JPH10277342A - ガス分離装置及び方法 - Google Patents
ガス分離装置及び方法Info
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- JPH10277342A JPH10277342A JP9083779A JP8377997A JPH10277342A JP H10277342 A JPH10277342 A JP H10277342A JP 9083779 A JP9083779 A JP 9083779A JP 8377997 A JP8377997 A JP 8377997A JP H10277342 A JPH10277342 A JP H10277342A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 再生を大気圧以下で行うPSA装置の小型化
及びガス回収率の向上を図れるとともに、消費動力を低
減することができるガス分離装置及び方法を提供する。 【解決手段】 複数の吸着塔A,Bの中の一つの吸着塔
のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを連通させる
出口部均圧弁5a,5bを有する出口部均圧ライン6
と、一つの吸着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口
部とを直列に連通させる直列均圧弁7a,7bを有する
直列均圧ライン9とを備え、一つの吸着塔のガス出口部
と他の吸着塔のガス出口部とを互いに連通させる第1の
均圧操作と、一つの吸着塔のガス出口部と他の吸着塔の
ガス入口部とを直列に連通させる第2の均圧操作とを行
う。
及びガス回収率の向上を図れるとともに、消費動力を低
減することができるガス分離装置及び方法を提供する。 【解決手段】 複数の吸着塔A,Bの中の一つの吸着塔
のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを連通させる
出口部均圧弁5a,5bを有する出口部均圧ライン6
と、一つの吸着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口
部とを直列に連通させる直列均圧弁7a,7bを有する
直列均圧ライン9とを備え、一つの吸着塔のガス出口部
と他の吸着塔のガス出口部とを互いに連通させる第1の
均圧操作と、一つの吸着塔のガス出口部と他の吸着塔の
ガス入口部とを直列に連通させる第2の均圧操作とを行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス分離装置及び
方法に関し、特に、空気を原料として酸素や窒素を分離
する圧力変動吸着式のガス分離に好適に利用できるガス
分離装置及び方法に関する。
方法に関し、特に、空気を原料として酸素や窒素を分離
する圧力変動吸着式のガス分離に好適に利用できるガス
分離装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力変動吸着式ガス分離方法(Pres
sure Swing Adsorption、以下P
SA法と略記する)は、空気から酸素を濃縮する場合等
において広く工業的に用いられている。空気から酸素を
濃縮する場合には、一般的に、加圧下で吸着剤に空気を
接触させて窒素等を選択的に吸着させ、比較的吸着し難
い酸素を製品ガスとして取り出す吸着工程と、窒素等を
吸着した吸着剤の雰囲気を大気圧あるいは大気圧以下に
減圧して吸着剤から窒素等を脱着させ、吸着剤を再生す
る再生工程とを主要な工程として繰り返す方法である。
製品を連続的に発生させるために、吸着塔は複数個使用
するのが普通である。吸着剤としては、通称MSー5
A,MSー10X,MSー13Xあるいはモルデナイト
等のゼオライトが用いられる。
sure Swing Adsorption、以下P
SA法と略記する)は、空気から酸素を濃縮する場合等
において広く工業的に用いられている。空気から酸素を
濃縮する場合には、一般的に、加圧下で吸着剤に空気を
接触させて窒素等を選択的に吸着させ、比較的吸着し難
い酸素を製品ガスとして取り出す吸着工程と、窒素等を
吸着した吸着剤の雰囲気を大気圧あるいは大気圧以下に
減圧して吸着剤から窒素等を脱着させ、吸着剤を再生す
る再生工程とを主要な工程として繰り返す方法である。
製品を連続的に発生させるために、吸着塔は複数個使用
するのが普通である。吸着剤としては、通称MSー5
A,MSー10X,MSー13Xあるいはモルデナイト
等のゼオライトが用いられる。
【0003】PSA法の性能を向上させる方法として、
例えば、吸着工程終了時の吸着塔内に残る比較的濃縮さ
れた製品ガスを、再生工程を終了した吸着塔に回収する
均圧操作がある。特開平5−192527号公報には、
均圧操作を2段階に分け、吸着塔の上部同士を連結して
行う均圧と、吸着塔の上部と他の吸着塔の下部とを連結
する均圧操作を連続的に行う方法が開示されている。し
かし、同公報に示された実施例は、いずれも再生を大気
圧で行う、いわゆる大気圧再生法であって、近年広く実
施されるようになった再生を大気圧以下で行う、いわゆ
る真空再生法については記載されていない。
例えば、吸着工程終了時の吸着塔内に残る比較的濃縮さ
れた製品ガスを、再生工程を終了した吸着塔に回収する
均圧操作がある。特開平5−192527号公報には、
均圧操作を2段階に分け、吸着塔の上部同士を連結して
行う均圧と、吸着塔の上部と他の吸着塔の下部とを連結
する均圧操作を連続的に行う方法が開示されている。し
かし、同公報に示された実施例は、いずれも再生を大気
圧で行う、いわゆる大気圧再生法であって、近年広く実
施されるようになった再生を大気圧以下で行う、いわゆ
る真空再生法については記載されていない。
【0004】また、特開平1−236914号公報に
は、真空再生を行なうPSA法において、吸着工程終了
時に塔内に残留したガスを、主として他の吸着塔の再生
工程時のパージガスとして使用する方法が開示されてい
る。また、同公報には、他の吸着塔からの短時間のガス
回収に続き、原料ガスと製品槽とからの製品ガスの逆戻
しによって再加圧を行う方法も開示されている。
は、真空再生を行なうPSA法において、吸着工程終了
時に塔内に残留したガスを、主として他の吸着塔の再生
工程時のパージガスとして使用する方法が開示されてい
る。また、同公報には、他の吸着塔からの短時間のガス
回収に続き、原料ガスと製品槽とからの製品ガスの逆戻
しによって再加圧を行う方法も開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吸着塔の再加
圧における主たる加圧を原料ガスと製品ガスとによって
行う場合は、製品ガス圧力の変動を引き起こし、製品槽
の容積を大きくせざるを得なくなる。また空気による加
圧は、比較的低い圧力状態に対して行われるため、空気
の急激な流入によって不純物成分である窒素が吸着塔の
製品出口端部方向に流れ込む可能性がある。このような
操作は、ガス分離のために負の要因である。
圧における主たる加圧を原料ガスと製品ガスとによって
行う場合は、製品ガス圧力の変動を引き起こし、製品槽
の容積を大きくせざるを得なくなる。また空気による加
圧は、比較的低い圧力状態に対して行われるため、空気
の急激な流入によって不純物成分である窒素が吸着塔の
製品出口端部方向に流れ込む可能性がある。このような
操作は、ガス分離のために負の要因である。
【0006】そこで本発明は、上述の従来装置及び方法
における欠点を解消し、装置の小型化及びガス回収率の
向上を図れるとともに、消費動力を低減することができ
るガス分離装置及び方法を提供することを目的としてい
る。
における欠点を解消し、装置の小型化及びガス回収率の
向上を図れるとともに、消費動力を低減することができ
るガス分離装置及び方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス分離装置は、吸着剤を充填した複数の
吸着塔を吸着工程と再生工程とに切換えてガスを分離す
る圧力変動吸着式のガス分離装置において、一つの吸着
塔のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを連通させ
る出口部均圧弁を有する出口部均圧ラインと、一つの吸
着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口部とを直列に
連通させる直列均圧弁を有する直列均圧ラインとを備え
たことを特徴としている。
め、本発明のガス分離装置は、吸着剤を充填した複数の
吸着塔を吸着工程と再生工程とに切換えてガスを分離す
る圧力変動吸着式のガス分離装置において、一つの吸着
塔のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを連通させ
る出口部均圧弁を有する出口部均圧ラインと、一つの吸
着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口部とを直列に
連通させる直列均圧弁を有する直列均圧ラインとを備え
たことを特徴としている。
【0008】また、本発明のガス分離装置方法は、一つ
の吸着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを互
いに連通させることによる第1の均圧操作と、一つの吸
着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口部とを直列に
連通させることによる第2の均圧操作とを行うことを特
徴とし、特に、前記第1の均圧操作における圧力の上昇
を、前記第1の均圧操作の圧力上昇と前記第2の均圧操
作の圧力上昇との合計の20〜60%とすることを特徴
としている。
の吸着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス出口部とを互
いに連通させることによる第1の均圧操作と、一つの吸
着塔のガス出口部と他の吸着塔のガス入口部とを直列に
連通させることによる第2の均圧操作とを行うことを特
徴とし、特に、前記第1の均圧操作における圧力の上昇
を、前記第1の均圧操作の圧力上昇と前記第2の均圧操
作の圧力上昇との合計の20〜60%とすることを特徴
としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のガス分離装置の一
形態例を示す系統図である。このPSA装置は、2個の
吸着塔A,Bを有する2塔式のPSA装置であって、循
環経路1を備えた空気圧縮機2と、製品ガスを貯留する
製品槽3と、再生時に塔内を減圧する真空ポンプ4とに
加え、出口部均圧弁5a,5bを備えた出口部均圧ライ
ン6と、直列均圧弁7a,7b及び調節弁8を備えた直
列均圧ライン9とを有している。また、各吸着塔A,B
には、入口弁10a,10b、逆止弁11a,11b、
パージガス導入弁12a,12b、再生出口弁13a,
13bがそれぞれ設けられ、製品槽3からパージガス導
入弁12a,12bに至るパージライン(兼再加圧ライ
ン)14には、パージ弁15,調節弁16,流量計17
が設けられ、真空ポンプ4の上流には、放出弁18が設
けられている。
形態例を示す系統図である。このPSA装置は、2個の
吸着塔A,Bを有する2塔式のPSA装置であって、循
環経路1を備えた空気圧縮機2と、製品ガスを貯留する
製品槽3と、再生時に塔内を減圧する真空ポンプ4とに
加え、出口部均圧弁5a,5bを備えた出口部均圧ライ
ン6と、直列均圧弁7a,7b及び調節弁8を備えた直
列均圧ライン9とを有している。また、各吸着塔A,B
には、入口弁10a,10b、逆止弁11a,11b、
パージガス導入弁12a,12b、再生出口弁13a,
13bがそれぞれ設けられ、製品槽3からパージガス導
入弁12a,12bに至るパージライン(兼再加圧ライ
ン)14には、パージ弁15,調節弁16,流量計17
が設けられ、真空ポンプ4の上流には、放出弁18が設
けられている。
【0010】次に、上記構成のPSA装置の作用及びこ
のPSA装置を使用したガス分離方法を図2に基づいて
説明する。図2は、主要な構成機器と各工程におけるガ
スの流れとを示す説明図である。
のPSA装置を使用したガス分離方法を図2に基づいて
説明する。図2は、主要な構成機器と各工程におけるガ
スの流れとを示す説明図である。
【0011】工程1:図2(イ)に示す状態 圧縮機2からの原料空気が、入口弁10aを通って吸着
工程にある吸着塔Aに流入し、原料空気中の窒素が吸着
剤に優先的に吸着され、塔出口(製品出口端)に向かっ
て酸素が濃縮される。製品酸素は、逆止弁11aを通っ
て製品槽3に流入し、製品槽3を充圧するとともに、製
品槽3内の製品酸素が調節弁19を通って使用先へ送ら
れる。
工程にある吸着塔Aに流入し、原料空気中の窒素が吸着
剤に優先的に吸着され、塔出口(製品出口端)に向かっ
て酸素が濃縮される。製品酸素は、逆止弁11aを通っ
て製品槽3に流入し、製品槽3を充圧するとともに、製
品槽3内の製品酸素が調節弁19を通って使用先へ送ら
れる。
【0012】一方、吸着塔Bは、吸着塔Aが吸着工程を
行っている間、塔内に製品酸素の一部を使用したパージ
ガスを導入し、これを真空ポンプ4により吸引排気する
パージ排気操作を行っている。パージガスは、製品槽3
からパージライン14,パージ弁15,調節弁16,流
量計17及びパージガス導入弁12bを経て吸着塔Bの
製品出口端から塔内に流入し、塔内のガスは、原料入口
側の再生出口弁13bから真空ポンプ4に吸引されて大
気に放出される。このパージ排気工程を行うことによ
り、吸着塔B内の吸着剤に吸着されている窒素等の脱着
が促進される。
行っている間、塔内に製品酸素の一部を使用したパージ
ガスを導入し、これを真空ポンプ4により吸引排気する
パージ排気操作を行っている。パージガスは、製品槽3
からパージライン14,パージ弁15,調節弁16,流
量計17及びパージガス導入弁12bを経て吸着塔Bの
製品出口端から塔内に流入し、塔内のガスは、原料入口
側の再生出口弁13bから真空ポンプ4に吸引されて大
気に放出される。このパージ排気工程を行うことによ
り、吸着塔B内の吸着剤に吸着されている窒素等の脱着
が促進される。
【0013】工程2:図2(ロ)に示す状態 前記吸着塔Aにおいて、窒素の吸着前線が吸着塔出口端
に向かって進行し、製品濃度が決められた値より低下し
始めたら工程が切換えられ、空気圧縮機2が循環経路1
を使用した待機運転に入って吸着塔1aへの原料空気の
供給が止まるとともに、両塔の製品出口端同士が連結さ
れて出口部均圧ライン6を使用した第1の均圧操作が行
われる。これにより、吸着塔Aの製品出口端から流出し
たガスは、出口部均圧ライン6の出口部均圧弁5a,5
bを通って吸着塔Bの製品出口端から塔内に流入する。
このとき、吸着塔Bでは、前記真空ポンプ4による排気
は終了しており、塔内に流入するガスにより吸着塔Bが
加圧される。また、吸着塔Aでは、前記再生出口弁13
aが開いて原料入口側からの排気も開始される。なお、
このように両吸着塔A,Bが吸着工程を行っていない間
も、製品槽3からの製品酸素の供給は連続して行われて
いる。
に向かって進行し、製品濃度が決められた値より低下し
始めたら工程が切換えられ、空気圧縮機2が循環経路1
を使用した待機運転に入って吸着塔1aへの原料空気の
供給が止まるとともに、両塔の製品出口端同士が連結さ
れて出口部均圧ライン6を使用した第1の均圧操作が行
われる。これにより、吸着塔Aの製品出口端から流出し
たガスは、出口部均圧ライン6の出口部均圧弁5a,5
bを通って吸着塔Bの製品出口端から塔内に流入する。
このとき、吸着塔Bでは、前記真空ポンプ4による排気
は終了しており、塔内に流入するガスにより吸着塔Bが
加圧される。また、吸着塔Aでは、前記再生出口弁13
aが開いて原料入口側からの排気も開始される。なお、
このように両吸着塔A,Bが吸着工程を行っていない間
も、製品槽3からの製品酸素の供給は連続して行われて
いる。
【0014】工程3:図2(ハ)に示す状態 前記工程2において、吸着塔A内の比較的製品品位に近
い酸素が吸着塔Bの製品出口側に回収されると、次い
で、製品品位よりはかなり酸素濃度は低いが空気よりは
酸素濃度が高いガスを回収するための第2の均圧操作が
行われる。この工程で吸着塔Aの製品出口端から流出し
たガスは、出口部均圧弁5a,調節弁8,直列均圧弁7
bを通る直列均圧ライン9を通って原料入口側から吸着
塔B内に流入し、吸着塔Bは、前工程に引き続いて更に
加圧される。この工程でも、吸着塔Aは、再生出口弁1
3aからの排気が継続されている。
い酸素が吸着塔Bの製品出口側に回収されると、次い
で、製品品位よりはかなり酸素濃度は低いが空気よりは
酸素濃度が高いガスを回収するための第2の均圧操作が
行われる。この工程で吸着塔Aの製品出口端から流出し
たガスは、出口部均圧弁5a,調節弁8,直列均圧弁7
bを通る直列均圧ライン9を通って原料入口側から吸着
塔B内に流入し、吸着塔Bは、前工程に引き続いて更に
加圧される。この工程でも、吸着塔Aは、再生出口弁1
3aからの排気が継続されている。
【0015】工程4:図2(ニ)に示す状態 吸着塔Aは、塔内に保持していた比較的酸素が濃縮され
たガスを、上記工程3で吸着塔Bに回収したので、この
工程4では、真空ポンプ4による塔内の排気に移行し、
吸着剤の減圧再生を行う。なお、この塔内の排気の初期
段階において、吸着塔A内の圧力が大気圧より大幅に高
い場合には、真空ポンプ4を保護するため、放出弁18
を一時的に開いて塔内のガスを真空ポンプ4を経由せず
に大気に直接放出する工程を追加してもよい。
たガスを、上記工程3で吸着塔Bに回収したので、この
工程4では、真空ポンプ4による塔内の排気に移行し、
吸着剤の減圧再生を行う。なお、この塔内の排気の初期
段階において、吸着塔A内の圧力が大気圧より大幅に高
い場合には、真空ポンプ4を保護するため、放出弁18
を一時的に開いて塔内のガスを真空ポンプ4を経由せず
に大気に直接放出する工程を追加してもよい。
【0016】一方、吸着塔Bには、吸着塔下部の原料入
口側から原料空気が圧縮機2,入口弁10bを経て供給
され、吸着塔上部の製品出口端から製品槽3内の製品酸
素の一部がパージライン14,パージ弁15,調節弁1
6,流量計17,パージガス導入弁12bを経て供給さ
れ、吸着塔B内の加圧が行われる。
口側から原料空気が圧縮機2,入口弁10bを経て供給
され、吸着塔上部の製品出口端から製品槽3内の製品酸
素の一部がパージライン14,パージ弁15,調節弁1
6,流量計17,パージガス導入弁12bを経て供給さ
れ、吸着塔B内の加圧が行われる。
【0017】そして、吸着塔B内が所定圧力に上昇する
と、逆止弁11bから製品槽3に向けての製品酸素の流
出が始まり、吸着塔Bが、工程1における吸着塔Aと同
じ吸着工程に入るとともに、吸着塔Aが図2(イ)に示
す吸着塔Bと同じパージ排気工程を行う。これ以降の工
程5〜8では、図2(イ)〜(ニ)における吸着塔Aと
吸着塔Bとが入れ替った状態で工程が進み、最後の工程
8を終えると、図2(イ)に示す状態に戻る。
と、逆止弁11bから製品槽3に向けての製品酸素の流
出が始まり、吸着塔Bが、工程1における吸着塔Aと同
じ吸着工程に入るとともに、吸着塔Aが図2(イ)に示
す吸着塔Bと同じパージ排気工程を行う。これ以降の工
程5〜8では、図2(イ)〜(ニ)における吸着塔Aと
吸着塔Bとが入れ替った状態で工程が進み、最後の工程
8を終えると、図2(イ)に示す状態に戻る。
【0018】すなわち、一つの吸着塔において、吸着工
程(工程1)、出口部均圧ライン6を使用したガス放出
側となる第1の均圧操作(工程2)、直列均圧ライン9
を使用したガス放出側となる第2の均圧操作(工程
3)、真空ポンプ4による減圧再生操作(工程4)、パ
ージガスを使用したパージ排気操作(工程5)、出口部
均圧ライン6を使用したガス受入側となる第1の均圧操
作(工程6)、直列均圧ライン9を使用したガス受入側
となる第2の均圧操作(工程7)、原料空気と製品酸素
の一部とによる加圧操作(工程8)からなる8工程を順
次行い、2個の吸着塔において、これらの工程を順次切
換えながら行うことにより、連続的に製品酸素を得るよ
うにしている。
程(工程1)、出口部均圧ライン6を使用したガス放出
側となる第1の均圧操作(工程2)、直列均圧ライン9
を使用したガス放出側となる第2の均圧操作(工程
3)、真空ポンプ4による減圧再生操作(工程4)、パ
ージガスを使用したパージ排気操作(工程5)、出口部
均圧ライン6を使用したガス受入側となる第1の均圧操
作(工程6)、直列均圧ライン9を使用したガス受入側
となる第2の均圧操作(工程7)、原料空気と製品酸素
の一部とによる加圧操作(工程8)からなる8工程を順
次行い、2個の吸着塔において、これらの工程を順次切
換えながら行うことにより、連続的に製品酸素を得るよ
うにしている。
【0019】このような工程において、吸着工程を終了
した吸着塔内に保持される酸素分に富んだガスを吸着剤
の再生を終了した吸着塔内に回収するための均圧操作
を、第1の均圧操作と第2の均圧操作とに分けて行い、
かつ、両均圧操作により移動するガスでガス受入側とな
る吸着塔内を加圧することにより、酸素回収率を向上さ
せることができる。
した吸着塔内に保持される酸素分に富んだガスを吸着剤
の再生を終了した吸着塔内に回収するための均圧操作
を、第1の均圧操作と第2の均圧操作とに分けて行い、
かつ、両均圧操作により移動するガスでガス受入側とな
る吸着塔内を加圧することにより、酸素回収率を向上さ
せることができる。
【0020】すなわち、第1の均圧操作において、吸着
工程を終了した第1の吸着塔の製品出口部に存在する製
品酸素に近い濃度の酸素分を、次に吸着工程を行う第2
の吸着塔の製品出口端部近くに回収して塔内を加圧し、
次いで、第2の均圧操作において、第1の吸着塔内の製
品品位よりは低いが空気よりは濃縮された状態の酸素分
を、第2の吸着塔の原料入口側に回収して塔内を加圧す
ることにより、不純成分である窒素の量に応じたガスの
流れにより、酸素分の回収と吸着塔の加圧とを行うこと
ができる。これにより、回収するガス量を増やすことが
でき、高い酸素回収率を達成することができる。
工程を終了した第1の吸着塔の製品出口部に存在する製
品酸素に近い濃度の酸素分を、次に吸着工程を行う第2
の吸着塔の製品出口端部近くに回収して塔内を加圧し、
次いで、第2の均圧操作において、第1の吸着塔内の製
品品位よりは低いが空気よりは濃縮された状態の酸素分
を、第2の吸着塔の原料入口側に回収して塔内を加圧す
ることにより、不純成分である窒素の量に応じたガスの
流れにより、酸素分の回収と吸着塔の加圧とを行うこと
ができる。これにより、回収するガス量を増やすことが
でき、高い酸素回収率を達成することができる。
【0021】また、工程2,3では,吸着塔Aの均圧操
作を行いながら塔下部からの排気を始めるので、真空ポ
ンプ4の遊び時間を無くすことができ、効率的な操作を
することができる。
作を行いながら塔下部からの排気を始めるので、真空ポ
ンプ4の遊び時間を無くすことができ、効率的な操作を
することができる。
【0022】前述の各均圧操作によって回収するガス量
は、良好な性能を引き出す上で重要であり、両均圧操作
(第1と第2の均圧操作の合計)で上昇する塔の圧力を
基準として、第1の均圧操作で回収するガス量(圧力上
昇)を20〜60%、第2の均圧操作によって回収する
ガス量(圧力上昇)を80〜40%にすることが好まし
い。なかでも、吸着塔上部同士(製品出口端同士)を連
結した第1の均圧操作は、上部−下部(製品出口端−原
料入口側)を連結した第2の均圧操作よりやや少な目に
することがより好ましい。第1の均圧操作で回収するガ
スの量が20%を著しく下回ると吸着剤当たりの酸素発
生量は増加するものの酸素回収率が低くなり、第1の均
圧操作で回収するガス量が60%を著しく超えると酸素
回収率は増加するものの吸着剤量当たりの酸素発生量が
低下するので好ましくない。
は、良好な性能を引き出す上で重要であり、両均圧操作
(第1と第2の均圧操作の合計)で上昇する塔の圧力を
基準として、第1の均圧操作で回収するガス量(圧力上
昇)を20〜60%、第2の均圧操作によって回収する
ガス量(圧力上昇)を80〜40%にすることが好まし
い。なかでも、吸着塔上部同士(製品出口端同士)を連
結した第1の均圧操作は、上部−下部(製品出口端−原
料入口側)を連結した第2の均圧操作よりやや少な目に
することがより好ましい。第1の均圧操作で回収するガ
スの量が20%を著しく下回ると吸着剤当たりの酸素発
生量は増加するものの酸素回収率が低くなり、第1の均
圧操作で回収するガス量が60%を著しく超えると酸素
回収率は増加するものの吸着剤量当たりの酸素発生量が
低下するので好ましくない。
【0023】さらに工程4(8)の初期において、これ
から吸着工程が始まる吸着塔B(A)内の圧力が負圧で
ある場合には、空気圧縮機2の循環経路1をバイパス系
統として使用し、これに設けられている自動弁を工程開
始時の一時期だけ開いて大気空気を空気圧縮機2を通す
ことなく吸着塔B(A)へ導入することも空気圧縮機2
の保護のために有効である。
から吸着工程が始まる吸着塔B(A)内の圧力が負圧で
ある場合には、空気圧縮機2の循環経路1をバイパス系
統として使用し、これに設けられている自動弁を工程開
始時の一時期だけ開いて大気空気を空気圧縮機2を通す
ことなく吸着塔B(A)へ導入することも空気圧縮機2
の保護のために有効である。
【0024】
実施例1 図1に示す構成の装置を図2に示すプロセスで運転を行
い、空気から酸素に富む製品ガスを分離する実験を行っ
た。吸着剤にはMS−5A型ゼオライトを使用し、操作
条件は、吸着圧力=0.25kg/cm2 (ゲージ
圧)、再生圧力=200mmHg、原料空気温度=25
℃、サイクルタイム=60秒とし、第1の均圧操作の圧
力上昇割合は40%とした。
い、空気から酸素に富む製品ガスを分離する実験を行っ
た。吸着剤にはMS−5A型ゼオライトを使用し、操作
条件は、吸着圧力=0.25kg/cm2 (ゲージ
圧)、再生圧力=200mmHg、原料空気温度=25
℃、サイクルタイム=60秒とし、第1の均圧操作の圧
力上昇割合は40%とした。
【0025】その結果、図3の実線に示す通りの酸素濃
度と酸素回収率との関係が得られた。なお、酸素濃度は
容積%であり、酸素回収率は、原料空気中の酸素に対す
る製品ガス中の酸素の百分率である。比較例として、前
記工程2及び工程3を行わず、工程1と工程4とのみを
行った場合の酸素濃度と酸素回収率とは、図3の破線に
示す通りとなった。この結果から、本発明による酸素分
離性能は、比較例に対して著しく良いことがわかる。
度と酸素回収率との関係が得られた。なお、酸素濃度は
容積%であり、酸素回収率は、原料空気中の酸素に対す
る製品ガス中の酸素の百分率である。比較例として、前
記工程2及び工程3を行わず、工程1と工程4とのみを
行った場合の酸素濃度と酸素回収率とは、図3の破線に
示す通りとなった。この結果から、本発明による酸素分
離性能は、比較例に対して著しく良いことがわかる。
【0026】実施例2 第1の均圧操作の量を20%,40%及び60%とした
以外は,実施例1と同じ条件で酸素分離の実験を行っ
た。製品酸素濃度が90容積%であるときの酸素回収率
と吸着剤単位量あたりの酸素発生量とは、表1に示す通
りとなった。第1の均圧操作のガス回収率を10%にす
ると酸素回収率が表1の値より低下し、第1の均圧操作
の回収率を80%にすると酸素発生量が表1の値より低
下した。
以外は,実施例1と同じ条件で酸素分離の実験を行っ
た。製品酸素濃度が90容積%であるときの酸素回収率
と吸着剤単位量あたりの酸素発生量とは、表1に示す通
りとなった。第1の均圧操作のガス回収率を10%にす
ると酸素回収率が表1の値より低下し、第1の均圧操作
の回収率を80%にすると酸素発生量が表1の値より低
下した。
【0027】
【表1】 (注)吸着剤当たり発生量は全吸着剤を基準にした。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス分離
装置及び方法によれば、分離性能が向上するので、装置
を小型化でき、消費動力も低減できる。また、製品量を
一定量に保ったとき、圧力、気温等の条件変動に対して
純度の安定性を増すことができる。
装置及び方法によれば、分離性能が向上するので、装置
を小型化でき、消費動力も低減できる。また、製品量を
一定量に保ったとき、圧力、気温等の条件変動に対して
純度の安定性を増すことができる。
【図1】 本発明のPSA装置の一形態例を示す系統図
である。
である。
【図2】 各工程におけるガスの流れを示す説明図であ
る。
る。
【図3】 実施例1における酸素濃度と酸素回収率との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
2…空気圧縮機、3…製品槽、4…真空ポンプ、5a,
5b…出口部均圧弁、6…出口部均圧ライン、7a,7
b…直列均圧弁、8…調節弁、9…直列均圧ライン、
A,B…吸着塔
5b…出口部均圧弁、6…出口部均圧ライン、7a,7
b…直列均圧弁、8…調節弁、9…直列均圧ライン、
A,B…吸着塔
Claims (3)
- 【請求項1】 吸着剤を充填した複数の吸着塔を吸着工
程と再生工程とに切換えてガスを分離する圧力変動吸着
式のガス分離装置において、一つの吸着塔のガス出口部
と他の吸着塔のガス出口部とを連通させる出口部均圧弁
を有する出口部均圧ラインと、一つの吸着塔のガス出口
部と他の吸着塔のガス入口部とを直列に連通させる直列
均圧弁を有する直列均圧ラインとを備えたことを特徴と
するガス分離装置。 - 【請求項2】 吸着剤を充填した複数の吸着塔を吸着工
程と再生工程とに切換えてガスを分離する圧力変動吸着
式のガス分離方法において、一つの吸着塔のガス出口部
と他の吸着塔のガス出口部とを互いに連通させることに
よる第1の均圧操作と、一つの吸着塔のガス出口部と他
の吸着塔のガス入口部とを直列に連通させることによる
第2の均圧操作とを行うことを特徴とするガス分離方
法。 - 【請求項3】 前記第1の均圧操作における圧力の上昇
を、前記第1の均圧操作の圧力上昇と前記第2の均圧操
作の圧力上昇との合計の20〜60%とすることを特徴
とする請求項2記載のガス分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083779A JPH10277342A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | ガス分離装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083779A JPH10277342A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | ガス分離装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277342A true JPH10277342A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13812115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9083779A Pending JPH10277342A (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | ガス分離装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277342A (ja) |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP9083779A patent/JPH10277342A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |