JPH10274715A - 引張り応力による光ファイバ切断方法 - Google Patents

引張り応力による光ファイバ切断方法

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JPH10274715A
JPH10274715A JP8111597A JP8111597A JPH10274715A JP H10274715 A JPH10274715 A JP H10274715A JP 8111597 A JP8111597 A JP 8111597A JP 8111597 A JP8111597 A JP 8111597A JP H10274715 A JPH10274715 A JP H10274715A
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JP
Japan
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optical fiber
cut
tensile stress
cutting
cutting method
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Pending
Application number
JP8111597A
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English (en)
Inventor
Norimitsu Takahashi
宣光 高橋
Shoichi Wakuta
正一 和久田
Yukinori Ishida
之則 石田
Akitou Takahashi
明遠 高橋
Makoto Kobayashi
誠 小林
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断された端面を常に良好な面(鏡面)とす
ることができるとともに、接続時の接続損失値を小さく
すること。 【解決手段】 引張り応力による光ファイバ切断方法に
よれば、略外径125μmの光ファイバであるたとえば
石英ガラスファイバの周面の一部に、光ファイバの長さ
方向と直交する方向に微小の切込みキズを与えた後、こ
の切込みキズの両側をそれぞれ把持し、これら把持する
部分の片方もしくは両方を光ファイバに引張り応力のみ
が作用するように移動させ、光ファイバを切断する際の
張力を光ファイバ1本当たり0.23kgf以下とした
ので、図1に示すように、鏡面発生頻度を100%とす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバであ
るたとえば石英ガラスファイバの周面の一部に、光ファ
イバの長さ方向と直交する方向に与えた微小の切込みキ
ズの部分に対し、引張り応力を作用させて光ファイバを
切断することにより、光ファイバの切断面を良好な面
(鏡面)とする引張り応力による光ファイバ切断方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば光ファイバ同士を接
続する場合、それぞれの光ファイバの切断箇所に微小な
切込みキズを付加し、これら切込みキズを付加した部分
に曲げ応力または引張り応力を作用させて切断した後、
互いの切断された端面同士を融着接続あるいはメカニカ
ルスプライス接続によって結合させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、曲げ応力に
よって光ファイバの切断を行う方法では、切断面に欠け
や突起部が残り、互いの切断された端面同士の接続が均
一に行われないため、融着接続あるいはメカニカルスプ
ライス接続による接合時の接続損失値が大きくなってし
まうという不具合がある。
【0004】また、引張り応力の場合、引張り応力と引
張り速度や切断面形状との相互の関係が明確でないた
め、切断された端面を常に良好な面(鏡面)とすること
が困難となっている。
【0005】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、切断された端面を常に良好な面(鏡面)と
することができるとともに、接合時の接続損失値を小さ
くすることができる引張り応力による光ファイバ切断方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
略外径125μmの光ファイバのクラッド周面の一部
に、光ファイバの長さ方向と直交する方向に微小の切込
みキズを与えた後、この切込みキズの両側をそれぞれ把
持し、これら把持する部分の片方もしくは両方を前記光
ファイバに引張り応力のみが作用するように移動させて
前記光ファイバを切断する引張り応力による光ファイバ
切断方法において、前記切断時の張力を光ファイバ1本
当たり0.23kgf以下とすることを特徴とする。
【0007】この発明では、略外径125μmの光ファ
イバであるたとえば石英ガラスファイバ又は多成分ガラ
スファイバの周面の一部に、光ファイバの長さ方向と直
交する方向に微小の切込みキズを与えた後、この切込み
キズの両側をそれぞれ把持し、これら把持する部分の片
方もしくは両方を光ファイバに引張り応力のみが作用す
るように移動させて光ファイバを切断する際、その張力
を光ファイバ1本当たり0.23kgf以下としたもの
である。
【0008】これにより、図1に示すように、破断強度
が0.25kgf以上で鏡面発生頻度が0%であり、破
断強度が0.240〜0.249kgfで鏡面発生頻度
が8%であり、破断強度が0.231〜0.239kg
fで鏡面発生頻度が48%であり、破断強度が0.23
0kgf以下で鏡面発生頻度が100%となるため、破
断強度が0.23kgf以下であれば光ファイバ切断面
の全面を鏡面とすることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記把持する部分
の移動による前記切込みキズを有する光ファイバに与え
られる伸び歪みの速度が2%/分以下とされることを特
徴とする。
【0010】この発明では、光ファイバに付加した切込
みキズを挟んでの把持する部分の間隔をたとえば50m
mとしてロードセルを有する引張り試験機で引張速度を
変化させたとき、図2に示すように、引張速度の低下に
応じて平均破断強度が低下する。したがって、この場合
の伸び歪みの速度を、1(mm/分)÷50mm×10
0=2%/分以下の範囲とすることで、切断強度を0.
23kgf以下とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図14は、
本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法の一実施
の形態を示すものであり、以下、〜の試験結果に基
づき順次説明する。
【0012】破断強度と鏡面発生頻度の関係 図1は、光ファイバの破断強度と鏡面発生頻度の関係を
示すものである。同図は、略外径125μmのたとえば
石英ガラス光ファイバに、ほぼ一定の深さの微小な切込
みキズを光ファイバの長さ方向と直交する方向に付加
し、0.5mm/分の条件で引張り応力を加え、破断強
度と鏡面の発生頻度との関係を調べた結果を示すもので
ある。また、試験本数は400本である。
【0013】但し、ここでいう鏡面とは、光ファイバの
切断面をマイケルソン干渉顕微鏡で観察したとき、切込
みキズを除く他の面全てに干渉縞が観察される面をい
う。
【0014】そして、同図に示すように、破断強度が
0.25kgf以上で鏡面発生頻度が0%、破断強度が
0.240〜0.249kgfで鏡面発生頻度が8%、
破断強度が0.231〜0.239kgfで鏡面発生頻
度が48%、破断強度が0.230kgf以下で鏡面発
生頻度が100%となった。
【0015】これにより、破断強度が0.23kgf以
下であれば光ファイバ切断面の全面が鏡面になることが
解る。
【0016】引張り速度と破断強度との関係 図2及び図3は、平均破断強度の引張り速度特性と、標
準偏差の引張り速度特性とを示すものである。
【0017】すなわち、略外径125μmの石英ガラス
光ファイバに切込みキズを付加し、この切込みキズを挟
んでの把持する部分の間隔を50mmとしてロードセル
を有する引張り試験機で引張速度を変化させ、破断した
ときの破断速度の測定結果を示すものである。ここで、
切込みキズの深さはほぼ一定とするとともに、引張り速
度を0.1,0.5,5.0,10.0mm/分の4条
件としている。
【0018】そして、図2より明らかな通り、引張速度
の低下に応じて平均破断強度が低下することが解った。
また、図3に示すように、破断強度の標準偏差も引張速
度の低下とともに低下することが解った。
【0019】これにより、引張り応力切断方法による切
断強度を0.23kgf以下とするには、切込みキズを
挟んでの把持する部分の間隔を50mmとしたときの伸
び歪みの速度を、1(mm/分)÷50mm×100=
2%/分以下の範囲とすることが解る。
【0020】引張り速度と切断面角度・切断面形状の
関係 図4は、略外径125μmの石英ガラス光ファイバの表
面に切込みキズを付加し、この切込みキズを挟んでの把
持する部分の間隔を12mmとしてロードセルを有する
引張り試験機で引張速度を変化させ、切断された石英ガ
ラス光ファイバの切断角及び切断面形状をマイケルソン
干渉顕微鏡で観察した結果を示すものである。ここで、
切込みキズの深さはほぼ一定とするとともに、引張速度
を0.5,5.0,10.0mm/分の3条件としてい
る。
【0021】そして、同図から明らかな通り、引張速度
を小さくすることにより、切断角度を小さくできること
が解る。
【0022】引張り応力切断法と曲げ応力切断法の比
図5は、切断法の違いによる切断面パターンの発生頻度
を示すものであり、一般の石英ガラス光ファイバ切断に
用いられている曲げ応力切断法と本実施の形態での引張
り応力切断法との切断面形状の比較結果である。
【0023】また、同図の左の欄は、光ファイバ1の切
断面のパターンを示すものであり、NORMALは図6に示す
パターン、SCORE は図7に示すパターン、LIP-ROLLOFF
は図8及び図9に示すパターン、CHIPは図10に示すパ
ターン、SPAIRAL は図11に示すパターン、STEPは図1
2に示すパターン、HACKLE-MIST は図13に示すパター
ン、SHATTERED は図14に示すパターンである。
【0024】ここで、引張り応力切断法の切断条件は上
記の〜と同様とし、引張り速度は0.5mm/分と
している。
【0025】そして、図5から明らかな通り、一般の石
英ガラス光ファイバ切断に用いられている曲げ応力切断
法においては、LIP-ROLLOFF およびCHIPにおける切断面
パターンの発生頻度が12%と20%であるため接続に
適さないが、本実施の形態での引張り応力切断法を用い
ることにより、これらLIP-ROLLOFF およびCHIPの切断面
パターンが5%と1%にそれぞれ減少するため接続に適
することが解る。
【0026】以上のように、本実施の形態の引張り応力
による光ファイバ切断方法では、引張り応力と引張り速
度、切込みのキズの深さ、切断面の角度、切断面の形状
の相互の因果関係を明らかとしたので、次の(1)〜
(4)に示す作用効果が得られる。
【0027】(1)切断強度が0.23kgf以下であ
る場合、切込みキズを除いて切断面全体を鏡面状態とす
ることができる。 (2)切断強度が0.23kgf以下で切断されるには
光ファイバの把持する部分の間隔をたとえば50mmと
したときの伸び歪みの速度わ、1(mm/分)÷50m
m×100=2%/分以下の範囲とすることが好まし
い。 (3)切断角を小さくするには引張り速度を小さくする
ことが有効である。 (4)引張り応力切断法は、一般の曲げ応力切断法に比
べLIP-ROLLOFFおよびCHIPの切断面パターンの発生頻度
を下げるに有効である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の引張り応
力による光ファイバ切断方法によれば、略外径125μ
mの光ファイバであるたとえば石英ガラスファイバ又は
多成分ガラスファイバの周面の一部に、光ファイバの長
さ方向と直交する方向に微小の切込みキズを与えた後、
この切込みキズの両側をそれぞれ把持し、これら把持す
る部分の片方もしくは両方を光ファイバに引張り応力の
みが作用するように移動させて光ファイバを切断する
際、その張力を光ファイバ1本当たり0.23kgf以
下としたので、図1に示すように、鏡面発生頻度を10
0%とすることができ、接合時の接続損失値を小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法
の一実施の形態に係る光ファイバの破断強度と鏡面発生
頻度の関係を示す図である。
【図2】本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法
の一実施の形態に係る平均破断強度の引張り速度特性を
示す図である。
【図3】本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法
の一実施の形態に係る標準偏差の引張り速度特性を示す
図である。
【図4】本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法
の一実施の形態に係る平均切断角の引張り速度特性を示
す図である。
【図5】本発明の引張り応力による光ファイバ切断方法
と一般の石英ガラス光ファイバ切断に用いられている曲
げ応力切断法との比較結果を示す図である。
【図6】図5の比較結果におけるNORMALの状態を示す図
である。
【図7】図5の比較結果におけるSCORE の状態を示す図
である。
【図8】図5の比較結果におけるLIP の状態を示す図で
ある。
【図9】図5の比較結果におけるROLLOFF の状態を示す
図である。
【図10】図5の比較結果におけるCHIPの状態を示す図
である。
【図11】図5の比較結果におけるSPAIRAL の状態を示
す図である。
【図12】図5の比較結果におけるSTEPの状態を示す図
である。
【図13】図5の比較結果におけるHACKLE-MIST の状態
を示す図である。
【図14】図5の比較結果におけるSHATTERED の状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 明遠 埼玉県春日部市大沼2−71−4 (72)発明者 小林 誠 静岡県富士市厚原2011−36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略外径125μmの光ファイバのクラッ
    ド周面の一部に、光ファイバの長さ方向と直交する方向
    に微小の切込みキズを与えた後、この切込みキズの両側
    をそれぞれ把持し、これら把持する部分の片方もしくは
    両方を前記光ファイバに引張り応力のみが作用するよう
    に移動させて前記光ファイバを切断する引張り応力によ
    る光ファイバ切断方法において、 前記切断時の張力を光ファイバ1本当たり0.23kg
    f以下とすることを特徴とする引張り応力による光ファ
    イバ切断方法。
  2. 【請求項2】 前記把持する部分の移動による前記切込
    みキズを有する光ファイバに与えられる伸び歪みの速度
    が2%/分以下とされることを特徴とする請求項1記載
    の引張り応力による光ファイバ切断方法。
JP8111597A 1997-03-31 1997-03-31 引張り応力による光ファイバ切断方法 Pending JPH10274715A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6476950B1 (en) 1998-04-28 2002-11-05 Agilent Technologies, Inc. Method for optical signal transmission with chromatic dispersion compensation through chirped optical fibre gratings, and optical communication system using the method
EP1061387A3 (en) * 1999-06-17 2004-02-25 Lucent Technologies Inc. System comprising plastic optical fiber
JP2013530429A (ja) * 2010-06-28 2013-07-25 ナノプレシジョン プロダクツ インコーポレイテッド 光ファイバの決定論的劈開

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