JPH10276690A - ゼリーインゼリーの製造方法 - Google Patents

ゼリーインゼリーの製造方法

Info

Publication number
JPH10276690A
JPH10276690A JP9105180A JP10518097A JPH10276690A JP H10276690 A JPH10276690 A JP H10276690A JP 9105180 A JP9105180 A JP 9105180A JP 10518097 A JP10518097 A JP 10518097A JP H10276690 A JPH10276690 A JP H10276690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jelly
pieces
base
weight
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9105180A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoko Yasuda
恭子 安田
Yoichi Mochizuki
洋一 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
House Foods Corp
Original Assignee
House Foods Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by House Foods Corp filed Critical House Foods Corp
Priority to JP9105180A priority Critical patent/JPH10276690A/ja
Publication of JPH10276690A publication Critical patent/JPH10276690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼリーインゼリーの製造方法を提供する。 【解決手段】 複数個のゼリー片を溶融状態の基材ゼリ
ー中に点在させた後、基材ゼリーをゲル化させることに
よって各個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させ
てなるゼリーインゼリーを製造する方法であって、複数
個のゼリー片と溶融状態の基材ゼリーとを混合するにあ
たって、あらかじめ複数個のゼリー片と液状物とを混合
し、これと基材ゼリーとを混合することを特徴とするゼ
リーインゼリーの製造方法。 【効果】 複数個のゼリー片と調味液とを混合した後、
これを溶融状態の基材ゼリーと混合することにより、従
来の方法では回避し得なかった、ゼリー片同士が結着し
たままの状態で基材ゼリーに点在するという問題を確実
に解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材ゼリー中に複
数個のゼリー片を点在させてなるゼリーインゼリーにお
いて、ゼリー片同士が相互に結着することなく、当該各
個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させてなるゼ
リーインゼリーを製造することを可能とするゼリーイン
ゼリーの製造方法に関するものであり、更に詳しくは、
前記ゼリー片の基材ゼリーへの添加方法を基本的に改良
することにより、従来の方法では回避し得なかった、ゼ
リー片同士が結着したままの状態で基材ゼリー中に点在
するという問題を確実に解消すると共に、従来の方法に
比べてはるかに手間がかからずに、簡便かつ効率よく各
個のゼリー片の分布状態が均一かつ良好な高品質の製品
を製造することができるゼリーインゼリーの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゼリーの中に、味、フレーバー、
色、形状等の異なる他のゼリーが混在してなるいわゆる
ゼリーインゼリーについては、種々のタイプのものが提
案されている。ここで、それらの例をいくつか挙げてみ
ると、例えば、小片の持つ重い食感とゲル状デザート本
体の持つとろけるような食感とが合わさって、独特の食
感を呈する、ゲル状デザートを製造するものとして、ゲ
ル状デザート本体にゲル状デザート本体と味・色・食感
のうち少なくとも1つが異なるゼリーの小片を均一に点
在させてなるゲル状デザートを得るにあたって、まずゲ
ル化剤によってゲル状デザート本体を形成するゾルを、
上記ゼリーの小片の融点以下の温度に調節し、かつ、上
記ゼリーの小片がゾル中に均一に点在し得る粘度に調整
した後、該ゾル中にゼリーの小片を均一に点在させ、そ
の後、ゾルを冷却することを特徴とするゲル状デザート
の製造方法(特開昭59−140839号公報)、が提
案されている。また、小片の形状が多種多様になり、食
感上変化に富む製品を製造するものとして、ゲル化剤を
あらかじめ含有した粘稠物と温度調節を施したデザート
本体液とを混合して、当該粘稠物の一部をデザート本体
液に溶解させると共に、上記粘稠物の残部を小片状とし
てデザート本体液中に点在させ、その後冷却することを
特徴とするゼリーの小片を点在させてなるゲル状デザー
トの製造方法(特開昭59−156258号公報)、が
ある。
【0003】また、粒状ゼリーの分布状態がよい製品を
製造するものとして、母体ゼリー中に粒状ゼリーが均一
に分布しているゼリー菓子を製造するにあたり、母体ゼ
リー又はそのゾルと同一又はほぼ同一の比重を有するシ
ロップを調製し、これに粒状ゼリーを浸漬して母体ゼリ
ーと同一又はほぼ同一の比重を有する粒状ゼリーとな
し、この粒状ゼリーの所定量と母体ゼリーのゾルの所定
量を混合し、これを容器に小分けし冷却することを特徴
とするゼリー菓子の製造法(特公昭56−11422号
公報)、等がある。
【0004】しかし、従来のものは、基材ゼリー中に、
味、フレーバー、色、食感、形状等の異なる他のゼリー
を点在させたもの、粒状ゼリーの方を母体ゼリーよりも
若干硬くしたもの、内相ゼリーと外相ゼリーの食感に差
をつけたもの、母体ゼリーと粒状ゼリーの比重をほぼ同
一にしたもの、等はあるものの、それらは、必ずしも、
前記のゼリー片同士が結着したままの状態で基材ゼリー
中に点在するという問題を解消するものではなく、複数
個のゼリー片を基材ゼリー中に点在させてなるゼリーイ
ンゼリーにおいて、ゼリー片同士が相互に結着すること
なく、当該各個のゼリー片を均一に分散させてなる高品
質のゼリーインゼリーを簡便かつ効率よく製造すること
を可能とするゼリーインゼリーの製造方法は、これまで
存在していない。
【0005】また、従来は、例えば、加熱殺菌処理を行
っても、外相と内相が混じり合ったり、その境界が破壊
されることがないようにする方法の開発、常温で存在、
流通することができる製品の開発、フレーバー、色、形
状等の改善された製品の開発、等が中心となっていて、
ゼリーインゼリーの基材ゼリーに対する各個のゼリー片
の分散性を改良したり、それにより、各個のゼリー片が
均一に分散してなる高品質の製品を開発する試み等は、
余りなされていない状況にあった。ところで、生産現場
においてゼリー片を充填装置を使って基材ゼリーに添加
する場合には、一定量のゼリー片を計量し、これを基材
ゼリーが充填された容器に連続的に投入する方法が採ら
れる。しかしながら、ゼリー片同士は結着しやすい性状
を有しているため、ゼリー片を計量し充填するという操
作を行なう間に個々のゼリー片が結着して塊状となる問
題があり、この状態のまま最終製品となるため、この方
法の場合には、個々のゼリー片を基材ゼリー全体に均一
に分散させるのは非常に困難であった。また、一定量を
計量したゼリー片を充填装置を使用せずに手で充填する
方法を採った場合にも、同様の問題が発生する。上記問
題を解決する手段として、例えばゼリー片を基材ゼリー
に添加した後、基材ゼリーが固化するまでの間に、それ
らに震動又は攪拌といった物理的衝撃を加える方法が考
えられるが、ゼリーインゼリーの保存性及び外観を考慮
して満注充填した場合あるいは容器内のヘッドスペース
を極力小さくした場合には、溶融状態の基材ゼリーが、
上記物理的衝撃により容器からあふれ、あるいは容器の
フランジ部に付着するため、シール不良の発生件数が増
加するという新たな問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、本発明者らは、基材ゼリー中に複数のゼリー片を点
在させてなるゼリーインゼリーにおいて、従来の方法に
みられる、ゼリー片同士が結着したままの状態で基材ゼ
リーに点在するという問題を確実に解消することが可能
な新しいゼリーインゼリーの製造方法を開発することを
目標として鋭意検討を積み重ねた結果、複数個のゼリー
片と溶融状態の基材ゼリーとを混合するにあたって、あ
らかじめ複数個のゼリー片と所定の液状物とを混合した
後、これを基材ゼリーと混合することにより、所期の目
的が達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、基材ゼリー中に複数個のゼリ
ー片を点在させてなるゼリーインゼリーにおいて、ゼリ
ー片同士が相互に結着することなく、当該各個のゼリー
片が基材ゼリー中に均一に分散された高品質のゼリーイ
ンゼリーを簡便かつ効率よく製造する方法を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は、各個のゼリー片を基
材ゼリー中に均一に分散させる方法、及び各個のゼリー
片が基材ゼリー中に均一に分散してなる高品質のゼリー
インゼリーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、複数個のゼリー片を溶融状態の基材ゼリー
中に点在させた後、基材ゼリーをゲル化させることによ
って各個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させて
なるゼリーインゼリーを製造する方法であって、複数個
のゼリー片と溶融状態の基材ゼリーとを混合するにあた
って、あらかじめ複数個のゼリー片と液状物とを混合
し、これと基材ゼリーとを混合することを特徴とするゼ
リーインゼリーの製造方法、である。また、本発明は、
複数個のゼリー片と液状物の重量比が、1:1〜5:1
であることを特徴とする上記のゼリーインゼリーの製造
方法、また、液状物が、基材ゼリーの組成と同一である
ことを特徴とする上記のゼリーインゼリーの製造方法、
また、液状物中に含まれているゲル化剤が、液状物中に
おいて粉末状を呈していることを特徴とする上記のゼリ
ーインゼリーの製造方法、さらに、ゼリー片がグルコマ
ンナンを含有してなることを特徴とする上記のゼリーイ
ンゼリーの製造方法、を望ましい実施の態様とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について更に詳細に
説明する。本発明のゼリーインゼリーの製造方法におい
て、当該ゼリーインゼリーを構成するゼリー片と基材ゼ
リーのうち、まず、ゼリー片は、例えば、特定量のグル
コマンナン、ジェランガム、カラギーナン、及びローカ
ストビーンガムを含有してなるものが好適なものとして
例示されるが、これに限らず、同様の性状を有するもの
であれば、他のゲル化成分を含有してなるもの等、適宜
のものを使用することが可能である。当該ゼリー片は、
例えば、上記各成分からなる粉体混合原料に水を加えて
混合し、好適には、80℃で攪拌溶解した後、果汁、色
素、水、その他の原料を添加して混合し、これを固め型
に流し込んだ後、5℃で1時間以上冷却したものを、ダ
イス状等の形状に切断して製造される。尚、気泡が混入
したゼリー片は、基材ゼリー上層に偏る傾向にあること
から、例えば、上記方法において、原料を型に流し込ん
だ後に脱気処理を施し、ゼリー片に気泡が混入しないよ
うにすることが好ましい。上記脱気処理は公知の方法に
より行なえばよく、一例として40℃で30分間静置す
る方法が挙げられる。また、ゼリー片の形状は、特に限
定されるものではないが、例えば、5mm〜8mmの多
角形のものが好適なものとして例示される。ゼリー片の
結着の原因のひとつとして、ゼリー片の面同士が結合す
るという現象が生じることから、特に、本発明では、ゼ
リー片が多角形である場合に個々のゼリー片を均一に分
散させることができるという格別の効果が得られる。上
記ゼリー片に含まれるゲル化剤については、例えば、グ
ルコマンナンの場合、その添加量は、0.2重量%〜
1.0重量%、好ましくは0.3重量%〜0.8重量%
である。この場合、グルコマンナンの量が1.0重量%
より多いと、ゼリー片同士が結着しやすくなり、また、
均一に分散しない傾向となるので望ましくなく、また、
グルコマンナンの量が0.2重量%より少ないと十分な
強度を得ることができない。
【0009】また、ジェランガムの場合、その添加量
は、0.1重量%〜0.5重量%、好ましくは、0.2
重量%〜0.4重量%である。この場合、ジェランガム
の量が0.5重量%より多いと、寒天のように破断しや
すいゼリー片になり望ましくなく、また、ジェランガム
の量が0.1重量%より少ないと、十分な強度を得るこ
とができない。また、好適には、カラギーナン、ローカ
ストビーンガムが離水防止を目的として添加されるが、
カラギーナンの添加量は、0.2重量%〜0.5重量%
であり、また、ローカストビーンガムの添加量は0.0
2〜0.07重量%である。上記の量が少ない場合に
は、ゼリー片からの離水が生じるので望ましくない。ま
た、これらの量が上記の量を上回ると、ゼリー片の食感
が基材ゼリーの食感と不均衡となる傾向となり望ましく
ない。上記のゼリー片は、好適な例を記載したものであ
り、本発明においては、上記ゼリー片の原料組成、添加
成分及びその製造工程は、上記のものに準じて適宜改変
することができることは云うまでもない。
【0010】次に、基材ゼリーは、例えば、特定量のジ
ェランガムを含有してなるものが好適なものとして例示
される。ジェランガムの場合、その添加量は、0.05
〜0.2重量%である。当該基材ゼリーは、例えば、上
記成分を含む粉体混合原料に水を加えて混合し、好適に
は、80℃で攪拌溶解した後、香料、果汁、水等からな
る調味液(シロップ)を混合して製造される。本発明に
おいては、その製造工程は、基本的には、上記ゼリー
片、及び上記溶融状態の基材ゼリーを容器に充填、密封
した後、好適には、80℃、25分の条件で加熱殺菌処
理を施し、冷却処理を施して製品とする。上記加熱殺菌
処理は、ゼリーインゼリーを殺菌するだけではなく、殺
菌時の熱により溶融状態の基材ゼリーを対流させ、これ
によってゼリー片を分散させる作用をも期待できるの
で、上記加熱殺菌処理により、さらにゼリー片の分散性
が良好になる。この場合、基材ゼリーに対するゼリー片
の添加量は、総量の10重量%〜30重量%、好ましく
は15重量%〜25重量%とする方法が好適なものとし
て例示される。また、上記ゼリー片は、あらかじめ複数
個のゼリー片を基材ゼリーの調味液(シロップ)の一部
又は全部、すなわち液状物と混合し、適宜攪拌し、これ
と基材ゼリーとを混合することが重要である。ここで、
本発明における液状物としては、水、あるいは上記香
料、果汁、水等からなる調味液(シロップ)、上記基材
ゼリーの組成と同一のゲル化剤含有液、等が好適なもの
として例示されるが、これに限らず、同様の性状のもの
であれば同様に使用することが可能である。また、調味
液として上記ゲル化剤含有液を使用する場合は、調味液
中に含まれているゲル化剤が、粉末の状態で液状物中に
分散しているものを用いることがゼリーの風味が損なわ
れることを回避する上で望ましい。これにより、ゼリー
片同士が相互に結着することなく、当該ゼリー片を基材
ゼリー中に均一に分散させることが可能となり、製品の
仕上がり状態を一層良好なものにすることが可能とな
る。上記充填、シール、殺菌、冷却の工程は、上記方法
に準じたものであれば適宜変更し得ることは云うまでも
ない。
【0011】本発明に係るゼリーインゼリーの好適な例
を示せば以下の通りである。すなわち、本発明に係るゼ
リーインゼリーの製品自体については、特に限定される
ものではないが、その好適な例として、特定の粘弾性を
有するゼリー片が、前記ゼリー片とは異なる特定の粘弾
性を有する基材ゼリー中に点在してなるゼリーインゼリ
ーがあげられる。ここで、ゼリー片及び基材ゼリーの粘
弾性については、ゼリーの粘弾性を表示する場合、より
正確には、プランジャーによってゼリーが破断した時点
で前記プランジャーにかかっていた荷重と、ゼリーが破
断するまでに、前記プランジャーが降下した距離、を用
いること、すなわち、荷重でゼリーの強度を特定し、プ
ランジャーが降下した距離でゼリーの弾力性を特定する
ことが好ましい。それによると、上記ゼリーインゼリー
において、ゼリー片の粘弾性は、好適には、直径8mm
のプランジャーを垂直に6cm/分の速度で降下させ、
ゼリーが破断した時点で前記プランジャーに加わった荷
重が250〜600gで、かつ前記プランジャーの降下
距離が4〜10mmである。そして、より好ましくは、
荷重が350〜500gで、プランジャーの降下距離が
5〜8mmである。また、基材ゼリーの粘弾性は、好適
には、直径16mmのプランジャーを垂直に6cm/分
の速度で降下させ、ゼリーが破断した時点で前記プラン
ジャーに加わった荷重が40〜300gで、かつ前記プ
ランジャーの降下距離が2〜8mmである。そして、よ
り好ましくは、荷重が100〜240gで、プランジャ
ーの降下距離が2〜6mmである。上記粘弾性を有する
ゼリー片は、前記したグルコマンナン、ジェランガム、
カラギーナン及びローカストビーンガムを組み合わせる
ことにより得られるが、特に、ゼリー片がグルコマンナ
ンを含有している場合には、ゼリー片同士の結着が著し
く生じるので、本発明による効果は格別顕著なものであ
る。
【0012】上記ゼリーインゼリーにおいては、例え
ば、ゼリー片の粘弾性と基材ゼリーの粘弾性との差を特
定すると共に、基材ゼリーの粘弾性を特定のレベルに限
定することにより、脆く、良好な破砕性を発揮し得る特
性のものにすることができるが、その場合、ゼリー片と
基材ゼリーでは、上記のように、同一のプランジャーで
測定することが難しいことから、ゼリー片及び基材ゼリ
ーの粘弾性は、便宜的に、ゲル強度として、これを表現
するとすると、ゼリー片の場合、ゲル強度として500
〜1200g/cm2 、好ましくは700〜1000g
/cm2 とすることが望ましい。また、基材ゼリーの場
合、ゲル強度として、20〜150g/cm2 、好まし
くは50〜120g/cm2 とすることが望ましい。
【0013】本発明は、上記の構成により、従来の方法
では回避し得なかったゼリー片同士が結着したままの状
態で基材ゼリーに点在するという問題を確実に解消し、
各個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させてなる
高品質のゼリーインゼリーを簡便かつ効率よく製造する
ことを可能としたものである。また、これによって、例
えば、ゼリーインゼリーの好適な一例として、ゼリー片
及び基材ゼリーの粘弾性を特定することにより、ゼリー
片の弾力性に富む食感と、基材ゼリーの脆く、良好な保
形性/破砕性に起因するのどごしの良い食感とのデリケ
ートなコントラストを嗜好することが可能な、従来製品
にない格別の特性を具備した新しいタイプのゼリーイン
ゼリーを製造することが可能となる。本発明において、
各個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させてな
る、とは、少なくとも以下の性状を意味するものであ
る。 (1)ゼリー片同士が結着したままの状態で基材ゼリー
に点在していないこと。 (2)各個のゼリー片が一片ずつほぼ均一に良好に分散
(完全に均一分散することを意味するものではない)し
ていること。 (3)点在させたゼリー片が下層あるいは上層に集中す
ることがないこと。
【0014】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明は当該実施例により何ら限定されるも
のではない。 実施例 (1)ゼリー片の調製 まず、グルコマンナン0.41重量%、ジェランガム
0.22重量%、カラギーナン0.26重量%、及びロ
ーカストビーンガム0.03重量%、エリスリトール
6.0重量%、ステビア3.0重量%、乳酸カルシウム
0.2重量%、水81.63重量%を80℃に加熱した
状態で混合した。次に、上記混合物に、濃縮果汁5重量
%、その他(色素、クエン酸、フレーバ、アスコルビン
酸など)3.25重量%を添加し均一になるまで混合
し、溶融状態のゼリー組成物を得て、これを型に流し込
み、気泡を取り除くために40℃に調温して30分間保
持し、次いで5℃で1時間以上の冷却処理を施した。冷
却後のゼリーをダイスカッター(アーシャルRAダイサ
ー)で5mm〜8mm角に細断した。
【0015】(2)基材ゼリーの調製 ジェランガム0.18重量%、エリスリトール11.0
重量%、ステビア1.0重量%、水83.7重量%を8
0℃に加熱した状態で混合した。次いで、調味液(シロ
ップ)として、濃縮果汁0.32重量%、乳酸カルシウ
ム0.2重量%、その他(クエン酸、フレーバー、焼き
塩)2.8重量%を加えて均一化した後、耐熱性の製品
容器に充填した。充填後も加熱状態とし、溶融状態を維
持した。
【0016】(3)ゼリー片と基材ゼリーとの混合 まず、上記基材ゼリーと同一の組成のゲル化剤含有液2
0重量部と、上記ゼリー片20重量部を混合し、ゼリー
片同士の結着を解消した。次いで、基材ゼリー60重量
部に、上記ゼリー片20重量部及びゲル化剤含有液20
重量部からなる混合物を添加し、容器を密封した。密封
後、80℃、25分の条件で加熱殺菌処理を施した。殺
菌処理後、冷却処理を施して各個のゼリー片を基材ゼリ
ー中に均一に分散してなるゼリーインゼリー100重量
部を得た。
【0017】(4)製品の特性 得られたゼリーインゼリーの特性は、以下の通りであっ
た。 各個のゼリー片が結着することなく基材ゼリー中に
ほぼ均一に分散されていた。 点在させたゼリー片が下層あるいは上層に集中する
ことがなく、ほぼ全体に亘って分散されていた。 また、直径8cm、深さ3cmの開口部円形の容器
に満注充填し殺菌処理を施したゼリー片と同一組成のゼ
リーの粘弾性をゲル強度として測定したところ、80
3.0g/cm2 であった。また、上記基材ゼリーのゲ
ル強度は106.0g/cm2 であった。尚、ゲル強度
の測定方法は以下の方法によった。 (ゼリー片のゲル強度の測定方法)ゼリー片(8mm×
8mm×8mmの立方体)に対し、直径8mmのプラン
ジャーを垂直に6cm/分の速度で降下させ、上記ゼリ
ー片が破断した時点で、上記プランジャーに加わった荷
重を、上記プランジャーの面積(πx2 =0.4cm×
0.4cm×3.14)で割った数値をゲル強度とし
た。 (基材ゼリーのゲル強度の測定方法)直径8cm、深さ
3cmの開口部円形の容器に満注充填殺菌した基材ゼリ
ーに対し、直径16mmのプランジャーを垂直に6cm
/分の速度で降下させ、基材ゼリーが破断した時点で上
記プランジャーにかかった荷重を、上記プランジャーの
面積(πx2 =0.8cm×0.8cm×3.14)で
割った数値をゲル強度とした。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。 (1)複数個のゼリー片と液状物とを混合した後、溶融
状態の基材ゼリーと組み合わせることにより、従来の方
法では回避し得なかった、ゼリー片同士が結着したまま
の状態で基材ゼリーに点在するという問題を確実に解消
することができる。 (2)特に、複数個のゼリー片と液状物の重量比を1:
1〜5:1とすることにより、ゼリー片を一片ずつ均一
に分散させることができる。 (3)液状物が基材ゼリーの組成と同一である場合に
は、当該液状物を基材ゼリーに添加しても、基材ゼリー
の比重、濃度が変化しないので、点在させたゼリー片が
下層のみあるいは上層のみに集中することがない。 (4)調味液中に含まれているゲル化剤が粉末状である
ことにより、当該ゲル化剤含有液を加温した状態で所定
の作業をする必要がなくなるので、加温によりゼリーの
風味を損なうといった問題を解消することができる。 (5)ゼリー片の粘弾性を基材ゼリーの粘弾性より一定
以上高く設定すること、及び基材ゼリーの粘弾性を特定
のレベルに設定することにより、ゼリー片の弾力性に富
む食感と、基材ゼリーの脆く、かつ良好な保形性/破砕
性に起因するのどごしの良い食感とのデリケートなコン
トラストが嗜好し得る、従来に存在しなかった新しいタ
イプのゼリーインゼリーを得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のゼリー片を溶融状態の基材ゼリ
    ー中に点在させた後、基材ゼリーをゲル化させることに
    よって各個のゼリー片を基材ゼリー中に均一に分散させ
    てなるゼリーインゼリーを製造する方法であって、複数
    個のゼリー片と溶融状態の基材ゼリーとを混合するにあ
    たって、あらかじめ複数個のゼリー片と液状物とを混合
    し、これと基材ゼリーとを混合することを特徴とするゼ
    リーインゼリーの製造方法。
  2. 【請求項2】 複数個のゼリー片と液状物の重量比が、
    1:1〜5:1であることを特徴とする請求項1記載の
    ゼリーインゼリーの製造方法。
  3. 【請求項3】 液状物が、基材ゼリーの組成と同一であ
    ることを特徴とする請求項1記載のゼリーインゼリーの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 液状物中に含まれているゲル化剤が、前
    記液状物中において粉末状を呈していることを特徴とす
    る請求項3記載のゼリーインゼリーの製造方法。
  5. 【請求項5】 ゼリー片がグルコマンナンを含有してな
    るものであることを特徴とする請求項1記載のゼリーイ
    ンゼリーの製造方法。
JP9105180A 1997-04-08 1997-04-08 ゼリーインゼリーの製造方法 Pending JPH10276690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105180A JPH10276690A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ゼリーインゼリーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105180A JPH10276690A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ゼリーインゼリーの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10276690A true JPH10276690A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14400488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9105180A Pending JPH10276690A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 ゼリーインゼリーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10276690A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195109A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Orihiro Kk ゼリー食品およびその製造方法
JP2009261309A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Ina Food Industry Co Ltd ゲル含有飲食品
JP2013111006A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品及びその感覚強度増強方法
JP2013146212A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品
JP2013208103A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Sanei Gen Ffi Inc 常食風ゼリーインゼリー

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195109A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Orihiro Kk ゼリー食品およびその製造方法
JP2009261309A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Ina Food Industry Co Ltd ゲル含有飲食品
JP2013111006A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品及びその感覚強度増強方法
JP2013146212A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Sanei Gen Ffi Inc ゲル状食品
JP2013208103A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Sanei Gen Ffi Inc 常食風ゼリーインゼリー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9572358B2 (en) Tropicalizing agent
AU706277B2 (en) Heat resistant chocolate based confectionery products
US2801922A (en) Frozen confection
JPH10276690A (ja) ゼリーインゼリーの製造方法
JPH1056A (ja) クッキー類などを含有するソフトキャンディ及びその製造方法
JP3853525B2 (ja) 積層デザートの製造法
JPH10215798A (ja) ゼリーインゼリー
JPH0691799B2 (ja) 組合せゼリ−状食品の製造法
JP2020058284A (ja) チョコレートを含有するゲル状食品の製造方法及びゲル状食品
US2142088A (en) Edible and method of making
JPS59173055A (ja) 模様入りデザ−トの製造法
JP3672427B2 (ja) ゼリー状食品の製造方法
CN104286107A (zh) 一种椰奶芝士蛋糕的生产方法
RU2572573C1 (ru) Композиция для производства творожного глазированного сырка
JP4340029B2 (ja) チーズ及びその製造法
JP4364080B2 (ja) 2層カスタードプリンの製造方法
JP2519503B2 (ja) ゼリ―カプセル体を含有するチ―ズ食品及びその製造法
JP3181975B2 (ja) ゼリーインゼリー
JPH02257841A (ja) 気泡入り二層ゼリーの製造方法
JP7188969B2 (ja) 多層のゲル状食品の製造方法
JPH0353902B2 (ja)
JP2001218561A (ja) 層状ゼリー食品及びその製造法
JPH01206960A (ja) ゲル状物
JPS59140839A (ja) ゲル状デザ−トの製造法
JPH0515321A (ja) アイスシエイク用ゼリーシロツプ