JPH10275711A - バックアップ機能を備えたptc限流器 - Google Patents
バックアップ機能を備えたptc限流器Info
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- JPH10275711A JPH10275711A JP7841097A JP7841097A JPH10275711A JP H10275711 A JPH10275711 A JP H10275711A JP 7841097 A JP7841097 A JP 7841097A JP 7841097 A JP7841097 A JP 7841097A JP H10275711 A JPH10275711 A JP H10275711A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックアップ機能に優れたPTC素子を用い
たPTC限流器を得る。 【解決手段】 PTC限流器10は、複合PTC素子体
10aと、固着用金属箔15aを介して接続した第1金
属電極板15と、固着用金属箔16aを介して接続した
第2金属電極板16とから構成される。複合PTC素子
体10aは、第1PTC素子板11と、この第1PTC
素子板11の上部に固着された低熱量融点金属箔12
と、低熱量融点金属箔12の上部に固着された蓄熱器1
3と、蓄熱器13の上部に固着された第1PTC素子板
11より抵抗値が増大する温度が高くかつ抵抗増加に至
るエネルギー量および電流量が大きい板状の第2PTC
素子板14とから構成される。
たPTC限流器を得る。 【解決手段】 PTC限流器10は、複合PTC素子体
10aと、固着用金属箔15aを介して接続した第1金
属電極板15と、固着用金属箔16aを介して接続した
第2金属電極板16とから構成される。複合PTC素子
体10aは、第1PTC素子板11と、この第1PTC
素子板11の上部に固着された低熱量融点金属箔12
と、低熱量融点金属箔12の上部に固着された蓄熱器1
3と、蓄熱器13の上部に固着された第1PTC素子板
11より抵抗値が増大する温度が高くかつ抵抗増加に至
るエネルギー量および電流量が大きい板状の第2PTC
素子板14とから構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送配電系統等の電
路に流れる短絡電流あるいは過負荷電流等の過電流から
送配電系統あるいは送配電系統等の電路に配設した電力
機器を保護するための限流器に係わり、特に、抵抗値が
増大する温度が異なる複数のPTC素子を用いて構成し
たバックアップ機能を備えたPTC限流器に関する。
路に流れる短絡電流あるいは過負荷電流等の過電流から
送配電系統あるいは送配電系統等の電路に配設した電力
機器を保護するための限流器に係わり、特に、抵抗値が
増大する温度が異なる複数のPTC素子を用いて構成し
たバックアップ機能を備えたPTC限流器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、送配電系統に流れる短絡電流など
の過電流から送配電系統あるいは送配電系統等の電路に
配設した電力機器を保護するために、温度が上昇するこ
とにより抵抗値が増大する正の抵抗温度係数を有する素
子(PTC(Positive Temperature Coefficient)サー
ミスタ、以下PTC素子という)を備えた限流器を送配
電系統の電路に用いることが提案されるようになった。
このPTC素子を備えた限流器を送配電系統の電路に遮
断器と併設して用いた場合、例えば、この電路に短絡電
流などの過電流が流れると、PTC素子内にジュール熱
が発生してPTC素子の温度が上昇する。すると、この
PTC素子は正の抵抗温度係数を有するため、PTC素
子の温度が上昇して所定の抵抗転移温度(あるいは相転
移温度)以上になると、その抵抗値が急激に増大して、
この電路に流れる過電流を抑制(限流)するようになる
とともに、その後に遮断器が動作することにより回路が
遮断されることとなる。一方、事故が回復した後、PT
C素子の温度が常温に戻ると、その抵抗値は元の低抵抗
値になるため、PTC素子は自動復帰し、その後、遮断
器が再投入されるとこの電路には通常の所定の電流が流
れるようになる。
の過電流から送配電系統あるいは送配電系統等の電路に
配設した電力機器を保護するために、温度が上昇するこ
とにより抵抗値が増大する正の抵抗温度係数を有する素
子(PTC(Positive Temperature Coefficient)サー
ミスタ、以下PTC素子という)を備えた限流器を送配
電系統の電路に用いることが提案されるようになった。
このPTC素子を備えた限流器を送配電系統の電路に遮
断器と併設して用いた場合、例えば、この電路に短絡電
流などの過電流が流れると、PTC素子内にジュール熱
が発生してPTC素子の温度が上昇する。すると、この
PTC素子は正の抵抗温度係数を有するため、PTC素
子の温度が上昇して所定の抵抗転移温度(あるいは相転
移温度)以上になると、その抵抗値が急激に増大して、
この電路に流れる過電流を抑制(限流)するようになる
とともに、その後に遮断器が動作することにより回路が
遮断されることとなる。一方、事故が回復した後、PT
C素子の温度が常温に戻ると、その抵抗値は元の低抵抗
値になるため、PTC素子は自動復帰し、その後、遮断
器が再投入されるとこの電路には通常の所定の電流が流
れるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た限流器に用いるPTC素子が単独のPTC素子である
と、電路に流れる過電流の増加速度がPTC素子の温度
上昇速度より大きい場合においては、PTC素子は所定
の抵抗増加が得られなくなり、限流動作を行えないとい
う問題を生じた。また、異常な短絡電流が流れると同時
に異常なサージ電圧が発生すると、PTC素子に過大な
ストレスが加わることとなるので、PTC素子が貫通し
たりあるいはフラッシュオーバを生じて、PTC素子が
破壊されるという問題も生じる。
た限流器に用いるPTC素子が単独のPTC素子である
と、電路に流れる過電流の増加速度がPTC素子の温度
上昇速度より大きい場合においては、PTC素子は所定
の抵抗増加が得られなくなり、限流動作を行えないとい
う問題を生じた。また、異常な短絡電流が流れると同時
に異常なサージ電圧が発生すると、PTC素子に過大な
ストレスが加わることとなるので、PTC素子が貫通し
たりあるいはフラッシュオーバを生じて、PTC素子が
破壊されるという問題も生じる。
【0004】そこで、本発明は上記した問題点に鑑みて
なされたものであって、その抵抗値が増大する温度が異
なり、過電流に対して常時動作するPTC素子とこのP
TC素子が故障した場合に動作するPTC素子を組み合
わせて用いれば、常時動作するPTC素子が破壊されて
も、もう一方のPTC素子が動作すれば、過電流防止機
能が発揮できるという知見に基づいてなされたものであ
って、バックアップ機能に優れたPTC限流器を得るこ
とにある。
なされたものであって、その抵抗値が増大する温度が異
なり、過電流に対して常時動作するPTC素子とこのP
TC素子が故障した場合に動作するPTC素子を組み合
わせて用いれば、常時動作するPTC素子が破壊されて
も、もう一方のPTC素子が動作すれば、過電流防止機
能が発揮できるという知見に基づいてなされたものであ
って、バックアップ機能に優れたPTC限流器を得るこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明は、抵抗値が増大する温度が異なる複数のPTC素
子を用いて構成したバックアップ機能を備えたPTC限
流器であって、上記課題を解決するために、請求項1に
記載の発明においては、所定の温度になるとその抵抗値
が急激に増大する板状の第1PTC素子板と同第1PT
C素子板より抵抗値が増大する温度が高くかつ抵抗増加
に至るエネルギー量および電流量が大きい板状の第2P
TC素子板との少なくとも2つのPTC素子板を電気的
に直列接続して構成した複合PTC素子体と、この複合
PTC素子体の両表面にそれぞれ電気的に接続される金
属電極板とを備えるようにしている。
発明は、抵抗値が増大する温度が異なる複数のPTC素
子を用いて構成したバックアップ機能を備えたPTC限
流器であって、上記課題を解決するために、請求項1に
記載の発明においては、所定の温度になるとその抵抗値
が急激に増大する板状の第1PTC素子板と同第1PT
C素子板より抵抗値が増大する温度が高くかつ抵抗増加
に至るエネルギー量および電流量が大きい板状の第2P
TC素子板との少なくとも2つのPTC素子板を電気的
に直列接続して構成した複合PTC素子体と、この複合
PTC素子体の両表面にそれぞれ電気的に接続される金
属電極板とを備えるようにしている。
【0006】このような複合PTC素子体とすることに
より、定常時においては、第1PTC素子板および第2
PTC素子板の常温での抵抗値は小さいため、電路に給
電される電流は第1PTC素子板および第2PTC素子
板を通して流れる。一方、短絡等の事故によりこの電路
に短絡電流のような過電流が流れると、第2PTC素子
板より抵抗値が増大する温度が低い第1PTC素子板の
抵抗値が増大して限流動作を行う。
より、定常時においては、第1PTC素子板および第2
PTC素子板の常温での抵抗値は小さいため、電路に給
電される電流は第1PTC素子板および第2PTC素子
板を通して流れる。一方、短絡等の事故によりこの電路
に短絡電流のような過電流が流れると、第2PTC素子
板より抵抗値が増大する温度が低い第1PTC素子板の
抵抗値が増大して限流動作を行う。
【0007】そして、事故が解消して電路への給電が再
開されるようになると、第1PTC素子板および第2P
TC素子板を通して電流が流れるようになるとともに、
第1PTC素子板および第2PTC素子板の温度が徐々
に低下し、第1PTC素子板および第2PTC素子板の
温度が常温になると通常の負荷電流が電路に流れるよう
になる。
開されるようになると、第1PTC素子板および第2P
TC素子板を通して電流が流れるようになるとともに、
第1PTC素子板および第2PTC素子板の温度が徐々
に低下し、第1PTC素子板および第2PTC素子板の
温度が常温になると通常の負荷電流が電路に流れるよう
になる。
【0008】さらに、何らかの理由により第1PTC素
子板が損傷してPTC素子として機能しない場合は、第
2PTC素子板の抵抗値が増大して限流動作を行うよう
になる。このため、バックアップ機能を備えた複合PT
C素子体として動作することが可能になり、この種の限
流器の信頼性が向上するとともに、このPTC限流器を
備えた送配電系統の信頼性が向上する。
子板が損傷してPTC素子として機能しない場合は、第
2PTC素子板の抵抗値が増大して限流動作を行うよう
になる。このため、バックアップ機能を備えた複合PT
C素子体として動作することが可能になり、この種の限
流器の信頼性が向上するとともに、このPTC限流器を
備えた送配電系統の信頼性が向上する。
【0009】このようなバックアップ機能を備えたPT
C限流器において重要な点は、第1PTC素子板が損傷
した場合に、この損傷を容易に知ることができるように
することにある。そこで、請求項2に記載の発明におい
ては、第1PTC素子板の損傷時、即ち、第1PTC素
子板自身の絶縁破壊によってその後に生じるアーク熱、
あるいは部分的な電流集中等によって生じる偏熱等の熱
量により溶融して蒸発する低熱量融点金属箔を第1PT
C素子の表面に配設し、第1PTC素子板が損傷して蒸
発した金属により第1PTC素子板の損傷を表示できる
ようにしている。
C限流器において重要な点は、第1PTC素子板が損傷
した場合に、この損傷を容易に知ることができるように
することにある。そこで、請求項2に記載の発明におい
ては、第1PTC素子板の損傷時、即ち、第1PTC素
子板自身の絶縁破壊によってその後に生じるアーク熱、
あるいは部分的な電流集中等によって生じる偏熱等の熱
量により溶融して蒸発する低熱量融点金属箔を第1PT
C素子の表面に配設し、第1PTC素子板が損傷して蒸
発した金属により第1PTC素子板の損傷を表示できる
ようにしている。
【0010】このような低熱量融点金属箔を設けること
により、第1PTC素子板が何らかの理由により損傷し
て破壊されるときに大量の熱が発生すると、低熱量融点
金属箔は溶融して蒸発する。この低熱量融点金属箔の蒸
発により、再固化する際に生じる煤等によりPTC限流
器の周囲が変色したり、異常な臭いが発生したりするよ
うになる。これにより、遮断器投入時に、第1PTC素
子板が故障したことを容易に検知することが可能にな
る。
により、第1PTC素子板が何らかの理由により損傷し
て破壊されるときに大量の熱が発生すると、低熱量融点
金属箔は溶融して蒸発する。この低熱量融点金属箔の蒸
発により、再固化する際に生じる煤等によりPTC限流
器の周囲が変色したり、異常な臭いが発生したりするよ
うになる。これにより、遮断器投入時に、第1PTC素
子板が故障したことを容易に検知することが可能にな
る。
【0011】請求項3に記載の発明においては、低熱量
融点金属箔としては、溶解、蒸発して固化すると煤とな
る金属、溶解、蒸発してガスが吹き出す金属、あるいは
溶解、蒸発して変色する金属から形成するようにしてい
る。
融点金属箔としては、溶解、蒸発して固化すると煤とな
る金属、溶解、蒸発してガスが吹き出す金属、あるいは
溶解、蒸発して変色する金属から形成するようにしてい
る。
【0012】このように、第1PTC素子板の破壊等に
よる故障時に発生する熱量で溶解、蒸発し、固化すると
煤となる金属により低熱量融点金属箔を形成すると、固
化時にPTC限流器の周囲に煤が付着するため、容易に
第1PTC素子板が故障したことを検知することが可能
になる。また、溶解、蒸発してガスが吹き出す金属によ
り低熱量融点金属箔を形成すると、PTC限流器の周囲
に異常な臭いが発生するため、容易に第1PTC素子板
が故障したことを検知することが可能になる。さらに、
溶解、蒸発して変色する金属により低熱量融点金属箔を
形成すると、PTC限流器の周囲が変色するため、容易
に第1PTC素子板が故障したことを検知することが可
能になる。
よる故障時に発生する熱量で溶解、蒸発し、固化すると
煤となる金属により低熱量融点金属箔を形成すると、固
化時にPTC限流器の周囲に煤が付着するため、容易に
第1PTC素子板が故障したことを検知することが可能
になる。また、溶解、蒸発してガスが吹き出す金属によ
り低熱量融点金属箔を形成すると、PTC限流器の周囲
に異常な臭いが発生するため、容易に第1PTC素子板
が故障したことを検知することが可能になる。さらに、
溶解、蒸発して変色する金属により低熱量融点金属箔を
形成すると、PTC限流器の周囲が変色するため、容易
に第1PTC素子板が故障したことを検知することが可
能になる。
【0013】請求項4に記載の発明においては、第1P
TC素子板と第2PTC素子板との間に第1PTC素子
板あるいは第2PTC素子板が発生した熱を吸収して蓄
熱する蓄熱器を介在させるようにしている。このような
蓄熱器を設けることにより、第1PTC素子板あるいは
第2PTC素子板が発熱すると、これらの発熱した熱が
蓄熱器に熱伝導する。すると、第1PTC素子板あるい
は第2PTC素子板に長時間にわたって過負荷電流が流
れて第1PTC素子板が発熱しても、この熱を逐次、蓄
熱器が吸収するので、第1PTC素子板あるいは第2P
TC素子板は抵抗転移温度(あるいは相転移温度)に達
することが防止できるようになる。
TC素子板と第2PTC素子板との間に第1PTC素子
板あるいは第2PTC素子板が発生した熱を吸収して蓄
熱する蓄熱器を介在させるようにしている。このような
蓄熱器を設けることにより、第1PTC素子板あるいは
第2PTC素子板が発熱すると、これらの発熱した熱が
蓄熱器に熱伝導する。すると、第1PTC素子板あるい
は第2PTC素子板に長時間にわたって過負荷電流が流
れて第1PTC素子板が発熱しても、この熱を逐次、蓄
熱器が吸収するので、第1PTC素子板あるいは第2P
TC素子板は抵抗転移温度(あるいは相転移温度)に達
することが防止できるようになる。
【0014】請求項5に記載の発明においては、金属電
極板の表面積を複合PTC素子体の両表面の第1PTC
素子板および第2PTC素子板の表面積より小さく形成
するとともに、金属電極板を第1PTC素子板および第
2PTC素子板の周辺部の表面が露出するように配置し
ている。このように、第1PTC素子板および第2PT
C素子板のそれぞれの表面の周縁部がそれぞれ露出する
ように形成すると、両電極板の端面間に十分な絶縁耐力
を維持することが可能となるので、第1PTC素子板お
よび第2PTC素子板のいずれかが抵抗転移温度(ある
いは相転移温度)に達して急激にその抵抗値が増大して
抵抗降下電圧により両電極板の端面間に過電圧が生じて
も、両電極板の端面間にフラッシュオーバが生じるとい
う不具合を防止できるようになる。
極板の表面積を複合PTC素子体の両表面の第1PTC
素子板および第2PTC素子板の表面積より小さく形成
するとともに、金属電極板を第1PTC素子板および第
2PTC素子板の周辺部の表面が露出するように配置し
ている。このように、第1PTC素子板および第2PT
C素子板のそれぞれの表面の周縁部がそれぞれ露出する
ように形成すると、両電極板の端面間に十分な絶縁耐力
を維持することが可能となるので、第1PTC素子板お
よび第2PTC素子板のいずれかが抵抗転移温度(ある
いは相転移温度)に達して急激にその抵抗値が増大して
抵抗降下電圧により両電極板の端面間に過電圧が生じて
も、両電極板の端面間にフラッシュオーバが生じるとい
う不具合を防止できるようになる。
【0015】請求項6に記載の発明においては、金属電
極板はその角部に面取り加工を施して、この角部に丸み
を形成した平面形状が略四角形状の板状体としている。
このように、両電極板の角部に丸みを設けるようにする
と、角部の電界はそれ以外の部分の電界と等しくなっ
て、電流密度も均一になるため、両電極板の角部に局部
的に電流が集中して、第1PTC素子板あるいは第2P
TC素子板が局部的に抵抗転移温度(あるいは相転移温
度)に達することを防止でき、第1PTC素子板および
第2PTC素子板の局部的な劣化を防止できるようにな
る。
極板はその角部に面取り加工を施して、この角部に丸み
を形成した平面形状が略四角形状の板状体としている。
このように、両電極板の角部に丸みを設けるようにする
と、角部の電界はそれ以外の部分の電界と等しくなっ
て、電流密度も均一になるため、両電極板の角部に局部
的に電流が集中して、第1PTC素子板あるいは第2P
TC素子板が局部的に抵抗転移温度(あるいは相転移温
度)に達することを防止でき、第1PTC素子板および
第2PTC素子板の局部的な劣化を防止できるようにな
る。
【0016】請求項7に記載の発明においては、複合P
TC素子体の側壁の角部に面取り加工を施して、この側
壁の角部に丸みを形成するようにしている。このよう
に、複合PTC素子体の側壁角部を面取り加工して、角
部に丸みを設けるようにすると、複合PTC素子体の側
壁角部の電界はそれ以外の部分の電界と等しくなって、
電流密度も均一になるため、複合PTC素子体の局部的
な劣化を防止できるようになる。
TC素子体の側壁の角部に面取り加工を施して、この側
壁の角部に丸みを形成するようにしている。このよう
に、複合PTC素子体の側壁角部を面取り加工して、角
部に丸みを設けるようにすると、複合PTC素子体の側
壁角部の電界はそれ以外の部分の電界と等しくなって、
電流密度も均一になるため、複合PTC素子体の局部的
な劣化を防止できるようになる。
【0017】請求項8に記載の発明においては、第1P
TC素子板と金属電極板および第2PTC素子板と金属
電極板とのそれぞれの接合部に、固着用金属箔を介在さ
せて第1PTC素子板と金属電極板および第2PTC素
子板と金属電極板とをそれぞれ固着するようにしてい
る。このように各電極板と各PTC素子板とを固着する
と、これらの固着面の接触面積が増大するため、その接
触抵抗が減少し、低内部抵抗の複合PTC素子体が得ら
れるようになる。
TC素子板と金属電極板および第2PTC素子板と金属
電極板とのそれぞれの接合部に、固着用金属箔を介在さ
せて第1PTC素子板と金属電極板および第2PTC素
子板と金属電極板とをそれぞれ固着するようにしてい
る。このように各電極板と各PTC素子板とを固着する
と、これらの固着面の接触面積が増大するため、その接
触抵抗が減少し、低内部抵抗の複合PTC素子体が得ら
れるようになる。
【0018】請求項9に記載の発明においては、固着用
金属箔を、第1PTC素子板、第2PTC素子板および
金属電極板より硬度が小さい金属、あるいは第1PTC
素子板、第2PTC素子板および金属電極板より表面粗
さが小さい金属から形成している。このような硬度ある
いは表面粗さの関係を有する金属から形成された金属箔
を第1PTC素子板と電極板の間および第2PTC素子
板と電極板の間に配置して、これらの両電極板の両面を
金属箔が変形するような圧縮応力を加えて押圧すると、
金属箔が変形して各PTC素子板と電極板と金属箔を介
して緊密に結合して固着されるようになる。この結果、
第1PTC素子板と電極板および第2PTC素子板と電
極板との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させる
ことが可能になる。
金属箔を、第1PTC素子板、第2PTC素子板および
金属電極板より硬度が小さい金属、あるいは第1PTC
素子板、第2PTC素子板および金属電極板より表面粗
さが小さい金属から形成している。このような硬度ある
いは表面粗さの関係を有する金属から形成された金属箔
を第1PTC素子板と電極板の間および第2PTC素子
板と電極板の間に配置して、これらの両電極板の両面を
金属箔が変形するような圧縮応力を加えて押圧すると、
金属箔が変形して各PTC素子板と電極板と金属箔を介
して緊密に結合して固着されるようになる。この結果、
第1PTC素子板と電極板および第2PTC素子板と電
極板との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させる
ことが可能になる。
【0019】請求項10に記載の発明においては、固着
用金属箔を、第1PTC素子板および第2PTC素子板
より硬度が大きくかつ金属電極板より硬度が小さい金
属、あるいは第1PTC素子板および第2PTC素子板
より表面粗さが大きくかつ金属電極板より表面粗さが小
さい金属から形成している。このような硬度あるいは表
面粗さの関係を有する金属から形成された金属箔を第1
PTC素子板と電極板の間および第2PTC素子板と電
極板の間に配置しても、これらの両電極板の両面を金属
箔が変形するような圧縮応力を加えて押圧すると、金属
箔が変形して各PTC素子板と電極板とが金属箔を介し
て緊密に結合して固着されるようになる。この結果、第
1PTC素子板と電極板および第2PTC素子板と電極
板との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させるこ
とが可能になる。
用金属箔を、第1PTC素子板および第2PTC素子板
より硬度が大きくかつ金属電極板より硬度が小さい金
属、あるいは第1PTC素子板および第2PTC素子板
より表面粗さが大きくかつ金属電極板より表面粗さが小
さい金属から形成している。このような硬度あるいは表
面粗さの関係を有する金属から形成された金属箔を第1
PTC素子板と電極板の間および第2PTC素子板と電
極板の間に配置しても、これらの両電極板の両面を金属
箔が変形するような圧縮応力を加えて押圧すると、金属
箔が変形して各PTC素子板と電極板とが金属箔を介し
て緊密に結合して固着されるようになる。この結果、第
1PTC素子板と電極板および第2PTC素子板と電極
板との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させるこ
とが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図に基づいて本発明のバ
ックアップ機能を備えたPTC限流器の一実施形態を説
明する。図1は本実施形態のPTC限流器10の概略構
成を示す断面図である。このPTC限流器10は、複合
PTC素子体10aと、この複合PTC素子体10aの
下面に固着用金属箔15aを介して接続した第1金属電
極板15と、複合PTC素子体10aの上面に固着用金
属箔16aを介して接続した第2金属電極板16とから
構成されている。
ックアップ機能を備えたPTC限流器の一実施形態を説
明する。図1は本実施形態のPTC限流器10の概略構
成を示す断面図である。このPTC限流器10は、複合
PTC素子体10aと、この複合PTC素子体10aの
下面に固着用金属箔15aを介して接続した第1金属電
極板15と、複合PTC素子体10aの上面に固着用金
属箔16aを介して接続した第2金属電極板16とから
構成されている。
【0021】複合PTC素子体10aは、第1PTC素
子板11と、この第1PTC素子板11の上部に固着さ
れた低熱量融点金属箔12と、低熱量融点金属箔12の
上部に固着された蓄熱器13と、蓄熱器13の上部に固
着された第1PTC素子板11より抵抗値が増大する温
度が高くかつ抵抗増加に至るエネルギー量および電流量
が大きい板状の第2PTC素子板14とから構成してい
る。
子板11と、この第1PTC素子板11の上部に固着さ
れた低熱量融点金属箔12と、低熱量融点金属箔12の
上部に固着された蓄熱器13と、蓄熱器13の上部に固
着された第1PTC素子板11より抵抗値が増大する温
度が高くかつ抵抗増加に至るエネルギー量および電流量
が大きい板状の第2PTC素子板14とから構成してい
る。
【0022】第1PTC素子板11および第2PTC素
子板14としては、温度が上昇することにより抵抗値が
増大する正の抵抗温度係数を有する素子(PTC(Posi
tiveTemperature Coefficient)サーミスタ、以下、P
TC素子という)、例えば、V2O3−Cr2O3等のV2
O3系セラミックス、チタン酸ビスマス(BiTiO3)
セラミックスあるいはこれらの固溶体、クリストバライ
ト−カーボン系等複合セラミックス材料等の、その比抵
抗が急激に増大する温度(抵抗転移温度あるいは相転移
温度という、以下抵抗転移温度という)が200℃〜2
80℃程度のもので、常温での抵抗値が小さくかつ抵抗
転移温度になると急激に抵抗値が増大するPTC素子を
用いている。
子板14としては、温度が上昇することにより抵抗値が
増大する正の抵抗温度係数を有する素子(PTC(Posi
tiveTemperature Coefficient)サーミスタ、以下、P
TC素子という)、例えば、V2O3−Cr2O3等のV2
O3系セラミックス、チタン酸ビスマス(BiTiO3)
セラミックスあるいはこれらの固溶体、クリストバライ
ト−カーボン系等複合セラミックス材料等の、その比抵
抗が急激に増大する温度(抵抗転移温度あるいは相転移
温度という、以下抵抗転移温度という)が200℃〜2
80℃程度のもので、常温での抵抗値が小さくかつ抵抗
転移温度になると急激に抵抗値が増大するPTC素子を
用いている。
【0023】そして、これらから選択したPTC素子を
平面形状が四角形の板状に成形したものを用いる。この
うち、第1PTC素子板11としては、抵抗転移温度が
230℃程度のPTC素子を用い、第2PTC素子板1
4としては、抵抗転移温度が280℃程度で抵抗増加に
至るエネルギー量および電流量が大きいPTC素子を用
いることが好ましい。
平面形状が四角形の板状に成形したものを用いる。この
うち、第1PTC素子板11としては、抵抗転移温度が
230℃程度のPTC素子を用い、第2PTC素子板1
4としては、抵抗転移温度が280℃程度で抵抗増加に
至るエネルギー量および電流量が大きいPTC素子を用
いることが好ましい。
【0024】低熱量融点金属箔12は、第1PTC素子
板11の破壊等による故障時に発生する熱量で溶解、蒸
発し、固化すると煤となる金属を用い、平面形状が四角
形の箔状に成形し、第1PTC素子板11の上面に配置
して圧着、導電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは
溶接等により固着している。この低熱量融点金属箔12
に用いる金属としては、例えば、その融点が350℃程
度の錫を主成分とする低融点金属を用いる。
板11の破壊等による故障時に発生する熱量で溶解、蒸
発し、固化すると煤となる金属を用い、平面形状が四角
形の箔状に成形し、第1PTC素子板11の上面に配置
して圧着、導電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは
溶接等により固着している。この低熱量融点金属箔12
に用いる金属としては、例えば、その融点が350℃程
度の錫を主成分とする低融点金属を用いる。
【0025】ここで、第1PTC素子板11として、例
えば、抵抗転移温度が230℃程度のPTC素子で構成
したものを用い、0.5〜2.5サイクルの通電を許容
する場合、第1PTC素子板11は300℃程度の温度
まで上昇する。すると、増加した抵抗に基づく抵抗降下
電圧による貫通破壊、あるいは特定の部位に電流が集中
してヒートスポットとなる熱応力破壊等が生じるように
なる。このため、その融点が350℃程度の低融点金属
を用いて低熱量融点金属箔12を構成すると、このよう
な第1PTC素子板11の破壊時に、低熱量融点金属箔
12は溶解して蒸発し、固化すると煤となる。低熱量融
点金属箔12が煤となることにより、このPTC限流器
10の周囲に煤が付着するため、第1PTC素子板11
が故障したことを容易に検知することが可能になる。
えば、抵抗転移温度が230℃程度のPTC素子で構成
したものを用い、0.5〜2.5サイクルの通電を許容
する場合、第1PTC素子板11は300℃程度の温度
まで上昇する。すると、増加した抵抗に基づく抵抗降下
電圧による貫通破壊、あるいは特定の部位に電流が集中
してヒートスポットとなる熱応力破壊等が生じるように
なる。このため、その融点が350℃程度の低融点金属
を用いて低熱量融点金属箔12を構成すると、このよう
な第1PTC素子板11の破壊時に、低熱量融点金属箔
12は溶解して蒸発し、固化すると煤となる。低熱量融
点金属箔12が煤となることにより、このPTC限流器
10の周囲に煤が付着するため、第1PTC素子板11
が故障したことを容易に検知することが可能になる。
【0026】なお、低熱量融点金属箔12を構成する金
属としては、上記した第1PTC素子板11の破壊等に
よる故障時に発生する熱量で溶解、蒸発し、固化すると
煤となる錫を主成分とする低熱量融点金属以外にも、溶
解、蒸発してガスが吹き出す金属、あるいは溶解、蒸発
して変色する金属、さらには、融点が錫より高いアルミ
ニウム、金等の金属を極く薄い薄膜状とし、少量の熱量
で溶解、蒸発するものを用いることができる。
属としては、上記した第1PTC素子板11の破壊等に
よる故障時に発生する熱量で溶解、蒸発し、固化すると
煤となる錫を主成分とする低熱量融点金属以外にも、溶
解、蒸発してガスが吹き出す金属、あるいは溶解、蒸発
して変色する金属、さらには、融点が錫より高いアルミ
ニウム、金等の金属を極く薄い薄膜状とし、少量の熱量
で溶解、蒸発するものを用いることができる。
【0027】溶解、蒸発してガスが吹き出す金属により
低熱量融点金属箔12を形成すると、PTC限流器10
の周囲に異常な臭いが発生するため、容易に第1PTC
素子板11が故障したことを検知することが可能にな
る。さらに、溶解、蒸発して変色する金属により低熱量
融点金属箔12を形成すると、PTC限流器10の周囲
が変色するため、容易に第1PTC素子板11が故障し
たことを検知することが可能になる。
低熱量融点金属箔12を形成すると、PTC限流器10
の周囲に異常な臭いが発生するため、容易に第1PTC
素子板11が故障したことを検知することが可能にな
る。さらに、溶解、蒸発して変色する金属により低熱量
融点金属箔12を形成すると、PTC限流器10の周囲
が変色するため、容易に第1PTC素子板11が故障し
たことを検知することが可能になる。
【0028】蓄熱器13は、銅、アルミニウム、ステン
レス等の熱伝導性が良好な金属からなる金属容器内に、
例えば、鉛−錫合金、はんだ等の融点が130〜150
℃の低融点金属を充填し、密閉して形成されている。こ
の蓄熱器13を上述した低熱量融点金属箔12が固着さ
れた第1PTC素子板11の低熱量融点金属箔12の上
面に配置し、蓄熱器13と低熱量融点金属箔12とを導
電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは溶接等により
固着している。この蓄熱器13の上面に第2PTC素子
板14を配置し、蓄熱器13と第2PTC素子板14と
を導電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは溶接等に
より固着している。
レス等の熱伝導性が良好な金属からなる金属容器内に、
例えば、鉛−錫合金、はんだ等の融点が130〜150
℃の低融点金属を充填し、密閉して形成されている。こ
の蓄熱器13を上述した低熱量融点金属箔12が固着さ
れた第1PTC素子板11の低熱量融点金属箔12の上
面に配置し、蓄熱器13と低熱量融点金属箔12とを導
電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは溶接等により
固着している。この蓄熱器13の上面に第2PTC素子
板14を配置し、蓄熱器13と第2PTC素子板14と
を導電性接着剤による接着、ロウ付けあるいは溶接等に
より固着している。
【0029】このような蓄熱器13を設けることによ
り、第1PTC素子板11が発熱すると、これらの発熱
した熱が蓄熱器13に熱伝導する。すると、蓄熱器13
の金属容器内に密封、充填された低融点金属がこの熱を
吸収してその融点に達すると、低融点金属は融解して融
解熱に変換される。これにより、第1PTC素子板11
に長時間にわたって過負荷電流が流れて第1PTC素子
板11が発熱しても、この熱は逐次、低融点金属の融解
熱に変換されるため、第1PTC素子板11は抵抗転移
温度に達することが防止できるようになる。
り、第1PTC素子板11が発熱すると、これらの発熱
した熱が蓄熱器13に熱伝導する。すると、蓄熱器13
の金属容器内に密封、充填された低融点金属がこの熱を
吸収してその融点に達すると、低融点金属は融解して融
解熱に変換される。これにより、第1PTC素子板11
に長時間にわたって過負荷電流が流れて第1PTC素子
板11が発熱しても、この熱は逐次、低融点金属の融解
熱に変換されるため、第1PTC素子板11は抵抗転移
温度に達することが防止できるようになる。
【0030】このようにして、第1PTC素子板11の
上面に低熱量融点金属箔12が固着され、低熱量融点金
属箔12の上面に蓄熱器13が固着され、蓄熱器13の
上面に第2PTC素子板14が固着されて積層体とした
複合PTC素子体10aが構成される。
上面に低熱量融点金属箔12が固着され、低熱量融点金
属箔12の上面に蓄熱器13が固着され、蓄熱器13の
上面に第2PTC素子板14が固着されて積層体とした
複合PTC素子体10aが構成される。
【0031】電極板15,16は銅、アルミニウム、ス
テンレス等の金属をその平面形状が四角形に成形された
金属板状体により形成している。そして、これらの電極
板15,16を上述のように構成した複合PTC素子体
10aの両面、即ち、電極板15を第1PTC素子板1
1の下面に、電極板16を第2PTC素子板14の上面
にそれぞれ配置し、これらの間に後述する固着用金属箔
15a,16aをそれぞれ配置して、両電極板15,1
6の表面を押圧することにより、両電極板15,16は
固着用金属箔15a,16aを介して複合PTC素子体
10aの両面に固着される。
テンレス等の金属をその平面形状が四角形に成形された
金属板状体により形成している。そして、これらの電極
板15,16を上述のように構成した複合PTC素子体
10aの両面、即ち、電極板15を第1PTC素子板1
1の下面に、電極板16を第2PTC素子板14の上面
にそれぞれ配置し、これらの間に後述する固着用金属箔
15a,16aをそれぞれ配置して、両電極板15,1
6の表面を押圧することにより、両電極板15,16は
固着用金属箔15a,16aを介して複合PTC素子体
10aの両面に固着される。
【0032】固着用金属箔15a,16aは、両PTC
素子板11,14の硬度をHaとし、両電極板15,1
6の硬度をHcとし、固着用金属箔15a,16aの硬
度をHbとした場合に、Ha>Hc>Hbの関係を有す
るか、あるいはHc>Ha>Hbの関係を有する硬度H
bの金属、例えば、錫、銅、アルミニウム、金等の金属
をその平面形状が四角形に成形された金属箔により形成
している。
素子板11,14の硬度をHaとし、両電極板15,1
6の硬度をHcとし、固着用金属箔15a,16aの硬
度をHbとした場合に、Ha>Hc>Hbの関係を有す
るか、あるいはHc>Ha>Hbの関係を有する硬度H
bの金属、例えば、錫、銅、アルミニウム、金等の金属
をその平面形状が四角形に成形された金属箔により形成
している。
【0033】このようなHa>Hc>Hbの関係あるい
はHc>Ha>Hbの関係を有する硬度Hbの金属から
形成れた固着用金属箔15a、16aを第1PTC素子
板11と電極板15の間に配置および第2PTC素子板
14と電極板16の間に配置して、これらの両電極板1
5,16の両面を固着用金属箔15a,16aが変形す
るような圧縮応力を加えて押圧する。これにより、第1
PTC素子板11と固着用金属箔15aと電極板15と
がそれぞれ緊密に結合して固着されるとともに、第2P
TC素子板14と金属箔16aと電極板16とがそれぞ
れ緊密に結合して固着される。この結果、第1PTC素
子板11と電極板15および第2PTC素子板14と電
極板16との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少さ
せることが可能になる。
はHc>Ha>Hbの関係を有する硬度Hbの金属から
形成れた固着用金属箔15a、16aを第1PTC素子
板11と電極板15の間に配置および第2PTC素子板
14と電極板16の間に配置して、これらの両電極板1
5,16の両面を固着用金属箔15a,16aが変形す
るような圧縮応力を加えて押圧する。これにより、第1
PTC素子板11と固着用金属箔15aと電極板15と
がそれぞれ緊密に結合して固着されるとともに、第2P
TC素子板14と金属箔16aと電極板16とがそれぞ
れ緊密に結合して固着される。この結果、第1PTC素
子板11と電極板15および第2PTC素子板14と電
極板16との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少さ
せることが可能になる。
【0034】また、固着用金属箔15a,16aを、両
PTC素子板11,14の表面粗さAとし、両電極板1
5,16の表面粗さをCとし、固着用金属箔15a,1
6aの表面粗さをBとした場合に、A=C>Bの関係を
有する表面粗さBの金属、例えば、錫、銅、アルミニウ
ム、金等の金属をその平面形状が四角形に成形された金
属箔により形成しても、第1PTC素子板11と電極板
15および第2PTC素子板14と電極板16との間の
それぞれの接合部の接触抵抗を減少させることが可能に
なる。
PTC素子板11,14の表面粗さAとし、両電極板1
5,16の表面粗さをCとし、固着用金属箔15a,1
6aの表面粗さをBとした場合に、A=C>Bの関係を
有する表面粗さBの金属、例えば、錫、銅、アルミニウ
ム、金等の金属をその平面形状が四角形に成形された金
属箔により形成しても、第1PTC素子板11と電極板
15および第2PTC素子板14と電極板16との間の
それぞれの接合部の接触抵抗を減少させることが可能に
なる。
【0035】さらに、両PTC素子板11,14の硬度
を一番小さくし、固着用金属箔15a,16aの硬度を
両PTC素子板11,14の硬度より大きくし、両電極
板15,16の硬度をさらに大きくしても、あるいは、
固着用金属箔15a,16aの表面粗さを一番大きく
し、これよりも両PTC素子板11,14および両電極
板15,16の表面粗さを小さくしても第1PTC素子
板11と電極板15および第2PTC素子板14と電極
板16との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させ
ることが可能になる。
を一番小さくし、固着用金属箔15a,16aの硬度を
両PTC素子板11,14の硬度より大きくし、両電極
板15,16の硬度をさらに大きくしても、あるいは、
固着用金属箔15a,16aの表面粗さを一番大きく
し、これよりも両PTC素子板11,14および両電極
板15,16の表面粗さを小さくしても第1PTC素子
板11と電極板15および第2PTC素子板14と電極
板16との間のそれぞれの接合部の接触抵抗を減少させ
ることが可能になる。
【0036】上述のように構成した第1PTC素子板1
1および第2PTC素子板14を備えた限流器10(以
下、PTC限流器10という)を送配電系統の電路Lに
直列に接続して、この電路Lに流れる過電流を制限(限
流)する場合の一例を示す図2に基づいて説明する。な
お、図2において、このPTC限流器10は交流電源3
0と負荷40からなる電路Lの交流電源30と負荷40
との間に遮断器20を介して直列に接続されている。
1および第2PTC素子板14を備えた限流器10(以
下、PTC限流器10という)を送配電系統の電路Lに
直列に接続して、この電路Lに流れる過電流を制限(限
流)する場合の一例を示す図2に基づいて説明する。な
お、図2において、このPTC限流器10は交流電源3
0と負荷40からなる電路Lの交流電源30と負荷40
との間に遮断器20を介して直列に接続されている。
【0037】(1)正常状態 まず、正常時の動作について説明すると、遮断器20が
閉じた状態(運転状態)において交流電源30より電路
Lに正常時の負荷電流I0が供給されている場合、負荷
40には、電極板15、固着用金属箔15a、複合PT
C素子体10a(第1PTC素子板11、低熱量融点金
属箔12、蓄熱器13、第2PTC素子板14)、金属
箔16aおよび電極板16を通して負荷電流I0が流れ
る。このとき、第1PTC素子板11および第2PTC
素子板14の抵抗値は小さいため、第1PTC素子板1
1および第2PTC素子板14を電路Lに接続しても電
力損失は小さい。
閉じた状態(運転状態)において交流電源30より電路
Lに正常時の負荷電流I0が供給されている場合、負荷
40には、電極板15、固着用金属箔15a、複合PT
C素子体10a(第1PTC素子板11、低熱量融点金
属箔12、蓄熱器13、第2PTC素子板14)、金属
箔16aおよび電極板16を通して負荷電流I0が流れ
る。このとき、第1PTC素子板11および第2PTC
素子板14の抵抗値は小さいため、第1PTC素子板1
1および第2PTC素子板14を電路Lに接続しても電
力損失は小さい。
【0038】(2)過負荷状態 ここで、何らかの理由により負荷40が過負荷状態にな
ると、電路Lに過負荷電流I1が流れるようになる。す
ると、第1PTC素子板11の抵抗転移温度は第2PT
C素子板14の抵抗転移温度より小さく、かつ、第2P
TC素子板14は抵抗増加に至るエネルギー量および電
流量が第1PTC素子板11より大きいため、第1PT
C素子板11はジュール熱により発熱して温度が上昇す
る。これにより、発熱した熱が蓄熱器13に熱伝導する
が、蓄熱器13の金属容器内に密封、充填された低融点
金属がこの熱を吸収してその融点に達すると、低融点金
属は融解して融解熱に変換される。この結果、第1PT
C素子板11に長時間にわたって過負荷電流が流れて第
1PTC素子板11が発熱しても、この熱は逐次、低融
点金属の融解熱に変換されるため、第1PTC素子板1
1は抵抗転移温度に達することが防止できるようにな
る。
ると、電路Lに過負荷電流I1が流れるようになる。す
ると、第1PTC素子板11の抵抗転移温度は第2PT
C素子板14の抵抗転移温度より小さく、かつ、第2P
TC素子板14は抵抗増加に至るエネルギー量および電
流量が第1PTC素子板11より大きいため、第1PT
C素子板11はジュール熱により発熱して温度が上昇す
る。これにより、発熱した熱が蓄熱器13に熱伝導する
が、蓄熱器13の金属容器内に密封、充填された低融点
金属がこの熱を吸収してその融点に達すると、低融点金
属は融解して融解熱に変換される。この結果、第1PT
C素子板11に長時間にわたって過負荷電流が流れて第
1PTC素子板11が発熱しても、この熱は逐次、低融
点金属の融解熱に変換されるため、第1PTC素子板1
1は抵抗転移温度に達することが防止できるようにな
る。
【0039】(3)第1短絡状態 ここで、何らかの理由により、PTC限流器10の下流
側の電路LのX地点に配設された負荷が短絡する事故が
生じると、短絡電流Is1が電路Lに流れるようにな
る。第1PTC素子板11および第2PTC素子板12
に定格電流以上の過電流ISが流れるようになると、第
1PTC素子板11の抵抗転移温度は第2PTC素子板
14の抵抗転移温度より小さく、かつ、第2PTC素子
板14は抵抗増加に至るエネルギー量および電流量が第
1PTC素子板11より大きいため、まず、第1PTC
素子板11はジュール熱により発熱して温度が上昇し
て、その温度が抵抗転移温度に達して、第1PTC素子
板11は急激にその比抵抗が増大し、その抵抗値が急激
に増大して即応的に限流動作を行う。このため、第2P
TC素子板14はそれ程温度上昇することはない。
側の電路LのX地点に配設された負荷が短絡する事故が
生じると、短絡電流Is1が電路Lに流れるようにな
る。第1PTC素子板11および第2PTC素子板12
に定格電流以上の過電流ISが流れるようになると、第
1PTC素子板11の抵抗転移温度は第2PTC素子板
14の抵抗転移温度より小さく、かつ、第2PTC素子
板14は抵抗増加に至るエネルギー量および電流量が第
1PTC素子板11より大きいため、まず、第1PTC
素子板11はジュール熱により発熱して温度が上昇し
て、その温度が抵抗転移温度に達して、第1PTC素子
板11は急激にその比抵抗が増大し、その抵抗値が急激
に増大して即応的に限流動作を行う。このため、第2P
TC素子板14はそれ程温度上昇することはない。
【0040】短絡電流Is1が電路Lに流れるようにな
ると、図示しないセンサがこの過電流Is1を検出して
遮断器40を遮断させる。これにより、第1PTC素子
板11および第2PTC素子板14に短絡電流Is1が
流れなくなる。
ると、図示しないセンサがこの過電流Is1を検出して
遮断器40を遮断させる。これにより、第1PTC素子
板11および第2PTC素子板14に短絡電流Is1が
流れなくなる。
【0041】一方、短絡事故が回復して遮断器40が復
帰すると、電路Lには正常な負荷電流I0が交流電源3
0より供給される。この場合、第1PTC素子板11お
よび第2PTC素子板14の温度は常温まで低下してい
ないと、第1PTC素子板11および第2PTC素子板
14の抵抗値は高い値となっているが、やがては冷却さ
れて第1PTC素子板11および第2PTC素子板14
の温度は逐次低下して、常温の低抵抗値となる。
帰すると、電路Lには正常な負荷電流I0が交流電源3
0より供給される。この場合、第1PTC素子板11お
よび第2PTC素子板14の温度は常温まで低下してい
ないと、第1PTC素子板11および第2PTC素子板
14の抵抗値は高い値となっているが、やがては冷却さ
れて第1PTC素子板11および第2PTC素子板14
の温度は逐次低下して、常温の低抵抗値となる。
【0042】(4)第2短絡状態 さらに、何らかの理由により、PTC限流器10の下流
側の電路LのX地点に配設された負荷が短絡する事故が
発生し、この短絡事故に基づく短絡電流Is1が電路L
に流れるようになり、第1PTC素子板11および第2
PTC素子板12に定格電流以上の過電流ISが流れる
ようになって、上述したように、第1PTC素子板11
がジュール熱により発熱することとなるが、長期間の使
用により第1PTC素子板11が劣化していたり、ある
いは通常の短絡電流Is1以上の短絡電流Is2が流れて
電流増加速度に対応する抵抗増加が得られなかったり、
さらには、この短絡電流Is1に異常なサージ電圧が付
加された場合に、第1PTC素子板11に異常なストレ
スが加わって、第1PTC素子板11が貫通したり、あ
るいはフラッシュオーバが生じる。このような場合は、
いずれも最終的にアーク放電が生じることとなる。
側の電路LのX地点に配設された負荷が短絡する事故が
発生し、この短絡事故に基づく短絡電流Is1が電路L
に流れるようになり、第1PTC素子板11および第2
PTC素子板12に定格電流以上の過電流ISが流れる
ようになって、上述したように、第1PTC素子板11
がジュール熱により発熱することとなるが、長期間の使
用により第1PTC素子板11が劣化していたり、ある
いは通常の短絡電流Is1以上の短絡電流Is2が流れて
電流増加速度に対応する抵抗増加が得られなかったり、
さらには、この短絡電流Is1に異常なサージ電圧が付
加された場合に、第1PTC素子板11に異常なストレ
スが加わって、第1PTC素子板11が貫通したり、あ
るいはフラッシュオーバが生じる。このような場合は、
いずれも最終的にアーク放電が生じることとなる。
【0043】すると、第2PTC素子板14は抵抗増加
に至るエネルギー量および電流量が第1PTC素子板1
1より大きいため、破壊されることなく、第2PTC素
子板14の温度が抵抗転移温度に達して、第2PTC素
子板14は急激にその比抵抗が増大し、その抵抗値が急
激に増大して限流動作を行う。このとき、第1PTC素
子板11が貫通したり、あるいはフラッシュオーバが生
じたアーク熱あるいは電流の局部集中による偏熱等によ
り、低熱量融点金属箔12を構成する金属が溶解して、
蒸発する。この低熱量融点金属箔12を構成する金属
は、固化すると煤となったり、溶解、蒸発してガスが吹
き出したり、あるいは溶解、蒸発して変色する金属であ
るので、第1PTC素子板11が破壊されたことを容易
に知ることができるようになる。
に至るエネルギー量および電流量が第1PTC素子板1
1より大きいため、破壊されることなく、第2PTC素
子板14の温度が抵抗転移温度に達して、第2PTC素
子板14は急激にその比抵抗が増大し、その抵抗値が急
激に増大して限流動作を行う。このとき、第1PTC素
子板11が貫通したり、あるいはフラッシュオーバが生
じたアーク熱あるいは電流の局部集中による偏熱等によ
り、低熱量融点金属箔12を構成する金属が溶解して、
蒸発する。この低熱量融点金属箔12を構成する金属
は、固化すると煤となったり、溶解、蒸発してガスが吹
き出したり、あるいは溶解、蒸発して変色する金属であ
るので、第1PTC素子板11が破壊されたことを容易
に知ることができるようになる。
【0044】第2PTC素子板14が限流動作して所定
の時間(0.5〜2.5サイクル)が経過して、図示し
ないセンサがこのような異常な短絡電流を検出して、遮
断器40を遮断動作させることとなる。これにより、第
1PTC素子板11および第2PTC素子板14に異常
な短絡電流が流れなくなる。短絡事故が回復した後、遮
断器20を投入するとき、低熱量融点金属箔12を構成
する金属が溶解、蒸発して、煤となってPTC限流器1
0の周囲に付着したり、PTC限流器10の周囲に異常
な臭いが発生していたり、あるいはPTC限流器10の
周囲が変色していることにより、第1PTC素子板11
が破壊されたことを容易に知ることができ、遮断器20
を投入する前にこの第1PTC素子板11が破壊された
PTC限流器10を交換することにより、電路Lに正常
な負荷電流I0が交流電源30より供給できるようにな
る。
の時間(0.5〜2.5サイクル)が経過して、図示し
ないセンサがこのような異常な短絡電流を検出して、遮
断器40を遮断動作させることとなる。これにより、第
1PTC素子板11および第2PTC素子板14に異常
な短絡電流が流れなくなる。短絡事故が回復した後、遮
断器20を投入するとき、低熱量融点金属箔12を構成
する金属が溶解、蒸発して、煤となってPTC限流器1
0の周囲に付着したり、PTC限流器10の周囲に異常
な臭いが発生していたり、あるいはPTC限流器10の
周囲が変色していることにより、第1PTC素子板11
が破壊されたことを容易に知ることができ、遮断器20
を投入する前にこの第1PTC素子板11が破壊された
PTC限流器10を交換することにより、電路Lに正常
な負荷電流I0が交流電源30より供給できるようにな
る。
【0045】なお、上述した実施形態においては、低熱
量融点金属箔12を第1PTC素子板11と蓄熱器13
の間に介在させる例について説明したが、低熱量融点金
属箔12は第1PTC素子板11と固着用金属箔15a
との間に介在させるようにしてもよい。
量融点金属箔12を第1PTC素子板11と蓄熱器13
の間に介在させる例について説明したが、低熱量融点金
属箔12は第1PTC素子板11と固着用金属箔15a
との間に介在させるようにしてもよい。
【0046】また、上述した実施形態においては、複合
PTC素子体10aを構成するに際して、第1PTC素
子板11と第2PTC素子板14との2枚のPTC素子
板からなる2段構成とする例について説明したが、PT
C素子板を3枚用いた3段構成あるいはPTC素子板を
4枚用いた4段構成等のように多段構成により複合PT
C素子体を構成するようにしてもよい。
PTC素子体10aを構成するに際して、第1PTC素
子板11と第2PTC素子板14との2枚のPTC素子
板からなる2段構成とする例について説明したが、PT
C素子板を3枚用いた3段構成あるいはPTC素子板を
4枚用いた4段構成等のように多段構成により複合PT
C素子体を構成するようにしてもよい。
【0047】変形例1 上述した実施形態においては、複合PTC素子体10a
と両電極板15,16の表面積が同一の場合について説
明したが、これらの表面積が同一であると、第1および
第2PTC素子板11,14のいずれかが抵抗転移温度
に達して急激にその抵抗値が増大した場合に、この増大
した抵抗に基づく抵抗降下電圧により両電極板15,1
6の端面間に過電圧が生じる。
と両電極板15,16の表面積が同一の場合について説
明したが、これらの表面積が同一であると、第1および
第2PTC素子板11,14のいずれかが抵抗転移温度
に達して急激にその抵抗値が増大した場合に、この増大
した抵抗に基づく抵抗降下電圧により両電極板15,1
6の端面間に過電圧が生じる。
【0048】この複合PTC素子体10aの周縁の外部
は外気に接しており、この周縁の外気は第1PTC素子
板11あるいは第2PTC素子板14の温度上昇に伴い
上昇する。温度上昇した大気の絶縁耐力は常温に比して
低下するため、両電極板15,16の端面間に生じた過
電圧により、両電極板15,16の端面間にフラッシュ
オーバが生じるという不具合が生じる。そこで、このよ
うな不具合を防止するために、本第1変形例が考えられ
た。
は外気に接しており、この周縁の外気は第1PTC素子
板11あるいは第2PTC素子板14の温度上昇に伴い
上昇する。温度上昇した大気の絶縁耐力は常温に比して
低下するため、両電極板15,16の端面間に生じた過
電圧により、両電極板15,16の端面間にフラッシュ
オーバが生じるという不具合が生じる。そこで、このよ
うな不具合を防止するために、本第1変形例が考えられ
た。
【0049】ここで図3は本第1変形例のPTC限流器
を示し、図3(a)はその下面図であり、図3(b)は
図3(a)のA−A断面図である。本第1変形例におい
ては、図3に示すように、上述の実施形態と同様に平面
形状を四角形状に形成した両電極板15,16の表面積
を平面形状を四角形状に形成した複合PTC素子体10
aの表面積より小さく形成し、両電極板15,16を複
合PTC素子体10aの両表面の中央部に配置して、複
合PTC素子体10aの両表面の端縁周縁部がそれぞれ
両電極板15,16より露出するように形成している。
即ち、第1PTC素子板11および第2PTC素子板1
4のそれぞれの表面の端縁周縁部がそれぞれ両電極板1
5,16より露出するように形成している。
を示し、図3(a)はその下面図であり、図3(b)は
図3(a)のA−A断面図である。本第1変形例におい
ては、図3に示すように、上述の実施形態と同様に平面
形状を四角形状に形成した両電極板15,16の表面積
を平面形状を四角形状に形成した複合PTC素子体10
aの表面積より小さく形成し、両電極板15,16を複
合PTC素子体10aの両表面の中央部に配置して、複
合PTC素子体10aの両表面の端縁周縁部がそれぞれ
両電極板15,16より露出するように形成している。
即ち、第1PTC素子板11および第2PTC素子板1
4のそれぞれの表面の端縁周縁部がそれぞれ両電極板1
5,16より露出するように形成している。
【0050】そして、実験によると、複合PTC素子体
10aの厚みプラス0.5mm以上の縁面距離を有して
いれば十分な絶縁耐力を維持することが可能であるの
で、第1PTC素子板11および第2PTC素子板14
の露出する部分の幅を0.25mmとすればよい。
10aの厚みプラス0.5mm以上の縁面距離を有して
いれば十分な絶縁耐力を維持することが可能であるの
で、第1PTC素子板11および第2PTC素子板14
の露出する部分の幅を0.25mmとすればよい。
【0051】このように、第1PTC素子板11および
第2PTC素子板14のそれぞれの表面の端縁周縁部が
それぞれ露出するように形成すると、両電極板15,1
6の端面間に十分な絶縁耐力を維持することが可能とな
るので、第1PTC素子板11および第2PTC素子板
14のいずれかが抵抗転移温度に達して急激にその抵抗
値が増大して抵抗降下電圧により両電極板15,16の
端面間に過電圧が生じても、両電極板15,16の端面
間にフラッシュオーバが生じるという不具合を防止でき
るようになる。
第2PTC素子板14のそれぞれの表面の端縁周縁部が
それぞれ露出するように形成すると、両電極板15,1
6の端面間に十分な絶縁耐力を維持することが可能とな
るので、第1PTC素子板11および第2PTC素子板
14のいずれかが抵抗転移温度に達して急激にその抵抗
値が増大して抵抗降下電圧により両電極板15,16の
端面間に過電圧が生じても、両電極板15,16の端面
間にフラッシュオーバが生じるという不具合を防止でき
るようになる。
【0052】なお、本第1変形例を適用するに際して
は、両電極板15,16を金属電極板とする以外に、P
TC素子板11,14に直接メッキを施したり、メタリ
コンを照射するようにして電極を形成した場合にも本変
形例を適用できる。
は、両電極板15,16を金属電極板とする以外に、P
TC素子板11,14に直接メッキを施したり、メタリ
コンを照射するようにして電極を形成した場合にも本変
形例を適用できる。
【0053】変形例2 上述した第1変形例においては、平面形状を四角形状に
形成した両電極板15,16を平面形状を四角形状に形
成した複合PTC素子体10aの両表面の中央部に配置
して、その端縁周縁部がそれぞれ露出するように形成す
るようにしている。このように両電極板15,16を配
置すると、両電極板15,16の角部に電界が集中して
この部分の電流密度が増加することとなる。角部の電流
密度が増加すると、第1PTC素子板11あるいは第2
PTC素子板14が局部的に抵抗転移温度に達するとい
う不具合を生じる。
形成した両電極板15,16を平面形状を四角形状に形
成した複合PTC素子体10aの両表面の中央部に配置
して、その端縁周縁部がそれぞれ露出するように形成す
るようにしている。このように両電極板15,16を配
置すると、両電極板15,16の角部に電界が集中して
この部分の電流密度が増加することとなる。角部の電流
密度が増加すると、第1PTC素子板11あるいは第2
PTC素子板14が局部的に抵抗転移温度に達するとい
う不具合を生じる。
【0054】具体的には、両電極板15,16間に電圧
を印加すると、図4の曲線で示すような電位分布が生じ
る。この電位分布曲線より明らかなように、両電極板1
5,16の角部の電界はそれ以外の部分の電界より密に
なり、電位傾度が高くなる。電位傾度が高くなるという
ことは、ある地点の電圧を分担する距離が短くなること
を意味するので、その間の抵抗値も相対的に小さくな
る。したがって、図4の矢印で示すように、両電極板1
5,16の角部の電流密度はそれ以外の部分の電流密度
より増加することとなる。
を印加すると、図4の曲線で示すような電位分布が生じ
る。この電位分布曲線より明らかなように、両電極板1
5,16の角部の電界はそれ以外の部分の電界より密に
なり、電位傾度が高くなる。電位傾度が高くなるという
ことは、ある地点の電圧を分担する距離が短くなること
を意味するので、その間の抵抗値も相対的に小さくな
る。したがって、図4の矢印で示すように、両電極板1
5,16の角部の電流密度はそれ以外の部分の電流密度
より増加することとなる。
【0055】そこで、本第2変形例においては、このよ
うな電流密度の不均一を防止して、第1PTC素子板1
1あるいは第2PTC素子板14が局部的に抵抗転移温
度に達することを防止するために考えられた。ここで、
図5は本第2変形例のPTC限流器を示し、図5(a)
はその下面図であり、図5(b)は図5(a)のB−B
断面図である。本第2変形例においては、図5に示すよ
うに、両電極板15,16の角部を円弧状に面取り(例
えば、0.5r)加工して、角部に丸みを設けるように
している。
うな電流密度の不均一を防止して、第1PTC素子板1
1あるいは第2PTC素子板14が局部的に抵抗転移温
度に達することを防止するために考えられた。ここで、
図5は本第2変形例のPTC限流器を示し、図5(a)
はその下面図であり、図5(b)は図5(a)のB−B
断面図である。本第2変形例においては、図5に示すよ
うに、両電極板15,16の角部を円弧状に面取り(例
えば、0.5r)加工して、角部に丸みを設けるように
している。
【0056】このように、両電極板15,16の角部に
丸みを設けるようにすると、この丸みに沿った電位分布
曲線が得られるようになるので、角部の電界はそれ以外
の部分の電界と等しくなって、電流密度も均一になるた
め、第1PTC素子板11あるいは第2PTC素子板1
4が局部的に抵抗転移温度に達することを防止でき、第
1PTC素子板11あるいは第2PTC素子板14の局
部的な劣化を防止できるようになる。
丸みを設けるようにすると、この丸みに沿った電位分布
曲線が得られるようになるので、角部の電界はそれ以外
の部分の電界と等しくなって、電流密度も均一になるた
め、第1PTC素子板11あるいは第2PTC素子板1
4が局部的に抵抗転移温度に達することを防止でき、第
1PTC素子板11あるいは第2PTC素子板14の局
部的な劣化を防止できるようになる。
【0057】変形例3 上述した実施形態においては、複合PTC素子体10a
の平面形状が四角形となっているため、この平面形状が
四角形の側壁の角部の電界はそれ以外の部分の側壁の電
界より密になり、側壁角部の電流密度が大きくなって、
この部分に応力が集中するという不具合を生じた。
の平面形状が四角形となっているため、この平面形状が
四角形の側壁の角部の電界はそれ以外の部分の側壁の電
界より密になり、側壁角部の電流密度が大きくなって、
この部分に応力が集中するという不具合を生じた。
【0058】そこで、本第3変形例においては、このよ
うな応力集中を防止するために考えられた。ここで、図
6は本第3変形例のPTC限流器を示し、図6(a)は
その下面図であり、図6(b)は図6(a)のC−C断
面図である。本第3変形例においては、図6に示すよう
に、複合PTC素子体10aの側壁角部を面取り加工す
るとともに側壁も面取り加工して、角部に丸みを設ける
ようにしている。
うな応力集中を防止するために考えられた。ここで、図
6は本第3変形例のPTC限流器を示し、図6(a)は
その下面図であり、図6(b)は図6(a)のC−C断
面図である。本第3変形例においては、図6に示すよう
に、複合PTC素子体10aの側壁角部を面取り加工す
るとともに側壁も面取り加工して、角部に丸みを設ける
ようにしている。
【0059】このように、複合PTC素子体10aの側
壁角部を面取り加工するとともに側壁も面取り加工し
て、角部に丸みを設けるようにすると、この丸みに沿っ
た電位分布曲線が得られるようになるので、複合PTC
素子体10aの側壁角部および側壁の電界はそれ以外の
部分の電界と等しくなって、電流密度も均一になるた
め、複合PTC素子体10aの局部的な劣化を防止でき
るようになる。
壁角部を面取り加工するとともに側壁も面取り加工し
て、角部に丸みを設けるようにすると、この丸みに沿っ
た電位分布曲線が得られるようになるので、複合PTC
素子体10aの側壁角部および側壁の電界はそれ以外の
部分の電界と等しくなって、電流密度も均一になるた
め、複合PTC素子体10aの局部的な劣化を防止でき
るようになる。
【0060】なお、このようにして側壁角部および側壁
を面取り加工した複合PTC素子体10aの第1PTC
素子板11あるいは第2PTC素子板14の露出部に、
図7に示すように、絶縁性樹脂17をコーテイングした
り、あるいは絶縁性樹脂17を塗布または焼き付け処理
を行うことにより、絶縁耐力に優れた複合PTC素子体
10aが得られるようになる。
を面取り加工した複合PTC素子体10aの第1PTC
素子板11あるいは第2PTC素子板14の露出部に、
図7に示すように、絶縁性樹脂17をコーテイングした
り、あるいは絶縁性樹脂17を塗布または焼き付け処理
を行うことにより、絶縁耐力に優れた複合PTC素子体
10aが得られるようになる。
【0061】なお、本発明のPTC限流器は上述の実施
形態およびその変形例に限定されものではなく、例え
ば、低圧配線用遮断器、高圧および特別高圧以上の遮断
器に内蔵あるいは別個に直列に配置して用いることもで
きる。また、サイリスタ装置の保護用として用いること
もできるし、あるいは低圧ネットワーク配電用の限流ヒ
ューズの代わりに用いることができる。
形態およびその変形例に限定されものではなく、例え
ば、低圧配線用遮断器、高圧および特別高圧以上の遮断
器に内蔵あるいは別個に直列に配置して用いることもで
きる。また、サイリスタ装置の保護用として用いること
もできるし、あるいは低圧ネットワーク配電用の限流ヒ
ューズの代わりに用いることができる。
【図1】 本発明のPTC限流器の一実施形態の概略構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図2】 本発明のPTC限流器を送配電系統の電路に
接続する一例を示す図である。
接続する一例を示す図である。
【図3】 第1変形例のPTC限流器を示し、図3
(a)はその下面図であり、図3(b)は図3(a)の
A−A断面図である。
(a)はその下面図であり、図3(b)は図3(a)の
A−A断面図である。
【図4】 電極板間に電圧を印加することにより得られ
ると電位分布曲線一部を示す図である。
ると電位分布曲線一部を示す図である。
【図5】 第2変形例のPTC限流器を示し、図5
(a)はその下面図であり、図5(b)は図5(a)の
B−B断面図である。
(a)はその下面図であり、図5(b)は図5(a)の
B−B断面図である。
【図6】 第3変形例のPTC限流器を示し、図6
(a)はその下面図であり、図6(b)は図6(a)の
C−C断面図である。
(a)はその下面図であり、図6(b)は図6(a)の
C−C断面図である。
【図7】 図6のPTC限流器の露出部に絶縁性樹脂を
被覆した状態を示す図である。
被覆した状態を示す図である。
10…PTC限流器、10a…複合PTC素子体、11
…第1PTC素子板、12…低熱量融点金属箔、13…
蓄熱器、14…第1PTC素子板、15,16…電極
板、15a,16a…固着用金属箔、20…遮断器、3
0…交流電源、40…負荷
…第1PTC素子板、12…低熱量融点金属箔、13…
蓄熱器、14…第1PTC素子板、15,16…電極
板、15a,16a…固着用金属箔、20…遮断器、3
0…交流電源、40…負荷
Claims (10)
- 【請求項1】 抵抗値が増大する温度が異なる複数のP
TC素子を用いて構成したバックアップ機能を備えたP
TC限流器であって、 所定の温度になるとその抵抗値が急激に増大する板状の
第1PTC素子板と同第1PTC素子板より抵抗値が増
大する温度が高くかつ抵抗増加に至るエネルギー量およ
び電流量が大きい板状の第2PTC素子板との少なくと
も2つのPTC素子板を電気的に直列接続して構成した
複合PTC素子体と、 前記複合PTC素子体の両表面にそれぞれ電気的に接続
される金属電極板とを備えたことを特徴とするバックア
ップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項2】 前記第1PTC素子板の損傷時の熱量に
より溶解して蒸発する低熱量融点金属箔を前記第1PT
C素子板の表面に配設し、前記第1PTC素子板が損傷
して蒸発した金属により前記第1PTC素子板の損傷を
表示できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
のバックアップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項3】 前記低熱量融点金属箔は、溶解、蒸発し
て固化すると煤となる金属、溶解、蒸発してガスが吹き
出す金属、あるいは溶解、蒸発して変色する金属から形
成したことを特徴とする請求項2に記載のバックアップ
機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項4】 前記第1PTC素子板と前記第2PTC
素子板との間に前記第1PTC素子板あるいは前記第2
PTC素子板が発生した熱を吸収して蓄熱する蓄熱器を
介在させたことを特徴とする請求項1から請求項3のい
ずれかに記載のバックアップ機能を備えたPTC限流
器。 - 【請求項5】 前記金属電極板の表面積を前記複合PT
C素子体の両表面の前記第1PTC素子板および前記第
2PTC素子板の表面積より小さく形成するとともに、 前記金属電極板を前記第1PTC素子板および前記第2
PTC素子板の周辺部の表面が露出するように接続配置
したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
に記載のバックアップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項6】 前記金属電極板はその角部に面取り加工
を施して、同角部に丸みを形成した平面形状が略四角形
状の板状体としたことを特徴とする請求項5に記載のバ
ックアップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項7】 前記複合PTC素子体の側壁の角部に面
取り加工を施して、同側壁の角部に丸みを形成したこと
を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の
バックアップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項8】 前記第1PTC素子板と前記金属電極板
および前記第2PTC素子板と前記金属電極板とのそれ
ぞれの接合部に固着用金属箔を介在させて前記第1PT
C素子板と前記金属電極板および前記第2PTC素子板
と前記金属電極板とをそれぞれ固着したことを特徴とす
る請求項1から請求項7のいずれかに記載のバックアッ
プ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項9】 前記固着用金属箔は、前記第1PTC素
子板、前記第2PTC素子板および前記金属電極板より
硬度が小さい金属、あるいは前記第1PTC素子板、前
記第2PTC素子板および前記金属電極板より表面粗さ
が小さい金属から形成したことを特徴とする請求項8に
記載のバックアップ機能を備えたPTC限流器。 - 【請求項10】 記固着用金属箔は、前記第1PTC素
子板および前記第2PTC素子板より硬度が大きくかつ
前記金属電極板より硬度が小さい金属、あるいは前記第
1PTC素子板および前記第2PTC素子板より表面粗
さが大きくかつ前記金属電極板より表面粗さが小さい金
属から形成したことを特徴とする請求項8に記載のバッ
クアップ機能を備えたPTC限流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7841097A JPH10275711A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | バックアップ機能を備えたptc限流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7841097A JPH10275711A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | バックアップ機能を備えたptc限流器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10275711A true JPH10275711A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13661276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7841097A Pending JPH10275711A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | バックアップ機能を備えたptc限流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10275711A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100729011B1 (ko) | 2006-02-22 | 2007-06-14 | 엘에스전선 주식회사 | Ptc 한류 모듈 및 이를 이용한 3상 일괄형 한류기 |
| KR100764297B1 (ko) | 2006-02-22 | 2007-10-05 | 엘에스전선 주식회사 | Ptc 소자를 구비하는 전류 차단기 |
| CN110785822A (zh) * | 2017-05-24 | 2020-02-11 | Tdk电子股份有限公司 | 具有保险元件的电器件 |
| CN117728369A (zh) * | 2024-02-18 | 2024-03-19 | 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 | 基于ptc的电磁式电压互感器过电压抑制组件 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7841097A patent/JPH10275711A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100729011B1 (ko) | 2006-02-22 | 2007-06-14 | 엘에스전선 주식회사 | Ptc 한류 모듈 및 이를 이용한 3상 일괄형 한류기 |
| KR100764297B1 (ko) | 2006-02-22 | 2007-10-05 | 엘에스전선 주식회사 | Ptc 소자를 구비하는 전류 차단기 |
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| JP2020521334A (ja) * | 2017-05-24 | 2020-07-16 | ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag | フェイルセーフ素子付き電気部品 |
| US11740280B2 (en) | 2017-05-24 | 2023-08-29 | Tdk Electronics Ag | Electric component with fail safe element |
| CN117728369A (zh) * | 2024-02-18 | 2024-03-19 | 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 | 基于ptc的电磁式电压互感器过电压抑制组件 |
| CN117728369B (zh) * | 2024-02-18 | 2024-05-10 | 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 | 基于ptc的电磁式电压互感器过电压抑制组件 |
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