36…前部開口 40…上下方向変更機構 40…変更機構 42…水平ブレード 42a…軸部 42C…水平ブレード 42b…連結ピン 43…連結プレート 44,44…側板部 44…側板部 44a…支持孔 44b…ガイド穴 45…ダイヤル 45a…支持孔 46…ネジ 50…左右方向変更機構 50…変更機構 51…縦ブレード 51a…軸部 51C…縦ブレード 52…下流側フィン部 52a…嵌合突辺部 52b…軸孔 52c…段部 52d…軸部 52C…下流側フィン部 52F…連結ピン 54,64…連結プレート 54…連結プレート 54a…軸孔 55…操作ノブ 55a…前軸孔 55b…後軸孔 56…ネジ 62…上流側フィン部 62a…嵌合凹所 62b…軸部 62c…段部 62d…軸部 62C…上流側フィン部 62B…連結ピン 64…連結プレート 64a…軸孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 昭義 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小林 文武 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 田▲島▼ 博幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 乾 修司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 志水 雄二 愛知県日進市浅田町上納87番地 有限会社 プロゲット内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置により空調された空気をケース
    本体内に形成された通風路を通り吹出口から吹き出すと
    ともに、上記通風路を通る空気の通風方向を変更可能な
    通風装置において、 上記通風路の上流側に位置する上流側フィンと、該上流
    側フィンに別体に下流側に配置されかつ上記上流側フィ
    ンの端部で合わされることで連続しかつ上記通風路を流
    れる空気をガイドするガイド面を構成する下流側フィン
    と、上記上流側及び下流側フィンの両端部が合わされた
    位置にて上記上流側及び下流側フィンの一端部を回転自
    在に支持する第1軸と、を備える風向変更板と、 操作本体と、上記ケース本体に対して操作本体を回動自
    在に支持する第2軸とを有し、該第2軸を中心に上記操
    作本体を回動させる力を加えることができる操作手段
    と、 上記操作手段の操作により、上記上流側フィンと上記下
    流側フィンを独立して回動させると共に、上流側フィン
    より下流側フィンの回動角度を大きくするように上記上
    流側フィンと下流側フィンに連携する連携駆動手段と、 を備えたことを特徴とする通風装置。
  2. 【請求項2】 空調装置により空調された空気をケース
    本体内に形成された通風路を通り吹出口から吹き出すと
    ともに、上記通風路を通る空気の通風方向を変更可能な
    通風装置において、 上記通風路の上流側に位置する上流側フィンと、該上流
    側フィンに別体に下流側に配置されかつ上記上流側フィ
    ンの端部で合わされることで連続しかつ上記通風路を流
    れる空気をガイドするガイド面を構成する下流側フィン
    と、上記上流側及び下流側フィンの両端部が合わされた
    位置にて上記上流側及び下流側フィンの一端部を回転自
    在に支持する第1軸と、を備える風向変更板と、 操作本体と、上記ケース本体に対して操作本体を回動自
    在に支持する第2軸とを有し、該第2軸を中心に上記操
    作本体を回動させる力を加えることができる操作手段
    と、 上記操作手段の回動力が上記上流側フィンを回動させる
    ように上記操作手段と上流側フィンとの間を、上記第2
    軸から上記上流側へ離れた位置で連携させる上流側係合
    手段と、 上記操作手段の回動力が下流側フィンを回動させるよう
    に上記操作手段と下流側フィンとの間を、上記第2軸か
    ら上記下流側へ離れた位置で連携させる下流側係合手段
    と、 を備え、 上記第1軸は、上記第2軸に対して、上記通風路の吹出
    口側に離して配置したこと、 を特徴とする通風装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03100751U (ja) * 1990-01-31 1991-10-21
JPH07205648A (ja) * 1994-01-17 1995-08-08 Suzuki Motor Corp 空調用ルーバ構造

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