JPH10273550A - 発泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品 - Google Patents
発泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品Info
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- JPH10273550A JPH10273550A JP7941497A JP7941497A JPH10273550A JP H10273550 A JPH10273550 A JP H10273550A JP 7941497 A JP7941497 A JP 7941497A JP 7941497 A JP7941497 A JP 7941497A JP H10273550 A JPH10273550 A JP H10273550A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い耐熱性を有する発泡成型品が得られる発
泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品を提供する。 【解決手段】 懸濁重合して得られる重合体粒子に易揮
発性発泡剤を含浸して得られる発泡性樹脂粒子におい
て、当該粒子の製造に用いられる単量体の成分が、スチ
レンが50重量%以上80重量%以下、メタクリル酸ト
リシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/
又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ
−8−イルが、5重量%以上45重量%以下及びαメチ
ルスチレンが5重量%以上45重量%以下であって、重
合開始剤が多官能有機化過酸化物又は多官能有機過酸化
物と単官能有機過酸化物との混合物である発泡性樹脂粒
子、その製造法及びこの粒子を用いた発泡成型品。
泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品を提供する。 【解決手段】 懸濁重合して得られる重合体粒子に易揮
発性発泡剤を含浸して得られる発泡性樹脂粒子におい
て、当該粒子の製造に用いられる単量体の成分が、スチ
レンが50重量%以上80重量%以下、メタクリル酸ト
リシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/
又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ
−8−イルが、5重量%以上45重量%以下及びαメチ
ルスチレンが5重量%以上45重量%以下であって、重
合開始剤が多官能有機化過酸化物又は多官能有機過酸化
物と単官能有機過酸化物との混合物である発泡性樹脂粒
子、その製造法及びこの粒子を用いた発泡成型品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高い耐熱性を有する
発泡成型品が得られる発泡性樹脂粒子、その製造法及び
発泡成型品に関する。
発泡成型品が得られる発泡性樹脂粒子、その製造法及び
発泡成型品に関する。
【0002】
【従来技術】従来、発泡成型に適した発泡性プラスチッ
クとしては、発泡性スチレン系樹脂粒子が多く使用され
ている。しかしながら、発泡スチレン系樹脂粒子からの
発泡成型品は耐熱性が劣るため、熱水保温材、建築にお
ける金属屋根断熱材、浴室断熱材、自動車屋根断熱材な
ど、スチレン系樹脂の軟化温度以上の耐熱性を要求され
る用途分野には使用することが出来なかった。
クとしては、発泡性スチレン系樹脂粒子が多く使用され
ている。しかしながら、発泡スチレン系樹脂粒子からの
発泡成型品は耐熱性が劣るため、熱水保温材、建築にお
ける金属屋根断熱材、浴室断熱材、自動車屋根断熱材な
ど、スチレン系樹脂の軟化温度以上の耐熱性を要求され
る用途分野には使用することが出来なかった。
【0003】発泡成型品の耐熱性を向上する試みは過去
数多く提案されているが、これらの多くは樹脂自体の耐
熱性を向上させることにより、発泡成型体としたときの
耐熱性を高くしており、この為、成形温度と耐熱温度が
接近し、高発泡性の付与が困難であった。また、それぞ
れ提案された耐熱性樹脂は樹脂組成に起因する、固有の
問題を有していた。
数多く提案されているが、これらの多くは樹脂自体の耐
熱性を向上させることにより、発泡成型体としたときの
耐熱性を高くしており、この為、成形温度と耐熱温度が
接近し、高発泡性の付与が困難であった。また、それぞ
れ提案された耐熱性樹脂は樹脂組成に起因する、固有の
問題を有していた。
【0004】例えば、特開昭47−39186号公報で
は、スチレン−無水マレイン酸共重合体が提案されてい
るが、複雑な懸濁重合工程が必要であり又樹脂成分が金
属との接着性が良いため成型時の離型性に難があった。
また特公昭57−182334号公報ではメチルメタク
リレートとαメチルスチレンの共重合体が提案されてい
るが、αメチルスチレンの重合性が劣るため、高温で長
時間の重合過程が必要であった。特開昭60−2068
46、206847、206848号公報にはαメチル
スチレンとアクリロニトリルを主成分としたの共重合体
が提案されているが、アクリロニトリルを共重合すると
樹脂の流動性が低下する結果、高発泡性の付与が困難と
なっていた。特開昭60−115636号公報ではスチ
レンとメタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]
デカ−8−イル の共重合体が提案されているが、充分
な耐熱性を付与せしめるには多量のメタクリル酸トリシ
クロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル が必要であ
るため、当該単量体は高価であることよりコスト的に有
利な方法であるとは言い難かった。
は、スチレン−無水マレイン酸共重合体が提案されてい
るが、複雑な懸濁重合工程が必要であり又樹脂成分が金
属との接着性が良いため成型時の離型性に難があった。
また特公昭57−182334号公報ではメチルメタク
リレートとαメチルスチレンの共重合体が提案されてい
るが、αメチルスチレンの重合性が劣るため、高温で長
時間の重合過程が必要であった。特開昭60−2068
46、206847、206848号公報にはαメチル
スチレンとアクリロニトリルを主成分としたの共重合体
が提案されているが、アクリロニトリルを共重合すると
樹脂の流動性が低下する結果、高発泡性の付与が困難と
なっていた。特開昭60−115636号公報ではスチ
レンとメタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]
デカ−8−イル の共重合体が提案されているが、充分
な耐熱性を付与せしめるには多量のメタクリル酸トリシ
クロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル が必要であ
るため、当該単量体は高価であることよりコスト的に有
利な方法であるとは言い難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、高発
泡性を維持しながら、発泡成型品となったときに高い耐
熱性を有し、しかも経済性のすぐれた耐熱性の発泡性樹
脂粒子、その製造法及びこれを用いた発泡成型品を提供
するものである。
泡性を維持しながら、発泡成型品となったときに高い耐
熱性を有し、しかも経済性のすぐれた耐熱性の発泡性樹
脂粒子、その製造法及びこれを用いた発泡成型品を提供
するものである。
【0006】耐熱性は、単量体構成によって決定され
る。本発明での単量体成分は、メタクリル酸トリシクロ
[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/又はアク
リル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イ
ル、αメチルスチレン及びスチレンを含む。
る。本発明での単量体成分は、メタクリル酸トリシクロ
[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/又はアク
リル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イ
ル、αメチルスチレン及びスチレンを含む。
【0007】本発明における、メタクリル酸トリシクロ
[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/又はアク
リル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イ
ルによる耐熱発泡性樹脂粒子の製造は、耐熱性の向上、
発泡成形性の向上及び優れた重合性を示す特長を有して
いる反面、高価となる欠点がある。またαメチルスチレ
ンは耐熱性の向上に効果があり、しかも経済的にもメリ
ットがある反面、重合が困難、発泡成形性に悪影響する
欠点がある。
[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/又はアク
リル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イ
ルによる耐熱発泡性樹脂粒子の製造は、耐熱性の向上、
発泡成形性の向上及び優れた重合性を示す特長を有して
いる反面、高価となる欠点がある。またαメチルスチレ
ンは耐熱性の向上に効果があり、しかも経済的にもメリ
ットがある反面、重合が困難、発泡成形性に悪影響する
欠点がある。
【0008】一方、スチレンは経済性、重合性、発泡成
形性に優れるものの、耐熱性が劣る欠点があることか
ら、スチレンにメタクリル酸トリシクロ[5,2,1,
02,6]デカ−8−イル及び/又はアクリル酸トリシク
ロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及びαメチル
スチレンを所定量で組合せ、重合開始剤として多官能有
機化過酸化物又は多官能有機過酸化物と単官能有機過酸
化物との混合物を使用することで本発明に至った。
形性に優れるものの、耐熱性が劣る欠点があることか
ら、スチレンにメタクリル酸トリシクロ[5,2,1,
02,6]デカ−8−イル及び/又はアクリル酸トリシク
ロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及びαメチル
スチレンを所定量で組合せ、重合開始剤として多官能有
機化過酸化物又は多官能有機過酸化物と単官能有機過酸
化物との混合物を使用することで本発明に至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、複雑な重合
工程を用いず、高い耐熱性と優れた発泡成形性を有し、
しかも、より経済的に耐熱発泡性樹脂粒子を得ることを
目的としている。この特長は単量体の構成と重合開始剤
として用いる有機過酸化物によって達成される。
工程を用いず、高い耐熱性と優れた発泡成形性を有し、
しかも、より経済的に耐熱発泡性樹脂粒子を得ることを
目的としている。この特長は単量体の構成と重合開始剤
として用いる有機過酸化物によって達成される。
【0010】本発明は懸濁重合して得られる重合体粒子
に易揮発性発泡剤を含浸して得られる発泡性樹脂粒子に
おいて、当該粒子の製造に用いられる単量体の成分が、
スチレンが50重量%以上80重量%以下、メタクリル
酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及
び/又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]
デカ−8−イルが、5重量%以上45重量%以下及びα
メチルスチレンが5重量%以上45重量%以下であっ
て、重合開始剤が多官能有機化過酸化物又は多官能有機
過酸化物と単官能有機過酸化物との混合物である発泡性
樹脂粒子、その製造法及びこの粒子を用いた発泡成型品
に関する。
に易揮発性発泡剤を含浸して得られる発泡性樹脂粒子に
おいて、当該粒子の製造に用いられる単量体の成分が、
スチレンが50重量%以上80重量%以下、メタクリル
酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及
び/又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]
デカ−8−イルが、5重量%以上45重量%以下及びα
メチルスチレンが5重量%以上45重量%以下であっ
て、重合開始剤が多官能有機化過酸化物又は多官能有機
過酸化物と単官能有機過酸化物との混合物である発泡性
樹脂粒子、その製造法及びこの粒子を用いた発泡成型品
に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いる粒子はスチレン
に、メタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デ
カ−8−イル及び/又はアクリル酸トリシクロ[5,
2,1,02,6]デカ−8−イル、並びにαメチルスチ
レンを共重合させた3元もしくは4元共重合体であっ
て、重合開始剤として多官能有機化過酸化物又は多官能
有機過酸化物と単官能有機過酸化物との混合物を用いて
得られ、更に易揮発性発泡剤が含浸されて発泡性樹脂粒
子とされる。
に、メタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デ
カ−8−イル及び/又はアクリル酸トリシクロ[5,
2,1,02,6]デカ−8−イル、並びにαメチルスチ
レンを共重合させた3元もしくは4元共重合体であっ
て、重合開始剤として多官能有機化過酸化物又は多官能
有機過酸化物と単官能有機過酸化物との混合物を用いて
得られ、更に易揮発性発泡剤が含浸されて発泡性樹脂粒
子とされる。
【0012】本発明において、スチレンが50重量%未
満では重合に長時間を要し、80重量%を超えると十分
な耐熱性を付与することが出来ない。またメタクリル酸
トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び
/又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デ
カ−8−イルが5重量%未満では十分な耐熱性を付与す
ることが困難であり、45重量%を超えると経済的でな
い。本発明において、αメチルスチレンが5重量%未満
では十分な耐熱性を付与することが困難であり、45重
量%を超えると重合に長時間を要する。
満では重合に長時間を要し、80重量%を超えると十分
な耐熱性を付与することが出来ない。またメタクリル酸
トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び
/又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デ
カ−8−イルが5重量%未満では十分な耐熱性を付与す
ることが困難であり、45重量%を超えると経済的でな
い。本発明において、αメチルスチレンが5重量%未満
では十分な耐熱性を付与することが困難であり、45重
量%を超えると重合に長時間を要する。
【0013】本発明における多官能有機過酸化物とは、
その構造式に2ヶ以上の官能基を有し且つ、10時間分
解半減温度が、60〜120℃である有機過酸化物が好
ましい。この例としては、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)トリメチルシクロヘキサン、ビス(t−ブチルパー
オキシ)シクロヘキサン、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、ビス(t−ヘキシルパーオキシ)トリメチ
ルシクロヘキサン、ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シ
クロヘキサン、ビス(ジ−t−ブチルパーオキシシクロ
ヘキシル)プロパン等がある。
その構造式に2ヶ以上の官能基を有し且つ、10時間分
解半減温度が、60〜120℃である有機過酸化物が好
ましい。この例としては、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)トリメチルシクロヘキサン、ビス(t−ブチルパー
オキシ)シクロヘキサン、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、ビス(t−ヘキシルパーオキシ)トリメチ
ルシクロヘキサン、ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シ
クロヘキサン、ビス(ジ−t−ブチルパーオキシシクロ
ヘキシル)プロパン等がある。
【0014】本発明に用いられる単官能有機過酸化物と
しては、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシ ベンゾエート、t−ブチルパーオキシ イソプロ
ピルカーボネート等がある。
しては、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオ
キシ ベンゾエート、t−ブチルパーオキシ イソプロ
ピルカーボネート等がある。
【0015】本発明における、これら単量体の多官能有
機過酸化物又は多官能有機過酸化物と単官能有機過酸化
物を用いた重合は、懸濁重合によって行なわれる。これ
ら単量体の懸濁重合は従来既知の方法が適用でき、スチ
レン系単量体の懸濁重合と同様に、分散剤を含む水性媒
体中に有機過酸化物を溶解したスチレン系単量体を分散
させ、加熱によりラジカルを発生させて重合を行う方法
である。
機過酸化物又は多官能有機過酸化物と単官能有機過酸化
物を用いた重合は、懸濁重合によって行なわれる。これ
ら単量体の懸濁重合は従来既知の方法が適用でき、スチ
レン系単量体の懸濁重合と同様に、分散剤を含む水性媒
体中に有機過酸化物を溶解したスチレン系単量体を分散
させ、加熱によりラジカルを発生させて重合を行う方法
である。
【0016】懸濁重合に使用される分散剤は、リン酸三
カルシウム、リン酸マグネシウム等の難溶性無機塩と界
面活性剤とを併用する方法や、ポリビニルアルコール、
アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルスルロース、
ポリビニルピロリドン等の有機分散剤など従来公知のも
のが適用できる本発明において、耐熱性樹脂粒子が安定
的に懸濁重合で得られる平均粒子径は0.05〜2.0
mmである。
カルシウム、リン酸マグネシウム等の難溶性無機塩と界
面活性剤とを併用する方法や、ポリビニルアルコール、
アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルスルロース、
ポリビニルピロリドン等の有機分散剤など従来公知のも
のが適用できる本発明において、耐熱性樹脂粒子が安定
的に懸濁重合で得られる平均粒子径は0.05〜2.0
mmである。
【0017】また懸濁重合に際し、従来既知の各種添加
剤を併用することが出来る。例えば、重合度の調整を目
的として添加される連鎖移動剤としては、オクチルメル
カプタン、ドデシルメルカプタン、α−メチルスチレン
ダイマー等の従来既知のものが使用できる。可塑剤とし
ては、ジオクチルアジペート、ジオクチルフタレート、
ジブチルセバテート、ブチルステアレート、エポキシ化
大豆油、植物油等が使用できる。
剤を併用することが出来る。例えば、重合度の調整を目
的として添加される連鎖移動剤としては、オクチルメル
カプタン、ドデシルメルカプタン、α−メチルスチレン
ダイマー等の従来既知のものが使用できる。可塑剤とし
ては、ジオクチルアジペート、ジオクチルフタレート、
ジブチルセバテート、ブチルステアレート、エポキシ化
大豆油、植物油等が使用できる。
【0018】本発明に用いられる易揮発性発泡剤として
は、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペ
ンタン、シクロペンタン等の脂肪族炭化水素の中から適
宜選ばれるが、プロパン、ブタン又はペンタンが好まし
い。また発泡助剤として、脂肪族炭化水素の他に、シク
ロヘキサン等の脂環族炭化水素や芳香族炭化水素を併用
することもできる。重合体粒子への易揮発性発泡剤の含
浸は、重合途中、若しくは重合完結後行うことができ
る。含有する発泡剤量は発泡性の付与及び経済性から3
重量%以上10重量%以下とすることが好ましい。
は、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、イソペ
ンタン、シクロペンタン等の脂肪族炭化水素の中から適
宜選ばれるが、プロパン、ブタン又はペンタンが好まし
い。また発泡助剤として、脂肪族炭化水素の他に、シク
ロヘキサン等の脂環族炭化水素や芳香族炭化水素を併用
することもできる。重合体粒子への易揮発性発泡剤の含
浸は、重合途中、若しくは重合完結後行うことができ
る。含有する発泡剤量は発泡性の付与及び経済性から3
重量%以上10重量%以下とすることが好ましい。
【0019】本発明になる耐熱発泡性樹脂粒子は発泡剤
が含浸され脱水乾燥の後、表面被覆剤を被覆されること
が好ましい。かかる被覆剤は発泡性ポリスチレンに適用
されるものがそのまま応用できる。例えば、ジンクステ
アレート、ステアリン酸トリグリセライド、ステアリン
酸モノグリセライド、ひまし硬化油、アミド化合物、シ
リコーン類、静電気防止剤として使用する界面活性剤な
どである。これら表面被覆剤の耐熱発泡性樹脂粒子への
被覆は、ヘンシェルミキサーやレディゲミキサー等によ
って行うことができる。
が含浸され脱水乾燥の後、表面被覆剤を被覆されること
が好ましい。かかる被覆剤は発泡性ポリスチレンに適用
されるものがそのまま応用できる。例えば、ジンクステ
アレート、ステアリン酸トリグリセライド、ステアリン
酸モノグリセライド、ひまし硬化油、アミド化合物、シ
リコーン類、静電気防止剤として使用する界面活性剤な
どである。これら表面被覆剤の耐熱発泡性樹脂粒子への
被覆は、ヘンシェルミキサーやレディゲミキサー等によ
って行うことができる。
【0020】 本発明になる耐熱性を有する発泡成型
品は、通常採用される発泡性スチレン粒を用いたの成型
法により製造される。
品は、通常採用される発泡性スチレン粒を用いたの成型
法により製造される。
【0021】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。 実施例1 <重合反応>攪拌機付属の16リットルのオートクレー
ブ中に、純水6000g、燐酸3カルシウム9g、ドデ
シルベンゼンスルホン酸Na0.24g、硫酸Na4.
2gを入れ、200回転/分で攪拌しながら仕込んだ。
つづいて、同様に攪拌しながら、スチレン 4200
g、メタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]テ゛カ-8-イル (日立化成工
業製:商品名 FA-513M)900g、 αメチルスチレン
900g、 1,1 ヒ゛ス(t-フ゛チル ハ゜ーオキシ)3,3,5 トリメチル シクロヘ
キサン (日本油脂製 パーヘキサ3M) 30.0g、
t−ブチル パーオキシ イソプロピル カーボネート
3.0g、 エチレンビスアミド3.0gを混合溶解し
た。仕込み完了後93℃まで昇温した。昇温完了後3時
間、4時間後、それぞれ燐酸3カルシウムを3g、6g
追加した。引き続き93℃で3時間保温し、重合率約9
0%まで進んだ時点で、リン酸3カルシウム6gを追加
した後110℃へ昇温し更に4時間保温し重合反応を完
結せしめた。 <発泡剤の含浸>重合完結後、110℃に保温した状態
で、発泡剤として、ペンタン120g、ブタン450g
を圧入し、更に8時間保温したのち、室温まで冷却しオ
ートクレーブより取り出した。 <後処理>取り出したスラリーを洗浄、脱水、乾燥した
のち、14メッシュ通過、22メッシュ残で分級し、更
にジンクステアレート0.08重量%、ひまし硬化油
0.05重量%、ジメチルシリコーン0.02重量%を
表面被覆し耐熱発泡性樹脂体粒子を得た。 <成型評価>得られた耐熱発泡性スチレン系樹脂粒子を
スチームを熱媒としてかさ密度0.025g/mlまで
予備発泡し、熟成後、発泡成形して成形品を得た。残留
単量体量、発泡性、成形品耐収縮率を表1に示した。
明するが、本発明はこれらによって制限されるものでは
ない。 実施例1 <重合反応>攪拌機付属の16リットルのオートクレー
ブ中に、純水6000g、燐酸3カルシウム9g、ドデ
シルベンゼンスルホン酸Na0.24g、硫酸Na4.
2gを入れ、200回転/分で攪拌しながら仕込んだ。
つづいて、同様に攪拌しながら、スチレン 4200
g、メタクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]テ゛カ-8-イル (日立化成工
業製:商品名 FA-513M)900g、 αメチルスチレン
900g、 1,1 ヒ゛ス(t-フ゛チル ハ゜ーオキシ)3,3,5 トリメチル シクロヘ
キサン (日本油脂製 パーヘキサ3M) 30.0g、
t−ブチル パーオキシ イソプロピル カーボネート
3.0g、 エチレンビスアミド3.0gを混合溶解し
た。仕込み完了後93℃まで昇温した。昇温完了後3時
間、4時間後、それぞれ燐酸3カルシウムを3g、6g
追加した。引き続き93℃で3時間保温し、重合率約9
0%まで進んだ時点で、リン酸3カルシウム6gを追加
した後110℃へ昇温し更に4時間保温し重合反応を完
結せしめた。 <発泡剤の含浸>重合完結後、110℃に保温した状態
で、発泡剤として、ペンタン120g、ブタン450g
を圧入し、更に8時間保温したのち、室温まで冷却しオ
ートクレーブより取り出した。 <後処理>取り出したスラリーを洗浄、脱水、乾燥した
のち、14メッシュ通過、22メッシュ残で分級し、更
にジンクステアレート0.08重量%、ひまし硬化油
0.05重量%、ジメチルシリコーン0.02重量%を
表面被覆し耐熱発泡性樹脂体粒子を得た。 <成型評価>得られた耐熱発泡性スチレン系樹脂粒子を
スチームを熱媒としてかさ密度0.025g/mlまで
予備発泡し、熟成後、発泡成形して成形品を得た。残留
単量体量、発泡性、成形品耐収縮率を表1に示した。
【0022】比較例1、2、3 表1に示した項目以外は実施例1と同様に懸濁重合及び
発泡剤の含浸を実施した。試験結果を表1に示した。表
1の評価の測定方法は以下の通りである。 残留単量体量:ガスクロマトグラフにより測定した。 発泡剤量 :発泡成形の試験時に、200℃における
加熱減量値を発泡剤量とした。 発泡度 :発泡性樹脂粒子を2分間沸騰水に保持し
たときの発泡倍数(ml/g)で表した。 寸法収縮率 :発泡性粒子を40倍(ml/g)に発泡成形
し、60℃で1日、室温で6日間養生したのち、100
×100×25(mm)に切断し、 試験片
とした。この試験片を100℃雰囲気に168時間置
き、 寸法収縮率を 寸法収縮率(%)=((加熱前の寸法ー加熱後の寸法)
/加熱前の寸法)×100 から求めた。
発泡剤の含浸を実施した。試験結果を表1に示した。表
1の評価の測定方法は以下の通りである。 残留単量体量:ガスクロマトグラフにより測定した。 発泡剤量 :発泡成形の試験時に、200℃における
加熱減量値を発泡剤量とした。 発泡度 :発泡性樹脂粒子を2分間沸騰水に保持し
たときの発泡倍数(ml/g)で表した。 寸法収縮率 :発泡性粒子を40倍(ml/g)に発泡成形
し、60℃で1日、室温で6日間養生したのち、100
×100×25(mm)に切断し、 試験片
とした。この試験片を100℃雰囲気に168時間置
き、 寸法収縮率を 寸法収縮率(%)=((加熱前の寸法ー加熱後の寸法)
/加熱前の寸法)×100 から求めた。
【0023】
【表1】 注1)FA-513M:メタクリル酸トリシクロ[5,2,
1,02,6]デカ−8−イル 2)ハ゜-ヘキサ 3M:1,1 ビス(t−ブチル パーオキ
シ)3,3,5トリメチル シクロヘキサン(3官能有
機過酸化物) 3)BPO:ベンゾイルパーオキサイド(単官能有機過
酸化物)
1,02,6]デカ−8−イル 2)ハ゜-ヘキサ 3M:1,1 ビス(t−ブチル パーオキ
シ)3,3,5トリメチル シクロヘキサン(3官能有
機過酸化物) 3)BPO:ベンゾイルパーオキサイド(単官能有機過
酸化物)
【0024】
【発明の効果】本発明により、高い耐熱性を有する発泡
成型品が得られる発泡性樹脂粒子、その経済的な製造法
及び高い耐熱性を有する発泡成型品が提供される。
成型品が得られる発泡性樹脂粒子、その経済的な製造法
及び高い耐熱性を有する発泡成型品が提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】 懸濁重合して得られる重合体粒子に易揮
発性発泡剤を含浸して得られる発泡性樹脂粒子におい
て、当該粒子の製造に用いられる単量体の成分が、スチ
レンが50重量%以上80重量%以下、メタクリル酸ト
リシクロ[5,2,1,02,6]デカ−8−イル及び/
又はアクリル酸トリシクロ[5,2,1,02,6]デカ
−8−イルが、5重量%以上45重量%以下及びαメチ
ルスチレンが5重量%以上45重量%以下であって、重
合開始剤が多官能有機過酸化物又は多官能有機過酸化物
と単官能有機過酸化物との混合物である発泡性樹脂粒
子。 - 【請求項2】 易揮発性発泡剤がプロパン、ブタン又は
ペンタンである請求項1記載の発泡性樹脂粒子。 - 【請求項3】 懸濁重合の途中で又はその完結後、易揮
発性発泡剤を含浸させる請求項1または2記載の発泡性
樹脂粒子の製造法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の発泡性樹脂粒子
を用いた発泡成型品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7941497A JPH10273550A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 発泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7941497A JPH10273550A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 発泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273550A true JPH10273550A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13689218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7941497A Pending JPH10273550A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 発泡性樹脂粒子、その製造法及び発泡成型品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273550A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006089705A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | アクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法 |
| JP2009138146A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性樹脂粒子及びこの製造方法並びに発泡成形体 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP7941497A patent/JPH10273550A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006089705A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | アクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法 |
| JP2009138146A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡性樹脂粒子及びこの製造方法並びに発泡成形体 |
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