JPH10273397A - ファラデー素子 - Google Patents

ファラデー素子

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JPH10273397A
JPH10273397A JP9093139A JP9313997A JPH10273397A JP H10273397 A JPH10273397 A JP H10273397A JP 9093139 A JP9093139 A JP 9093139A JP 9313997 A JP9313997 A JP 9313997A JP H10273397 A JPH10273397 A JP H10273397A
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faraday rotation
faraday
wavelength
rotation angle
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Toshiyasu Suzuki
利保 鈴木
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FDK Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/14Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
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    • H01F41/28Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates from liquids by liquid phase epitaxy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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    • H01F10/08Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers
    • H01F10/10Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長1530nm〜1570nmの広帯域におい
て、ファラデー回転角の波長依存性が小さく、高アイソ
レーション特性を呈するようなファラデー素子を提供
し、それによって1550nm帯用の広帯域光アイソレー
タを実現する。 【解決手段】 LPE法により成膜したCoを含まない
Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶からなるA膜と、同
じくLPE法により成膜したCo置換希土類鉄ガーネッ
ト単結晶からなるB膜を、それらの合成ファラデー回転
角が45度となる厚みに重ね合わせ、且つA膜のファラ
デー回転角の波長依存性とB膜のファラデー回転角の波
長依存性が打ち消し合って波長1550nm帯でのアイソ
レーションの最小値Kmin が35dB以上となるように
組み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液相エピタキシャ
ル(以下、「LPE」と略記する)法により成膜した磁
性ガーネット単結晶からなり、1550nm帯で使用する
ファラデー素子に関し、更に詳しく述べると、Co(コ
バルト)を含まないBi(ビスマス)置換希土類鉄ガー
ネット単結晶からなるA膜と、Coを含む希土類鉄ガー
ネット単結晶からなるB膜とを重ね合わせ、両方の膜の
ファラデー回転係数の波長依存性の違いを利用して広帯
域化したファラデー素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ通信の使用波長は、エ
ルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)の実用化に
伴って、1550nm帯が主流になりつつある。この波長
帯で用いる磁性ガーネット単結晶としては、Bi置換希
土類鉄ガーネット、例えばTb1.85Bi1.15Fe4.75
0.2512なる組成のLPE膜が知られている。ここで
LPE膜を採用している理由はLPE法が量産性に優れ
ていることによる。このような磁性ガーネット単結晶の
特性を評価する基準の一つにファラデー回転係数θ
F (deg/cm)がある。ファラデー回転係数は、その絶対
値が大きいほど必要なファラデー回転角を得るための膜
厚を薄くできるので製造し易くなり好ましい。Bi置換
を行うのは、それによってファラデー回転係数を大きく
できるためである。
【0003】最近、この1550nm帯において大容量光
通信を実現するために、波長多重伝送方式が期待されて
いる。波長多重伝送を行うには、波長1550nm用の広
帯域光アイソレータを必要とする。この広帯域光アイソ
レータ用のファラデー素子として必要な特性は、ファラ
デー回転係数の波長変化率が小さいことである。また磁
性ガーネット単結晶は、前記のような量産性などの観点
からLPE法で成膜できることが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に磁性ガーネット
単結晶膜のファラデー回転角は、波長に依存して変化す
る。従って、光源の特定の波長に対して偏光面を丁度4
5度回転させるようにファラデー素子が設定されていて
も、光源の波長が変化すると、偏光面の回転角は45度
からずれてくる。その結果、逆方向に入射した光の消去
の度合いが低下してくるので、光アイソレータのアイソ
レーションが劣化することになる。
【0005】前記のような1550nm帯での大容量光通
信として期待されている最近の波長多重伝送では、波長
1550nmを中心に40nm以内の波長域で実験が行われ
ている。これは、エルビウムドープファイバ増幅器で増
幅できる波長範囲が1530nm〜1570nm程度である
ことによる。そこで、このような波長多重伝送システム
に用いる光アイソレータは、この広い波長帯域で良好な
アイソレーションを呈する必要がある。しかし、例えば
前記の従来用いられていた組成の磁性ガーネット単結晶
はファラデー回転係数の波長依存性がかなり大きい問題
があり、そのような広帯域の光アイソレータには不向き
であった。
【0006】本発明の目的は、波長1550nm帯の広帯
域でファラデー回転角の波長依存性が小さく、高アイソ
レーション特性を呈するファラデー素子を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、LPE法によ
り成膜した組成式がR3-x Bix Fe5-y May 12
示される磁性ガーネット単結晶からなるA膜と、同じく
LPE法により成膜した組成式がR′3-k Bik Fe
5-l-m-n Mbl Mcm Con 12で示される磁性ガーネ
ット単結晶からなるB膜を、それらの合成ファラデー回
転角が45度となる厚みに重ね合わせ、且つA膜のファ
ラデー回転角の波長依存性とB膜のファラデー回転角の
波長依存性が打ち消し合って波長1550nm帯でのアイ
ソレーションの最小値Kmin が35dB以上となるよう
に組み合わせた、波長1550nm帯で使用するファラデ
ー素子である。但し、R及びR′はイットリウムを含む
希土類元素、Maはコバルトを含まない3価の陽性元
素、Mbは3価の陽性元素、Mcは4価の陽性元素、 0.6≦x≦1.9 0≦y≦0.5 0≦k≦0.3 0≦l≦0.5 0≦m≦0.23 0.02≦n≦0.28 である。
【0008】本発明者は、種々の組成のLPE磁性ガー
ネット単結晶膜を試作し、それらの各種特性を測定する
基礎実験を重ねてきた。その結果、Coを含まないBi
置換希土類鉄ガーネット単結晶と、Coを含む希土類鉄
ガーネット単結晶とで、波長1550nmにおけるファラ
デー回転係数の波長依存性が逆になっていることを見い
出した。波長依存性を評価する指標としては、次式で定
義される波長1550nmにおけるファラデー回転係数の
波長変化率FWC (%/nm)を用いた。 FWC =(θF(1570nm) −θF(1550nm) )/|θ
F(1550nm) |/20×100 但し、θF(1550nm) とθF(1570nm) は、それぞれ155
0nmと1570nmにおけるファラデー回転係数である。
上記の基礎実験の結果の一例を表1に示し、各試料につ
いてのBi置換量とファラデー回転係数の波長変化率FW
C との関係を図1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】表1から分かるように、Coを含んでいる
試料11,12のファラデー回転係数の波長変化率FWC
は符号がマイナスであるのに対して、それ以外のCoを
含んでいない試料のファラデー回転係数の波長変化率FW
C は全て符号がプラスであり且つ0.12〜0.15%
/nmで希土類元素の種類及びBi置換量にかかわらずほ
ぼ一定である(図1参照)。これらの結果から、Coを
含まないBi置換希土類鉄ガーネット単結晶と、Coを
含む希土類鉄ガーネット単結晶とは、ファラデー回転係
数の波長依存性が逆符号の関係にあることを利用し、両
者を組み合わせることで、それぞれの磁性ガーネット単
結晶単独の場合に比べてファラデー回転係数の波長依存
性を小さくできる可能性が生じる。
【0011】一例として、Coが置換されていないBi
置換希土類鉄ガーネット単結晶のA膜(後述する実施例
の膜番号A−4)と、Co置換希土類鉄ガーネット単結
晶のB膜(後述する実施例の膜番号B−4)のファラデ
ー回転係数θF の波長依存性を図2に示す。Coが置換
されていないA膜のファラデー回転係数の波長変化率FW
C はプラスの符号を持つ。それに対してCo置換がなさ
れたB膜は、Coに起因するファラデー回転の影響で1
550nm付近ではファラデー回転係数の波長変化率FWC
はマイナス符号をもつ。これはCoを含む希土類鉄ガー
ネットのみに見られる現象である。
【0012】ところで光アイソレータにおけるアイソレ
ーションとは、順方向と逆方向の挿入損失の比である。
本発明では、ファラデー素子の性能を評価するために、
次のような評価方法を採用した。これは、「ファラデー
回転係数の波長変化率FWC の異なるA膜とB膜とを組み
合わせて、波長1550nmにおける合成ファラデー回転
角45度のファラデー素子を作製し、それを用いて光ア
イソレータを作製する。偏光子及び検光子には50dB
以上の消光比が得られているルチル単結晶を用いる。そ
して、波長領域1530nm〜1570nmでのアイソレー
ションを測定し、この時のアイソレーションの最低値K
min (dB)を求め、それによって性能比較を行う。」
という評価方法である。
【0013】Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶は、B
i置換量が多くなるほどファラデー回転係数の絶対値が
大きくなり(但し、符号はマイナス)、45度ファラデ
ー回転角を得るのに必要な膜厚が薄くて済む。そして、
Coが無いBi置換希土類鉄ガーネット単結晶は、前述
のように希土類元素の種類やBi量にかかわらず、15
50nm付近でのファラデー回転係数の波長変化率FWC は
プラス符号をもち、ほぼ一定の値をとる(但し、ファラ
デー回転係数の符号はマイナス)。他方、Co置換希土
類鉄ガーネット単結晶の1550nm付近でのファラデー
回転係数の波長変化率FWC は逆にマイナス符号をもち、
Coの価数(2価又は3価)や置換量の多少によって値
が変化する(但し、ファラデー回転係数の符号はプラ
ス)。そこで、両方の膜の膜厚の調整によって1550
nmにおける合成ファラデー回転角を45度にし、各々の
性質をもつ膜を組み合わせることで、1550nm付近で
のファラデー回転係数の波長変化率FWC を相殺できる。
つまり本発明においては、Bi置換したA膜によってフ
ァラデー回転角を稼ぎ、Coを含むB膜によってファラ
デー回転係数の波長変化率FWC の調整を行っているので
ある。A膜の膜厚はファラデー回転角が−(45+α)
度となるようにし(実際には−50度程度)、B膜の膜
厚はファラデー回転角が+α度(実際には+5度程度)
となるように設定する。α度が小さすぎると膜厚が薄く
なりすぎて作製し難かったり、ファラデー回転係数の波
長変化率の打ち消し効果が乏しくなるし、α度が大きす
ぎると膜厚が厚くなりすぎて膜の成長が難しくなるた
め、上記のように5度前後とするのがよい。そしてA膜
とB膜とでファラデー回転角の波長依存性をできるだけ
打ち消し合うようにする。膜厚比率の調整と、膜の組成
の選択で、好適な条件を求めることができる。
【0014】本発明において、Coを含まないBi置換
希土類鉄ガーネット単結晶(A膜)と、Coを含む希土
類鉄ガーネット単結晶(B膜)は、それぞれ別々にLP
E成長により作製した後、重ね合わせるのが好ましい。
別々にLPE成長させる方が基板材料や膜組成に制約が
少ないからである。その場合、例えばA膜として必ずし
も単一の膜である必要はなく、複数の膜を重ねてもよ
い。また、非磁性ガーネット基板上に、まずA膜もしく
はB膜のいずれかをLPE成長させ、その上に残る他方
の膜をLPE成長させる構成でもよい。通常、LPE成
膜する際に使用する非磁性ガーネット基板は順方向の挿
入損失を低減するため研磨によって除去する。その他、
非磁性ガーネット基板の一方の面にA膜をLPE成長さ
せ、該基板の他方の面にB膜をLPE成長させる構成で
もよい。但し、この構成は基板を除去できないために、
その分厚くなるし挿入損失が増えるため、あまり好まし
くはない。
【0015】
【発明の実施の形態】A膜におけるRとしては、Y(イ
ットリウム)、Tb(テルビウム)、Gd(ガドリニウ
ム)、La(ランタン)から選ばれる1種又は2種以上
の希土類元素を用いるのがよい。A膜においてBi量x
は、0.6≦x≦1.9とする。Bi置換量xの増加に
ともなってファラデー回転係数が増大し、少なすぎると
所望のファラデー回転角を得るのに膜厚が著しく厚くな
ってしまうためである。特にLPE法では600μm以
上の膜厚に成長させることは一般に困難であるから、1
枚の膜で構成できることを考慮すると、Bi量xは、
1.15≦xであることが好ましい。逆に、Bi量xが
多すぎると、クラックが入り育成不能となる。A膜にお
いてMaは含まれていなくてもよいが、Feサイトの一
部をAl(アルミニウム)、In(インジウム)、Ga
(ガリウム)から選ばれる1種又は2種以上で置換する
と、LPE膜の飽和磁化が小さくなり、光アイソレータ
を構成するときに磁石を小さくできるため好ましい。但
し、置換量yが多すぎると、ファラデー回転係数が低下
するため好ましくない。
【0016】B膜におけるR′はY、Tb、Gdから選
ばれる1種又は2種以上とすることが好ましく、その極
く一部がBiで置換されていてもかまわない。B膜にお
いてMb及びMcは含まれていなくてもよいが、Mbと
しては例えばAl、In、Gaから選ばれる1種又は2
種以上、Mcとしては例えばGe(ゲルマニウム)、Z
r(ジルコニウム)、Sn(錫)、Si(ケイ素)から
選ばれる1種又は2種以上を用いるのが好ましい。Co
含有量nを、0.02≦n≦0.28としたのは、ある
程度の量以上含まれていないと、Coの効果が現れない
し、逆に多過ぎると波長1550nm帯でのアイソレーシ
ョンの最小値Kmin が高くならないことによる。なおM
bによる置換は、主としてLPE法による成膜の際の基
板との格子定数を合わせるために行われ、Mcによる置
換は、Coの価数を制御するために行われる。それぞれ
の含有量は、0≦l≦0.5、0≦m≦0.23とする
のがよい。
【0017】
【実施例】非磁性ガーネット基板上に、LPE法により
Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶膜(A膜)を育成し
た。フラックスにはBi2 3 −B2 3 −PbOを用
いた。育成した試料(膜番号A−1からA−4の4種)
の組成と磁気光学特性及び使用した基板を表2の上半分
に示す。なお膜番号A−5の試料は、クラックが入り育
成不能であった。
【0018】表2に示すように、Bi含有量が多くなる
ほどファラデー回転係数の絶対値は大きくなる。但し、
Bi含有量xが多過ぎると(x>1.9)、基板との熱
膨張差のためにクラックが入り単結晶が育成できなくな
る。これらの膜を用いた光アイソレータでは、Kmin
良くても33dB程度である。A−1の膜組成は、Bi
量が少ないためにファラデー回転係数が小さく、その
分、膜厚を厚くするか、複数枚構成とする必要がある。
しかしLPE法では膜厚を厚くすることが難しいため
に、できればBi量xを1.15以上とすることが望ま
しい。
【0019】同様にして、非磁性ガーネット基板上に、
LPE法によりCoを含む希土類鉄ガーネット単結晶
(B膜)を育成した。フラックスにはB2 3 −PbO
を用いた(但し、B−2のみフラックスにBi2 3
2 3 −PbOを用いた)。育成した試料(B−1か
らB−13の13種)の組成と磁気光学特性及び使用し
た基板を表2の下半分に示す。B−1〜B−6はCo3+
置換膜、B−7〜B−11はCo2+置換膜、B−12と
B−13はCo3+とCo2+の同時置換膜と考えられる。
【0020】表2に示すように、Co置換希土類鉄ガー
ネット膜は、表2のCo置換量の範囲ではファラデー回
転係数はプラスの符号をもつ。Kmin は良くても24d
BでありBi置換膜に比べて非常に悪い。またファラデ
ー回転係数の波長変化率FWCの符号はマイナスである。
ファラデー回転係数の波長変化率FWC は、Co置換量が
0.02/f.u.のB−7では−0.14%/nmで、その
絶対値はA膜の場合とほとんど変わらないが、Co置換
量が0.05/f.u.以上になると、ファラデー回転係数
の波長変化率FWC の絶対値は増大し、Co置換でない従
来のBi置換希土類鉄ガーネットのそれに比べて著しく
劣化する。
【0021】
【表2】
【0022】そこで、上記のように育成した種々のA膜
とB膜とを組み合わせて45度ファラデー素子を作製
し、それを用いて光アイソレータを組み立てた時のアイ
ソレーションの最低値Kmin を測定した。実験結果の一
例を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】実験例において、A−1膜は単膜ではファ
ラデー回転角が小さいために2枚構成としている。各実
験例において、A−1〜A−4については、それぞれ同
じ膜厚のものを使用し、B−1〜B−13の膜厚を変え
ることで合成ファラデー回転角を45度に調整してい
る。従って、A膜とB膜の各組み合わせは、必ずしも最
適膜厚比率になっているわけではない。*を付した組み
合わせではアイソレーションの最低値Kmin が35dB
以上になっており、特に**を付した組み合わせではK
min が42〜44dBが得られ、A膜単独の場合に比べ
10dB程度以上も向上した。
【0025】因に、現在1550nmで用いられている4
5度ファラデー素子は、Tb1.85Bi1.15Fe4.75Al
0.2512のLPE膜であり、それを用いた光アイソレー
タのアイソレーションの最低値Kmin は33dBであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記のように、Coを含まない
Bi置換希土類鉄ガーネット単結晶からなるA膜とCo
を含む希土類鉄ガーネット単結晶からなるB膜を、合成
ファラデー回転角が45度となり、且つ両方の膜のファ
ラデー回転角の波長依存性が極力打ち消し合うように構
成したファラデー素子であるから、波長1550nm帯で
のアイソレーションの最小値Kmin を35dB以上にで
き、1550nm帯での波長多重伝送に対応できる広帯域
光アイソレータを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Bi置換量とファラデー回転係数の波長変化率
FWC との関係を示す図。
【図2】A−4膜とB−4膜のファラデー回転係数θF
の波長依存性を示す図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成式がR3-x Bix Fe5-y May
    12 但し、Rはイットリウムを含む希土類元素、Maはコバ
    ルトを含まない3価の陽性元素、 0.6≦x≦1.9 0≦y≦0.5 で示される液相エピタキシャル磁性ガーネット単結晶か
    らなるA膜と、 組成式がR′3-k Bik Fe5-l-m-n Mbl Mcm Co
    n 12 但し、R′はイットリウムを含む希土類元素、Mbは3
    価の陽性元素、Mcは4価の陽性元素、 0≦k≦0.3 0≦l≦0.5 0≦m≦0.23 0.02≦n≦0.28 で示される液相エピタキシャル磁性ガーネット単結晶か
    らなるB膜を、それらの合成ファラデー回転角が45度
    となる厚みに重ね合わせ、且つA膜のファラデー回転角
    の波長依存性とB膜のファラデー回転角の波長依存性が
    打ち消し合って波長1550nm帯でのアイソレーション
    の最小値Kmin が35dB以上となるように組み合わせ
    た、波長1550nm帯で使用するファラデー素子。
  2. 【請求項2】 A膜におけるBi量xが、1.15≦x
    ≦1.9である請求項1記載のファラデー素子。
  3. 【請求項3】 A膜におけるRがY、Tb、Gd、La
    から選ばれる1種又は2種以上、MaがAl、In、G
    aから選ばれる1種又は2種以上であり、B膜における
    R′がY、Tb、Gdから選ばれる1種又は2種以上、
    MbがAl、In、Gaから選ばれる1種又は2種以
    上、McがGe、Zr、Sn、Siから選ばれる1種又
    は2種以上である請求項1又は2記載のファラデー素
    子。
  4. 【請求項4】 波長1530nm〜1570nmである波長
    1550nm帯で使用する請求項1乃至3記載のファラデ
    ー素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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