JPH10275686A - 高圧ナトリウムランプ、高圧ナトリウムランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

高圧ナトリウムランプ、高圧ナトリウムランプ点灯装置および照明装置

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JPH10275686A
JPH10275686A JP7977597A JP7977597A JPH10275686A JP H10275686 A JPH10275686 A JP H10275686A JP 7977597 A JP7977597 A JP 7977597A JP 7977597 A JP7977597 A JP 7977597A JP H10275686 A JPH10275686 A JP H10275686A
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JP
Japan
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pressure sodium
sodium lamp
lighting device
outer tube
starter
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Application number
JP7977597A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Okamura
和好 岡村
Takayuki Aoki
貴之 青木
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形で安価な安定器を使用することが可能で
あるとともに、始動時の立消えが少なく瞬時停電に対し
て確実に再始動し得る高圧ナトリウムランプ、高圧ナト
リウムランプ点灯装置および照明装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】高圧ナトリウムランプ1は、外管4、一対
の発光管5a、5b、始動器6および口金7を含んで構
成されている。一対の発光管5a、5bは外管4内にお
いて互いに並列接続されている。9a、9bそれぞれ対
応する発光管5a、5bに固定的に付設した近接導体で
ある。始動器6は熱応動スイッチ6aと、ヒータ6bと
を備え、発光管5a、5bと並列接続されていて、始動
時5分を越える時間遅れの後に復起する。15は中管
で、長手方向の両端に金属薄板15a、15bによって
固着されている。金属薄板15a、15bはそれぞれ一
端をそれぞれ互いに異なる支枠14、14に延在し固着
されている。なお、各固着部分はたとえばスポット溶接
などの周知の手段で固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ナトリウムラ
ンプ、これを用いた高圧ナトリウムランプ点灯装置およ
び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、第1の従来技術である始動器内
蔵形高圧ナトリウムランプの点灯回路図である。
【0003】図において、131は始動器内蔵形高圧ナ
トリウムランプ、132は高圧水銀ランプ用安定器、1
33は交流電源である。そして、上記ランプ131は、
外管131a、外管131a内に封入された発光管13
1bおよび始動器134を主な構成要素として構成され
ている。始動器134は常閉形の熱応動スイッチ134
aとこれと直列接続されたヒータ134bとから構成さ
れている。また、発光管131bには始動ガスとしてキ
セノンガスが、発光金属としてナトリウムおよび緩衝ガ
スとして水銀がそれぞれ封入されている。
【0004】この始動器内蔵形高圧ナトリウムランプ
は、その定格ランプ電圧および定格ランプ電流が高圧水
銀ランプのそれと同じに設計されているので、高圧水銀
ランプ用の安定器を使用できる。そして、この高圧水銀
ランプ用安定器は始動器を備えてないために安価である
とともに、しかも小形であるという特徴がある。
【0005】したがって、始動器内蔵形高圧ナトリウム
ランプは、このように経済的な安定器を使用できるため
に、現在広く普及している。
【0006】ところで、始動器134は、高圧ナトリウ
ムランプ131が冷却状態から点灯しようとする場合、
最初は熱応動スイッチ134aが閉じているから、電源
133を投入すると、交流電源133→安定器132→
熱応動スイッチ134a→ヒータ134b→交流電源1
33の閉回路が形成されて電流が回路中を通流する。こ
の電流によってヒータ134bが発熱し、熱応動スイッ
チ134aを加熱するために、熱応動スイッチ134a
が作動して開放される。そして、熱応動スイッチ134
aが開放して通流していた電流が遮断された瞬間に安定
器132から逆起電力として高電圧パルスが発生してナ
トリウムランプ131に印加され、ランプを始動する。
高圧ナトリウムランプ131が点灯すると、熱応動スイ
ッチ134aは今度は発光管131bの放射熱を受けて
温度上昇するので、開放状態に維持される。このため、
始動器134はランプ131の点灯中は動作を停止して
高電圧パルスを発生しないように作用する。熱応動スイ
ッチ134aが点灯中閉路していると、発光管131a
に流れる電流が小さくなり、ランプが立消えを起こすの
で、上記のように構成されているのである。
【0007】そうして、高圧ナトリウムランプ131が
消灯すると、ランプ131は徐々に冷却していき、これ
に伴って熱応動スイッチ134aはやがてその接点を閉
じて復起する。そして、消灯から再度熱応動スイッチ1
34aが閉路するまでの時間は10数分である。すなわ
ち、始動器内蔵形高圧ナトリウムランプ131は消灯後
10数分間は再始動することができない。
【0008】高圧ナトリウムランプは、発光効率が高く
て省電力になるとともに、従来からトンネル照明などに
使用されている低圧ナトリウムランプに比較して演色性
が高いので、近時道路、トンネルを始め各種施設の照明
に多用されてきている。
【0009】しかし、始動器内蔵形高圧ナトリウムラン
プは、前述のように交流電源に瞬時停電が発生した場
合、再始動しにくいという問題がある。これは道路、ト
ンネル照明などのように安全上常に照明の必要な施設に
おいては極めて深刻な問題を提起する。
【0010】図8は、第2の従来技術である一対の発光
管を備えた高圧ナトリウムランプの点灯回路図である。
【0011】このものはUSP No.4,287,4
54明細書に開示されている。図において、141は高
圧ナトリウムランプで、その外管バルブ142の中に互
いに並列接続された2本の発光管143a、143bを
収納した構造を有している。なお、144は安定器、1
45は始動器、146は交流電源である。始動器145
は高圧ナトリウムランプ141の外部にあり、ランプ1
41の放射熱の影響を受けない。
【0012】この高圧ナトリウムランプ141は、交流
電源146を投入すると、いずれか始動しやすい方の発
光管たとえば143aが始動して点灯するが、点灯中の
発光管143aが何らかの原因で消灯すると、他方の発
光管143bが今度は始動点灯する。
【0013】そして、後者の従来技術は電源の瞬時停電
に対しては瞬時に再始動するので、安全上の問題はほぼ
解消する。
【0014】また、第3の従来技術として、単一の両口
金形高圧ナトリウムランプに数十KHzの高圧パルス電
圧を印加することにより、上記ランプを瞬時再始動させ
ることが、平成3年照明学会全国大会講演No.46な
どにより紹介されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の後二者の従来技
術によれば瞬時停電の問題はない。しかし、第2の従来
技術においては、安定器が専用安定器であるから、大形
で、しかも高価であるという問題がある。
【0016】さらに、第3の従来技術においては、極端
に高い始動電圧を印加するため、高圧ナトリウムランプ
および点灯装置ともに特別に耐圧グレードの高いものに
する必要がある。このため、高圧ナトリウムランプを従
来の照明器具にそのまま使用することができない。すな
わち、従来から使用されてきた照明器具においては、ラ
ンプの互換性がない。また、点灯装置が大形で、重量の
大きなものとなるとともに、極めてコストが高くなって
しまうという問題があり、したがって実用的でない。
【0017】一方、始動電圧を低くすると第3の従来技
術の耐圧の問題は解消されるかもしれないが、低い始動
電圧では確実に再始動することが少なく、何度も始動電
圧を発生することになると始動電圧のパルスによって雑
音が生じ、近隣の電気機器などに悪影響を及ぼす。
【0018】さらに、早期に復起する始動器であると、
たとえば熱応動スイッチのバイメタルの剛性を強固にし
た場合、設計によっては次の不具合が生じる虞がある。
すなわち、ランプが冷えた状態で点灯する際において、
バイメタルが開放され、キック電圧によって発光管が点
灯した後、発光管の放電が安定していない状態で早期に
バイメタルが閉じて始動器が復起すると、発光管と始動
器に電流が分流するために、発光管が放電維持できなく
なり立ち消えが生じる虞がある。また、ランプ電流が
2.5A以下の場合には、放電維持電流が始動後小さい
ので上記分流によって立ち消える虞が高い。したがっ
て、始動用の始動器は早期に復起しないほうが望ましい
場合があるのである。
【0019】本発明は、小形で安価な安定器を使用する
ことが可能であるとともに、始動時の立消えが少なく瞬
時停電に対して確実に再始動し得る高圧ナトリウムラン
プ、高圧ナトリウムランプ点灯装置および照明装置を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の高圧ナ
トリウムランプは、外管と; それぞれ少なくともキセ
ノンガスおよびナトリウムが封入されており、外管内に
収納された複数の発光管と; これら発光管の少なくと
も発光部を包囲し、外管内に収納された中管と; 外管
内に収納され、始動時に発光管に対して高電圧を印加さ
せ5分を越える時間遅れの後に復起する始動器と;を具
備している。
【0021】本請求項および以下の関係する各請求項に
おいて、特に指定しない限り、用語の定義および技術的
意味は次による。
【0022】高圧ナトリウムランプは、発光管を複数た
とえば一対備えており、かつ互いに並列接続されている
以外は通常使用されているものと同様であることを許容
する。発光管を同一平面内に配列してもよいが、それぞ
れの管軸に角度を付与して配置すれば、待機中の発光管
による配光の乱れを少なくすることができる。
【0023】中管は、透光性の材料にて形成されてい
る。具体的にはたとえば硬質ガラス、石英などの材料が
使用される。中管の形状は、内部空間を保温する形状を
なしていればよく、具体的には、たとえば上下両端が開
放された筒状、上端のみが閉塞された容器状のものを許
容する。中管の支持手段は外管内に固定する公知の手段
であればよく、たとえばサポートワイヤーなどの発光管
支持部材に金属バンドなどを溶接によって固着すること
で達成することができるが、発光管、近接導体などに固
着するように構成してもよい。
【0024】また、各発光管に対して始動時に高電圧を
印加させる始動器を備えている点においては通常の始動
器内蔵形高圧ナトリウムランプと同様の仕様であること
を許容する。
【0025】発光管は、ナトリウムに対して耐食性があ
って、しかも透光性の材料にて形成されている。具体的
にはたとえば透光性多結晶アルミナ、単結晶アルミナな
どの材料が使用される。
【0026】放電媒体として発光管に封入されるナトリ
ウムは、点灯中発光金属として作用するが、水銀とのア
マルガムの形で封入することができる。ナトリウムアマ
ルガムとしては、ナトリウムが重量比で12〜25%含
まれるものを20〜35mg使用することができる。ま
た、キセノンガスは始動ガスとして作用するが、約20
KPa以上の圧力で封入すれば、高圧ナトリウムランプ
の発光効率が著しく向上するとともに、立消電圧が低下
するので好ましい。
【0027】そして、各発光管は外管内において互いに
熱影響を受ける。すなわち、一方の発光管が点灯してい
るとき、待機中の他の発光管はその点灯による放射熱に
よって加熱される。その結果、キセノンガスとナトリウ
ム蒸気とがペニング効果を呈して待機中の発光管は始動
電圧が低下することを、本発明者らは見いだした。
【0028】図1は、一対の発光管を備えた高圧ナトリ
ウムランプにおける一方の発光管が立消えた後の経過時
間と待機中の発光管の始動電圧との関係を示すグラフで
ある。
【0029】図において、横軸は立消えからの時間
(分)を、縦軸は始動電圧(V)を、それぞれ示し、曲
線A、Bはそれぞれ中管を有さない場合、中管を有する
場合を示す。この図中の曲線Aから理解できるように立
ち消え直後から5分間は始動電圧が低下し、特に2〜3
分間は始動電圧が顕著に低下する。なお、封入量、封入
比率、ワット数などの異なる発光管に実験したところ立
ち消え後5分間以下の始動電圧が低い特性は示した。上
記期間中は低い始動電圧でも再始動が可能である。一
方、曲線A、Bのずれから理解できるように、中管を有
する場合(B)は、中管を有さない場合(A)よりも始
動電圧の低い期間が長くなる。この理由は、中管によっ
て中管内部の温度が長時間保たれ、待機中の発光管の温
度も容易に冷えないからである。また、上記特性は一方
の発光管が瞬時停電、瞬時電圧降下による立ち消えの場
合でも同様であった。本発明はこのような知見に基づい
てなされたものである。
【0030】次に、始動器について説明する。
【0031】始動器は、冷却状態でのランプ始動時に発
光管に対して高電圧を印加させて、いずれか1つの発光
管を始動し点灯する。高電圧の程度としては、冷却状態
からのランプ始動を容易にするため、2KV〜4KV好
ましくは3KV〜4KV程度の電圧であることが望まし
い。
【0032】始動器は、このように始動時に所定の高電
圧を発生させて、これを発光管に印加させ、始動後5分
以降に復起するのであれば、その構造は制限されない。
たとえば熱応動スイッチと、これと直列に接続されて熱
応動スイッチを加熱するように配設されたヒーターとか
らなる通常この種の高圧ナトリウムランプに使用されて
いる構成部品を用いれば、発光管との位置関係および熱
応動スイッチの熱応動性を調整し、復起時間が5分を越
えるように構成できるので好ましい。この始動器は、発
光管からの放射熱を受けて点灯後は熱応動スイッチが開
放状態に維持される。そして、消灯後ランプの冷却に伴
って熱応動スイッチも温度が低下するので、時間遅れの
後に接点が閉成されて復起する。
【0033】本発明では、始動時の立消えを生じにくく
するために、始動時の復起時間が5分を越えるように設
定しているので、始動時の立ち消えは生じにくくなる。
しかも中管によって、再始動電圧が低い期間が5分以上
と長くなるので、再始動が確実となる。
【0034】また、始動器は上述の機能を有するもので
あれば非直線コンデンサ、半導体スイッチング素子など
の固体素子またはこれらの組合せ、さらには熱応動スイ
ッチとの組合せなどからなるもので構成してもよい。
【0035】次に、安定器について説明する。
【0036】本発明の高圧ナトリウムランプに用いられ
る安定器は、どのような構成のものでもよいが、高圧ナ
トリウムランプが始動器を内蔵している関係で、2次無
負荷電圧が低くてよいため、高圧水銀ランプ用の小形で
安価な安定器を使用することができる。そして、安定器
は、交流電源電圧が200Vであれば、チョークコイ
ル、100Vであれば昇圧トランスとチョークコイルと
の組合せまたは漏洩トランスをもって構成され、2次無
負荷電圧が200Vで、定格ランプ電圧130Vの放電
ランプに対して所定の定格ランプ電流を供給すればよ
い。
【0037】請求項2の発明の高圧ナトリウムランプ
は、外管と; それぞれ少なくともキセノンガスおよび
ナトリウムが封入されており、外管内に収納される複数
の発光管と; これら発光管の少なくとも発光部を包囲
し、外管内に収納された中管と; 外管内に収納され、
始動時に発光管に対して高電圧を印加させ所定時間遅れ
の後に復起する始動器と;を具備し、ランプ電流が2.
5A以下で点灯されることを特徴とする。
【0038】本発明では始動器の復起時間は、始動時に
立消えを起こさない程度に設定すればよい。
【0039】本発明では、中管によって、再始動電圧が
低い期間が長くなるので、始動器の復起時間を長く設定
しても再始動が確実となる。したがって、始動器の復起
時間を長く設定すればランプ電流が2.5A以下と低い
にもかかわらず、始動時の立消えが生じにくくなる。
【0040】請求項3の発明の高圧ナトリウムランプ
は、請求項1または2記載の高圧ナトリウムランプであ
って、発光管は、互いに反対極性の電圧が印加されてい
て、かつ発光管の点灯中も発光管に接触している近接導
体を備えている。
【0041】発光管に添設する近接導体は、始動を容易
にするためのもので、点灯中は不要であるから、バイメ
タルなどの熱応動手段により発光管から離間するように
構成することも行われているが、本発明においては、点
灯中も接触した状態にしておく。このため、電源の瞬時
停電の際に第2の始動器が第2の高電圧を発生させた時
に近接導体がいつでも作用することができるので、速や
かに再始動する。また、高圧ナトリウムランプの寿命中
の第1の始動器の劣化による発光管と近接導体との接点
部との間の浮きの発生により、始動電圧が上昇するとい
う問題もない。
【0042】請求項4の発明の高圧ナトリウムランプ点
灯装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧ナ
トリウムランプと; 高圧ナトリウムランプおよび交流
電源の間に介在する安定器と;を具備している。
【0043】高電圧は始動器と安定器が協働して発生
し、同時に発光管に印加され、それぞれの段階に応じて
発光管を始動または再始動する。
【0044】請求項5の発明の高圧ナトリウムランプ点
灯装置は、互いに反対極性の電圧が印加されるように構
成された近接導体を各発光管に対して付設した請求項1
ないし3のいずれか一記載の高圧ナトリウムランプと;
インダクタ要素が2分割されて交流電源と高圧ナトリ
ウムランプとの両極との間に分離して介在されるように
構成されている安定器と;を具備している。
【0045】本発明においては、高電圧は交流電圧の正
負の各反サイクルに応じて正負の高電圧を発生すること
ができるから、各発光管を交互に点灯することが高い確
率で実現できる。したがって、高圧ナトリウムランプの
寿命を実質的に2倍にすることができる。
【0046】請求項6の発明の照明装置は、請求項1な
いし3のいずれか一記載の高圧ナトリウムランプと;
高圧ナトリウムランプを収納する照明装置本体と;を具
備している。
【0047】本発明の照明装置は、照明器具、表示装
置、信号灯装置など高圧ナトリウムランプの発光を利用
するあらゆる装置に適応する。
【0048】請求項7の発明の照明装置は、請求項4ま
たは5に記載の高圧ナトリウムランプ点灯装置と; 高
圧ナトリウムランプを収納する照明装置本体と;を具備
している。
【0049】本発明の照明装置もまた前項と同様であ
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
ないし図6を参照して説明する。
【0051】図2は、本発明の高圧ナトリウムランプお
よび同点灯装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【0052】図において、1は高圧ナトリウムランプ、
2は安定器、3は交流電源である。
【0053】高圧ナトリウムランプ1は、外管4、一対
の発光管5a、5b、始動器6および口金7を含んで構
成されている。そして、一対の発光管5a、5bは外管
4内において互いに並列接続されている。9a、9bそ
れぞれ対応する発光管5a、5bに固定的に付設した近
接導体である。
【0054】各発光管5a、5bは、内径6.8mmの
多結晶アルミナ製気密容器51の両端に一対の電極52
を封着して電極間距離62mmとし、内部に約13.5
KPaのキセノンガスとナトリウムが12重量%含まれ
ているナトリウムアマルガムを25mgを封入して形成
されている。こうして、定格ランプ電力220W、安定
点灯時のランプ電流2.1Aの高圧ナトリウムランプを
得た。
【0055】始動器6は熱応動スイッチ6aと、ヒータ
6bとを備え、熱応動スイッチ6をヒータ6bに対して
受熱関係に配置している。また、両者は直列接続されて
いる。さらに、始動器6は発光管5a、5bに対しても
受熱関係に配置されている。そして、始動器6は発光管
5a、5bと並列接続されている。
【0056】安定器2は、定格ランプ電力250Wの高
圧水銀ランプ用の安定器を用いた。また、安定器2は、
チョークコイルにより構成されている。なお、10は力
率改善用コンデンサ、11は放電抵抗である。
【0057】上記安定器に対して、交流電源3は200
V商用電源が用いられるが、100V電源の場合は昇圧
トランスを併用するか、漏洩トランスを用いればよい。
【0058】本実施形態の動作について説明する。
【0059】高圧ナトリウムランプ1が冷却状態にある
とき、交流電源3を投入すると、ランプ1は始動してな
いから、安定器2の2次無負荷電圧200Vがそのまま
ランプ1に印加される。そうして、始動器6に通電さ
れ、ヒータ6bが発熱するので、やがて熱応動スイッチ
6aが開放される。熱応動スイッチ6bが開放された瞬
間にいままで通流していた電流が遮断されるため、安定
器2に高電圧が逆起電力により発生する。そして、高電
圧は高圧ナトリウムランプ1に印加され、いずれか始動
しやすい発光管たとえば5aが始動し、点灯する。
【0060】なお、始動器6は、始動後6分後に一旦閉
じるが、点灯した発光管5aの発熱の影響を受けて再度
開放し、点灯中は開放し続ける。
【0061】一方の発光管5aが点灯中、他方すなわち
待機中の発光管5bは発光管5aの放射熱によって加熱
されて温度上昇している。
【0062】次に、交流電源3が何らかの原因で瞬時停
電した場合について説明する。瞬時停電が発生すると、
いままで点灯していた発光管5aは消弧するので、高圧
ナトリウムランプ1は消灯する。始動器6は熱応動スイ
ッチ6aが昇温状態で、したがって開放している状態で
あるが、始動後6分後に複起するようにバイメタルを調
整してあるので、6分前後に高電圧を発生させる。瞬時
停電が復起した後、待機中の発光管5bは、中管15の
保温作用によって図1曲線Bに示すように立ち消えの1
0分後までは始動電圧は低くても待機中の発光管5bは
点灯するから、待機中の発光管5bは、1度の高電圧で
確実に点灯する。
【0063】図3は、本発明の高圧ナトリウムランプの
一実施形態を示す正面図である。
【0064】図4は、同じく側面図である。
【0065】図3、4および以下の各図において、図2
と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0066】9a、9bは近接導体で、発光管5a、5
bに常時近接しているように配設されている。
【0067】12はステムで、外管4の一端に封着され
ている。
【0068】13は一対の内導体で、図示しない外導体
と接続している。
【0069】14は一対の支枠で、各内導体13に電気
的かつ機械的に接続され、互いの間を電気的に絶縁して
固定されている。また、支枠14は発光管5a、5bお
よび第1の始動器6を所定の電気的接続を維持しながら
機械的に保持しているとともに、近接導体9a、9bを
常時発光管に近接した状態で支持し、それぞれに反対極
性の電圧を印加する。
【0070】本実施形態においては、各発光管5a、5
bの軸が互いに多少の角度を付与されている。これによ
って、一方の発光管が点灯するときに他方の発光管が邪
魔して配光が乱れるのをなるべく防止している。
【0071】そうして、近接導体9a、9bは、常時発
光管5a、5bに常時近接しているから、瞬時停電時に
も作用する。
【0072】15は中管で、肉厚2mm、内径20m
m、長手方向全長55mmの硬質ガラス製の円筒体をな
し、長手方向の両端に幅5mm、肉厚2mmの金属薄板
15a、15bによって固着されている。金属薄板15
a、15bはそれぞれ一端をそれぞれ互いに異なる支枠
14、14に延在し固着されている。なお、各固着部分
はたとえばスポット溶接などの周知の手段で固着されて
いる。
【0073】各発光管5a、5bは、内径6.8mmの
多結晶アルミナ製気密容器51の両端に一対の電極52
を封着して電極間距離62mmとし、内部に約13.5
KPaのキセノンガスとナトリウムが12重量%含まれ
ているナトリウムアマルガムを25mgを封入して形成
されている。各発光管5a、5bは、中管15内にたと
えば発光部が位置するように配設されている。
【0074】こうして、定格ランプ電力220W、安定
点灯時のランプ電流2.1Aの高圧ナトリウムランプを
得た。
【0075】図5は、本発明の高圧ナトリウムランプお
よび同点灯装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【0076】本実施形態の特徴的構成は、安定器2’を
有している点にある。すなわち、安定器6’はそのイン
ピーダンスを提供するインダクタを2a、2aに2等分
して両線路に挿入するようにしたことである。
【0077】高圧ナトリウムランプ1は、複数の発光管
5a、5bに対してそれぞれ近接導体9a、9bを付設
してあるが、そのうち半数は一方の線路に、残りの半数
が他方の線路に接続されるようにしてある。
【0078】これにより、少なくとも始動器6は、電源
電圧の正負両極性の各半波に対して等しく高電圧を発生
させることができる。このことは統計的に一対の発光管
5a、5bをそれぞれ50%づつ等分に始動し点灯させ
る。
【0079】したがって、発光管1個の場合の寿命に対
して2倍の寿命を実現する。そして、その間瞬時停電に
対しては、常に瞬時再始動を確実にするものである。
【0080】図6は、本発明の照明装置の一実施形態を
示す概念的断面図である。
【0081】図において、121は照明装置本体で、前
面に開口121aを形成した箱状をなしている。122
は反射体で、開口121aに対向して照明装置本体12
1内に収納されている。高圧ナトリウムランプ1は照明
装置本体内において反射体122の焦点位置近傍に配設
されている。123は前面ガラスで、パッキング124
を介して照明装置本体121の開口121aを液密に、
かつ投光可能にシールしている。なお、125は取付金
具である。安定器2は照明装置本体121内の隅部に配
設される。
【0082】本実施形態の照明装置はトンネル照明器具
であるが、本発明はこれに限定されるものでなく、道路
照明器具など種々の照明装置に適応する。
【0083】
【発明の効果】請求項1ないし7の各発明によれば、始
動時の立消えを生じにくくするために、始動時の復起時
間が5分を越えるように設定しているので、始動時の立
ち消えは生じにくくなる。しかも中管によって、再始動
電圧が低い期間が5分以上と長くなるので、再始動が確
実となる。したがって、小形で安価な安定器を使用する
ことが可能であるとともに、始動時立ち消えが少なく、
交流電源の瞬時停電に対して確実に再始動することので
きる高圧ナトリウムランプを提供することができる。
【0084】請求項2の発明によれば、中管によって、
再始動電圧が低い期間が長くなるので、始動器の復起時
間を長く設定しても再始動が確実となる。したがって、
始動器の復起時間を長く設定すればランプ電流が2.5
A以下と低いにもかかわらず、始動時の立消えが生じに
くくなる。したがって、小形で安価な安定器を使用する
ことが可能であるとともに、始動時立ち消えが少なく、
交流電源の瞬時停電に対して確実に再始動することので
きる高圧ナトリウムランプを提供することができる。
【0085】請求項3の発明によれば、加えて近接導体
が発光管に常時接触していることにより、瞬時停電時に
おいても近接導体として作用する高圧ナトリウムランプ
を提供することができる。
【0086】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3の効果を有する高圧ナトリウムランプ点灯装置を提供
することができる。
【0087】請求項5の発明によれば、加えて高圧ナト
リウムランプの複数または一対の発光管に反対極性の近
接導体を付設するとともに、安定器のインダクタ要素を
2分割して高圧ナトリウムランプの電極管に介在させる
ことにより、複数の発光管が統計的に均等に点灯するか
ら、ランプ寿命を発光管の数を乗じた値に延ばす高圧放
電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0088】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
3の効果を有する照明装置を提供することができる。
【0089】請求項7の発明によれば、請求項5または
6の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の発光管を備えた高圧ナトリウムランプの
立消えからの時間と待機中の発光管の始動電圧との関係
を示すグラフ
【図2】本発明の高圧ナトリウムランプおよび同点灯装
置の第1の実施形態を示す回路図
【図3】本発明の高圧ナトリウムランプの一実施形態を
示す正面図
【図4】同じく側面図
【図5】本発明の高圧ナトリウムランプおよび同点灯装
置の第2の実施形態を示す回路図
【図6】本発明の照明装置の一実施形態を示す概念的断
面図
【図7】第1の従来技術である始動器内蔵形高圧ナトリ
ウムランプの点灯回路図
【図8】第2の従来技術である高圧ナトリウムランプの
点灯回路図
【符号の説明】
1…高圧ナトリウムランプ 4…外管 5a、5b…発光管 6…始動器 7…口金 15…中管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管と;それぞれ少なくともキセノンガス
    およびナトリウムが封入されており、外管内に収納され
    た複数の発光管と;これら発光管の少なくとも発光部を
    包囲し、外管内に収納された中管と;外管内に収納さ
    れ、始動時に発光管に対して高電圧を印加させ5分を越
    える時間遅れの後に復起する始動器と;を具備している
    ことを特徴とする高圧ナトリウムランプ。
  2. 【請求項2】外管と;それぞれ少なくともキセノンガス
    およびナトリウムが封入されており、外管内に収納され
    る複数の発光管と;これら発光管の少なくとも発光部を
    包囲し、外管内に収納された中管と;外管内に収納さ
    れ、始動時に発光管に対して高電圧を印加させ所定の時
    間遅れの後に復起する始動器と;を具備し、ランプ電流
    が2.5A以下で点灯されることを特徴とする高圧ナト
    リウムランプ。
  3. 【請求項3】発光管は、互いに反対極性の電圧が印加さ
    れていて、かつ発光管の点灯中も発光管に接触している
    近接導体を備えていることを特徴とする請求項1または
    2記載の高圧ナトリウムランプ。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧
    ナトリウムランプと;高圧ナトリウムランプおよび交流
    電源の間に介在する安定器と;とを具備していることを
    特徴とする高圧ナトリウムランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】 互いに反対極性の電圧が印加されるよう
    に構成された近接導体を各発光管に対して付設した請求
    項1ないし3のいずれか一記載の高圧ナトリウムランプ
    と;インダクタ要素が2分割されて交流電源と高圧ナト
    リウムランプとの両極との間に分離して介在されるよう
    に構成されている安定器と;を具備していることを特徴
    とする高圧ナトリウムランプ点灯装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧
    ナトリウムランプと;高圧ナトリウムランプを収納する
    照明装置本体と;を具備していることを特徴とする照明
    装置。
  7. 【請求項7】請求項4または5に記載の高圧ナトリウム
    ランプ点灯装置と;高圧ナトリウムランプを収納する照
    明装置本体と;を具備していることを特徴とする照明装
    置。
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