JPH10273697A - 硬質表面用液体洗浄剤組成物及び硬質表面の清浄方法 - Google Patents

硬質表面用液体洗浄剤組成物及び硬質表面の清浄方法

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JPH10273697A
JPH10273697A JP9858697A JP9858697A JPH10273697A JP H10273697 A JPH10273697 A JP H10273697A JP 9858697 A JP9858697 A JP 9858697A JP 9858697 A JP9858697 A JP 9858697A JP H10273697 A JPH10273697 A JP H10273697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備洗浄なしに且つ多量の水・洗剤を用いず
とも固体粒子汚れが存在する硬質表面を傷付けずに清浄
でき、洗浄過程を非常に簡便とし、加える労力を著しく
低減するとともに被洗浄表面の美観を損ねることなく仕
上げることのできる硬質表面用洗浄剤組成物及び硬質表
面の洗浄方法の提供。 【解決手段】 固体粒子汚れが存在する硬質表面に適用
し、汚れを拭き取ることにより、該硬質表面を清浄にす
るための硬質表面用液体洗浄剤組成物において、液体洗
浄媒体と、該液体洗浄媒体に不溶の平均粒径0.01〜15μ
mの球状粒子とを含有し、組成物中の球状粒子の含有量
が 0.1〜30重量%であり、均一に攪拌した状態で20℃に
おける粘度が2〜500cpsである硬質表面用液体洗浄剤組
成物、及びこの洗浄剤組成物を用いた硬質表面の清浄方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車ボディー等の
硬質表面を清浄にするための硬質表面用液体洗浄剤組成
物及び硬質表面の清浄方法に関する。さらに詳しくは、
固体粒子汚れが存在する硬質表面を水等による予備洗浄
なしに、且つごく少量の液量にて直接洗浄を行うことが
でき、このような直接洗浄を行っても該硬質表面に対し
て固体粒子汚れによる傷付けを起こすことなく、その表
面を清浄にできる硬質表面用液体洗浄剤組成物及び硬質
表面の清浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ハウスダスト、土壌・土砂等に由来する固体粒子汚れが
存在する硬質表面、例えば自動車のボディー等の洗浄を
行う際に、固体粒子汚れによる硬質表面への傷付けを防
ぎながら表面を清浄にするためには、過剰の水もしくは
洗剤液で固体粒子汚れを除去しながら、もしくは予め除
去してから他の汚れの洗浄を行う必要があった。また、
洗浄時に使用する拭き取り材(布、紙、不織布、スポン
ジ等)によっても硬質表面に傷付きが生じる問題点があ
った。しかしながら、一般に洗浄対象である硬質表面の
存在する場所は大量の水の使用が不可能な場合が多く、
また、可能であっても多量の水の使用により、作業性が
著しく損なわれていた。これは一般に市販されている当
該用途の硬質表面用洗浄剤すべてについて言える。
【0003】一般に、固体粒子/硬質表面間の摩擦によ
る硬質表面への傷付けを防止する方法として潤滑を利用
する方法があるが、一般の潤滑においては、固体粒子表
面と硬質表面に潤滑剤が吸着し、耐局圧性の潤滑膜を形
成することにより、傷付けを防止する。従って、接触す
る固体粒子/硬質表面の双方への吸着力が高く、さらに
局圧下で吸着膜が破壊されない潤滑剤が必要となり、そ
のためには潤滑剤の分子構造が接触による局圧下で変形
しないこと、及び潤滑分子同士の摩擦力が小さいことが
必須となる。
【0004】しかし、これでは被洗浄表面への潤滑剤の
吸着量を増大させ、傷付け防止能を高めるほど、潤滑剤
自身が汚れとなって残留することとなり、例えば、傷付
け防止に有利と思われるグリース等の潤滑剤のたぐいで
も、こと手作業で拭き取る作業を加えた場合、傷付け防
止効果が低いとともにそのものが汚れとして残留してし
まい、汚れの除去が達せられなくなる。また、局圧下で
潤滑膜を破壊されにくくすることで傷付け防止能を高め
るほど、布等で拭き取り作業を行う場合の布等の繊維に
よる潤滑剤の剪断抵抗も過大となり、 0.1m2程度の拭き
取り洗浄でも実質上作業不能なほど作業性が低下する。
【0005】従って、本発明の目的は、予備洗浄なしに
且つ多量の水・洗剤を用いずとも固体粒子汚れが存在す
る硬質表面を傷付けずに清浄でき、洗浄過程を非常に簡
便とし、加える労力を著しく低減するとともに被洗浄表
面の美観を損ねることなく仕上げることのできる硬質表
面用洗浄剤組成物及び硬質表面の清浄方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、固
体粒子汚れが存在する硬質表面を予備洗浄なしに少量の
液体により傷付けないように拭き取り洗浄するという観
点から、鋭意検討を重ねた結果、特定の球状粒子を含有
し、特定粘度に調整した組成物による拭き取り洗浄が、
固体粒子汚れが存在する硬質表面の拭き取り洗浄時にお
ける傷付け防止に高い性能を有するとともに、良好な作
業性・洗浄力を持ち、被洗浄表面の美観の維持に絶大な
る効果があることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、固体粒子汚れが存在する
硬質表面に適用し、汚れを拭き取ることにより、該硬質
表面を清浄にするための硬質表面用液体洗浄剤組成物に
おいて、(a)液体洗浄媒体と、(b)該液体洗浄媒体
に不溶の平均粒径0.01〜15μmの球状粒子とを含有し、
組成物中の(b)成分の含有量が 0.1〜30重量%であ
り、均一に攪拌した状態で20℃における粘度が2〜500c
psであることを特徴とする硬質表面用液体洗浄剤組成物
を提供するものである。
【0008】また本発明は、上記(a)及び(b)成分
に加えて更に(c)成分として液状潤滑成分を、(b)
成分と(c)成分との配合割合が(c)/(b)(重量
比)=0.01〜10となるように含有することを特徴とする
上記硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0009】更に本発明は、上記(a)、(b)及び
(c)成分に加えて更に(d) 成分として界面活性剤もし
くは高分子分散剤またはその混合物を含有することを特
徴とする上記硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供するも
のである。
【0010】また更に本発明は、上記洗浄剤組成物を、
固体粒子汚れの存在する硬質表面に適用して、汚れとと
もに拭き取ることにより、該硬質表面を清浄にすること
を特徴とする硬質表面の清浄方法、特に(a)液体洗浄
媒体と、(b)該液体洗浄媒体に不溶の平均粒径0.01〜
15μmの球状粒子と、(c)20℃で液状であるポリオル
ガノシロキサンオイルとを含有し、組成物中の(b)成
分の含有量が 0.1〜30重量%、(b)成分と(c)成分
との配合割合が(c)/(b)(重量比)=0.01〜10であ
り、均一に攪拌した状態で20℃における粘度が2〜500c
psである液体洗浄剤組成物を、予備洗浄なしで固体粒子
汚れの存在する自動車ボディーに適用して、汚れととも
に拭き取ることを特徴とする自動車ボディーの清浄方法
を提供するものである。
【0011】本発明においては、運動性の高い球状粒子
が、手による加圧下で固体汚れ粒子を巻き込む形で循環
運動することにより、被洗浄表面である硬質表面への接
触率を極限まで低下させること(循環希釈効果)、多量
の粒子が洗浄液中で自由運動を行うことにより手による
応力を分散させることにより研磨粒子接触時の接触圧そ
のものを低下させること(接触圧低減効果)の2点によ
り防傷効果を発現する。
【0012】本発明においては、用いる粒子の自由運動
が充分に行われることが充分な防傷効果を発現するため
に重要である。そのためには本発明の液体洗浄剤組成物
の系の20℃における粘度が2〜500cpsと低粘度であるこ
と、及び本発明の洗浄剤組成物中の粒子は相互作用が少
なく、液中での凝集が生じにくい形状、すなわち球状で
あること、及び平均粒径が固体粒子汚れとほぼ同程度の
大きさ(0.01〜15μm)であることが最も重要であり、
また、同時に表面エネルギーが低いことがより効果的で
ある。
【0013】また、より効果的に防傷効果を実現するた
めには、球状粒子の真比重が硬質表面への適度な接触率
と洗浄液中での適度な循環運動性を保つために 0.5〜2.
5 と適度な値であること、更には拭き取り時の圧力が加
わった時に、該粒子が変形せずに自由運動を保つため、
弾性率が10kg/mm2以上であり、且つ該粒子自身による被
洗浄表面への傷付けが生じないため、弾性率が1000kg/m
m2以下であることが有効である。
【0014】さらに本発明の洗浄剤組成物中の粒子は、
固体汚れ粒子および被洗浄表面に吸着しにくい球状粒子
の液状潤滑成分、好ましくはポリオルガノシロキサンオ
イルを添加することにより、本発明の防傷効果の基本と
なる球状粒子の自由運動を向上させ、さらに防傷効果を
高めることができる。
【0015】また、本発明における球状粒子は汚れの拭
き取りに使用する材の比表面積を擬似的に拡大し、さら
に上記理由による自由運動が大きいことにより被洗浄表
面を傷付けずに汚れのみを効率的に除去することができ
る。
【0016】また、液体洗浄媒体として水を使用するこ
とにより防傷・洗浄力が更に高まる。一般の硬質表面上
に残留する固体粒子汚れはハウスダスト・土壌・土砂由
来であるため、粒子汚れの表面は親水性であり、系中に
水が一定以上存在することにより洗浄液中に効果的に粒
子汚れを分散させることができるからである。
【0017】また、本発明で使用する球状粒子の自由運
動は特に油性汚れに起因する高粘度の油性成分、例えば
酸化重合した油脂、排気ガス由来の高粘度油状物質によ
り阻害される。従って、該粒子の自由運動を妨げず、傷
を付けずに被洗浄表面の洗浄力を高めるため液体洗浄媒
体として水に加えて、更に有機溶剤を添加するのが好ま
しい。また、この有機溶剤は前記液状潤滑成分、例え
ば、ポリオルガノシロキサンオイルと併用することは液
状潤滑成分の粘度を低下させ、該粒子の運動性をさらに
高めることができるため、防傷性の点で望ましい。さら
には、界面活性剤や高分子分散剤を配合すると該粒子の
凝集を防いで実質的な自由運動を確保するとともに、固
体粒子汚れの分散を促進し、防傷・洗浄力の双方の点で
好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0019】本発明の洗浄剤組成物は、(a)成分とし
て液体洗浄媒体を含有する。本発明における液状洗浄媒
体とは、沸点 300℃未満であって、固体粒子汚れを脱離
し易くする液体媒体であって、具体的には、水、沸点70
〜300℃の有機溶剤、沸点300℃未満のシリコーンオイル
(環状シリコーン、揮発性ジメチルシロキサン等の1種
又は2種以上)が挙げられる。この中でも、水または水
と有機溶剤との混合物が好ましく、水と有機溶剤との混
合物が更に好ましい。また、水と有機溶剤との混合物の
混合比率は水:有機溶剤(重量比)=5〜20:1が好ま
しい。なお、混合物の形態は乳化系、可溶化系、分離系
等、いずれの形態でもよい。
【0020】本発明で用いられる有機溶剤としては、炭
素数8〜20の炭化水素系溶剤、及び下記一般式(III) で
表されるエーテル系溶剤が挙げられる。
【0021】 CH(CHO(CHCHO)(C
O)(CH (III) (式中、RはH, CH3又はOHを示し、p, q, r 及びs は
それぞれ0〜20の整数を示す。) これらの有機溶剤の具体例としては、デカン、ウンデカ
ン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、イソパラフ
ィン等の炭化水素系溶剤、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶
剤が挙げられ、炭化水素系溶剤が特に好ましい。
【0022】本発明の洗浄剤組成物は、(b)成分とし
て上記液体洗浄媒体に不溶の平均粒径0.01〜15μmの球
状粒子を含有する。本発明に用いられる球状粒子とは、
真球のみならず楕円体形状も含む概念であるが、下記で
定義される真球度が高いことが粒子の運動性及び非凝集
性に関与しており、真球度90以上のものが好ましい。
【0023】<真球度>走査型電子顕微鏡にて固体粒子
の電子顕微鏡写真を撮り、粒子同士が重なり合っていな
いもの 100個を無作為に選び出し、粒子の投影像が真
円、もしくは投影像の外接円を描かせ、外接円の半径の
90%の半径を有する同心円と外接円との間に投影像の輪
郭が全て含まれる形状を有しているものの数をもって粒
子の真球度とした。
【0024】本発明で用いられる球状粒子の平均粒径
は、0.01〜15μmであり、好ましくは0.1 〜10μm、更
に好ましくは1〜5μmである。平均粒径が0.01〜15μ
mの範囲内であると、単位重量あたりの粒子数による効
率や、被洗浄面である硬質表面一般に存在する固体粒子
汚れの大きさと同等であり、この固体粒子汚れに対する
洗浄効率が良好となる。尚、本発明において、球状粒子
の平均粒径とは以下に示す方法により測定したものであ
る。
【0025】<平均粒径の測定方法>粒子を水、メタノ
ール、1%C12H25O(CH2CH2O)6H水溶液のいずれかの分散
媒中で超音波により完全に分散を行った上で、光拡散型
の粒径分布測定器(HORIBA LA-500 等)により粒径を測
定する。なお、粒子/分散媒の重量比は粒径分布測定器
の濃度指示値が「最適」と表示されるところまで分散媒
に粒子を加えることにより定めた。
【0026】得られた粒径より、体積基準の平均粒径を
算出し、本発明における平均粒径とする。ただし、平均
粒径をaとした時、測定された粒径の最大値がa+a/
2以上、もしくは最小値がa−a/2以下である場合、
測定した粒子の標準偏差δをもとに、a−δからa+δ
の範囲に粒径をもつ粒子のみで再度体積基準の平均粒径
を算出し、本発明における平均粒径とする。
【0027】また、本発明の球状粒子の比重は洗浄時に
洗浄液中での硬質表面に対する適度な接触率と洗浄液中
での適度な循環運動性を満足させるために真比重が0.5
〜2.5の範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは
0.5〜1.5 である。また、同様に当該硬質表面上での運
動性を高めるため粒子同士の凝集力が低いことが好まし
く、これを達成しうる粒子の構成材の表面エネルギーは
60dyne/cm 以下のものが好ましい。尚、ここでいう表面
エネルギーは下記の測定方法により測定される値を言
う。
【0028】<固体の表面エネルギーの測定方法>表面
張力γはロンドンの分散力に起因する項(γd ) とその
他極性力に起因する項(γp ) の和からなると考える。 γ=γd +γp … (1) また、γd とγp のわかっている2種類の液体(蒸留水
とヨウ化メチレン)の接触角を測定することにより、固
体表面のγd とγp が計算により求められる。
【0029】 (b1+C1+a1d γp +c1(b1-a1) γd +b1(c1-a1p −a1b1c1=0 … (2) (b2+C2+a2d γp +c2(b2-a2) γd +b2(c2-a2p −a2b2c2=0 … (3) a1=(1/4)γ1(1+cosθ1) a2=(1/4)γ2(1+cosθ2) b1=γ1 d b2=γ2 d c1=γ1 p c2=γ2 p θ1 ;蒸留水の固体表面上の接触角 θ2 ;ヨウ化メチレンの固体表面上の接触角 ・蒸留水の表面張力 γ1 =72.8dyne/cm γ1 d=22.1dyne/cm γ1 p=50.7dyne/cm ・ヨウ化メチレンの表面張力 γ2 =50.8dyne/cm γ2 d=44.1dyne/cm γ2 p= 6.7dyne/cm (2)及び(3) 式より固体の表面張力の分散力成分(γd)
と極性力成分(γp)を算出し、(1) 式に代入して固体の
表面張力、即ち表面エネルギーを算出する。
【0030】また、本発明において、球状粒子は拭き取
り時の圧力が加わった時でも変形せずに自由運動を保
ち、十分な防傷効果が得られ、且つ該粒子自身による被
洗浄表面への傷付けが生じないためには、その弾性率が
10〜1000kg/mm2であることが好ましい。より好ましくは
50〜500kg/mm2 であり、さらに好ましくは 100〜300kg/
mm2 である。尚、本発明において、弾性率は以下に示す
方法により測定したものである。
【0031】<弾性率の測定方法>粉体用微小圧縮試験
機PCT-200((株)島津製作所製)を用いて、粒子1
個について圧縮変位を測定し、粒子径10%変形時の荷重
より下記式を用いて算出した値Eを粒子の弾性率とす
る。ただし、測定は20〜25℃で行い、測定する粒子は粒
径3〜10μmのものを用いる。もし、粒径がこの範囲に
ない粒子の場合、同材質よりなる粒径3〜10μmの粒子
で測定を行い、その粒子の弾性率とする。
【0032】 F:圧縮力(kg) S:圧縮変形量(mm) E:粒子の圧縮弾性率(弾性率,kg/mm2) R:粒子半径(mm)
【0033】
【数1】
【0034】本発明の球状粒子につき上記条件を満足さ
せるための構成材としては、下記〜からなる群から
選ばれる1種又は2種以上を構成成分とするものが好ま
しく、さらには、、、、から選ばれるものが
好ましく、特に及びから選ばれるものが好ましく、
更に最もよいものはから選ばれるものである。
【0035】 アルキルアクリレート及びメタクリレ
ート(アルキル基の炭素数1〜8)、モノ及びジ−アル
キル(アルキル基の炭素数1〜5)イタコネートおよび
フマレート、マレイン酸無水物、ビニリデンクロライ
ド、スチレン、ジビニルベンゼン、塩化ビニル、酢酸ビ
ニル、ビニルアセタール、エチレン、プロピレン、ブテ
ン、イソブチレン、メチルペンテン、ブタジエン、ビニ
ルトルエン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、フマル酸、シトラコン酸、クロトン酸、β−アクリ
ロイルオキシプロピオン酸、ヒドロキシアルキル(アル
キル基の炭素数1〜6)アクリレートおよびメタクリレ
ートよりなる群から選ばれた少なくとも1種のエチレン
性不飽和モノマーを重合して得られるポリマー 下記一般式(I)及び(I')で表される構成単位か
らなるシリコーン樹脂〔例えば、トレフィルR-925,R
-930,R-935(東レダウコーニング(株)製)〕
【0036】
【化2】
【0037】(式中、R1、R2及びR3は同一又は異なっ
て、炭素数1〜100 のアルキル基、アルコキシ基、ハイ
ドロキシアルキル基、水酸基、シロキシ基、カルボキシ
ル基、カルボキシアルキル基、N−(2−アミノアルキ
ル)アミノアルキル基、アミノアルキル基、アミノ基、
エポキシアルキル基、エポキシ基、メチルポリオキシエ
チレンアルキル基、ハイドロキシポリオキシエチレンア
ルキル基、メチルポリオキシエチレン・ポリオキシプロ
ピレン基、ハイドロキシポリオキシエチレン・ポリオキ
シプロピレン基、アルキルポリオキシエチレン基、ポリ
オキシエチレン基、フェニル基又はフッ化アルキル基を
示す。) ナイロン、ポリエステル、エポキシ、アミノアルキ
ッド、ウレタン、ポリアセタール又はポリカーボネート
のいずれか1種以上の樹脂 メチルトリアルコキシシランまたはその部分加水分
解・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で加
水分解・縮合して得られるポリオルガノシルセスキオキ
サン〔例えば、トスパール103, 105, 108, 120, 130, 1
45, 2000B(東芝シリコーン(株)製)、KMP-590、
KMP-590C (信越化学工業(株)製)〕 シリカ又は多孔質シリカ 上記に記載されているエチレン性不飽和モノマー
と、上記一般式(I)及び(I')で表される構成単位か
らなるシリコーン誘導体モノマーとを共重合させたポリ
マー 上記の樹脂、のポリオルガノシルセスキオキサ
ン、又はのシリカ又は多孔質シリカを、上記に記載
されているエチレン性不飽和モノマー及び/又は上記一
般式(I)及び(I')で表される構成単位からなるシリ
コーン誘導体モノマーで変性させたポリマー〔例えば、
ポリオルガノセスキオキサン/シリカ/多孔質シリカ表
面に存在するシラノール基を利用し、アクリル酸、メタ
クリル酸、トリメチルヒドロキシシロキサン等を付加重
合して得られるポリマー等〕 上記の樹脂の主鎖に、上記に記載されているエ
チレン性不飽和モノマー又は上記一般式(I)及び
(I')で表される構成単位からなるシリコーン誘導体モ
ノマーが組み込まれてなるポリマー〔例えば、主鎖の部
分酸化、エポキシ基の付加反応等により反応部位を作成
した後、アクリル酸、メタクリル酸、トリメチルヒドロ
キシシロキサンを付加重合して得られるポリマー等〕 本発明の洗浄剤組成物は上記球状粒子を0.1 〜30重量%
含有する。球状粒子の含有量が0.1 重量%未満である
と、被洗浄面に一般的に存在する固体粒子汚れに比べて
当該粒子が少なく、本発明の主旨である傷付け防止性が
著しく低下し、好ましくない。30重量%を超えると、当
該粒子が配合液に比べ過大となり、当該粒子の運動性が
損なわれ、傷付け防止性が低下するとともに、洗浄後の
当該粒子の除去も困難となり、作業性が損なわれるた
め、好ましくない。
【0038】本発明の洗浄剤組成物の粘度は、球状粒子
の自由運動性を高め、防傷をより効率的に行うため、均
一に攪拌した状態で20℃における粘度が2〜500cpsの範
囲にあることが必要であり、好ましくは3〜100cps、更
に好ましくは3〜50cps である。尚、本発明において粘
度は下記の方法で測定した値である。
【0039】<粘度の測定方法>粘度測定用ビーカー
(内径φ3.6cm 、高さ13cm) にサンプル 100mlをとり、
20℃の恒温水槽に30分以上浸し、サンプルの液温が20℃
となったことを確認後、ラップ等で蓋をして激しく30回
以上、上下に振盪させて全体を均一とする。振盪後、10
秒以内にB型粘度計(Tokimec Inc製)No.1 ローターを60
rpm で回転させ、1分後の指針の指示する数値を本発明
における粘度(cps) とする。
【0040】洗浄剤組成物の20℃における粘度が2cps
未満であると、球状粒子の運動性が高すぎ、拭き取り材
によって球状粒子自身を拭き取りにくくなり、結果とし
て洗浄力を低下させるとともに、手からの応力を分散さ
せる前に粒子が移動してしまい防傷効果が低下する。ま
た、500cpsより高いと、球状粒子の運動が阻害されて、
希釈効果、局圧分散効果が低下するとともに拭き取りを
行う材の摺動性が悪化するため、作業時に要する力が著
しく増大し、さらには拭き取り材を保持する力も増大す
る結果、硬質表面に対して垂直の応力が増大し、傷付け
を促進する結果となる。また、500cpsより高いと組成物
自体の拭き取り性も悪化し、作業性の低下と相まって洗
浄力も低下させる。
【0041】本発明の洗浄剤組成物をスプレー容器に入
れて用いる場合には、スプレー容器では狭い噴口より吐
出させることにより、広がりをもった噴射が可能になる
ため人力又は家庭で一般に使用可能な加圧ガス(10kg/cm
2 以下) で吐出させるためには組成物粘度が200cps以
下、好ましくは100cps以下、さらに好ましくは50cps 以
下であることが好ましい。200cpsを超えると上記理由に
より事実上吐出不能となる。
【0042】本発明の洗浄剤組成物は、洗浄に用いる洗
浄液の効果をさらに高めるため、必要により(c)成分
として液状潤滑成分を含有する。本発明に用いられる液
状潤滑成分とは、沸点 300℃以上であって、粘度500cps
以下の低粘度の液状成分を言い、具体的には、20℃で液
体であって、沸点 300℃以上のシリコーンオイル、例え
ばポリオルガノシロキサンオイルが挙げられる。この
(c)成分には、いわゆるワックス類、具体的には、カ
ルナウバワックス、綿ロウなどの植物性ワックス;ミツ
ロウ、羊毛ロウ(ラノリン)などの動物性ワックス;モ
ンタンワックス、セレシンワックスなどの鉱物性ワック
ス、固型パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス及びこれらの酸化ワックスなどの
石油ワックスまたは合成ワックスなどは含まれない。こ
のようなワックス類はかえって汚れをとり込みやすくな
り、洗浄剤としての性能を落とすからである。
【0043】本発明において、(c)成分として用いら
れる20℃で液状のポリオルガノシロキサンオイルとして
は、上記一般式(I)及び(I')で表される構成単位か
らなるものが挙げられ、ポリオルガノシロキサンオイル
のオルガノ基が炭素数1〜80のアルキル基、アミノアル
キル基、N−(2−アミノアルキル)アミノアルキル
基、メチルポリオキシエチレンアルキル基、アルコキシ
基、エポキシアルキル基、カルボキシアルキル基もしく
はフェニル基から選ばれる1種以上の基であるものが好
ましい。また、球状粒子の運動性を高めるためには、該
ポリオルガノシロキサンオイルの25℃における粘度が2
〜5000cps であることが更に好ましい。
【0044】本発明で用いられるポリオルガノシロキサ
ンオイルの具体例としては、ジアルキルシロキサン、ア
ルキルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、
アルコキシ変性シリコーン、ヒドロキシ変性シリコー
ン、カルボキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコー
ン、アミノ変性シリコーン等が挙げられ、下記一般式
(II)で表される化合物が特に好ましい。
【0045】
【化3】
【0046】(式中、n1及びn2は1〜100 、 mは1〜50
00の整数を示す。) これらのポリオルガノシロキサンオイルは、例えば、KF
56, KF-412, KF-413,KF-414, KF50, KF53, KF54, KF56,
KF994, KF995, KF9937, X22-161AS, X22-161A, X22-16
1B, KF8012, KF393, KF859, KF860, KF861, KF867, KF8
69, KF880, KF8002, KF8004, KF8005, KF858, KF864, K
F865, KF868, KF8003, KF-105, X22-163A, X22-163B, X
22-163C, KF-1001, KF101, X22-169AS, X22-169B, KF-1
02, X22-162A,X22-162C, X22-3701E, X22-3710, X22-16
0AS, KF6001, KF6002, KF6003,X22-4015, KF-857, KF86
2, KF8001, X22-3667, X22-3939A(信越化学工業(株)
製)、TSF-451, TSF4700, TSF4701(東芝シリコーン
(株)製)等の商品名で市販されており、これらを用い
ることができる。
【0047】本発明の洗浄剤組成物中の(c)成分の含
有量は、上記(b)成分と(c)成分との重量比が
(c)/(b) =0.01〜10となるような割合が好まし
く、0.1 〜5となるような割合が更に好ましい。また、
本発明の洗浄剤組成物としては、(a)成分として沸点
70〜300 ℃の有機溶剤1〜10重量%と水50〜97重量%、
(b)成分の球状粒子1〜10重量%、(c)成分として
ポリオルガノシロキサンオイル1〜10重量%を含有する
ものが特に好ましい。
【0048】本発明の洗浄剤組成物は更に(d)成分と
して界面活性剤もしくは高分子分散剤またはその混合物
を含有することが好ましい。即ち、上記球状粒子単独、
もしくは上記球状粒子にポリオルガノシロキサンオイル
等の液状潤滑成分/有機溶剤のいずれかもしくは双方を
添加した状態で、界面活性剤及び高分子分散剤の中から
選ばれるいずれか1種以上を用いて水中で乳化、分散も
しくは球状粒子の再分散を容易にして調製することが好
ましい。
【0049】本発明の洗浄剤組成物中における界面活性
剤の含有量は0.001 〜5重量%が好ましく、0.01〜2重
量%がさらに好ましい。また高分子分散剤の含有量は0.
001〜3重量%が好ましく、0.01〜1重量%がさらに好
ましい。
【0050】本発明で用いられる界面活性剤としては、
アニオン性またはノニオン性界面活性剤が好ましく、具
体的にはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホ
ン酸塩、アルキルポリグリコシド、脂肪酸塩、アルキル
蔗糖エステル、ソルビタンアルキルエステル及びポリオ
キシエチレンアルキルエステルからなる群から選ばれる
1種以上が挙げられ、平均アルキル鎖長が炭素数8〜18
の範囲のものが好ましい。
【0051】また本発明で用いられる高分子分散剤とし
ては、アルキルアクリレート及びメタクリレート(アル
キル基の炭素数1〜8)、モノ及びジ−アルキル(アル
キル基の炭素数1〜5)イタコネートおよびフマレー
ト、マレイン酸無水物、ビニリデンクロライド、スチレ
ン、ジビニルベンゼン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニ
ルアセタール、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブ
チレン、メチルペンテン、ブタジエン、ビニルトルエ
ン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
アミド、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマ
ル酸、シトラコン酸、クロトン酸、β−アクリロイルオ
キシプロピオン酸、ヒドロキシアルキル(アルキル基の
炭素数1〜6)アクリレートおよびメタクリレート、ビ
ニルピロリドンおよびその誘導体よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマーを含むモ
ノマーを重合して得られたものが挙げられる。これらの
高分子分散剤の分子量は 100〜10万のものが好ましく、
さらに好ましくは1000〜5万、最も好ましくは3000〜1
万である。
【0052】本発明の硬質表面の清浄方法は、上記のよ
うな洗浄剤組成物を固体粒子汚れの存在する硬質表面に
適用して、汚れとともに拭き取ることにより、該硬質表
面を清浄にする方法であるが、本発明の清浄方法の好ま
しい実施の形態は、(a)液体洗浄媒体と、(b)該液
体洗浄媒体に不溶の平均粒径0.01〜15μmの球状粒子
と、(c)20℃で液状であるポリオルガノシロキサンオ
イルとを含有し、組成物中の(b)成分の含有量が 0.1
〜30重量%、(b)成分と(c)成分との配合割合が
(c)/(b)(重量比)=0.01〜10であり、均一に攪拌
した状態で20℃における粘度が2〜500cpsである液体洗
浄剤組成物を、予備洗浄なしで固体粒子汚れの存在する
自動車ボディーに適用して、汚れとともに拭き取ること
により、該自動車ボディーを清浄する方法である。
【0053】本発明において、洗浄剤組成物を硬質表面
に適用する方法は特に限定されないが、例えば清拭材料
を用いて塗布したり、スプレーによって散布するなどの
方法が挙げられる。
【0054】本発明において、硬質表面の洗浄時は上記
球状粒子が硬質表面の一定面積以上もしくは汚れ量に対
して一定比率必要なことが判明しており、その洗浄時の
当該球状粒子量が硬質表面に対し、重量であれば0.05〜
5g/m2 、投影面積であれば硬質表面の表面積に対す
る球状粒子の延べ投影面積が30〜300 %の範囲がもっと
も効果的であり、さらに好ましくは重量で 0.2〜2g/
2 、延べ投影面積で50〜200 %の範囲で清浄を行うの
が良い。尚、延べ投影面積は以下の方法で算出した。
【0055】<延べ投影面積算出方法> 固体粒子の組成物中への配合量 a% 洗浄を行う硬質表面面積 bcm2 洗浄に使用する組成物量 cg 粒子1g当たりの平均投影面積* dcm2/g とした時
【0056】
【数2】
【0057】*粒子1g当たりの平均投影面積dcm2/g
は下記式より求める。
【0058】粒子の平均粒径をecm 粒子の密度を fg/cm3 とした時
【0059】
【数3】
【0060】本発明の洗浄剤組成物のpHは特に限定さ
れるものではないが、pH=3〜12の範囲であることが
好ましく、更には5〜10の範囲がより好ましい。
【0061】本発明の洗浄剤組成物の使用形態は特に限
定されるものではないが、トリガー式スプレーヤーにて
使用に供するのが好適である。更に、被洗浄面にスプレ
ーされた時の洗浄剤組成物の性状としては、泡状、霧
状、液状等種々考えられ、性状により限定されるもので
はないが、洗浄時の作業性の点で、霧状もしくは液状で
あることが特に好ましい。
【0062】本発明の清浄方法により清浄される硬質表
面としては、特に限定されるものではないが、ガラス、
ステンレス、人工大理石、アクリル・ABS等のプラス
チック、金属・木材・プラスチック等の樹脂塗装もしく
は金属メッキされた表面等が挙げられる。具体的には、
住居内・外の壁、床、畳、天井、屋根等の洗浄、台所の
壁、床、レンジ周り、換気扇等の洗浄、食器棚、箪笥、
テーブル、机、椅子、本棚等の家具の洗浄、冷蔵庫、テ
レビ、パーソナルコンピューター、ステレオ、エアコ
ン、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、照明器具等の電化製
品の表面の洗浄、住居の窓、ドア、家具の戸、自動車の
ウィンドー等に使用されているガラスの洗浄、網戸の洗
浄、トイレの床、壁、ドア、洗浄機能付き便座、暖房便
座等の洗浄、食器、調理器具の洗浄、自動車、自転車、
オートバイ等の塗装表面及びプラスチック製表面の洗
浄、自動車のホイールの洗浄、エクステリアの玄関周
り、テラス、塀、フェンス、門周りの洗浄、その他固体
粒子汚れが存在する硬質表面全般の洗浄に適している。
更には、自動車のボディーの塗装面、プラスチック製部
品表面、ウィンドーガラス、ホイールの清浄に好適であ
り、特に自動車のボディーの清浄に好適である。
【0063】本発明の実施に当たっては、本発明の目的
とする効果を損なわない範囲で、種々の物質を配合する
ことができる。そのようなものの例としては、香料、顔
料、染料、殺菌剤、防黴剤、可溶化剤、キレート剤、酸
化防止剤、pH調整剤、漂白剤、減粘剤、分散剤、紫外
線吸収剤等が挙げられる。
【0064】本発明の洗浄剤組成物を用いると、ハウス
ダスト/土壌・土砂由来などの固体粒子汚れが存在する
硬質表面を、予備洗浄なしに、且つ対象面に塗布/散布
または拭き取りの材に含浸させて使用する量が、硬質表
面1m2 あたり50g以下の少量で、布/不織布/紙/ス
ポンジ/皮/合成皮革もしくはこれらに準じる拭き取り
素材により汚れの拭き取りを行っても硬質表面への傷付
けが防止される。
【0065】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0066】実施例1 表1に示す球状粒子及び表2に示す配合成分を用い、本
発明及び比較の洗浄剤組成物を調製した。即ち、表3〜
6に示す本発明配合系1〜42及び比較配合系1〜30にお
ける配合成分1として表1に示す本発明にかかわる球状
粒子を配合して表7〜10に示す洗浄剤組成物(残部は
水) を調製し、その防傷性能を下記の方法で評価した。
結果を表7〜10に示す。また、同様に調製した洗浄剤組
成物の20℃における粘度を表11〜14に示す。
【0067】<拭き取り洗浄時の防傷性能評価方法> 黒のアクリル板に菜種油:カーボンブラック=9:1
(重量比)の比率で混合したものを1g/m2 となるよ
う塗布し、60℃で1ケ月乾燥させる。この乾燥したアク
リル板に「JIS試験用ダスト7種」(IWAMOTO MINERAL
CO.製) 0.1%エタノール分散液を10g/m2 となるよ
う散布し、60℃24時間乾燥させる。これに各種洗浄剤組
成物を10g/m2 となるよう散布し、10g重/cm2 の加
重をかけた綿パイル地のタオルで試験用ダストを完全に
除去するまで拭き取り洗浄した。
【0068】上記洗浄剤組成物処理を行ったアクリル板
と水のみで処理したアクリル板について60°の光沢度(J
IS Z 8741 記載の鏡面光沢度測定装置を使用)を測定
し、下記計算式で防傷指数を算出した。
【0069】 (未処理アクリル板の光沢度) =GI (水で処理した時の光沢度) =GW (配合液で処理した時の光沢度)=Gt とした時
【0070】
【数4】
【0071】
【表1】
【0072】注) *1:モル比 60/5/20/5/10、分子量 約10万 *2:モル比 55/5/15/5/10/架橋剤 (ジビニルベ
ンゼン)10 *3:真球度は、走査型電子顕微鏡にて固体粒子の電子顕
微鏡写真を撮り、粒子同士が重なり合っていないもの 1
00個を無作為に選び出し、粒子の投影像が真円、もしく
は投影像の外接円を描かせ、外接円の半径の90%の半径
を有する同心円と外接円との間に投影像の輪郭が全て含
まれる形状を有しているものの数をもって粒子の真球度
とした。以下、同様。
【0073】
【表2】
【0074】注) *1:下記化学式 (IV) で表されるポリ(ジフェニルシロ
キサン・フェニルメチルシロキサン・ジメチルシロキサ
ン)、フェニル基/メチル基の基数比=2/8、屈折率
1.480 、粘度175cst (25℃)、信越化学工業(株)製 K
F-54
【0075】
【化4】
【0076】*2:下記化学式(V)で表されるポリ(N
−(2−アミノエチル)アミノプロピル・メチルシロキ
サン/ジメチルシロキサン)、アミノ当量6125g/mol、
屈折率1.403 、粘度60cst(25℃)、信越化学工業(株)
製 KF-393
【0077】
【化5】
【0078】*3:下記化学式 (VI) で表されるポリエチ
レンポリジメチルシロキサンブロックポリマー、シリコ
ーン/ポリエチレン組成比率=98/2(重量分率)、分
子量約2000
【0079】
【化6】
【0080】*4:下記化学式(VII) で表されるポリ(ヒ
ドロキシアルキルメチルシロキサン・ジメチルシロキサ
ン)、粘度170cst(25℃) 、屈折率1.412
【0081】
【化7】
【0082】*5:下記化学式(VIII)で表されるジカルボ
キシエチルポリジメチルシロキサン、カルボキシル当量
1500g/mol、屈折率1.402 、粘度100cst(25℃)
【0083】
【化8】
【0084】*6:下記化学式(IX)で表されるビス(2,
3−エポキシプロピル)ポリジメチルシロキサン、エポ
キシ当量2790g/mol、屈折率1.409 、粘度103cst(25
℃)
【0085】
【化9】
【0086】
【表3】
【0087】
【表4】
【0088】
【表5】
【0089】
【表6】
【0090】注) *:表3〜6の配合系において、残部は水である。
【0091】
【表7】
【0092】
【表8】
【0093】
【表9】
【0094】
【表10】
【0095】
【表11】
【0096】
【表12】
【0097】
【表13】
【0098】
【表14】
【0099】実施例2 表15〜17に示す粒子及び表18に示す配合成分を用い、本
発明及び比較の洗浄剤組成物を調製した。即ち、表19〜
20に示す配合系1〜37における配合成分31として表15〜
17に示す本発明にかかわる球状粒子又は比較の粒子を配
合して表19〜20に示す洗浄剤組成物を調製し、その防傷
性能を実施例1と同様の方法で評価した。結果を表21〜
26に示す。
【0100】
【表15】
【0101】
【表16】
【0102】
【表17】
【0103】
【表18】
【0104】注) *1〜*6は表2の*1〜*6と同じ *7:下記化学式(X)で表されるポリ(メチルポリオキ
シエチレンプロピル・メチルシロキサン/ジメチルシロ
キサン) 、粘度320cst(25℃)、屈折率1.439
【0105】
【化10】
【0106】*8:下記化学式 (XI) で表されるポリ(カ
ルボキシエチルメチルシロキサン・N−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロ
キサン)、100cst(25℃)
【0107】
【化11】
【0108】
【表19】
【0109】
【表20】
【0110】注) *:表19〜20の配合系において、残部は水である。
【0111】
【表21】
【0112】
【表22】
【0113】
【表23】
【0114】
【表24】
【0115】
【表25】
【0116】
【表26】
【0117】実施例3 表27に示す球状粒子を用い、以下に示す配合割合で配合
して表28に示す洗浄剤組成物を調製した。この洗浄剤組
成物の20℃における粘度、及び実施例1と同様の方法で
評価した防傷指数を表28に示す。
【0118】<洗浄剤配合組成> 粒子 7.0% ジメチルシロキサン(500cst, 25℃) 5.0% イソパラフィン,沸点 262℃ 10.0% アルキルグルコシド(C12-14) 2.0% ポリアクリル酸Na(分子量3000) 0.5% イオン交換水 バランス
【0119】
【表27】
【0120】
【表28】
【0121】実施例4 表29に示す各成分を表29に示す割合で配合して、表29に
示す本発明又は比較の洗浄剤組成物を調製した。得られ
た洗浄剤組成物の20℃における粘度、及び下記方法によ
り評価した洗浄力及び作業性の評点を表29に示す。
【0122】<洗浄力評価方法>実施例1の防傷性能評
価方法と同様の手法により同じ汚れ(菜種油/カーボン
ブラック、JIS試験用ダスト7種)を同じ量、10cm×
20cmの白のアクリル板に付着させる。これに各種洗浄剤
組成物を10g/m2となるよう散布し、2×5cmの綿パイ
ル地のタオルを長方向に2つ折りにしたもので10g重/
m2の荷重をかけて全面を均一に3回拭き取る。この時の
汚れの除去率を下記基準により5段階で目視判定し、さ
らにこの評価を5回繰り返して評点の平均を算出し、本
発明における洗浄力の評点とする。
【0123】 1:汚れが全く除去できない 2:汚れが除去された部分とされていない部分の面積比
が 1/4以上 3:汚れが除去された部分とされていない部分の面積比
が 2/4以上 4:汚れが除去された部分とされていない部分の面積比
が 3/4以上 5:汚れが完全に除去された <作業性評価方法>各種洗浄剤組成物を1m×1mの黒
のアクリル板に10g/m2となるよう散布し、40cm×40cm
の綿パイル地のタオルを4つ折りにしたもので、身長15
5〜165cm、体重45〜50kgの女性のパネラー5人に洗浄剤
組成物を完全に拭き取る作業を行わせる。この時の作業
性を下記評価基準により5段階で評価させ、5人の平均
をもって本発明の作業性の評点とする。
【0124】 1:完全な拭き取り不可能 2:水拭きより重い 3:水拭きと同等 4:水拭きより軽い 5:乾拭きと同等
【0125】
【表29】
【0126】注) *1:メチルポリシロキサン網状重合体、球状粒子、平均
粒径2μm、弾性率120kg/mm2、表面エネルギー30dyn/c
m、真比重1.3 、真球度95、信越化学工業(株)製 KMP-
590 *2:ポリ(アミノプロピル・メチルシロキサン/ジメチ
ルシロキサン)、信越化学工業(株)製 KF-868 *3:米ケルコ社製、ケルザン
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって、炭素数1〜
100のアルキル基、アルコキシ基、ハイドロキシアルキ
ル基、水酸基、シロキシ基、カルボキシル基、カルボキ
シアルキル基、N−(2−アミノアルキル)アミノアル
キル基、アミノアルキル基、アミノ基、エポキシアルキ
ル基、エポキシ基、メチルポリオキシエチレンアルキル
基、ハイドロキシポリオキシエチレンアルキル基、メチ
ルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン基、ハイ
ドロキシポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
基、アルキルポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレ
ン基、フェニル基又はフッ化アルキル基を示す。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 登坂 正樹 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体粒子汚れが存在する硬質表面に適用
    し、汚れを拭き取ることにより、該硬質表面を清浄にす
    るための硬質表面用液体洗浄剤組成物において、(a)
    液体洗浄媒体と、(b)該液体洗浄媒体に不溶の平均粒
    径0.01〜15μmの球状粒子とを含有し、組成物中の
    (b)成分の含有量が 0.1〜30重量%であり、均一に攪
    拌した状態で20℃における粘度が2〜500cpsであること
    を特徴とする硬質表面用液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 固体粒子汚れが存在する硬質表面に適用
    し、汚れを拭き取ることにより、該硬質表面を清浄にす
    るための硬質表面用液体洗浄剤組成物において、(a)
    液体洗浄媒体と、(b)該液体洗浄媒体に不溶の平均粒
    径0.01〜15μmの球状粒子と、(c)液状潤滑成分とを
    含有し、組成物中の(b)成分の含有量が 0.1〜30重量
    %、(b)成分と(c)成分との配合割合が(c)/
    (b)(重量比)=0.01〜10であり、均一に攪拌した状態
    で20℃における粘度が2〜500cpsであることを特徴とす
    る硬質表面用液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 固体粒子汚れが存在する硬質表面に適用
    し、汚れを拭き取ることにより、該硬質表面を清浄にす
    るための硬質表面用液体洗浄剤組成物において、(a)
    液体洗浄媒体と、(b)該液体洗浄媒体に不溶の平均粒
    径0.01〜15μmの球状粒子と、(c)液状潤滑成分と、
    (d)界面活性剤もしくは高分子分散剤またはその混合
    物とを含有し、組成物中の(b)成分の含有量が 0.1〜
    30重量%、(b)成分と(c)成分との配合割合が
    (c)/(b)(重量比)=0.01〜10であり、均一に攪拌
    した状態で20℃における粘度が2〜500cpsであることを
    特徴とする硬質表面用液体洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 球状粒子の構成材の表面エネルギーが60
    dyn/cm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 球状粒子の真比重が 0.5〜2.5 である請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 球状粒子の弾性率が10〜1000kg/mm2であ
    る請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 球状粒子の構成材が下記一般式(I)及
    び(I')で表される構成単位からなるシリコーン樹脂、
    またはメチルトリアルコキシシランまたはその部分加水
    分解・縮合物をアンモニアまたはアミン類の水溶液中で
    加水分解・縮合して得られるポリオルガノシルセスキオ
    キサンである請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄
    剤組成物。 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は同一又は異なって、炭素数1〜
    100 のアルキル基、アルコキシ基、ハイドロキシアルキ
    ル基、水酸基、シロキシ基、カルボキシル基、カルボキ
    シアルキル基、N−(2−アミノアルキル)アミノアル
    キル基、アミノアルキル基、アミノ基、エポキシアルキ
    ル基、エポキシ基、メチルポリオキシエチレンアルキル
    基、ハイドロキシポリオキシエチレンアルキル基、メチ
    ルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン基、ハイ
    ドロキシポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン
    基、アルキルポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレ
    ン基、フェニル基又はフッ化アルキル基を示す。)
  8. 【請求項8】 (a)成分の液体洗浄媒体が、水または
    水と有機溶剤の混合物である請求項1〜7のいずれか一
    項に記載の洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 (c)成分の液状潤滑成分が20℃で液状
    のポリオルガノシロキサンオイルである請求項2〜8の
    いずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  10. 【請求項10】 硬質表面が自動車のボディーである請
    求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄剤組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項に記載
    の洗浄剤組成物を、固体粒子汚れの存在する硬質表面に
    適用して、汚れとともに拭き取ることにより、該硬質表
    面を清浄にすることを特徴とする硬質表面の清浄方法。
  12. 【請求項12】(a)液体洗浄媒体と、(b)該液体洗
    浄媒体に不溶の平均粒径0.01〜15μmの球状粒子と、
    (c)20℃で液状であるポリオルガノシロキサンオイル
    とを含有し、組成物中の(b)成分の含有量が 0.1〜30
    重量%、(b)成分と(c)成分との配合割合が(c)
    /(b)(重量比)=0.01〜10であり、均一に攪拌した状
    態で20℃における粘度が2〜500cpsである液体洗浄剤組
    成物を、予備洗浄なしで固体粒子汚れの存在する自動車
    ボディーに適用して、汚れとともに拭き取ることを特徴
    とする自動車ボディーの清浄方法。
  13. 【請求項13】 硬質表面に対し、球状粒子が0.05〜5
    g/m2の範囲となる割合で洗浄剤組成物を適用する請求
    項11又は12記載の清浄方法。
  14. 【請求項14】 硬質表面の表面積に対する全球状粒子
    の延べ投影面積が30〜 300%の範囲となるように洗浄剤
    組成物を硬質表面に適用する請求項11又は12記載の
    清浄方法。
  15. 【請求項15】 硬質表面1m2あたり50g以下の少量の
    洗浄剤組成物を適用する請求項11〜14のいずれか一
    項に記載の清浄方法。
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