JPH10273687A - 塑性加工兼用さび止め油組成物 - Google Patents

塑性加工兼用さび止め油組成物

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JPH10273687A
JPH10273687A JP9093047A JP9304797A JPH10273687A JP H10273687 A JPH10273687 A JP H10273687A JP 9093047 A JP9093047 A JP 9093047A JP 9304797 A JP9304797 A JP 9304797A JP H10273687 A JPH10273687 A JP H10273687A
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JP
Japan
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group
branched
carbon atoms
isomers
sorbitan
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Application number
JP9093047A
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English (en)
Inventor
Tsunetoshi Sugawara
常年 菅原
Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
Hideo Yokota
秀雄 横田
Masaru Kamezuka
大 亀塚
Yukio Matsuzaki
幸雄 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塑性加工に優れた潤滑性を発揮し、且つさび
止め能を備えた油組成物の提供。 【解決手段】 鉱油又は合成油に、炭素数16以上のア
ルキルアリール基または炭素数16以上のアルケニルア
リール基を少なくとも1個有するジチオリン酸亜鉛化合
物と、さび止め添加剤を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は塑性加工兼用さび止
め油組成物に関し、詳しくは特に鋼板、ステンレス鋼
板、表面処理鋼板やアルミ合金板に、プレス成形、曲げ
成形、引き抜き成形、しごき成形などの塑性加工を施す
に先立って、あらかじめ板材に塗布しておくことによ
り、保存時においてはさび止め油として機能し、塑性加
工時においては良好な潤滑性を発揮する塑性加工兼用さ
び止め油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩素系極圧剤や硫黄系極圧剤を含有する
塑性加工用潤滑油は、優れた極圧性を示すことから、従
来より広く用いられてきた。しかしながら、これらの添
加剤は、腐食性を有するものが多いため、これら添加剤
を含有する塑性加工用潤滑油には、たとえさび止め添加
剤を配合しても、満足なさび止め効果を期待できない。
そして、板材保存時のさび止めの目的で、さび止め専用
の油を塗布した場合には、塑性加工に先立ってさび止め
油を除去してから、改めて塑性加工用の潤滑油を塗布し
なければならない面倒がある。一方、アルキルジチオリ
ン酸亜鉛化合物は、優れた耐摩耗性と酸化防止性を有す
ることから、エンジン油や油圧作動油などの潤滑剤に広
く用いられてきた。しかしながら、これまで実用的に用
いられてきたアルキルジチオリン酸亜鉛化合物は、炭素
数が8以下のアルキル基を有するものであり、金属材料
の塑性加工時に際しては潤滑性の向上に余り効果がない
ため、塑性加工用潤滑油の添加剤としては殆ど使用され
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、塑性加工の対象
となる板材の種類やグレードが多様化し、また加工形状
は多様化する趨勢にある。本発明の目的の一つは、こう
した趨勢に対応できる油組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、鋼板、ステンレス鋼板、表面処理
鋼板、アルミニウム合金板などの難加工材料に塑性加工
を施す際に、高い加工性を発揮する油組成物を提供する
ことにある。本発明のさらに別の目的は、従来の塑性加
工用潤滑油がさび止め効果を殆ど発揮しないのとは対照
的に、板材の保管時にはさび止め油として機能すると共
に、加工時に良好な潤滑性を発揮する塑性加工兼用さび
止め油組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塑性加工兼
用さび止め油組成物の一つは、鉱油および/または合成
油を基油とし、組成物全量基準で、(A)下記一般式
(1)で表されるジチオリン酸亜鉛化合物を、0.5〜
50質量% (上記式(1)中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、個
別に炭化水素基を示し、かつR1 、R2 、R3 およびR
4 のうち少なくとも1つは炭素数16以上のアルキルア
リール基または炭素数16以上のアルケニルアリール基
を示す。)および(B)下記の(1)〜(3)の中から
選ばれる少なくとも1種のさび止め添加剤を1〜20質
量% (1)ワックスの酸化物またはその誘導体 (2)多価アルコールの部分エステル (3)ラノリンまたはその誘導体 含有することを特徴とし、他の一つは、上記した塑性加
工兼用さび止め油組成物に、組成物全量基準で、さら
に、(C)スルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩またはアミン塩を、1〜20質量%配合したこと
を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の態様】以下、本発明の内容をより詳細に
説明する。本発明における基油は、鉱油および/または
合成油である。鉱油としては、例えば、原油を常圧蒸留
および減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れ
き、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、
水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理を適宜組
み合わせて精製したパラフィン系、ナフテン系などの油
が使用できる。また、合成油としては、例えば、ポリα
ーオレフィン(ポリブテン、1−オクテンオリゴマー、
1−デセンオリゴマーなど)、アルキルベンゼン、アル
キルナフタレン、エステル(但し、多価アルコールの部
分エステルを除く)、ポリオキシアルキレングリコー
ル、ポリフェニルエーテルなどが使用できる。本発明に
おいて、基油の動粘度には何ら制限はないが、通常40
℃における動粘度が0.7〜2000mm2 /s、好ま
しくは0.7〜1000mm2 /sのものが用いられ
る。また、当然のことながら、これらの鉱油および合成
油は単独でも、また2種以上組み合わせて使用してもよ
い。さらにまた、溶剤レベルの低粘度基油(40℃動粘
度が0.7〜5mm2 /s)と中高粘度基油(40℃動
粘度が6〜2000mm2 /s)との混合物を、本発明
の基油として使用することもできる。
【0006】本発明における(A)成分は、炭素数16
以上のアルキルアリール基または炭素数16以上のアル
ケニルアリール基を少なくとも1個有するジチオリン酸
亜鉛化合物であって、この化合物は下記の一般式(1)
で表される。 (上記式(1)中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、個
別に炭化水素基を示し、かつR1 、R2 、R3 およびR
4 のうち少なくとも1つは炭素数16以上のアルキルア
リール基または炭素数16以上のアルケニルアリール基
を示す。) 本発明の(A)成分は、一般式(1)のR1 〜R4 の少
なくとも1つは、炭素数16以上のアルキルアリール基
または炭素数16以上のアルケニルアリール基でなけれ
ばならないが、残りは任意の炭素数を有する炭化水素基
であって差し支えない。しかし、取り扱い易さとコスト
の面で、炭素数30以下、好ましくは26以下の炭化水
素基であることを可とする。このような炭化水素基の具
体例としては、例えば、炭素数1〜30のアルキル基、
炭素数2〜30のアルケニル基、炭素数5〜7のシクロ
アルキル基、炭素数6〜30のアルキルシクロアルキル
基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜30のア
ルキルアリール基、炭素数7〜30のアルケニルアリー
ル基、炭素数7〜30のアリールアルキル基等が挙げら
れる。炭素数1〜30のアルキル基としては、例えば、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、直鎖状または分岐状のブチル基、直鎖状または分岐
状のペンチル基、直鎖状または分岐状のヘキシル基、直
鎖状または分岐状のヘプチル基、直鎖状または分岐状の
オクチル基、直鎖状または分岐状のノニル基、直鎖状ま
たは分岐状のデシル基、直鎖または分枝のウンデシル
基、直鎖または分枝のドデシル基、直鎖または分枝のト
リデシル基、テトラデシル基テトラデシル基直鎖または
分枝のテトラデシル基、直鎖または分枝のペンタデシル
基、直鎖または分枝のヘキサデシル基、直鎖または分枝
のヘプタデシル基、直鎖または分枝のオクタデシル基、
直鎖または分枝のノナデシル基、直鎖または分枝のイコ
シル基、直鎖または分枝のヘンイコシル基、直鎖または
分枝のトリコシル基、直鎖または分枝のテトラコシル
基、直鎖または分枝のペンタコシル基、直鎖または分枝
のヘキサコシル基、直鎖または分枝のヘプタコシル基、
直鎖または分枝のオクタコシル基、直鎖または分枝のノ
ナコシル基、直鎖または分枝のトリアコンチル基等が挙
げられる。炭素数2〜30のアルケニル基としては、例
えば、エテニル基、直鎖状または分岐状のプロペニル
基、直鎖状または分岐状のブテニル基、直鎖状または分
岐状のペンテニル基、直鎖状または分岐状のヘキセニル
基、直鎖状または分岐状のヘプテニル基、直鎖状または
分岐状のオクテニル基、直鎖状または分岐状のノネニル
基、直鎖状または分岐状のデセニル基、直鎖または分枝
のウンデセニル基、直鎖または分枝のドデセニル基、直
鎖または分枝のトリデセニル基、直鎖または分枝のテト
ラデセニル基、直鎖または分枝のペンタデセニル基、直
鎖または分枝のヘキサデセニル基、直鎖または分枝のヘ
プタデセニル基、直鎖または分枝のオクタデセニル基、
直鎖または分枝のノナデセニル基、直鎖または分枝のイ
コセニル基、直鎖または分枝のヘンイコセニル基、直鎖
または分枝のトリコセニル基、直鎖または分枝のテトラ
コセニル基、直鎖または分枝のペンタコセニル基、直鎖
または分枝のヘキサコセニル基、直鎖または分枝のヘプ
タコセニル基、直鎖または分枝のオクタコセニル基、直
鎖または分枝のノナコセニル基、直鎖または分枝のトリ
アコンテニル基等が挙げられる。炭素数5〜7のシクロ
アルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げられる。炭素
数6〜30のアルキルシクロアルキル基としては、例え
ば、メチルシクロペンチル基(全ての置換異性体を含
む)、ジメチルシクロペンチル基(全ての置換異性体を
含む)、エチルシクロペンチル基(全ての置換異性体を
含む)、メチルエチルシクロペンチル基(全ての置換異
性体を含む)、ジエチルシクロペンチル基(全ての置換
異性体を含む)、メチルシクロヘキシル基(全ての置換
異性体を含む)、ジメチルシクロヘキシル基(全ての置
換異性体を含む)、エチルシクロヘキシル基(全ての置
換異性体を含む)、メチルエチルシクロヘキシル基(全
ての置換異性体を含む)、ジエチルシクロヘキシル基
(全ての置換異性体を含む)、メチルシクロヘプチル基
(全ての置換異性体を含む)、ジメチルシクロヘプチル
基(全ての置換異性体を含む)、エチルシクロヘプチル
基(全ての置換異性体を含む)、メチルエチルシクロヘ
プチル基(全ての置換異性体を含む)等が挙げられる。
炭素数6〜10のアリール基としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基等が挙げられる。炭素数7〜30のア
ルキルアリール基としては、例えば、トリル基(全ての
置換異性体を含む)、キシリル基(全ての置換異性体を
含む)、エチルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のプロピルフェニル基(全ての置
換異性体を含む)、直鎖または分枝のブチルフェニル基
(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のペンチ
ルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または
分枝のヘキシルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のへプチルフェニル基(全ての置
換異性体を含む)、直鎖または分枝のオクチルフェニル
基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のノニ
ルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または
分枝のデシルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、
直鎖または分枝のウンデシルフェニル基(全ての置換異
性体を含む)、直鎖または分枝のドデシルフェニル基
(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のトリデ
シルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖また
は分枝のテトラデシルフェニル基(全ての置換異性体を
含む)、直鎖または分枝のヘプタデシルフェニル基(全
ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のヘキサデシ
ルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または
分枝のヘプタデシルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のオクタデシルフェニル基(全て
の置換異性体を含む)、直鎖または分枝のノナデシルフ
ェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝
のイコシルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直
鎖または分枝のヘンイコシルフェニル基(全ての置換異
性体を含む)、直鎖または分枝のトリコシルフェニル基
(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のテトラ
コシルフェニル基(全ての置換異性体を含む)等が挙げ
られる。炭素数7〜30のアルケニルアリール基として
は、例えば、エテニルフェニル基(全ての置換異性体を
含む)、直鎖または分枝のプロペニルフェニル基(全て
の置換異性体を含む)、直鎖または分枝のブテニルフェ
ニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝の
ペンテニルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直
鎖または分枝のヘキセニルフェニル基(全ての置換異性
体を含む)、直鎖または分枝のへプテニルフェニル基
(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のオクテ
ニルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖また
は分枝のノネニルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のデセニルフェニル基(全ての置
換異性体を含む)、直鎖または分枝のウンデセニルフェ
ニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝の
ドデセニルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、直
鎖または分枝のトリデセニルフェニル基(全ての置換異
性体を含む)、直鎖または分枝のテトラデセニルフェニ
ル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝のヘ
プタデセニルフェニル基(全ての置換異性体を含む)、
直鎖または分枝のヘキサデセニルフェニル基(全ての置
換異性体を含む)、直鎖または分枝のヘプタデセニルフ
ェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝
のオクタデセニルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のノナデセニルフェニル基(全て
の置換異性体を含む)、直鎖または分枝のイコセニルフ
ェニル基(全ての置換異性体を含む)、直鎖または分枝
のヘンイコセニルフェニル基(全ての置換異性体を含
む)、直鎖または分枝のトリコセニルフェニル基(全て
の置換異性体を含む)、直鎖または分枝のテトラコセニ
ルフェニル基(全ての置換異性体を含む)等が挙げられ
る。炭素数7〜30のアリールアルキル基としては、例
えば、ベンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニ
ルエチル基(フェネチル基)、フェニルプロピル基(プ
ロピル基の異性体を含む)、フェニルブチル基(ブチル
基の異性体を含む)等が挙げられる。
【0007】本発明の(A)成分は、塑性加工時の加工
性の点から、上記一般式(1)におけるR1 、R2 、R
3 およびR4 のうち少なくとも1つが、炭素数16以上
のアルキルアリール基または炭素数16以上のアルケニ
ルアリール基であることが必要であり、好ましくは
1 、R2 、R3 およびR4 のうち2つが、より好まし
くは3つが、最も好ましくはR1 、R2 、R3 およびR
4 の全てがそれぞれ炭素数16以上のアルキルアリール
基および/または炭素数16以上のアルケニルアリール
基であることが望ましい。炭素数16以上のアルキルア
リール基および炭素数16以上のアルケニルアリール基
の炭素数の上限値については何ら制限はないが、取り扱
い易さとコストの面でその炭素数は通常30以下、好ま
しくは26以下である。炭素数16以上のアルキルアリ
ール基の中では、塑性加工時の加工性がより優れる点か
ら、炭素数10〜24のアルキル基が少なくとも1つフ
ェニル基に結合したアルキルフェニル基が好ましく、炭
素数10〜21のアルキル基が少なくとも1つのフェニ
ル基に結合したアルキルフェニル基がより好ましくは、
炭素数10〜18のアルキル基が少なくとも1つフェニ
ル基に結合したアルキルフェニル基が最も好ましい。ま
た、炭素数16以上のアルケニルアリール基の中では、
同様な理由から、炭素数10〜24のアルケニル基が少
なくとも1つフェニル基に結合したアルケニルフェニル
基が好ましく、炭素数10〜21のアルケニル基が少な
くとも1つフェニル基に結合したアルケニルフェニル基
がより好ましく、炭素数10〜18のアルケニル基が少
なくとも1つフェニル基に結合したアルケニルフェニル
基が最も好ましい。本発明では、上に規定した一般式
(1)に包含されるジチオリン酸亜鉛化合物の1種を単
独で使用することができ、また2種以上を混合して用い
ることもできる。
【0008】本発明の油組成物における(A)成分の含
有量の下限値は、組成物全量基準で0.5質量%、好ま
しくは1質量%、より好ましくは2質量%、最も好まし
くは3質量%であり、一方、含有量の上限値は、組成物
全量基準で50質量%、好ましくは40質量%である。
(A)成分の含有量が組成物全量基準で0.5質量%未
満の場合は潤滑性向上の添加効果が現れず、一方、含有
量が組成物全量基準で50質量%を超える場合は、得ら
れる潤滑性向上の添加効果添加がコスト的に見合わない
ものとなり、それぞれ好ましくない。なお、上記一般式
(1)で表されるジチオリン酸亜鉛化合物は中性塩であ
るが、これを製造する場合には塩基性ジチオリン酸亜鉛
化合物が通常副生される。副生物であるこの塩基性塩
は、中性塩100重量部に対して0〜150重量部の範
囲であれば、本発明の油組成物に含まれても差し支えな
い。但し、その場合でも、一般式(1)で表されるジチ
オリン酸亜鉛化合物(中性塩)の含有量は、組成物全量
基準で0.5〜50質量%の範囲になければならない。
【0009】本発明における(B)成分は、以下の
(1)〜(3)の中から選ばれる1種または2種以上の
化合物である。 (B1)ワックスの酸化物またはその誘導体 (B2)多価アルコールの部分エステル (B3)ラノリンまたはその誘導体 上記(B1)成分でいうワックスの酸化物としては、石
油留分の精製の際に得られるパラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、ペトロラタムや合成により
得られるポリオレフィンワックスなどのワックスを酸化
することによって製造されるものが用いられる。また、
その誘導体としては、塩類およびエステル変成したもの
などが用いられる。ワックスの酸化物の塩類とは、上記
したワックスの酸化物に対して、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、バリウ
ムなどのアルカリ土類金属、アミン類等の塩や塩基を反
応させ、ワックスの酸化物が有する酸性基の一部または
全部を中和して塩としたものを指す。また、ワックスの
酸化物をエステル変成したものとは、上記したワックス
の酸化物に対して、アルコール類を反応させ、ワックス
の酸化物が有する酸性基の一部または全部をエステル化
させたものを指す。(B1)成分のケン化価、全酸価お
よび金属含有量は任意であるが、組成物の貯蔵安定性や
酸化安定性、水置換性およびさび止め性に優れる点か
ら、JISK 2503に規定するケン化価が50〜1
00mgKOH/g、およびJISK 2501に規定
する全酸価が2〜20mgKOH/gの性状を有するも
のが好ましく用いられる。
【0010】(B2)成分は多価アルコールの部分エス
テルである。ここでいう多価アルコールとしては任意の
ものが使用可能であるが、2〜10個、好ましくは3〜
6個の水酸基を有する炭素数2〜20、好ましくは3〜
10の多価アルコールが好適に用いられる。この中で
も、本発明においては、グリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
およびソルビタンの中から選ばれる1種または2種以上
の多価アルコールを用いることがより好ましい。部分エ
ステルを構成する酸としては、任意のものが用いられる
が、通常は炭素数6〜24、好ましくは10〜22の脂
肪酸が用いられる。このような脂肪酸は、飽和脂肪酸で
も不飽和脂肪酸でもよく、また直鎖状脂肪酸でも分枝状
脂肪酸でもよい。具体的には例えば、ヘキサン酸(全て
の異性体を含む)、ヘプタン酸(全ての異性体を含
む)、オクタン酸(全ての異性体を含む)、ノナン酸
(全ての異性体を含む)、デカン酸(全ての異性体を含
む)、ウンデカン酸(全ての異性体を含む)、ドデカン
酸(全ての異性体を含む)、トリデカン酸(全ての異性
体を含む)、テトラデカン酸(全ての異性体を含む)、
ペンタデカン酸(全ての異性体を含む)、ヘキサデカン
酸(全ての異性体を含む)、ヘプタデカン酸(全ての異
性体を含む)、オクタデカン酸(全ての異性体を含
む)、ノナデカン酸(全ての異性体を含む)、イコサン
酸(全ての異性体を含む)、ヘンイコサン酸(全ての異
性体を含む)、ドコサン酸(全ての異性体を含む)、ト
リコサン酸(全ての異性体を含む)、テトラコサン酸
(全ての異性体を含む)などの飽和脂肪酸;ヘキセン酸
(全ての異性体を含む)、ヘプテン酸(全ての異性体を
含む)、オクテン酸(全ての異性体を含む)、ノネン酸
(全ての異性体を含む)、デセン酸(全ての異性体を含
む)、ウンデセン酸(全ての異性体を含む)、ドデセン
酸(全ての異性体を含む)、トリデセン酸(全ての異性
体を含む)、テトラデセン酸(全ての異性体を含む)、
ペンタデセン酸(全ての異性体を含む)、ヘキサデセン
酸(全ての異性体を含む)、ヘプタデセン酸(全ての異
性体を含む)、オクタデセン酸(全ての異性体を含
む)、ノナデセン酸(全ての異性体を含む)、イコセン
酸(全ての異性体を含む)、ヘンイコセン酸(全ての異
性体を含む)、ドコセン酸(全ての異性体を含む)、ト
リコセン酸(全ての異性体を含む)、テトラコセン酸
(全ての異性体を含む)などの不飽和脂肪酸;およびこ
れらの混合物などが挙げられる。なお、ここでいう部分
エステルとは、多価アルコール中の水酸基の少なくとも
1個以上がエステル化されない水酸基の形のままで残っ
ているエステルを意味する。(B2)成分としては、例
えば、グリセリンモノドデカノエート(グリセリンモノ
ラウレート)、グリセリンモノイソラウレート、グリセ
リンジドデカノエート(グリセリンジラウレート)、グ
リセリンジイソラウレート、グリセリンモノテトラデカ
ノエート(グリセリンモノミリステート)、グリセリン
モノイソミリステート、グリセリンジテトラデカノエー
ト(グリセリンジミリステート)、グリセリンジイソミ
リステート、グリセリンモノヘキサデカノエート(グリ
セリンモノパルミテート)、グリセリンモノイソパルミ
テート、グリセリンジヘキサデカノエート(グリセリン
ジパルミテート)、グリセリンジイソパルミテート、グ
リセリンモノオクタデカノエート(グリセリンモノステ
アレート)、グリセリンモノイソステアレート、グリセ
リンジオクタデカノエート(グリセリンジステアレー
ト)、グリセリンジイソステアレート、グリセリンモノ
オクタデセノエート(グリセリンモノオレエート)、グ
リセリンモノイソオレエート、グリセリンジオクタデセ
ノエート(グリセリンジオレエート)、グリセリンジイ
ソオレエートなどのグリセリン部分エステル;トリメチ
ロールエタンモノドデカノエート(トリメチロールエタ
ンモノラウレート)、トリメチロールエタンモノイソラ
ウレート、トリメチロールエタンジドデカノエート(ト
リメチロールエタンジラウレート)、トリメチロールエ
タンジイソラウレート、トリメチロールエタンモノテト
ラデカノエート(トリメチロールエタンモノミリステー
ト)、トリメチロールエタンモノイソミリステート、ト
リメチロールエタンジテトラデカノエート(トリメチロ
ールエタンジミリステート)、トリメチロールエタンジ
イソミリステート、トリメチロールエタンモノヘキサデ
カノエート(トリメチロールエタンモノパルミテー
ト)、トリメチロールエタンモノイソパルミテート、ト
リメチロールエタンジヘキサデカノエート(トリメチロ
ールエタンジパルミテート)、トリメチロールエタンジ
イソパルミテート、トリメチロールエタンモノオクタデ
カノエート(トリメチロールエタンモノステアレー
ト)、トリメチロールエタンモノイソステアレート、ト
リメチロールエタンジオクタデカノエート(トリメチロ
ールエタンジステアレート)、トリメチロールエタンジ
イソステアレート、トリメチロールエタンモノオクタデ
セノエート(トリメチロールエタンモノオレエート)、
トリメチロールエタンモノイソオレエート、トリメチロ
ールエタンジオクタデセノエート(トリメチロールエタ
ンジオレエート)、トリメチロールエタンジイソオレエ
ートなどのトリメチロールエタン部分エステル;トリメ
チロールプロパンモノドデカノエート(トリメチロール
プロパンモノラウレート)、トリメチロールプロパンモ
ノイソラウレート、トリメチロールプロパンジドデカノ
エート(トリメチロールプロパンジラウレート)、トリ
メチロールプロパンジイソラウレート、トリメチロール
プロパンモノテトラデカノエート(トリメチロールプロ
パンモノミリステート)、トリメチロールプロパンモノ
イソミリステート、トリメチロールプロパンジテトラデ
カノエート(トリメチロールプロパンジミリステー
ト)、トリメチロールプロパンジイソミリステート、ト
リメチロールプロパンモノヘキサデカノエート(トリメ
チロールプロパンモノパルミテート)、トリメチロール
プロパンモノイソパルミテート、トリメチロールプロパ
ンジヘキサデカノエート(トリメチロールプロパンジパ
ルミテート)、トリメチロールプロパンジイソパルミテ
ート、トリメチロールプロパンモノオクタデカノエート
(トリメチロールプロパンモノステアレート)、トリメ
チロールプロパンモノイソステアレート、トリメチロー
ルプロパンジオクタデカノエート(トリメチロールプロ
パンジステアレート)、トリメチロールプロパンジイソ
ステアレート、トリメチロールプロパンモノオクタデセ
ノエート(トリメチロールプロパンモノオレエート)、
トリメチロールプロパンモノイソオレエート、トリメチ
ロールプロパンジオクタデセノエート(トリメチロール
プロパンジオレエート)、トリメチロールプロパンジイ
ソオレエートなどのトリメチロールプロパン部分エステ
ル;ペンタエリスリトールモノドデカノエート(ペンタ
エリスリトールモノラウレート)、ペンタエリスリトー
ルモノイソラウレート、ペンタエリスリトールジドデカ
ノエート(ペンタエリスリトールジラウレート)、ペン
タエリスリトールジイソラウレート、ペンタエリスリト
ールトリドデカノエート(ペンタエリスリトールトリラ
ウレート)、ペンタエリスリトールトリイソラウレー
ト、ペンタエリスリトールモノテトラデカノエート(ペ
ンタエリスリトールモノミリステート)、ペンタエリス
リトールモノイソミリステート、ペンタエリスリトール
ジテトラデカノエート(ペンタエリスリトールジミリス
テート)、ペンタエリスリトールジイソミリステート、
ペンタエリスリトールトリテトラデカノエート(ペンタ
エリスリトールトリミリステート)、ペンタエリスリト
ールトリイソミリステート、ペンタエリスリトールモノ
ヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールモノパルミ
テート)、ペンタエリスリトールモノイソパルミテー
ト、ペンタエリスリトールジヘキサデカノエート(ペン
タエリスリトールジパルミテート)、ペンタエリスリト
ールジイソパルミテート、ペンタエリスリトールトリヘ
キサデカノエート(ペンタエリスリトールトリパルミテ
ート)、ペンタエリスリトールトリイソパルミテート、
ペンタエリスリトールモノオクタデカノエート(ペンタ
エリスリトールモノステアレート)、ペンタエリスリト
ールモノイソステアレート、ペンタエリスリトールジオ
クタデカノエート(ペンタエリスリトールジステアレー
ト)、ペンタエリスリトールジイソステアレート、ペン
タエリスリトールトリオクタデカノエート(ペンタエリ
スリトールトリステアレート)、ペンタエリスリトール
トリイソステアレート、ペンタエリスリトールモノオク
タデセノエート(ペンタエリスリトールモノオレエー
ト)、ペンタエリスリトールモノイソオレエート、ペン
タエリスリトールジオクタデセノエート(ペンタエリス
リトールジオレエート)、ペンタエリスリトールジイソ
オレエート、ペンタエリスリトールトリオクタデセノエ
ート(ペンタエリスリトールトリオレエート)、ペンタ
エリスリトールトリイソオレエートなどのペンタエリス
リトール部分エステル;ソルビタンモノドデカノエート
(ソルビタンモノラウレート)、ソルビタンモノイソラ
ウレート、ソルビタンジドデカノエート(ソルビタンジ
ラウレート)、ソルビタンジイソラウレート、ソルビタ
ントリドデカノエート(ソルビタントリラウレート)、
ソルビタントリイソラウレート、ソルビタンモノテトラ
デカノエート(ソルビタンモノミリステート)、ソルビ
タンモノイソミリステート、ソルビタンジテトラデカノ
エート(ソルビタンジミリステート)、ソルビタンジイ
ソミリステート、ソルビタントリテトラデカノエート
(ソルビタントリミリステート)、ソルビタントリイソ
ミリステート、ソルビタンモノヘキサデカノエート(ソ
ルビタンモノパルミテート)、ソルビタンモノイソパル
ミテート、ソルビタンジヘキサデカノエート(ソルビタ
ンジパルミテート)、ソルビタンジイソパルミテート、
ソルビタントリヘキサデカノエート(ソルビタントリパ
ルミテート)、ソルビタントリイソパルミテート、ソル
ビタンモノオクタデカノエート(ソルビタンモノステア
レート)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタ
ンジオクタデカノエート(ソルビタンジステアレー
ト)、ソルビタンジイソステアレート、ソルビタントリ
オクタデカノエート(ソルビタントリステアレート)、
ソルビタントリイソステアレート、ソルビタンモノオク
タデセノエート(ソルビタンモノオレエート)、ソルビ
タンモノイソオレエート、ソルビタンジオクタデセノエ
ート(ソルビタンジオレエート)、ソルビタンジイソオ
レエート、ソルビタントリオクタデセノエート(ソルビ
タントリオレエート)、ソルビタントリイソオレエート
などのソルビタン部分エステル;およびこれらの混合物
などが好ましく用いられる。特にモノエステルであるグ
リセリンモノドデカノエート(グリセリンモノラウレー
ト)、グリセリンモノイソラウレート、グリセリンモノ
テトラデカノエート(グリセリンモノミリステート)、
グリセリンモノイソミリステート、グリセリンモノヘキ
サデカノエート(グリセリンモノパルミテート)、グリ
セリンモノイソパルミテート、グリセリンモノオクタデ
カノエート(グリセリンモノステアレート)、グリセリ
ンモノイソステアレート、グリセリンモノオクタデセノ
エート(グリセリンモノオレエート)、グリセリンモノ
イソオレエート;トリメチロールエタンモノドデカノエ
ート(トリメチロールエタンモノラウレート)、トリメ
チロールエタンモノイソラウレート、トリメチロールエ
タンモノテトラデカノエート(トリメチロールエタンモ
ノミリステート)、トリメチロールエタンモノイソミリ
ステート、トリメチロールエタンモノヘキサデカノエー
ト(トリメチロールエタンモノパルミテート)、トリメ
チロールエタンモノイソパルミテート、トリメチロール
エタンモノオクタデカノエート(トリメチロールエタン
モノステアレート)、トリメチロールエタンモノイソス
テアレート、トリメチロールエタンモノオクタデセノエ
ート(トリメチロールエタンモノオレエート)、トリメ
チロールエタンモノイソオレエート;トリメチロールプ
ロパンモノドデカノエート(トリメチロールプロパンモ
ノラウレート)、トリメチロールプロパンモノイソラウ
レート、トリメチロールプロパンモノテトラデカノエー
ト(トリメチロールプロパンモノミリステート)、トリ
メチロールプロパンモノイソミリステート、トリメチロ
ールプロパンモノヘキサデカノエート(トリメチロール
プロパンモノパルミテート)、トリメチロールプロパン
モノイソパルミテート、トリメチロールプロパンモノオ
クタデカノエート(トリメチロールプロパンモノステア
レート)、トリメチロールプロパンモノイソステアレー
ト、トリメチロールプロパンモノオクタデセノエート
(トリメチロールプロパンモノオレエート)、トリメチ
ロールプロパンモノイソオレエート;ペンタエリスリト
ールモノドデカノエート(ペンタエリスリトールモノラ
ウレート)、ペンタエリスリトールモノイソラウレー
ト、ペンタエリスリトールモノテトラデカノエート(ペ
ンタエリスリトールモノミリステート)、ペンタエリス
リトールモノイソミリステート、ペンタエリスリトール
モノヘキサデカノエート(ペンタエリスリトールモノパ
ルミテート)、ペンタエリスリトールモノイソパルミテ
ート、ペンタエリスリトールモノオクタデカノエート
(ペンタエリスリトールモノステアレート)、ペンタエ
リスリトールモノイソステアレート、ペンタエリスリト
ールモノオクタデセノエート(ペンタエリスリトールモ
ノオレエート)、ペンタエリスリトールモノイソオレエ
ート;ソルビタンモノドデカノエート(ソルビタンモノ
ラウレート)、ソルビタンモノイソラウレート、ソルビ
タンモノテトラデカノエート(ソルビタンモノミリステ
ート)、ソルビタンモノイソミリステート、ソルビタン
モノヘキサデカノエート(ソルビタンモノパルミテー
ト)、ソルビタンモノイソパルミテート、ソルビタンモ
ノオクタデカノエート(ソルビタンモノステアレー
ト)、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモ
ノオクタデセノエート(ソルビタンモノオレエート)、
ソルビタンモノイソオレエート、;およびこれらの混合
物などがより好ましく用いられる。
【0011】本発明の(B3)成分は、ラノリンまたは
その誘導体である。ここでいうラノリン(羊毛脂)と
は、羊の毛に付着するろう状物質を精製して得られたも
のをいう。本発明においては、このようなラノリンをそ
のまま用いてもよく、その誘導体として用いても良い。
誘導体としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩
またはエステル等が挙げられる。アルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩は、ラノリンに、ナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属やマグネシウム、カルシウム、
バリウムなどのアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物な
どの塩基と反応させ、ラノリン中に含有される脂肪酸成
分の一部または全部を金属塩としたものであり、またラ
ノリン脂肪酸エステルとは、ラノリンとアルコール、好
ましくは多価アルコール、より好ましくはグリセリン、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ソルビタンを反応させ、ラノリン中
に含有される脂肪酸成分の一部または全部をエステル化
したものを指す。本発明において、上記したラノリン脂
肪酸エステルのケン化価および全酸価は任意であるが、
組成物の貯蔵安定性や酸化安定性、水置換性およびさび
止め性に優れる点から、JIS K 2503に規定す
るケン化価20〜220mgKOH/gおよびJIS
K 2501に規定する全酸価1〜20mgKOH/g
の性状を有するものが好ましく用いられる。本発明の
(B)成分としては、上記した(B1)成分、(B2)
成分および(B3)成分の中から選ばれる2種以上の化
合物を任意の割合で混合した混合物も好ましく用いるこ
とができる。本発明の塑性加工兼用さび止め油組成物に
おける(B)成分の配合量の下限は、組成物全量基準で
1重量%、好ましくは2重量%であり、一方、配合量の
上限は、組成物全量基準で20重量%、好ましくは10
重量%である。(B)成分の配合量が組成物全量基準で
1重量%未満の場合は防錆性が低下し、一方、配合量が
組成物全量基準で20重量%を超える場合は加工性が低
下するため、それぞれ好ましくない。
【0012】本発明においては上述のように、基油に
(A)成分および(B)成分を所定量含有させることに
より、加工性およびさび止め性に優れた塑性加工兼用さ
び止め油組成物を得ることができるが、さび止め性能を
さらに向上させることを目的に、(C)成分としてスル
ホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはア
ミン塩を添加することできる。アルカリ金属としてはナ
トリウムやカリウムなどが挙げられ、アルカリ土類金属
としてはマグネシウム、カルシウム、バリウムなどが挙
げられる。またアミンとしてはアンモニア;モノメチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノプ
ロピルアミン、ジプロピルアミン、トリプロピルアミン
など、炭素数1〜3のアルキル基を有するアルキルアミ
ン;モノメタノールアミン、ジメタノールアミン、トリ
メタノールアミン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールア
ミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン
など、炭素数1〜3のアルカノール基を有するアルカノ
ールアミン;などが挙げられる。上記(C)成分はその
製造方法に特別な限定はなく、任意の方法によって製造
されたものが使用可能である。例えば、分子量100〜
1500、好ましくは200〜700のアルキル芳香族
化合物をスルフォン化することによって得られるアルキ
ル芳香族スルフォン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アミン塩およびこれらの混合物などが使用でき
る。ここでいうアルキル芳香族スルフォン酸としては、
一般に鉱油の潤滑油留分のアルキル芳香族化合物をスル
フォン化したものやホワイトオイル製造時に副生する、
いわゆるマホガニー酸などの石油スルフォン酸、例えば
洗剤の原料となるアルキルベンゼン製造プラントから副
生したり、ポリオレフィンをベンゼンにアルキル化する
ことにより得られる、直鎖状や分枝状のアルキル基を有
するアルキルベンゼンをスルフォン化したもの、あるい
はジノニルナフタレンなどのアルキルナフタレンをスル
フォン化したものなどの合成スルフォン酸などが挙げら
れる。(C)成分としては、上記のアルキル芳香族スル
フォン酸と、アルカリ金属の塩基(アルカリ金属の酸化
物や水酸化物など)、アルカリ土類金属の塩基(アルカ
リ土類金属の酸化物や水酸化物など)または上述したア
ミン(アンモニア、アルキルアミンやアルカノールアミ
ンなど)とを反応させて得られる、いわゆる中性(正
塩)スルフォネート;中性(正塩)スルフォネートと、
過剰のアルカリ金属の塩基、アルカリ土類金属の塩基ま
たはアミンを水の存在下で加熱することにより得られ
る、いわゆる塩基性スルフォネート;炭酸ガスの存在下
で中性(正塩)スルフォネートをアルカリ金属の塩基、
アルカリ土類金属の塩基またはアミンと反応させること
により得られる、いわゆる炭酸塩過塩基性(超塩基性)
スルフォネート;中性(正塩)スルフォネートをアルカ
リ金属の塩基、アルカリ土類金属の塩基またはアミンな
らびにホウ酸または無水ホウ酸などのホウ酸化合物と反
応させたり、または炭酸塩過塩基性(超塩基性)スルフ
ォネートとホウ酸または無水ホウ酸などのホウ酸化合物
を反応させることによって製造される、いわゆるホウ酸
塩過塩基性(超塩基性)スルフォネート;およびこれら
の混合物などが挙げられる。(C)成分の全塩素価歯任
意であるが、通常はJIS K 2501に規定する過
塩素酸法による全塩基価の値が、0〜700mgKOH
/g、好ましくは0〜600mgKOH/gの範囲にあ
るスルフォン酸塩が使用される。本発明の塑性加工兼用
さび止め油組成物において、上記(C)成分を配合させ
る場合の含有量は、組成物全量基準で、1質量%以上、
好ましくは2質量%以上であることが望ましい。(C)
成分の含有量が1質量%に満たない場合には、さび止め
性向上の効果が期待できない。また、(C)成分の含有
量は20質量%以下、好ましくは15質量%以下である
ことが望ましい。そして、(C)成分の塩基価(mgK
OH/g)とその含有量(質量%)との積が50mgK
OH/g以下となることが望ましい。
【0013】本発明の油組成物には、各種性能をさらに
高める目的で公知の潤滑油添加剤を単独で、または数種
類組み合わせた形で使用することができる。これらの添
加剤としては、例えば、硫化油脂、トリクレジルフォス
フェートなどのリン酸エステル、ラードオイルなどの油
脂、脂肪酸などに代表される潤滑性向上剤;2,6−ジ
−tert−ブチル−p−クレゾール、4,4’−メチレン
ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,
4’−ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、
4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−o−クレゾー
ル)などに代表される酸化防止剤;ジエチレングリコー
ルモノアルキルエーテルなどの湿潤剤;アクリルポリマ
ー、パラフィンワックス、マイクロワックス、スラック
ワックス、ポリオレフィンワックスなどの造膜剤;脂肪
酸アミン塩などの水置換剤;ジチオリン酸亜鉛化合物
(但し、上記一般式(1)で表されるものを除く);グ
ラファイト、フッ化黒鉛、二硫化モリブデン、窒化ホウ
素、ポリエチレン粉末などの固体潤滑剤;アミン、アル
カノールアミン、アミド、カルボン酸などの腐食防止
剤;ベンゾトリアゾール、チアジアゾールなどの金属不
活性化剤;メチルシリコーン、フルオロシリコーン、ポ
リアクリレートなどの消泡剤;などが挙げられる。これ
ら公知の添加剤を併用する場合の含有量は任意に選べる
が、通常、これら公知の添加剤の合計含有量が組成物全
量基準で0.1〜10重量%となるように調節される。
【0014】基油に(A)成分および(B)成分を、必
要に応じてさらに(C)成分およびその他の添加剤を配
合した本発明の塑性加工兼用さび止め油組成物は、その
動粘度(40℃)に格別な制限はない。しかし、取り扱
いの便および浸漬塗油した場合の持ち出し量などの点か
ら、動粘度(40℃)は1.5〜500mm2 /sの範
囲にあることが好ましく、2〜200mm2 /sの範囲
にあることがより好ましい。また鋼板に塗油し、その鋼
板をコイル状に巻き取る際のスリップ抑制をも考慮する
と、動粘度(40℃)は2〜50mm2 /sの範囲にあ
ることが好ましく、2〜25mm2 /sの範囲にあるこ
とがより好ましい。
【0015】本発明に係る塑性加工兼用さび止め油組成
物は、例えば、通常の鋼板やステンレス鋼板、溶融亜鉛
メッキ鋼板、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッ
キ鋼板、電気亜鉛−鉄合金メッキ鋼板、電気亜鉛−ニッ
ケル合金メッキ鋼板、二層メッキ鋼板、ターンシートな
どの表面処理鋼板の塑性加工、具体的には、プレス成
形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などにおいて
特に好ましく使用されるものである。また鋼板、ステン
レス鋼板や表面処理鋼板の塑性加工のみでなく、アルミ
ニウムおよびアルミニウム合金などの非鉄金属板の塑性
加工、例えば、プレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、
しごき成形などにおいても好適に用いられるものであ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例および比較例に
よりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの内容
に何ら限定されるものではない。 [合成例1]2リットルのガラス製4つ口フラスコにp
−(2,4,6−トリメチルノニル)フェノール1.7
4molと五硫化リン0.4molとキシレン360g
を入れ、窒素雰囲気下143℃で2時間撹拌した。反応
混合物を濾過して不溶解物を除去した後、濾液を95℃
で真空乾燥し、p−(2,4,6−トリメチルノニル)
フェニルジチオリン酸を、不純物も含み、収率105%
で得た。次に2リットルのガラス製4つ口フラスコ中
で、窒素雰囲気下、この生成物250gをトルエン約8
00mlに50℃で加熱撹拌しながら溶解し、そこに酸
化亜鉛0.24molと0.3gの酢酸を添加し、50
℃で1晩撹拌した。反応終了後ヘキサンで抽出し、飽和
食塩水で良く洗浄し、溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、溶媒を除去した。得られた生成物は、炭素数1
8のアルキルフェニル基を有するジチオリン酸亜鉛化合
物の中性塩(下記式で表す)94%と、塩基性塩5%
と、その他の不純物1%の混合物であったが、特にこれ
以上の精製はせずに試験に供した。 1 :p−(2,4,6−トリメチルノニル)フェニル
基 [合成例2]p−(2,4,6−トリメチルノニル)フ
ェノールの代わりにp−(n−デシル)フェノールを用
いた以外は、合成例1と同様の方法によって、炭素数1
6のアルキル基を有するジチオリン酸亜鉛化合物を合成
した。得られた生成物は、炭素数16のアルキルフェニ
ル基を有するジチオリン酸亜鉛化合物の中性塩(下記式
で表す)95%と、塩基性塩4%、その他の不純物1%
の混合物であったが、特にこれ以上の精製はせずに試験
に供した。 1 :p−(n−デシル)フェニル基 [合成例3]p−(2,4,6−トリメチルノニル)フ
ェノールの代わりにp−(4−デセニル)フェノールを
用いた以外は、合成例1と同様の方法によって、炭素数
16のアルケニル基を有するジチオリン酸亜鉛化合物を
合成した。得られた生成物は、炭素数16のアルケニル
フェニル基を有するジチオリン酸亜鉛化合物の中性塩
(下記式で表す)95%と、塩基性塩4%、その他の不
純物1%の混合物であったが、特にこれ以上の精製はせ
ずに試験に供した。 1 :p−(4−デセニル)フェニル基 [合成例4]水酸化カリウム0.53molを900m
lの水に溶解させた溶液を2リットルのガラス製4つ口
フラスコにとり、5℃に冷却撹拌しながら、p−(2,
4,6−トリメチルノニル)フェノール250gをテト
ラヒドロフラン約80mlに溶解させた溶液を滴下し
た。100mlのテトラヒドロフランをさらに添加し、
水に溶解した塩化亜鉛0.27molを添加しさらに3
時間激しく撹拌した。反応終了後ヘキサンで抽出し、飽
和食塩水で良く洗浄し、溶液を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を除去した。得られた生成物は、炭素数
18のアルキルフェニル基を有するジチオリン酸亜鉛化
合物の中性塩(下記式で表す)50%と、塩基性塩45
%と、その他の不純物5%の混合物であったが、特にこ
れ以上の精製はせずに試験に供した。 1 :p−(2,4,6−トリメチルノニル)フェニル
基 [合成例5]n−ドデシルアルコールの代わりにn−オ
クチルアルコールを用いた以外は、合成例1と同様の方
法によって、炭素数8のアルキル基を有するジアルキル
ジチオリン酸亜鉛化合物を合成した。得られた生成物
は、炭素数8のアルキル基を有するジチオリン酸亜鉛化
合物の中性塩(下記式で表す)93%と、塩基性塩6
%、その他の不純物1%の混合物であったが、特にこれ
以上の精製はせずに試験に供した。 1 :n−オクチル基
【0017】[実施例1〜9および比較例1〜6]表1
に示す組成で実施例1〜9の塑性加工兼用さび止め油組
成物を調製した。また、比較のため表2に示す組成に従
い(A)成分を用いない場合(比較例1)、炭素数8の
アルキル基を有するジチオリン酸亜鉛化合物を用いた場
合(比較例2)、塩素化パラフィンを用いた場合(比較
例3)、ラードの硫化物を用いた場合(比較例4)、さ
び止め剤として(B)成分を用いず、スルホネートのみ
を用いた場合(比較例5)およびさび止め剤を全く用い
ない場合(比較例6)についても組成物を調製した。な
お、使用した各成分は以下のとおりである。基油 基油1:パラフィン系溶剤精製鉱油(動粘度25mm2
/s(@40℃)) 基油2:パラフィン系溶剤精製鉱油(動粘度6.5mm
2 /s(@40℃)) 基油3:ナフテン系炭化水素系溶剤(動粘度1.8mm
2 /s(@40℃)) 基油4:パラフィン系溶剤精製鉱油(動粘度80mm2
/s(@40℃))(A)成分 A1:合成例1で得られた生成物(中性塩94質量%、
塩基性塩5質量%、その他の不純物1質量%の混合物) A2:合成例2で得られた生成物(中性塩95質量%、
塩基性塩4質量%、その他の不純物1質量%の混合物) A3:合成例3で得られた生成物(中性塩95質量%、
塩基性塩4質量%、その他の不純物1質量%の混合物) A4:合成例4で得られた生成物(中性塩50質量%、
塩基性塩45質量%、その他の不純物5質量%の混合
物)(B)成分 B1:酸化パラフィンBa塩(ケン化価65mgKOH
/g、全酸価4.0mgKOH/g、Ba含有量5.0
重量%) B2:ソルビタンモノオレエート B3:ラノリン脂肪酸ペンタエリスリトールエステル
(ケン化価100mgKOH/g、全酸価5mgKOH
/g)(C)成分 C1:石油スルフォン酸の中性バリウム塩(全塩基価
(過塩素酸法)4mgKOH/g) C2:石油スルフォン酸の炭酸塩過塩基性カルシウム塩
(全塩基価(過塩素酸法)400mgKOH/g)その他の成分 D1:合成例5で得られた生成物(中性塩93質量%、
塩基性塩6質量%、その他の不純物1質量%の混合物) D2:塩素化パラフィン(塩素含有量50質量%) D3:ラードの硫化物(硫黄含有量10質量%) 実施例1〜9および比較例1〜6の組成物につき、以下
に示す試験により性能評価を行い、その結果を表1およ
び表2に併記した。 [円筒成形性試験]JIS G 3141「冷間圧延鋼
板及び鋼帯」で規定するSPCD材を試験板材とし、以
下の方法により円筒成形性試験を行った。試験板材表面
に試料油を2g/m2 の割合でスプレー塗油し、絞り比
を2.2とし、しわ押さえ力を0.5tfから0.25
tfずつ大きくして成形を行い、破断が生じない最大し
わ押さえ力を測定した。円筒成形ではしわ押さえ力を大
きくするほどしわの発生が抑制される反面、破断が生じ
やすくなる。従って、最大しわ押さえ力が大きいほど破
断防止効果が高く、加工性に優れていることを示す。 [さび止め性試験]JIS K 2246「さび止め
油」に規定する「塩水噴霧試験」に準拠して実施した。
ただし、試験片の材料としては冷間圧延鋼板でJISグ
レードSPCE材とし、油剤の塗布方法は試料油を2g
/m2 の割合でスプレー塗油し、室温で12時間放置乾
燥することにより行った。試験時間6時間以上錆発生が
認められなかった場合(A級)を評点5とし、4〜6時
間で錆発生が認められた場合を評点4、3〜4 時間で
錆発生が認められた場合を評点3、1〜2時間で錆発生
が認められた場合を評点2 、1時間以内に錆発生が認
められた場合を評点1とする5段階評価法で評価した。
評点が大きいほど防錆性に優れることを示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1の性能評価試験の結果に示すとおり、
本発明に係る実施例の塑性加工兼用さび止め油組成物
は、加工性およびさび止め性に優れるという、極めて良
好な性能を兼ね備えている。これに対して比較例1〜4
のように、本発明の(A)成分を用いなかったり、
(A)成分の代わりに炭素数8のアルキル基を有するジ
チオリン酸亜鉛化合物を用いたり、塩素化パラフィンを
用いたり、ラードの硫化物を用いた場合は、表2に示す
ように、その円筒成形性能が実施例の組成物より大きく
劣り、本発明の組成物の優秀性が明らかである。また、
比較例5および比較例6は(B)成分を用いない場合で
あるが、さび止め性に劣り、本発明の目的を満足するも
のではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 40:20 (72)発明者 亀塚 大 横浜市中区千鳥町8番地 日本石油株式会 社中央技術研究所内 (72)発明者 松崎 幸雄 横浜市中区千鳥町8番地 日本石油株式会 社中央技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉱油および/または合成油を基油とし、
    組成物全量基準で、(A)下記の一般式(1)で表され
    るジチオリン酸亜鉛化合物を、0.5〜50質量% (上記式(1)中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、個
    別に炭化水素基を示し、かつR1 、R2 、R3 およびR
    4 のうち少なくとも1つは炭素数16以上のアルキルア
    リール基または炭素数16以上のアルケニルアリール基
    を示す。)および(B)下記の(1)〜(3)の中から
    選ばれる少なくとも1種のさび止め添加剤を1〜20質
    量% (1)ワックスの酸化物またはその誘導体 (2)多価アルコールの部分エステル (3)ラノリンまたはその誘導体 含有することを特徴とする塑性加工兼用さび止め油組成
    物。
  2. 【請求項2】 鉱油および/または合成油を基油とし、
    組成物全量基準で、(A)下記の一般式(1)で表され
    るジチオリン酸亜鉛化合物を、0.5〜50質量% (上記式(1)中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、個
    別に炭化水素基を示し、かつR1 、R2 、R3 およびR
    4 のうち少なくとも1つは炭素数16以上のアルキルア
    リール基または炭素数16以上のアルケニルアリール基
    を示す。) (B)下記の(1)〜(3)の中から選ばれる少なくと
    も1種のさび止め添加剤を1〜20質量% (1)ワックスの酸化物またはその誘導体 (2)多価アルコールの部分エステル (3)ラノリンまたはその誘導体 および(C)スルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土
    類金属塩またはアミン塩を、1〜20質量%含有するこ
    とを特徴とする塑性加工兼用さび止め油組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114989A (ja) * 2000-08-03 2002-04-16 Nippon Mitsubishi Oil Corp さび止め油
JP2007211100A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金板材用潤滑組成物およびこれを用いたアルミニウム合金板ならびにアルミニウム合金板のプレス成形方法
JP2023513309A (ja) * 2020-02-14 2023-03-30 シェブロン・オロナイト・カンパニー・エルエルシー 高度に構造化されたアルキル分岐を有するアルキル置換ヒドロキシル芳香族化合物

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