JPH10276361A - 撮像装置および方法、撮像システム、画像情報提供装置および方法、画像データ処理装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

撮像装置および方法、撮像システム、画像情報提供装置および方法、画像データ処理装置および方法、並びに伝送媒体

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JPH10276361A
JPH10276361A JP9312397A JP31239797A JPH10276361A JP H10276361 A JPH10276361 A JP H10276361A JP 9312397 A JP9312397 A JP 9312397A JP 31239797 A JP31239797 A JP 31239797A JP H10276361 A JPH10276361 A JP H10276361A
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Kazuhiko Ueda
和彦 上田
Takeshi Kubozono
猛 窪園
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動する物体を撮像するときのブレの発生を
抑制する。 【解決手段】 撮像装置1のCCDを駆動する4相の駆
動信号の周期の初期値T0が、式T0=(L×p)/(f
×v)に従って算出される。ここで、Lは、CCDから
製品11(被写体)までの距離を表し、fは、CCDと
製品11の間に使用する光学系の焦点距離を表し、v
は、製品の移動速度を表している。pは、CCDのホト
ダイオードの配置間隔を表している。その後、製品11
の撮像位置に応じて、駆動信号の周期Tが適宜調整され
ていく。このように駆動信号を生成することにより、駆
動信号により形成される同じポテンシャルの井戸に、製
品11の同じ部分の画像に対応する電荷が蓄積されるの
で、製品11の速度に対応して、ブレを抑制した状態で
撮像を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置および方
法、撮像システム、画像情報提供装置および方法、画像
データ処理装置および方法、並びに伝送媒体に関し、特
に、ブレを抑制して、所定の方向に相対的に移動する物
体を撮像し、撮像した画像をユーザに提供する場合に用
いて好適な撮像装置および方法、撮像システム、画像情
報提供装置および方法、画像データ処理装置および方
法、並びに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】FA(Factory Automation)化された製
造工程においては、例えばベルトコンベア上を移動する
対象物(製品)を撮像装置で撮像し、その対象物の画像
を処理することにより対象物の状態を判別することが広
く行われている。
【0003】しかしながら、ベルトコンベアで対象物を
速く移動させると、対象物の動きに起因してブレが生じ
るため、良好な画像を撮像することが困難になる。
【0004】例えば、図34(A)に示すように、撮像
装置から見たときの対象物の像が3角形(図中のA)で
ある場合においてブレが生じると、撮像装置に撮像され
る像は、例えば図34(B)に示すように5角形にな
り、対象物の状態を正確に判別することが困難になる。
【0005】そこで、対象物を停止させた後に撮像を行
うこと、対象物の周囲の環境を暗くしておき、撮像時に
ストロボなどで瞬間的に光を照射すること、撮像装置に
電子シャッタを設け、露光時間を短くすることなどが、
ブレを抑制するために行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対象物
を停止させた後に撮像を行う場合、ベルトコンベアを撮
像装置の視野に停止させる機構が必要になり、コストを
低減することが困難になるとともに、対象物を停止させ
るため、製造の速度が遅くなるという問題を有してい
る。また、対象物の周囲の環境を暗くしておき、撮像時
にストロボなどで瞬間的に光を照射する場合、周囲を暗
くするために光を遮断するものを設ける必要があり、コ
ストを低減することが困難になるとともに、対象物の画
像が良好に撮像されるように光を照射する必要がある。
さらに、撮像装置に電子シャッタを設け、露光時間を短
くする場合、露光時間に比例して、対象物から得られる
光量が低下するため、高感度な撮像装置または光量が多
い照明装置が必要になり、コストを低減することが困難
になるという問題を有している。また、光量の多い照明
装置を使用する場合、スメアが発生する可能性があると
いう問題を有している。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、対象物の移動方向に平行に配列された複数の
光電変換部の配置間隔(ピッチ)を、複数の光電変換部
に投影された物体の像の移動速度で割算して算出される
周期で、光電変換部から電荷を出力させ、その電荷を、
その光電変換部に対応する位置に蓄積されている電荷に
重畳するとともに、物体の像の移動速度と同一の速度で
転送するようにして、高感度な撮像装置および光量が多
い照明装置を使用することなく、撮像時のブレの発生を
抑制するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の撮像装
置は、所定の方向に配列され、入射した光を光電変換
し、電荷を生成する複数の光電変換手段と、光電変換手
段より出力された電荷を、その光電変換手段に対応する
位置に蓄積されている電荷に重畳するとともに、光電変
換手段に投影された物体の像の所定の方向における移動
速度と同一の速度で所定の方向に転送する電荷転送手段
と、複数の光電変換手段の配置間隔を、物体の像の所定
の方向における移動速度で割算して算出される周期で、
光電変換手段から電荷転送手段に電荷を所定の回数だけ
出力させる駆動手段と、電荷転送手段により転送された
電荷を処理する処理手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の撮像方法は、所定の方向
に配列され、入射した光を光電変換し、電荷を生成する
複数の光電変換部の配置間隔を、複数の光電変換部に投
影された物体の像の所定の方向における移動速度で割算
して算出される周期で、光電変換部から電荷を出力させ
るステップと、複数の光電変換部より出力された電荷
を、その光電変換部に対応する位置に蓄積されている電
荷に重畳するとともに、物体の像の所定の方向における
移動速度と同一の速度で所定の方向に転送するステップ
と、転送した電荷を処理するステップとを備えることを
特徴とする。
【0010】請求項6に記載の伝送媒体は、所定の方向
に配列され、入射した光を光電変換し、電荷を生成する
複数の光電変換部の配置間隔を、複数の光電変換部に投
影された物体の像の所定の方向における移動速度で割算
して算出される周期で、光電変換部から電荷を出力させ
るステップと、複数の光電変換部より出力された電荷
を、その光電変換部に対応する位置に蓄積されている電
荷に重畳するとともに、物体の像の所定の方向における
移動速度と同一の速度で所定の方向に転送するステップ
と、転送した電荷を処理するステップとを備えるコンピ
ュータプログラムを伝送することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の撮像システムは、所定の
方向に物体を移動させる移動手段と、物体の位置を検出
する検出手段と、所定の方向に配列され、入射した光を
光電変換し、電荷を生成する複数の光電変換手段と、光
電変換手段より出力された電荷を、その光電変換手段に
対応する位置に蓄積されている電荷に重畳するととも
に、複数の光電変換手段に投影された物体の像の所定の
方向における移動速度と同一の速度で所定の方向に転送
する電荷転送手段と、検出手段により検出された物体の
位置に応じて、複数の光電変換手段の配置間隔を、物体
の像の所定の方向における移動速度で割算して算出され
る周期で、光電変換手段から電荷転送手段に電荷を所定
の回数だけ出力させる駆動手段と、電荷転送手段により
転送された電荷を処理し、画像信号を生成する第1の処
理手段と、第1の処理手段により生成された画像信号を
処理する第2の処理手段とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の画像情報提供装置は、被
写体を流し撮像する撮像手段と、撮像手段を被写体に対
して相対的に移動させる移動手段と、撮像手段により異
なるタイミングで撮像された被写体の画像データを合成
する合成手段と、合成手段により合成された画像データ
を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された画像デー
タから読み出す範囲を指定する指定情報を受け取る受け
取り手段と、受け取り手段により受け取られた指定情報
に対応する範囲の画像データを記憶手段から読み出し、
出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項11に記載の画像情報提供方法は、
被写体を撮像部で流し撮像する撮像ステップと、撮像部
を被写体に対して相対的に移動させる移動ステップと、
撮像ステップで異なるタイミングで撮像された被写体の
画像データを合成する合成ステップと、合成ステップで
合成された画像データを記憶する記憶ステップと、記憶
ステップで記憶された画像データの読み出す範囲を指定
する指定情報を受け取る受け取りステップと、記憶ステ
ップで記憶されている画像データから、受け取りステッ
プで受け取られた指定情報に対応する範囲の画像データ
を読み出し、出力する出力ステップとを備えることを特
徴とする。
【0014】請求項12に記載の伝送媒体は、被写体を
撮像部で流し撮像する撮像ステップと、撮像部を被写体
に対して相対的に移動させる移動ステップと、撮像ステ
ップで異なるタイミングで撮像された被写体の画像デー
タを合成する合成ステップと、合成ステップで合成され
た画像データを記憶する記憶ステップと、記憶ステップ
で記憶された画像データの読み出す範囲を指定する指定
情報を受け取る受け取りステップと、記憶ステップで記
憶されている画像データから、受け取りステップで受け
取られた指定情報に対応する範囲の画像データを読み出
し、出力する出力ステップとを備えるコンピュータプロ
グラムを伝送することを特徴とする。
【0015】請求項13に記載の画像データ処理装置
は、所定の画角で被写体を流し撮像する撮像手段と、撮
像手段を被写体に対して相対的に所定の速度で移動させ
る移動手段と、撮像手段により所定のタイミングで撮像
された被写体の画像データのうちの、撮像手段の画角と
移動手段の速度とで規定される有効領域を抽出する抽出
手段と、抽出手段により抽出された有効領域の画像デー
タを合成する合成手段と、合成手段により合成された画
像データを記憶する記憶手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】請求項14に記載の画像データ処理方法
は、撮像部により所定の画角で被写体を流し撮像する撮
像ステップと、撮像部を被写体に対して相対的に所定の
速度で移動させる移動ステップと、撮像ステップで所定
のタイミングで撮像された被写体の画像データのうち
の、撮像部の画角と移動ステップでの速度とで規定され
る有効領域を抽出する抽出ステップと、抽出ステップで
抽出された有効領域の画像データを合成する合成ステッ
プと、合成ステップで合成された画像データを記憶する
記憶ステップとを備えることを特徴とする。
【0017】請求項15に記載の伝送媒体は、撮像部に
より所定の画角で被写体を流し撮像する撮像ステップ
と、撮像部を被写体に対して相対的に所定の速度で移動
させる移動ステップと、撮像ステップで所定のタイミン
グで撮像された被写体の画像データのうちの、撮像部の
画角と移動ステップでの速度とで規定される有効領域を
抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出された有
効領域の画像データを合成する合成ステップと、合成ス
テップで合成された画像データを記憶する記憶ステップ
とを備えるコンピュータプログラムを伝送することを特
徴とする。
【0018】請求項16に記載の画像データ処理装置
は、所定の画角で被写体を流し撮像する撮像手段と、撮
像手段を被写体に対して相対的に所定の速度で移動させ
る移動手段と、撮像手段により第1のタイミングで撮像
された被写体の第1の画像データの一部の第1の領域に
対応する、撮像手段により第2のタイミングで撮像され
た被写体の第2の画像データの一部の第2の領域を抽出
し、その感度を補正する補正手段と、補正手段により補
正された第1の領域と第2の領域の画像データ、第1の
画像データの第1の領域を除く第3の領域の画像デー
タ、および第2の画像データの第2の領域を除く第4の
領域の画像データを1枚の画像として合成する合成手段
と、合成手段により合成された画像データを記憶する記
憶手段とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項17に記載の画像データ処理方法
は、撮像部により所定の画角で被写体を流し撮像する撮
像ステップと、撮像部を被写体に対して相対的に所定の
速度で移動させる移動ステップと、撮像部により第1の
タイミングで撮像された被写体の第1の画像データの一
部の第1の領域に対応する、撮像部により第2のタイミ
ングで撮像された被写体の第2の画像データの一部の第
2の領域を抽出し、その感度を補正する補正ステップ
と、補正ステップで補正された第1の領域と第2の領域
の画像データ、第1の画像データの第1の領域を除く第
3の領域の画像データ、および第2の画像データの第2
の領域を除く第4の領域の画像データを1枚の画像とし
て合成する合成ステップと、合成ステップで合成された
画像データを記憶する記憶ステップとを備えることを特
徴とする。
【0020】請求項18に記載の伝送媒体は、撮像部に
より所定の画角で被写体を流し撮像する撮像ステップ
と、撮像部を被写体に対して相対的に所定の速度で移動
させる移動ステップと、撮像部により第1のタイミング
で撮像された被写体の第1の画像データの一部の第1の
領域に対応する、撮像部により第2のタイミングで撮像
された被写体の第2の画像データの一部の第2の領域を
抽出し、その感度を補正する補正ステップと、補正ステ
ップで補正された第1の領域と第2の領域の画像デー
タ、第1の画像データの第1の領域を除く第3の領域の
画像データ、および第2の画像データの第2の領域を除
く第4の領域の画像データを1枚の画像として合成する
合成ステップと、合成ステップで合成された画像データ
を記憶する記憶ステップとを備えるコンピュータプログ
ラムを伝送することを特徴とする。
【0021】請求項1に記載の撮像装置においては、駆
動手段が、複数の光電変換手段の配置間隔を、物体の像
の所定の方向における移動速度で割算して算出される周
期で、光電変換手段から電荷転送手段に電荷を所定の回
数だけ出力させ、複数の光電変換手段が、所定の方向に
配列され、入射した光を光電変換し、電荷を生成し、電
荷転送手段が、光電変換手段より出力された電荷を、そ
の光電変換手段に対応する位置に蓄積されている電荷に
重畳するとともに、光電変換手段に投影された物体の像
の所定の方向における移動速度と同一の速度で所定の方
向に転送し、処理手段が、電荷転送手段により転送され
た電荷を処理する。
【0022】請求項5に記載の撮像方法または請求項6
に記載の伝送媒体においては、所定の方向に配列され、
入射した光を光電変換し、電荷を生成する複数の光電変
換部の配置間隔を、複数の光電変換部に投影された物体
の像の所定の方向における移動速度で割算して算出され
る周期で、光電変換部から電荷を出力させ、複数の光電
変換部より出力された電荷を、その光電変換部に対応す
る位置に蓄積されている電荷に重畳するとともに、物体
の像の所定の方向における移動速度と同一の速度で所定
の方向に転送し、転送した電荷を処理する。
【0023】請求項7に記載の撮像システムにおいて
は、移動手段が、所定の方向に物体を移動させ、検出手
段が、物体の位置を検出し、複数の光電変換手段が、所
定の方向に配列され、入射した光を光電変換し、電荷を
生成し、電荷転送手段が、光電変換手段より出力された
電荷を、その光電変換手段に対応する位置に蓄積されて
いる電荷に重畳するとともに、複数の光電変換手段に投
影された物体の像の所定の方向における移動速度と同一
の速度で所定の方向に転送し、駆動手段が、検出手段に
より検出された物体の位置に応じて、複数の光電変換手
段の配置間隔を、物体の像の所定の方向における移動速
度で割算して算出される周期で、光電変換手段から電荷
転送手段に電荷を所定の回数だけ出力させ、第1の処理
手段が、電荷転送手段により転送された電荷を処理し、
画像信号を生成し、第2の処理手段が、第1の処理手段
により生成された画像信号を処理する。
【0024】請求項8に記載の画像情報提供装置におい
ては、撮像手段が、被写体に対して相対的に移動手段に
より移動される。異なるタイミングで流し撮像された被
写体の画像データが、合成手段により合成され、記憶手
段に記憶される。記憶された画像データのうち、受け取
り手段により受け取られた指定情報に対応する範囲の画
像データが読み出され、出力される。
【0025】請求項11に記載の画像情報提供方法、お
よび請求項12に記載の伝送媒体においては、撮像部
が、被写体に対して相対的に移動される。異なるタイミ
ングで流し撮像された被写体の画像データが、合成さ
れ、記憶される。記憶された画像データから、指定情報
に対応する範囲の画像データが読み出され、出力され
る。
【0026】請求項13に記載の画像データ処理装置に
おいては、撮像手段が、被写体に対して相対的に所定の
速度で移動される。所定のタイミングで流し撮像された
被写体の画像データのうちの、撮像手段の画角と移動手
段の速度で規定される有効領域が、抽出手段により抽出
され、抽出された有効領域の画像データが、合成手段に
より合成され、記憶手段に記憶される。
【0027】請求項14に記載の画像データ処理方法、
および請求項15に記載の伝送媒体においては、撮像部
が、被写体に対して相対的に所定の速度で移動され、所
定のタイミングで流し撮像された被写体の画像データの
うちの、撮像部の画角と撮像部と被写体の速度とで規定
される有効領域が抽出される。抽出された有効領域の画
像データは、合成され、記憶される。
【0028】請求項16に記載の画像データ処理装置に
おいては、第1の領域に対応する第2の領域が抽出さ
れ、それぞれの画像データの感度が補正される。合成手
段は、これを、さらに第3の領域と第4の領域の画像デ
ータとともに1枚の画像として合成する。
【0029】請求項17に記載の画像データ処理方法、
および請求項18に記載の伝送媒体においては、第1の
領域に対応する第2の領域が抽出され、それぞれの画像
データの感度が補正される。さらに、これは、第1の画
像データの第1の領域を除く第3の領域の画像データ、
および第2の画像データの第2の領域を除く第4の領域
の画像データとともに、1枚の画像として合成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0031】請求項1に記載の撮像装置は、所定の方向
に配列され、入射した光を光電変換し、電荷を生成する
複数の光電変換手段(例えば、図5のホトダイオード4
2)と、光電変換手段より出力された電荷を、その光電
変換手段に対応する位置に蓄積されている電荷に重畳す
るとともに、光電変換手段に投影された物体の像の所定
の方向における移動速度と同一の速度で所定の方向に転
送する電荷転送手段(例えば、図5の垂直CCD41)
と、複数の光電変換手段の配置間隔を、物体の像の所定
の方向における移動速度で割算して算出される周期で、
光電変換手段から電荷転送手段に電荷を所定の回数だけ
出力させる駆動手段(例えば、図2のCCD駆動回路2
2)と、電荷転送手段により転送された電荷を処理する
処理手段(例えば、図2の信号処理回路23)とを備え
ることを特徴とする。
【0032】請求項7に記載の撮像システムは、所定の
方向に物体を移動させる移動手段(例えば、図1のベル
トコンベア4)と、物体の位置を検出する検出手段(例
えば、図1のセンサ2)と、所定の方向に配列され、入
射した光を光電変換し、電荷を生成する複数の光電変換
手段(例えば、図5のホトダイオード42)と、光電変
換手段より出力された電荷を、その光電変換手段に対応
する位置に蓄積されている電荷に重畳するとともに、複
数の光電変換手段に投影された物体の像の所定の方向に
おける移動速度と同一の速度で所定の方向に転送する電
荷転送手段(例えば、図5の垂直CCD41)と、検出
手段により検出された物体の位置に応じて、複数の光電
変換手段の配置間隔を、物体の像の所定の方向における
移動速度で割算して算出される周期で、光電変換手段か
ら電荷転送手段に電荷を所定の回数だけ出力させる駆動
手段(例えば、図2のCCD駆動回路22)と、電荷転
送手段により転送された電荷を処理し、画像信号を生成
する第1の処理手段(例えば、図2の信号処理回路2
3)と、第1の処理手段により生成された画像信号を処
理する第2の処理手段(例えば、図1の画像処理装置
3)とを備えることを特徴とする。
【0033】請求項8に記載の画像情報提供装置は、被
写体を流し撮像する撮像手段(例えば、図13の撮像装
置1)と、撮像手段を被写体に対して相対的に移動させ
る移動手段(例えば、図13の速度制御モータ202)
と、撮像手段により異なるタイミングで撮像された被写
体の画像データを合成する合成手段(例えば、図14の
合成処理部254)と、合成手段により合成された画像
データを記憶する記憶手段(例えば、図15のメモリ2
62A)と、記憶手段に記憶された画像データから読み
出す範囲を指定する指定情報を受け取る受け取り手段
(例えば、図15のネットワークインタフェース26
5)と、受け取り手段により受け取られた指定情報に対
応する範囲の画像データを記憶手段から読み出し、出力
する出力手段(例えば、図15のネットワークインタフ
ェース265)とを備えることを特徴とする。
【0034】請求項13に記載の画像データ処理装置
は、所定の画角で被写体を流し撮像する撮像手段(例え
ば、図13の撮像装置1)と、撮像手段を被写体に対し
て相対的に所定の速度で移動させる移動手段(例えば、
図13の速度制御モータ202)と、撮像手段により所
定のタイミングで撮像された被写体の画像データのうち
の、撮像手段の画角と移動手段の速度とで規定される有
効領域を抽出する抽出手段(例えば、図14の有効領域
抽出処理部251)と、抽出手段により抽出された有効
領域の画像データを合成する合成手段(例えば、図14
の合成処理部254)と、合成手段により合成された画
像データを記憶する記憶手段(例えば、図14のフレー
ムメモリ255)とを備えることを特徴とする。
【0035】請求項16に記載の画像データ処理装置
は、所定の画角で被写体を流し撮像する撮像手段(例え
ば、図13の撮像装置1)と、撮像手段を被写体に対し
て相対的に所定の速度で移動させる移動手段(例えば、
図13の速度制御モータ202)と、撮像手段により第
1のタイミングで撮像された被写体の第1の画像データ
の一部の第1の領域に対応する、撮像手段により第2の
タイミングで撮像された被写体の第2の画像データの一
部の第2の領域を抽出し、その感度を補正する補正手段
(例えば、図29の感度補正処理部323)と、補正手
段により補正された第1の領域と第2の領域の画像デー
タ、第1の画像データの第1の領域を除く第3の領域の
画像データ、および第2の画像データの第2の領域を除
く第4の領域の画像データを1枚の画像として合成する
合成手段(例えば、図29の合成処理部254)と、合
成手段により合成された画像データを記憶する記憶手段
(例えば、図29のフレームメモリ255)とを備える
ことを特徴とする。
【0036】図1は、本発明の撮像システムの一実施の
形態の構成を示している。ベルトコンベア4は、所定の
製品(対象物)11を所定の方向(図中のx方向)に所
定の速度vで移動させるようになされている。
【0037】センサ2は、製品11が撮像装置1の視野
(撮像される領域)に入ると、所定の信号を撮像装置1
に出力するように設定されている。
【0038】本発明の撮像装置の一実施の形態である撮
像装置1は、センサ2より所定の信号が供給されると、
製品11を撮像し(後述)、生成されたビデオ信号を画
像処理装置3に出力するようになされている。なお、撮
像装置1は、CCD(電荷結合素子:Charge Coupled D
evice)21(図2)を内蔵しており、CDD21は、
その垂直転送路(図5の垂直CCD41)の向きがx方
向になるように配置されている。
【0039】画像処理装置3は、撮像装置1より供給さ
れたビデオ信号より、製品11の状態を判別するように
なされている。
【0040】図2は、図1の撮像装置1の構成例を示し
ている。CCD21は、所定の画素数のホトダイオード
(PD)(図5)を有し、CCD駆動回路22より供給
される所定の周期の4相の駆動信号に応じて動作して、
入射した光に対応する電荷(イメージ信号)を信号処理
回路23に出力するようになされている。
【0041】信号処理回路23は、CCD21より供給
されたイメージ信号を所定の規格のビデオ信号に変換
し、そのビデオ信号を画像処理装置3と転送周期設定回
路24に出力するようになされている。
【0042】転送周期設定回路24は、センサ2より所
定の信号が供給されると、リスタート信号をCCD駆動
回路22に出力し、CCD21に蓄積されている電荷を
排出させるととも、供給されたビデオ信号から、CCD
21において光電変換された電荷を出力させる周期(後
述)を算出し、その周期をCCD駆動回路22に出力す
るようになされている。
【0043】CCD駆動回路22は、転送周期設定回路
24より供給された周期に対応した波形の4相の駆動信
号を生成し、それらの信号を所定の期間だけCCD21
に供給し、その後、CCD21において生成された電荷
が、イメージ信号として信号処理回路23に順次出力さ
れるようになされている。
【0044】また、CCD駆動回路22は、転送周期設
定回路24よりリスタート信号が供給されると、所定の
信号(図4のリセット信号)をCCD21に供給し、そ
のときにCCD21に蓄積されている電荷を排出させる
ようになされている。
【0045】次に、図3のフローチャートを参照して、
図1の撮像システムの動作について説明する。
【0046】最初にステップS1において、ベルトコン
ベア4上の製品11が所定の位置で検出されるまで待機
する。そして、センサ2により、製品11が所定の位置
で検出されると、ステップS2に進み、転送周期設定回
路24は、図4に示すように、リスタート信号をCCD
駆動回路22に出力するとともに、CCD21の駆動信
号の周期を出力する。なお、起動時においては、ビデオ
信号がまだ転送周期設定回路24に供給されていないの
で、転送周期設定回路24は、予め設定されている周期
の初期値T0を出力する。
【0047】この周期の初期値T0は、次のようにして
予め算出される。まず、CCD21上における製品11
の移動速度v’が、次式で表される。 v’=(f/L)×v ・・・(1) ここで、Lは、CCD21から製品11までの距離を表
し、fは、CCD21と製品11の間に使用する光学系
の焦点距離を表し、vは、製品11の移動速度を表して
いる。
【0048】そして、駆動信号の周期の初期値T0は、
次式で算出される。 T0=p/v’ =(L×p)/(f×v) ・・・(2) ここで、pは、CCD21のPD42(図5)の配置間
隔(x方向に配列している2つのPD42の一方の中心
から他方の中心までの距離)、即ちピッチを表してい
る。
【0049】なお、ビデオ信号が供給されると、転送周
期設定回路24は、1フィールド分のビデオ信号におけ
る製品11の画像信号の位置に対応して、CCD駆動回
路22に供給される周期を調整する(後述)。
【0050】そして、CCD駆動回路22は、リスター
ト信号を供給されると、CCD21に蓄積されている電
荷を排出させるために、図4に示すようにリセット信号
をCCD21に供給する。なお、基板印加パルスである
リセット信号が供給されると、CCD21は、電子シャ
ッタ動作を行い、蓄積している電荷を基板に排出する。
【0051】次に、ステップS3において、CCD駆動
回路22は、供給された周期に従って、例えば図4に示
す4相の駆動信号V1乃至V4を生成し、CCD21に
供給する。なお、駆動信号V1乃至V4の電圧がVH
あるとき、PD42から垂直CCD41に電荷が移動す
る。
【0052】今の場合、CCD21は、インタライント
ランスファ型のCCDであり、図5に示すように、光電
変換を行う所定の数のPD42と、PD42により生成
された電荷をx方向に転送する垂直CCD41を有して
いる。なお、図5は、説明を簡単にするため、CCD2
1の一部の構成を示しており、実際には、さらに他の垂
直CCD、PD、および、垂直CCDにより転送されて
きた電荷をy方向に転送し、信号処理回路23に出力す
る水平CCDを有している。
【0053】図4の4相の駆動信号V1乃至V4が印加
されると、時刻t1(時刻t3、時刻t5)において
は、駆動信号V1の電圧に対応して、PD42のうちの
奇数番目(または偶数番目)のものの電荷が、垂直CC
D41に移動する。時刻t2(時刻t4)においては、
駆動信号V3の電圧に対応して、PD42のうちの残り
の偶数番目(または奇数番目)のPD42の電荷が、垂
直CCD41に移動する。
【0054】また、4相の駆動信号は所定の間隔の位相
差を有するように設定されているので、垂直CCD41
に生成されるポテンシャルの井戸は、上述の製品11の
像の移動速度v’と同一の速度でx方向に移動してい
く。
【0055】従って、図5(A)乃至(E)に示すよう
に、製品11の所定の部分の像に対応する電荷は、同じ
ポテンシャルの井戸に移動する。なお、静止している物
体に対応する電荷は、異なるポテンシャルの井戸に移動
するので、静止している物体の画像にはブレが生じる可
能性があるが、移動している製品11の画像が良好であ
ればよいので、特に問題とはならない。
【0056】そして、撮像に必要な露光時間に対応した
回数だけ駆動信号V1,V3の電圧をVHにして、PD
42の電荷を同一のポテンシャルの井戸に蓄積させる。
【0057】なお、このときの回数xは、次式で算出さ
れる。 x=b/T =(b×f×v)/(L×p) ・・・(3) ここで、bは、撮像に必要な露光時間を表し、Tは、上
述の周期を表している。
【0058】このようにすることにより、例えば図6
(A)の製品Aは、図6(B)に示すように、いわゆる
流し撮りを行った場合と同様に図6(C)に示すよう
に、ブレが発生することなく撮像される。
【0059】このようにして図4の撮像期間において生
成された電荷は、信号出力期間に、垂直CCD41およ
び水平CCDを介して、イメージ信号として信号処理回
路23に出力される。
【0060】そして、ステップS4において、信号処理
回路23は、CCD21より供給されたイメージ信号を
所定の規格のビデオ信号に変換し、そのビデオ信号を画
像処理装置3および転送周期設定回路24に出力する。
【0061】そして、画像処理装置3は、そのビデオ信
号を利用して製品11の状態を判別する。また、転送周
期設定回路24は、後述するように駆動信号の周期の調
整を行う。
【0062】以上のようにして、この撮像システムにお
いては、CCD21の駆動信号の周期を、製品11の移
動速度に対応して設定することにより、ブレが抑制され
た状態で、製品11が撮像される。
【0063】次に、図7のフローチャートを参照して、
駆動信号の周期の調整を行うときの転送周期設定回路2
4の動作について説明する。
【0064】最初にステップS21において、CCDの
駆動信号の周期を表す変数Tに初期値T0が代入され、
周期の調整量を表す変数ΔTに所定の初期値ΔT0が代
入され、CCD21により撮像された1画面(1フィー
ルド)のうち、製品11の画像における所定の辺のx方
向における位置を表すエッジ情報Eの1つ前の画像にお
ける値を示す変数E’に0が代入される。そして、この
周期の初期値T0が、まずCCD駆動回路22に出力さ
れる。
【0065】次に、ステップS22において、転送周期
設定回路24は、信号処理回路23よりビデオ信号が供
給されるまで待機する。
【0066】そして、ビデオ信号が供給されると、転送
周期設定回路24は、ステップS23において、そのビ
デオ信号から製品11の画像を検出し、上述のエッジ情
報Eの値を算出する。
【0067】次にステップS24において、転送周期設
定回路24は、エッジ情報Eの値と変数E’の値(1つ
前のエッジ情報の値)の差の絶対値|E−E’|が所定
の基準値e以下であるか否かを判断し、|E−E’|≦
eである場合、周期Tの調整を行うことなく、ステップ
S28に進み、そうでない場合、ステップS25に進
む。
【0068】ステップS25において、転送周期設定回
路24は、エッジ情報Eの値と変数E’の値の差(E−
E’)が所定の基準値eより大きいか否かを判断し、
(E−E’)>eである場合、ステップS26におい
て、周期TをΔTだけ減少させる。
【0069】一方、ステップS25において、(E−
E’)>eではない、即ち、(E−E’)<−eである
と判定された場合、ステップS27において、転送周期
設定回路24は、調整量ΔTの値を、−ΔTに設定した
後、周期TをΔTだけ減少させる。
【0070】そして、ステップS28において、転送周
期設定回路24は、エッジ情報Eの値を変数E’に代入
した後、ステップS22に戻り、次のビデオ信号が供給
されるまで待機する。
【0071】以上のようにして、転送周期設定回路24
は、信号処理回路23より供給されるビデオ信号、即
ち、製品11の撮像位置に応じて、駆動信号の周期Tを
適宜調整していく。このように周期Tを調整することに
より、製品11の移動速度の変動などが発生した場合に
おいても良好な画像を撮像することができる。
【0072】なお、上述のCCD21には、図5に示す
ように、インタライントランスファ型のCCDを使用し
ているが、図8(A)に示すフレームトランスファ型の
CCDや図8(B)に示すフレームインタライントラン
スファ型のCCDを使用してもよい。
【0073】図8(A)に示すフレームトランスファ型
のCCDを使用する場合、受光部81の垂直CCD91
がホトダイオードを有しているので、上述のインタライ
ントランスファ型のCCDのように、ホトダイオード4
2からの電荷の移動を考慮して駆動信号を生成する必要
がない。
【0074】さらに、図8(A)に示すフレームトラン
スファ型のCCD、または、図8(B)に示すフレーム
インタライントランスファ型のCCDを使用する場合、
蓄積部82または102に1フィールド分の電荷を蓄積
することができるので、フィールド単位で電荷、即ち、
撮像した画像を出力することができる。
【0075】なお、上述のCCD21は入射する光の光
量に対応する電荷を出力するので、撮像される画像はモ
ノクロームの画像であるが、カラーフィルタを設け、例
えば図9に示すように、赤色、緑色、および、青色に対
応してホトダイオードを設けることにより、製品11の
画像をRGB画像として撮像することができる。
【0076】図9のCCDにおいては、所定のカラーフ
ィルタ(図示せず)が設けられており、ホトダイオード
が、垂直CCD121毎に、赤色用のPD122R、緑
色用のPD122G、および、青色用のPD122Bの
いずれかに、交互に割り当てられている。そして、各P
Dで生成された電荷は、垂直CCD121を介して水平
CCD123に出力され、さらに、スイッチ124に出
力される。スイッチ124は、供給されたRGBに対応
する電荷をR信号、G信号、および、B信号に分割し
て、それらの信号を後段の回路に出力する。
【0077】図10は、図9のCCDの動作の一例を示
している。まず、奇数番目または偶数番目のPD122
R,122G,122Bにおいて生成された電荷が垂直
CCD121に移動し(左端の図)、製品11の移動速
度に対応する速度で垂直CCD121を移動していく
(左から第2番目の図)。そして、残りのPD122
R,122G,122Bにおいて生成された電荷が、所
定のタイミングで垂直CCD121に移動し(左から第
3番目の図)、製品11の移動速度に対応する速度で垂
直CCD121を移動していく(左から第4番目の
図)。
【0078】このようにすることにより、上述のCCD
21の場合と同様に、同じポテンシャルの井戸に、製品
11の同じ部分の所定の色の画像に対応する電荷が蓄積
されるので、製品11の速度に対応して、ブレを抑制し
た状態でRGBの撮像を行うことができる。
【0079】図11は、2倍の段数の垂直CCDおよび
2つの水平CCDを有するRGB用のCCDの構成の一
例を示している。
【0080】図11のCCDにおいては、いわゆるベイ
ヤー配列のカラーフィルタ(図示せず)が設けられてお
り、ホトダイオードが、垂直CCD141毎に、赤色用
のPD142Rと緑色用のPD142G、または、緑色
用のPD142G’と青色用のPD142Bに、交互に
割り当てられている。そして、赤色用のPD142Rと
緑色用のPD142Gで生成された電荷は、垂直CCD
141を介して水平CCD143−1に出力され、さら
に、スイッチ144に出力される。一方、緑色用のPD
142G’と青色用のPD142Bで生成された電荷
は、垂直CCD141を介して水平CCD143−2に
出力され、さらに、スイッチ144に出力される。
【0081】そして、スイッチ144は、供給されたR
GBに対応する電荷をR信号、G信号、および、B信号
に分割して、それらの信号を後段の回路に出力する。
【0082】図12は、図11のCCDの動作の一例を
示している。まず、すべてのPD142R,142G,
142G’,142Bにおいて生成された電荷が垂直C
CD141に移動し(左端の図)、製品11の移動速度
に対応する速度(1周期で2画素分(図中のa)だけ進
む速度)で垂直CCD141を移動していく(左から第
2番目の図)。そして、再びすべてのPD142R,1
42G,142G’,142Bにおいて生成された電荷
が、所定のタイミングで垂直CCD141に移動し(左
から第3番目の図)、製品11の移動速度に対応する速
度で垂直CCD141を移動していく(左から第4番目
の図)。
【0083】このようにすることにより、上述のCCD
21の場合と同様に、製品11の速度に対応して、ブレ
を抑制した状態でRGB画像の撮像を行うことができ
る。また、図11のCCDは、図9のCCDの1.5倍
の水平解像度で撮像を行うことができる。
【0084】なお、上記実施の形態においては、ベルト
コンベア4上の製品11が撮像されているが、勿論、他
の対象物が撮像されるようにしてもよい。
【0085】また、上記実施の形態においては、撮像さ
れる物体(製品11)が所定の速度で移動しているが、
撮像装置1を所定の速度で移動させて、例えば静止して
いる物体を撮像するようにしてもよい。即ち、撮像装置
1と、撮像される物体との間の相対的な速度が所定の速
度であれば、上述の方法により、ブレを抑制して、その
物体を撮像することができる。
【0086】次に、以上の撮像システムの応用例につい
て説明する。図13は、撮像装置1により、その周囲の
被写体のパノラマ画像を撮像し、その画像をインターネ
ットに代表されるネットワークを介して、各ユーザに伝
送する画像情報提供システムの構成例を表している。
【0087】撮像装置1は、回転台201に配置され、
回転されるようになされている。撮像装置1は、回転し
ても視差がでないように、回転台201の軸205が、
撮像装置1のレンズの主点を通るように配置されてい
る。また、撮像装置1は、図5に示した垂直CCD41
が、回転台201と並行になるように配置され、被写体
を上述したように流し撮像するようになされている。す
なわち、撮像装置1は、通常、使用する場合における状
態に対して、90度傾けて配置されている。
【0088】回転台201の軸205は、駆動ベルト2
04を介して速度制御モータ202により、所定の速度
で回転されるようになされている。モータドライバ20
3は、速度制御モータ202を駆動する。パノラマ端点
検出センサ207は、回転台201(軸205)が所定
の回転位置に到達したとき、検出信号(フレーム同期信
号)を発生し、画像処理装置3に出力するようになされ
ている。撮像装置1は、図2に示すような回路を内蔵し
ており、その信号処理回路23が出力するビデオ信号
は、ロータリコネクタ206を介して画像処理装置3に
供給されるようになされている。ロータリコネクタ20
6は、回転する撮像装置1の出力を、固定されている画
像処理装置3に出力するためのものであり、例えばスリ
ップリングなどにより構成することができる。撮像装置
1の電源としてバッテリを使用し、ビデオ信号だけを、
画像処理装置3に伝送する場合には、ロータリコネクタ
206に代えて、無線の送信装置と受信装置を、それぞ
れ撮像装置1と画像処理装置3に設けるようにしてもよ
い。
【0089】画像処理装置3は、撮像装置1の周囲のパ
ノラマ画像を生成し、インターネットサーバ221に出
力するようになされている。
【0090】クライアント241から、インターネット
231を介して要求があったとき、インターネットサー
バ221は、画像処理装置3より供給されているパノラ
マ画像を、インターネット231を介してクライアント
241に伝送するようになされている。クライアント2
41は、インターネットサーバ221より供給を受けた
画像をディスプレイ242に表示させるようになされて
いる。
【0091】画像処理装置3は、図14に示すように、
有効領域抽出処理部251を有している。この有効領域
抽出処理部251には、撮像装置1の出力するビデオ信
号(画像データ)が、ロータリコネクタ206を介して
供給されるとともに、モータドライバ203から速度情
報(撮像装置1の回転速度の情報)が供給されるように
なされている。有効領域抽出処理部251は、供給され
た画像データと速度情報をバッファメモリ252に記憶
させるようになされている。そして、有効領域抽出処理
部251は、バッファメモリ252に記憶された画像デ
ータから有効領域を抽出し、その有効領域の画像データ
を転置処理部253に供給している。転置処理部253
は、入力された有効領域の画像データを90度回転した
後、合成処理部254に出力するようになされている。
【0092】合成処理部254は、転置処理部253よ
り供給された画像データを、パノラマ端点検出センサ2
07の出力するフレーム同期信号に同期して、内蔵する
フレームメモリ255の所定のアドレスに記憶すること
により、撮像装置1が異なるタイミングで撮像した画像
のうちの有効領域の画像データを、1枚の連続する画像
として合成するようになされている。
【0093】なお、転置処理部253と合成処理部25
4の位置は逆であってもよい。すなわち、合成処理した
後の画像データを転置するようにしてもよい。
【0094】インターネットサーバ221は、図15に
示すように、画像処理装置3の合成処理部254より供
給されたパノラマ画像の画像データを、画像切り出し処
理部261のメモリ262Aに記憶させるようになされ
ている。画像切り出し処理部261は、ネットワークイ
ンタフェース265を介してクライアント241よりパ
ノラマ画像の所定の方位情報が入力されたとき、その方
位に対応する画像データをメモリ262Aから読み出
し、電子ズーム処理部263に出力するようになされて
いる。
【0095】電子ズーム処理部263は、ネットワーク
インタフェース265を介してクライアント241から
ズーム情報が供給されたとき、このズーム情報に対応し
て、画像切り出し処理部261より供給された画像デー
タに対して電子ズーム処理を施し(拡大または縮小する
処理を施し)、画像圧縮部264に出力するようになさ
れている。画像圧縮部264は、電子ズーム処理部26
3より供給された画像データを、MPEG,JPEG方
式などの所定の方式に従って圧縮し、ネットワークイン
タフェース265を介してクライアント241に出力す
るようになされている。
【0096】クライアント241は、図16に示すよう
に、キーボード、マウスなどよりなる入力装置274を
有し、ユーザからの指令を受け付けるようになされてい
る。入力装置274は、ユーザから画像データの伝送の
要求が入力されたとき、これに対応するリクエストをネ
ットワークインタフェース273に出力し、パノラマ画
像のうちの提供を受けたい方位と範囲(画角)の設定
(その変更情報を含む)が入力されたとき、これを方位
情報ズーム情報管理部271に出力するようになされて
いる。方位情報ズーム情報管理部271は、入力装置2
74より供給された方位情報と画角情報(ズーム情報)
を内蔵するメモリ272に記憶させるとともに、それを
ネットワークインタフェース273に出力するようにな
されている。
【0097】ネットワークインタフェース273は、入
力装置274よりインターネットサーバ221に対する
画像データの伝送のリクエストが入力されたとき、管理
部271より、方位情報とズーム情報の提供を受け、こ
れらを合わせて、インターネットサーバ221に、イン
ターネット231を介して伝送するようになされてい
る。また、ネットワークインタフェース273は、イン
ターネットサーバ221からインターネット231を介
して画像データの提供を受けたとき、これをディスプレ
イ242に出力し、表示させるようになされている。
【0098】次に、その動作について説明する。画像処
理装置3は、撮像装置1を介して、その周囲のパノラマ
画像を取り込み、これをインターネットサーバ221
に、常に供給している。最初に、この動作について、図
17のフローチャートを参照して説明する。
【0099】モータドライバ203は、速度制御モータ
202を所定の速度で回転させる。この回転は、駆動ベ
ルト204を介して軸205、従って軸205に結合さ
れている回転台201に伝達される。回転台201が回
転することで、撮像装置1が周囲の画像を流し撮像す
る。この流し撮像の結果得られた画像データは、上述し
たように、画像にぶれが発生しないように処理されて、
出力される。
【0100】ステップS41において、有効領域抽出処
理部251と合成処理部254は、撮像装置1(回転台
201)の回転位置が、所定の基準位置に達し、パノラ
マ端点検出センサ207よりフレーム同期信号が出力さ
れるまで待機する。パノラマ端点検出センサ207が、
フレーム同期信号を出力したとき、ステップS42にお
いて、合成処理部254は、内蔵するフレームメモリ2
55の書き込みアドレスを初期化する。また、有効領域
抽出処理部251は、ステップS43において、ロータ
リコネクタ206を介して撮像装置1より供給される画
像データを、バッファメモリ252に記憶させ、その中
から有効領域を抽出する処理を開始する。
【0101】いま、図18に示すように、撮像装置1の
レンズの画角θが90度であるとする。例えば、時刻t
0において、撮像装置1のレンズが基準方向(0(ラジ
アン)の方向)を向いているとすると、7π/4乃至π
/4の範囲の画像が取り込まれることになる。例えば、
撮像装置1が、1フィールドに対応する時間に回転する
角度(速度)φがπ/2であるとすると、時刻t0から
1フィールドに対応する時間だけ後の時刻t1において
は、π/4乃至3π/4の範囲の画像が取り込まれる。
以下同様に、さらに1フィールド分だけ後の時刻t2に
おいては、3π/4乃至5π/4の範囲の画像が取り込
まれ、さらに1フィールド分だけ後の時刻t3において
は、5π/4乃至7π/4の範囲の画像データが取り込
まれる。
【0102】撮像装置1のCCD21が、図5に示すよ
うなインタライントランスファ型のCCDであるとする
と、CCD21による画像データの取り込みは、1フィ
ールド毎に行われる。
【0103】従って、図19に示すように、例えば時刻
t0から時刻t1までの1フィールドの時間に撮像動作
が行われ、フィールドF1の画像データが取り込まれた
とすると、次の時刻t1乃至t2の1フィールドの時間
には、撮像動作が行われず、取り込まれた画像データの
出力処理が行われる。さらに、次の時刻t2乃至t3の
1フィールドの時間において、撮像動作が行われ、フィ
ールドF3の画像データが得られると、この画像データ
は、次のフィールドの時刻t3乃至t4において出力さ
れる。
【0104】いま、簡単のため、1フィールドの時間連
続して露光動作が行われることで、1枚の画像(1フィ
ールドの画像)のデータが得られるものとする。この場
合、図19に示すように、いずれの方向の画像も、1フ
ィールドの時間の間、連続して露光されていないことに
なる。従って、通常撮影時における場合と同様の(撮像
装置1を回転しない場合と同様の)明るさの画像を得る
ことが困難である。
【0105】そこで、例えば、1フィールドの間に、撮
像装置1が、π/4だけ回転するものとすると、図20
に示すように、時刻t0から時刻t1までの1フィール
ドの間に取り込まれるフィールドF1の画像データのう
ち、0乃至π/4の範囲R1の画像は、1フィールドの
間、連続して露光されている画像となる。しかしなが
ら、時刻t1乃至t2の1フィールドの間には、撮像動
作が行われないため、π/4乃至π/2の範囲T2の画
像データは、1フィールドの間、連続して露光されない
ことになる(鈍感領域の画像)。
【0106】以下同様に、π/2乃至3π/4、π乃至
5π/4、3π/2乃至7π/4の範囲R1において
は、1フィールドの間、画像が露光されるが、3π/4
乃至π、5π/4乃至3π/2、7π/4乃至0の範囲
T2においては、1フィールドの間、連続して露光が行
われないことになる(鈍感領域の画像)。
【0107】これに対して、図21に示すように、1フ
ィールドの間に、撮像装置1が、π/6だけ回転される
ものとすると、時刻t0乃至t1の1フィールドの間
に、23π/12乃至π/4の範囲R1においては、1
フィールドの間、連続して露光動作が行われる。次の時
刻t1乃至t2の1フィールドの間、撮像動作は行われ
ないが、さらに次の時刻t2乃至t3の1フィールドの
期間においては、π/4乃至7π/12の範囲R1が、
1フィールドの間、連続して露光される。以下同様に、
時刻t4乃至t5の1フィールドの期間において、7π
/12乃至11π/12の範囲R1が、時刻t6乃至t
7の1フィールドの間、11π/12乃至5π/4の範
囲R1が、時刻t8乃至t9の1フィールドの間に、5
π/4乃至19π/12の範囲R1が、さらに、時刻t
10乃至t11の1フィールドの間、19π/12乃至
23π/12の範囲R1が、それぞれ、1フィールドの
間、連続して露光される。
【0108】すなわち、この場合には、撮像装置1を静
止させて、被写体を撮像する場合と同様の明るさの連続
した画像を得ることができる(有効領域の画像に較べて
感度が低下する鈍感領域の画像も生成されるが、すべて
の方向の画像を、有効領域の画像とすることができ
る)。
【0109】このように、画角θが90度であり、1フ
ィールドの間に回転する角度φをπ/6とすると、各フ
ィールドにおいて得られる画像データのうち、2/3の
領域の画像データが、有効領域の画像データとなる。
【0110】流し撮像を行う場合の有効領域の1フィー
ルドに対する比率をafとすると、このafは次式で表さ
れる。 af=1−φ/θ ・・・(4)
【0111】流し撮像の流し方向が上方向のときは、1
フィールドの垂直上方向が有効となり、流し方向が下方
向のときは、垂直下方向が有効となる。
【0112】すなわち、図21に示すように、撮像装置
1が、図中、右方向に移動する場合、例えば、フィール
ドF1の有効領域R1の左側の鈍感領域の画像データ
は、時刻t1のタイミングにおいては、CCD21の範
囲外の画像データとなっており、有効領域R1の右側の
鈍感領域の画像データだけが、CCD21により撮像さ
れていることになる。
【0113】このことを、図6(B)を参照して説明す
ると、例えば、図6(B)に示す矢印の方向を上方向に
設定すると、同図において破線と実線で示す上側と下側
の2つの鈍感領域のうち、上側の鈍感領域の画像データ
は、実線で示すCCD21の撮像範囲外にでてしまい、
図中、下側に示す破線と実線で示す範囲の鈍感領域が、
CCD21に残ることになる。換言すれば、この場合、
CCD21の上方の領域に有効領域の画像データが残る
ことになる。
【0114】これに対して、図6(B)に示す矢印を下
方向に向けた場合においては、図中、上方に示す実線と
破線で示す範囲の鈍感領域が、CCD21の撮像範囲に
残り、図中、下側に示す実線と破線で示す鈍感領域は、
CCD21の撮像範囲外の画像となる。従って、この場
合においては、CCD21の上方に鈍感領域が形成さ
れ、下方に有効領域が形成されることになる。
【0115】そして、撮像装置1で撮像した画像をパノ
ラマ画像として連続させるために必要な領域の1フィー
ルドに対する比率をaとすると、このaは、回転速度と
露光時間から規定され、CCD21がインタライントラ
ンスファ型のCCDである場合、流し撮像した場合の有
効フィールドは、2フィールドに1回となるので、次式
で表される。 a=2φ/θ ・・・(5)
【0116】これに対して、CCD21がフレームイン
タライントランスファ型のCCDである場合、流し撮像
した場合の有効フィールドは、全フィールド有効になる
ので、aは次式で表される。 a=φ/θ ・・・(6)
【0117】aは、afより小さいか、それと等しくな
ければならないので、画角と回転速度の間には、CCD
21がインタライントランスファ型CCDである場合、
次に示すような制限が存在する。 φ≦θ/3 ・・・(7)
【0118】また、CCD21がフレームインタライン
トランスファ型CCDである場合、次のような制限とな
る。 φ≦θ/2 ・・・(8)
【0119】有効領域抽出処理部251は、ステップS
43において、流し撮像画像の有効フィールドの有効領
域から、aの範囲(図21の範囲R1)を選択的に抽出
する処理を行う。
【0120】なお、CCD21がインタライントランス
ファ型のCCDである場合、画像のアスペクト比を保つ
ために、無効フィールドの期間には、1つ前の有効フィ
ールドの画像が再生出力される。
【0121】有効領域抽出処理部251より出力された
有効領域の画像データは、転置処理部253に供給さ
れ、ステップS44において、転置処理が行われる。
【0122】すなわち、いま、撮像装置1の周囲に、図
22に示すような画像(被写体)が展開されているもの
とすると、上述したように、撮像装置1は、本来の垂直
方向が水平方向に平行になるように、90度傾けて配置
されているため、撮像装置1が、例えば90度だけ回転
する毎に得られる出力画像は、図23(A)乃至(D)
に示すようになる。すなわち、これらの画像は、水平線
が垂直方向に平行となる画像となっている。転置処理部
253は、このように、本来の位置から90度回転した
画像を、図22に示すような、撮像装置1を回転しない
場合に得られる画像と同様の画像になるように、入力さ
れた画像データを90度回転させる。
【0123】転置処理部253で転置された画像データ
は、合成処理部254に供給され、ステップS45にお
いて合成される。すなわち、合成処理部254は、例え
ば、図22に示す、π/6乃至π/2の範囲Aの画像デ
ータをフレームメモリ255に記憶させる。
【0124】次に、ステップS46に進み、基準位置に
達したかどうか、すなわち、パノラマ端点検出センサ2
07より、フレーム同期信号が出力されたか否かが判定
され、出力されていない場合、ステップS43に戻り、
それ以降の処理が繰り返し実行される。2回目の処理の
とき、合成処理部254は、ステップS45において、
図22に示す、π/2乃至5π/6の範囲Bの画像デー
タをフレームメモリ255の範囲Aの画像データに続く
アドレスに記憶させる。以下同様の処理が繰り返され、
フレームメモリ255には、5π/6乃至7π/6の範
囲Cの画像、7π/6乃至3π/2の範囲Dの画像、3
π/2乃至11π/6の範囲Eの画像が、順次連続して
記憶され、パノラマ画像として合成される。そして、1
1π/6乃至2πの範囲F1の画像データが、フレーム
メモリ255に記憶されたタイミングにおいて、フレー
ム同期信号が出力されるので、ステップS46におい
て、基準位置に達したと判定され、ステップS42に戻
り、合成処理部254は、フレームメモリ255のメモ
リのアドレスを初期化する。その結果、0乃至π/6の
範囲F2の画像データは、フレームメモリ255の範囲
Aの前に書き込まれる。
【0125】以上のような動作が、撮像装置1が1回転
する毎に順次繰り返され、フレームメモリ255には、
0乃至2πの範囲の最新のパノラマ画像の画像データ
(動画像データ)が書き込まれる。
【0126】合成処理部254のフレームメモリ255
に書き込まれた画像データは、そこから読み出され、イ
ンターネットサーバ221の画像切り出し処理部261
のメモリ262Aに転送され、記憶される。これによ
り、インターネットサーバ221のメモリ262Aに
は、撮像装置1で取り込んだパノラマ画像データが、撮
像装置1が回転する毎に、順次更新され、保持される。
この転送処理を、より迅速に行うことができるようにす
るために、画像処理装置3とインターネットサーバ22
1は、一体化することができる。
【0127】クライアント241は、インターネットサ
ーバ221にアクセスし、そこに保持されているパノラ
マ画像データの提供を受けることができる。この場合、
クライアント241は、図24のフローチャートに示す
ような処理を実行する。これに対応してインターネット
サーバ221は図25に示す処理を実行する。以下、ク
ライアント241とインターネットサーバ221の処理
を合わせて説明する。
【0128】最初にステップS61において、クライア
ント241のユーザは、入力装置274を操作し、0乃
至2πの範囲のパノラマ画像のうち、見る方向(提供を
受ける画像の方向)と、画角(範囲)を入力する。入力
装置274より入力したこれらのデータは、ステップS
62において、入力装置274から、方位情報ズーム情
報管理部271に供給され、メモリ272に記憶され
る。
【0129】さらに、ユーザが、入力装置274を操作
して、インターネットサーバ221に対するアクセスを
指令すると、この指令がネットワークインタフェース2
73に供給される。ネットワークインタフェース273
は、この指令に対応して、ステップS63において、イ
ンターネット231を介してインターネットサーバ22
1にアクセスする。そして、インターネットサーバ22
1との間で、コネクションを張る処理を実行する。
【0130】インターネットサーバ221のネットワー
クインタフェース265は、クライアント241のネッ
トワークインタフェース273を介してコネクションの
要求を受けたとき、図25のステップS91において、
この要求に対応して、クライアント241との間にコネ
クションを張る処理を実行する。
【0131】インターネットサーバ221との間のコネ
クションが張られたとき、ステップS64に進み、クラ
イアント241のネットワークインタフェース273
は、インターネットサーバ221に対して画像の伝送を
リクエストするとともに、その画像の方向と画角を指定
するパラメータを同時に伝送する。
【0132】このリクエストとパラメータは、インター
ネットサーバ221のネットワークインタフェース26
5において、ステップS92において受信される。ネッ
トワークインタフェース265は、ステップS93にお
いて、受信した方向情報を画像切り出し処理部261の
メモリ262Bに供給し、記憶させる。また、ズーム情
報は、電子ズーム処理部263のメモリ266に転送さ
れ、記憶される。ネットワークインタフェース265
は、以上のようにして、受信した方向と画角の記憶処理
が完了すると、ステップS94に進み、クライアント2
41とのコネクションを一旦切断する処理を実行する。
【0133】これに対応して、クライアント241も、
ステップS65において、インターネットサーバ221
との間のコネクションを切断する処理を実行する。
【0134】次に、インターネットサーバ221の画像
切り出し処理部261は、ステップS95において、メ
モリ262Bに記憶した方向の画像データを、メモリ2
62Aから読み出し、これを電子ズーム処理部263に
供給する。電子ズーム処理部263は、ステップS96
において、メモリ266に記憶されているズーム情報
(画角情報)に対応して、必要に応じて電子ズーム処理
を施し(拡大または縮小処理を施し)、画像圧縮部26
4に出力する。画像圧縮部264は、ステップS97に
おいて、電子ズーム処理部263より供給された画像デ
ータに対して圧縮処理を施し、ネットワークインタフェ
ース265に出力する。
【0135】ネットワークインタフェース265は、ス
テップS98において、クライアント241との間にお
いて、再びコネクションを張る動作を実行する。
【0136】クライアント241のネットワークインタ
フェース273は、このインターネットサーバ221か
らのコネクションの要求があるまで、ステップS66で
待機し、その要求があったとき、ステップS67におい
て、インターネットサーバ221との間に、再びコネク
ションを張る処理を実行する。
【0137】このようにして、再びコネクションが張ら
れたとき、ステップS99において、インターネットサ
ーバ221のネットワークインタフェース265は、画
像圧縮部264により圧縮された画像データを、インタ
ーネット231を介してクライアント241に伝送す
る。
【0138】クライアント241は、インターネット2
31を介してネットワークインタフェース273で、イ
ンターネットサーバ221からの画像データを、ステッ
プS68で受信する。
【0139】インターネットサーバ221のネットワー
クインタフェース265は、ステップS99で、画像デ
ータをクライアント241に対して伝送した後、ステッ
プS100において、コネクションを切断する処理を実
行する。
【0140】この処理に対応して、クライアント241
においても、ステップS69において、ネットワークイ
ンタフェース273がコネクションを切断する処理を実
行する。
【0141】クライアント241のネットワークインタ
フェース273は、ステップS70において、受信した
画像データを伸長し、ディスプレイ242に出力して表
示させる。これにより、ユーザが、入力装置274を操
作して、指定した方向と画角の画像が、インターネット
サーバ221から伝送されてきて、ディスプレイ242
に表示されたことになる。
【0142】次に、ステップS71に進み、クライアン
ト241のユーザは、処理を終了させるか否かを判定
し、終了させない場合には、ステップS72に進み、伝
送を受ける画像の方向、または画角を変更する必要があ
るか否かを判定する。変更する必要がない場合には、ス
テップS63に戻り、ネットワークインタフェース27
3は、再び、インターネットサーバ221とのコネクシ
ョンを張る処理を行い、新たな画像データの提供を受け
ることになる。これにより、ユーザは、ディスプレイ2
42において、撮像装置1が撮像した動画像データをモ
ニタすることができる。
【0143】ステップS72において、見る方向または
画角を変更する必要があると判定した場合、ステップS
61に戻り、ユーザは、再び、それ以降の処理を繰り返
し実行する。
【0144】ステップS71において、処理を終了させ
ると判定した場合、ユーザは、入力装置274を操作し
て、処理の終了を指令する。
【0145】以上のようにして、コネクションを張る動
作と、コネクションを切断する動作を繰り返すことで、
インターネットサーバ221は、より多くのユーザ(ク
ライアント)に対して、画像データを供給することがで
きる。
【0146】以上においては、図26に示すように、撮
像装置1に内蔵されているCCD21の露光部302と
レンズ301を回転台201により回転させ、流し撮像
を行うようにしたが、図27に示すように、被写体31
1の長さが、レンズ301の画角θで、一度に取り込む
ことができない長さである場合、被写体311を撮像装
置1に対して、相対的に平行移動させることにより、同
様の処理を行うことができる。以下、図27に示すよう
に、撮像装置1を被写体311に対して相対的に移動さ
せ、流し撮像を行う場合の問題点を一般化して説明する
と、図28に示すようになる。
【0147】すなわち、上述したように流し撮像を行う
と、図28(A)に示すように、被写体の視野の長さ
(画角θのレンズ301で取り込むことができる被写体
311の移動方向の長さ)をLeとすると、被写体31
1が、図中、右方向に相対的に移動するものとすれば、
領域Aの画像は、後からフレームインする画像となり、
領域Bの画像は、最初撮像されていたが、その後フレー
ムアウトする画像となる。従って、領域Aと領域Bの画
像は、1フィールドの間、連続して露光動作が行われ
ず、その間の有効領域の画像に較べて、感度が低下した
鈍感領域となる。
【0148】図28(A)に示す、有効領域と鈍感領域
の画像の感度を図示すると、図28(B)に示すように
なる。すなわち、有効領域の感度をSPとすると、鈍感
領域A,Bの感度は、同図に示すように、SPから次第
に低下するようになる。
【0149】以下、各種のパラメータを次のように定義
する。
【0150】Te :露光時間[sec] Tf :1フィールドの時間[sec] Le :カメラの合成方向の全視野の長さ[m] De :撮像面の長さ[m] Lm :露光時間での被写体の移動距離[m] N :被写体移動方向の画像取り込みの1画面の画素
数[pixel] b1 :有効領域の始まりを基準とした画像取り込み開
始点の画素数 被写体移動方向を正として符号をつけたもの[pixe
l] b2 :画像取り込み終了点から後の取り込まない部分
の被写体移動方向の長さ(画素数)[pixel] ap :有効領域の被写体移動方向の長さ(画素数)
[pixel] a :連続したパノラマ画を得るために必要な画像の
被写体移動方向の長さ(画素数) nr :画像の出力レート(nrフィールド毎に1枚の画
像を獲得できる)[FLD] Z :被写体と撮像光学系レンズ主点の距離[m] f :撮像光学系の焦点距離[m] Rx :撮像面上の1画素の大きさ[m]
【0151】これらのパラメータのうち、Lm,De,b
1,b2,N,Te,Tf,Z,f,nrは、既知のパラメ
ータであるが、Le,Rxは、次式から誘導されるパラメ
ータである。 Le=(Z/f)De ・・・(9) Rx=De(N+b1+b2) ・・・(10)
【0152】動きブレ補正をしたために感度の下がる領
域の幅は、露光時間内に被写体311が移動する範囲に
等しいと考えられるので、有効領域の長さ(画素数)a
pは次式で表される。 ap=(De−f・Lm/Z)/Rx =N+b1+b2−f(N+b1+b2)Lm/Z・De ・・・(11)
【0153】そして、1枚の連続した画像として、各有
効領域画像をつなげるために必要な画像の長さ(画素
数)は、次式で表される。 a=(f/Z)・(Lmrf/Te)・(1/Rx) =(f/ZDe)・(nrf/Te)(N+b1+b2)Lm ・・・(12)
【0154】上記した実施の形態の場合、有効領域のみ
を抽出して合成するようにした。この場合の一般的な条
件を示すと、次のようになる。
【0155】すなわち、処理可能条件は、次式で表され
る。 a≦af−bl ・・・(13)
【0156】ただし、上記式におけるblは、次式で表
される。
【0157】
【数1】
【0158】b1≧0のとき、上記(13)式の条件
は、次のように書き換えることができる。
【0159】
【数2】
【0160】また、b1<0のとき、上記(13)式の
条件は、次のように書き換えることができる。
【0161】
【数3】
【0162】被写体311が、上記条件を満たして移動
する場合、上述したような処理を行うことができる。
【0163】例えば、b1=b2=0,Te=Tf,nr
2のとき、上記(13)式の条件は、次のようになる。
【0164】
【数4】
【0165】この(17)式は、露光時間中に、取り込
み画像の1/3以下の速度で、被写体311が移動すれ
ば、連続画像として有効領域を合成することができるこ
とを意味する。
【0166】以上のようにして、有効領域の画像データ
のみを使用して、1枚の画像を合成する他、例えば、鈍
感領域の画像データのゲインをアップすることにより、
画像を合成することも可能である。図29は、このよう
な処理を行う場合の画像処理装置3の構成例を表してい
る。
【0167】すなわち、図29の画像処理装置3におい
ては、撮像装置1により、流し撮像された結果得られた
画像データが、画像取り込み処理部321に入力され、
取り込まれる。画像取り込み処理部321により取り込
まれた画像データは、切り出し処理部322に入力さ
れ、所定の領域の画像データが切り出される。切り出し
処理部322により切り出された所定の領域の画像デー
タは、感度補正処理部323に入力され、感度補正が施
された後、合成処理部254に供給され、合成処理が行
われる。
【0168】画像取り込み処理部321は、図30に示
すように、有効領域の左側の端部から、被写体311の
移動方向に、画素数b1の位置から画素数Nの範囲(右
側の鈍感領域の右端から画素数b2だけ内側の位置まで
の範囲)を取り込む。ここで、b1は、例えば、垂直帰
線区間などに対応する区間のデータであって、実質的に
は、画像データを構成しない部分に対応しており、b2
は、画像取り込み処理部321が内蔵するメモリの容量
により規制されて、取り込むことができない画像データ
に対応している。
【0169】切り出し処理部322は、画像取り込み処
理部321により取り込まれたN画素の長さの画像デー
タから、1枚の連続したパノラマ画像を生成するために
必要な長さaの範囲の画像データを切り出す。
【0170】切り出し処理部322により切り出された
長さaの画像データは、感度補正処理部323に供給さ
れ、長さaの範囲の画像データのうちの、鈍感領域に含
まれる画像データの感度補正処理が行われる。
【0171】すなわち、感度補正処理部323は、図3
1の上側に示す感度特性の画像データに対して、下側に
示すようなゲインで画像データを補正する。同図に示す
ように、長さapの有効領域の画像データのゲインは1
とされ、これに対して鈍感領域の画像データの、有効領
域からの画素数pにおけるゲインGは、次式で示すよう
に設定される。 G=q/(q−p) ・・・(18)
【0172】ただし、ここでqは、次式で表される。 q=N+b1+b2−ap ・・・(19)
【0173】図31に示すように、長さqの鈍感領域の
うちのgr(%)の範囲の画像データだけが切り出され
るものとすると、処理可能条件は、次式で表される。 a≦ap−bl+gr(N+b1+b2−ap) ・・・(20)
【0174】この式をLmについての条件に直すと、b1
≧0の場合、次のようになる。
【0175】
【数5】
【0176】また、b1<0のとき、Lmについての条件
は、次式で示すようになる。
【0177】
【数6】
【0178】例えば、b1=b2=0,Te=Tf,nr
2の場合、grの値を1に近づけると、上記した条件
は、次のような条件に近づくことになる。
【0179】
【数7】
【0180】このように、ゲインを補正するようにする
と、有効部分のみを使用する場合に較べて、被写体31
1の速度を速くすることが可能となるが、画面の端の方
のゲインが高くなるので、S/Nが悪化する傾向があ
る。
【0181】いま、例えば、図32に示すように、左右
の鈍感領域を、図29に示す画像取り込み処理部321
で取り込むことができる場合(b1<0の場合)であっ
て、所定のフィールドの画像においてBで示す位置に写
っていた被写体の部分が、次の画像においてB’のとこ
ろに写っていたとする。この場合、CB’=BB”とな
るように、B”の位置を決めて、B”B’を切り出し処
理部322で切り出して、連続する獲得画像の前のもの
のCB’に、後のもののB”Bをオーバーラップさせて
和をとって合成することにより、鈍感領域の感度の低さ
を補正することができる。
【0182】このような画像処理が可能な条件は、B’
がCD間にあり、かつ、B”がAB間にあることであ
り、式で示すと次のようになる。 a<ap+(N−ap+b1) ・・・(24) a−ap≦−b1 ・・・(25) ap≦a ・・・(26)
【0183】上記式をLmについて解くと、以下のよう
になる。
【0184】
【数8】
【0185】これらをすべて満たすようなLmが条件と
なる。例えば、b1=−N/3,b2=0,Te=Tf,n
r=2の場合、Lmの条件は、次式で表される。 Le/3≦Lm≦Le/2 ・・・(28)
【0186】図32に示すように、所定のタイミングの
画像と、次のタイミングの画像の鈍感領域をオーバーラ
ップするようにして、その和を演算するようにすると、
その和をとった鈍感領域の感度が、有効領域の感度より
大きくなってしまう。有効領域の感度をSpとし、オー
バーラップ部の和をとった部分の感度をg0・Spとする
と、次式が成立する。 g0=1+(q−a+ap)/q ・・・(29)
【0187】従って、オーバーラップ部において、1/
0の補正ゲインをかけるようにすれば、感度を一定に
することができる。この場合、補正ゲインが1以下なの
で、S/Nが劣化することはない。
【0188】この場合の感度補正処理も、図29おける
感度補正処理部323において行われる。
【0189】図32の例においては、オーバーラップを
させても感度が小さくならないことを前提としたが、切
り出し処理部322において切り出す幅を広げると、図
33に示すように、オーバーラップしても有効領域のゲ
インと同一のレベルまでゲインが回復しない部分がでて
くる。そこで、ゲインアップとオーバーラップを併用す
ることで、感度を回復させることができる。
【0190】すなわち、図33に示すように、所定の獲
得画像のEに写っていた被写体の部分が、次の獲得画像
において、E’に写っていた場合、E’D≦AEのと
き、E’D=D’Eとなるように、D’の位置を決め、
D’Dを切り出す。E’D>AEのときは、AE=E’
A’となるようにA’の位置を決め、AA’を切り出
す。
【0191】そして、連続する獲得画像の前のE’D
と、後のD’Eをオーバーラップさせて和をとり、さら
に、有効領域の感度と等しい感度が得られない分、オー
バーラップ部のゲインを補正するようにする。これによ
り、総合的なゲインを一定にすることができる。
【0192】以上のようにして、例えば、鉄道のレー
ル、反物などの比較的長い被写体を、撮像装置1に対し
て相対的に移動させることで、その画像データを取り込
むことが可能となる。
【0193】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに伝送する伝送媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0194】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の撮像装
置、請求項5に記載の撮像方法、請求項6に記載の伝送
媒体、および、請求項7に記載の撮像システムによれ
ば、所定の方向に配列された複数の光電変換部の配置間
隔を、複数の光電変換部に投影された物体の像の所定の
方向における移動速度で割算して算出される周期で、光
電変換部から電荷を出力させ、複数の光電変換部より出
力された電荷を、その光電変換部に対応する位置に蓄積
されている電荷に重畳するとともに、物体の像の所定の
方向における移動速度と同一の速度で所定の方向に転送
するようにしたので、高感度な撮像装置および光量が多
い照明装置を使用することなく、撮像時のブレの発生を
抑制することができる。
【0195】請求項8に記載の画像情報提供装置、請求
項11に記載の画像情報提供方法、および請求項12に
記載の伝送媒体によれば、異なるタイミングで撮像され
た被写体の画像データを合成し、記憶させ、記憶されて
いる画像データから、指定情報に対応する範囲の画像デ
ータを読み出し、出力するようにしたので、複数のユー
ザに対して、それぞれ任意の範囲の画像データを提供す
ることが可能となる。
【0196】請求項13に記載の画像データ処理装置、
請求項14に記載の画像データ処理方法、および請求項
15に記載の伝送媒体によれば、所定のタイミングで撮
像された被写体の画像データのうちの、画角と速度とで
規定される有効領域を抽出し、抽出した有効領域の画像
データを合成し、記憶させるようにしたので、一度に取
り込むことができない被写体の画像を、簡単かつ確実
に、取り込むことが可能となる。
【0197】請求項16に記載の画像データ処理装置、
請求項17に記載の画像データ処理方法、および請求項
18に記載の伝送媒体によれば、第1の領域と第2の領
域の画像データの感度を補正し、第3の領域の画像デー
タおよび第4の領域の画像データとともに1枚の画像と
して合成するようにしたので、一度に取り込むことがで
きない被写体の画像を、簡単かつ確実に、取り込むこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像システムの一実施の形態の構成を
示す斜視図である。
【図2】図1の撮像装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の撮像システムの動作について説明するフ
ローチャートである。
【図4】図1のCCD駆動回路により生成された駆動信
号の例を示すタイミングチャートである。
【図5】図2のCCDの動作を説明する図である。
【図6】図1の撮像システムで撮像される画像の一例を
示す図である。
【図7】図2の転送周期設定回路の動作について説明す
るフローチャートである。
【図8】フレームトランスファ型およびフレームインタ
ライントランスファ型のCCDの一例を示す図である。
【図9】RGB信号を出力するCCDの一例を示すブロ
ック図である。
【図10】図9のCCDの動作について説明する図であ
る。
【図11】RGB信号を出力するCCDの他の例を示す
ブロック図である。
【図12】図11のCCDの動作について説明する図で
ある。
【図13】本発明を適用したパノラマ画像提供装置の構
成例を示す図である。
【図14】図13における画像処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図15】図13におけるインターネットサーバの構成
例を示すブロック図である。
【図16】図13におけるクライアントの構成例を示す
ブロック図である。
【図17】図14の画像処理装置のパノラマ画像生成処
理を説明するフローチャートである。
【図18】図13の撮像装置1の画像の取り込み範囲を
説明する図である。
【図19】図13の撮像装置が1フィールドにπ/2だ
け回転する場合の画像の取り込み範囲を説明する図であ
る。
【図20】図13の撮像装置が1フィールドにπ/4だ
け回転する場合の画像の取り込み範囲を説明する図であ
る。
【図21】図13の撮像装置が1フィールドにπ/6だ
け回転する場合の画像の取り込み範囲を説明する図であ
る。
【図22】パノラマ画像の例を示す図である。
【図23】図14の転置処理部の処理を説明する図であ
る。
【図24】図16のクライアントの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図25】図15のインターネットサーバの動作を説明
するフローチャートである。
【図26】撮像装置を回転させることにより画像を取り
込む場合の撮像範囲を説明する図である。
【図27】被写体を撮像装置に対して平行移動して画像
を取り込む場合の構成を示す図である。
【図28】有効領域と鈍感領域を説明する図である。
【図29】本発明における画像処理装置の他の構成例を
示すブロック図である。
【図30】図29の画像処理装置における画像取り込み
処理部と切り出し処理部の動作を説明する図である。
【図31】図29における感度補正処理部の動作を説明
する図である。
【図32】図29の感度補正処理部のオーバーラップに
よる感度補正を説明する図である。
【図33】図29の感度補正処理部のゲインアップとオ
ーバーラップの併用による感度補正を説明する図であ
る。
【図34】撮像時に発生するブレの例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像装置, 2 センサ, 3 画像処理装置,
4 ベルトコンベア,11 製品, 21 CCD,
22 CCD駆動回路, 23 信号処理回路, 24
転送周期設定回路, 41 垂直CCD, 42 ホ
トダイオード, 201 回転台, 202 速度制御
モータ, 206 ロータリコネクタ, 207 パノ
ラマ端点検出センサ, 221 インターネットサー
バ, 241 クライアント, 242 ディスプレ
イ, 251 有効領域抽出処理部, 253 転置処
理部, 254 合成処理部, 261 画像切り出し
処理部, 263 電子ズーム処理部, 264 画像
圧縮部, 265 ネットワークインタフェース, 2
71 方位情報ズーム情報管理部, 273 ネットワ
ークインタフェース, 274 入力装置

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に相対的に移動する物体を撮
    像する撮像装置において、 前記所定の方向に配列され、入射した光を光電変換し、
    電荷を生成する複数の光電変換手段と、 前記光電変換手段より出力された前記電荷を、その光電
    変換手段に対応する位置に蓄積されている電荷に重畳す
    るとともに、前記光電変換手段に投影された前記物体の
    像の前記所定の方向における移動速度と同一の速度で前
    記所定の方向に転送する電荷転送手段と、 前記複数の光電変換手段の配置間隔を、前記物体の像の
    前記所定の方向における移動速度で割算して算出される
    周期で、前記光電変換手段から前記電荷転送手段に前記
    電荷を所定の回数だけ出力させる駆動手段と、 前記電荷転送手段により転送された電荷を処理する処理
    手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の回数は、前記物体の撮像に必
    要な露光時間を前記周期で割算して算出される回数であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光電変換手段と前記電荷転送手段と
    して、電荷結合素子を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷結合素子は、インタライントラ
    ンスファ型、フレームトランスファ型、および、フレー
    ムインタライントランスファ型のうちのいずれかの電荷
    結合素子であることを特徴とする請求項3に記載の撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 所定の方向に相対的に移動する物体を撮
    像する撮像方法において、 前記所定の方向に配列され、入射した光を光電変換し、
    電荷を生成する複数の光電変換部の配置間隔を、前記複
    数の光電変換部に投影された前記物体の像の前記所定の
    方向における移動速度で割算して算出される周期で、前
    記光電変換部から前記電荷を出力させるステップと、 前記複数の光電変換部より出力された前記電荷を、その
    光電変換部に対応する位置に蓄積されている電荷に重畳
    するとともに、前記物体の像の前記所定の方向における
    移動速度と同一の速度で前記所定の方向に転送するステ
    ップと、 転送した前記電荷を処理するステップとを備えることを
    特徴とする撮像方法。
  6. 【請求項6】 所定の方向に相対的に移動する物体を撮
    像する撮像装置に用いるコンピュータプログラムであっ
    て、 前記所定の方向に配列され、入射した光を光電変換し、
    電荷を生成する複数の光電変換部の配置間隔を、前記複
    数の光電変換部に投影された前記物体の像の前記所定の
    方向における移動速度で割算して算出される周期で、前
    記光電変換部から前記電荷を出力させるステップと、 前記複数の光電変換部より出力された前記電荷を、その
    光電変換部に対応する位置に蓄積されている電荷に重畳
    するとともに、前記物体の像の前記所定の方向における
    移動速度と同一の速度で前記所定の方向に転送するステ
    ップと、 転送した前記電荷を処理するステップとを備えるコンピ
    ュータプログラムを伝送することを特徴とする伝送媒
    体。
  7. 【請求項7】 所定の方向に物体を移動させる移動手段
    と、 前記物体の位置を検出する検出手段と、 前記所定の方向に配列され、入射した光を光電変換し、
    電荷を生成する複数の光電変換手段と、 前記光電変換手段より出力された前記電荷を、その光電
    変換手段に対応する位置に蓄積されている電荷に重畳す
    るとともに、前記複数の光電変換手段に投影された前記
    物体の像の前記所定の方向における移動速度と同一の速
    度で前記所定の方向に転送する電荷転送手段と、 前記検出手段により検出された前記物体の位置に応じ
    て、前記複数の光電変換手段の配置間隔を、前記物体の
    像の前記所定の方向における移動速度で割算して算出さ
    れる周期で、前記光電変換手段から前記電荷転送手段に
    前記電荷を所定の回数だけ出力させる駆動手段と、 前記電荷転送手段により転送された電荷を処理し、画像
    信号を生成する第1の処理手段と、 前記第1の処理手段により生成された画像信号を処理す
    る第2の処理手段とを備えることを特徴とする撮像シス
    テム。
  8. 【請求項8】 被写体を流し撮像する撮像手段と、 前記撮像手段を前記被写体に対して相対的に移動させる
    移動手段と、 前記撮像手段により異なるタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データを合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された画像データを記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データから読み出す範囲
    を指定する指定情報を受け取る受け取り手段と、 前記受け取り手段により受け取られた指定情報に対応す
    る範囲の画像データを前記記憶手段から読み出し、出力
    する出力手段とを備えることを特徴とする画像情報提供
    装置。
  9. 【請求項9】 前記移動手段は、前記撮像手段を回転さ
    せ、 前記合成手段は、前記撮像手段の周囲のパノラマ画像を
    合成することを特徴とする請求項8に記載の画像情報提
    供装置。
  10. 【請求項10】 前記受け取り手段は、ネットワークを
    介して伝送されてくる前記指定情報を受け取り、 前記出力手段は、前記記憶手段から読み出した画像デー
    タを、前記ネットワークを介して出力することを特徴と
    する請求項8に記載の画像情報提供装置。
  11. 【請求項11】 被写体を撮像部で流し撮像する撮像ス
    テップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に移動させる移
    動ステップと、 前記撮像ステップで異なるタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データを合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップと、 前記記憶ステップで記憶された画像データの読み出す範
    囲を指定する指定情報を受け取る受け取りステップと、 前記記憶ステップで記憶されている画像データから、前
    記受け取りステップで受け取られた指定情報に対応する
    範囲の画像データを読み出し、出力する出力ステップと
    を備えることを特徴とする画像情報提供方法。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像部で流し撮像する撮像ス
    テップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に移動させる移
    動ステップと、 前記撮像ステップで異なるタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データを合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップと、 前記記憶ステップで記憶された画像データの読み出す範
    囲を指定する指定情報を受け取る受け取りステップと、 前記記憶ステップで記憶されている画像データから、前
    記受け取りステップで受け取られた指定情報に対応する
    範囲の画像データを読み出し、出力する出力ステップと
    を備えるコンピュータプログラムを伝送することを特徴
    とする伝送媒体。
  13. 【請求項13】 所定の画角で被写体を流し撮像する撮
    像手段と、 前記撮像手段を前記被写体に対して相対的に所定の速度
    で移動させる移動手段と、 前記撮像手段により所定のタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データのうちの、前記撮像手段の画角と前
    記移動手段の速度とで規定される有効領域を抽出する抽
    出手段と、 前記抽出手段により抽出された有効領域の画像データを
    合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された画像データを記憶する記
    憶手段とを備えることを特徴とする画像データ処理装
    置。
  14. 【請求項14】 撮像部により所定の画角で被写体を流
    し撮像する撮像ステップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に所定の速度で
    移動させる移動ステップと、 前記撮像ステップで所定のタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データのうちの、前記撮像部の画角と前記
    移動ステップでの速度とで規定される有効領域を抽出す
    る抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された有効領域の画像データを
    合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップとを備えることを特徴とする画像データ処理
    方法。
  15. 【請求項15】 撮像部により所定の画角で被写体を流
    し撮像する撮像ステップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に所定の速度で
    移動させる移動ステップと、 前記撮像ステップで所定のタイミングで撮像された前記
    被写体の画像データのうちの、前記撮像部の画角と前記
    移動ステップでの速度とで規定される有効領域を抽出す
    る抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された有効領域の画像データを
    合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップとを備えるコンピュータプログラムを伝送す
    ることを特徴とする伝送媒体。
  16. 【請求項16】 所定の画角で被写体を流し撮像する撮
    像手段と、 前記撮像手段を前記被写体に対して相対的に所定の速度
    で移動させる移動手段と、 前記撮像手段により第1のタイミングで撮像された前記
    被写体の第1の画像データの一部の第1の領域に対応す
    る、前記撮像手段により第2のタイミングで撮像された
    前記被写体の第2の画像データの一部の第2の領域を抽
    出し、その感度を補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された前記第1の領域と第2の
    領域の画像データ、前記第1の画像データの前記第1の
    領域を除く第3の領域の画像データ、および前記第2の
    画像データの前記第2の領域を除く第4の領域の画像デ
    ータを1枚の画像として合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された画像データを記憶する記
    憶手段とを備えることを特徴とする画像データ処理装
    置。
  17. 【請求項17】 撮像部により所定の画角で被写体を流
    し撮像する撮像ステップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に所定の速度で
    移動させる移動ステップと、 前記撮像部により第1のタイミングで撮像された前記被
    写体の第1の画像データの一部の第1の領域に対応す
    る、前記撮像部により第2のタイミングで撮像された前
    記被写体の第2の画像データの一部の第2の領域を抽出
    し、その感度を補正する補正ステップと、 前記補正ステップで補正された前記第1の領域と第2の
    領域の画像データ、前記第1の画像データの前記第1の
    領域を除く第3の領域の画像データ、および前記第2の
    画像データの前記第2の領域を除く第4の領域の画像デ
    ータを1枚の画像として合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップとを備えることを特徴とする画像データ処理
    方法。
  18. 【請求項18】 撮像部により所定の画角で被写体を流
    し撮像する撮像ステップと、 前記撮像部を前記被写体に対して相対的に所定の速度で
    移動させる移動ステップと、 前記撮像部により第1のタイミングで撮像された前記被
    写体の第1の画像データの一部の第1の領域に対応す
    る、前記撮像部により第2のタイミングで撮像された前
    記被写体の第2の画像データの一部の第2の領域を抽出
    し、その感度を補正する補正ステップと、 前記補正ステップで補正された前記第1の領域と第2の
    領域の画像データ、前記第1の画像データの前記第1の
    領域を除く第3の領域の画像データ、および前記第2の
    画像データの前記第2の領域を除く第4の領域の画像デ
    ータを1枚の画像として合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された画像データを記憶する記
    憶ステップとを備えるコンピュータプログラムを伝送す
    ることを特徴とする伝送媒体。
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