JPH10278329A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH10278329A
JPH10278329A JP8974097A JP8974097A JPH10278329A JP H10278329 A JPH10278329 A JP H10278329A JP 8974097 A JP8974097 A JP 8974097A JP 8974097 A JP8974097 A JP 8974097A JP H10278329 A JPH10278329 A JP H10278329A
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JP
Japan
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thermal head
heating element
common electrode
scanning direction
electrode
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JP8974097A
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Yasunobu Kidoura
康宣 木戸浦
Hajime Kato
肇 加藤
Yoshiyuki Shishido
善幸 宍戸
Yasumitsu Yokoyama
保光 横山
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッド装置におけるリード電極およ
び発熱体の新しい配置・形状パターンを提案することに
より、サーマルヘッドの延命の向上を図り、ユーザにと
っても環境にとっても望ましいサーマルヘッドを提供す
る。 【解決手段】 発熱抵抗体4の一方に共通電極2aを他
方に個別電極3を接続して形成した第1および第2の発
熱体4A,4Bを有し、第1の発熱体4Aを主走査方向
Sにアレイ状に複数個配列したサーマルヘッド50であ
って、第2の発熱体4Bを、第1の発熱体4Aに対し
て、副走査方向Fにその配置位置をずらして(発熱体4
Aと発熱体4Bとの間隔を1.4mm以下とし)、主走
査方向Sにアレイ状に複数個配列したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドに
関し、感熱記録紙等に感熱的に画像記録を行う感熱記録
装置および感熱孔版マスタ等に感熱製版を行う感熱製版
装置等に用いられるサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば薄膜サーマルヘッドを
用いて、感熱記録紙や感熱孔版マスタ等の感熱メディア
に感熱的に画像記録や感熱製版を行うことが広く行われ
ている。このような薄膜サーマルヘッドの構造は、図1
8ないし図20に示すような構造を有している。図19
は、主走査方向Sと直交する副走査方向F(感熱メディ
アの搬送方向でもある)におけるサーマルヘッド100
の断面構造を示している。サーマルヘッド100は、図
19に示すように、その一番下部に放熱板6と呼ばれて
いるアルミニウムでできたベースが形成され、この放熱
板6の上部にセラミックスでできた基板5が形成され、
この基板5の上部にグレーズ層1と呼ばれているガラス
でできた40〜80μm程度の厚さの層が形成されてい
る。そして、このグレーズ層1の上部にタンタル(T
a)系合金材等でできている発熱抵抗体層4が形成さ
れ、この発熱抵抗体層(以下、単に「発熱抵抗体」とい
うときがある)4を挾んでアルミニウムでできた共通電
極2および個別電極3が形成されており、これら両者を
合わせてリード電極と呼んでいる。
【0003】リード電極の共通電極2と個別電極3とで
囲まれた発熱抵抗体4のa,bで示す領域部分は、発熱
体4A(あるいは発熱素子もしくは発熱抵抗体領域とも
呼ばれる)と呼ばれており、この例の場合は平面視で矩
形状をなしている。このように、発熱体4Aは、発熱抵
抗体4の一方に共通電極2を、他方に個別電極3を接続
されて形成されている。サーマルヘッド100の主走査
方向には、発熱体4Aがアレイ状に複数配列されてい
る。以下、図の明確化を図るため発熱体4Aの平面視形
状を梨地模様で示す。共通電極2は、図18に示すよう
に、主走査方向Sに延びて形成された広幅パターン2A
と呼ばれている部分に接続されている。発熱体4A、共
通電極2、個別電極3および広幅パターン2A等のさら
に上部であるサーマルヘッド100の表面部には、Si
−O−N系の材料が蒸着されて形成された保護膜7と呼
ばれている層が形成されている。
【0004】図18において、符号8は発熱体4Aを駆
動させるドライブICを示し、従来のサーマルヘッド駆
動回路の例を図21に示す。サーマルヘッド駆動回路8
Bにおいて、書き込みデータは、画像データ信号より入
力され、クロック信号に同期し、シフトレジスタ13へ
シリアル転送される。そして、ある数(サーマルヘッド
100の発熱体数)を転送後、ラッチ信号によりシフト
レジスタ13のQ0,Q1…に書き込みデータ(画像デー
タ信号)が確定・出力される。次いで、通電信号のオン
時間とアンドゲート12をとることで、書き込みデータ
のあるところのドライブIC8がオンすることにより、
発熱体4A1,4A2…がオンし発熱する。つまり、サー
マルヘッド駆動回路8Bは、ドライブIC8を含み、画
像データ信号を取り込み、その画像データ信号に応じて
ドライブIC8を駆動させて発熱体4Aを選択的に発熱
駆動させるようになっている。
【0005】リード電極の共通電極2と個別電極3との
間に、ドライブIC8により選択的に一定のライン周期
をもって通電すると、その電気エネルギーが発熱体4A
で熱エネルギーに変換され、このとき発熱体4Aを流れ
る電流によりジュール熱が発生することにより、保護膜
7を介して接触する感熱メディアに熱が伝達され、感熱
紙への熱印字や感熱孔版マスタへの熱製版がされるよう
になっている。以下、熱印字や熱製版をまとめて単に熱
印字という。
【0006】一方、感熱記録紙や感熱孔版マスタ等の感
熱メディアを介して、サーマルヘッドに押圧するプラテ
ンローラやその下流側に配設されている搬送ローラ等に
より、感熱メディアを搬送するときには、感熱メディア
とプラテンローラおよびサーマルヘッドとの間に生じる
摩擦電気によって感熱メディアのプラテンローラへの張
り付きによる搬送不良が発生することがある。このよう
な感熱メディアの搬送不良の防止とプラテンローラおよ
びサーマルヘッドへの帯電量の低減を図る目的で、通
常、感熱メディアには種々の帯電防止剤等が塗布されて
いる。例えば、感熱メディアとして感熱孔版マスタを例
にとって説明すると、その搬送力を上げるために、ポリ
エステル等の熱可塑性樹脂フィルムと和紙や合成繊維あ
るいは和紙および合成繊維を混抄したものとを接着剤で
貼り合わせてラミネート構造としたものであって、帯電
防止剤の微量成分からなる層を形成したマスタや、実質
的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタであっ
て、帯電防止剤成分を含有しているものが用いられる。
帯電防止剤成分としては、例えば特開平6−32070
0号公報に記載されているような有機スルホン酸金属塩
等の吸湿性を有するもの、あるいは例えば特公平7−6
1750号公報に記載されているような第4アンモニウ
ム塩型等からなるカチオン系のものが使用され、この帯
電防止剤が熱可塑性樹脂フィルムに塗布等されて帯電防
止剤層が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような帯電防止剤層の塗布等により、感熱メディアの
搬送不良の防止と帯電量の低減を図ったとしても、サー
マルヘッドが図20に示すような微小構造を有すること
があることから、以下に述べるような問題点を生じてし
まう。
【0008】図20において、サーマルヘッド100の
微小構造の一つは、発熱抵抗体4の上部に形成されたリ
ード電極(共通電極2および個別電極3)端部等の段差
箇所において保護膜7に生じるステップガバレージのク
ラック101である。このステップガバレージのクラッ
ク101は、サーマルヘッド100の製造過程におい
て、保護膜7を蒸着させる際に、リード電極端等での段
差の影響を受けて保護膜形成後にも段差を生じている箇
所であるステップガバレージに発生するひび割れであ
る。
【0009】もう一つの微小構造は、サーマルヘッド1
00の製造過程における保護膜7の形成前後等におい
て、発熱体4A領域近傍の個別電極3や共通電極2上に
微小な異物が付着し、その異物の混入した部分が保護膜
7から剥がれてその剥離跡に符号102で示すようなピ
ンホール状の剥がれ跡が形成されることである。この異
物の剥がれた跡を以下、異物剥離箇所102という。
【0010】このようなステップガバレージのクラック
101および異物剥離箇所102を有するサーマルヘッ
ド100の表面部位には、上記のような帯電防止剤を用
いて帯電量を低減したとしても静電気は若干残留してい
る。そして、その状態を保ったままにしておくと、その
残留電位により、プラテンローラ、感熱メディア、サー
マルヘッド100の表面部位に生じたステップガバレー
ジのクラック101や、あるいは異物剥離箇所102、
リード電極に至る微弱な電気が流れる電流経路を形成し
てしまう。このような電流経路が形成されている状態に
おいて、感熱メディアに塗布されている上記した帯電防
止剤や接着剤等に含有されているカチオン系やアニオン
系等の物質が腐食性イオン生成物となり、この腐食性イ
オン生成物がサーマルヘッド100の表面部位に生じた
ステップガバレージのクラック101や異物剥離箇所1
02からサーマルヘッド100の内部に加速的にイオン
電導し、サーマルヘッド100のリード電極を腐食さ
せ、しまいにはリード電極の抵抗値が上がってしまい、
リード電極へ電力を供給しても発熱体4Aは発熱するこ
とができなくなってしまう。また、過度な熱的ストレス
による酸化や、物質そのものの変化によって発熱体4A
が破壊された場合においても、当然のことながら発熱体
4Aへ電流が供給されても発熱体4Aは発熱することが
できず、これらの結果としていわゆる画像抜けと呼ばれ
る現象が発生し、サーマルヘッド100の有する本来的
な画像再現性という機能を消滅させてしまうことで、サ
ーマルヘッド100が使用不能となる問題点があった。
【0011】また、例えば特開平6−320700号公
報に記載されているような種々の帯電防止剤に含まれて
いる有機スルホン酸金属塩等の吸湿性材料が、サーマル
ヘッド100の表面の保護膜7に接触することによる吸
湿作用によっても、結果的にサーマルヘッド100のリ
ード電極の腐食を一層促進させる場合もあった。
【0012】現在におけるサーマルヘッド100の製造
技術水準では、ステップガバレージのクラック101、
あるいは異物の混入を完全に防いで異物剥離箇所102
等を完全に無くすことは困難である上、異物剥離箇所1
02への腐食性イオン生成物の侵入を防ぐことも困難な
ものとなっている。それ故に、サーマルヘッド100を
使用する立場からすれば、サーマルヘッド100が上記
微小構造を有するものとしてサーマルヘッド100を使
わなければいけない現状にあり、結局、発熱体4A近傍
の1本のリード電極の腐食もしくは酸化、および1ビッ
トもしくは1画素の発熱体4Aの損傷により、画像抜け
(サーマルヘッド100の不良)となってしまい、高価
なサーマルヘッド100を交換するに至っていた。ま
た、上記した過度な熱的ストレスによる発熱体4Aの焼
損でも同様なことが起きていた。このことは、ユーザに
迷惑を掛けるばかりか、サーマルヘッド100の交換と
いうことでサーマルヘッド100自身を再利用すること
ができない点から、環境的にも決して望ましい状態であ
るとは言えないものとなっていた。
【0013】したがって、本発明の第1の目的は、上述
の問題点を解決するためになされたものであって、サー
マルヘッドにおけるリード電極および発熱体の新しい配
置・形状パターン、すなわち第1および第2の発熱体を
有し、第2の発熱体を、第1の発熱体に対して副走査方
向にその配置位置をずらして主走査方向にアレイ状に複
数個配列した構成等を提案することにより、サーマルヘ
ッドの延命の向上を図り、ユーザにとっても環境にとっ
ても望ましいサーマルヘッドを提供することにある。
【0014】第2の目的は、従来のサーマルヘッドにお
いても、リード電極等の損傷時や焼損時において予備的
なリード電極を構成しておくことにより、サーマルヘッ
ドの延命の向上を図り、ユーザにとっても環境にとって
も望ましいサーマルヘッドを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、請求項1記載の発明は、発熱抵抗体の
一方に共通電極を他方に個別電極を接続して形成した第
1および第2の発熱体を有し、第1の発熱体を主走査方
向にアレイ状に複数個配列したサーマルヘッドであっ
て、第2の発熱体を、第1の発熱体に対して、上記主走
査方向と直交する副走査方向にその配置位置をずらして
上記主走査方向にアレイ状に複数個配列したことを特徴
とする。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
ーマルヘッドにおいて、第1の発熱体および第2の発熱
体のうちの何れか一方が選択的に発熱駆動されることを
特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載のサ
ーマルヘッドにおいて、第1の発熱体と第2の発熱体と
が交互に発熱駆動されることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載のサーマルヘッドにおいて、上記副走査方向に
おける第1の発熱体と第2の発熱体との間隔を1.4m
m以下としたことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一つに記載のサーマルヘッドにおいて、第1の
発熱体および第2の発熱体の一方は上記個別電極を介し
て接続され、第1の発熱体の他方は第1の共通電極に、
第2の発熱体の他方は第2の共通電極にそれぞれ接続さ
れており、第1の共通電極および第2の共通電極のうち
の何れか一方を選択的に通電するための共通電極切替手
段を有することを特徴とする。
【0020】共通電極切替手段としては、ジャンパー線
によって切り替える手段、有接点型の機械式のリレー素
子あるいは無接点型の半導体素子を用いたフォトMOS
リレーやSSR(ソリッドステート リレー)等のリレ
ー、スイッチによる手段もしくはセレクタICで切り替
える等の種々の周知の手段が挙げられる。これらの各切
替手段をマイクロコンピュータやマイクロプロセッサあ
るいは制御回路に接続して、一方の発熱体ラインが使用
不能となったとき、もしくはその信号を受けて上記各切
替手段を他方の発熱体ラインに通電するべく、自動的に
切り替えさせるようにしてもよい。またこれに限らず、
手動の切替スイッチを設けて、一方の発熱体ラインが使
用不能となったときに、ユーザが他方の発熱体ラインに
通電するべく上記切替スイッチを手動で切り替えてもよ
い。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項2,3また
は4記載のサーマルヘッドにおいて、第1の発熱体およ
び第2の発熱体の一方には上記共通電極がそれぞれ接続
され、第1の発熱体および第2の発熱体の他方には独立
した上記個別電極がそれぞれ接続されており、各上記個
別電極を選択的に通電する個別電極切替手段を有するこ
とを特徴とする。
【0022】個別電極切替手段としては、好ましくは、
第1の発熱体および第2の発熱体を発熱駆動させるサー
マルヘッド駆動回路内に各上記個別電極を選択的に通電
するセレクタを配設して自動的に制御する。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4または6記載のサーマルヘッドにおいて、上記共
通電極および/または上記個別電極が、複数に分割・分
離されていることを特徴とする。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項5記載のサ
ーマルヘッドにおいて、第1の共通電極、第2の共通電
極および/または上記個別電極が、複数に分割・分離さ
れていることを特徴とする。
【0025】請求項9記載の発明は、発熱抵抗体の一方
に共通電極を他方に個別電極を接続して形成した発熱体
を主走査方向にアレイ状に複数個配列したサーマルヘッ
ドにおいて、上記共通電極および/または上記個別電極
が、複数に分割・分離されていることを特徴とする。
【0026】本発明におけるサーマルヘッドは、いわゆ
る薄膜サーマルヘッドにおいて、平面型ラインサーマル
ヘッドの他に、部分グレーズ型のサーマルヘッドを用い
てもよく、またサーマルヘッドの発熱体の平面形状は、
いわゆる矩形型の他に、熱集中型であっても勿論よく、
あらゆるタイプのサーマルヘッドが対象となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態を説明する。上述した従来の技術お
よび後述する発明の実施の形態等に亘り、同一の機能お
よび形状等を有する構成部品等については、同一符号を
付すことによりその説明をできるだけ省略する。図にお
いて一対で構成されていて特別に区別して説明する必要
がない構成部品は、説明の簡明化を図る上から、その片
方を適宜記載することでその説明に代えるものとする。
また、各発明の実施の形態(以下、単に「実施の形態」
という)のサーマルヘッドにおける発熱体、共通電極、
個別電極等の主走査方向および副走査方向の大きさ・寸
法は、対象とする感熱メディアを取り扱う装置によって
それぞれ異なる最適な範囲の値を有するので、説明の簡
明化を図るためその一々の実施例については適宜省略す
る。
【0028】(実施の形態1)図1ないし図4を参照し
て、本発明に係る実施の形態1について説明する。図1
において、符号50は実施の形態1のサーマルヘッドを
示す。この実施の形態1のサーマルヘッド50の断面構
造については、図19において、サーマルヘッド100
の断面と異なる所を括弧を付して区別して示してある。
サーマルヘッド50は、図19に示すように、断面構造
的にはサーマルヘッド100の断面と略同様の構造を有
しているが、保護膜7を透過して見た平面視状態で特徴
的なリード電極および発熱体の配置パターンを有する。
図1および図19において、符号1はサーマルヘッド5
0のグレーズ層を示す。サーマルヘッド50の断面は、
その下部から順に放熱板6、基板5、グレーズ層1、発
熱抵抗体4までは従来におけるサーマルヘッド100の
断面と同じ積層構造をなす。符号2a,2bは共通電極
を、符号3は個別電極をそれぞれ示し、両者を合わせて
リード電極と呼ぶ。これらの共通電極2a,2b、個別
電極3は、発熱抵抗体4上に積層形成されている。
【0029】サーマルヘッド50は、図1に示すよう
に、第1の発熱体4A(以下、単に「発熱体4A」とい
う)と第2の発熱体4B(以下、単に「発熱体4B」と
いう)とを有する。発熱体4Aは、共通電極2aと個別
電極3とに囲まれた発熱抵抗体4の領域に矩形上をなし
て形成されている。一方、発熱体4Bは、個別電極3と
共通電極2bとに囲まれた発熱抵抗体4の領域に矩形上
をなして形成されている。以下、図の簡明化を図るため
発熱体4Aの表示と同様に発熱体4Bの平面視形状を梨
地模様で示す。
【0030】このように、サーマルヘッド50は、発熱
抵抗体4の一方に共通電極2a,2bを他方に個別電極
3,3を接続して形成された発熱体4A,4Bを有し、
発熱体4Aを主走査方向Sにアレイ状に複数個配列して
いて、発熱体4Bを、発熱体4Aに対して副走査方向F
にその配置位置をずらして主走査方向Sにアレイ状に複
数個配列されていることを特徴としている。また、サー
マルヘッド50は、発熱体4A,4Bの一方は個別電極
3を介して接続され、発熱体4Aの他方は共通電極2b
に、発熱体4Bの他方は共通電極2bにそれぞれ接続さ
れていることも特徴としている。従来のサーマルヘッド
100では、1つのリード電極に対して1つの発熱体4
Aが配置・接続されていたが、この実施の形態1では1
つの個別電極3に対して2つの発熱体4A,4Bが配置
・接続されている。また、このサーマルヘッド50で
は、発熱体4Bが、発熱体4Aに対して主走査方向Sに
ずれて配置されている。
【0031】副走査方向Fにおける発熱体4Aと発熱体
4Bとの間隔(ピッチ寸法)Lは、好ましくは45〜1
00μm程度で製作されているが、後述する理由および
現在のサーマルヘッド50の製造技術水準から40μm
〜1.4mmとしている。
【0032】各発熱体4Aの他方を接続している共通電
極2aは、主走査方向Sの図において左側に延び、か
つ、クランク状に折曲がった形状パターンを有してい
て、その端部には符号Aで示す第1の共通電極が形成さ
れている。一方、各発熱体4Bの他方を接続している共
通電極2bは、主走査方向Sの図において左側に延び、
かつ、クランク状に折曲がった形状パターンを有してい
て、その端部には符号Bで示す第2の共通電極が形成さ
れている。これらの第1および第2の共通電極A,Bの
何れか一方には、後述するように、発熱体4A,4Bの
うちの何れか一方を選択的に通電するために電圧が印加
されるようになっている。
【0033】この実施の形態1では、図2および図3に
示すように、サーマルヘッド50における第1および第
2の共通電極A,Bのうちの何れか一方を選択的に通電
して電圧VHDを印加するための共通電極切替手段を構
成する切替スイッチ35を有している。図3は、サーマ
ルヘッド駆動回路を示し、同図において符号4A1,4
2は、一方の主走査方向に配列された発熱体列の抵抗
を、符号4B1,4B2は他方の主走査方向に配列された
発熱体列の抵抗をそれぞれ示す。
【0034】サーマルヘッド駆動回路8Bにおいて、書
き込みデータは、画像データ信号より入力され、クロッ
ク信号に同期し、シフトレジスタ13へシリアル転送さ
れる。そして、ある数(サーマルヘッド50の発熱体
数)を転送後、ラッチ信号によりシフトレジスタ13の
0,Q1…に書き込みデータ(画像データ信号)が確定
・出力される。次いで、通電信号のオン時間とアンドゲ
ート12をとることで、書き込みデータのあるところの
ドライブIC8がオンすることにより、発熱体4A
1…、発熱体4B1…がオンし発熱する。ここで、発熱体
4A1…列と発熱体4B1…列とに対する通電の切替は、
共通電極A,Bへの電圧VHDの印加(通電)の切替で
実施される。実際には、サーマルヘッド駆動回路8B
は、ドライブIC8からシフトレジスタ13まで一体の
IC(集積回路)となってサーマルヘッド50に搭載さ
れる。
【0035】つまり、このサーマルヘッド駆動回路8B
は、ドライブIC8を含み、画像データ信号を取り込
み、その画像データ信号に応じて最終的にドライブIC
8を駆動させて、発熱体4A,4Bを選択的に発熱駆動
させるようになっている。
【0036】例えば、切替スイッチ35により共通電極
Aが選択された場合、共通電極Aより供給された電流が
共通電極2aを通り、サーマルヘッド駆動回路8Bのド
ライブIC8により画像データ信号に対応して選択され
た発熱体4Aに選択的に一定のライン周期をもって通電
信号に応じた通電が行われ、その電気エネルギーが発熱
体4Aで熱エネルギーに変換されてジュール熱が発生
し、保護膜(図示せず)を介して接触する感熱メディア
mが熱印字される。一方、例えば、切替スイッチ35に
より共通電極Bが選択された場合、共通電極Bより供給
された電流が共通電極2bを通り、サーマルヘッド駆動
回路8BのドライブIC8により画像データ信号に対応
して選択された発熱体4Bに選択的に一定のライン周期
をもって通電信号に応じた通電が行われ、その電気エネ
ルギーが発熱体4Bで熱エネルギーに変換されてジュー
ル熱が発生し、保護膜(図示せず)を介して接触する感
熱メディアmが熱印字される。
【0037】切替スイッチ35としては、ジャンパー線
によって切り替える手段、有接点型の機械式のリレー素
子あるいは無接点型の半導体素子を用いたフォトMOS
リレーやSSR(ソリッドステート リレー)等のリレ
ー、スイッチによる手段もしくはセレクタICで切り替
える等の種々の周知の手段が挙げられる。
【0038】次に、図5ないし図8を参照して、副走査
方向Fにおける発熱体4Aと発熱体4Bとの間隔Lを4
0μm〜1.4mmとした理由について述べる。一般的
に多くの公報にあるように、図5および図6に示すよう
な従来型のサーマルヘッド100を用いて熱印字する場
合、各種の感熱メディアmを介してサーマルヘッド10
0をプラテンローラ51に押し付けて(あるいはプラテ
ンローラ51をサーマルヘッド100に押し付けて)、
サーマルヘッド100の発熱体4Aの熱を感熱メディア
mに伝達し、画像形成を行うようになっている。その場
合、一般的に、プラテンローラ51の直径は12〜24
mm程度のものが使用され、そのプラテンローラ押し圧
は1.5〜3.5N/cm程度で設定・使用されてい
る。この場合、プラテンローラ51とサーマルヘッド1
00との副走査方向Fの接地面幅(以下、「ニップ幅」
という)の最小値は、最悪の組み合わせで、つまりプラ
テンローラ51の直径が12mm、プラテンローラ押し
圧が1.5N/cmの組み合わせで決まる。
【0039】サーマルヘッド100の発熱体4Aの熱を
感熱メディアmに画像形成上問題なく伝達することがで
きるプラテンローラ51とサーマルヘッド100との副
走査方向Fの有効接地面幅(以下、「有効ニップ幅」と
いう)の範囲が存在することは、言うまでもないところ
である。また、その有効ニップ幅は、プラテンローラ5
1の直径が小さく、かつ、プラテンローラ51の押し圧
が小さいほど小さくなることも経験則からよく理解でき
るところである。
【0040】ここで、有効ニップ幅が最も小さくなるプ
ラテンローラ51の直径12mmでのプラテンローラ押
し圧と有効ニップ幅との関係を実験的に求めてみる。図
5および図6は、プラテンローラ51で感熱メディアm
をサーマルヘッド100に押し付けた状態を示してい
る。このような図5および図6に示す状態で、プラテン
ローラ51を副走査方向Fに移動可能にして、プラテン
ローラ51をサーマルヘッド100に対して副走査方向
Fの図において左側および右側に位置を少しずつずらし
ていき、そのときのサーマルヘッド100の発熱体4A
から感熱メディアmへの熱伝達状態の良否を感熱メディ
アmの画像形成状態の良否で目視確認した結果につい
て、図7(a),(b),(c)に示してある。図7
(a),(b),(c)の横軸には、プラテンローラ5
1のサーマルヘッド100に対する副走査方向Fへの移
動距離(mm)をとってあり、取り敢えず画像上良好な
状態が確保できるニップ幅の中央をゼロ(0)mmとし
た。図8は、図7(a),(b),(c)の結果に基づ
いて、横軸にプラテンローラ押し圧(N/cm)をとる
と共に縦軸に有効ニップ幅(mm)をとって、プラテン
ローラ押し圧(N/cm)と有効ニップ幅(mm)との
関係をグラフ化したものである。
【0041】実験条件としては、感熱メディアmとして
ワードプロセッサのプリンタ等で使用されている一般的
な感熱紙を使用し、プラテンローラ51は直径12mm
のもので、シリコーンゴム厚2mm(芯金直径8m
m)、ゴム硬度HS(JIS−Aスケール)43度の物
を使用した。サーマルヘッド100の発熱体4Aの寸法
としては、図18に示した寸法でa×b=50×60μ
mの物を用いた。なお、通常のサーマルヘッド100の
発熱体4Aの寸法の範囲a×b=120×140μm以
内までの物ならば、有効ニップ幅の有効数字に対して十
分小さいので、実験誤差等も考慮してこの発熱体4Aの
寸法を問題とする必要がない。
【0042】上記した結果より、プラテンローラ51の
直径が12mm、プラテンローラ押し圧が1.5N/c
mである最悪の組み合わせ条件で、サーマルヘッド10
0の副走査方向Fに1.4mmの有効ニップ幅を確保で
きることが求まった。プラテンローラ51の直径が12
mmを超える場合、プラテンローラ押し圧が1.5N/
cmを超える場合は、その有効ニップ幅が1.4mm以
上になることは言うまでもない。
【0043】上記実験の仕方については、上記例に限ら
ず、サーマルヘッド100を副走査方向Fに移動可能に
して、サーマルヘッド100をプラテンローラ51に対
して副走査方向Fの図において左側および右側に位置を
少しずつずらして求めることも勿論できる。また、従来
型のサーマルヘッド100に限らず、実施の形態1のサ
ーマルヘッド50を用いて、その何れか一方の発熱体4
A,4Bを切替スイッチ35により選択的に発熱駆動さ
せて実験を行うことも勿論できる。
【0044】次に、図4を参照して、副走査方向Fにお
ける発熱体4Aと発熱体4Bとの間隔Lの下限値寸法に
ついて述べる。発熱体4Aと発熱体4Bとの間のリード
電極等の寸法l1,l2,l3は、現在のサーマルヘッド
50の製造プロセスにおけるエッチング精度上5μm以
上は必要となっている。また、発熱体4A,4Bの副走
査方向Fの副走査方向寸法a1,a2は、各種感熱メディ
アmにより異なり、かつ、その副走査方向Fの解像度か
らも異なる。例えば、副走査方向解像度300dpi時
では副走査方向寸法a1,a2は40〜120μmで、副
走査方向解像度400dpi時では副走査方向寸法
1,a2は25〜85μmでそれぞれ現在使用されてい
る。
【0045】これらの寸法関係により、発熱体4Aと発
熱体4Bとの下限値の間隔Lは、L=l1+l2+l3
(1/2)・a1+(1/2)・a2となる。ここで例え
ば、副走査方向解像度400dpiとした時、副走査方
向寸法a1,a2は共に25μmであるので、L=5+5
+5+(1/2)・25+(1/2)・25=40[μ
m]となる。
【0046】上述したように、発熱体4Aと発熱体4B
との間のリード電極等の寸法l1,l2,l3は、現在の
サーマルヘッド50の製造プロセス上の限界値であり、
今後の超微細加工技術の発展によってはさらに精度向上
を望めるため、発熱体4Aと発熱体4Bとの下限値の間
隔Lをさらに小さくすることが可能となる。
【0047】実施の形態1のサーマルヘッド50では、
発熱体4Bは、発熱体4Aに対して主走査方向Sにずれ
て配置されているが、最大、主走査方向Sにおける各発
熱体4A,4Bのピッチ分ずれていても、通常は発熱体
4Aのみ、あるいは発熱体4Bのみ通電されて発熱駆動
されるので、発熱体4A同士のピッチおよび発熱体4B
同士のピッチが守られていれば、印字画像品質上問題と
なることはなく、他の調整(例えば、画像を主走査方向
Sにずらすように制御および/または用紙をずらしてセ
ットする等)により補うことができる。この場合、より
好ましくは、後述するように図10に示す変形例2のサ
ーマルヘッド50Bのようにするのがよい。
【0048】(実施の形態1の変形例1)図9を参照し
て、実施の形態1の変形例1について説明する。この変
形例1は、実施の形態1のサーマルヘッド50に対し
て、サーマルヘッド50Aを有することのみ相違する。
サーマルヘッド50Aは、サーマルヘッド50に対し
て、サーマルヘッド50における基板5上に積層形成さ
れた一方の共通電極2bに代えて、一方の共通電極2b
(サーマルヘッド50の共通電極と識別するため黒太ラ
イン状に示されている)をドライブIC8等を搭載する
ドライブ回路搭載基板37に配設したことのみ相違す
る。ドライブ回路搭載基板37は、図9において破線で
囲んで示されているが、この変形例1では説明の簡明化
を図るためその詳細構成を省略している。
【0049】(実施の形態1の変形例2)図10を参照
して、実施の形態1の変形例2について説明する。この
変形例2は、実施の形態1のサーマルヘッド50に対し
て、サーマルヘッド50Bを有することのみ相違する。
サーマルヘッド50Bは、サーマルヘッド50に対し
て、発熱体4Bが発熱体4Aと主走査方向Sにおいて同
じ位置、換言すれば主走査方向Sにずれないように配置
されていることのみ相違する。
【0050】(実施の形態1の変形例3)この変形例3
は、変形例1のサーマルヘッド50Aに対して、サーマ
ルヘッド50Cを有することのみ相違する。サーマルヘ
ッド50Cは、サーマルヘッド50Aに対して、発熱体
4Bが発熱体4Aと主走査方向Sにおいて同じ位置、換
言すれば主走査方向Sにずれないように配置されている
ことのみ相違する。
【0051】上述したようなサーマルヘッド50を具備
した実施の形態1および各サーマルヘッド50A,50
B,50Cを具備した変形例1ないし3によれば、発熱
体4A,4Bを有し、発熱体4Aを、発熱体4Bに対し
て、副走査方向Fにおける発熱体4Aと発熱体4Bとの
間隔Lを40μm〜1.4mmとし、有効ニップ幅に相
当する副走査方向Fにその配置位置をずらして主走査方
向Sにアレイ状に複数個配列した構成を有することによ
って、切替スイッチ35により選択的に通電されていた
発熱体4A,4Bの何れか一方が、リード電極の腐食や
熱的ストレス等による焼損等の不具合を生じて使用不能
となったような場合であっても、発熱体4A,4Bの何
れか他方を使用することができるので、サーマルヘッド
50,50A,50B,50Cの延命効果の向上を図
り、ユーザにとっても環境にとっても望ましいサーマル
ヘッド50,50A,50B,50Cを提供することが
できる。
【0052】また、サーマルヘッド50,50A,50
B,50Cの発熱体4A,4Bとプラテンローラ51と
のニップ位置については、機械的に調整することなく変
更することができる。つまり、現在のサーマルヘッドの
製造技術水準においては、副走査方向Fにおける発熱体
4Aと発熱体4Bとの間隔Lを好ましくは40μm〜
1.4mmとしたことにより、将来的には発熱体4Aと
発熱体4Bとの間隔Lを1.4mm以下とすることで4
0μmよりもさらに小さい間隔とすることも可能となる
ことにより、略どのようなプラテンローラの直径、プラ
テンローラ押し圧でも上記利点を得ることができる。
【0053】(実施の形態2)この実施の形態2は、実
施の形態1における共通電極切替手段としての切替スイ
ッチ35に代えて、発熱体4Aと発熱体4Bとが交互に
発熱駆動されるように制御する制御手段を有することの
み相違する。この場合の制御手段としては、例えば有接
点型の機械式のリレー素子あるいは無接点型の半導体素
子を用いたフォトMOSリレーやSSR(ソリッドステ
ート リレー)等のリレーを用いて、これらの何れか一
つの手段を発熱体4Aと発熱体4Bとが交互に発熱駆動
されるように制御する制御回路で構成すれば簡単に実施
することができる。
【0054】例えば孔版印刷機等のマスタ穿孔用として
実施の形態1のサーマルヘッド50を使用するような場
合、最初のマスタの製版時には発熱体4Aのラインを使
用するようにし、次のマスタの製版時には発熱体4Bの
ラインを使用するというように、発熱体4Aと発熱体4
Bとが交互に発熱駆動されるように制御することによっ
て、片方のラインに上述したような不具合が発生した時
点で、残りの片方のラインだけを使用するようにする
と、製版が連続して行われるような場合でも1つの発熱
体ラインに対する放熱効果が上がり、さらにサーマルヘ
ッド50の延命、換言すれば耐久信頼性の向上を図れ
る。この場合、上記したように、版ごとの発熱体ライン
の切り替えは、上記リレー等により自動的に切り替える
ように制御すればよい。
【0055】なお、この実施の形態2は、サーマルヘッ
ド50を具備した実施の形態1に限らず、各サーマルヘ
ッド50A,50B,50Cを具備した変形例1ないし
3にも同様にして適用することができることは言うまで
もない。
【0056】(実施の形態3)図12および図13を参
照して、実施の形態3について説明する。
【0057】この実施の形態3は、実施の形態1のサー
マルヘッド50に代えて、サーマルヘッド50Dを有す
ることのみ相違する。サーマルヘッド50Dは、サーマ
ルヘッド50に対して、発熱体4A,4Bの一方は個別
電極3を介して接続され、発熱体4Aの他方は共通電極
2aに、発熱体4Bの他方は共通電極2bにそれぞれ接
続されている構成に代えて、発熱体4A,4Bの一方に
は共通電極2aがそれぞれ接続され、発熱体4A,4B
の他方には独立した個別電極3がそれぞれ接続されてい
ること、および共通電極切替手段としての切替スイッチ
35に代えて、各個別電極3を選択的に通電するための
個別電極切替手段を構成するセレクタIC9および個別
電極セレクト信号制御装置(図示せず)を有することが
主に相違する。
【0058】なお、一部説明が重複するが、サーマルヘ
ッド50と同様の構成についても述べておく。共通電極
2aは、上記したように発熱体4A,4Bの一方を接続
していて、広幅パターンを形成している。サーマルヘッ
ド50Dは、サーマルヘッド50と同様に、発熱体4A
を主走査方向Sにアレイ状に複数個配列していて、発熱
体4Bを、発熱体4Aに対して副走査方向Fにその配置
位置をずらして主走査方向Sにアレイ状に複数個配列さ
れている。副走査方向Fにおける発熱体4Aと発熱体4
Bとの間隔(ピッチ寸法)Lは、サーマルヘッド50と
同様に、好ましくは45〜100μm程度で製作されて
いるが、上述した理由等から40μm〜1.4mmとし
ている。
【0059】図12および図13において、符号8Cは
サーマルヘッド駆動回路を示す。サーマルヘッド駆動回
路8C内には、発熱体4A,4Bを発熱駆動させるドラ
イブIC8と、ドライブIC8をして1つの画像データ
信号に対して2つの発熱体4A,4Bラインの中から1
つの発熱体ラインを選択させるセレクタIC9と、セレ
クタIC9をして1つの画像データ信号に対して2つの
発熱体4A,4Bラインに対応したドライブIC8の中
から1つの発熱体を選択させるようにドライブIC8を
選択させるための個別電極セレクト信号10を送信する
上記個別電極セレクト信号制御装置とから主に構成され
ている。セレクタIC9には、ドライブIC8をして1
つの画像データ信号に対して2つの発熱体4A,4Bの
中から1つの発熱体を選択させるための出力端子QA
Bがそれぞれ設けられている。
【0060】サーマルヘッド駆動回路8Cは、図3に示
したサーマルヘッド駆動回路8Bに対して、シフトレジ
スタ13への出力後に、セレクタIC9を搭載したこと
が主に相違する。すなわち、サーマルヘッド駆動回路8
Cでは、シフトレジスタ13からの書き込みデータ(画
像データ信号)が、セレクタIC9内のD端子に入力さ
れると、個別電極セレクト信号10のH,L信号によ
り、セレクタIC9内の出力端子QA,QBの何れかに出
力される。実際には、サーマルヘッド駆動回路8Cは、
ドライブIC8からシフトレジスタ13まで一体のIC
(集積回路)となってサーマルヘッド50Dに搭載され
る。
【0061】例えば、上記個別電極セレクト信号制御装
置からの個別電極セレクト信号10により、セレクタI
C9内の出力端子QAが選択された場合、共通電極2が
接続された広幅パターン2aから供給された電流は、セ
レクタIC9およびドライブIC8により選択され画像
データ信号に対応した発熱体4Aラインの各発熱体4A
を通り、個別電極3へと流れる。このとき、各発熱体4
Aでは選択的に一定のライン周期をもって通電信号に応
じた通電が行われ、その電気エネルギーが発熱体4Aで
熱エネルギーに変換されてジュール熱が発生し、保護膜
(図示せず)を介して接触する感熱メディアmが熱印字
される。一方、例えば、上記個別電極セレクト信号制御
装置からの個別電極セレクト信号10により、セレクタ
IC9内の出力端子QBが選択された場合、共通電極2
が接続された広幅パターン2aから供給された電流は、
セレクタIC9およびドライブIC8により選択され画
像データ信号に対応した発熱体4Bのラインの各発熱体
4Bを通り、個別電極3へと流れる。このとき、各発熱
体4Bでは選択的に一定のライン周期をもって通電信号
に応じた通電が行われ、その電気エネルギーが発熱体4
Bで熱エネルギーに変換されてジュール熱が発生し、保
護膜(図示せず)を介して接触する感熱メディアmが熱
印字される。
【0062】(実施の形態3の変形例4)図14を参照
して、実施の形態3の変形例4について説明する。この
変形例4は、実施の形態3のサーマルヘッド50Dに対
して、サーマルヘッド50Eを有することのみ相違す
る。サーマルヘッド50Eは、サーマルヘッド50Dに
対して、発熱体4Bが発熱体4Aと主走査方向Sにおい
て同じ位置、換言すれば主走査方向Sにずれないように
配置されていることのみ相違する。
【0063】上述したようなサーマルヘッド50Dを具
備した実施の形態3およびサーマルヘッド50Eを具備
した変形例4によれば、発熱体4A,4Bを有し、発熱
体4Aを、発熱体4Bに対して、副走査方向Fにおける
発熱体4Aと発熱体4Bとの間隔Lを40μm〜1.4
mmとし、有効ニップ幅に相当する副走査方向Fにその
配置位置をずらして主走査方向Sにアレイ状に複数個配
列した構成を有することによって、上記個別電極セレク
ト信号制御装置およびセレクタIC9により選択的に通
電されていた発熱体4A,4Bの何れか一方が、リード
電極の腐食や熱的ストレス等による焼損等の不具合を生
じて使用不能となったような場合であっても、上記個別
電極セレクト信号制御装置からの個別電極セレクト信号
10によってセレクタIC9が切り替え制御され、残っ
た発熱体4A,4Bの何れか他方を使用することができ
るので、サーマルヘッド50D,50Eの本来の機能を
損なうことなく、サーマルヘッド50D,50Eの延命
効果の向上を図り、ユーザにとっても環境にとっても望
ましいサーマルヘッド50D,50Eを提供することが
できる。
【0064】また、サーマルヘッド50D,50Eの発
熱体4A,4Bとプラテンローラ51とのニップ位置に
ついては、実施の形態1と同様に、機械的に調整するこ
となく変更することができる。
【0065】(実施の形態4)この実施の形態4は、実
施の形態3における個別電極切替手段を構成するセレク
タIC9および上記個別電極セレクト信号制御装置に代
えて、発熱体4Aと熱体4Bとが交互に発熱駆動される
ように制御する制御手段を有することのみ相違する。こ
の場合の制御手段としては、実施の形態1と同様の制御
構成、例えば有接点型の機械式のリレー素子あるいは無
接点型の半導体素子を用いたフォトMOSリレーやSS
R(ソリッドステート リレー)等のリレーを用いて、
これらの何れか一つの手段を発熱体4Aと熱体4Bとが
交互に発熱駆動されるように制御する制御回路で構成す
れば簡単に実施することができる。
【0066】(実施の形態5)図15および図16を参
照して、本発明の実施の形態5について説明する。図1
5において、符号50Fは実施の形態5のサーマルヘッ
ドを示す。この実施の形態5のサーマルヘッド50F
は、発熱体4Aのラインにおける各発熱体4Aがそれぞ
れ1本の共通電極2および個別電極3に接続されて形成
されている従来型のサーマルヘッド100に代えて、発
熱体4Aのラインにおける各発熱体4Aがそれぞれ複数
に分割・分離(この例の場合2本)されている共通電極
21,22および個別電極31,32に接続されて形成
されていることのみ相違する。これらの共通電極21,
22および個別電極31,32をリード電極と呼ぶ。
【0067】広幅パターン2Aから供給された電流は、
それぞれの共通電極21,22を通り、発熱体4Aを通
過して個別電極31,32へそれぞれ流れる。このと
き、発熱体4Aのライン中の画像信号に対応した発熱体
4Aにおいては、選択的に一定のライン周期をもって通
電信号に応じて通電され、その電気エネルギーが発熱体
4Aで熱エネルギーに変換されてジュール熱が発生し、
保護膜(図示せず)を介して接触する感熱メディアmが
熱印字される。
【0068】なお、リード電極の分割・分離されている
本数は、図15に示した実施の形態5における2本のも
のに限らず、共通電極および個別電極が3本以上であっ
てもよいことは言うまでもない。また、これらに限ら
ず、共通電極または個別電極が、2本のものに分割・分
離されていたり、3本以上のものに分割・分離されてい
たりしても構わない。
【0069】(実施の形態5の変形例5)図17を参照
して、実施の形態5の変形例5について説明する。図1
7において、符号50Gはこの変形例5のサーマルヘッ
ドを示す。この変形例5のサーマルヘッド50Gは、実
施の形態5のサーマルヘッド50Fに対して、各発熱体
4Aに接続される共通電極21,22および個別電極3
1,32との領域が、発熱体の近傍では、分割・分離し
ていないことのみ相違する。
【0070】したがって、上述したようなサーマルヘッ
ド50Fを具備した実施の形態5およびサーマルヘッド
50Gを具備した変形例5によれば、発熱体4Aライン
における各発熱体4Aがそれぞれ複数に分割・分離(こ
の例の場合2本)されているリード電極、すなわち共通
電極21,22および個別電極31,32に接続されて
形成されていることにより、片方のリード電極(共通電
極21,22および個別電極31,32の何れか一方)
が上記したようなリード電極の腐食や酸化等による損傷
や断線等の不具合を生じて使用不能となったような場合
であっても、残りの1本のリード電極(共通電極21,
22および個別電極31,32の何れか他方)があるた
め、従来型のサーマルヘッド100のように1本のリー
ド電極しか有していないものに比較して、サーマルヘッ
ド50F,50Gの寿命が向上する。
【0071】今仮に、発熱体4Aに接続されている共通
電極21,22において、そのうちの1本の共通電極2
1が、サーマルヘッド50F,50Gの製造プロセスに
おいて、共通電極21上に微小な異物が付着したりし
て、その後、その異物の混入した部分が保護膜形成過程
時に保護膜から剥がれたりしてピンホール状の剥がれ跡
である異物剥離箇所102等(図20参照)ができたり
する。このような異物剥離箇所102等を有するサーマ
ルヘッド50F,50G使用中に、感熱メディアmに塗
布されている帯電防止剤や接着剤等に含有されているカ
チオン系やアニオン系等の物質が腐食性イオン生成物と
なり、この腐食性イオン生成物がサーマルヘッド50
F,50Gの表面部位に生じた異物剥離箇所からサーマ
ルヘッド50F,50Gの内部に加速的にイオン電導
し、サーマルヘッド50F,50Gのリード電極を腐食
させたりして、しまいにはリード電極の抵抗値が上がっ
てしまい、発熱体4Aへの電流の供給が遮断され、発熱
体4Aは発熱することができなくなってしまう。
【0072】しかしながら、共通電極21による発熱体
4Aへの電流の供給が遮断されたとしても、残る共通電
極22を通って発熱体4Aに電流が供給されるので、発
熱体4Aには、発熱体4Aライン中の画像信号に対応し
た発熱体4Aにおいては、選択的に一定のライン周期を
もって通電信号に応じて通電させることができる。この
ことは、個別電極31,32においても同様のことが言
える。また、このことは他の酸化等の原因系による損傷
や断線等の不具合時においても同様のことが言える。
【0073】なお、実施の形態5および変形例5の考え
方は、上記した実施の形態1から実施の形態4およびこ
れらの各変形例に適用することができることは言うまで
もない。
【0074】以上述べたとおり、本発明を特定の実施例
を含む実施の形態等について説明したが、本発明の構成
は、上述した各実施の形態等に限定されるものではな
く、これらを適宜組合わせて構成してもよく、本発明の
範囲内において、その必要性及び用途等に応じて種々の
発明の実施の形態や実施例を構成し得ることは当業者な
らば明らかである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、発熱抵抗体の一方に共通電極を他方に個別
電極を接続して形成した第1および第2の発熱体を有
し、第1の発熱体を主走査方向にアレイ状に複数個配列
したサーマルヘッドであって、第2の発熱体を、第1の
発熱体に対して、主走査方向と直交する副走査方向にそ
の配置位置をずらして主走査方向にアレイ状に複数個配
列したことにより、第1および第2の発熱体ラインの何
れか一方が、従来の技術で詳述したようなリード電極の
腐食や酸化等による損傷等の不具合を生じて機能を果た
さなくなったり使用不能になったりしたような場合であ
っても、第1および第2の発熱体ラインの何れか他方の
発熱体ラインに切り替えてサーマルヘッドを使用するこ
とができるので、サーマルヘッドの寿命が向上、換言す
ればサーマルヘッドの耐久信頼性が向上する。したがっ
て、本来ならばサーマルヘッドが再利用することができ
なかったことを考慮すると、ユーザにとっても環境にと
っても望ましいサーマルヘッドを提供することができ
る。
【0076】請求項2記載の発明によれば、第1の発熱
体および第2の発熱体のうちの何れか一方が選択的に発
熱駆動されることにより、上記発明の効果をより確実に
奏する。
【0077】請求項3記載の発明によれば、第1の発熱
体と第2の発熱体とが交互に発熱駆動されることによ
り、第1の発熱体および第2の発熱体のうちの何れか一
方の発熱体ラインに上述したような不具合が発生した時
点で、残りの第1の発熱体および第2の発熱体のうちの
何れか他方の発熱体ラインだけを使用するようにする
と、サーマルヘッドが連続して使用されるような場合で
も1つの発熱体ラインに対する放熱効果が上がり、サー
マルヘッドのさらなる寿命の向上を図れる。したがっ
て、本来ならばサーマルヘッドが再利用することができ
なかったことを考慮すると、ユーザにとっても環境にと
ってもさらに望ましいサーマルヘッドを提供することが
できる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、副走査方向
における第1の発熱体と第2の発熱体との間隔を1.4
mm以下としたことにより、略どのようなプラテンロー
ラの直径および/またはプラテンローラの押し圧でも対
応することができるとともに、サーマルヘッドにおける
第1および第2の発熱体位置とプラテンローラのニップ
位置の機械的な調整を実施しなくても、上記した各発明
の効果を奏することができる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、第1の発熱
体および第2の発熱体の一方は個別電極を介して接続さ
れ、第1の発熱体の他方は第1の共通電極に、第2の発
熱体の他方は第2の共通電極にそれぞれ接続されてお
り、第1の共通電極および第2の共通電極のうちの何れ
か一方を選択的に通電するための共通電極切替手段を有
することにより、第1および第2の発熱体ラインの何れ
か一方が、上述したような不具合を生じて機能を果たさ
なくなったり使用不能になったりしたような場合には、
共通電極切替手段により第1および第2の発熱体ライン
の何れか他方の発熱体ラインに自動的に切り替えられ
て、サーマルヘッドを使用することができるので、サー
マルヘッドの寿命がより確実に向上する。
【0080】請求項6記載の発明によれば、第1の発熱
体および第2の発熱体の一方には共通電極がそれぞれ接
続され、第1の発熱体および第2の発熱体の他方には独
立した個別電極がそれぞれ接続されており、各個別電極
を選択的に通電する個別電極切替手段を有することによ
り、第1および第2の発熱体ラインの何れか一方が、上
述したような不具合を生じて機能を果たさなくなったり
使用不能になったりしたような場合には、個別電極切替
手段により第1および第2の発熱体ラインの何れか他方
の発熱体ラインに自動的に切り替えられて、サーマルヘ
ッドを使用することができるので、サーマルヘッドの寿
命がより確実に向上する。
【0081】請求項7記載の発明によれば、共通電極お
よび/または個別電極が、複数に分割・分離されている
ことにより、上記各発明の効果に加えて、さらに以下の
作用効果を奏する。第1の発熱体や第2の発熱体におけ
る共通電極および/または個別電極が、従来の技術で詳
述したようなリード電極の腐食や酸化等による損傷等の
不具合を生じて機能を果たさなくなったり使用不能にな
ったりしたような場合であっても、残りの分割・分離さ
れた共通電極および/または個別電極があるため、これ
を使用することができので、サーマルヘッドのさらなる
寿命の向上を図れる。したがって、本来ならばサーマル
ヘッドが再利用することができなかったことを考慮する
と、ユーザにとっても環境にとってもさらに望ましいサ
ーマルヘッドを提供することができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、第1の発熱
体や第2の発熱体における第1の共通電極、第2の共通
電極および/または個別電極が、複数に分割・分離され
ていることにより、上記各発明の効果に加えて、さらに
以下の作用効果を奏する。第1の共通電極、第2の共通
電極および/または個別電極が、従来の技術で詳述した
ようなリード電極の腐食や酸化等による損傷等の不具合
を生じて機能を果たさなくなったり使用不能になったり
したような場合であっても、残りの分割・分離された第
1の共通電極、第2の共通電極および/または個別電極
があるため、これを使用することができるので、サーマ
ルヘッドのさらなる寿命の向上を図れる。したがって、
本来ならばサーマルヘッドが再利用することができなか
ったことを考慮すると、ユーザにとっても環境にとって
もさらに望ましいサーマルヘッドを提供することができ
る。
【0083】請求項9記載の発明によれば、発熱抵抗体
の一方に共通電極を他方に個別電極を接続して形成した
発熱体を主走査方向にアレイ状に複数個配列した従来型
のサーマルヘッドにおいても、共通電極および/または
個別電極が、複数に分割・分離されていることにより、
共通電極および/または個別電極が従来の技術で詳述し
たようなリード電極の腐食や酸化等による損傷等の不具
合を生じて機能を果たさなくなったり使用不能になった
りしたような場合であっても、残りの分割・分離された
共通電極および/または個別電極があるため、これを使
用することができるので、サーマルヘッドの寿命の向上
を図れる。したがって、本来ならばサーマルヘッドが再
利用することができなかったことを考慮すると、ユーザ
にとっても環境にとっても望ましいサーマルヘッドを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1を示すサーマルヘッ
ドにおけるリード電極および発熱体の配置・形状パター
ンの要部の平面図である。
【図2】実施の形態1におけるサーマルヘッドの要部の
電子回路図である。
【図3】図2におけるサーマルヘッドの電子回路を別の
面から見た場合の電子回路図である。
【図4】実施の形態1におけるサーマルヘッドの第1お
よび第2の発熱体の間隔を説明するための要部の平面図
である。
【図5】図4における第1および第2の発熱体の間隔設
定値を導入するためのサーマルヘッドとプラテンローラ
との押圧状態を示す要部の正面図である。
【図6】図5におけるa部の拡大正面図である。
【図7】図4における第1および第2の発熱体の間隔設
定値を導入するためのプラテンローラ押し圧を変化させ
たときの画像状態とニップ幅との関係を表す説明図であ
る。
【図8】図4における第1および第2の発熱体の間隔設
定値を導入するためのプラテンローラ押し圧と有効ニッ
プ幅との関係を表すグラフである。
【図9】実施の形態1の変形例1におけるサーマルヘッ
ドのリード電極および発熱体の配置・形状パターンの要
部の平面図である。
【図10】実施の形態1の変形例2におけるサーマルヘ
ッドのリード電極および発熱体の配置・形状パターンの
要部の平面図である。
【図11】実施の形態1の変形例3におけるサーマルヘ
ッドのリード電極および発熱体の配置・形状パターンの
要部の平面図である。
【図12】本発明に係る実施の形態3を示すサーマルヘ
ッドにおけるリード電極および発熱体の配置・形状パタ
ーンの要部の平面図である。
【図13】実施の形態3におけるサーマルヘッドの要部
の電子回路図である。
【図14】実施の形態3の変形例4におけるサーマルヘ
ッドのリード電極および発熱体の配置・形状パターンの
要部の平面図である。
【図15】本発明に係る実施の形態5を示すサーマルヘ
ッドにおけるリード電極および発熱体の配置・形状パタ
ーンの要部の平面図である。
【図16】実施の形態5におけるサーマルヘッドの要部
の電子回路図である。
【図17】実施の形態5の変形例5におけるサーマルヘ
ッドのリード電極および発熱体の配置・形状パターンの
要部の平面図である。
【図18】従来のサーマルヘッドのリード電極および発
熱体の配置・形状パターンの要部の平面図である。
【図19】図18におけるサーマルヘッドのS19−S
19の断面図である。
【図20】従来のサーマルヘッドの問題点を説明するた
めの要部の拡大断面図である。
【図21】従来のサーマルヘッドの要部の電子回路図で
ある。
【符号の説明】
1 グレーズ層 2,2a,2b,21,22 共通電極 3,31,32 個別電極 4A 第1の発熱体 4B 第2の発熱体 7 保護膜 9 個別電極切替手段を構成するセレクタIC 35 共通電極切替手段を構成する切替スイッチ 50,50A,50B,50C,50D,50E,50
F,50G サーマルヘッド 51 プラテンローラ 100 従来のサーマルヘッド 101 ステップガバレージのクラック 102 異物剥離箇所 A 第1の共通電極 B 第2の共通電極 L 第1の発熱体と第2の発熱体との間隔 m 感熱メディア VHD 電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宍戸 善幸 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内 (72)発明者 横山 保光 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱抵抗体の一方に共通電極を他方に個別
    電極を接続して形成した第1および第2の発熱体を有
    し、第1の発熱体を主走査方向にアレイ状に複数個配列
    したサーマルヘッドであって、 第2の発熱体を、第1の発熱体に対して、上記主走査方
    向と直交する副走査方向にその配置位置をずらして上記
    主走査方向にアレイ状に複数個配列したことを特徴とす
    るサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1記載のサーマルヘッドにおいて、 第1の発熱体および第2の発熱体のうちの何れか一方が
    選択的に発熱駆動されることを特徴とするサーマルヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】請求項1記載のサーマルヘッドにおいて、 第1の発熱体と第2の発熱体とが交互に発熱駆動される
    ことを特徴とするサーマルヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載のサーマルヘッ
    ドにおいて、 上記副走査方向における第1の発熱体と第2の発熱体と
    の間隔を1.4mm以下としたことを特徴とするサーマ
    ルヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の何れか一つに記載のサ
    ーマルヘッドにおいて、 第1の発熱体および第2の発熱体の一方は上記個別電極
    を介して接続され、第1の発熱体の他方は第1の共通電
    極に、第2の発熱体の他方は第2の共通電極にそれぞれ
    接続されており、 第1の共通電極および第2の共通電極のうちの何れか一
    方を選択的に通電するための共通電極切替手段を有する
    ことを特徴とするサーマルヘッド。
  6. 【請求項6】請求項2,3または4記載のサーマルヘッ
    ドにおいて、 第1の発熱体および第2の発熱体の一方には上記共通電
    極がそれぞれ接続され、第1の発熱体および第2の発熱
    体の他方には独立した上記個別電極がそれぞれ接続され
    ており、 各上記個別電極を選択的に通電する個別電極切替手段を
    有することを特徴とするサーマルヘッド。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4または6記載のサー
    マルヘッドにおいて、 上記共通電極および/または上記個別電極が、複数に分
    割・分離されていることを特徴とするサーマルヘッド。
  8. 【請求項8】請求項5記載のサーマルヘッドにおいて、 第1の共通電極、第2の共通電極および/または上記個
    別電極が、複数に分割・分離されていることを特徴とす
    るサーマルヘッド。
  9. 【請求項9】発熱抵抗体の一方に共通電極を他方に個別
    電極を接続して形成した発熱体を主走査方向にアレイ状
    に複数個配列したサーマルヘッドにおいて、 上記共通電極および/または上記個別電極が、複数に分
    割・分離されていることを特徴とするサーマルヘッド。
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