JPH10277832A - バイトセットホルダ、及びこれを用いた切削方法 - Google Patents
バイトセットホルダ、及びこれを用いた切削方法Info
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- JPH10277832A JPH10277832A JP9084902A JP8490297A JPH10277832A JP H10277832 A JPH10277832 A JP H10277832A JP 9084902 A JP9084902 A JP 9084902A JP 8490297 A JP8490297 A JP 8490297A JP H10277832 A JPH10277832 A JP H10277832A
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- Japan
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- cutting
- tool
- workpiece
- set holder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のバイトを用いて、工作物に深さの異な
る複数の溝を形成する場合に、各バイトと工作物との相
対位置調節をまとめて行なえるようにする。 【解決手段】 複数のバイト40a,40b,…40f
は、バイトセットホルダ10に取り付ける。このバイト
セットホルダ10は、各バイトが固定されるバイト台2
0,20,…と、バイト台20,20,…に固定された
バイト40a,40b,…40fを相互に平行に且つバ
イトの切り込み方向Cに移動可能にバイト台20,2
0,…を支持するベース11と、各バイト40a,40
b,…40fをそれぞれ切り込み方向Cに個別に移動さ
せて、各バイトの切り込み方向Cの位置を調節するバイ
ト位置調節ボルト30とを備えている。
る複数の溝を形成する場合に、各バイトと工作物との相
対位置調節をまとめて行なえるようにする。 【解決手段】 複数のバイト40a,40b,…40f
は、バイトセットホルダ10に取り付ける。このバイト
セットホルダ10は、各バイトが固定されるバイト台2
0,20,…と、バイト台20,20,…に固定された
バイト40a,40b,…40fを相互に平行に且つバ
イトの切り込み方向Cに移動可能にバイト台20,2
0,…を支持するベース11と、各バイト40a,40
b,…40fをそれぞれ切り込み方向Cに個別に移動さ
せて、各バイトの切り込み方向Cの位置を調節するバイ
ト位置調節ボルト30とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平削り加工や形削
り加工等に用いられるバイトを保持するためのバイトセ
ットホルダ、及びこれを用いた切削方法に関する。
り加工等に用いられるバイトを保持するためのバイトセ
ットホルダ、及びこれを用いた切削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、平板に深さの異なる複数の溝を形
成する場合、各溝形状に対応した刃先部を有する総形バ
イトを用いて平板を加工するか、又は、複数の単刃バイ
トを用いて平板を加工している。
成する場合、各溝形状に対応した刃先部を有する総形バ
イトを用いて平板を加工するか、又は、複数の単刃バイ
トを用いて平板を加工している。
【0003】しかしながら、複数の溝相互の深さの差が
小さくなると、総形バイトの製造コストが非常に高くな
り、まして、溝相互の深さの差が数十ミクロンから数ミ
クロンオーダになると、総形バイトの製造が事実上不可
能になってしまう。このため、複数の比較的微細な溝を
高精度で形成する場合、現状では、ほとんど、複数の単
刃バイトを用いて加工を行なっている。
小さくなると、総形バイトの製造コストが非常に高くな
り、まして、溝相互の深さの差が数十ミクロンから数ミ
クロンオーダになると、総形バイトの製造が事実上不可
能になってしまう。このため、複数の比較的微細な溝を
高精度で形成する場合、現状では、ほとんど、複数の単
刃バイトを用いて加工を行なっている。
【0004】複数の単刃バイトを用いて、複数の比較的
微細な溝を形成する場合、複数の溝相互の深さの差の精
度は、各単刃バイトの取付精度と加工機械の位置決め精
度に左右される、言い替えると、各単刃バイトと工作物
との相対位置精度に左右される。そこで、まず、一つの
単刃バイトで工作物に対して微小切り込み加工を行な
い、このときの加工深さを工具顕微鏡や電気マイクロ等
の測定器で測定して、この単刃バイトと工作物との相対
位置を割り出しから、この単刃バイトで工作物を加工
し、それから、この単刃バイトを加工機から外して別の
単刃バイトを加工機に取り付け、この別の単刃バイトに
関しても、同様に、工作物との相対位置の割り出しから
工作物を加工している。これらの一連の作業、すなわ
ち、調整のための微小切り込みや、工具顕微鏡等による
測定等は、いずれも微妙な作業であるため、一般に、か
なりの熟練が必要とされている。
微細な溝を形成する場合、複数の溝相互の深さの差の精
度は、各単刃バイトの取付精度と加工機械の位置決め精
度に左右される、言い替えると、各単刃バイトと工作物
との相対位置精度に左右される。そこで、まず、一つの
単刃バイトで工作物に対して微小切り込み加工を行な
い、このときの加工深さを工具顕微鏡や電気マイクロ等
の測定器で測定して、この単刃バイトと工作物との相対
位置を割り出しから、この単刃バイトで工作物を加工
し、それから、この単刃バイトを加工機から外して別の
単刃バイトを加工機に取り付け、この別の単刃バイトに
関しても、同様に、工作物との相対位置の割り出しから
工作物を加工している。これらの一連の作業、すなわ
ち、調整のための微小切り込みや、工具顕微鏡等による
測定等は、いずれも微妙な作業であるため、一般に、か
なりの熟練が必要とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
単刃バイトを用いて、複数の比較的微細な溝を加工する
場合、単刃バイトを換えるたびに、調整のための微小切
り込み、工具顕微鏡等のセット、この工具顕微鏡等を用
いての測定、この測定結果に基づく単刃バイトと工作物
との相対位置調整、を行なわなければならず、はなはだ
時間と手間がかかってしまうという問題点がある。さら
に、工具顕微鏡等による測定では、測定方向等によって
測定結果に差が生じるため、単刃バイトを換えるたび
に、工具顕微鏡等をセットすると、各単刃バイトごとの
測定結果にバラツキが生じ、結果として、複数の微細な
溝を精度よく加工できないことがあるという問題点もあ
る。
単刃バイトを用いて、複数の比較的微細な溝を加工する
場合、単刃バイトを換えるたびに、調整のための微小切
り込み、工具顕微鏡等のセット、この工具顕微鏡等を用
いての測定、この測定結果に基づく単刃バイトと工作物
との相対位置調整、を行なわなければならず、はなはだ
時間と手間がかかってしまうという問題点がある。さら
に、工具顕微鏡等による測定では、測定方向等によって
測定結果に差が生じるため、単刃バイトを換えるたび
に、工具顕微鏡等をセットすると、各単刃バイトごとの
測定結果にバラツキが生じ、結果として、複数の微細な
溝を精度よく加工できないことがあるという問題点もあ
る。
【0006】そこで、本発明は、このような従来の問題
点について着目し、比較的短時間であまり手間をかけず
に、複数の比較的微細な溝等を高精度に形成することが
できるバイトセットホルダ、及びこのバイトセットホル
ダを用いた切削方法を提供することを目的とする。
点について着目し、比較的短時間であまり手間をかけず
に、複数の比較的微細な溝等を高精度に形成することが
できるバイトセットホルダ、及びこのバイトセットホル
ダを用いた切削方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のバイトセットホルダは、複数の前記バイトが互いに略
平行な状態で配置されるベースと、複数の前記バイトが
互いに略平行な状態を維持しつつ、前記ベースに対して
複数の該バイトをその切り込み方向にそれぞれ個別に相
対移動させて、複数の該バイトのそれぞれの該切り込み
方向の位置を調節するバイト位置調節手段と、を備えて
いることを特徴とするものである。
のバイトセットホルダは、複数の前記バイトが互いに略
平行な状態で配置されるベースと、複数の前記バイトが
互いに略平行な状態を維持しつつ、前記ベースに対して
複数の該バイトをその切り込み方向にそれぞれ個別に相
対移動させて、複数の該バイトのそれぞれの該切り込み
方向の位置を調節するバイト位置調節手段と、を備えて
いることを特徴とするものである。
【0008】ここで、前記バイト位置調節手段は、複数
の前記バイトがそれぞれ固定さる複数のバイト台と、複
数の該バイト台が前記ベースに対して前記切り込み方向
にそれぞれ個別に相対移動可能に、該ベースと複数の該
バイト台とを連結し、複数の該バイト台に固定されてい
る各バイトの該切り込み方向の位置をそれぞれ調節する
位置調節部材とを有するものであってもよい。この場
合、複数の前記バイト台と前記ベースとのうち、一方に
凸部が形成され、他方に該凸部が嵌まり込み前記切り込
み方向に長いガイド溝が形成されていることが好まし
い。
の前記バイトがそれぞれ固定さる複数のバイト台と、複
数の該バイト台が前記ベースに対して前記切り込み方向
にそれぞれ個別に相対移動可能に、該ベースと複数の該
バイト台とを連結し、複数の該バイト台に固定されてい
る各バイトの該切り込み方向の位置をそれぞれ調節する
位置調節部材とを有するものであってもよい。この場
合、複数の前記バイト台と前記ベースとのうち、一方に
凸部が形成され、他方に該凸部が嵌まり込み前記切り込
み方向に長いガイド溝が形成されていることが好まし
い。
【0009】また、前記目的を達成するための切削方法
は、工作物を切削するのに必要な複数のバイトと、複数
の前記バイトが取り付けられる以上のバイトセットホル
ダと、前記工作物が固定されるテーブル、前記バイトセ
ットホルダが固定されるヘッド、及び、該テーブルと該
ヘッドとを相対移動させる移動手段を備えた切削装置
と、を予め準備しておき、複数の前記バイトを前記バイ
トセットホルダに取り付けると共に、該バイトセットホ
ルダを前記ヘッドに固定し、前記工作物を前記テーブル
に固定し、複数のバイトのうち、一つのバイトを基準バ
イトとして、前記移動手段を駆動して該基準バイトの刃
先を前記工作物に対する目的の位置に移動させ、該基準
バイトの刃先に関する目的の位置を基準位置とし、前記
基準バイトを除く他のバイトに関して、前記バイト位置
調節手段で、前記切り込み方向における他の該バイトの
刃先の位置を、前記基準位置に合わせ、又は該基準位置
から予め定めた距離の位置に合わせ、前記他のバイトに
関して、前記切り込み方向に垂直な方向における、前記
基準位置に対する該他のバイトの刃先の相対位置を測定
し、前記他のバイトに刃先に関する、前記切り込み方向
における前記基準位置に対する位置、及び前記切り込み
方向に垂直な方向における該基準位置に対する位置か
ら、該他のバイトの刃先の前記工作物に対する相対位置
を割り出し、複数の前記バイトの前記工作物に対するそ
れぞれの前記相対位置に基づいて、該工作物に対する各
バイトの動作がそれぞれの目的の動作になるよう、前記
移動手段を動作させることを特徴とするものである。
は、工作物を切削するのに必要な複数のバイトと、複数
の前記バイトが取り付けられる以上のバイトセットホル
ダと、前記工作物が固定されるテーブル、前記バイトセ
ットホルダが固定されるヘッド、及び、該テーブルと該
ヘッドとを相対移動させる移動手段を備えた切削装置
と、を予め準備しておき、複数の前記バイトを前記バイ
トセットホルダに取り付けると共に、該バイトセットホ
ルダを前記ヘッドに固定し、前記工作物を前記テーブル
に固定し、複数のバイトのうち、一つのバイトを基準バ
イトとして、前記移動手段を駆動して該基準バイトの刃
先を前記工作物に対する目的の位置に移動させ、該基準
バイトの刃先に関する目的の位置を基準位置とし、前記
基準バイトを除く他のバイトに関して、前記バイト位置
調節手段で、前記切り込み方向における他の該バイトの
刃先の位置を、前記基準位置に合わせ、又は該基準位置
から予め定めた距離の位置に合わせ、前記他のバイトに
関して、前記切り込み方向に垂直な方向における、前記
基準位置に対する該他のバイトの刃先の相対位置を測定
し、前記他のバイトに刃先に関する、前記切り込み方向
における前記基準位置に対する位置、及び前記切り込み
方向に垂直な方向における該基準位置に対する位置か
ら、該他のバイトの刃先の前記工作物に対する相対位置
を割り出し、複数の前記バイトの前記工作物に対するそ
れぞれの前記相対位置に基づいて、該工作物に対する各
バイトの動作がそれぞれの目的の動作になるよう、前記
移動手段を動作させることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態と
してのバイトセットホルダ、及びこのバイトセットホル
ダを用いた切削方法について説明する。
してのバイトセットホルダ、及びこのバイトセットホル
ダを用いた切削方法について説明する。
【0011】まず、図1〜図3を用いて、本発明に係る
一実施形態としてのバイトセットホルダについて説明す
る。図1に示すように、このバイトセットホルダ10
は、バイト40a,40b,…,40fがそれぞれ固定
される複数のバイト台20,20,…と、複数のバイト
台20,20,…に固定されているそれぞれのバイト4
0a,40b,…40fが互いに平行になり且つ平行移
動可能に、複数のバイト台20,20,…を支持するベ
ース11と、ベース11とバイト台20,20,…とを
連結し且つベース11に対するバイト台20,20,…
の相対位置を調節する位置調節ボルト30,30,…
と、を備えている。
一実施形態としてのバイトセットホルダについて説明す
る。図1に示すように、このバイトセットホルダ10
は、バイト40a,40b,…,40fがそれぞれ固定
される複数のバイト台20,20,…と、複数のバイト
台20,20,…に固定されているそれぞれのバイト4
0a,40b,…40fが互いに平行になり且つ平行移
動可能に、複数のバイト台20,20,…を支持するベ
ース11と、ベース11とバイト台20,20,…とを
連結し且つベース11に対するバイト台20,20,…
の相対位置を調節する位置調節ボルト30,30,…
と、を備えている。
【0012】このバイトセットホルダ10に取り付けら
れるバイト40は、刃41と、これが固定されるシャン
ク42とを有している。シャンク42は、略直方体状を
成し、その長手方向Cの一端部に刃41が固定されてい
る。
れるバイト40は、刃41と、これが固定されるシャン
ク42とを有している。シャンク42は、略直方体状を
成し、その長手方向Cの一端部に刃41が固定されてい
る。
【0013】各バイト台20,20,…は、図3に示す
ように、その側面形状が逆L字型を成し、Lの長辺に相
当する部分がバイト受け座部21を成し、Lの短辺に相
当する部分がバイト回転規制部25を成している。バイ
ト受け座部21は、略直方体状を成し、その長手方向に
平行な向い合う二面のうち、一方の面(以下、バイト接
触面とする。)22にバイト40のシャンク42が接
し、他方の面(以下、摺接面とする)23にガイド凸部
24が形成されている。バイト回転規制部25には、略
直方体状のシャンク42の端面が接触するバイト回転規
制面26が形成されている。なお、バイト接触面22と
バイト回転規制面26とは、90°を成している。各バ
イト台20,20,…には、そのバイト接触面22にバ
イト40のシャンク42が接触した状態で、このシャン
ク42を貫通してバイト受け座部21に捩じ込まれるバ
イト固定ボルト29により、バイト40が固定される。
また、各バイト台20,20,…には、各バイト台2
0,20,…に固定されたバイト40の長手方向に平行
なネジ孔28が形成されている。
ように、その側面形状が逆L字型を成し、Lの長辺に相
当する部分がバイト受け座部21を成し、Lの短辺に相
当する部分がバイト回転規制部25を成している。バイ
ト受け座部21は、略直方体状を成し、その長手方向に
平行な向い合う二面のうち、一方の面(以下、バイト接
触面とする。)22にバイト40のシャンク42が接
し、他方の面(以下、摺接面とする)23にガイド凸部
24が形成されている。バイト回転規制部25には、略
直方体状のシャンク42の端面が接触するバイト回転規
制面26が形成されている。なお、バイト接触面22と
バイト回転規制面26とは、90°を成している。各バ
イト台20,20,…には、そのバイト接触面22にバ
イト40のシャンク42が接触した状態で、このシャン
ク42を貫通してバイト受け座部21に捩じ込まれるバ
イト固定ボルト29により、バイト40が固定される。
また、各バイト台20,20,…には、各バイト台2
0,20,…に固定されたバイト40の長手方向に平行
なネジ孔28が形成されている。
【0014】ベース11は、図2に示すように、その側
面形状が逆L字型を成し、Lの長辺に相当する部分がバ
イト台摺接部12を成し、Lの端辺に相当する部分が位
置調節ボルト取付部15を成している。ベース11のバ
イト台摺接部12には、図1に示すように、複数のバイ
ト台20,20,…が、互いに平行になり且つそれぞれ
が個別に平行移動可能に取り付けられる。このバイト台
摺接部12には、図3に示すように、各バイト台20,
20,…のガイド凸部24,24,…が嵌まり込み、且
つ各バイト台20,20,…に固定されているバイトの
長手方向Cに平行な方向に長いガイド溝14,14,…
が形成されている。ベース11の位置調節ボルト取付部
15には、バイト台20,20,…に固定されているバ
イトの長手方向Cに平行な方向に貫通したボルト孔18
が、バイト台20,20,…の数量分だけ形成されてい
る。
面形状が逆L字型を成し、Lの長辺に相当する部分がバ
イト台摺接部12を成し、Lの端辺に相当する部分が位
置調節ボルト取付部15を成している。ベース11のバ
イト台摺接部12には、図1に示すように、複数のバイ
ト台20,20,…が、互いに平行になり且つそれぞれ
が個別に平行移動可能に取り付けられる。このバイト台
摺接部12には、図3に示すように、各バイト台20,
20,…のガイド凸部24,24,…が嵌まり込み、且
つ各バイト台20,20,…に固定されているバイトの
長手方向Cに平行な方向に長いガイド溝14,14,…
が形成されている。ベース11の位置調節ボルト取付部
15には、バイト台20,20,…に固定されているバ
イトの長手方向Cに平行な方向に貫通したボルト孔18
が、バイト台20,20,…の数量分だけ形成されてい
る。
【0015】位置調節ボルト30は、図3に示すよう
に、通常のボルトと同様、ボルト軸部31と、このボル
ト軸部31の端に固定されているボルト頭33とを有し
ている他、ボルト軸部31の中ほどに固定されているリ
ンク状の受け座32も有している。この位置調節ボルト
30は、そのボルト軸部31がベース11のボルト孔1
8を貫通し、バイト台20のネジ孔28に捩じ込まれて
いる。位置調節ボルト30のボルト頭33と受け座32
との間隔は、ベース11の位置調節ボルト取付部15の
厚さとほぼ一致している。このため、位置調節ボルト3
0は、ベース11のボルト孔18が伸びている方向に移
動できない。但し、この位置調節ボルト30は、ベース
11に対して自在に回転できる。位置調節ボルト30の
受け座32とバイト台20との間には、位置調節ボルト
30のガタ防止のために、コイルスプリング39が配さ
れている。
に、通常のボルトと同様、ボルト軸部31と、このボル
ト軸部31の端に固定されているボルト頭33とを有し
ている他、ボルト軸部31の中ほどに固定されているリ
ンク状の受け座32も有している。この位置調節ボルト
30は、そのボルト軸部31がベース11のボルト孔1
8を貫通し、バイト台20のネジ孔28に捩じ込まれて
いる。位置調節ボルト30のボルト頭33と受け座32
との間隔は、ベース11の位置調節ボルト取付部15の
厚さとほぼ一致している。このため、位置調節ボルト3
0は、ベース11のボルト孔18が伸びている方向に移
動できない。但し、この位置調節ボルト30は、ベース
11に対して自在に回転できる。位置調節ボルト30の
受け座32とバイト台20との間には、位置調節ボルト
30のガタ防止のために、コイルスプリング39が配さ
れている。
【0016】以上の構成により、いずれかの位置調節ボ
ルト30を回転させると、回転した位置調節ボルト30
が捩じ込まれているバイト台20は、ベース11のガイ
ド溝にガイドされつつ、ボルト軸部31が伸びている方
向、言い換えるとバイト40の長手方向Cに移動する。
なお、以上では、バイト40のシャンク42の形状が略
直方体であるため、便宜上、バイトセットホルダ10の
ベース11に対する各バイト40の移動方向を長手方向
と表現したが、各バイト40の移動方向は、正しくは、
そのバイトの切り込み方向(バイトで溝を切削する場合
に溝の深さが深まる方向)Cである。
ルト30を回転させると、回転した位置調節ボルト30
が捩じ込まれているバイト台20は、ベース11のガイ
ド溝にガイドされつつ、ボルト軸部31が伸びている方
向、言い換えるとバイト40の長手方向Cに移動する。
なお、以上では、バイト40のシャンク42の形状が略
直方体であるため、便宜上、バイトセットホルダ10の
ベース11に対する各バイト40の移動方向を長手方向
と表現したが、各バイト40の移動方向は、正しくは、
そのバイトの切り込み方向(バイトで溝を切削する場合
に溝の深さが深まる方向)Cである。
【0017】次に、以上で説明したバイトセットホルダ
10を用いた切削方法について説明する。
10を用いた切削方法について説明する。
【0018】この実施形態では、便宜上、図6に示すイ
ンクジェットヘッド部品60を成形する雄金型を切削加
工で形成するものとする。インクジェットヘッド部品6
0は、インクが溜るインク溜り61と、このインク溜り
61に連通した複数のインク流路溝63,63,…とが
形成されている。複数のインク流路溝63,63の相互
間は、流路隔壁62により仕切られている。インク流路
溝63は、複数の流路部63b,63c,…,63hが
直列的に並んでおり、それらの溝深さは相互に異なって
いる。このため、インクジェットヘッド部品を成形する
雄金型70は、図7に示すように、流路隔壁62を成形
する流路隔壁成形部72と、この流路隔壁成形部72に
対して突出し複数の流路部63b,63c,…,63h
を成形する複数の流路成形用凸部73b,73c,…,
73hと、同じく流路隔壁成形部72に対して突出した
インク溜り成形用凸部71とを有している。ここで、以
下の説明の都合上、各成形用凸部71,73b,73
c,…,73hの上面、つまり各溝の底面を成形する面
を、インク溜り成形用凸部71側から順に、a面、b
面、c面、d面、e面、f面、g面、h面、i面とす
る。なお、i面は、流路隔壁成形部72の上面と同じレ
ベルであり、i面の部分は、最終的に切断されて除去さ
れる。
ンクジェットヘッド部品60を成形する雄金型を切削加
工で形成するものとする。インクジェットヘッド部品6
0は、インクが溜るインク溜り61と、このインク溜り
61に連通した複数のインク流路溝63,63,…とが
形成されている。複数のインク流路溝63,63の相互
間は、流路隔壁62により仕切られている。インク流路
溝63は、複数の流路部63b,63c,…,63hが
直列的に並んでおり、それらの溝深さは相互に異なって
いる。このため、インクジェットヘッド部品を成形する
雄金型70は、図7に示すように、流路隔壁62を成形
する流路隔壁成形部72と、この流路隔壁成形部72に
対して突出し複数の流路部63b,63c,…,63h
を成形する複数の流路成形用凸部73b,73c,…,
73hと、同じく流路隔壁成形部72に対して突出した
インク溜り成形用凸部71とを有している。ここで、以
下の説明の都合上、各成形用凸部71,73b,73
c,…,73hの上面、つまり各溝の底面を成形する面
を、インク溜り成形用凸部71側から順に、a面、b
面、c面、d面、e面、f面、g面、h面、i面とす
る。なお、i面は、流路隔壁成形部72の上面と同じレ
ベルであり、i面の部分は、最終的に切断されて除去さ
れる。
【0019】この実施形態の切削方法に用いる切削装置
は、NC制御切削装置で、図4及び図5に示すように、
水平面内で互いに垂直なX方向及びY方向に移動し工作
物が載置されるテーブル51と、鉛直方向(Z方向)に
移動しバイトセットホルダ10が取り付けられるヘッド
52と、テーブル51及びヘッド52をそれぞれ移動さ
せる移動機構(図示されていない。)と、移動機構の動
作を制御する制御部(図示されていない。)とを備えて
いる。この切削装置50のテーブル51の移動には、静
圧スライド機構を採用している。
は、NC制御切削装置で、図4及び図5に示すように、
水平面内で互いに垂直なX方向及びY方向に移動し工作
物が載置されるテーブル51と、鉛直方向(Z方向)に
移動しバイトセットホルダ10が取り付けられるヘッド
52と、テーブル51及びヘッド52をそれぞれ移動さ
せる移動機構(図示されていない。)と、移動機構の動
作を制御する制御部(図示されていない。)とを備えて
いる。この切削装置50のテーブル51の移動には、静
圧スライド機構を採用している。
【0020】この実施形態において、先に述べたインク
ジェットヘッド成形用雄金型70を形成するためのバイ
ト40a,40b,…40fは、シャンク42が超鋼合
金で形成され、刃先がダイヤモンドで形成されているも
のである。また、この実施形態において、バイトセット
ホルダ10を構成するベース11とバイト台20,2
0,…とは、いずれも、熱膨張の少ないインバー材で形
成されている。
ジェットヘッド成形用雄金型70を形成するためのバイ
ト40a,40b,…40fは、シャンク42が超鋼合
金で形成され、刃先がダイヤモンドで形成されているも
のである。また、この実施形態において、バイトセット
ホルダ10を構成するベース11とバイト台20,2
0,…とは、いずれも、熱膨張の少ないインバー材で形
成されている。
【0021】まず、バイトセットホルダ10を切削装置
50のヘッド52に固定する(ステップ1)。この際、
電気マイクロ等を用いて、バイトセットホルダ10のバ
イト台摺動部12とテーブル51との角度を測定して、
この角度が90°になるように、バイトセットホルダ1
0をヘッド52にしっかりと固定する。すなわち、この
バイトセットホルダ10に取り付けられる各バイト40
の切り込み方向Cが切削装置のZ方向を正確に向くよ
う、バイトセットホルダ10をヘッド52に固定する。
続いて、テーブル51上に工作物固定治具53を固定
し、この工作物固定治具53上に黄銅製の工作物Wを固
定する(ステップ2)。
50のヘッド52に固定する(ステップ1)。この際、
電気マイクロ等を用いて、バイトセットホルダ10のバ
イト台摺動部12とテーブル51との角度を測定して、
この角度が90°になるように、バイトセットホルダ1
0をヘッド52にしっかりと固定する。すなわち、この
バイトセットホルダ10に取り付けられる各バイト40
の切り込み方向Cが切削装置のZ方向を正確に向くよ
う、バイトセットホルダ10をヘッド52に固定する。
続いて、テーブル51上に工作物固定治具53を固定
し、この工作物固定治具53上に黄銅製の工作物Wを固
定する(ステップ2)。
【0022】次に、図4において、バイトセットホルダ
10の最も(+)Z側(図1において最も右側)のバイ
ト台20に取り付けるバイト40aを基準バイトとし、
この基準バイト40aをこのバイト台20のバイト接触
面22及びバイト回転規制面26に接触させて、この基
準バイト40aをバイト固定ボルト29でバイト台20
に固定する(ステップ3)。基準バイト40aがバイト
セットホルダ10に取り付けられると、テーブル51上
に工具顕微鏡を設置して、この工具顕微鏡を見ながら、
移動機構を動作させて、この基準バイト40aの刃先を
テーブル51上の工作物Wに接触させる(ステップ
4)。そして、この基準バイト40aの刃先の位置を基
準位置として、切削装置50の制御部に入力する(ステ
ップ5)。
10の最も(+)Z側(図1において最も右側)のバイ
ト台20に取り付けるバイト40aを基準バイトとし、
この基準バイト40aをこのバイト台20のバイト接触
面22及びバイト回転規制面26に接触させて、この基
準バイト40aをバイト固定ボルト29でバイト台20
に固定する(ステップ3)。基準バイト40aがバイト
セットホルダ10に取り付けられると、テーブル51上
に工具顕微鏡を設置して、この工具顕微鏡を見ながら、
移動機構を動作させて、この基準バイト40aの刃先を
テーブル51上の工作物Wに接触させる(ステップ
4)。そして、この基準バイト40aの刃先の位置を基
準位置として、切削装置50の制御部に入力する(ステ
ップ5)。
【0023】次に、基準バイト40aの隣に取り付ける
バイト40bを、基準バイト40aと同様にバイト台2
0…に固定し、このバイト40bの刃先を工具顕微鏡で
見ながら位置調節ボルト30を操作して、このバイト4
0bのZ方向における刃先の位置を基準位置に合わせ
る。同様に、残りのバイト40c,40d,…40fに
関しても、各バイト台20,20,…に固定し、各バイ
ト40c,40d,…40fの刃先の位置を基準位置に
合わせる(ステップ6)。
バイト40bを、基準バイト40aと同様にバイト台2
0…に固定し、このバイト40bの刃先を工具顕微鏡で
見ながら位置調節ボルト30を操作して、このバイト4
0bのZ方向における刃先の位置を基準位置に合わせ
る。同様に、残りのバイト40c,40d,…40fに
関しても、各バイト台20,20,…に固定し、各バイ
ト40c,40d,…40fの刃先の位置を基準位置に
合わせる(ステップ6)。
【0024】すべてのバイト40a,40b,…40f
をバイトセットホルダ10に取り付けたところで、各バ
イト40a,40b,…40fのX方向における刃先相
互間隔を工具顕微鏡でミクロンオーダで測定する(ステ
ップ7)。そして、この測定結果を切削装置50の制御
部に入力する(ステップ8)。
をバイトセットホルダ10に取り付けたところで、各バ
イト40a,40b,…40fのX方向における刃先相
互間隔を工具顕微鏡でミクロンオーダで測定する(ステ
ップ7)。そして、この測定結果を切削装置50の制御
部に入力する(ステップ8)。
【0025】なお、以上のステップ1〜ステップ8まで
の各工程は、以上のような順序で行なってもよいが、本
発明は、これに限定されるものではなく、他の順序でお
こなってもよい。例えば、バイトセットホルダ10を切
削装置50のヘッド52に固定する前に(ステップ
1)、工作物Wをテーブル51上に固定(ステップ2)
してもよい。また、バイトセットホルダ10を切削装置
50のヘッド52に固定する前(ステップ1)に、各バ
イト40a,40b,…40fをバイトセットホルダ1
0に取り付け(ステップ3、6)、この過程で、Z方向
における基準バイト40aの刃先の位置に他のバイト4
0b,40c,…40fの刃先を合わせ、そして、各バ
イト40a,40b,…40fの刃先相互間隔を測定し
てから(ステップ7)、各バイト40a,40b,…4
0fが取り付けられているバイトセットホルダ10を切
削装置50に固定し(ステップ1)、基準バイト40a
のZ方向における刃先を工作物Wに接触させ(ステップ
4)、この基準バイト40aの刃先の位置を基準位置と
して切削装置50の制御部に入力すると共に(ステップ
5)、各バイト40a,40b,…40fのX方向にお
ける刃先相互間隔を切削装置50の制御部に入力しても
よい(ステップ8)。
の各工程は、以上のような順序で行なってもよいが、本
発明は、これに限定されるものではなく、他の順序でお
こなってもよい。例えば、バイトセットホルダ10を切
削装置50のヘッド52に固定する前に(ステップ
1)、工作物Wをテーブル51上に固定(ステップ2)
してもよい。また、バイトセットホルダ10を切削装置
50のヘッド52に固定する前(ステップ1)に、各バ
イト40a,40b,…40fをバイトセットホルダ1
0に取り付け(ステップ3、6)、この過程で、Z方向
における基準バイト40aの刃先の位置に他のバイト4
0b,40c,…40fの刃先を合わせ、そして、各バ
イト40a,40b,…40fの刃先相互間隔を測定し
てから(ステップ7)、各バイト40a,40b,…4
0fが取り付けられているバイトセットホルダ10を切
削装置50に固定し(ステップ1)、基準バイト40a
のZ方向における刃先を工作物Wに接触させ(ステップ
4)、この基準バイト40aの刃先の位置を基準位置と
して切削装置50の制御部に入力すると共に(ステップ
5)、各バイト40a,40b,…40fのX方向にお
ける刃先相互間隔を切削装置50の制御部に入力しても
よい(ステップ8)。
【0026】切削装置50の制御部は、Z方向に関して
は、すべてのバイト40a,40b,…40fの刃先が
基準位置にあるものとし、X方向に関しては、各バイト
40a,40b,…40fの刃先の基準位置に対する位
置が、ステップ8で入力された測定値に基づいた位置に
あるものとして、各バイト40a,40b,…40fの
刃先の工作物Wに対する相対位置を割り出す(ステップ
9)。制御部は、予め入力されている動作プログラム
に、各バイト40a,40b,…40fの刃先の工作物
Wに対する相対位置、言い替えると、基準位置を基準と
した各バイト40a,40b,…40fの刃先の位置が
組み込まれる(ステップ10)。
は、すべてのバイト40a,40b,…40fの刃先が
基準位置にあるものとし、X方向に関しては、各バイト
40a,40b,…40fの刃先の基準位置に対する位
置が、ステップ8で入力された測定値に基づいた位置に
あるものとして、各バイト40a,40b,…40fの
刃先の工作物Wに対する相対位置を割り出す(ステップ
9)。制御部は、予め入力されている動作プログラム
に、各バイト40a,40b,…40fの刃先の工作物
Wに対する相対位置、言い替えると、基準位置を基準と
した各バイト40a,40b,…40fの刃先の位置が
組み込まれる(ステップ10)。
【0027】以上のステップ1〜ステップ10までの工
程が終了すると、作業者は、切削装置50の制御部に対
して、切削開始の指示を与え、切削装置50の移動機構
を動作させて、各バイト40a,40b,…40fによ
る工作物Wの切削を開始させる(ステップ11)。
程が終了すると、作業者は、切削装置50の制御部に対
して、切削開始の指示を与え、切削装置50の移動機構
を動作させて、各バイト40a,40b,…40fによ
る工作物Wの切削を開始させる(ステップ11)。
【0028】実際の切削動作では、図8(a)に示すよ
うに、まず、バイト40cでa面の加工を行なう。その
際、切削装置50の移動機構を動作させて、まず、X方
向におけるバイト40cの刃先の位置を目的の位置に合
わせてから、このバイト40cの刃先が工作物Wに切り
込まれる位置までバイト40cをZ方向に移動し、そし
て、バイト40cをこの位置に固定しておいて、テーブ
ル51をY方向に移動して、このバイト40cで工作物
Wを切削する。テーブル51のY方向の移動での切削が
終了すると、テーブル51をX方向に僅かに移動させて
から、再び、テーブル51をY方向に移動させて工作物
Wを切削する。以上の動作を繰り返して、a面の加工を
行なう。
うに、まず、バイト40cでa面の加工を行なう。その
際、切削装置50の移動機構を動作させて、まず、X方
向におけるバイト40cの刃先の位置を目的の位置に合
わせてから、このバイト40cの刃先が工作物Wに切り
込まれる位置までバイト40cをZ方向に移動し、そし
て、バイト40cをこの位置に固定しておいて、テーブ
ル51をY方向に移動して、このバイト40cで工作物
Wを切削する。テーブル51のY方向の移動での切削が
終了すると、テーブル51をX方向に僅かに移動させて
から、再び、テーブル51をY方向に移動させて工作物
Wを切削する。以上の動作を繰り返して、a面の加工を
行なう。
【0029】a面が形成されると、図8(b)に示すよ
うに、バイト40cでa面の加工と同様に、g面の加工
を行なう。g面が形成されると、図8(c)に示すよう
に、バイト40cでb面及びc面の加工を行なう。
うに、バイト40cでa面の加工と同様に、g面の加工
を行なう。g面が形成されると、図8(c)に示すよう
に、バイト40cでb面及びc面の加工を行なう。
【0030】b面及びc面が形成されると、図8(d)
に示すように、バイト40dでd面、e面及びf面を加
工する。このバイト40dによる切削でも、X方向にお
けるバイト40dの刃先の位置を目的の位置に合わせて
から、このバイト40dの刃先が工作物Wに切り込まれ
る位置までバイト40dをZ方向に移動し、そして、バ
イト40dをこの位置に固定しておいて、テーブル51
をY方向に移動して、このバイト40dで工作物Wを切
削する。テーブル51のY方向の移動での切削が終了す
ると、テーブル51をX方向に僅かに移動させてから、
再び、テーブル51をY方向に移動させて工作物Wを切
削する。以上の動作を繰り返して、d面、e面及びf面
の加工を行なう。
に示すように、バイト40dでd面、e面及びf面を加
工する。このバイト40dによる切削でも、X方向にお
けるバイト40dの刃先の位置を目的の位置に合わせて
から、このバイト40dの刃先が工作物Wに切り込まれ
る位置までバイト40dをZ方向に移動し、そして、バ
イト40dをこの位置に固定しておいて、テーブル51
をY方向に移動して、このバイト40dで工作物Wを切
削する。テーブル51のY方向の移動での切削が終了す
ると、テーブル51をX方向に僅かに移動させてから、
再び、テーブル51をY方向に移動させて工作物Wを切
削する。以上の動作を繰り返して、d面、e面及びf面
の加工を行なう。
【0031】d面、e面及びf面が形成されると、バイ
トeで、図8(e)に示すように、h面及びi面を加工
する。
トeで、図8(e)に示すように、h面及びi面を加工
する。
【0032】工作物Wに、a面、b面、…、i面が形成
されると、この工作物Wを工作物固定治具53から取り
外し(ステップ12)、工作物Wのi面部分を切り除い
て、雄金型70を完成させる。なお、以上の切削加工後
に、工作物Wの角等の形成されたバリを除去する目的
で、工作物Wを化学研磨液等に浸すとよい。
されると、この工作物Wを工作物固定治具53から取り
外し(ステップ12)、工作物Wのi面部分を切り除い
て、雄金型70を完成させる。なお、以上の切削加工後
に、工作物Wの角等の形成されたバリを除去する目的
で、工作物Wを化学研磨液等に浸すとよい。
【0033】以上のように、この実施形態では、複数の
バイト40a,40b,…,40fをバイトセットホル
ダ10に連続してセットし、各バイト40a,40b,
…,40fと工作物Wとの相対位置調節をまとめて行な
っているので、各バイトを使用する毎に、一々、調整の
ための微小切り込み、工具顕微鏡等のセット、この工具
顕微鏡等を用いての測定、この測定結果に基づくバイト
と工作物との相対位置調整等を行なう必要がなくなり、
短時間で且つあまり手間を掛けずに、複数の微細な溝を
形成することができる。特に、この実施形態では、各バ
イトは、それぞれの切り込み方向Cが平行になるようバ
イトセットホルダ10に取り付けられ、しかも、各バイ
ト40a,40b,…40fは、独自に切り込み方向C
に移動させることができるので、切り込み方向Cにおけ
る各バイト40a,40b,…40fの刃先の位置を容
易に基準位置に合わせることができる。さらに、この実
施形態では、工具顕微鏡等を一度セットすると、そのセ
ットした状態で、各バイト40a,40b,…40fの
刃先の位置に関する測定を行なえるので、測定結果のバ
ラツキが少なく、複数の微細な溝を精度よく加工するこ
とができる。
バイト40a,40b,…,40fをバイトセットホル
ダ10に連続してセットし、各バイト40a,40b,
…,40fと工作物Wとの相対位置調節をまとめて行な
っているので、各バイトを使用する毎に、一々、調整の
ための微小切り込み、工具顕微鏡等のセット、この工具
顕微鏡等を用いての測定、この測定結果に基づくバイト
と工作物との相対位置調整等を行なう必要がなくなり、
短時間で且つあまり手間を掛けずに、複数の微細な溝を
形成することができる。特に、この実施形態では、各バ
イトは、それぞれの切り込み方向Cが平行になるようバ
イトセットホルダ10に取り付けられ、しかも、各バイ
ト40a,40b,…40fは、独自に切り込み方向C
に移動させることができるので、切り込み方向Cにおけ
る各バイト40a,40b,…40fの刃先の位置を容
易に基準位置に合わせることができる。さらに、この実
施形態では、工具顕微鏡等を一度セットすると、そのセ
ットした状態で、各バイト40a,40b,…40fの
刃先の位置に関する測定を行なえるので、測定結果のバ
ラツキが少なく、複数の微細な溝を精度よく加工するこ
とができる。
【0034】実際に、以上で述べたバイトセットホルダ
10を用いて、以上で述べた切削方法で雄金型70を切
削加工したところ、加工面の最大粗さが0.1ミクロン
以下で、加工寸法誤差が0.5ミクロン以下になり、し
かも繰り返し安定性があることも確認できた。
10を用いて、以上で述べた切削方法で雄金型70を切
削加工したところ、加工面の最大粗さが0.1ミクロン
以下で、加工寸法誤差が0.5ミクロン以下になり、し
かも繰り返し安定性があることも確認できた。
【0035】なお、以上の実施形態では、バイト位置調
節ボルト30でバイト台20の位置を変えているが、こ
のバイト位置調節ボルト30の換わりに、例えば、ベー
ス11とバイト台20との間にピエゾ素子を配し、この
ピエゾ素子でバイト台20とベースとを連結し、ピエゾ
素子にかける電圧を制御して、バイト台20の位置を変
えるようにしてもよい。
節ボルト30でバイト台20の位置を変えているが、こ
のバイト位置調節ボルト30の換わりに、例えば、ベー
ス11とバイト台20との間にピエゾ素子を配し、この
ピエゾ素子でバイト台20とベースとを連結し、ピエゾ
素子にかける電圧を制御して、バイト台20の位置を変
えるようにしてもよい。
【0036】また、以上の実施形態では、Z方向に関し
て、すべてのバイトの刃先を一律に基準位置に合わせた
が、あるバイトの刃先を基準位置からいくらかズラした
位置にセットし、このズラし量を制御部に入力してもよ
い。例えば、a面とg面との段差が20ミクロンで、a
面をバイト40cで加工し、g面をバイト40dで加工
する場合、Z方向に関して、バイト40cの刃先を基準
位置に位置させ、バイト40dを基準位置から(+)Z
方向に20ミクロンだけズラして、20ミクロンを制御
部に入力し、バイト40cとバイト40dとを用いて、
一度に、a面及びg面を切削するようにしてもよい。
て、すべてのバイトの刃先を一律に基準位置に合わせた
が、あるバイトの刃先を基準位置からいくらかズラした
位置にセットし、このズラし量を制御部に入力してもよ
い。例えば、a面とg面との段差が20ミクロンで、a
面をバイト40cで加工し、g面をバイト40dで加工
する場合、Z方向に関して、バイト40cの刃先を基準
位置に位置させ、バイト40dを基準位置から(+)Z
方向に20ミクロンだけズラして、20ミクロンを制御
部に入力し、バイト40cとバイト40dとを用いて、
一度に、a面及びg面を切削するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、複数のバイトをバイト
セットホルダに連続して取り付けられ、しかも、各バイ
トと工作物との相対位置調節をまとめて行なえるので、
各バイトを使用する毎に、一々、調整のための微小切り
込み、工具顕微鏡等のセット、この工具顕微鏡等を用い
ての測定、この測定結果に基づくバイトと工作物との相
対位置調整等を行なう必要がなくなり、短時間で且つあ
まり手間を掛けずに、複数の微細な溝を形成することが
できる。さらに、本発明では、工具顕微鏡等を一度セッ
トすると、そのセットした状態で、各バイトの刃先の位
置に関する測定を行なえるので、測定結果のバラツキが
少なく、複数の微細な溝を精度よく加工することができ
る。
セットホルダに連続して取り付けられ、しかも、各バイ
トと工作物との相対位置調節をまとめて行なえるので、
各バイトを使用する毎に、一々、調整のための微小切り
込み、工具顕微鏡等のセット、この工具顕微鏡等を用い
ての測定、この測定結果に基づくバイトと工作物との相
対位置調整等を行なう必要がなくなり、短時間で且つあ
まり手間を掛けずに、複数の微細な溝を形成することが
できる。さらに、本発明では、工具顕微鏡等を一度セッ
トすると、そのセットした状態で、各バイトの刃先の位
置に関する測定を行なえるので、測定結果のバラツキが
少なく、複数の微細な溝を精度よく加工することができ
る。
【図1】本発明に係る一実施形態としてのバイトセット
ホルダの正面図である。
ホルダの正面図である。
【図2】図1におけるII矢視図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】本発明に係る一実施形態として切削装置の正面
図である。
図である。
【図5】図4におけるV矢視図である。
【図6】インクジェットヘッド部品の斜視図である。
【図7】インクジェットヘッド部品成形用雄型の断面図
である。
である。
【図8】本発明に係る一実施形態としての加工手順を示
す説明図である。
す説明図である。
10…バイトセットホルダ、11…ベース、12…バイ
ト台摺接部、14…ガイド溝、15…位置調節ボルト取
付部、18…ボルト孔、20…バイト台、21…バイト
受け座部、22…バイト接触面、24…ガイド凸部、2
5…バイト回転規制部、26…バイト回転規制面、28
…ネジ孔、29…バイト固定ボルト、30…バイト位置
調節ボルト、31…ボルト軸部、32…受け座、33…
ボルト頭、40,40a,40b,40c,40d,4
0e,40f…バイト、41…刃、42…シャンク、5
0…切削装置、51…テーブル、52…ヘッド、60…
インクジェットヘッド部品、61…インク溜り、62…
流路隔壁、63…インク流路、63b,63c,63
d,63e,63f,63g,63h…流路部、70…
インクジェットヘッド部品成形用雄金型、71…インク
溜り成形用凸部、72…流路隔壁成形部、73b,73
c,73d,73e,73f,73g,73h…インク
流路成形用凸部。
ト台摺接部、14…ガイド溝、15…位置調節ボルト取
付部、18…ボルト孔、20…バイト台、21…バイト
受け座部、22…バイト接触面、24…ガイド凸部、2
5…バイト回転規制部、26…バイト回転規制面、28
…ネジ孔、29…バイト固定ボルト、30…バイト位置
調節ボルト、31…ボルト軸部、32…受け座、33…
ボルト頭、40,40a,40b,40c,40d,4
0e,40f…バイト、41…刃、42…シャンク、5
0…切削装置、51…テーブル、52…ヘッド、60…
インクジェットヘッド部品、61…インク溜り、62…
流路隔壁、63…インク流路、63b,63c,63
d,63e,63f,63g,63h…流路部、70…
インクジェットヘッド部品成形用雄金型、71…インク
溜り成形用凸部、72…流路隔壁成形部、73b,73
c,73d,73e,73f,73g,73h…インク
流路成形用凸部。
Claims (4)
- 【請求項1】バイトが取り付けられるバイトセットホル
ダにおいて、 複数の前記バイトが互いに略平行な状態で配置されるベ
ースと、 複数の前記バイトが互いに略平行な状態を維持しつつ、
前記ベースに対して複数の該バイトをその切り込み方向
にそれぞれ個別に相対移動させて、複数の該バイトのそ
れぞれの該切り込み方向の位置を調節するバイト位置調
節手段と、 を備えていることを特徴とするバイトセットホルダ。 - 【請求項2】請求項1記載のバイトセットホルダにおい
て、 前記バイト位置調節手段は、 複数の前記バイトがそれぞれ固定さる複数のバイト台
と、 複数の該バイト台が前記ベースに対して前記切り込み方
向にそれぞれ個別に相対移動可能に、該ベースと複数の
該バイト台とを連結し、複数の該バイト台に固定されて
いる各バイトの該切り込み方向の位置をそれぞれ調節す
る位置調節部材と、 を有することを特徴とするバイトセットホルダ。 - 【請求項3】請求項2記載のバイトセットホルダにおい
て、 複数の前記バイト台と前記ベースとのうち、一方に凸部
が形成され、他方に該凸部が嵌まり込み前記切り込み方
向に長いガイド溝が形成されていることを特徴とするバ
イトセットホルダ。 - 【請求項4】複数のバイトを用いて、工作物を切削する
切削方法において、 前記工作物を切削するのに必要な複数のバイトと、 複数の前記バイトが取り付けられる請求項1から3のい
ずれか一項に記載のバイトセットホルダと、 前記工作物が固定されるテーブル、前記バイトセットホ
ルダが固定されるヘッド、及び、該テーブルと該ヘッド
とを相対移動させる移動手段を備えた切削装置と、 を予め準備しておき、 複数の前記バイトを前記バイトセットホルダに取り付け
ると共に、該バイトセットホルダを前記ヘッドに固定
し、 前記工作物を前記テーブルに固定し、 複数のバイトのうち、一つのバイトを基準バイトとし
て、前記移動手段を駆動して該基準バイトの刃先を前記
工作物に対する目的の位置に移動させ、該基準バイトの
刃先に関する目的の位置を基準位置とし、 前記基準バイトを除く他のバイトに関して、前記バイト
位置調節手段で、前記切り込み方向における他の該バイ
トの刃先の位置を、前記基準位置に合わせ、又は該基準
位置から予め定めた距離の位置に合わせ、 前記他のバイトに関して、前記切り込み方向に垂直な方
向における、前記基準位置に対する該他のバイトの刃先
の相対位置を測定し、 前記他のバイトに刃先に関する、前記切り込み方向にお
ける前記基準位置に対する位置、及び前記切り込み方向
に垂直な方向における該基準位置に対する位置から、該
他のバイトの刃先の前記工作物に対する相対位置を割り
出し、 複数の前記バイトの前記工作物に対するそれぞれの前記
相対位置に基づいて、該工作物に対する各バイトの動作
がそれぞれの目的の動作になるよう、前記移動手段を動
作させることを特徴とする切削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9084902A JPH10277832A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | バイトセットホルダ、及びこれを用いた切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9084902A JPH10277832A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | バイトセットホルダ、及びこれを用いた切削方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10277832A true JPH10277832A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13843677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9084902A Pending JPH10277832A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | バイトセットホルダ、及びこれを用いた切削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10277832A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014008553A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | 加工ヘッド |
| US9810817B2 (en) | 2008-04-02 | 2017-11-07 | 3M Innovative Properties Company | Light directing film and method for making the same |
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-
1997
- 1997-04-03 JP JP9084902A patent/JPH10277832A/ja active Pending
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